マット・リーヴス監督が、『THE BAMAN-ザ・バットマン-』(以下、『ザ・バットマン』)でロバート・パティンソンが演じるバットマンについて、故カート・コバーンにインスパイアされて書いたと「Empire」誌に語った。リーヴス監督は、ピーター・クレイグと共同で脚本を手掛けている。「私は脚本を書くときは、音楽を聴いています。(『ザ・バットマン』の)最初の部分を書いているとき、ニルヴァーナの『Something In The Way』を聴いていたんです」とカートが1991年に書いた1曲を挙げた。この曲は『ザ・バットマン』の予告編にも使われている。「その音楽を聴いていたとき、私たちがこれまで見てきたプレイボーイタイプのブルース・ウェイン(バットマン)ではなく、大きな悲劇を経験して世捨て人になったという別のタイプのブルースを描いたらどうかと思いました。それで、ガス・ヴァン・サント監督の『ラストデイズ』にも結びつきがある、腐敗した社会に存在するフィクション化されたカート・コバーン版(のブルース)の構想を立て始めました」と語っている。『ラストデイズ』はカートをモデルとして、伝説のアーティストの最期の2日間を描いた作品。リーヴス監督は、カートがモデルのバットマンをロバートが演じることに、「ロックスターのように見えながらも世捨て人にも見える」として適役だと思ったという。(Hiromi Kaku)■関連作品:THE BATMAN -ザ・バットマン- 2022年3月11日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2021年12月20日冬の気配を感じたなら、ニットを買いに行こう。常識的な形はもう飽きた、ノーマルなデザインではもう物足りない。そんな人たちにおくる、愛着の湧くニットたち。自由なマインドでニットと一緒の冬を謳歌しよう。愛でる、ニットこの冬の愛でたいニット、ナンバーワン。といえば、イザベル・マランのフィッシャーマンニット。かつてのジーン・セバーグが愛用していたケーブルニットを思い出させるボリュームもかわいいし、意外性あるスクエアフォルム、長め袖と短め着丈の関係、ちょっとだけハイネック、どれも女性を引き立たせる要素につき、もう相棒にするしかない。ケーブル網ニット 12万6,000円(イザベル マラン TEL:03–5772–0412)ふわっふわにブラッシングした柔らかな毛並みのモヘアセーター。ゆるい着心地でカート・コバーンさえ思わせるグランジ感を、儚いモヘアニットでラグジュリアスに仕立てる、ハイ×ローミックスにより目覚めたロマンティックなニットの魅力。ボーダーニット 11万4,000円(マーク ジェイコブス/マーク ジェイコブス カスタマーセンター TEL:03–4335–1711)ノスタルジックなノルディックニットも、sacaiをチョイスすることで脱・常識に。編みのハイブリットによる予想外のバランス&フィット感、カッティングにジップを使った遊び。加えて、ボリューミーなタートルネックはセパレート。ギミックを存分に活用して。ネックウォーマー付ニット 9万8,000円(サカイ TEL:03–6418–5977) 寒い冬には、ブランケットに埋もれるようにニットを纏う日があってもいい。極太&ローゲージのチャンキーニットは、この秋冬に本格デビューしたKota Gushikenの手編みのピース。1点1点、デザイナーのマインドを内包したアイテムから学ぶ、ニットへの愛。ニット 14万6,000円(コウタグシケン/info@kotagushiken.com)寒い季節だからこそ、鮮やかな色で元気を着たい! 寒空に映える、4色も欲張ったジオメトリックな配色。ざっくりした着心地もちょうどよく、前後の丈感でも遊びたいから、アウターが必要になる前のシーズンをこれ1着で十分に楽しんで。タートルニット 3万3,000円(PS ポール・スミス/ポール・スミス リミテッド TEL:03–3478–5600)クラシックが流行りだけど“正統派”で収まりたくないのが今年の秋冬ファッションへの心持ち。トラッドなチルデンニットはケリー・グリーンのカラーに挑戦。マイルドなニットなら鮮烈な色も取り入れやすい◎チルデンニット 2万7,000円(エイチ ビューティ&ユース TEL:03-6438-5230)--staff--photography : Kazuki Satostyling:Mai Sakai
2019年10月15日イタリアのジーンズブランド「GAS(ガス)」より、アメリカのロックバンド「ニルヴァーナ(Nirvana)」の伝説的フロントマンであるカート・コバーンをモチーフにした限定スウェットシャツとTシャツが登場。2018年2月下旬より発売される。ボローニャをベースとするギャラリーとのコラボレーションで生まれた2000枚限定のスウェットシャツとTシャツ。肖像写真で有名な写真家マイケル・ラビーンによる、カート・コバーンの写真が大胆にデザインされている。採用された写真は、米国のティーン雑誌『Sassy』のために1993年に撮影されたものであり、赤髪のカート・コバーンが写し出されている。ファンにはたまらない一着、是非チェックしてみては。【詳細】GAS 限定スウェットシャツ&Tシャツ発売時期:2018年2月下旬価格:・スウェットシャツ 18,000円+税・Tシャツ 9,800円+税サイズ:ウィメンズ XS、S、M / メンズ M、L、XL【問い合わせ先】GAS JAPANTEL:03-5772-0124
2018年01月27日カート・コバーンと娘のフランシス・ビーン・コバーン写真: Rex Features/AFLO 2月20日はニルヴァーナの故カート・コバーンの誕生日。一人娘のフランシス・ビーン・コバーンが、亡き父へ宛てた手書きのメッセージをSNSに投稿した。 「今日は50回目の誕生日になるはずだったね。あなたは愛され、恋しがられている。私に命の贈り物をありがとう。永遠にあなたの娘、フランシス・ビーン・コバーン」 カート・コバーンは1967年2月20日にワシントン州アバディーンで生まれた。1987年にニルヴァーナを結成、91年に先行シングル「Smells Like Teen Spirit」とアルバム「Nevermind」のヒットでオルタナティヴ・ロックの一大ムーブメントを巻き起こした。メジャーシーンを牽引していく立場となり、全世界の若者から熱狂的な支持を集める一方で、カートのドラッグとアルコールへの依存が加速。1994年の4月5日に27歳で命を絶った。 死の1カ月前、カートはドラッグとアルコールの過剰摂取で病院へ運ばれ、リハビリ施設に入所。退院のわずか数日後に頭をショットガンで打ち抜いた。発見されたとき、彼の手首には施設のリストバンドが巻かれたままだった。 その当時、フランシスはわずか2歳。遺書には、妻であるコートニー・ラヴに「フランシスを頼む。俺がいなくなれば、あの子の人生はずっとよくなる」とあった。
2017年02月21日カリスマ的人気を誇った米ロックバンド「ニルヴァーナ」のカート・コバーンの謎多き死を、当時の捜査資料や関係者へのインタビュー、証拠音声などから再び焦点を当てたドキュメンタリードラマ『ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン 死の疑惑~』。このほど、当時の妻コートニー・ラブが、カートの死の数日前に取った彼の失踪届にまつわる“疑惑”の本編映像が、いち早くシネマカフェに到着した。1994年4月5日、「ニルヴァーナ」のボーカル/ギター、カート・コバーンが死体で発見された。シアトル警察によって「自殺」と断定された稀代のロック・スターの早すぎる死に、世界中が驚愕に包まれ、悲しみを寄せた。しかし、妻であるコートニー・ラヴの私立探偵だったトム・グラントは、カートの死後も約20年にわたり独自に捜査。度重なるコートニー側の妨害などにも遭いながら、彼の死に関する幾つもの決定的な証明を展開するまでに至る…。タブーとされていた“カートの死”について深く切り込み、本国アメリカでも大きな話題を呼んだ本作。このたび解禁された本編映像の一部では、“カートの死”が発覚する数日前に取ったコートニーの不可解な行動が、当時の電話のやり取りによって発覚している。証拠音声ではコートニーが、「アルバムを売るためには、宣伝は必要」と夫カートが行方不明になったにも関わらず、私立探偵のグラントと冷静に会話している様子がうかがえる。また、話が失踪届を誰が提出したかという部分について話が移ると、「自分の名前で提出したら、本気にされない」「カートの母親の名前で提出した」と語り、エキセントリックとされているコートニーのイメージとはやや異なる彼女の行動が明らかになっている。本映像中にある、当時のニュース映像でも「母親のウェンディさんが失踪届を提出」と報道されている上、一度否定されていた“自殺の可能性”についても言及されている。死後20年以上経ても、未だ謎に包まれた“カート・コバーンの死”。世界中で物議を醸している“コートニー・ラヴの関与”説は果たして真実なのだろうか…!?本作の核心にも迫る本編映像を、まずはこちらから確かめてみて。『ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン死の疑惑~』は12月12日(土)より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン 死の疑惑~ 2015年12月12日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開(C) 2015 Valiant Productions, LLC All Rights Reserved
2015年12月07日1994年に突然の死を遂げた米人気バンド「ニルヴァーナ」のカート・コバーンの死に迫ったドキュメンタリードラマ『ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン死の疑惑~』。これまでタブーとされていた“カートの死”について深く切り込み、本国アメリカでも大きな話題を呼んだ本作から、彼の楽曲の中にも登場していた“自殺願望”について関係者が語る特別映像が解禁となった。1994年4月5日、「ニルヴァーナ」のボーカル&ギター、カート・コバーンがショットガンによる頭部被弾による死体で発見された。シアトル警察は「自殺」と断定、圧倒的なカリスマ性を放つロック・スターの早すぎる死に世界中のファンが驚愕し、悲しんだ。彼の妻コートニー・ラヴは、夫カートの死の数日前、一人の私立探偵トム・グラントを雇っていた。元LA保安官でもあるグラントは、雇われた当時のコートニーの状況、不可思議な死体発見現場、地元警察によるあまりにも早すぎる「自殺」の断定、そして幾つかの断片証拠から1つの仮説を作り上げる――。当時の捜査資料から、関係者へのインタビュー、証拠音声を元に製作され、物議を醸している本作。このたび、解禁された本編映像の一部では、カート・コバーンが、事件前から自殺願望を持っていたとされている“通説”が誤解だったことが解説されている。カートの友人の証言によると、「いつも幸せそうで、落ち込む様子もなかった」と、その楽曲の歌詞やパフォーマンスから受けるカートのイメージとは全く違った印象を明かす。また、カート自身も、生前のインタビューで「歌詞が独り歩きしてしまっていて、含みがあるように見えるかもしれないが、深い意味はない。文字通りジョークだ」と自殺と歌詞の関係性を否定。いまは亡き彼の笑顔を目にすることもできる。そのようなイメージが独り歩きしてしまった理由について、犯罪ジャーナリストのマックス氏は「カートは長い間、ひどい腹痛に苦しんでいて、それこそ死にたくなるほどの痛さだったそうだ」と言及し、それが全然違う意味で広がってしまったのではと考察する。事実、カートは事件から1年前の93年には、「(腹痛の)痛みは全くなくなった」とインタビューで答えていたのだ。最後に、マックス氏は、「コートニーが時間軸をめちゃくちゃにしたんだ。カートの自殺願望は真実だと思えない」と自身の見解を述べている。死後20年以上経ても、未だ謎に包まれた“カート・コバーンの死”。“妻コートニー・ラヴの関与”説は果たして真実なのだろうか…。“真実”は、まもなくスクリーンで明らかにされる。『ソークト・イン・ブリーチ』は12月12日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン 死の疑惑~ 2015年12月12日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開(C) 2015 Valiant Productions, LLC All Rights Reserved
2015年11月24日「ニルヴァーナ」のカート・コバーンの死の核心に迫ったドキュメンタリードラマが、『ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン死の疑惑~』として12月12日(土)より日本公開される。27歳という若さで急逝したロック界のカリスマの疑惑の死を題材にした衝撃作から、緊迫の予告編と場面写真が解禁となった。本作は、カートの妻コートニー・ラヴの私立探偵だったトム・グラントの仮説に基づき、捜査資料、事件関係者へのインタビュー、証拠音声などから、死後21年たった現在でも世界中で物議を醸しているカート・コバーンの“自殺”について迫っていくドキュメンタリー。届いた予告編では、コートニーと思われる女性の電話の声とともに、大人気バンド「ニルヴァーナ」を率いたカートの死が伝えられるシーンからスタート。ショットガンによる頭部被弾という姿で発見されたカート。地元のシアトル警察は「自殺」と断定するが…。ジェネレーションX(X年代)と呼ばれる世代のジョン・レノンだった、と紹介される、カリスマ性にあふれたロック・スターの早すぎる死。元LA保安官でもある私立探偵のグラントは、カートの死後も約20年にわたり独自の捜査を続けており、幾つもの決定的な証明を捜査資料、事件関係者へのインタビュー、証拠音声、再現ドラマで死の疑惑に迫っている。妻 “コートニーの関与”説=他殺説を決定づけるというショッキングな“真実”を、まずはこちらから確かめてみて。『ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン死の疑惑~』は12月12日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月09日「ニルヴァーナ」のカート・コバーンが、27歳の若さで不可解すぎる死を遂げてから21年。そのロック史のタブーに切り込んだ衝撃作が『ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン 死の真相~』として、12月12日(土)より日本公開されることが決定。併せて、憂いの瞳のカートが見つめる日本版ポスタービジュアルが解禁となった。1994年4月5日、米人気バンド「ニルヴァーナ」のギター&ボーカル、カート・コバーンが、ショットガンによる頭部被弾という姿で発見された。やがて地元のシアトル警察は「自殺」と断定。カリスマ性にあふれたロック・スターの早すぎる死に、世界中のファンが驚愕し、悲しんだ。だが、カートの妻であるコートニー・ラヴの私立探偵だったトム・グラントは、その後も、約20年にわたり独自の捜査を開始。度重なるコートニー側の妨害などにも遭いながら、幾つもの決定的な証明を展開するまでに至る。「カート・コバーンは妻、コートニー・ラヴによって殺された、正真正銘の他殺である」――。本作は、いまから21年前に突然の“猟銃自殺”を遂げたカートの死因を追るドキュメンタリードラマ。元LA保安官でもあるグラントの仮説に基づき、当時の捜査資料、関係者へのインタビュー、証拠音声を元に製作された本作は、タブーとされていた“カートの死”について深く切り込み、本国アメリカでも大きな話題を呼んだ。そして、細かなグラントの証明によって決定づけられたのは、“他殺説”。事件前後のコートニーの音声、専門家によるカートの遺書の筆跡鑑定、カートの死体とショットガンの配置、そして薬きょうの落ちていた場所…。次々に新事実が明らかになっていく。その不可解すぎる死の真相は、映画を観た者だけが知ることになるだろう。『ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン 死の真相~』は12月12日(土)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月18日1994年ーー自宅にてショットガンで自殺し世界中に衝撃を与えた、ロックバンド「NIRVANA」のフロントマン、カート・コバーン。そんな彼の壮絶な人生を、初の完全公認ドキュメンタリーとして映画化した作品『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』が、1週間限定で6月27日より全国にて公開されることが決定した。本作は、“史上最も革新的で、カート・コバーンの全てをさらけ出したドキュメンタリー”と評されており、ロック界に変革をもたらし、他界後もなお多くのクリエイターたちに影響を与え続けているカート、かつてない手法で迫ったドキュメンタリーだ。監督・脚本を務めたのは、『On the Ropes(原題)』でアカデミー賞「長編ドキュメンタリー賞」にノミネートされたブレット・モーゲン、さらに製作総指揮をカート・コバーンの娘フランシス・ビーン・コバーンが務めており、“コバーン家公認”の作品となっている。8年ほど前から本作の準備を進めていたモーゲン監督は、カートの家族から全面協力を得て、200時間を超える未発表楽曲と未公開映像、さらに日記、油絵や彫刻などのアート作品、写真などの私的なアーカイブを自由に閲覧する権利を与えられたという。また、カートの家族や「NIRVANA」のメンバーで友人のクリス・ノヴォセリック、カートの妻コートニー・ラヴなどこれまで口を堅く閉ざしてきた近親者のインタビューも収録し、今日に至るまで偶像視されてきた“カート・コバーン”という人物のパーソナルな部分を如実に描き出している。唯一無二のカリスマ性と、才能を持ちながら、誰よりも繊細だったカートのアーティストとしての源泉を幼少期まで遡り、不可能と思われる程の距離で彼の生涯に迫った本作。映画業界のみならず、多くのクリエイターたちに再び影響を与える1本となりそうだ。『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』は、6月27日(土)より1週間限定で全国にて公開。
2015年05月07日カート・コバーン初の完全公認ドキュメンタリー映画『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』が、1週間限定で6月27日(土)より全国にて公開することが決定した。ロック界に変革をもたらし、1994年に他界してからもなお多くの人々に影響を与え続けているロックバンド「NIRVANA」のフロントマン、カート・コバーン。かつてない手法で彼に迫り、“史上最も革新的で、カートの全てをさらけ出したドキュメンタリー”と評されるドキュメンタリー『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』が、1週間限定で6月27日(土)より全国にて公開することが決定した。監督・脚本を務めたのは、「On the Ropes(原題)」でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたブレット・モーゲン。さらに、製作総指揮をカートの娘フランシス・ビーン・コバーンが務めている。8年ほど前から本作の準備を進めていたブレット・モーゲン監督は、カートの家族から全面協力を得て、200時間を超える未発表楽曲と未公開映像、日記、油絵や彫刻などのアート作品、写真等のカートの私的なアーカイブを自由に閲覧する権利を与えられた。さらに、カートの家族や、バンドメンバーで友人のクリス・ノヴォセリック、カートの妻コートニー・ラヴなど、これまで口を閉ざしてきた近親者のインタビューも収録し、今日に至るまで偶像視されてきたカートという人物のパーソナルな部分を如実に描き出している。唯一無二のカリスマ性と才能を持ちながら、誰よりも繊細だったカートというアーティストを幼少期から追い、不可能と思われる程の距離で彼の生涯に迫った本作。これまでにも、マイケル・ピットが主演しガス・ヴァン・サントがメガホンを取った『ラストデイズ』など、彼の生涯と死に迫る数々の作品が発表されていきたが、本作は、むき出しで、正直で、全てをさらけ出してもなおひるまないカートという人間を描いた作品において、ひとつの決定版ともいえる内容になっている。尚、劇場公開時には、前例のない方法で本作を制作するに至ったブレッド・モーゲン監督の独占インタビュー映像も上映される。90年代における時代の寵児であった彼の姿を、ぜひ劇場で目撃してみて。『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』は、6月27日(土)より1週間限定で全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月07日