ウーマンエキサイトのみなさまこんにちは。ぐっちぃです。今年は自粛やら休校やらまだまだ遠出ができない状況ですが、せめて気持ちだけでも旅行気分を味わいたいですよね。旅行と言っても、会話に出てくるのは食べ物のことばかり(笑)。もしかしてわたし、ご当地の食(グルメ)さえ味わえれば、旅行気分を満喫できるんじゃ…?そうそう、気軽に手に入るご当地グルメ、あったんです! なんで今まで気づかなかったんだろう!わたしは普段、宅配サービスを利用しています。そのカタログに「ご当地お土産コーナー」が掲載されているときがあるんですよ!(ないときもありますが)47都道府県全部の商品が載っているわけじゃないので、そのとき自分が食べたいグルメが載っているかどうかは「運」なのですが、どこの地域であれ、食べ物を通してその土地へ行った気分になれそう…!ということで、娘たちにカタログの中から、好きなご当地お土産を選んでもらいました。近くのスーパーとの往復だと、こういう食べ物にはお目にかかれないので、宅配サービスさんの存在が本当にありがたいです。そして数日後、待望のご当地お菓子(とビール)が届きました!わたしも別に東京駅で食べたわけじゃないのですが(笑)、なんとなくお土産コーナーとか、迷路みたいなあのホームを思い出したよ…。夫は「社員旅行で沖縄に行ったことを思い出した」と言っていた…うらやましいぜ…。娘たちは東京も沖縄も行ったことがないので、ただお菓子としておいしく食べていたけど、いつか旅行先でお土産をみかけたときに「これか!」って思い出してくれたら楽しいな。たまたま宅配サービスのカタログで見かけて買うようになったのですが、通販サイトなどにもおいしそうな食べ物はたくさんあるので、実際に旅行に出かけられるようになるまで、自宅で「食べ物」の予習をたくさんしておこうと思います!
2020年07月30日新型コロナウイルスの感染が拡がる中、感染拡大を防ぐために様々な取り組みをしているご家庭も多いでしょう。その中で夫婦関係に亀裂が生じてしまう場合があります。気を付けるべき点について見ていきましょう。家にいる時間が多くなるお互いに仕事ややるべきことがあって日中は外出していると、家で一緒にいる時間が大切になってきます。しかし、コロナの影響によって外出自粛が促され、在宅勤務や家に居ることなどが増え、お互いに家で過ごす時間が多い状況になると、普段であれば見せなかった嫌な部分が見えてきてしまったり、相手に不満を感じたりすることも多くなってきます。このような不安を感じている時はストレスを抱えやすく、コロナに対する危機感や意識の違いから夫婦間で揉めやすいこともあり、常に相手に優しく振る舞うことは難しくなります。この状態が長く続くと、夫婦関係にも亀裂が生じてくることになります。子どもの問題でトラブルに子どもを学校に通わせている家庭では、学校も休校になったりなど通常通りとは違ってくるので、その点が影響してくることもあります。子どもの面倒を見るために、その負担を夫婦どちらが持つかという事でトラブルになりやすいのです。どちらかが在宅勤務である場合、子どもの面倒を任せたくても仕事が忙しくて対応ができなかったり、子どもの面倒を見きれないということも起こります。もちろん逆のパターンもあるでしょうし、どちらも出社が必要な場合もまた子どもの対応に頭を悩ませる夫婦は多く、夫婦間の亀裂を広げてしまうきっかけになることもあるのです。子どもの対応をどうするか、お互いの仕事をどうするか、しっかり話し合っておくことが重要です。気分転換が出来ないコロナウイルスを広げないために、イベントなどが中止されたり外出自粛を求められたりしています。そうなると、常に家の中に居ることになり、お互いに気分転換が出来なくなります。喧嘩をしてもちょっと冷却期間を置けば改善していた夫婦関係も、飲みに行けなかったり、買い物しに行くことができなかっりと息抜きできない状況では、距離を置くことも難しいと感じる人も多いようです。家の中でも一人になれる空間を設けたり、家でできる楽しみや趣味を持つなどの気分転換の手段を作ると気分転換ができるのでおすすめです。関連記事はこちら『コロナ離婚』『コロナ破局』もありえる?現状で見えてきた「彼の本性」とはストレスを溜めすぎないようにコロナの影響で夫婦間の距離は近づきますが、それ故に関係を悪化させてしまうトラブルも多くなってきます。お互いの気持ちやスケジュールはしっかり話し合うこと、気分転換の方法を作っておくことなど、トレスを溜めすぎないようにそれぞれ注意することが大切です。コロナによって夫婦間が悪化して、離婚なんて最悪の事態にならないようにしたいですね。
2020年07月26日毎年、夏になると熱中症の危険が叫ばれます。とくに感染症の流行でマスクを外すことに躊躇されるなか、熱中症のリスクが高い夏になりそうです。今回は、熱中症のリスクから子どもを守る方法について、書籍 『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』 からご紹介します。■熱中症になったらどうする?熱中症とは、おもに初夏から夏にかけて、環境に体が適応できないことで起こるさまざまな症状の総称です。暑い日だけではなく、湿度の高い時期にも起きやすいため、注意が必要です。■子どもは熱中症にかかりやすい?子どもは、熱中症のリスクが高いのが特徴です。<熱中症のリスクが高い原因>●体温が上がりやすく脱水になりやすい●大人よりも背が低く地表の熱を受けやすいまた、年齢が低い子ほど自分の症状をうまく伝えることができないため、とくに注意深く様子を見る必要があります。外出時は休憩や水分補給をこまめに取らせる、室内の温度調節をするなどして、子どもの様子をこまめに見てあげましょう。■熱中症予防のポイントそれでは、熱中症にならないために、普段から心がけたい予防のポイントについて、見ていきましょう。<熱中症予防のポイント>●体調のコントロール・十分な睡眠(午後の昼寝が効果的)・食事をしっかりとる・胃腸炎や風邪などにかかっている時は熱中症にかかりやすいので注意する●暑さに慣れさせる・日頃から適度に外遊びをして、体を暑さに慣れさせておく●十分な水分と電解質補給・こまめな水分補給が大切●日焼け対策・適した服装をする(薄い色、吸水性や通気性のいい素材)・屋外では帽子を着用・直射日光を避ける・保冷剤の併用・ベビーカーの日よけそして、とくに注意が必要なシーンは次の項目です。<熱中症に注意が必要なシーン>●天候:梅雨の晴れ間、梅雨明け、30度以上●地面:地面の熱に注意●屋内:屋内でも油断しない●車内:暑い環境に置き去りにしない生活のふとした瞬間にも熱中症のリスクは潜んでいます。とくに注意したいタイミングを把握しておくことで、子どもたちを熱中症のリスクから守ってあげましょう。■おうちでできる応急処置子どもが軽い熱中症になった場合にできる、おうちでの応急処置についてご紹介します。1、涼しい場所に移動し、仰向けに寝かせるクーラーがきいた室内など、涼しい場所に移動させましょう。2、身体冷却服を緩め、保冷剤やタオルで首や脇の下、太ももなど太い血管の部分を冷やしましょう。肌に水をかけたり、ぬれタオルなどで拭き、厚紙などで仰ぎます。3、水分摂取脱水の治療のためには、経口補水液がおすすめです。ただ、意識レベルが悪い場合や、おう吐がある場合は、水分摂取は控えましょう。おうちでの応急処置をしても症状が改善しない場合は、病院を受診しましょう。熱中症の症状は進行することがあるので、経過には十分注意してください。また、そもそも頭痛や吐き気がある、体温が高い、呼びかけへの反応がおかしいなどの症状が出ている場合には、中等症や重症の熱中症になっている可能性があります。すぐに病院を受診するか、救急車を呼ぶ必要がある場合もあるので、子どもの様子をしっかりと見て、対応してあげましょう。■【子どもの熱中症】教えてドクターQ&A最後に、「教えて!ドクタープロジェクト」に熱中症にまつわる心配事について、教えていただきました!――マスクをしながら、熱中症を予防するためにどのようなことができますか?まず大前提として、マスク着用している場合はとくに子どもが熱中症を起こしやすくなります。このためマスクをしながら熱中症予防を考えるということは、「暑い日に長袖で外出しても暑く感じない方法を考える」と同じようなものです。ですから、「子どもは必要なときにマスクをつける」という考え方をお勧めします。――子どもの体にはどのような特徴があるのでしょうか?まず、子どもは大人より呼吸回数が多いです。大人は1分間に12〜20回ですが、乳児は30〜50回/分、幼児は20〜30回/分です。呼吸回数が多いことは、マスクで口元が覆われていると十分な空気を吸えないことになり、大人より苦しくなりやすいことを意味します。また、呼吸筋が発達していないため、息を深く吸い込む深呼吸が大人ほど上手にできません。そのため、呼吸が苦しくなると深呼吸ではなく、呼吸回数を増やして対応します。ただでさえ多い呼吸回数がさらに増えます。心臓や肺も未発達なため、十分な空気を取り込めないと、これらの臓器にも負担がかかります。――子どもにとって、マスクの着用が大きな負担になることがわかりますね日本小児科医会は、2歳未満のマスク装着はしないように注意勧告しています。3才以上でも注意が必要です。そもそも、子どもは大人よりも熱中症にかかりやすいという特徴も知っておいてください。汗腺が未発達で、体温調節が大人ほどうまくできない、体重あたりの体表面積が大きく、暑いところで体温が上がりやすい、などです。息を吐くことで、人は体の中の熱を外に逃がすことができるのですが、マスクをすることで熱がこもってしまいます。子どもの熱中症リスクはさらに高くなります。――それでは、子どものマスク着用についてはどのように対応すればいいのでしょうか?これまでの報告から、子どもの感染の多くは保護者から感染していること、学校や保育所などでのクラスター発生の可能性は高くはないことがわかっています。子どもの行動範囲は学校・保育園と家が中心です。いろいろな所に出かける大人の行動範囲と比べるとはるかに狭いのです。つまり、感染リスクは大人が圧倒的に大きいのです。子どもを守るためには、大人自身の感染症対策がもっとも大切だと言うことを知ってください。したがって、熱中症対策としては、「必要なとき以外にはマスクをしない」ことをお勧めします。外で遊ぶとき、運動するときにマスクをしてはいけません。また、「暑くて嫌だ」、「気分が悪い」という子どもの訴えを尊重し、3才以上であっても強要してはいけません。そして普段の熱中症対策と同じように、こまめな水分補給と、しっかり休養をとることです。病み上がりは体力が落ちていて熱中症のリスクが上がるため注意が必要です。マスク以上に効果的な感染症対策が、手洗いです。みんなで遊ぶ前と後、食事の前後、トイレに行った後は必ず手洗いをしてください。――熱中症による頭痛や発熱などの症状は、新型コロナウイルスをはじめとする他の病気との見分け方が難しく感じます。どうやって判断すればいいでしょうか?もともと夏に増える熱中症は、胃腸炎や夏かぜとの見分けが難しいです。この見分けは医師でも難しい場合が少なくありません。今年の夏も、頻度としては新型コロナウイルス感染症より圧倒的に夏かぜや胃腸炎の方が多いと思います。保育園や学校で胃腸炎や夏かぜが流行している、家族に似たような症状がある、などは参考になる情報です。また公園で遊んでいる途中にぐったりするようなら熱中症の可能性も考えなくてはいけません。夏に流行る病気はいずれもウイルス感染症が多く、水分を摂って安静にすることでよくなります。熱中症の対策もこまめな水分補給と体の冷却です。見分けは難しくても、最初の対策は大きく変わらないので、本人の様子をしっかり観察し、ぐったりする、水分摂取ができないなどの症状があれば早めに医療機関で相談してください。※本連載で紹介する情報は、2020年6月30日時点のものです。 『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』 (佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム/KADOKAWA ¥1,430)赤ちゃん・子どもの病気、ケガ、事故…突然の「どうしよう」この1冊があれば安心!病院に行く? 行かない? こういう時は様子を見ても大丈夫など、子どもの体の心配ごと、 マンガと解説でわかります。突然起こる子どもの病気、ケガで不安になるときに、親が慌てずに対処するための常備本。●「教えて!ドクタープロジェクトチーム」とは?長野県佐久医師会・佐久市による、子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクトチーム。地域の子育て力向上事業としてだけでなく、SNS発信により「医師による確実な情報」を、リアルタイムで全国に発信している。公式HP: 教えて!ドクタープロジェクトチーム
2020年07月20日千葉県の市原緑高校、習志野高校、流通経済大学付属柏高校をサッカー強豪にし、高校サッカー選手権や高校総体で複数回の全国制覇を達成した本田裕一郎さん。これまで45年にわたって高校サッカー部の監督として育成に携わり、今年からは国士舘高校でテクニカルアドバイザーに就任するなど今なお新たな挑戦に挑んでいる名将に、今だからこそ若い指導者に伝えたいことを伺いました。(取材・文:元川悦子)国士館高校サッカー部(2020年3月19日撮影)<<連載一覧:ベテランの金言「言わずに死ねるか」-今だからこそ、若い指導者・保護者に伝えたい-■SNSツールの弊害がサッカーの現場にも千葉県の市原緑、習志野、流通経済柏で45年間にわたってユース年代の指導に携わり、高校サッカー選手権や高校総体で複数回の全国制覇を達成しているのが、本田裕一郎先生です。2006年ドイツワールドカップ日本代表の玉田圭司(長崎)らを数多くのプロ選手を育てた名将は、2020年1月から国士舘高校でテクニカルアドバイザーに転身。新たなチャレンジに打って出ています。新天地ではトップチーム約30人を主に指導していますが、「笑ってグラウンドに立つ」と新たな目標を設定。明るく接しやすいイメージを作ろうと心掛けています。「練習前からしかめっ面だとチームのモチベーションは上がりません。そう気づいて、『今日は元気?』『目標は何?』とまず笑顔で選手に話しかけ、彼らの考えを聞くところからスタートするようになりました。昨年まで指導していた流経柏はAチームの9割方が『プロを目指す』という目標をハッキリと持っていましたが、国士舘の場合は『全国大会に行きたい』という子がほとんどで、プロを目指しているのは1~2割程度。それはそれでもちろんいいのですが、全国に行くためにやらなければいけない具体的なビジョンをうまく描けないのかなと感じます。それを自分から言葉にして説明できればいいんですけど、今の子どもはコミュニケーション不足なのか、何か聞いても一言二言で終わってしまう。それも目標達成の足かせになっていると思いますね」本田先生がコミュニケーション不足の最大要因だと考えるのがスマートフォンの普及。昨今は『LINE』などの通信アプリで簡単にやり取りできるので、子どもたちが言葉を発しなくていい環境になっています。それがサッカーの現場にも影響しているというのです。「日本人のよさというのは、挨拶や礼儀正しい行動、場の雰囲気を察知したり、相手の表情を見ながらうまく会話を運ぶことだと思うんです。しかし『LINE』だと単にスタンプを押すだけで意思疎通が成り立つ。そればかり多用していたら、目で会話をしたり、相手の思いを汲んで物事を進めていく力は身に付きません。人間関係も希薄になり、サッカーのようなチームスポーツをやるうえでは大きなマイナスになります。現場に立っていて2~3年前から生徒の質がだいぶ変わってきたなという印象を受けるので、我々指導者も工夫を凝らしていく必要があると思います」■選手自身が「何が必要か」に気づくことが一番の早道国士舘に来てからの本田先生は「生徒たちにより高い経験をさせてやりたい」とモチベーションを高めています。同時に「どうすれば全国大会出場へ導けるか」というテーマを真剣に模索し始めました。その一歩として、目標達成への道筋をより明確にさせるところから取り組もうとしています。「選手たちが全国に出るまでの段取りを探っていく中で『何が必要か』を自ら気づいてくれるのが一番の早道なんです。人によってはボールコントロール力やドリブル技術、シュートのスキルを磨かなければいけないという人間もいるでしょうし、走力やパワーが足りないと感じる人間もいるでしょう。個人レベルでもチームでもできることは沢山ある。そこに気づいて行動するように、指導者が仕向けていかないといけないと思います。子どもたちの『全国大会出場』への気持ちは同じでも、重さが100gから1kgになれば取り組み方は全然違ってくる。そうやって情熱をかきたてることが大事なんです。長年、子どもたちを教えてきた私が『全国はそんなに遠い目標じゃないんだ』と言えば『そうかな』と感じる生徒がいるかもしれない。そんな期待を持って、最初に話したように笑顔でグランドに入ることを心掛けたり、言い回しを工夫したりとトライを続けているところです」■高校サッカー部員の休校中の過ごし方、多かったのは......現在も連日感染のニュースが流れていますが、本田先生の新たなチャレンジが始まって約2か月が経過した今年2月末。新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し、安倍晋三首相が全国一斉休校を要請しました。私立の国士舘も部活動休止に踏み切りました。練習は3月19日にいったん再開され、3月末までは2日に1度ペースで継続できていましたが、東京都から外出自粛要請が出た4月頭から再び活動を停止。少なくとも4月いっぱいまでは全員が自宅待機することになったのです。もともと「日本サッカー界もオフシーズンを設定すべき」と主張し、定期的な休みを取ることに前向きな本田先生にとっても、これは予期せぬ出来事。45年超の高校サッカー指導者人生の中でも初めてのアクシデントだと言っていいでしょう。そんな時だからこそ「選手のことをより知りたい」という思いが強まり、休部期間に彼らがどんな過ごし方をしていたかを調査してみたといいます。「2月末から3月19日までの約3週間に何をしていたかを尋ねたところ、1日の生活は睡眠が約8時間、食事は家族のいずれかととっている選手が多かったですね。ただ、勉強はほとんどしておらず、読書をしたと答えた者も皆無に近かった。スマホでSNSなどで流れてくるニュースを見る子もいましたけど、それを含めてもニュース記事などに目を通していたのは1日1時間以内。活字に触れる時間が極端に減っているなと考えさせられました。外出は1日5時間以内。外で走っていた者、ボールを触っていた選手、買い物に行った選手などさまざまでしたが、それ以外は外出自粛を意識して自宅にいたようです。その多くの時間を(ニュースチェック以外の)スマホ利用と向き合っていたというのはやはりもったいないと感じました。生徒の行動調査をしたのは私自身も初めてでしたが、練習がストップし、時間が空いたことで見えるものもありました。彼らの行動をしっかりと把握したうえで、再開後の部活動に役立てたいと思っています」こうやって目の前の事態を冷静に受け止め、臨機応変な対応を取り、先の段取りを考えていくのが本田先生流のやり方です。何度も全国制覇を達成し、数多くのプロ選手を輩出してきたベテランの発想力や行動力はやはり特筆すべき点でしょう。そこは多くの指導者に見習ってほしいところです。<<連載一覧:ベテランの金言「言わずに死ねるか」-今だからこそ、若い指導者・保護者に伝えたい-本田裕一郎(ほんだ・ゆういちろう)1947年5月1日、静岡県生まれ。順天堂大卒業後、千葉県市原市教育委員会を経て、75年に千葉県立市原緑高校サッカー部監督に就任し佐々木雅尚、宮澤ミシェル、石井正忠らを指導。その後86年に習志野高に転勤し福田健二、広山望、玉田圭司らを指導し、95年のインターハイで初の日本一に。2001年より流通経済大柏高に赴任し、2007年の全日本ユースを皮切りに5度の全国制覇を成し遂げた。2020年4月より国士舘高サッカー部のスーパーバイザーに就任。指導者としてだけでなく高円宮杯U-18サッカーリーグの前身である関東スーパーリーグの立ち上げなど高校サッカーの発展に大きくかかわっている。
2020年07月14日今年の夏休みは新型コロナウィルスの影響で短縮傾向と言われてます。短い休みだからこそ、より充実した時間にしませんか?一般的なサッカーキャンプでは技術の向上がメインですが、サカイクキャンプではサッカーの練習だけでなく、子どもたちが成長する際に身に付けたい「ライススキル」をプログラムに導入しています。なかなかチャレンジができなかった子が積極的になって帰ってきたと、親御さんからも好評です。キャンプでチャレンジを促すためにどのような工夫をしているか、サカイクキャンプの菊池健太コーチにお話を伺いました。(取材・文:前田陽子)クーラーボックスに氷を常備、いつでも適温の水分補給ができるよう準備しています<<【熱中症対策】子どもたちを守るためサカイクキャンプが実施する万全の対策-オンザピッチ編-■キャンプに参加すること自体が、子どもたちにとってはチャレンジサカイクキャンプは、初心者でもサッカーを始めて何年か経つ子でも誰でも参加できます。年齢を対象に分かれているので参加してくれる子どもたちのレベルは様々です。保護者の方にキャンプ参加の動機についてうかがうと「消極的でチャレンジができないので、キャンプを通してチャレンジすることを身につけてほしい」という声が多くあります。「キャンプは親元を離れて、まだ知らない友達やコーチ、初めての場所で生活するという大人でも大変なことだと思います。そこに参加してくれるということ自体、子どもたちにとってはチャレンジだと思います」と菊池コーチ。キャンプでは子どもたちの経験値などを見て、キャンプに慣れている子と初めての子にはそれぞれに合ったチャレンジを提案できるようにしているのだそうです。トレーニングでは、個々のキラリと光る部分を見つけてその部分を評価。自分のしたことを認められると、子どもたちはもっとチャレンジしようと頑張ります。最初の段階では得意なプレーを見せてもらい、「こういうこともするといいよね」と提案をしてその子の苦手なことでも取り組めるように促しています。■ミスした経験の少なさが、チャレンジの邪魔をする最近は、やる前から「絶対ムリ」「下手だから出来ない」とチャレンジする前からあきらめてしまう子もたくさんいるという声も聞きます。そうなってしまう要因のひとつは、ミスした経験の少なさです。親が先回りしすぎてミスした経験が少ないので、失敗に対する免疫がなく「どうしよう、どうしよう」という考えが頭の中に先行する子がたくさん見られるのです。チャレンジしてほしいと考えている親が、先回りして子どもがチャレンジする機会を奪っているのはとても残念なことですよね。また、サッカーの現場では指導者が指導をしすぎる点があるようだとコーチは言います。キャンプで練習していると、プレーが終わるたびにコーチの顔を見る子がよくいるのだとか。「指導者はミスを正してあげよう、欠点を補ってあげようとしているんだと思うんです。けれどそれではどうしても子どもたちは窮屈ですし、コーチは次に何を言うんだろうと顔色を見てしまいます。僕たちサカイクキャンプのコーチたちは常に笑顔を見せ、どんなプレーであっても『やるじゃん』という気持ちで子どもたちを見ています。いいタイミングでシュートを打っても入らないことはたくさんあります。シュートを外そうと思って打っている子はいないので、『いいシュートだったね。でもこうするといいよ』とひとつヒントを与えます。そのとき具体的にこうしろとは言いません。そうすると自分で考えて次にいいプレーをしてくれます。そんな声かけからチャレンジが出てくるかなと思います」と菊池コーチは言います。■サッカーはミスが多いスポーツ。キャンプではミスしてもいい雰囲気を意識サカイクキャンプでは最初にサッカーはミスが多いスポーツだということを子どもたちに伝えるのだとコーチは教えてくれました。先述したように、普段の生活の中で失敗経験の少ない現代の子どもたちは、チャレンジしようとすると「失敗したらどうしよう」という気持ちが先に立ってしまいます。コーチたちもその気持ちは理解しているので、キャンプでは「ミスしていいよ」という雰囲気を作るようにしているのだそうです。指導者はどうしても、パスが通らなかった、シュートが入らなかったという結果に着目してしまいますが、サカイクキャンプでは結果だけでなく過程も見ているといいます。「たとえシュートが決まらなくても、その子なりのちょっとしたチャレンジに良かったよと、Goodサインを出してあげるととてもいい笑顔を見せてくれます。そうやって過程を認めてあげることを続けていると自己肯定感が高まり、キャンプ2日目、3日目になると、僕らもびっくりするくらいいいプレーをしてくれるんです」と菊池コーチ。菊池コーチは、子どもたちのサッカーは上手い下手ではなく、経験が多いか少ないかだと考えているそう。「どうせ下手だから出来ない」ではなく、いろいろなことをやってみる。経験が積み重なってサッカーは上手くなっていきます。リフティングの出来る回数が3回から5回になった。そいういう経験をしてほしい。ボールを取られたら、取り返せばいい、シュートを外したら次に入れればいい。サッカーとはそういうスポーツだとコーチは語ります。■キャンプの主役は子どもたち。短期間でも必ず成長して帰りますご自身もサッカー少年の親でもある菊池コーチ。親の視点でもサカイクキャンプの魅力を語ってもらいました。「サカイクキャンプの主役は子どもたちです。子どもたちのことは、様々な面をしっかり見ていますが、大人が必要以上に手を出すことはしません。道具の忘れ物などちょっとした失敗が予想できる場合も先回りはせず、こういう失敗もするだろうなと見守っています。そうやって失敗してみて気づくことがあったり、次回から注意しようと意識するようになるので」と、子どもたちが失敗できる環境を用意しているのも成長を促すきっかけになっているといいます。もちろん、大きな失敗にはならないように、これ以上は危険だなという時には声をかけています。例えば水筒を忘れてずっと飲料がないのは危険なので、練習に入る前に声かけをします。その時も「水筒忘れているだろう?」とは言わずに、「何か心配なことない?」と気づきを促します。そして一緒に取りに行きながら、こんな会話をするそうです。「荷物の準備はいつも誰がしているの?」「お母さん」「そうか、今回は自分で準することができたね。いい経験になったね」水筒を忘れたことをダメなことにせず、サッカーの準備を自分ですることを意識するような会話にしているのだそう。そういう経験を経て、人間的にも成長できるといろいろなことにチャレンジできる。自己肯定感を高めてあげることも必要だと思っているとコーチは教えてくれました。サカイクキャンプでは熱中症だけでなく新型コロナウイルス感染予防の対策を徹底して行っています。キャンプは数日ですが来れば、間違いなく何かきっかけをつかんでもらえるはずです。子どもたちにとってキャンプに参加してくれることが大きなチャレンジ。親御さんにも子どもをキャンプに行かせるというチャレンジをぜひしてください。帰ってきた子どもはキラキラしているはずです。<<【熱中症対策】子どもたちを守るためサカイクキャンプが実施する万全の対策-オンザピッチ編-
2020年07月13日一児の母のエッセイストで、TVコメンテーターの犬山紙子さんが、夫婦問題や子育てをはじめ、様々なテーマで語るラジオ『犬山の遠吠え!やってまーす』。本連載では番組内のトークを言葉にまとめ、音声と併せてお届けします。今回は2020年6月4日放送分より。リスナーメールでは、あるワーキングマザーから届いた「コロナ禍でのママ友との変化」に、犬山さんも大きな共感を寄せていました。■出社させるなら、ちゃんと理由を言ってほしい<犬山さんの声を聴きながら読む>やっぱりいいですね、作家さんたちと顔を合わせて、「何を喋ろうかー」なんて話も広がりますし。でも、収録はスタジオか、自宅がいいかは、正直はっきりと言えないです(笑)。自宅収録は楽だし、ストレスも溜まらないって感じていたんですけど……枯渇しました、仕事のネタが。これまでエッセイの仕事でも書く内容に困ることはなかったのですが、コロナ禍の2ヶ月間で人と会わなかったせいですね。外出で情報をインプットするのも必要だったんだなぁ、と改めて感じました。でも、似たような気持ちを抱えている人も多いと思うんですよ。仕事はテレワークでも進められるのに、出勤はイヤだなって感じる人もいれば、会社の方が効率も上がるし、好きな人にも会えるから良いという人もいて……。「感染リスクがあるし、電車に乗るのがストレス」という話もよく聞きます。そこは会社のトップがしっかりと、「なぜ出社する方針にしたか」を絶対に語るべきだと思うんですよ。心が宙ぶらりんのままで、理由なしに命じられても不満が溜まるじゃないですか。緊急事態宣言が解除になって、人出も増えてましたよね。感染者数もまた増えてきたりして。コロナと私たちは、まだまだ一緒に過ごしていかなきゃいけないんだよな、と気を引き締めつつ、今日もパーテーションで区切られ、マスクをしながらラジオで喋っております。■自粛生活で「よそはよそ、うちはうち」になれた<犬山さんの声を聴きながら読む>さて、今週も皆さんから届いたメールを紹介していきます。千葉県、ラジオネーム「ゆうた」さんから。30代のワーキングマザーです。3歳3ヶ月の子どもとの自粛生活に慣れてきたのに伴って、良い面も見つけられました。SNS上でのママ友の動向が気にならなくなってきたんです。それまでは素敵な場所での家族写真を見るにつけ、わが子もいろんな経験をさせようと連れ回してしまったり。習い事を始めようにも、ピアノもプールも幼児教室もお休み。「よその家も何もやっていないのと同じ」と気づいたら、気持ちが軽くなりました。自粛生活が終わった後も、「よそはよそ、うちはうち」の精神を忘れずに生きていきたいと思っています。スーパー素晴らしいメールが届きました。おっしゃる通りですね!いろんな経験とか習い事とかで、「この子の才能をもっと早くから伸ばせられるのでは」という責任感から焦っちゃう気持ちもわかるんです。でも、「よそはよそ、うちはうち」。私の子どもも3歳ですけど、お絵かきが好きなので、「教室に行きたい」って言ったら連れて行く選択肢を与えてみるのもいいかな、と思っているくらいです。実は私自身が、幼稚園の頃から塾にかなり行かされて、小学校受験もしたし、中学校受験もしたんです。ただ、私が小学6年生で『幽☆遊☆白書』にハマりすぎ、受験勉強を放棄してからは、だいぶ方向転換もしたわけですが……(笑)。だけど、周りに影響を受けて、「うちの子にも経験させてあげたい!」っていう気持ちも否定したくないんですよ。それは子どもに対して教育機会を与えてあげたい気持ちの表れで、愛情があってこそ出てくる気持ちだと思いますし。その経験の先で、ゆうたさんが「よそはよそ、うちはうち」に気づけたことは、とても成熟した素敵な考え方だと感じました。ちなみに、うちの子は最近、仮病を覚えましたよ。歯磨きをするように言ったら、「足がプルプルするからできない」と。いや、理屈が通ってないんですが、「脳が進化した!」って変に感動しちゃいました。どこで覚えたんでしょうね……あれっ、私と夫のせいですか!?■スキル不足で退職勧告…自分を責めすぎないで!次のメッセージは、福岡県の「じゅん」さんから。今、社員が僕を含め5人しかいない、不動産関係の会社で働いています。入社して半年経ちましたが、社長から退職勧告を受けました。退職理由は「募集していたスキルより不足していたため」。無遅刻無欠席で仕事も自分なりにやってきましたが、駄目だったようです。ショックでしたが、またイチからやるしかないですね……。うーん……「スキルより不足していたため」と書いてらっしゃるんですが、このタイミングは明らかにコロナ禍の影響なのかな、と感じますけれども。だって、スキルが不足していても、入社して1年くらいは土台をつくって、成長を見ていく時期じゃないですか。だから、「自分の実力が足りなかったんじゃないか」と責めすぎないようにはしてくださいね。最後の「またイチから」という言葉に、次への目線が向けられていて、前向きな方だと感じました。まずは、国と自治体からもらえる支援を全部、しっかり受け取りましょう。本当に今の時期は非常時とはいえ、こういうことが起こるんですよねー……。企業も、もちろん大変なのはわかるんですけれども。国も雇用調整支援とかやっていますが、給付までも時間がすごくかかっていますし。お金がない会社は、結局は人を切っていくしかない状況なので、国や自治体にはどうか頑張ってほしいところです。じゅんさんみたいな人がいるのを頭に入れながら、私たちも政治を見ていかないといけませんね。■バブル時代の勢いを味方に、自分を解放してみました<犬山さんの声を聴きながら読む>最後は、ラジオネーム「さんと」さんからのメッセージです。初回放送で「ヘルニアがひどく、旦那さんと家事分担を話し合った」という話に、いいなぁと思いました。紙子さん旦那さんも基本的にオープンで、いろんな方々の意見も経て、ラジオや文章、SNSなんかで“大家族会議”みたいに解決されていくのがとても面白いです。例えば、紙子さんも仲良しのベッド・インのちゃんまいさんなど、家庭のことをオープンにされないのが普通ですから。マイクの前で明るく楽しく、『犬吠え』を応援しております。温かいメッセージ、ありがとうございます!ご存知でない方に説明すると、ベッド・インというのは、自称「地下セクシーアイドル」で、ちゃんまいとかおり様の2人組なんです。バブル時代のトサカな髪型に、ジュリ扇持ってボディコン着て、でも歌唱とギターの腕は一流みたいな。めちゃくちゃ面白いんです!ただのいちファンから友達になっていったのですが、面白い友達は最高ですね。私も自粛期間中、ストレスがすごく溜まったときには、彼女たちのPVを見て発散していました。新曲の『Everybody 無敵!』も、タイトルからして最高で、すっごく良いんです。ぜひ、騙されたと思って(笑)、検索して見てみてください!『Everybody 無敵!』は曲もいいんですが、YouTubeで見られる「振り付けHow To ビデオ」で、「内面の魅力を全部出して」とか、「ドヤ顔で!」みたいに入ってくる指示に、ちゃんと沿って真似してみると、自分の中の「何か」が解放されますから!!!!ベッド・インのふたりは、バブル時代のメイクをすることを「バブルオンする」って言うんですけど、私もバブルオンしてもらったことがあるんです。これが別人になったかのような気持ちになれるんですよ。まさにメイクと髪型のパワーだと思うんです。肩パットを入れ、メイクもガッと濃くして、高いヒールにトサカヘアーで。コロナが収束したら、友達何人かでバブルオンして、夜の街を練り歩きたいもんですね。ちょっとくらい、私みたいにお腹が出ていようが、ボディコンみたいなきちっとした服を着て、強いメイクして自信満々に歩いていったら、そんなお腹も魅力なんですよ!すっかりベッド・インを推してばかりの話になってしまいましたが、新曲『Everybody 無敵!』を、ぜひよろしくお願いいたします!ラジオ番組『犬山の遠吠え!やってまーす』は毎週木曜日、深夜0時30分からMBSラジオ(AM1179/FM90.6)で放送するほか、アプリやネットで楽しめる「radiko」でも生配信。また、過去の放送は音声配信サービス「Radiotalk」で聞くことができます。 犬山の遠吠え!やってまーす
2020年07月10日長ーい休校休園が終わりましたが、外出はなるべく控えようという段階の今。やりたいことはめっちゃあります。※この記事は、6月前半の体験談を基にしています。■今の気分を一新するためにしたいことまずは自粛をしている今やりたいこと!いやなんかもうハッピーな色に囲まれたいんやろな、私。どうしても感染症の蔓延でできないことが多くて鬱々としてしまうので、色の力でテンション上げたいんですよね。■子どもと外出を思いっきり楽しみたい!次は今後していきたいこと!(感染症が落ち着いたら…)子どもたちが行きたがってるテーマパークや映画館、その他諸々レジャー施設に行きたい!行きたがってるテーマパークは、京都の我が家からだいーぶ東の方にあるんですが、予算的にちょい西の映画のテーマパークでお願いしたい。なんてったって無料券があるのよ。コロナのコの字もない時期にもらったやつ。ね、西の方にしよ?そして観たい映画はイチコも二太郎も大好きなプリ○ュア。最新作が延期になった上、休園休校中に家で過去の映画を観まくってプリ○ュアに大ハマりだった2人(と私)…。歴代のメインキャラもほぼ覚えちゃったんじゃないかな。そうしたらもう親子で行くしかないよね!!あとは水族館に動物園に牧場に博物館に…とにかくレジャーがしたい。家族でちょっと遠出したい。そしてしたいことの最後…何よりコレ!マスクせず、密集してワアワア遊びたいよォ〜!!!幼稚園も小学校も、行事がなくなったり給食が1品減ったり、楽しみが減ってて親は悲しい!(子どもらには黙ってるけど)少しでも早く元の生活に戻るために、引き続き気を引き締めつつ、でも緩めていいところは緩めつつ、ウィズコロナの日々を過ごしていこうと思います。\モチコさんの人気記事が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年07月06日学校が再開され、スポーツのチーム活動も再始動しているかと思います。3か月近い自粛期間を経て、サッカーを再開するにあたって気をつけるべきこととは何でしょうか?日本サッカー協会のスポーツ医学委員でJクラブのドクターも務める大塚一寛先生(上尾総合病院スポーツ医学センター長)のインタビュー後編では、例年以上に気をつけたい「熱中症」について、話をうかがいます。(取材・文:鈴木智之)休んだ分を取り戻そうと負荷の高いトレーニングを長時間行うのは禁物(写真は少年サッカーのイメージ)<<前編:休校明け、チーム練習再開で気をつけたいケガのリスク、適切な練習負荷とは■外気が30℃の場合、マスクの下は42℃にも。マスク熱中症に注意日に日に気温の上昇が見られます。このときに気をつけたいのが熱中症。とくに、気温や湿度が急激に変化する時期は、連日猛暑が続く時以上に注意が必要なようです。「今年は自粛の影響で家の中にいる時間が長くなり、外気に触れる機会が少なかったお子さんも多いと思います。急に暑くなったり、気温が下がるときはとくに注意してください。たとえば18℃の日が4日続き、気温が突然28℃になったときに、前日と同じ強度のトレーニングをすると、熱中症になるリスクが高まります。それほど、急激な気温の変化には、気をつけなくてはいけないのです」真夏の30度越えが連日続くとき以上に、涼しい日から一転して真夏日になるようなときは、気温や湿度の急激な変化に身体が対応できず、熱中症になりやすいそうです。昨今、新型コロナウイルスの影響で授業中のマスクが必須になっていますが、スポーツ庁からは「体育の授業はマスク不要」と全国の教育委員会に連絡されています。大塚先生もまた「運動中のマスクは危険なので外しましょう」と呼びかけます。「マスクをつけて運動をすると、外気が30℃の場合、マスクの下は42℃ほどになります。いわゆる"マスク熱中症"になる危険性があります。とくに、子どもたちは昼間に練習することが多いので、指導者は正しい知識を頭に入れておいてください」とくに気をつけたいのが、試合中、ベンチに座っている子どもたちです。「マスクをしたままベンチに座っている子は、炎天下の中でじっとしているので体温が上がり、マスクの中も高温になります。中国でN95マスクをつけて運動した中学生が死亡した例がありますが、気密性が高いマスクをして運動をするのは極めて危険ですので、絶対にしないようにしましょう。サッカーのプレー中にマスクをするのは、現実的ではありません」熱中症だけでなく、ウイルス対策もしなければいけないので、今年の夏は気をつけるべきことがたくさんあります。飲水にも注意が必要です。いままでのように、スクイーズボトルを使って回し飲みをすることは、ウイルス対策の観点からは避けなくてはいけません。「ウイルス対策の観点からすると、試合中に誰が口をつけたかわからないボトルを飲むわけにはいかないので、飲水タイムを設けて、各自のボトルから飲むようにすることも検討するべきでしょう」■成長期だと自粛前と後で身体やボールフィーリングが変わっている子も学校やスポーツ活動も再開していますが、急に3か月前と同じ強度のトレーニング、試合をするのは避けたほうが良さそうです。「子どもの場合、基礎的なトレーニングから、試合と同じ強度のトレーニングに移行するのに、6週間ほどかかります。そこから逆算して、試合は何日から開催すると決めた方がいいでしょう。とくに子どもの場合は、慎重に段階を経て強度を上げていくこと。急に強度の高い練習を長時間すると、外傷リスクは確実に上がります」活動自粛によって失われた時間を焦って取り戻そうとすると、ケガのリスクが上がります。結果として、長期間サッカーができなくなることになるので、自粛明けの指導者には、トレーニングの時間や強度をコントロールすることが、いつも以上に求められそうです。「トレーニングをしていない期間が8週間ある場合、もとに戻るのに8週間かかります。それを2、3週間で戻そうとすると、大幅にギャップがあるので、ケガをするのは当たり前です。すぐに戻そうとせず、時間をかけて戻さなければいけません。とくに小学生年代は身長が急激に伸びる時期なので、自粛前と自粛開けとでは身体のサイズ等の状態が違います。それなのに、2ヶ月前の感覚でやろうとすると代償が起こったり、整合性がとれなくなります」長い休みによって、身長が急激に伸びる子もいます。自粛前と後では、身体やボールフィーリングの感覚が違うことは、頭に入れておいた方が良さそうです。「極端な例ですが、フィギュアスケートの選手が、14歳のときにトリプルアクセルが跳べたのに、20歳になると同じように跳べなくなることがあります。それと似たようなことが、長期休暇明けの子どもたちの身体に起こる可能性があるので、とくに注意深く見ることが必要だと思います」■今年ならではの、子どもに腰痛が出やすい理由さらに、こう続けます。「コロナの自粛時期はストレスが溜まっていた子が多いので、腰痛になる子が通常よりも出やすいと言えます。家の中でゲームばかりしていると背中が丸まり、体幹(※胴回りのこと)も弱くなります。"コロナ巣ごもり"のあとは、筋力の衰えとストレスや悪い姿勢から来る腰痛に気をつけてほしいと思います」ウイルス対策と熱中症予防に加え、長期休暇開けの子どもたちに、どの程度のトレーニング量、強度で行うのかは、指導者の腕の見せ所です。夏はすぐそこに来ています。大人も子どもも例年以上に注意深く行動し、先の見えない時期を乗り越えましょう!<<前編:休校明け、チーム練習再開で気をつけたいケガのリスク、適切な練習負荷とは大塚一寛(おおつか・かずひろ)医師、上尾中央総合病院整形外科・スポーツ医学センター長。1999年からJクラブのドクターとしてチームとともに帯同を続けている。そのほか、『日本サッカー協会スポーツ医学委員』や、『Jリーグチームドクター会議部部会長』を務める。多数の講演にも出演し、現場のノウハウや選手のケガ、障害予防などの啓発活動も積極的に行っている。上尾中央総合病院・スポーツ医学センター日本サッカー協会スポーツ医学医員
2020年07月03日長く続いた自粛生活。わが家は緊急事態宣言の少し前から息子の保育園をお休みしたり、自分たちのできる範囲で自粛を始めていました。まだ3月の頃は緊急事態宣言が出ていませんでしたが、未知のウイルスということでどの情報が正しいのかわからず、とにかく気を付けるに越したことはないと思い行動していました。・なるべく外出はしない・外出するとしても、最低限の買い物だけにする・買い物は1人で行く・帰宅したら手洗い、できればシャワー・マスクの捨て方にも気を付ける・外出時は顔は触らない・アルコール消毒を持ち歩く等々、自分たちが感染しないようにすることは勿論、自分たちももしかしたらすでに感染者になっているのかもしれないと意識し、周りにもうつさないようにしておりました。ちょっと気を付けすぎているのかな…と思うこともありましたが、とにもかくにも安全第一という思いは旦那も同じで、買い物には旦那がいつも代表して行ってくれたり、私と同じくらい危機意識を持って行動してくれました。もしもここで夫婦のどちらか一方が「自分は感染することないし大丈夫でしょ」、「若ければ感染しても軽度で済むらしいよ」等の甘めの考えであったら、言い合いになっていたかもしれません。しかし、まずは家族の、何より子どもの安全を考えると、やはり自ずと感染予防を第一に考えた行動になってくると思います。その点で夫婦の考えが一致し、家族一丸となって仕事や家事、育児を協力していけたことは、今後も大きな力となっていくだろうなと感じました。吉本芸人のブサイクランキングで3位に輝き、結婚した際にはいろいろな方に「なんであの人と結婚したの?」と言われまくった私ですが、「その結婚正解だよ!」と当時の私に教えてあげたいです。家族のためにたくさん頑張り、守ってくれてありがとうと、旦那に感謝の気持ちを伝えたいです!
2020年06月25日外出自粛によって自宅でジッとしていると、不要品についつい目が止まり「断捨離でもしようか」と始めている方も多いようです。いわゆる「コロナ断捨離」です。しかし、それを阻むのが、同じく在宅時間が多くなった夫の存在です。「え、捨てるの?」「まだ使えるよ」「何かの時には役に立つのにもったいない」と隣でグチグチ言うだけで、手伝おうともしない夫…。「その“何かの時”は永遠にこないんじゃー!」と、妻の心の叫びが聞こえてきそうです。そんな「捨てられない夫」の対処法をこの機会にご紹介しましょう。■片付けられない夫とは違う「物が捨てられない夫」収集癖は、女性よりも男性に多いと言われています。物が捨てられないのは、この収集癖が影響しているようです。混同されがちなのが、片付けられない夫と物が捨てられない夫。しかし、この2つには大きな違いがあります。片付けられない夫というのは、そんな自分はダメだと自覚し罪悪感をいっぱい抱えているけれど、片付けられないというタイプ。一方、物が捨てられない夫は、それを悪いことだと思っていません。逆に、物を大切にして良いことをしていると勘違いしているくらいです。そのため、片付けられない夫をきれい好きにするよりも、捨てられない夫に断捨離させる方がずっと難しく厄介なのです。■どうして夫は物が捨てられないのか?アメリカ精神医学会(APA)より刊行された 「DSM-5精神疾患の分類と診断の手引」 で「ためこみ症候群」というのが紹介されています。これは、所有物を捨てたり手放したりすることに不安を感じ、強い抵抗感を持つ症状です。一方で、ある一定の物にだけ価値を見出し、収集するコレクター癖というものもあります。ためこみ症候群は「捨てる、手放すことが不安」と感じるのに対し、コレクター癖は「集めないと気がすまない」タイプです。物が捨てられないとはいえ、ほとんどの場合、上記の疾患には当てはまらないでしょう。単なる「もったいない」「思い出があるから」「いつか使えるかも」といった気持ちから捨てられないのだと思います。物が捨てられない夫は、小さい頃からいろいろな物を集めては捨てられないという性質だったのかもしれません。 そういえば、トミカやプラレール、カードゲームのカードなど、男の子のおもちゃには収集癖をくすぐる物が多いですよね。■捨てられない夫と捨てたい妻、その間の「大きな溝」物が捨てられない夫に対して、妻はどうしてイライラするのでしょうか。それは、夫婦間で「とっておきたい物」と「捨てていい物」の価値観が大きく違うからでしょう。夫にとって大切なものでも、妻から見たら家を占領する価値のないものと感じる、そのズレが原因でしょう。つまり、妻は夫のことを物が捨てられない人と感じているかもしれませんが、必ずしもそうではなく、大切にしている物が違うだけかもしれません。夫からしたら妻に「次から次へ洋服を買うな」「靴やカバンが俺の10倍はあるな」「キッチン用品ってあんなに必要なのか?」と感じているかも。しかし、妻にはきれいでいてほしい、家事に関わる物は生活に直結するなどの理由で、口に出していないのかもしれません。それに、たいてい家にいる時間が夫よりも長く、家事を取り仕切っているのも妻という場合が多いため、妻の方が物の量や使い道が一層気になるのもわかります。また、物を捨てる時の夫の態度にイライラするという妻の意見もあります。前述したように、断捨離しているそばからグチグチ言って手伝わない、「妻に無理矢理捨てさせられている体」で不機嫌になっていくといった夫は少なくありません。妻は断捨離ですっきり気持ち良くなりたいのに、まるで悪者になったように感じモヤモヤしてしまいます。おそらく、この夫の態度は「自分の捨てる気持ちに思い切りをつける」儀式なのだと思います。物を捨てるという決断をする責任を妻に押し付けているだけなのです。そんな被害者を演じている夫に、妻は罪悪感を覚える必要はありません。決断をできない夫を助けてあげている、捨てる気持ちを後押ししてあげていると思えばいいのです。夫自身は自覚がないかもしれませんが、「えーっ、捨てるの?」と言いながら捨てる責任や罪悪感から逃れ、それを引き受けてくれる妻の存在はありがたいと思っているはずです。■夫が率先して断捨離をするようになる秘訣夫にも気持ち良く断捨離をしてもらえるようになる方法はあるのでしょうか?もし、夫が「思い出だから」とどんどん物を増やすタイプなら、収納スペースをある程度制限するといいでしょう。例えば、学生時代の思い出の品をためこみ、さらに妻、子どもとの思い出も加わってふくれあがっているようなら「思い出の品スペースはここからここまで。あふれたものは捨てるからね」と量に制限を設けます。すると、ためこんだまま放置し忘れていた物に対して夫も意識が向くようになり、取捨選択をするようになるでしょう。夫は「スペースからあふれたから」と捨てる言い訳も得られるわけです。「まだ使えるから」とためこんでいる物には、「ネットで高く売れるみたいよ」「欲しいっていう人がいるんだけど」と提案してみてはいかがでしょうか。物がなくなる代わりに、お金や感謝の気持ちが得られるので、物が捨てられない夫も耳を貸すでしょう。それでもなかなか断捨離が進まないようなら「決断箱」を設置してみてはいかがでしょうか。箱を用意し、手放すのに迷っていた物をそこに移動させるのです。それからしばらく時間をおいて、執着していたものが目に届くところからなくなっても大丈夫であることを少しずつ夫に認識させていくのです。最初は、小さな物から始めていくといいでしょう。夫が決断箱に入れたことすら忘れてしまった頃を見計らって、「いつものところになくても大丈夫だったね。なくなっても何も不便なことはなかったと思わない? じゃあ、思い切って処分しようか」と提案してみましょう。決断箱に入れておく期間ですが、まずは1カ月、次に2カ月、3カ月…と、夫に声がけをします。その物に対する執着=決断箱期間なので、執着度合いが高い物ほど長期間に及ぶ覚悟を。そうは言っても、おそらく半年、1年と長くなってくると、夫も気持ちの整理がつくのではないかと思います。こんな面倒な手順を踏むよりは、夫にも同じようにいらない物を潔く捨ててくれる決断力があれば…と妻はみんな思うでしょう。しかし、いくら夫婦でも価値観をすり合わせるのは至難の技。どうしていらないかの理由づけを説明して、夫が納得できるかどうかに断捨離の成功はかかっていると思います。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年06月10日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「ずっと夫と一緒がつらい…ストレス・イライラが止まらない理由は2つ」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、新型コロナウイルスの影響でステイ・ホーム状態となった日々の中、ずっと夫と一緒にいることで妻がどうしてイライラしてしまうのかについてご紹介しました。そこに寄せられたお悩みは、外出自粛でギスギスし始めたのは、夫婦ではなく親子というパターンでした。夫と息子の関係がうまくいかず悩んでいる妻からのご相談です。■質問:仲の悪い夫と息子が外出自粛でずっと一緒…ストレスで暴力的にこの春から高校生の息子は、もともと夫と折り合いが悪く、学校が憩いの場でした。しかし、新型コロナウイルスの影響で学校へ行けず、家には夫もずっといる状況のため、ストレスが限界に…。最近、暴力的になっていて心配です。■回答:家族の摩擦を生む原因は「とどまりにごった閉塞感」息子さんの高校入学おめでとうございます! 本来なら新しい生活にワクワクしながら過ごしていたはずと思うと、本当に新型コロナウイルス蔓延が恨めしくなりますよね。しかも、息子さんはお父様とはあまり良い関係ではないとのこと。思春期真っただ中ですから、誰しも親がうっとうしく感じる時期であるうえ、この外出自粛生活で学校や友だちなど気持ちの発散場所がなくイライラが募ってしまっているのでしょう。新入生ということで学校の様子もわからないし、新しい友だちをつくる機会がなく、部活や勉強のことなど日常生活の話をする相手がいないのも、なお窮屈さを感じる原因かもしれません。水があまり循環しない池や沼はだんだんとにごってきますが、それは人間同士も同じです。移動や出入りなど動きがないまま、ずっと同じ空間に一緒にいると、だんだん空気がよどんでくるように感じますよね。どんなに善良で性格が穏やかな人たちの集団だとしても、毎日24時間同じ空間にいて、しかもさしあたってやることがなければ、相手の粗が目につきイライラしてくるのは仕方のないことだと思います。それは家庭内にも当てはまります。家という限られた空間の中で、家族という最小人数だけでずっと過ごすことは、行動範囲や人間関係が普段は広い高校生にとって、どうしようもない閉塞感に襲われるのです。まして、もともと折り合いが悪い父親も一緒なので、そのイライラをずっと我慢しつづけるのも難しくなってくるでしょう。息子さんが今、暴力的な言動や行動をするようになったとしても、それは息子さんの性格が悪い方向に変わったわけではありません。なんとか自分の鬱憤(うっぷん)やストレスを晴らそうと一時的に苦しんでいるためと思われます。■生活時間・場所をずらして「いつも一緒」を回避この状況を改善するために、何かできることはないでしょうか。私は極力、家族が顔を合わせないように、生活時間や場所の変更をおすすめします。一家そろって過ごすのは平常時であれば好ましいことですが、今はめったにない非常事態です。家族同士の一触即発状態を回避するには、思いきってそれぞれの生活時間をバラバラにしてみましょう。夫のほうは在宅勤務であっても、ある程度仕事を始める時間や休憩時間が決まっているでしょうから、まだ学校が始まっていない息子さんの起床時間を少し遅らせて、食事の時間やリビングにいる時間帯が夫と重ならないようにしてみましょう。いずれ学校が始まれば早起きせざるを得ませんから、今だけと割り切って多少の朝寝坊は構わないと思います。ただし、昼夜逆転までになると体調の崩れが心配ですから、例えば午前11時までには起こすなどルールを決めておいたほうがいいかもしれません。そして、不要ないさかいを避けるためにも、息子がイライラしていることを夫にはあらかじめ伝えておきましょう。そのため、一時的にあえて生活時間をずらしているから、小言を言って刺激したりしないようにお願いしておきます。それに加えて、息子さんには窓ふきや庭掃除など体力が必要なことをお願いして、あり余っているパワーを発散してもらうのもいいと思います。マッシュポテトの裏ごしや大根を大量にすりおろす、ひたすら無心に餃子を作るなど料理に引き込んでもいいかもしれません。これが娘さんの場合でも、同じ対応でいいと思います。これからはあらゆる場面で急速にオンライン化が進んでいくでしょう。この機会に、ZoomやMicrosoft Teamsといったオンラインミーティングができるアプリやプラットフォームに慣れておくのもおすすめです。そうすれば、自宅にいながら友だちと話したりゲームを一緒に楽しんだりできるので、多少は「ガス抜き」ができるようになるでしょう。姿勢や疲れ目に注意は必要ですが、家族のためにそういった環境を整え、ある程度のルールを決めて利用するのも一つの方法です。今後の生活変化は、家庭内にも必要となってくるでしょう。学校が始まるまで、もう少しの辛抱です。家族で協力しあい、なんとか乗り切れるといいですね。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年06月05日感染症の拡大によって、外出自粛要請が続いています。家族で過ごす時間が長くなり、パパやママたちは、さまざまな思いを抱えていることと思います。今回は、外出自粛による新しい発見についてのアンケートを元に、家族のあり方について考えてみたいと思います。■外出自粛で、発見はあったのか?アンケートでは、外出自粛によって、家族に新しい発見があったかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が40.1%となり、約4割の人が、外出自粛により家族の新たな一面を見つけていることがわかりました。一方で、39.4%が「ない」と答えていて、「ある」とほぼ同数になっています。Q.外出自粛、家族に新しい発見はあった?ある 40.1%ない 39.4%わからない 19.4%その他 1.1%■コロナ渦で子どもたちの成長に発見あり外出自粛によって、「家族に新しい発見があった」と答えたのは、約4割の人たち。具体的にどのような発見があったのか、まずは子どもたちについてみていきたいと思います。▼子どもの家事力に驚きの声「休校になり中学生の長女が『司令塔』として活躍! 家中の掃除や草むしり、夕食まで作り、下の子の勉強も教えてくれました。ありがとう、『司令塔』!」(山口県 40代女性)「小学生の息子が掃除機をかけてくれて、高校生の兄も手伝ってくれた。何気なくやってくれる優しさがうれしかったです」(千葉県 40代女性)「私が買い物から帰ってきたら、反抗期の息子が、何も言わずに品物を冷蔵庫に入れてくれていた。また、洗濯物を取り込んだらたたんでくれていた。ありがたいです」(三重県 40代女性)「小学2年生と年長の娘が 洗濯、風呂掃除、ごみ捨て、お米研ぎをみずからやるように。やりながら『ママ、いつも大変だったね。ありがとう』と言われました」(東京都 40代女性)▼子どもの心遣いや理解力を発見!「『海外旅行して感染した人がいる』ってニュースを見た小6の娘が『小学生でもわかってるのになんで大人がわからないんだろ?』と言っていて、会話が対等になってきたことに驚きました」(徳島県 30代女性)「私は免疫抑制剤を飲んでいるため感染を恐れていたら、娘が友だちからの誘いをすべて断って、家にいてくれた。私の病気を気づかってくれる娘の気持ちに感動」(神奈川県 50代女性)「『反抗期かな?』と、親として少し悩んでいた娘が、祖父母や私たちにウイルスを持ち込まないように、『一人ひとり、自覚して行動するように』と、兄妹に言葉をかけているのを知り、頼もしく感じました」(神奈川県 50代女性)▼好きなものや得意なことなどあたらしい姿「小2の息子ですが、ガイドを見ながら数時間集中してロボットを作っていてビックリしました」(京都府 40代女性)「自室にキャンプ用の寝袋とハンモックを出して、ダラダラするため環境を整えていました。わが子は意外と図太くて適応能力があることが新しい発見です」(東京都 30代女性)「いままで勉強は苦手でなるべく楽な方へ手抜きしていたけど、『勉強楽しい』と言って進んでやっている」(神奈川県 40代女性)「自分から『あれやりたい、これやりたい』と言うようになり、一緒に料理したり、庭の花を育てたりしています」(茨城県 40代女性)普段は忙しくて気づけなかった子どもたちの一面に、外出自粛になって初めて気づき、うれしい発見があったというコメントが多く寄せられていました。たしかに、外出自粛になる前には、親は仕事に家事に、子どもは学校に習い事に部活に忙しく、なかなか家族の時間が取れなかったと言う人も多いかもしれませんね。■コロナ渦でパートナーに変化は?さらに、パートナーに関してうれしい発見があったという声も寄せられました。「在宅ワークで仕事してる旦那はカッコイイってことを発見!」(神奈川県 40代女性)「激務だった夫が朝も夜も家にいてくれるので、子どもから安心して目が離せて家事ができるので負担が減りました」(神奈川県 40代女性)「飲食店でコックさんをしている旦那は休業中。子どもとバスケや縄跳びをしたり、勉強を見たりしてくれている。さらに私が仕事を終えて家に帰ると、子どもと一緒に作った夕飯ができていて、『時間と心に余裕があると、こんなにやれる人だったのか』と、結婚8年目で初めて知った」(神奈川県 30代女性)パートナーが家にいる時間が長くなったことによって、家事を積極的に手伝ってくれるようになったり、子どもたちの相手をしてくれるようになったりしたことに対して、喜びの声が多く寄せられていました。「結婚8年目で初めて知った」というコメントには、今回の緊急事態がどれほど大きなことなのかあらためて認識させられますね。■「ストレスしかない…」悪い発見があったという声も一方で、アンケートに寄せられた声をみてみると、家族の時間が増えたことによってストレスを感じたり、知りたくなかった一面を発見したりと、マイナスの思いもあるようです。▼適度な距離がないとストレスがたまる「四六時中一緒に過ごすと、ストレスでイライラすることがわかった。適度な距離は大切」(北海道 40代女性)「今まで仕事に行ったり幼稚園に行ったりというルーティンがなくなってしまい、数年かけて生活リズムを保ってきたのに、この2ヶ月でだいぶひどい有様」(千葉県 30代女性)▼パートナーにガッカリ…「コロナ離婚」の危機も「嫁さんの危機感のなさにびっくり。『いつも家にいてばかりでかわいそうだから学童に行かせたい』と言ったり、自粛しているのに『運動させるためにスイミングに行かせたい』と言い出す」(青森県 40代男性)「夫と私、二人とも在宅勤務になりました。結局、全部私が家事をやって、子どもが公園に行くというと送り迎えも私。夫が家にいても、やっぱり何の役に立たないことがハッキリしました」(神奈川県 40代女性)「『亭主元気で留守がいい』の意味をひたすら痛感する毎日です。もはや顔見るだけでイライラしてしまう…ヤバい」(神奈川県 40代女性)▼子どもが喧嘩してイライラする声も…「子どもが学校に行かない分、1日中家でしゃべりっぱなし。最近は赤ちゃん返りして、1日中つきまとい、しまいにはおねしょまでするようになってしまいました。やっぱり、自粛のストレスは親だけじゃないんですよね」(神奈川県 40代女性)「毎日子どもたち3人の喧嘩の声で頭痛になりました。子どもたちに飲み物や食べ物をこぼされて掃除が増え、怒ることも増えました」(北海道 30代女性)家族での時間が増えたことによって、知りたくなかった一面が見えてしまうと、ガッカリしてしまう気持ちもわかります。筆者自身も、現在上の子の学校は休校になり、下の子の保育園も登園自粛によりお休みさせています。子どもたちが一緒に過ごす時間が増えたことによって兄弟喧嘩が増え、「そんなしょうもないことで喧嘩するのか!」と、時に「勘弁してよ…」と叱ってしまうことも。きっと、子どもたちから私に対しても、「そんなに怒らなくてもいいのに」と、モヤモヤした気持ちを抱いていることがあるのかもしれず、お互いに知りたくなかった一面なのかもしれないと感じています。さらに、全体の約4割は「発見はない」と回答していて、「毎日疲れすぎて発見もない。休校中、毎日料理と掃除ばかりでストレスたまりまくり」、「元々あまり外に出ない家族なので大きな変わりはない。全員で同じテレビを見ながら笑っています」といった声が寄せられていました。「発見がない」理由の中にも、プラスとマイナスの両方があるようです。■外出自粛期間中の家族での過ごし方ここまで、家族に新たな発見があった人、なかった人から寄せられたさまざまな意見を見てきました。新型コロナウイルスが、今後もし収束したとしても、ワクチンが開発・普及されるまでは、以前のような自由な外出ができるまでは時間がかかるかもしれません。家族の時間を少しでも快適に過ごすためにはどうすればいいのでしょうか? 「家族にいい発見があった」というコメントから、外出自粛期間中の家での過ごし方のヒントを探してみたいと思います。▼家族での過ごし方1、たくさん会話をする「子ども、夫婦、家族全員で話す事が多くなり、前より笑う事が多くなった」(東京都 40代女性)「反抗期で会話もあまり出来なかったのですが、一緒に過ごすので、何かと会話するようになりました。ずっと一緒にいるのは大変ですが、会話するのは貴重な時間だと感じています」(北海道 40代女性)「いつも仕事が忙しく、なかなかゆっくり話すこともなかったのですが、自然にみんなが居間に集まって、家族でゆっくり話をするようになった」(東京都 50代女性)▼家族での過ごし方2、一緒に体験する「いつも子どもがみているYouTubeを一緒にみて、どんなものに興味があるのか知ることができた」(宮崎県 40代女性)「部屋の模様替えをしたのですが、『こうしたら?』と、本当だったら部活に明け暮れてるはずの息子たちからの意見も採用。いざという時、団結力がある家族だとあらためて知りました」(岩手県 40代女性)「今は家でみんなでボードゲームをしたり、テレビゲームをしたり、庭でバドミントンをしたり、家族で過ごす時間が長くなり、心にも余裕ができています!」(愛知県 30代女性)「旅行が大好きな家族ですが、家の中でも旅行気分が楽しめることに気づきました。入浴剤を入れたお風呂の中にお盆を浮かべ、ジュースを飲んでる子どもが『旅館みたいだね』と楽しんでいました」(福島県 40代女性)▼家族での過ごし方3、嫌なことがあっても向き合う「良いことも悪いことも、子どもの成長に向き合うことができている」(茨城県 40代女性)「兄弟で過ごす時間が増え、ケンカもあるが絆が確実に強くなった気がします」(神奈川県 40代女性)「ぶつかることもあるけど、今までのように外で発散する、逃げることができないから結局向き合うしかなくて、前より絆が深くなっている気がします」(東京都 50代女性)また、ほかには「意外と自分が一人時間が必要な人間だと気がついた」という意見もあり、家の中でずっと一緒にいるとは言っても、時に別々に過ごす時間も必要なのだと実感させられます。■自粛生活で気づいた大切なこと最後に、コロナ収束後に向けた前向きなコメントもご紹介したいと思います。「家族で三食一緒に食べられて、ちょっとうれしい。コロナが終息してほしいとは強く思っていますが、いまは貴重なこの時間を楽しもうと思っています」(神奈川県 50代女性)「上の娘が休校となり、とても穏やかに親子で過ごせています。不安で窮屈な日々ですが、いろいろ家事も手伝い、できることが増えたように思います。何か価値を見出し、この非常事態を乗り切りたいですね」(奈良県 40代女性)「家族が大切な事を、再認識します。当たり前じゃないし、失いたくない。優しさや思いやりを取り戻して、助け合っていきたいです」(千葉県 40代男性)「仕事は9割減だけど、時間に追われず、自分も子どもたちもストレスフリー。コロナはなくなってほしいけど、テレワークや遠隔授業の方が家族と人生を豊かに過ごせる気がしはじめている」(青森県 30代女性)「夫がテレワークすることで、子どもとの時間が増えて、夫婦の会話も増えた。今の状況になったからこそ、日々足りていなかったものに気づけ、日常の幸せを感じることができたと思う。コロナが終息してからも、今見つけた幸せを築く心がけをして、生活していきたいです」(東京都 40代女性)これまで当たり前だと思っていた暮らしが送れなくなり、外出さえもままならない今の状況下で、本当に大切なことに気づいたという声が寄せられていました。「非常事態の今という時間にも何か価値を見出して乗り切りたい」という言葉には、ポジティブな可能性を感じ、とても勇気づけられます。また、子どもと過ごす時間を増やせたことに対して、喜びを感じているパパやママは多く、その時間によって、自らの考え方が変わったという人もいるようです。筆者の友人も、先日「これまではキャリアを重視してきたけれど、子どもの保育園がお休みになり、仕事量を減らして在宅勤務してみたら、意外にこんな働き方もいいなと思えた」と話していました。人それぞれに、仕事や家庭に求めるものはさまざまですが、こうした緊急事態によって、あらためて自分の本質的な思いに気づいた人もいるかもしれません。そうした視点から考えてみると、コロナ収束後の世界をどう生きていくかということも、これからしっかりと考えていきたいところです。まずは、家族全員が身体的に健康で無事にこの事態を乗り切るために、手洗いやうがいを徹底して、感染リスクを低くする努力が大切ではあります。ただ、それだけではなく、精神的にも健やかでいられることはとても重要なように感じます。そのためには、家族がお互いに思いやりあってコミュニケーションをとったり、一緒に過ごす時間を楽しんだり、逆に時には一人の時間をとったりすることが重要なのかもしれません。自分たち家族は、どのような時間が自分たちにとって必要なのか、一度考えてみてはいかがでしょうか?そして、新型コロナウイルスが収束してからも、今発見したことを忘れることなく、胸に留めて生きていく、そんな日を楽しみに今は外出自粛に努めていきましょう! Q.外出自粛、家族に新しい発見はあった?アンケート回答数:5956件期間:2020年4月8日~2020年5月11日 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年05月19日感染症により、休園・休校の長期化、不要不急な外出の自粛要請で、子育て中のママやパパの負担やストレスは一層倍増しているでしょう。ちょっと気晴らしにお散歩やおでかけも難しい今、家の中でずっと子どもと相対していると、逃げ場がなくなって心が折れてしまいそうになることも。「子どもはかわいいし、きちんと育てたいと思っている。でも…」と悩む親は少なくありません。育児ノイローゼ、産後うつなどにならないためにはどうしたらいいのでしょうか?子育ての不安やイライラ、焦り、迷いを抱えるママやパパに向けて、内外出版社から新刊 『小児科医ママが今伝えたいこと! 子育てはだいたいで大丈夫』 が発売されました。著者は、小児科医で二人のママでもある、森戸やすみ先生。育児に悩むママやパパへ向けたこの本では、これまで信じられてきた育児神話の“本当のところ”や、とくにママがつらく感じる原因、自分らしくラクになれる子育てのヒントなどが、小児科医の視点でわかりやすく解説されています。●森戸やすみ(もりと・やすみ)先生小児科専門医。一般小児科、NICU(新生児特定集中治療室)などを経て、2020年6月1日、東京都台東区に『どうかん山こどもクリニック』を開業予定。『小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK』(内外出版社)など著書多数。二子の母。Twitter: @jasminjoy Facebook: ■育児のトラブル・悩みはすべてママのせい?たとえば、おでかけ先や公共の乗り物の中で、子どもがなかなか泣きやまない。わが子がほかの子とうまく遊べなくて、つい手が出てしまう。せっかく離乳食を作っても、あまり食べてくれない。子育てではよくあることですが、そういう時になぜか決まって言われるのが「それって、愛情不足じゃない?」「もっと子どもには手をかけてあげないと」といった言葉です。とくに、子どもを保育園や学童に預けながら働いているママの多くは、家族だけではなくママ友や会社の同僚、よく知らない人にまで、同じようなことを言われた経験があるのではないでしょうか。実際、著者の森戸先生も、テーマパークで遊び疲れた娘さんが帰りの電車でグズったとき、たまたま乗り合わせた高齢のご婦人から「お母さん、もっと抱きしめてあげて」と諭された経験があるそうです。娘さんがグズったのは、森戸先生が抱きしめなかったからではなく、遊び疲れたからなのに。「それは本当に“親の愛情不足”が原因でしょうか?」と森戸先生は問いかけています。育児で何か問題や困ったことが起こったとき、人はどうしてなのかと原因を求めたくなるもの。しかし、子どもはそれぞれ個性がありますから、どの子にも当てはまる育児の定石はなく、大人の理屈では理解できないことも多いでしょう。一方、愛情というのも数値で測れるものではなく、親がどれほど子どもを愛しているかは目で確かめることはできません。そこで、「理解できない子どもの行動は、誰にも確かめられない親の愛情量に責任転嫁されているのではないか?」と、森戸先生は読み解きます。たしかに、親の愛情不足が原因としてしまえば、言った本人は間違いだと反論される心配もなく、自分に責任がないことも遠回しに主張できます。親に責任を押し付けることで、理屈の通らないことが解決できたと自己満足もできるわけです。しかし、子どもが泣いたりわめいたりすることと、親の愛情不足との因果関係は誰にもわかりません。子どもの数だけ個性もそれぞれで、グズってしまう原因もそれぞれ。それを、手っ取り早く原因を見つけたい大人が、こじつけているだけなのです。ところが、「小児科医をはじめ子どもに関わる専門家の中にも愛情の多寡(たか)の話をする人がいるのですから残念なことです」と森戸先生。たしかに、筆者もわが子を預けていた保育園の先生から同じようなことを言われたことがあったことを思い出しました。こういった周囲の「なんでもかんでも親の愛情不足が原因」というプレッシャーから、育児で何か困ったとき、「ほかの親ほど自分は愛情をかけてあげられていないのではないか」「もっと私がちゃんと子どもを見ていれば」と、無意識のうちに自分を責めてしまう方は少なくないでしょう。でも、それは周りからの勝手な押し付けであって、“親の愛情不足”と決めつけることは害でしかないと森戸先生は一刀両断。この言葉に、悪い夢からスッキリ目覚めたような清々しささえ感じます。■育児神話「根拠のないもの、気をつけたいもの」「子どもの問題は親の愛情不足が原因」と同じように、根拠なく信じられ続けている“育児神話”はたくさんあります。本書で紹介されているだけでも、以下のものが挙げられます。●3歳児神話「3歳までは家で母親の手で育てることが子どもの精神的な発育に一番良い」というイギリスの精神医学者ジョン・ボウルビィによる戦争孤児を対象とした調査報告(1951年)が元となっている考え●スマホ育児批判かつてはテレビやビデオ、パソコン、今はスマホといったメディアを使って子守りをしたり、親自身が夢中になることで、親子関係や子どもの心身の発育が阻害されるという日本小児科医会の提言(『スマホに子守りをさせないで!』(※1)●子どもの夜ふかし子どもは夜9時までに寝ないと、成長ホルモンが分泌されないために発達が遅れ、しかもキレやすくなるというもの●母乳信仰ミルク(粉・液体)よりも母乳の方が優れていて、どんな状況においても絶対に母乳のみで育てる方が赤ちゃんのためには良いという考え●離乳食を遅らせてアレルギー予防離乳食の開始を遅らせ、なるべく母乳だけで長く育てた方が、食物アレルギーの発症を予防できるというものいずれも、日本で一般的に信仰されている“育児神話”です。おそらく多くのママやパパが、これらのほとんど、もしくは全部を正しいと信じ、厳守しながら育児をしているのではないでしょうか。しかし、森戸先生はこれらに「すべてが根拠のあることなのでしょうか?」と疑問を投げかけています。たとえば、「3歳児神話」。精神医学者ジョン・ボウルビィが提唱していたのは、「子どもが育つ過程で、信頼できる大人との愛着関係を築くことが大事だ」ということ。それが、なぜか日本では「3歳まで母親の手によって育てられることが大事だ」にすり替わって信じられてきました。この3歳児神話はすでに国内外では否定されている考え方で、1998年の「厚生白書(平成10年版)」(※2)では「少なくとも合理的な根拠は認められない」とされ、さらに「母親と子どもの過度の密着はむしろ弊害を生んでいる、との指摘も強い」とされています。しかし、いまだにこの古い神話を信じている年配者は多く、「こんなに小さいのに保育園に行かせるなんて」「3歳までは家でお母さんが見た方がいい」といったことを言い、ママは根拠のない罪悪感を背負わされながら働くという事態がいまだに起こっているのです。それは、ほかの育児神話にも当てはまることだと本書は伝えています。たとえば、今のママはスマホから育児情報を得る機会が多く、小児科の予約をスマホでしたりお薬手帳のアプリを使ったりもします。スマホを使っているからといって育児をおろそかにしているわけではないし、息抜きにゲームをしたとしても一日中ではないのだから何も悪くないということ。子どもの夜ふかしがよくないのはたしかだけれど、その理由の一つとされてきた「成長ホルモンは夜10時〜翌2時に分泌される」というのは、今では間違いだとわかっていること。夜9時に寝るべき、早く寝ないとキレやすくなるという説に根拠はないということ。同様に、どんな状況でも母乳育児がいい、離乳食を遅らせたらアレルギーを予防できるという説も、間違っていることがいまでは明らかになっています。むしろ、離乳食に関しては、開始を遅らせることでかえってアレルギーのリスクが高くなることがわかっています。しかし、前述の「“親の愛情不足”ですべて片付ける問題」と同じように、小児科医や産婦人科医、看護師、保健師、保育園や幼稚園の先生といった普段から子どもと接している方でも、いまだにこれらの育児神話を唱える人は少なくありません。そういった専門家でさえ信じているのですから、夫や両親、兄弟、ママ友、会社の同僚が不用意に育児神話を持ち出してくるのも納得です。では、そんな古くさい育児神話とママはどう立ち向かえば良いのでしょうか?■今だから夫婦・家族と子育てについて考えようママが育児に不安を感じたり悩んだりするきっかけの一つに、ほかの人からの言葉かけがあります。たとえば「母乳なんでしょ?」「2人目は?」「こんな小さいのに連れ歩いて」「保育園に通わせるなんてかわいそう」など、挙げていけばきりがありません。子どもを生んでまず最初にびっくりするのは、こういった「余計なお世話」とも取れる不用意な言葉をかけてくる人が本当に多いことです。家族や友人ならまだしも、通りすがりの知らない年配者からも「今日は良いお天気ね」のノリで「私たちの頃はね…」と育児アドバイスが始まったりします。また、そういった言葉はほとんどの場合、お父さんではなくお母さんにだけ向けられるのも不思議です。それは、暗に「子育てのメインは当然、母親」という育児神話の押し付けが見え隠れしているようです。このようなママを悩ませる言葉や態度は、元をただせば前述した根拠のない育児神話がベースになっていることが多い印象です。森戸先生は、「そういった言葉はスルーしていい」と本書の「祖父母世代と親世代のギャップの埋め方とは」の章で解説しています。スルーしていい理由として、次の2つが挙げられています。 祖父母世代が育児をしていた頃の常識が、いまでは非常識となっていることが多い 育児はとてもナイーブで個人的な体験のため、各家庭で事情が違う大抵の場合、言葉をかけた側の問題ですが、相手が義両親や実両親の場合は、育児を手伝ってもらったり一生お付き合いを続けていく関係だからこそ、ことを荒立てられずにイライラ・モヤモヤしながら多くのお母さん、お父さんは我慢しているでしょう。そういった相手の言葉は聞き流す、適度に反論して距離をとるなどして、それでも改善が見られないなら、「育児で大変な時に、無理して会わなくてもいい」と森戸先生はバッサリ。育児の協力者は何も家族でなければいけないことはなく、幼稚園や保育園、保育ママ、ファミリーサポートなどの行政サービスを活用するなどで頼れる先をいくつも持っていた方が、子育てのストレスは軽減されることに気づかせてくれます。そういったことを夫婦で話すことも大切だと本書では伝えています。「育児は母親のもの」といった育児神話によって、これまでずっと子育てにおいて部外者扱い、戦力外通告をされてきたパパ。でも、いまはもうそんな考え方は古く、夫婦2人で子育てに関わっていく時代。パパも育児の当事者であり、同じ視点から、同じゴールに向かってどう子どもと関わっていくかを夫婦で話し合うことが、育児をもっとラクで楽しいものにしていくのでしょう。そのためにも「父親も育児参加できるよう排除しないで後押しを」と社会全体の意識改革も必要だと訴えています。■子育てでつらい、不安になったときは「子どもはかわいいし、初めてのことばかりで大変だけど、育児も毎日発見の連続で楽しい。でも、なぜかイライラ・モヤモヤしてしまうのはどうして…」そんな風にママやパパが悩み、「自分がおかしいと感じているのに『それは、おかしい!』と声を上げられない周囲からの育児プレッシャーが原因」と本書で読み解いてくれた森戸先生。そのほか、子どもの発達に関する疑問やお悩み、子育てメディアとの付き合い方、小児医療の正しい知識などを、小児科医として、また2人のお子さんのママとしての視点から、わかりやすく解説しています。読後は、心の中のモヤモヤがすっきりと晴れわたり、「子育てはだいたいで大丈夫よね!」と育児にたずさわるすべての人に安心と勇気を与えてくれる一冊となっています。■参考書籍 『小児科医ママが今伝えたいこと! 子育てはだいたいで大丈夫』 (内外出版社 森戸やすみ著 1540円(税込))朝日新聞の医療サイト『アピタル』の連載「小児科医ママの大丈夫!子育て」をまとめ、大幅に加筆したた1冊。●森戸やすみ先生1971年東京生まれ、埼玉育ち。1996年私立大学医学部を卒業し、医師国家試験に合格。専門的な学術書と手に取りやすい気軽な本の中間に位置するようなものを作りたいと考えている。<参考サイト>※1 公益社団法人 日本小児科医会: 日本小児科医会の提言(『スマホに子守りをさせないで!』) ※2 厚生労働省: 「厚生白書(平成10年版)」
2020年05月17日「婚活。コロナでお相手と会えない中、どうやって距離を縮めるか…」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。マッチングアプリで知り合い、好意を持っている男性がいるという、27歳のトピ主さん。これまでに2回デートをし、3回目も決まっていたものの、外出自粛の影響で延期になりました。現在はメッセージのやりとりのみで、放置されず返信は届くものの、彼の文面が少しそっけないことが気になっているそうです。好意が伝わりすぎると、良いバランスが崩れてしまうこともデートの際は本当に会話が弾んで楽しかったし、夜勤明けでも会う約束をしてくれた。たった2回のデートで、ここまで「話が楽しかった!」と思わせてくれる方はなかなかいないと感じる……など、彼との順調な進展ぶりをつづっているトピ主さん。しかし、自粛後のメッセージのやりとりでは、話が続きそうな話題を振っても「決して話を広げてはくれず」、返信がひと言だけのことも。彼は当初から長文を書くタイプではなかったため、「気にしすぎるのもどうか」「LINEに対する価値観が合わないだけかも」などと思いつつも、本当は迷惑なのか、控えるべきかと悩んでいるそうです。まず、投稿内で少し気になったのが、トピ主さんが彼の趣味を勉強したり、始めてみたりしている……という一文です。元々は、どちらかといえば趣味が合う相手ではないとのこと。彼との関わりを持ち続けるために、共通の趣味を持ちたい、と思ってのことなのかもしれません。それがパートナーシップに有効に働くことも沢山ありますが、恋愛関係の初期においては、「過度に相手に合わせようとする姿勢」があまり良い作用をもたらさないこともあります。逆の立場で考えると分かりやすいと思うのですが、自分側にばかり迎合されると「相手が本来持っている魅力」が見えづらくなり、積極的な関心を失ってしまうことも。「私に好かれたいから合わせてきているのだな」と感じると、慢心し、好かれようとする努力や誠実な対応をしなくなる傾向もあります。最近、ひと言の返事しか返ってこないのは、トピ主さんの好意の高まりが伝わりすぎているから……ということも、もしかしたらあるのかもしれません。会えば楽しく過ごせる相手だとわかっているのであれば、「メッセージを送りすぎて彼の関心を失わせてしまう、不安になって自爆する」といった展開は避けたいところ。そうならないためにも、外出自粛期間中は「自分の生活をする」「会話が続かないときは、無理に続けようとしない」と決め、自分のなかの彼の立ち位置を「友達のひとり」「彼氏候補のひとり」に下げておくのも一案です。女性的な感性の人のほうが、「言葉」で恋を育みやすい言葉のやりとりで恋愛感情を膨らませたり、「相手とずっと繋がっている感覚」を好んだりするのは、どちらかと言えば、女性的な感性の人に多いです。逆に、男性的な感性を持つ人は「体験的、視覚的な喜びや楽しさ」が恋愛感情に繋がりやすく、また長期的に見ると「物理的に繋がりっぱなしの状態」を好まない傾向もあります。もちろん、男性のなかにも女性的な感性を持ち、メッセージのやりとりで恋愛感情を高める人もいますが、彼はどちらかというとそういうタイプではなく、男性的な感性の持ち主なのかもしれませんね。仮にそうだとすれば、「彼はメッセージでは距離が縮まりにくい相手」だと心得ておくといいかもしれません。楽しいデートができた実績もあるわけですし、自粛制限が和らいだ際には、もう一度デートするチャンスはきっとあると思います。それまでは無理に距離を縮めようとせず、近づいたり離れたりしつつ、“現状の距離”のキープに努めるのが最善、という印象も受けました。「話したいな」という気持ちを、彼にも芽生えさせてあげよう簡素な文面でも「しっかり返信をくれる。数日間放置されることもない」という点は、彼側の「トピ主さんとの関係を続けたい」という意思表示と判断していいと思います。ただし、「常にこちらからばかり会話を始めている」状況なのであれば、ちょっと変化を起こしてみても良さそうです。上述もしたように、「放っておいても連絡が来る」と思えば、関係を維持する努力をしなくなりがちなのが人の常。「話題が続かないなら一旦終了し、別の友達とのやりとりを楽しんでいよう」くらいの感覚でいたほうが、結果的に、彼とも良い関係を維持できるように思います。気のないそぶりをする必要はありませんが、「対等なやりとり」を心がけるといいかもしれませんね。悩みながらひたすらメッセージを送り続けるよりも、一旦お休みし、「彼のほうから会話を始めてくれた」という機会も持てたほうが、きっとトピ主さんの幸福感は増すはず。「私と話したいと彼にも思ってほしいからこそ、送りすぎない」と決めておくのも良案かと思います。あるいは、「次会ったら驚かせてやる!」なんて目標を立てて、自分のこと(知識や外面を磨くなど)を頑張ってみるのも一案です。彼の趣味分野を勉強しているならば、文面で小出しにせず、「次のデートで直接話す用」に取っておくのもいいかもしれません。会える日までは、ふっと気持ちが嬉しくなるようなメッセージを一通一通、大切に送りあえるといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2020年05月11日子どもは休校、パパもママもリモートワークで在宅勤務。外出自粛要請で、24時間ずっと家族が一緒というお宅も多いでしょう。そんな毎日を送っていると、ちょっとしたことでモヤモヤ・イライラしてくるもの。特に、ママも頭を悩ませているのが、「ずっと家にいる夫」の存在ではないでしょうか?巷では“コロナ離婚”も増えていると聞きますが、今回は「ずっと家にいる夫にイライラするのはどうして? 夫の在宅ストレスを解消する方法」についてご紹介しましょう。■夫へのイライラの原因は? 理由は2つ24時間一緒にいる夫に対してイライラするのは、物理的な理由と精神的な理由の2つがあると思います。まずは、物理的な理由というのは、家事育児の増加。家族がずっと家にいるということは、ママは3食用意しなければいけませんし、子どもと自分だけの食事なら多少は手抜きでもOKだったものが、夫の手前、それができないこともあるでしょう。家族全員が3食、家で食事をするということは、その分いつもより多くの買い出しが必要ですし、たくさんの洗いものやゴミも出ます。人が多いと家も散らかりますし汚れやすくなるため、片付け・掃除もいつも以上にしなければいけなくなります。一方、精神的な理由というのは、ずっと夫が家にいるというプレッシャーです。いつもは、朝晩しか顔を合わせない夫がずっと家にいる。短時間しか顔を合わせない相手だから「目をつぶっていられたこと」が、24時間一緒だと気になってイライラしてしまうのでしょう。夫からの「散らかっているよね。少しは片付けたら?」「ごはん、まだ?」といった言葉や、脱いだままリビングに置きっぱなしの洋服、台所の流しにそのままになっている汚れた食器…。夫としたら“通常運転”の振る舞いでしょうが、妻にとってはプレッシャーの何ものでもありません。どんな相手でも、ずっと一緒にいると疲れますよね。例えば、仲の良い友だちと一緒の旅行でも、最後の方はギスギスしてしまうことってありませんか? いつもなら笑ってスルーできるところが、ずっと一緒だとできなくなってしまうわけです。■場所・時間の工夫で “ひとり時間” を確保基本的に、大人になったら他の人と24時間一緒にいることを快適だとは感じません。家族とはいえ個々の人間ですから、相手が夫でも同じです。家庭がうまくいくコツは、いかにひとりの時間を持てるかどうかなのです。しかし、外出がままならないこの時期、家の中にいながら、どう“ひとり時間”を作り出せばいいのでしょうか?例えば、1日3食の食事のうち、1回だけ別々にとるようにするのはいかがでしょう。ランチなら「手が離せないから先に食べてて」「仕事をしながら食べるから、仕事部屋で食べるね」など言いやすいですよね。食事の時間をずらす、場所を変えるなどでも、家の中にいながら夫と一定の距離をとることができます。もし、子どもが小さくひとりで食べられないようなら、交代でごはんを食べさせるようにすればいいでしょう。また、リモートワークをしている方は「今日は午前中にテレビ会議があるから」と夫と違う部屋にこもるのもいいでしょう。短時間でも別の部屋にいることで、物理的・精神的な距離を置くことができます。■外出自粛中の“かまってちゃん夫” はどう対処?妻が距離を取ろうとしても、「家族はいつも一緒」を強要し、あれしてこれしての“かまってちゃん夫” タイプだとそうはうまくいかないですよね。相手をしてあげないと機嫌が悪くなり、さらに妻のストレスが倍増することも。そんな夫の場合は、家族としてどう過ごすかを一度話し合ってみてはいかがでしょうか。夫が「家族は一緒に行動するのが当たり前」という価値観を曲げないなら、引き換え条件として家事育児の役割分担を提案してみましょう。普段は家事育児に協力的ではない夫でも、今は非常事態ですから、役割分担にも納得して引き受けてくれると思います。「私はごはんを作るから掃除をしてね」「洗濯物を干したいから子どもを見てくれる?」など、タスクを与えて別々のことをするように提案するのです。すると、同じ空間にいて別のことをしているので、精神的距離が保てます。“かまってちゃん夫” は結局、寂しがり屋なんですよね。家族と一緒にいる自分が好きなので、別々のことをしていても同じ空間にいれば満足するわけです。ただし、この場合は、夫の役割の出来にはあまり期待しないこと。「色物と白い物を一緒に洗って色移りした」「掃除をしたというけれど、角にはまだホコリが…」といったこともあるでしょう。しかし、一番の目的は夫と距離を取ることであり、家事育児の仕上がりではありません。その出来にイライラするのでは意味がありませんから、そこは目をつぶり、ひとりになれる時間を優先しましょう。■「夫にイライラ」罪悪感を持つ必要はありませんママの中には「家族そろってごはんを食べないなんて…」「自分も家にいるのに、夫に子どもを見てもらうのは気がひける…」と感じる方もいるでしょう。でも、本来はそういった罪悪感を持つ必要はないのです。実は、ママを追い詰めている理由の多くは、この「家族はこうあるべき」「妻はこうあるべき」「母親はこうあるべき」という自分で作り上げた理想の妻像、ママ像。そこに自分を当てはめて、少しでもはみ出したら「自分がいたらないからだ」「もっと頑張らなければ」と思ってしまいがちです。しかし、そんな思い込みや先入観に縛られて我慢を続けていては、夫をずっと好きでいたり、いつも笑顔で子どもに接するのは難しいでしょう。家族の形がぞれぞれであるように、いい妻、いい母も人それぞれ。居心地の良い距離感や関係性も、夫婦それぞれです。この機会に、家での生活の仕方について夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年04月20日新型コロナウィルスによる突然の休校・休園にはびっくりしました。我が家の場合、学校は完全に休校になりましたが、幼稚園は自主登園となりました。息子だけ登園させるか否か悩んだのですが、息子と私は呼吸器疾患もちのため、重症化するリスクが高いと思われるので、お休みすることにしました。■最初に決めたのは生活ルール1か月間の長い春休み・・・それも不要不急の外出を控えるという但し書き付き。一日中、家の中で体力を持て余した子どもたちとどうやって過ごすか、大変悩みました。今回は急な決定だったため、何も準備もできていないし・・・。決定した日の夜は、この一か月間の過ごし方のことで頭がいっぱいに。皆からしたら当たり前のことなのですが、根っから怠惰な私なので、朝夕の送迎が無いことでどんどん堕落した生活になっていってしまいそうで。あえて「目標」にすることで、子どもたちにも意識してもらうようにしました。そして、簡単な「時間割」のようなものを作り、メリハリを持って生活を送るように心がけています。いつもの長期休暇と違うところは、基本的に外出ができないこと。動きたくて仕方のない小学生と幼稚園児にとってはなかなか酷なことです。運動不足にもなってしまう。そこで我が家が取り入れたことは、あとは、子どもを体によじ登らせたり、年甲斐もなく本気鬼ごっこをしてみたり(そして私がバテる)、何かのタイミングにつけ、体を動かすように心がけています。もう一つの問題、肝心の「勉強」については■我が家で実践している学習法まずは、一人ずつに可愛いスケジュール表をつくり、学習計画や予定を書き込む。休校が始まった週末には、自宅学習のプリントが各々の家にポストインされました。急いで作ったんだろうなぁ・・・先生方、ご対応お疲れ様です。休校になり、勉強の遅れなども心配でしたが、このプリントにはそれなりのボリュームがあり、大変助かっています。ただ、親のサポートも必要となるため、お外でのお仕事を持っている親御さんにとっては、負担になりそうな気はしましたが・・・。また、大阪府教育センターが公開している 「学べるリンク」 に、休校中の学習について大変有用な情報がありました。この中でも「NHK for scool」が、子どもの好奇心を刺激するものが満載で、我が子たちはお気に入りです。みなさんもよろしければ参考にしてみてくださいね。■とにかく、親子で楽しみながら乗り切る!我が家の場合はありがたいことに、姉弟揃って家にいるため二人で遊んでくれることも多く、親が付きっきりで遊ぶ必要がない点では助かっています。その分、姉弟ゲンカも増えるのが難点ですが・・・(笑)あとは、一緒におやつにクッキーを作ったり、夢を見たといったらその夢を画用紙に色付きで描いたみたり、たまにひと気のない公園へ出かけてみたり(帰宅後のうがい手洗いは念入りに!)、なんとか退屈しないよう工夫しながら、この一か月を走り抜けようと思っています。私の仕事は、基本的に子どもたちが寝静まってからとなるため、体調を崩さないようサプリメントなども取り入れて、健康管理に留意しながらがんばろうと思います。最初、休校と聞いたときは「どうすんねん! 大変だーーー」という感情しか沸いてこなかったのですが、小学校や幼稚園に行き始めると、こんなふうに子どもたちとじっくり向き合って、一日中一緒に過ごせる機会も、なかなかないと思うのです。大変なことには変わりはないのですが、嘆いていても現状は変わらないから、この状況を楽しむっきゃない! 世のお父さんお母さんも大変ですが、気分転換もしながら一緒に乗り切りましょう!フレーフレー、パパママ!(自分にも言い聞かせつつ)
2020年03月16日夕陽を眺めながら、コロナ片手にチルアウト2018年11月17日(土曜日)15時より「パームガーデン舞洲」(大阪市此花区)で「CORONA SUNSETS SESSIONS」が開催されます。「CORONA SUNSETS SESSIONS」は、カットライムをさして飲むスタイルで世界中に愛されているメキシカンビール「コロナエキストラ」が、ブランドメッセージである「This Is Living.」を体現するために開催する音楽イベント。神戸出身の3人組ロックバンド「The fin.」、変幻自在なボーカルスタイルと個性的な歌詞でリスナーを魅了する「SIRUP」、イギリス、ドイツ、フィンランドなど世界各地で人気の「UQiYO」が出演し、夕陽とともコロナを楽しむエスケープ体験を盛り上げます。参加はなんと無料(抽選制)。2018年11月7日(水曜日)23時59分まで特設ページで応募を受け付けています。駅から無料バス運行中。大阪市初のグランピング施設「CORONA SUNSETS SESSIONS OSAKA」会場となる「パームガーデン舞洲」は2017年10月にオープンした、大阪市内初のグランピング施設。「日本の夕陽百選」にも選ばれた極上のサンセットタイムをお楽しみください。2018年11月25日(日曜日)までなら、通常4400円の日帰りバーベキューを1周年記念価格の3500円で利用可能。平日なら20時30分まで時間無制限となります。また2018年11月30日(金曜日)まで、持ち込みバーベキューが1000円で利用できる平日限定キャンペーンも実施中です。(画像はプレスリリースより)【参考】※Anheuser-Busch InBev Japan株式会社のプレスリリース/PR TIMES※応募特設ページ※パームガーデン舞洲
2018年10月27日コロナ・エキストラビールが展開するリゾート・フェスティバル「コロナ サンセット フェスティバル(CORONA SUNSETS FESTIVAL)」が今年も開催。2016年7月2日(土)・3日(日)の2日間、沖縄・美らSUNビーチで行われた。2014年、スペイン・イビザで産声をあげた「コロナ サンセット フェスティバル」。開放感あふれるビーチという絶好のロケーションのなか、極上の音楽を堪能する。そんなほかのフェスとは異なる世界観が注目を集め、瞬く間にその人気は世界中へと広まった。2015年に日本初上陸。今年も、沖縄県内でも有数のサンセットスポットとして知られる豊崎海浜公園の美らSUNビーチが会場として選ばれた。通常チケットに加え、コロナ飲み放題となるVIPテーブルチケットも用意。クラプトンやピロウトーク、ドノヴァン・フランケンレイター、ムーディーマンなどの出演者が、オーディエンスを沸かせた。サウンドと共に欠かせないのがフェス・ファッション。近年はチョーカーやフラッシュタトゥーなど、フェスならではのアクセサリー使いが人気となっている。今回は会場がビーチというもあり、ビキニ姿の女子も多く見かけた。そんな会場のファッションをレポート。夏を感じるカラフルな「ビキニ」は、ビーチフェスの鉄板スタイル。タイダイ柄やパームツリー、ストライプなど様々なデザインが見受けられる。トップスとボトムスで、あえて違うデザインを合わせるのも旬な着こなし。もちろん足元はビーサンを合わせて。アクセサリーとして、細めチョーカーを合わせれば一気にフェス仕様に。定番スタイルとも言える「デニム」は、トップスに派手なロックTシャツやアロハシャツを合わせた南国風コーデが目を引く。ダメージ加工やミニ丈をチョイスしてアクティブに楽しんで。ヘアはフィッシュボーンやお団子、シニヨンなどまとめ髪アレンジも人気だった。「マキシドレス」「マキシスカート」で大人っぽく決めるのもおすすめ。ペイズリー柄やフラワープリントでリゾート感を演出して。また、それぞれの着こなしにマストハブなサングラスは、ラウンド型が断然人気になっている。ミラーレンズやカラーレンズを選べば、さらに個性的なルックに。今夏、フェスファッションの参考にしてみては。【イベント詳細】コロナ サンセット フェスティバル開催日時:2016年7月2日(土)・3日(日)13:00開場、14:00開演。2日(土)は23:00、3日(日)は21:00まで。会場:美らSUNビーチ野外音楽特設ステージ住所:沖縄県豊見城市字豊崎5-1参加費:・1日券 4,000円 (当日券:5,000円) / 2日通し券 6,000円・VIP 100,000円 (1枚で4名入場)■出演者UA(ウーア)、Laid Back(レイド・バック)、Felix Da Housecat(フェリックス・ダ・ハウスキャット)、Claptone(クラプトン)、PillowTalk(ピロウトーク)、Donavon Frankenreiter(ドノヴァン・フランケンレイター)、MOODYMANN(ムーディーマン)・Kenny Dixon JrDaM-Funk(デイム・ファンク)、LENNO、平井大、Naoki Serizawa、SAIRU、Spinna Bill with HOME GROWN BAND、DJ REN【問い合わせ先】ローソンチケットインフォメーションTEL:0570-000-777(平日 10:00~20:00)
2016年05月19日