ライカカメラジャパンは11月11日、コンパクトデジタルカメラ「ライカ D-LUX」の新色モデル「ライカ D-LUX ソリッドグレー」を発表した。発売は12月で、価格は未定だ。本体とレンズにブラックカラーを採用している現行の「ライカ D-LUX」に対し、ライカ D-LUX ソリッドグレーは本体がグレーペイント仕上げ、レンズと操作部がシルバーのツートンカラーになっている。機能やスペックはライカ D-LUXと共通。大口径ズームレンズ「ライカ DC バリオ・ズミルックス f1.7-2.8/10.9-34mm ASPH.」を搭載し、焦点距離は24-75mm(35mm判換算)をカバーしている。動画では4K動画の撮影に対応。Wi-Fi機能も搭載し、スマートフォンやタブレットからリモート操作ができる。シルバーカラーのフラッシュユニット「ライカ CF D」と、カメラのカラーにマッチする本革製のキャリングストラップが付属する。
2015年11月11日ソニーは11月6日、4,240万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「RX1R II」を国内向けに発表した。型番は「DSC-RX1RM2」。12月中旬の発売を予定している。価格はオープンで、市場想定価格は税別430,000円前後。RX1R IIは同社のCyber-shotシリーズに属する高級コンパクト機。海外向けには10月14日に発表していた新機種だ。2012年発売のRX1、2013年発売のRX1Rと同様に35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載しているが、RX1R IIでは最新の裏面照射型「Exmor R」センサーに進化。有効画素数は先代2機種の2,430万画素に対して、RX1R IIでは4,240万画素と大幅にアップした。AFシステムにはミラーレス一眼「α7R II」と同様の「ファストハイブリッドAF」を採用。399点の像面位相差AFポイントと25点のコントラストAFポイントにより、AFスピードは初代RX1に比べ30%向上している。また、コンティニュアスAFモード「AF-C」を用意しており、AF追従しながら最高5コマの連写を可能としている。世界で初めて、光学式可変ローパスフィルターを搭載したことも大きな特徴だ。カメラの設定でローパスフィルターの効果を、オフ/標準/強の3段階に切り替えられる。また、電子ビューファインダー(EVF)を新搭載。約240万ドットの有機ELパネルを使い、ワンタッチで本体からポップアップする設計となっている。レンズは先代2機種と同じく、35mm単焦点で絞り開放F2の「ZEISS Sonnar T* 35mm F2」。画像処理エンジンには「BIONZ X」を搭載している。感度は標準でISO100~25600、拡張でISO50~102400まで対応するほか、14bitの非圧縮RAW出力を可能としている。背面の液晶モニターは3型・約120万ドットで、WhiteMagicと名付けられたもの。上方向に109度、下方向に41度のチルトを新たに可能とした。通信機能はWi-FiとNFCを備え、PlayMemories Camera Appsも利用できる。動画はフルHD・1920×1080ドット、60p/30p/24p、最高50Mbps・XAVC S形式での撮影をサポートする。本体サイズはW113.3×H65.4×D72.0mm、重量は約507g(バッテリーとメモリーカード含む)。バッテリーパックはNP-BX1で、背面モニター使用時で最大220枚、EVF使用時で最大200枚の撮影が可能だ。
2015年11月06日デジタル一眼レフカメラを買って、最初に撮りたい写真は、やはり背景をぼかした、臨場感たっぷりの写真ではないでしょうか。最近はコンパクトデジタルカメラでも一眼レフ風の写真を撮れるものが出てきていますが、やはり手動で数値を調節してイメージに近い写真をスムーズに撮れるようになれたら嬉しいですね。 今回はそのための基本的な情報のまとめと、初心者が陥りがちな要注意点、ボケ過ぎとブレについてお伝えします。 カメラ初心者が最初に覚えたい4つの関係まず、カメラ初心者が最初に覚えたい要素は「絞り(F)値」、「露出時間(シャッタースピード)」「ISO感度」「焦点距離」の4つです。 下記の表を覚えてください。絞り値(F値とも言う)は、レンズを通って撮像素子に写る像の明るさのこと。背景をぼかして撮影したい時、手ブレを防ぎたい時にはF値を低くし、 見える範囲すべてにピントを合わせて、くっきりした写真を撮りたい時や、 明る過ぎる光を抑えたい時には、F値を高くします。 (※1)ISO感度とは、デジタルカメラがどれだけ光をとらえるかを示した値のことです。(※2)花火、川や滝などの流れを筋のように撮りたい時にはISO感度を低くしますが、数値が低くなればなるほどブレやすいので三脚で固定することが必要になります。 子ども、ペット、スポーツ、走る車など、動きのある被写体を撮りたい時には、反対にISO感度を高くするのがおすすめですが、あまり高くし過ぎると、写真が粗くなってしまいます。 露出はシャッタースピードと絞り値(F値)の組み合わせによって決まります。 露出が高いと、暗い屋外でも明るい写真になり、露出が低いと、明るい屋内でも暗い写真が撮れます。(※3)焦点距離の単位はmmで、レンズの脇に書いてある18-55mmなどがその数値となります。一般的に、焦点距離が短いほど広い範囲が撮影でき、長いほど狭い範囲=遠くの被写体を大きく撮影できるということになります。(※4)これらの特徴をつかんで組み合わせることができれば、イメージに近い画を撮れるようになります。 ボケ過ぎると、ただ周りが見えない写真になってしまう初心者用の一眼レフについてくるキットレンズであれば、F値は小さくてもF3.5なので大丈夫ですが、F1.8くらいの小さな値のレンズの場合は、F値を低くし過ぎないよう気をつけなくてはなりません。 F値は小さくすればするほどボケが強く出て、焦点が合う部分をより強調できる代わりにピントが合う範囲も狭くなり、周囲がぼやけた写真になります(専門用語で「被写界深度が浅くなる」と言います)。つまり、顔写真を撮る時に鼻にピントを合わせると、目や耳がピンボケになってしまうような状態。 これでは「思い出を残したい」と思いながら撮ったのに背景がボケ過ぎて、子どもが大きくなった時に「ここはどこ? 誰と何していたの?」と聞かれても答えられない写真になってしまいますね。 最初はF値を、小さくてもF2.8くらいに抑えて奥行きを出すくらいにしておき、慣れてきて「ここぞ!」という時に、より小さな値で撮るのがおすすめです。 写真修正ソフトを使っても直せない失敗、それが「ブレ」と「ボケ過ぎ」写真とは、撮像素子(イメージセンサー)が取り込んだ像(情報)を焼き付けたものです。つまり、受け取った情報の範囲内でしか修正もできないということ。 手ブレやピントぼけを後から直したいと思っても、その分の情報をもともと取り込めていないのですから修正が効きません。 逆に言えば「手ブレせず、ピントが合ってさえいれば全体のトーン(色)や明るさは後からでも変えられる」ということになります。 とにかくカメラをしっかり構えて手ブレを防ぎ、オートモードや連射を使ってでもピンボケ写真を避けることが大切です。子どもは特に動き回りますし、危なっかしい時には支えなくてはならないので手ブレしがち。 加えて「一眼レフだからボケがある写真が撮りたい」とF値を低くすれば、ピントが合う範囲や場所の特定も難しくなります。 ですから、撮影するママの心構えとしては、「まず、ピント合わせと手ブレ防止に集中して、明るさや色は後から修正、構図は大きめに撮って後でトリミングする!」と決めて、撮るのがポイント。最初からすべてを網羅しようと思いすぎず、リラックスしてたくさんのショットを撮りましょう。そのほうが、後からの作業がしやすいですし、最終的に失敗写真が少なくなります。 オートモードで撮れた写真をカメラで見ると、液晶の隅にF値やシャッタースピードなどが表示されています。その数値と最初の表とを照らし合わせながら「この数値だとこういう写りになる」と確認していくと、手動で撮りたい時にどの数値に合わせれば良いかが感覚的にわかってくるはずです。 そして、ブレとピントだけは気をつけること。 これさえつかんでおけば、一眼レフ初心者ママもたくさん撮るうちに思い通りの写真が撮れるようになります。 「数字の組み合わせなんて難しそうだから」と諦めず、思い出を残しながら上達していけたら良いですね。 (森山亜美香)※1、3:絞り値、露出の説明において、内容に誤りがございましたので、記事の一部を訂正いたしました。(2015年11月9日10時40分)※2、4:ISO感度、焦点距離の説明において、内容に誤りがございましたので、記事の一部を訂正いたしました。(2015年11月6日17時50分)
2015年11月03日ライカカメラジャパンは10月15日、国内限定モデルのコンパクトデジタルカメラ「ライカXホワイトセット」を発表した。「ライカ岩田屋福岡店」がオープンすることを記念した特別モデルで、50台限定で発売する。価格は税込345,600円。ライカXホワイトセットは、福岡県福岡市にある岩田屋本店に「ライカ岩田屋福岡店」がオープンすることを記念した特別限定モデル。ライカXのシルバーボディをベースとし、フラッシュカバーにはライカのロゴを刻印。外装にはホワイトの本革を使用している。ボディと同色のレザーストラップと、カメラプロテクターがセットになっている。ライカXは、APS-CサイズのCMOSセンサーを採用したコンパクトデジタルカメラ。大口径の「ライカ ズミルックス f1.7/23mm ASPH.」を搭載している。同製品は、10月27日からライカ岩田屋福岡店で先行発売。また、12月1日からはライカストアやライカブティックにて販売する予定だ。
2015年10月15日ソニーは米国時間10月14日、4,240万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「RX1R II」を発表した。米国では11月の発売を予定しており、価格は約3,300ドル。RX1R IIの同社のCyber-shotシリーズに属する高級コンパクト機で、型番は「DSC-RX1RM2」。2012年発売のRX1、2013年発売のRX1Rと同様に35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載するが、RX1R IIでは最新の裏面照射型「Exmor R」センサーに進化。有効画素数は先代2機種の2,430万画素に対して、RX1R IIでは4,240万画素と大幅にアップした。世界で初めて、光学可変式(Optical Variable)のローパスフィルターを搭載。カメラの設定でローパスフィルターの効果を、オフ/標準/高の3段階に切り替えられる。電子ビューファインダー(EVF)を新たに搭載したこともトピックの一つ。約240万ドットの有機ELパネルを使い、本体からポップアップする設計となっている。AFスピードは初代RX1に比べ30%向上。399点の像面位相差AFポイントと25点のコントラストAFポイントによる「ファストハイブリッドAF」を採用している。これはミラーレス一眼「α7R II」と同様のAFシステムだ。また、コンティニュアスAFモード「AF-C」を用意しており、最高5fpsのAF追尾を可能としている。レンズは35mm単焦点で絞り開放F2の「ZEISS Sonnar T* 35mm F2」。最短14cmの撮影距離まで被写体に近寄れる。画像処理エンジンには「BIONZ X」を搭載。感度は標準でISO100~25600、拡張でISO50~102400まで対応する。背面の液晶モニターは3型・約120万ドットで、WhiteMagicと名付けられたもの。上方向に109度、下方向に41度のチルトが可能だ。通信機能はWi-FiとNFCを備え、PlayMemories Camera Appsも利用できる。動画はフルHD・1920×1080ドット、60p/30p/24p、XAVC S形式での撮影をサポートする。本体サイズはW113.3×H65.4×D72.0mm、重量は約507g(バッテリーとメモリーカード含む)。バッテリーパックはNP-BX1で、背面モニター使用時で最大220枚、EVF使用時で最大200枚の撮影が可能だ。
2015年10月15日ライカカメラジャパンは10月13日、国内のミュージシャン10組とコラボレーションしたコンパクトデジタルカメラ「ライカD-LUX "RSJ Edition"」の第3弾として、夏木マリ氏と中村達也氏の刻印入りモデルを発表した。11月1日からライカ岩田屋福岡店で販売開始する。価格は税込226,800円。ライカD-LUX "RSJ Edition"は、雑誌「ローリングストーン」が、2015年7月10日発売号で創刊から100号を迎えたことを記念した国内限定の特別モデル。ミュージシャンごとに各20台、合計200台限定で販売する。第3弾となる今回は、夏木マリ氏、中村達也氏とコラボレーションしたモデルだ。コンパクトデジタルカメラ「ライカD-LUX」をベースとし、外装にはメタリックなワインレッドに、赤のモチーフをプリントしたレザーを採用している。カメラのトップカバーにはそれぞれミュージシャンのロゴなどを刻印。また、各ミュージシャンがライカD-LUX "RSJ Edition"を用いて撮影した、直筆サイン入りのオリジナルプリントもプレゼントされる。ライカ D-LUXは、大口径ズームレンズ「ライカ DC バリオ・ズミルックス f1.7-2.8/10.9-34mm ASPH.」を搭載したコンパクトデジタルカメラ。焦点距離は24-75mm(35mm判換算)をカバーしている。ライカ岩田屋福岡店は10月27日にオープン予定のライカストア。九州で初めてのライカストアとなる。
2015年10月14日キヤノンは10月13日、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G5 X」を発表した。1型CMOSセンサーと電子ビューファインダー (EVF)、バリアングル液晶を搭載する。発売は10月22日で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップでは税別91,800円で販売する。PowerShot G5 Xは有効2,020万画素の1型CMOSセンサーと35mm判換算で24~100mm相当の光学4.2倍ズームレンズ(F1.8~F2.8)、画像処理エンジン「DIGIC 6」を搭載する高級コンパクト機。ここまでの仕様は、2014年発売の姉妹機「PowerShot G7 X」と共通だが、新たにEVFとバリアングル液晶を搭載したこと、USB充電に対応したことが特徴となっている。PowerShot G5 XのEVFは、236万ドット表示の有機ELパネルを採用。キヤノンの光学技術を組み合わせることで、EVFの隅々まで良好な解像感を提供する。体感120fpsの高速表示も可能となっている。さらに、EVF内の撮影情報表示を一眼レフのEOSシリーズに近いUIにして、EOSのサブ機として使うユーザーに扱いやすくしている。カメラの構えに合わせて、自動的に縦位置表示に切り替わるなど、他社製品にない工夫も加えている。操作面では前面に電子ダイヤルを追加。露出補正ダイヤルなどと合わせて、EVFに目をあてたまま、スムーズに撮影設定の変更を行える。撮影機能では、オートNDフィルターを搭載するほか、PowerShot Gシリーズでは初めてBULB撮影に対応。スマホアプリ「Canon Camera Connect」を介してのリモート撮影も可能となった。本体サイズはW112.43×H76.4×D44.2mm、重量は約377g (バッテリーとSDカード含む)。最高ISO感度は12800。最短撮影距離は約50cm。バリアングル液晶の可動範囲は左右に約175度、上下に約270度。モニターサイズは3型、表示解像度は約104万ドット。通信機能はNFCとWi-Fi機能を装備する。
2015年10月13日キヤノンは10月13日、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G9 X」を発表した。1型CMOSセンサーを搭載しながら、奥行き30.8mmのスリムボディを実現した。発売は10月22日で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップでは税別59,800円で販売する。PowerShot G9 Xは有効2,020万画素の1型CMOSセンサーと35mm判換算で28~84mm相当の光学3倍ズームレンズ(F2.0~F4.9)、画像処理エンジン「DIGIC 6」を搭載する高級コンパクト機だ。本体サイズはW98.0×H57.9×D30.8mm、重量は約209g (バッテリーとSDカード含む)。1/1.7型センサーを搭載した同社のPowerShot S120よりも軽い。カラーリングは、定番のブラックに加えて、ブラウン&ミドルシルバーを用意する。背面のボタンを少なくシンプル化しているが、レンズ周りのコントローラーリングとタッチパネルによって操作面の快適性を確保する。タッチパネルのUIは一眼レフカメラのEOSシリーズと同様。スマートフォンのようにスワイプ操作とタップ操作で直感的にメニューを選択・決定できる。撮影機能ではオートNDフィルターを搭載するほか、BULB撮影や、スマホアプリ「Canon Camera Connect」を介してのリモート撮影も行える。最高ISO感度は12800。最短撮影距離は約50cm。通信機能はNFCとWi-Fi機能を装備する。バッテリーのUSB充電が可能となっている。
2015年10月13日リコーイメージングは10月6日、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「GR」シリーズの誕生10周年記念イベント「GR 10th Anniversary "10th GReeting"」の開催概要を告知した。イベントは10月24日の12:30から18:00まで、東京都渋谷区の「ラフォーレミュージアム原宿」にて開催される。会場では、歴代のGRシリーズ、GRシリーズの外観デザインラフモデル、スペシャルカラーモデルなどを展示するほか、関連グッズを販売する。さらに、10周年記念 GR/GR II用リングキャップやTシャツ、バッジなどのオリジナルグッズも数量限定で販売。会場でしか手に入らない、10周年記念スペシャル終了画面ファームウェアの書き換えサービスも実施する。インベカヲリ★氏、塩澤一洋氏、鈴木光雄氏、ミシャ・アーウィット氏によるトークショー、写真家・赤城耕一氏による撮影ワークショップ「原宿スナップス」も開催。原宿スナップスについては、イベント告知ページにて8日から参加の申し込みを受け付ける。また、GR 10周年記念キャンペーン「GR PROJECTION」と銘打ち、GRシリーズで撮影した写真を募集する。投稿された一部の写真は会場ロビーに投影されるほか、投稿者には抽選でGRグッズをプレゼント。作品の応募方法は、TwitterもしくはFacebookでリコーイメージングをフォローし、「#10thGR」のハッシュタグをつけて写真を投稿する。SNSへの投稿は「公開」設定のもののみが対象だ。応募期間は10月6日から10月24日のイベント終了時まで。
2015年10月06日リコーイメージングは10月1日、高級コンパクトデジタルカメラ「GR」シリーズの誕生10周年を記念した「GR II Premium Kit」を発表した。1,200台の数量限定で10月23日に発売する。価格はオープンだが、同社直販サイトでは164,700円(税込)で予約を受け付けている。GR II Premium Kitは、最新モデル「GR II」本体、専用アルミトランクケース「O-AT146」、外部ファインダー「GV-1」、ワイドコンバージョンレンズ「GW-3」、フード&アダプター「GH-3」、リングキャップ3種、ジャケット「GC-6(オレンジ)」、ネックストラップ「GS-3(オレンジ)」、GR10周年記念ピンバッジをセットにしたもの。2015年7月に発売されたGR IIは、GRシリーズで初めてWi-Fiに対応したモデルだ。NFC機能も搭載するなど、スマートフォンとの連携を強化している。専用アルミトランクケースは、ブラックカラーのアルマイト処理で金属特有の剛性感や上質感を備え、指紋が付きにくい特殊コートを施している。取っ手部分は職人が手作業で革を巻き、錠前の開閉音や感触など細部までクオリティを追求している。リングキャップはアルマイト処理で染色したグリーン、ゴールド、ガンメタルの3種類が付属。カメラジャケットとネックストラップは、高級牛革素材を採用し、限定モデル専用カラーのオレンジに染色したものとなっている。初代「GR Digital」が発売されたのは2005年10月。当時掲載したレビュー記事はGR Digitalとフィルム時代の「GR1s」を比較した内容だった。
2015年10月01日リコーイメージングは9月25日、防水性能と耐落下衝撃性能を強化したコンパクトデジタルカメラ「RICOH WG-40」と「RICOH WG-40W」を発表した。発売は10月23日。価格はオープンで、推定市場価格はWG-40が3万円台半ば、WG-40Wが3万円台後半(いずれも税込)。○RICOH WG-402014年10月に発表された「RICOH WG-30」の後継モデル。カラーはブラックとイエローの2色を用意する。IP68相当の防塵・防滴性能を備え、水深14mで連続2時間の水中撮影が可能なほか、1.6mからの落下に耐えうる耐衝撃性能を持つ。マイナス10度でも動作する耐寒構造や、100kgf(重量キログラム)までの重さに耐える耐荷重構造を採用する。水中での撮影をサポートする機能として、「マーメード」と「マーメードムービー」モードを引き続き搭載。色再現やコントラストなどの画像処理を最適化し、水中で失われがちな赤系の色を美しく再現できるようにしたほか、コントラストの低下を効果的に補正し、クリアな画像を実現している。マーメードモードには、1度のシャッターでフラッシュ非発光と発光の2枚を連続して撮影しておけるフラッシュモード「発光禁止+強制発光」を新たに搭載した。画像仕上げには、深みがあり、明るく華やかな雰囲気にする「雅(MIYABI)」、コントラストが高く、メリハリのある仕上がりにする「リバーサル」を追加した。そのほか、シーンモードで「風景」を選択した際のホワイトバランスを最適化し、緑を色鮮やかに描写する。焦点距離は35mm判換算で約28~140mm相当をカバー。被写体に最短1cmまで寄れる近接撮影、画質を維持しつつ最大約36倍ズーム(35mm判換算で1,008mm相当)が可能な「インテリジェントズーム機能」をサポート。そのほか、撮影モードとして、一度に複数枚の画像を撮影、合成してブレの少ない画像を作る「手持ち夜景」モード、被写体を大きく写せる「デジタル顕微鏡」モードなどを搭載。レンズの周囲に配置されたLED補助光6灯によって、デジタル顕微鏡モードで被写体に寄っても均一に明るく被写体を照らす。各LEDの光量をアップして高速なシャッタースピードを実現し、手ブレや被写体ブレを抑える「瞬間輝度アップ」機能、顔がフレームに収まっているかどうかをLEDが光って知らせる「自分撮りアシスト」機能も持つ。手ブレ補正は、静止画でのブレを補正する「電子式手ぶれ補正」、最高ISO6400まで感度をあげて手ブレを防ぐ「高感度ぶれ軽減モード」、動画撮影時専用の手ブレ補正「Movie SR」を搭載。撮影状況に応じて使い分けられる。主な仕様は、撮像素子が有効約1,600万画素の1/2.3型CMOSイメージセンサー(裏面照射型)、レンズが焦点距離約5~25mm相当(35mm判換算で約28~140mm)の光学5倍ズーム、開放F値がF3.5(広角端)~F5.5(望遠端)、レンズ構成が9群11枚(うち、非球面レンズ5枚)、対応感度がISO125~ISO6400。背面のディスプレイは約23万ドット / 2.7型ワイドの液晶方式。記録メディアは内蔵メモリ(約68MB)のほか、SD / SDHC / SDXCメモリーカードが利用可能だ。動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)に対応。電源はリチウムイオンバッテリー「D-LI 92」を使用する。撮影可能枚数(CIPA準拠)は静止画で約300枚。本体サイズは約W122.5×D29.5×H61.5mm、重量は約192g(電池およびSDメモリーカード含む)。○RICOH WG-40WRICOH WG-40Wは、Wi-Fi(無線LAN)機能を内蔵したモデル。スマートフォンからリモート撮影や撮影画像の確認などを行える。そのほかの仕様や機能はRICOH WG-40とほぼ共通。カラーはホワイトとブルーの2色を用意。重量は約194g(電池およびSDメモリーカード含む)だ。
2015年09月25日●成長市場ビジネスに注力キヤノンのカメラといえば、デジタル一眼レフカメラの「EOS」シリーズや、コンパクトデジタルカメラ「IXY」シリーズ、「PowerShot」シリーズなどがすぐに思い浮かぶ。エントリーモデルからプロユースモデルまで幅広く展開したデジタルカメラ群は、美しい画像・映像を撮影できるツールとして多くの人々に愛されてきた。そのキヤノンが、最近力を入れているのがネットワークカメラだ。3月にはさまざまな需要に応えるネットワークカメラ9機種を、5月下旬から順次発売することを発表。従来から大幅にラインアップを拡充した。また5月には、ネットワークカメラの世界シェアトップであるアクシスを子会社化。これまでにもビデオ管理システムを持つマイルストーンを買収するなど法人向けのネットワークカメラビジネスについて体制を整えてきた。なぜ今、ネットワークカメラなのかということについて、キヤノンマーケティングジャパン オフィスデバイス企画本部 NVS企画部の部長である市川修氏は「これまで製品は持っていても注力してこなかった分野ですが、年率115~120%と伸びている成長分野に改めて注力しようと考えました」と語る。市川氏の所属する「NVS企画部」は2014年4月に創られた部署で、「NVS」とはネットワークビジュアルソリューションを示す言葉だという。ネットワークカメラ事業の強化は、新たな部署まで創設しての取り組みなのだ。○防犯・監視以外のマーケティングや見守り需要への対応「ネットワークカメラは2020年に向けた切替え需要と、旧機種からのリプレース時にデジタル化するという需要で伸びているところ。アナログカメラも一定数残りますが、ネットワークカメラにすることでできることが増えるのも、ユーザーにとっての大きな魅力です」と市川氏が語るように、従来は防犯・監視分野での採用が圧倒的多数だったが、マーケティングへの活用などさまざまなネットワークカメラ活用が伸びてきているのが現状だ。そうした中、市川氏は「防犯カメラ・監視カメラ」という言葉を使わない。見張る、見張られるイメージの言葉にはネガティブな印象がつきまとうが、今後ネットワークカメラが伸びて行くにあたってはイメージの刷新も必要だという考えだ。「たとえば高齢化社会に対応するみまもり需要、2020年に向けたインバウンドに対応する需要、マーケティングへの活用など防犯・監視以外のネットワークカメラ活用の道は数多くあります。新しいものとして認識される社会にしたいですね。カメラは目と同じです。目の代りになってくれるものであって、目をどう使うかは使い方なのです」と市川氏。そうしたイメージの刷新とともに、日本国内のネットワークカメラ活用の底上げに関しては「国内でビジネスを展開する他社とも協力して行きたい」とも語った。●市場ニーズに一眼レフの技術で対応「2020年までにアクシスとキヤノンの合計で、現在国内市場のトップであるパナソニックを追い抜くのが目標です。そのためには既存の販売チャネルを活用しつつ、新たなソリューションを生み出して新規の顧客開拓も行なう必要があります」と市川氏は語る。それを達成するためのキヤノンの武器は、長年培ってきたカメラレンズのテクノロジーだ。防犯・監視分野でも、近年は単純に店頭を出入りする人やATM周りの人影を撮影しておき、風体を判断するという以上の使い方がされている。たとえばレジを操作する手元を撮影しておくことで釣り銭の渡し間違いなどに対応するなど、より鮮明な映像が求められているのだ。そして、マーケティングへの活用などを考えた場合、性別や年齢、手に取った商品などもはっきりと分かる画質が求められる。高解像度へのニーズが高いわけだが、これにもキヤノンは他社と違ったアプローチができるという。「一眼レフカメラを作り、レンズ等に長年のノウハウを持つキヤノンにしかできないことがいろいろあります。たとえば高解像度は必要条件ですが、単純に解像度が高ければよいというものではなく、ネットワークカメラは映像を送信するためできるだけ低容量でありながら高解像度で撮影できなければなりません」と市川氏。いかに美しく撮り、コンパクトに送信するかという部分に、キヤノンのカメラレンズ技術などが活きてくるという。○高性能カメラとソリューション力を武器に展開すでにビジネスを展開する中で、キヤノンの技術はユーザーからも認められるものになっている。「綺麗さには定評があります。ただ、他社と比較して価格が高めだと言われることが多くあります。低コストで導入したいという需要にも応える必要がありますが、同時にキヤノンにしかできないソリューションを提供することで対応したいですね」と市川氏は語る。1000台を超えるような大規模導入になると、カメラの本体価格が全体に占める割合は小さくなってくる。カメラ価格そのもので対応するのではなく、周辺ソリューションやカメラの機能によって、結果的にトータルで得になる形になればよいわけだ。「いい製品ならば振り向いてもらえるとは思っていません。いいソリューションといい製品を組み合わせてこそです」と市川氏はカメラへのテクノロジー投入とともに、ソリューション展開に注力して行く意向を語った。
2015年09月17日リコーイメージングは9月10日、コンパクトデジタルカメラ「GR II」専用Webアプリ「GR Remote」の最新版となるバージョン1.1.0と、カメラ内画像のブラウジング向けWebアプリ「GR Remote Custom」を公開した。「GR Remote」は、GR IIとWi-Fi接続したスマートフォンやタブレットから、撮影や画像閲覧、各種設定などを行えるWebアプリ。対応ブラウザはSafari、Chrome。このたび公開した最新版では、Chromeのダイレクトダウンロードに対応していないAndroid端末でも画像を保存できる機能を追加した。なお、同機能は試験配信のため、すべてのAndroid端末での動作を保証するものではないとしている。また、GR IIのファームウェアのバージョンが1.10以降であれば、最新版GR RemoteでWi-Fiチャンネルの設定もできる。「GR Remote Custom」は、カメラ内画像のブラウジングをしやすいよう、「GR Remote」の機能をカスタマイズしたWebアプリ。スマートフォンなどの端末に画像を保存した後、ブラウザのタブを画像保存ページからGR Remoteに切り替えられるため、連続して画像を選択、保存できるという。GR IIは、GRシリーズで初めてワイヤレス通信機能を内蔵した単焦点コンパクトデジタルカメラ。オートホワイトバランスのアルゴリズムや高感度撮影時の画像処理を改善しており、外部フラッシュと連携するワイヤレス発光機能などを備える。
2015年09月10日ケンコー・トキナーは、IPX8相当の防水性能を持ったコンパクトデジタルカメラ「防水デュアルモニターデジタルカメラ DSC1480DW」を8月20日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は税別10,000円前後だ。DSC1480DWは水深3mまでの防水性能、高さ1.5mからの落下に耐えうる耐衝撃性能を持ったコンパクトデジタルカメラ。背面だけでなく、前面にも液晶モニターを備えており、自分撮りなどにも役立つ。主な仕様は、撮像素子が有効約1,400万画素の1/2.33型CMOSセンサー、対応感度がISO100 / 200 / 400 / 800 / 自動、シャッター速度が1/4~1/8,000秒、レンズの焦点距離が35mm判換算で42mm相当、開放F値がF2.8。撮影距離は標準で約0.7m~、マクロで約13cm~約18cm。背面の液晶モニターは2.7型、前面の液晶モニターは1.8型。動画は最大VGA(640×480ドット) / 30fpsでの撮影が可能だ。電源は単4形アルカリ乾電池×2本。利用可能な記録メディアはmicroSD/SDHCカード(最大32GBまで)。サイズはW99×D28×H63mm、重量は150g(電池、メモリーカードを含む)。
2015年08月17日サンコーは8月11日、コンパクトデジタルカメラを固定できるアームバンド「カメラウェアラブルバンド」を販売開始した。直販サイト「サンコーレアモノショップ」での価格は1,330円(税込)。カメラウェアラブルバンドは、1/4-20UNC対応のネジ穴を持つコンパクトデジタルカメラを固定できるアームバンド。カメラの底面に備えられたネジ穴を利用するため、専用のマウントなどは必要ない。アームバンドは面ファスナー(マジックテープの類)で固定する仕様で、腕や手首などに取り付けられる。カメラを固定する雲台は360度回転するほか、前後に180度倒れる。本体サイズはW60×D30×H60mm、重量は43g。推奨カメラ重量は約210g以下。バンドの長さは約256mmだ。
2015年08月12日ライカカメラジャパンは8月10日、国内のミュージシャン10組とコラボレーションしたコンパクトデジタルカメラ「ライカD-LUX "RSJ Edition"」を発表した。雑誌「ローリングストーン」が、2015年7月10日発売号で創刊から100号を迎えたことを記念した国内限定の特別モデルだ。各20台、合計200台限定で販売する。価格は税込226,800円。ライカD-LUX "RSJ Edition"は、コンパクトデジタルカメラ「ライカD-LUX」をベースとし、日本国内のミュージシャン10組とコラボレーションした特別限定モデル。10組のミュージシャンのロゴなど刻印が入ったモデルを、2015年9月から2016年1月まで段階的に発売していく。第1弾として、小室哲哉氏、INORAN氏、SCANDALとのコラボモデルを9月16日から、ライカストアとイセタンメンズレジデンスにて販売開始する。第2弾以降の詳細は随時発表される予定だ。ライカD-LUX "RSJ Edition"の外装には、メタリックなワインレッドをベースに赤のモチーフをプリントしたレザーを採用した。カメラのトップカバーにはミュージシャンのロゴなどを刻印。また、各アーティストがライカD-LUX "RSJ Edition"を用いて撮影した、直筆サイン入りのオリジナルプリントもプレゼントされる。ライカ D-LUXは、大口径ズームレンズ「ライカ DC バリオ・ズミルックス f1.7-2.8/10.9-34mm ASPH.」を搭載したコンパクトデジタルカメラ。焦点距離は24-75mm(35mm判換算)をカバーしている。
2015年08月10日ライカカメラジャパンは8月7日、国内限定モデルのコンパクトデジタルカメラ「ライカXマルーン」を発表した。「ライカ阪急うめだ店」がオープンすることを記念した特別モデルで、限定50台で発売する。価格は税込324,000円。ライカXマルーンは、大阪府大阪市にある阪急うめだ本店の10階に「ライカ阪急うめだ店」がオープンすることを記念した特別限定モデル。ライカXのシルバーボディをベースとし、フラッシュカバーにはライカのクラシックロゴを施した。また、外装には阪急電車の車体塗色に使用されるマルーンカラーのレザーを使用。ボディと同色のストラップがセットになっている。ライカXは、APS-CサイズのCMOSセンサーを採用したコンパクトデジタルカメラ。大口径の「ライカ ズミルックス f1.7/23mm ASPH.」を搭載し、美しいボケを得られるとしている。8月26日から阪急うめだ本店9階で開催する「ライカの世界 ~ハービー・山口写真展とライカ100年の歩み~」にて、ライカXマルーンを先行発売する。また10月1日からライカストア、ライカブティックにて販売する予定だ。
2015年08月10日キヤノンは7月23日、コンパクトデジタルカメラ「IXY」シリーズの新モデル「IXY 160」を発表した。発売は7月31日で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップにおける直販価格は税別11,800円。IXY 160は、広角28mmから望遠224mm相当(35mm判換算)の光学8倍ズームレンズと有効約2,000万画素の1/2.3型CCDセンサーを搭載した薄型軽量カメラ。2015年2月に発売されたIXY 150の後継機種となり、今回新たにレンズシフト式の手ブレ補正機構を内蔵した。「こだわりオート」機能では、32種類の撮影設定から最適なものをカメラが自動的に選び、ユーザーをサポートする。また、6種類の手ブレ補正モードから最適な設定でオート撮影ができる「マルチシーンIS」も用意している。その他の主な仕様は、レンズの開放F値がF3.2-F6.9、映像エンジンがDIGIC 4+、対応感度がISO100~ISO1600。サイズはW95.2×D22.1×H54.3mm、重量はバッテリーとメモリーカードを含む状態で約128g。カラーはシルバーとレッドの2色展開。
2015年07月23日ソニーは6月26日、1型の積層型CMOSセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「RX100 IV」(DSC-RX100M4)を発表した。7月31日の発売を予定している。価格はオープンで、推定市場価格は税別120,000円前後。サイバーショットシリーズの高級コンパクト機「RX100 IV」は、同時発表の「RX10 II」とともに世界で初めて、メモリーを一体化した1型積層型CMOSセンサー「Exmor RS」を搭載(有効2,010万画素)。データの読み出し速度を従来の5倍に高速化した。さらに、HFR(ハイフレームレート)と名付けられた最大40倍・960fpsのスーパースローモーション動画撮影機能、歪みを抑えた1/32,000秒のアンチディストーションシャッター、全画素読み出しの4K動画撮影機能(QFHD 3,840×2,160/25p、最長5分まで)などを実現している。フルHD動画を撮影しながら、約1,700万画素の静止画を同時に撮影することも可能。オートデュアル記録機能により、フルHD撮影をしながら、カメラまかせで自動的に静止画撮影を行うこともできる。レンズはF1.8~F2.8、24-70mm(35mm判換算)の「ZEISS Vario-Sonnar T*」。ポップアップ式のEVFは約235万画素の有機EL方式。ISO感度は標準でISO125~12800、拡張で80~25600の対応となっている。バッテリーは、ファインダー使用時で約230枚、液晶モニター使用時で約280枚の静止画撮影が可能(CIPA基準)。動画はファインダー使用時、液晶モニター使用時とも約45分撮影できる(同)。ただし、4K動画については前述のように最長5分までの制限がある。本体サイズはW101.6×H58.1×D41.0mm、重量は298g(バッテリーとメモリースティック PRO Duo含む)。なお、RX100 IVは6月11日に海外で先行発表されていた。
2015年06月26日キヤノンは6月18日、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G3 X」を発表した。発売は6月25日で、価格はオープン。推定市場価格は税別106,800円前後。「PowerShot G3 X」は、35mm判換算で24~600mm相当の光学25倍ズームレンズ(F2.8~F5.6)、そして有効2,020万画素の1型CMOSセンサーを搭載する高級コンパクト機。高倍率ズーム機能と大型センサーによる高画質の両立を目指して開発された。光学25倍ズームレンズは、UDレンズ3枚と非球面レンズ4枚を含む6群構成。一眼レフ用のEFレンズで培ったノウハウを投入し、ズーム全域に渡って収差を補正する。シャッター速度3.5段分の効果を持つ手ブレ補正機能も内蔵。さらに、EOS 70Dクラスの防塵・防滴構造を採用しながら、本体サイズはW123.3×H76.5×D105.3mm、重量は約733gと、このクラスの製品としては小型軽量なボディを実現している。背面の液晶モニターは、3.2型の大きさで162万画素の高解像度。タッチ操作、上向き180度、下向き45度のチルト動作も可能となっている。設定メニューをEOSシリーズと同様のインタフェースとしており、一眼レフカメラのサブ機として違和感なく使いこなせるよう配慮した。PowerShotシリーズでは初となる、BULB撮影モードも搭載する。通信機能はWi-FiとNFCをサポート。最大60pのフルHD動画撮影が可能だ。天面のホットシューには、外付けの電子ビューファインダー(EVF)やスピードライトを装着可能。5,000台限定でEVFをセットにした「PowerShot G3 X EVF KIT」も同時に発売する(推定市場価格 税別109,800円)。
2015年06月18日リコーイメージングは6月18日、単焦点コンパクトデジタルカメラ「GR II」を発表した。新たにWi-Fi機能とNFC機能を搭載している。発売は7月17日で、価格はオープン。推定市場価格は税込100,000円前後。「GR II」はGRシリーズで初めてワイヤレス通信機能を内蔵した製品だ。APS-CサイズのCMOSセンサーや画像処理エンジン「GR ENGINE V」、28mm相当 F2.8の単焦点レンズは前モデルと同じものを引き続き搭載するが、オートホワイトバランスのアルゴリズムや高感度撮影時の画像処理を改善している。また、「明瞭コントロール」「光沢コントロール」など6種類のエフェクトモードを新たに追加。外部フラッシュと連携するワイヤレス発光機能も備える。さらに、Wi-Fi機能を活用するためのスマートフォン・タブレット向けアプリ「GR Remote」を通じて、リモート撮影が可能。GR Remoteの操作・設定インタフェースは、GR II本体と同様のデザインとなっており、直感的に使用できる。2,000台限定で発売する「GR II 初回生産限定セット」は、ホースレザー製のラッピングケースとハンドストラップ、グリーンのリングキャップが付属する。こちらの推定市場価格は税込110,000円前後。主な仕様は、撮像素子が有効約1,620万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーで、レンズの焦点距離が28mm相当(35mmフィルム換算時)、開放F値がF2.8、対応感度がISO100~ISO25600。サイズは約W117×D34.7×H62.8mm、先代GRから高さがわずかに1.8mm増した。重量は約251g(バッテリー、SDカード含む)。
2015年06月18日ライカカメラジャパンは、フルサイズセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「ライカQ」を6月20日に発売する。価格は税込586,440円。ライカQは6月10日に発表されたコンパクトデジタルカメラ。有効2,420万画素の35mmフルサイズセンサーと「ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.」の明るいレンズを搭載する。発表当初、発売は6月末、価格は未定とされていたが、このたび正式に決定した。
2015年06月17日米Sony Electronicsは6月10日、1型の積層型CMOSセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「RX100 IV」(DSC-RX100M4)を発表した。価格は約1,000ドルで、7月の発売を予定。6月17日より先行予約を受け付ける。日本国内での発売については明らかにされていない。サイバーショットシリーズの新製品「RX100 IV」は、同時発表の「RX10 II」とともに、世界で初めて、DRAMチップを一体化した1型の積層型CMOSセンサーを搭載。その新型の「Exmor RS」センサー(有効2,010万画素)により、データの読み出し速度を従来の5倍に高速化。40倍・960fpsのスーパースローモーション動画撮影、1/32,000秒の歪み防止(Anti-Distortion)高速シャッター、4K動画撮影機能(QFHD 3,840×2,160/25p)などを実現している。レンズはF1.8~F2.8、24-70mm(35mm判換算)の「ZEISS Vario-Sonnar T*」。ポップアップ式のEVFは約236万画素の有機EL方式。ファストインテリジェントAFを進化させ、最短0.09秒のAF性能を実現している。ISO感度は標準でISO125~12800、拡張で80~25600の対応となっている。本体サイズはW101.6×H58.1×D41.0mm、重量は298g(バッテリーとメモリースティック PRO Duo含む)。
2015年06月12日シグマは、Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー(ジェネレーションネーム:Quattro)を搭載した高画質コンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp0 Quattro」を7月10日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は税込110,000円前後だ。SIGMA dp0 Quattroは2月の発表当初、発売日が未定とされていたが、このたび正式に発売日が決定した。Quattroセンサーに最適化された専用設計の14mm(35mm判換算約21mm) F4レンズを搭載する超広角モデル。蛍石と同等のFLDガラス×4枚とSLDガラス×2枚、非球面レンズ×2枚を採用し、倍率色収差やディストーションを補正する。また、シグマはSIGMA dp0 Quattroと、dp Quattroシリーズ専用のビューファインダー「LCDビューファインダー LVF-01」のキットを発売することも発表した。発売は7月で、価格は未定だ。
2015年06月12日独ライカカメラは6月10日、コンパクトデジタルカメラの新シリーズとして、フルサイズセンサーを搭載する「ライカQ」を発表した。発売は6月末で、価格は未定だ。ライカQは、有効2,420万画素の35mmフルサイズセンサーと「ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.」の明るいレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラ。ISO感度は最高50000まで設定可能で、高感度撮影時においてもノイズを抑えながら、ディテールまで豊かに描写するという。瞬時にピントを合わせるオートフォーカスを実現。十字キーのほか、タッチパネル式の液晶モニターでピントを合わせたい位置をタッチしてAFフレームを移動できる。ライブビュー撮影時は、ピントが合っている被写体の輪郭を強調する「フォーカスピーキング」と、画面の一部を最大6倍まで拡大して細部のピント合わせを厳密に行える「自動拡大」を利用可能だ。画像処理エンジンには、「LEICA MAESTRO II」をライカQに最適化したものを採用。LEICA MAESTRO IIは、中判一眼レフカメラ「ライカS」(Typ007)に搭載される予定のものだ。ライカQでは、最大記録画素で秒間10コマの連写性能を実現。高精細かつレスポンスが早い368万ドットのEVF(電子ビューファインダー)によって、瞬時に構図を決められるとしている。28mmの焦点距離のほか、ボタン操作で35mmまたは50mmの焦点距離の撮影範囲を示すブライトフレームを液晶モニター上に表示可能だ。35mmと50mmで撮影した画像はJPEG形式でのみ記録され、DNG形式では28mmでの撮影画像が記録される。直感的な操作性も特徴。被写体に17cmまで近づいて撮影できるマクロモードに手動で切り替えられるほか、マニュアルフォーカスとオートフォーカスはレンズ鏡筒部分でスムーズに行える。ボディには耐久性の高いマグネシウム合金、トップカバーには無垢のアルミニウムから削り出したものを採用。操作部の文字やシャッターダイヤルの文字はレーザーで刻印されている。背面にはサムレストを装備し、レザー外装には極小のダイヤモンドパターンを施すことでホールド性を高めた。主な仕様は、撮像素子が有効2,420万画素のフルサイズCMOSセンサーで、対応感度がISO100~ISO50000、シャッター速度がメカニカルシャッターで30~1/2,000秒、電子シャッターで1/2,500~1/16,000秒。レンズは、非球面レンズ3枚を含む9群11枚の「ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.」で、開放絞りがF1.7、最小絞りがF16。背面のモニターは約104万ドット・3型の液晶方式(タッチパネル)、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード、動画撮影時の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60p。Wi-Fi(無線LAN)接続機能を持ち、NFC(近距離無線通信)にも対応する。バッテリーは容量1,200mAhの充電式リチウムイオンバッテリー。本体サイズはW130×D93×H80mm、重量は本体のみで約590g、バッテリーを含む状態で約640g。製品には画像処理ソフト「Adobe Photoshop Lightroom」が付属する(ユーザー登録後にダウンロードして入手)。
2015年06月10日ソニーは5月19日、光学30倍ズームレンズとEVF(電子ビュー)ファインダーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「サイバーショット DSC-HX90V」を発表した。発売は6月5日を予定。価格はオープンで、市場想定価格は税別55,000円前後。DSC-HX90Vは24mm~720mm(35mm判換算)の画角をカバーするZEISSバリオ・ソナーT*レンズ、そしてポップアップ式の有機ELファインダーを搭載。EVFを内蔵した光学30倍ズーム対応デジタルカメラとして、世界最小を実現した(2015年4月同社調べ)。サイズはW108.1×H63.6×D38.3mm。重量は約272gとなっている。EVFを利用することで、晴れた日の運動会など明るい屋外で、構図やピントを確認しやすくなる。同時発表の「DSC-WX500」と同様に、1,820万画素のExmorRセンサーと画像処理エンジンのBIONZ Xによって、ISO12800の高感度撮影に対応。背面の3型液晶モニターは180度のチルトが可能だ。レンズの付け根部分にコントロールリングを装備したことも特徴で、マニュアルフォーカス時のピント調整やステップズーム機能などを割り当てられる。ボディにはグリップが付いており、安定したホールドに貢献する。動画撮影においては、5軸手ブレ補正機能とソニー独自のフレーム解析技術によって、動く被写体も滑らかに撮影できるとしている。動画の記録フォーマットは従来のAVCHDに加え、XAVCSもサポート。フルHD解像度で60p/50Mbpsのハイビットレート・高速フレーム撮影が可能だ。通信機能としてWi-FiとNFCを、またGPSも装備する。バッテリーは約380枚の静止画撮影を可能とするスタミナを持つ。
2015年05月19日ソニーは5月19日、光学30倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラとして世界最小(※)を実現した「サイバーショット DSC-WX500」を発表した。発売は6月5日を予定。価格はオープンで、市場想定価格は税別43,000円前後。※2015年4月同社調べWX500は光学30倍・24mm~720mm(35mm判換算)の画角をカバーする、ZEISSバリオ・ソナーT*レンズを搭載。世界最小をうたう、そのサイズはW101.6×H58.1×D35.5mm。重量は約236gとなっている。1,820万画素のExmorRセンサーと画像処理エンジンのBIONZ Xによって、ISO12800の高感度撮影に対応。また、背面の3型液晶モニターは180度のチルト可動式で、自分撮りやローアングル撮影に活用できる。バッテリーは約400枚の静止画撮影もしくは約75分の動画撮影を可能とするスタミナを持つ。動画撮影においては、5軸手ブレ補正機能とソニー独自のフレーム解析技術によって、動く被写体も滑らかに撮影できるとしている。動画の記録フォーマットは従来のAVCHDに加え、XAVCSもサポート。フルHD解像度で60p/50Mbpsのハイビットレート・高速フレーム撮影が可能だ。通信機能としてWi-FiとNFCを装備する。ソニーは同日、WX500のほか、EVFを内蔵した光学30倍ズーム機「サイバーショット DSC-HX90V」も発表した。
2015年05月19日●自動送信機能「オートトランスファー」ってどんな機能?カシオ計算機から、光学18倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラの新製品「EXILIM EX-ZR1600」が登場した。自分撮りに適したチルト液晶や前面のフロントシャッターなどに加え、Bluetooth Smartと連携した画像の自動送信機能「オートトランスファー」を搭載している点が特徴だ。今回、この自動送信機能を中心にEX-ZR1600の使い勝手をチェックしてみた。まずはEX-ZR1600の仕様を簡単に紹介しておきたい。有効画素数1610万画素の1/2.3型の高速CMOS(裏面照射型)を搭載し、レンズ構成は非球面レンズを含む10群11枚。焦点距離は約24~450mm(35mm判換算)、F値は2.8~5.9。最大1,920×1,080ドット(フルHD)/30fps動画撮影にも対応する。コンパクトデジタルカメラとしは、申し分ないスペック。詳細はマイナビニュースの別稿で確認いただきたい。○オートトランスファーってどんな機能?それではさっそく、EX-ZR1600の最大の特徴である「オートトランスファー」ついて解説していく。オートトランスファーは、EX-ZR1600で撮影した写真を自動で専用アプリをインストールしたスマートフォンに送信できる機能。スマートフォンの操作をしなくても自動的に撮影後に画像が転送される仕様となっており、普通にカメラを操作しているだけで、いつのまにか写真がスマホに転送されている―― という体験をユーザーに提供する。同機能は、Bluetooth Smartの採用により実現した。Bluetooth Smartは、消費電力を抑え、長時間のバッテリ駆動を可能とする通信機能で、元々カシオらの時計メーカーが主導して「Bluetooth Low Energy(BLE)」として規格化されたもの。腕時計で利用することを前提に開発されたため、とにかく消費電力が少ない。よって、「常時機能をオンにしてスマートフォンと接続していてもバッテリをほとんど消費しない」というのがメリットのひとつだ。EX-ZR1600のオートトランスファーでは、 EX-ZR1600とスマートフォンをBluetooth Smartで常時接続。撮影が行われると、カメラの無線LANアクセスポイント機能が起動し、スマートフォンと接続し、無線LANを使って画像をスマートフォンに送信するという仕様となっている。一般的な無線LANを利用した転送機能を備えるデジカメと異なり、撮影後すぐに画像を転送したり、スマートフォンからEX-ZR1600の電源をオンにしてカメラ内の画像を確認することが可能だ。さらに、一般的な無線LAN内蔵デジカメは、カメラの無線LANを起動してスマホと接続、その後に転送するといった操作が必要だが、そういった面倒な操作は必要ないところもポイントだ。特筆すべきは自動転送がオフの状態で、スマートフォンからEX-ZR1600の電源を入れてカメラ内の画像をチェックして転送することができるという点。カメラ本体に触れずにリモート操作でスマートフォンに写真を転送できるのだ。このほか、リモート撮影も可能で、スマートフォンからカメラを起動し、写真を撮影することもできる。オートトランスファー関連の設定は、カメラ背面に設置された無線ボタンから簡単に行える。このボタンを押すと液晶ディスプレイに設定画面が表示されるかたちだ。●ストレスフリーで転送可能! 実際の使い勝手をチェックしてみた (1)オートトランスファーを利用する際は、まずBluetoothのペアリングを行う。スマートフォンにインストールした専用アプリ「EXILIM CONNECT」から「カメラとペアリングする」をタッチ。ペアリングボタンを押してしばし待つと、アプリ画面に型番が表示されるので、こちらをタッチすればいい。ペアリングが成功すると、スマートフォンに無線LANの接続設定が送信され、無線LANの設定も完了する。ただし、この一連の接続設定はAndroid端末のみ。iOSの場合は無線LANのプロファイルが送信されるので、これをインストールする作業が必要だ。通常の無線LAN内蔵デジカメだと、無線LANのパスワードを入力するなどの操作が必要だが、EX-ZR1600ではこういった手間は発生しない。スマートフォンとの接続作業が完了したら、前述の「普通にカメラを操作しているだけで、いつのまにか写真がスマホ転送されている」という体験ができる。さて、便利なオートトランスファー機能だが、気になるのは、やはりバッテリ消費だ。だがご安心あれ。試用期間中、スマートフォンとカメラをBluetooth Smartで常時接続していたが、バッテリ消費が極端に減ったという印象はない。ただし、無線LAN(Wi-Fi)で画像を送受信するため、頻繁に写真を転送するとバッテリ消費は大きくなる。1日に200枚程度の撮影と転送を繰り返していると、スマートフォンとカメラ、双方のバッテリがかなり影響を受ける。そこで筆者は、転送時間やバッテリ消費を考え、スマートフォンに転送する画像は縮小画像にした。EX-ZR1600の設定では3Mサイズに縮小した画像を転送することもでき、これなら転送も速い。SNSに投稿するのなら、このサイズでも十分だ。日々の気になった風景や食事を撮影してスマートフォンからSNSにアップロードする、という使い方の場合は自動転送にして、旅行時などのたくさん写真を撮るときは自動転送をオフにして使うというのもよいだろう。いずれにしても、オートトランスファーの設定は簡単。Bluetooth Smartにより、スマートフォンとの連携がより楽になったことで、無線LANでのデジカメ転送がより現実的な機能になったと感じた。●ストレスフリーで転送可能! 実際の使い勝手をチェックしてみた (2)前述の通り、カメラ自体のスペックも十分だ。35mm判換算25~450mmの18倍ズームレンズを採用し、レンズのF値はF3.5~F5.9。コンパクトかつ高倍率ズームを備えているので、使い勝手はいい。無線LANでの画像転送を行いながら写真を撮影する――といったマルチタスクを実現する高速なEXILIMエンジンHS Ver.3を搭載。2つのCPUと2つの画像処理プロセッサによって、写真撮影に影響を与えず画像転送を行うことができる。このほか、上方向に180度回転する3.0型チルト液晶とカメラ前面にシャッターボタンを搭載。自分を確認しながら撮影できるいわゆる「自分撮り」にも対応する。カメラの前に手をかざすとタイマーが作動する「モーションシャッターや」肌のテカリを抑え、顔を明るく記録する「メイクアップモード」といった自分撮りと相性がよい撮影補助機能も備える。EX-ZR1600は、デジタルカメラを単に写真を撮影するだけの道具としてではなく、スマートフォンを経由したコミュニケーションツールとして利用することができる。本稿で紹介した通り、「意識せずに、ふたつの機器を接続して写真撮影を楽しめる」というのが最大の特徴だ。TwitterやFacebookなどのソーシャルサービスにきれいな写真を投稿して、自身を表現したいという人は、購入を検討してみてはいかがだろうか?(執筆:三谷真)
2015年05月14日オリンパスは4月21日、アウトドア撮影向きのコンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough」を発表した。F2.0の明るいレンズを搭載。マクロ撮影機能を強化した。発売は5月22日で、価格はオープン。推定市場価格は税別47,000円前後。「TG-4 Tough」は2014年6月に発売された「TG-3 Tough」の後継機。絞り開放値F2.0(広角端)の明るいレンズ、水深15mまでの防水性能(IPX8相当)、IP6X相当の防塵性能、2.1mの高さからの落下に耐える耐落下衝撃性能、マイナス10度までの耐低温性能、100kgfの耐荷重性能をTG-3 Toughから継承している。TG-4 Toughでは新たに、撮影画像のRAWデータ記録や十字キーの操作でフォーカス位置を動かせる「AFターゲット選択」といった上級者向けの機能を搭載。ライブコンポジット、水中HDR機能なども追加した。マクロ撮影機能においては、TG-3 Toughから搭載した「バリアブルマクロシステム」を強化。レンズ先端から10mmの距離まで被写体に近づける「顕微鏡モード」では、撮影可能範囲を10~300mmに広げた(従来は10~100mm)。高倍率撮影時でも合焦エリアを広げられる「深度合成モード」、ピント位置をずらしながら撮影する「フォーカスブラケットモード」も使用できる。レンズは焦点距離25~100mm (35mm判換算)の光学4倍ズーム。撮像素子は有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)。画像処理エンジンは「OM-D E-M1」と同じ「TruePic VII」を搭載している。その他の主な仕様は、レンズの開放F値がF2.0~F4.9、手振れ補正機能はCMOS式、背面の液晶モニターは3型・約46万ドット、記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約55MB)、サイズはW111.5×D31.2×H65.9mm、重量は247g(電池、メモリーカードを含む)。Wi-FiやGPSも備えている。
2015年04月21日オリンパスは4月21日、アウトドア撮影向きのコンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough」を発表した。防水、防塵、耐衝撃、耐低音、耐荷重のタフ性能を特徴としている。発売は5月22日で、価格はオープン。推定市場価格は税別35,000円前後。STYLUS TG-860 Toughは水深15mの防水や防塵設計をはじめ、耐落下衝撃 2.1m、耐低温 -10度、耐荷重 100kgfのタフ性能を有する。180度チルト液晶のほか、今回新たにボディ前面にフェイスボタンを新搭載。フリーアングル撮影や自分撮りに活用できる。レンズは焦点距離21~105mm (35mm判換算)の光学5倍ズーム。新たに搭載した「スポーツカムモード」では動画撮影時に、画角が90度の超広角となるほか、最高240fpsのハイスピードムービーやタイムラプスムービー、スポーツバーストによる高速連写といった機能を利用できる。また、Wi-FiとGPSも搭載した。主な仕様は、撮像素子が1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー、レンズの開放F値がF3.5~F5.7、手振れ補正機能はレンズシフト式となっている。背面の液晶モニターは3型・約46万ドット。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約37MB)。サイズはW112.9×D27.6×H64.1mm、重量は224g(電池、メモリーカードを含む)。スポーツホルダー「CSCH-123」(希望小売価格:税別4,700円)、防水プロテクター「PT-057」(同29,000円)、シリコンジャケット「CSCH-124」(3,200円)といった純正アクセサリーも同時に発売する。
2015年04月21日