今年6月、『ダークナイト ライジング』『裏切りのサーカス』のトム・ハーディを主演に、アカデミー賞女優シャーリーズ・セロンを迎え、新たな伝説として生まれ変わる『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。本作に、『アバウト・ア・ボーイ』のあどけない少年から『X-MEN』シリーズなど話題作に次々出演する若手に成長した英国俳優ニコラス・ホルトが、まさかのスキンヘッド姿で登場していることが分かった。資源が枯渇し、都市が消滅、法も秩序も崩壊した荒涼たる近未来を舞台に、元祖『マッドマックス』シリーズの創始者ジョージ・ミラー監督が贈る本作。メル・ギブソンが演じた主人公マックスを受け継いだトム・ハーディ、巨大戦闘車を操るスキンヘッドの女ボス・フュリオサのシャーリーズ・セロンに続き、“第三の男”として明らかになったのが、スキンヘッド姿で白塗りメイクを施したニコラス・ホルトが演じる謎の登場人物ニュークスだ。ホルトといえば、『アバウト・ア・ボーイ』(’02)でヒュー・グラントと共演してデビュー。以後、『タイタンの戦い』『X-MEN ファースト・ジェネレーション』『X-MEN フューチャー&パスト』などの超大作から、オールヌードも披露したコリン・ファース主演『シングルマン』、ゾンビになりきれない青年を演じた『ウォーム・ボディーズ』まで幅広い活躍を見せ、子役から見事に脱皮を遂げた英国イケメン俳優。ジェニファー・ローレンスの元彼としても知られ、昨年は日本でクリステン・スチュワートとの共演作を撮影していた。今回解禁された2枚の場面写真は、女性版ロード・ウォーリアーズともいえるフュリオサ率いる軍団と戦闘車に乗り込んだ、ニコラス演じるニュークスのただならぬ姿をとらえている。スキンヘッドで、全身には白化粧、半裸の胸には焼き印が刻まれている。また、もう1点は、鎖でつながれながらも、狂気に満ちた目で敵に銃をかざす強烈なカット。ただならぬ容貌と形相が、あの英国美男とは思えないほどでド胆を抜く。ひと足早く12月10日に配信が開始されたアメリカ版劇場予告編では、戦いに向かうニュークスが「WHAT A LOVERY DAY!」と叫びながら疾走する衝撃的な一瞬がとらえられており、まるでマッド=《狂気》を楽しむためだけに生きている人物像を伺わせている。いまだ多くが秘密のベールに包まれた中で解禁された、今回の場面写真。ホルトが演じるニュークスとは、マッドの敵なのか、それとも味方なのか?ますます期待が高まるところだ。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は5月15日より全米公開、6月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月16日1920年代の美しい南仏のリゾート地を舞台に、マジシャンと占い師の恋の駆け引きを描くウディ・アレンの最新作『マジック・イン・ムーンライト』。オスカー俳優コリン・ファースと、現在数々の映画賞にノミネートされているエマ・ストーン共演のロマンティック・コメディが、2015年4月11日(土)より日本で公開することが決定した。この世に魔法や超能力は絶対に存在しないと信じる、イギリス人マジシャンのスタンリー(コリン・ファース)。大富豪が入れ込んでいるアメリカ人占い師がいると聞き、そのトリックを暴くため、コート・ダジュールの豪邸へと乗り込む。自信満々のスタンリーだったが、占い師ソフィー(エマ・ストーン)の驚くべき透視能力に圧倒され、人生観までもが根底からひっくり返されるハメに。しかも容姿も性格もチャーミングな彼女に、不覚にも魅了されてしまい…。他人を騙しながらも、自分は騙されまいとする皮肉屋マジシャンを演じるのは、『英国王のスピーチ』でオスカーに輝いたコリン・ファース。そして他人の心を見透かしながら、自分の心はひた隠しにする占い師を演じるのは、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』での演技が絶賛され、ゴールデン・グローブ賞を始め、数々の映画賞にノミネートされているエマ・ストーン。飾らない自然体な雰囲気を持つ人気のふたりが、こじれてもつれ合う恋の駆け引きを披露する。監督&脚本は、前作『ブルー・ジャスミン』でケイト・ブランシェットをアカデミー「主演女優賞」に導き、自身も多くの賞を受賞している名匠ウディ・アレン。もともとアレンは、コメディアンとして脚光を浴びる以前はマジシャンを目指していた。毎日、コインやカードなどを手先で素早く扱うトリックを練習していたというだけに、『スコルピオンの恋まじない』や『タロットカード殺人事件』など、これまでもマジックに関する物語を描いてきている。そして今回は、何もかもが対照的な男女の恋の行方もプラスされ、アレンの“魔法”と“トリック”はどんな輝きを放つのか気になるところだ。ウディ・アレン特有のリズミカルで心地いい会話に、心躍る魔法がかけられる本作。春の訪れと共に楽しみに待っていて。『マジック・イン・ムーンライト』は2015年4月11日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月18日ウディ・アレン監督の最新作『マジック・イン・ムーンライト』が来年4月11日(土)から日本公開されることが決定した。本作は1920年代を舞台にしたロマンティック・コメディで、コリン・ファースとエマ・ストーンが出演する。『ミッドナイト・イン・パリ』や、ケイト・ブランシェット主演の『ブルージャスミン』など近年、ヒット作を連発しているアレン監督の最新作の舞台は1920年代の南仏のリゾート地だ。英国人マジシャン、スタンリー(ファース)はこの世に魔法や超能力など絶対に存在しないと信じている男で、ある大富豪が入れあげている米国人占い師の調査を依頼される。そこでスタンリーは占い師のソフィー(ストーン)に対面するが、ソフィーは透視能力を発揮し、スタンリーを驚かせる。さらに彼はソフィーの愛らしさにも魅了されてしまい、ふたりの“恋とトリック”にまつわる駆け引きは予想外の方向へと転がっていく。『マジック・イン・ムーンライト』2015年4月11日(土) 全国公開
2014年12月18日先日、婚約を発表したベネディクト・カンバーバッチを始め、ベン・ウィショーやトム・ヒドルストン、さらに「ダウントン・アビー」『ザ・ゲスト』のダン・スティーブンス、『アバウト・タイム愛おしい時間たち』のドーナル・グリーソンといった“新顔”も登場している、今年も大人気の“英国男子”。話題の新作映画、ドラマに続々と出演し、その勢いは留まるところを知らない彼らは、整ったルックスや紳士的な雰囲気、そして舞台で培った抜群の演技力で、日本中の女子を魅了している。だが実は、現在のブームは“第2次”の英国男子ブーム。かつて“第1次”のブームを盛り上げてきたのは、『ブリジット・ジョーンズの日記』『ラブ・アクチュアリー』などで活躍したヒュー・グラントやコリン・ファースなどだ。そんな彼らも、現在は50歳を超え、名実共に“紳士”と呼ぶにふさわしい風格をまとい、若手に負けず劣らず活躍中!日本でも注目を集めている“渋メン”好き、“枯れ専”女子にもおすすめの“大人の英国男子”も改めてチェックしてみた。まずは、『シンドラーのリスト』でのアカデミー賞「主演男優賞」ノミネートのほか、数々の受賞歴をもつ実力派俳優でありながら、近年はバリバリのアクションもこなしているリーアム・ニーソン。190cmの長身と、優しいつぶらな瞳が魅力的なリーアムは現在62歳。還暦を越えながらも衰えを感じさせない彼が、アクションスターとして新たなポジションを築くきっかけとなったのが、愛する娘や妻を体を張って救出してきた『96時間』シリーズ。その最新作にして、最終章となる『96時間/レクイエム』が2015年1月に公開を控えている。愛する家族を守るためなら、どこまでも冷酷非情に悪党をなぎ倒していく“無敵の父親”の最強っぷりが魅力の本シリーズ。最終章でも、その長身を活かしたダイナミックかつクールなアクションと、娘を溺愛する“親ばかパパ”ぶりで、多面性のあるキャラクターを魅力的に表現しており、日本の観客を再び熱狂させてくれるに違いない。また、12月20日(土)公開のパトリス・ルコント監督最新作『暮れ逢い』に出演しているアラン・リックマンも英国を代表する紳士の一人。『ダイ・ハード』の悪役でデビュー後、『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生としてすっかりお馴染みになったが、実際はその素顔は、非常に親切で優しく、チャーミングなことで有名。『暮れ逢い』では、レベッカ・ホール演じるチャーミングな若妻の心優しい夫を演じているアラン。ベテラン俳優ならではの“いぶし銀”の演技を披露。妻と若い男との関係を怪しみながらも、ひたすら彼女を見守る夫の悲哀を、ユーモアも交えつつ、貫禄たっぷりに見せている。さらに、『ハリー・ポッター』にも出演していた英国随一の個性派ゲーリー・オールドマンは、17年ぶりにハリソン・フォードと共演した『パワー・ゲーム』が公開中。IT企業の経営者としてリアム・ヘムズワースやアンバー・ハードら若手を牽引する。そしてオスカー俳優となったコリン・ファースも、『Mud-マッド-』のリース・ウィザースプーンや『アメイジング・スパイダーマン2』のデイン・デハーンらと実在の事件を描いた群像スリラー『デビルズ・ノット』に出演、さらなる新境地を見せている。キャリアと年齢を重ねたからこそ、にじみ出る“渋さ”と“安心感”。これからも、大人の英国紳士たちに目が離せない。『96時間/レクイエム』は2015年1月9日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月20日コリン・ファレルが母国アイルランドでの同性婚の権利を求めるキャンペーンへの支援を表明している。コリンには、同性愛者であることを公表している実兄・イーモンがいるが、イーモンはパートナーと法的に結婚するためにカナダに行った。コリンは「兄が結婚という夢を叶えるためにアイルランドを離れなければならないなんて、おかしい。公正さについて見直す時期だと思う」と語り、来年に予定されている住民投票への参加を呼びかけている。コリンは12歳の頃に兄が同性愛者だと知ったという。兄が同じ年頃のほかの男の子たちとは違うことに気づいて、「驚いたのを覚えている」と語る。「不思議で、好奇心をかき立てられた。それまで聞いたこともなかったから。でも、不自然だとは思わなかった。兄は男の子が好きなんだ、と思っただけ。それが不自然だとは感じなかった」。アイライナーを引いて通学して、いじめに遭っても堂々としていた兄を、コリンは誇りに思っているそうだ。アイルランドでは2015年上半期に同性同士の結婚を法的に認めるかどうか、住民投票が行なわれる予定だ。(text:Yuki Tominaga)
2014年11月18日アカデミー賞受賞俳優コリン・ファース、ニコール・キッドマンと、さらに真田広之が共演し、「エスクァイア」誌ノンフィクション大賞を受賞したエリック・ローマクスの自叙伝を映画化した『レイルウェイ 運命の旅路』。この奇跡の実話に、夫婦役を演じたコリンとニコールが絶大なる信頼を置き、映画の内外でこの2人を支えていた人物がいるーー。その人こそ、スウェーデンが生んだ名優、ステラン・スカルスガルド。長男のアレクサンダー・スカルスガルドを始め、4人の息子たちも揃って俳優という、ベテラン中のベテランに注目した。本作では、第二次世界大戦時の戦争体験で深い傷を抱えるエリック(コリン・ファース)がパトリシア(ニコール・キッドマン)と出会い、夫婦として前へ進むため、誰にも打ち明けることのなかった過去に再び向き合おうとする。戦時中、タイとビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設に狩り出され残忍な扱いを受けていたエリックは、退役軍人仲間のフィンレイ(ステラン・スカルスガルド)から当時の日本人通訳・永瀬(真田広之)が生きていることを聞かされ…。ステランと「前にも共演したことがある」というコリンは、「どんな役をやらせても演技に知性が溢れる。とどまるところを知らない好奇心の持ち主だ」と彼を語る。「こと、この作品は題材が題材なだけに、好奇心なしには取り組めない。ステランは貪るように書物を読み、物事を理解し、掘り下げられずにはいられない人で、そういう素質が演技に多いに寄与している」と紹介する。さらに、「人間性が芝居ににじみ出る人だね。温情と知性に溢れ、また鋭さも兼ね備えたキャラクターを演じさせるなら、彼の右に出るものはいないよ!」とも話し、鋭い眼光の奥にある人間性に称賛を惜しまない。また、ニコールも「ステランはひとつのアイデアをいろいろな方向に持っていき、花咲かせることができる俳優。そこがステランの一番の長所だと思う」と絶賛。「絶対にノー、とは言わない。どんな風に投げられても対処できるの。役になりきりながらも遊び心を忘れないで、どんな場面も上手く出来上がらせてしまうの!」と、名優に賛辞を贈っている。デビッド・フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』などのマーベルシリーズ、ラース・フォン・トリアー監督の待機作『Nymphomaniac』(原題)等、近年の話題作には必ず出演しているといっても過言ではないステラン。現在62歳だが、実は最初の結婚でもうけた子どものうち、なんと4人が俳優という驚異的な俳優一家として知られている。長男のアレクサンダー・スカルスガルド(38歳)は、新生『ロボ・コップ』のジョエル・キナマンら、いま注目を集めている“北欧男子”の代表格で、テレビシリーズ「トゥルーブラッド」での脱ぎっぷり(?)から、いまや大ブレイク。『バトルシップ』『ザ・イースト』『メイジーの瞳』など映画でも活躍の場を広げており、5月24日(土)から『ディス/コネクト』の日本公開も控えている。父のステランとはラース・フォン・トリアー監督作の『メランコリア』で共演済みだ。次男のグスタフ・スカルスガルド(33歳)は、北欧を拠点に『コン・ティキ』『ウェイバック -脱出6500km-』等、硬派作品に出演。四男ビル・スカルスガルド(24歳)は『アンナ・カレーニナ』などに出演し、5月3日(土)公開の『シンプル・シモン』ではアスペルガー症候群の青年を演じている個性派。さらに五男ヴァルター・スカルスガルド(18歳)も子役からスタートし、テレビシリーズ等でキャリアを積み始めている。そんな俳優一家・“スカルスカルド”ファミリーの筆頭を走るステランが、コリン&ニコールから称賛を受けながら演じた本作。3人が共演する本編映像から、その渋い存在感に圧倒されてみて。『レイルウェイ 運命の旅路』は角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:レイルウェイ 運命の旅路 2014年4月19日より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 Railway Man Pty Ltd, Railway Man Limited, Screen Queensland Pty Limited, Screen NSW and Screen Australia
2014年04月28日『デッドマン・ダウン』、『セブン・サイコパス』と2本の主演作が現在日本で公開中のコリン・ファレルのロサンゼルスの自宅に16日午後(現地時間)、ストーカー男性が侵入する事件が発生した。当時在宅中だったコリンは玄関先で男を発見、パーソナル・アシスタントでもある姉に電話し、姉が警察に通報した。男は駆けつけた警官たちに逮捕され、5150処置となった。「5150処置」とは、自身や他人に危害を加える恐れのある人物を精神科に72時間強制入院させることを指す。当局は男の身元は明らかにしていないが、アメリカ人ではなく、外国からコリンに会うためにロサンゼルスまで来たと話しているという。現在、10歳と4歳の息子を育てるシングルファーザーのコリン。だが、同夜に開催された第5回ガヴァナーズ・アワード授賞式には姉同伴で出席し、いつもと変わらぬ様子でレッド・カーペットでのフォトコールをこなしていた。(text:Yuki Tominaga)
2013年11月19日コリン・ファースが21日(現地時間)、南フランスで行われたウディ・アレンのコンサートに観客として訪れたが、別人のような激やせぶりで周囲を驚かせた。ウディ・アレン&ザ・ニューオーリンズ・ジャズバンドの公演が行われた南仏・アンティーブのアンテア・アンティポリス劇場にやって来たコリン。顔にはあまり変化は見られないが、長袖の黒シャツの下のお腹周りはぺったんこで、黒いズボンはダブダブ。これは、最近まで撮影していた『The Railway Man』(原題)で第二次世界大戦中、日本軍の捕虜になった過去を持つ元兵士を演じるため、役作りで減量した名残りだという。ニコール・キッドマン、真田広之が共演し、12月26日にオーストラリア公開を予定している。現在は、コンサートにも一緒に来ていたエマ・ストーンやマーシャ・ゲイ・ハーデン、アイリーン・アトキンスらと共演するアレン監督最新作を南仏で撮影中だ。(text:Yuki Tominaga)
2013年07月23日オスカー受賞作『英国王のスピーチ』、そして『裏切りのサーカス』とシリアスな映画への出演が続くコリン・ファースが次に挑んだのが、本日より公開を迎えたコメディ作品『モネ・ゲーム』。そんなコリンの出演に加え、キャメロン・ディアスがセクシーな姿を披露していることでも話題の本作。このほど、そんな2人から貴重なインタビュー映像が到着。第1弾は、カタブツ美術鑑定士・ハリーを演じたコリンのインタビューをお届け!本作は、美術鑑定士のハリー(コリン・ファース)が、天然カウガールのPJ(キャメロン・ディアス)を相棒とし、印象派の巨匠・モネの“消えた名画”を使って、億万長者で美術コレクターのメディア王・シャバンダー(アラン・リックマン)をカモに一攫千金を企むという物語。完璧な筋書きのはずが、のっけから計画倒れのハプニングが続出…。それでも一発逆転を狙う彼らの勝負の行方がコミカルに描かれ、予想不可能な結末に誰もが楽しく騙される、世紀の泥棒エンタテインメントだ。コリンが演じた主人公のハリーは、「完璧に主導権を握っているようで、握れていない男なんだ」と彼自身が語るように、常識に縛られたカタブツだが、どこか抜けていてツメが甘い英国男子。しかも「事をスムーズに運べているように見えて、誰にも話を聞かれていないような男。まさに“ドン・キホーテ”だよ」と、自分では気高い任務についていると思いながらも実際には行動が伴っていない(?)、ちょっと残念な人物らしい。そんなハリーと、キャメロン演じるPJはすべてが正反対。「彼の生真面目で、自信過剰な言葉使いと、彼女の現実的なテキサス訛り、2つが見事に対比されている」と語るコリンは、多くのコメディがこのような対比に根差していると言い、コメディは「ナンセンスだからといって、正確さやニュアンスがなくていいわけじゃない」と、その難しさを語る。「何度も繰り返したり、違う方法を試したりするから、別の直観力を働かせなくてはならない。自分を笑わせるだけじゃダメなんだ。最終的にみんなを笑わせることができるジョークは、様々なプロセスをくぐり抜けた笑いだからね」と、生真面目に論じるコリンが、また可笑しい。とはいえ、最初に本作の脚本を読んだときには、コリンも声を出して笑ったほどで、「セットに入ったり、脚本を読み合わせると、何回か含み笑いが起こる」と話す。中でも、笑いをこらえるのに必死だったというのが、シャバンダーを演じたアランとのシーンだ。コリンは脚本を読んだときから、“アラン=シャバンダー”が自然と浮かんだそうで、「すでに彼の命が吹き込まれていたんだ。彼以外の人を想像するのは難しかったよ」と、まさにハマり役であると断言している。『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生を演じたアランは、そのイメージとは打って変わって本作で最初から最後まで笑いを提供してくれた。「アランと演じた最初のシーンでは、笑いをこらえられなかった。僕は落ち込んで茫然としたよ。喜劇的な怒りと尊大さでアランに勝る人はいない。彼には完全にやられたよ」と名優コリンも完敗を認めざるを得なかったようだ。そんな彼らの笑いの掛け合いの中に、キャメロン演じるPJがスパイスを加える。「キャメロンは、愉快で、エネルギッシュで、自然体だ。彼女は、僕とハリーが必要とするすべてを持っている。僕は彼女の後ろにデクの坊みたいに突っ立っているだけだ」とコリンにとっても、そして意外なことにハリーにとっても重要な人物であることが分かる。コリンにキャメロン、さらにアランと、一見、意外な組み合わせが、見事な化学反応を起こして笑いを生み出している本作。“パンイチ姿”にも挑戦したコリンのコメディアンっぷりを、ぜひ劇場で確かめてみて。『モネ・ゲーム』はTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開中。※こちらのインタビュー映像はcinemacafe.net記事ページより、ご覧いただけます。(C) 2012 Gambit Pictures Limited(text:cinemacafe.net)■関連作品:モネ・ゲーム 2013年5月17日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2012 Gambit Pictures Limited
2013年05月17日コリン・ファースとキャメロン・ディアスが初共演を果たし、アカデミー賞監督のコーエン兄弟が脚本を手がけたコメディ映画『モネ・ゲーム』。『英国王のスピーチ』や『シングルマン』などで知られるコリンが、本作でこれまでのイメージを覆すような“史上最強のダメ男”に挑戦した理由を大解剖していこう。英国の美術鑑定士ハリー・ディーン(コリン・ファース)は、印象派の巨匠・モネの消えた名画を使って大掛かりな贋作詐欺を企てる。完璧な贋作、美人の相棒・PJ(キャメロン・ディアス)、億万長者(アラン・リックマン)が揃い成功は確実と思われたが、天然キャラのPJのおかげで計画はボロボロ。思わぬ展開にハリーも大暴走を始めるのだった――。『英国王のスピーチ』でアカデミー賞「主演男優賞」に輝き、『裏切りのサーカス』でもシリアスな演技を見せたコリン・ファース。堅物な紳士のイメージが強いコリンだが、本作ではなんとパンツ一丁で歩き回る姿を披露しており、これまでのイメージとはまったく違うちょっとマヌケなダメ男を嬉々として演じている。この由々しき(?)事態の原因は一体何なのだろうか。しかし、アカデミー賞の歴史を追っていくと、その答えがぼんやりと見えてきた。オスカー像を手にした後、俳優たちはこぞってコメディ作品へと出演しているのだ。ジェフ・ブリッジスはコーエン兄弟の『ビッグ・リボウスキ』に、ダスティン・ホフマンは『トッツィー』に出演。トム・ハンクスは、TV番組「サタデー・ナイト・ライブ」の常連であり、そもそもコメディアン出身なのだ。やはりオスカー俳優にとってコメディ映画は一度は通る道のようだ。「コメディはドラマよりも難しい…」と語るコリンだが、今回新たにコメディに挑戦する上で、大切な要素としてこんな分析をしている。「コメディに、優れた脚本は不可欠だ。意外だけど、コメディには神経がおかしくなるほどのシリアスな問題が生じるんだよ。大抵の俳優が同意すると思うんだけど、ヒューマンドラマの方が簡単なんだ。『死ぬのは簡単だが、コメディは難しい』と言った人もいたよ(笑)。コメディは称賛されない。コメディ作品がアカデミー賞を受賞することはめったにないだろ?でも、実は高度な技術が必要なんだ。綱渡りのように危険で1ミリでも踏み外せば落っこちてしまう。ドラマでのミスとは許容範囲がかなり違うよ。ドラマを成功させるには色々な方法があるからね」。本作で新境地を切り開いたコリンの相手役には、“コメディの女王”として名高いキャメロン・ディアス。そして『ハリー・ポッター』シリーズのスナイプ役のアラン・リックマンと『プラダを着た悪魔』のスタンリー・トゥッチが、綱渡りに挑んだコリンの脇をガッチリと支えている。ちょっとお茶目なコリン・ファース…ぜひ観てみたい!『モネ・ゲーム』は5月17日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モネ・ゲーム 2013年5月17日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2012 Gambit Pictures Limited
2013年04月19日『英国王のスピーチ』のオスカー俳優コリン・ファースとキャメロンディアスが主演する映画『モネ・ゲーム』にアラン・リックマンが出演している。重厚な演技で観客を魅了してきたリックマンは本作で傲慢なメディア王を怪演し、劇中ではなぜかヌードまで披露するハジケっぷりを見せている。その他の画像本作の主人公はカタブツで少しだけツメが甘い美術鑑定士のハリー(ファース)が、美人だが天然キャラで少しだけ頭が弱いPJを相棒に、モネの連作『積わら』の贋作を用いた詐欺に挑むも、次々に想定外のトラブルに巻き込まれる様を描いたエンターテインメント作品。リックマンはハリーたちがターゲットにするメディア王シャバンダーを演じている。リックマンは1946年の英国人俳優。ロンドンにある王立演劇学校を卒業し、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなどで活躍。清水邦夫・作、蜷川幸雄・演出の舞台『タンゴ・冬の終わりに』では主演を務めた。1988年には『ダイ・ハード』でテロリストの首領ハンス・グルーバーを演じて映画ファンから支持を集め、『ハリー・ポッター』シリーズではセブルス・スネイプ先生を演じて圧倒的な人気を得た。一見、重厚な演技が彼の魅力だが、コミカルな役どころもこなせる俳優で、本作でも傲慢で自己愛が強く、ほしいものはどんな手段を使ってでも手に入れようとする億万長者シャバンダーを演じ、コミカルな演技を披露している。ちなみにシャバンダーは、映画サイト・ぴあ映画生活を4月1日限定で買収。サイトのトップ画面を自身の写真で埋め尽くして“自分大好き”ぶりをアピールしている。『モネ・ゲーム』5月17日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
2013年04月01日第70回ゴールデングローブ賞の候補作品が今年も発表された。間もなく日本公開となるミュージカル映画『レ・ミセラブル』は作品賞(コメディ・ミュージカル部門)、主演男優賞、助演女優賞、主題歌賞の4部門にノミネート。現段階では日本未公開作が多い中、いち早く候補作の“実力”を映画館で確認できる。その他の写真本作は、1985年初演以来27年間ロングラン上演を続ける同名ミュージカルを映画化したもの。ひと切れのパンを盗んだために19年もの間、牢獄生活を送ったジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)を主人公に、激動の時代を生きた人々の姿を描いた一大巨編だ。ゴールデングローブ賞は、ハリウッド外国人映画記者協会の会員の投票により決定する賞で、“アカデミー賞の前哨戦”として毎年、大きな注目を集めている。ちなみに作品賞の候補リストを眺めると現在、日本で観賞できるのは『アルゴ』と『砂漠でサーモン・フィッシング』のみで、21日(金)から『レ・ミゼラブル』も観賞することができる。なお、『レ・ミゼラブル』では作品賞だけでなく、主演男優賞(ジャックマン)、助演女優賞(アン・ハサウェイ)、そして主題歌賞でも候補入りを果たした。ちなみに監督賞にはノミネートされなかったが、本作を手がけたトム・フーパー監督は前作『英国王のスピーチ』で主演のコリン・ファースを主演男優賞に導いており、最新作でもジャックマンとハサウェイの受賞に期待したいところだ。第70回ゴールデン・グローブ賞の授賞式は来年1月20日(日本時間)に、ロサンゼルスのザ・ビバリー・ヒルトンで行われる。■第70回ゴールデン・グローブ賞作品賞候補・ドラマ部門『アルゴ』『ジャンゴ 繋がれざる者』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』『リンカーン』『ゼロ・ダーク・サーティ』・ミュージカル・コメディ部門『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』『レ・ミゼラブル』『ムーンライズ・キングダム』『砂漠でサーモン・フィッシング』『世界にひとつのプレイブック』『レ・ミゼラブル』12月21日(金)、TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー第70回ゴールデン・グローブ賞授賞式2013年1月20日(木) 20:00よりAXNで国内独占放送
2012年12月14日1980年代に製作された英国の秀作映画『アナザー・カントリー』と『眺めのいい部屋』が明日より全国で順次公開される。HDリマスターされた素材での上映で、配給会社は“語り継ぎたい映画シリーズ”として今後もクラシック上映を続けていきたいという。予告編動画35ミリフィルムの製造が中止になるなど、映画の上映環境はデジタル化の波をうけて激変しており、近年、旧作の上映が難しくなっているが、配給会社のアンプラグドは「もう一度スクリーンで観たいというお客様の熱い要望にお応えしたい」という想いから“語り継ぎたい映画シリーズ”と題して、過去の傑作を最新リマスターで上映する企画をスタート。昨年上映した『いちご白書』と『ひまわり』は好調な動員を記録した。明日から公開されるのは英国映画の2作品。1984年製作の『アナザー・カントリー』はルパート・エヴェレットとコリン・ファースが主演し、英国のパブリック・スクールで学ぶ寮生たちの姿を描いた作品。1985年製作の『眺めのいい部屋』は名匠ジェームズ・アイヴォリー監督が若き日のヘレナ・ボナム=カーターを主演に迎え、良家の令嬢が異国の地で情熱的な恋に身を焦がす様を描いている。どちらの作品も最新のHDリマスター版で上映され、入場料は各作品1000円均一となる。『アナザー・カントリー』『眺めのいい部屋』10月27日(土) ヒューマントラスト渋谷ほかにて全国順次公開(C)1985 A ROOM WITH A VIEW PRODUCTIONS LTD. ALL RIGHTS RESERVED
2012年10月26日『ハンガー・ゲーム』、『ラブリーボーン』などに出演している渋い名脇役、スタンリー・トゥッチが9月29日(現地時間)にロンドンで挙式し、メリル・ストリープやユアン・マクレガーら大勢のスターが出席した。昨年11月、ロンドンを拠点にしている著作権エージェントのフェリシティ・ブラントさんと婚約したスタンリーは、8月にメリル・ストリープ主演の『Hope Springs』(原題)のプレミアに出席した際、「New York Daily News」紙の取材を受け、すでにフェリシティさんと結婚したことを認めていた。結婚について積極的に公表しなかった2人だが、「Us Weekly.com」に関係者が語ったところによると、結婚式は以前から計画していたそうだ。式ではブラントさんの姉で女優のエミリー・ブラントが花嫁介添人を務め、花婿の介添人はスティーヴ・ブシェミが担当。スタンリーやエミリーと『プラダを着た悪魔』で共演したメリルにユアン、さらにコリン・ファース、ジュリアン・ムーア、エミリーの夫のジョン・クラジンスキー、パトリシア・クラークソン、ケネス・コール、エイダン・クインらが出席した。スタンリーは2度目の結婚。3年前に乳がんで亡くなった夫人との間に3人の子供がいる。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:ハンガー・ゲーム 2012年9月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年10月02日コリン・ファースが『英国王のスピーチ』の続編に出演するようだ。吃音に悩まされた英国王ジョージ6世を演じ、アカデミー賞主演男優賞に輝いたコリンは、第二次世界大戦中を舞台にした続編でも引き続き同役として出演することに同意したと報じられている。ある関係者は「The Sun」紙に「続編は、ナチス・ドイツによるロンドン大空襲の時期の家族の姿を描きます。ジョージ6世を診ることになった民間人である言語療法士のような一般家庭と比べて、特権のある皇室一家がどのように戦火の危機にさらされるかといった所に焦点が当てられるでしょう」と明かし、さらに「もちろんジョージ6世を中心に描きますが、同時に皇室全体が戦争によってどのような影響を受けるかということにも重点を置きます。ロンドン大空襲時代には興味深いテーマがまだまだあります。続編はまだ初期段階ですが、製作側はすぐにでも始めたがっていますよ」とコメントしている。第1作目は製作費用900万ポンド(約11億円)と低予算にも関わらず、2億5,000万ポンド(約316億円)の興行収入を叩きだし、アカデミー賞での4部門受賞を始め、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞など数々の賞を総なめにした。コリンだけでなく、前作でジョージ6世の妻・エリザベス王妃を演じたヘレナ・ボナム=カーターや言語療法士を演じたジェフリー・ラッシュらも続編での続投に乗り気なようで、第1作を手がけたトム・フーパーが再びメガホンを取る模様だ。■関連作品:英国王のスピーチ 2011年2月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2010 See-Saw Films. All rights reserved.
2012年09月25日したまちコメディ映画祭に新しく創設された「ソフト・スルー・コメディ大賞」が、東京都美術館で17日に開催され、投票で選ばれた大賞作品の発表と、ソフト・スルー新作『Mr. ズーキーパーの婚活動物園』が上映された。その他の写真“ソフト・スルー”とは、外国映画などを日本で劇場公開をしないまま、DVDやブルーレイなどでソフト化することを言い、特にコメディ作品に多い傾向にある。本賞は、ソフト・スルー作品の活性化を目的として、したまちコメディ映画祭と雑誌&WEB媒体「DVD&ブルーレイでーた」とのコラボレーションにより実現。2011年8月~2012年7月にDVD、ブルーレイでリリースされた外国映画のソフト・スルー作品の中から、「DVD&ブルーレイでーた」特設WEBページでの投票により“最も笑える映画”を選出、表彰した。会場では、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの杉本光成氏、映画祭ディレクターの大場しょう太氏らが登壇。大場氏はコメディ作品のソフト・スルーについて、「『ハングオーバー…』や『キック・アス』などの成功例もあり、ニーズが出てきているのではないか?」と分析。杉本氏は「言葉の違いもあるので、コメディは文化色、ローカル食が強くなるが、コメディ=国の文化だと思っている。(今日来場している)お客さんはそこがわかっている方だと思う。どんどん広まっていけば」とアピールした。また、「DVD&ブルーレイでーた」の新井京子氏は、「劇場公開されずにDVD化される作品が増えてきている。読者に作品を観て欲しい、来年もやります!」と意気込みを見せ、大場氏は、「ミニシアターが減っているのがこの現象の原因なのかなと思う。シネコンでちょっとでもこういう作品が上映できるように、映画祭で頑張っていきたいと思う」と語った。大賞は、『聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦』(発売・販売元/アットエンタテインメント)が受賞。本作は『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースや、ルパート・エベレットらが出演するイギリスの青春コメディで、シリーズ2作目もDVDでリリースされている。
2012年09月18日最新主演作『トータル・リコール』が来週10日(土)から日本公開されるコリン・ファレル。かつては派手な女性関係やドラッグ、アルコールのトラブルを抱えたハリウッドの問題児だった彼だが、2児の父親となったいまはすっかり落ち着いたようだ。コリンには9歳になるジェームズくん、2歳になるヘンリーくんという2人の息子がいる。コリンは2007年、ジェームズくんが遺伝子疾患の難病・アンジェルマン症候群であることを公表。表紙を飾った「Men’s Health UK」誌で、コリンは「長男のジェームズが、この世で何かを大切にするということを僕に教えてくれた。それまでの僕は自分を大切にすることさえできずにいた。ジェームズは僕の人生を救ってくれた」と語った。「ジェームズとヘンリーの成長を見守りたいから、できるだけ長生きしたい」と話すコリンは、かつての破滅的なライフスタイルをふり返り、「不健康な生活を送るためにずいぶんエネルギーを費やした。あれと同じくらいのエネルギーを健康的な生活のために注ぎ込んだら、それはそれでまた体を悪くしそうだよ」と言いつつ、「たくさん緑茶を飲んで、大量のビタミンを摂取してる」と健康にはかなり気を使っている様子。「しっかりと子供たちを支える父親であり、友人でありたい」と語っている。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:トータル・リコール 2012年8月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2012年08月01日ラッセル・クロウが、世界のメディア王、ルパート・マードックを演じる可能性が出てきた。元「The Sunday Times」紙編集長ハロルド・エヴァンス氏の回顧録「Good Times, Bad Times」(原題)を基にした作品で、ラッセルはルパート役を演じることが予想されている。ある関係者は英「The Daily Star」紙に「ルパート・マードックのような人間を演じるには大胆さが必要です。ラッセルならそれができるでしょう」と語っている。一方、同作品の製作を担当するレオン・レキャッシュは「この作品は映画かテレビドラマになるでしょうね。ハロルドとオプション契約の交渉が終わったばかりで、またとても早い段階なんです。俳優はもちろん、脚本家ですらもまだ契約に至っていないんです」と語った。また詳細はいまのところ未定だが、コリン・ファースが編集長・ハロルド役の候補にも挙がっているよう。今回の作品では、当時の英首相マーガレット・サッチャーとルパートとの関係に焦点が当てられる模様だ。サッチャー元首相は当時、保守党に有利な報道と引き換えに、1981年にルパートが英「The Times」紙を買収しやすくする規制緩和をしたのではないかと言われている。レオンは「London Evening Standard」紙に、「マードックは(バッキンガムシャー州にある首相別邸の)チェッカーズに行き、この取引について話をしたものの、この件について独占委員会が知ることはなかったんです」と付け加えた。
2012年06月27日『ベスト・フレンズ・ウェディング』(’97)や『シュレック』シリーズのチャーミング王子の声で知られるルパート・エヴェレットが、イギリスの作家のオスカー・ワイルドの伝記映画で監督デビューを果たすことが明らかになった。「ドリアン・グレイの肖像」、「サロメ」などで知られる19世紀末のイギリスの作家、ワイルドの生涯を描く作品のタイトルは『The Happy Prince』(原題)。日本では「幸福の王子」として知られるワイルドの童話から採られている。ワイルドの小説には映画化されたものも多く、ルパートも『理想の結婚』(’99)、『アーネスト式プロポーズ』(’02)に出演している。詩人、劇作家としても活躍したワイルドは、当時のイギリスでは違法だった同性愛の咎で服役、出獄後も失意のうちに46歳で病死した。ワイルドと恋人の青年の関係を描いた『オスカー・ワイルド』(’97)ではスティーヴン・フライがワイルドを演じ、恋人役をジュード・ロウが演じている。ルパートはワイルド役を務め、脚本も執筆。1930年代のパブリックスクールで同性愛や共産主義に傾倒する学生たちを描いた『アナザー・カントリー』(’84)や『アーネスト式プロポーズ』の共演者であるコリン・ファース、ほかにエミリー・ワトソン、トム・ウィルキンソン、エドワード・フォックスらが出演する。撮影開始は来年夏とまだ先の話だが、90年代初めにゲイであることをカミングアウトし、不遇を経験しながら俳優として活動し続けてきたルパートの描く“ワイルド”像に注目したい。(text:Yuki Tominaga)© Most Wanted Pictures/AFLO
2012年05月22日『SHAMEーシェイムー』、『ドライヴ』のキャリー・マリガンが、ロックバンド「マムフォード&サンズ」のフロントマン、マーカス・マムフォードと21日(現地時間)、イギリスで挙式した。イギリス南西部のサマセットにある農場で行われた結婚式には家族や友人ら100人が招かれ、シエナ・ミラー、コリン・ファース、そしてジェイク・ギレンホールも参列した。キャリーは背中が大きく開いたアイヴォリーのプレーンなロングドレスを着たという。幼い頃にロンドンでペンパル同士だった2人は現在、キャリーが26歳、マーカスが1歳下の25歳。昨年、久々に再会した彼らは約5か月の交際期間を経て、8月に婚約した。「Us Weekly」誌によると、実は昨年2月、キャリーはジェイク・ギレンホールとテネシー州ナッシュヴィルで行われたマムフォード&サンズのシークレット・ライヴに出かけ、そこでマーカスと再会したという。彼女は前年10月にシャイア・ラブーフと破局したばかりだった。打ち上げの席でバンドメンバーやほかのミュージシャンたちと一緒にジェイクがギターを弾き、それに合わせてキャリーが「アメイジング・グレース」を唄ったという。そこで意気投合し、交際がスタート。1年が経ち、2人は晴れの日を迎えた。「とても素敵な、可愛らしいカップルです」と友人は新郎新婦を評している。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:SHAME−シェイム− 2012年3月10日よりシネクイント、シネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開© 2011 New Amsterdam Film Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Instituteドライヴ 2012年3月31日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.The Great Gatsby (原題) 2013年、全国にて公開■関連記事:ライアン・ゴズリング、ニューヨークの路上でタクシーと接触しかけた女性を救出俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.3鬼才ニコラス・W・レフンが語る「愛」男も女も惚れこむ!『ドライヴ』ライアン&キャリーの新ビジュアル公開俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.2運命に翻弄される“正義”の若き野心家俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.1『ドライヴ』で魅せる“謎”の男
2012年04月23日本年度アカデミー賞で主演男優賞(ゲイリー・オールドマン)を始め、3部門にノミネートされた話題作『裏切りのサーカス』が4月21日(土)に公開となる。これに先駆けて、本作にクリエイティブ・サポートとして参加しているファッション・デザイナーのポール・スミスが来日!4月19日(木)、「ポール・スミス」丸の内店にて成海璃子とのトークショーを行った。世界中にファンを持つ人気作家ジョン・ル・カレのスパイ小説を基に、主演ゲイリー・オールドマンを筆頭にコリン・ファース、ジョン・ハートら英国が誇る実力派をキャストに迎え、冷戦時代のロンドンを舞台にした英国対外諜報組織“MI6”とソ連“KGB”の熾烈な情報戦を描く。同店のギャラリースペースでは現在、ゲイリーと写真家ジャック・イングリッシュが本作の撮影現場で撮った写真を集めた写真展が開催されている。この開催と映画の公開を記念して、ポール・スミス氏の来日が実現した。シックなスーツ姿で登場したスミス氏は、「モノクロ調の色彩の中で、“赤”を際立たせた」という映画で見せたこだわりが投影された写真展にご満悦の表情を見せた。成海さんは世界のトップデザイナーを前に少々緊張した様子だったが、本作の感想を聞かれると「全てから目が離せない。何回も観たい!」と興奮気味に語り、さらにスミス氏が監修した本作の古き良きロンドンの街並みを「“激渋”でした!」と大絶賛。劇中のスパイをイメージして、成海さんは「ポール・スミス」製のブルーのセットアップで揃えたカジュアルスーツにエメラルド&ブラウンの編み上げ靴というボーイッシュな出で立ちで登場。この衣裳について感想を聞かれたスミス氏は「誇らしく見えますね…(小声で)何せ『ポール・スミス』だから」と語り、会場の笑いを誘っていた。『裏切りのサーカス』は、4月21日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開。ポール・スミス×『裏切りのサーカス』写真展会期:5月13日(日)まで11:00~20:00(不定休)場所:ポール・スミス 丸の内店※入場無料公式サイト:■関連作品:裏切りのサーカス 2012年4月21日よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開Jack English © 2010 StudioCanal SA■関連記事:英国紳士のスーツがカッコよすぎる!ポール・スミス×『裏切りのサーカス』写真展開催シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第25回)セクシーな“ナイスミドル”俳優は誰?壮絶な騙し合いについて来られる?『裏切りのサーカス』試写会に10組20名様ご招待第65回英国アカデミー賞発表、『アーティスト』が作品賞ほか7冠で圧勝!コリン・ファース、主演作プレミア&パーティ参加権をチャリティ・オークションに
2012年04月20日“スパイ小説の金字塔”と謳われた、ジョン・ル・カレの傑作小説を名優ゲイリー・オールドマン主演で映画化した『裏切りのサーカス』が4月21日(土)より公開となる。舞台となる1970年代のロンドンを再現するため、監督からのラブコールを受けクリエイティブ面では英国を代表するデザイナー、ポール・スミスが名を連ねている本作。この公開を記念して、現在「ポール・スミス」丸の内店では、撮影現場で撮られた貴重な写真が展示されている。舞台は、東西冷戦下の1970年代前半のロンドン。英国情報局秘密情報部「MI6」とソ連国家保安委員会「KGB」の熾烈な情報戦が繰り広げられる中、引退した老スパイ・スマイリーは組織の幹部に潜り込んでいるソ連の二重スパイを捜し出すという、極めて危険で困難な任務を請け負うことに…。『シド・アンド・ナンシー』(’86)や『レオン』(’94)など強烈な存在感で多くに愛される英国の名優、ゲイリー・オールドマンが寡黙で孤独なスパイ・スマイリーを見事に演じ上げ、本年度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。ゲイリーを始め、コリン・ファース、マーク・ストロング、ジョン・ハートらベテラン勢からトム・ハーディ、ベネディクト・カンバーバッチら若手注目俳優まで、英国を代表する名優たちの競演に加え、このスリリングなドラマに決定的なリアルさをもたらしているのが、美術からスーツファッション、ポジショニング、細部に至るこだわり抜かれた演出だ。その立役者の一人となったのが、ポール・スミス。奇しくも本作の舞台と同じ70年代ロンドンに自らの店を立ち上げ、ファッションデザイナーとしての才能を開花させたスミスは、監督トーマス・アルフレッドソンとの幾度にもわたるミーティングの中で、この映画に重要な70年代の雰囲気や色彩、さらにカメラマンとしての視点などもアイディアも提供したという。そのことはデザイナーとしての彼にとっても新たな挑戦になったようで、スミスは「トーマスからのブリーフィングはとても簡単なもので、私の考え方を尊重してくれました。台本を読み、映画を取り巻くムード、色、撮影方法など色々なことへ思いを巡らせました。いままでこのようなことは行ったことがなかったので、果たして自分が正しいことをしているのか全く分かりませんでした。しかし、トーマスが私のプレゼンテーションに満足してくれたことを非常に嬉しく思います」と語っている。英国紳士たちが作り出す珠玉のドラマに、気品と渋みを感じさせる美術とメンズファッション。それぞれのこだわりを本作でぜひ感じてほしい。また今回、期間限定で行われる写真展では、ゲイリーとフォトグラファーのジャック・イングリッシュが映画の撮影中にスチルカメラで撮影した写真が展示される。モノクロ写真の中には、コリンやトムらキャストの劇中の役とは違った一面も楽しむことができる。会期は5月13日(日)まで。ぜひ映画とセットで足を運んでみては?『裏切りのサーカス』は4月21日(土)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。ポール・スミス『裏切りのサーカス』写真展会期:~5月13日(日)まで11:00~20:00(不定休)場所:ポール・スミス 丸の内店※入場無料■関連作品:裏切りのサーカス 2012年4月21日よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開© All rights reserved. © 2010 StudioCanal SA.■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第25回)セクシーな“ナイスミドル”俳優は誰?壮絶な騙し合いについて来られる?『裏切りのサーカス』試写会に10組20名様ご招待第65回英国アカデミー賞発表、『アーティスト』が作品賞ほか7冠で圧勝!コリン・ファース、主演作プレミア&パーティ参加権をチャリティ・オークションに【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?
2012年04月15日元スパイの有名著書を映画化し、リアルな描写で本年度アカデミー賞3部門にノミネートされた『裏切りのサーカス』。4月の日本公開を前に、本作を鑑賞した赤川氏ら作家陣からコメントが届いた。関連動画本作は、元MI6諜報員だった作家ジョン・ル・カレのスパイ小説を、『ぼくのエリ 200歳の少女』のトーマス・アルフレッドソン監督が映画化。東西冷戦下の1970年代イギリスを舞台に、MI6を引退したスパイが、長年組織に潜り込んでいるソ連の二重スパイを突き止めるよう極秘命令を受け、4人の幹部の中から容疑者を捜し出すサスペンス。主演を務めた名優ゲイリー・オールドマンは本作で老スパイのスマイリーを好演し、初めて主演男優賞にノミネート。共演は『英国王のスピーチ』のコリン・ファース、『インセプション』のトム・ハーディら実力派俳優だ。実在の事件をベースに描かれ“スパイ小説の金字塔”との呼び声が高い本作について、『三毛猫ホームズ』シリーズなどで知られる赤川氏は「巨匠ル・カレが、スパイ映画を荒唐無稽なアクションやコンピューターゲームから、重厚な人間ドラマに取り戻した。肌を刺すような本物のサスペンスがここにある」と絶賛。『ストロベリーナイト』の著者・誉田哲也氏も「完璧な台詞回しと編集に嫉妬すら覚える。最低でも十回は観たい」と話しており、ほかにも「ラストの驚愕と、知的パズルを解いたような深い余韻は、観た者にしか味わうことはできない、まさしく大人のスパイ映画」とコメントが寄せられた。さらにスパイ漫画『ゴルゴ13』のさいとうたかを氏は「『ゴルゴ13』もリアルに近づけてはいるが、なかなかここまでのリアリティは出せない」と脱帽したようで、彼らのコメントから本作がリアルかつ本格的なサスペンスであることがうかがえる。『裏切りのサーカス』4月21日(土)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
2012年03月23日巨匠スティーヴン・スピルバーグ渾身の一作として贈る、馬の目線を通して愛と別れ、人間のドラマを知る感動作『戦火の馬』。昨日発表された本年度のアカデミー賞作品賞にも見事候補入りを果たした本作だが、この超大作でスピルバーグに見出され、華々しい映画デビューを飾ったのが、いま注目の新星ジェレミー・アーヴァイン。馬と一体となり、力強いメッセージを体現した彼が本作を通して感じたものとは?作品の魅力と共に、本作の立役者である馬との共演について語ってくれた。1982年にイギリスで出版された同名小説の舞台版に感銘を受けたスピルバーグが、その感動からわずか7か月で映画の撮影に踏み切ったという、自他共に認める“運命的な出会い”から生まれた本作。彼の心を捉えた“馬の視点”から描かれるストーリーに対して、ジェレミーは今回どうアプローチしたのか?「この映画は、登場人物を単に描いているのではなく、あの馬が彼らに与えた影響について描いているんだ。(馬の)ジョーイは(ジェレミー扮する)アルバートの友達であり、兄弟みたいな関係さ。アルバートはジョーイに感情移入して、身をもってこの馬の気持ちや情感を感じ取っているけれど、おそらく父親とはそうすることができないんだ。この馬には何でも話せるし、それによってある意味、絆が深まっていく。僕はそういう風にアプローチしたんだ」。イギリスの農村で暮らすアルバートと馬のジョーイの出会いから、数奇な運命の物語が幕を開ける。ジョーイはアルバートに全身全霊を注ぎ、それに応えるようにジョーイはアルバートを見つめる。かけがえのない絆で結ばれた彼らの姿が観る者の胸を打つが、ジェレミー自身、撮影を通していかにして絆を深めていったのか?「面白いことに、僕はあまり動物好きではないし、馬についても特に何も知らなかった。でもこの映画で馬と一緒に仕事をするようになって、馬がとても人間的だということに気づいたんだ。ほかの動物とは違うんだよ。どこか人と通じ合うところがあるんだ。数週間一緒に過ごしてみると、もうその馬を心から慕うようになっているんだ。一週間くらいでそうなるね」。本作では、わずかな危険なシーン以外CGは使われず、ほぼ実写で馬の姿が撮影されているが、まさに人間的な表情の豊かさには驚かされるばかりだ。「馬たちは素晴らしいし、それぞれまったく違う性格をしている。1頭の馬に乗れるようになったからって、別の馬も乗りこなせるわけじゃないんだ。その馬を乗りこなすには少なくとも2~3日かけて乗り方を覚えないといけない。みんなそれぞれ違うし、馬に信頼してもらう必要があるからね。そこが重要なんだ。馬はどんな人間が自分に乗っているのかちゃんと心得ている。乗馬初体験の人だとしたら、馬にはその人が馬に乗ったことがないとちゃんと分かるんだ。まるで人間を相手にするように馬と通い合わなければ、絶対に思ったように動いてくれないよ。あと、馬がそのときやりたがらないことは、絶対に強制してはいけないんだ」。アルバートとジョーイの関係を「兄弟のような、親友のような存在」と語るジェレミー。戦争という苛酷な時代に生まれた彼らが強い絆で結ばれたのには、アルバートが置かれていた環境が大きく関係しているという。「アルバートは両親との問題から逃げてジョーイと仲良くなったんだと思う。父親はとてもヘビーな酒飲みで、アルバートはある年齢に達すると自分の父親について母から聞かされていること以外の側面に気づきはじめる。誰でも子供の頃は親が間違いを犯すはずないと思っているけれど、自分が大人になりはじめると、親だってほかの誰とも同じ普通の人間で、人間なりの問題を抱えていることに気がつくものだよね。そういう世代の子供たちの多くは、何か夢中になれる別のことを見出して、両親の問題を見ないで済むようにしているんじゃないかな。アルバートにとって、それがジョーイという馬だった。それでも、彼はまだ子供だから、ジョーイは兄弟のような、親友のような存在になっていったんだ」。これまで『シンドラーのリスト』、『プライベート・ライアン』と戦争を題材にした名作を送り出してきたスピルバーグ監督だが、それとは一線を画す本作の魅力について、ジェレミーは「典型的な戦争映画でないことは、観てすぐに分かるよ」と断言する。「これは兵士たちが機関銃を持って走り回ったり、敵をせん滅させたりすることを描いた映画ではない。あくまでも登場人物たちを中心に展開され、その人物たちはあの馬に影響を受けて心を通わせた様々な人々なんだ。この物語があらゆる世代の人々の心を捉えるのは、これが“少年と馬”の関係を描いたものだからじゃないかな。人間と馬の関係は何世紀も前にさかのぼるものだし、ある意味DNAに書き込まれているとさえ言えると思うんだ。何百年もの間、人間は馬の力に頼ってきたし、馬をまるで人間のように扱っていたんだ。愛犬とかペットとの関係について語る人はたくさんいるけれど、馬についてはそれとは1つレベルが違うんじゃないかな。だからこそ、この物語が多くの人々の心を捉えるんだよ」。現在21歳。本作以降も、何度も映画化されてきたチャールズ・ディケンズの「大いなる遺産」をマイク・ニューウェル監督が映画化した『Great Expectations』、さらにコリン・ファースと共演する『The Railway Man』など、今後の活躍が期待されるジェレミー。まずはその純粋な心を感じさせる澄みきった瞳、そして懸命に生きるひたむきな姿を目に焼きつけてほしい。■関連作品:戦火の馬 2012年3月2日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.■関連記事:いよいよ決戦!アカデミー賞候補発表『ヒューゴ』VS『アーティスト』の一騎打ち?ウィリアム王子&キャサリン妃、結婚後初の映画プレミアでスピルバーグと初対面!J・クルーニー、レオ、ブラピの3大スター対決!ゴールデン・グローブ賞候補が発表“希望”への想いを込めてスピルバーグ最新作『戦火の馬』予告編&ポスター公開スピルバーグ「希望は必ず見つかる」とエール!『戦火の馬』ワールド・プレミア開催
2012年01月25日ハリウッドの人気俳優コリン・ファレルが凶悪なヴァンパイアに扮した3Dホラー映画『フライトナイト/恐怖の夜』より、ファレルと主人公の高校生役で出演しているアントン・イェルチンがヴァンパイアについて語るコメント映像が届いた。『フライトナイト/恐怖の夜』コメント動画本作は、1985年公開のホラー映画『フライトナイト』を、最新の3D映像を駆使してリメイクしたもの。隣家に引っ越してきた魅惑的な男性(ファレル)が、実は夜な夜な人々を襲うヴァンパイアだと知った平凡な高校生(イェルチン)が、家族や恋人を守るために壮絶なバトルに挑むというストーリーだ。劇中では高校生から「『ジョーズ』のサメだ!」と言われ、共演したイェルチンが「もの凄いヴァンパイアだよ」と表現するほどの怪演ぶりを見せるファレル。彼は今回の動画の中で、自身の演じた役柄を「野獣のように400年も生き続けて退屈している、卑劣で強欲非道な男」と言い放ち、「彼が人を殺すのは、生き延びるため。反社会的なだけで善悪の意識はなく、自分の生きる道とその術を追求しているだけ」と分析している。その独自のアプローチにより、女性を惹きつけるフェロモンを振りまき、次々と生き血を吸い尽くす最凶のヴァンパイア、ジェリーが誕生。観る者に強烈すぎるインパクトを与えている。v先週末の劇場公開以来、オリジナル作品のファン層だけでなく、女性客やカップルも劇場に足を運んでいるという本作。彼らもファレルが演じるセクシーなヴァンパイアに惹きつけられているのかもしれない。『フライトナイト/恐怖の夜』公開中(3D・2D同時上映)
2012年01月12日ピープル誌の「最も美しい100人」にも選出された若手実力派俳優、アントン・イェルチンとハリウッド随一の肉食派俳優コリン・ファレルの、男子高校生VSヴァンパイアの対決が恐怖と笑いを誘うホラー・エンターテインメント『フライトナイト/恐怖の夜』。壮絶な戦いを交わす2人に加えて、見逃せないイケメンキャラクターがもう一人。英国の名優デヴィッド・テナントが演じる、通称“ヴァンパイア・キラー”のピーター・ヴィンセントである。2人のイケメンをよそに、何とも憎めない独特のキャラクターが好感を呼ぶ彼の魅力とは?シネマカフェに届いた特別映像をチェック!1985年に公開されるやカルト的人気を集めたホラー映画を現代に甦らせた本作。平凡な高校生・チャーリーが、ある日隣の家に越してきたヴァンパイア・ジェリーの本性を見破ってしまったことから、ジェリーの執念深い“襲撃”が始まる…。いち早くジェリーの正体を暴いた同級生のエド、そして隣に住む美女・ドリスがジェリーの毒牙にかかってしまい、いよいよ危機感を感じたチャーリーは藁にもすがる思いで、ヴァンパイア退治のエキスパートを名乗り、ラスベガスのホテルで毎晩「フライトナイト」という魔術ショーを主宰している人気マジシャンのピーター・ヴィンセントのもとを訪ねる。だが、漆黒の衣裳とゴス系メイクを外した彼の本当の姿は、アル中のヴァンパイア退治グッズのコレクター。チャーリーの話にいっさい聞く耳持たずの彼だったが、とあるきっかけで参戦を決意することに――。何とも如何わしい風貌の“ヴァンパイア・キラー”の姿から一変、素顔に戻ったときに見せる開き直りぎみの彼とのギャップ、さらには戦いを通して見えてくる彼の憎めないキャラクターは、実はチャーリー、ジェリーを喰うほどのツワモノ?演じるのは、英国を代表するSFドラマ「ドクター・フー」の10代目ドクターとして脚光を集めた40歳の実力派、デヴィッド・テナント。英国訛りのウィットの利いたセリフ回しと、ラスベガスでの豪勢な暮らしを謳歌するピーターの表のキャラクターとのアンバランスさが小気味よい笑いを生み出し、ホラー作品の中にユーモアを添えている。「ドクター・フー」を知らない方も、本作を機に彼の独特な魅力に惹きこまれる人もいるのでは?まずはこちらの映像で、ピーター・ヴィンセントとは何者なのか、その目で確かめてみて。『フライトナイト/恐怖の夜』は2012年1月7日(土)より全国にて3D/2D公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY特集:2012年最初のきもだめしにGO!『フライトナイト/恐怖の夜』■関連作品:フライトナイト/恐怖の夜 2012年1月7日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.■関連記事:蘇った吸血鬼『フライトナイト/恐怖の夜』“血ぃ吸う絆創膏”を10名様にプレゼントオードリー春日、ヴァンパイアコスプレにご満悦もボケは失笑続き新たな合言葉は「血ぃ~吸う~!」オードリー春日がヴァンパイアに大変身!あなたがヴァンパイアなら、“噛みつきたい”のは?『フライトナイト』投稿受付中コリン・ファレルの“怒り”炸裂!『フライトナイト』衝撃の本編映像到着
2011年12月27日コリン・ファースが、彼の最新主演作プレミア上映とアフターパーティに出席できる権利をチャリティ・オークションに出品した。貧困や飢餓などの問題解決のために活動する団体「Oxfam America」とのコラボレーション企画で、落札者は同伴者1人と共に来月6日に開催予定の『Tinker Tailr Soldier Spy』(原題)のロサンゼルス・プレミアに参加し、上映後はセレブ御用達として知られるシャトー・マーモント・ホテルで行われるアフターパーティにも出席できる。落札資格は18歳以上であること。アウディ社の高級車A8Lの送迎付きで、プレミア会場でコリンとご対面の機会もちゃんと用意されている。サインしてもらうための小ぶりなアイテムを1個持参すること、写真撮影もOKだが、撮った写真を販売する権利はない。オークション・サイト「eBay.com」に24日未明(日本時間)の時点で落札価格は5,200ドルだったが、日本時間で24日午前9時のオークション終了時には10,000ドルに到達。全額が「Oxfam America」支援に宛てられる。(text:Yuki Tominaga)© Press Association/AFLO■関連作品:Tinker Tailor Soldier Spy (原題)■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?
2011年11月24日世界中の乙女を夢中にさせた世紀のロイヤル・ウエディングから来年のオリンピック開催、さらにファッション界においても英国・ロンドンがいま、アツイ。そんな中、この秋はおなじみの顔ぶれから若手まで英国出身のイケメン俳優たちが活躍する映画が勢ぞろい!肉体派から知性派まで、様々なタイプのイケメンが顔をそろえる作品を少しだけで紹介。英国俳優というと、本年度のアカデミー賞主演男優賞を獲得したコリン・ファースやヒュー・グラントなど紳士的なイメージだったり、ゲイリー・オールドマンや『トレインスポッティング』のユアン・マクレガーなどエキセントリックでスタイリッシュなイメージを思い浮かべる人も少なくないのでは?今回まず一本目に紹介するのは、そんな英国俳優ならではのいろんな魅力を楽しめる『ブリッツ』(公開中)。主人公の荒くれ刑事・ブラントを演じるのは、英国訛りのハスキーボイスと迫力のアクションで唯一無二の存在を確立するジェイソン・ステイサム(上写真/左)だ。近年ではアクション俳優としてのイメージが定着した彼だが、本作では破天荒な中に仲間思いで紳士的な優しさを見せる、問題児の刑事を演じている。また、彼の相棒で優等生タイプの刑事・ナッシュを演じるのが、本年度サンダンス映画祭で監督作『Tyrannosaur』で2部門を獲得するなど今後幅広い活躍が期待されるパディ・コンシダイン(上写真/右)。ブラントとナッシュ、対極的な魅力をもつ2人の相棒劇はクスリと笑える。そして、もう一人忘れらないのが猟奇的犯人“ブリッツ”役で、若かりしゲイリー・オールドマンを彷彿とさせるアイダン・ギレン(右写真)。ロンドンらしい、曇り空のロンドンの街で繰り広げる彼の逃走劇も見どころだ。今回はアクション控え気味なジェイソンに対して、こちらは隆々とした筋肉が満載の一作。ギリシャ神話を題材に壮絶な神々の戦いを描いた3Dアクション『インモータルズ神々の戦い』(11月11日公開)である。本作で、神に選ばれし勇者・テセウスを演じるのがヘンリー・カヴィル(左下写真)。現在製作中の『Man of Steel』(原題)で“新スーパーマン”に抜擢されるなど肉体を駆使した役が続く彼だが、今後の活躍が楽しみな若手注目俳優のひとり。若手俳優に負けず、この秋はベテラン英国俳優もずらりと顔をそろえている。ボンド役としておなじみのダニエル・クレイグは来週公開の『カウボーイ&エイリアン』(10月22日公開)で未知の敵に立ち向かう記憶喪失の男を、その甘いマスクで女性の心を虜にするオーランド・ブルームは『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(10月28日公開)で初の悪役を演じており、それぞれ新たなイメージを築いている。さらに、来年『シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム』(2012年3月公開)の公開を控える、ロンドン随一のモテ男ジュード・ロウも『コンテイジョン』(11月12日公開)で謎の疫病を追究するジャーナリスト役で渋い演技を見せている。あなたがこの秋、見てみたい英国俳優は誰?■関連作品:シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム 2012年3月、全国にて公開© 2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDカウボーイ&エイリアン 2011年10月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDコンテイジョン 2011年11月12日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 2011年10月28日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S. and New Legacy Film Ltd. All rights reserved.インモータルズ神々の戦い 2011年11月11日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 War of the Gods, LLC. All Rights Reserved.ブリッツ 20111年10月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 Blitz Films Limited.■関連記事:最強の敵、最高のバトル『三銃士』Tシャツ&キーホルダーセットを5名様にプレゼントマット・デイモン×ジュード・ロウ共演『コンテイジョン』試写会に15組30名様ご招待チャン・グンソク、釜山映画祭に登場ギター弾き語りで思わぬ収入も?ミラ・ジョヴォヴィッチ×檀れい胸開きドレスと着物でレッドカーペットで競演!第24回東京国際映画祭公式オープニング作品『三銃士』プレミア上映に3組6名様ご招待
2011年10月15日『英国王のスピーチ』でオスカー俳優となったコリン・ファースや『クィーン』で同じくオスカー主演女優賞に輝いたヘレン・ミレン、シエナ・ミラーといったイギリスのセレブたちがチャリティ企画で愛用の靴をオークションに出品した。彼らが参加したのは、貧困に苦しむ世界中の子供たちの支援を目的とした「スモール・ステップ・プロジェクト」。小さな一歩を意味する団体名とかけて、10月にロンドンでセレブリティ愛用の靴のオークション開催を予定している。コリンは「僕の古いローファー、この靴を選んでくれる足によろしく」と一筆添えてお気に入りのローファーを出品した。ほかに、レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、ジュリー・ウォルターズらハリウッドでも活躍する俳優、リアム・ギャラガーやボーイ・ジョージなどミュージシャンも主旨に賛同し、靴を提供しているという。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:英国王のスピーチ 2011年2月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2010 See-Saw Films. All rights reserved.テンペスト 2011年6月11日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2010 Miramax Films.All right reserved.■関連記事:ウィリアム王子夫妻がガラ・パーティでN・キッドマンらハリウッド・スターと交流アカデミー協会が新会員候補に招待状を発送B・クーパー、『おくりびと』監督の名もヘレン・ミレン インタビュー“イマジネーションの旅”は続く小林幸子がオスカー女優着用の衣裳で登場!「結構、重たいです」ケイティ・ペリー、一緒に来日した夫のラッセル・ブランドが国外退去処分に
2011年08月19日『ハリー・ポッター』シリーズにおいて最も謎に包まれた男――。それがセブルス・スネイプである。ハリーの両親と深からぬ因縁を持ち、ハリーを入学当初から目の敵にしているかと思えば、一方でその命を守ろうとすることも。反感を買いつつ、どこかで「実は良い男なのでは?」という期待を煽るキャラクターであったが、第6作ではそんな彼に誰よりも信を置いていたダンブルドアをハリーの目の前で殺害し、ヴォルデモート陣営へ。果たしてその真意は?複雑な内面を抱え、俳優ならば誰もが演じてみたいと思う役柄であるこのスネイプを10年にわたって演じてきたのは英国が生んだ名優、アラン・リックマン。彼はこのスネイプという男ををどのように作り上げてきたのか?その裏側を語ってくれた。映画第1作の段階で原作は3巻結末の読めない展開で役を作る難しさ『ダイハード』に『ロビン・フッド』、近年では『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』など様々な作品で際立った存在感を見せるアラン・リックマン。だが、こうした『ハリー・ポッター』以外の作品やインタビュー、プレミアイベントなどで彼の顔を見ても、すぐにスネイプと結びつかないという人が多いのではないだろうか?黒髪が特徴的なスネイプだが、決して大げさなメイクによる“変身”が施されているわけではない。にもかかわらずそう感じさせるのは、それだけ完璧にキャラクターを作り上げているからと言える。もちろんそれは簡単なことではない。2001年に映画が動き出した時点で、出版されていた原作シリーズは全7巻のうち3巻。アランはこの「第3巻までしか出版していなかった段階で、このキャラクターの旅を始めなければならなかった」ということをスネイプを演じる上で最も難しかった点に挙げる。「つまりその後、第4巻から第7巻までどのような展開となるのか、見当がつかなかったということだ。これは難しかった。想像してやらざるを得ない部分が多かったね。ただ、幸いなことにこのキャラクターは、とても謎に包まれる部分が多いという役柄だったがね」。原作者J.K.ローリングが彼に与えたスネイプのヒント「終わりが近づくにつれ、より難しくなっていった」とアラン。原作者のJ.K.ローリングは、スネイプを演じる上でのヒントとして、物語の結末やスネイプがたどる運命を彼に明かしていたとも言われているが…。「いや、結末について話されたことは全くなくて、ごくわずかな情報を提供してくれたというだけだよ。私の助けになるようにと、彼がどのような人物であるかについての小さなヒントをもらったに過ぎない。彼の結末はこうなるとかいったことではなかったよ」。秘密の(?)“会談”が行われたのは映画第1作の製作段階。だが気になる内容については「これ以上は言えないな(笑)。彼女と、このことは一切口にしないと約束をしたからね」とのことで今後も明かされることはなさそうだ。その成長を見届けた、D・ラドクリフらとの不思議な10年シリーズを通じて、スネイプがどちらの陣営に属し、何を考えているのかはなかなか掴めない。そんなミステリアスな役柄を、彼はこんな言葉で表現する。「これは孤独感に満ちた役だ。彼がほかの誰と一緒にいるシーンでも、相手を探ろうとしているかのようだから、特に『このシーン』などと言うことはできないがね。頭の中の様々なレベルにおいて同時に考えを巡らせているようなものだから、そういった意味でも私のこの10年間の思い出といえば、私自身の俳優としての集中力が試されたということだ。もちろんほかの役者たちとのコミュニケーションはとらなければならないが、同時にある程度、自分の殻に閉じこもらなければならないところもあるということも常に意識していた」。改めて『ハリー・ポッター』シリーズは彼にとってどのような存在であり、この10年はどのような歳月だったのだろうか?「第1作の映画製作が始まった段階で、既に私たち一同、成功するという予感はあったが、ここまでの大ヒットとなるとは誰も予想していなかった。子供に限らず大人にも支持される作品となったのも想像できなかったことだね。そして3人の12歳の子供たち(ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン)が20歳の大人へと成長していく様子を目の当たりにすることができた。それが全て映画として記録されたわけだからね(笑)。1作目の撮影が終わった後、私の撮影期間は毎年7週間だったから、彼らの撮影期間と比べてそれほど長い間ではなかったので、毎年私が現場に行くころには、彼らが3インチも背丈が伸びていたり、声変わりしていたりと大きな変化があったものだ。しばらく会わないうちに、この1年で君たちの人生にはどのような変化があったのか、と改めて考えさせられることになったので、不思議な体験だったね。人は12歳から20歳までの間には様々なことを経験するものだから、いったいどういう経験をしたのかと気にはなるのだが、そんなことを思ってはいても、実際に彼らに聞いてみることはできない(笑)。それでも時が経つにつれ、だんだんそれが分かるようになるんだ。例えばメイクアップ室でダン(=ダニエル)が音楽をかけていたりすることでね」。キャメロン・ディアス、コリン・ファースとの共演作『Gambit』(原題)に加え、ニューヨークでの舞台、そして自身の2作目となる監督作も準備中と今後の作品も楽しみだが、まずは映画史に残るファンタジーシリーズの最終章。全ての鍵を握っているこの男の一言一句、その表情の全てをお見逃しなく!『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2011年07月08日