今回の「やさしいママのヒミツ」は、ミュージシャンの坂本美雨さんらとともにイベントなどを行う、猫好きなら知る人ぞ知る「Cat’s ISSUE」の代表、太田メグさんです。3歳の息子さん(通称:セコム)と猫のコムタン(通称:コム)と暮らすママです。太田メグさん息子さん:セコムくん(通称)(3歳)「Cat’s ISSUE」代表、ディレクター。猫好きクリエイターとともに、猫への「偏愛」を発信するプロジェクト「Cat’s ISSUE」(キャッツ イシュー)で、展覧会や猫新聞『The Cat’s Whiskers』を出版したり、ポップアップストアでの商品販売や、さまざまな猫企画のプロデュースを行い、利益の一部は猫の保護活動に支援している。白いふわふわの猫コムタンの飼い主。息子とコムタンの日常を「#コムとセコム」としてインスタグラムに公開中。夫、息子、コムタンと都内で暮らす。HP: Instagram: @megmilk5628 お子さんと猫と笑顔で過ごすため、忙しい日々の中で太田さんが心がけていることは? 猫愛とともに、たっぷりとお話を伺いました。仕事と育児・家事の両立のために“諦めた”ことそれでは、早速太田さんの平日の平均的なスケジュールを見てみましょう。 7:30 : 起床。携帯をチェック。身支度をする 8:00 : 朝ごはん、保育園の準備 8:15 : 家族が起床 8:30 : コムタンと子どもの朝ごはん 9:15 : 旦那さん(もしくは私)が保育園へ送る 10:30 : 仕事場着 19:00 : 仕事場を出て、買い物をして、保育園へ向かう 20:00 : 保育園お迎え(朝の送りが私のときは、旦那さんがお迎え) 20:30 : 帰宅、すぐ大人の食事(子どもは保育園で済み) 21:00 : お風呂 21:30 : 子どもを寝かしつけ 22:30 : 洗濯、食器洗い、片付け、残りの仕事 25:00 : 就寝アートディレクターやブランディングなど幅広く手がけ、忙しい日々を送る太田さん。「仕事が増えているので、会社の人数も増やしていきたいのですが、すぐに分業できる仕事ではなくて。今はパートナーであるデザイナーと基本的に2人。契約で事務をしてくれる人がようやく最近入りましたが、現在は社長業、企画、プランニング、アートディレクションからグッズのデザインなど、ほぼすべてをやっています」「夫の仕事は飲食関係。最近は土日どちらか休めるようになって、一緒に出かけられるようになりましたが、平日も遅いので会わないことも多く、必然的に家事・育児はワンオペに。息子を出産するとき、既に『Cat’s ISSUE』をスタートしていましたが、ギャラリーも運営しつつ会社にも所属していたこともあり、産後5ヶ月で復帰しました。やむなく “ダブル延長” で20時まで見てもらえる保育園を探しましたが、そこでは夜ごはんも出していただけるので本当にありがたいです。夫婦の時間が合わない中で、子育ても家事も完璧にこなすのはとても難しいです。特に料理は食材の管理から買い出しまで本当に大変なので、『夜ごはんは保育園に任せる』と決めたら、少し気が楽になりました。家族によっていろいろな形があるから、子どもが元気でちゃんと成長してくれれば、それがうちの正解でいいんじゃないかな、と思っています」ギャラリー運営から広がった、「Cat’s ISSUE」の活動2014年まで、渋谷で「SUNDAY ISSUE」というアートギャラリーを運営していた太田さん。「ギャラリーには本棚があって、カフェもある。インプットとアウトプットの場、そして談笑できるスペース、その3つがその当時の私の生活の基本。6年ほど運営しましたが、その時に得たものが大きくて、すごく今につながっています。ママ友としても仲良くしているミュージシャンの坂本美雨さんとは、大学時代の友人が紹介してくれて出会いました。実は、コムタンを “吸い” に来たんです(笑)。猫に対しても人に対しても、こんなにもオープンに愛情を表現できる人がいるんだと、すごく影響を受けました。私は美雨さんに出会うまで、動物愛護のことをそんなに知りませんでしたが、知ってからはみんなでなんとか応援できないかと思い、猫好きのアーティストに声をかけて、保護活動のための募金を集めたんです。それが『Cat’s ISSUE』の始まり。今は猫をモチーフにしたグッズを作ったり、いろいろなブランドとコラボレーションをしたり、ポップアップストアやイベント出店をしています。デザインや企画を通して、猫に対して恩返しをしたいという気持ちですね」「Cat’s ISSUE」で作るアイテムは “自分たちの欲しいもの” が多いといいます。「自分たちのカルチャーや好きなものに近い “猫モチーフのアイテム” があまりなかったんです。私たちが作るものは、好きなアーティストに頼んでいるし、気に入っているから自分たちでも身につけて使いたい。採算度外視ですが、こだわりは譲れないですね。企業とのコラボレーションは、個人ではできない規模で展開できるのがありがたいです。最近、猫と一緒に暮らせるマンションのプロデュース企画も始まりました」忙しいからこそ、過剰なくらいの愛情表現をますます忙しくなる中で、平日はほとんど子どもと過ごす時間がないという太田さんが、お子さんとの接し方で特に気をつけていることとは?「できるだけ、その日に何があったのか話を聞くこと。そして、毎日『すごく会いたかった!』と抱きしめるようにしています。きっと嫌になる時がくると思うのですが、その時が来る限界までは、過剰なくらい愛情表現をしたいなと思います。以前、息子に『お母さんにお話がある』って言われて、ドキッとしたことがありました。そういう時ってちょっと “悲しいとき” なんですよね。だからちゃんと目を見て話を聞こうと思っています。また、『お父さんもお母さんも携帯電話ばっかり見てる』と言われたことも。だから土日はあまり携帯を見ないようにしたり、仕事が入っているときもワークショップなどのときは連れて行って、一緒に楽しんだり。これから小学生になるのに向かって、ちょっとずつでもどうやって大人が子どもに合わせていけるかを模索中です」兄弟として暮らす、愛猫と息子「Cat’s ISSUE」で多くのグッズのモチーフにもなっている、ファニーフェイスの愛猫コムタン。子猫のときに出会って、もう12年になるのだそう。「実家では拾った猫を飼っていたのですが、一人暮らしを始めてからパートナーが欲しいなと思って。その当時は、“犬猫の譲渡会” があるということをまだ知りませんでした。ブリーダーさんのところで、もらわれなかった猫の里親探しをしていたのを見て、『変な柄でちょっとかわいそうで可愛いな』と思って譲っていただきました。出産時は6日間だけ病院にいたんですが、とても心細かったのもあって『6日間もコムちゃんと一緒にいないなんて!』と思ったら、子どもを産んだことよりも泣けてきて(笑)。自分にとって、コムタンは大きな存在だったんだなぁと改めて思いました」もともとは神経質な猫だったというコムタン。人懐っこく、いつもセコムくんと一緒にいる姿からは想像ができません。「コムタンはその場が楽しそうだと、人と人の間に入りたがったり、くっつきたがるので、いつの間にか息子とくっついてテレビを見ていることも多いですね。でも人慣れするようになったのは、息子と一緒に暮らしてからなんです。息子が赤ちゃんの頃は、コムタンは遠くの方から見ているだけで近づかず、『なんだかよくわからない生き物がいるな』という感じでしたが、息子が泣いていると『大丈夫?』となぐさめに来てくれていました。でも、息子がだんだん歩けるようになってきたら、『一緒に楽しんでもいいのかな?』という感じで近づいてきて。今では、絵本の読み聞かせをしていると『自分も寝るか』とトコトコやってきて一緒に絵本を見ます。息子が絵を描いていたりすると、画用紙に乗ったり色鉛筆を転がしたり。息子は最初はそれを面白がっていたのですが『遊び方が違うから、一緒に遊べない!』ってなっていますね(笑)」息子の方は、最初は自分とコムタンの違いがわからなかったようです。私がコムタンを人として扱って話しかけているので“猫とはお話することができる” と思っていたと思うし、“お兄ちゃん” だと思っていたんです。でもあるとき『どうしてコムちゃんにはお口があるのに、おしゃべりができないの?』とすごく不思議そうな顔で聞いてきて(笑)。生まれた頃から猫といたので、猫と人間の差がわかっていなかったんですが、ようやく『コムちゃんは猫だ』ってわかったようです。今では逆にごはんをあげたり毛布をかけたりと、お世話をしたがりますね」二人が並んでごはんを食べる動画「 #コムとセコム並んでモグモグ 」は、インスタグラムでも大人気。まるで兄弟のようです。「おやつはふたり一緒に食べさせるようにしています。自分もコムタンも一緒なんだ、って思えると思うんですよね。そんな風にできるだけ人間と同じように扱うようにしています。最近は『コムタンはお話はできなくてもわかっているから、ちゃんと挨拶はしようね』と教えているところです」愛猫との暮らしで学ぶ、家族との付き合い方猫と暮らすことで、家族や人との関わり方も学んでいると語る太田さん。「猫がいると “無条件で愛情を注ぐこと” を、夫も息子も目の当たりにすることができていいなと思います。外国では大人になってもハグをしたり『大好き!』と伝えたりしますが、私たちは恥ずかしくて、なかなか素直に愛情表現できないことが多いですよね。でも『猫』は愛される存在。自然に愛情を伝えているうちにそれが家族に浸透していくと思うんです。猫は病気にもなるし言葉も通じないけど、過剰なくらいに愛情を注いでいると、息子も同じようにするし、それが当たり前になると思います。あと、『自分の正義を他者に押し付けない』というのが私のモットー。夫は夫の仕事や人生の中で“正解”があるし、息子にも自分の“正解”があって、わがままを言うときも『自分はこう思っているから言いたいんだ』という何かがあるんです。だから一度、意見を聞いてあげるようにしています。『そうか、そう思ったんだよね』と一旦気持ちを認めてあげることが大事だと思っています。じつは猫も同じで、一緒に生活をする中で “他者を認める” というか、“考えはそれぞれ違うもの” ということを自然と学べる気がします。そうしていると、日々相手のことを観察するようになるんですよね。『これがルールだから正しい!』と思っているとそれしかないのですが、イレギュラーなこと、割り切れないことがたくさんある。そういうことを、猫と暮らしていると自然に折り合いをつけて考えるようになると思います」自分の暮らしに合うものを選ぶ仕事にも生活にも「猫」が欠かせない、大切な存在だという太田さん。今、開発に力を入れたいと思っているのが “猫と暮らす人が使えるハンドクリーム” だそう。「一般的に“猫にアロマは禁物”と言われています。猫の臓器について獣医さんなどの意見を聞きながら、いろいろと調べた経験があるんですが、猫の肝機能は人や犬とは異なるので、猫と一緒に生活する上では細かな点で注意が必要なんです。例えば、猫は人間の手をよく舐めるし、香りは鼻から吸い込んでいると考えると少し怖いですよね。香りについては、アロマのほか、散布式のスプレー、マニキュアにも気をつけています。だから、猫に影響を与えないハンドクリームはずっと作りたいと思っているんですが、オーガニックだからいいわけでもなくて、それぞれに合ったものを使わなきゃいけないと思っています。一度、息子の石鹸が切れてしまった時に、大人用のボディーソープを使ったら肌がガサガサになってしまったことがあって。やっぱり子どもは子どもの、猫は猫の体に合うものがあるので、“いいと謳われているからいい”ではなく、“私にはこれがいい”、“うちの子にはこれがいい”と、もっと選択肢が広がるといいなと思います」こんなふうに香りやモノ選びにもこだわりのある太田さんに、環境や手肌にはもちろん、動物にもやさしい “無香料” のサラヤの洗剤『ヤシノミシリーズ』を試していただきました。1971年の誕生以来、人と地球への優しさを考えた、無香料、無着色。左から「ヤシノミ洗剤」、「ヤシノミ洗たく用洗剤」、「ヤシノミ柔軟剤」。これまでは「よく落ちる」と謳われている、強力な食器洗い用洗剤を使っていたという太田さん。「食器洗いの際、香りが強いので何度もすすぎが必要で、とても手がかかっていました。特に、子どもとコムタンが一緒におやつを食べるときに使う小さなお皿は、1日に何度も洗うので手間がかかります。ちゃんと香りも落ちるようすすぎだけは丁寧に確認しなくては! と気負っていたんです。食器に洗剤の香りうつりがなく、洗った後の排水は、微生物によって水と二酸化炭素に素早く分解され、地球に還ります。ヤシノミ洗剤 本体(ポンプ付き 500ml/400円)、詰め替え(480ml/270円)。※すべて税別 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う ヤシノミ洗剤は知っていましたが、無添加だとは知りませんでした。今回使ってみて、食器洗いの後に不安が残ることがなくなりました。環境にもいいものなので、『無駄に泡をたくさん流している』という洗剤を使うことに対する罪悪感もなくなりました。無色透明なのもきれいだし、洗剤の粘度がちょうどいいというか、間違って手に直接原液がついても泡が立ち過ぎずさっと洗い流せる。手荒れをしないのも、とても魅力的です」また、洗たく用洗剤も、香りがつかず安心して使えるものを探していたのだそう。「香りに関しては、いつも自分の五感を研ぎ澄ませていたいから、洗たくものの香りは、自然な優しい石鹸のような香りか、無香料がいいなと思っています。子どもの洗たくものは、今の学年になってからは制服や指定の体操着になったので、量が減ってずいぶん楽になりましたが、逆に何着も用意ができないので、汚れをしっかり落としながら、洋服自体を傷めないようにしなくてはいけなくて。特に体操着は毎日洗うので、丁寧な家事が苦手な私にはとても大変でした。ヤシノミシリーズに洗たく用洗剤があることは知らなかったのですが、無香料なのがとてもいいですね。特に部屋干しをする際に、食事などの生活の香りと、柔軟剤の香りが混じって部屋に充満することがなくなり、すっきりしてとてもいいです」合成香料、着色料、抗菌剤などは無添加。蛍光材、漂白剤も無配合で、色柄や風合いを守ります。ヤシノミ洗たく洗剤(本体420ml)、ヤシノミ柔軟剤(380ml)。※オープン価格 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「思ったよりもよく落ちますね」と太田さん。ヤシの実由来の植物性洗浄成分“ツインパワーノニオン”が油汚れに浸透し、少ない洗剤量でもしっかり落とします。「日々使う洗剤はストレスなく使いやすく、手に入りやすく、それが結果的に環境にいいならできるだけ使い続けていきたいなと思います。そういう点では、ヤシノミシリーズは手頃な価格で、続けられそうでいいですね」「親が楽しく生きる姿」を子どもに見せたい毎日のようにアップされるコムタンとセコムくんとの日常を写した太田さんのインスタグラムは、フォロワー数が約11.8万人を超える人気。もともとは、沖縄に住む家族に向けた日記として始めたのだそう。「主人の実家が沖縄で、孫の中で息子一人だけ遠くて。私はマメな方ではなく、実家に写真をまとめて送ることもできないので、インスタグラム上である程度成長を見てもらえるといいなと思ってアップしています。義理の父には、年に1度しか会えないのですが、インスタのおかげですごく近い感じがするんですよね。フォロワーさんに道で声をかけてもらうこともあるのですが、みんなすごく優しいですね。励まされるし、思いもよらないコメントをもらうこともあります。動画をアップしていると、自分では気がついていなかった息子の発言や、やさしい行動などを教えてくれるんです。見返したら本当にそうだったり。私が勝手に成長を見せつけているので申し訳ないのですが、他の人が気づいてくれて見守ってもらっている感じがします」最後に、子育てや生活の中で大切にしていることを伺いました。「私も夫もストレスなく、いつも『面白い』って笑っていられたら、子どももきっと楽しい。ときには夜更かししたり外食したり。真面目に正しく生きてギスギスとした雰囲気になるよりも、『まあいっか』と笑って暮らすほうがいいなと思うんです。周りの人を見ていても “親が楽しそうに仕事をしている人” って、子どもも情緒が安定している気がして。子どもが『親が楽しく生きている姿』を見ることが、一番いい影響だと思うんですよね。子どもも笑っているお母さんを見て『自分も楽しく生きよう』と思えるし、楽しむためにどうすればいいんだろうって考えるようになる。息子には、楽しく生きるために自分で考えられる人になってほしいなと思います。でも、私がそれをできていないと説得力がないし、息子もやらされているという気持ちになってしまうから見本になるしかないかなと。私自身がどれだけ楽しく生きるか、子どもにはそれを見て一緒に楽しんでほしいですね」子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2018年08月27日今回の「やさしいママのひみつ」は、3歳のたいくんと12歳の愛猫・ザクロの日常を綴った、インスタグラムとブログ「ザクロとたい」が人気の主婦、もりもとりえさんです。もりもとりえ さん息子さん:たいくん(3歳)インスタグラマー&ブロガー。新潟県在住。白黒模様の猫・ザクロと、どんぐり頭のたいくんの、仲睦まじい日々を写したインスタグラムが話題となり、昨年からブログもスタート。インスタグラムのフォロワー数は6.3万人を超える。書籍『みんなの猫ぐらし 家族と猫の、いとおしい日々。』(翔泳社)にも参加。近々、初の著書を「ぴあ」から出版予定。(2017年末~2018年初めを予定)夫、たいくん、猫のザクロと暮らす。Instagram: @rie_mrmt blog: 「ザクロとたい」 いつもやさしいママでいるために、猫の存在が欠かせないというもりもとさん。その理由とは? お話を伺いました。■猫と一緒に、子どもの成長を見守るもりもとさんの、1日のスケジュールを見てみましょう。7:00 : 起床。週に2回、お弁当作り8:30 : たいくんを幼稚園にお見送り、買い物10:00 : 帰宅。掃除や夕食の支度、ブログとインスタグラムの更新など14:30 : たいくんのお迎え15:00 : 公園(雨の日は水族館など)に遊びに行く。18:00 : 家族揃って夕食20:30 : お風呂21:30 : たいくん就寝。洗濯機を回しながら仮眠2:00 : ザクロに起こされて起床。掃除や洗濯ものを干す。1時間ザクロと遊ぶ5:00 : 仮眠もりもとさんの睡眠は、途切れ途切れ。これには深い理由があります。「赤ちゃんのとき、夜中に授乳で起きるのに、ザクロも起きて付き添ってくれていたんです。たいはもう大きくなって朝まで寝ていますが、ザクロがそのパターンになって、夜中に起こされるようになりました。起きて家事を済ませたら、ザクロの手入れをしたり、マッサージをしたり。ザクロと遊ぶと癒されて自分の充電にもなるので、夜中にべったりする時間を大切にしています」いまや子育てに、猫のザクロはなくてはならない存在だと語るもりもとさん自身も、猫と一緒に育ったといいます。「私が2歳のときから、ペルシャと日本猫のミックスの『マリン』という猫と一緒でした。5人兄弟の末っ子の私にとって、お母さんのような存在で、母からは『猫に育てられた』と言われるくらい、泣いていたら寄ってきてくれたり、遊び相手になってくれたりと、面倒を見てもらいました。だから、猫と赤ちゃんと暮らすことに対しては何の不安もなかったし、自分がそう育ったから、自分の子どもも猫と暮らすのが当たり前だと思っていました」■子育てする家庭に「猫のすすめ」ザクロはもともと、もりもとさんのお姉さまが飼っていた猫だったといいます。「姉の友人が衰弱していたザクロを保護して、里親が見つかるまで実家で飼うことになったんです。実家では猫をずっと飼っていて、先住猫たちが亡くなり、ちょうどいない時期でした。それで姉がそのまま飼うことになったのですが、姉が体調不良のため、私が世話をしに行くようになったのが、私とザクロの出会い。あまりいたずらもしない、甘えん坊な子で、行くと私の膝の上から動かなかったんです」 その後ザクロを引き取り、ザクロが9歳のときにたいくんが誕生。2人の相性は最初からとても良かったのだそう。「たいが生後5日目から、一緒に寝ています。初めて会わせたとき、ザクロがたいの匂いをクンクンかいで、その日の夜には一緒に寝ていましたね。獣医さんからのアドバイスで、まだ病院にいるときに、1日たいを包んだタオルをザクロの寝床に敷いて、匂いに慣れさせました。その時点で拒否反応を起こす猫もいるそうですが、普通にそのタオルの上で寝ていたので、大丈夫という確信がありました」「幸いにも猫アレルギーがなかったし、神経質になって暮らすのはあまり良くないと思ったので、おおらかに、ザクロとたいがくっつきたいならどうぞという感じでいます。よく猫を飼っている妊娠中の方から、猫と赤ちゃんとの暮らしで気をつけていることを質問されますが、毎日掃除したり、ブラッシングでまとめて毛を取ったりする毛の対策以外は、猫と子どもの生活を楽しむことが一番だと思っています。本当に幸せですからね」たいくんとザクロは、人間の兄弟のよう。いまのような関係を築くために、心がけていたことがあるのだとか。「たいが生まれてから気をつけていたのは、いつもザクロを優先にすること。たいがちょっと泣いていても、ザクロが要望を伝えてきたら、とりあえずザクロを抱っこしていました。2人のお子さんがいるご両親が、上の子に対して気をつけるのと同じ感じでしょうか。愛情を示すようにしていましたね」そんなもりもとさんがインスタグラムを始めたきっかけは、ご兄弟からの勧めでした。「6年ほど前に始めました。その頃は何を食べたかなど、何気ない日常のことを載せていたのですが、子どもが生まれてザクロと自然と仲良くなったので、その様子を親バカで撮って載せていたら、だんだんフォロワーさんが増えてきた感じなんです。去年『みんなの猫暮らし』という本に参加させてもらってから、さらにぐんと増えました」「インスタグラムではキャプションを長く書けないので、もっとザクロとたいの背景を書きたいと思い、今年からブログもスタート。インスタグラムやブログを書く時間を家族との時間には組み込みたくないので、自分の睡眠を削ったり、自由にできる時間のなかでやっていますが、それも全然苦ではないんです」■インスタグラムはわたしの育児日記インスタグラムをはじめてから、人生が変わったと話すもりもとさん。「子育てをしているとあっという間で、ちょっとした成長もあっという間に過ぎ去って、忘れてしまうので、インスタグラムで記録していることはよかったなと思います。こんなときあった、このときはこういうことで悩んでいたなと、自分で振り返る、育児日記的な役割もしてくれています」「私のインスタグラムを見てくださる方は、癒しを求めていると思っています。そこに私の愚痴を書いても仕方がないと思うので、書かないようにはしていますが、基本的に育児に関して、ネガティブなことはあまり思っていないんです。子どもってすごく面白い。毎日一緒に遊んでいて、同じ公園に行っても日によって見つけるところは違うし、昨日できなかったことができるようになっていたり。そういう変化を見つけると面白いですね」「自分の時間が持てないことに関しても、美容院にはなかなか行けませんが、ザクロで息抜きができています。たいがいい子なのもあるし、夫も手伝ってくれているし、ザクロにも癒されているという、環境に恵まれているなと思います」■夫婦だって「伝えないと」わからない笑顔にあふれ、幸せいっぱいなことが伝わってくるもりもと家。以前は、うまくいかないこともあったのだとか。「子どもが生まれてから、けんかをよくするようになりました。産後、ホルモンバランスが崩れたからか、私がずっとピリピリしていたんですね。夫も何がいけないかわからないから、気をつけすぎていたところもあって。それが改善したのは、たいが2歳半くらいのとき。お互いの感情を出したことがきっかけでした。なかなか話し合いをする時間も、エネルギーもなかったので、携帯のメッセージで送りあったんです。ずっと気になっていたことや、こういう風にされて悲しかったとか、感情で書いてはいるのですが、読み返すことができるので『あのとき言った、言わなかった』とはならないのがよかったですね。少し冷静になることで、辛かったのは私だけじゃないとわかったし、夫には、家族への愛情の示し方など、感謝することばかりになりました。やっぱり、伝えないとわからないですよね。仲良く、幸せな家族を築きたいという、目指す家族像は同じなのに、すれ違っていたことが、今ではもったいなかったなと思います」うまくいかないときでも、決して子どもの前ではけんかをしなかったというもりもとさん。「子どもの前では、夫の悪いところは言わないというのは、言葉がわからない赤ちゃんの頃から徹底しています。逆に、パパと仲がいいところを見せたり、家族を大事にしているという姿勢を子どもにもしっかり見せることが、大切だと思います」■毎日使うものは、家族全員が心地よくいつも笑顔で過ごせるよう、家族全員に気をかけているもりもとさん。毎日使う洗剤は、たいくんはもちろん、「ザクロの存在」が大きく、これというものになかなか出会えなかったといいます。「私は出産するまえから主婦湿疹(手湿疹)がひどくて、手がいつも荒れていました。赤ちゃんと暮らしていると洗いものも多く、いちいち手袋をつける時間もなくて、悪化する一方でした。だから普通の洗剤を使うと、ピリッとするんです。皮膚科で処方された薬は、常につけておくように言われますが、子どもと猫がいてそれはできなくて。これまで使っていた洗剤を使うと、洗い終わったときからずっと痒いんです。それに、ザクロによくなめられるので、洗剤は気になっていました」自分に合う洗剤は諦めていたというもりもとさんに、肌にやさしい「ヤシノミシリーズ」を試していただきました。使ってみた感想は?「ヤシノミ洗剤は全然ピリッとしなくて、一回使っただけで肌にやさしいことがわかりました。子どもが小さくて忙しいので、スパッと落ちるなど、スピードと要領重視で選んでいたのですが、その分、手にも環境にもやさしくないんですよね。やさしいものを使うという選択が、心地がいいものなんだなと実感しました」またヤシノミ洗剤は、これまで使っていたものとは違い、香りがないことに一番驚いたというもりもとさん。「無香料だけど、すごく清潔な感じの、自然ないい香りがふわっとします。猫って、使ってはいけない香りもあるのですが、これなら安心ですね。早速ザクロが使うものを全部洗濯しましたが、ふわふわになったので気持ちが良さそう」「たいが産まれたときは、大人と赤ちゃんの洗濯洗剤を分けていたのですが、これなら全部一緒に洗えていいですね。1本でさっぱり汚れも落ちるし、赤ちゃんのときに知りたかったと思いました。これから出産をする友人にも教えたいです」「ヤシノミ柔軟剤も無香料なのに、嫌な臭いはちゃんと取れました。香りがついている柔軟剤は、想像していたものと違っていたり、頭が痛くなるものもあって、今までは結構賭けでした。私が身に付けるのはいいけど、夫が使うのはちょっと…という香りも多かったです。匂いに敏感なザクロのためにも無香料は嬉しいですね。家族全員が心地いい洗剤に、やっと出会えたなと思います」■自分の時間よりも「家族の時間」たいくんとザクロに、毎日全力で向き合うもりもとさんですが、自分の時間が持てないことについて悩みはないといいます。「それは、ザクロで息抜きができているのが大きいと思います。それに、家族でいるのが一番幸せなので、私にとって、休日に家族揃って出かけるのも息抜きのひとつ。実際、子どもが産まれるまでに自分にかけていた時間はほぼゼロになりましたが、どうしてもやりたかったら人に預けてでもやっていたと思うんです。でも、そこはいいやと思えたので、自分の中で優先順位はそんなに高くなかったんだと気づきました。ただ、大好きなメイクだけは譲れないので、5分でできるようになりましたね。譲れないところは短縮したり、寝る時間を削って時間を捻出しています」こんなふうに家族みんなで一緒に過ごすことを、何より大事にするのがもりもとさんの「やさしさ」。「家事などの“しなくてはいけないこと” があって、それのためにたいに『ちょっと待ってね』とか、『一人で遊んでいてね』ということを言いたくないんです。できなくてイライラするのもすごく嫌だし。幼稚園のない日は特に、たいに呼ばれたらいつでも遊べる状況にしておきたい。だから夕食の用意も、段取りよく前もってある程度しておいて、ごはんを温めて盛ったり、洗い物をしたり、最低限のことしかしなくてもいい状況にしておきたいんです。掃除や洗濯などの家事もほとんど、夜中に一人で起きてやっていますね。たいはいつも誰かが遊んでくれるので、すごく幸せだと思います」■ほめることと叱ること、メリハリを大切に「子どもには甘そうに見えて、叱るときはものすごく叱る」と、自身の子育てについて語るもりもとさん。「子どもには、挨拶や感謝の気持ち、ごめんなさいという基本的なことは必ず言わせるようにしています。3歳になると、悪いことをしたということはある程度わかっているので、自分の言葉でちゃんと謝らせて、それができたら『よくできた! よしよし、良かったね』って抱きしめて、そこで完全に切り替えて『よし、遊ぼう!』という、メリハリはすごく大事。思いっきり、親も一緒に遊びますが、ダメなときはダメとちゃんと叱る。そこは曖昧にはしたくないなと思います」「ザクロに対しても、わざと尻尾を引っ張ったりしたらダメだと、たいが赤ちゃんのときから伝えていて、うっかりでも尻尾を踏んだりしたらすごく叱ります。ザクロに向かって謝らせて。だから、1歳半くらいからザクロに対してダメなことはしなくなりました」親が猫をすごく大切にしているところを見せることで、子どもも自然とそうするようになるといいます。「ふだんはザクロにベタベタとくっつきに行くたいが、野良猫がたくさんいる公園に行ったときは、きちんと距離感と礼儀正しさを持って野良猫に接していたことに驚きました。触ったりすると嫌がりそうな猫には、距離を置いて、見て『かわいいね』と言っているだけで、近くに来てくれそうな猫には、すりすりしてきてから撫でているんです。一緒に行ったお友だちもいるのに、ずっと一人で猫を撫でていて。ザクロ以外の猫との接し方は教えたことはないのですが、これは嫌なんだ、これはいいんだというのを見極められていて、立派な猫変態に育てているなと思いました(笑)子どもは親のすることをよく見ていますね」シャッターチャンスを狙うのではなく、いつも一緒に過ごし、一番近くで見ているからこそ、子どもと猫のかけがえのない瞬間を見逃さず、写真を撮ることができるともりもとさん。これからも見る人を癒す日常を、発信し続けてくれるでしょう。取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】 記事をもっと見る >>
2017年10月26日今回の「やさしいママのひみつ」は、インテリア&フードスタイリストとして活躍しながら、吉祥寺でカフェ&デリ『ORIDO(オリド)』を営む江口恵子さん。3人のお子さんのママです。江口恵子さん娘さん:はなちゃん(13歳)、照ちゃん(7歳) 息子さん:太一くん(10歳)インテリア&フードスタイリスト。雑誌や広告へのレシピ提供、スタイリングなどを幅広く手がける。ケータリング、予約制カフェ、料理教室を柱とした、『ナチュラルフードクッキング』を主催。東京・吉祥寺でカフェ&デリ『ORIDO』を営む。著書に『子どもといっしょに 季節の食しごと&保存食』(マイナビ)、『普段使いの器は5つでじゅうぶん』(ジービー)ほか。 、 instagram: orido.kichi 、Facebook: @orido.life 3人の子育てと仕事。どちらも笑顔で楽しむため、江口さんが辿り着いた方法とは? お話をたっぷり伺いました。■子育てと仕事の両立に必要な “段取り”まずは、江口さんの1日のスケジュールを見てみましょう。6:00〜6:30 : 起床。洗濯、朝ごはんの準備をしつつ、メールのチェック6:30〜7:00 : 子どもたち起床。掃除など、家事を済ませる8:00 : 太一くん、照ちゃんが小学校へ。一緒に仕事へ出かける14:30 : 太一くん帰宅18:00 : 照ちゃんが学童から帰宅19:30 : 家族4人で夕食。子どもたちの宿題を見る21:00 : はなちゃん帰宅。夕食21:00〜21:30 : 子どもたち就寝。残った仕事をする24:00 : 就寝さまざまな仕事をこなす江口さん。ほぼ毎日、経営する店『ORIDO』に顔を出し、オープンの準備をしてからスタッフに任せ、撮影やケータリングなど、ほかの仕事にとりかかるといいます。お子さんがいなくても十分に忙しいですが、時間を作るために必要なのは、“段取り”だといいます。「体質的に徹夜はできないから、平日の午前中にどれだけ仕事を終わらせられるのかがポイント。午後になると、どうしてもペースダウンしてしまうから、手当たり次第手をつけるのではなく、“今日はこれとこれのここまでを、午前中に絶対終わらせる”と決めて、そのための段取りを組みます。時間が本当に限られているので、そのなかでやらなくてはいけないことをちゃんとやるために行き着いた方法。とりあえず目につくものからやっていた時期もあったし、何も考えないで来た順番にこなしていくこともありました。でも、それでは仕事が回らないし、ずっと急かされている感覚が抜けなくて。できなかったり忘れて、自己嫌悪に陥ったり、ミスも多くて、とにかく気持ちに余裕がなかったんです」最近では、お子さんたちより遅く帰宅することも多く、長男の太一くんと次女の照ちゃんには、留守番してもらっている間、2人でできることはしてもらうようにしているそう。「お風呂は入ってもらっています。その後夕食なので、洗濯物も増えてしまうのですが、何もしないで待っているよりは、その後の段取りもスムーズにいきますよね」長女のはなちゃんは、小学校2年生から始めたバレエに夢中。朝早く家を出て、夜も遅いため、夕食ははなちゃん以外の4人で食べることが多いのだそう。「毎日レッスンに行っていて、友達と遊ぶよりバレエ。本当に楽しいことを見つけたんですね。『いいからやりなさい』じゃなくて、自分で選択してもらう。それでもやると言ったことは踏ん張ることができることを、長女から教えてもらいました」 ■子どもの力を伸ばしてくれる料理江口さんは、インテリアスタイリストを目指して上京。スタイリストのアシスタントを経て独立しました。「食べることも作ることもずっと好きだったので、絶対に両方やる人になろうと、アシスタントの頃から思っていました。インテリアスタイリストの師匠に相談したら、『単に料理が上手なだけだと、仕事にはならない』と、フードコーディネーターの方を紹介してくれて、途中から両方のアシスタントをしていました。今は料理家さんがスタイリングを手がけることも多いですが、当時は完全に分かれていたんですね」今は主にフードスタイリスト、料理家として活躍する傍ら、9年前に世田谷で料理教室と完全予約制のカフェをスタート。2年前には吉祥寺に移転して、旬の野菜をたっぷり使ったデリやスイーツの店『ORIDO』をオープンしました。さらに今年4月からは、子ども向けの料理教室もスタートさせた江口さん。料理は、子育てにも役に立つといいます。「料理を通して、段取り力や自主性が身につくと思っています。失敗しても、料理はリカバリーしやすく、失敗が失敗で終わらないんですよね。後でリカバリーすれば何とかなるというのが、自然と身につくんです。『なんでそんなことしたの?』ではなく、『じゃあ次はどうする?』と聞くと、子ども自身も考えることができます。子どもは大人が思っているよりも何でもできるから、どんどんやらせた方がいいですね」 そんな江口家では、長女のはなちゃんが希望して以来、3歳の誕生日のプレゼントは包丁と決まっています。今では、子どもたちはお腹が空いたら、自分で作れるくらい、料理上手なのだそう。「長女には『お弁当を作ろうか?』と聞いたら、『食べたいもの食べるからいい』って言われたことも(笑)。サイズと形状は子ども用だけど、ちゃんと切れるものを選びます。包丁は切れないものを使うと、力が必要になって、変な持ち方になり、怪我にも繋がります。包丁は、最初にちゃんと使いこなせるようになるまでを教えこむ必要があります。まずはテーブルナイフから練習。本当の包丁を持たせたら、二人羽織で、後ろから手を持って切らせて、少しずつできることを増やしてあげます。最後、自分一人で持たせ始めてからは、口も手も出さないで見守り、でも何かあったらすぐに手が出せる状態でいます。それを続けると、見ていなくても使えるようになります。でも、何事もそうだと思っていて、口も手も出さないけど、何かあったときにすぐに手が出せる状態で見守るのが親の役割だと思うんです」■江口さん流、子育てメソッド次々と、子育て術が飛び出す江口さん。そのほかに教えていただいた、子育てで大切にしていることをいくつかご紹介します。▼子ども扱いはしない「何かがほしいと言われたら、まず『なんで?』と聞くんです。自分の持っている情報と知っている言葉を駆使してプレゼンさせて、理屈はおかしくても、筋が一本通っていたら私はOKを出しますね(笑)。うちではむやみに駄目出しをしないです。それがダメなときも、なぜかをちゃんと説明します。だから、したいと思ったことはとりあえず言ってみようと思えるのでしょうか。大人になると我慢しなきゃいけないことも増えるし、自分のしたいことを相手に伝える力は、持っていて損はないなと思います。普段から『これがダメなら、こうしたら大丈夫』という考え方ができると、不測の事態が起きても、自分で持っている情報のなかで最善を尽くせるんです。それは、『なぜならば』が自分の中でちゃんと考えられているからかなと思います」▼子どもが求めるまで、見守りながら待つ「包丁の使い方のプロセスと一緒で、ギリギリまで待つと決める。手も出したいし、口も出したいし、自分でやったほうが早いと思うけど、とにかく待つ。こちらがやってしまうと、子どもに考える時間を与えられないので、何もできなくなってしまうし、その方がお互いにストレスがないんですよ。子どもの自主性を信じてあげる。子どもの持って生まれた能力って、かなわない。だから何もしないで置いておくが、一番能力を発揮するような気がしていて。ギリギリまで待ってあげて、子どもが欲したときに言うと効き目があります」▼「個」として認める「習い事は、自分がやりたいと言ったことしかやらせていません。やりたいかどうかわからない時にやっていると、好きに気付く前に終わってしまうこともあるかなと思うんです。子どもの本気度を見抜いてあげることが大切ですね。個として認めている分、普通のお母さんなら言わないような手厳しいことを言うこともあります。長女にはいつも、『本当に一生懸命やったあなたに比例して、ママはサポートするけど、思いが中途半端ならママのサポートも中途半端になります。お金も出しません』と言っていますね(笑)」▼「負担の大きい無理」はしない「どうしても一緒にいる時間は少ないのですが、全部を見ることができない分、押さえなくてはいけない部分は、時間を作って向き合うようにしています。学校の行事は、全部は参加できないので、最低限は行くけれど、それ以外は行かないと割り切って決めることも大事。ちょっとの無理はするけれど、自分を追い詰めるような無理はしないんです。ちゃんと学校の行事に参加するような、いいお母さんになることが私にとって大事なことではなく、子どもにとってちゃんと必要なことができているかが重要。“自分の力で生きていける子に育て上げること” が私の子育てだと思っていると、人から見られる、いいお母さん像が気にならなくなりました。必要じゃないところを手放している分、『今悩んでいるかな?』とか、子どもにとって大事な瞬間をキャッチできる余裕ができるんです」■身体に負担をかけないおやつ作りにかつてマクロビオティックの勉強をしていて、ストイックに食と向き合っていたという江口さん。今でも白砂糖は使わず、メープルシロップや米飴を使ってお菓子作りをしていますが、羅漢果を使った『ラカントS』が気になっていたのだとか。「マクロビオティックでは糖質、砂糖を使わないので、羅漢果からエキスを抽出するというやり方が出てくるんです。でも、自分ではそこまではできないと思っていたので、ずっと気になっていました。甘いものは元々好きで、いくらでも食べられちゃうから、糖質の質には気をつけています。砂糖を使ったものを食べると、血糖値が急に上がるので、眠くなるんですよね」早速『ラカントS』を使ってみた感想は?「口どけがよく、口の中に入れた瞬間、シューっと溶けるのが特徴ですね。砂糖じゃないから化学反応がなく、カラメルやふんわりさせることはできないけれど、配分を変えれば作ることができそうです。独自の風味があるので、ナッツやきな粉など、ちょっと香りのあるもの、香ばしいものと合わせると相性がいいですね。分量は比率のコツさえつかめれば、お菓子も作りやすいと思います。素朴な味に仕上がりますね」「バレエをやっているので、甘いものは食べたいけど太ってはいけない長女にぴったり。アーモンドなどのナッツにからめれば、カロリーが低く、でもちゃんと満足度の高いおやつになりそうです。スポーツをやっているお子さんは特に、身体にいかに負担をかけず、良い状態を作るかというのは大切。子ども料理教室をやっていると、食べることが大事だと痛感しているし、逆に言うとそれだけきちんとしていれば、子どもは勝手に育つと思っています。『ラカントS』は身体に負担なく、お子さんも安心して食べられるのでいいですね」■完璧なお母さんは目指さないお子さんたちの成長に合わせて、ライフスタイルが変わるごとに、やり方を見直すという江口さん。「特に小学校に入ると、お稽古ごとなども増え、時間軸がどんどん変わり、どうしても同じやり方では回らなくなってきます。でも“どうしたらいいの?”と思う度に、新しい方法を見つけるチャンスだと思うんですよ。これまでのやり方を見直して、変えるところは変え、足りていないところを探します。“わー”となるのですが、言い続けても改善されないので、その後の切り替えは早いですね。原因を見つけ、私がやっていたら回らなくなるとおもったら、手放すしかない。担当を子どもにふったりします。うちの子たちは、変化については素直に受け入れてくれるので、昨日までやっていなかったことをやれと言ったら、やってくれます」「自分が誰よりもせっかちだから、イライラしないために、“急がば回れ”のやり方も大切。小さいときは、『早くしなさい!』となりがちで、どうしても『大人の段取りなら十分に間に合う時間』で動いちゃうでしょう? そこを30分前に出るくらいの気持ちで行くと、子どもの突発的な行動にも余裕を持って接することができる。荷物は全部、前の日に準備しておいて、ギリギリで何を言いだしても『ああどうぞ』と言える状況を確保する。それは子どものためというより、イライラしたくない自分のためなんです。そうは言っても、親の都合に合わせなきゃいけないときもありますが、8割子どもの都合に寄り添っていると、2割の無理は聞いてくれるものなんですよ」心にゆとりを持ち、子どもたちに向き合うことが、江口さんが笑顔で入るための秘訣。「月に1回の料理教室をやっていて、生徒さんから『先生と子どもの距離感を見ていると、こういう子育てならしたいと思った』と言われたのは、ちょっといいことをしたかなと思いましたね。子育てと仕事、実は必死にやっていたりするんだけど、それを見た誰かに対して、何かを渡せているのであればよかったかな。子育ては、自分の至らない部分も浮き彫りにするけれど、かっこつけていたらできない。かっこ悪い自分も、情けない自分も、できていない自分も、ちゃんと認めてあげると、絡まった糸がするするとほどけていくように、もっとシンプルになります。10あるうちの9が大変。そのうちの1回、『やったー!』と思えることがあるから頑張れる。だから大変な事も含めて、子育てって面白いなと思います」最後に、『ラカントS』ときな粉を混ぜただけでできる、とても簡単な白玉だんごの作り方を教えていただきました。■江口さんちの「白玉だんご」の作り方●きな粉がけ白玉だんご<作りやすい分量>・白玉粉 100g・絹ごし豆腐 100g・きな粉 30g・ラカント 10g・塩 ひとつまみ1、材料を混ぜてよく練り、丸める。2、沸騰した湯に1を入れ、浮き上がってきたら、氷水にとって冷ます。3、きな粉とラカント、塩を混ぜる。4、2のだんごに3をかける。取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年08月21日今回の「やさしいママのひみつ」は、アウトドアクリエイターズユニット『CAMMOC(キャンモック)』の代表を務める、三沢真実さん。4歳の男の子を持つ、ママキャンパーです。三沢真実さん息子さん:有禮(ありのり)くん 4歳アウトドアクリエイターズユニット、デザインキャンプ『CAMMOC』代表。アートディレクター・プロデューサー。「キャンプのある暮らし」をコンセプトに、初心者でも手ぶらで気軽に参加できる、キャンプイベントを企画運営。また、アウトドアをテーマとした、パーティープランニングや装飾、店舗やインテリアアドバイスなども行っている。 instagram: @mamimisawa 、Facebook: @cammoc 三沢さんが、自然と触れ合いながらたどり着いた、肩肘張らない子育てとは? 笑顔で子どもと接するための、秘訣を伺いました。■ごはんを作るのも食べるのも、いつも一緒まず、三沢さんの平均的な1日のスケジュールを見てみましょう。5:00 : 起床、メールや家事を済ませる7:30 : 有禮くん起床、一緒に朝食9:00 : 保育園へ見送り。ミーティング、パソコン作業、備品作りなど18:00 : 保育園へお迎え、買い物、夕食づくりを一緒に夕食20:00 : 一緒に遊ぶ21:00 : お風呂22:00 : 二人で就寝 三沢さんは有禮くんと一緒に過ごす時間を、何より大切にしているのだそう。「保育園に預けているので、一緒にいる時間が短く、お互いに一緒にいたいと思っているんですよね。だから、帰ってきて私一人でごはんを作り、その間待っていてもらうよりも、一緒にごはんを作って食べれば、その時間も一緒にいられるし楽しいと思ったんです。保育園帰りにそのまま一緒に買い物に行って、ごはんも一緒に作ります」有禮くんは、野菜を切るのもお手のもの。なんと、2歳のときからマイ包丁を持っているのだそう。「お手伝いというと、私が主導ですることを手伝ってもらうという感じになると思いますが、私と子どもが一緒に食べるごはんを一緒に作る、一緒に使ったところを一緒に掃除する。それは子どもにも必要なことだから、一緒にするというような感覚でやっています。私自身は、母がなんでもやってくれていたから、あまりお手伝いをしてこなかったのですが、大人になってからもやってもらうのが癖になっていて、反省することも多いんです。自分で自分の生活を楽しみながらすることが、当たり前に思えるような関係でいたいなと思うんですよね」一緒に作ると、どうしても夕食の時間も遅くなってしまうといいますが、食後も30分は一緒に遊ぶ時間を作っているのだそう。寝る時間も遅くなる分、朝はゆっくり。無理なく、2人の時間を楽しんでいるといいます。■五感を研ぎ澄ませてくれる、キャンプの魅力ママキャンパーとして、年間50泊以上キャンプに出かけるという、三沢さんの最初のキャンプ体験は、小学1年生から6年間入っていたガールスカウト。自然の中で遊んだり、何もないところから何かを作り上げる楽しさを十分に味わったといいます。「ガールスカウトのキャンプは訓練的で、飾りつけもないし、過酷でしたが、そのときの経験が活きていると思います。ガールスカウトを辞めてからは、キャンプに行っていなかったのですが、一緒に『CAMMOC』の代表をやっている三宅に誘われて、久しぶりに行ったのがきっかけで、はまりました」「彼女のキャンプは、ガールスカウトでやっていたような、鉄骨テントにただ寝袋だけ敷くようなものではなく、居心地のいい空間を使って、おいしいごはんを作るというもの。『こんなキャンプがあるんだ!』って、衝撃的で。そこから毎月のように一緒にキャンプをするようになりました。今年で活動は6年目。息子のキャンプデビューは0歳1ヶ月でした。ほぼ泊まりなので、必ず一緒ですね」 初めは、仲間同士でキャンプを楽しんでいたという三沢さん。そのなかの3人で、“これをイベントにして、もっと色々な人に来てもらいたい”と話すようになったのだそう。「フェイスブックのページを作り、お客様を呼ぶようになったんです。お客様には最小限の荷物で来てもらって、一緒にテントを建て、料理をしたり、ものづくりをして、キャンプ体験をしていただく。キャンプをしてみたいけど、きっかけや道具がないという方の、入り口になりたいと思って始めました。活動をしていくなかで、ショッピングモールでディスプレイをしたり、取材を受けたりというキャンプ以外の機会も増えてきて、キャンプに行ってみたいと思ったこともなかった人たちにも、“楽しそう、行ってみたい”と思ってもらえるきっかけになりたいと思うようになりました」キャンプの飾りつけは、すべて自作。庭で木をのこぎりで切ったり、ペンキを塗ったりして、できるだけ手作りを心がけています。「始めた頃は、ペーパーアイテムや使い捨てのものも使っていたのですが、数も多いし、毎回1回だけで終わることに違和感を感じるようになりました。何度も使えるものを作ったり、植物は切り花よりも自宅で育てている鉢植えを使うようにしています。楽しみながら育てたものや、庭に咲いている花を持って行ったり。イベントのテーマに合わせて選抜して、一緒に出勤する仲間のような感覚ですね」ウェディングやベビーシャワーなど、いろいろな種類のキャンプイベントをするなかで、三沢さんが出産を機に始めたのが、小さいお子さんがいるママに向けた「ママキャンプ」です。「キッズキャンプのような、子どもを楽しませるキャンプはたくさんあるのですが、親が引率で行く場合も、子どもが遊んでいるのを暑いなか待っている場合が多いんですよね。私はお母さんが心から楽しんで笑顔でいると、子どももその空間を楽しいと思えると思うので、ママのためのリラックスキャンプというものを企画しています」キャンプは生活になくてはならないもの、と語る三沢さん。有禮くんが生まれてから、さらに良さを実感しているのだそう。「まず、子どもの五感が鋭くなりますね。キャンプ中、できるだけ空の色の話や、天気の移り変わり、『鳥の声が聞こえるね』などと話しながら過ごすようにしていますが、日頃もそういうことに目が止まるようになりました。『お母さん、夕日がきれいだよ』って言うようになったり、感情が豊かに育っているなと実感します。それから、私が虫にめっぽう強くなりました。息子は苦手だったのですが、私が全然動じないので、だんだん平気になってきて。汚れなども気にならなくなってきました(笑)」■気軽に楽しむキャンプのすすめキャンプに行ってみたいけど、二の足を踏んでしまう人にとって、どんな準備をしたらいいのかわからない、という悩みがあります。そこで三沢さんに、キャンプに行くときの服装や持ち物について伺いました。「私はアウトドアのものや、キャンプっぽいものはあえて着ないようにしています。もちろん、焚き火にあたっても火の粉が気にならないような丈夫な素材や、短いスカートではなく、動きやすい服装というのが大前提です。でも、それ以外は特に着なくてはいけないものはないし、普段の服とキャンプに着ていく服との境目をなくしたいと思っているので、家の中でもキャンプに行くときも、同じような服を着ています。自分が一番楽で、過ごしやすい服装や持ち物で始めてもらえたら、楽しく続けられると思います」これからの夏に向けて、特に必要なものは、虫除け、日焼け止め、帽子、水分の4点。「安全と体調管理さえしっかりしていたら、あとは何でもいいくらい。夜はぐんと涼しくなりますが、そうなると蚊もたくさん出てきます。私は虫除けキャンドルと蚊取り線香で対策をしています。天然素材で作られた、蚊が好まないアロマの香りのものを選ぶと過ごしやすいですね」また、最初に揃えておきたい寝袋。『CAMMOC』で使用している、おすすめの寝袋を季節に合わせて教えていただきました。「寝袋は、季節や用途に合わせ、さまざまなラインナップが出ているので、キャンプに行く時期や場所に合わせて選ぶといいですね。夏の暑い時期のみに使用するなら、薄くて軽くいウォッシャブルの寝袋が使い勝手がいいです。『 CAPTAIN STAG (キャプテンスタッグ)』の封筒型の寝袋は、ジッパーを開ければ布団のようにも使え、寝袋で眠るのが初めての方でも使いやすいです。冬の初めの頃まで使え、フワフワの素材が気持ち良く、ウォッシャブルな『 Coleman (コールマン)』の寝袋も、同じく封筒型で小さいお子さまと親子での使用もおすすめ。国内生産で、こだわりの羽毛を使った『 NANGA (ナンガ)』の高品質の寝袋は、真冬でも暖かく、永久保証付きなので長く安心して使うことができます」 初めて、子どもと一緒にキャンプしたいという人にアドバイスは?「とにかく無理しないこと。コテージ泊でもいいから、外でごはんを食べるなど、少しだけ野外を楽しめばいいんです。無理しないでできることをするのがいいと思います。よく『おしゃれなキャンプができない』と言われるのですが、私を含め、飾りつけをしている人は、それが好きで、お昼寝時間を削ってでもやりたいからやっているだけなので、自分で楽しめることをすればいい。必要なものは一式レンタル出来るキャンプ場もあるので、『寝袋よりもランタンを持っている方が、テンションが上がる』というのであれば、ランタンから揃えてみては?」■環境への影響を考えたもの選び日々、自然と触れ合う三沢さんは、次第に使うものを選ぶようになったのだそう。「キャンプをするようになってから、体質や考え方が変わってきました。最初のうちは、自分の使っているものが環境にどう影響するか、すごく気になって、環境を壊さないようなものとか、体にいいものを意識しながら、口コミや評判を見ながら選んでいました。そのうちに、体が自然と覚えてきて、何を使ったらいいか、体が何を喜ぶのか、すごく敏感になってきて、選べるようになってきたと思います。それが、ちょうど出産の時期とも重なって、子どもが生まれたときに、化学物質や添加物はできるだけ体に取り入れないようにしたいなと思うようになりました」使い捨てのものをできるだけ使わないほか、洗剤も環境にいいものを選びたいという三沢さんに、“人と地球にやさしい”「ヤシノミシリーズ」を使っていただきました。「食器用洗剤は、洗浄力が高いものだと、少しでも洗い残しがあって体の中に入るとしたら、どんなに怖いことなんだろうと思います。これまでは、すごい油汚れや香りの強いもの以外は、おばあちゃんが作ってくれたたわしと、お湯だけで洗っていたんです。何でもピカピカに洗わなくても、合成洗剤が体に入るよりいいのではないかと思いますね。」「『ヤシノミ洗剤』は、そんな私にぴったり。肌に刺激もなく、香りもないし、やさしく落ちるから、洗い物をしていても気持ちがいい。1回で洗いきれなかったら2回洗えばいいんですよね。これは使い続けたいです」これまでは、香りが苦手で、柔軟剤は使っていなかったという三沢さん。「キャンプに着ていけるものを日常使いしているので、ザブザブ洗えて清潔にできれば十分だと思っていますが、『ヤシノミ洗たく洗剤』と『ヤシノミ柔軟剤』は、無香料で自然由来。気分に合わせて、アロマなどで自分の好きな香りをプラスして楽しむこともできるので、うれしいですね。環境に負荷がないところまで配慮されているので、理想的だなと思います」「今使っている洗剤から変えても、違和感なく続けられそう。布団を洗うときや、冬の衣類はふんわりしていると気持ちがいいので、柔軟剤を使いたいですね」■感謝や謝罪は言葉にして、きちんと伝えるニコニコとやさしい笑顔で、有禮くんに接する三沢さんにも、イライラすることがあるのだそう。「仕事が忙しいと、そのことしか考えられなくなってしまって、イライラしてしまうんですよね。そんなときに、子どもにいろいろ言われたりすると、心にもないことを言ってしまって、反省することも多々あります。あっと気がついたときは、すぐに謝る。『あのときはごめんね』『今ごめんね』と、必ず言葉にして伝えるようにして、ぎゅっと抱きしめます」「寝る前に『今日はこれが楽しかったね』など、1日のことを話すのですが、すぐに謝れなかったときは『このときはこうでごめんね』『ありがとうね』と言ってから寝るようにしています。一人の人間として、きちんと向き合いたいですね。子どもとの関係を通して、自分の弱いところ、ダメなところにも気づかされています。私の場合は、子どもの前だと素直に謝ることができるんです」子どもにも一対一の関係で接し、きちんと謝ることができるのが、三沢さんのやさしさの秘訣。「自然のなかで自然体で過ごす心地よさを知っていることが、子育てと子どもにいい影響を及ぼしてくれているんじゃないかなと思います。キャンプをしながら自然体でいること、そして私自身がリラックスすることで、自然と肩肘張らない子育てができるような気がします。細かいことは気にならなくなるので、家でもあまり『それはダメ、あれはダメ』とならず、大らかになれますね。外と中の境目なく暮らすことを目指しているので、食器も落としてもいいものを使ったり、神経質にならないで大丈夫です」「うちではスマホ動画は見せないようにしているので、その代わりに、別のことで楽しめることをいつも探すようにしています。お客様で、『動画を見せないで1日過ごせたことが一度もなかったのに、キャンプで動画を見せないで過ごせたことに感動した』って言ってくださった方がいて。キャンプを通して楽しい子供との過ごし方の発見や、やってみたら意外と出来るという自信に繋がり子育てを楽しめるきっかけになったら嬉しいと思います」取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年07月26日ファッションモデルで、5歳の娘さんの母親でもある森貴美子さん。森さん家族が毎日を快適に過ごすために欠かせない日用品のひとつが、ヤシノミ洗剤シリーズです。愛用品の原材料に使われているパーム油にまつわるストーリーを追い、常夏の島、ボルネオへ旅してきました。森貴美子(もりきみこ)「森きみ」の愛称で親しまれるファッションモデル。雑誌『non-no』の専属モデルとして17歳でデビュー。チャーミングな笑顔と親しみやすいキャラクターで一躍人気となる。現在は一児の母として、また1日70万アクセスを超える「モリキミニッキ」のブロガーとしての顔ももつ。最新刊に『森きみのパンダイアリー 毎日がパン日和』。Blog: ■私たちとボルネオ島との深い関係「こんなにいい体験ができるなんて、思っていた以上です!」。今回、森さんがボルネオ島を初めて訪れたのは、環境保全活動の視察ツアーに参加するため。日本から最も近く、そして地球で最も古いといわれる熱帯雨林の現状を見るのが目的です。地上から見上げるのではわからない、樹上の動植物の様子が観察できるキャノピーウォーク。ボルネオはマレーシア、インドネシア、ブルネイが領土をもつ世界で3番目に大きい島。日本から飛行機で6時間ほどの距離の赤道直下にあります。この島が私たち日本人の生活に欠かせない存在だと言われても、ピンとくる人はまだそれほど多くないかもしれません。ボルネオ島北部のサバ州は、全長560キロのキナバタンガン河や 標高4095メートルのキナバル山などがある、雄大な自然の楽園です。1億年以上前の熱帯雨林が現存する生命の宝庫、ボルネオの一大産業は、パーム油。パーム油とは、アブラヤシの実から採取される植物油(油脂)のこと。世界で最も使われている植物油で、そのほとんどがマレーシアとインドネシアで生産されています。マヨネーズやマーガリンなどの調味料、ポテトチップスやチョコレートなどのお菓子、カップラーメンといった加工食品などの成分表示によく記載されている植物油脂、それはボルネオ産のパーム油かもしれません。というのも、日本は年間65万トンものパーム油をマレーシアから輸入しているから。人口で割ると、日本人ひとりにつき1年間で4キロものパーム油を消費している換算になります。ちなみにパーム油は、そのほとんどが食用に、その他、化粧品やペンキ、洗剤などに使われています。現代生活に欠かせないパーム油の需要が年々拡大するのに伴い、マレーシアでは国策としてパーム油の生産が推奨されたのを背景に、アブラヤシのプランテーションが拡大の一途をたどっています。政府にとっても、地元の人々の生活にとっても、もはや不可欠な輸出産業なのです。熱帯雨林は伐り開かれ、次々とプランテーションへ姿を変えていく。それは、数多くの動物たちが棲む場所を失うことも意味します。地球にとって、あまりに大きな代償です。熱帯雨林は河岸に追いやられ、アブラヤシのプランテーションが一帯に広がっています。ひと房20~30キロのアブラヤシには3000個ほどの実がついています。スーパーやコンビニなどで売られている半数近くの商品に入っているといわれるパーム油のほとんどを、日本はマレーシアから輸入。私たちの日々の消費が、ボルネオの環境破壊に直接、影響するのです。 ■いつも使っているものの背景を知る東日本大震災が、それまでの自分の暮らし方や考え方を根本から見直すきっかけになった人はきっと少なくないでしょう。森さんもそのひとりでした。「ちょうど妊娠も重なり、環境や自然についてあらためて考えさせられて……それで出会ったのがヤシノミ洗剤でした。といってもジャケ買いだったんですけど(笑)、体と環境とお財布にやさしいのに、汚れもきちんと落とせて、いいことづくめ。もう一生これでいいよねって夫と言い合ってるくらい惚れ込んでいます」左:森さん家族の日常のひとコマ。 右上:森さん宅に常備されている、人と地球にやさしいヤシノミ洗剤シリーズ。 右下:アブラヤシの実。ここから原材料となるパーム油がとれる。洗たく洗剤もじきに愛用するようになり、ヤシノミ洗剤、ヤシノミ洗たく用洗剤、ヤシノミ柔軟剤の3つのアイテムは、森さん家族にとってもはや必需品。でも、じつはこのヤシノミ洗剤にもパーム油が使われています。製造元のサラヤは2004年から「ボルネオ環境保全運動」をスタート。そのほとんどが食用に使われているなかにあって、洗剤に使われるパーム油はごくわずか。それでもパーム油に関わる環境問題に取り組んでいる日本企業はサラヤだけです。アブラヤシのプランテーションで。実をかじってみると、生の段階ですでにかなりオイリーでした!行き場を失ったゾウやオランウータンの保護、熱帯雨林だった土地の買い戻しなど、地元のNGOと協力して社会運動を展開。熱帯雨林の野生動物たち、パーム油で生計を立てる現地の人たち、パーム油の恩恵に与って生活する私たち……さまざまな事情のバランスをとりながら、環境保全と原料調達の両面からこの問題に取り組んでいます。セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターでは、森林開発で住処を追われたオランウータンを保護し、森へ還すための訓練を行っています。今回、森さんが参加した視察ツアーもそうした活動の一環です。毎日使っているアイテムの原材料が、どんな場所で、どんなふうに育てられているのかを実際に見られるのは興味深く「いわゆる顔が見えるっていうのは、いまやすごく価値のあることですよね」と森さん。プランテーションではアブラヤシの収穫を体験した森さん。長い鎌と格闘すること数分、やっとのことでひと房を落とすことに成功。「パーム油をとるのはこんな重労働なんですね…」。アブラヤシの木を見上げながら、森さんの心は複雑な思いが交錯していました。 ■川からの視点、空からの視点。対照的なグリーンの正体まだ暗いうちから熱帯雨林へ出かけると、木々の間からご来光が。熱帯雨林のウォーキングに、リバークルーズ。アブラヤシのプランテーションに、野生動物の保護センターの見学。ボルネオに暮らす人々や動物に触れ合う、じつに濃いツアー内容でした。「朝日が昇る前に熱帯雨林にウォーキングに行き、時間が経つにつれて虫の声が鳥の声に変わり……たくさんの生き物が息づいているのがわかりました。その後、野生動物の保護センターで、森で生活できなくなったゾウやオランウータンに会いました。彼らは元気そうに見えたけれど、人に慣れてしまったために簡単には森に戻れないそう。いまの暮らしは安心だろうけど、本能のまま森で生きるのと、どっちが幸せなのかなって」ボルネオ・エレファント・サンクチュアリーではボルネオゾウをレスキュー。このプロジェクトには、北海道の旭山動物園も参加しています。ゾウは、手から直接餌を受け取るほど人に慣れていました。キナバタンガン川のクルーズでは、テングザル、オランウータン、カワセミ、サイチョウなどなど、ボルネオ固有種を含むいろんな動物と遭遇できました。動物はなんでも好きだけれど、なかでもゾウが大好きという森さんにとって、野生のボルネオゾウたちが草を食むのを間近で見られたのは特に大感動だったよう。キナバタンガンのリバークルーズでは、野生のボルネオゾウの群れに遭遇! 子ゾウが母親に寄り添っていました。「船から川沿いの森を見ていると、それがすべてに思えました。動物たちはこんなに豊かな森で暮らしているんだなあって。でもその後、クルーズしたところをヘリコプターに乗って上空から見てみると……森の小さいこと、奥行きがないこと! 見渡すかぎりアブラヤシのプランテーションが続いていて、森はところどころに残っている程度だったんです。動物たちは、小さな森に閉じ込められているんですね」百聞は一見にしかず。なかなかショッキングな体験でした。手前が熱帯雨林、向こう側がプランテーション。グリーンの境界が上空からだと一目瞭然です。 ■自分には何ができるかを知ること普段なにげなく口にしたり使用したりすることで、期せずして環境破壊に加担しているとしたら? でも、日用品の意識的な購入で環境保全活動に参加できる方法があります。ヤシノミ洗剤の売上の1%は、ボルネオ保全トラスト(BCT)に還元されます。商品購入によってボルネオの環境保全に参加できる仕組みです。「ちゃんと足を運んで、自分の目で見て感じないとわからないことが、たくさんありました。遠く離れた国で、パーム油で揚げたポテトチップスを食べて生きてきた私が、何を言える立場でもないけれども、この現状をいろんな人に知ってもらいたいと思ったし、私はこうしたいって強く思うところがありました」「考え方はひとりひとり違う。だから他人に自分の考えを強要することはできないけれど、自分自身はこうしたいっていう思いがあるのなら、それについては諦めずに取り組みたい。自分ひとりがどうしようが世の中は変わらないよね、と諦めるのではなく、自分ひとりでも行動する意味はあると思うんです」視線を感じるとそこには…。熱帯雨林には世界中の類人猿種の95%以上が生息しているそう。右:ボルネオ固有種のテングザルが、枝から枝へ飛び移る瞬間!左:ボルネオ固有種のサイチョウの名前の由来は、サイの角のようなトサカから。 右:夜のリバークルーズでは、河はまた違った顔を見せる。枝に留まってカワセミが睡眠中。そもそも家族の間でも意見の相違は当たり前なのだから、と森さんは言います。「私と夫は真逆の性格で喧嘩が絶えないんですが(笑)、子育てに関しては意見を合わせようとしていました。両親の言うことがバラバラだと、子どもが混乱すると思ったから。でも夫は、いろんな意見があるってことを小さいうちから知っていたほうがいいと言うんです。そんなものかなあって、私は全面的に共感できたわけではないんですけど、パパはこう思う、ママはこう思うって話し方に変えました。価値観は人それぞれに違うものという前提に立つことにしたんです」セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターでは、娘さんと娘さんの親友のためにおみやげをゲット。売上はセンターの運営金として使われるそう。おみやげの購入が支援につながるのは嬉しいこと。“価値観が違っていい”という価値観を、共有する。それが正しいことかどうかはわからないけれど、少なくとも家族全員が正直でいられるし、ストレスがないんです、と森さん。「またガラリとやり方を変えることがあるかもしれませんが、自分たちなりのかたちでいいかなと思っています」ボルネオで見てきた現状を、なるべく多くの人に知ってもらうこと。これからも日々の暮らしでヤシノミ洗剤を使うことで、ボルネオの環境保全に還元すること。自分ひとりができることは限られているけれど、世の中が動き、変わるのは、そういうひとりひとりの思いと行動が積み重なっていくことでこそ、実現していくものなのだから。取材/構成:野村美丘(photopicnic)ボルネオ撮影:藤田二朗(photopicnic)商品写真:林ひろし親子写真提供:森貴美子[PR]サラヤ株式会社 ボルネオ環境保全プロジェクト 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年06月30日今回の「やさしいママのひみつ」は、神奈川・逗子を拠点に活動するフードクリエイターチーム「Amigo Kitchen」の一人、志津野倫子さん。9歳の女の子のママです。志津野倫子さん娘さん:むすびちゃん9歳1979年、愛知県豊田市生まれ。カメラマンのご主人が経営者の一人として関わる、逗子の映画館カフェ「CINEMA AMIGO(シネマアミーゴ)」を拠点に活動する、ケータリンググループ「Amigo Kitchen(アミーゴキッチン)」主宰、スイーツ担当として活躍中。 志津野さんが、湘南での暮らしのなかで見つけた、笑顔で楽しむ子育て術について、お話を伺いました。食と映画の活動は、家族で一緒に早速、志津野さんの平日のスケジュールを見てみましょう。6:45 : 起床7:15 : 朝ごはん8:00 : むすびちゃん小学校へ。撮影、ケータリング、レシピ開発など15:00 : むすびちゃん帰宅16:00 : むすびちゃんを習い事に送る。再び仕事18:00 : お迎え、帰宅19:00 : 夕食、お風呂など21:00 : むすびちゃん就寝。片付け、作業仕事など24:00 : 就寝仕事は、ご主人のお店「CINEMA AMIGO」内のキッチンや、葉山のキッチンスタジオなど、内容によって仕込み場所を変えているという志津野さん。ウェディングケーキの砂糖細工など、細かな作業は自宅に持ち帰り、むすびちゃんが寝た後、朝まで作業することも多いのだそう。もともと調理師免許を持ち、東京・渋谷のカフェで働いていた志津野さん。「はじめは料理からスタートしたんです。あるとき、友人のウェディングパーティでケーキを作ったら、とても喜んでもらえて。大量生産ではなくオーダーメイドで、誰かのためにひとつのものを1週間かけて作って、それが大切な思い出になる、そして喜んでもらえるケーキって、楽しいなと思ったんです。そこから、一生懸命お菓子の勉強をしました」その後、結婚してご主人の実家のある葉山に引っ越しし、ご主人が仲間と一緒に、カフェを併設した映画館「CINEMA AMIGO」を立ち上げます。出産後、「CINEMA AMIGO」で出会った、キッチンチームの女性二人とともに、フードクリエイターチーム「Amigo Kitchen」を結成。志津野さんはお菓子、一人は地元の野菜にこだわったシンプルな料理、もう一人はデリを得意とし、3人で分業しながらケータリングなどの活動をしています。また、ご主人が主宰する、移動式映画館「CINEMA CARAVAN(シネマキャラバン)」では、日本中を回って上映会をするなか、野外レストランで料理とデザートを作ることもあるのだとか。「昨年は、スペイン・バスク地方での二度目の『CINEMA CARAVAN』の映画祭に、娘も一緒に同行しました。娘は行く先々で、同じ歳くらいの子を見つけて遊んだり、手伝ったり。家族の仕事で、振り回してしまっていますが、いつかこういう体験をよかったなと思ってくれる日が来ると嬉しいです」湘南での子育て海も山もある、自然豊かな環境。湘南での子育ては、まさに理想的に思えます。「やっぱり食材は豊富ですね。野菜や果物はもちろん海産物も、すぐに新鮮なものが手に入る環境だし、誰が作って、どう育てたかわかるものに囲まれていることが当たり前。作り手や農家さんと近いし、市場で買い物することが根付いているから、食材を揃えるのは楽です。東京とは全く違う生活だなと思います。車で一時間、東京と葉山の距離感もいいですね」子育てのために、何よりも大切な食。湘南に、移住する人も多いというのも納得です。「旦那さんがクリエイティブな職の人も多く、環境も似ていて、すごく仲が良くなりました。子どもがいるということもあると思いますが、そんな友人たちにはすごく助けられています。みんなに出会えたのは、「CINEMA AMIGO」の存在が大きいです」 今年8年目を迎えた逗子海岸映画祭は、志津野さんのご主人が主催。「CINEMA AMIGO」を始めた年、むすびちゃんが1歳のときにスタートし、初夏の大人気イベントとなっています。「最初は、今よりもずっと小さなスクリーンを立てて手探りで始めたものが、どんどん規模が大きくなっていきました。映画上映のほか、子どもたちが楽しめるメリーゴーランドやスケボーのランプ、ボルダリングなどもあります。私は裏方で、湘南の手仕事を集めたバザールエリアを任されています。そこでは、物販のほか、ワークショップを企画したり、海辺にテーブルを並べて、ディナーコースを提供したり、「Amigo Kitchen」のブースの運営をしています。今年はスペインのバスクからシェフを招いた、バルもありました。年々することも多くなり、関わる人も多くなるので大変ですが、とても楽しい仕事です。自分と次の世代も楽しめて、子どもたちが大きくなったとき、また面白いことを展開してくれたらいいなと思ってやっています」「鎌倉、逗子、藤沢、茅ヶ崎って、実は文化が分かれているんです。それが映画祭を通して、少しずつ繋がってきているように感じています。地元の人、東京からの移住組、ミュージシャン、農家さん、俳優さん、大工さん、ママ友、さらにバスク人とインドネシア人が一緒になって、映画祭を作っていることが、とても面白いと思うし、ありがたいです」大人がやりたいことをやり、本気で楽しむ姿はきっと、子どもたちにも良い刺激になっているのでは?「できるだけ子どもの生活を乱さないように気をつけて気をつけていますが、幼稚園に入るまでは、何をするのも一緒でした。幼稚園に上がってからも、一緒にいろいろな仕事現場を体験していましたが、今は友だちと遊ぶことの方が楽しいようで、たまにしかついて来てくれないので寂しいです。娘のことが好きすぎて、片思いしている感じなんです」そんな志津野さんにも、子育てでうまくいかず、悩んだこともあったのだそう。「小さいときは、自分の思い通りにならないことにイライラすることもありました。初めての子育てで、全部やらなきゃと真面目になっていたんですね。でも“娘も一人の人間だから、私の思い通りにいくわけがないじゃない”と実感して。徐々に手抜きを覚え、娘の気持ちや行動に興味が湧いてきて、どんどん楽しくなりました。今は、子どもの時間にも合わせられるよう、気持ちのゆとりを残して、仕事を受けていくように心がけています。子どもはきっと、時が来れば、必要なものを自分で選んで習得していくと思います。無理矢理教えてやらせたところで、私も子どもの頃、やりたくないことはできなかったなと思い出しました(笑)いつ何をどう選んで進んでいくか、必要なときには手を差し伸べられるように、見守っていきたいです」お腹いっぱい食べてほしいから、甘味料も選びたい自らを「グラニュー糖ホリック」と話す志津野さん。砂糖は好きだけど、これでいいのかな? と感じていたのだそう。そんななか、ずっと気になっていたのが、天然素材の羅漢果エキスを使い、カロリーゼロでありながら砂糖と同じ甘さという「ラカントS」でした。「お菓子づくりをしていると、1kg単位のバターや砂糖がすぐになくなるんです。特にジャムって、砂糖をたくさん入れるんですよね。しかもきれいな色に仕上がるようグラニュー糖を使うので、摂りすぎな気がしてしまいます」「自分も子どももたくさん食べるから、砂糖の代わりに自然の甘味料を使えるのなら、“たくさん食べてもいいのよ”と言えるところがいいなと思いました」早速「ラカントS」を使っていただきました。使ってみた感想は?「スコーンはさっくり焼き上がり、軽くて食べやすくなりました。ジャムには入れすぎると、再結晶化するかなと思い、りんごジュースで甘みをプラスし、寒天でとろみをつけました。少しくらいジャリジャリとした食感になっても、自分で食べる分には気にならず、美味しいです。いろいろ作ってみたいなと思います」 子育てや仕事をしながら、生活を楽しむ先輩たちがお手本仕事と子育ての両立するために、お義母さんや両親、友だちなど、周りの人たちに救われていると話す志津野さん。「ここ湘南には、母くらいの世代の素敵な人が、周りにたくさんいて、何かあったら駆け込みます(笑)。気分をリフレッシュしたいとき、ランチに行ったり話したりすることで、救われています。親も含め、人生の先輩方が生き生きしているので、見習って、子どもに残せるようにしたいですね」「この辺りに住んでいる人たちって、楽しそうなんです。親世代も、おばあちゃん世代も食べるのが好き、遊ぶのが好きで楽しんでいるから、私も頑張ろうって思えます。おばあちゃんたちのカルチャーがあって、若者のカルチャーがあるから、それぞれ刺激になっていますね。話すことはもちろん、そんな姿を見ているだけで参考になるし、頼りになります」「本当に人と自然に恵まれていますね。海と自然と気持ちの良い場所が好きな人が集まって繋がるから、付き合いが長く続きますね。この場所じゃなかったら、私の子育て、今の生活は成り立たなかったなと思います」さらに、海の家の存在も大きいと話す志津野さん。「夏休みには、娘はよく友人の働く海の家に遊びに行きます。お姉ちゃんたちにいろいろなことを教わり、年下の子と砂浜で遊ぶ。うらやましい環境です。その間、私は仕事をすることが多いのですが、子どもたちが砂浜を走り回っているのを思い浮かべ、早く一緒に遊びたいなと思いながら、自分の時間に集中できるのは、とてもありがたいことだと思っています」子育てや仕事を一緒に楽しめる、仲間の存在が、志津野さんがやさしいママでいられる秘訣。なかなか時間が取れない中で、むすびちゃんと過ごす時間が何より大切だといいます。「徹夜でボロボロになることも多いですが、子どもとデートすることが、息抜きになっています。学校も絶対休みたくないというし、どんどん一緒に出かけてくれなくなったので、ときどき美術館や温泉に行ったり、二人で出かける時間が大切です。娘はおかげさまで、のびのびと成長しています。安定した生活ではないですし、未来は明るいとは言い切れない世の中で、子どもに何を与えて残してあげられるか、そして家族、友人といかに楽しく生きていくかを目標にしていきたいです」最後に「ラカントS」を使った、朝食にぴったりのイチゴジャムとスコーンのレシピを教えていただきました。「前日のうちに粉類を混ぜ、朝起きてから水分を加えて、スコーンを焼いている間にジャムを煮ると、1時間以内にできあがります。スコーンが温かいうちに、できたてのジャムをたっぷりのせて食べてくださいね。クロテッドクリームやマスカルポーネがあると、さらに美味しいです」■志津野さんちの「イチゴジャム」と「スコーン」の作り方<作りやすい分量>●イチゴジャム・いちご 500g・ラカントS 150g・りんごジュース 100g・粉寒天 0.5g1、いちごにラカントSをまぶして鍋に入れ、りんごジュースを加えて火にかける。2、煮詰まってきたら粉寒天を入れ、ひと煮立ちして火を止める。●スコーンa ・薄力粉 180g・全粒粉 20g・ベイキングパウダー 10g・無塩バター 60g・ラカントS 10g・塩 1gb ・牛乳 100ml・卵 1個1、aを軽く混ぜ、1cm角に切って冷凍したバターとラカントS、塩を入れ、粉チーズのような状態になるまで、カードで手早く切り混ぜる。2、冷やした b を混ぜ合わせ、1 に少しずつ入れる。混ぜ合わせ、ひとまとめにしたら、冷えた手で軽くこねる。3、打ち粉をした台に乗せ、約2cmの厚さに伸ばす。直径6~7cmの丸い型で抜き、上面に牛乳(分量外)を刷毛で塗り、あらかじめ190度に温めたオープンで、20〜25分焼く。 取材/文:赤木真弓 撮影:藤田二朗[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年06月08日今回の「やさしいママのひみつ」は、ブランディングプロデューサー、クリエイティブディレクターとして、幅広く活躍する保手濱歌織さん。7歳の男の子、2歳の女の子、0歳の男の子、3人のママです。保手濱歌織(ほてはま かおり)さん息子さん:幸歌(こうた)くん7歳、織都(おと)くん0歳、娘さん:幸都(こと)ちゃん2歳ファッション大手通販カタログの総合ディレクションを担当後、独立。デザイン制作会社、シェアオフィス兼撮影スタジオの「そよかぜ屋」を運営するかたわら、「mazecoze(マゼコゼ)研究所」の所長として活躍する。都心で、お子さん3人と夫の5人暮らし。 instagram: @hotatekouta 保手濱さんが試行錯誤の上にたどり着いた、笑顔で楽しむ子育てのルールを教えていただきました。■具体的にお願いすることで、家事や子育てを分担保手濱さんは今年1月に、次男の織都(おと)くんを出産したばかり。4月から保育園に通い始めたものの、今はまだ生活パターンが確立されていないそう。そんな、ある平日のスケジュールを見てみましょう。7:00 : 起床8:00 : 長男、小学校へ。夫が長女と次男を保育園へ見送り。洗濯、打ち合わせなど15:00 : 長男帰宅。18:30 : 長女と次男を保育園にお迎え19:00 : お風呂、夕食21:00 : 子どもたち就寝。一人の時間、日によって仕事23:00 : 夫帰宅0:00 : 就寝 朝の子どもたちの支度や保育園の見送りはご主人、お迎えから夜の子どもたちの世話は保手濱さんと、役割を分担しているそう。「それぞれで役割分担したほうが効率が良いんです。だから平日の夜は基本的に、夫には遅くまで仕事や勉強をしてきてもらって、私が用事があるときだけ早く帰って来てもらっています。家事は分ける、まとめることが大事です。長男が小さいときはちょうど会社を立ち上げたばかりで、すごく忙しかったんです。それでも子育ても家事もすべて一人でやろうとしてしまって、生活はめちゃくちゃでした。それから長女が生まれて、長男の小学校の入学準備の頃、すごく大変で “これは無理” となったときがあって、具体的にこれとこれとこれをやってほしいと夫に伝えたんです。そうしたらすごく分かりやすかったようで、今は私が何も言わなくてもやってくれるようになりました。役割を伝えると、主体性を持ってやってくれます。具体的に言わないで「手伝ってよ!」とだけ言っても、男の人は分かりづらいんですよね。何も言わずに不満をためて、機嫌を悪くするのが一番よくなくて、ちゃんと伝えることが大切ですね」■仕事の選び方を変えて、子育てと両立保手濱さんが、子育てをしながら仕事を続けるためにまずしたことは、仕事をする環境を整えることでした。「基本的にはディレクションや企画、プランニングだけにして、作業が必要な仕事は、他の人にお願いするようにしました。作業仕事に追われると、夜中まで仕事をすることも多くなってしまいます。長女を妊娠したときに、会社は私がいなくても回るように体制を整えました。仕事のやりとりは、ほとんどをメールからFacebookのメッセンジャーやLINEに切り替えました。メールはパソコンに向かわないとしづらいですが、メッセージのやりとりならスマホでもできるので、家事の合間にもチェックできます」産休を取ることなく、驚くほど幅広い仕事をしている保手濱さん。お話を聞いていると、3人の、しかも0歳児の赤ちゃんもいるママとは、とても思えません。「今は『mazecoze研究所』をメインに活動しています。お母さんたちが子育てしながら働き続けるために、どうすればいいか考えるために立ち上がったプロジェクトです。お母さんたちが働くことを応援するには、周りの人や環境を巻き込む、ダイバーシティ(多様性)が必要。職種や肩書きなどの境界線を越えて一緒にやっていったり、プライベートと仕事の境界線をなくしてもいいんじゃないか、というのがテーマにあります。いろいろな人を多様に巻き込んでいくことが、子育てしながら働くことに繋がっていくと思うんです。サイトでは、面白い働き方をしている人たちを取材しています。私自身、『ライターです』とか『制作会社です』と言い切っていない何でも屋。一本筋がありつつ、職人のようにひとつのことを深堀りせず、いろいろなことができるという働き方もいいんじゃないかと思っています」「mazecoze研究所」のほか、会社を経営しつつ、ほかの企業や自治体の仕事をしたり、シェアオフィスと撮影スタジオの運営までしている保手濱さん。お子さんがいなくても十分忙しそうです。「忙しそうに見えますよね(笑)。それぞれあまり多くの時間をとられないのでかなり余裕はあります。クライアントに合わせて作業仕事をしているときなどに、『ママ~』と来られると『ちょっとどこか行っててよ!』となってしまうけど、そうならないように仕事の選び方を変えたら、好きな仕事だけをできるようになりました」 ■アプリをうまく活用した、簡単な時短術“時短研究家”と名乗り、自ら実践している保手濱さん。具体的には、どんなことをしているのでしょう。「なるべくデジタル化して、すべてスマホのなかに入れるようにすることですね。それは家事もそうです。連絡はすべて『messenger』(メッセンジャー)を使い、パソコンにできるだけ向かわないで済むようにしています。書類もすべてスキャンをとって『Evernote』(エバーノート)に入れているので、事務所に行かなくてもスマホさえあれば仕事ができます」保手濱さんのおすすめアプリ「Evernote」は、メモやデータを一箇所にまとめ、管理できるもの。「子どものプリントは、特に量がすごくてファイリングだと間に合わないし、しても見返さないですよね。これを使うと、日付や“保護者会”などのキーワードでも検索できるので便利です。子どもたちのお知らせや作品と分け、家族共有のフォルダには資料やプリントのほか、連絡先なども全部入れておくと持ち歩かなくて済むし、ネット上で管理するのはいざというときにすごく役立ちます」お子さんたちの作品も、写真に撮って潔く捨てるという保手濱さん。「とっておくと、大変な量になってしまいます。自分のなかでルールを決めるとすごく楽。決めないと毎回悩むことになります。私は思い出系のものに関しては、デジタル化できない思い出は全部捨てる、と決めています」こうして、すべてデータで管理しているという保手濱さんに、ほかのおすすめアプリを教えてもらいました。▼「zaim」(ザイム)レシートの写真を撮るだけで、買ったものと金額、お店の名前まで読み取って、家計簿が簡単につけられるというもの。入力したレシートはすぐに処分。「まず、支出の総額を把握するなどの簡単なことから始めて。そのうち、食費だけ知りたいから食費という項目を作ろうかな、と自分なりの使い方を見つけられるようになると思います」▼「Googleカレンダー」スケジュールを家族と共有するのに便利。保手濱さんは、仕事のアカウントとプライベート用のアカウントを作り、共有する部分を決めています。「ホワイトボードなどで管理している家もありますが、外にいると確認できないですよね。これはスマホからも見られるというのがポイント」子どものお知らせや行事、ご主人の夕食がいるかどうかなども一目瞭然です。▼「Dropbox」(ドロップボックス)写真データは、このアプリにすべて入れて、スマホに溜めこまないように。「スマホが故障したときや、災害で避難するときなどでも、大切な写真はすべてクラウドに入っているので安心です」▼「メルカリ」不用品はすべて、フリマサイト「メルカリ」に出品。自分の洋服を中心に、子どものものや自転車まで、必要でなくなったものはなんでも売るようにしているそう。「すぐにサイズアウトする子どもの服も、次に使ってくれる人が見つかるのは嬉しいです」▼「まごチャンネル」家のかたちをした専用の機械を実家に設置すると、アプリから写真や動画をアップするだけで、テレビに映すことができるサービス。「インターネット回線やパソコンもなく、ガラケーを使っている義両親には、それまでは写真を一枚ずつメールで送っていました。これがあれば、機械にうとい義両親でも簡単にテレビに繋げて、写真や動画まで見られるのでとても便利です」こんなにアプリを使いこなして管理できるのは、保手濱さんだからこそで、ほかの人には続かないのでは? と聞くと、こんなアドバイスが。「まずは自分にできる簡単なことから、始めてみればいいんです。何事もそうですが、完璧を目指すとあまりにも道のりが遠すぎて、何もできなくなってしまうんですよね。私は昔、全然料理ができなかったのですが、最初はおにぎりだけ作って職場に持っていきました。そのうち一品ずつおかずを増やすようになって、いつのまにか毎日お弁当を作れるようになっていた、という経験があります。いきなり雑誌に載っているようなお弁当を目指すと、できないんですよね。少しずつから始めて、もっとやりたくなったらやればいいんだと思います。やらなくてはいけないと思うと辛くなるので」■ものを減らして、心にも余白をとにかくものを減らし、今必要なものしか持たないと話す保手濱さん。いるものといらないものははっきりしているといいます。「物が増えると、訳が分からなくなってしまうんですよね。何かに使うかもとか、誰かにもらったからとか、高価だからなどは考えず、いらなかったら捨てる。今の自分の感覚を大事にしたいです。そう思うようになったのは、20代の頃、バックパッカーをしていたのも大きいと思います。最小限のものでも生活ができると気付いてから、ものをあまり持たなくなりました。さらに子どもができて、仕事も忙しくなったとき、削っていくしかないと思いました。それは経験を積んで、自分に自信が持てるようになったからこそ。何かあったときに自分で対処できないと思うと、こんなに捨てられないかもしれませんね」今やお財布さえ持たなくなったというのには驚き! 「RAKUNI」という、カードホルダーが付いたスマホケースにクレジットカードだけ入れ、スマホさえあれば暮らせると話します。「キャッシュカードやPASMO機能のついたクレジットカードなので、どうしても現金が必要ならおろすこともできます。このカバーは蓋がないスマートなデザインで、蓋を開ける手間も省きたい私にぴったり。ストラップがついているので、子どもを抱っこするときにも便利です。余計なものは持たず、必要になったら買うという考えなんです」普段使っているバッグとその中身を見せていただいて、さらにびっくり! 次男の織都くんと出かけるときも、たったこれだけの荷物なのだそう。「手帳とペンは保護者会のときだけ。用事によってこのなかから荷物を選びますが、すべて持ち出すのはまれ。子どもと出かけても、何があるか予測できるようになったので、余裕ができました。段取りが大切ですね」 ■無駄がなく、家族みんなで使えるものを選びたいそんな保手濱さんは、お子さんが生まれてからずっと、ヤシノミ洗剤と「サラヤ」の洗たく洗剤「arau」(アラウ)を使い続けているそう。「食器用洗剤は、ヤシノミ洗剤を使い続けています。石けん系の洗剤って、ポンプのノズルの口が固まって、出にくくなりがちなのですが、これは固まらないところが、すごくいいんです」「洗たくは、大人のものと子どものものを分けたくないから、基本的には全部一緒に洗っています。洗たく洗剤の種類も増やしたくないんです。そういう意味でも、子どもも安心して使える洗たく洗剤を使うと、分けて洗う必要がないのでいいですね。『ヤシノミ洗たく洗剤』は、今回初めて使いましたが、少量でしっかり洗えるから、すごくいいです。年々香りの強いものは使えなくなってきたのですが、無香料のものはほかにはないので、とてもいいなと思いました。コンパクトで場所を取らないところも、気に入っています」■毎日の食事作りは効率的に織都くんが生まれるまで、常備菜を作っていた保手濱さん。仕事に、3人の子育てに忙しい今も、毎日の手作りを心がけているそう。「平日は米を炊き、味噌汁を作り、魚を焼くくらいの粗食にしています。パスタなどの麺類は、食べるタイミングが違うと何度も麺を茹でなくてはいけないのが面倒だから、私は和食しか作らないんです。今はまっているのは雑炊です」「肉も野菜も全部入れられるから、これ一品だけ。テレビやネットの情報を見ていると、子どものためにいろいろと作らなくちゃいけない気がしてくるのですが、平日なんてこれで十分なんですよね。鍋ひとつで作れるので洗い物も楽だし栄養も満点。野菜が苦手な子どもたちも、これなら美味しいって食べてくれます。江戸時代の調味料である煎り酒は塩分が少なくて体にもいいし、楽だから作っていたら結果的によかった、というのが一番続くと思います」■整理整頓することが、やさしさに繋がる「最近思うのが、まわりに気持ちのいい物だけを置いたり、好きな人とだけ仕事をすると、さらにいいものを呼び込むことにつながるので、いい意味で取捨選択をしていきたいということ。自分が気持ちのいいと思う人たちと一緒に、面白いことだけをやっていきたいと思いますね。私の場合は未来に大きな目標を置くと、それに向かって今を全然楽しめなくなってしまうので、そのときどきの状況、今をきちんと楽しみたいです。昔は疲れていたし、終わっていないことがたくさんある土日だったので、子どもとの時間を楽しめなかったんですよね。仕事でいっぱいいっぱいになると、子どもに対してもイライラしてしまうので、そうならないように仕事を選ぶ。仕事にきちんと余裕があって、家も片付いていると、子どもとお出かけしたり一緒に遊びたいなという気持ちになれるんです」ものを少なくして片付ける手間を省き、スマホで情報を整理、そして仕事を選ぶことが、保手濱さんがママとして、いつもやさしくいられる秘訣だといいます。「できるだけすっきりしていることが、私の心の健康と、子どもと一緒に今を楽しむことに繋がります。たとえば『Evernote』がなかったら、今も机の上にプリントが山のようにあって、ひたすら整理するので1日が終わり、永遠に片付いていないと思いますね。そんな手間を減らして、時間を無駄にしたくないんです。整理整頓は達成感があって、自信にも繋がるし、いつもすっきりしていると気持ちがいいですよね。いつの間にかプリントがたまってしまうこともありますが、そんなときは睡眠時間を削ってでも『全部片付ける』と決めてやると、良質な睡眠が取れます。睡眠って、時間の長さではないんです。一人目のときはそんな余裕すらありませんでしたが、3人目だからこそ、そう思えるようになったと思います」<保手濱さん流“子育ての秘訣”まとめ>1.夫に手伝ってほしいことは、具体的に伝える2.スマホ一台で、どこでも仕事ができるようにする3.子どもとの時間を大切にできる、仕事選びをする3.すべての情報をデジタル化して、整理する4.時間を短縮できる、便利なアプリを活用する5.ものは最小限に6.平日は粗食で十分 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年05月15日今回の「やさしいママのひみつ」は、モデルで、キッズブランド「kitutuki(キツツキ)」のディレクター、ケータリング「マフィオ」など、幅広く活躍するasacoさん。9歳の女の子、7歳の男の子、3歳の女の子の、3人のママです。asaco(アサコ)さん娘さん:里稔(りねん)ちゃん9歳、翠(すい)ちゃん3歳 、息子さん:理財(りざい)くん7歳モデルとして、雑誌や書籍、CMなどで活躍する。2013年より、キッズブランド「kitutuki」をスタート。オリジナルテキスタイルを用いて、子どもたちの生活がより楽しくなる洋服や小物を提案するほか、キッズ向けのワークショップも開催している。また2015年より、主人とフードユニット「マフィオ」も始動。雑誌や広告のフードスタイリングをはじめ、ケータリング業を手がける。 instagram: @hiratoko_asaco 、 @hiratoko.mafio asacoさんが子育てを通して、悩みながらたどり着いた、家族が仲良く、笑顔でいられる秘訣を教えていただきました。■チームのように、いつも一緒の家族早速、asacoさんの1日のスケジュールを見てみましょう。7:00 : 起床。朝食7:50 : 長女、長男が小学校へ9:00 : 次女保育園へ。「マフィオ」の仕事があるときは仕込み12:00 : マフィオ配達、モデルの仕事、kitutuki作業、打ち合わせなど15:00 : 長女、長男帰宅。(できるだけ夫婦どちらかが在宅)18:00 : 次女のお迎え19:00 : 夕食20:00 : 映画鑑賞21:30 : 子どもたち就寝、夫婦の時間0:00 : 就寝 ナレーターやフリーランスで音楽関係の仕事をするご主人は、ケータリング業でも活躍。asacoさんはモデルや「kitutuki」の仕事をしながら、フードユニットとして、ご主人をサポートしています。料理の下ごしらえや盛り付け、雑誌でのフードスタイリングなどを担当しているそう。「お互いに事務所に所属していますが、自分でスケジュールを組めるので、家族でいる時間を最優先しています。小学生の2人が15時に帰ってくるので、夫婦どちらかがなるべく家にいるようにする、というのがルール。とはいえ、子どもたちが帰ってきても、それぞれが家でできることをしているので、次女が帰ってくるまでは仕事と家族の半々。夕食を食べてから寝るまでは家族の時間ですが、それまでは側にいて、顔が見えるということが大切だと思っています」長女の里稔ちゃんが産まれてから、会社に勤めていたというご主人。現在のような、夫婦で子育てをするスタイルになったのは、自然な流れだったのだそう。「会社勤めで安心していたのですが、合わなかったみたいで、長男の理財が生まれてすぐの頃に急に辞めると言われたんです。不安が大きかったですね。今になってやっと、あのときに会社を辞めたから今の働き方になり、家族で過ごす時間を大切にすることに繋がっているんだなと思えます。今は、朝食も夕食も一緒に作って食べる。東京は特に、夫婦ともに忙しく働いている人がほとんどだから、そういうことができるのは珍しいのかなと思います」■飲みに行けないなら、友人を自宅に招くご主人のことを“お母さん”のようだと話すasacoさん。誰よりもご主人が、家族との時間を大切に考えているのだそう。夫婦で一緒に子育てに取り組んできたからこそ、仕事と両立ができ、3人目のお子さんまで考えられたといいます。「子育てをしているとイライラすることもありますが、夫婦で見ているから、どちらかが緩衝材になっている、というのはありますね。私は感情のままに怒ってしまいがちですが、夫の冷静な言葉にハッとしたり、バランスを保つことができている気がします。夫が会社勤めをしている頃は、付き合いで飲みに行くこともあって、お酒が大好きな私は、彼だけが飲みに行くことがストレスになっていました。でも今は、私も子どももみんなが楽しめるように、友だちを家に呼んでみんなでごはんを食べています。そういう機会がたくさんあるから、子どもたちも『今日も誰か来る?』って楽しみにしている。夫はもてなすのが好きだから、そんなときはごはんもほぼ全部作ってくれるんです」モデルの仕事では、お子さんたちと一緒に撮影することも多く、いつも家族一緒。でもときには、一人になりたいときもあるのだとか。「子どもが小さいときはできなかったけれど、次女が3歳すぎて、ようやく夜、友だちとごはんに行けるようになって、すごく嬉しかったです。そういう時間はお互いに作るようにしていますね。この9年間、ずっと母だったけれど、ようやく女性として、違うスイッチを入れていきたいなという気持ちになりました」■限られた時間だからこそ、親ができること弟と妹の面倒を見てくれる、しっかり者の長女・里稔ちゃん、好きなこと(今は相撲に夢中!)に没頭する長男・理財くん、そして家族のアイドルでみんなを笑わせてくれる、次女の翠ちゃん。3人でずっと楽しそうに遊んだり、とても仲良しな兄弟です。「子どもたちは家族が大好き。でも、もうちょっと上の年齢になったら、親や家族より友だちが一番になるから、一緒に出かける機会も減ると思います。子どもが3人もいると、外出するのは結構大変で、ようやく目的地に着いたと思ったらクタクタになりますが、限られた時間だと思うと、そんなイライラも収まります。いま私たちにできることは、いろいろなものを見せてあげたり、経験させてあげることかなと思っているんです」そんなasacoさんが、最近家族で楽しんでいるのが、映画鑑賞。スクリーンを下ろして、プロジェクターで映像を投影し、寝る前のひとときを楽しんでいるのだそう。「テレビを持っていない代わりに、映画を子どもたちに観せたいと思ってはじめました。ディズニー系の映画から、『ローマの休日』のようなクラシックな映画まで。下の2人は寝てしまったりもしますが、長女は結構観ていますね。まだ理解が難しい字幕も、ストーリーを想像してほしいなと思って観せています。丸一本観るのではなく、続きは明日ねって。子どもたちも楽しみにしていますね」■大人がガチッと決めず、子どもの感覚に任せるもうひとつ、asacoさんが「家族みんなが楽しめる」と発見したのが、散歩でした。「長女一人のときは、遊園地などいろいろな場所へ連れて行ったのですが、あまり楽しんでいなかったりして、『こんなに頑張って連れてきたのに』と思うこともありました。もともと、私も夫もあてもなく街歩きをするのが好きで、それに子どもたちを付き合わせるようになったら、みんな楽しくなったんです」「歩いた先にあった公園で遊んだり、用事のついでに街を散策したり。その日の目的地を決めるより、何気ない散歩が休日の過ごし方で一番多いですね。きっと喜ぶだろうと連れて行った場所が、子どもにはあまり響かなかったりもするけど、ただ街を歩いていると、『こんなところに寄りたいの?』と、新しい発見があります。なんでもない段差でずっと遊んでいるのを見ると、こんなにシンプルなことでいいんだと思って。子どもはどんな場所でも遊べるから、子どもが反応したところに寄り添ってあげる。大人がガチッと決めないで、子どもの感覚に任せて過ごしています。兄弟3人で一緒にいるだけで楽しそうだから、そんなに無理をしなくてもいいんですよね」 ■誰かが「無理」をしている空気感はない「うちは子どもに合わせない」と話すasacoさん。インテリアも子どもっぽくなりすぎないようにしているのだそう。「もともとシンプルなインテリアが好きなので、さりげなく子どもらしさを取り入れるのが好きですね。子どものものは『これはここに片付ける』ときっちり決めると片付かないので、決まりを決めず、『子ども部屋に置いてあればいい』くらいのゆるさにしています。」「決めてしまうと、できなかったときにイライラしてしまうんですよね。時間があるときにきちんと片付けますが、基本はざっくり。悩んだ末に、もういいやと諦めました(笑)。子どもたちは勝手に、自分たちで気に入った絵を壁にマスキングテープでどんどん貼っていくのですが、それも面白いです」リビングのすぐ隣が、2人の仕事場になっているご自宅。そこに扉や仕切りはなく、子どもたちが遊びながら、両親の仕事する姿を見ることができます。「パソコンや機材も、リビングの延長上にあります。ここは誰のスペースというものはなくて、オープンですね。使い方さえ正しければ、子どもが触ってもいいということにしています。隠すと余計に気になってしまうものだし、どんな作業をしているのか見せることで、仕事への理解も深まるのかなと思います」「うちはすべてにおいて境界線がないというか、生活の延長線上に仕事もある。誰かが無理をしている空気感は、わが家にはないかな。自然と、家族一緒にいることを楽しんでいます」■環境にやさしいのが決め手食へのこだわりは、ご主人の方が強いと話すasacoさん。出汁は毎日きちんと取る、買い物をするときは成分をチェックする、添加物はできる限り取らないよう、作れるものは一から作る、など、すべてご主人のこだわりから影響を受けていると話します。そんなasacoさん一家が、洗濯洗剤から歯磨き粉まで、愛用しているのが、環境にも配慮した商品づくりをする「サラヤ」の商品。今回は「ヤシノミ・シリーズ」の洗剤や柔軟剤も試してもらいました。「夫は、子どもが生まれる前から環境問題にも関心が高く、ここ最近サラヤの商品を愛用しています。今回『ヤシノミ・シリーズ』を使ってみて、香りがないのがいいなと思いました。子ども3人だと洗濯が本当に大変で、毎日洗濯しているのですが、使う頻度が高いからこそ、洗剤にはこだわりたいですよね。地球にやさしく、結果的に汚れが落ちるというのが自然でいいなと思います。私は、洋服は着ていくうちに味が出ていけばいいなと思っているので、ただただ真っ白になることに固執していません。それよりも、しっかりと汚れが落ちて、地球にやさしい方を選びたいです」また食器用洗剤も、ケータリング業をしているので気になるというasacoさん。「使いやすいし、信頼感のあるサラヤの商品だから、安心して使えるのがいいですね。直接手に触れて洗うものだから、肌にやさしい方が絶対にいいと思います。使っていても変な負担を感じませんでした」 ■家族や夫婦、兄弟でけんかをするのは当たり前ご主人の全面サポートを受けながら、3人の子育てと仕事を両立するasacoさん。一番大切なのは、夫婦で生活や子育ての方向性を共有することだといいます。「なにかひとつ決めるにしても価値観が同じだと、ぶつかり合いがなくて楽ですね。どんな些細なことでも話し合って、けんかも、子どもの前でも隠さないでします。家族が喧嘩することは普通だし、『あ、仲直りしたんだ』とか『この二人、すごく機嫌が悪い』とか、子どもたちが感じて気を使ってくれることもあるくらい(笑)」「長女のときは周りにママ友もいなくて、子育ての正解がわからなかったから、育児書やネットの記事を読んで不安になったり、精神的に辛い時期もありました。3歳までは保育園に入れず、絶対に私が一人で見るとか、こうやって育児をしなきゃと思い込んで、辛くなっていたんですね。そんなときに相談した先輩ママに、「子どもは少しくらい放っておいても、強く育つから大丈夫』と言われて、神経質になりすぎていたかなと目が覚めました。子どもと向き合う時間が長いほど、いい母だと思い込んでいましたが、愛情の物差しはそこじゃない。自分に正直になろうと決めて仕事も再開し、保育園に預けることにしたらほっとしました。考えすぎないのがいいですね」最後に、3人のお子さんのこれからについて伺うと、「先のことは考えすぎない」とasacoさん。「私も夫も、10年後はこうしていたいとか、将来のために今これをしようというのがあまりなくて、その日その日を楽しんで、その先に10年後があればいいよねという考えなんです。」「長女が4年生になり、ついに『お受験』という言葉を耳にすることも増えました。幼少期を田舎で過ごした私は、東京の小学生事情に正直ひるんでいますが、わが家ではまずいま、子どもたちが好きなこと、興味あることを知って、そこを存分に伸ばしてあげたいねと話しています。選択肢を広げるために、いろいろな経験をさせてあげて、その先に、本当に向き合っていきたいことを見つけてくれたらいいなと思っています。勉強ももちろんですが、家族で一緒にごはんを食べたり、他愛のない話をしたり、そんな何気ない時間がより大切だと感じてくれたら嬉しいですね<asacoさん流 “子育ての秘訣” まとめ>1.子どもが帰ってきたとき、夫婦どちらかが家にいる。2.食事は家族揃って食べる。3.外食よりも家でごはん会。4.一人の時間も設ける。5.予定や決まりを決めすぎない。6.無理をしない。7.仕事と家庭に、境界線を作らない。 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年04月18日今回の「やさしいママのひみつ」は、ご自宅で、料理教室「おいしい週末」を主宰する料理研究家、近藤幸子さん。9歳と3歳の2人姉妹のママです。近藤幸子さん娘さん:長女(9歳)、次女(3歳)料理研究家、管理栄養士。宮城県・仙台で料理学校、料理研究家のアシスタントを経て独立。楽しみながら作る料理教室「おいしい週末」を主宰。簡単でシンプル、気の利いた料理作りに定評がある。著書に『重ねて煮るからおいしいレシピ』(主婦と生活社)、『おいしい週末、だれか来る日のごちそう献立』(地球丸)ほか。 近藤さんが2人の子育てを通してたどり着いた、仕事と家庭を両立し、いつも笑顔でいるための秘訣について、お話を伺いました。 人気料理教室「おいしい週末」と子育ての両立まずは近藤さんの平均的な1日のスケジュールを見てみましょう。6:30 : 起床、メールや家事を済ませる7:00 : 長女起床。朝食7:40 : 長女小学校へ。洗濯など8:00 : 次女、夫が起床。朝食9:00 : 次女保育園へ。家事、掃除を終わらせる10:00 : レッスン、撮影など16:00 : 長女帰宅、習い事など18:00 : 次女のお迎え19:00 : 夕食、お風呂22:00 : 就寝(忙しいときは深夜1時まで仕事、もしくは朝4時に起きて仕事)映像クリエイターのご主人は、平日夜はほとんど不在。小学生の娘さんは16時に帰宅するため、そこからは子どもモードになるそう。「自宅で仕事をしているので、合間を見て家事をすることが可能です。仕事で試作したものや撮影の残りものが、夕食になることも多いんですよ」と近藤さん。子どもの頃から、お菓子を作ったり、料理をするのが好きだったという近藤さん。大学に在学中から、地元では有名な料理家のアシスタントについたのだといいます。「東京とは違って料理家さんが少ないので、新聞やテレビなど、幅広い現場を経験できて、楽しかったです。当時は、料理教室は学ぶ場所という印象が強かったので、同世代の人たちを集めて、みんなで作ってワイワイ食べるような楽しいことをしたいなと思いました。それで月に一度、フードイベントのようなことをしていたんです」それが、結婚を機に上京後、現在も続けている料理教室「おいしい週末」のきっかけとなったのだそう。教室に来てくれた生徒さんからの口コミで、取材や撮影の話が来るようになった近藤さんは、料理家としても活躍。料理教室はなかなか予約が取れないほどの人気です。■「母親が教えてあげられること」がすべてではない出産前は月に15回開催していたという教室は、子育て中のいま、月3,4回できればいい方だと話します。「仕事を頑張っていたので、出産後も戻りたいという気持ちがあったのですが、バランスがうまくつかめなくて、頑張りすぎて身体を壊すこともありました」ご主人は忙しく、またそれぞれの実家も遠いうえ介護などで忙しいため、頼ることができなかったという近藤さん。上の娘さんが3歳くらいまでは、精神的にも身体的にもボロボロで、辛かった時期があったのだとか。「自宅仕事なので仕事と子育ての境目が難しく、夫もほぼ家にいないので、子どもとしか触れ合う時間がなかったんです。でも6歳差で次女を授かって。2,3歳差だと荒波のまま次、みたいな大変さがあると思うのですが、6年あると反省して、どうしたらいいかじっくり考える時間があったことがよかったです」考え抜いた結果、子育て家庭に大学生がインターンシップするという形のシッター会社に、お願いすることに決めた近藤さん。約3年半、主に長女の世話を中心に頼んだことがいい影響となり、ようやく仕事と子育てを両立できるようになったと感じているそう。「4ヶ月ごとに新しい大学生が2人ずつ来てくれるのですが、とてもいい関係が築けました。娘に大好きなお姉ちゃんがたくさんいるというのは、財産だと思っています。娘を見てもらっている間に、考え事やきっちり家事をしたり、そういう時間が少しでもあると充実感がありました。もちろんお金はかかることですが、ある程度、誰かに甘えたり託したりすることは、子育てするお母さんには必要だと感じています。また、4ヶ月間終了すると、大学生たちに私たちがどうやって仕事や子育てをしているか、2時間ほど話す日があるのですが、それを毎回しているうちに、夫婦で改めて子育てをどうしたいか、ちゃんと話せるようになったのもよかったです。大学生のためにと思ってやっていたことが、夫婦間のコミュニケーションにも繋がったんですね。第三者の目は大事だと思いました」「母親が教えてあげられることがすべてじゃない」と話す近藤さん。個人店同士のつながりやお祭りがあり、近所の人が子どもたちをかわいがってくれる下町で暮らしていることも、プラスとなり、心の余裕ができるようになったのだそう。■心に栄養を与えると、夫婦間のイライラもなくなるさらに心に余裕を持てるように、近藤さんが意識的に作るようにしているのが、映画を観たり、音楽を聴く時間。「長女のときは我慢しなきゃというか、自分の好きなことを思い出す余裕がなかったんです。もともと映画や音楽が大好きなのですが、そういうものをうまく取り入れないと、心の栄養が枯渇してしまいます」「映画を1本観ようと思うと、なかなか観られないのですが、区切ってもいいんだと気付いて。寝る前に30分、1時間だけ観ています。区切ると、意外と余韻を楽しむこともできるんですよ。夫とは好きなものが似ているので、すすめあったり、子どもや家庭以外の話ができると、イライラすることもなくなりました」 ■リフォーム・家具選び・色使いで、すっきり見せる片付けを上京してからずっと住んでいるというご自宅は、一昨年リフォーム。賃貸ながら10年以上住んだからこそ、理想を形にできたのだといいます。「新しい家を思い通りに描くのではなく、すべてがわかったうえでのリフォームだったので、ストレスの種だった悩みをすべて解決できました」家具職人のご友人に作ってもらったという、アイアンがアクセントになったキッチンの戸棚や食器棚、リビングにある棚は統一感があります。「細々としたカトラリーや豆皿、パントリーを引き出し式の食器棚に集約することができたおかげで、日々のストレスが減りました。わたしは "片付け下手” なので、いかに労力なく片付けられるか、を考えました」また、リビングとつながった子ども部屋も、見通しがよい分、色使いには気をつけているそう。「椅子やピアノ、電気スタンドなど、できる限り赤色を選ぶようにしています。色に統一感がないと、すごく散らかって見えてしまいます」■日々のストレスを減らす、合理的な道具選び近藤さんは、自宅で教室を開催しているからこそ、使うものにはこだわりたいそう。自身のことを“合理主義”だと分析します。「ただ “かわいい” だけで買うことはなく、ある程度ちゃんと使えるかどうかが、自分の判断基準になっています。ひとつで何役も使えるようなものが好きなので、鍋や皿も、仕事の割には持っていない方だと思います」そんな近藤さんが愛用するのは、「クリステル」のステンレス鍋や「フィスラー」の圧力鍋、チタン製の中華鍋。「大きくて重かったり、こまめな手入れが必要なものはストレスになってしまいます。私は、大は小を兼ねないと思っていて、なるべくコンパクトに済ませたいから、まな板や包丁、ヘラも小さいものを使っています。だから、洗ったり片付けするのもラク。作り置きをする目的でなければ、4人家族でも20cmの鍋で間に合っています」「子どもが生まれてから購入した圧力鍋は18cmのもの。野菜を柔らかく煮るのも5分ほどでできるし、スープや蒸したり、毎日のように活躍しています。それから茹でものには中華鍋がおすすめで、ふきこぼれないし、口が広いから麺や青菜も入れやすくて便利です。チタン製は少し高いですが、絶対に錆びることがないし、軽くて熱伝導がよく、すぐ沸くから、一生モノだと思います子どもと向き合おうと思うと、真剣に調理できる時間って20分くらいしかなくて、できることも限られてくる。10分、15分をなんとかして “5分” に短縮したいからこそ、ちょっとした工夫や道具選びが重要で、それがきっと日々を変えてくれると思っています」■日々使うものこそ、納得のいくものをそんな近藤さんに体験していただいたのが、“肌と地球にやさしい” がコンセプトの「ヤシノミシリーズ」の洗剤。「生徒さんも気にするし、教室に置くものはひとつひとつ、納得いくものにしたいなと思っています。じつは長年サラヤさんのハンドソープや除菌スプレーを使用しているので、すでに信頼感もありました。植物性のものは油落ちが気になりますが、『ヤシノミ洗剤』は泡立ちも油落ちも思っていたよりもよくて、肌もカサカサになることが減りました。国産のもので手頃な価格なのもうれしいですね」また、これまでは強い香りが苦手で、柔軟剤は使っていなかったという近藤さん。使ってみた感想は?「いつも洗濯物は、洗面所に除湿機を置いて乾かしているので、臭いがきちんと取れるかどうかが気になって、いろいろな洗剤を試しているところでした。『ヤシノミ洗たく洗剤』でも洗ってみましたが臭いが気にならないので、しっかり洗えていると実感しています。柔軟剤を使ってみたところ、シワのつき方が浅くなり、洗濯がラクになったようです。『ヤシノミ柔軟剤』は、柔軟剤にはめずらしく “無香料” なので、これなら使い続けられますね」 ■前向きに、力を抜く家事子育てをしながら「ていねいな暮らし」は難しい、という近藤さん。ママたちは、もっとていねいさから解放されてもよいのでは? と話します。「できないことを悲しむのではなく、かといって極端な時短や手抜き料理のようなもので済ませたくはなくて。だから、前向きに工夫することができたらいいと思うんです。先日出した本、『重ねて煮るからおいしいレシピ』で紹介したような、鍋に入れてちょっと火にかけるだけでできる、無理をせず、ちょっとおしゃれに、おいしく仕上がる料理を目指しています」「ていねいな暮らしにこだわりすぎず、時間は子どもと穏やかに過ごすことにかけて、どこかほかのところで力を抜いてもいいんじゃないかと思います。自分に向いているかどうかもあって、私は作り置きよりも、さっとできるものの方が向いているようです」子育てで “できないこと” を前向きにとらえ、自分が “ストレスだと感じていることを減らす” ことが、近藤さんがやさしいママでいられる秘訣。子育ては、優先順位をつけられるようになることも大切だと話します。「子どもが生まれるとできなくなることも多いけど、すべてがそうではなくて、子どもがいるからこそできたり、頑張れることもある。慣れてくると、家事も仕事もこなせるところもあるから、こんなにできて私ってすごい! と、自分を褒めてあげることも大切だと思います。一人目のときは、こんな風には全然思えなかったですね。よく2人目を考えている人から相談されるのですが、この育児スキルを活かさない手はないとよく話しています。こんなに苦労して積み上げた育児スキルを、一人だけにとどめるのはもったいないと思います」最後に、さっと作れて子どもと一緒に楽しめる、クッキーのレシピも教えていただきました。■近藤さんちの「オートミールクッキー」の作り方<作りやすい分量>A・オートミール 60g・薄力粉 55g・塩 小さじ 1/4・ベーキングパウダー 小さじ1/4B・ココナッツオイル 大さじ2 (菜種油や太白ごま油など好みのものでも)・牛乳 大さじ2 (豆乳に代用可能)・メープルシロップ 大さじ2<作り方>1、A を合わせ、よく混ぜる。2、B をボウルに入れて混ぜ、1を加え粉っぽさがなくなるまでヘラで混ぜ合わせる。3、天板にオーブンペーパーを敷いて生地を乗せ、濡れた手で 20cm×20cm厚さ3mm ぐらいになるように広げる。4、180度のオーブンで10分ほど焼く。一度オーブンから取り出し、食べやすい大きさに包丁で切る。さらに10分ほど香ばしい色がつくまで焼く。*ゴマやナッツを加えるのもオススメです。<近藤さん流“子育ての秘訣”まとめ>1. 子育ては、ある程度誰かに甘える。2. 前向きに手を抜く3. 片付けやすい空間作り4. 子どものおもちゃは色を統一する5. 時間を有効に使うための道具選び6. 優先順位をつける 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年03月27日料理家、フードスタイリストとして活躍する、“totto(トット)さん”こと、黄川田としえさん。 <前編> に引き続き、子どもも自分も心地よいアイテムと、笑顔でいるための秘訣を教えていただきました。totto (黄川田としえ) さん息子さん:15歳、娘さん:10歳料理家・フードスタイリスト、「tottorante」主宰、食育インストラクター。メディアでのフードスタイリング、レシピ開発、出演などをはじめ、イベント企画・運営、料理講師など多岐にわたり活動中。家族のための1日限定レストラン「こどもレストラン」など、 子どもたちの心と体の成長をサポートし、家族で楽しめるワークショップを各地で開催中。著書に『食×職』(カナリア書房)、『tottoちゃんのかんたんdeco弁』(祥伝社)、『毎日のごはんと心地よい暮らし』(宝島社)HP: Instagram: @tottokikawada ■シミも思い出に。気にせず使えるリネン類黄川田さんの仕事にもプライベートにも欠かせないものは、リネンアイテム。「すぐに乾くし、使い勝手がいい。気軽に洗えるし、それが味になっていくから、服もリネンのものが多いですね。生地を買って洗いざらしたものや、アンティークのレースをテーブルに敷くこともあります。白いリネンは汚れを気にされる方も多いですが、私は子どもの記憶を大切にしたくて、誕生日などの特別な日に使って、これを敷かれた日は特別なんだなとわかるのもいいなと思いますね。 シミも思い出になるから、こぼしたっていいと思います。自分もそうでしたが、大人になったときにふとそんな記憶を思い出して、「懐かしい」と思うことがあると思いますが、そのときに親へ感謝する気持ちになったりするので、そういうことを残したいなと思っています」 「テーブルクロスとしても、ピクニックのときに敷いたり、川に入って濡れたときに体を拭いたり、首に巻いたり。マルチに使えるから、カバンに1枚あると便利ですよね。オリジナルで作ったクロスは、ハンカチより大きいくらいのサイズ。大判だと子どもが引っ張ってしまいますが、真ん中に敷くと食器も映えるし使いやすいですよ」もう一つ、リネンで作ったオリジナルアイテムは、自身がデザインしたエプロン。ポケットや肩紐など部分的な色使いがかわいらしく、ワンピースとしても使えそうなデザインです。「仕事の後、そのまま着て帰ることもあります。娘もお家で料理をするときは、エプロンをつけて手伝ってくれますね」 ■大切にしたい、肌触りの良さお子さんたちの服は、肌触り重視でコットンを選ぶことが多いのだとか。その中でもお気に入りは、娘さんが愛用する、スペインブランド「コンドル」のカラータイツ。 「色が鮮やかで、肌触りがいいので履きやすいよう。2、3歳くらいから履いている、娘のお気に入りです。サイズも幅広くあり、絶妙にいい色合いで選びきれないほど。全部がナチュラルな色合いにするのではなく、タイツで色をプラスするコーディネートが楽しいです。スペインのものはデザインや色がかわいいから、昔から気がついたら選んでいることが多いんです」 肌触りの良さをキープするために、洗濯洗剤は衣類にやさしいものを使いたいと話す黄川田さん。 「『ヤシノミ洗たく用洗剤』は無添加ですが、しっかり落ちる上にやさしい洗い上がりがするのでいいなと思います。 洗剤で無香料のものはあるけど、柔軟剤はなかなかないですよね。子どもたちが大きくなってきたので汗汚れが多く、リネンや白いものは特に汚れが落ちているか気になりますが、しっかり落ちている気がします。環境にもいいと思うと、気持ちよく使えますよね」 ■スキンシップを通して、たっぷり愛情表現この日、娘さんが「読んで」と出してきたのは海外の作家による絵本。旦那さんが古本屋で買い集めた、掘り出しものだそう。ソファにすわって絵本を読んであげる時間が、母娘のコミュニケーションにも役立っています。 「絵も素敵で、私が選ばないものなので、読んでいて面白いです。娘は小学生ですが、まだまだ甘えたい年頃。休みに仕事が入って、一緒に過ごせないようなこともあるので、常に抱きしめて、抱っこして、言葉でしっかり伝えてあげることが大切かなと思っています。小さくてわからなくても、いやだと言われても、泣いちゃっても伝えてあげる。今でも娘のことは抱っこしますが、息子にも頭を撫でたり、肩を叩いてあげたり、できるスキンシップはしたいなと思います。 抱っこしてあげるのも、きっと最後の日があると思うと少し寂しくなりますよね。できるうちに抱っこして、愛情を表現してあげたいですね」■自分の感情だけで動くと、子どものためにならない子どもたちに、言葉と態度できちんと愛情を伝えるのが、黄川田さんが子育てで大切にしていること。そうすることで、気持ちを切り替えて仕事を頑張れるのだそう。そして、家族や友人など、周りの意見に耳を傾けることも大切だといいます。 「子育てするなかで、人からいろいろなこと言われることは多いと思いますが、私はすべて受け入れて、そうなんだなと思うようにしています。意見を聞きつつ、自分はそれをどういう風に進めていくのか、そこで対立して関係を崩すのか、協力して見守ってもらうのかで全然変わります。そのときに自分にも、子どもにも良い方向を選んであげないといけないなと思います。自分の感情だけで動くと、子どものためにならないし、何も成長しないんですよね。一人で抱え込まないようにして、周りの意見をうまく取り入れながら、子どもとともに自分も成長していきたいです」 取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ[PR]サラヤ株式会社
2017年01月11日今回の「やさしいママのひみつ」は、料理家、フードスタイリストとして活躍する、“totto(トット)さん”こと、黄川田としえさん。15歳の男の子、10歳の女の子のママです。totto (黄川田としえ) さん息子さん:15歳、娘さん:10歳料理家・フードスタイリスト、「tottorante」主宰、食育インストラクター。メディアでのフードスタイリング、レシピ開発、出演などをはじめ、イベント企画・運営、料理講師など多岐にわたり活動中。家族のための1日限定レストラン「こどもレストラン」など、 子どもたちの心と体の成長をサポートし、家族で楽しめるワークショップを各地で開催中。著書に『食×職』(カナリア書房)、『tottoちゃんのかんたんdeco弁』(祥伝社)、『毎日のごはんと心地よい暮らし』(宝島社)HP: Instagram: @tottokikawada 黄川田さんが悩みながらもたどり着いた、子どもに優しくなれる子育て術とは? 食まわりの愛用品についても教えていただきました。■“お母さんでいること”が一番の仕事ピンクのテーブルクロスの上に並べられた、カラフルな野菜を中心とした料理。黄川田さんのコーディネートは、ひと目見て「おいししそう!」と思うような色彩の鮮やかさが特徴です。「もともとカラフルなものが好き。ナチュラルな色や素材も好きですが、ちょっとクセがほしいなというときに、ピンクが入るとしっくりくるというか落ち着きます。ピンクを多用するのは自分らしさのひとつだと思います」ヘアメイクからテレビ局のディレクターを経て、そして料理の世界へ入ったという黄川田さん。いまの仕事にはじめたきっかけは、旦那さんだったと話します。「夫はプロのサッカー選手。健康管理のため、いろいろと作っているうちに料理を好きになったし、スポーツの世界があまりにも厳しく、頑張っているので、私も何かやりたいと思ったんです。料理は子どもからご高齢の方まで、世代を問わず必要なもの。ヘアメイクとして入ったテレビ局での仕事で、料理コーナーを任せてもらえるようになり、料理家のアシスタントやフードスタイリストのようなことまで、いろいろなことをやらせてもらいました。そこで学んだことがすごく大きいです。それから、2人目を妊娠中に食育を勉強し、子どもも巻き込んでできる仕事としてワークショップを思いつき、それがいまも続けている「こどもレストラン」の原型になっていますね」自分のやりたいことをしながらも、お母さんであることを一番大事にしたいといいます。「それは母の影響が大きくて、母がしてくれたことをしてあげたいなと思うんです。でも始めた頃は、娘はまだ小さかったから、私が先生として、子どもたちを見ることにやきもちを焼いてしまって。最初の頃は自分の思うようにうまくいかないなと思うことの連続でした」仕事と子育ての両立についての悩みは、お子さんたちの成長とともに解消されていったという黄川田さん。現在、娘さんは料理が大好きな女の子に成長し、家でも戦力になってくれるという頼もしい存在に。「彼女なりにいろいろ思うことはあったと思います。特に教えたわけではなかったけれど、自然と料理の盛り付けもちゃんできるので、私のことを見てくれているんだろうと嬉しく思います」 ■totto料理に欠かせない、こだわりの食材そんな黄川田さんが子育てするなかで、自然と手にするようになったのが環境にも体にも優しい食材。月に1回注文しているというのが、古来種と呼ばれるその土地で代々受け継がれてきた野菜のみを販売する八百屋さん、「warmer warmer(ウォーマーウォーマー)」の古来種野菜です。「おいしくて安全なのはもちろん、昔ながらの野菜のおいしさや形を子どもたちに感じてほしいと思います。『こどもレストラン』でも古来種野菜のことを伝えていきたいと思って、お話を聞かせてもらったのをきっかけに、イベントでもご一緒したりしています。内容はおまかせなので、毎回何が届くのか楽しみ。丁寧に食べ方まで書いてあって、生産者をすごく大切にしているのがわかる。ただ買うのではなく、そういう方から買いたいなと思います。本当においしいし、難しい名前や珍しい色の野菜も多く、勉強になります」 また、ずっと愛用しているというのが子どもでも安心して食べられる、「ゾネントア」のオーガニックカレーパウダー。「辛味成分のカイエンヌペッパーが入っていないので、子どもでも大丈夫。2歳くらいから使っています。カレールーとして使うのはもちろん、チャーハンに風味付けに使うのにおすすめです」■器も洗剤も、子どもにいいものを知ってもらいたい料理を彩る器も、黄川田さんらしいセレクト。「食器もごはんの時間を楽しむアイテムとして使ってほしい」という思いから選んだ和食器は、どこか洋風な佇まいです。「洋食器も好きですが、やはり日本人だから、和食器の良さも小さいときから体感してくれるといいなと思っています。モダンなデザインが好きなので、和食だけではなく、洋食を入れても合いそうなものが多いですね。手前左のブルーのものはヨーロッパな雰囲気ですが、沖縄のやちむん。子どもたちの丼物に使ったり、右側にある益子の作家さんによる湯飲みは、湯飲みとしては大きいのでスープを入れたりします」また、木工製品も欠かせないアイテムなのだそう。「わっぱなど、昔から代々作られている民芸品のような器が好きです。焼き菓子を入れたり、ピクニックに持って行ったり。高価なのでたくさんは買えないけれど、その分大切に使えるかなと思います。よく使う『角田清兵衛商店』さんのヒノキをくりぬいたお弁当箱は香りもよく、デザインも素敵です。子どもたちにも実際に使って、感じとってもらいたいと思っています」日頃から使うもの、そのものの良さを子どもたちに伝えたいと考えている黄川田さん。食器洗いには「ヤシノミ洗剤」を愛用しているのだとか。「仕事柄洗いものをすることが多いのですが、『ヤシノミ洗剤』は植物由来の成分で余計なものが入っていないから、全然手荒れしないので気に入っています。しっかりあらえる上に、洗った後の排水も地球にやさしいだけでなく、植物原料の調達にまで配慮していると知り、改めて使い続けたいなと思いました。」 ■子どもの心配に向き合ってあげられる、精神力をお子さんたちが大きくなった今も、悩みや心配事は尽きないという黄川田さん。「1人目の育児が2人目に確実に役立つかといったらそうでもなく、2人とも全然違うから、比べずにそれぞれの特徴をよく見てあげることが大事かなと思います。理解できないことも多くて、昔は『なんでそうなの?』とよく怒っていました。でも腹を立てるのは自分の基準に当てはめるからで、その子らしさを生かすもダメにするのも “お母さんの存在” は大きいんですよね。向かい合っていくうちに、何も驚かなくなりました。人に迷惑をかけないなど、ルールをしっかり持って、それ以外はその子の良さを見つけて、伸ばしてあげられたらいい。これからは自立に向けての時期なので、どうやって大人になっていくのか、その子の良さを生かした仕事や暮らしをみつけられるように、サポートできたらと思います。心配しすぎず、信頼して、理解してあげる。そして心配がやってきたときに、向き合ってあげられるよう精神力がないと、と思います」そのためには、気持ちに余裕を持ち、リラックスする時間が大切だといいます。「やらなくてはいけないことがあっても、今日はしないと決めて外食をしたり、疲れて余裕のないときは家事の手を抜いて、子どもと一緒に寝てしまう。それだけで全然違いますね。娘と一緒に、バスミルクを入れたお風呂に入って疲れをとったり、花が好きなので、飾ったり買いに行くのも私のリラックス法。花があるだけで癒しになるし、気持ちが良い。忙しくて買いに行けなくなったときは、花を買う余裕を作るようにしています」「忙しいときは頑張って作り置きとかもしないし、限られた時間の中で何ができるかをいつも考えています。全部やろうと思うと自分が大変になってしまう。そうなると子どもに優しくできなくなってしまうから、自分の精神状態はすごく大事。よく、子どもにどうやったらお手伝いをさせられるか聞かれますが、一番大事なのはお母さんのメンタルなので、余裕があるときにやらせてあげてくださいと言うんです。イライラしてやらせてあげられない、そんなときはそれで全然いいし、無理にさせることで自分が辛いと、それこそ子どもによくないですからね」 <後編> では引き続き、愛を持って選んだ愛用品と、子育て術について伺います。 取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ[PR]サラヤ株式会社
2017年01月10日アウトドア料理研究家として、おしゃれで楽しい外ごはんを提案している、高松美里さん。 <前編> に引き続き、愛をこめて選んだ愛用品や、大人も子ども楽しめるアウトドアを通した子育て術を伺います。高松美里さん娘さん:6歳、息子さん:4歳アウトドア料理研究家、フードスタイリスト。ヘアサロントップスタイリストをへて、食の世界へ。アウトドアブランドとコラボした料理企画をはじめ、雑誌、広告のスタイリングなどを数多く手がける。子どもと一緒に楽しむ食育アウトドアクッキングや、ホームパーティーのおもてなしスタイリングなどを発信している、インスタグラム(@misatotakamatsu)も話題。HP: ■お気に入り! 海外のナチュラルアイテム仕事でもプライベートでも、キャンプなどのアウトドアをすることが多いという高松さん。普段から料理系のアイテムに限らず、ナチュラルなものが好きなのだそう。「歯磨き粉も洗剤と同様に、環境に流すことが気になります。海外のオーガニックのものは、パッケージもいいし、香りもいろいろなものがあったりするので、海外旅行に行ったときにスーパーでよく買います。海外ではオーガニックや環境にやさしいもののコーナーが充実しているので、お土産であげたり、もらうことも多いです」「布ならリネンの質感が好み。キャンプ先でテーブルはあるのですが、汚れていたりプラスチックだったりすることが多いので、ナチュラルな素材の布を持っていきます。一枚敷くだけで、自分の好きな雰囲気にすることができますよ。特に『フォグリネンワーク』のリネンのテーブルクロスは、ほとんどの色柄を持っているくらい好き。じゃぶじゃぶ洗って、ノーアイロンで使います。人が来たときもテーブルにクロスをしておけば、後片付けでテーブルを拭かなくてもいいし、汚れても洗えばいいので楽です。ベーシックなものなので買い足せるし、気負わず使えるところがいいですね」 ■体にも環境にもいいものが、もの選びの指針お子さんたちの身につける肌着は、必ずコットンのものを選んでいるのだとか。「機能素材の下着といい香りのする海外の柔軟剤を使っていたら、子どもたちが体をかくようになったんです。皮膚科に連れて行ったら、直接触れる肌着はコットンに変えて、柔軟剤も一度やめてみたらと勧められて。すべてコットンのものに変えたら、症状がよくなってきたんです。柔軟剤はそれ以来使っていなかったのですが、今回『ヤシノミ柔軟剤』を使ってみて、無香料で肌触りが良いので、これからも使いたいなと思いました。子どもにも安心して使える、やさしい柔軟剤があるのはうれしいですね。存在を知らなかったら、今も柔軟剤は使っていなかったと思います」「私は香りが好きですが、それはフレグランスなどで楽しめばいいこと。清潔で肌にも衣類にもやさしいことが一番です。昔からあるという信頼感もありますし、お手軽価格で無理なく継続ができそう。『ヤシノミ柔軟剤』の存在を知らなかったら、今でも柔軟剤は使っていなかったと思います」「洗たく回数はまだまだ多いので、洗剤は肌や環境にはもちろん、繊維にやさしいものを選びたい。『ヤシノミ洗たく用洗剤』は、そんな条件を満たしてくれるし、昔からあるという信頼感もあります。お手軽価格なので、無理なく継続ができそうです」「ヤシノミ洗剤」の売上の1%は、原料の生産地であるマレーシア・ボルネオ島の環境保全活動のため、寄付されています。そのことを知った高松さんは、このシリーズをこれからも使いたいと、改めて思ったそう。「アウトドアを通して、やはり環境には興味を持つようになりました。家にいると、私一人が環境に気をつけたところで何か変わるのかなと思ってしまいますが、自然の中にいると、一人一人の毎日の小さな積み重ねが大事なんだと実感します。寄付されたお金によって、アブラヤシ農園のために分断された森を繋いだり、動物を救出したりと、具体的に活動が報告されているので、自分でもできることがあるとわかるのは、やる気に繋がります。私も子どもたちも動物が大好き。子どもたちには自然に触れ合うことで、環境が今どうなっているのか現状も知ってもらいたいなと思います」 ■都会も自然も、さまざまな場所での経験が人間力に高松さんが子育てで一番心がけていることは、ためこまないこと。そのためには、普段のお出かけから週末のキャンプや旅行まで、親も必ず楽しむことが鉄則。子どもだけが楽しめる場所は選ばないことが、高松さんがいつも笑顔のママでいる秘訣です。「週末のアウトドアだけでなく、平日も大人が見て楽しむお店と公園が一緒になっているような施設に出かけて、子どもと一緒に楽しんでいます。子どもも意外と、おしゃれなカフェや素敵なお店を見たいと言うんです(笑)。美術館や科学館、都会の最先端のものも見せつつ、夏休みなどには海外で砂漠をドライブしたり、実家の田舎に行って野菜を収穫したり。普段生活している都会もすごく好きだけど、旅行などでできる限り、自然にも触れさせたいなと思っています。将来好きなことをやってほしいから、今はいっぱい刺激して、しっかり土台を作ってあげたいです」いろいろな場所に出かけるなかでも、キャンプは子どもたちの教育にも特別役立っているといいます。「普段のキャンプのおかげで、子どもたちはどこでも寝られるし、何でもよく食べます。体も丈夫になってきた気がします。アウトドアは余計なものがないので、焚き火を囲んで話したりしながら、家族でコミュニケーションが図れるのもいいところ。料理も炭火でじっくり焼くだけで、大したことをしなくても絶対においしくできるから、料理が楽しくておいしいということが、シンプルに伝わると思います。自分が関わって料理を仕込んだり、並べると、子どもたちもよく食べるんですよね。料理も片付けも、次に何をするかに自然と目がいくし、みんなが関わっているから、一人の責任にはならない。自然の中で料理をすること自体がエンターテインメントだから、老若男女をこえて楽しめます。そういうことができるのが、アウトドアの魅力ですね。自然だけで何もないので、落ちているもので何かをしてみようと、自由な発想が生まれるのも利点。細かな教育ももちろん大事ですが、アイデアを持っていると人間性が豊かになると思うので、この経験が、人間としての基礎作りになっていくといいな、と思います」 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社
2016年12月06日やさしいママのヒミツ、第5回目はアウトドア料理研究家の高松美里さん。6歳の女の子、4歳の男の子、2人のママです。高松美里さん娘さん:6歳、息子さん:4歳アウトドア料理研究家、フードスタイリスト。ヘアサロントップスタイリストをへて、食の世界へ。アウトドアブランドとコラボした料理企画をはじめ、雑誌、広告のスタイリングなどを数多く手がける。子どもと一緒に楽しむ食育アウトドアクッキングや、ホームパーティーのおもてなしスタイリングなどを発信している、インスタグラム(@misatotakamatsu)も話題。HP: 高松さんの実践する、アウトドアを通した子育て術や、子どもたちにも環境にもやさしいアイテムとは? <前編>では、家でも外でも愛用しているという、調理アイテムをご紹介します。■長く使えて、おしゃれなアウトドアアイテムの魅力もともと美容師の高松さんは、妊娠、出産を機に、好きだったインテリアや料理、アウトドアなどの趣味を生かして、アウトドア料理研究家やフードスタイリストとして活躍しています。高松さんが暮らすのは、都会のど真ん中にある、おしゃれなマンション。一見すると、“アウトドア”からイメージする暮らしと正反対のように見えます。「サバイバルな感じではなく、あくまでもおしゃれに、気軽に、都会の人でも楽しめるアウトドアを提案したいと思っているので、私自身それを実践しています」子どもの頃から、家族でスポーツやキャンプを楽しんできたという高松さん。仕事と子育てで忙しい今も、休日に外に出かけることが一番のリラックス法だといいます。そんな高松さんが愛用する料理関係のアイテムは、やはりアウトドアグッズ。「キャンプがきっかけで買いはじめましたが、アウトドアのアイテムはすごく使い勝手の良いものが多く、長く使えるし、防災にも役立ちます。無駄な買い物にならない気がするし、おしゃれなものも多いのでどんどん増えていきました。今では、家のものとアウトドア用を分けず、両方で使っています」■家でも大活躍なアウトドアアイテム4選そのひとつが「LODGE」の鉄鍋。おいしくできるので、家でも使うようになったのだとか。「鉄鍋は熱伝導率が高く、保温性がいいんです。特にお肉は、表面はパリッと、中はジューシーに焼けるので、本当においしい。ホームパーティーでも、お肉と野菜を詰めておいて、友だちが来たらオーブンに入れるだけで、とても簡単にできるので重宝しています。お手入れは慣れれば楽しいもの。外で使って放っておくと錆びるので、きれいに洗ったあと、オリーブオイルを塗るとピカピカに戻ります。内側は、普段は天然竹を使ったササラで洗うのみ。汚れがひどいときや外側には、洗剤を少量使って洗います」ガラスのジャグやホーローの食器も、高松さんには欠かせないアイテム。「キャンプでは水場が遠かったりするので、このジャグに入れて使います。ホーローは直火OKで割れないし、おしゃれでカラーも豊富。買いそろえやすいし、汚れもウエットティッシュなどでさっと拭けば落ちるのも楽です。外でのお料理がおしゃれで楽しいものになりますね」 アウトドアアイテム以外の愛用品では、見た目もおしゃれなウッドボード。コーディネートもしやすいので、家でもキャンプでも大活躍だそう。「小さなものから特大サイズまで、たくさん持っています。朝は基本和食ですが、ときどきミニサンドイッチを並べて、ピックを刺したりすると、子どもたちも喜んでたくさん食べてくれます。真ん中に大きいウッドボードを置いて、取り皿だけ置くスタイルは、洗い物も少なくて楽。置いているだけで雰囲気が出るし、まな板としても使えて便利です」鉄鍋と同様に、お手入れが必要な土鍋もフル活用。お手入れがてら、毎朝使っています。「炊飯器がないので、毎朝3合炊いています。飯ごうに慣れているからか、早くて簡単に感じますね。手入れもそんなに大変ではありません。とにかくおいしいので、炊飯器には戻れないです。炊きたてのごはんの匂いで、子どもたちが起きてくるくらいです(笑)」■自然の中で使うものには、環境に配慮した「ヤシノミ洗剤」調理器具は、育てる感覚で長く使えるものが好きという高松さん。お手入れに使うものは、必ず環境に配慮したものを使いたいといいます。「キャンプ場では、科学的な洗剤の使用が禁止されているところがほとんど。外では、自分の流したものが実際に目に見えるので、泡が全然消えないで流れていくのを見ると、科学的なものを使う気にはなれないです。水もできるだけ使わず、拭くだけのことも多いですが、洗剤を使うときも匂いが強いものだと残ってしまう気がするので、できるだけ自然素材のものを使いたいなと思っています」そんな高松さんが、ずっと使い続けたいというのが「ヤシノミ洗剤」です。「これを使うようになって、子どもが洗いものをすごくしてくれるようになりました。ポンプ式なので出しすぎることがないのもいいですね。少し使っただけで、手にやさしいこと実感しました。ナチュラル系の洗剤は、洗浄力が気になりますが、サクッと汚れが落ちるのもうれしい。キッチンは匂いが混じると嫌なので、香りがないほうがいいですが、無香料というところもいいですね」 ■お手伝いも遊びのひとつに高松さんのアウトドア料理、スタイリングのコツはカラフルにすること。「グリーンや茶色などの、自然の色と調和するように、トマトの赤や葉っぱの緑、パプリカの黄色を足して、パッと華やかな気持ちになれるように考えています。子どもたちもトッピングが好きで、ピザなどに自由にトッピングしたり、何も言わずとも、花を摘んできてテーブルの上に飾ったり、松ぼっくりを置いたりしてコーディネートしてくれて、自然と美的センスも磨かれている気がします」自然が一番の先生だと話す高松さん。2人のお子さんも、あえてお願いすることもなく、お手伝いをするのが大好きになったそう。「キャンプだけでなく、家でもお手伝いしてくれます。外だと散らかってもイライラしないし、遊び感覚でやらせているうちに、家でも料理や配膳、食器を洗ってくれたりするようになりました。キャンプは非日常が楽しいので、わざわざ遊び道具を持っていかなくても、自然の中から遊ぶものを見つけて楽しんでいますね。テントを張るのも、今は順番をわかってきているのでアシストしてくれます。アウトドアでは何が危険なのか、知ることも大切。“火が熱い”ということも、野菜や肉を串に刺して、火の上の方に入れると温度が高いからすぐに焦げる、という風に実際に経験するとよくわかるし、それ自体がお手伝いすることにもつながっています」2つ違いの娘さんと息子さんは、ずっと2人で遊んでいるほど仲良し。キャンプなどを通して、協力し合う大切さを実感しているのかもしれません。「2人でずっと遊んでいてくれるので、お出かけがすごく楽ですね。お手伝いも競い合って、遊び感覚でするので楽しいようです。子育てでイライラしないコツは、家事も含めて、全部楽しいと伝えること。本人に任せると時間はかかるけど、最初はできなくてもいいという気持ちで、遊びのひとつにしてやらせて、私は別の作業をします。子どもたちが毎朝卵を割ってくれますが、だんだん上手になってくるし、任せてしまうとしっかりやってくれるようになったので、助かります」 <後編> でも引き続き、愛用品やアウトドアを通して学ぶ、高松さん流子育て術について伺います。 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社
2016年12月05日雑誌や書籍などで幅広く活躍する、イラストレーターのよしいちひろさん。 <前編> に続いて、<後編>では息子さんの食生活のために選んだ、とっておきのアイテムをご紹介します。よしいちひろさん息子さん(2歳)1979年兵庫県生まれ。ガーリーでロマンティックな世界観が人気のイラストレーター。書籍や広告など、幅広いジャンルで活躍している。著書に 『思いを伝える! かわいいイラストBOOK』 (PIEBOOKS)。夫、2歳の長男、愛犬と都内の一軒家に暮らす。ホームページ ■おしゃれなインテリアに調和する、キッチン周りのアイテムよしいさんのダイニングキッチンに並ぶ、お子さんのアイテムも、一見すると子どものものに見えないほど、見事に調和しています。離乳食を始めた頃から使っているという、「高橋工芸」の木製のテーブルウェアもそのひとつ。「軽くて、手触りも木の風合いも良く、一度割れてしまいましたが、また買い足しました。まだ落としたりするので、陶器も割れにくそうなものを選んで使っています。プレートは大人のケーキ皿に使っても、ちょうどいいサイズ。少しずつ大人と同じものを使うようにしていきたいです。あひるの絵が描かれたコップは、友人からの内祝い。とても気に入っています」お気に入りの食器を洗う洗剤にも、やはりこだわりたいもの。よしいさんは食器用洗剤をずっと探していたなかで、「ヤシノミ洗剤」が気になっていたそう。「イラストの仕事をする前にパン屋で働いていたのですが、そのお店でずっと使っていたので馴染みがあります。これまでたまたま手に入りやすかったという理由で、別のものを使っていましたが、今回久しぶりに使ってみて、安心して使えるし、しっかり洗えるので、改めていいなと思いました」■安全で、バランスの良い食事作り子どもの食事作りにもこだわりたいというよしいさん。材料はできる限り、何が入っているかわかるものを使うようにしているのだとか。「調味料は特に、何が入っているのか知るのが難しいですが、うちは徳島に住む叔母が、農協の婦人会で手作りしているめんつゆや柚子酢、焼肉のタレを毎年送ってくれるので、すごくありがたいです。めんつゆは煮物に、柚子酢はサラダなどに、レモン汁の代わりとして使っているので、すぐになくなってしまいます」「便秘気味の息子のため、毎日作るようにしているお味噌汁も、いい出汁パックを使ったら簡単に美味しくできるので、市販のものを利用しています。最近はいいものが手に入りやすくなったなと思います」よしいさんのキッチンで活躍しているのは、「フィスラー」の圧力鍋と「ブラウン」のハンドブレンダー。以前から使っていたものですが、お子さんの食事作りに特に使うようになったそう。「圧力鍋は3分で炊いて、蒸らしに15分ほど。すぐに炊けるし、食感がもっちりとしておいしいです。またスープや、筑前煮などの煮物を作ったり、肉も圧力鍋を使うと柔らかくなって、子どもでも食べやすくなります。緑の野菜をあまり食べたがらないので、小松菜や青梗菜にバナナ、ぶどうなど、果物を二種類くらいと牛乳を混ぜてグリーンスムージーにすると、ごくごく飲んでくれます。ブレンダーならミキサーに比べると、洗う手間が少ないので楽ですね」 ■ひとりの人間として接する最後に、子育てで気をつけていることを伺うと、「できるだけダメだと言わないこと」と、よしいさん。仕事や子育ての大変さを感じさせず、やさしいママでいられるのは、そんなお子さんに対する心がけからくるのかもしれません。「できるだけ自分がやりたいことを通せる人になってほしいので、何かに集中しているときは、邪魔しないようにしたいと思っています。私の母が、『ダメと言わずに育てましょう』という育児書を読んで実践していたそうで、そのことに感謝しているので、私もそうしてあげたいなと思います。なかなか理想通りにはできませんが、例えば水道やシャンプーなどを出し続けて遊ぶときは、その分おもちゃを買ったと思えばいい、と思い直すように心がけています」「すぐ感情的になって怒ってしまいますが、そんなときは上から押さえつけず、できるだけ素直に自分の思いを話すようにしています。『もう今日はお母さんしたくない』と、ストライキしてそのままベッドで寝たり(笑)そういうのはいいお母さんではありませんが、子どものために思ってすることが結局ストレスになって、冷たい態度を取ってしまうより、お互いにちゃんと感情を出せるような関係になりたいと思います。良くも悪くも1対1と思ってしまいますが、ひとりの人間として接して、尊重したいなと思っています」取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社
2016年11月17日「やさしいママのひみつ」第4回目は、イラストレーターのよしいちひろさん。2歳になったばかりの男の子のママです。よしいちひろさん息子さん(2歳)1979年兵庫県生まれ。ガーリーでロマンティックな世界観が人気のイラストレーター。書籍や広告など、幅広いジャンルで活躍している。著書に 『思いを伝える! かわいいイラストBOOK』 (PIEBOOKS)。夫、2歳の長男、愛犬と都内の一軒家に暮らす。HP: よしいさんが心がけている子育てや、息子さんのために選んだアイテムとは?<前編>では、よしいさんのもの選びを中心に、お話を伺いました。■気持ちの良く過ごすための、もの選び淡い色彩、軽やかなタッチのイラストはもちろん、おしゃれなファッションやライフスタイルで、多くのファンを持つよしいさん。昨年の春、豊かな緑に囲まれた街に引っ越し、陽がたっぷり入る明るい一軒家に親子3人と、愛犬・おいもと暮らしています。部屋にあるものは、どれもよしいさんの絵から飛び出してきたような空気感をまとった、素敵なものばかり。これらは、国内外、中古新品問わず、よしいさんが探してきたものだといいます。「子どもとおいもが気持ち良く過ごせる家にしたくて、工務店の方に相談しながら決めました。日当たりがいいし、漆喰の真っ白な壁なので、自然と気持ちが明るくなります。私のイラストは、実際にあるものを参考に描いているので、いつもかわいいものを探しています。海外の作家さんのウェブサイトまで幅広く見て、いいなと思ったらつい買ってしまいます」出産前に、行きつけの古道具店でひと目惚れして買ったという、ビンテージの犬の4輪車もそのひとつ。「前輪と後輪が違う動きをするのが珍しいなと思って。ようやく最近、足でこいで遊ぶようになりました」「子どものものってすぐに大きくなるから、古いものでも、かわいくて状態が良ければ、あまり気にせず使っています。近くのリサイクルショップにもよく行きますね」■出産してから、気になるようになった「肌触り」と「におい」よしいさんのファッションは、古着などのアイテムをミックスした上級者の着こなしですが、お子さんの服は、色合いや肌触りの良さで選ぶことが多いそう。「派手な色ではなく、赤でも朱色や、黄色っぽい青色のニュアンスカラーが好きです。子ども服で自分が好きだと思うブランドは、こだわって作られていることが多いので、自然と肌触りにこだわっていたり、オーガニックコットンを使っているものが集まりました」「ユニセックスのデザインが好きなので、探すときは男の子の服より、女の子の服から探すと、かわいい服が見つかることが多いです。子どもは暑がりだから、去年はニットをあまり着なかったけど、今年は着られるかなと期待しているんです」もの選びはこれまで、見た目だけにこだわっていたというよしいさん。日々使うものは、だんだん選び方が変わってきたといいます。「子どもってはっきりしていて、ごはんも大人は雰囲気で食べますが、子どもは美味しくないと食べません。だから雰囲気だけではなく、実直なもの、きちんと効果があるものを選ぶようになった気がします」そうして食べるもの、身に付けるものは、できるだけシンプルな原料や材料で作られたものにこだわるようになったというよしいさんですが、洗剤選びには悩んでいたそう。「出産してから、特ににおいが気になるようになりました。洗いたては気にならなくても、汚れがきちんと取れていなかったのか、引き出しに入れていると気になって、なんとかしたいと思っていたんです」「柔軟剤も使っていなかったので、ものによってはごわごわしていて、それも好きだったのですが、子ども服はふっくらしていた方がいいなと思って。ヤシノミ洗濯洗剤なら洗浄力が高いので、においが気にならず、柔軟剤も無香料なのでいいなと思いました」「無香料だから虫除けで自分の好きな香りを入れるのもいいし、犬にも安心。子どもがいると洗濯回数も多いから、手頃なのもありがたいです。これからも使いたいですね」肌触りにこだわったコットンやニットの子ども服も、ふっくらとした仕上がり、ますます気持ちのよい着心地に。 ■子どもと一緒に、楽しめることを探すイラストレーターとして、忙しく過ごすよしいさん。毎日6時に起き、食事や洗濯などの家事をこなして、8時に夫と息子さんを送り出します。夕方5時まで仕事に集中し、その後息子さんと一緒にたっぷり1時間、おいものお散歩に。その時間がとても大切なのだといいます。「日中は保育ママさんに預けていますが、帰ってきたら子どもとの時間。ごはんを作ったり、子どもとできないことはいない間に済ませて、犬の散歩や洗濯物をたたむなど、できることは一緒にします」「子どもも散歩に行くのがわかっていて、きちんと犬のペースに合わせるし、いい運動になるのかこの1年でとても丈夫になりました。ごはんが作れないほど忙しいときは、外食をしたり、お弁当やレトルト食品を買ったり、手抜きをすることも。イライラするのが一番良くないと思っているので、自分が気持ちのいいようにというのは意識しています」無理をせず、子どもと一緒に楽しめることを探して、時間をうまく使うことが、よしいさんの子育て。ママの側にずっといたい歳頃の息子さんは、よしいさんが仕事場で絵を描く横で、紙をチョキチョキ。早くもママの影響を受けているようです。「七夕飾りを作ったのをきっかけに、ここ最近、自分でできるようになりました。刃先が丸いので、子どもが使っても危なくないし、子どもが大好きなぶどうがモチーフなのも、ちょうどよかったです」もうひとつ、よしいさんらしいのがマスキングテープを使ったデコレーション。寝室やリビング、階段のほかに、床にもプラスしたそう。「以前、雑誌の企画でマスキングテープを使ったデコレーションをしたのですが、新たに子どものために道路を作ってみました。子どもも喜んで車を走らせています。飽きたらはがせるし、『道を足して』と言われたら簡単に足せるのもいいですよね」すぐに真似ができそうなマスキングテープ使いのアイデアは、よしいさんならでは。 <後編> では、引き続き、よしいさんのこだわりアイテムや子育てで心がけていることをご紹介します。 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社
2016年11月16日“長寿の神果”として古くから伝えられてきた漢方であり、近年ではスーパーフード“モンクフルーツ”としても注目されている「羅漢果(らかんか)」。そして、その羅漢果からつくられた自然派甘味料『ラカントS』をお菓子づくりに愛用している山田まりやさん。自分たちが普段口にしている羅漢果が中国・桂林地方でのみ生育すると知り、そのルーツを訪ねるべく、羅漢果の実のなる季節に愛息・崇徳(むねのり)くんと初の親子海外旅行を敢行! ふたりに同行して、子育てや食事のことなど、いろいろ伺いました。■あらゆる問題は、食事で解決!グラビアアイドルとして駆け抜けた10代。多忙とストレスから原因不明の体調不良に悩まされた20代。一大決心をし、鍼治療や食生活の改善により心身ともにデトックスした20代後半~30代前半。そして生涯の伴侶と出会い、崇徳くんを妊娠・出産するまで。まりやさんの劇的な半生は著書『食事を変えたら、未来が変わった!』で語られているとおりですが、崇徳くんがもうすぐ4歳になろうとしている母としての現在、どんな生活を送っているのでしょう。「本のタイトルどおりで、あれからさらに良いほうに変わっていってるのを実感しています。息子はとにかく体が丈夫で、いつもご機嫌なので助かります。なんといっても嬉しいのは気持ちの切り替えが早いこと! 毎朝スッと起きて、満面の笑みで『ママ、おはよう!』って言ってくれるんです。私自身がパジャマのままラジオ体操に放り出されていたような寝起きの悪い子どもでしたから(笑)、我が子ながら尊敬の念でいっぱいなんです」眠気がピークになるとグズついたり、欲しいものを見つけると泣いてせがんだりすることも、子どもですから当然あります。けれど、きちんと向き合って話をすると自分で考えて納得し、ほどなくいつもの笑顔に戻ってくれるのだそう。「感情を受け止め、理解しようと接することが、いちばんのポイントだと思っています。気持ちが通じ合っていないと、どうせ私なんてとか、うちの子だけがなぜとか、気持ちがへこんで負のスパイラルに陥ってしまうこともありますよね。そんなとき、一刻も早くニュートラルな気持ちに戻して前を向きたいものですよね。そのために役立つのが、なんといっても普段の食生活だと思います」 ■知識があれば、選択肢が増えるとはいえ、まりやさんが実践しているのは、凝った料理をつくるとか、ストイックな料理法にこだわるといった類の食事ではありません。人によって嗜好も体質も違うのだから、誰かの正解ではなく、他ならぬ自分にとっての正解を見つければいいという考え。実際、まりやさん宅の食事事情は、一般的なそれとはちょっと変わっているようです。「小豆、雑穀入り五分づき玄米と2年以上発酵したお味噌をベースに、お腹がきちんと空いてから食べるというスタイル。たとえば三食しっかりとらなければならないという思い込みもそうですが、いろんな物事に対しての考え方の癖が人それぞれにあって、人はそれにものすごくがんじがらめになっています。私が以前、体を壊したのも、結局はそういうことの積み重ねからだったんです」自分で勝手につくり上げたルールから抜け出せずに、勝手に苦しい思いをしている。けれど本来は、そのルールは不要などころか、弊害になっている場合さえあるのかも。健康に良いといわれる商品やメソッドは数あれど、本当に自分に合っているものはどれなのか、そもそも、そこに正解はあるのか。まりやさんが本で伝えたかったのも、そこに尽きると言います。「自分へ厳しいルールを設け、神経をすり減らしてストレスがたまっては意味がないので、義務ではなく、脅すのでもなく(笑)、自分が本来的にもっている自然治癒力を高められるように我が家の味、母の味をつくっていけたらと思っています」 ■必要なのは、気持ちの切り替え道中、まりやさんはいつでも寛容で穏やかでした。桂林は、中国屈指の観光地として整備されており、治安も悪くありません。しかも、空気がきれいで食べ物もおいしいため、子連れ旅行も比較的安心。それでも小さな子どもを抱えて初めての海外ともなれば、何かと心配や不安もなくはないはずですが、まりやさん、全然ピリピリしていないのです。一方、崇徳くんも、おイタをしたり、イヤイヤしたりがなく、いつもニコニコ、ハツラツとしていました。とはいえ、母親だって人間。いつでもパーフェクトなわけではありません。余裕がないときや、気分のすぐれないときだってきっとあるはず。そんなとき、まりやさんは崇徳くんにどう接しているのでしょう?「息子に対しては、素直に感情を出しています。だけどひとつ気をつけているのは、引きずらないこと。じつは、これは息子から学んだことなんですが、私は些細なことで傷つき、すごく根に持つタイプでした。怒りや悲しみに支配され、心にしこりを残してしまうのです。でもそれって、誰にも優しくなれないし、なんの解決にもならない。気持ちは、昇華させないといけないんですよね。息子は心も体も健やかで丈夫(タフ)。転んでも『あはは〜びっくりした~!』と言って泣かないんです! そんな底抜けに明るい息子を見ていて、これは自分が変われるチャンスだなと素直に感じられたんです。いままで自分ひとりだったらなんとかなってきたものが、子どもがいるとそういうわけにもいかなくなります。短期集中で気持ちをパッパッと切り替えていかなくては、時間がもったいないと思いました」息子の進化に追いつかなきゃと思ったというまりやさん。子どもの成長はあっという間。ぼんやりしていると、大切な時間は瞬く間に過ぎていってしまう。そこで、毎日を気持ち良く笑顔で過ごすためにはどうすればいいだろう、と考えた結果でした。 ■陰陽のバランスで中庸をキープまりやさんは総じて、とてもポジティブで楽観的。それは理想的な母の姿に思えます。「私が笑顔でいると、家族は安心して家でデトックス、調整、パワーチャージの幸せのサイクルを養ってくれるようです。父親は背中を見せて子育てをしていくと言われていますが、母親は臍の緒からすべての感情を読み取られてしまっていて、父親よりコミュニケーションのスタートが早くて待ったなし。母親の食歴や心のありようは、お腹のなかの我が子に筒抜けで、下手なごまかしは効かないんです(笑)子どもにとって、家はくつろげる場であり、自分の気持ちをきちんと呑み込んで昇華する場であってほしいと思っています。そのためには、母親が“陽”で、父親が“陰”でありたい。家庭によって陰と陽のバランスは違うと思うのですが、いずれにしても、そのバランスのなかで子どもは“中庸”でのびのびと育ってもらうのが理想的。そういうことにも、食べ物がすごい関係していると思うんです」栄養が体に行き届くことで、感情の起伏が緩やかになる。すると、穏やかでニュートラルな気持ちで日々を過ごすことができる。食べ物による心身への影響は、思わぬところまで広く、深く、及ぼすのです。■まりやさんスペシャルのおやつレシピ、大公開!「地に足をつけ、冷静に物事に対処していくためには、体を中庸に維持しておきたいもの。そのために、たとえば白砂糖は普段は極力避けたほうがいいと思っています。近年、白砂糖についてはさまざまなメディアでも取り上げられ話題となっていますが、白砂糖を摂りすぎると心身に大きく影響すると言われています。白砂糖はお菓子類だけでなく、ありとあらゆる食品にじつはけっこう入っていて、完全に避けるのはなかなか難しい。子どもも大人も砂糖など甘味に慣れてしまうと、もっともっとと欲しがるように味覚が麻痺してしまうような気がします。なので私としては、息子には家で食べさせるものは今後も白砂糖を控えようと思っています。砂糖を摂らない生活はできないか悩んでいたときに見つけたのが羅漢果でした」とりわけ崇徳くんにお菓子をつくるとき愛用しているのが『ラカントS』。羅漢果の高純度エキスからできた、カロリーゼロの自然派甘味料です。甘みが必要なときには『ラカントS』が欠かせないのだそう。「ラカントS」は、2つの天然素材(羅漢果の高純度エキスと、トウモロコシの発酵から得られる天然甘味成分・エリスリトール)のみでつくられた、カロリーゼロで安心の自然派甘味料。砂糖と同じ甘さなので、レシピの砂糖をラカントに置きかえるだけでOK。手軽に砂糖を減らすことができます。/左から:ラカントS 液状551円、ラカントS 顆粒 570円 ※いずれも税別食べるもので体と心が変わること、そしてそれが本人だけでなく、おっぱいで育つ我が子についてもそのまま当てはまることを、まりやさんはこれまで身を以て体験してきました。そんななか、GI値を上げず、体を冷やさずに甘みを摂り入れる良食材として出会ったのが羅漢果。しかし中国でのみ生育しているため、日本にいるかぎりは液体や粉末になった状態でしか知り得ません。生産の現場を見たいと思うのは消費者として当然と語っていたまりやさんにとって、崇徳くんが大好きなおやつの材料となる羅漢果が大切に栽培されている様子を目にできたことは、これまでの、そしてこれからの食生活の基盤を裏づけるような経験になったのではないでしょうか。そして、今後はお菓子のレシピに、崇徳くんとの旅の思い出という名の材料が加わるようになるかもしれません。★まりやさんが崇徳くんのために考えたオリジナルレシピ!「ラカントS」でつくる <黒豆きな粉と米粉のクッキー>【材料】米粉…80g黒豆きな粉…20gラカントS(液状)…15gメープルシロップ …15g塩…ひとつまみ菜種油…60g【つくり方】1. ボウルに米粉、黒豆きな粉、ラカントS、メープルシロップ、塩を合わせてスプーンで混ぜる。2. 菜種油を入れてさらにスプーンで混ぜ、ラップをかけて手でつかんでひとまとめにする。3. オーブンを160℃に余熱する。4. 鉄板サイズのクッキングシートに2.を置き、新しいラップをした上からめん棒で5mmくらいに伸ばす。5. 包丁で切り込み線を入れ、ラップを外し、クッキングシートごとオーブンに入れて11分焼く。6. 一旦取り出し、包丁で切り込み線をなぞって切り離し、150℃に下げたオーブンで16分焼く。※米粉の種類によっては焼きたてが柔らかい場合がありますが、冷めると固まります。山田まりや女優・タレント。1980年生まれ、愛知県出身。明るく元気なキャラクターと本音をズバッと話すトークでタレントとしてブレイク。2008年には俳優の草野とおる氏と結婚。2012年12月に愛息・崇徳(むねのり)くんを出産。自身の体調不良をきっかけに、食事の大切さに目覚める。近著は 『食事を変えたら、未来が変わった!』 (キラジェンヌ株式会社)。薬膳インストラクター/中国漢方ライフアドバイザー/マクロビオティックセラピスト/スーパーフードマイスターなどの資格も持つ。取材/構成:野村美丘(photopicnic) 撮影:藤田二朗(photopicnic)[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2016年11月09日ココナッツオイルを始め、おいしくて身体にも環境にもいい、オーガニックの食品を紹介する、「ブラウンシュガーファースト」の荻野みどりさん。<後編>では引き続き、子どものために選んだこだわりのアイテムを紹介します。荻野みどりさん娘さん(5歳)2011年、娘さんの出産を機に、食の大切さに目覚める。「わが子に食べさせたいかどうか?」を基準に、食材を厳選した菓子店としてスタート。オーガニックの食品やプロダクトを製造、販売する「BROWN SUGAR 1ST.(ブラウンシュガーファースト)」を創業する。著書に『ココナッツオイル生活をはじめよう』(講談社)、『今すぐ使いたい! ココナッツオイル』(小学館)、『子どもから大人まで ココナッツオイルのヘルシーおやつ』(講談社)。HP: ■肌触りと素材感、香りにこだわったもの選び荻野さんは、毎日6時に起床。ご主人と娘さんが、朝から公園へ行っている間に家事を済ませます。そして9時から、お子さんを保育園に預けて、会社で仕事。夕方6時30分に迎えに行ってからは仕事をせず、ごはんを食べたり、絵本を読んだりして、夜9時30分には娘さんと一緒に朝まで寝るのだそう。「起きている間ずっと頭が動いているから、たっぷり睡眠をとることでバランスを取っているんです。睡眠は疲れをとってリセットする意味でも、とても大切。だからこそ仕事も頑張れる。もちろん毎日ではなく、仕事で夜遅くなることもありますが、寝具はいいものにこだわったり、寝室にできる限りものを置かず、すっきりさせて気持ちよい環境にするよう心がけています」ベッドリネンやタオルの肌触りや素材感には、特にこだわっているという荻野さん。娘さんが使うものも、上質なアイテムを選んでいます。▼「TAMAMONO」のおくるみ「『TAMAMONO』のおくるみは、シルク100%で肌触りがいいから、娘もお気に入り。ブランケットとして使っています。シルクですが洗濯機で洗えるほど丈夫なので、気軽に使えるのも気に入っています」▼「salon de nanadecor」のオーガニックコットンのタオル「肌触りの良さでオーガニックコットンを選びたいですが、オーガニックコットンでかわいいものが少ないんですよね。でも『nanadecor』のタオルはさりげなくリボンが付いていて、娘のテンションが上がります。少しずつ買い足していきたい、娘も私もお気に入りの一品です」▼「バイバイバクテリア」香りにもこだわる荻野さんは、「バイバイバクテリア」を家中に置いて、愛用しているのだとか。「100%お水でできているのに、除菌と消臭をしてくれる優れもの。寝具はもちろん、雨が続いたりして少し臭いがこもっているときにシュシュっとして、ルームミストで香りを足すと気持ちがいいです。せっかくいい洗剤を使っても、おねしょされるとなかなか臭いが消えないですが、酸性水なので、アルカリ性のおしっこにかけると中性になり、使うとちゃんと臭いが消えるんです。水なので、子どもにも安心して使えます」 ■好きな香りにできる、無香料の「ヤシノミ洗濯洗剤」そんな香りにこだわる荻野さんは、「ヤシノミ洗濯洗剤」と「ヤシノミ柔軟剤」を使って、無香料という点が特に気に入ったのだそう。「香りがないということは、好きな香りにできるということ。さらに、きちんと汚れが落ちるところがいいですよね。特に柔軟剤は香りで選ぶのが当たり前だったから、無香料というのが新鮮でした」「これまで柔軟剤以外のものは、精油の香りにこだわっているのに、柔軟剤だけケミカルな香りになっていたのが、居心地が良くなかったんです。洗濯物はふんわりさせたいけれど、香りがたくさん付くのが嫌なのであまり使いたくないと、ほんの少しの分量しか使っていなかったから、肌触りに影響していました。でもこれならふわふわの洗い上がりにしつつ、香りが好きにつけられるのがすごくいいですね」■子どもが自分の行動すべての原動力今の仕事をするきっかけとなった娘さんの存在は、今でも仕事の原動力になっていると話す荻野さん。「だから子どもとの時間が大切だし、家族で心地よいものを使うということを大切にしたい。都会に住んでいるからこそ、五感をできるだけ使うようにしたいですね。我が家の食の基本は娘なので、娘の豊かな心と体を育むこと、楽しく食べて健康であることが一番大事です。そして食品メーカーをしている母として、子どもが大人になって母となったときに、今のような豊かな恵みのものを楽しく食べられるという食環境を残していきたい。今の仕事は、そういう選択肢をちゃんと伝えて、残していくことだと思っています。そう思えるのも、すべて娘のおかげ。保育園に預けたり、家族総動員で子育てしていますが、人の力を借りて甘えるところはしっかり甘えながら、子どもと一緒にいるときは、ちゃんと向き合ってたくさん話をして、最善を尽くすようにしていたいですね」取材/文:赤木真弓 撮影:根田拓也[PR]サラヤ株式会社
2016年10月25日「やさしいママのひみつ」第3回目は、ココナッツオイルを世に広めた、「ブラウンシュガーファースト」の代表取締役であり、5歳の女の子のママである、荻野みどりさん。荻野みどりさん娘さん(5歳)2011年娘さんの出産を機に、食の大切さに目覚める。「わが子に食べさせたいかどうか?」を基準に、食材を厳選した菓子店としてスタート。オーガニックの食品やプロダクトを製造、販売する「BROWN SUGAR 1ST.(ブラウンシュガーファースト)」を創業する。著書に『ココナッツオイル生活をはじめよう』(講談社)、『今すぐ使いたい! ココナッツオイル』(小学館)、『子どもから大人まで ココナッツオイルのヘルシーおやつ』(講談社)。HP: 忙しい荻野さんが子育てで大切にしていること、子どものために愛をこめて選んだアイテムとは? <前編>では、「やさしいママでいるための秘訣」を教えていただきます。■ママ目線で選んだ、おいしくて安心なおやつココナッツオイルブームの火付け役となり、今年には東京・神宮前に初の路面店「BROWN SUGAR 1ST.」もオープンするなど、忙しく過ごす荻野さん。「ブラウンシュガーファーストを起業したのは、娘が4ヶ月のとき。母乳で育てていたのですが、ある日娘が湿疹や便秘となり、食べるものに気をつけなければいけないと実感しました。同時に、震災直後だったので、東京でどういうものを食べさせて育てていこうかと考えるきっかけとなったんです。そこで私が企画して、お菓子教室をしている母にレシピを考えてもらい、地元福岡のママのチームにお菓子を作ってもらって、青山のマーケットで販売をしたのがスタートでした」バターに代わる代用品として提案する、ココナッツオイルを始め、ママの目線で厳選した、子どもに食べさせたい素材からお菓子まで幅広いアイテムを製造、販売しています。その中で、朝食やおやつにぴったりと荻野さんが選んだのが、「有機アップルソース」。「子どもたちを取り巻くおやつ環境ってすごくジャンクで、私も絶対食べさせないわけではありませんが、すべてがそれではよくないなと思うんです。本当は手作りできるといいけれど、忙しいなかで手作りするのは難しい。そこで、子どものためにと開発したのがこれです。原材料はりんごだけ。手軽にたっぷりフルーツが取れるし、りんごは食物繊維やカリウムが豊富だから、朝食に食べると出す(排泄する)力にもなるんです」食べることを何よりも大切にしている荻野さん。使う食器にもこだわりがあるのだと言います。「スパイス教室をやっている叔母が好きだった影響で、実家でも使っていたスペインの『タラベラ』の食器を愛用しています。食は楽しいが一番。手描きの絵付けで、元気な色が使われているから、楽しい気持ちになります。忙しく、手の込んだものを彩り豊かに作るのは難しいので、お皿で楽しく! ただサラダやパスタを盛るだけでもおいしそうに見えるし、絵柄が料理の邪魔をしないんです」 ■野菜も洗える、安心安全の「ヤシノミ洗剤」そんな荻野さんが、家族代々使っている器を洗うのは、昔から「ヤシノミ洗剤」だったそう。「小さい頃から実家で使っていましたが、以前よりも洗浄力がアップした気がします。ポンプ式が使いやすく、置いていてかわいいデザインなのもいいですね。ナチュラルにこだわると海外のものが多くなりますが、高いので継続が難しい。毎日使うものだから、お手頃な価格なところも嬉しいポイントです。そして何より嬉しいのが、野菜を洗えること。100%有機の野菜だけ買えるわけではないので、野菜洗いはしたいですが、『ヤシノミ洗剤』なら安心して使えますね」■子どもと一緒に過ごす時間を、目一杯楽しみたいとても仲が良く、笑顔が絶えない荻野さんと娘さん。荻野さんの子育てのモットーは「完璧にしすぎないこと」。それがやさしいママでいる秘訣だといいます。「ちょっと散らかっていてもいいし、食べるものもすべてゼロから作らなくてもいい。うまく手抜きをして、できた時間を子どもと過ごすのが私の子育てです。手抜きできるところはする、でもその手抜きのためのアイテムにはこだわりたいです。テレビがないのもひとつ。ただでさえ一緒にいる時間が短いのに、テレビをつけたら会話がなくなってしまうので、あえて置いていないんです。ずっと一緒にいられない分、一緒にいる間にたくさんいちゃいちゃして、話をするように心がけています」「思い通りにいかないときも、子どもをコントロールしようとしたらダメだと思います。子どもって注意力は散漫だけど、それはいろいろなものに興味があるということ。言ったことができないのは“まだその時期じゃない”と思うようにしています。まだ今はイライラしてこちらの都合を押し付けたり、“あなたはできない”と教えこむのではなく、待って、きちんと見る。一緒にいられる時間が少ないから、怒りたくないんですよね。仕事をしている時間に十分に好きなことをしているので、自分の時間を取れない不満はないです。ただ娘と一緒にいられる時間が楽しくて、大切にしたいと思っています」 <後編>では、荻野さんが子どものために選んだ “こだわりのアイテム” をさらにご紹介します。 取材/文:赤木真弓 撮影:根田拓也[PR]サラヤ株式会社
2016年10月24日ライフオーガナイザーとして、心地のいい空間作りを提案する、宇高有香さん。<前編>に続き、ママも子どもたちも笑顔でいるために考えた、収納のアイデアと厳選アイテムをご紹介します。宇高有香(うだかゆか)さん 娘さん:有咲(ありさ)ちゃん(5歳)、息子さん:通吾(とおご)くん(7歳)2013年にライフオーガナイザー1級を取得し、その後はフリーランスで活動中。お家からパワーをもらえるような空間作りを目指す「ウチカラ」主宰。著書に 『子どもと暮らす ラクに片づく部屋づくり』 (辰巳出版)。ブログ 「丘の上の家」 も人気。HP: ■将来的な使い方を考えた、もの選び宇高さんの家には、無駄なものが一切ないような気がします。それは、今必要なものでも、将来的な使い方を考えて選んでいるから。例えば、娘さんの絵本入れは、市販の収納ボックスに板とキャスターを付けたもの。「小さな子どもにとって、本は重いから、立てていても倒れてしまうことが多いですよね。でも、このボックスなら子どもでも片づけやすいです。うちにはスペースがあまりないので、これにはこれ、と専用のものは設けずに、成長に合わせて用途を変えられるものを選んでいます。これはハンガーラックの下にもちょうど入るサイズなので、大きくなって使わなくなったら、リュックなどを入れようと思っています」また、お絵描き用のデスクにもぴったりの、シェーカーキッズチェアは、息子さんがワークショップで作ったのだそう。「テープの色も自分で選んで、編んで作りました。自分で頑張って作ると、子どもも大切に使いますよね。大人が座ってもしっかりしているので、子どもの高さに合わなくなったら、かばんの一時置きとして長く使っていきたいなと思っています」■子どもに任せて、口出しはしない宇高さんのお子さんたちが自分でできることは、まだまだあります。有咲ちゃんはなんと2歳になる前から、保育園から帰宅してすぐに、リュックから汚れものを出してランドリーバッグに入れ、かごから翌日に必要なものを出して準備をしているのだとか。「一番簡単な“投げ込むだけ”の方法で、“子どもが自分でできる=ママが楽になる” 仕組みを考えました。玄関から入ってすぐの場所に、見た目がおしゃれな収納用品を置いて使っているので、生活感も感じなくてすみます。息子もハンカチやティッシュ、靴下をここから準備して出かけています」自分でできたことには、口を出さないのが、宇高さんのやさしさ。そのために、自由に使っていいスペースを決めることも。子ども部屋の前の壁には、マスキングテープで額縁のように枠を作り、子どもたちそれぞれが思うように飾っていいスペースにしています。「お絵描きした絵をすぐに捨てるのは嫌だけど、全部残していてはたまる一方。何をどんな風に飾るかは、子ども任せ。テープがはみ出ていても、貼り方がぐちゃぐちゃでも一切口出ししません。こういうスペースを作ると、ほかのところには貼らないし、本人たちの気持ちも優先できます。シールだと跡になってしまってストレスになりますが、マスキングテープならきれいにはがせるし、簡単にちぎって貼れて、見た目もかわいいんです」 ■お手伝いする子どもの肌にも優しい「ヤシノミ洗剤」料理は手作りにこだわる宇高さんが、3日に1回は作っているというのが、グラノーラ。大人の朝ごはんと、子どもたちのおやつとして、欠かせないものだそう。「とても簡単に作れるので、最近では、計測以外は娘に任せて作ってもらっています。今日作ったのは、オーツ麦、アーモンド、レーズンのシンプルなもの。毎朝のパンも作りますが、母の影響かもしれません。日々忙しいので、いつも手作りというわけにはいきませんが、将来子どもたちが“母の定番の味”と思ってくれたらいいなと思っています」お手伝いを積極的にしてくれるという、宇高家の子どもたち。だから、洗剤にもこだわりたかったという宇高さん。選んだのは「ヤシノミ洗剤」でした。「最近料理を始めるようになった主人は、洗浄力の強い洗剤が好きなんですが、洗う機会が断然多い私の肌が荒れてしまうのが悩みでした。だからきちんと落ちて、肌にもやさしい『ヤシノミ洗剤』は我が家にぴったり。子どもも肌が弱いので、これなら安心して使えます。無着色で、デザインがかわいいところもお気に入りです」■親が子に与える影響を考えて「親が片づけとどう関わるかによって、子どもも片づけについての意識が変わる」という宇高さん。親がさっと片づけてしまえば早いし楽ですが、子どもに任せる勇気が大切なのだといいます。「働いていて片づけができていないままだと、何かを子どもにさせるのは時間がかかるから、昔の私なら自分で全部やっていたと思うんですよね。それで結果的に自分だけが家事をして、イライラしていたと思います。だから時間がかかったとしても、子どもが自分でできるような環境にしておいてよかったと思います。その子の性格にもよりますが、小さな子どもでも片づけはできるものですよ」取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2016年09月28日「やさしいママのひみつ」第2回目は、ライフオーガナイザーの宇高有香さん。5歳の女の子と、7歳の男の子、2人のママです。宇高有香さん娘さん:有咲(ありさ)ちゃん(5歳)、息子さん:通吾(とおご)くん(7歳)2013年にライフオーガナイザー1級を取得し、その後はフリーランスで活動中。お家からパワーをもらえるような空間作りを目指す「ウチカラ」主宰。著書に 『子どもと暮らす ラクに片づく部屋づくり』 (辰巳出版)。ブログ 「丘の上の家」 も人気。HP: 宇高さんが考える、いつも笑顔のママでいるための方法、愛を込めて選んだわが子のための厳選アイテムとは? <前編>では、宇高さんの「やさしさのヒミツ」に迫ります。■「片づけ」を通した、いい親子関係すっきりと片づいたお部屋。まだ散らかし盛りの年頃のお子さんが、2人いるお宅にはとても思えないほど、宇高さんのご自宅は気持ちのよい空気が流れています。「小さな頃からインテリアや建築に興味がありましたが、実は片づけが大の苦手でした。この家を建てる際、その苦手な片づけを克服しようとして、ライフオーガナイザーによるコンサルティングを受けたことが、この仕事に就くきっかけになったんです」個人宅の片づけのサポートや、片づけについての講座を開催するライフオーガナイザーとして、忙しく過ごす宇高さん。ライフオーガナイザーの考え方は、「人の意見を尊重する」というのが前提。自分の性格や片づけのタイプを見直し、そこで生活する家族のことを考えた上で、どういう暮らしが自分たちらしいのか考えていくのだそう。その集大成とも言える宇高さんのご自宅には、選び抜かれたこだわりのアイテムがいっぱいです。■子どもも、自分のことは自分で宇高さん宅の子ども部屋には、同じハンガーがきれいに並んだ、ハンガーラックがあります。左側には有咲(ありさ)ちゃんの服、右側には通吾(とおご)くんの服、とTシャツなどのトップスもすべてかかっています。「洗濯をして乾いたら、ハンガーのままラックにかけるんです。このハンガーは、襟を大きく開かなくても干すことができて滑りがいいので、子どもも自分で取りやすいんです。すべての服が見えるので、子どもたちは自分で着たい服を選びます。私は服について何も言わないし、手伝わないですね」見えていると存在を忘れることもなく、すべての服を稼働することができるといいます。通吾くんは7歳にして、Tシャツを色別に分け、毎日違うコーディネート楽しんでいるのだそう。「すべての服が一目瞭然なので、『あの服どこ?』と聞かれなくなって、忙しい朝も、気持ちに余裕ができました。子ども部屋は2人でずっと使っていくので、基本的に“ものは少なく”を心がけていて、服はここにかかる分だけ。おばあちゃんが服を買ってくれるので、私はできるだけ買わないように。いただきものも捨てられなくなるので、もらった時点で厳選するようにしています」そんな子どもたちのお気に入りの服を洗う洗剤には、特に洗浄力にこだわりたいと話す宇高さん。「家族みんな同じ洗剤を使いますし、保育園に通う娘は特に、砂遊びをするので汚れものが多いんです。洗剤もこだわって使っているつもりでしたが、柔軟剤はパッケージの見た目で選んだりしていて、使い心地で、これというものには出合えていなかったのかもしれません。今回ヤシノミ洗濯洗剤を使ってみて、安心な処方がされているのに、汚れ落ちも十分感じられるし、洗い上がりがさっぱりする感じがして、すごく気持ちがよかったです」 ■心の余裕を作るための収納宇高さんの平日は、朝8時に子どもたちを見送り、夕方6時までは仕事。洗濯などの家事は、夜にまとめてしているそう。片づけと食事の準備は、子どもたちの仕事。「なんでも自分でできるように」が宇高さん流です。「忙しいときに、いちいち呼ばれるとイライラしてしまいます。できるだけ子どもが自分でできるようにすると、私の心に余裕ができるんです。私も笑顔でいたいから、子どもが自分でできるような収納の仕組みを作って、自分も楽にしているんです。それに子どもができることが増えると、みんなが楽しく過ごせると思います」家事を一人で抱え込まず、みんなで分担することで、心の余裕をつくることが、宇高さんが笑顔でいられる秘訣。「仕事でも、依頼してくださる方の8割以上がワーキングマザー。忙しいから片づかなくて、イライラしてしまうという方が多いんです。収納の仕組みが整うと、気持ちが良いというのもありますが、時短にもなり、子どもが自分でできるようにもなる。インテリア好きの方の多くがこだわりたいから、ママ目線で考えてしまって、子どもの意見をないがしろにしがち。すべてを尊重するのは難しいから、自分のなかで優先順位をつけるといいですね。デザイン重視のときもあれば、使い勝手が重視のことも、子どもの意見が最優先のときもある。全部が大人、全部が子どもではなく、妥協点がわかった上で選ぶと、納得のいくものを選べて失敗もなくなりますよ」<後編>では、宇高さんが、子どもたちと家族のために、ひとつひとつ納得して選んだアイテムと、収納ルールをさらにご紹介します。 取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2016年09月27日エディターであり古書店&ギャラリーを営みながら、1歳半の男の子を育てている赤木真弓さん。 <前編>赤木さんの「やさしさのヒミツ」 に続いて<後編>では、息子の温くんのために愛をこめて選んだという、こだわりの「子育てアイテム」をご紹介します。赤木真弓さん / 息子さん:温(おん)くん(1歳半)ライター、編集者。横浜のショップ「greenpoint books & things」店主。旅好きユニット「auk(オーク)」としても、雑誌の記事や本作りを行っている。著書に『ラトビア、リトアニア、エストニアに伝わる温かな手仕事』(誠文堂新光社)、共著に『ブルックリン・ネイバーフッド』、『オランダ・ショート・トリップ』(ともにスペースシャワーネットワーク)ほか。 やさしいママのモノ選び:手づくりや、素朴で安心素材のおもちゃを選ぶ赤木さん夫婦のお部屋にいると、なぜかついついリラックスしてしまいます。足場板を使ったフローリング、ヴィンテージの家具、蚤の市で見つけた置物など、ひとつひとつに二人の“好き”が感じられるからでしょうか。「新品より、味のあるものが好きなんです。アーティストの友人が作った手作りのモノや絵画など、ここにあるのは趣味で選んだものばかり。子どもができてからは、おもちゃも増えましたが、やっぱり手作りのものを与えて、その感覚を伝えたいと思うんです」赤木さんが子どものために作ったというお手玉は、あずきを布で包んだオリジナルのもの。手にした時の感触も、心地よいおもちゃです。「木の積み木は友人からの贈り物。minä perhonenのデザインで、色使いが気に入っています。積み木は子どもの脳の刺激にもよいと言われていますが、ナチュラルな素材ややさしい色彩の感触は、子どもの五感にもよい刺激になるのではと思います。いつか、子どもがもう少し大きくなったら、一緒に美術館にいって、いい刺激をたくさん吸収して欲しいんです」 やさしいママのモノ選び:「せいろとホーローバット」でつくるシンプルなおやつとごはん温くんのご飯は、野菜中心のヘルシーごはん。「せいろを使って、ごはんも野菜も全部蒸して作ります。おかゆもすべて一緒に作れるので、せいろは重宝しています。蒸した野菜は軽く塩をふってオリーブオイルをかけるだけ」 野菜好きの温くんは、お皿一杯の野菜も、ぱくぱく平らげてしまいます。お菓子も、できる限り手作りにしたいと心がけているそう。「最近、よく作るのはホーローバットを使った簡単デザート。バターを使わずに作るホーローバットのショートブレッドなどは、子どもも大好きです。味付けはきび糖と塩だけのシンプルなものですが、全粒粉を使っているので噛みごたえもあります。他にプリン、アイスなど、ホーローバットで簡単に作れるんです」赤木さんが食べ物にこだわるには理由があります。「子どもの健康を考えたら、やっぱりカラダにやさしい食べ物を手作りするのが一番。味覚は子どものうちに育つといいます。工夫次第で簡単に作れますから、仕事しながらでも手作りご飯にはこだわっています」 やさしいママのモノ選び:使うほど好きになる、自然派の「ヤシノミ洗剤」シリーズお子さんの五感を大切にしたり、肌にやさしい自然素材を選んだりと、「やさしさ」にこだわってモノ選びをしている赤木さんに、“人と地球にやさしい” 「ヤシノミ洗剤」シリーズ3点を体験してもらいました。「今まで、自然派洗剤ってあまりきれいに落ちないんじゃないかと心配していましたが、ヤシノミ洗剤は泡立ちがよく、食器もきれいに洗浄できますね。片手でワンプッシュで使えるのも、使いやすいです。キッチンに置いても絵になるボトルデザイン。コレだったら継続して使いたいなと思いますね」子どもたちの集う本屋さんを夢見て「子どもと一緒に過ごすことで、仕事の価値観も変わってきました」という赤木さん。これまでは自分の好みで、本も、雑貨も選んできたけれど、子どもができてからは、「子どもに喜んでもらえるもの」というものの見方をするようになったそう。「子どもがもう少し大きくなったら、私のお店、greenpoint books & thingsも変わっていくと思います。近所の人たちが集う商店街にある本屋ですから、いつか子どもたちが学校帰りに『ただいま』『遊びに来たよ』と立ち寄ってお店にくるようになったら、嬉しいですね。子どものうちにいろんな本を見て、刺激を受けて、視野を広げてくれるようになって欲しいと願っています」取材/文:東ミチヨ 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2016年08月30日「やさしいママのヒミツ」第一回目は、エディターであり古書店&ギャラリーを営みながら、1歳半の男の子を育てている赤木真弓さんです。赤木真弓さん / 息子さん:温(おん)くん(1歳半)ライター、編集者。横浜のショップ「greenpoint books & things」店主。旅好きユニット「auk(オーク)」としても、雑誌の記事や本作りを行っている。著書に『ラトビア、リトアニア、エストニアに伝わる温かな手仕事』(誠文堂新光社)、共著に『ブルックリン・ネイバーフッド』、『オランダ・ショート・トリップ』(ともにスペースシャワーネットワーク)ほか。 悩みながらもたどり着いた自分らしい子育て、愛を込めて選んだわが子のための厳選アイテムとは? <前編>では、赤木さんの「やさしさのヒミツ」に迫ります。■「絵本」がつなぐ、ママと子どもの大切な時間ひだまりで、ほっこり。子どもと一緒に絵本を読みながら過ごす赤木さん。使い古されたテーブルや、木の温もりがやさしい家具、雑貨など、まるで外国のカフェみたいな和み空間は、書店オーナーの赤木さんならでは。「子どもの頃から本が好きでした。いつか自分の店を持ちたいと思っていましたが、ご縁があり、今は横浜の商店街でギャラリーを併設した書店を営んでいます」昔ながらのお店が今も立ち並ぶ商店街、山元町商店街で、国内外の古書と雑貨を扱うお店「greenpoint books & things」を経営する赤木さん。パリの古本屋さんみたいなお店の感性は、お家のインテリアやキッチンにも生かされています。■おやすみ前の「絵本遊び」で、仕事の疲れも癒される「子どもが生まれる前から、絵本が好きだったんです。絵本ならではの独特の色彩感覚や、シンプルな物語は、眺めているだけでも楽しいですよね。でも子どもが生まれてからは、『どんな本だったら喜んでくれるかな?』と選ぶ基準が変わりました。息子は、気に入った本があると、自分から『ママ、読んで』と言わんばかりにカゴから絵本を持ってきてリクエストするんです。まだ文字は読めない年齢ですが、そのときどきに好きな本があるみたいで」うちの猫、どれ? の問いに大はしゃぎしながら、絵本の猫を指さす1歳半の温(おん)くん。猫の絵本はお気に入りのひとつです。「お風呂上がりの、お休み前のちょっとした時間が絵本タイムなんですが、それは息子とコミュニケーションを楽しむ大切な時間。仕事の疲れも癒されます」そんな温くんとの大切な時間に寄り添うのが、やさしい肌触りのベビー服やタオル。「子どもの洋服やタオルに限らず、家族のお洗濯にはできるだけ肌にやさしい洗剤を使いたいと思っていたんです。だから、植物性で余計なものが入っていないヤシノミの洗濯用洗剤と柔軟剤は、発売された時から気になっていました。洗濯用洗剤は、一般的な洗剤となんら遜色ない洗浄力で不満はありませんし、特に気にいったのは柔軟剤です」「ヤシノミ柔軟剤でふっくら仕上げたベビー服やタオルは、無香料でナチュラルな感触が心地よく感じられます。うちには息子のほかに猫もいますので、香料のない柔軟剤をずっと探していたんです。今までの柔軟剤は、香りが強いものばかりで、子どもの洗濯には使えませんでしたから。これは余計な添加物が入っていないので、子どもの肌に触れても安心ですね。子どもにも動物にもやさしい点が、気に入っています」 ■自分の時間を作ると、子どもにやさしくなれる仕事をしながら子育てする赤木さんにとって、温くんと一緒に過ごす時間は、大切な時間。朝8時半に保育園に送り出したあと、9時から4時まで家事、仕事をこなし、夜の5時から8時半までは子どもの時間。一緒にご飯をたべたり、お風呂に入ったり、遊んだり。「以前は子育てに一生懸命になって、子どもとずっと一緒に過ごしていましたが、保育園に預けるようになってから、私自身、変わりました。いくらかわいい子どもとはいえ、ずっと一緒にいると、イライラしたり、疲れたりってありますよね。でも少し離れることで、愛おしい存在に思えて、少々のわがままも受け入れてあげようという心の余裕が生まれました。だっこしたり、愛情を注げるのも今のうちですしね」自分の時間をつくることで、子どもにもやさしくなれる。それが赤木さん流のやさしいママの秘密。「仕事をしたり、映画を見たり、友人とお茶したり。そういう何気ない自分の時間が、心の余裕となって、子育ても変わるということに気づきました」 ■「本」から学ぶ、 “都合のいい” 子育てそんな心の余裕を学んだのも、本から。「いくつもの育児本を読みましたが、本が言ってることはそれぞれ。だから自分にとって都合の良さそうなものだけを選んで、参考にしました」赤木さんが最近よく読んでいる本は、次の4冊。『子どもはみんな問題児』(新潮社)ぐりとぐらの作者、中川李枝子さんの書いた本。「そうか、子どもってみんなこうなんだ!」とおおらかな気持ちになれる本です。『毎日続くお母さん仕事』(後藤由紀子著/SBクリエイティブ)「静岡県・沼津市で雑貨店『hal』を営む、後藤さん流の家事や子育て術。まだ仕事と子育ての両立が上手くいかない私にとって、無理せず、頑張りすぎないという姿勢がとても参考になります。小学6年生まで抱っこして、愛情を注いでいたというエピソードは、私も真似したいと思います」ほかにも『チョッちゃんはもうじき100歳』(黒柳朝、黒柳徹子 著 / 主婦と生活社)、『子どもと一緒にスローに暮らすおかあさんの本』(藤田ゆみ 著 / アノニマスタジオ)などもおススメだそう。子育てに決まりはなく十人十色、自分らしいやり方を試行錯誤しながら楽しむ心の余裕があれば、働くママもいきいき暮らせそうですね。<後編>では、赤木さんが温くんのために愛をこめて選んだ「子育てアイテム」をご紹介します。 ※今回ご紹介した書籍・ 『ねこ ねこ こねこ』 ・ 『こねこのぴっち』 ・ 『ねこが いっぱい』 ・ 『子どもはみんな問題児』 ・ 『毎日続くお母さん仕事』 ・ 『チョッちゃんはもうじき100歳』 ・ 『子どもと一緒にスローに暮らすおかあさんの本』 取材/文:東ミチヨ 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2016年08月29日サラヤ株式会社サラヤ株式会社では、スカルプエイジングヘアケアシリーズ「cocopalm(ココパーム)」を2月3日(火)より、リニューアル発売中だ。ココパームは、南洋植物エキス・オイルを使用し、頭皮ケアを重視したヘアケア商品。頭皮ケアにより、ハリ・コシ・ツヤのある”髪づくり”を目指す。スカルプケア美しい髪づくりのために必要なのは「スカルプ(頭皮)ケア」。頭皮のトラブルは、髪のトラブルに直結すると考えられ、昨今、この「スカルプケア」への注目度は上昇中だ。「ココパーム」は今回のリニューアルで「ホットクレンジングジェル」をラインナップ。週に1,2回、シャンプー前に毛穴のつまりなどを取り除く効果がある。南洋植物エキスとオイル使用しているのは南洋植物エキスとオイル。自然派・無添加で頭皮をケア。今回のリニューアルで、この植物由来のエキス・オイルを見直し、20種類に増やした。「ホットクレンジングジェル」以外にも、「ナチュラルシャンプー」はアミノ酸系に変更。ココナッツ由来で、ノンシリコン処方。「ナチュラルトリートメント」とは浸透補修成分をアップ。髪に不足した栄養を補給する。(画像はプレスリリースより)【参考】・頭皮ケアから美しい髪づくりを目指す「cocopalm(ココパーム)」 ヘアケアシリーズ2月3日リニューアル発売
2015年02月05日サラヤ株式会社サラヤ株式会社は「ラクトフェリンラボ」をリニューアル発売。「ラクトフェリンラボ」は機能性タンパク質「ラクトフェリン」を配合したエイジングケア化粧品。サラヤ株式会社では、医療品メーカーとして、「ラクトフェリン」がもつ肌への働きに注目し、エイジングケア効果を解明、「ラクトフェリンラボ」を発売するに至った。ラクトフェリンラボ「ラクトフェリンラボ」は「ラクトフェリン」を高濃度に配合しているだけでなく、独自の浸透カプセル技術を用い、アミノ酸・セラミドなどを肌の奥深くまでとどける。また、合成着色料、合成香料、パラベン、アルコール、石油由来界面活性剤などは使用しない自然派だ。リニューアル内容今回のリニューアルにより、「オールインワン美容ジェル」と「導入ローション」に美容成分を6種類追加。さらにセラミド(4種)、アミノ酸(15種)、浸透型コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの配合比を200%にアップした。オールインワン美容ジェル「ラクトフェリンラボ」の主力製品である「オールインワン美容ジェル」は、5つのお手入れを同時におこなえる優れもの。化粧水・乳液・美容液・クリーム・パックの働きをもち、香りは天然精油100%、ダマスクローズを使用。(画像はプレスリリースより)【参考】・肌研究に基づく、エイジングケア化粧品『ラクトフェリンラボ』 リニューアル発売
2015年01月17日(ニュースリリースより)ビフィズス菌に注目したサプリメントサラヤの「サラビィ」を6月3日から、サラヤの公式通販で新発売する。創業以来、役に立つ感染の予防や、薬用のせっけんなどの開発、また自然の素材を利用した健康に関連する商品を作り出すことに努めてきたサラヤ株式会社が今回、免疫を強くする為に大事な腸の働きを整える「ビフィズス菌」に注目して生み出したサプリメントだ。パッケージは「ビフィズス菌」を強調した、ピンク系の明るいデザインとなっている。「ビフィズス菌」が簡単に摂取できる4つの特徴この「サラビィ」の4つの利点について、1つ目に、ビフィズス菌は、ふだんの食事では摂取が難しい。だがこの「サラビィ」は1日・2カプセルで60億個ものビフィズス菌を摂取することができる。また低カロリーなのでダイエットをしている人も、カロリーを気にかける必要がない。2つ目は、胃酸に弱く腸に長い時間とどまりにくい性質を持つビフィズス菌を、サラヤならではの「腸溶解性カプセル」にすることで、ビフィズス菌を保護して腸まで届けてくれる。3つ目は、胃や小腸で吸収されずに大腸に届く働きを持つ、ラクチュロース種のオリゴ糖が調合されていることで、ビフィズス菌の働きを高めてくれる。4つ目は、生体に高い適合性を持つ、人を由来とした、安全性が認められているビフィズス菌を使用していることだ。また毎日続けられるように、手頃な価格に設定してあるので、気軽に購入しやすい商品だ。健康の為に、腸は大事な体の器官なので、このサラビィのビフィズス菌で健康な腸を維持できるだろう。【参考リンク】サラヤ元の記事を読む
2013年06月03日1971年の発売以来、“手肌と地球にやさしい”洗剤として愛され続けている「ヤシノミ洗剤」。このたび誕生40周年を記念して、10月3日(月)より、数量限定・ハローキティオリジナルボトル発売記念キャンペーンを実施する。キャンペーン中、特設サイト上でヤシノミ洗剤のクイズに答えた方の中から、抽選で3名3組(計9名様)に、豪華“ハローキティルーム”が楽しめるダイワロイヤルホテルの宿泊券をプレゼント! さらに、ハローキティグッズ詰め合わせセットが40名様にプレゼントされる。『ハローキティ大好き!プレゼントキャンペーン』ヤシノミ洗剤が生まれた1971年当時は、石油系の洗剤が主流だった時代。しかし、ヤシノミ洗剤は発売当初から植物性の洗浄成分を採用し、無香料・無着色、洗った後の排水も微生物によって生分解されるという、手肌にも地球にもやさしいエコロジー洗剤としてのコンセプトを貫いてきた。今回のキャンペーン商品の売上は、1%が東日本大震災の「あしなが奨学金(※1)」に、もう1%が「ボルネオ保全トラスト(※2)」に寄付されるそう。今日の汚れを、あしたの未来に残さない“ヤシノミスタイル”を、あなたもこの機会に始めてみては?(※1)「あしなが奨学金」・・・あしなが奨学金を運営するあしなが育英会は、遺児高校生・大学生たちの活動で誕生した民間非営利団体です。(※2)「ボルネオ保全トラスト」・・・マレーシア・サバ州政府から認められた環境保全団体で、失われた熱帯雨林だった土地を買い戻し、野生生物が行き来できる「緑の回廊計画」を回復させる活動をしています。誕生40周年 ヤシノミ洗剤『ハローキティ大好き!プレゼントキャンペーン』クイズに答えていただいた方の中から、抽選でプレゼント。【A賞】ダイワロイヤルホテルズ『ハローキティルーム』 3名3組【B賞】『ハローキティグッズ詰め合わせセット』 40名様実施期間:2011年10月3日(月)~2012年1月28日(土)ご応募はこちらから>> モバイルのご応募はこちらから取材/おうちスタイル編集部
2011年10月04日漢方として古来から愛用されてきた、ウリ科の果実「羅漢果(ラカンカ)」。その羅漢果から抽出した“高純度エキス”と、ワインなどに含まれる天然の甘味成分“エリスリトール”でできた自然派甘味料が「ラカントS」。従来の「顆粒タイプ」加えて、この度、ラカントSの「液状タイプ」が新しく発売された。 「ラカントS」は加熱しても甘味は変わらないため、加熱料理にもオススメだ。砂糖と同じ甘さなので、面倒な重量換算などは不要。今まで使っていた砂糖を「ラカントS 液状」に置き換えるだけで、簡単にカロリーダウンができる。では「ラカントS 液状」を使った、これから寒くなる季節にオススメのレシピ『豆腐と豆乳のしょうがシロップ』をご紹介しよう。 【レシピはこちら】 ラカント使用時のカロリーは88 kcalで、砂糖使用時のカロリー134 kcalよりも46kcalダウンできる。新発売の「ラカントS」は液状タイプだから溶けやすく、冷たい料理や飲みもの、子供たちが大好きなお菓子作りにも最適。和え物や酢の物といった、和食にも合いやすく、幅広いレパートリーに対応してくれ、なおかつゼロカロリーがとても嬉しいところだ。【「顆粒タイプ」と「液状タイプ」の具体的な使い分け方】さんまの蒲焼や豚の生姜焼きなどの焼き物や、肉じゃが、魚の煮付け、豚の角煮などの煮ものには焙煎した羅漢果エキスを配合し、料理にコクと旨みを加える「顆粒タイプ」がオススメ。寿司、胡麻和え、白和えなどの和えものや、マリネや甘酢漬けなどの漬け物系、ヨーグルト、トースト、ホットケーキ、ドレッシングなどには、溶け残りの心配がなく、料理の味と色を引き立てる、プレーンな味と色の「液状タイプ」がオススメだ。 顆粒・液状と様々な料理で使い分けができ、なおかつカロリーゼロだから、健康にもよい。大人から子供まで幅広い世代の健康を考え、安心して使える1品となっている。お問い合わせ: サラヤ株式会社(家庭用製品) 取材/おうちスタイル編集部
2011年09月16日