いまや女性のファッションに欠かせないアイテムのひとつといえば、ミニスカート。とはいえ、1950年代頃まではタブー視されていた歴史を知らない人も多いのでは?そこで、ミニスカートを“武器”に世界を変えた伝説のデザイナーの真実に迫った注目ドキュメンタリーをご紹介します。『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』【映画、ときどき私】 vol. 535第二次世界大戦後、戦争の爪痕と階級差別が残るロンドン。マリー・クワントは、オートクチュールによるフランスのファッションに窮屈さを感じていた。1955年には、自分が着たい服を作ったロンドン初のブティック「BAZAAR」をオープンさせて絶大な人気を獲得する。そして、60年代初めに動きやすさと少女らしさを兼ね備えたミニスカートで世界中な大ブームを生み出す。マリーは夫と友人とともに、ビジネスの新機軸を打ち出し、ファッションから下着、メイク、インテリアなど、幅広い分野で革命を起こしていた。そんな彼女の知られざる素顔とは……。1960年代に世界中の若者を熱狂させたロンドン発のカルチャームーブメント「スウィンギング・ロンドン」で、ビートルズやツイッギー、ローリング・ストーンズなどと一緒に伝説の中心にいたマリー・クワント。今回は、その魅力について、こちらの方にお話をうかがってきました。サディ・フロスト監督映画監督としてだけでなく、プロデューサー、俳優、ファッション・デザイナー、作家としても活躍しているフロスト監督。マリーから受けている影響や日本との関係、そして働く女性として大切にしていることなどについて、語っていただきました。―まずは、この企画で監督をしたいと思ったのはなぜですか?監督もともと私は映画だけでなくファッション業界にも携わっていましたし、1960年代は子どもの頃に見てきた時代でもあったので、よく理解できるテーマであったのは大きかったと思います。そしてもうひとつは、このまま何もしなければマリー・クワントが若い人たちから忘れ去られてしまうかもしれないという危機感があったから。彼女は女性のためにたくさん尽くしてきた人物でもあるので、そのレガシーを残したいと考えました。―監督自身も、マリー・クワントから影響を受けたことはありましたか?監督当時、私の母がマリー・クワントのような格好をしていたこともあり、私にもそういった服装をさせていたことはありました。ただ、私にとってファッションは自己表現でもあったので、15歳くらいの頃にはパンクの影響を受けて中性的な格好をしていたことも。16歳のときには2か月ほど日本に滞在していたこともあったので、そのときは日本のファッションに刺激を受けていたと思います。―本作では、マリー・クワントと日本には非常に深い関係があることも描いていますが、彼女のファッションはなぜ日本にハマったのでしょうか。監督マリー・クワントの服は力強さがあって、メイクとの相性もよかったので、そういうところがよかったのかもしれませんね。あとは、やっぱり彼女のルックスやボブのヘアスタイル、そして楽しいだけではなくて地に足が付いている感じが日本には響くものがあったのではないかなと。そのいっぽうで、色の使い方などは、日本の文化からヨーロッパが影響を受けていた部分もあったと思います。触発されたのは、つねに進化し続ける姿―ちなみに、監督は日本でどういった活動をされていましたか?監督所属していたエージェントから、モデルとして日本での仕事のオファーをいただきました。当時の私はセクシーよりキュート系で、中性的なところがあったのですが、そこが日本の方々と共鳴するだろうと感じてもらえたのかもしれません。私はイギリスでも飲料水や化粧品の広告に出演したり、俳優業を始めたりしていましたが、日本でもいろんなテレビコマーシャルに出させていただきました。あとは、京都や富士山で行われたキャンペーンに出演したことも。ほかにもいろんな場所を旅することができたので、本当にエキサイティングな時間でしたし、若くして世界を見ることができたいい機会となりました。―日本に対しての印象についても、教えてください。監督まだ10代だったので、やはり文化の違いには圧倒されることもありましたね。そのほかに感じたのは、非常に男性中心の社会であるということ。もちろんファッション業界に女性はいましたが、ビジネスの場面においては男性のほうが重要とされているように見えました。でも、全体的にはいい思い出ばかりなので、また遊びに行けるのを楽しみにしています。―劇中ではマリー・クワントのさまざまな名言も知ることができますが、監督のなかで印象に残っている言葉や同じアーティストとして刺激を受けた部分といえば?監督いろいろありますが、「Be yourself. Free yourself.」というのは、自分らしくいることと、自分自身を解放させる大切さを教えてくれる言葉だと思いました。あとは、「洋服というのは暖を取るためのものではなくて、表現の手段である」という言葉も時代を超えて響くものだと感じています。そのほかに触発されたのは、決してギブアップすることなくつねに進化している彼女の姿。クリエイティブであると同時に遊び心やユーモアがあり、フェミニズムも大事にしていて非常に共感できました。知れば知るほど好きになってしまうのが、彼女の魅力だと思います。大事なのは、自分を好きなように表現すること―彼女の仕事に対する考え方や交渉術というのは、いまの働く女性たちにとっても見習うべきところが多いようにも感じました。監督そうですね。マリー・クワントは息が詰まるような生き方を強いられてきた1950年代の女性たちにズボンを履かせ、厳しい状況に立ち向かうための変化を起こした人物。それまでは男性と女性の間に主従関係のようなものがありましたが、そこを覆すきっかけのひとつとなったのが彼女です。この映画では、いかにして変わっていったのかを知ることができるので、いろんな気づきも得られると思います。―では、彼女のように新しい道を切り拓いていくために必要なものとは何だとお考えですか?監督一番大事なのは、やはり自分を好きなように表現することではないでしょうか。どこかに自分を合わせなければいけないとか、他人が決めた自分にならなければいけないとか、そういったことに縛られることなく自分自身を愛し、そして自分らしさをしっかりと持つことが大切だと思います。私自身も仕事をするうえで重きを置いているのは、自分に正直であること。ときには人を喜ばせようと思ってした善意が相手の機嫌を損ねるようなこともあるかもしれません。でも、人生においては、自分自身の気持ちに素直であることが基本的には大事だと考えています。―とはいえ、日本は他人の目を気にしすぎる文化があり、ファッションでも同様の傾向がありますが、殻を破るためのアドバイスがあればお願いします。監督おそらく自分が思っているほど失うものは何もないので、まずはやってみることですね。という私も、ファッションに関しては現状に満足しがちですが、友人であるモデルのケイト・モスやデザイナーのステラ・マッカートニーは、外出すると決めたらヒールを履き、しっかりとドレスアップするので、私もときにはそういうことをする楽しみを覚えました。そんなふうに、普段はしない格好をしてみるのもいいことですよ。あとは、他人から貼られたレッテルを裏切ってみること。周りの人たちは「あなたはこういう人だ」みたいに言うかもしれませんが、何かに挑戦して変わらないとあっという間に10年、20年、30年と過ぎてしまいますから。自分で自分を覆すようなことをあえてするというのは必要だと思います。私自身も、新しいことをするときは怖いですし、いっぱいいっぱいになることもありますが、チャレンジをしなければいつまでも同じまま。つねに自分を変えるきっかけを探すようにしています。フェミニンでセクシーなエネルギーを感じてほしい―実際、監督業だけでなく、ジャンルを超えた活躍をされていますが、仕事のバランスで意識をしていることはありますか?監督私はすごく飽きっぽい性格なので、いろんな仕事をするほうが向いているんですよ。あとは、シングルマザーとして4人の子どもを育ててきたこともあり、つねに騒がしい状況にいることに慣れているので、私の場合は忙しいほうがバランスを取れているのかなと。朝は4時か5時くらいから起きて機械のように働いていますが、意識しているのはシンプルであること。現実社会に向き合うと同時に、自然のなかにいる時間を大切にしているので、ヨガや瞑想で健康を保つように心がけています。監督業以外の仕事もいくつか抱えているので忙しいですが、チャンスがあれば積極的にやっていきたいですし、それによって得られる相乗効果も感じているところです。―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。監督この作品は構成が少し複雑なところもありますが、まずは楽しんでもらいたいですし、フェミニンでセクシーなところや放たれるエネルギーを感じていただきたいと思っています。「ドキュメンタリーはこうあるべき」みたいなルールもありますが、それよりも私はビジュアルの美しさとクリエイティブな部分にこだわりました。そのあたりをぜひ見ていただけたらうれしいです。自分を解放して生きる喜びを知る!ファッションの歴史をたどるだけでなく、成功の裏側を垣間見ることで働く女性としての生き方も学ぶことができる本作。マリー・クワントの精神を体現しているミニスカートを履き、大胆で自由で自分らしい人生を歩き出してみては?取材、文・志村昌美革命の瞬間に触れられる予告編はこちら!作品情報『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』11月26日(土)、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー!配給:アット エンタテインメント️©2021 MQD FILM LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.️Courtesy Terence Pepper Collection
2022年11月25日『ストレンジャー・シングス』のサディ・シンクが、スリラー映画『Berlin Nobody』に出演することになった。主演はエリック・バナ。アメリカ人の社会心理学者(バナ)がベルリンに移住し、ドイツのカルトを研究している間に、反抗的な娘(シンク)が地元のミステリアスな少年とつながっていくという物語らしい。監督、脚本は、リドリー・スコットの娘ジョーダン・スコット。リドリー・スコットはプロデューサーに名を連ねる。撮影はドイツですでに始まっている。シンクはヴェネツィア映画祭でプレミアされたダーレン・アロノフスキーの『The Whale』でも注目を集めたばかり。『The Whale』は12月9日にアメリカで公開される。文=猿渡由紀
2022年09月07日マルベリー(MULBERRY)は、「サディ」バッグの新作をマルベリー各店舗で発売する。マルベリー「サディ」にミニバッグ&ボックス型バッグ「サディ」は、マルベリーのブランドロゴをモチーフにした“タイポグラフィロック”が特徴的なバッグシリーズだ。ブランド創立50周年を祝して、2022年春夏にデビューしたばかりの「サディ」に、早くも新作が仲間入りする。ボックス型シルエットが特徴的な「サディ スクエア」は、コンパクトなサイズ感でデイリユースにぴったり。トップハンドルを手にハンドバッグとして楽しむのはもちろん、チェーンストラップがあしらわれているので、クロスボディにもアレンジできる。「ミニ サディ」は、既存のサッチェルバッグをミニサイズにアレンジしたもの。ビビッドなローングリーンやこなれ感を演出できるブラウンなど、気分が上がる多彩なバリエーションで展開される。また、バッグシリーズに並んでスモールレザーグッズもラインナップ。ゴールドに輝く“タイポグラフィロック”をあしらった財布やカードケースは、ローングリーン、ブラック、ブラウンなど、バッグと連動したカラーも揃うので、揃えてコーディネートするのもおすすめだ。【詳細】マルベリー「サディ」新作※2022年4月中旬現在発売中。取り扱い店舗:マルベリー各店舗および公式オンライン<アイテム例>・サディ スクエア 141,350円・ミニ サディ 130,350円・サディ ウォレット 57,750円・サディ カードウォレット 40,150円【問い合わせ先】マルベリージャパンTEL:0120-097-428
2022年04月22日サイモン・ペッグ&ニック・フロスト、エドガー・ライト監督の黄金トリオで贈る『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』が12年の時を経て、新作映画の公開が軒並み延期されている2020年、それこそ“呼ばれてもいないのに”復活上映することが決定した。ストーリー大学を主席で卒業後、警察学校でもトップの成績を残し、配属されたロンドン首都警察では断トツの検挙率を誇るエリート警官ニコラス・エンジェル(サイモン・ペッグ)。その優秀さに疑いの余地はないものの、熱血で模範的すぎる仕事ぶりのせいで署内では疎ましがられる存在でもあった彼は、やがてイギリス一安全といわれるグロスターシャー州サンドフォードへの異動を命じられる。評判通りの平和な村でエンジェルを待っていたのは、緊張感のない所轄署の警官たち。新しい環境でも大真面目に勤務するエンジェルは、ここでもすぐに浮いた存在となる。日々のパトロールや脱走したペットの捜索を続ける長閑な毎日の中で、ある事故をきっかけにエンジェルは村に漂う違和感を察知する。なぜ、警官たちは犯罪を認めようとしないのか。なぜ住民たちは非協力的なのか。その原因を突き止めるため、エンジェルは警察映画マニアでお人好しのダニー(ニック・フロスト)を相棒に捜査を進めることを決意するが…。2007年イギリスで公開され、3週連続NO.1を記録し、海外のファンや評論家からも高い評価を得たにもかかわらず、日本では劇場スルー、DVD発売のみとなったが、熱烈なファンの署名運動により、その後、劇場公開が実現した本作。公開当時はフィルムでの上映だったが、今回は音響機器や鑑賞環境が格段に進歩した最新鋭シネマコンプレックスでの上映に対応するため、デジタル化を施しての復活。『ベイビー・ドライバー』が世界的大ヒットとなり、2019年には本国での公開から15年の月日を経て『ショーン・オブ・ザ・デッド』が日本で初公開されたエドガー・ライト監督。盟友サイモン・ペッグ&ニック・フロストと作り上げた傑作をぜひスクリーンで。『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』は7月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷・新宿ほかにて復活上映。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホット・ファズ俺たちスーパーポリスメン! 2008年7月5日より渋谷シネマGAGA!ほか全国にて順次公開© 2006 Universal Pictures International. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年06月08日9月17日(月・祝)深夜放送の日本テレビ「映画天国」ではニック・フロスト主演によるダンスコメディー『カムバック!』をオンエア。また番組内でお笑いコンビ「さらば青春の光」が公開中の『プーと大人になった僕』をテーマにコントを披露する。『宇宙人ポール』『ワールズ・エンド酔っぱらいが世界を救う!』などコメディ作品でお馴染みのニック・フロストが主演のみならず製作総指揮・原案も手がけている本作。ニックが本作で演じるのは、元天才サルサダンサーだったものの現在では“サエない中年メタボ男”となったブルース。ブルースは妹のサムと共に数々の賞を総ナメにしていた天才サルサダンサーだったが、いじめられて選手権に出場できなかったことがきっかけでサルサを封印する。それから25年後――、会社員として平凡な日々を送るブルースのもとにある日アメリカから新しく女ボスのジュリア(ラシダ・ジョーンズ)が赴任してくる。美人でユーモアもある彼女にブルースと同僚のドリュー(クリス・オダウド)はたちまち夢中になるのだが、ある時、ブルースは偶然サルサを踊る彼女の姿を見てしまい、25年振りのトラウマと熱い情熱が再び押し寄せてくる…という物語。3年にわたり温めていた企画を実現させるべく本作の撮影にあたりニックはおよそ6か月に及ぶ訓練を経てサルサダンスに挑んだそう。どう見てもメタボ体形ながらキレキレの動きをみせ、ギラギラのラテン系男子ぶりを見せつけセクシー女子とばっちりポーズを決める様は必見。また数々の大ヒット曲を生み出してきた音楽プロデューサー・クインシー・ジョーンズの娘でもあるラシダがヒロイン・ジュリアを演じるほか、『ヴィンセントが教えてくれたこと』などのクリス・オダウド、『スノーホワイト』などのイアン・マクシェーン、『オリエント急行殺人事件』などのオリヴィア・コールマンらも共演している。またお笑いコンビ「さらば青春の光」が公開中の映画をテーマにしたコントを披露するコーナーでは、『プーと大人になった僕』をテーマに書き下ろしコントをみせてくれるのでこちらもお楽しみに。25年ぶりにサルサの舞台に“カムバック”するブルースの姿に笑いながらも感動すること間違いなしの『カムバック!』は9月17日(月・祝)深夜25:59~日本テレビ「映画天国」枠でオンエア。(笠緒)■関連作品:カムバック! 2014年10月25日よりシネクイントにてレイトショー公開© STUDIOCANAL LIMITED / THE BRITISH FILM INSTITUTE /CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2013.All Rights Reserved.
2018年09月17日ジュード・ロウと元妻サディ・フロストの娘アイリス・ロウが「バーバリー・ビューティー」のキャンペーンモデルに抜擢された。モデルを務める「バーバリー・ビューティー」の新製品「リキッド リップベルベット」を唇に塗った美しい写真を自身のSNSに掲載したアイリス。「『バーバリー・ビューティー』の新しい顔として、『バーバリー』ファミリーの一員になれてとても光栄。興奮もしているわ」とコメントしている。現在16歳のアイリスは、2015年に地元イギリスのファッションブランド「Illustrated People」のキャンペーンモデルとしてモデルデビューを果たし、「Miu Miu」の2017年リゾートコレクションや「Teen Vogue」誌でのモデル経験など、着々とキャリアを積んでいる。アイリスの兄で20歳のラファティも、ミラノ・ファッションウィークに出演するなど本格的なモデルとして活躍中。ジュードの若い頃にそっくりのイケメンと評判だ。今月初めには「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」がSS17コレクションの広告として、ラファティ、シンディ・クロフォードの息子プレスリー・ガーバー、パメラ・アンダーソンの息子ブランドン・トーマス・リーらがモデルを務めているポスターを公開した。現在、ハリウッドでは2世モデル&俳優たちの台頭が目覚ましい。今後も2世セレブの活躍に注目したい。(Hiromi Kaku)
2017年01月17日ジュード・ロウの15歳になる娘、アイリス・ロウがモデル・デビューした。ジュードと元妻のサディ・フロストとの娘、アイリスはイギリスのブランド「イラストレイテッド・ピープル(Illustrated People)」のキャンペーンでモデルを務めている。ブランドとロンドンを拠点にしているスタイリスト、ヴィオレッタ・カサピとのコラボレーションでユニークなテイストのパジャマを展開するもので、父親譲りのブルーアイズが印象的なアイリスは濃紺のパジャマを着て、ダークなプラム色のリップとネイルでメイク。15歳とは思えない大人っぽい表情を見せている。アイリスの兄のラファティも昨年からモデルとして活躍中。今年はジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘のリリー・ローズ・デップや、ピアース・ブロスナンの息子のディラン・ブロスナンらもモデルを始めて注目された。ほかにもブルックリン&ロメオ・ベッカム兄弟やシンディ・クロフォードの娘、カイア・ガーバーを筆頭に、容姿と環境に恵まれたセレブ二世の活躍は今後も続きそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月18日『ホット・ファズ』『ワールズ・エンド』などに出演し、エドガー・ライト監督&サイモン・ペッグの盟友として知られるニック・フロストの主演最新作『カムバック!』が今週末から日本で公開される。原案と製作総指揮も務めるフロストが本作で挑戦するのはダンス・コメディで、自らダンスシーンもこなしている。彼が作品について語る特別映像が公開になった。『カムバック!』特別映像本作でフロストが演じるのは、幼少期に天才ダンサーとして活躍するも、ある事情からダンスを封印してしまったブルース。中年になった彼は太めの身体をもて余しながら単調な日々を過ごしていたが、恋した女性のハートを射止めるために再び、ダンスの特訓を開始する!「ウソがある映画はイヤだった」というフロストは本作のために6か月にもおよぶ猛トレーニングを敢行。「映画をリアルにするために努力して、精神的にも肉体的にも挑戦した」という彼は映画のフィナーレに登場する長いダンスシーンも自ら演じている。また、彼は自身が演じたブルース以外のキャラクターにもしっかりと目を配っており、映像ではブルースが恋をする女性ジュリアについてや、ジュリアを演じた才人ラシダ・ジョーンズについても語っている。『カムバック!』10月25日(土)シネクイントにてレイトショー
2014年10月23日『宇宙人ポール』『ワールズ・エンド酔っぱらいが世界を救う!』など、いまやコメディ映画に欠かせない存在となったニック・フロストが主演する最新作『カムバック!』が、10月25日(土)より日本公開されることが決定。あわせて、メタボ体形ながらもギラギラのラテン系男子ぶりを見せつけているニックのポスタービジュアルと場面写真も解禁となった。かつて、少年・ブルースは、妹のサムと共に数々の賞を総ナメにしていた天才サルサダンサー。しかし、いじめられて選手権に出場できなかったことがきっかけで、それっきりサルサを封印してしまっていた。それから25年後――。ブルース(ニック・フロスト)は会社員として平凡な日々を送っていた。ある日、アメリカから新しく女ボス・ジュリア(ラシダ・ジョーンズ)が赴任してくる。美人でユーモアもある彼女にブルースと同僚のドリュー(クリス・オダウド)はたちまち夢中に。あるとき、偶然彼女の姿を見かけたブルースが後を追うと、そこにはサルサダンスを踊る彼女の姿が!そう、ジュリアは“サルサダンサー”だったのだ。25年振りのトラウマと熱い情熱が再び押し寄せるブルースは…。本作は、『ホット・ファズ俺たちスーパーポリスメン!』(’07)、『宇宙人ポール』(’11)、『ワールズ・エンド酔っぱらいが世界を救う!』(’13)などの製作陣が手がける熱血ダンスコメディ。これらの作品には欠かせないニック・フロストが製作総指揮・原案・主演の3役をこなし、なんと意外にも(?)サルサダンスに挑んでいる。彼に“カムバック”のきっかけを与えるダンサー、ジュリアには、『セレステ∞ジェシー』のラシダ・ジョーンズ。監督はTVドラマ「Free Agents」のジェームス・グリフィス。コメディ集団を追ったショートムービー「The One And Only Herb McGwyer Plays Wallis Island」で英国アカデミー賞にもノミネートされた新進気鋭だ。実は本作は、ニックが3年間温めていた企画だそうで、およそ6か月に及ぶ訓練を経て臨んだ彼のダンスシーンは必見!どう見てもメタボ体形ながらも、逞しくキレのある動き、そしてギラついたラテン系男子ぶりを発揮するニックが、プリケツ女子とばっちりポーズを決めているポスタービジュアルからも、そのサルサダンサーぶりを伺い知ることができる。もちろん、“相棒”サイモン・ペグもカメオ出演する嬉しいサプライズもあるとか。長年のチームワークを如何なく発揮した、このチーム初の“ダンスコメディ”。トラウマを抱えたニック演じるサルサダンサーが、どんな“カムバック”を遂げてくれるのか、楽しみに待とう。『カムバック!』は10月25日(土)よりシネクイントほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年06月26日『ホット・ファズ俺たちスーパーポリスメン!』のエドガー・ライトとニック・フロストの再タッグ作と聞いただけで、興奮せざるを得ない。しかも、描かれるのが“団地”で繰り広げられる、不良キッズたちと凶暴なエイリアンの壮絶バトルと聞いたら、かつて『E.T.』や『ゴーストバスターズ』に胸躍らせた映画少年&少女たちはいてもたってもいられないはず。先日公開された『アタック・ザ・ブロック』を引っさげ、来日を果たしたエドガーの秘蔵っ子、ジョー・コーニッシュ監督とニックにその「SF愛」を語ってもらった。本作の主人公は、ロンドンの貧しい公共団地に住む不良少年たち。毎夜繰り出しては住民たちを困らせていた彼らだったが、ある夜、空から突然降ってきた謎の生物“エイリアン”たちにより、これまで味わったことのない恐怖に見舞われる。ニックが演じるのは彼らと同じ団地に住む、兄貴分的存在のロンである。――やんちゃなキッズたちが、エイリアン相手に本気で暴れまわる姿が微笑ましいですが、撮影現場もさぞかし賑やかだったのでは?ニック:騒がしかったな。子供たちは生き生きしていて、全てのことを楽しく笑いに変えて、興味をもっていろいろなことを聞いてきたよ。敬意を持って接してくれたし、彼らと毎日一緒にいることは楽しかったよ。監督:とにかくアクションシーンがたくさんあったから、子供たちに時間をかけて指導している余裕はなかったんだ。だから配役の段階から、演技の練習をする必要のない俳優を選んでいったんだ。テーマを教えて、実際にカメラで彼らの動きを撮って、いろいろ試してみたところ、子供たちは割と自然に入りこめていったんだけど、逆にニックの方に原因があって、ピアノでこのセリフはこの音程だという風に、時間がかかったなぁ(笑)。――今回、撮影が行われたのは監督が生まれ育った街のすぐ近くだったということですが、おふたりはどんな少年時代を送っていましたか?監督:(映画の舞台にもなっている)南ロンドンをよく自転車で走り回っていたよ。宇宙船のような高層ビルを見て、“ここに住みたい!”と思っていたよ。SFアドベンチャー映画が大好きで、『ドクター・フー』や宇宙船を想像するのが好きな子供だったね。僕の周りには公営住宅団地に住む友人が大勢いた。生まれてから5回も近所で暴動が起こったけど、自宅周辺もそこに住む人も大好きだよ。あの子供たちがいなければ、この映画はなかっただろうね。ニック:僕も自転車を持っていたし、南ロンドンではなかったけれど映画に出てくるような低所得者層の地域に住んでいたんだ。映画に出てくる子供たちのようだったと思うよ。(ジョークで)強盗とかしたしね(笑)。団地という独特の閉鎖された空間で巻き起こる、“人間 VS 未確認生物”の壮大なバトルという構図が何とも滑稽。「このクリーチャーは(少年たちの)影絵みたいな感じなんだ」という監督だが、そこには自分たちの素行の悪さと対面することになる少年たちの姿と共に、“エイリアン”を介しての大人と子供のバトルという構図が浮かび上がる。――ニックは、前作『宇宙人ポール』でも“宇宙人”とも共演していましたが、おふたりは宇宙人の存在を信じる…?ニック:100%信じているよ!会ったことはないけど、どこかに隠れているかもしれない。もしロブスターみたいなのが宇宙船から降りて来ても、全然不思議じゃないと思うんだよね。監督:僕もニックの言う通りだと思うよ。きっとどこかにいると信じている!宇宙人がいろんな形をしていてもおかしくないと思う。子供のときに『未知との遭遇』を観たとき、本当に未来にこういうことが起きるんだと思い込んで、怖がっていたのを覚えているよ。かのスティーヴン・スピルバーグの代表作『未知との遭遇』が公開されたのが1977年、『E.T.』が1982年。かつてのジョー少年とニック少年が胸躍らせた、SF映画への愛と夢が、本作で描かれる“エイリアン”はもちろん、不良キッズたちの会話の端々に散りばめられている。――ずばり、ご自身にとって衝撃を受けたSF映画と言うと?監督:『E.T.』だね。好きすぎて、ダンボールでE.T.を作って友達のように抱えていたんだ。夕食の時間なのにE.T.を作るのに夢中になって、両親に説明しなければならなかった。8歳のときだったと言いたいけれど、実際は恥ずかしながら、13歳だった…。ニック:僕は『未知との遭遇』だね!祖母のメラニーがアメリカ人と付き合いがあって、VHSを調達してきてくれて、それを家族みんなで座って観たとき、身体全体で衝撃を受けた。それがいまも続いている。いまも『未知との遭遇』を観ると、11歳の頃の自分に戻れるんだ。――では最後に、日本の映画ファンにメッセージをお願いします!監督:アクション、アドベンチャー、エイリアン映画が好きな人や、80年代の古風なSFアドベンチャーが好きな人はぜひ観にきてほしいね。いままでにないストーリーで、新しい監督で、新しいキャストだから新鮮な映画である一方、80年代のスタイルを踏襲したエイリアン映画というところが見どころかな。ニック:人生の88分の楽しみたいと思ったら、『アタック・ザ・ブロック』を観てほしい!!■関連作品:宇宙人ポール 2011年12月23日より渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDアタック・ザ・ブロック 2012年6月23日より渋谷シネクイントほか全国にて公開© StudioCanal S.A./UK Film Council/Channel Four Television Corporation 2011
2012年06月25日スーパーモデルのケイト・モスが1日、ロックバンド「キルズ」メンバーのジェイミー・ヒンスと英国コッツウォルズのサウスロップ村で挙式、モデル仲間のナオミ・キャンベルやデザイナーのステラ・マッカートニーと共に、ジュード・ロウと元妻のサディ・フロストらも参列した。ケイトは親友であるジョン・ガリアーノがデザインしたノースリーブのシンプルなヴィンテージ・ドレス姿。今春、人種差別的発言をしたためにディオールから解雇されるなど社会的制裁を受けているガリアーノにケイトなりの助け船を出したとも言えそうだ。式場の聖ピーター教会にはブライアン・フェリー、「VOGUE」米版の名物編集長のアナ・ウィンター、ケイトの以前の恋人で彼女との間に8歳になる娘をもうけたジェファーソン・ハックらの姿も。その中で目を引いたのは自分で車を運転して会場に現われたサディ・フロスト。彼女の運転する車の後部座席には別れた夫、ジュード・ロウが乗っていたのだ。ジュードとサディは結婚していた頃、ケイトと家族ぐるみのつき合いがあり、今回の結婚式の案内係を彼らの息子のラファティに頼んだという。ラファティは招待客を席まで案内し、式次第を手渡す役を務めたらしい。親友の結婚式を祝福しつつ、息子の晴れ姿を父母参観という一日になったようだ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:レポゼッション・メン 2010年7月2日よりTOHOシネマズみゆき座ほかにて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:シエナ・ミラー、ジュード・ロウとの2度目の破局についてを語る「誰でも起こること」J・ロウ、M・デイモンとオスカー女優3人共演の大作スリラーがクランクアップジュード・ロウとシエナ・ミラー、交際15か月で2度目の破局ジュード・ロウとシエナ・ミラー、ラオスの古都で結婚の儀式?今夏挙式予定と言われるジュード・ロウとシエナ・ミラーが新居購入
2011年07月04日シエナ・ミラーが、ジュード・ロウとの2度目の破局について「こうなるしかなかった」と語った。2004年に『アルフィー』で共演し、ジュードとサディ・フロストの離婚成立後に婚約した2人はジュードの浮気が原因で2006年に婚約を解消、破局したが、一昨年によりを戻した。ジュードがサディとの間にもうけた子供たちとの折り合いも良く、挙式のうわさも何度か流れたが、今年1月に交際復活から15か月で再び関係に終止符を打つことになった。シエナはイギリスの「The Guardian」紙のインタビューに、「私たちは婚約したことになってるみたいだけど、それは事実無根。婚約はしてなかったわ」と告白。2度目の破局について「誰の人生にも起きることだと思う。よりを戻して、今度はうまくいくように努力したけど、だめだったの。泥沼状態というんじゃなくて、こうなるしかなかったのよ」。今年30歳になるシエナは波乱に満ちた20代を「栄光も、惨めな思いも全部経験したような気がする。いまはずっと落ち着いた気持ちよ」とふり返る。「今後の10年間はもっとシリアスに生きるわ」。(text:Yuki Tominaga)写真は現在出演している「Flare Path」の劇場を後にするシエナ・ミラー。© Splash/AFLO■関連作品:レポゼッション・メン 2010年7月2日よりTOHOシネマズみゆき座ほかにて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.G.I.ジョー 2009年8月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開©2009 by Paramount Pictures■関連記事:J・ロウ、M・デイモンとオスカー女優3人共演の大作スリラーがクランクアップジュード・ロウとシエナ・ミラー、交際15か月で2度目の破局ジュード・ロウとシエナ・ミラー、ラオスの古都で結婚の儀式?今夏挙式予定と言われるジュード・ロウとシエナ・ミラーが新居購入ティーン・チョイス・アワード発表!2冠のサンドラ・ブロック、自身の十代を懐かしむ
2011年03月10日ジュード・ロウが元妻のサディ・フロストが書いた自伝の出版を差し止めようと、法的手段も辞さない構えを見せている。ジュードとサディは1997年に結婚、2003年に離婚したが、現在14歳と8歳になる息子と10歳になる娘がおり、サディが出版を計画している自伝「Crazy Days」(原題)で6年間の結婚生活について100ページ近くも割いているのが、ジュードは気になるらしい。ジュードはサディの自宅で本についての話し合いをもち、その際に原稿の一部を読んだが、何事もなかったように帰った直後に出版をやめるか、結婚生活についての記述部分を削除するかを迫ったのだという。「サディは一所懸命に執筆した。だからジュードのとった行動に傷ついている。別にジュードとの関係を暴露するつもりもなかったのに」と彼女の友人は語っている。一方、ジュードは現在、2日から10日まで開催の第45回チェコのカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭に招かれ、同地に滞在中。これまでのキャリアを讚えて、映画祭ディレクター賞を贈られる予定だ。(text:Yuki Tominaga)© REUTERS/AFLO■関連作品:レポゼッション・メン 2010年7月2日よりTOHOシネマズみゆき座ほかにて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ジュード・ロウ 人工臓器体験を語る?『レポゼッション・メン』動画インタビュー到着きっかけは子供のヘアカット…ジュード・ロウの元妻と婚約者シエナがバトル続行中!ジュード・ロウ本人そっくり!『レポゼッション・メン』アニメ仕立ての特別映像が到着ジュード・ロウとシエナ・ミラー、ついに今夏結婚を決意?ジュード・ロウ&シエナ・ミラーがガラ・イベントに復縁ツーショットで登場
2010年07月06日ジュード・ロウの元妻サディ・フロストが、昨秋ジュードとの関係が復活し今夏挙式予定のうわさも流れるシエナ・ミラーをTwitter上で罵倒、両者の間に険悪な空気が流れている。シエナとジュードの交際は『アルフィー』で共演したのがきっかけだが、当時ジュードはサディと結婚し、3人の実子をもうけていた。離婚後に交際が始まり、シエナはジュードの子供たちと一緒に休暇を過ごすことも多い。ところが今月、イギリスのワイト島で開催された音楽フェスティバルにサディが子供たちを連れて出かけた際、ジュードとシエナに預けた7歳の息子・ルディの髪を、シエナが無断でカットしたことが発覚。激怒したサディはTwitter上でシエナに「自分の子供を産んで、その子の髪を切ればいいのよ」と言い放ったことが先日報道された。サディの知人によれば、彼女はシエナが自分とジュードの子供たちに対して母親のように振る舞うのが我慢ならないのだという。サディはその後、Twitterのアカウントを削除したというが、怒りは収まらず、来週行われる9歳の娘・アイリスのバレエの発表会に来ることを禁じたそうだ。サディと仲良しのスーパーモデル、ケイト・モスの娘と一緒に踊る予定のこの発表会に、シエナはジュードと一緒に来る予定だった。ジュードとシエナは今夏、南仏での挙式を計画中だが、家族や親しい人たちだけを招く慎ましいものにしたいと考えている。アイリスが新婦の付添人、13歳の息子・ラファティとルディが新郎の付添人とその助手を務める予定らしいが、これもやはりサディが機嫌を損ねている原因のひとつ。ジュードが間に入って、サディとシエナの話し合いの場を持とうとしていた矢先に前述のヘアカット事件(?)が勃発、双方の感情がこじれてしまったようだ。(text:Yuki Tominaga)写真は今月13日、買い物に出かけたシエナとルディくんとジュード。© AFLO■関連作品:レポゼッション・メン 2010年7月2日よりTOHOシネマズみゆき座ほかにて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ジュード・ロウ本人そっくり!『レポゼッション・メン』アニメ仕立ての特別映像が到着ジュード・ロウとシエナ・ミラー、ついに今夏結婚を決意?ジュード・ロウ&シエナ・ミラーがガラ・イベントに復縁ツーショットで登場ラスト10分に衝撃!ジュード・ロウ主演『レポゼッション・メン』予告編独占配信!
2010年06月23日