深田恭子、松山ケンイチ主演のドラマ『隣の家族は青く見える』。さまざまな価値観を持つ4組のカップルを描く群像劇だ。第3話のサブタイトルは「夫婦の絆!!妻の涙と夫のあふれる想い!!」。物語のメインになったのは、亮司(平山浩行)とちひろ(高橋メアリージュン)の「子どもを作らないカップル」だった。■「父親としての責任」と「婚約者としての責任」亮司はちひろに隠れて、別れた妻の息子、亮太(和田庵)に会いに行っていた。亮太の母親が急死してしまったからだ。亮太の祖母は年老いて、子どもを育てることができない。亮司は亮太を引き取って育てることを決意する。そんな中、亮司が亮太と一緒にいるところを、ちひろが目撃してしまった。ちひろに自分から切り出し、真実を包み隠さず話そうとする亮司。だが、「子どもはいらない」と宣言しているちひろは話している途中、亮司から離れて背を向けてしまう。物理的な距離が、心の距離だ。「おれとしては、亮太を引き取って、この家で暮らしたいと思ってる。だから、もしちひろが嫌なら……」「嫌なら何?引き取るのやめる?それとも、私と別れる?」「亮太を引き取らないっていう選択肢はない。父親としての責任があるから」「婚約者としての責任は?」亮司の言っていることは当たり前のことだ。父親として、生まれた子どもを放っておくわけにはいかない。それは父親として、人間としての義務である。ちひろは「ふたりでしたいことして、死ぬまで一緒に生きていこうって言ったよね!」と迫るが、子どもが苦しんでいるのを放っておいて「したいことをして」生きていけるとしたら、それは鈍感すぎる。結局、亮司はちひろとの別れを決意する。結婚式を解約すると明るく言うちひろにも声をかけない。かける言葉がないのだろう。■亮司とちひろは何が違ったのか?亮司はちひろの価値観を大事にしていた。彼はちひろの考えを無理に自分に都合のいいようにねじ曲げようとしていない。ちひろを「説得」して、妻と息子、両方を手に入れようとする男もいるかもしれないが、亮司はそうはしなかった。実は、ここに悲劇のもとと言ってもいい考え方の差がある。どうやら、ちひろは亮司を「同じ価値観の持ち主」だと考えていた節がある。しかし、亮司は「お互いの価値観を大事にする人」だった。だから、ちひろの価値観を尊重し、事情が変われば、ちひろとの別れを選ぶ。「愛されてなかったことだよね」と話すちひろに、隣人の奈々(深田恭子)は「愛してるからじゃないかな?」と語りかける。「だって、ちひろさんが子どもを持ちたくないってこと、川村さんは誰よりも理解しているんでしょう。ちひろさんのことを思うからこそ、別れを選んだんじゃないかな。好きな人に無理させることほど、辛いことってないと思うから」夫(となるはずだった人)の愛を知ったのに、別れざるを得ないのは辛いことだ。このドラマには「誰でも子どもを持つのが当たり前」「女は子どもを産んで育てるのが当たり前」「子どもは引き取って育てるのが当たり前」などという、これまで社会を覆ってきた無神経な「当たり前」がない。だけど、だからといってすべてがハッピーになるとは限らない。ときには、こんな痛みを伴うことだってある。とはいえ、物語はこれで終わるわけではない。亮司とちひろ、そして亮太が今後どうなるのかに注目したい。■不妊治療とお金の問題一方、子どもが欲しいのになかなか妊娠できない奈々と大器(松山ケンイチ)の夫婦は、不妊治療を継続中だ。これまでかかった不妊治療費を計算している奈々。不妊治療費は家計を圧迫していた。東京都は不妊治療に対する助成金を始めているが、奈々の年齢がネックになって助成金を受け取ることができなかった。「これが体外受精や顕微授精ならもっと大変だよ。1回につき、最低でも4~50万はかかるらしいから」これは事実。体外受精や顕微授精は特殊技術料金などがかさみ、一回でも大変な額になる。ただし、治療費に「成功報酬型」を取り入れている「新橋夢クリニック」のようなクリニックもある。また、「体外受精による妊娠率は、29歳以下で75%、30~34歳で65.5%、35~39歳で46.5%、40歳以上で14.3%」というデータもある(後藤レディースクリニックによる数字。「男性も女性も知っておくべき「妊活」の正しい知識」より)。近年は年齢が若い夫婦にも最初から体外受精や顕微授精を薦めるクリニックも増えているという。不妊治療を考えている方は、助成金ともども、いろいろ調べてみてほしい。それにしても、この夫婦は本当に愛らしい。今回注目したいのは大器の行動だ。声がかかると、大器はすぐに自分の仕事を中断して奈々のもとへ行き、一緒に数字を見るのだが、これってなかなかできないこと。仕事について、妻のアイデアを喜んで取り入れるところ、部下の前で堂々と妻へのスイーツのお土産を選ぶところも素敵。大器は良い夫だなぁ、と思う。奈々と親しくしていたゲイの朔(北村匠海)への嫉妬も、ほのぼのとしたタッチで描かれていた。大器の妹・琴音(伊藤沙莉)の胎動を素直に喜べなかったと涙を流す奈々を、おおらかに受け止める大器。これからも支え合って前に進んでいってもらいたい。素直に応援したい夫婦だ。なお、奈々と大器が訪れていた「御胎内神社」は静岡県御殿場市にある有名な安産・子宝のパワースポット。敷地内には露天風呂もある温泉も!興味のある方はぜひ。温泉、いいなぁ。
2018年02月13日深田恭子&松山ケンイチ演じる五十嵐夫婦の不妊治療を主軸に、コーポラティブハウス『PUZZEAL』で暮らす4組の家族について描く『隣の家族は青く見える』。第3話で初めて五十嵐家に入ったちひろ(高橋メアリージュン)が、家のデザインが「全然違う!」と興奮気味に話していたが、そもそもコーポラティブハウスって? メリット・デメリットは? 『隣の家族は青く見える』の美術セットの秘密に迫りつつ、住宅購入のヒントを探っていきたい。■コーポラティブハウスとは?コーポラティブハウスとは、住宅購入を希望する人たちが組合を結成し、土地の取得から建物の発注までを自分たちで行う集合住宅のこと。一般的なマンションと違い、入居者が住まいを自由に設計できるのが特長だ。第3話で渉(眞島秀和)と朔(北村匠海)のキスを奈々が目撃するというハプニングは、エントランスを抜けたところにある中庭で発生。これは『PUZZEAL』の住人が自由に行き来できる共有スペースで、このような空間についても入居者が意見交換をしながら造り上げていく。ちなみにコーポラティブハウスは、住宅購入を決めてから入居まで2年程度の期間を要するそう。すぐに入居できないことはデメリットとも言えるが、設計段階からこだわって作ることを考えれば妥当だろう。■ティファニーブルーを取り入れた遊び心いっぱいの家先述の通り、コーポラティブハウス最大のメリットは、家庭ごとに自由にデザイン設計できること。奈々(深田)とちひろが「同じ建物とは思えない」「さすがコーポラティブハウス!」という会話を繰り広げていたように、ドラマに登場する4家族もそれぞれ家のテイストがまったく異なる。たとえば、スキューバダイビングのインストラクターとして働く奈々と、おもちゃ会社に勤める大器が暮らす五十嵐家は、遊び心があふれる空間。ドラマのテーマカラーである“ティファニーブルー”を取り入れながら、マリンっぽさも随所にちりばめられている。「奈々と大器はオシャレではないけれど、2人の好きなものを合わせたら偶然オシャレに見えた」という感覚を意識して造られた住まいは、妊活をテーマに掲げているため、あえてリビングの奥の見える位置にベッドを配置。部屋のいたるところに友人らからのメッセージなどが飾られており、「人に好かれる2人」らしいスペースに仕上がっている。■大人っぽい空間の“THE オシャレ”な家子どもを持つつもりのない川村家は、スタイリストとネイリストのカップルということもあり、ダークカラーを貴重としたシックなデザイン。とにかくオシャレなものを詰め込んでいるため、若干バブリーな雰囲気も…。シルエットの見えるシャワールームや、広々としたベッドなど、大人の男女が暮らすエロティックな様子もプラス。ちひろのスペースもしっかりと確保。だが、物語は亮司(平山浩行)の息子と一緒に暮らす(!?)というまさかの展開へ。この大人っぽい空間に、どのように子育て要素を取り入れていくのかにも注目したい。■デザイン性を重視したオシャレな空間が広がる家一方、建築士である渉が暮らす広瀬家は、いまどきでスタイリッシュな印象。全体的にグレートーンでまとめ、棚や段差を多く作るなどデザイン性を重視。“男の一人暮らし”を目的としていたため、もちろんベッドもシングルサイズ。実際に見るとかなり狭いが、ここに朔ちゃんと2人で寝ているのか…!建築士らしく、棚にはデザイン本などがズラリ。ボタン一つで磨りガラスに変わる窓や、アイランドキッチンを取り入れるなど、洗練されたオシャレな空間になっている。■ママと子どもの暮らしやすさが最優先の家子どもが2人いる小宮山家は、もっとも“普通のマンション”。すべて妻・深雪(真飛聖)が主導権を握ってデザインしたことを意識して作られており、ママと子どもの暮らしやすさが最優先。子どもの成長を追った写真の数々やSNS映えする花を飾るなど、“幸せな家族をアピールする家庭”をわかりやすく表現している。部屋の中で一番使いやすく、広いスペースにキッチンを配置。ところどころに貼られた「やることリスト」や「手書きレシピ」などのメモも深雪らしい。こんな風に、コーポラティブハウスは住人の好みに応じてまったく違う家にすることが可能。間取り、壁、キッチンやバスルームなどの設備まで、すべて自由に選ぶことができるので、集合住宅でありながら、注文住宅の良さも味わうことができるのだ。■コーポラティブハウスの利点と難点ドラマの美術セットをデザインした宮川卓也さんは、数多くのコーポラティブハウスに足を運んで『PUZZEAL』を造り上げた。ただし、既存のコーポラティブハウスに囚われるのではなく、ドアを開けるだけで会話がはじまるような“ストーリーの作りやすさ”と“画面に映ったときのおもしろさ”を意識し、それをコーポラティブハウスのフォーマットに当てはめていったのだとか。宮川さんが感じたコーポラティブハウスのメリットは、やはり戸建てのような感覚で住まいを作れること。さらに、設計の段階から顔を合わせるので、入居者同士の連帯感が生まれるのも魅力だという。ただしこれは一転してデメリットにもなりうる。もし深雪のようにあれこれ詮索してくるタイプの入居者がいると、そういったわずらわしさが苦手な人にはいろいろと面倒なことも起こる可能性も…。とはいえ、通常のマンションと同程度の距離感に保つこともできるそうで、コーポラティブハウスの全部が全部、お餅つきやバーベキューをするわけではないというので、ご安心を!■子育て世代にはメリットがいっぱい!『PUZZEAL』の住人は、子どもが欲しくてもできない五十嵐家、子どもは作る予定のない川村家、同性カップルの広瀬家、夫が失業中の小宮山家と、見事に家庭事情がバラバラ。それゆえ、深雪とちひろが口論になったり、奈々と朔の仲の良さに大器が嫉妬したりもする。だが、同じように子育て世帯同士であれば、ちょっとしたときに子どもを預かるなどの助け合いもできるし、近年では希薄になっている“古き良きご近所付き合い”もできる。さらに、親世帯と同じコーポラティブハウスに入居すれば、適度に距離を置きながら、必要に応じて顔を合わせることができて便利だろう。ほかに、マンションなどの場合は土地、建築費などの価格が不透明であるのに対して、ゼロから造り上げるコーポラティブハウスはどこにいくら掛かったのかがわかりやすい。あらかじめ入居者が決定しているため、モデルルームや広告費などに費用が掛からないのもメリットだ。■マイホームの選択肢のひとつにデザイン、価格の透明化といったメリットがある一方で、入居者同士の距離感が難しいといったデメリットもあるコーポラティブハウス。マイホームに求める条件によって捉え方はさまざまだが、今後、住宅購入における選択肢のひとつになりそうだ。朔は渉との同性愛を五十嵐夫婦に明かし、奈々とちひろは不妊治療と婚約解消について互いに打ち明けるなど、入居者同士の良好な関係も見え始めた『隣の家族は青く見える』。人工受精を進められた五十嵐夫婦のもとに、奈々の母が訪れるなど波乱の展開を迎える第4話は、2月8日夜10時から放送。木曜劇場『隣の家族は青く見える』ドラマ公式サイト:
2018年02月07日1月18日、『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)第1話が放送された。描かれたのは、深田恭子と松山ケンイチが演じる五十嵐夫妻をはじめ、コーポラティブハウスに住む4組の家族。妊活という繊細なテーマに挑んだ革新的なドラマが、私たちにもたらすものとは?■知っているようで知らない“不妊症”の定義主人公は、スキューバダイビングのインストラクターをしている五十嵐奈々(深田)。おもちゃメーカーに勤める夫・大器(松山)と1年3ヶ月前から子作りを始めるも、なかなか妊娠に至らず、夫婦で不妊治療専門クリニックを訪れることになる。そこで映し出されたのは、座るイスがないほどに混雑した待合室。基礎体温表を確認するやいなや「検査するまでもなく不妊症と言えます」と理路整然と説明する医師。大器が「ネットカフェみたい」と表現した採精室やそんな大器に対して淡々と注意説明を行う看護師など、不妊治療をしたことのない人にとって初めて触れる世界が広がっていた。調べてみると、日本産科婦人科学会が定める不妊症の定義は「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しない」こと。そしてその一定期間の目安は2015年に2年から1年へと変更されたという。「妊娠は奇跡」といった言葉もよく耳にするだけに、筆者は「1年」という期間の短さに正直驚き、自分の無知さにがく然とした。と同時に、専門クリニックの混雑や「6組に1組は不妊治療をしている」という奈々の話には、納得するしかないのだった。■不妊の原因は妻にある!? 夫の誤まりだらけの認識義母からの「孫の顔が見たい」攻撃が日に日に強みを増していくなか、「念のため」という気持ちでクリニックに出向いたはずが、「不妊症」という現実を突きつけられてしまった奈々。医師からは、「不妊治療を行うことについて、ご夫婦ともに納得されていますか?」と、これから始まる治療への覚悟まで問われてしまう。にもかかわらず帰宅後、奈々が控えると告げたビールを悪気なく飲み干す大器は、「そこまでしなくても」と不妊治療に対して消極的。さらに大器は「不妊の原因は妻にあるもの」と思い込んでいたり、「子どもはそのうちできる」と楽観的に捉えていたりと、日本人男性に多い“誤った認識”を次々と露呈。「だからぁ…」とツッコみたくなる女性は大勢いるはずだが、それが男性のリアルだろう。一方、「私もう35だよ」と話していた奈々のように、女性には年齢的なリミットもあり「そんな悠長なことは言っていられない」と考えるケースが多い。妊活をする上で大きな課題となるのが、このような夫婦の温度差であり、そこをどう歩み寄っていくかが、このドラマの見どころのひとつ。そして、クリニックシーンで描かれる具体的な治療法の説明はもちろん、「こういう人っているよね…」と思わず共感してしまう大器の成長を通すことで、妊活がより身近に感じられる物語となりそうだ。■隣の家族は、幸せに見える?五十嵐夫婦の他にも、ドラマには広瀬渉(眞島秀和)と青木朔(北村匠海)の同性カップル、夫・真一郎(野間口徹)が失業するも妻・深雪(真飛聖)がそれをひた隠しにする小宮山夫婦、子どもは作らないと決めている杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)と訳ありバツイチの川村亮司(平山浩行)カップルなど、さまざまな事情を抱えた家族たちが登場する。タイトルの語源となっている「隣の芝は青い」は、“他人のものはよく見えるもの”といった意味のことわざであることは言うまでもなく、五十嵐夫婦は子どものいる小宮山夫婦に憧れ、深雪は華やかな生活を送るちひろを嫉み、自分が同性愛者であることを隠そうとしない朔は、家の外でも仲むつまじい五十嵐夫婦をうらやましく思っているのかもしれない。けれども、どんなに隣の芝生が青く見えても、なかに飛び込んでみれば悩みや繕いだらけかもしれないし、周囲から見れば、自分の家族が青々と豊かな芝生に見えるもの。他人が輝いて見えて当然の世の中で、どのように自分なりの幸せを見つけていくか。自分の幸せとは一体なんなのか。妊活といったテーマを追う一方で、ドラマはそんなことも問いかけていくのだろう。ちなみに本作は、中谷まゆみ氏によるオリジナル脚本。中谷氏は過去に『ラスト シンデレラ』『ディア・シスター』(ともにフジテレビ系)、『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)といった作品で、外見だけではない女性の美しさや強さを描いてきただけに、今後、奈々をはじめとする登場人物たちがどう輝いていくのかにも注目したい。いよいよ五十嵐夫婦の不妊治療開始となる『隣の家族は青く見える』第2話は、1月25日夜10時から放送。木曜劇場『隣の家族は青く見える』ドラマ公式サイト: <参考サイト>日本産科婦人科学会: 公式HP
2018年01月24日コーポラティブ(Cooperative)には、「共同の」「組合の」といった意味があります。つまりコーポラティブハウス(以下、コープ住宅)とは、共同で購入・建設された住宅のことをいいます。コープ住宅の歴史コープ住宅の歴史は、産業革命の最中、労働者が資本家に対抗して、生活物資の共同購入から住宅建設・幼稚園運営などを行ったのがきっかけで誕生しました。日本では1921年に住宅組合法が制定され、以降、約35,000戸の住宅が建設されました。聞きなれない法律だと思います。それもそのはず、この法律は1972年に廃止されました。というのも、1950年に住宅金融公庫が設立され、個人に直接持ち家向け融資を展開したために、住宅組合法はその意義を失いました。また1958年には財団法人日本労働者住宅協会(1967年に日本勤労者住宅協会に改組)が発足し、それらの協力で1975年までに約65,000戸の住宅が供給されました。現在では、主に民間のプロデュース会社によって、大都市圏を中心にコープ住宅が建設されています。コープ住宅の特徴自由設計である一般の分譲マンションなんかでは、間取りやデザイン、仕様などはデザイン会社が決めてしまいます。しかしコープ住宅は、共同住宅でありながら注文住宅のように、個々の理想の住まいを実現できるといった特徴があります。こだわりを貫ける料金プランコープ住宅はその名の通り、自分たちで土地を仕入れて、間取りやデザインを設計します。つまり土地取得費用、建築工事費用、設計費用、企画・調査・予備費など、これらの予算を自由に設定することもできるのです。またモデルルーム(広告宣伝)の設置を行う必要もないので、その分の費用を好きな部分に投資することができます。良好なコミュニティ形成理想を同じくする仲間とともに、住宅を設計していくコープ住宅では、建設後も仲間たちとの深い交流が期待できます。安全・安心な生活が実感できるでしょう。1つだけ注意したいこと自分たちの理想とする住まいを実現できるコープ住宅は、想像しただけでもわくわくしますね。しかし気を付けたい点が1点。それは、もし共同開発したコープ住宅を売却する場合、仲介業者によっては割安の査定価格がつけられることが考えられます。自由度の高い設計は、裏を返せばそれに見合ったニーズが必ずしも高いとはいえないからです。売却における資産価値を考慮すると、コープ住宅は市場的には反響が良くない物件となってしまいますが、そもそもコミュニティ性を重視した物件のため、上手に修繕計画を立てていくことが肝心であるといえます。
2017年12月15日イマドキの集合住宅“コーポラティブハウス”を舞台にした、「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」の中谷まゆみが手掛けるオリジナルストーリー「隣の家族は青く見える」。深田恭子と松山ケンイチが妊活に励む夫婦役を演じることで話題の本作だが、この度、新たに北村匠海、眞島秀和、真飛聖、野間口徹の出演が決定した。舞台となるコーポラティブハウスとは、様々な家族が自分たちの意見を出し合いながら作り上げる集合住宅。本作は、そこに住む家族たちを描くヒューマンドラマだ。主人公夫婦が住むことになるコーポラティブハウスの隣近所の住人役として、すでに“子どもを持たない事実婚カップル”平山浩行&高橋メアリージュンが決定している。■“同性カップル”として北村匠海&眞島秀和連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」や『愚行録』などに出演する眞島さんが演じるのは、“コーポラティブハウス”を設計し、自身も自分好みにデザインした部屋を購入して住むことになる一級建築士・広瀬渉。自分がゲイであることを隠しながら生活している役柄だ。そんな渉と知り合い付き合うことになるのが、「DISH//」のリーダーとして活躍し、『君の膵臓をたべたい』や『恋と嘘』などで俳優としても注目を集める北村さん演じる青木朔。朔はある日突然、渉の部屋に転がり込んできて、関係を隠したい渉は、ほかの住人には“甥”と嘘をついて同居を始めるのだが…。■北村匠海(青木朔役)この度“隣の家族は青く見える”に出演させていただきます北村匠海です。チャレンジングな役なので、全力で挑んでいこうと思います。役に染まり、作品に染まり、微力ながら鮮やかな花を添えられるように北村の全てをぶつけていきます!■眞島秀和(広瀬渉役)今回、役者としてやりがいのある役を頂いて、大変光栄に思っております。いままであまり演じることがなかった役柄なので、現場に行くのが楽しみです。自分にとっても新鮮な挑戦になります。コーポラティブハウスの住人の一人として、スタッフ、共演者の方々と作品を盛り上げていけたらと思います。■“虚栄心の強い専業主婦と失業夫”に真飛聖&野間口徹また、元宝塚歌劇団花組トップスターの真飛さん演じるのは、毎日の食事の写真をSNSにアップするなど、子どものいる幸せいっぱいの家庭を見せることにいそしむ専業主婦・小宮山深雪。そしてその夫・真一郎を、名脇役の野間口さんが演じる。長年社宅暮らしをしていた2人は、念願のマイホームとして“コーポラティブハウス”を購入し、幸せいっぱいの深雪だったが、引っ越し直前、真一郎が度重なる単身赴任と出張に嫌気がさし、会社を辞めてしまう。深雪はそんな夫が失業したことを周囲にひた隠しにして、理想の家族を演じ続けるという役どころになる。■真飛聖(小宮山深雪役)この度、私は現実から目を背け理想の家族像を演じ続ける主婦を演じます。はたから見たら自分の意見を押し付ける厄介な人物かと思います。しかし、実は繊細が故にそうとしか生きていけない彼女の心の内を少しずつでも感じていただけるよう、この役に挑戦していきたいと思います。■野間口徹(小宮山真一郎役)家を購入したばかりで無職になり、そしてそれを周囲に隠し、普通の家庭という外見を保とうとする夫婦を演じます。多様性を認めるようになってきた社会で、果たして自分はいまのままで良いのか。一度きりの人生を、どう送るのか。本当に大切な物は何なのか。ということを考えさせられるドラマになっていると思います。きっと、登場人物の誰かに感情移入しながらご覧頂けるはずです。楽しみながら、丁寧に演じていきたいと思っています。木曜劇場「隣の家族は青く見える」は2018年1月より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年11月22日深田恭子と松山ケンイチが妊活に励む夫婦役を演じる、来年1月放送の新木曜劇場「隣の家族は青く見える」。この度、主人公たちが住むことになる「コーポラティブハウス」の隣近所の夫婦役に、平山浩行と高橋メアリージュンが決定した。本作は「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」の脚本家・中谷まゆみによるオリジナルストーリー。近年注目されてる、様々な家族が自分たちの意見を出し合いながら作り上げる集合住宅“コーポラティブハウス”に住む家族たちを描くヒューマンドラマだ。■気になる役どころは?“子どもが欲しいカップル”深田さんと松山さん演じる五十嵐奈々・大器夫婦とコーポラティブハウスに住むのは、“子どもが欲しくない女性とバツイチ男性のカップル”、“子どもと理想の家族像に執着する主婦と会社を辞めてしまった夫のカップル”、“男性同士のカップル”など、それぞれ現代的な悩みを抱えた家族たち。そして今回新たに、婚約中の川村亮司・杉崎ちひろという、“子どもが欲しくない女性とバツイチ男性のカップル”を平山さんと高橋さんが演じることが決定。ドラマには欠かせないイケメン名脇役、平山さん演じる川村は、ちょっとチャラいところもあるが仕事のできるスタイリストで、バツイチ男性という役どころだ。また、『闇金ウシジマくん』「東京アリス」に出演した高橋さんが演じるちひろは、一生子どもを持つ気がないネイリスト。2人は婚約中で、ちひろはバツイチの亮司とは子どもを持たない約束をしており、コーポラティブハウスを2人だけの住居として購入。結婚式も間近に控え、ドレス選びなど式の準備に追われる日々を過ごしていたそんなある日、亮司に元妻の実家から連絡が入り…。さらに2人のほかにも、大器の母・五十嵐聡子を高畑淳子。夫・五十嵐健作と一緒に焼き鳥屋を営むちゃきちゃきした性格の女性で、息子夫婦に子どもが産まれてほしいと願っている。また、奈々・大器夫婦が診察を受けることになるクリニックの敏腕医師・片岡を伊藤かずえが演じる。■キャストのコメント到着平山浩行(川村亮司役)様々な家族の物語で私は再婚を控えたバツイチ男性の役を演じます。舞台となるコーポラティブハウスという設定も興味深いですし、近しい中での人間関係も楽しみです。家族の形というのはそれぞれありますが、視聴者の方々に楽しんで見ていただけるように一つの家族を表現できたらと思います。高橋メアリージュン(杉崎ちひろ役)私が演じる杉崎ちひろがなぜ子どもが欲しくないとそこまで強く思ってるのかに興味を持ってもらえたら。何が正解とかはないと思うので、役の心に寄り添って彼女なりの答えと幸せを見つけれたらなと思います。伊藤かずえ(片岡役)婦人科医役を演じるのは初めてです。なかなか予約が取れない評判のよい婦人科医という役柄なので、親身であたたかく、患者に寄り添う優しさが出せればと思っています。深田恭子ちゃん、松山ケンイチくんとは共演したこともありますが、今回の共演も楽しみにしています。高畑淳子(五十嵐聡子役)人と関わりたくない現代人が、時代と逆行するかの様に、人と関わらずにはいられない、現代版・長屋?の様なコーポラティブハウスで暮らす様が面白いです。6組に1組が不妊治療をしているという台本の台詞にびっくり!!現代人は変化しているのか、それとも、人間の根幹はやはり、焼き鳥屋のお母さんの様にシンプルなところにあるのか。楽しみです。木曜劇場「隣の家族は青く見える」は2018年1月より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年11月15日湘南エリアでのコーポラティブハウス紹介サイト「暮らす湘南」を運営するSHONAN・デザインシステムは、現在、神奈川県・鎌倉にて進行中のプロジェクト「鎌倉コーポラティブハウス」の入居者を募集している。「鎌倉コーポラティブハウス」は、人気の鎌倉エリアで計画されている”注文集合住宅”。JR鎌倉駅から徒歩10分という好立地に、6世帯での注文集合住宅の建設を予定している。すでに3住戸の入居者が決定しており、来年秋の完成を目標に残り3住戸の入居者を募集する。立地は、JR鎌倉駅から徒歩10分と通勤・通学に便利な場所でありながらも、鎌倉らしさを味わえる笹目町エリア。また、鎌倉に住みたいと考える人の多くが気にしているという海抜は、安心できる10.7メートルとなっているとのこと。同物件は、集合住宅ではあるものの、マンションのようなお仕着せの設計ではなく、戸建てを建てる感覚で暮らし方に合わせた自由なデザインができるところが魅力となっている。設計担当は、HAN環境・建築設計事務所で、建築家とじっくり相談しながら、個性的な住まいを実現できるという。総戸数は 全6住戸。構造・規模は、RC造2階建ての1~2階メゾネットおよび、1~2階フラットの住戸タイプで、全住戸屋上利用可能。土地面積は 610.39平方メートル(184.64坪)で、住戸専有面積は、81~87平方メートル。最多販売価格帯は4,000万円台半ばよりとなっている。同社では、同物件の案内、現地見学、コーポラティブハウスのしくみ、資金計画などを相談できる説明会・相談会を常時開催中。また、「暮らす湘南」に会員登録することで、詳しい資料のダウンロードが可能となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日コーポラティブハウスの企画・設計・コーディネイトを行うコプラスは、世田谷区弦巻3丁目にて、屋上菜園付き「弦巻コーポラティブハウス」プロジェクトの参加者募集をスタートした。住戸数は9戸(予定)。同プロジェクトは、人や自然と触れ合える心豊かな暮らしを提案。コンセプトとして掲げられた「育てるすまい」には、そこに住む人・建物・環境のすべてを安心で心地良いものに”育てたい”という思いが込められているという。気軽にあいさつが交わせる環境づくりをサポートしているほか、”経年美化”を意識した外観や4つの特徴ある庭などの外構計画なども含め、緑・景観豊かな弦巻の街並みを大切にした計画を提案しているとのこと。コーポラティブハウスならではの自由設計で、間取りに合わせて窓の位置や大きさまで変えられるなど、非常に自由度の高い設定になっているという。コーディネーター提案例取得目安価格は4,700万円台から6,300万円台。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月27日