「サカイク10か条」について知りたいことや今話題の「サカイク10か条」についての記事をチェック! (1/2)
2月15日(土)サカイクが保護者セミナーを開催します。(オンライン/無料)テーマは「自分で考える力」がどうしてサッカーに必要なのか、考える力を身につける方法です。いい選手が必ず持っている「自分で考える力」。シンキングサッカースクールやサカイクキャンプへのリピート参加者で、強豪高に進んだ選手や、Jリーガーになった選手たちの事例なども踏まえ、「自分で考える力」が選手として成長するために必要な理由をお話しします。【目次】1.開催概要2.サッカー選手として「自分で考える力」が必要な理由3.講師について4.詳細・お申込み=======================<開催概要>日時2月15日(土)19:30~20:30形式オンライン(無料)定員50名参加費 無料※後日オンライン(Zoom)のURLをお送りいたします※質問はセミナー中にチャットでお送りください。※セミナーのテーマに沿っていないご質問にはお答えいたしかねますのでご了承ください。>>>お申込はこちら※お申込はLINEアプリを使用してのお申込みとなります。LINE登録画面が表示されて応募フォームに行けない方は、画像右上の×印を押してください。=======================■今なぜ「自分で考える力」が必要なのかサッカーで瞬時の判断を下す際にも「考えて決める力」がベースになります。また、正解が1つではない、もしくは正解がないこれからの社会を生きるためにも必要な力ともいわれている「後天的に身につけられるスキル」です。家庭で「考える力」をつけるのが難しいなと感じている保護者の皆さん、ぜひこの機会にご参加ください。■講師紹介講師を務めるのは、サカイクキャンプのヘッドコーチでシンキングサッカースクールのコーチも務める、指導歴20年超で4児の父・4人中3人のお子さんが本気でサッカーをしている菊池健太コーチと、同じくサカイクキャンプとシンキングサッカースクールのコーチで指導者歴10年、大学では教員過程を専攻し、小学校教諭の資格を持つ柏瀬翔太コーチ。菊池健太(きくちけんた)<資格>日本サッカー協会C級JFA公認キッズリーダーキッズコーディネーショントレーナー佐倉市立井野中学校サッカー部外部指導員<経歴>VERDY花巻ユース 日本クラブユース選手権出場(全国大会)中央学院大学 千葉県選手権 優勝千葉県1部リーグ 優勝柏瀬翔太(かしわせしょうた)<資格>日本サッカー協会公認C級コーチ小学校教諭一種免許公益財団法人日本体育協会公認スポーツリーダースポーツ少年団認定員■コーチも情報をアップデートしています昨年末には、サカイクキャンプで提唱する「ライフスキル」を監修する慶応義塾大学・東海林祐子先生のもと、ライフスキル指導について研修を行い、情報をアップデートしております。<研修の様子>
2025年01月09日千葉県で活動する「Wings」は、伝統ある強豪チームとして知られています。この秋Wingsとグループ4チームの保護者に対して「サカイク10か条」を配布しました。サカイク10か条とは、「サッカーと教育」をテーマに保護者に向けて情報を発信する「サカイク」が、子どもが心からサッカーを楽しむために、「勝たせたい」「上手くしたい」の前に大事にしてほしい親の心得をまとめた内容です。Wingsがサカイク10か条をチームで配布しようと思った理由、配布してどんな変化があったのかを高橋慎一コーチにお伺いしました。サッカー少年少女の考えるやチャレンジ精神を育てる方法をLINEで配信中>>Wingsの選手たち■配布してすぐに、いい影響が出たサカイク10か条は、子どものサッカー歴やサッカーのレベル、チームの強弱にかかわらず、すべての子がサッカーを本気で楽しみ、成長していくための大人のスタンス、行動指針を提示したものです。以前よりサカイク10か条に賛同いただいていたクラブの代表・久保巳郎さんが、Wings及びグループ4団体にも配布を希望されたのが、チラシ配布のきっかけでした。配布から約1か月後、保護者の反応やチームの変化をうかがってみると「すぐに変化が出た」と教えてくれました。サッカー少年少女の考えるやチャレンジ精神を育てる方法をLINEで配信中>>■コーチと保護者のコミュニケーションが不足していたWingsは所属選手が200人ほどいるため、指導者も複数の学年を担当していたり、1つの指導現場が終われば次の子たちの指導に移動するなど、時間に追われ、保護者とじっくり話をする機会自体が少なかったそう。関係性が希薄ゆえに、コミュニケーションが取れていればすぐに解決できるような問題が大事(おおごと)に発展しやすい状況にあったのだとか。チームとしても、もっと保護者とコミュニケーションを取る必要性を感じており、サカイク10か条を配布し、「自分たちもここに書いてあるようなことを大事にして指導している」と、チームの理念を伝える機会を設けたのだと教えてくれました。クラブの理念と同じことをサッカーメディアも発信している、とチラシを見せることで、背中を押されている気分になり、伝えやすくなったようです。サカイク10か条をこのように活用する一つの例として参考になるのではないでしょうか。■保護者だけでなく指導者も変わった多くの保護者からは特別な感想などはなかったそうですが、それまでと比べて保護者のほうから話しかけてくれる機会が増えたそうです。これは、サカイク10か条の第5条「コーチやクラブの考えを聞いてみよう」を見て「話しかけていいんだ」と思えたからかもしれません。もともと「サッカーの指導はクラブに任せましょう」というスタンスだったこともあったため、保護者との距離がほかのチームより出来やすかったのかもしれない、と高橋コーチは振り返ります。今でもその姿勢は変わりませんが、10か条配布以降保護者とのサッカーのことだけでなく日常会話も増え、意思の伝達がしやすくなったそう。高橋コーチ自身の話だけではなく、ほかのコーチたちも同様に保護者との会話が増えたそうです。■ピッチ外での親から子へのダメだしが減ったほかにも、試合の時に我が子にダメ出しをする親御さんが、我慢してくれるようになった例もあると教えてくれました。ピッチサイドで見ていてミスや不甲斐ないプレーを目にすると、「何やってんだ!」と怒鳴る保護者もいますよね。指導者から見ても我が子に対してそこまで言わなくてもいいのではないか、と感じるぐらい厳しいダメ出しをする親御さんもまだまだいるようです。ですが、10か条配布後にはそういった保護者の方が声を出さないようにしている場面が増えたそうです。10か条チラシ配布からほんの1か月もたたないうちに、目に見えて良い影響が出たと嬉しそうに教えてくれました。■「勝ちたい」も大事だけど、小学生年代では何より「楽しい」が大事高橋コーチは、小学生年代は楽しむことを大事にしてほしいと語ります(写真提供:Wings)Wingsは東京ヴェルディの準支部でもあり、強豪ひしめく千葉県で好成績を残しているチームでもあります。そういったクラブの立場として、勝つことを目指してはいますが、小学生年代ではサッカーが楽しいと思えること、楽しいから練習に行くというのをないがしろにしたくないと高橋コーチは言います。勝ちを目指すことは悪いことではありません。子どもたち自身、サッカーに真剣になるほど「勝ちたい」と思うのは自然なことです。勝負にこだわることも大切だと指導しているけれども、ただ勝つことが優先されるのではなく、楽しいから上手くなって、強くなった。だから、勝てた。そんな順序を理想的だと考えていたそうで、コーチ自身もサカイク10か条が指導者にとっても大事な心得だと感じている、と語ってくれました。■コーチ自身がサカイクの情報をピックアップして共有するようになった今では高橋コーチ自身が良いと思ったサカイクの記事をピックアップして、保護者にメールなどで共有したり、積極的に保護者に向けて情報をお伝えしているそうです。保護者と意思疎通が円滑になり、チームの指導方針を共有することで、チームに一体感が生まれます。そうすることで、子どもたちの指導環境もより良くなっていくのです。今後、時間がたてば今の気持ち、10か条の記憶が薄れて行くかもしれないけれど、断続的に保護者に伝えて行きたいと高橋コーチは語ります。これから10か条の考えがより浸透して更なる変化がでるのか、楽しみにしたいものです。近年、インターネットやSNSの普及で保護者も様々な情報を得ているがゆえに、子どもをもっと上手くしよう、選手として高いレベルにしたいと親のほうが熱くなってあれこれさせていることがありますが、そんな保護者たちに「ちょっと待って。上手くすること、勝つことの前に大事なことは何?」と気づかせてくれるサカイク10か条。あなたのチームでも配布しませんか。チームでのサカイク10か条配布を希望の方はこちら(配布は無料です)>>サッカー少年少女の考えるやチャレンジ精神を育てる方法をLINEで配信中>>
2024年12月19日子ども自身が、サッカーが上手くなることや勝利を目指すことは大事なことですが、親御さんの方が熱が入ってのめりこんでしまっていることはありませんか。子どもがサッカーを楽しんで自ら伸びていくために大事なことがあります。クラブチーム、少年団などの所属先、チームの強弱やサッカーの上手い下手関係なく、全てのサッカー少年少女の保護者に大事にしてほしい親の心得「サカイク10か条」。サカイクでは4月に希望チームを募り、10か条のチラシを保護者に配布してもらいました。その中のいくつかのチームに、保護者の反応を伺いました。写真はサッカー少年のイメージ<<関連記事:「何やってんだ!」と叫んでいた親たちが変わったサッカー少年の親の心得10か条とはサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>■根性論が残る保護者の考えを変えるきっかけにしたかった今回お話を伺ったAさんは、子育てのために地方に移住された方で、自分が育ってきた都市部との考え方の違いに戸惑ったそうです。インターネットが普及し、どこにいても新しい情報にアクセスできるようになったおかげで、旧態依然とした指導に疑問を持つ方、現代の指導について情報をアップデートしている指導者や保護者も増えています。ですが、地域によっては根性論が残っていたり、古い考えが残っていて「夏休みは毎日一日中練習して追い込むことで成長する」と考える人がいますが、Aさんの移住した地域もそのような考えがまだまだ存在するのだと教えてくれました。■子どもの自立より「私が世間からどうみられるか」の方が優先される親がいるまた、子どもの自立ではなく「親の自分が世間からどうみられるか」を優先してしまい、自分がちゃんと育ててないと思われたくない、という思いから親御さんが先回りして子どもの行動を制限したり、あれこれ手を出してしまう現状があるそう。Aさん自身の指導のスタンスとして、子どもが失敗したり恥をかく経験から学んで成長していくことが自立のステップだと考えており、過保護な保護者を変えたいという思いから、これまでもサカイクの記事をシェアしてくれていたと教えてくれました。そんななかで今回の企画を発見し、ご応募いただいたそうです。■親も子どものサッカーを楽しんでいいと分かった写真はサッカー少年のイメージ今回サカイク10か条を配布してみての保護者の反応を伺ったところ、「読んでよかった」という声が聞かれたそうです。「親の自分がどうみられるか」を気にするため、「これしちゃダメ」「あれしちゃダメ」と子どもの行動をあれこれ制限して管理しがちだった保護者のみなさんも、子どもが心からサッカーを楽しむための親の心得を知ることで、「自分も子どものサッカーをもっと楽しんでいいんだ」と心が軽くなったことを語ってくれたと嬉しそうに教えてくれました。■子どもが自らサッカーにのめりこみ上達するための10か条保護者のみなさんが子どものサッカーに一番望んでいることは何ですか?多くの方が「楽しんでほしい」と答えるのではないでしょうか。何事もですが、楽しんで自らのめり込むことが一番の上達の近道です。そのためには親御さんもゆったり見守り、楽しんでくれることが大事です。働き方も多様化しており、仕事の調整など時間の面で大変な部分はあるかと思いますが、子どものスポーツが親の苦行にならないよう、チームとしても運営を改善したり、チーム方針を決めているところも増えています。親御さん自身ももっと子どものサッカーを楽しみましょう。子どもが心からサッカーを楽しむための親の心得「サカイク10か条」はこちら。チームへの配布を希望されるかたは、下記よりお申込みください。サカイク10か条か条チラシをチームへ配布を希望されるかたは、下記よりお申込みください。お申し込みフォームサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>
2024年06月18日子ども自身が、サッカーが上手くなることや勝利を目指すことは大事なことですが、親御さんの方が熱が入ってのめりこんでしまっていることはありませんか。子どもがサッカーを楽しんで自ら伸びていくために大事なことがあります。クラブチーム、少年団などの所属先、チームの強弱やサッカーの上手い下手関係なく、全てのサッカー少年少女の保護者に大事にしてほしい親の心得「サカイク10か条」。サカイクでは4月に希望チームを募り、10か条のチラシを保護者に配布してもらいました。その中のいくつかのチームに、保護者の反応を伺いました。写真はサッカー少年のイメージ<<関連記事:子どものやる気が見えない時どうすればいい?先輩ママがやってる声掛けなどを紹介 サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>■ポジティブな声かけに変わった教員でもあり、スポーツ少年団も代表を務めるAさんは、もともと子どもが悩み、自分で考えて答えを出すことが大事だという考えで、子どもたちに考えさせる指導をしていて、サカイクにも賛同していたそうです。サカイクのSNSで10か条の存在を知り、特に第2条、3条、9条に共感してくれていたとの言います。第2条:今日の結果ではなく、子どもの未来に目を向けよう第3条:子どもの力を信じて、先回りせずに見守ろう第9条:サッカー以外のことを大事にしよう今回の応募の理由は、上記のような接し方の理由を理解していただくことと、保護者の皆さんに親のスタンスをご理解いただきたかったためだそう。実際に配布してみて保護者の皆さんの反応はというと、特に試合での声かけが変わったとのこと。以前は「何やってんだ」「下手くそ」と言った声が多かったそうですが、最近では試合に負けていたり我が子のプレーにちょっとイライラする様子はあっても、それを声に出さず、ポジティブな声援を送るようになり、チームの雰囲気が変わりつつあると教えてくれました。第6条「ダメ出しや指示ではなく、ポジティブな応援をしよう」が響いたようですね。かける言葉を変えるのは、親御さんにとっても取り組みやすいのかもしれません。■チーム代表も「これ良いね」と賞賛、ラミネートして部室に掲げた2人目は、幼少期からサッカーを始め現在でもシニアでプレーをするBさん。甥っ子がサッカーを始めたことで現在のスポーツ少年団で指導を始め、指導歴22年になるベテランコーチです。ケンカが絶えない子どもたちへの接し方に悩んでいた時期にサカイクに出会い、賛同してくださっているそう。今回の応募のきっかけは、どうしても子どもたちにダメ出ししがちな保護者の皆さんに、10か条で親の在り方を伝えたかったから、と教えてくれました。10か条を配布したところ、保護者よりもチームの代表(監督)が「これいいね」と誰よりも賛同してくれて、ラミネートして部室に貼ってくれたそうです。「サカイクも自分たちの方針と同じようなことを言っている」と、指導者たちの背中を押す存在として、次回は保護者会でチーム理念を伝えるとともに配布したいとの要望もいただきました。■自分だけが知っているのはもったいない良いものを共有したかった写真はサッカー少年のイメージ3人目は、中学の教員でありスポーツ少年団で保護者兼コーチをしているCさん。部活動の顧問を任されたときに、指導方法や練習メニューに悩みサカイクの連載(あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ])に出会い、考える力の大切さや子どもたちの主体性を伸ばす大人の在り方に、「自分の考えで良いんだ」と背中を押されたそうです。現在指導している少年団では、勝敗よりも楽しさを重視し、全員出場させる方針とのことで、サカイクの理念と親和性の高いチームなのだそう。10か条に応募したきっかけは「自分だけが10か条を知っているのはもったいない。良いことはみんなに共有したい」という思いからだと教えてくれました。保護者とコーチ陣が同じ方針のもと一体感をもって子どものサッカーを見守る姿勢も大事だと、自分に対しての戒めでもある、とも。10か条を受け取った保護者の皆さんは、我が子を応援するのは良いけど、親が過保護になってあれこれ手を出し過ぎない「見守りのスタンス」が大事だということに理解を示していたそうです。どうしても「まだ子どもだから」とあれこれ親が世話をしてしまったり、プレーへのダメだし、大会に出るようになると勝敗ばかり気にしてしまう......。など親として気になることはあると思いますが、サッカーは親がしているものではなく、子どもがしているのです。親があれこれやってしまうのは自立を妨げてしまいます。サッカーを思い切り楽しみ、自ら考えて動く、それが選手として人間としての成長につながるということをご理解いただいて、保護者のみなさんは子どもたちを見守ってポジティブに応援していきましょう、というのがサカイク10か条でお伝えしていることです。そうすることで、保護者の皆さんも子どものサッカーがもっと楽しい時間になるはずです。子どもが心からサッカーを楽しむための親の心得「サカイク10か条」に興味がわいた、もっと知りたいという方はこちらからご覧ください。サカイク10か条か条チラシをチームへ配布を希望されるかたは、下記よりお申込みください。お申し込みフォームサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>
2024年06月10日子どもたちが自分で考えプレーし、サッカーを心から楽しめる環境づくりをサポートしたい。そんな思いから昨年実施した「あなたの(開催する)大会をサカイクが応援します!【サカイク大会応援プロジェクト】」。主催者がサカイクの考えに賛同していること、参加チームが6チーム以上の大会を条件に、オフザピッチ、オンザピッチ問わず、大会期間中、もっとも選手自身が考え行動できていたチームに送る「サカイク賞」としてサカイクサッカーノートと賞状、サカイク10か条の大会掲出用ポスターを提供するプロジェクトを年間を通じて実施しております。子どもたちにサッカーを楽しんでほしい、サカイク10か条を保護者も含むチームの共通理解にしたい。というチームのみなさん、この機会にお申込みください。お申し込みフォーム>>昨年実施したチームがクラブのSNSなどにアップしてくれた写真昨年当選したチームに、大会を開催してみてどんな反響があったかを伺ったのでご紹介します。■大会で初めて「サカイク10か条」を知るチーム・保護者も大会では、サッカーノートと賞状・ポスター以外に、参加選手の保護者には「サカイク10か条」を記載したチラシをお渡ししていただきました。埼玉県の川越ライオンズさんは、6年生の親善試合で応募いただきました。普段からクラブのFacebookなどで記事をシェアしてくれているそうですが、今回改めて保護者の方にサカイク10か条などを周知したいというのが応募のきっかけだと教えてくれました。普段から記事をシェアしてくれていることもあり、チームの保護者の方は10か条のポスターやチラシに大きな反応はなかったそうですが、対戦相手のチームの方などは初めてサカイクを知った様子の方はいらしたとのこと。川越ライオンズさんは、個性を活かした『サッカーを通しての自立』を目指すことを掲げているチームで、小学生のうちは楽しむことを大事にしています。最近は親御さんの方が熱量が高く、わが子の才能を信じて強豪クラブに移籍し、そこでBチームになり出場機会を失う子どもがいる実情もあるそうで、心を痛めているそう。今回のプロジェクトを実施しての感想を伺うと、「まだサカイクを知らない方々が、このようなプロジェクトでサカイク10か条を知って、子どもが楽しむ姿勢を見守ってくれるのが当たり前になるといいですね」とコメントを寄せてくれました。■10か条を見て「うちのチームでも取り入れたい」という保護者も神奈川県で活動しているAZスポーツクラブさんは、U-8とU-12年代で実施。それぞれ12チームずつご参加いただきました。クラブの代表を務める加藤さんがサカイクのサービス開始当時からその理念に賛同していただいていることもあって、今回このプロジェクトを知って、保護者の皆さんたちにももっとサカイクの理念が広がってほしいとご応募いただいたとのこと。U-12年代ではすでにサカイクを知っているチームばかりだったそうですが、U-8年代では、サカイクの存在をこの大会で知った方も少なくなかったそう。保護者にお配りしたチラシや、掲出ポスターでサカイク10か条を初めて目にした方もいたそうですが、「(10か条)こういうの、いいですね」と共感して下さる方や、「うちのチームでもサカイクの考えを取り入れたいと思うのですが、どうしたらいいでしょう」と本部テントに相談にいらした保護者もいたと教えてくれました。■申し込みはこちら子どもたちが自分で考えプレーし、サッカーを心から楽しめる環境づくりをもっともっと進めていくために「あなたの大会をサカイクが応援します!【サカイク大会応援プロジェクト】」を通年で実施することを決定いたしました。当日のお写真や、大会結果などをお送りいただければ、サカイクのサイトやSNSでご紹介します。自分たちの大会にぜひ、というチームの皆さん、この機会にぜひご応募ください。お申し込みフォーム>><<サカイクからお渡しする内容>>◆サカイク賞の賞品・賞状:1枚・サカイクサッカーノート:20冊(1チーム分)◆サカイク10か条のポスター:5枚(A3サイズ)◆保護者へのサカイク案内チラシ:大会参加人数分(A4サイズ)※大会参加者の皆さんにお渡しくださいお申し込みフォーム>>サッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」
2024年05月02日10か条チラシを希望するチームに配布します(申し込みはこちら)■子どものサッカー歴、サッカーの上手い下手、チームの強弱関わらず、すべての保護者が大事にしてほしいこと4月になり新チームのスタート時期、保護者に向けて少年団/クラブの方針をお伝えする機会を設けるチームも多いと思います。保護者の中には我が子に「うまくなって高いレベルでプレーしてほしい」と期待をかける親御さんもいるでしょう。ですが、小学生など育成年代においては、結果よりも先に大切にしてほしいことがあります。それが、こちらの「子どもが心からサッカーを楽しむためのサカイク10か条」です。既存メンバーの保護者も、この春からチームに入った子の保護者も、子どもがサッカーを楽しんでほしいと思うならぜひ心得てほしい10の項目です。この保護者に大切にしてほしい「サカイク10か条」のチラシを、先着100チームにお送りします。ご希望のチームは以下のフォームよりお申し込みください。【応募】サカイク10か条チラシ申し込みはこちら>><チラシイメージ>■サカイクが「親の心得」を作った理由プレーする子ども自身が、サッカーの面白さや楽しさ、プレーする喜びを感じることが大切なのです。それを知る前に、結果ばかりを要求されると、子どもたちはサッカーから心が離れていってしまいます。プレーするのは子ども自身。まずは、子どもたちが心からサッカーを楽しめるよう、親がサポートしてあげることが大切です。そのために、親はどうサポートすればよいのかをまとめたのが「サカイク10か条」です。子どものサッカーに関わるお父さん、お母さんに大切にしてほしい親の心得となっています。子どもが心からサッカーを楽しむための「サカイク10か条」1.子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えよう2.今日の結果ではなく、子どもの未来に目を向けよう3.子どもの力を信じて、先回りせずに見守ろう4.子どもは小さな大人ではないことを理解しよう5.コーチやクラブの考えを聞いてみよう6.ダメ出しや指示ではなく、ポジティブな応援をしよう7.あなたが子どもの良いお手本になろう8.子どもの健康や安全に気を配ろう9.サッカー以外のことを大切にしよう10.笑顔で子どもとサッカーを楽しもうサカイク10か条の説明を見る>>子どもがサッカーを心底楽しみ、自ら伸びていくのに必要な「親・大人の接し方」のガイドラインになるものです。新チームがスタートする今、チームと保護者の皆さんで共有してください。【応募】サカイク10か条チラシ申し込みはこちら>>
2024年03月25日サカイクではただいま公式LINEの友達登録キャンペーンを実施中です。最新ニュースやサカイクのイベント、お役立ち情報がLINEで受け取れます。新規でお友だち登録いただいた方の中から、1万円までのadidasジュニア用サッカースパイクを抽選で5名様にプレゼントします!※ご希望のサイズ、商品の在庫状況によってはイメージ写真とは別のモデルのプレゼントとなります。ご了承くださいエントリーはサカイク公式LINEアカウントをお友だちに登録するだけ!サカイク公式LINEアカウントでは、人気のサカイク主催イベントや、サッカーグッズのキャンペーンなどお得な情報を配信中!【キャンペーン期間】2024年3月13日(水)~3月19日(火)ぜひ、この機会にご登録ください!【注意事項】※本キャンペーンへのご応募には、LINEへの登録(無料)が必要です。※抽選結果は当選者のみへLINEにてご連絡いたします。※プレゼント対象商品は商品代1万円(税別)を上限としたadidas社のジュニア用サッカースパイクです。尚、市場に欠品中のモデルやサイズによってはご希望の商品とは別のモデルのプレゼントとなることをご了承ください。※ご応募は、お一人様につき1回とさせていただきます。複数アカウントのご応募が確認された場合は、当選資格を無効とさせていただきます。※発想の都合上、ご応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
2024年03月12日子どもたちが自分で考えプレーし、サッカーを心から楽しめる環境づくりをサポートしたい。そんな思いから昨年実施した「あなたの(開催する)大会をサカイクが応援します!【サカイク大会応援プロジェクト】」。主催者がサカイクの考えに賛同していること、参加チームが6チーム以上の大会を条件に、オフザピッチ、オンザピッチ問わず、大会期間中、もっとも選手自身が考え行動できていたチームに送る「サカイク賞」としてサカイクサッカーノートと賞状、サカイク10か条の大会掲出用ポスターを提供するプロジェクトを昨年2回実施しましたが、このたび1年を通じて実施することが決定しました。下記をご覧の上、お申し込みください。昨年実施したチームがクラブのSNSなどにアップしてくれた写真昨年当選したチームに、大会を開催してみてどんな反響があったかを伺ったのでご紹介します。■大会で初めて「サカイク10か条」を知るチーム・保護者も大会では、サッカーノートと賞状・ポスター以外に、参加選手の保護者には「サカイク10か条」を記載したチラシをお渡ししていただきました。埼玉県の川越ライオンズさんは、6年生の親善試合で応募いただきました。普段からクラブのFacebookなどで記事をシェアしてくれているそうですが、今回改めて保護者の方にサカイク10か条などを周知したいというのが応募のきっかけだと教えてくれました。普段から記事をシェアしてくれていることもあり、チームの保護者の方は10か条のポスターやチラシに大きな反応はなかったそうですが、対戦相手のチームの方などは初めてサカイクを知った様子の方はいらしたとのこと。川越ライオンズさんは、個性を活かした『サッカーを通しての自立』を目指すことを掲げているチームで、小学生のうちは楽しむことを大事にしています。最近は親御さんの方が熱量が高く、わが子の才能を信じて強豪クラブに移籍し、そこでBチームになり出場機会を失う子どもがいる実情もあるそうで、心を痛めているそう。今回のプロジェクトを実施しての感想を伺うと、「まだサカイクを知らない方々が、このようなプロジェクトでサカイク10か条を知って、子どもが楽しむ姿勢を見守ってくれるのが当たり前になるといいですね」とコメントを寄せてくれました。■10か条を見て「うちのチームでも取り入れたい」という保護者も神奈川県で活動しているAZスポーツクラブさんは、U-8とU-12年代で実施。それぞれ12チームずつご参加いただきました。クラブの代表を務める加藤さんがサカイクのサービス開始当時からその理念に賛同していただいていることもあって、今回このプロジェクトを知って、保護者の皆さんたちにももっとサカイクの理念が広がってほしいとご応募いただいたとのこと。U-12年代ではすでにサカイクを知っているチームばかりだったそうですが、U-8年代では、サカイクの存在をこの大会で知った方も少なくなかったそう。保護者にお配りしたチラシや、掲出ポスターでサカイク10か条を初めて目にした方もいたそうですが、「(10か条)こういうの、いいですね」と共感して下さる方や、「うちのチームでもサカイクの考えを取り入れたいと思うのですが、どうしたらいいでしょう」と本部テントに相談にいらした保護者もいたと教えてくれました。■申し込みはこちら子どもたちが自分で考えプレーし、サッカーを心から楽しめる環境づくりをもっともっと進めていくために「あなたの大会をサカイクが応援します!【サカイク大会応援プロジェクト】」を通年で実施することを決定いたしました。当日のお写真や、大会結果などをお送りいただければ、サカイクのサイトやSNSでご紹介します。自分たちの大会にぜひ、というチームの皆さん、この機会にぜひご応募ください。お申し込みフォーム>><<サカイクからお渡しする内容>>◆サカイク賞の賞品・賞状:1枚・サカイクサッカーノート:20冊(1チーム分)◆サカイク10か条のポスター:5枚(A3サイズ)◆保護者へのサカイク案内チラシ:大会参加人数分(A4サイズ)※大会参加者の皆さんにお渡しくださいお申し込みフォーム>>サッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」
2024年03月08日「子どもの足のにおいが酷い」というのは、スポーツをする子どもの親の困りごとですよね。試合の合間の雑談でも話題が耐えないテーマではないでしょうか。先日サカイクで行ったオンラインミーティングでも大盛り上がりとなったこのテーマ。その後、SNSでも約40%の方が悩んでいることがわかり、自宅でどんな対応をしているかアンケートを行ったところ、たくさんのリアルな声が寄せられました。(アンケートの結果はこちら)みなさんから寄せられた対策が本当に効くのか、五本木クリニックの桑満おさむ院長に医学的な観点からお答えいただきました。(取材・文:小林博子)子どもの足のにおい対策、読者が実践している対策は本当に効果的なのか専門家に聞きましたサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■読者から寄せられたエピソードを専門家がチェックオンラインミーティングでの盛り上がりを経て、サカイクが行ったのは、全国の親御さんへのアンケート。募集期間は短期間だったのにも関わらず、多くの回答が寄せられ、その関心の深さ(悩みの深さとも言えますね......)が伺えました。みなさんが実施している対処法は多種多様。「うちではこうしています」のバリエーションの多さにまずは驚くところです。すべてではありませんが、1つ1つご紹介すると共に、それがどれくらい効果的かを理由と共に解説していただきました。読者の皆さんが実践している「足のにおい対策」はこちら■練習終了後~帰宅までの対策編【濡れタオル、除菌シートで足を拭く】★練習後は足拭きシートで足を拭いて、デオドラントスプレーをしてから新しい靴下に履き替えてもらい、家に入る前に濡れタオルで足を拭く★除菌シートで足を拭いてデオドラントスプレーをしてから新しい靴下を履く桑満先生の回答「おおむね正しい対策と言えますが、除菌シートではなく、濡れタオルやウエットティッシュなどでもOKです。デオドラントスプレーは、香りでにおいをごまかすタイプのものもあるので選び方が大切。汗を抑える制汗作用や、殺菌効果のあるものが良いと思います。ただしスプレーを噴射する時に、足先はやりすぎると凍傷になる恐れも。足専用のデオドラントクリームを使うのが安心です」サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■帰宅後編【足を洗う①】★帰宅後、すみやかに足をゴシゴシ洗う桑満先生の回答「足を清潔にすることはにおい対策の有効手段なので、こちらもおおむね正解です。ただし乾燥していたり、皮膚が固くなっている足の先は強く洗うと傷がついてしまい、そこからばい菌が繁殖してしまうことも。"ゴシゴシ"とではなく泡でやさしく洗うほうがおすすめです」今回のアンケートで一番多かったのが「帰宅したらお風呂に直行、すぐに足を洗う」という回答です。中には足用のブラシを使って洗うと言う方もいましたが、泡立てた石鹸やボディソープで優しく洗うと良いと教えてくれました。【足を洗う②】★足指の1本1本をかなり丁寧に洗わせている★専用の足洗いマットで入念に洗う桑満先生の回答「最もにおいが強くなるのは足の指の間なので、"足指を1本1本丁寧に洗う"が正解。指と指の間もしっかり洗ってください。なお、足洗いマットは指の間は洗いにくいので、におい対策のために使っているとしたら、それだけでは不十分かもしれません」【足の爪まわり】★爪の間まで洗えるブラシでしっかり2回洗う★足の爪の中をブラシで清潔にする桑満先生の回答「爪の間の泥や汚れはばい菌のエサになりますので、きれいにしておくのはかなり有効です。ただ、ブラシは使わなくても。少し前までは有効とされた手段ですが......。というのも、固いブラシで擦ることで、皮膚の表面に傷がついてしまうかもしれないから。小さな傷から雑菌が繁殖してしまいやすいためです。汚れが目に見えなくても爪の間は垢がたまりやすくにおいのもととなりますので、泡が行き渡るように洗うことは大切です」★爪をこまめに切る桑満先生の回答「爪をこまめに切り、適切な長さをキープしておくことはにおい対策にも良いことです。爪切りは少し奮発して切れ味の良いものを使いましょう。また、爪の形は角があるスクエアカットより、足の指に爪が喰い込みにくいラウンドカットが正解。角が当たって傷ができてしまうのを防ぎましょう」【石鹸にこだわる】★殺菌効果のあるボディソープで足を洗う★足専用の石鹸で帰宅後すぐに洗う★においを分解する成分配合のボディソープで足をブラシで擦って洗う★ボディソープを柿渋タイプに変えたら足のにおいが結構マシになりました桑満先生の回答「足のにおい対策アイテムとしていろいろな石鹸やボディソープがありますが、正直なところ普通の石鹸やボディソープでいいのではと思っています。何を使うかより、どう洗うかに着目を。前述した"泡でやさしく洗う"を実践してみてください」【デオドラント】★皮膚科で処方されたデオドラントジェルを塗っています★市販の足専用のデオドラントクリームを塗ってからソックスを履く桑満先生の回答「意味がないわけではありませんが、足のにおいの元となるのは汗とばい菌なので、制汗と除菌作用があるかどうかを見極めてください。デオドラントの代わりに、後編でもご紹介する"消毒用アルコール"を、足のにおい対策に代用することを私はおすすめしています」【シューズの中に消臭効果のあるアイテムを入れる】★使用後のシューズに10円玉を入れておくようにしたら、シューズを脱いだ後のにおいが軽減された★炭をシューズの中に入れている桑満先生の回答「これはあまり効果的ではなさそうです。10円玉は銅イオンによる消臭効果が、炭は脱臭や蒸れ対策によいとされることから使っているのだと思いますが、どちらも大幅な消臭効果は期待できません。試験管の中レベルでは実証されている効果ですが、子どもの強い足臭にはあまり効かないかと思います」【シューズの乾かし方】★サッカーシューズは消臭スプレーをして玄関外の干すスペースで乾燥させる★オゾン消臭機能のあるシューズドライヤーで乾かす★同じサイズの色違いのシューズ3足をローテーションして同じシューズを何日も履かないようにしている桑満先生の回答「この中で可能であればぜひやってもらいたいのは3つ目の靴を寝かせること。3足とは言わずとも、2足をローテーションするだけでも違います。消臭スプレーは根本となる菌を殺菌する効果があればいいのですが、ただ単ににおいをごまかす程度であれば、すぐに臭うようになってしまうかも。シューズドライヤーを使う場合は、オゾン消臭よりも高温で短時間で乾かすことができるかに着目を」【ソックス】★厚手でふかふかの靴下を履かせる★ソックスは洗濯石鹸で洗う★脱いだ靴下はジップロックで密封して持ち帰らせる桑満先生の回答「厚手でふかふかの靴下は、汗を吸い取ってくれるので良いと思います。また洗濯石鹸を使うのはダメではありませんが、それよりも裏返して洗うことのほうが重要です。汚れや皮脂は肌に面した部分についていますので。ジップロックに入れて持ち帰るのはにおいが漏れないためと、他の洗濯物ににおいや菌をうつさないためどちらも有効かと思います」桑満おさむ 五本木クリニック 院長泌尿器科専門医。1997年に東京都目黒区に一般医療と美容医療の総合クリニックである五本木クリニックを開院。著書に『"意識高い系"がハマる「ニセ医学」が危ない! 』(扶桑社)があるほか、自信のYouTube「桑満おさむちゃんネル」やTwitterなどで、日々情報発信を続けている。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年10月10日サカイクで『蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~』を連載中の島沢優子さんが、大阪にて『オシムの遺産(レガシー)彼らに授けたもうひとつの言葉』刊行記念イベントを開催します。イベントのゲストとしてサカイクで『あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]』を連載中の池上正さんを迎えます。ふるってご参加ください。<開催概要>・日程6月16日(金)19時~(OPEN /18:30START/19:00)・会場大阪・梅田ラテラル・チケット観覧:前売 ¥2,000 / 当日 ¥2,500配信:¥2,000■観覧前売りチケットはLivePocket or 当店HP予約から※入場はLivePocket 整理番号順→HP予約→当日の順となります。※要1オーダー¥500以上■配信チケット※受付期間は6/28(水)まで。アーカイブは6/28(水)23:59まで視聴可能※画質の調整が可能。ご自宅の通信環境に合わせてお楽しみください※配信内容の録画やスクリーンショット、再配信などの行為は禁止チケット購入はこちらをご確認ください>>・出演島沢優子さん(スポーツライター、『オシムの遺産』著者)池上正さん(NPO法人I.K.O市原アカデミー代表)【MC】ケチャップ河合さん・イベント詳細2003年からの4年間で、日本サッカーの発展に多大な影響を与えたイビチャ・オシムさん(享年80)。そんなオシムさんから人知れずフォロソフィー・言葉を受け継いだ11人、彼らに迫った書籍『オシムの遺産(レガシー)彼らに授けたもうひとつの言葉』。今回は著者の島沢優子さんと、ゲストには書籍でも取り上げられ、過去にジェフユナイテッド市原で育成年代コーチを務めた池上正さんをお招き。オシムさんが残したモノとそれらが今後日本サッカーにもたらす事とは?質問コーナーあり。お気軽にご参加ください。※下記の画面が表示されて詳細に行けない方は、画像右上の×印(赤枠部分)を押してください。
2023年06月02日「自分で考えるサッカーを子どもたちに」をテーマに、子どもたちの自立をサポートする保護者のための情報を発信する「サカイク」が、保護者セミナーを開催。サッカーをする子どもを伸ばしたい、今の時代の子育てに情報をアップデートしたい保護者の皆さんが参加しました。質疑応答では多くの保護者の方から、子どものために家庭でできることは何?過干渉・過保護にならないようにサポート方法を知りたいという声をお寄せいただきました。その様子の一部をお伝えします。(構成・文:前田陽子)サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■親は子どもが選択、決断できる環境作りを今回講師を務めたのは、サカイクキャプのヘッドコーチを務める菊地健太コーチ。シンキングサッカースクールのコーチとして、週に300人を超える子どもたちにサッカーを教えています。また自身も4児の父でもあり、親として心がけていることも教えてくださいました。申し込みの際にいただいていた質問で多かったのが、「主体性と放置の境目がわからない」というもの。自分でできるようになってほしいと思う反面、何もしないことは放置になってしまわないかというお悩みです。それに対して菊地コーチからのアドバイスは、「子どもを伸ばすために親ができることは、子どもが選択、決断できる環境を作ることが大切」というもの。5年生だからここまでやれるはず、できなければならないというハードルを設けず、子ども一人ひとりの成長に合わせて選択の種類や決断の種類を親が見極めること。そして、日頃の生活の中で、親が一方的に決めて子どもにやらせるのではなく、小さなことから対話をして子ども自身が決めていくことが大事だそう。小さなことでも少しずつ自分で決めることで、自分で決断ができるようになり主体性が育まれてくるとコーチは言います。例えば「明日の試合は8時集合」ということだけを子どもに伝えます。そして「何時に家を出たらいいかな」とか、「送って行く?」「朝ごはんは何時に食べる?」など、子どもに問いかけをして決めさせるのです。もちろん、子どもなので寝坊をしたり、時間を守れなかったりという失敗はあります。失敗から学ぶことは多いので、そこは気にせずまずは、選択する環境作りを意識することが大事だと語ります。■子どもが決めたことを否定すると、思考停止してしまうそして、子どもが決めたことは尊重してあげることが大切なポイントだそうです。サッカー中でも生活面でもそうですが、子どもたちは意図をもって行動しています。それを否定してしまうと、考えることをやめてしまったり、「別に」「ふつう」という言葉だけしか返って来ないようになったりしてしまうのだそう。子どもの考えたことを「すばらしいね」「やってみよう」と尊重することで、約束を守ろうとするようになるそうです。日常生活でも、親がやった方がスムーズな場面はたくさんあります。けれど、それをしてしまうと指示を待つ人になってしまう可能性も。そんな時こそ「手を出さずに目をかけるのです」とコーチは言います。親は困っていること自体を解決するのではなく、困っていることを理解した上で遠くから目をかけるのが大事なのだそう。見守るということは、決して放置や放任ではありません。子どもは悩んでいる時間の中で考える力が付いてきて、悩みを解決できるようになり、より前向きに取り組めるようになるのです。■子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えよう親が子どものためにできることとして、菊地コーチから「サカイク10か条」の解説がありました。第1条の「子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えること」は菊地コーチもご自身のお子さんと接する際に一番気を付けているそう。子どもの試合を見に行くとつい過剰な応援やアドバイスというより押し付けるような指示出しをしたくなりますが、それは絶対にNGです。子どもが発言したらイヤだなと感じることは、口にしないこと、と断言します。サッカーをしている子どもの考えやチャレンジを尊重して見守ることが何よりも大切だからです。子どもの力を信じることは、時に親にとってガマンが必要になります。子どもの忘れ物に「親は何をしているんだ」と言われることもあるかもしれません。ですが、失敗から学ぶことはたくさんあります。菊地コーチのお宅でも「準備はできているの?」「できているよ」と試合に行った息子さんが、試合用とは別のソックスを持って行って、試合に出られないという状況になったことがあったそうです。この経験が元になり、息子さんは忘れ物をしなくなったと同時に、いろいろなことを自分で解決できるようになってきたとのこと。親が先回りすることで、子どもの"失敗"という貴重な体験を奪ってしまう場面は多々あります。親が手を出さないことは放置ではないので、失敗という経験をさせていきましょうと、コーチの経験からの話もありました。■子どもとの時間は思いの外短い。親子の楽しい時間を大切に質疑応答では次のようなやりとりがありました。一部を紹介いたします。<忘れ物をしても堪えない、それでも見守る?>質問:小3の子どもが、忘れ物などをしても本人は全く堪えていません。それでも見守るべきでしょうか回答:忘れ物をしても、誰かに貸してもらえたりして、失敗を痛感していないんだと思います。例えば、寝坊をしていても起こさない。ユニフォームなどを忘れても「貸さないでください」とコーチや周囲の人に事前にお願いをしておいて、試合に出られない、チームのみんなに迷惑をかけてしまうという経験をさせるのがいいかもしれません。チームの方に迷惑をかけることにもなるので、事前にお話しをしておいてでも、そういう苦い経験を早いうちにできると、この先大きなトラブルにならないと思います。周囲に協力いただいて大きな失敗を経験させてみてください。<応援が過剰な熱い保護者、どうすればいい?>質問:試合中に過剰な応援をする親がいるのですが、放っておいた方が良いですか回答:プレイをしている子どもに影響があるなら、改善が必要です。応援が心地よくて子どもたちがパフォーマンスを発揮できればいいですが、試合中にピッチサイドの親御さんにチラチラと顔が行く、声掛けに萎縮して子どもの考えているプレイができないようであれば、チームで応援の仕方について、話し合っていただきたいですね。<自ら率先して動かない>質問:小3の子が、自分から率先して行動ができません。どうしたらいいでしょうか回答:サカイクキャンプでは「リーダーシップ」というアプローチをしています。自分が前に立って積極的にチャレンジできる子は、たくさんの経験をしているように感じます。経験値を元に自信が付き、トライできるようになります。まずはいろいろな経験をすることが必要。またお皿を運んでくれたというような些細なことでも見逃さず「こういうことも気がついてできるんだね」と伝えてあげると、自分の行動に自信が持てて、さまざまなことを率先して行動ができるようになっていきます。菊地コーチからは「子どもと一緒の時間はあっという間。思ったより短く感じます。だから子どものことを第一に考えて、親御さん自身もサッカーにかかわるのを楽しみながら、悔いのない時間を過ごしてほしいなと思います」と皆さんへのアドバイスもありました。子どもがサッカーを楽しく取り組めるように、親としての関わり方もアップデートして有意義な日々を過ごしていきましょう。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年03月15日サカイクが提唱している、子どものサッカーに関わる保護者のみなさんに大切にしてほしい"親の心得"をまとめた「サカイク10か条」。「実践している」「周りにも紹介している」という声をいただくこともありますが、まだその存在を知らない保護者の皆様にもぜひ知っていただきたいと思い、卒団式後の保護者会などで「サカイク10か条」を知っていただく機会を設けました。今回は、三重県亀山市で活動する野登SC、東京都町田市で活動する町田相原FCにご協力いただき、保護者会にてサカイク10か条を紹介しました。オンラインを使ってサカイク10か条の紹介を行いました(写真は町田相原FCのみなさん)子どものサッカーに関わる保護者に大切にしてほしい"親の心得"【印刷してチームに配布できます】■指導者が上手く説明できていなかったことを理解してもらえたどちらのチームも、サカイクキャンプのヘッドコーチでもありシンキングサッカースクールのコーチも務める菊池健太コーチが、サカイク10か条が大事な理由などをお話すると、集まった保護者の皆さんは真剣なまなざしでモニターを見つめ、その内容に耳を傾けていました。野登SCのスタッフ堀口さんによると、以前から指導者たちの中ではサカイクに共感していただいていた方が多く、情報を共有しあっていたそうです。保護者の皆さんにも知ってほしいとチームの情報を共有しているツールにアップしたりしていたそうですが、あらためてサッカー少年少女をサポートする親の心得として「サカイク10か条」というものがある、と伝えたかったのだと教えてくれました。普段から櫻木監督やコーチたちがサカイク的な指導に共感いただいて実践しているため、保護者の皆さんも納得して見守ってくださっているとのことですが、試合などで指導者の対応に疑問を抱いて質問された際に、指導者側が伝えたいことがきちんと言葉にできなくて、コミュニケーションのズレが生じることもあったそう。そんな悩みもあり、この度卒団式の後に保護者の皆さんに集まっていただき、サカイクのスタッフからオンラインを使ってサカイク10か条を紹介する時間を設けてくださいました。保護者会終了後には、親御さん同士で「こんな時は○○すると良いんだね」など話しあっていたそうです。チームスタッフの堀口さんは、「これをきっかけに、子どもたちがのびのびサッカーを楽しめる環境を保護者も理解して一緒にやっていけたらいいと思っています」とチームにとっていい機会になったと教えてくれました。■子どもより自分が焦っていたことに気づいた保護者も東京都町田市で活動する町田相原FCは、昨年7月に出張サカイクキャンプを体験していただいたチームで、以前より代表の宮崎さんをはじめ、指導者の方々もサカイクに賛同くださっていましたが、保護者の皆さんにもこの機会に知ってほしいということで、オンラインでご紹介いただく機会を設けました。コーチの話が終わった後は保護者の方からの質問タイムを設け、「やる気が見えない時の声かけ」「自主練をしないが見守るしかないのか」「ケガからの復帰が不安そうな時どうすればいいか」など、親御さんのお悩みに回答。「そういう悩みがあるときは、いつでもコーチに相談してください。一緒に取り組んでいきましょう」と代表の宮崎さんが保護者に語りかけるなど、今回の10か条紹介をきっかけに、保護者とのコミュニケーションを深める機会にもなったようでした。参加した保護者の方からは、「子どもより親の自分が焦っていたと気づいた。これからは見守るようにしたい」などの感想をいただきました。今回のことが、チームと保護者が子どもたちのためにより良い環境を作るにはどうすればいいか、共通認識を持って関わっていけるきっかけになれば幸いです。最近では、チームに入団する際にサカイク10か条を保護者の方にお渡ししているという嬉しいご報告をいただくこともあります。子どもがサッカーを楽しむためには、技術の習得も大事ですが、何よりサッカーが好きで楽しめることが大事です。「サカイク10か条」はページのURLを共有するだけでなく、印刷して配布することもできますので、ぜひみなさんのチームでもご活用ください。「サカイク10か条」をダウンロード>>
2023年03月13日読者のみなさんと編集部で、サカイクでやってほしい企画、読んでみたい記事のアイデアを出し合うオンラインミーティング「読者編集会議」を開催します。その参加者を募集いたします。参加者の皆さんからいただいた提案を採用して、後日記事を配信します。サッカー少年少女の保護者が、本当に読みたい記事はどんなものか、あなたのアイデアをお聞かせください。開催日時:3月20日(月)19:30~20:15(45分)人数:数名形式:オンライン(Zoom)以下よりアンケートにお答えいただき、ご応募ください。応募はこちら>>応募締め切り:3月15日・この会議は、みなさんの意見を聞きながら、読者が本当に読みたい企画案を生み出すことを目的とします。会議の場で企画の優劣や採用・不採用を決めることはしません。・参加をお願いする方には、編集部よりご連絡させて頂きます。
2023年03月13日「自分で考えるサッカーを子どもたちに」をテーマに、「シンキングサッカースクール」や「サカイクキャンプ」などを通じて子どもたちの成長をお手伝いするサカイクが、サッカーを頑張る子どもをどうサポートすればいいかお伝えする保護者セミナーを開催します。(オンライン開催)サッカーをする子どもを伸ばしたいけど家庭でどんなことができるの?、主体性を大事にして挑戦を見守るけど「放置している」とみられるのが悩み......。今の時代の子育てを知りたい、情報をアップデートしたい。という保護者の皆さんを対象にしたセミナーです。――――――――――――――――――――――――・主体性が大事なのはわかるけど、放置との境目は?さじ加減が分からない・自分で自分のことをやるチーム理念に共感しているけど、試合会場で熱い親たちを目の当たりにすると新年が揺らぐ。親としてどうすればいい?・自分で考えてプレーしてほしいけど、考える力が足りない。家庭でも考える力を身につけさせる方法が知りたい・失敗を恐れずチャレンジしてほしいけど、なかなかうまくいかない。どう声掛けすればいい?・つい、子どものサッカーに口出しすぎてしまう・子どもをどの程度サポートすればいいのか、過保護・過干渉にならないさじ加減が分からない・サッカーにおける親と子の接し方が分からない――――――――――――――――――――――――といった悩みをお持ちの方に、家でどんなふうに子どもに接すればいいか、どう見守ればいいかをお話します。きっと皆さんの悩みを解決するヒントがあるはずです。事前に皆さんからいただいたご質問にお答えする時間を設けますので、サッカーでの子育ての悩みをご入力ください。質問タイムでは、みなさんと一緒に考える機会も用意します。ぜひこの機会にご参加ください。<開催概要>日時2月26日(日)19:00~20:20形式オンライン(無料)定員50名参加費 無料※後日オンライン(Zoom)のURLをお送りいたします※事前質問の回答は20:00までに行います。セミナー中にチャットでお送りいただいた質問には、20:00~20:20にできる限りお答えしますので、質問を投稿していなくても20:00以降も聞きたい方は引き続きご参加いただければ幸いです。※セミナーのテーマに沿っていないご質問にはお答えいたしかねますのでご了承ください。>>>お申込はこちら※お申込はLINEアプリを使用してのお申込みとなります。下記の画面が表示されて応募フォームに行けない方は、画像右上の×印(赤枠部分)を押してください。■お申し込み方法LINE予約にてお申し込みを承っております。サカイクLINEアカウントのフォローをお願いいたします。※既にお友だちとなっていただいている方でフォームに入れない場合は、スタンプをLINEに投稿していただくとフォームに入れるようになります。講師プロフィール菊池健太(きくちけんた)サカイクキャンプヘッドコーチ。約20年にわたり未就学児から小学生まで指導。私生活では4児の父。4人ともサッカーをしており、サッカー選手を育てる保護者でもある。<資格>日本サッカー協会C級JFA公認キッズリーダーキッズコーディネーショントレーナー佐倉市立井野中学校サッカー部外部指導員<経歴>VERDY花巻ユース 日本クラブユース選手権出場(全国大会)中央学院大学 千葉県選手権 優勝千葉県1部リーグ 優勝■お問い合わせ先サカイクイベント事務局info@sakaiku.jp営業時間:平日10:00~18:00
2023年02月10日チームメイトはレギュラー争いのライバル、普段仲良くても上達につながるような情報は教えない、自分の子が出し抜かれるとイラっとする......。最近はそういった声を聞くこともあります。チーム、地域にもよりますがよそのお子さんと気軽に会話したり、関わること自体が減っているかと思います。核家族が増えたことや、ご近所づきあいを含む人間関係が希薄になったこともあり、地域や社会で子どもを育てることが少なくなった、と言われて久しいですがみなさんの周りはどうですか。我が子がかわいいのは当然だけど、子どものサッカーチームの子も同じぐらいかわいい。と言える親御さん、どのぐらいいるでしょうか。今回は、そんな「地域で子どもを育てる」が残っているチームをご紹介します。写真は少年サッカーのイメージですサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■自分の子と同じぐらい、他の子もかわいい「うちのチーム、弱いんです。なかなか勝てないから、点を取ったとき喜び方がわからなくてぎこちないんですよ」「周りもハイタッチが上手くできなかったり(笑)。でもそれがかわいくて。みんなかわいい」「子どもたちも勝ちたいし、親も勝って喜ぶ姿が見たい。でもなかなか勝てないんです(笑)」「自分の子と同じぐらい、他の子もかわいいんです。だから、卒団して親が子どものサッカーにかかわらなくなるのが寂しくて」そう語ってくれたのは、島根県で活動している大東JFCの保護者の方々。編集部が話を聞いている間、周りで賑やかな声を上げる子どもたち(ほかの親の子)にも、「○○(名前)うるさい、今編集部の方と話しているでしょ~」と気軽に注意したり、ボディタッチなどじゃれ合う場面もありました。送迎や試合の当番でよその子と接することはあるけど、学校のことやプライベートな話など、気軽に話すことはないというチームも多いかと思いますが、子どもたちにとっても学校、家庭以外での大人との関りがあることは、大事なことです。他の価値観を知るきっかけになったり、視野が広がることもあります。また、親には理解されないことも、他の親に話したら共感してもらえたり、認めてもらえた時にはホッとすることもあるはずです。大東JFCさんでは、親たちもチームの理念や活動内容に賛同していることもあり、良い関係性が築けていることもあるのでしょう。我が子のチームメイトに気軽に話しかけたり、子どもの方も畏まらず返答するなど、自然なコミュニケーションがたくさんあるようです。大人たちがゆったりどっしり構えて見守っているから、子どもたちも伸び伸び自由にサッカーを楽しみ、挑戦しながら少しずつ自立していく。そんな環境を大人たちが作っていることを伺うことができました。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは■「大丈夫、みんな変われる」大東JFCさんがサカイクの理念に賛同してくださり、子どもの主体性を育み自立を見守る姿勢になったのはじつは数年前からだそうです。サッカーの上達も大事だけど、サッカーを通じて人間的に成長することが社会で生きるために必要な事だと頭の片隅で感じていたチームの代表、横山武志さんの決断で今のスタンスになりました。小学生の保護者世代は、自分が学生の時に厳しい指導を受けた方も多く、最初の頃は保護者にも戸惑いがあったそうです。大東JFCさんでは、保護者会などを通してどうして主体性を大事にするチーム方針にしたのかとともに「親としてどうあってほしいか」「子どもを支えるために親はどうすればいいか」を伝えるなど、子どもをサポートするために保護者の皆さんにも情報をアップデートしていただく機会を設けているそうです。そのなかで、サカイクの連載でもおなじみの池上正さんの書籍を紹介したりサカイクの記事なども共有いただいているそうで、保護者の方々も「池上さんの本を読んで、自分たちも考えが変わっていった」そうです。なかには「サカイク10か条は、迷ったときに立ち返れるので時々見返しています。会社の同僚にも教えました」と教えてくださった保護者の方も。そのような活動を通じて、かつては「帰りの車で反省会」「悪いプレーが目に付いたら、ダメ出ししていた」保護者の方々が、今では「親は応援して見守るだけ」に代わっていったそう。親のスタンスが変わったことで、子どもたちも自分で考えてプレーするようになったのを実感しているとのことで、今では新しく入ってきた学年の保護者がかつての自分たちのような言動をしていると「子どもが委縮するから、親は見守るのがいいよ」とアドバイスを送ったりすることもあるそうです。ある保護者の方はこう教えてくれました。「今は勝ちを求める他の学年の親も、みんな、そのうち変われる。私たちも変わった。大丈夫、みんな変われるんです」今回ご紹介したのは、子どもにサッカーを思い切り楽しんでほしいという共通の思いを持ち実践している、良い取り組みを行っているチームの一例です。「地域で育てる」は、良いことだと思うけど難しい......。と感じる方も多いかもしれませんが、お子さんを良い環境に置きたいと思うなら大人は何ができるのかをチームで考える一つの例として参考にしてみてはいかがでしょうか。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年11月30日サッカーをしている子どものためにあれこれサポートをしている保護者の皆さん、時には「やりすぎたかな」とか「このやり方で良かったのかな」と考えることもあるでしょう。チームの先輩パパママたちも、同じような経験をして親としての在り方を学んできたものです。今回は、サカイクに賛同してくれて様々な活動をしている島根県の大東JFCの保護者の方々に、どんな経験や失敗をしたことがあるのかを伺ってみました。サッカー少年の保護者のみなさんにとって「あるある」と共感いただけるエピソードや、親として考えが変わった理由などリアルな体験をお話しいただきました。写真は少年サッカーのイメージですサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■保護者の「私これやってました」1番多かったのは......サッカーは本人が好きでやっているもの、仲間とコミュニケーションを取りながら楽しんでくれればいい。最初はそう思って始めたはずなのに、試合を経験するころになると我が子の「できなかったところ」に目が行ってしまい、帰りの車の中や、チームの送迎がある場合は帰宅した後に「反省会」になってしまう日が増えていませんか。大東JFCの保護者の皆さんも、以前は帰りの車での反省会が多かったと教えてくれました。「あの時のプレー、どうしてシュート打たなかったの?」「もっと、こうできなかった?」など試合を見ていて気になったところを反省する時間になっていたそうです。何人もの保護者の方が「私も反省会しちゃってた~」「うちもです」と、「帰りの車での反省会」経験を明かしてくれました。保護者の皆さんがやってしまいがちな行動としてよく聞かれる「帰りの車で反省会」。子どものためを思って、良くなかったプレーを反省して次に生かしてほしいという親心ではありますが、子ども自身も良かったプレーや良くなかったプレーは分かっているものです。また、子どもの年齢やサッカーの習熟度にもよりますが、考えて「あえて」そのプレーを選択した場合もあれば、咄嗟にそうしてしまった場合もあるわけで、「どうして?」と聞かれても、子どもとしても明確に答えられないこともあります。なにより、毎回試合の帰りに反省会になってしまったら車の中の雰囲気も暗くなり、子どももムッとして話したくなくなります。大東JFCさんでは、子どもを伸ばすために大人がどうあればいいか保護者が学ぶ機会を設けたり、サッカー少年の親の心得「サカイク10か条」の共有、サカイクの連載でもおなじみの池上正さんの書籍を保護者に紹介して読んでもらい、理解を深める機会を設けていることもあり、そのような時間を経て保護者の皆さんも「車の中での反省会」をやめるようになったそうです。今では「反省会」ではなく、「今日はどうだった?」という聞き方でお子さんとコミュニケーションを取るようになったと教えてくれました。■試合後すぐにダメ出ししていた過去ほかにも、試合が終わった後に「あの時パス出せたじゃん」「どうして負けちゃったの」など、その場でダメ出ししていた過去がある、という方も。会場によっては、選手エリアと観客エリアが分かれていたりしますが、ジュニアの大会では保護者もすぐ近くで応援できたり、子どもたちのそばにいられることも多いので、ついつい思ったことをそのまま伝えてしまうこともあるかと思います。大東JFCでこのエピソードを教えてくれた保護者の方は、チームの先輩保護者たちに「そういった発言は、子どもたちを委縮させるよ」「伸び伸びプレーすることが子どもを伸ばすんだよ。静かに見守りましょう」と言われたことで、ハッと気が付き自分の言動を見直したのだと教えてくれました。そうやって、諸先輩方のアドバイスを受け、子どもを伸ばすために親はどうあればいいのかを考え、変わることができたのだそう。大人になるとなかなか自分を変えることが難しいものですが、親御さんたち自身も謙虚に人の声を聞く姿勢を持てていたので変わることができ、親としても成長することができたのでしょう。いかがでしょうか。みなさんも子どもを応援しているゆえに、上手くなってほしい、頑張ってほしいという思いが強くなり、帰りの車や夕食の席で反省会をしたりプレーへの指摘をしてしまうこともあると思います。今回紹介したような体験は、親御さんたちにとって「よく聞く話」かもしれません。ですが、「人の振り見て我が振り直せ」という言葉があるように、あらためて他人の体験談を知って気づくこともあるのでは。お子さんに本当に心からサッカーを楽しんでほしいなら、このような体験談をもとにいま一度親としての接し方などを考えてみてはどうでしょうか。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年11月15日もうすぐワールドカップが開幕。11月1日には日本代表のメンバーが発表されます。サカイクではそれに先がけて、みなさんが子どもと一緒に考える「理想のスタメン」を募集しました。みなさんからの投票の結果を発表します。あくまで読者のみなさんがお子さんと話し合いながら「こんなスタメンが見たいね」と投票いただいたものなので、ご理解ください。★サカイク読者が選ぶ「日本代表理想のスタメン」はこちら!いかがでしたか?予想と当たった!という方もいれば、あのポジションは意外だった!という結果もあるかもしれません。みなさんから寄せられた応援コメントの一部もご紹介します。----------------------------------------------------勝ってください!ただそれだけです!個々の輝きと連携のとれたパスサッカー楽しみにしてます一つでも多く勝ってワクワクさせて下さい ガンバレニッポン!しっかりゲームマネージメントをしながら、戦って欲しい期待してます!厳しいグループだけど行けると思う。頑張れ日本代表ずっと寝ないで観ます。応援してます。----------------------------------------------------明日選出されるワールドカップ出場メンバーの皆さんには、悔いのない戦いをしてきてほしいですね。みなさんも4年に1度のワールドカップを親子で楽しんでください。
2022年10月31日「自分で考えるサッカーを子どもたちに」をテーマに、「シンキングサッカースクール」や「サカイクキャンプ」などを通じて子どもたちの成長をお手伝いするサカイクが、サッカーを頑張る子どもをどうサポートすればいいかお伝えする保護者セミナーをオンラインで開催します。サッカーをする子どもを伸ばしたい、成長させたいけど家庭でどんなことができるかわからない、という保護者の皆さんを対象にしたセミナーです。――――――――――――――――――――――――・自分で考えてプレーしてほしいけど、考える力が足りない。家庭でも考える力を身につけさせる方法が知りたい・失敗を恐れずチャレンジしてほしいけど、なかなかうまくいかない。どう声掛けすればいい?・つい、子どものサッカーに口出しすぎてしまう・子どもをどの程度サポートすればいいのか、過保護・過干渉にならないさじ加減が分からない・サッカーにおける親と子の接し方が分からない――――――――――――――――――――――――といった悩みをお持ちの方に、家でどんなふうに子どもに接すればいいか、どう見守ればいいかをお話します。きっと皆さんの悩みを解決するヒントがあるはずです。質問タイムでは、皆さんからのご質問に答えるだけでなく、一緒に考える機会も用意します。ぜひこの機会にご参加ください。<開催概要>日時11月5日(土)19:00~20:00形式オンライン(無料)定員50名参加費 無料※後日オンライン(Zoom)のURLをお送りいたします※進行状況により、終了時間は前後致します>>>お申込はこちら※お申込はLINEアプリを使用してのお申込みとなります。■お申し込み方法LINE予約にてお申し込みを承っております。サカイクLINEアカウントのフォローをお願いいたします。※既にお友だちとなっていただいている方でフォームに入れない場合は、スタンプをLINEに投稿していただくとフォームに入れるようになります。※LINEアカウントをお持ちでない方は事務局までお問い合わせください。講師プロフィール菊池健太(きくちけんた)サカイクキャンプヘッドコーチ。約20年にわたり未就学児から小学生まで指導。私生活では4児の父。4人ともサッカーをしており、サッカー選手を育てる保護者でもある。<資格>日本サッカー協会C級JFA公認キッズリーダーキッズコーディネーショントレーナー佐倉市立井野中学校サッカー部外部指導員<経歴>VERDY花巻ユース 日本クラブユース選手権出場(全国大会)中央学院大学 千葉県選手権 優勝千葉県1部リーグ 優勝■お問い合わせ先サカイクイベント事務局info@sakaiku.jp営業時間:平日10:00~18:00
2022年10月18日今年の春、秀岳館高校サッカー部のコーチが男子部員を暴行する動画がSNSで拡散されました。しかし、その後に部員が顔出しで謝罪動画を公開し、暴力は日常的なものではないとメディアで報道されている内容を否定しました。その後、監督がテレビに出演し「謝罪動画は部員の主体的な行動によるもので、自分は関与していない」と釈明しましたが、数日後に監督が指示したという事実が発覚し、指導者としてあるまじきことであると大きな問題として取り上げられました。筆者は、長年育成年代を取材してきた経験からこのような問題はまだ氷山の一角で、表に出てきていないことはたくさんあると感じています。今回は、日本の育成年代で度々起こる暴力問題の本質を紐解いていきたいと思います。(構成・文:KEI IMAI)<<関連記事:「お前たちが考えていることはどうでもいい」監督にもコーチにも相談できない学生プレーヤーたちの苦悩サカイク公式LINEアカウントでイベントや最新情報などをお届け!■古いままの指導観、アップデートされない教育観まず、日本の学校教育を筆頭に教育観がアップデートされていないという問題があります。欧米ではより科学的にスポーツ指導が行われ、サッカー以前に人間性を育む指導が当たり前になっていますが、日本は未だに根性論が根強く、暴力を伴う行き過ぎた指導が散見されます。熱血指導、暴力をともなう強制的な指導は、軍隊教育の名残だと言われています。日本野球界の偉大な指導者、野村克也さんは著書「指導者のエゴが才能をダメにする ノムラの指導論」の中でこう書かれています。「私が現役の頃、『指導』には暴力がつきものだった。当時は軍隊を経験した人たちが指導者となるケースが多かった。軍隊は生死を懸けた戦いの場所だ。とくに太平洋戦争を経験された人は、さぞかし苦労されたと思う。そうしたなかでも特筆すべきことは、一般社会では例を見ないほどの『行き過ぎた上下関係』が、軍隊で行われていたことに尽きる。俗に言う『しごき』の類は、ここで体験したことを、戦後になって『教育』という名のもとに、一般社会に持ち込まれてしまったからに他ならない。」出典:指導者のエゴが才能をダメにする ノムラの指導論著者:野村克也サッカー以外のスポーツでも根強く残る、いき過ぎた熱血指導は古いままの指導観、教育観が原因であると感じています。■指導者の横暴を許容、黙認する保護者たちも問題もう一つ問題なのは、このような指導者を黙認してしまう大人だと思います。ジュニアサッカーの現場に行くと、未だに高圧的で横暴な指導者もいますが、これを後押ししているのは保護者の方だったりします。保護者世代も同じような指導を受けてきたので問題に気が付かない人が多かったりと、決して悪気はないと思うのですが、お茶汲みなどの過剰な接待をしながら「子どもたちを鍛えてください」などと熱血教育に対するニーズも残っているように思います。また、指導者に対して違和感を感じながらも黙認してしまう大人も多いように思います。同調圧力や声が大きい影響力のある人に対して意見しにくいという国民性もあるかもしれません。しかし、子供たちのためにより良い方向にいけるように考えていかなければなりません。■指導者が勝利至上主義に陥る理由また、指導者が勝利至上主義に陥ってしまう理由の一つに全国大会などの構造問題があります。負けたらおしまいのトーナメント方式中心の大会運営はその最たるものです。サッカーを含めたスポーツと呼ばれるものは本来、生涯スポーツとして楽しみ、心身ともに健康的に過ごすためのものです。しかしながら、実際には多くのジュニアチームが勝利至上主義に陥り、子どもを消耗しています。目先の勝利が最優先になり、熱血指導、先回り指導が跋扈しています。結果として暴力事件や、オーバーユース、バーンアウトが起こりやすい構造になっているように思います。行き過ぎた指導により、サッカーが嫌いになって辞めてしまう子どもの話もよく耳にします。そんなことは、あってはならないことだと思います。サッカーを楽しみながら、好奇心と主体性を育み、それぞれのレベルに合ったプレー環境が大切なのです。全国大会を廃止とまでいかなくても、その方式は早々に変えるべきだと思います。レベル別にリーグを分けて戦えるような仕組みにすること、そのカテゴリの中でトーナメントなどを行うのはいいと思うんです。既存の全国大会はそのような仕組みになっていません。レベルが圧倒的に違うチームが試合を行わなければならない仕組みも、変えていかなければならないと思います。サッカーコンサルタントの幸野健一さんの著書「パッション 新世界を生き抜く子どもの育て方」にはこう書かれています。「サッカーも、冬の高校選手権が選手の最大の目的になっているよね。勝てば天国、負けたら地獄みたいな戦いは、もちろん、選手にとってかけがえのない経験となる面もあると思う。でも僕は、それが本当に選手のためになっているのかは疑問に思ってしまうんだ。考えてほしいのは、ゲームそのものではなく、誰のためのものかということ。育成年代のスポーツの主役は、あくまで選手でなければいけない。でも現実は、選手の手を離れて、視聴者を意識したテレビ局や大会関係者のものになっているよね。ヨーロッパや南米の育成年代においては、日本のような全国大会はないんだ。あまりにも強いスポットライトを浴びることで、選手が天狗になるのが良くないという理由でやっていないんだよ。選手を保護する考えがある」出典:パッション 新世界を生き抜く子どもの育て方幸野健一■保護者ができること構造をすぐに変えることは難しいかもしれません。しかし、問題提起すること、コミュニケーションを取ることはできます。もし、自分のチームの指導者が熱血過ぎるのなら、子どもがサッカーを心から楽しむための親の心得「サカイク10か条」を思い出してください。保護者としてどうあればいいか、わかるはずです。そして、チームの保護者、指導者とコミュニケーションをとってみてください。親御さんが、間違った指導を知ることができれば問題はすぐに把握できます。まずは知ること、そして必要なアクションを考えることです。
2022年09月13日ご家族の都合で7年前に渡独し、ドイツでサッカーママをしているNさんのインタビュー第二弾。息子さんは地域のクラブを経て、現在はプロクラブの育成アカデミーに所属しています。希有な経験で感じたことを伝えたいと、ドイツと日本との違いを率直に語ってくださいました。サッカー王国、ドイツの育成から親ができることを考えます。(取材・文:前田陽子)写真は少年サッカーのイメージです<<前編:「日本にいた頃はピッチサイドで圧を......」ドイツ在住サッカーママが現地に行って気づいた子どもを伸ばす大人のスタンス■ドイツの子は良いプレーをしたとき親の方を見る、日本の子はミスしたときも親を見る「息子はドイツに来てはじめは地域のクラブに所属しました。そこで出会ったトレーナーが、ドイツサッカー協会の指導者を兼ねてる方でした。私たちにとってこの出会いがとてもラッキーで、彼からたくさんのことを学びました。彼は絶対に子どもを怒鳴らず、プレーと意思を尊重します。練習中『もうやらない!』とへそを曲げた子どもにも『落ち着くまで待つから、それでもプレーしたくなければやらなくていいよ』と声をかけるのです。プレーをするのもしないのも子どもに自分で決めさせ、決して無理強いはしません。自ら決めるのを待つ姿勢で接していました」「彼の言葉で印象に残っているのが、特に12歳くらいまでは子どもからプレッシャーを取り除くことが大事、ということ。過度なプレッシャーがある状態では、いいプレーができるはずもなく、何より楽しむことができないからと。それ以来、今まで以上にサッカーを楽しむことが大事なんだと親子共に思えるようになりました」そのように、日本との違いを感じながらお子さんのサッカーを見ていた頃に、ドイツの子どもたちはいいプレーをすると「僕よくやったでしょ!褒めて!」と言わんばかりに親の方を見るけれど、日本の子どもたちが親の方を見るのは、いいプレーの時だけでなくミスをした時にも親の方をみて顔色をうかがうように感じたと教えてくれました。「ゴールを決めたときやいいプレーをしたとき、満面の笑みで親の方を見る子どもの姿は何とも愛おしいです。が、以前息子がこちらを見たのはミスをしたときが多かった気がします。他にも私たちのことを気にする場面が度々あったように感じたんです。つまり、私たち親がいることで、子どもがサッカーに集中できなくなっている。これは良くないと気づいたんです。子どもが笑顔でプレーすること、そして周りを気にする事なくプレーに集中することが何よりも大事だと気が付いたことで、親のかかわり方を変えることができたと思います。そして今息子は、どんな状況でも私たち親や周りを気にする事なく、自分に目を向けてプレーに100%集中できるようになりました。」Nさんはドイツでの環境やお子さんの指導者、保護者との出会いがあったから、その違いに気がつき変わることができたとおっしゃいます。日本にいる大人たちが他国の文化の違いを体感することはなかなか難しいですが、Nさんの体験を通じて、子どもたちの笑顔があふれるピッチのためにできることはたくさんあると感じる方もいるのではないでしょうか。■子どものサッカーの主人公は子ども。保護者が変わると子どもは変わる子どもがサッカーを楽しむために親がまずするべき事は、プレーするのは子どもだということをきちんと理解すること、とNさんは感じています。いいプレーをしても、ミスをしても、やったのは子どもで親ではありません。なので、怒る必要もイライラする必要もないはず。親が子どもの気持ちを超えてピッチサイドで子どものプレー一つ一つに一喜一憂する必要はないのです。結果ではなく過程に目を向けると、昨日より今日、ひとつ前のプレーより今、できることが増えていることに気が付くはずです。「子どものすることはゼロベース。『できない』からの積み重ねなので、そうすればできたことに目が行くはずです。あとは子どもが自分でやったこと、子どもが自分で決めたこと、など子どもが自主的に行動したことを尊重することが大事だと思います。まずは子どもからの全てのアクションを認めてあげて、必要な時はどうだったか一緒に考える。また、日本だとミスという言葉や、失敗という言葉をよく言いますが、ドイツに来てからミスや失敗という言葉はあまり使わなくなりました。実際ドイツでは、極端なネガティブな言葉は慎重に使う=あまり頻繁に使わないように感じます。そもそもミスや失敗は悪いことではなく、うまくいかなかったというだけ。そこから学ぶことができるのでミスは悪いことではなく、学ぶきっかけを与えてくれたものと冷静に受け止められるようになりました。そしてミスや失敗をして頭を下げている子どもに対して、『大丈夫!』と声を掛けると共に、次のアクションが起こせるように、『なぜそうなったのか』『次どうすればもっとよくなるのか』を考えるサポートや声掛けをするようになりました。それにより息子はミスを恐れることなくチャレンジできるようになり、結果として成長につながっていると感じています。ドイツに来ていなかったら気が付かなかったことかもしれませんが、今一番思うのは、主人公は子どもだということ。親はファシリテーターでしかありません。ヘルプよりもサポートが大切だと思います。そして、保護者が変わると子どもは変わります。保護者に笑顔が増えれば子どもの笑顔も増える。笑顔が増えればモチベーションが上がり、自主的な行動が増え、学びも多くなる=自立と成長が促されるということだと思っています。保護者は子どもに関わる環境の全てにつながり影響を与える存在です。保護者の存在は子どもにとっても社会にとっても重要であることを私たち一人一人が再認識することが大事だと思います。そしてこれからも子どもの成長を見守りサポートしながら、私自身も沢山の事を学んでより良く変わっていきたいと思います。」いかがでしょうか。子どものサッカーの主人公は子ども自身。まさにその通りですね。それを理解できれば今までプレーを見て上手くいけば喜んだり、ミスをすれば子ども以上に引きずったりしていたことが、本来しなくていいことと気づき、気持ちが楽になるのではないでしょうか。保護者の笑顔は大事です。お父さんの母さんが楽しんで子どものサッカーに関わることができるようになれば、わが子の笑顔も増えるはず。親も子もサッカーを楽しむために、今日から意識してみてください。子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えよう「サカイク10か条」>>
2022年05月24日2022年の夏休み、サカイクとFC東京がコラボしたキャンプを行います。その名も「FC東京×サカイクSummer Camp」。なぜFC東京がサカイクとコラボし、子ども向けのキャンプを行うのでしょうか?FC東京サッカースクールのクリニックマスター・中村淳コーチに話をうかがいました。キーワードは「ライフスキル」です。(取材・文鈴木智之)■ライフスキルの向上を目指してFC東京はこれまで、東京都内で短期キャンプを行ってきました。今回、サカイクとは初のコラボになります。その理由を、中村コーチは次のように説明します。「これまで我々は、サッカーのスキルアップを中心に、短期キャンプを行ってきました。当然ですが、サッカー選手として成長するためには、サッカーの技術戦術に加えて、人間性の部分も大切になります。その考えのもと、サカイクさんと話をする中で、ライフスキルの向上にも力を入れているとのことでしたので、ぜひ一緒にできないかということで、今回のキャンプが実現しました」サカイクキャンプでは「5つのライフスキル」をテーマに、サッカーのトレーニングに加えて、自ら進んで考え、行動するといった自立心を大切にしています。その源となるのが、5つのライフスキル「考える力」「リーダーシップ」「感謝の心」「チャレンジ」「コミュニケーション」です。<サカイクライフスキル>・考える力・リーダーシップ・感謝の心・チャレンジ・コミュニケーションFC東京とサカイクのコラボキャンプでは、サッカー面に加えて、これらのライフスキルを身につけることができます。中村コーチはサカイクが大切にするライフスキルについて、次のように考えているそうです。・考える力「サッカーは試合が始まると、ピッチの中で自ら考えて判断し、決断しなくてはいけません。監督やコーチに指示を受けてプレーするのではなく、自分で考え、状況に応じたベストな選択をすることは、とても大切な能力です。(中村コーチ。以下同)・リーダーシップ「リーダーシップというと、周囲を引っ張るイメージがありますが、それだけではなく自分で自分を鼓舞することや、率先して行動することも含まれます。考える力と同じで、誰かの指示を待っているだけでは、良いプレーをすることはできません。自らリーダーシップを持ち、物事に取り組む力は、成長する上で欠かすことができないものだと思います」・感謝の心「サッカーに限らず、すべてのものに感謝の気持ちを持つことは、人としてとても大切なことです。日頃から子どもたちには『サッカーができることは、当たり前ではないんだよ』という話をしています。保護者はもちろん、チームメイトやコーチに感謝しながらサッカーに取り組む気持ちは、普段から持っておいてほしいです」・チャレンジ「チャレンジのないところに成功はない。私はそう思っています。できるかできないか、ぎりぎりのことにチャレンジし、成功したときに成長につながります。簡単なこと、できることだけやっていても成長にはつながりませんよね。子どもたちには、常にチャレンジ精神を持って、サッカーや日常生活に取り組んでほしいです」・コミュニケーション「サッカーは仲間と一緒にプレーする、コミュニケーションがとても大切なスポーツです。周りの仲間と関わって、コミュニケーションをとることが、結果的には自分や仲間の良いプレーにつながっていきます。これは社会に出たときにも同じことが言えるので、サッカーを通じて、今のうちにどんどん高めていってほしいです」【2022夏休み通い開催】FC東京×サカイクSummer Camp>>■サカイクライフスキルと青赤キッズの心得中村コーチは「5つのライフスキルは、サッカーだけでなく、学校生活や社会生活、人間形成にも通じることですよね」と話し、こう続けます。「FC東京には『青赤キッズの心得』というスローガンがあります。FC東京のチームカラー、青赤(あおあか)に当てはめて、『あいさつ』『おもいやり』『あきらめない』『かんしゃ』の4つを大切にしています。サカイクライフスキルは青赤キッズの心得に通じるものがあるので、一緒にやることで、より良いものができるのではないかと思っています」<青赤キッズの心得>・あ...あいさつ・お...思いやり・あ...諦めない・か...感謝FC東京とサカイクのコラボキャンプ。指導はサカイクキャンプのコーチに加えて、FC東京のコーチ陣も参加します。FC東京のメインコーチは大島翼コーチです。プロサッカー選手として4つのクラブでプレーし、昨年はベトナムのサイゴンFCでも指導をするなど、豊富な経験を持っています。中村コーチは指導スタッフについて「プロ選手としてJクラブでプレーしていた人や、FC東京のアカデミー出身で、大学を経てコーチになった人など、様々な経歴を持つ人がいます」と話します。さらには、「FC東京のトレーニングとサカイクさんのライフスキル、両方に刺激を受けることで、夏休み明けには、自チームの監督さんやチームメイトに『夏休みに大きく成長したね』と言ってもらえるだけの成果が得られる場にしたいです」と、充実した内容になることを約束してくれました。いつもとは違うコーチ、チームメイトと触れ合うことで、サッカーの知識や経験が増えるとともに、新たな仲間ができるのも、短期キャンプの醍醐味です。サカイク×FC東京キャンプはサッカー選手として、人として成長するため、普段とは違った刺激を得られる場になるでしょう。コーチ、スタッフ一同、キミの参加を楽しみに待っています!【2022夏休み通い開催】FC東京×サカイクSummer Camp>>
2022年05月14日ドイツでサッカーママをしているNさん。息子さんは3歳からサッカーを始めていて、小学校1年生の途中でご家族の都合で渡独。ドイツで感じたサッカーの環境、指導者や親など大人の態度の違いなどを率直に教えていただきました。サッカーをする子を持つ日本の保護者の皆さんにも知ってほしいこと満載です。(取材・文:前田陽子)写真は少年サッカーのイメージです■日本にいたときはピッチサイドで圧をかけていた「私はサッカー経験者ではないので、ピッチサイドでは指示をするような声は出していませんでした」と言うNさん。それでも、プレーの指示はしないものの「もっといける!取れるよ!いけいけ!」など、圧をかけるような声は出していたそうです。昨年末に今までの写真や動画を整理していた際に、ちょうどドイツに来た年の試合の動画を見たそうですが、当時の声のかけ方のひどさを実感したとも教えてくれました。罵倒するような声かけではないですが、決してポジティブになるものではなく、「そこじゃないよー。今の取れるだろう。シュート打てよ」といった声をかけていたのだとか。「一緒に見ていた息子からも『お母さんもお父さんもひどいね』って言われました」と苦笑いを見せます。■「できて欲しい」という理想が目の前の子どもを褒められない原因その動画を見て、当時6歳か7歳の子どもたちのプレーが上手だなと思い「うまいなー」とボソッと言ったら、息子さんに「このビデオの中でお父さんとお母さんが言っている言葉はそうは感じないけど」と返されたのだそうです。当時のNさんは目の前の子どもたちをうまいと思っていなかったと振り返ります。「それはおそらく子どもに対する前提が今と以前では違っているからだと感じます。以前は"できる"が前提だったので、ミスに目が行くし上手だと感じられなかった。6歳7歳がやっているサッカーだという認識が頭の中になかったのだと思います」他の選手やお友達ができることは、自分の子どもも"できるはず"という目で見てしまう親御さんは多いですね。できていて欲しいという理想と子どもができる現実の区別ができないと、プレー中にかける声の内容が変わります。お子さんがサッカーを楽しむために保護者に心得ていてほしいサカイク10か条でも【子どもは小さな大人ではないことを理解しよう】と提唱していますが、子どもそれぞれの成長を見守ることの大切さへの理解が、ドイツの方が進んでいるようです。■ドイツでは子どもをめちゃくちゃ褒める「指導者も保護者も試合中にかける言葉は、子どもたちのやったことを認める声かけが多いと感じます。ゴールが決まったら褒めるのではなく、シュートを打ったら必ずGut(イイね)やSuper(超イイね)などポジティブな声が出ますし拍手が起こる、子どもたちの考えやプレーを認める声掛けが多いです。そして、印象的なのが、パスという言葉をあまり使わないこと。ボールを保持し続けるような自己中心的なプレーになってパスがでないときはSpielenと声をかけます。プレーするというドイツ語ですが、つまりサッカーしよう!と。独りよがりのプレーはサッカーではないということ。パスをしろという指示ではなく、プレーしろと言うことで子どもに気づきを与える言葉です。日本ではこういう声かけを聞いたことがなかったので、最初は不思議に感じました。また、ドイツに来てすぐのころは違和感さえあったのが、こちらの人がものすごく褒めること。自分の子どもだけでなく、いいプレーにはそこまで⁉と思うほど褒めたたえます。相手チームの選手からもいいプレーに対しては『よかったぞ!凄かったぞ!』と声がかかる。それによって子どもはモチベーションが上がり、自然とやる気が出るんですね。嬉しい気持ちと楽しいという気持ちが根付くことによって、自己肯定感が生まれ、心の土台ができる。そうすると自分で考えて動けるようになっていきます。そういった環境があることは素敵な事だなと思いました」子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えようサッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」>>■日本とドイツの一番の違いは「大人たちの子どもの扱い方」さらにNさんは、ドイツと日本では親子関係が違うと感じたそうです。日本では子どもをいい子に育てたいと手を焼きますが、ドイツでは自立できる子になってほしいと子育てをする。子どもの成長した姿の理想が違うので、過干渉にならないのではと分析します。「日本とドイツで大きく違っていると感じたのは、大人たちの子どもの扱い方。ドイツでは子どもを一人の人間として見ていて、子どもの存在や意見を尊重しています。そして、指導者、保護者、子どもの間に上下がなく、風通しがいいというか、話しが対等にできる立ち位置にそれぞれがいる。質問があればいつでもできる雰囲気なので、何か疑問に思ったことは、子どもも私たちも何でも聞いています。指導者、保護者、選手の間には近すぎず遠すぎずの絶妙な距離感があり、また保護者、指導者、選手の間にあるのは上下関係ではなくリスペクトの関係であると感じています。また、ドイツの指導者は声をかける、かけないのタイミングや、具体的に言わないといけない時と、気づきを与える時のタイミングの見分け方、伝え方がすばらしいなと思います。どういうタイミングでどういう風に声をかけて進めるのが効果的か、ということを考えながら接してくれる。また子どもの意見を引き出すことも、意見を聞くことも上手で、聞くこともコミュニケーション能力の一部だなと強く感じます」日本の指導者や保護者も、子どものことをリスペクトして対応している人は多数います。ですが、まだまだ少ないと感じるのが現状。実際に両方を経験しているNさんのご意見はとても貴重なものです。大人の態度を変えることが、子どものモチベーションをアップさせる一番の近道のはず。いま一度、自分の態度を振り返って、わが子の自立や成長につながる接し方をしているかを確認してみませんか。お子さんが今よりサッカーを楽しめるようになったり、親御さんも変な思い込みやプレッシャーから解放され、楽しくわが子のサッカーに関わることができるようになるはずです。子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えようサッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」>>
2022年05月12日この春からサッカーチームに所属するお子さんを持つ保護者の方に、最初に知っておいてほしいこととを5つご紹介します。お子さんがサッカーを心から楽しんで、人としても成長するために保護者はどんなサポートをすればいいのか。「応援のしかたってどうすればいい?」「ケガの対処法は?」など初めての事だらけで心配な新米お父さんお母さんは子どものサッカー応援の基礎として、すでにお子さんがサッカーを始めて何年も経つ保護者の方は改めて、子どもがサッカーを楽しむための「親の心得」としてご確認ください。指導者の皆さんやサッカー少年少女の親として先輩の皆さん、この春からチームの一員になったお父さんお母さんたちにこのページをシェアしてくださいね。子どものサッカーに関わる保護者のみなさんに、大切にしてほしい"親の心得"■正しい応援マナー試合ではどんな声援を送ればいいの!?「応援」と一口に言っても、ただ「頑張れー」と言えばいいのか、子どもを伸ばすような言い方があるのか、迷いますよね。よく知らなくて恥ずかしい思いをするのも嫌だし......と思っている親御さんは少なくないものですよね。ダメ出しや、否定の言葉が良くないことはわかっていても、どんな声掛けで応援すればいいのか意外に思いつかなかったりするのでは?声かけにも、子どもを伸ばす「プラスの言葉」があります。子どもたちの成長にとって、どんな言葉がプラスで、どんな言葉がマイナスなのか、今のうちから正しい応援スタンスと、声かけについて確認しておきましょう。正しい応援スタンスと声かけについて詳細はこちら>>■【サッカー最新ルール】8人制にも本格適用!新ルールをおさらいサッカーのルールって、未経験者には難しいですよね。試合を見に行って、「今どうして笛が吹かれたの?」「今何のファウル?」となることもあるのでは。学生時代にサッカーをしていた保護者にとっても、ルール改正などでご自身がプレーしていたころとは変わっているルールもあります。ファウルの判定が良くわからなくてモヤモヤするまえに、少年サッカーの新ルールの中で特徴的なものをチェックしておきましょう。飛んでくるボールを怖がる子どもたちにありがちな「ハンド」の基準など新ルールの詳細はこちら>>■【ケガの処置】傷口は水で流すが正解!?応急処置の基本サッカーではグラウンドで転んだり、試合以外の場面でケガをすることも。ケガの対応もお父さんお母さんが学生の頃の常識とは異なっているものがあります。サッカーの中でよくある、転んだときにできる擦り傷。昔は消毒液をつけたと思いますが、最近の常識は「水で洗い流す」です。傷口を洗い流すことで感染症予防にもつながるのだとか。ほかに子どもが良くするケガといえば「打撲」などの外傷です。打撲などの対処法「RICE処置」の基本を知って、お子さんをサポートしてあげましょう。ケガの応急処置、打撲などのRICE処置の詳細はこちら>>■【突然倒れたとき】知らなきゃいけないAEDの使い方サッカーで心配なのは、擦り傷や打撲などの外傷だけでなく、心臓震とうなどによる心停止もあります。グラウンドで子どもが突然倒れたときの対応も、ぜひ知っておいてほしいもの。学校や公共施設などでもAEDの設置が進んでおり、使用場面の理解も進んでいますが、実際使用したことがないと不安なものですよね。子どもたちを守る大人の皆さんに知っておいてほしい、スポーツの現場で命を守るための処置。知識として頭に入れておくだけでも、少しは違うものです。救急隊員が教える正しいAEDの使い方の詳細はこちら>>■子どものサッカーに関わる保護者のみなさんに、大切にしてほしい"親の心得"子どもにとって一番楽しいのは誰かにやらされることではなく、自分で考え、判断し、プレーすることです。主体的にサッカーに取り組み、チャレンジするためには"親の関わり方"がとても重要なのです。わが子を見守り、自立を育む親でいるためにこれだけは大切にしてほしい10のこと。まず最初にこれを押さえましょう。子どもが心からサッカーを楽しむための「サカイク10か条」>>子どものサッカーに関わる保護者のみなさんに、大切にしてほしい"親の心得"
2022年03月22日子どもがサッカーを楽しむために、サカイクは保護者のみなさんに大切にしてほしい"親の心得"を10か条にまとめました。子どもは身近な大人の行動や言動を良く見ているもの。知らず知らずのうちに子どもが自分の真似をしていた、ということは多いはずです。サッカークラブのコーチは、選手である子どもの保護者と切っても切れない関係にあります。クラブやコーチの考えに理解を示してくれる保護者がほとんどですが、中には「それは本当に子どものためになるの?」と考えてしまう行動もしばしば。今回は、ご自身も東京都社会人リーグ1部の「エリース東京FC」シニア40のチームで主将としてプレーしている傍ら、東京都西多摩郡のサッカークラブ「Ruffle瑞穂FC」で指導をされている大塚哲さんにお話を伺い、サカイク10か条のひとつ「9.サッカー以外のことを大切にしよう」について、子どもや保護者とのやりとりや自身の体験のなかで感じたことを話してもらいました。(取材・文:中村僚)【関連リンク】子どもが心からサッカーを楽しむために大切にしてほしい親の心得「サカイク10か条」写真提供:エリース東京FC■保護者がどれだけ子どもに介入するかによって子どものコミュニケーション能力が変わる?主に中学3年生の子どもたちを指導している大塚さんは、基本的に保護者と接することはなく、子どもたちの指導に専念しています。その中では少し歯がゆい思いもあるようです。「チームの代表が『コーチたちには現場に専念してほしい』という思いがあるので、私たちが保護者の方と直接コミュニケーションを取る機会はあまりありません。個人的には人と話すのが好きですし、保護者の方とも気さくに話したいのですが、どうしても全員の保護者の方と平等に接することはできません。そうなると、こちらはそんなつもりがなくても『あの選手の親とだけ仲良くしているな』と見られてしまうこともあるんです。そうした軋轢を避けるために、僕たちは基本的に子どもたちの指導に専念しています」ただしそうした中でも、保護者から子どもへの影響を強く感じているという大塚さん。中学生は、人からの目線を気にしたり、自分に関わる人の影響を強く受けたりする多感な時期。最近では、高校受験を控えてサッカーを続けるかどうかという決断をする時期でもあります。「サッカーはチームスポーツなので、適切なコミュニケーションを取れるかどうかがとても重要です。子どもたちと話していると、『コーチ、俺はこう思うんだけど』とはっきり自分の考えを口にできる子と、『はい......』という淡白な返事だけになってしまう子がいます。他の場面でも、仲間と対話できる子と、言われるがままになってしまう子、などです。もちろん、同じ子でもある場面ではうまく喋れるけど別の場面では黙ってしまうことなどもあり一概には言えませんが、コミュニケーションが得意かどうかという傾向は確実にあると思います。あまりコミュニケーションが得意でない子は、保護者がクラブに意見を言うことや、保護者の考えでサッカーを休ませることが多いんです」サッカー以前の問題として、近年の子どもたちは実年齢よりも3、4歳幼い、と語る教育者の声もあります。「現場に立っている身からすると、非常に納得できる数字です。昨年からはコロナ禍の影響で選手の住所などの情報を会場に提供する機会が増えたのですが、その時に子どもが自分の家の住所を書けなかったり、提出物を忘れるのが大体同じ子だったりしました。きっと普段から、いろいろな問題が起こらないように保護者が先回りしているのだと思います。提出物も保護者が書く、忘れものがないように保護者が用意する、何をすべきかも保護者が指示する。結果、子どもは自分で判断をする機会や経験が失われていき、実年齢よりも幼く見えてしまう、ということなのでしょうか」■何も言わなくとも息子がサッカーを始め自分と同じ高校に進学した大塚さんは自身も2人の子どもの父親。そして2人ともサッカーをプレーしており、指導者であると同時にプレイヤーの保護者でもあります。どちらの立場もわかる大塚さんは、どのようなスタンスで子どもと接しているのでしょうか。「僕は基本的にあまり子どもに何かを言うことはありません。僕も学生時代はサッカーをしていましたが、子どもたちにサッカーをやるように促したことはありません。長男は気づいたら僕と同じ高校に進学してサッカー部に所属していました(笑)。とても嬉しいことですが、僕から何かアドバイスをしたことはないですね。子どもたちが所属してきたチームにも、基本的に何か意見を言ったことはありません。チームにはチームの方針がありますから、それにお任せです」「何より自分が本業、指導者、自分のプレー、そして家庭と、いろいろな自分が混在している生活を送っています。放任とも言われてしまいそうですが(笑)。ただ、自分のそんな姿を子どもたちが見て、そこから何かを感じ取ってくれた結果が、サッカーを始めたり自分と同じ高校に進学したりすることだったと思うので、少しは何かを伝えられたのかなと思います」会社員、サッカー指導者、サッカー選手、父親......いろいろな側面を持つ大塚さんの話からは、子どもに対する愛情と同時に、自分の人生をより充実させようとする姿勢が見えてきました。次回は大塚さんご自身のキャリア、そして11月に開催される「オムロン ヘルスケア杯 全国シニアサッカー"裏"選手権」についてお話を伺います。★この記事はサカイク10か条の項目第9項「サッカー以外のことを大切にしよう」に該当します
2021年11月02日サカイクではサッカーを通した教育をテーマとして少年サッカーに関わる保護者の皆さんへ役立つ情報をお届けしてきました。このたび、サッカーをする小学生のお子さんを持つ保護者のみなさんが、子どものサッカーに求めること、どんなコンテンツであればより一層保護者のみなさまに役立つのかを参考にさせていただきたく、以下のアンケートを実施することとなりました。おひとりおひとりの声を聞いてこれからのサカイクの運営に生かしたいと考えております。ぜひご協力のほどよろしくお願い申し上げます。【回答にあたってのお願い】・本アンケートでは、小学生のお子さんについての回答をお願いします。・小学生の子どもが複数いて、どちらもサッカーをしている場合、学年が上の子について回答してください。お答えいただいた方の中から抽選で「テクダマ」や「タニラダーアドバンスドシングルセット」をプレゼントします。アンケートの最後に、欲しい商品を選択してご応募ください。【プレゼント景品】1.テクニック上達専用ボール「テクダマ」(1名様)2.正しい姿勢でストレッチできる「フレックスクッション」(1名様)3.1分乗るだけで体幹にスイッチが入るマット「メトリクスフォーム」(1名様)4.ジュニアアスリート専用サプリ「キレキレ」(1名様)5.中村憲剛が解説「KENGO Academy~サッカーがうまくなる45のアイデア~中村憲剛監修」(1名様)6.DVD付きタニラダーアドバンスドシングルセット(1名様)■回答フォームアンケートの回答はこちら>>受付期間:9月5日(日)まで■本件に関するお問合せサカイク編集部:info@sakaiku.jp
2021年08月31日サカイクでは定期的に「保護者の本音」を調査しています。子どもたちのサッカーを日々サポートする保護者は、どのようなことを感じ、どんな悩みを持っているのでしょうか?今回、本音調査に協力してくれたのが、埼玉県で活動するFCリアルの保護者のみなさんです。ぜひ、ここだけの「リアルな話」を聞いて、ご自身のお悩みの参考にしてみてください。(取材・文:鈴木智之)<<関連記事:子どものサッカーで保護者が知りたいのは「自主練メニュー」「強豪チームの子の過ごし方」サカイク本音調査自主トレにも最適テクニック上達専用サッカーボール「テクダマ TEKUDAMA」>>■試合の映像を見てダメ出ししたくなる......FCリアルの保護者の方々に話を聞くと「子どものプレー映像を見て、ダメ出ししたくなる。どうすればいいですか?」というお悩みがたくさん寄せられました。あるお母さんは言います。「子どもが小学3年生までは、試合の様子をビデオで撮っていました。それを見るのが親としても楽しみだったんですけど、子どもから撮るなと言われて、次第には、試合にも来るなと言われるようになりました」さらに、こう続けます。「パパがサッカー経験者なので、プレッシャーを感じているというか、『もっとこうしたほうがいいのに』とか思われているんじゃないかというのがあったみたいです。『撮られるとやりづらい』って」そう言われて撮影を止め、いまではチームメイトのお父さんが撮影した動画を、お子さんに隠れて見ているそうです。「映像を見たことを、子どもには言わないです(笑)」と話してくれました。■プレーの指摘には「わかってるから言わないで」ほかにも「うちの子も、一緒に映像を見るのは嫌がります」という方もいました。「試合を見ながら『ここはこうすればよかったんじゃない?』と言うと『わかってるから言わないで』って反発されます。本当は試合を見て、あれこれ言いたいけど、言うと子どもから『止めて』って返ってくることがわかっているので、最近はただ見るだけにしています。それも、子どもがいないときに見るようにしています」やはり、自分のプレーについてあれこれ言われるのは嫌なようです。言いたくなる保護者の気持ちも、言われて嫌になるお子さんの気持ちも、両方あるあるですね。「もともとサッカーが好きで、子どもが生まれたらサッカーをさせたかった」というお母さんは、こんな話をしてくれました。「練習後に『今日はどうだった?』と聞いて、子どもが『自分的にはこうだった』という話をするので、『ママはこう思ったよ』と言っています。うちの子はパスを出したがるので、『自分で行けるところもあったよね』とか『もうちょっと相手を引きつけてからパスした方がいいんじゃない?』などと言うのですが、わりと素直に聞いてくれますね」父親は土日に仕事があるためノータッチだそうです。「小さい頃は見に来ていましたけど、子どもが自分の思うように動かないことにイライラして、見に来なくなりました(笑)」とのことでした。■父親からのプレーの指摘は......なかには、こんなご家庭もありました。「パパはサッカー経験者なので、昔はプレーに関して意見を言っていましたが、息子が5年生になって自我が出てきたので、あまり言わないようにしているみたいです」「私がいい場面だと思ってお父さんに映像を見せると、ダメ出しが来ることがあります。違うところが気になるみたいです」別のお母さんは、こう話してくれました。「私自身、サッカーを知らないのもあるのですが、学年が上がるにつれて、考えてサッカーをするようになるので、低学年の頃ほど言えなくなりました。高学年になると、子どものサッカー観が出てきますよね。それも成長なのかなと思います」ほかには「私が言ったことにうんうんと返事しているけど、その場から逃れるために返事しているんだなと思う」「コーチに任せると決めているので、一切口出ししません」という保護者もいました。高学年になるにつれて、子どもたちの自立心が高まっていきます。それに応じて、コミュニケーションの仕方や距離感を変えるのがポイントのようです。■つい他の子と比べてしまう他の子と比べてしまったり、集中力の欠如が気になるお母さんも多いようです。「低学年の頃はサッカーというよりも、遊んでふざけていることが多かったんです。他の子みたいに、ちゃんとやりなさい! という気持ちになっていました(笑)。最近は見ていると口出ししたくなるので、あまり見ないようにして、遠目から見ています」ふざけているように見えても、子ども自身は楽しんでサッカーをしているケースもあるので、一方的に決めつけるのはよくないのかもしれません。さらに、こう続けます。「子どもに『練習どうだった?』と聞くと、『楽しかった!』と返ってきます。そこでは、『良かったね、えらかったじゃん』と褒めるようにしています。『ママ、見てなかったでしょ?』と言われるんですけど、『見てたよ』って答えています(笑)」■サッカーを好きなままでいてほしい他のお母さんは、お子さんの心境の変化に悩みながらも、「見守るようにしています」と話してくれました。「うちの子は一時、気持ちが落ち込んで、サッカーから離れたいと言ったこともありました。ブランクがあるので、周りの子と比べて体力が落ちていると感じることもあります。もっとがんばれって言いたくなることもありますけど、本人がやる気になっているので、何も言わないでおこうかなと。サッカーを好きなままでいてほしいので」保護者のサポートなくして、ジュニアサッカーは成り立ちません。親と子、互いに様々な思いを抱えながら、サッカーと向き合っているようです。サカイクでは今後も、悩める保護者、お子さんの課題を解決できるように、情報発信していきたいと思います。また保護者だけでなく、がんばっている指導者の方々にもお悩みを聞く機会などを設け、お互いの悩みを解決する橋渡しができればと思っています。「うちのチームに来て欲しい」「私たちの話を聞いてほしい」という方は下記よりご連絡ください。連絡先:info@sakaiku.jp自主トレにも最適テクニック上達専用サッカーボール「テクダマ TEKUDAMA」>>
2021年08月23日サッカーをする子どもたちの保護者に向けて様々な情報を発信している「サカイク」ですが、読者のリアルなニーズに対応しているのだろうか、ということで情報発信に役立てるべく、定期的に「保護者の本音」を調査しています。子どもたちのサッカーを日々サポートする保護者は、どのようなことを感じ、どんな悩みを持っているのか。今回、本音調査に協力してくれたのが、埼玉県で活動するFCリアルの5年生の保護者のみなさんです。これを読んだあなたにも、きっと共感できる考え、悩みがたくさんあるはずです。(取材・文:鈴木智之)自主トレにも最適テクニック上達専用サッカーボール「テクダマ TEKUDAMA」>>■子どもの身体づくりへの関心が高いお子さんがサッカーをする上で知りたい情報として、多かったのが「身体作り」についてです。「プロテインは飲んだほうがいいの?」「補食は何を食べさせればいい?」「週に5日サッカーをするのはやりすぎですか?」など、成長期ならではの疑問が多く寄せられました。あるお父さんはこう話してくれました。「プロテインについて賛否両論あるのは知っていますが、大きくなるためにとった方がいいのかを調べて、うちは飲ませています。周りにも飲んでいる子はいます。練習や試合の前後に何を食べればいいのか。どうすれば身体が大きくなるのかが知りたいです。いまは練習後におにぎりを食べるようにしていて、成長期というのも大きいとは思いますが、プロテインの影響もあるのか体つきが変わってきたように感じます」■強豪チームの子どもの過ごし方、タイムスケジュールが知りたい他の保護者からは、こんな意見がありました。「強いチームの子たちが、どんな生活をしているのかが知りたいです。何時間寝て、何を食べて、どんな練習をしているのか。他の習い事は何をしているのか。子どもの条件はあまり変わらないのに、なんで差が出るのかが知りたいです」「週に2、3日しかサッカーをやっていないのに上手な子がいる。その差はなんなのか、気になります」「サッカーのやりすぎはいけないと聞くけど、どれぐらいがやりすぎなのかが知りたい。体の大きさによって、運動の量も違うと思う。練習し過ぎで背が伸びないとか、怪我しやすくなるのも嫌なので、適正な量を知りたいです」どの保護者からも、子どもの体を気遣う様子がうかがえました。上達スピードには個人差があることは理解していても、上手い子たちが1日、1週間をどう過ごしているのか、自分の子との違いは何かといった部分が気になるという声が聞かれました。■自主練メニューが知りたいほかに多かったのが、自主練についてです。「自主練をまったくしないので、やらせたいんだけど、何て言えばいいのかわからない」「自主練で何をすればいいかが知りたい」「You Tubeで見たものを同じようにやるのは難しいので、親としてはこれをやるといいというメニューがあると助かる」「地味な自主練だとやる気が起きないようなので、やる気を引き出す方法が知りたい」といった声が寄せられました。なかには「自主練ができるように用具を揃えたけど、強制になると、子どもはやらない。本人がやる気にならないとしょうがないので、撤去しようかと思っている」というものや「テクダマを買ってから、やるようになった」など様々でした。親御さんの中には「他の子よりできてないんだから、自主練してほしい」など、自主練している姿を見ることで(親が)安心したいという気持ちもあり、わが子の自主練姿勢やメニューについてどうにかしたい、という声が多く聞かれます。■子ども自身、サッカーも勉強も頑張りたい小学校高学年になると、進路や勉強の悩みも出てくるようです。「クラブチームでサッカーをするか、勉強と両立するために部活にするか、考え始めています」という話を数人の保護者から聞きました。「小4から勉強を頑張るようになり、サッカーの時間がいい息抜きになっています。勝ち負けというよりも、楽しくやれているのでいいかなと思います。『中学で受験する道もあるよ』と言ったら、『やってみたい』と本人が言いました。勉強がイヤじゃないようで、サッカーと塾に通っています」「平日は塾に行っていて、宿題がたくさん出ます。それをやるのが忙しく、土日はサッカーの時間がまずあって、その合間で何をするかを考えています。何時までに終わらせないとサッカーに間に合わないよねとか。『ゲームしたいのに』と言うこともありますけど、自分で勉強をがんばると決めたことなのでやっています」「(サッカー以外に)テニスと英語を習っています。週末はサッカーがあるので、テニスは週1のスクールに通っています。両方楽しいと言っています。サッカーは集団スポーツで持久力がつきます。テニスは個人スポーツで自分との戦いです。それぞれに良さがあるので、得るものがあるようです」と、サッカーも勉強もほかのスポーツも楽しみながら、頑張りたいと思っている実態を教えてくれました。■選択肢を与えたいほかにも「自分の子がどういうサッカースタイルに向いているのか。チーム選びの方法が知りたい。レールを引くのではなく、選択肢を与えたい」と考える保護者もいました。どの保護者の方も、小学校高学年ぐらいから、子どもの将来についてイメージを描き始めるようです。学校や勉強、サッカー、習い事など、やることが多く、忙しい現代の子どもたち。なかには「週に6日サッカーをしている」というお子さんもいました。いかがでしょうか。同じような興味関心や悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ほかの親御さんの声を知ることで、正解はなくとも心がすっと軽くなることもあると思います。誰しも悩みを抱えながらも頑張り、サッカーや生活に向き合っているかと思います。サカイクではこれからも、みなさんの役に立つ情報を発信していきます。次回の記事は「子どもとの接し方」について、さらに掘り下げていきます。自主トレにも最適テクニック上達専用サッカーボール「テクダマ TEKUDAMA」>>
2021年07月13日2010年12月6日にオープンしたサカイクは、今日で10年目を迎えました。この10年目という節目に、あらためて読者のみなさんにお願いしたいことがあります。■子どもの楽しいを大人が邪魔しているオープン最初の月はわずか4,000人しか訪れなかったサイトも、今では月間40万から50万人の方々にご利用いただいています。これまで支えてくださった読者の皆様、取材にご協力いただいた皆様、制作パートナーの皆様、そして我々の考えに賛同いただきサポートしてくださっているスポンサー企業の皆様、すべての方々に心よりお礼申し上げます。サカイクは「自分で考えるサッカーを子どもたちに。」をスローガンにしたジュニアサッカーの保護者向けメディアです。サカイクをオープンさせる前、調査として様々な大会現場に足を運びました。プレーが途切れるごとにグラウンドに大声が響き、子どもたちはボールではなくその声の主を目で追いかける。コーチはベンチから指示を出し、指示通りに進まなければ 怒鳴り声をあげる。「シュートだよ!」 「パスだパス!」 保護者も大声で子どもたちへ激を飛ばす。試合が終われば罰走や反省会。そんな環境でプレーしている子どもたちの顔は、決してサッカーを楽しんでいるようには見えませんでした。『子どもの「サッカーが楽しい!」を大人が邪魔しない世界をつくっていきたい』そんな思いからサカイクはスタートしました。子どもが好きではじめたサッカーなのに、周囲の大人たちは余裕をなくし、目の前の結果にこだわってしまう。一生懸命やればやるほど子どもたちは追い詰められていく。子どもからサッカーの本当の楽しさを奪っているのは、周囲の大人たちが作り出す環境にあるのではないか...。■サカイクを読んで欲しい人には届かない「子どもが心からサッカーを楽しむことが、やる気につながり、子どもの自立や成長を導く。大人がやらせるではなく、子どもが自発的にプレーし、成長していける環境をつくっていくためには?」サッカーの現場で起きる問題はサッカーの世界、スポーツの世界だけの問題ではなく、子どもたち自身の問題、そして親やコーチ、周囲の大人の問題、広く社会の問題に直結しています。様々な問題に関する情報、考え方や解決の方法を伝えていくことで、変わるきっかけにしてもらいたい。サカイクはこの10年間で約13,500本の記事を配信し、300万冊以上のフリーマガジンを配布してきました。オープン当初は、子どもファーストな考え方に批判的な意見をいただくこともありましたが、おかげさまで、多くの賛同者を増やすことができました。少しずつですが、少年スポーツの価値観や、スポーツや子育てに対する考え方が変わってきていることを日々実感しています。しかし、残念ながら今でもスポーツ界の悲しいニュースは後を絶ちません。指導者による暴力・暴言は根強く残り、九州のあるバレーボールチームでは、指導者の体罰を保護者が隠蔽していたというニュースもありました。目に見える数は少なくなったのかもしれませんが、未だに変わらない現実が至るところに存在しています。まだまだ変えていかなければなりません。ただ、そのためには、私たちの力だけでは実現できません。なぜなら本当に変わってほしい人は、なかなかサカイクを読んでくれないからです。変えていくためには現場に関わっていらっしゃる皆さんの力が必要です。皆さんの声で発信し、賛同者を増やしていくことが大事なのです。■サカイクをみんなのハブに。10年目のアクション2017年4月、サカイクは、子どもが心からサッカーを楽しむための「サカイク10か条」を作成しました。子どもを「勝たせたい」「うまくさせたい」よりも先に、大人が大切にしてほしい"10の心得"です。子どもが心からサッカーを楽しむための「サカイク10か条」1.子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えよう2.今日の結果ではなく、子どもの未来に目を向けよう3.子どもの力を信じて、先回りせずに見守ろう4.子どもは小さな大人ではないことを理解しよう5.コーチやクラブの考えを聞いてみよう6.ダメ出しや指示ではなく、ポジティブな応援をしよう7.あなたが子どもの良いお手本になろう8.子どもの健康や安全に気を配ろう9.サッカー以外のことを大切にしよう10.笑顔で子どもとサッカーを楽しもうチームなどで配っていただけるよう、サカイクのサイトからPDFをダウンロードできるようになっています。すでに多くのチームが保護者会や大会現場などで配布してくださっています。「サカイク10か条」のダウンロードはこちら>>以前、サカイクでもおなじみの池上正さんが「サカイクをうまくハブに使えばいい」という話をしてくださいました。面と向かって言いにくいことも「サカイクにこう書いてあるよ」とか、記事をシェアするだけでも目にしてもらえる機会になりますし、それが考えを変えるきっかけになるかもしれないと。サカイク10か条は、メールやLINEでシェアしていただいても、チームのホームページからリンクしていただいても構いません。ぜひ、自由に使っていただき、この考えを一緒に広めていっていただきたいのです。サカイクは10年目のアクションとして、この10か条を多くの方に知っていただくことと、サカイクの考えに賛同いただける方をパートナーとして迎え入れ、さらに活動の幅や影響力を大きくしていきたいと考えています。また、サッカー界だけではなく、他競技とも連携していき、日本のスポーツ界全体を変えていくアクションにつなげていきます。そのためには、現場のリアルにもっと向き合っていかなければなりません。今後はさらに皆さんの意見や考えについても話を聞かせていただく機会を増やしていくつもりです。ぜひ、ご協力ください。そして、サカイク10年目の2020年は東京オリンピックの開催年でもあります。日本人のスポーツに対する価値観や考え方が大きくパラダイムシフトする年になるかもしれません。この絶好のタイミングに、もっと多くの子どもたちが心からサッカーを、スポーツを楽しめる環境をつくっていけるよう、一緒に取り組んでいきましょう。
2019年12月06日出会いの場で自分の存在を印象付けようと一生懸命話す女性や、話すのは好きだけど相手の話を聞くのが苦手な女性は少なくありません。相手が「またあのこと話したいな」と思うには、熱心に話しかけるよりも、相手の話を引き出す方が大事ですが、聞き上手の方がモテるのはわかっていても、いざ会話になると、なかなか実践するのは難しいですよね。「またあの子と話したいな」と思ってもらえるような話の聞き方には、コツがあるんです。■1.うなずき、相槌を打つ多くの人が、相手の話を聞くよりも、自分の話を聞いてほしいと思っています。だからこそ、相手の話をしっかり聞いていますという態度を視覚的に見せると、相手はどんどん話しやすくなり、その場は盛り上がります。「そうだな」「なるほどな」とあなたが思ったタイミングで大きく1回頷いたり、小さく2回頷いたりと、強弱をつけましょう。相槌は合いの手を入れるように「なるほど」「確かに」「そうなんだ」「どうしたの?」と相手を受け入れるような言葉を入れると、相手はさらに話しやすくなります。■2.質問する話が全て終わった後に質問をするよりも、相手の話がひと段落した時に質問をしてみましょう。特に質問がない場合には、5W1H(What:何をWhy:なぜ Who:誰Where:どこWhen:いつHow:どのように)を使って質問をすると、話の内容を深く掘り下げることができます。特に相手が感情的を込めて話している時には、質問をすると気持ちよく説明してくれるでしょう。■3.共感する相槌をする時にも使えますが、「そうだね」や「うんうん」と頷くと相手の話に共感していることが伝わります。もしあなたが相手と全く同じ意見ではなかったとしても、話を聞いている姿勢を示し、「〇〇君はそう思ったんだよね」と受け止めることで、相手は安心して話を続けられます。ポイントは話の腰を折らずに、話させてあげることです。■4.同じ言葉や動作を真似したり、繰り返すどんな風に話せばいいのか迷ったら、会話の中でさりげなく相手の言葉を繰り返したり、動きを真似てみましょう。相手に親近感や好感を抱かせる心理テクニックの「ミラーリング効果」を活用するのです。これは、人間が自分と似た人や似たものに対して好感を抱きやすいという心理学を活用したもの。相手が嫌がるほど真似や繰り返すのはNGですが、あくまで相手に気づかれない程度に「さりげなく」がポイントです。■5.声のトーンや話すテンポを合わせるマシンガントークで話したり、食い気味で相槌を打ったりする人がいますが、これはNG。話を急かしているような印象を受けるからです。相手と同じテンポで話すように心がけ、少しゆっくり間を持って話すと、相手は落ち着いて来ます。相手がどんな気持ちかによってトーンも変わってきます。嬉しい時や気持ちが高ぶっている時には高い声になり、リラックスしている時や、落ち込んでいる時には低い声になります。相手の声の調子に合わせて、話すトーンやテンポを変えてみましょう。■6.表情豊かに聞く話を聞いてくれている相手が表情豊かでリアクションが大きいと、「俺の話を楽しんでくれている。もっと楽しませたい」という思いから、どんどん話したくなります。少しだけ大きく表情を動かすようにしてみましょう。意識的に動かすようにすることで、表情の筋肉も鍛えられて、さらにリアクションも大きくなりますよ。■7.体を向けて聞く何か他の作業をしながら話を聞く人もいますが、それでは話をきちんと聞いてくれているのか、相手は不安に感じます。他の方向を向いていると、機嫌が悪いように見えたり、好意を持っていないように感じたりするからです。話を聞く時には、顔だけではなく、体や足の先まで相手に向けるようにしましょう。■8.無駄な動きをしない話を聞く時には、「話を聞くこと」に集中します。爪や髪、洋服を触ったり、ケータイを覗き込んだり、話を聞くこと以外の動きをすると、話し相手は「話を聞きたくないのか、聞いていないのか」と話すのをやめてしまう可能性もあります。他にも貧乏ゆすりや、顔や体を無意味に動かしたりも「つまらなくて手持ち無沙汰」に見えるため、要注意です。■9.メモを取る相手から良いアドバイスを受けたときや、大切なこと、覚えておきたい話をされた時には紙やケータイのメモ機能を活用して、メモを取るようにしましょう。突然メモを取り始めるのではなく、相手に「メモしてもいいですか?」や「絶対に覚えておきたいので、メモしますね」と一言伝えてからメモするようにしましょう。メモを取りながら話を聞いてくれると、自分の話と話している時間を大切にされているように感じて、好感が持てます。■10.話の内容を覚えるせっかく楽しく話をしたのに、何を話したのか、すっかり忘れてしまう人もいます。それでは話した甲斐がないですよね。前回に話した内容や出身地や出身校、趣味やペットの話など、話した本人が忘れてしまうような些細な内容であればあるほど、相手は感動してくれます。好きな食べ物の話もいいですが、「覚えていてくれたんだ!」と相手の印象に残るのは嫌いな食べ物の話です。忘れそうなら簡単にメモを残しておきましょう。■相手が話しやすいように聞こう会話の基本は、キャッチボールです。好きなように話す人が2人いるよりも、相手の話を受け止める存在がいる方が、話は弾みます。話しやすいように聞く練習を少しずつ始めてみましょう。(番長みるく/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年09月13日年末年始のお休みまであと少し。そのお休みを利用して、普段は会えない彼ママに初対面する方も多いのでは?初対面は印象が最も重要。初対面を控えている女性たちのため、彼ママに好印象を与えるための「ヘアスタイル3か条」を伝授。あなたは印象大丈夫?■1.ナチュラルカラーで清楚さを演出するべし!・ 丸いシルエットが可愛い!「フレンチショート」 襟足すっきり、フロント重めのフレンチガーリースタイル。分け目はつけず、前方に向けてクシュっと握りながらドライ。襟足は首に沿わせてスッキリさせるのがポイント。・ ゆるめのカールがポイント!「小顔ツヤボブ」 まん丸のボブではなく、縦長のスタイルに。シルエットを縦長にすることで、色んな方に似合わせOK!パーマか、ホットカーラーなどで、緩めのカールをプラスするのがおススメ。・ 清楚の王道スタイル!「ワンレンミディアム」 8トーンに抑えたナチュラルなトーンくらいが派手さもなく重たすぎる事もなく似合います。仕事でもお洒落さを入れながらライフスタイルを楽しめるヘアスタイル。■2.可愛がられる愛されオーラを出すべし!・ 耳かけがキュート!「カジュアルショート」 やりすぎない前下がりで女性の気品と、カジュアルさを兼ね合わせたスタイル。また、短すぎない襟足がショートに挑戦しやすいポイント。大人可愛いショートスタイル。・ 流し前髪が可愛い!「ワンカールボブ」 子供っぽくなりがりな前髪ありボブは耳かけで大人っぽくも見せれます!顔周りはマッシュラインで小顔効果抜群。毛先にワンカールのパーマをかけて簡単スタイリング! ・ 柔らかい女性らしさを!「重軽ミディアム」 重ためベースにカットし、少し表面にレイヤーをいれパーマゆるーく中間からかけてあげます。 カラーは9トーンのアッシュベージュで柔らかさと女性らしさをプラス。■3.息子を任せたいと思わせる知的さを出すべし!・ 美シルエットで知的!「くびれニュアンスショート」 頭のシルエットをキレイに見せる後頭部の奥行き、タイトにくびれた首回りと、ふんわりボリューミーなトップで360度美しいライン。お洒落の幅が広がるヘアスタイル。・ ナナメ前髪がポイント!「 ふんわりミディボブ」 あごラインに向かって少し前上がりに切ったボブスタイル。トップに少しだけレイヤーをいれてパーマをかけてふんわりと。毛先にワックス&スプレーワックスをつけて動きを出して完成。・ 好印象間違いなし!「 マーメイドクラシカルミディ」 8レベルのマーメイドアッシュカラーをベースに表面にハイライト。ローライトを入れてツヤ感をUP。髪を明るくできなかったり、人と違うカラーをしてみたいあなたにオススメ。彼ママは、あなたが思っている以上に、あなたのことを細かくチェックするはず。初対面を好印象で終われるよう、まずはヘアスタイルをチェンジしてみてはいかが? >>次にするならどの髪型?最新ヘアスタイルランキング >>彼にしてもらいたい髪型は?メンズヘアランキング >>クリスマスデートはどうする?アレンジランキング 提供:ビューティーナビ編集部 ・ビューティーナビ
2014年12月22日