マーベル・スタジオ再始動の2021年を迎え、フェーズ4の幕開けを飾る「ワンダヴィジョン」が1月15日(金)17時より配信開始。この度、『アナと雪の女王』のロバート&クリステン・ロペス夫妻が手掛けたテーマソング入りの最新スポット映像と、ワンダやヴィジョンをはじめとしたキャラクターポスター4種が解禁された。『アナと雪の女王』の主題歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~」で世界にその名を轟かせた作曲家、ロバート&クリステン・ロペス夫妻といえば、同曲でアカデミー賞歌曲賞、グラミー賞2部門を夫婦揃って受賞し、ロバート・ロペスはエミー賞・グラミー賞・アカデミー賞・トニー賞の4つの賞“EGOT”を獲得した12人目の人物に。10年という最短記録で達成した。さらにクリステン・アンダーソン=ロペスが共同クリエイターを務めたミュージカル「In Transit」も新オフ・ブロードウェイミュージカル賞はじめ数々の賞にノミネートされるなど、作曲家として歴史に名を残す偉業を成し遂げた2人が満を持してマーベル作品に参加。解禁となった映像では、一生の愛を誓ったワンダとヴィジョンの幸せな様子を彩るポップなメロディがお披露目。本場ブロードウェイ仕込みの楽曲たちが、モノクロを交えたクラッシックな映像を彩り、往年のシットコム(シチュエーション・コメディ)作品の雰囲気が漂う全く新しいマーベル作品の誕生を予感させる。ロペス夫妻は「大学からの古い友人でもある監督のマット・シャックマンが私たちに声をかけたとき、こんな話がくるなんで思いもしなかった」と不思議な巡り合わせがあったこと明かす。また、「この作品の不穏な要素が入り混じった明るいシットコムの雰囲気をとても気に入ったし、本作のトーンに合わせた曲を作るのはとてもいい挑戦だった」ともコメント、ロペス夫妻によって手掛けられた楽曲による本格的な音楽演出とマーベルの融合に注目が集まる。併せて解禁となったのは、ワンダ(エリザベス・オルセン)とヴィジョン(ポール・ベタニー)はじめ、不気味な雰囲気漂う隣人アグネス(キャスリン・ハーン)や、『キャプテン・マーベル』から成長したモニカ・ランボー(テヨナ・パリス)のキャラクターポスター4種。1話ごとに異なる年代が設定として描かれるというストーリーに合わせた様々な形態のTVや、新たな戦いが予期されるヴィジョンやモニカの見え隠れするスーツなど、未だ明らかになっていない物語のヒントが散りばめられている。なお、配信に先駆けて3話までを視聴した海外メディアからは「何とも陽気で、異色で、新鮮な作品。とても面白い」(ROTTEN TOMATOES)、「面白くて懐かしい作品。私たちが観てきたいままでのマーベル作品とは比べ物にならないほどユニークだ。残りのエピソードが待ちきれない!」(BLACK GIRLS NERDS)、「スタートから夢中になった。可笑しくて、新鮮で、大胆で、魅力的で、そして不可解。物語の展開が楽しみで仕方がない」(AFP)など、多種多様な展開で世界を驚かせてきたマーベルが初の“シットコム”を描いた本作に驚きと絶賛のコメントが続出している。ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」は1月15日(金)より日米同時配信。(text:cinemacafe.net)
2021年01月14日アニメ『銀魂』が15年の時を経て、“本当の終わり”を迎えるーー。2003年に週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載をスタートした『銀魂』は、主人公・坂田銀時を中心に繰り広げられるSF時代劇コメディ作品だ。2010年にはTVアニメ化、度々の休止期間を挟みつつ、2018年まで約12年間にわたり放送を続けてきた。その間には『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』(2010年公開)、『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(2013年公開)と劇場版も2作公開。TVアニメ・劇場アニメでは幾度となく「終わる終わる詐欺」を繰り返し、視聴者を翻弄し続けてきた『銀魂』が、ついに公開中の映画3作目『銀魂 THE FINAL』で“本当のファイナル(最後)”となる。2019年に連載終了となった原作のラストをベースに物語が描かれた本作。銀時たちの前に立ちはだかるのは師匠・吉田松陽の別人格・虚(うつろ)だ。おなじみの万事屋メンバー新八、神楽、松陽の弟子である高杉、桂、さらには真選組も参戦し、それぞれの思いを胸に最後にして最大の敵に立ち向かう。今回は、坂田銀時役の杉田智和さん、志村新八役の阪口大助さん、神楽役の釘宮理恵さんの万事屋3人にインタビュー。『銀魂 THE FINAL』に対する思いや約15年間万事屋を演じ続けてきた中でのさまざまな“変化”を聞いた。作品が終わりを迎えても『銀魂』の世界は残り続けるーー「終わる終わる詐欺」で有名な『銀魂』ですが、『銀魂 THE FINAL』では“本当の終わり”を迎えます。本作のお話を受けた際の率直な思いをお聞かせください。杉田動じることはなかったです。「終わる終わる詐欺」と言われてきましたけど、当事者からすると過敏に騒ぐことは何の意味もないと思っているので。似たような言葉に「閉店セール」がありますが、名前の通りに受け取ると損をしますよね。いかにして物事に対して動じないか、そこへ意識が向いていたかもしれません。釘宮私も何年も前から「終わる終わる詐欺」を繰り返してきて心の準備が整っていたし、今回の映画で終わりになることは結構前から聞いていたんです。だから、土壇場になって心がざわつくこともなく。自然と「始まりがあるからには終わりもありますよね」と淡々とした気持ちで受け止められたと思います。ーー本作は原作のラストをベースに物語が描かれていきます。最初に台本をご覧になったときの感想をお願いします。阪口「あぁ、終わるんだな」と。原作も終わっていますし、そりゃ終わりますわとも思いました。でも、『銀魂』の世界は終わりではないから。僕と新八との繋がりは終わってしまうかもしれないけど、『銀魂』の世界に終わりがあるわけではないとハッキリ分かる終わり方でしたし。そこまで悲しさ、寂しさを感じることはなかったですね。釘宮阪口さんがおっしゃるように『銀魂』の未来を自由に思い描いていいと許されたような気がする終わり方で、台本を読み進めていくうちに腑に落ちて、ちょっと爽やかな気持ちにもなりました。落ち込むことはなかったです。むしろ、ここまで『銀魂』をやらせてもらえたのは「みなさんのおかげです!」と感謝の気持ちも湧き上がってきて、幸せな作品だなと思いました。ーー杉田さんはいかがでしょう?杉田台本をもらったときはどこまで読んだ方がいいかな……と思いました。チェックし過ぎると慣れてしまうので、無理に台本を見ないようにしていて。高杉役の子安武人さんがアフレコのテストが終わったとき、「大事なシーンだから何回も演じたくないよね」とおっしゃって、まさにその通りだと。そのとき出た言葉を信じたいと思いました。同じように原作もある時から読まなくなったんですよ。先を知り過ぎてしまうと新鮮な声が出ないかもしれない、とよく分からない不安に取りつかれて。原作があるから原作通りが正解、というのは違うとも思っていますし。阪口僕も原作はアニメが終わったら読むようにしていますね。やっぱり演じるときに新鮮でありたいし、新八は基本的に巻き込まれるキャラクターなので、用意されたリアクションにしたくないと思っているので。ーー『銀魂 THE FINAL』では感染対策を取りながら、万事屋3人でアフレコ収録されたとのこと。アフレコ中の印象的なエピソードはありますか?杉田ハプニングが起きなきゃいけないという使命感……。そんなハプニング起きないから!コメディ作品ほど、現場は誠実に真面目に収録していますよ。ふざけてしまったら完成しないんですよ。ただ、今回は(コロナ禍で)収録の方法がだいぶ変わったので、その状況下で上手く合わせることが大事になっていましたね。阪口そうですね。現場には万事屋の3人しかいなかったし、飛沫防止板がこんなに邪魔だとは思わなかったです。隣のくぎみー(釘宮)の雰囲気が全然感じ取れなくて、合わせづらかったです。釘宮いつも新八と神楽が声を合わせるときは、挙動で「せーの!」ってするのですが、空気の振動で何となくアクションより先にタイミングを図っている部分があったんです。その空気が今回は全く感じなかったんですよね。面白いくらい合わなくて(笑)。阪口こんなに合わねぇのか!って。釘宮いつもより大きくアクションを取って、ようやく合う感じでした。杉田それ以外はいつも通りでしたよ。アニメとしては終わるけど、『銀魂』は生き続けるし、ちっとも終わる実感はなかったです。強いていえば、最後に音響監督からさらっと「悔いはありませんか?」と聞かれたくらい。「ないですね」と答えました。現場も最後だからといって、何か挨拶を……みたいなことはなかったので。いい意味で普遍的なものが身についていると思います。阪口(笑)。まあでも、そういう空気をスタッフさんたちがつくってくれていたのかもしれないですけどね。「はい、じゃあ録りまーす!」といつも通りに始まっていつも通りに終わったんですよ。だから、感慨深さみたいなものはなかったですね。釘宮何年か時間が空いて、また始まってもおかしくないくらいいつも通り。この感じに体が慣れちゃっているかもしれないですね。“坂田銀時”として現場を引っ張り、守り続けてくれたーー長い月日関わってきた『銀魂』の現場ならではの特別感はありましたか?阪口笑うのを我慢するスタジオってそんなにないけど、『銀魂』に関しては変なところでツボに入るんですよね。テスト中に吹き出す現場は特別なのかなと思います。『銀魂』は別録りが少ない現場で、息が重なっていようがほかの人のセリフに被っていようが一緒に録ってくれるんですよ。普通はちょっと重なると別で録りますけど、そこはサウンドミキサーの野口さんの力で。杉田漫才のやり取りだから、ボケやツッコミを離してはいけないと。阪口一緒に録ることで、ボケとツッコミが重なっていくとテンションやテンポ感が変わってくるので。ただツッコミだけを録るのと、ボケを聞いた上でツッコミを録るのでは全く違うから、特殊であり、ありがたい現場でしたね。釘宮あまりにもみんなで掛け合いをすることに馴染み過ぎて、本編以外でたった一人で収録するときにキャラクターが分からなくなる状態に陥った時期があります。掛け合ってくれる相手がいないと自分がどんなテンションや温度感で話していたのか、迷子になった気持ちになって演じられないとシリアスに悩んでいましたね……。阪口そんなことが(笑)。あ、あとはアフレコ後のご飯が美味しかったね。杉田確かに記憶にたくさん残っています。今日は早く終わらせて天ぷら食べに行こうとか。ひとつの楽しみでしたね。阪口オリンピックを見ながらご飯を食べたこともありましたね。そういう意味でも万事屋含め、キャスト間の距離が近かった気がします。ーー15年アニメ『銀魂』で銀時を演じてきて、杉田さんご自身の中に何か変化はありましたか?杉田何か変化があったというより、どうやって食らいついていこうかばかりを考えていた気がします。自分のことしか考えていない変人の桂は一番周りを見ていて、自分の考えを絶対に曲げないと主張する高杉こそ分かり合いたいという空気を出す。楽しく生きられればいいと思う坂本は、楽しみ方に繊細なこだわりを持っている。一方、銀時はいろんなものを隠しながら生活している。背中と魂で語るだけで何も話してくれない、本音を見せない人だから自分で探っていくしかない。だから演じるのは不安で仕方なかったです。自分から言葉を溜め続けるしかなかった。そんな人の振り見て我が振り直さなかった銀時が、初めて本作で自分と向き合います。自分の向き合いたくない過去と向き合う、自分との戦いが始まると思いました。15年近く溜めてきた言葉の結果が芝居という形でこの映画に繋がっていたら嬉しいですね。ーーそんな杉田さんを、おふたりはどのように感じていたのでしょうか。釘宮今、杉田さんが銀ちゃん(銀時)のことを「背中と魂で」と言っていたように、日常的な些細な会話はしますけど、それ以外のことを発信することは全然ありませんでした。でも、スタジオでは姿勢ですごく見せてくれていたし、守ってくれていたと感じます。杉田さんはほかの作品でも、スタッフさんや演者さんに対するリスペクトの気持ちがとても強くて。信頼の気持ちを言葉には出さず、雰囲気で出してくれていました。私はありがたいという気持ちでそこに乗っからせてもらうのですが、そうやって素直に乗っかることで杉田さんがホッとできることもあったのかなと。万事屋3人の関係性はとてもいいバランスだったと思います。阪口杉田くんがスタジオでつくり上げた銀時の中の人としてのスタンスが、この作品を良くしたんじゃないかな。銀時の中の人が決まり過ぎていたら、この空気にはならなかった気がしています。強烈なリーダーシップと言葉で引っ張って行く主役がいてもいいんですけど、そうだったら『銀魂』ではなかったと。銀時はこの作品の芯だけど、杉田君がそれを自分から絶対に口にも態度にも出すことはなくて。“坂田銀時として”引っ張ってくれたから万事屋の3人はまとまれて、スタジオもいい空気でいられて、15年続けられたんじゃないかと思いますね。15年間で積み重なった“万事屋”のチームワークーー15年間一緒に万事屋を演じられてきて、お互いに対する印象の変化はありましたか?杉田おふたりに対しては、最初から抱いていた良いものが積み重なっていくイメージしかなかったです。何ものにも代えがたい財産だと思います。阪口さんは「ハイブリット新八」。ツッコミもボケもできて、人の感情の揺れを察知するのがとても鋭い人なんです。「今日大丈夫?杉田くんの言葉尻がすごいきつかったから、何かあったのかと思って」と。そんなこと聞いてくれる人、親以外に阪口さんくらいですよ。下ネタにも振り回されないし、ハニートラップにも引っ掛からない。まさに「ハイブリット新八」ですね。阪口ハニートラップに引っ掛かるようなことはないからね!杉田DS(ゲーム機)に差さっていた『ドラクエ』のソフトを抜いて『ラブプラス』を入れたのは僕なので……。阪口それはハニートラップではないぞ。杉田釘宮さんは人としてとても優れていて尊敬しています。役者として声優として人としての強さを釘宮さんがいつも僕に教えてくれる。『F-ZERO』で例えるならゴールデンフォックスみたいな。阪口分かりづらいな……。杉田ものすごいウィークポイント(弱点)を抱えた強さなのに、それを守るのも上手。一体どこに隙があった!?と思うけど、釘宮さんは「結構隙だらけだよ」と。この人の強さの秘密はどこにあるんだろうと思います。お芝居のときには、僕の投げた悪球を見事に打ち返してくれる。ものすごい信頼に繋がっています。真選組のガヤに参加したとき隣からすごい美少年の声が聞こえてくると思ったら釘宮さんだったんですよ。思わずカッコいい!って言ったら「恥ずかしい!」と僕を叩いて……。忘れもしない思い出です。以上です。阪口杉田くんは言葉がこんななので、理解不能なことも非常に多い(笑)。でも、『銀魂』の中心にいてくれて本当に良かったと思います。本人にその気がなくても、中心にいる人なんですよね。原作者の空知英秋は『銀魂』という作品が服を着て歩いているような人ですけど、杉田くんもそんな感じがします。つかみどころはないのに芯はちゃんとあって、頼りにならないかと思ったらすごい頼りになる。ああ、『銀魂』って杉田くんなのかなと15年間で本当に思いました。くぎみーに関しては、こんなこと言うのすごく恥ずかしいけど、「太陽」ですわ(笑)。それは杉田くんも感じていることだと思います。くぎみーがいるだけで現場が楽しくなるので。杉田確かに。いないと不健康になりそう……。一同(笑)。阪口僕より年下ですけど、精神的には寄りかかっている部分がありました。メンタルがやられていても、くぎみーといると持ち直せることもありましたし。このふたりと一緒にいれて、すごくいい15年間になったと思います。こう思えるのも、杉田くんの言うように15年間の積み重ねですね。ーー阪口さんから「太陽」と言われる釘宮さん、おふたりの印象についていかがでしょうか?釘宮どうも、「太陽」です。阪口あははは(笑)。釘宮杉田くんは本当に態度で示してくれて、言葉に出てきたときはちょっとよく分からないことも多いんですけど。それでも、一生懸命伝えようとしてくれているのが分かるというか……なんか泣けてきちゃった……。杉田さっきの釘宮さんに対する例えを補足すると、“弱点のない”ゴールデンフォックスなんです。ゴールデンフォックスは非常に高い加速力を持っているのですが、ものすごく衝撃には弱い。しかも、最高速度の上昇も遅い。でも、釘宮さんは最高速度の上昇も早い。なんなんだこりゃ!って……。阪口だから、分かりづらいんだって(笑)!釘宮なんかもうずっと分からないんですけど、こうやってフォローしてくれるのも優しさでしかないじゃないですか。それでいつも杉田くんの言葉を大助さんが通訳してくれていると思っていたのに、大助さんも「理解不能なことが多い」と言っていてマジかって(笑)。杉田うん。「頼りにならないかと思った」と言われて、何!?とも思いました(笑)。釘宮伸び伸び演じさせてくれたのも、まさしくふたりで。自由に演じないとできないキャラクターだから朗らかに演じたいと思っていたので、「自由に演じていいんだよ」とふたりが空気をつくってくれていてありがたかったです。3人で上手くキャッチボールできていたなと思います。誰かが取り落としちゃったボールを別の人が「よっこいしょ」と拾ってくれるいいチームワークが常にあった。3人が3人とも思い悩むようなことはあまりなかったな、と振り返ってみて感じますね。ーー3人だからこそ、この空気感がつくり上げられたんですね。杉田共演者のみなさん個性的ですし、『銀魂』が始まった当初は先輩や年上の人ばかりだったので、「どうすればいいんだ……」と思っていて。そこから徐々に新しいキャラクターで自分より若い人や『銀魂』を見て育ってきた世代の人が増えてきたら、今度は思い上がる以上に「気を引き締めなきゃ」「憧れ続けてもらえるように」と思うように。だからといって、ギラギラした感じを見せると面白くない姿になってしまう。そういうときに、おふたりに甘える瞬間はすごくありました。何かあったら世界一のツッコミが横からくるし、ミラクルレシーバーがどんなボールでも取って返してくれる。親以上に甘やかされていますよ。“最後のバカ騒ぎ”を心の中で楽しんでーーキャストの距離感が本当に近いので、終わりを迎えるということに対して寂しさを感じることはないのかなと思うのですが……。杉田僕の人間性の問題かもしれないですけど、あまり卒業式に泣くタイプでもないんですよね。「お前は悲しくないのか!」と逆に怒られることもあるほど。今回も作品が完結して場が終わろうとしているからといって感動の涙もない。でも、それってそんなに悪いことなのだろうか?物事を盛り上げるためにエモーショナルなことを強要されますけど、そんなのは必要ないと思っています。作品の中の時間は動き続けますし。終わっている感覚がそもそもない。感情も動かない。……酷い人ですよね。阪口そんなオチ!?僕も自分をドライな人間だと思っていましたけど、15年ですからやっぱり寂しいとは思いますね。15年間親より会っているメンバーなので単純に寂しいですよ。ここまで長く続けた作品は今までなかったですし、この曜日のこの時間とルーティンに組み込まれていましたので、ポッカリするんだろうなと。今日の取材を含めてまだ3人で集まることもあるから、これが全部ストップするとより感情が動くかもしれないですね。釘宮私もドライだから、何に対しても永遠に続くことは絶対にないと思ってしまうんです。作品的にも自分が好きなように想像できる終わり方だったので、寂しさは今のところそんなにありません。会いたくなったらいつでも会える人がいっぱいいると捉えていますし、今後また何かコラボとかで集まってもおかしくない作品なので自分から切り離し過ぎない距離感を持っていたいなと思います。切り離せないほど自然に立ち返られるくらい長い付き合いの作品でもありますから。そう思うのは現実を直視したくない気持ち、終わってしまうことの寂しさをあえて見ないようにしているのかもしれません。私は泣き虫なので、イベントとかで気持ちが高まったら「みんなありがとう!(感涙)」と絶対になると思います(笑)。ーー最後に、これから映画をご覧になる方に向けて一言お願いします。阪口本当に長い作品になりました。15年間も追いかけてくださった人たちも最近ハマった人たちも、本当にありがとうございます。みなさんに愛してもらえて、ここまできました。ぜひ劇場で見ていただいて、ただただ楽しんでいただければと思います。『銀魂』は見る人によって、いかようにも捉えることのできる作品です。ギャグを楽しむもよし、小難しく考えるもよし、アクションを見るもよし。どの角度から見ても楽しい作品になっているはず、というか本当に楽しい作品です!いい作品になっているので、ぜひ楽しんでください。釘宮今まで一緒に『銀魂』と共に走ってくださった方たちにとって、『銀魂 THE FINAL』は同じ心拍数の上昇を感じてもらえる作品になったと思います。とても『銀魂』らしく展開されているので、そこを感じ取っていただけると嬉しいです。作品も幸せだと思います。私自身、この作品に長い間携わることができて、本当に幸せだなと思いました。ご時世的に騒ぐことはできませんし、気を付けて観に来てもらわないといけませんが……心の中では全力で「わっしょい!わっしょい!」しながら観ていただけるといいなと思います。杉田入場者プレゼントというのがありまして、見る映画を間違えたかなと思われるかもしれませんが真面目につくっている。ふざけていないなと思いました。阪口あれは、ふざけていないのか……?杉田このご時世、矛盾や不条理という重いものを持たされるんですよ。映画館へ行ってほしいけど、人と距離を取らなければならない。工夫はしていますが、明確な答えがないのも現実です。最後のバカ騒ぎが始まるのに、騒ぎに乗るなと言っている。でも映画は見てほしいなと。矛盾していますよね。なので、バカ騒ぎに同調せずに楽しむことが、自分の中の好きを貫き通すために取る行動だと思います。「ノリが悪い!」と自分のノリに合わせようとしてくる悪いやつに惑わされないこと。自分を裏切らないこと。負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと……ダメになりそうなとき……、阪口若い子には刺さらないから!杉田それが一番……、、阪口最後まで言うのか?杉田……続く。阪口言わないのか!『銀魂 THE FINAL』公開日:2021年1月8日(金)原作:空知英秋(集英社ジャンプコミックス刊)監督/脚本:宮脇千鶴監修:藤田陽一声の出演:杉田智和、阪口大助、釘宮理恵ほかアニメーション制作:BN Pictures配給:ワーナー・ブラザース映画コピーライト:(c)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会オフィシャルサイト: gintamamovie.jp公式Twitter: @gintamamovie()杉田さん、阪口さん、釘宮さんのサイン入り色紙を1名様にプレゼントします!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=9278bfeb-f75c-4cbf-8928-b668101ab661&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。取材・文/阿部裕華
2021年01月13日いまや「スマホなしの生活は考えられない!」という人がほとんどだと思いますが、いっぽうでさまざまな秘密が詰め込まれていて「スマホは誰にも見せられない!」という人も多いのでは?そんななか、まもなく公開を迎える話題作『おとなの事情 スマホをのぞいたら』で描かれているのは、お互いのスマホを見せ合うゲームを始めてしまった大人たちが繰り広げる“戦慄の一夜”。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。写真・北尾渉(益岡徹・田口浩正・淵上泰史)田口浩正さん・益岡徹さん・淵上泰史さん【映画、ときどき私】 vol. 351劇中に登場するのは、「モテない独身男」「50代のセレブ夫婦」「40代の倦怠期夫婦」「30代の新婚夫婦」という7人の大人たち。そのなかで、益岡さんは叩き上げの美容外科医、田口さんは法律事務所勤務のパラリーガル、淵上さんはカフェレストランの雇われ店長をそれぞれ演じています。今回は、現場での様子やスマホに関するご自身の経験などについてお話いただきました。―本作はイタリアで大ヒットした大人のためのコメディを日本版としてリメイクした作品ですが、最初に脚本を読まれたときはどのように感じましたか?益岡さん脚本を読んだときは、まだオリジナルの映画を観る前でどんな内容か知らなかったこともあり、「これは大変そうだな」という印象でした。特に、冒頭のシーンは僕から始まりますからね。―確かに、ワンシチュエーションでセリフも非常に多い作品なので、「大変そう」と思われるのもうなずけます。淵上さん僕もオリジナルを観ずに脚本を先に読ませていただきましたが、「スマホを見せ合う」というひとつの条件でこんなにも人はもたつくものかと、おもしろいアイディアだなと感じました。何でもないような会話が積み重なっていくだけなのに、みんなが窮地に追い込まれるんですよね。「最終的にこの人たちは一体どうなるんだろう?」というのも含めて、非常に興味深かったです。田口さん僕も岡田惠和さんの脚本が非常に優れていて、おもしろいなと思いました。会話だけでキャラクターが見えてくるあたりなんかは、本当にすばらしいですよね。打ち上げのときに話していたんですが、実は益岡さんとは『アルジャーノンに花束を』というドラマでも岡田さんの脚本で共演していたんですよ。舞台の稽古に近いイメージで作っている感覚だった―この作品も脚本のすばらしさが際立っていますが、演じるうえでの難しさはありましたか?益岡さん大変だったというよりも、さりげないセリフのやりとりが多かったので、どこが自分の番かというのをしっかりと稽古しないといけないところはありました。どちらかというと、舞台の立ち稽古に近いイメージで作っているような感じだったと思います。田口さん僕たちも最初は台本を持ちながらやってましたけど、プロデューサーさんから「セリフは年内に覚えて、新年から台本は外してください」と何回も言われていたので、そういうプレッシャーはありましたね……。益岡さんでも、田口さんはちゃんとセリフ入ってましたよね?田口さんいやいや、何をおっしゃっているんですか。キャストのみんなと「もう覚えた?今日は外す?」みたいなやりとりを毎回していましたよ(笑)。―では、ご自分のシーンで印象に残っていることはありますか?淵上さんたくさんあるんですけど、僕は冒頭でいきなりダンスをしなきゃいけなかったシーンですね。というのも、ダンスなんてしたことがなかったうえに、そこだけ特に稽古もなかったので……。しかも、本番ではなぜか曲も流してもらえず、僕にとってはプレッシャーでしたね。主演の東山(紀之)さんに教えてもらうかなとも考えたくらいです(笑)。―最終的に、東山さんにダンスは教えていただいたんですか?淵上さん別にダンスがうまい人という設定でもないと気づいたので、教えてもらわずに自分でやりきりました。対人関係には割り切れないこともあると気がついた―冒頭から注目ですね。そのほかに、ご自身の役柄に関して苦労した点があれば、教えてください。益岡さん僕は、夫婦のなかでもお互いのことを「許すか」「許さないか」のポイントをかなり突きつけられたように感じました。今回はどちらかというと、僕よりも妻のほうがあることをしでかしますが、そのときに気がついたのは、対人関係においては割り切れないものもあるんじゃないかなということ。気まずいまま続く関係もあると思うので、そのあたりは少し難しかったというか、考え方を少し変える必要があるんだろうなと思いました。―そこは、まさに“おとなの事情”といった部分かもしれませんね。実際に演じられてみて、感じたこともありましたか?田口さん今回僕が演じた役は、何かするたびに「はい、はい」と全員から言われるような役どころだったので、みなさんに転がされているような感じでした。特に妻役の常盤(貴子)さんと掛け合いの多かった東山さんは、僕のやることをしっかりと受け止めて芝居をしてくださっていたなと。本当に、みんなにかわいがられた役だったなと思っています。―現場の雰囲気は、いかがでしたか?田口さんみんなでテーブルに集まっていると、芝居とは関係ないたわいもないことを話したり、料理を普通に食べたりして、すごく楽しかったですね。撮影中もそういう雰囲気がそのまんま出ていたんじゃないかな。オフの自然な感じも映画に映し出されている―ということは、オフの自然な空気感もそのまま映し出されていたと?田口さん何となくその感じは映っていると思います。益岡さんうん、そうだね。田口さん同じシーンを撮り直すときも、スタッフから言われることなく、自然と自分で料理の調節なんかもしてましたしね。益岡さんオンとオフがシームレスな感じはあったと思います。そこで繰り広げられる会話も「それセリフなの?」と思うくらいのものが多かったので。あと、印象に残っているのは、通常だとテストのあと本番で完成度をグッと上げないといけないんですが、さりげない芝居をしながらもテストのときからみんな本気だったなと。映像をいいものに仕上げるために必要な瞬発力が非常に高い現場だったと思いました。―なるほど。ちなみに、ムードメーカー的な存在の方はいらっしゃいましたか?淵上さん益岡さんじゃないですか?益岡さんえ僕ですか(笑)?田口さんでも、誰かひとりだけというよりも、みんなそれぞれにムードメーカー的なところがあった気もしています。―本作では、人間関係についても考えさせられますが、演じるなかで気づいたことはありましたか?淵上さん今回の男性キャストのなかでは、僕が一番年下ということもあり、気の遣い方は大事だなと感じました。というのも、先輩たちに囲まれるなかで、あまり気を遣いすぎても逆にみなさんに気を遣わせてしまうので、そのあたりのバランスは考えさせられたところです。でも、益岡さんと田口さんをはじめ、みなさんとても優しい方ばかりでフランクに話してくださったので、いいお兄さんができたようなうれしさがこの現場ではありました。「大人なら他人のスマホは見ない」が前提―撮影を通じて、みなさん仲良くなったと思いますが、もしこのキャストでスマホをさらし合うゲームをするとしたら、どなたのスマホのぞいてみたいですか?田口さんいや、そもそもあんまり人のスマホって見たくないかもしれないです。益岡さんうん、普通は見ないよね。淵上さんそうですね、見ないと思います。田口さん僕なんて、妻のスマホでさえ見るの怖いですから(笑)。何かあったら嫌だなと思って……。益岡さん確かに、「他人のスマホは見ない」という前提があるからこそ、それを覆して踏み越えてしまったらどうなるのか、というのがこの映画のおもしろいところですからね。田口さんでも、世の中には見る人もいますから……。ということで、「大人は見ない!」ということですかね?益岡さんまあ、そもそも僕は人のスマホの見方がわからないというのもありますけど(笑)。―(笑)。ananwebでは、以前オリジナル版の監督に取材をしたことがあり、本作のきっかけについて、監督のお友達がバイク事故に遭ったときに、スマホを奥さんに預けたら秘密がバレてしまったという出来事がこの映画のアイディアになったとうかがいました。みなさんにも、そういったスマホの失敗談はありますか?田口さん押し間違えたとかの単純な失敗ならありますけど、自分がスマホに隠していることを公に発表したくないというのがまずはありますからね。なので、いまのエピソードみたいな話をここでは言わないですよ!でないと危険というか、自分の首を絞めることになりますからね……。ということで、申し訳ないですが、スマホに関するおもしろいネタはありません(笑)。スマホでは詰めの甘さにヒヤッとすることもある―どんな秘密か非常に気になりますが、ほかのおふたりは何かありますか?淵上さん僕は先輩にメールを送ったときに、「〇〇さん」と書かないといけないのに「さん」を忘れてしまい、呼び捨てになっちゃったことに送ったあとで気づいたことはありました。そしたら、「普段から俺のことこう呼んでるの?」と言われてしまったりして(笑)。「つけ忘れただけで、違います!」と言いましたが、そういう詰めの甘さが出てヒヤッとしたことはありますね。益岡さんあるある!僕もボタンを押しているときに、ちゃんと押してるはずなのに違うところを押してて、全然違うふうに文字が変換されててとんでもない文章になっちゃうことがあるんだよね(笑)。まあ、それはそれでおもしろいなと思うこともあるんだけど。田口さんありますね。あとは、「てにをは」をミスして間抜けな文章になっちゃうんですけど、想像すればわかる範囲だと、書き直すほどでもないかなと思っちゃったり。益岡さんそうそう。かといって、送る前に見直すこともしない人なんだなと思われるのも嫌だしね。でも、そういうときに限って、間違えて送信ボタンを押しちゃうことがあるんですよ。内心の自由とスマホは別だという知恵をつけるべき―そうですね、大多数の人がうなずいていると思います。では、ご自身にとってスマホとはどんな存在ですか?田口さんたとえば、よくあるスパイ映画とかで機密情報を手にするために、他人の指を切ったり、目をくり抜いたりみたいなシーンがありますけど、さすがに僕が寝ている間に妻が指紋認証で勝手にスマホを開いてまで見ているとは思っていません。でも、妻は見ていなくても、クラウドにはスマホの情報がすべていってるわけですよね?たとえば、何を見ているかという履歴ってすごく重要じゃないですか、男って。いや、僕は何も怪しいのは見てないですけど、もしそういうのばっかり見てるのがバレたらはずかしいですからね。って、何の質問でしたっけ(笑)?―「スマホとは?」についてです(笑)。益岡さん誰にでも“内心の自由”ってありますよね?つまり、「心のなかでは何を思っていても自由だ」ということです。でも、いまはスマホに頼りすぎてしまっているせいか、そういう気持ちがスマホのなかにも株分けされて増えちゃった感じなのかなと考えています。だから他人には見せられないんじゃないかなと。そういう意味でも、これからはスマホと内心の自由とは違うものなんだという知恵を私たちがつけるべきなのかもしれませんね。インタビューを終えてみて……。劇中でも見せていた息の合ったやりとりで、笑いの絶えない時間となった今回の取材。お三方それぞれの自然体な魅力にすっかり引き込まれてしまいました。みなさんが一体どんなスマホをお持ちか非常に気になるところですが、驚きの“秘密”は劇場でお楽しみください。スマホの秘密は手のひらには収まらない!秘密を知って絆が強くなることもあれば、秘密を知らないからこそうまく行くこともあるのが人間関係のおもしろいところであり難しいところ。そんな人間模様を大きく左右してしまう力を持っているスマホだからこそ、どんなに見たくても、他人のスマホはのぞかないほうがお互いにとって幸せかも写真・北尾渉(益岡徹・田口浩正・淵上泰史)取材、文・志村昌美ストーリーある出来事で出会い、強い絆で結ばれていた3組の夫婦とひとりの独身男性。年に一回集まって友情を育んでいた彼らだったが、1人の参加者の発言がきっかけとなり、「スマホに届くメールと電話のすべてを全員に公開する」というゲームを始めることに。隠しごとは何もないと言いながらも、全員が祈っていたのはスマホが鳴らないこと。なぜなら、そこにいる誰もが“絶対に知られたくない秘密”をそれぞれに抱えていたからだった。そして、スマホに着信があるたびにパーティは修羅場と化していくことに……。翻弄される予告編はこちら!作品情報『おとなの事情 スマホをのぞいたら』1月8日(金)より、全国ロードショー配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント©2020 Sony Pictures Entertainment(Japan)Inc.All rights reserved.
2021年01月07日名画と呼ばれる映画は何年たっても色あせることがありません。特に、恋愛映画に登場するテクニックは今でも十分使えるものが多いのです。今回は、クラシカルな恋愛映画に登場する実践可能な恋のテクニックを紹介しましょう。「プリティ・ウーマン」に学ぶ「いい女」になるための努力プリティ・ウーマンは1990年に公開されたロマンティック・コメディ。大富豪と美しいコールガールの恋の行方にハラハラドキドキした方も多かったことでしょう。この映画の主人公のビビアン・ワードは、若く美しいのですが、教養がありません。でも、彼女は生まれや仕事を言い訳にせず、実業家のエドワード・ルイスに釣り合うよう、マナーを学びます。「努力が恋愛テクニック?」と思う方もいるかもしれませんが、「自分の為に努力してくれる人がいる」と知れば、相手はグッくることでしょう。しかも、映画のラストシーンで、ビビアンは学ぶことの大切さを知り、高校に通い直そうと決意してドアを開けると、エドワード・ルイスが迎えにくるのです。自分を成長させようとする努力が恋を実らせた、と示している訳です。なかなか二人の関係が進展せず悩んでいるなら、自分磨きの姿を相手見みせてはいかがでしょう?「ローマの休日」に学ぶ自然体の美しさローマの休日は、1954年に日本公開されたラブロマンスの傑作です。映画の中で二人は結ばれませんが、恋愛が成就するテクニックはたくさんちりばめられています。1つは、ヒロインが自然体であることです。ヒロインは一国の王女様ですが、休日を満喫している様子はどこにでもいる普通の女の子であり、新聞記者のジョーはそこに惹かれていきます。無理に背伸びをせず、ありのままの自分でいることが相手を一番惹きつけるといいことを、この映画は教えてくれるんですね。そして、映画のラストシーンで、ジョーは王女にふたりで取った写真を手渡します。これは、「王女のことを記事にしない」という約束を守ったということを現しています。それを見た王女は密かに涙を流します。二人は結ばれることはありませんでしたが、短い恋は生涯忘れられない思い出になることを予想される素敵なシーンです。約束を守るというのは、人として当たり前のことのように思えますが、恋愛でも重要なんです。恋をしているときは、相手との約束は必ず守りましょう。「フレンチ・キス」に学ぶ潔さフレンチ・キスは1995年に公開されたコメディタッチのラブロマンス映画です。この中で、主人公のケイトは別れた恋人を取り戻すため孤軍奮闘、アメリカからフランスまで渡るのですが、最後はあっさり身を引いてアメリカに帰ろうとしてしまいます。「ここまできて、引き下がるの?」と思うかもしれませんが、その潔さが別の幸せを運んで来て、映画はハッピーエンドで終わるんです。恋はなかなか思い通りにいかないもの。時には相手にすがってしまいたくなるときもあるでしょう。しかし、このときぐっと気持ちをこらえて潔い態度を取ることで、恋が成就することもあるのだとこの映画は教えてくれます。クラシックな恋愛映画のテクニックはさりげない「名画」と呼ばれるクラシックな恋愛映画に登場するテクニックはさりげないものが多いんです。直接的に相手の心を掴むというより、自分を高めることで相手が自分から目が離せなくなる、という感じですね。だからこそ、誰でも実践できやすくもあるので、ぜひまねしてみてくださいね。
2021年01月06日2021年の始まりは元気にスタートを切りたいもの。そんなときこそエンタメコンテンツでチャージ!ストーリーはもちろん、ファッションやヘアメイク、ロケーションが魅力的で楽しめる作品が2021年も目白押し。特に上半期は、“目も心も満たされる”個性的な恋愛映画が続々とラインアップされている。◆内気なヒロイン×アトラクションの恋!『恋する遊園地』1月15日公開テーマパークの夜間スタッフとして働くことになった内気なヒロイン・ジャンヌが恋に落ちたのは…なんと遊園地のアトラクション!?煌々と輝くライト、美しいメタリックのボディ、熱く流れる油圧のオイル…アトラクションの全てに魅せられたジャンヌは、それを「ジャンボ」と呼び夢中になる。すると彼女の想いに応えるように、ジャンボのライトが点灯し動き始めて――!?前代未聞の“アトラクションに恋をするヒロイン”を演じるのは、『燃ゆる女の肖像』で注目を集めるノエミ・メルラン。異色のストーリー設定はもちろんのこと、素朴で内気な女性と、夜の遊園地に浮かび上がる美しくライトアップされたアトラクション、“2人”のコントラストが目を惹く注目の1本。◆病を抱える少女×不良少年の恋『ベイビーティース』2月19日公開本作で描かれるのは、病を抱える16歳の少女・ミラと孤独な不良少年・モーゼスの恋物語。初恋によって生きる希望をもたらされたミラが、刺激的かつ刹那的な日々を過ごしていく様子が、色鮮やかにまぶしく映し出されている。やわらかなブロンドからビビッドなターコイズブルーと、移り変わるミラの様々なヘアカラーにも注目だ。ミラ役には、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でも話題を集めたエリザ・スカンレン。モーゼス役は、ヴェネチア国際映画祭・最優秀新人賞に輝いたトビー・ウォレスと、世界が注目するフレッシュなコンビ。ミラの人生が色鮮やかに輝き出す瞬間を、ヴィヴィッドな映像と共に堪能してほしい。◆恋を知らない人魚×恋する心を捨てた男の恋『マーメイド・イン・パリ』2月11日公開恋の都パリである晩、ガスパールが出会ったのは、傷つき倒れていた人魚のルラ。その美しい歌声で、男性を虜にしては命を奪ってきたルラだったが、過去の失恋から恋をやめてしまった彼にはそれがまったく効かず…。本作では、恋を知らない人魚と、恋する心を捨ててしまった男、衝撃の出会いからおとぎ話のような恋に落ちていく2人の姿がファンタジックに描かれている。ガスパール役には、フランスを代表する人気俳優ニコラ・デュヴォシェル。人魚ルラ役には、『青い欲動』で鮮烈なデビューを果たした新進女優マリリン・リマ。そんな異色カップルを演じる2人を取り巻くのは、カラフルでキュートなファッションやセットの数々。特にルラが生活するガスパールの部屋のバスタブは、ゴムのアヒル人形など様々な小物で彩られた印象的なアイテムとなっている。映画本編では互いに惹かれ合うも、「2日目の朝日が昇る前に海に帰らないと、命を落としてしまう」ミラと、「彼女への想いに気付いたことで、体に異変が起きてしまう」ガスパール、2人の命がけの恋の行方に注目が集まる。◆最愛の人が自分を知らない世界…『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』5月7日公開ひと目惚れから結婚したラファエルとオリヴィア。長年の夢だった小説家として成功し身勝手になっていくラファエルと、孤独を感じ始めたオリヴィアは、ついに大喧嘩に発展。翌朝ラファエルが目覚めると、自分はしがない中学教師でオリヴィアは人気ピアニストという、立場が逆転した“もう一つの世界”になっていた!しかもその世界のオリヴィアは、ラファエルのことを知らない。さらに、オリヴィアに自分以外の婚約者がいることも発覚し…。不思議な設定のロマンチック・コメディながら、オリヴィアの心を取り戻そうとするラファエルが、やがて本当の愛に目覚めていく姿に注目。舞台となるパリのオシャレな街並みや、オリヴィアの洗練されたファッションも大きな見どころだ。フランスの権威ある映画サイト「ALLOCINE」では、2010年代のロマンティック・コメディ映画ランキングで名作『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』を抑え、堂々の1位を獲得した本作。ラファエル役には、『パリのどこかで、あなたと』『私の知らないわたしの素顔』と主演作の公開が相次ぐ注目俳優フランソワ・シビル。オリヴィア役には、フランスの名門校を卒業する才女にして『最後のマイ・ウェイ』などにも出演しているジョセフィーヌ・ジャピ。この2人は本作での共演から実際に交際へも発展。2人ならではの息の合った演技は必見だ。『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』は2021年5月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから 2021年5月7日より全国にて公開© 2018 / ZAZI FILMS – MARS CINEMA – MARS FILMS – CHAPKA FILMS - FRANCE 3 CINEMA – C8 FILMSマーメイド・イン・パリ 2021年2月11日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 – Overdrive Productions – Entre Chien et Loup – Sisters and BrotherMitevski Production – EuropaCorp - Proximusベイビーティース 2021年2月19日より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2019 Whitefalk Films Pty Ltd, Spectrum Films, Create NSW and Screen Australia恋する遊園地 2021年1月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2019 Insolence Productions – Les Films Fauves – Kwassa Films
2021年01月02日マーベル・スタジオが再始動を遂げる2021年が、ついにスタート!「Disney+(ディズニープラス)」で独占配信される「ワンダヴィジョン」を皮切りに「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(3月19日日米同時配信)や「ロキ」(5月日米同時配信)などドラマシリーズ作品に加え、『ブラック・ウィドウ』(4月29日公開)をはじめとする劇場作品も続々登場。そこで新章の幕開けを飾る1作目にして、マーベル・スタジオ“初”のオリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」から最新映像が解禁となった。舞台は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界。スカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフとヴィジョンは長い恋愛の末、晴れて結婚し、とある郊外の街で理想の結婚生活を送ることに。これ以上ない幸せな日々を共に過ごし、双子の子どもまで授かった2人は、夢にまでみた生活を送っていた。しかし、2人の前に現れた隣人による不可解な行動、そして『キャプテン・マーベル』に登場したキャプテン・マーベルの親友マリアの娘モニカ・ランボーが現れ、ワンダと噛み合わない会話を繰り広げ…次第に場面は不穏な空気に包まれ、幸せな生活の裏に隠された“謎”がむき出しになっていく――。強力なテレキネシスを繰り出すワンダ、本来の姿に戻るヴィジョン…「何かがおかしい」と語るヴィジョンの言葉通りに、平穏な生活が崩れ落ち、壮大な戦いを予感させるシーンが目まぐるしく切り替わる。一体、何が現実なのか?全貌が明らかにならない中、誰も予想できない“衝撃的展開”に期待が高まる。シリーズと同様、ヴィジョンを演じるポール・ベタニーは本作の出演オファーを受けたとき「興奮しました。本作のアイディアはとてもぶっ飛んだもので、実に見事でした」と、マーベル初のシットコム(シチュエーション・コメディ)を描く“規格外”の本作を称賛、またワンダ・マキシモフを務めるエリザベス・オルセンも同じく「ケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ社長)からオファーがあった時は、興奮しました。マーベルの他の作品と違うものに感じられて、違う響きがあったのです。本作に出演するのは、役者にとってとても楽しいチャレンジに思えました」と語る。2人は再びMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界に戻ってこられたこと、そして数々のマーベル作品に出演してきたからこそ分かる、いままでとは一線を画す本作を揃って大絶賛。世界を驚かせてきたマーベル・スタジオが「ワンダヴィジョン」で描いた“新境地”とは…?シットコムの要素に加えて、徐々にホラー映画のような不穏な空気が漂い始めるという、マーベル・スタジオらしい衝撃的&壮大な展開が待ち受ける。ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」は2021年1月15日(金)より日米同時配信。(text:cinemacafe.net)
2021年01月01日1.「エミリー、パリへいく」(Netflix)Photo/Shutterstock仕事に恋に大忙しの人の大人女子におススメ!「セックス・アンド・ザ・シティ」や、「プラダを着た悪魔」の衣装を手がけた、パトリシア・フィールドがスタイリストを担当するロマンチック・コメディ。パリの広告会社につとめることになったアメリカ人エミリーが、言葉や文化の壁を越えて成長してゆく物語。見所は、SNS時代にふさわしい映像表現と、テンポのいい物語展開、そしてファッション!アメリカでは、エミリーの着た衣装が通販であっという間になくなってしまうという現象がおきているのだそう。恋に、仕事に、人生に前向きなエミリーの生き方と個性たっぷりの同僚や友人、そしてイケメン俳優たちから、沢山の元気をもらえること間違いなしです。2.「愛の不時着」(Netflix)Photo/Shutterstock2020年最大の配信系ドラマヒット作といえば、文句なしに本作でしょう。パラグライダーの事故で北朝鮮に流されてしまった財閥の跡取り娘・セリと、セリをかくまううちに、次第に愛し始める北朝鮮の将校、リ・ジョンヒョク。韓国ドラマって、シナリオもキャラクターも素晴らしくて、なぜ日本でこういうドラマが生まれないんだろう……と思ってしまうのですが、本作の根底に流れるのは、韓国と北朝鮮の緊張関係。ミサイルの発射や独裁政権など、とかく「不気味な国」としてとらえられる北朝鮮ですが、韓国と北朝鮮は「休戦中」であり、その要因のひとつになったのは私たちの国、日本でもあるんですよね。日本では政治的な発言が嫌われることが多いですが、韓国ドラマの多くの作品には、南北統一という複雑な悲願が流れているからこそ、ドラマが引き立つのかもしれません。3.「13の理由」……NetflixPhoto/ShutterstockNetflix Original シリーズ最大のヒットシリーズのひとつであり、全米のティーンエイジャーと社会に大きな影響を与えた作品。「なぜ彼女は自ら命を断ったのか?」高校生のクレイのもとに、カセットテープが届く。その内容は、2週間前に命を絶ったクラスメイト・ハンナが、自殺に至った「13の理由」が吹きこまれていた……。イジメや恋愛、家族との葛藤、そして、社会に深く根づくヒエラルキー。現代の若者が抱くすべての問題が凝縮されたシリーズは波紋を巻き起こし、ドラマを観たあとに、若い世代の自殺が急増してしまった……という悲しいニュースも流れました。それだけ、社会の問題に肉薄した本作。もちろん、切ないラブストーリーとしての要素もあり、主人公クレイのハンナに対する想いは胸を打ちます。4.「東京女子図鑑」……Amazon OriginalPhoto/Shutterstock東京で生きる女の本音が炸裂!?Netflixとくらべて、オリジナル作品は少ないものの、「バチェラー・ジャパン」や「ドキュメンタル」など、バラエティ系オリジナル番組に力を入れているAmazon Prime Video、筆者のオススメドラマはなんといっても「東京女子図鑑」です。水川あさみさん演じる主人公・綾が、23歳で上京し、40歳になるまでの、仕事、恋愛、結婚を、出会う男性と、その時時に住む街を通して描いた作品。秋田→三軒茶屋→恵比寿→銀座→豊洲→代々木上原と、綾が引っ越してゆく街の風景と出会う男性のタイプにおもわず「あるある!」と叫んでしまうこと請け合いです。5.「CIA分析官 ジャック・ライアン」……Amazon OriginalPhoto/Shutterstockアクションが苦手な人にもおすすめ!「LOST」「プリズン・ブレイク」「フリンジ」といった大ヒットドラマを手がけたプロデューサーが、世界的ベストセラー小説を連続ドラマ化。CIAのエージェントが、ヨーロッパや中東を舞台に、テロリストと戦う物語です。こうしたCIAエージェントとテロリストの戦いモノは、主人公が自ら身体をはり、アクションを繰り広げるものが多いのですが、本作の主人公、ジャック・ライアンは、元経済博士&会社勤務を経てCIAの「分析官」になったという経歴。新米分析官がヒーローへと成長してゆく様は、今をときめく大人女子も共感間違いなしです。■休日は、おうちで一気見!いかがでしたでしょうか?配信系サイトは日々新作ドラマが配信されるので見きれない……という方も多いと思いますが、今回オススメした作品はいずれも、自信をもっておすすめできる作品ばかりです。
2021年01月01日全世界で驚異的なヒットを飛ばしてきたマーベル・スタジオがいよいよ今年、新章を始動させる。2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で物語にひと区切りがついたため、今年から新しい物語が開始。ポイントは映画だけでなく、配信でも新シリーズがスタートすること。これらのドラマは今後、鮮やかに絡み合い、壮大なユニバースを築き上げていくことになりそうだ。2008年の『アイアンマン』から自分たちで映画づくりに乗り出したマーベルは、複数の映画が同じ世界観を共有するドラマ作りを進めてきた。“MCU=マーベル・シネマティック・ユニバース”と呼ばれる壮大なサーガは、少しずつキャラクターや関係性、世界観を拡大していき、第22作目の『アベンジャーズ/エンドゲーム』でクライマックスを迎えた。昨年はコロナ渦で新作の公開がなかったが、2021年は新作が数多く待機している。これまでもマーベルのドラマは存在したが、今後はこれまで以上に映画と世界観を共有することになりそうで、ドラマに登場した新キャラクターが、のちに映画に登場したり、映画で起こった出来事や、そこで出現した新たな時間軸がドラマの中で描かれることが予想される。そんなマーベルの2021年最初の新作は、ディズニープラスのオリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』で、新年早々、15日(金)から配信を開始する。本作は、“スカーレット・ウィッチ”ことワンダ・マキシモフとヴィジョンを主人公にした物語で、シチュエーション・コメディの要素がありながらも観客をアッと驚かせる要素がつまっているという。また、『キャプテン・マーベル』で主人公の親友の娘として描かれたモニカが成長して登場したり、『アントマン&ワスプ』のFBI捜査官ジミー・ウーが出てくるなど、早くも“映画とドラマの垣根を超えた展開”が待っている。さらに3月19日(金)からはキャプテン・アメリカの朋友ウィンター・ソルジャーと、キャップから後継者に指名されたファルコンがコンビを組んで活躍する『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が開始。キャップの盾を受け継ぐも重圧に苦しむファルコンとウィンター・ソルジャーがどんな化学反応を見せてくれるのか? マーベルお得意のキレのあるアクションも期待できそうだ。そして5月には神の子ソーの義弟で、日本でも熱狂的な人気を集める人気キャラクターが主人公になる『ロキ』が登場。『…エンドゲーム』で四次元キューブを手に消え去った彼は見知らぬ土地で目を覚まし、新たな戦いに巻き込まれる。ひと筋縄ではいかない、悪党のようで悪人ではない、しかし絶対に信用ならない稀代のキャラクターを再び名優トム・ヒドルストンが演じる。ディズニープラスではこの他にもマーベルの世界のありえたかもしれない“もしもの物語”を描くアニメーションシリーズ『ホワット・イフ…?(原題)』や、ハルクの従妹が主人公の『シー・ハルク(原題)』、サミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーが主人公の『Secret Invasion(原題)』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の特別版なども待機している。そして映画も2021年は続々とリリースされることになりそうだ。4月29日(木・祝)には昨年公開予定だった『ブラック・ウィドウ』がついにスクリーンに登場し、夏から秋にかけては2本の新作『シャン・チー・アンド・レジェンド・オブ・テンリングス(原題)』『エターナルズ(原題)』が公開予定。12月には全世界待望の『スパイダーマン3(仮題)』も控えている。これまでもマーベルは綿密に長期計画を立てながら、単に人気キャラクターを揃えるのではなく、ひとつひとつが違ったジャンル、違ったキャラクター、違った問題と解決法、そして違ったテイストになるように作品をリリースしてきた。さらに彼らは、悲劇的な結末を迎える『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の後にはコメディ要素のある『アントマン&ワスプ』を公開するなど、その発表順にもこだわっている。今年からはドラマ、映画を行き来しながら様々な作品を観ていくことで、さらにマーベル宇宙が広がり、好きなキャラクターが増えていくことになるだろう。そして間違いなくこの先、彼らが団結しなければならないほどの脅威が訪れるはずだ。それは果たして、どのような相手なのか? そのヒントが今年出るのか? 昨年、大きな動きがなく少しさみしい想いをしたファンも今年は休む間もないほど楽しい時間を過ごすことになりそうだ。ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』1月15日(金)日米同時配信『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』3月19日(金)日米同時配信『ロキ』5月 日米同時配信(C)2021 Marvel『ブラック・ウィドウ』4月29日(木・祝)全国公開(c)Marvel Studios 2020『アベンジャーズ/エンドゲーム』ディズニープラスで配信中(C)2019 MARVEL
2021年01月01日全世界興行収入No.1の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開から約1年半、最新作を待ち焦がれている世界中のファンを前に、2021年再始動するマーベル・スタジオのディズニープラス オリジナルドラマシリーズのラインナップが解禁。また、「ワンダヴィジョン」をはじめ、アベンジャーズたちの名場面を収めた特別映像が解禁となった。今回到着したのは、マーベル・スタジオ”初“のオリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」と、アベンジャーズのあの興奮が蘇る特別映像。ほかにも2021年は「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、「ロキ」、そしてマーベル・スタジオによる初のアニメーションシリーズ「ホワット・イフ…?」(原題)、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初の中東系ヒーローを主人公とした「ミズ・マーベル」(原題)の配信が決定。さらに、晴れてカムバックを果たす「ホークアイ」(原題)や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/ホリデー・スペシャル」(原題)など、そのほか「Disney+(ディズニープラス)」にて配信予定の”絶対に見逃せない“豪華ラインナップが一挙解禁された。■2021年の配信決定作品「ワンダヴィジョン」2021年1月15日(金)日米同時配信舞台は『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界。とある郊外の街に引っ越してきたのは、長い恋愛の末、晴れて結婚したスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフとヴィジョンだ。60年代のアメリカを想起させるポップでお洒落な洋服に身を包んだ2人は、夢にまでみた結婚生活を手に入れ、幸せな日々を送っていた。楽しい食卓を広げるワンダとヴィジョン、しかし次第にその裏に隠された”謎“がむき出しになっていく…。本来の姿に戻ってしまうヴィジョン、「あなた死んでるから」という衝撃的な発言から想起される『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のヴィジョンの死…死んだはずのヴィジョンがなぜ?2人は徐々に自分たちの目に見えている全てが”真実ではない“のではと疑い始めるーー。2021年、マーベル・スタジオ始動の第1作目を飾る本作は、いままでの作品とは一線を画すシットコム(シチュエーション・コメディ)という”初ジャンル“に挑んだ作品…と思いきや、ハッピーに満ちた雰囲気から徐々にホラー映画のような(!?)不穏な空気が漂い始め、マーベル・スタジオらしい衝撃的&壮大な展開が待ち受ける。ワンダ・マキシモフにはエリザベル・オルセン、ヴィジョンにはポール・ベタニー。1話ごとに異なる年代が設定として描かれるという大胆なストーリーが明らかになった本作は、MCUのフェーズ4の幕開けを飾る作品として、今後のマーベル作品に大きな影響を及ぼす“重要作”となりそう。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」2021年3月19日(金)日米同時配信マーベル・スタジオが描くドラマシリーズ第2弾。舞台は『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界。キャプテン・アメリカから盾を受け継いだファルコンだが、アベンジャーズを牽引してきたキャプテン・アメリカが成し遂げた功績を前に、彼の称号を自身が担うには重すぎるものだと考え始める…。タッグを組んだファルコンとウィンター・ソルジャーの前に現れたのは、かつて『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でアベンジャーズを分裂に陥らせたジモ。2人は世界を揺るがす戦いに巻き込まれていく…。先日解禁された映像では、疾走するバスの上で繰り広げられる戦いやファルコンによる激しい空中戦が炸裂。マーベルにしか成しえない、ドラマのスケールを遥かに超えた完成度で仕上げられた本作は、世界中のファンを再び興奮の渦に巻き込んでくれそうだ。そしてファルコンとウィンター・ソルジャーによる、いまいち噛み合わない作戦や、ユーモアたっぷりのやりとりもみられ、マーベルの新たなバディの活躍に期待が高まる。絶対的なヒーローだったキャプテン・アメリカを失ったいま、世界中の人々の希望の星となるのは一体誰なのか…?「ロキ」2021年5月日米同時配信『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、アイアンマンたちが訪れた過去の世界で四次元キューブを手に消え去ったロキ。見知らぬ地で目を覚ましたロキは、”時間の流れが違う“という謎の組織TVAの男に拘束され、新たな戦いに巻き込まれることに…。すでに公開されている最新映像映像には、作業服やスーツなど、ロキが様々なビジュアルに変貌。さらに2刀流で激しい戦いに挑むロキや、宇宙からの攻撃に悪戦苦闘する迫力満載のシーン、最後には兄のソーと彼の故郷アスガルドの門番、ヘイムダルの名を呼び、飛行機から豪快に飛び降りた瞬間、アスガルドと地球をつなぐ架け橋ビフレストに吸い込まれる姿も公開され、未だ全貌の見えない波乱万丈な展開に期待が高まる。ロキ役にはお馴染みのトム・ヒドルストンがカムバック、『エンドゲーム』後を舞台にしたロキの新たな冒険が始まる!「ホワット・イフ…?」(原題)2021年配信本作はマーベル・スタジオが贈る初のアニメーションシリーズ。「もしもあの時、ヒーローたちが別の選択をしていたら…?」をテーマに、MCUの様々な“もしもの物語”をアニメーション化。“ウォッチャー”と呼ばれる男をガイド役に、ヒーローたちの驚くべき“ありえたかもしれない”ストーリーへと導く。スティーブ・ロジャーズではなく、ペギー・カーターがスーツを着て華麗な一撃を披露する姿や、スター・ロードではない全く別の少年に声をかけるヨンドゥがすでに公開されており、“もしもの物語”をベースとした全く新しいマーベル・スタジオ作品の誕生する。ソー役のクリス・ヘムズワースを始め、ホークアイ役のジェレミー・レナー、ロキ役のトム・ヒドルストン、さらにティ・チャラ役の亡きチャドウィック・ボーズマン、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンなど、映画作品で役柄を演じた俳優たち自身が声優を務める。「ミズ・マーベル」(原題)2021年配信全く新しいヒーロー像を描いた本作。主人公は“ヒーローオタク”の女子高生カマラ・カーン。アベンジャーズやキャプテン・マーベルに憧れていた普通の女の子がヒーローへと目覚めていく過程で、自分自身、そして自分と友人や家族との関係を見つめなおし始める。誰もが共感できる等身大のキャラクター設定を描いた本作では、新人のイマン・ヴェラニが主役として大抜擢。世界中で社会現象を巻き起こした『ブラックパンサー』と同じくヒーローの多様性に光を当てる、マーベルが“新境地”に挑戦した1作。「ホークアイ」(原題)2021年配信地上最強の射手として、アベンジャーズで活躍してきたホークアイを主人公としたドラマシリーズが配信決定!ホークアイは、もう一人の有名な弓の使い手、ケイト・ビショップとチームを組むこととなる。ホークアイ役はジェレミー・レナ―が続投、さらにケイト・ビショップ役には、『スウィート17モンスター』や『バンブルビー』で主人公を演じたヘイリー・スタインフェルドが出演する。■そのほかにも配信作品が続々「シー=ハルク」(原題)配信予定スーパーヒューマンに関する法的事件を専門とする弁護士のジェニファー・ウォルターズを主人公に描かれる「シー=ハルク」(原題)。シー=ハルク役にはタチアナ・マズラニー、さらにマーク・ラファロ演じるハルク、ティム・ロス演じるアボミネーションも参戦決定。マーベルが生み出す新たなキャラクター、シー=ハルクの活躍、そして『インクレディブル・ハルク』(2008)以来となるアボミネーションの登場に期待が高まる。「ムーンナイト」(原題)配信予定多重人格の傭兵、ムーンナイトを主人公に描く本作。エジプトのイコノグラフィー(絵画の意味を探る図像学)を背景に、ムーンナイトの中にいる別人格のキャラクターも登場する。「シークレット・インベージョン」(原題)配信予定ニック・フューリーを演じるサミュエル・ジャクソン主演。地球人の振りをして何年も地球に生きている、姿形を変えることのできるスクラル人たちの内紛を描く。『キャプテン・マーベル』で初登場となったベン・メンデルソーン演じるスクラル人のタロスも登場。「アイアンハート」(原題)配信予定アイアンマン以来となる、最も進歩したアーマー・スーツを作り上げた天才発明家のリリ・ウィリアムズ/アイアンハートの物語を描いた本作。アイアンハートに抜擢されたのは『ビール・ストリートの恋人たち』に出演していた若手女優ドミニク・ソーン。「アーマー・ウォーズ」(原題)配信予定ウォーマシーンことジェームズ・ローズを演じるドン・チードル主演。アイアンマン/トニー・スタークのテクノロジーが悪の手に渡ってしまったことによって起こった様々な危機に、ジェームズ・ローズが立ち向かう。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/ホリデー・スペシャル」(原題)2022年配信地球から遠く離れた銀河を舞台に描かれた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ最新作。ヒーローの概念を超越したぶっ飛んだ戦い方と、個性的なキャラクターが揃った宇宙最凶チームがカムバック!シリーズお馴染みのジェームズ・ガンが再び脚本と監督を務める。「アイ・アム・グルート」(原題)配信予定『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のベビー・グルートを主人公に描く本作。可愛らしいルックスと愛嬌満載のベビー・グルートがオリジナル短編で描かれる。ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」は2021年1月15日(金)より日米同時配信。(text:cinemacafe.net)
2020年12月24日世界18か国でリメイクされた、“男女7人がスマホの秘密を暴露し合うやばいコメディ”の日本版『おとなの事情 スマホをのぞいたら』が豪華キャストで2021年1月8日(金)より公開。この度、本作で初共演となった鈴木保奈美と常盤貴子がインタビューに答える特別映像が解禁された。“笑っていられるのは、今のうち”――。月食の夜、1年ぶりに再会したある出来事をきっかけに結びついた3組の夫婦とひとりの独身男性。楽しいはずのパーティに集ったおとなたちの笑顔が消え修羅場に!このワンシチュエーションという設定の中で、益岡徹とのセレブ夫婦を演じた鈴木さんはリハーサルが重要だったようで「1000本ノックの様にやりました。まだやるんですか、みたいな。関係性を作っていくのにも、とてもリハーサルは良かった」とふり返る。すると、田口浩正と倦怠期夫婦を演じた常盤さんも「リハーサルで何度もやらせてもらえたことが大きくて。本番に入ってからものすごいみんな自由になって、いろんな所にアンテナを張り巡らせることができて、それが共通認識になって」とふり返り、「すごい良い効果がいろいろありました」と続け、撮影での手ごたえを明かしている。また、意味深な笑みを浮かべながら「どうかなぁ」とつぶやく鈴木さんや、田口さん演じる夫を激しくビンタする常盤さんの衝撃的な姿もあり、“おとなの事情”を抱えたそれぞれが次々と巻き起こす予測不可能な修羅場に期待が膨らむ特別映像が完成している。『おとなの事情 スマホをのぞいたら』は2021年1月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おとなの事情 スマホをのぞいたら 2021年1月8日より全国にて公開©︎ 2020 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.
2020年12月22日12月12日、13日の全国映画動員ランキングは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開9週目も首位を守った。公開から59日間の興行収入は302億8930万7700円を記録しており、歴代興行収入は第2位。歴代1位の『千と千尋の神隠し』(308億円)まで約6憶円と迫りつつある。『鬼滅の刃』の土日の数字は、動員65万5310人、興行収入は9億3941万1200円を記録。公開から59日間の累計は、動員2253万9385人、興収302億8930万7700円をあげた。(※全国379館で上映)さらに、12月26日(土)からは全国82館の劇場でMX4D、4DXでの上映がスタートする。続いて初登場2位に『新解釈・三國志』がランクイン。本作は『銀魂』『今日から俺は!!』の福田雄一監督が、今まで誰も想像し得なかった新たな解釈で『三國志』を描く歴史エンタテインメント・アクション・コメディ。主演は大泉洋。共演は小栗旬、賀来賢人、山田孝之、ムロツヨシら。公開4週目の『STAND BY ME ドラえもん2』は先週2位から3位に。三浦春馬主演の映画『天外者』(てんがらもん)は初登場4位に。激動の幕末から明治初期にかけ、日本の未来のために駆け抜けた男・五代友厚の物語を、『利久にたずねよ』『海難1890』の脚本・小松江里子、監督・田中光敏の名コンビがオリジナルストーリーで映画化した伝記映画。また、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ3作をMX4D、4DXで期間限定上映する第2弾『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が新たに8位に入った。そのほか公開6週目の『羅小黒戦記ぼくが選ぶ未来』は先週と変わらず10位につけている。次週は『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』『電車を止めるな!〜のろいの6.4km〜』『日本独立』『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』『約束のネバーランド』『私をくいとめて』『ワンダーウーマン 1984』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』2位『新解釈・三國志』3位『STAND BY ME ドラえもん2』4位『天外者』5位『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』6位『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram』7位『サイレント・トーキョー』8位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』9位『魔女がいっぱい』10位『羅小黒戦記ぼくが選ぶ未来』
2020年12月14日玉木宏、川口春奈、志尊淳らが出演した日曜ドラマ「極主夫道」の最終回が12月12日放送。蝶野正洋の“ウイルス極道”や、眞島秀和の登場に、次クール「君と世界が終わる日に」で主演を務める竹内涼真のナレーションなど、豪華なゲストに視聴者が沸いている。累計200万部突破の人気コミックをドラマ化した本作。玉木さんが極道時代は“不死身の龍”の異名で恐れられたが、足を洗い結婚、いまは主夫業に打ち込む龍(たつ)役で主演し、龍とは対照的に片付けが苦手、料理もヘタクソな妻の美久役には川口さん。龍の元舎弟で彼を慕う雅に志尊さん。龍と美久の娘・向日葵に白鳥玉季、“不死身の龍”と双璧をなす伝説の極道だが今は露店クレープ屋を営む虎二郎に滝藤賢一。龍がかつて所属した「天雀会」会長の江口菊次郎に竹中直人。「天雀会」の姐御、雲雀に稲森いずみ。「大城山組」組長の大城山國光に橋本じゅん。雅から好意を抱かれる純喫茶アルバイトの大学生・大前ゆかりに玉城ティナ、天然キャラの交番勤務警察官・酒井タツキに古川雄大、龍たちが暮らす火竜町婦人会の会長・田中和子にMEGUMI。また本多力、安井順平、田中道子といった顔ぶれも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回ではクリスマスが近付くなか、龍が高熱を出して寝込んでしまう。美久の看病して翌朝に熱が下がるも今度は腹痛に襲われる。病院へ行き念のために精密検査を受ける龍。その姿を田中が目撃、さらに田中は医師が龍の検査結果を見て「持って3ヵ月か…」と話すのを聞いてしまう。そこで周囲の人々は龍のやりたいことをかなえてあげようとするが、実は龍が医師に渡そうとした羊羹の“賞味期限”が3か月だったというオチだった…というストーリーが展開。咳こんで「こいつはエヘン虫…」とつぶやく龍。すると龍の眼前に蝶野さん扮する“ウイルス極道”が現れ“格闘”が始まる…病気との戦いを壮絶なアクションで表現したこのシーンに「全員エヘン虫カチューシャつけとる」「ウイルス極道にちゃんとツノ着いてるの笑える」「風邪ウイルスが擬人化、いや、極道化されてる」「コメディパートのためにここまでのアクションwwそして爆破ww」などの声が続々。また医師役で登場した眞島さんにも「なんか見たことあるって思ったらおじかわにでてた眞島さん」「玉木宏と相撲取らされ持ち上げられる眞島さんが見れるとは」「最終回、マシマシをキャスティングした人神か」などの反応が。さらに冒頭の特別ナレーションを本枠で1月から放送開始となる「君と世界が終わる日に」で主演を務める竹内さんが担当。「次の日曜ドラマが竹内涼真主演だから、今日ナレーションだったのか!」「ナレーション随分力入ってるなと思ってたら、竹内涼真さんだった」「バチバチに気合い入ってて笑った」など、その“パワフル”な語り口にも注目が集まっていた。(笠緒)
2020年12月14日劇団四季在団中には『オペラ座の怪人』や『ジーザス・クライスト=スーパースター』、退団後も『レ・ミゼラブル』『エリザベート』『ダンス オブ ヴァンパイア』など数々の大作に主演し、“ミュージカル界の帝王”の名をほしいままにする山口祐一郎。『エリザベート』のルドルフ役で頭角を現し、その後『アルジャーノンに花束を』や『デスノート』などを経て、今や帝国劇場で単独主演を張れる数少ない俳優のひとりにまで上り詰めた浦井健治。そして、劇団四季の看板女優として『クレイジー・フォー・ユー』『マンマ・ミーア!』などに主演後、退団してからは縦横無尽な活躍ぶりが光る保坂知寿。ミュージカルファン垂涎の顔合わせが、しかし意外にもストレートプレイでーー全員日本人の役でーー実現することがまた興味をそそる『オトコ・フタリ』が、本日12月12日(土)に東京・シアタークリエで開幕する。NHK大河ドラマ『篤姫』『江~姫たちの戦国』など、数々の名ドラマを世に送り出してきた脚本家、田渕久美子が書き下ろす三人芝居。演出は、『ダンス オブ ヴァンパイア』『ローマの休日』などでおなじみの山田和也が務める。舞台は画家・禅定寺恭一郎(山口)のアトリエ。「先生、お茶が入りました」と入って来た家政婦の中村好子(保坂)の目線の先には、真っ白なキャンパス。“愛”をテーマにと依頼された作品に、恭一郎は取り掛かることができないでいるのだ。とそこに、ドタバタとうるさい足音が。須藤冬馬と名乗る青年(浦井)は「母を探しに来たんです。母を出せ、今すぐに!」と、訳が分からない恭一郎と好子をまっすぐ睨みつける。愛を知らないオトコと愛に生きるオトコ、そしてフタリを見守るオンナがキャンバスに描き出す“愛”の形とは……?3人は既に、9月に行われた山口のスペシャル・トークショー『My Story~素敵な仲間たち~』、また11月に行われた本作の製作発表でも顔を揃え、息の合ったトークを披露。彼らならきっと、宣伝文句にある通りの“珠玉のエンターテインメント・コメディ”を紡ぎ出してくれることだろう。文:町田麻子『オトコ・フタリ』脚本:田渕久美子演出:山田和也出演:山口祐一郎 / 浦井健治 / 保坂知寿【東京公演】2020年12月12日(土)~12月30日(水)会場:シアタークリエ【大阪公演】2021年1月15日(金)~1月17日(日)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ【愛知公演】2021年1月23日(土)~1月24日(日)会場:刈谷市総合文化センターアイリ
2020年12月12日山田ジャパン1月公演『優秀病棟 素通り科』が2021年1月20日(水)~27日(水)に渡り、本多劇場で上演される。この度、本作のビジュアルが公開となった。2008年に旗揚げした山田ジャパンの全作品は、脚本家・演出家として活躍する山田能龍が手がけている。彼は全世界190カ国に配信され世界中から絶賛されたNetflix配信『全裸監督』(シーズン2 は2021年配信予定)の脚本を、まだ日本ではなじみの薄いチームライティングの手法で作り上げ、高評価を得た人物のひとりだ。誰もが抱く不足感と独特の哲学を絶妙なワードセンスで笑いに昇華させ、物語に展開する世界観でファンを増やし続けている。山田ジャパンの最新作である『優秀病棟素通り科』は切り花を輸入する貿易会社に勤める飯塚哲人が主人公。彼は自らこの世を去ろうとしていたが、その矢先にかすかな丸みと共に、ガバ!っと抱きかかえられる感覚を覚える。彼をキャッチしたのは、小さな製紙工場の経理を務める初老の女性・喜久枝。不思議な縁は転がり、哲人は不運続きで悲惨な道のりを歩んできた喜久枝の人生を知ることに。一方、充実した人生を送り、周囲から愛されているかに見える哲人は、なぜそんな決断をするに至ったのか。主演はふぉ~ゆ~の福田悠太、劇団おなじみのゲストも出演。さらに旗揚げから劇団に所属し、山田作品には欠かせないいとうあさこも登場する。チケットは12月12日正午より、公式サイトにて先行発売開始。公開されたビジュアルは全員が背を向けたビジュアルとなっている。“ちょっとビターな大人のコメディ”に期待したい。■公演情報山田ジャパン1月公演『優秀病棟 素通り科』2021年1月20日(水)~27日(水)会場:本多劇場料金:8,500円(全席指定・税込)一般発売日:12月26日(土)10:00AM~公式サイト:
2020年12月12日映画『新解釈・三國志』(12月11日公開)の公開前夜祭 オンラインイベントが10日に行われ、大泉洋、ムロツヨシ、賀来賢人、岩田剛典、小栗旬、福田雄一監督が登場した。同作は、西暦約200年の中国・後漢の時代を舞台に、魏・呉・蜀の3国が中国の覇権を巡り群雄割拠していた史実をまとめた『三国志』を、新解釈で描く歴史エンターテイメント作。大泉が「蜀」の武将・劉備玄徳を演じ、チーム蜀の諸葛亮孔明をムロツヨシ、関羽を橋本さとし、張飛を高橋努、チーム暴の黄巾を山田孝之、呂布を城田優、董卓を佐藤二朗、チーム妻の黄夫人を橋本環奈、小喬を山本美月、チーム舞の趙雲を岩田剛典、貂蝉を渡辺直美、チーム魏の曹操を小栗旬、荀彧を磯村勇斗、夏侯惇を阿部進之介が演じる。完成報告会見では大泉とムロ以外全員パネルだったが、今回キャストが集まり、大泉は「なかなかね、旬ちゃんが忙しくて来れなかったから。ずっと『来ないの?』と言ってたんですけど、やっと来てくれて。でも来たら来たで小栗旬の映画に見えちゃうからね!」とぼやく。ムロも「来てほしいと思ってたんですけど、ツーショットも洋さんと旬ちゃんになっちゃうから。今まではずっと洋さんとムロだったんですよ! 急に旬になった! 旬と洋になっちゃったから!」と訴えていた。小栗は「来れて良かったです。大泉さんはかなり久しぶり」と喜びつつ、「僕、誰も撮影で会ってない。映画見て、みんなこんなことしてたんだなあって」と苦笑する。大泉と共演した『救命病棟24時』を思い出し、「当時は楽屋も2人で一緒で」と言う小栗に、大泉は「『洋ちゃん、鍵置いてくね。先帰るから』って言ってたんだ」と懐かしんでいた。福田組初参加となる岩田は「コメディ自体初めてのチャレンジだったんですけど、すごく難しいなという感想がありつつ、現場で共演者の皆さんに助けていただきながら、楽しく撮影できました」と振り返る。毎回バックライトとスモークを背負う演出のため、大泉から「岩ちゃんが出ると撮影が押すんだよな。明かりがつくのに時間かかるから」と暴露されていた。イベントは韓国・台湾・香港ともつながっており、「キャスト全員人気が高いですよ」と言う香港サイドに、大泉が「とはいえ、キャストの中で一番人気があるのは誰ですか?」と尋ねると、「1番人気があるのはやはり大泉洋さんです」という回答に。大泉は「素晴らしい! 香港行きたいな〜! 気持ち良くなっちゃった! わかってる!」と大喜びとなる。また、台湾では上映会も行われ、質問コーナーには渡辺演じる貂蝉のコスプレをした気合の入ったファンも。「大泉洋、小栗旬、大好き〜!」と日本語で叫んだファンは、「どうして渡辺直美さんはいらっしゃらなかったんですか!?」とまさかの質問でキャスト陣は爆笑。大泉が「あの人ニューヨークなのよ」と答えると、ファンも「そうですか」と納得していた。
2020年12月10日クリス・プラットが空手をテーマとしたコメディ映画『The Black Belt』(原題)を製作・主演するという。「Variety」誌が報じた。『The Black Belt』(黒帯)は空手マスターを目指すシャイで控えめなティーンの少年と、彼を導く型破りなおじの物語で、ランドール・グリーンが脚本を担当する。グリーンはアメリカのヒットドラマ「ビリオンズ」の脚本家の1人として活躍。最近ではノア・センティネオ主演のNetflix映画『パーフェクト・デート』を手掛けた。型破りなおじを演じるとみられるクリスに、ネット上では「ジョニー・カラテのカムバックか」と話題に。ジョニー・カラテとは、クリスが長年出演していたコメディ番組「パークス・アンド・レクリエーション」で演じたキャラクター。ツイッターにはジョニー・カラテに扮したクリスの画像やGIFが投稿されている。「クリスはこのために生まれてきた」「演じる役の名前はジョニーに決定」など、強烈な印象を与えたジョニーと今回演じる役を結び付けたコメントが多数寄せられた。「どうせなら、ジョニー・カラテを主役にした映画を作ってほしかった」という声も。また、物語の概要から『ベスト・キッド』のリメイクを連想した人も多いようだったが、今作は『ベスト・キッド』とは関連性のないオリジナル作品。(Hiromi Kaku)
2020年12月10日さまざまなイベントが中止や延期を余儀なくされた今年。そんななかでも、各主催者の尽力によってなんとか開催へとこぎつけているものもありますが、そのひとつが「フランス映画祭2020 横浜」。毎年6月が恒例ではあるものの、ようやく12月に開幕することとなり、映画ファンにとってはひと足早いクリスマスプレゼントとなりそうです。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。女優イザベル・ユペールさん&ジャン=ポール・サロメ監督【映画、ときどき私】 vol. 347今回、貴重なお時間を割いてくださったのは、映画祭において本年度のフランス代表を務め、日本にも多くのファンを持つ大女優イザベル・ユペールさんと主演最新作『ゴッドマザー』でタッグを組んだジャン=ポール・サロメ監督。フランス映画界を代表するおふたりに、映画にしかできないことや日本への思いについて語っていただきました。―まずは、映画祭に関わるうえで楽しみにしていることはありますか?ユペールさん私が期待しているのは、日本にいる多くの観客がフランス映画と出会うこと。それに貢献し、映画や映画に対する愛を讃えているこの映画祭は、とても重要な存在だと思っています。私自身もフランス映画祭で何度か日本を訪れたことがありますが、毎回日本のみなさんの映画に対する熱狂的な思いを感じることができました。これは私にとって本当に大きなことなんですよ。―では、ご自身の作品が映画祭のオープニング作品として、遠く離れた日本で上映されるいまのお気持ちを監督からお聞かせください。監督フランス映画祭は、フランスの映画界にとっても大切な映画祭なので、そのオープニングで自分の作品が上映されることは、非常に誇らしいことです。ただ、今回横浜に行けないのは、とても残念なことですね。新作が日本でどのように受け入れられるのかを直接見たいと思っていましたから。ただ、作品が海外に出て、国外でも存在していることは重要だと感じています。―それはなぜでしょうか?監督たとえば、『ゴッドマザー』はコメディではありますが、いまのような難しい時期のなかでも、問題解決につながる何かをどこの国の観客にももたらすことができると思っているからです。そんなふうに、この映画の持っている感動が国境を越える瞬間を見たかった気持ちはありました。でも、心配はしていません。なぜなら、フランス以外の国でもヒットを記録しており、この映画の持っている普遍性はすでに証明されているからです。私にとって、自分の作った映画が海外で封切られることは夢のひとつでもありますが、この作品によってそれをまた実現することができました。女性が徐々に変わっていく様子に注目してほしい―ananwebでは今年の8月に公開された主演作『ポルトガル、夏の終わり』でも、ユペールさんにお話を聞かせていただきました。その際、役作りは内面よりも形から入るタイプとおっしゃっていましたが、この作品ではどのようなことを意識されていたのでしょうか?ユペールさん今回演じた役は、人目を引くようなところがあるとても魅力的なキャラクター。特に、ある重要な場面においては、お金持ちのアラブ人女性に変装もしているんです。そんなふうに、その過程ごとに彼女自身も徐々に変化していく様子を表さなければならなかったので、今回もすべての衣装に意味がありました。冒頭で着ていたセーターからだんだん変わっていく服のテイスト、そして内面的にも別の女性へと変わっていく様子は注目してほしいですね。―監督は、ユペールさんと一緒の現場を通して感じたことはありましたか?監督イザベルが素晴らしいのは、具体的なところを重視する点ですね。というのも、脚本を書いて、人物像がいったん決まってしまうと心理的な側面を気にしなくなってしまいがちなんですが、彼女はいつも一緒に何かを探してくれようとしていました。それによって、ときには脚本に書かれていることを超えた映像を作り出すことができたので、作品をよりよいものにするための建設的な会話をつねにできていたように感じています。彼女は映画作家にとって、とても刺激的な存在なんですよ。―おふたりにとって、非常に充実した現場だったんですね。監督そうですね。お互いに本質的なところに直行する性質を持ち合わせているので、映画の素材自体を大切にし、無駄なことに頭を悩ませることもありませんでしたから。私はそういったときに発揮される彼女のエネルギーが好きでしたが、彼女もまた同じような考えを持つ私のことを必要としてくれていると感じることができました。そういう意味でも、私とイザベルはとても気が合っていたと思います。もちろん撮影は仕事ですから、いつもずっとふざけ合っていたわけではありませんよ(笑)。でも、それくらい現場の雰囲気はとてもよかったです。重要なのは感動を人と分かち合うこと―現在、世界的にエンターテインメントが危機に見舞われています。こういう時期だからこそ改めて映画について考えたこともありましたか?ユペールさんロックダウンのときに気がついたのは、「私たちは映画やあらゆる形の芸術表現を必要としているんだ」ということでした。もちろんこれだけ難しい環境のなかにあって、人間の儚さを感じる状況でもありますが、私たちにとって空想力がいかに大切なことかということを再び感じることができたと思っています。映画を観たいとか、本を読みたいとか、音楽を聞きたいとか、そういったことは空気と同じくらい人間が生きていくために必要なものだと言えるでしょう。今回は特に映画についてお話しますが、映画は私たちにとって本質的で、重要で、生命にも関わるものだということを確認できたと考えています。―まさにおっしゃる通り、今回のことで多くの人がエンターテインメントの大切さに改めて気づかされたと思います。監督イザベルが言ったことに付け加えさせてもらうとすれば、感動をほかの人と分かち合うのがいかに重要かということも理解した時期になったのではないでしょうか。いまは家のテレビやインターネットで映画や演劇を観ることはできますが、それは映画館や劇場に行って観るのとは決して同じではありません。なぜなら、他の観客と感動を共有したり、交流したりすることが欠けているからです。そういったことができなくて寂しいという感情をすべての人が抱いたのではないかと思っています。いま人々は映画館の再開を待っているところなので、ロックダウンが明けたら多くの人が劇場に詰めかけることになるでしょうね。そして、それはきっと映画やさまざまな芸術の未来にとって安心できる要素になるものと感じています。芸術を危うくしているのは無関心な人たち―こういうときだからこそ映画に救われている人も多いと思いますが、いまの危機的状況のなかで支えになっているものは何ですか?ユペールさんここ数か月間、私はずいぶんと仕事をしてきましたので、恵まれた立場にいると思います。いまは自分がどれほど幸運だったのかということを痛感しているところで、そういう思いが支えと言えるかもしれません。ただ、フランスの演劇や映画、音楽、ダンスといったすべて芸術に対して心配しているところはあります。アメリカやほかの国に比べると、フランスの芸術は国家からの援助を受けることができているかもしれませんが、援助金は実際に必要とされているよりは少なく、対応が遅いところもありますから。ただ、それよりも芸術という存在を危うくしているのは、無関心な人がいることのほうが大きいかもしれません。―なるほど。そのなかで、監督も新たな気づきなどはありましたか?監督そうですね。世界中が同じ問題に直面しているので、いまは病気の人や脆弱な立場に置かれている人たちのことを考えずにはいられません。こういった状況は、経験したことがありませんから気づかされたことはいろいろありましたが、私もイザベル同様に映画という仕事に関われていることについて、とても恵まれていると感じています。ちなみに、『ゴッドマザー』は一度公開が延期になったあと、1回目のロックダウンと2回目のロックダウンの間に公開することができ、ヒットを記録しました。多くの観客が映画館に足を運んでくださったことによって、この映画が存在している証にもなったと思います。同時に、「映画を観たい!」という気持ちが人々のなかにあることもわかったので、これらのことから見ても、映画は人が生きるために必要であると証明してくれたのではないかと感じています。―それによって、ご自身の意識も変わりましたか?監督このことは映画という仕事を続けていくうえで、私にとってはとても刺激的で重要なエネルギーとなりました。未来は不確かではありますが、映画を必要であることを人々が意識してくれたので、これからも映画に関わり続けていきたいと思っています。ただ、社会的に大きな問題が起きて危機に陥っている事実を無視することはできないので、映画という“バブル”のなかに閉じこもることなく、時々は現実に立ち返ることもしていくべきだと感じているところです。日本には来るたびに驚嘆させられている―ユペールさんは以前から日本が大好きだとおっしゃってくださっていますが、ご自身にとって日本とはどのような存在かを教えてください。ユペールさん私だけではなく、フランス人の多くが日本に魅了されていると思いますよ。それくらい日本は魅力的な国ですし、私たちにとってはいろいろなことを発見してみたい国ですから。私は何度も来日していますし、過去には数週間の撮影で東京や京都、富士山などいたるところに行ったこともありますが、そのたびに日本の素晴らしさに驚嘆しています。とはいえ、暮らしたことがあるわけではないので、もしかしたら美しい側面しか見ていないのかもしれません。それでも日本には詩的なところがありますし、日本の映画や文学、ファッションなどがとても好きなのです。そんなふうに日本人は芸術的ビジョンを重視しているところがあるので、フランス人は惹かれるんでしょうね。あと私は日本の映画監督も大好きですが、まだ一度も日本人の監督の作品に出演したことがありません。これは私からのメッセージだと受け取ってもらっていいですよ(笑)。ちなみに、本当は今年の9月に日本公演を行うはずだった『ガラスの動物園』という演劇作品の上演を来年の9月に東京で行う予定なので、それを楽しみにしたいと思います。監督私も日本の魅力については、イザベルが言っていることすべてに同意しています。ただ、ひとつだけ追加するとしたら、日本料理も素晴らしいということですね。ユペールさんもちろん、私も大好きですよ!インタビューを終えてみて……。現在、フランスも厳しい状況にあるにもかかわらず、オンライン取材を受けてくださったユペールさんとサロメ監督。画面越しでもさすがのオーラと映画に対する熱い思いはひしひしと伝わってきました。ユペールさんは前回の取材終わりにも「これからお寿司を食べに行くの」とおっしゃっていましたが、今回も日本のことについて本当に楽しそうに話してくださっていたので、その姿にはこちらまでうれしくなってしまうほど。一日でも早く、おふたりが安心して来日できる世界になってほしいと願うばかりです。日本にいながらフランスを近くに感じられる!痛快な社会派コメディ『ゴッドマザー』をはじめ、話題のフランス映画が一気に10本も堪能できる「フランス映画祭2020 横浜」。フランス気分が味わえるだけでなく、今回はドライブインシアターを同時開催するなど、幅広い楽しみ方ができること間違いなしです。ぜひ、足を運んでみては?取材、文・志村昌美ストーリーアラビア語の通訳として警察で働いているパシャンス。ある事件を捜査している最中に、警察が追うドラッグディーラーのひとりが、自分の母親を世話してくれている看護師の息子だと気がついてしまう。彼を助けることを決意したパシャンスだったが、それをきっかけに、彼女は驚くべき行動へと出るのだった……。いますぐ行きたくなる予告編はこちら!作品情報「フランス映画祭2020 横浜」会期:12月10日(木)~12月13日(日)場所:横浜みなとみらい21地区、イオンシネマみなとみらいほか©Unifrance©Philippe Quaisse/UniFrance©Guy Ferrandis
2020年12月09日『シンデレラ』のディズニーが新たに贈る「Disney+(ディズニープラス)」オリジナルのクリスマス・ファンタジー映画 『フェアリー・ゴッドマザー』 が、12月11日(金)より配信。この度、見習い妖精エレノアが最高の“ハッピーエンド”を届けるため、大奮闘する日本版予告映像が解禁された。日本初解禁となる予告編では、ピンクのキュートなドレスに身を包み、現代のアメリカ、ボストンに降り立ったエレノアが大奮闘する姿がコミカルに描かれている。陽気で優しく、まだ見習い中のため、ちょっぴりおっちょこちょいなエレノア(ジリアン・ベル)とは対照的に、「人生は単純に“ずっと幸せ”とはかぎらない」と放ち、忙しい毎日の中で希望を見失っているマッケンジー(アイラ・フィッシャー)の姿が。そんな2人が少しずつ心を通わせていく様子は見逃せない。監督は、『ブリジット・ジョーンズの日記』を手掛け、等身大の悩める女性を描いてきたシャロン・マグアイア。現代社会に降り立った妖精と希望を忘れかけた大人の女性、そしてその家族のハートフル・コメディ。ディズニー映画ならではの、華やかに描かれる魔法のシーンも見逃せない。『フェアリー・ゴッドマザー』はディズニープラスにて12月11日(金)より独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フェアリー・ゴッドマザー 2020年12月11日よりディズニー+にて配信@ 2020 Disney
2020年12月08日フランスの権威ある映画サイト「ALLOCINE」にて、2010年代のロマンティック・コメディ映画ランキングで『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』を抑え、堂々の1位を獲得している『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』。この度、延期されていた本作の新たな公開日が来年5月7日(金)に決定したことが分かった。『あしたは最高のはじまり』のユーゴ・ジェラン監督自身が、若くして結婚した自身の結婚生活を見つめ直すことで生まれたという本作。高校時代に一目惚れをして結婚したラファエルとオリヴィアは、結婚から10年が経ち、ラファエルは夢だったSF作家として成功、オリヴィアは小さなピアノ教室を開いており、仕事のことばかりで自分勝手なラファエルとの生活に孤独を感じていた。そんなある日、2人は大喧嘩。翌朝ラファエルは、自分がしがない中学校教師になり、オリヴィアは人気ピアニストという、立場が逆転した<もう一つの世界>で目覚める…。予告映像では、そんなもう一つの世界でラファエルが「彼女とは住む世界が違う」と、友人に嘆くが、しかしそれだけでなく、その世界ではオリヴィアには結婚を決めた別の相手が…。最愛の妻だったはずの彼女に「あなたと結婚してたら、きっと幸せになれたわね」「もっと早く出逢いたかった」と言われる場面は、思わず胸が苦しくなってしまう。ついに公開日が決定し、今回日本のファンに向けてジェラン監督からコメントも到着。「2020年5月に公開が予定されていた『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』が、2021年5月7日に公開されるということを聞いて、とても嬉しいです。僕の誕生日は、実は5月4日(火)なんです!だから、なお嬉しいことですね。日本で劇場公開されるということを、とても光栄に感じています。僕自身、日本に早く行ってみたいと思っています」と喜ぶ。そして「この作品はラブストーリーですが、笑えて、ちょっぴりファンタジーも含まれます。きっとこの映画の世界観は、日本でも気に入ってもらえるのではないでしょうか。日本の皆さんはとてもフレンチな物語だとも感じるかもしれません。でも同時に感情は世界共通だとも願っています」と話し、「日本の観客の皆さんが本作をご覧になってどう感じるのか、聞くのがとても待ち遠しいです。きっとSNSが、皆さんのこの映画を通じての体験や感想を私へ教えてもらえる手段となってくれると思います。それを楽しみにしていますね」と期待を寄せた。また、本作の再始動と合わせて12月15日(火)より、宣伝資金を募るクラウドファンディングがスタートする。『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』は2021年5月7日(金)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、渋谷ホワイトシネクイント、グランドシネマサンシャイン(池袋)ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから 近日公開© 2018 / ZAZI FILMS – MARS CINEMA – MARS FILMS – CHAPKA FILMS - FRANCE 3 CINEMA – C8 FILMS
2020年12月04日2021年2月5日(金)より公開となる岡田准一主演の映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』のスペシャル映像が公開された。本作は、累計800万部を突破した大ヒットコミック『ザ・ファブル』(原作:南勝久 / 講談社「ヤンマガKC」刊)を原作としたアクションの新シリーズ。2019年6月に公開された前作より全てをバージョンアップした形で、岡田演じる伝説の殺し屋“ファブル”が挑むあるミッションをスリリングに展開していく。今回公開されたスペシャル映像では、劇中シーンやメイキング、インタビューを含め60秒で本作の見どころを紹介。どんな相手も6秒以内に仕留めるという殺し屋のファブルは、「一年間、誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」というボスの命令(佐藤浩市)に従って佐藤アキラという偽名で、相棒・ヨウコ(木村文乃)と共に一般人のフリをして平和に暮らしている。そんなファブルを演じる岡田は主演としてのみならず、本作では“ファイトコレオグラファー”として活躍。アクションシーンの殺陣を自ら作り出し、数々の超難関アクションを展開する。団地を一棟まるごと貸し切って作り出した「団地パニック」アクションをはじめ、激走する暴走車とのカーアクションやフィジカルバトルにも注目。さらに、前作では見られなかった木村扮するヨウコの本格的アクションも今回の映像で初公開された。岡田から直接アクション指導を受けたという木村が「100回くらい“セクシーに”と言われました」と振り返る、安藤政信扮する凄腕の殺し屋・鈴木とのアクションバトルも必見だ。また、シリーズ2作目では岡田が「節目になる作品でご一緒させていただいてきた」と大きな信頼を寄せる堤真一が、ファブル因縁の敵・宇津帆として登場。堤や安藤、新ヒロインの平手友梨奈を迎え、原作で”泣ける”と話題のエピソードを描き出す本作は、『ザ・ファブル』ならではのアクションとコメディ、人間ドラマの全てを味わえる。ぜひパワーアップして返ってきた殺し屋“ファブル”の姿に期待してほしい。◆『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』スペシャル映像『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』2021年2月5日(金)より、公開
2020年12月04日『シンデレラ』のディズニーが現代に現れたおとぎの世界の妖精を描くクリスマス・ファンタジー映画『フェアリー・ゴッドマザー』が「Disney+(ディズニープラス)」にて12月11日(金)より配信。キービジュアル&場面写真、主演を務める『お買いもの中毒な私!』アイラ・フィッシャーと『ブリタニー・ランズ・ア・マラソン』ジリアン・ベルからコメントが到着した。おとぎの世界マザーランドに住みながら日々魔法の習得に励む見習い妖精のエレノア。ある日、世の中がおとぎ話を信じなくなったために、マザーランドが閉鎖の危機に晒されていると知る。人々の願い事を叶えてフェアリー・ゴッドマザーの必要性を証明すれば、マザーランドを救えると考えた彼女は、10歳の少女マッケンジーの手紙に書かれた願いを叶えようと現代のボストンへ旅に出るが…。エレノアが見つけた少女はすっかり成長し、大人になっていた!数年前に夫に先立たれ、歌手を夢見る娘は自信を失い、希望を失っていたシングルマザーのマッケンジーに対し、エレノアは「王子様と幸せに暮らす」最高の“ハッピーエンド”を贈ろうとする――。ロマンティック・コメディの名作「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのシャロン・マグアイアが監督を務め、脚本には『ダメ男に復讐する方法』のメリッサ・スタック。さらに、陽気で優しい、おっちょこちょいな妖精フェアリー・ゴッドマザーには、『ブリタニー・ランズ・ア・マラソン』『ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー』ほか『ビルとテッドの時空旅行音楽で世界を救え!』にも参加するジリアン・ベルが大抜擢。忙しい毎日の中で希望を見失ってしまったマッケンジー役には、『お買いもの中毒な私!』『グランド・イリュージョン』のアイラ・フィッシャー。アイラは「この映画にはコメディやギャグ、ドタバタなジョークがたくさんあります。そんな中で私が演じたマッケンジーは真面目な存在。このキャラクターが内面に抱えていた穴を埋めて、幸せを見つけていく様子を表現することができたのです。私はそういう役をこれまであまり演じてきていなかったので、今回は本当に素敵な機会でした」とふり返る。「ジリアンがおかしなことをやるシーンで、笑いを抑えるのは大変でしたけど(笑)。この映画で、ハッピーエンドにお城や王子様やドレスは必ずしも必要ないのだということを小さな女の子たちに伝えたい」と本作のメッセージを伝えた。また、ジリアンは「誰だってディズニーのプリンセスに憧れて育つんじゃない?それが私たちの目標なんです」と言う。「私はいつもマジカルな作品に出たいと思っていて、この役をもらえたことに、今もまだ感激しています。しかもこんなに素晴らしい人たちと共演できたので」。さらに、フェアリー・ゴッドマザーの衣装について「あのドレスは多くの人の協力でデザインされています。パジャマを着る1シーン以外、ずっとコルセットとドレスのあの衣装なのです。衣装デザイナーは、寒いところでの撮影だから少しでも暖かいようにとすごく気を使ってくれたんですが、気温がマイナスを超える寒さの中で撮影したときは本当に寒くて、ずっと震えていました(笑)。それ以外は、あの衣装が大好きでした」と明かし、「私はいつも衣装をひとつ持ち帰らせてもらうようにしているんですが、今回のは凄すぎてちょっと(スタッフに)聞けませんでした(笑)」とお茶目に語っている。『フェアリー・ゴッドマザー』は12月11日(金)よりディズニープラスにて独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フェアリー・ゴッドマザー 2020年12月11日よりディズニー+にて配信@ 2020 Disney
2020年12月03日昨年3月、娘を名門大学に裏口入学させたことで逮捕されたフェリシティ・ハフマン(「デスパレートな妻たち」)が女優業に復帰する。「デスパレートな妻たち」や「American Crime」(原題)など、フェリシティが出演したドラマを放送してきたテレビ局「ABC」によるドラマに主演するという。テレビや映画に出演するのは、昨年10月に刑期2週間(実際は11日間に短縮)を務め終えてから初めて。250時間の社会奉仕活動も終え、1年間の保護観察期間も明けている。「Deadline」によるとタイトルは未定、1話30分の野球コメディ。脚本は「NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち」「スイッチ~運命のいたずら」のベッキー・ハートマン・エドワーズ。フェリシティ演じる主役の女性は、実在するマイナーリーグのプロ野球チーム「サクラメント・リバーキャッツ」のオーナー、スーザン・サベージがモデルとなっている。夫が突然他界し、野球チームのオーナーを引き継ぐことになった女性が、ダウン症で野球好きな息子の助けを借りながら新生活をスタートさせるという話だという。息子役は『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』のザック・ゴッツァーゲン。関係者によると、フェリシティは「このプロジェクトに携わることができ、光栄に思いますし、感謝しています」と語っているという。(Hiromi Kaku)■関連作品:デスパレートな妻たち [海外TVドラマ]
2020年12月01日ハリウッド俳優のマイケル・J・フォックスが、2020年11月17日発売の自叙伝『No Time Like the Future』のなかで、キャリア二度目の引退宣言をしたことが話題になりました。難病を患いながらも我々を映画の世界に導いてくれた名優、マイケル・J・フォックスのキャリアを、出演作とともに振り返ります。大ヒットSF映画から爆笑のコメディドラマまで演じきる童顔の天才俳優 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 1961年生まれのマイケル・J・フォックス。彼のキャリアは15歳の頃に、コメディ番組『Leo and Me(原題)』のオーディションに合格したことで幕を上げました。 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 端正な顔立ちながら同時に童顔でもあったマイケル・J・フォックスは、『Leo and Me(原題)』出演時、15歳だったにも関わらず、劇中での年齢設定はなんと10歳でした。同作で人気を博した彼は、18歳の時に渡米。ロサンゼルスに居を構え、1980年にコメディ映画『オールナイト大学狂騒レース!』に出演し、映画デビューを飾りました。その後、映画と並行してテレビドラマへの出演も続け、1982年からは7シーズンも続いたコメディドラマ『ファミリータイズ』で主人公を演じ、全米の人気者に。本作でマイケル・J・フォックスは、合計3回もエミー賞を獲得しています。『ファミリータイズ』動画そんな折、彼はキャリアでも最大といってよい当たり役に出会います。それは、ハリウッド映画史に残るであろう1985年公開の傑作SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公、マーティ・マクフライ役への抜擢です。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』予告編天才発明家エメット・ブラウン(通称:ドク)の開発した、スポーツカー『デロリアン』を改造したタイムマシーンに乗り込み、両親が出会った1955年代にタイムスリップしてしまう高校生役を熱演して世界的な知名度を得ました。 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 合計3作が作られ、そのどれもが世界中で大ヒットした本作ですが、実はマーティ役は最初俳優のエリック・ストルツが演じていました。しかし、ドク役のクリストファー・ロイドとの掛け合いがうまくいかず降板。急遽選ばれたのがマイケル・J・フォックスだったのです。その後、高校生が狼男になってしまう1985年公開のホラーコメディ映画『ティーン・ウルフ』や、野心家の青年が大企業のトップになってしまう1986年公開のコメディ映画『摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に』など、1980年代ハリウッド・コメディのスターとして、まさに順風満帆だったマイケル・J・フォックス。『ティーン・ウルフ』予告編しかし、1991年に人生を一変させる出来事が彼を襲います。それは、脳の異常により身体にコントロールできないけいれんや筋肉のこわばりが発生してしまう難病『パーキンソン病』の診断を受けたことです。身体を使った演技が武器だった彼にとって、これは相当ショックな出来事だったはずです。 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 難病の診断を受けるも、マイケル・J・フォックスはめげずに1996年からスタートした人気ドラマ『スピン・シティ』に主役で出演を続け人気を博しました。しかし、シーズン5が始まる2000年に、同役を俳優のチャーリー・シーンに引き継ぎ、事実上の引退状態となります。その後、自ら同病の非営利団体では最大の規模を誇る『マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団』を設立。自分と同じ病と闘う人々を支援し、自らも病と向き合っていく姿勢を明らかにしてきました。 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 2019年にアメリカの新聞『New York Times』のインタビューでマイケル・J・フォックスは「当時は、『大丈夫』なんて状態ではなかった。『酷いことになるんだ』という気持ちだった」と、恐怖心を回顧しています。2002年には自叙伝『ラッキーマン』を執筆しベストセラーに。その中で、マイケル・J・フォックスは「この病気にならなければ、自分はこれほど深く、豊かな気持ちになれなかったはず」と、スターとしての華やかなキャリアよりも大切なものに気付かされたことを語っています。その後、2004年放送のコメディドラマ『Scrubs〜恋のお騒がせ病棟』で俳優に復帰したマイケル・J・フォックスは、落ち着いた演技中心の方針に切り替え、見事俳優業に復帰します。2010~2016年にかけては、ドラマ『グッド・ワイフ』でパーキンソン病を患った嫌味な弁護士役を熱演。2018年にも『サバイバー:宿命の大統領』にゲスト出演するなど、病気に負けぬ役者としての力強さを披露してきました。 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 また、2013年には主演を務めたバラエティ番組『ザ・マイケル・J・フォックス・ショー』で、難病と闘う自分を英雄視する世間の声に、自虐たっぷりに皮肉ネタをかますなど、衰えぬコメディの嗅覚を世間に見せつけ話題に。しかし現在は、病の影響でセリフが覚えづらくなったことを、新刊の著書発売を受けて行ったアメリカの週刊誌『Pepole』のインタビューで、マイケル・J・フォックス自ら告白しています。「幸運にも、私は書くことがとても楽しいんだ」と執筆業への熱意も語っており、まだまだ我々にその輝く才能を披露してくれることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年11月30日キアヌ・リーブス、アレックス・ウィンターが主演を務め、北米で今年夏に大ヒットを記録したコメディ『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』が12月18日(金)より公開。この度、見どころ満載の予告編とポスタービジュアルが解禁された。この度解禁となった予告編は、高校生だったビル(アレックス・ウィンター)とテッド(キアヌ・リーブス)が映し出されるところから幕を明ける。ロックバンド「ワイルド・スタリオンズ」として、かつて一世を風靡した彼らもいまやすっかり落ちぶれたおじさんに…。そんな2人の前に突然未来からの使者が現れ、世界が滅亡の危機に直面しており、人類を救うためには“最高の曲”が必要だと伝えられる。「プレッシャーきつくない?」と頼りない本音を漏らしながらも、お馴染みの電話ボックス型のタイムマシンに乗って時空を飛び超え、史上最強のバンドを結成するため、モーツァルトなど伝説のミュージシャンを連れてこようと奮闘する。そんな彼らを助けようと2人の娘たち(サマラ・ウィービング、ブリジット・ランディ=ペイン)も加わるが、ビームを放つ謎のロボットなどクセの強いキャラクターが次々登場し…。「互いにエクセレントであれ」「パッといこう!」という2人の合言葉の後には、ビルとテッドが未来の自分たちと遭遇するシーンも。ムキムキの囚人姿になっていたり、ハイタッチで関節を痛め「看護師さ~ん!」と助けを呼ぶおじいさんになっていたりと、自分たちも予想だにしなかった未来が次々と目の前に現れ「マジかよ…」と呆然とぼやく姿で締めくくられている。今回、予告編と併せてポスタービジュアルも解禁。世界を救うためのタイムリミットは77分。ビルとテッド、そして彼らの娘たちは時間内に史上最強のバンドを組み、人類滅亡の危機を救うことができるのか!?主演を務めたキアヌは「“全人類の心が一つになる”という映画で描かれるテーマは、コロナによって気分が下がっている今だからこそ、僕らに必要なことなんだ」と熱く語る。なお、特製スマートフォン壁紙の特典付き・ムビチケ前売り券(オンライン)が11月27日(金)から発売開始となる。『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』は12月18日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! 2020年12月18日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 Bill & Ted FTM, LLC. All rights reserved.
2020年11月24日シンガー・ソングライターの瑛人が、その年に圧倒的な活躍をみせた人を称えるアワード「GQ MEN OF THE YEAR 2020」に選出され23日、都内で行われたフォトコール・表彰式に出席した。瑛人は、「ブレイクスルー・ソング・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞。「うれしいです。かっこいいのをもらえて、信じられないです」と笑顔全開で喜んだ。「香水」が大ヒットした反響を聞かれると、「とにかく今年は信じられないことがいっぱい起きて、まだ反響を振り返れていないというのが現実です。ただこの経験ができているなという実感はあります」と答えた。そして、「今年は『香水』をきっかけに知ってもらえたので、来年はほかの瑛人という一部をもっともっと届けていきたいと思います。1月31日に初めてのワンマンライブをします。そこから全国、地元を含めて、音楽を楽しく届けていきたいです」と来年の抱負も語った。○「GQ MEN OF THE YEAR 2020」受賞一覧EXITベスト・コメディ・デュオ・オブ・ザ・イヤー賞瑛人ブレイクスルー・ソング・オブ・ザ・イヤー賞大坂なおみアクティビスト・オブ・ザ・イヤー賞黒沢清監督フィルム・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞SixTONESポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞Snow Manポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞田中みな実ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞NIGOファッション・デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞福澤克雄TVドラマ・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞星野源インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞本木雅弘アクター・オブ・ザ・イヤー賞
2020年11月24日ジャンルを問わずその年に圧倒的な活躍をみせた人物を称えるアワード「GQ MEN OF THE YEAR 2020」の受賞者が発表。星野源、お笑いコンビ「EXIT」、シンガー&ソングライターの瑛人、プロテニスプレイヤーの大坂なおみ、映画監督・黒沢清、「SixTONES」「Snow Man」らが選出、田中みな実がブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞に選ばれた。日本での開催が15回目となる「GQ MEN OF THE YEAR 2020」 授賞式は11月23日(月・祝)に開催、多くの読者の皆様に記念すべきアニバーサリーイヤーを楽しんでいただけるよう「GQ JAPAN」公式YouTube、Twitter、TikTokアカウントにて授賞式の様子が生中継された。「GQ MEN OF THE YEAR 2020」受賞者と受賞理由※五十音順・敬称略■EXIT(お笑い芸人)ベスト・コメディ・デュオ・オブ・ザ・イヤー賞現代の若者のセンスによるお笑いとファッションで大人気を博し、2020年、もっとも飛躍的な活躍をみせたお笑い芸人デュオ。政治問題についても、「影響力は自分で持ったもの。その自分が思うことを発言するのは、本当に自由だと思う」と主張、多くの人たちの共感を呼んだ。■瑛人(シンガー&ソングライター )ブレイクスルー・ソング・オブ・ザ・イヤー賞ソーシャル・プラットフォーム上での人気から火がつき、爆発的な大ヒット・ソングとなった「香水」は、YouTubeでのミュージックビデオ再生回数が1億回を突破、今年一番の話題曲となった。■大坂なおみ(プロテニスプレーヤー)アクティビスト・オブ・ザ・イヤー賞黒人差別に抗議する「ブラック・ライヴズ・マター」運動を背景に、8月末から9月13日まで開かれたテニスの全米オープンのコートに毎試合、犠牲者となった黒人の名前をプリントしたマスクをつけて登場、人種差別に強く反対する意志を世界に発信した。そして、女子シングルスで2度目の全米オープン制覇を成し遂げた。■黒沢清(映画監督)フィルム・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞監督した蒼井優×高橋一生出演映画『スパイの妻』が、9月にイタリアで開催された第77回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞、日本人監督としては17年ぶりの快挙を達成した。■SixTONES(アーティスト)ポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞アイドルであると同時に、その高い音楽性が魅力の6人組「SixTONES」。R&BやEDMといったトレンドを単に真似るのではなく、しっかり消化して採り入れた世界基準の音楽を武器に、2020年1月のデビューから瞬く間にポップ・アイコンとして旋風を巻き起こした。■Snow Man(アーティスト)ポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞最年少は17歳、最年上は28歳と背景も経歴もまちまちの9人がまとまり、デビュー初年度の2020年、いきなりトップ・アイドル・グループに駆け上がった。デビューからミリオン2連発という比類ないパワーに大注目。■田中みな実(アナウンサー、 女優)ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞初の写真集「Sincerely yours…」が60万部という記録的なヒットとなり、テレビ朝日とABEMAの共同制作ドラマ「M愛すべき人がいて」では敏腕プロデューサー、マサの秘書役を怪演して話題をさらった。アナウンサーやタレントのみならず、新しい分野にチャレンジし続け自己更新を続けている。■NIGO(クリエイティブディレクター、 ファッションデザイナー)ファッション・デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞「LV2」なるルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)とのコラボが大きな話題を集める一方、東京の20ブランドに呼びかけて「ブラック・ライヴズ・マター」のチャリティーTシャツをつくるなど、2020年、再びファッション・シーンの世界的主役に躍り出た。■福澤克雄(ドラマ・映画監督) TVドラマ・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞演出したTBSドラマの日曜劇場「半沢直樹」は、総合視聴到達人数7408万人(ビデオリサーチ調べ)というテレビ・ドラマ史上異例の大ヒットとなった。多彩な俳優陣による「名言」や「顔芸」も毎週注目を集め、「半沢直樹」はツイッター上でも10話連続世界トレンド1位を記録し、コロナ禍の日本に旋風を巻き起こした。■星野源(音楽家、 俳優、 文筆家)インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞ドラマ「MIU404」が大ヒット、音楽家としてもソロデビュー10周年を迎えた。コロナでエンターテインメント界にも大きな影響がある中、インスタグラムに投稿した楽曲「うちで踊ろう」の動画が一躍話題に。■本木雅弘(俳優)アクター・オブ・ザ・イヤー賞大河ドラマ「麒麟がくる」で斎藤道三を圧倒的かつ革新的な演技で熱演。“道三ロス”という言葉も世にひろがるほどの人気に。同時期に放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」では、初めての長期密着取材を受け“新たな本木雅弘”をさらけだし、話題になった。(text:cinemacafe.net)
2020年11月24日歌手で俳優の星野源が23日、都内で行われた「GQ MEN OF THE YEAR 2020」のフォトコール・表彰式に登場した。メンズファッション・ライフスタイル誌『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン刊行)がその年に圧倒的な活躍をみせた人を称える同アワード。星野は「インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞。「俳優として主演を務めたドラマ『MIU404』が大ヒット、音楽家としてもソロデビュー10周年を迎えた。コロナであらゆるモノが大打撃を受け、エンターテインメント界にも大きな影響がある中、インスタグラムに投稿した楽曲『うちで踊ろう』の動画が一躍話題に。日本中を元気づけた」との理由で選出された。星野は「本当に本当にうれしいです。今年ずっと働き通しの1年でとても忙しかったので、『お疲れ様、よく頑張ったね』と言っていただけたような感じがします」と受賞を喜び、「本当に働いたなあという感じ。外出自粛期間も含めて、音楽を作ったり、『MIU404』というドラマの撮影をしたり映画の公開があったり、お正月のドラマの撮影があったり、ずっと何かしらで動いていた1年だった。いろんな意味であっという間でした」と今年を振り返った。この日は珍しいひげ姿を披露し、表彰式でひげについて聞かれると「伸ばし始めたら楽しくなっちゃって、伸ばしてみました」と説明。オンラインで視聴している人たちからは、「かっこいい」という声が続出した。○「GQ MEN OF THE YEAR 2020」受賞一覧EXITベスト・コメディ・デュオ・オブ・ザ・イヤー賞瑛人ブレイクスルー・ソング・オブ・ザ・イヤー賞大坂なおみアクティビスト・オブ・ザ・イヤー賞黒沢清監督フィルム・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞SixTONESポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞Snow Manポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞田中みな実ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞NIGOファッション・デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞福澤克雄TVドラマ・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞星野源インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞本木雅弘アクター・オブ・ザ・イヤー賞
2020年11月23日フリーアナウンサーで女優の田中みな実が23日、都内で行われた「GQ MEN OF THE YEAR 2020」のフォトコールに登場した。メンズファッション・ライフスタイル誌『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン刊行)がその年に圧倒的な活躍をみせた人を称える同アワード。田中は「ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞。以前、同アワードの司会を務めたこともあり、「まさか受賞者としてこの場に登壇できるとは思わず、大変感慨深い思いです」と心境を語った。この日は田中の34歳の誕生日。報道陣からそのことに触れられると、「ありがとうございます」と照れながら感謝し、「事務所も変わりまして、新しい環境でどんなことにも臆せずに挑戦していけたらいいなと思っています」と抱負を語った。女優として挑戦したいことを聞かれると、「需要があればどんな役でもやらせていただきたいと思いますが、純度の高いラブストーリーをやりたいです。ちょっとエキセントリックな役柄が多いので…」とラブストーリー出演を希望し、「でも、いじめる役でもいいです」と笑った。なお、19時30分から授賞式を開催。『GQ JAPAN』公式YouTube、Twitter、TikTokアカウントにて生中継される。EXITはフォトコールは欠席、授賞式のみ参加。大坂はどちらも欠席、授賞式はビデオ出演する。授賞式では、トロフィー贈呈やスピーチ、トークセッション、瑛人による「香水」のパフォーマンスなどが予定されている。○「GQ MEN OF THE YEAR 2020」受賞一覧EXITベスト・コメディ・デュオ・オブ・ザ・イヤー賞瑛人ブレイクスルー・ソング・オブ・ザ・イヤー賞大坂なおみアクティビスト・オブ・ザ・イヤー賞黒沢清監督フィルム・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞SixTONESポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞Snow Manポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞田中みな実ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞NIGOファッション・デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞福澤克雄TVドラマ・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞星野源インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞本木雅弘アクター・オブ・ザ・イヤー賞
2020年11月23日アイドルグループ・Snow Manが、その年に圧倒的な活躍をみせた人を称えるアワード「GQ MEN OF THE YEAR 2020」に選出され23日、都内で行われたフォトコールにラウールと目黒蓮が代表して出席した。メンズファッション・ライフスタイル誌『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン刊行)が選出する同アワード。15周年を迎える今年は「CELEBRATION OF OUR HEROES」をテーマに、EXIT、瑛人、大坂なおみ、黒沢清、SixTONES、Snow Man、田中みな実、NIGO、福澤克雄、星野源、本木雅弘が受賞した。Snow Manは、「ポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞。ラウールは「こんな立派な鏡付きの盾をいただいて信じられないです」と“鏡付き”と表現し、会場から笑いが。目黒は「17歳なんです」とフォローしつつ、「デビュー1年目でまさかこんな賞をいただけるとは。ジャニーさんも喜んでくれていると思います」と語った。自身にとってのヒーローを聞かれると、目黒は「僕はずっと憧れの先輩を『滝沢くん』とジュニアの頃から言っていたので、僕にとってのヒーローは滝沢くん。たくさんのことを教えていただいて、僕たちこの場に立てていると思うので、今回の賞をいただいて滝沢くんも喜んでくれていると思います」と滝沢秀明氏をヒーローに挙げた。一方、ラウールは「『ドクターX』が大好きで、大門未知子先生もヒーローかなと。シリーズ全部見ました」とテレビ朝日系ドラマ『Doctor-X 外科医・大門未知子』シリーズで米倉涼子が演じた主人公を挙げ、目黒は「だそうです。すみません」と笑った。なお、19時30分から授賞式を開催。『GQ JAPAN』公式YouTube、Twitter、TikTokアカウントにて生中継される。EXITはフォトコールは欠席、授賞式のみ参加。大坂はどちらも欠席、授賞式はビデオ出演する。授賞式では、トロフィー贈呈やスピーチ、トークセッション、瑛人による「香水」のパフォーマンスなどが予定されている。○「GQ MEN OF THE YEAR 2020」受賞一覧EXITベスト・コメディ・デュオ・オブ・ザ・イヤー賞瑛人ブレイクスルー・ソング・オブ・ザ・イヤー賞大坂なおみアクティビスト・オブ・ザ・イヤー賞黒沢清監督フィルム・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞SixTONESポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞Snow Manポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞田中みな実ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞NIGOファッション・デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞福澤克雄TVドラマ・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞星野源インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞本木雅弘アクター・オブ・ザ・イヤー賞
2020年11月23日成河の一人芝居『フリー・コミティッド』が、11月13日に東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERで開幕した。ベッキー・モードが脚本を手がけた本作は、米・オフブロードウェイで1999年に初演されたコメディ。マンハッタンの人気レストランで予約受付係として働く売れない俳優のサムが、次々にかかってくる電話に翻弄される様子を描く。2018年に千葉哲也の演出、成河のキャスティングで上演された本作が、Withコロナにおいて“究極のソーシャルディスタンス”を実現した一人芝居として蘇る。クリスマスを控えたある日、出勤したサムは同僚の遅刻によって業務のすべてを一人で背負う羽目に。オーバーブッキングな上に「このテーブルでないとイヤ」と一方的に指定するセレブからの無茶なオーダーをはじめ、パワハラ気味のシェフ、事なかれ主義のスタッフによる内線で、サムはタイトル通り“Fully Committed(全力投球)”の大忙し。なかなか来ない最終オーディションの連絡を待ちわびながら、帰省を待つ故郷の父や予約トラブルの対応を目まぐるしくこなし、彼の苛立ちはピークに達して──。ステージ中央にはレストランの予約端末2台、上手に厨房・ホール、下手にシェフのオフィスと繋がる内線3台が設置されている。地下の予約オフィスにベルが鳴り響く中、成河は終始電話の間を汗だくで全力疾走。サムに扮する一方で、同時に電話の話し相手である社交界の夫人、日本人観光客、ボーイ長の女性ストーカー、そして猫にいたるまで30以上もの役を、声色や口調を変幻自在に操りながら演じ分ける。ストーリーは、サムと電話相手の掛け合いを軸に進む。取材日だった初日に客席から大きな笑い声があがったのは、VIPのダブルブッキングをシェフとホールスタッフから非難された彼が己に非のないことを証明した瞬間。成河は、開き直ったようにガッツポーズを取り、ふんぞり返って予約電話に応じるサムを体現し、観客を沸かせた。サムの心情を吐露するモノローグは登場しない。しかし、父や兄、マウントを取ってくる役者仲間との会話を通じて、予約係の仕事に忙殺され、うまくいかない俳優業に対する苦しみが覗く。成河は多彩な表情と仕草で、サムの内面までも舞台上に立ち上げた。上演時間は約110分(休憩なし)。公演は11月30日(月)まで。なお、アフタートークが16日(月)14時、21日(土)18時開演回で実施されるほか、16日(月)14時と千秋楽の30日(月)14時開演回にはPIA LIVE STREAMでライブ配信が実施される。アーカイブ配信は、各回の開演時間から24時間後まで視聴できる。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2020年11月16日