フリーアナウンサーの久米宏とタレントの萩本欽一がこのほど、都内スタジオでBSプレミアムのバラエティー『結成50周年!コント55号・笑いの祭典』の収録に参加し、報道陣の取材に応じた。同番組では、日本中を笑わせてくれた「コント55号」のお宝映像はもちろん、ふたりの笑いの秘密を解き明かすVTR、さらに映像には残っていない「幻のコント」を舞台上で復活。個性豊かな俳優陣の挑戦と、欽ちゃんの指導ぶりを追うドキュメントも見どころとなる。今回、同番組でNHKテレビ初登場となる久米は、出演オファーがあった際の心境を聞かれると「冗談かと思いました」と打ち明けて報道陣を沸かせ、改めてNHKの番組に出演した感想を聞かれると「NHKは民放より予算があるなと思いました」と話し、「民放に比べてスタッフの数に余裕があって、NHKスペシャルなどは見ていますが、時間をかけてじっくり撮影しているなと、民放出身者としては羨ましく思います。やや嫉妬です」と本音を吐露。今後もNHKに出演していくか聞かれると「こんなことは二度と(呼ばれ)ないと思います。(今回は)事故みたいなものです」と謙そんした。また、TBS『ぴったしカンカン』を1984年6月に揃って降板して以降、久々のテレビ共演となる2人は、今回、共演した感想を聞かれると、久米は「やたら元気だなと思いました。僕なんか息切れしているのに、(収録が押して)お客さんを早く帰してあげたいしか言わないし(笑)。元気で思いやりもあって素晴らしいと思いました。話し方も全然変わってないですね」と語り、萩本は「『ぴったしカンカン』では久米さんのテンポが好きだったの。今日は小堺(一機)のテンポに合わせているときに、(久米のテンポに)変わればいいなあ、変わればいいなあって(笑)。アレに今日は会えるかなと思ったんだけど、アドリブでそこへもって行けなかったのは悔しいね」と肩を落とした。改めて、コント55号の魅力を聞かれると、萩本は「今日(番組を)やってみて、やっぱり坂上二郎さんというのは偉大だったという。今日、くたびれちゃったけど、二郎さんはくたびれないもん」と話し、「まさかこの歳で55号をやるとは思わなかったね。そういう意味ではうれしい日になったかな」と感慨深げに語った。
2016年11月20日お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇、お笑いトリオ・パンサーの向井慧らが出演するコント特番『生放送! 未来はこうなっちゃうんじゃないの?TV』が、12月18日(21:00~21:59)にNHK BSプレミアムで生放送される。この番組は、この先が気になる年末の時期に、"未来"を大胆予測したコントを送るもの。吉村、向井のほか、澤部佑(ハライチ)、江上敬子(ニッチェ)、小宮浩信(三四郎)、あばれる君、ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)、アントニー(マテンロウ)ら、20~30代の芸人たちが集結する。吉村は「芸人としてこんなにぜいたくなことはありませんよ! 生でのコントあり!コーナーありのバラエティ!! 何が起こるか予想できないワクワク感がたまりません!」と興奮。「たぶん僕がリーダー格で、不安を感じたスタッフさんがガチガチに固めてくれたのだと思います!」とキャスティングを想像しながら、「日本一の大みこし!!暴れ尽くします!!笑います!!笑わせます!!!」とテンションを上げている。向井は、メンバーや生放送の内容に「こんなに攻めた番組があるでしょうか!」と大盛り上がりで、「こんなドキドキすることが最近のテレビであったでしょうか。しかもこれを NHK BSプレミアムでやってしまうという攻め方」と、局の姿勢を絶賛している。
2016年10月29日松本りんすと小田祐一郎のコントコンビ、だーりんずが11月20日(日)東京・渋谷のユーロライブで単独ライブ「だーりんず ~ベストネタライブ90分~ 『カツライブ』」を開催する。だーりんず チケット情報伊集院光に1年間限定でカツラを誂えてもらい自信を深めた、だーりんず松本。見事キングオブコント決勝大会進出を果たしたものの、優勝賞金を手にすることはできなかった。そこで、自前でカツラをかぶるためにと、ベストネタをひっさげて単独ライブを敢行。はたして松本は無事、自腹でカツラを維持できるか。あるいは「コントの時、薄毛を見られたくないっばっかりに立ち位置がおかしくなっていた」と伊集院を心配させた時代に逆戻りしてしまうのか。ふたりの命運を左右する単独ライブにご注目を。<だーりんず コメント>■松本りんす「カツライブ」という名前には3つの意味があります。「勝つライブ」「喝ライブ」「カツライブ」。僕がモチベーションとカツラを維持するには、このライブ成功に掛かっています。■小田祐一郎今年は「キングオブコント 2016」決勝に、行かせてもらいました!あのネタをやった僕らが、ラブホテル街のど真ん中で、単独ライブ、やらせてもらいます!!ライブのチケット一般発売は10月29日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を本日20日(木)午後6時より受付。
2016年10月20日コント日本一を決める『キングオブコント2016』の決勝戦が2日、TBS系列で18時55分から生放送され、お笑いコンビ・ライスが9代目王者に決定。直後に行われた会見で、優勝の喜びを語った。ライスは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する田所仁(33)と関町知弘(33)の2人組で、2003年に結成。今回、初の決勝進出で、ジャングルポケットとの激戦を制して、キングの栄冠に輝いた。2人は、この決勝が今年初のテレビ出演だったという。関本は「うれしいです。夢の国にいるようなふわふわした気持ち。感無量です」、田所は「優勝した瞬間は実感湧かなかったんですが、2人でこの格好をして少しずつ実感が湧いてきました」と優勝の喜びを表現。同期のしずるとそろっての決勝進出にも注目が集まっていたが、先に人気者となったしずるについて田所は「くやしくて仕方がなかった」と打ち明け、関本は「ようやく同じ舞台で戦えたのは感慨深い」と語った。決勝の舞台では、ファーストステージで「命乞い」、ファイナルステージで「クレーム」を披露。1本目は昨年の準決勝で披露しようと思っていたネタで、2本目は2年前の2回戦のネタだったそうで、やっと大舞台で披露することができたという。田所が「ネタには自信がありました」と話すと、関本も「一番いいパフォーマンスができた」と納得の表情を見せた。また、審査員のダウンタウン・松本人志が、「命乞い」でのフレーズ「~してくれぇーい!」を生放送中に使ったことがうれしかったようで、関本は「流行語大賞あるんじゃないかなと。世間がはまっていってくれたら…子供から大人までつかってくれたら可能性あると思う」と期待。「だからこそみなさん! 大きく伝えてくれぇーい!」と報道陣にアピールし、「お仕事くれぇーい!」「使ってくれぇーい!」などと連発して笑いを誘った。今年で9回目となった『キングオブコント』は、プロアマ問わずコント日本一を決めるコンテスト。決勝戦には、2,510組のエントリーの中から勝ち抜いてきた10組が出場し、昨年同様、ダウンタウンの松本人志、さまぁ~ず、バナナマンの5人が審査員を務めた。ひとりあたり持ち点100点、計500点満点で採点し、上位5組がファーストステージからファイナルステージに進出し、2ネタ目を披露。合計得点の最も高かったライスが、キングの栄冠と優勝賞金1,000万円を獲得した。決勝戦の得点、順位は『キングオブコント2016』ライスが優勝! 初決勝で9代目王者に。
2016年10月03日コント日本一を決める『キングオブコント2016』の決勝戦が2日、TBS系列で18時55分から生放送され、ライスが9代目王者に輝いた。優勝が決まり、2人は喜びを分かち合い、関町知弘は「ほめてくれ~!」と感激のコメント。惜しくも2位となったジャングルポケットの斉藤も「おもしろすぎたんでしょうがないです」と納得の様子だった。今年で9回目となった『キングオブコント』は、プロアマ問わずコント日本一を決めるコンテスト。決勝戦には、2,510組のエントリーの中から勝ち抜いてきた10組が出場し、昨年同様、ダウンタウンの松本人志、さまぁ~ず、バナナマンの5人が審査員を務めた。ファーストステージは、1.しずる、2.ラブレターズ、3.かもめんたる、4.かまいたち、5.ななまがり、6.ジャングルポケット、7.だーりんず、8.タイムマシーン3号、9.ジグザグジギー、10.ライスの順番でネタを披露。審査員ひとりあたり持ち点100点、計500点満点で競った。そして、得点の高かった上位5組がファイナルステージに進出。ファーストステージ5位のかもめんたるから2ネタ目に突入し、4位のタイムマシーン3号、3位のかまいたち、同率1位のライス、ジャングルポケットの順で披露した。ファイナルステージも同じく500点満点で採点。ファーストステージとの合計得点が最も高かったライスが、キングの栄冠と優勝賞金1,000万円をつかんだ。「キングオブコント2016」決勝戦結果※ネタ披露順。コンビ名後の()は決勝進出回数【ファーストステージ】1.しずる(4)443点2.ラブレターズ(3)424点3.かもめんたる(3)444点4.かまいたち(初)458点5.ななまがり(初)430点6.ジャングルポケット(2)466点7.だーりんず(初)431点8.タイムマシーン3号(初)445点9.ジグザグジギー(2)433点10.ライス(初)466点【ファイナルステージ】1.かもめんたる439点[合計883点/最終順位5位]2.タイムマシーン3号448点[合計893点/最終順位4位]3.かまいたち456点[合計914点/最終順位3位]4.ライス470点[合計936点/最終順位1位]5.ジャングルポケット464点[合計930点/最終順位2位]
2016年10月02日きょう2日、いよいよ『キングオブコント2016』の決勝が行われる。TBS系列で4時間生放送(18:55~)されるこの最終決戦で、ファイナリスト10組の中から今年のコント日本一が決まる。2510組のエントリーの中から決勝進出を決めたのは、唯一の2年連続ファイナリストとなったジャングルポケット、2度目の王者を目指すかもめんたる、4回目の決勝進出となるしずるなど10組。5組が決勝初進出を果たした。ネタ披露順は、しずる(4回目)、ラブレターズ(3回目)、かもめんたる(3回目)、かまいたち(初)、ななまがり(初)、ジャングルポケット(2回目)、だーりんず(初)、タイムマシーン3号(初)、ジグザグジギー(2回目)、ライス(初)。()はファイナルステージ出場回数となる。ここで、最終決戦に挑むファイナリスト10組の意気込みを紹介しよう。■しずる池田一真「(1番を引いて)本当に申し訳ない・・・。絶対やってやるぞ!!」村上純「こうなったら全力でやるだけです。これで結果が出なかったらもともと優勝できなかったと思うので」■ラブレターズ塚本直毅「しずるさんがいい空気でトップバッターを務めてくださると思うので、ちょっと変わったネタをやってひっかきまわしたいと思います」濱口佑太朗「台風の目になります、次のかもめんたるさんに影響が出るくらいかきまわします」■かもめんたる岩崎う大「また優勝して全国ツアーを1カ所でも多く回れるようにしたいと思います」槙尾ユウスケ「ルール改定される前にキングになっているので、改定後にもキングになって真のキングになりたいと思います」■かまいたち山内健司「2人ともダウンタウンさんに憧れてこの世界に入ったので、ぜひ見ててもらいたい」■ななまがり初瀬悠太「僕たちのことを知ってる人はホントにいないと思うので、とにかくがんばるぞ~い」■ジャングルポケット斉藤慎二「6番手なので、前の5組よりも高い点を出せばファイナル進出が決定するのでがんばります」■だーりんず小田祐一郎「僕たちが最年長で、散々泥水すすって来ましたので、ここで払いのけたいと思います」松本りんす「7番は言い訳がきかないところなんで、全力でやって、勝ちあがってキングを取ります」■タイムマシーン3号山本浩司「漫才のイメージが強いと思いますが、お笑いに垣根はないと言うことを示してやりたい」関太「今回は山本だと思います。山本の魅力を出せたら勝てると思っています。山本に目立ってほしい」■ジグザグジギー池田勝「だいぶ追い込まれています。とりあえずウケてファイナルへ行きたい」宮澤聡「噛まないようにします。セリフをしっかりしゃべります」■ライス田所仁「最高の順番だと思います」関町知弘「ダウンタウンさん、さまぁ~ずさん、バナナマンさんに見てもらえるだけでうれしいです。最後にライスで締めます」昨年に引き続き、MCは浜田雅功(ダウンタウン)、審査員は松本人志(ダウンタウン)、大竹一樹・三村マサカズ(さまぁ~ず)、設楽統・日村勇紀(バナナマン)が担当。各持ち点100点の合計で競い、1ネタ目で勝ち残った上位5組が2ネタ目を披露し、合計得点の最も高かった組が、2016年キングの称号と優勝賞金1,000万円を獲得する。(C)TBS
2016年10月02日TBS系列で10月2日に4時間生放送される『キングオブコント2016』(18:55~)のファイナリスト10組のネタ披露順が24日、同局の『王様のブランチ』で発表された。抽選はエントリーナンバー順で実施。どの組もトップバッターを嫌って3~6番手あたりのを狙ったが、1番と2番のくじだけが残る展開に。そして、しずるとラブレターズが同時にくじを引き、トップバッターはしずるに決定した。ネタ披露順は以下の通り。1、しずる(4回目)2、ラブレターズ(3回目)3、かもめんたる(3回目)4、かまいたち(初)5、ななまがり(初)6、ジャングルポケット(2回目)7、だーりんず(初)8、タイムマシーン3号(初)9、ジグザグジギー(2回目)10、ライス(初)※カッコ内はファイナルステージ出場回数1番手のしずるは、「(1番を引いて)本当に申し訳ない・・・。絶対やってやるぞ!!」(池田一真)、「こうなったら全力でやるだけです。これで結果が出なかったらもともと優勝できなかったと思うので」(村上純)と開き直って全力宣言。最後に登場するライスは「最高の順番だと思います」(田所仁)、「ダウンタウンさん、さまぁ~ずさん、バナナマンさんに見てもらえるだけでうれしいです。最後にライスで締めます」(関町知弘)と喜んだ。唯一の2年連続ファイナリストとなったジャングルポケットも、「6番手なので、前の5組よりも高い点を出せばファイナル進出が決定するのでがんばります」(斉藤慎二)と気合十分。2度目の王者を目指すかもめんたるは3番手に決まり、「また優勝して全国ツアーを1カ所でも多く回れるようにしたいと思います」(岩崎う大)、「ルール改定される前にキングになっているので、改定後にもキングになって真のキングになりたいと思います」(槙尾ユウスケ)と闘志を燃やしている。昨年に引き続き、MCは浜田雅功(ダウンタウン)、審査員は松本人志(ダウンタウン)、大竹一樹・三村マサカズ(さまぁ~ず)、設楽統・日村勇紀(バナナマン)が担当。各持ち点100点の合計で競い、1ネタ目で勝ち残った上位5組が2ネタ目を披露し、合計得点の最も高かった組が、2016年キングの称号と優勝賞金1,000万円を獲得する。(C)TBS
2016年09月24日コント日本一を決める『キングオブコント2016』の準決勝2日目が9日、東京・赤坂BLITZで行われ、終了後に行われた決勝進出者発表セレモニー・会見で、決勝の切符をつかんだ10組が発表された。2510組のエントリーの中から決勝進出を決めたのは、しずる、ななまがり、ジャングルポケット、だーりんず、ジグザグジギー、ラブレターズ、タイムマシーン3号、かもめんたる、ライス、かまいたち。この10組が、10月2日に行われる決勝に挑む。1組目で名前を呼ばれたしずるは、2人で決勝進出を喜んだ後、村上純が「私事で申し訳ないんですけど、昨日第1子が生まれまして」と第1子誕生を発表。「パパになって初仕事が昨日の準決勝だった」と明かした。ジャングルポケットは、斉藤慎二と太田博久が「いいネタはできたのであとは運だなと」「ネタめっちゃ作ってたんで、行けるかなと思っていた。めちゃめちゃうれしい」と感激した表情で話し、おたけは"喜びのステップ"を披露。2013年に優勝したかもめんたるは、2人で「やったー!」と喜びを爆発させ、「1回チャンピオンになっているんですけど、もう1回いい結果を出したい」と意気込んだ。今年で9回目となる『キングオブコント』は、プロアマ問わずコント日本一を決めるコンテスト。今年の決勝戦は、昨年同様、ダウンタウンの浜田雅功がMCを務め、ダウンタウンの松本人志、さまぁ~ず、バナナマンの5人が審査員を務める。ファイナリスト10組は決勝1回目で得点の高い5組に絞られ、最終決戦で合計得点の最も高かった組がキングの称号と賞金1,000万円を手に入れる。決勝の模様は、TBS系列で18時55分~4時間生放送される。
2016年09月09日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良らが出演するNHKのコント番組『LIFE! ~人生に捧げるコント~』(毎週木曜22:25~22:50)の人気キャラクターたちが、同局のリオオリンピック放送を盛り上げていくことになった。まずは、5日(19:30~20:43)に放送される『開幕直前! リオ五輪が100倍楽しくなるテレビ!』に登場し、『LIFE!』のスーパーバイザー・三津谷寛治(内村)が、有働由美子アナウンサーらキャスターたちを激励。これを皮切りに、翌日から始まるデイリーハイライトをはじめ、いたるところでキャラクターたちがオリンピック応援コメントを送ることになっている。『LIFE!』は、このオリンピック期間を不定期で放送。それを踏まえ、オリンピック番組からまさかの逆オファーを受けた形で、このコラボが実現した。放送が少ない期間には、番組ホームページでの動画配信を展開するほか、4日の番組内では、キャラクターたちが登場するアニメの第1弾が放送される。
2016年08月02日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良らが出演するNHKのコント番組『LIFE! ~人生に捧げるコント~』(毎週木曜22:25~22:50)に登場するキャラクターたちが、アニメ化されることが21日、明らかになった。このアニメは、番組出演メンバーたちが、それぞれの声を担当し、『LIFE!』の中で放送されるもの。第1弾は8月4日に、内村と石橋杏奈が演じる人気キャラによる「彦介・彦美の夏休み」を放送する。続く第2弾は、「三津谷寛治」「うそ太郎」「妖怪どうしたろうかしゃん」「イカ大王」といったキャラクターが登場する。同番組は、リオ五輪などのため、9月末まで不定期放送となっているが、その間、放送を飛び出したさまざまな企画を展開中。その一つとして、今回のアニメのメイキング映像が、きょう22時50分から番組ホームページで公開される。アニメ映像だけでなく、アフレコに苦戦する出演者たちなど、番組の制作現場を垣間見ることができる。なお、今月28日の放送では、アニメ化第1弾「彦介・彦美」のコントが、久々に放送される予定だ。
2016年07月21日内村光良を中心に個性的なメンバーたちが毎週オムニバスコントを届ける「LIFE!~人生に捧げるコント~」。このほど、注目度上昇中の村上虹郎が番組に参戦し初めてのコントに挑戦する。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は、内村さんを座長にムロツヨシ、田中直樹(ココリコ)、塚地武雅(ドランクドラゴン)、星野源、西田尚美、石橋杏奈、臼田あさ美という多彩な旬のキャストがコントを行う人気番組で、この4月からスタートした新シリーズには吉田羊も参加。それぞれが個性的すぎる強烈キャラになりきり、話題を呼んでいる。そして今回は、若手俳優の注目株・村上さんがゲストとして登場、自身にとって初めてのコント収録に挑戦した。初共演となる内村さんやムロさんと、スポ根モノ(?)の「歯を食いしばれ」で息のあったコントを披露する。河瀬直美監督の『2つ目の窓』で主演を務め、鮮烈な映画デビューを飾った村上さんは、柳楽優弥の弟役を好演する『ディストラクション・ベイビーズ』やNTT DoCoMoのCMほか、現在次々と話題の映画やドラマへの出演を果たしており、次世代スターのひとりとして期待を集めている。村上さんは「コントの収録は初めてでしたが、新鮮で、楽しかったです!内村さんは優しかったですし、ムロさんは、最初から『虹郎!』と呼んでくれて、僕が出演した作品を見た話などをしてくれました。あまり緊張もせず、楽しむことができました」とコメント。個性的なメンバーに村上さんがどのようなスパイスを効かせるのか、放送が楽しみだ。「LIFE!~人生に捧げるコント~」村上虹郎のゲスト出演は6月23日(木)22時25分~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年06月16日コント日本一を決める「キングオブコント2016」開催決定会見が25日、東京・赤坂のTBSで行われ、前回大会で優勝したお笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズをはじめ、いち早く参戦を表明したザ・ギース、ジャングルポケット、さらば青春の光、バンビーノ、うしろシティが出席した。コロチキは優勝後の変化を語り、西野創人は「シンデレラストーリーとはこういうことかと。仕事量が30倍になった」と話し、ナダルは「キングオブコントから毎日仕事で、2週間前くらいに初めて休みだった。本当にすごい大会。キングオブコント、やっべぇぞ!」と約7カ月休みがなかったことを明かした。今年の出場は「迷ってる」と西野。休みのない生活が続いてネタ作りが進んでいないそうで「勝負できるネタができたら出たい」と言い、ナダルも「ワクワクするようなネタを作って出たいけど、できなかったら出ないです」と説明した。すでに参戦を決めた5組は早くも闘志を燃やしており、ジャンポケの太田博久は「コロコロチキチキペッパーズがチャンピオンとしてあまりにも評判が悪いので、僕らが優勝でして品格のあるチャンピオンになりたい」と事務所の後輩であるコロチキをいじり、「去年の打ち上げでナダルが泣きながら『僕らとみなさんの差は紙一重』と言った瞬間、みんなの心に火がついた。絶対優勝したい」と発言。バンビーノの石山大輔も「一つだけ言いたいのが…コロチキよりもおもろいぞ!」と敵視した。4年連続で決勝に進出しているさらば青春の光の森田哲矢は「5年連続の決勝を目指し、今年こそ優勝したい」と意気込んだ。それぞれ優勝公約も発表。広島カープの大ファンであるザ・ギースの尾関高文は「カープの2軍に酸素カプセルを寄付する」、ジャンポケの斉藤慎二は「有馬記念に100万円ずつぶっこみ勝負する」、さらば青春の光の森田は「養成所ビジネスなどを始めて会社を大きくする」、バンビーノの石山は「海外で単独ライブをやりたい」、料理芸人としても活躍するうしろシティの阿諏訪泰義は「雑誌『オレンジページ』で連載をもちたい」とそれぞれ語った。会見では、コロチキ・ナダルのおなじみのフレーズ「イッちゃってる!」に対し、ジャンポケ・斉藤も「イッちゃってる!」と乗っかり、2人で連発して盛り上がる場面も。そんな2人をバンビーノ・石山が「ニーブラ!」と捕獲すると、さらに爆笑が起こった。「キングオブコント2016」のエントリー期間は5月25日~7月22日。
2016年05月26日「anan」が2016年4月13日発売号をもって通巻2000号を迎えます。2000号というと・・・1970年の創刊から46年間!長年、たくさんの方に支持していただけたことを心より感謝いたします。どうもありがとうございます!!!この通巻2000号を記念して、東京メトロ表参道駅にて、ananの46年間の表紙を掲示する「ananアーカイブ展」が行われています。いろんな思い出が甦る、かなり迫力のあるこの掲示、ぜひご自分の目で確認していただきたいです!表紙だけでなく、ananの表紙モデルになれるフォトブースもあり。ananのロゴと特集名の入ったスペースで記念撮影して、SNSで#じぶんananで配信してください!構内の柱には、懐かしい表紙や今回の2000号の表紙も巻かれています。ところどころにお楽しみあり、表参道駅でananを探してみてください。本日4月11日から17日日曜日まで行っています。また、東京メトロ全9路線の各1編成「中づり貸切電車」では「『anan』言葉辞典」も展開中。「好きな男、嫌いな男」「おしゃれ美乳」など、独自の切り口と言葉でインパクトを与え続けてきた”ananワード”を展示しています。ananの2000号、13日発売の本誌もご期待ください。表紙アーカイブ、歴代の表紙を飾った方インタビュー「私とanan」、黒柳徹子さん、林真理子さん、江原啓之さん、秋元康さんがご登場、などなどかなりのボリュームとクオリティだと自画自賛しております。編集部の総力を上げてまとめた特別記念号です。ぜひ手に取ってみてください!◆表参道駅を出て、青山学院方面と、紀ノ国屋方面の壁面で2000号分表紙アーカイブをしています。
2016年04月11日NHKBSプレミアムのコント番組「七人のコント侍」の新メンバー発表会見が8日(金)同局で行われ、TKOの木下隆行、ロッチのコカドケンタロウ、ロバートの秋山竜次、たんぽぽの白鳥久美子、ウエンツ瑛士、足立梨花が出席。芸歴26年のウエンツさんは、裏の顔“ブラック・ウエンツ”を出現させ、芸人たちから非難を浴びた。コント初挑戦のウエンツさんは「幼稚園児の扮装をしたときに『顔に似合わずスネ毛が多い』と言われたので、まずは4万8千円をかけて永久脱毛をしました。コント初回はスネ毛が多いかもしれないけれど、放送2回目、3回目とどんどん薄くなっていきます」とツルツルのスネをチラ見せ。また戦争をテーマにしたコントでは「寝ずに絶食し、兵士たちの目に見えない悲しみを背負った」などと深すぎる役作りを紹介し、芸人たちの「重すぎる」「そんなんで面白くならない」という非難をよそに「芝居にかける気持ちが違う」と意気込んでいた。それでも同番組出演3回目でウエンツさんを「脅威」とする足立さんが「何でもOK。NGなし」と事務所NGなしの方針を口にすると、ウエンツさんは「自分にはNGが結構ある。俺のそういう所を突っつこうという空気になったらピリッとした顔をしますよ。芸能界で長い事やっていきたいので、一瞬の笑いは取りにいかない。守るべきところは守る」ときっぱり。芸人たちから「やりづらい!」と抗議を受けるも「この番組をきっかけに自分だけ売れればいい!」と宣言し、“ブラック・ウエンツ”の顔を覗かせていた。NHKBSプレミアム「七人のコント侍」は、毎週金曜22時~放送中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月08日内村光良を中心に個性的なメンバーたちが毎週オムニバスコントを届ける「LIFE!~人生に捧げるコント~」に、新メンバーとして女優の吉田羊が加わることが発表された。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は内村さんが田中直樹(ココリコ)、塚地武雅(ドランクドラゴン)といった芸人たちや、星野源、ムロツヨシらいま旬の顔を率いてコントを行う人気番組で、4月で4年目を迎える。そこに、大河ドラマ「真田丸」に出演予定で、いまや映画・ドラマ・舞台などで活躍中の吉田さんが仲間入り!スタジオコントは初挑戦とのことだが、すでに収録では内村さんらとの息のあった演技を披露したという。吉田さんは「『面白いな』と思って見ていた世界に自分が入ることになり、私でいいのかなという思いと、入ったからには面白いことしたいなという思いと、半分半分でした」と、コントというものへの導入には多少の戸惑いはありながらも、「実際入ってみると、みなさんがさらりと仲間として受け入れてくださったので、安心してお芝居できましたし、またスタッフのみなさんも含めて、面白い瞬間を切り取ろうと緻密に計算して準備してくださっていたので、全力で楽しませていただきました」と、楽しんで収録を行った様子。「番組ファンのみなさんに、新メンバーとして受け入れていただけるよう、精一杯頑張りたいと思います」と抱負を語った。吉田さん登場回は7日(木)だが、2日(土)には「LIFE!4月7日スタートSP」として、過去の名場面のふり返りとともに、新しいセットや衣装の披露、そして吉田さんの初収録にムロさんが潜入リポートを敢行する。「LIFE!」シリーズの永久保存版とも言える放送となりそうだ。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は毎週木曜22時25分~、「LIFE!4月7日スタートSP」は4月2日(土)20時15分~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日NHK発のコント番組「となりのシムラ」で、中村蒼がコント界の人間国宝と称される志村けんと初共演を果たし、番組内でコントに挑戦することが明らかとなった。「志村けんが、ちょっとずれた普通の人を演じる」擬似ドキュメントコメディとして、どこにでもいそうな“普通”のおじさんを志村けんが演じ、ちょっとした日常の勘違いを描く本番組。いまそこにある日常の空間を“笑い”に変えた、ドキュメントドラマのようなコント番組だ。中村さんは、「かぶき者 慶次」「洞窟おじさん」「本棚食堂」など、昨年はNHK5作品に出演し、「無痛~診える眼~」(フジテレビ)では、“先天性無痛症”と“無毛症”を患う青年という難しい役どころを演じるなど、今後の活躍が期待される若手演技派俳優。今回は、麻生祐未や貫地谷しほりと共に、「家出」というコントに出演し、“売れない役者の彼氏”を演じるという。収録を終えた中村さんは、「今回初めて『となりのシムラ』に参加でき光栄です」と喜びを語り、「一言にコント番組と言ってはいけないような作品で、現場ではなんとも言えない緊張感の中お芝居をやらさせてもらいました。座長の志村さんは本番で一気に爆発する感じでその熱量に自然と引っ張られました。ただカットがかかると穏やかな志村さんでもっともっと色んな表情を持ってらっしゃるんだろうなと思い、またご一緒出来れば良いなと思いました。とにかく僕も完成した作品を観るのが今から楽しみです!」と志村さんとの初共演を振り返っている。近年確実に活躍の幅を広げていく中村さん。今回のコントでも新たな彼の一面を覗くことができそうだ。「となりのシムラ」は3月26日(土)22時~NHKにて放送。(cinemacafe.net)
2016年02月12日WOWOW「連続ドラマW メガバンク最終決戦」の第1話完成試写会が4日(木)都内で行われ、主演の椎名桔平、共演の桐谷健太、緒川たまき、音月桂、石橋凌が出席。この日36回目の誕生日を迎えた桐谷さんにサプライズでバースデーケーキが用意されるも、意外な結末が待っていた。会見終了後にバースデーソングが鳴り響き、ドラマにちなんだ“お札型の特大バースデーケーキ”がサプライズで登場。石橋さんも「ハッピーバースデー、健太」と渋い歌声で祝福し、客席からもクラッカーが一斉に鳴らされた。驚き顔でケーキを見つめる桐谷さんだったが実は「台本を読んだ時に“サプライズケーキ”と書いてあった。“まさか俺か?”とは思っていた」とネタバレを正直に告白。それでも「ただクラッカーは知りませんでした」と客席からの粋な計らいだけは大成功だった。「銭の戦争」シリーズなどの著者で、5千億円もの日本株を運用する伝説のファンドマネージャー・波多野聖氏による小説を連続ドラマ化。巨大な負債を抱えたメガバンクを立て直すべく、買収合戦と社内の陰謀に立ち向かうスーパー銀行マン(椎名さん)と、気転が効き柔和な雰囲気を持つ総務部員(桐谷さん)の活躍を描く。東西帝都EFG銀行専務でディーラーでもある桂光義役の椎名さんは「ノンフィクションに近いようなドラマで、我々が知る由もないメガバンクという巨大な銀行の裏側をエンターテインメントとして知ることが出来る。力強く、スペクタクルがあり、スケールの大きな作品」とアピール。連続ドラマW初主演となったが「WOWOWは、クオリティの高い作品が作られてきたし、難しい題材に果敢にチャレンジしてドラマ化している印象があった。機会があったら是非飛び込みたいと思っていた矢先にお話を頂いたので、思い切ってやろうと挑んだ」と念願の抜擢を喜んだ。一方「勝負時の願掛け」の話になると、桐谷さんは「しっかり食べる。白米もガッツリ喰うみたいな感じ」と桐谷ルーティンを紹介し、さらに「飛ぶ。いざ行くぞ!という時は」と返答。それに対して椎名さんが「え?飛びます、飛びます、ってやつ?」といじると、桐谷さんは「それはコント55号でしょ!」と夫婦漫才のような掛け合いを見せていた。WOWOW「連続ドラマW メガバンク最終決戦」は、2月14日(日)22:00スタート。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日日本マイクロソフトは2月4日、脆弱性緩和ツール「EMET (Enhanced Mitigation Experience Toolkit)」の最新バージョン(5.5)の正式版を公開した。EMETは、コンピュータのメモリ破損に対する脆弱性攻撃に特化した防御するツール。Windows Defender、ウイルス対策ソフトウェアなどのマイクロソフトが提供する14のセキュリティ機能が含まれる。5.5 Betaは昨年10月に公開されており、約3カ月を経ての正式リリースとなる。5.5では、Windows 10に対応したほか、信頼されていないフォントをブロックする緩和策をサポートした。また、グループポリシーでEMETの設定を行うことで、緩和策の適用がより容易になる。正式版はMicrosoftのWebサイトよりダウンロードできる。
2016年02月04日LGエレクトロニクス・ジャパンは11月20日、有機ELテレビ「LG OLED TV(エルジー・オーレッド・テレビ)」の新製品として、55V型の「55EG9100」を発表した。発売は11月26日。価格はオープンで、推定市場価格は348,000円前後(税別)。同社では、4Kに対応した「EG9600」と、2K(フルHD)モデルの「EC9310」の2つの有機ELテレビのシリーズを展開しているが、今回発表された55EG9100は2K対応のモデルだ。パネルは緩やかな弧を描いた「カーブドスクリーン」。RGBにW(ホワイト)をプラスした「WRGB」方式を採用している。3波チューナーを2基内蔵しており、USB HDDへの番組録画も可能だ。OSは、webOS 2.0。Wi-Fiを標準装備している。インタフェースは、HDMI入力が3基、USBポートが3基など。本体サイズはW1225×D208×H760mmで、質量は15kg(スタンド込み)。消費電力は320W、年間消費電力量は122kWh/年。
2015年11月20日最近、「テレビでコント番組を見て、お腹の底から笑ってないな」って思いませんか?それもそのはず。現在、全国の地上波放送で誰もが見られるテレビ番組に「コント」というジャンルの番組は残っていないのです。バナナマンやサンドウィッチマン、東京03などコントを得意とする芸人の数は多いのに、披露の場はほとんどがライブやDVDのみとなっているということ。スタジオに大掛かりなセットを組み、人気芸人が本気になって衣装とメークを施し、アドリブか計算しつくされたのかわからないくらい絶妙な間でセリフを畳みかける……、そんなコント番組が、いまはもう存在しないのです。■NHKの内村光良コント「series-3」が終了なぜかというと、NHKで放送されていた『LIFE!~人生に捧げるコント~』の「series-3」(2015年4月2日~9月24日)が幕を閉じ、次の「series-4」の予告がされていないため。人気キャラクターを忘れさせないように再放送や未公開コントを放出する番組などは随時続いているため、きっとまた内村光良さんを中心に新シリーズがひょっこり始まるのでしょう。しかし『LIFE!―』は、唯一レギュラー放送されているコント番組だったのです。現在放送中のバラエティー番組で、コントのコーナーを積極的に取り入れているのはおそらく『SMAP×SMAP』(フジ、1996年~)のみではないでしょうか?コント好きの筆者は、改編期に年数回で放送される『志村けんのバカ殿様』(フジ、1986年~)が愛おしく思えるほどです。しつこいようですが、1週間の嫌なことを吹き飛ばすほどの笑いのパワーをくれたコント番組が、今や0本なのです!そこにどんな理由があるのか、調べてみました。■10年以上も続いたコント番組は2つだけ!コントだけで構成する番組にとって、10年以上続けるというのは至難の技。・『8時だヨ!全員集合』(TBS、1969~1985年)16年間・『ドリフ大爆笑』(フジ、1977~2003年、98年以降は総集編など不定期放送)26年間なんと、この2番組しかありませんでした。国民的なお笑いグループ、ザ・ドリフターズがどれほど偉大なことを成し遂げていたかがわかります。『オレたちひょうきん族』(フジ、1989年終了)でも8年間、『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジ、1997年終了)だって8年間、ネタ見せバラエティーともいえますが『エンタの神様』(日本テレビ、2010年終了、以降特別版あり)も7年間しか続いていないのですから。■コント番組が続くために必要な3つの要素制作の手間がかかるコント番組を続けるにあたって必要となるのは、第1に「出演者のスタミナ」、第2に「企画力の継続」、そしてなにより重要なのが「番組制作費の確保」ではないでしょうか。(1)出演者のスタミナ現在、多くのお笑い芸人に求められるのはフリートーク術になっています。コントだけでなく、テレビで漫才やネタを見せられる番組が減っているといわれていますが、トーク番組でおもしろい話をして、ドカンと場の空気をさらっていくような芸人がひっぱりだこになり、売れっ子芸人といわれています。一発当てて人気の出る芸人も1年経てば別の顔になっていますし、芸人さんたちが長い時間をかけて、じっくりとコント番組をつくれるような環境が少ないのかもしれません。(2)企画力の継続これも、放送規制の厳しい現在では大きな問題ではないかと思います。一昔前ならば、銭湯のシーンなら裸のお姉さんが登場し、ケーキに顔を突っ込んだりしても、視聴者は皆笑って見ていました。が、いまはBPO(放送倫理・番組向上機構)が眉をひそめる時代です。もちろん、悪質なやらせがあったり、品のない番組や人を傷つけるようなシーンがあったりする番組は注意されるべきでしょう。が、お笑い番組をつくる人々が自由につくりたいものをテレビの電波に乗せられないというのも、コント番組が減ってしまった理由のひとつではないでしょうか。(3)番組制作費の確保トーク番組などと違い、コント番組をつくるのには、美術費や衣装代、あらゆる制作費がケタ違いに高いといわれています。多くの国民に愛されて視聴率がよく、スポンサーもたくさんついてくれるような番組でないと、厳しい時代になったのです。*インタ―ネット動画で誰もが番組をつくれる時代といわれていますが、やっぱり大掛かりなセットで、豪快に笑わせてくれるコント番組が恋しいです。翌日に会社や学校で話題になるような、家族みんなで揃って見られるコント番組が再び作られる日は来るのでしょうか?(文/中田蜜柑)
2015年11月17日制作に時間もお金もかかる。だからこそ、見応えがあるのがコント番組。おぎやはぎ×オードリーの『SICKS』が新たなる伝説を生む予感!二組に番組やコントにかける想いを伺った。***――みなさんはどんなコント番組を見てきましたか?矢作:コント番組といえば『ごっつええ感じ』でしょう。小木:そうね。ドリフ、ひょうきん族と、全部見てましたね。春日:僕は、竹中直人さんの『デカメロン』が好きでした。――そうした歴代のコント番組の系譜を『SICKS』で繋いでいきたいといった野心は…?小木:いやいやそんな…(照笑)。――とはいえ、コント番組は芸人さんにとって特別な意味がある?小木:そりゃ、幸せですよね。『SICKS』みたいに、30分すべてがコントって、今あまりないですから、すごいことですよ。矢作:作るほうは大変なんですけどね。でも、そのぶん、後々まで作品として残るのがいいですよね。若林:「見たよ」ってよく言われるのはコントな気がします。矢作:スタジオコントをフジテレビでやることへの憧れ、芸人なら誰もが持つよね。――そのフジテレビではなく、テレビ東京がコント番組をやることについては、どう思われますか。矢作:僕らは、“テレ東芸人”って呼ばれてますから。テレ東は、知恵を絞ってるんでしょうね。面白い番組ばかりですよ。小木:テレ東が頑張ってメインにのし上がるには、それしかない。それで、結果出してるからすごい。――『SICKS』でこの2組をキャスティングした理由を、プロデューサーの佐久間宣行さんは、「純粋に、仕事をしていて面白い芸人さんとやりたいと思った」ことだと言っていました。矢作:そうなんだ。『ゴッドタン』を長いこといっしょにやっていて、劇団ひとりは、バカリズムと東京03で『ウレロ』があるから、僕たちにも作ってくれたと思ってた。小木:あまりオードリーとはいっしょに仕事してないしね。春日となんて、初対面だし。矢作:(春日の顔を見て)はじめまして。春日:そんなことないでしょう!若林:現場で春日がずいぶんアドリブ嫌っているみたいで、「台本に忠実にやってほしい」と珍しく直談判したみたいです。春日:佐久間さんが、せっかく覚えた台詞をすごい変えるんですよ。小木:より面白くなるんだから、嬉しくないの?春日:覚えるのが大変なんで、なるべくなら変えないでほしいです。面白いかどうかは、二の次に…。――(笑)。全キャラが“現代病”にかかっている設定ですが、どんなキャラなのか教えてください。春日:グルメサイトで中華ブログ書いているブロガーで、“店を育てるのは俺”と勘違いしています。若林:僕はAV女優の処女設定を信じてる男。ドラマをやっても犯罪者役とかばかりで、病んでる役が当たり前になってます(苦笑)。小木:僕は、すげー頭のおかしいディレクター。矢作:僕はコピーライター的な?表裏があってややこしいんですよ。僕も全体像がわかってない…。――『SICKS』は俳優さんもたくさん出ていますね。小木:役者さんがいると一気に締まりますね。僕らも、台本をちゃんと覚えてこなきゃって思うし。矢作:俳優さんはちゃんと台詞を入れてくるから。今日は、芸人との絡みだって知ってたから、あまり台詞を覚えてこなかったけどね。――矢作さんは、3分尺予定のコントが12分になったとか。矢作:相手が芸人のラブレターズだったんで、さほど台本も覚えず自由にやってたらのびちゃって。でも、それ以降、清水富美加ちゃんとの絡みとかではちゃんとしてます。僕がしっかり台本覚えてきたって、評判よかったですよ。――今回、はじめてコントで組んでみて、それぞれ「お、こうくるんだ!」といった意外性が見えたりしますか。矢作:若林が役者魂出して監督に「こうしたほうがよくないですか!?」って迫るとかくらいかな~。若林:ないですから!(笑)◇SICKS~みんながみんな、何かの病気~現代病を抱えたキャラクターを芸人と清水富美加など俳優が演じる。次第に個別のコントが繋がり始め、最終回にはいったい…!?映画監督や劇団主宰者など、スタッフ陣も多彩。テレビ東京にて毎週金曜24:52~放送中。来年3/28、DVDが発売。◇オードリー若林正恭、春日俊彰。中高同じ学校に通い、2000年に結成。’08年、「M―1グランプリ」で敗者復活戦から2位になりブレイク。 『ヒルナンデス!』『スクール革命!』『マサカメTV』などレギュラー番組多数。◇おぎやはぎ矢作兼、小木博明。高校時代の同級生で、1995年結成。ガッツくことなく飄々としたキャラが持ち味。お笑い界きっての仲良しコンビ。出演中のレギュラー番組に『ゴッドタン』『バイキング』など。※『anan』2015年11月18日号より。写真・山田 薫取材、文・小泉咲子
2015年11月12日ウイングアーク1stは9月10日、情報活用ダッシュボードである「MotionBoard Ver.5.5」の機能強化アップデート・プログラムを提供開始した。これにより、同製品でMapFanとMapionの地図が利用可能になり、Google Analyticsのデータの取得が可能になった。MapFanおよびMapionは同製品の標準機能として選択でき、追加のコスト負担は不要という。地図情報は1~2ヵ月ごとに定期更新する。Google Analyticsからのデータ取得はアダプタの提供により実現し、Google Analyticsのアクセスログを取り込むことで自由な視点による分析を可能にした。また、ビジュアル化したダッシュボードにより、アクセスログ分析やレポーティングが容易に行えるという。併せて同製品のデモサイトのコンテンツもリニューアル。一部のダッシュボードにおいてMapFanやMapionの地図を利用可能にしたほか、同製品のレポート・帳票機能を体験できるダッシュボードを新たに追加した。
2015年09月11日セイコーウオッチは8日、ブランド誕生55周年を迎える「グランドセイコー」から、新開発のムーブメントを採用した限定モデル「スプリングドライブ クロノグラフGMT グランドセイコー55周年記念限定モデル(SBGC013)」を発表した。8月8日から発売し、世界限定400本、価格は1,100,000円(税別)。新ムーブメントの「キャリバー9R96」は、平均月差±10秒(日差±0.5秒相当)という高い精度のスプリングドライブ クロノグラフGMTムーブメント。SBGC013の裏ぶたはシースルーバックとなっており、そこから見える回転錘には、特別精度ムーブメントの証として18Kイエローゴールド製の「獅子の紋章」ワッペンをはめ込んだ。また、裏ぶたには「55th Anniversary 1960-2015」と限定シリアルナンバーを刻印している。SBGC013はまた、グランドセイコーのブランドとして初めて、ベゼル部にセラミックスを採用。研磨仕上げも施し、セラミックスとして最高レベルの平滑さと美しい鏡面性を実現したという。ダイヤルのカラーは、ブランドカラーとなる「グランドセイコーブルー」だ。艶を抑えた深みある濃紺のダイヤルに、金色を用いたストップウオッチの表示針をアクセントにしてている。そのほか主な仕様は、ケース素材がブライトチタン(一部セラミックス)、ケースサイズが外径43.5mm×厚さ16.5mm、バンド素材がブライトチタン、風防がデュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)、裏ぶたがサファイアガラス、防水性能が10気圧、耐磁性能がJIS耐磁時計1種。ムーブメント「キャリバー9R96」の主な仕様は、巻き上げ方式が自動巻き(手巻き付き)、持続時間が約72時間(最大巻き上げ時)、ストップウオッチ、日付表示、24時間計(デュアルタイム表示)、パワーリザーブ表示。
2015年07月09日9月18日(金)~22日(火・祝)、文化芸術の街「上野」と喜劇発祥の地「浅草」にて開催される「第8回したまちコメディ映画祭in台東」において、本年度の「コメディ栄誉賞」をビートたけしが受賞することがこのほど明らかとなった。「映画(Cinema)」「したまち(Down town)」「笑い(Comedy)」の3つの要素を掛け合わせた、いとうせいこうが総合プロデュースを務めるコメディ映画の祭典「したまちコメディ映画祭in台東」。毎年「したコメ」では、多年に渡り“笑い”を通して多くの人々を楽しませ元気にさせるコメディアンやコメディに関わる人に「コメディ栄誉賞」の授与を行っている。第1回の小沢昭一、第2回コント55号、第3回谷啓、第4回伊東四朗、第5回ザ・ドリフターズ、第6回堺正章、第7回西田敏行と、これまでの錚々たる受賞者に続き、本年度はお笑い芸人・映画監督・俳優・テレビと多方面で活躍するビートたけしの受賞が決定した。ビートたけしの受賞決定に合わせて、ビートたけしの故郷とも呼ばれる伝説の演芸場・東洋館にて、監督・出演作『菊次郎の夏』(’99)の凱旋リスペクト上映と、本編上映前の舞台挨拶が決定。東洋館=正式名称「浅草フランス座演芸場東洋館」は、かつてはストリップ劇場であり、ストリップの合間にコントなどいった軽演劇の上映が行われ、ビートたけしにとって「ツービート」結成の場所となった場所である。今回の受賞に関して、ビートたけしは「このたびは、お笑い芸人・ビートたけしと映画監督・北野武のキャリアの両方に対してご評価頂いたという事だと受けとめていますが、自分のコメディアンとしての、また芸能活動の出発点である浅草での受賞ということで、いただけるものは何でもいただく私ではありますが、とりわけ大きな喜びがあります。この映画祭での受賞を励みとしてより一層精進して参りたいと思います」と喜びのコメントをしている。現在東洋館は色物(漫才、漫談など)を中心に上演しており、建物を同じくする姉妹館・浅草演芸ホール(落語中心の寄席)とともに、歴史ある浅草お笑い文化の一角を担う存在。ビートたけしの“古巣”での作品上映は、映画ファンにとって貴重な機会となりそうだ。「第8回したまちコメディ映画祭in台東」は9月18日(金)~22日(火・祝)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2015年06月16日ハースト婦人画報社は6月1日、創刊110周年を迎える月刊誌『婦人画報』(7月号)「110周年記念号」(税込1,300円)を発売する。同号では、1905年発刊の創刊号完全復刻版が特別付録となっている。創刊号に記された初代編集長・国木田独歩の発行の辞は、『婦人画報』が当時の理想の女性像を発信するために発刊された雑誌であることを力強く物語っているという。「時代に即した理想の女性像を読者に伝え、世界に向けて視野を広げてほしいという、国木田独歩の想いは、110年を経た現在も脈々と受け継がれています」と同社。同号では、「1905年の日本婦人」と題した創刊号の読み解き特集を収録。創刊当時の『婦人画報』が、どのような女性像を理想とし、その理想像がどのようにグラビアに描かれているかを、当時の社会背景などを織り交ぜながら解説している。『婦人画報』の出口由美編集長は、「創刊号でいきいきと描かれた女性たち。彼女たちが110年後に蘇り、しかも電子雑誌化までされて世界中の方々の目に触れることを当時想像できたでしょうか。技術の進歩に驚きを覚えると同時に、読者へ伝えるメッセージの根本が、110年前から連綿と変わらず受け継がれていることにも嬉しい驚きを覚えます。110年前の『婦人画報』を手に取り、併せて本誌の『1905年の日本婦人』をお読みいただき、そこに登場する溌剌とした大和撫子の姿をお楽しみください」とコメントしている。『婦人画報』創刊号では、当時は門外不出であった華族女学校(現・学習院女子中・高等科)の運動会の様子を、巻頭グラビアのトップで紹介。続くグラビアには、遠足で潮干狩に出かける女学生や、ヨーロッパから移入された体操をする女学生の写真が掲載されている。「女性が学ぶことに対し『有害無益』という声がまだまだ根強く、体を鍛えるために女性が運動することなどほとんど考えられない当時、こうした記事が社会に大きな衝撃を与えたことは想像に難くありません」と同社。このほかにも「離婚は女の恥」とされた時代に、「徒(いたずら)に恐縮せぬ様」と励ましの原稿が寄稿されるなど、女性の自立や、女性が世界へ目を向けることを促すメッセージが数多く見られるという。
2015年06月01日日本ネットワークインフォメーションセンター(Japan Network Information Center -JPNIC)は5月20日、「新たに55のgTLDがルートゾーンに追加 - JPNIC」において、新しい汎用トップレベルドメイン(gTLD; generic top-level domain) 55個がルートゾーンに追加されたと伝えた。追加された汎用トップレベルドメインには.BROTHER、.NEC、.HITACHI、.HONDA、.SONYなどの企業名も含まれている。追加された汎用トップレベルドメインは次のとおり。.LUPIN.CORSICA.EARTH.SOCCER.COUPONS.ICBC.BROTHER.ACCENTURE.PHILIPS.NEC.TAXI.HOCKEY.RUN.THEATER.AIG.ICU.LOL.LIAISON.CFA.NADEX.CARS.AUTO.TORAY.HITACHI.BRIDGESTONE.SENER.RENT.HONDA.SWISS.DOG.BROKER.ABB.SEX.SEAT.WEIR.JEWELRY.XEROX.SHOW.TEAM.SONY.EXPRESS.BAUHAUS.CAFE.CYOU.RACING.SCHOLARSHIPS.LOVE.MMA.AFL.REDSTONE5月18日時点で新しくルートゾーンに追加された汎用トップレベルドメインの合計数は計628個になったと説明がある。新しい汎用トップレベルドメインはアルファベットのほか日本語、アラビア文字、簡体中国文字、キリル文字などがある。日本語で提供されている汎用トップレベルドメインは「.みんな」および「.グーグル」の2つ。日本の都市名としては「.TOKYO」「.NAGOYA」「.OSAKA」「.OKINAWA」「.RYUKU」「.YOKOHAMA」「.KYOTO」が追加されている。新しく追加された汎用トップレベルドメインは「Delegated Strings - ICANN New gTLDs」にて確認できる。
2015年05月22日背筋を伸ばしてカメラを見据える北野武監督。ポケットに手を入れたまま、口の端をわずかに曲げてニヤリと笑う藤竜也。“好々爺”などという物分かりの良い空気を微塵も感じさせない、かっこいいジジイがそこにいた。「おれは自分で普段から言ってるよ、『おれみたいなジジイは…』って」(北野監督)、「70過ぎて見てくれは確実にジジイだよね(笑)」(藤さん)と共に“ジジイ”を自認する。20代から芸能界に身を置き、常に第一線で活躍を遂げてきた2人だが、自分がジジイになってみての心境は?若い頃に思っていたジジイとのイメージに違いは?北野監督:おれが若い時は、30代からジジイだって思ってたからね。50代なんてもう死にたい、あんな歳になってよく生きてやがると思ってたけど、自分がいざ50代、60代となってみるとなんてこっちゃないね。逆に若い時の女や金に対する貪欲さとか、いろいろ欲しがってた自分が恥ずかしくってしょうがない!早く年とってりゃよかったなって思うよ。もう、若い時の思い出なんて恥ずかしいことばかりで、あの下品さを思い出すとイヤになるね。まあ、自分でいま「ジジイ」って言うことにはエクスキューズも入ってて、「おい姉ちゃん、いいケツしてるな」って言っても、セクハラじゃなく「ジジイだから」で済まされちゃうんでね。「このスケベジジイが!」って言われるのが嬉しいから、ジジイであることなんて、なんとも思わないね。藤:僕ももう確実にジジイだから、それはそれで構わないけど、変わんないっちゃ変わんないね、全然。中身は。僕はむしろ、若い時の下品さってのはもう一回、経験したいなって思うくらい楽しかったね(笑)。いろんな失敗もしたけど、もっともっと失敗しとけばよかったって思うよ。そうすりゃもっと、芝居が上手くなってたんじゃないかって。若い時の60代、70代のイメージ?そりゃ、えらいジジイだなって思ってましたよ。信じられないくらい。その歳まで自分が役者やってるなんてことは想像もつかなかったね。目の前のことしか見てなかったから。――映画さながら、現実の世界でも若者よりもジジイの方が元気なところもあり、逆に若者が「おとなしい」とも言われるが…。ジジイの目から、若者たちはどのように見えるのか?自分たちが若かったころと比べて感じる違いは?北野監督:おれらの世代はとにかく人数が多かったから、競争ばかり。芸能界に入っても、上のヤツらをどう引きずりおろすかってことばかり考えてたね。特にバラエティなんか「コント55号」と「ドリフ」にどう取って代わるのか?そればっかり考えて、いろんなネタをやってた。いまの若い人たちは、どちらかというと競争とか自分が上に立つってのではなくて、初めから自分のランクを決めてるところはあるのかな?一番上じゃなくて、2番手、3番手とか居心地のよいポジションを決めてて、「這い上がろう!」って気持ちや欲はあまりないのかなって。位置関係を自分でハナから決めて「このクラスでいいよ」っている気がする。我々の時って意味もなく「女」と「車」と「金」がほしいって気持ちが強くて、いい外車乗りてぇとかあったけどいまはまず「あきらめる」ってところから始まってて若者が「車に興味がない」って言い方するけど、ハナから選択肢から自分で消しちゃってるんじゃないかなって気がするね。でも、そうするとおのずと仕事でも「その程度の役者とかコメディアンでいいんじゃないか」って気持ちになっちまうんじゃないかなって思うよ。――スポーツ界などでも「レジェンド」という言葉がもてはやされているが、漫才ブームはおろか、80年代の終わりから90年代と監督・俳優として活躍を始めた頃にも生まれておらず、いま現在のTVや映画でしか“ビートたけし”“北野武”の名を知らない若い世代も徐々に増えている。北野監督:まあ40代から50代の人間は「たけしさんを見て育ってきました」って言い方もするけど、そのこどもの世代となるとおれが漫才やってたことも知らないし、「ひょうきん族」とか「元気が出るテレビ」も知らないから、それこそブランドとして北野武、ビートたけしを知っているというところはあるよね。「たけしさんは、監督などいろいろなことをやられて高い評価を得ている方ですよね」みたいな言い方で「お前、知ってんのか?」って聞くと「お名前は」とかね(笑)。これからそういうのも増えてくるだろうね。藤:僕はね、全然興味ないの。若いとか、年とってるとか。俳優という仕事には全然関係ないからね。子役だって一丁前の俳優ですもん。俳優としていいか悪いか?それだけのことでね。(世代間の意識差などは)あんまり感じないかな?――藤さん自身は、若い頃は上の世代を引きずり降ろしてスターの座を掴むといったギラギラした欲望は持っていたのだろうか?藤:まあ僕らは素材であって、きちんと役をやって、それを監督が使うという存在であって、あまりそこに先輩・後輩はないとは思ってましたね。若い頃からいまも。ただ競争心はありました。僕は日活にいたんだけど、入った時から「いつかここでトップになって、守衛さんに最敬礼でお辞儀してもらえるようになってやる!」って秘かに思ってたもん(笑)。若い世代からの刺激?それはありますよ。一緒にいるとマイナスイオンを吸ってるみたいな感じだね。若い世代と一緒にいると嬉しくてたまんないよ、特に女性はね(笑)。――高齢化社会の中で、“終活”――すなわち、自分の人生が終わりを迎えるのか?その準備をどうすべきかといったことが話題となっている。「生涯現役」が当たり前でもある芸能界に身を置き、そして、いまなお第一線で活躍するお2人には失礼な質問かもしれないが、自分があと何本、映画の仕事ができるのか?どのように人生の幕を引くのか?といったことを考えることはあるのだろうか?北野監督:おれは明日、急に死ぬかもわかんないからね。先の予定は立ててあるし、目的地というか、やるべき仕事やネタはその予定表に書いてあるけど、それをやりながらどこで死ぬんだろうなって考えてて、まあ全部をやり遂げられるはずもないしね。変な話、あまり未練はないっていうかな。「生きる」ことに未練はないけど、そんなに早く死ぬわけでもないだろうから…一番執着してるのは、とにかく寝ているうちに死にたいってことかな(笑)。ポックリと突然死がいいんだけど、そういうわけにもいかねえのかな…?――「これをやり遂げねば」という思いよりも、生きている限り、やるべき次の仕事があり、その仕事をこなしていくというスタンスだという。北野監督:うん、そうだな。いま働いている流れから見て、次にこんな仕事で、その次はこうなって…と予想しながら動いてるところはあるけど、あまり狂いはないしね。TVの仕事、役者の仕事、監督の仕事は多分、いままで通りのペースでやっていくことになると思うんだよね。だけど、その間にポックリ病気になって死ぬかもしれないけど、なるたけ闘病生活は短くしたいなって。まあ自分で死ぬわけにもいかないしね、ポックリと突然死んだら運がいいなおれって思うけど(笑)。――そうした仕事と死へのスタンスはいつの頃からどうやって生まれたものなのだろうか?北野監督:それこそ中学生くらいの頃の何をやっていいかが分からない頃が一番、死ぬのが怖かったんだよね、おれは。「まだ何もやってないのに死ぬのイヤだな」、「なんかやりたい」って。でもそのとき考えたら、野球が好きでもプロになるほどの体力もセンスもないし、頭も良くないどうしよう?このままおれ死ぬのか?イヤだなって思ってたけど、運よく浅草なんかに紛れ込んで、実はお笑いなんて、あまり好きな仕事じゃなかったんだけど、それでも周り見て「おれの方が面白いよな」って気持ちもあって…。そのレールに乗っちゃったらしょうがないかっていう感じでここまで来たのかな?手は抜かないでやって来たつもりなんだけどね。まあそうやって、ベクトルが決まったら、あんまりねじ曲がらないしね。これからミュージシャンになるって言ったってできないけど、映画やTVを続けるなら、よほど体が悪くなってやめない限り、そのままやってってパタッと死ねばいいなって思ってるね。藤:僕はね、ここ何年か前からなんだけど、基準があってね。「桜」なんです。「来年の桜を見られるか見られないか?」――それを基準にして、次に桜を見るまでに、できれば映画で1本、いいのをやりたいって。ただそれだけ思ってるんです。だからいま、ちょうど「今年も何とかまた桜が見られたな」という気持ちでいるんです。じゃあ、また来年まで…と言っても、こちらは役をいただけるのを待つ身なんですけどね。きっかけ?いや、自然とね、67~68歳あたりからそういう風に考え始めたんだね。「あぁ、今年も桜が見られたな」って、ふとそう思ったんですよ。――「生涯現役」というこちらの言葉に、藤さんは「そんな大層なことじゃないね。引退なんて考えたこともないし、“引退宣言”をするような、それほどの役者じゃないしね」と洒脱に笑う。藤:役者って仕事に面白味を少し感じるようになったのは30代の半ばくらいかな…。そこからは変わらないんですよ、新鮮さもやりがいも。そこから40年くらいずっと。ホントにそうなんです。飽きる?飽きるほど仕事してないからね(笑)。いまじゃ年に映画を5本も6本も撮ることないし、せいぜい1本か2本でしょ。その程度なら飽きないです。だからまた、来年も桜が見られるかな?って気持ちですね(笑)。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:龍三と七人の子分たち 2015年4月25日より全国にて公開(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年04月25日パナソニックは4月24日、液晶テレビ「VIERA(ビエラ)」の新モデルとして55V型の「TH-55CS600」を発表した。発売は5月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は190,000円前後(税別)。TH-55CS600は、フルHD(1,920×1,080ドット)表示対応の高輝度IPSパネルを採用した55V型の液晶テレビ。通常の2倍の映像コマ数(1秒間に120コマ)で表示する「倍速駆動」によって、速い動きも細部まで再現できるとする。内蔵チューナーは地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2基で、外付けHDDへの裏番組録画に対応した。スピーカーシステムには、4Kテレビの「CX700」シリーズと同じ「ダイナミックサウンドシステム」を採用。大容量キャビネットと最大出力30Wのアンプの組み合わせで、歪みを抑えた豊かな低音と臨場感の高いサウンドを実現している。ネットワーク機能も充実させた。「アクトビラ」などのほか、2015年秋にサービス開始予定のVODサービス「NETFLIX」も利用できる。「お部屋ジャンプリンク」にも対応しており、録画番組を別の部屋にあるDLNAクライアント機能を持つ機器へ転送可能だ。また、「外からどこでもスマホ視聴」機能も持つ。無料の専用アプリ「Panasonic Media Access」を使用することで、録画番組や現在放送中の番組を、外出先からもストリーミング視聴できる。インタフェースはHDMI×3系統(うち1基はARCにも対応)、D4×1、ビデオ×1、光デジタル音声×1、ヘッドホン端子×1、USBポート×2、LAN端子×1。無線LAN機能も標準装備している。本体サイズはW1,244×D230×H759mmで、質量は約20kg。定格消費電力は198Wで、年間消費電力量は105kWh/年となっている。
2015年04月24日ウイングアーク1stは3月26日、情報活用ダッシュボード「MotionBoard」の最新版「MotionBoard Ver.5.5」を発表した。同製品は、2015年5月13日より提供開始される。MotionBoardは、さまざまなチャート表現により、企業システム内に蓄積された膨大な情報を可視化する情報活用ダッシュボード。同バージョンでは、インメモリによる大量データの超高速処理技術の向上に加え、地図機能の拡充や、高度な統計分析手法の搭載など、1,000を超える機能強化および改善が図られた。主な特徴は以下のとおり。○地図機能の強化地図機能においては、新たに自社開発した完全リアルタイムGEOコーディングエンジンを搭載。これまでのGEOコーディング処理は時間がかかるものだったため、事前に住所情報を緯度経度情報に変換し、データベースなどに変換結果を格納しておく必要があったが、同エンジンを搭載したことにより、10万件のデータを0.3秒ほどで処理できるようになった。ユーザーは事前にデータ加工をすることなく、手持ちの住所情報やIPアドレスを画面上で指定するだけで、丁目番地レベルで地図上に可視化することができる。同社によると、BI製品としては世界初となる機能だという。○高度な統計分析手法の搭載Ver. 5.0から採用されたインメモリ技術の高速性を活かし、演算量が多いためにRDBなどでは難しかった、一緒に購入される頻度の高い組み合わせを示す「バスケット分析」や、商品を購入した消費者が再び同一商品を購入するかどうかを調べる「トライアル・リピート分析」などの高度な分析機能が追加された。これらの分析は、マウス操作のみで行うことが可能だ。○クラウドと社内データをつなぐ「MotionBoard Bridge Service」オプション機能として提供される「MotionBoard Bridge Service」では、データをクラウドに上げることなく、社内の各種データベースの情報を活用できる。たとえば、MotionBoardをクラウド上に構築し、データベースはオンプレミスに、各種ファイルはクラウドストレージに存在するといった環境において、VPNや専用線を使用することなくデータを活用することが可能となる。ポート開放などの技術的な設定や、高度な専門知識を必要とすることなく、簡単に導入できるのが特徴だ。同社代表取締役社長CEO 内野弘幸氏は「同ツールを導入したことで、業務効率が上がるだけでなく、業績が向上したという声もある。MotionBoard Ver.5.0を発表した2014年度は、累積契約社数対前年比平均176%の成長を見せた。MotionBoard Ver. 5.5を発売することで、この流れを加速していきたい。」と述べた。同社は、今後の海外展開として、BIツールのニーズが高まりつつある中国市場の開拓強化も進めていくという。
2015年03月27日LGエレクトロニクス・ジャパンは3月25日、55型の曲面型有機ELテレビ「55EG9600」を発表した。発売は5月で、価格はオープン。推定市場価格は628,800円前後。日本市場では初の有機ELテレビかつ曲面ディスプレイ搭載テレビとなる。有機EL(OLED)ディスプレイは一つひとつの素子が自ら発光するため、液晶ディスプレイと異なりバックライトが不要。無色発光の「完全な黒」、そして「無限大(※)」のコントラストを表現できることが特徴だ。 ※コントラスト比 1;1,000,000以上今回発表された55型の曲面型有機ELテレビ「55EG9600」は、RGBの有機EL画素に加えて、白のサブピクセルを追加したLG独自のWRGB方式を採用。従来よりも豊かな色彩表現を実現したという。応答速度は0.001ミリ秒以下(GtoG)と非常に高速で、残像感のない映像を提供する。解像度は3,840×2,160ドット、4K表示に対応している。55EG9600は曲面型のディスプレイを採用したことも特徴。大型の平面パネルでは画面中央と周辺部の視野角差が生じるが、曲面型とすることで視聴ポジションからの画面の距離を均等に近づけている。有機ELそしてIPSパネルのメリットでもある広視野角との相乗効果で深い没入感を得られるという。また、バックライトが不要な有機ELの特徴を活かし、最薄部わずか6mmのスリムデザインとなっている。サイズはW122.6×D21.3×H76.0mm、重量は18.9kg(ともにスタンド含む)。消費電力は390W(待機時0.3W)、年間消費電力量は266kWh/年。チューナーは地上/BS/110度CSを2基ずつ搭載。USBハードディスク録画に対応し、裏番組録画も可能となっている。Wi-Fi機能を備え、OSにwebOS 2.0を搭載している。インタフェースはHDMI×3、USB×3、有線LAN×1など。スピーカーは出力20W(10W+10W)。同社はさらに2015年6月に55型の曲面型有機ELテレビ「55EC9310」(推定398,800円前後)、2015年秋に65型の曲面型有機ELテレビ「65EG9600」(推定998,800円前後)の発売を予定している。
2015年03月25日