シアーシャ・ローナンとポール・メスカルを主演に迎えた、『LION/ライオン25年目のただいま』のガース・デイヴィス監督が贈るAmazon Original Movie『もっと遠くへ行こう。』が、2024年1月5日(金)より240を超える国と地域のPrime Videoにて独占配信開始されることになった。本作は、2065年の近未来の世界を舞台に、結婚とアイデンティティについて描いた心を揺さぶる作品。ヘン(シアーシャ・ローナン)とジュニア(ポール・メスカル)の夫婦は、ジュニアの家系が代々受け継いできた人里離れた土地で静かに農業を営んでいたが、招かれざる見知らぬ男(アーロン・ピエール)が驚くべき提案を携えて彼らの前に現れたとき、彼らの静かな生活は一変する。見知らぬ男は、「平凡な生活を望むのか、何か特別なものを望まないのか」と語り、ジュニアが宇宙への移住要員候補に選ばれたことを告げる。ジュニアは「飛行機にすら乗ったことがない」と一笑に付すが、さらに驚くべきことに、この提案は夫のジュニアのみに出されたもので、しかもジュニアが宇宙にいる間はジュニアの“代わり”を家に置くというものだった――。新しい世界での生活、夫婦の関係、そして個人のアイデンティティについて考えさせられるこのSFスリラードラマである本作は、魅惑的な映像と人類(そして人工人類)の本質に関する探究であり、遠くない未来に一筋の光を投げかける映画となっている。妻ヘン役には『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などでアカデミー賞4度(主演女優賞3度、助演女優賞1度)ノミネートを誇るシアーシャ・ローナン。夫ジュニア役に『aftersun/アフターサン』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたポール・メスカル。ジュニアに驚くべき提案をする見知らぬ男テランス役にAmazon Originalドラマ「地下鉄道~自由への旅路~」のアーロン・ピエールが集結。原作者は、デビュー小説「もう終わりにしよう。」がチャーリー・カウフマン監督で映画化されたベストセラー作家イアン・リードで、2作目の小説となる本作の映画化では脚本・製作総指揮も兼務。監督・製作・脚本は『LION/ライオン25年目のただいま』のガース・デイヴィス。プロデューサーには『英国王のスピーチ』でアカデミー賞作品賞を受賞し、『LION/ライオン』『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でもアカデミー賞作品賞にノミネートされたイアン・カニング&エミール・シャーマン。デイヴィス監督は本作に関して、「この映画は物語がどこに向かっていくのか本当に分からないミステリーになっている。あなたが物語を追っているつもりで観ていても、実は本当の物語は全く違うものになっているのです」とコメントしている。『もっと遠くへ行こう。』は2024年1月5日(金)よりPrime Videoにて独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2023年11月21日『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のシアーシャ・ローナンの次回作が、『Bad Apples(原題)』に決定した。原作はスウェーデンのラスムス・アンデルソンのデビュー小説「De Oönskade」。監督はスウェーデン出身のジョナタン・エツラーで、今作が英語映画の長編デビュー作となる。今作のジャンルは「スリラー要素のある風刺が効いたコメディ」で、シアーシャが演じるのは主人公の小学校教師マリア。10歳の生徒のクラスを受け持つマリアは、日々生徒たちに刺激や意欲を吹き込もうと奮闘していた。しかし、ある一人の生徒エリックの暴力的で無秩序な行動によりそれができなくなり、マリアは誤った選択をしてしまう。思いがけず、エリックを自宅に閉じ込めることになってしまったマリア。どうにか引き返したいと思うも、エリックの不在にスタッフや保護者達が大喜びしていることから、マリアはとんでもない窮地に立たされていることを実感し…。撮影は2024年春にイギリスで開始予定だという。(賀来比呂美)
2023年11月06日『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンが、UK版「Harper's Bazaar」誌のインタビューページに登場。コメディ作品に出演したいという願望を語った。大好きなコメディは『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』、シットコム「となりのサインフェルド」「ラリーのミッドライフ★クライシス」だという。「なにか現代的でおもしろいことをしたいと思っているんです」とシアーシャ。「でも、コメディをうまくやるにはスキルも音楽的な才能も必要なんですよね。年を取るにつれて挑戦しようかなという気になってきたし、自信もついてきたけれと、まだそういうスキルがあるとは必ずしも思えません」と語っている。シアーシャは『つぐない』で助演女優賞、『ブルックリン』『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で主演女優賞とアカデミー賞に4回ノミネートされた経験を持つ演技派。シアーシャのコメディ出演の意欲を知った映画ファンは「『ウエスト・エンド殺人事件』でのコミカルな巡査役がとてもよかった。だからシアーシャのコメディ、観たい!」「いますぐグレタ(・ガーウィグ監督)に電話して!」「シアーシャが『ブライズメイズ』みたいな映画に出てくれたら絶対に観る」と期待を寄せている。(賀来比呂美)
2023年09月11日シアーシャ・ローナン(『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)、ポール・メスカル(『aftersun/アフターサン』)主演『Foe(原題)』の予告編が公開された。今作はイアン・リードの同名小説(邦題:もっと遠くへ行こう。)を原作として、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』のガース・デイヴィス監督が映画化。脚本はリードとデイヴィスが共同執筆している。舞台は2065年の近未来。人里離れた農場で静かに暮らしている夫婦のヘン(シアーシャ)とジュニア(ポール)は、ある日訪ねてきた見知らぬ男(アーロン・ピエール)によってその関係が一変することになる。ある驚くべき提案を夫婦に持ちかけた男は、「平凡な人生を生きたいか?それともなにか特別なもの、ユニークなものの一部になりたくないか?」と2人に問う。しかし、その提案は夫婦にではなく、ジュニアだけへのものだった。男はジュニアが提案を受け入れた場合、ヘンを一人にしないように「代わりを用意する」というが、ジュニアは「妻と一緒に暮らすロボットなんていらない!」と拒否し…。映画ファンは「映画化されるなんて知らなかったけれど、数か月前に原作を読んでおいて本当によかった!大好きな2人が出演するなんて楽しみで仕方ない」「アイルランドが誇る最高の俳優2人だよ!」「なにがあっても観る」と期待を寄せている。『Foe』は10月6日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年08月25日『グランド・ブダペスト・ホテル』のサーチライト・ピクチャーズが贈る新たなミステリー『ウエスト・エンド殺人事件』のデジタル配信が12月21日(水)より開始。サム・ロックウェルとシアーシャ・ローナンがコンビを組んで捜査する予告編とキービジュアルが公開された。“ミステリーの女王”アガサ・クリスティの名作を、新たな角度からコミカルに映画化。舞台は1950年代、霧深きロンドンの演劇街ウエスト・エンド。人気舞台であるアガサ・クリスティの戯曲「ねずみとり」の映画化が進む中、突然スタッフが殺害される。駆けつけたのは、人生にくたびれたストッパード警部(サム・ロックウェル)に、熱血が過ぎる新人警官のストーカー巡査(シアーシャ・ローナン)。豪華で怪しげな演劇の世界で起こるミステリーに巻き込まれていく凸凹コンビ。次々と明らかになる華やかな世界の“表”と“裏”、浮かび上がる個性的な容疑者たち…複雑に絡み合う事件の犯人はいったい誰なのか!?『ジョジョ・ラビット』のサム・ロックウェルと『グランド・ブダペスト・ホテル』のシアーシャ・ローナンが、ミステリー界の新たなバディに!ついクスっと笑ってしまう痛快でテンポの良い2人の掛け合いは必見だ。さらに、脇を固めるキャストにはエイドリアン・ブロディ、ルース・ウィルソン、ハリス・ディキンソン、デヴィッド・オイェロウォら名優たちが参加、怪しい名演からも目が離せない珠玉のミステリーエンターテインメントが配信で楽しめる。『ウエスト・エンド殺人事件』はデジタル配信中(購入/レンタル)。(text:cinemacafe.net)
2022年12月21日グレタ・ガーウィグがメガホンを取る実写版『バービー』のキャストに、デュア・リパが加わった。「The Sun」紙が報じた。今年公開予定の『Argylle』(原題)で俳優デビューを果たすデュア。同作での演技はハリウッドですでに高い評価を受けているといい、2本目の出演作もマーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、ウィル・フェレルといった大物たちが集結する『バービー』に決まった。同紙によると、『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でガーウィグ監督とタッグを組んだシアーシャ・ローナンも出演するという。さらに、「ニューヨーク・タイムズ」の記者カイル・ブキャナンが『バービー』のユニークな内容をツイッターで発信。「カンヌ国際映画祭で、『バービー』のおもしろいうわさを聞きました。その1つは、ケン役はライアン・ゴズリングだけじゃないということです。シム・リウとンクーティ・ガトワもケンを演じるのだそうです。同様に、バービー役はマーゴット・ロビーだけではなく、イッサ・レイとハリ・ネフも別のバービーを演じるんだそう」。映画ファンのツイッターでの反応は「『バービー/マルチバース・オブ・マッドネス』じゃないか!」「最高におもしろそう」「ちょっと笑っちゃった」「情報が多すぎてもう…明日公開してくれ!」など、期待が一層高まったようだ。(Hiromi Kaku)
2022年05月19日シアーシャ・ローナンが『The Outrun』に主演することになった。エグゼクティブ・プロデューサーも兼任する。原作は7年ほど前に出版された回顧録。主人公は、依存症更生施設を出て久々に故郷に戻る若い女性。子供の頃の思い出に直面しながら、彼女は回復への道を探っていく。監督は『消えない罪』のノラ・フィングシャイト。ローナンの最近作はウェス・アンダーソン監督の『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イブニング・サン別冊』。次回作はサーチライト・ピクチャーズが製作配給する『See How They Run』。文=猿渡由紀
2022年02月01日スコットランド出身のジャーナリスト・作家のエイミー・リプトロットの回想録「The Outrun」が映画化されることになり、シアーシャ・ローナンが主演・製作を務めることが分かった。「Variety」誌が報じた。「The Outrun」は、リプトロットが自身のアルコール&ドラッグ依存症を克服した過程をつづった回想録で、2016年にウェインライト賞、2017年にPEN/アッカーリー賞を受賞。10か国語以上に翻訳され、UKでは11万部以上を売り上げた作品。映画版は『消えない罪』のノラ・フィングシャイトが監督を務め、脚本をリプトロットと共同執筆する。シアーシャが演じるのは、アルコール&ドラッグ依存症の治療のためのリハビリ施設から退所したばかりの主人公のロナ。10年以上ぶりにロンドンを離れ、故郷のスコットランド・オークニー諸島へと戻る。子どもの頃に過ごした大自然の中で、ロナの依存症との闘いは続いていく。これまで『つぐない』でアカデミー助演女優賞、『ブルックリン』『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でアカデミー主演女優賞と、アカデミー賞に4度のノミネート経験があるシアーシャ。ファンは「ついにアカデミー主演女優賞を獲るときが来た」と期待を寄せているようだ。(Hiromi Kaku)
2022年02月01日ケイト・ウィンスレット×シアーシャ・ローナンの豪華共演と、『ゴッズ・オウン・カントリー』フランシス・リー監督とのタッグで話題の『アンモナイトの目覚め』。この度、細部にまでこだわった美術&衣装の雰囲気が伝わる、フィルムで撮影されたメイキング写真がシネマカフェに到着した。今回到着したのは、フィルムで撮影され、細部に至るまでこだわったプロダクションデザインや衣装に手を尽くされた本作のメイキングカット10点。これらのメイキングを撮影したのは、イギリスでフォトグラファーとして活躍するAgatha A. Nitecka。アンドリュー・ヘイ監督の『さざなみ』やリー監督の前作『ゴッズ・オウン・カントリー』でもスチール撮影を担当した。デジタルが主流の時代に35mmフィルムにこだわり撮影を続けているAgathaだが、19世紀が舞台となるクラシックな美術と衣装が美しい本作と相性抜群。また、本年度・第74回英国アカデミー賞(BAFTA)で衣装デザイン賞にノミネートを果たしている本作。衣装デザインを務めたのは『ある公爵夫人の生涯』でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した経験を持つマイケル・オコナー。『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』『シェイクスピアの庭』など、歴史劇な衣装のスペシャリストでもある。亡くなった父親から譲り受けたらしいメアリー(ケイト・ウィンスレット)のシャツや、物語の展開に合わせ、漆黒から海辺の町ライム・レジスの海をイメージした色味に変わっていくシャーロット(シアーシャ・ローナン)のドレスなど、キャラクターの背景や感情に寄り添う衣装の細部にも注目だ。『アンモナイトの目覚め』は4月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンモナイトの目覚め 2021年4月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The British Film Institute, The British Broadcasting Corporation & Fossil Films Limited 2019
2021年04月11日ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンという超豪華女優の共演で話題の『アンモナイトの目覚め』から、2人の演技力が最大限に発揮された、台詞がなく目線や動きだけで感情を表現しなければならないシーンの映像が到着した。町医者からの招待で、音楽会に参加することになったメアリー(ケイト・ウィンスレット)とシャーロット(シアーシャ・ローナン)。部屋で身仕度をしているシャーロットの様子を見に来たメアリーだが、不意に目にした背中が大きくあいた下着姿に戸惑いを隠せない。目で合図を送り、着替えを手伝ってもらいたいと訴えるシャーロットに近づき、コルセットの紐を縛るメアリー。そのお礼にとシャーロットはメアリーの手首に香水をつける。普段は力仕事ばかりで、めかし込むことのないメアリーは不慣れな様子で、ぎこちない笑顔を浮かべる。そこへ母親の呼ぶ声が響き渡り、メアリーは部屋を去り、少し残念そうなシャーロットが1人取り残される――。メアリーの戸惑いとときめき、そしてシャーロットの心の変化も、一切の台詞なしで表現されたこのシーン。たった1分程度の1シーンだが、表情と動きの演技によって観客は2人の心になにかが芽生え始めているということを知ることになる。フランシス・リー監督は、この実力派二大女優との仕事について、「本作の撮影は思い出深い瞬間がたくさんあった。その中でも深く感動し強く印象に残っているのが、ケイトとシアーシャの演技だ。2人はそれぞれの方法で役にのめり込み、身も心も別人になり切っていた」とふり返る。「2人の演技には真実と強く激しい感情が込められている。そして、私やお互いに最大限の敬意を払い、私の考えていることを形にしてくれた。驚くほど心が揺さぶられ、美しい関係を表現してくれた」と大絶賛を贈る。さらに、「本作はキャラクター主体で非常にのめり込みやすい。観客は彼女たちと一緒に物語を体験しながら、画面から生の感情を感じることになる。そして最後には希望を感じてもらいたい。人は人との出会いでこんなにも変われるんだとね」と、2人の演技を通して感情を共有できる作品となっていることをアピールする。また、ケイトは“静かにすること”が撮影中、最も難しかったことだったと語り、「メアリーは冷静沈着で感情を抑え込むタイプだけど、素の私は声が大きく活発で、動き回るタイプ。だからフランシス(・リー監督)は私を身体から変身させた」と言う。「シーンに合った体の動きエネルギーレベルを把握し私を静めてくれた。撮影中は1日のほとんどを動作、呼吸、発話のリズムを抑えて過ごした。意思疎通に焦点を当てたシーンだから、表情や視線のわずかな動きで感情を伝えなければならない。当時は異性間の恋愛しか認識されてなくて、同性間の関係や恋愛感情はひた隠しにされてきた。内に秘めた愛を表現するのが私にはとても難しかった」と明かし、監督の演出に助けられたと撮影をふり返る。言葉に頼らずとも、役者の演技と映像の力を存分に引き出し物語が展開されていく本作。動作、呼吸、発話のリズム、そしてエネルギー、全ての絶妙なコントロールの果てに2人の名演が生まれている。『アンモナイトの目覚め』は4月9日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンモナイトの目覚め 2021年4月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The British Film Institute, The British Broadcasting Corporation & Fossil Films Limited 2019
2021年04月07日ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンの共演が話題の『アンモナイトの目覚め』。これまでの歴史劇での“活発で聡明、自立した”女性のイメージから、本作で新たな魅力をみせているシアーシャが、今回初めて挑戦した役作りへの試みと、憧れのケイトと共演した感想を語った。シアーシャが新しい方法で挑んだ役作り26歳で、これまで4度もアカデミー賞にノミネートされた経験を持つシアーシャが本作で演じるのは、物静かで献身的な貴婦人シャーロット。夫に依存しながら生きてきた女性で、これまでシアーシャが演じてきた姿とはガラリとイメージの変わる役に挑戦している。シャーロットは、ケイト演じるメアリー・アニング同様に19世紀のイギリスに実在した人物。実際に2人が、古生物学者と地質学者の妻という立場で交友関係にあったことは記録が残っているが、フランシス・リー監督は斬新なアイディアと現代的な思考を織り交ぜ、新たに繊細なラブストーリーを生み出した。シアーシャは今回の役作りについて「シャーロットに成りきるために毎日メモをとるようにしました。普段そんなことはしないし、あまり得意ではないのですが、フランシス(・リー監督)に役の背景を作るよう強く説得されたから。シャーロットが生まれてからこの映画で描かれるまでに起こったであろう彼女の人生を自分で作り上げることによって、この役が自分に近いものになりました。撮影の初期の段階でこの役を身近に感じることができました」と、これまにないアプローチ方法を取り入れたと明かす。さらに撮影に入る3か月前より、役を身体に染み込ませるための特訓も受けたといい、「役作りのためにピアノの稽古を再開することができたのは嬉しかった。3ヶ月練習してクララ・シューマンの美しい曲を学ぶ機会に恵まれました。あとは編み物もずっと練習してたのですが、こっちはつまらなかった(笑)。でも実際に当時の女性たちも毎日編み物をさせられて、そう感じていたかもしれませんよね?やってみなければ分からないことだったから体験できてよかったのです」と、当時の女性になりきる“特訓”が役に立ったことをふり返る。「共演を知って嬉しかった」ケイト・ウィンスレットの存在また、今回相手役となったケイトとの共演については、「ケイトとの共演は大好き!彼女は素晴らしい人です。私は子供のころから彼女をスクリーンで見ながら育ってきたから、共演を知ってとても嬉しかった。ケイトの好きなところは、信じられないほど仕事への集中力があって、プロに徹しながら、誰にでも親切で優しいところ。そしてそれだけではなく、仕事のために何でも自ら率先して行うところ」と熱を込めて語るシアーシャ。「ある場面を撮影するためなら、進んでできる限り滑稽に見えるようにしたり、いいテイクのために長い間雨に打たれて寒い思いをしてずぶ濡れになったり、自分のしていることに心から打ち込んでいて、あらゆることに対して優れたユーモア感覚を持っています。彼女の仕事に対する姿勢は本当に素晴らしい。それに彼女は普通の生活を送って素敵な家族もいます。仕事と私生活のちょうどいいバランスを見つけているようで、それを上手に行動に表すことができる。彼女との共演は本当に最高でした」とふり返っている。そんなシアーシャについて、ケイトも「シアーシャとの共演は素晴らしい体験でした。私たちはとても相性が良かったんです。私とシアーシャでは役へのアプローチの仕方がまったく違ったのですが、それが劇中のメアリーとシャーロットのようで、彼女の奔放な演技にとても感化されました。彼女とは19歳の差がありますが、この年の差を役に持ち込めたのも良かったと思っています。俳優として毎回そうしているけれど、今回は特にお互いに支え合えた最高の関係を築く事ができました」とインタビューで称賛している。ケイトとシアーシャという映画ファンにはたまらない2大女優の初共演で、惹かれ合う役柄を演じた本作。2人で支え合い、構築した細部にまでわたる圧倒的な演技はもちろん、2人の愛の美しさも目に焼き付けてほしいところだ。『アンモナイトの目覚め』は4月9日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンモナイトの目覚め 2021年4月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The British Film Institute, The British Broadcasting Corporation & Fossil Films Limited 2019
2021年03月21日アカデミー賞の常連である名優、ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンを主演に迎えた『アンモナイトの目覚め』。長編デビュー作『ゴッズ・オウン・カントリー』でその繊細な手腕を高く評価されたフランシス・リーの世界観に触れる11点の場面写真が一挙に解禁となった。舞台は1840年代、イギリス南西部の海辺の町を舞台に、歴史に隠された実在の古生物学者メアリー・アニングにスポットライトを当て、新たな愛の物語を紡ぎ出す本作。男性優位の階級社会の中で、自力で生き抜こうとする労働者階級のメアリー(ケイト・ウィンスレット)と、高級ドレスを身にまとい裕福な生活を送るシャーロット(シアーシャ・ローナン)。それぞれの佇まいからキャラクターが際立つような2人の風格が漂い、この一見、正反対に見える2人が織りなしていくドラマに期待が高まる場面写真。気候の激しい沿岸部の町の荒涼とした風景に、クラシカルな装いとストイックな空気感が絵画のように美しいカットの数々となっている。『ゴッズ・オウン・カントリー』でも描かれていた、逃げ場のない狭い世界に生きる登場人物たちがお互いに情熱を高めていく姿と、寂寞感を同時に映し出していくリー監督の世界観に注目だ。『アンモナイトの目覚め』は4月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンモナイトの目覚め 2021年4月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The British Film Institute, The British Broadcasting Corporation & Fossil Films Limited 2019
2021年02月19日ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンが初共演、『ゴッズ・オウン・カントリー』フランシス・リー監督が描く『AMMONITE』が『アンモナイトの目覚め』として4月9日(金)より公開決定。ポスターと予告編が解禁された。2020年、第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選ばれ、第45回トロント国際映画祭で「ようやく観ることができる!」と観客の熱気が最高潮に高まり、賞賛を集めた話題作。注目のキャストには、映画界の中心的存在と称えられるアカデミー賞女優ケイト・ウィンスレットと、すでにアカデミー賞4度のノミネートを誇るシアーシャ・ローナンが初共演。大英博物館に展示されるほどの大発見をしながらも、女性であることから世に忘れられた古生物学者メアリーと、裕福な化石収集家の妻シャーロットという、ともに孤独を抱えた女性を演じる2人が織りなすラブストーリーと演技合戦に注目が集まっている。1840年代を舞台に、歴史に埋もれながらも自分を貫いた実在の古生物学者メアリーにスポットライトを当て物語を紡いだのは、長編デビュー作『ゴッズ・オウン・カントリー』でその繊細な手腕を高く評価されたフランシス・リー監督。本作は彼の長編2作目。ケイトとシアーシャという最高峰のキャスティング(全て監督の第1希望)であり、プロデューサーは『英国王のスピーチ』『SHAME -シェイム-』『LION/ライオン ~25年目のただいま~』のイアン・カニングが担当している。予告編では、大英博物館に自身が掘り出した化石が飾られながらも日が当たらない生活をおくるメアリーと、体が弱く夫に邪険にされるシャーロットの出会い、境遇の異なる2人が化石を通じて惹かれ合い変わっていく姿が美しい映像と叙情的な音楽にのせて語られる。メアリーとシャーロット、魂の奥でつながるような深い孤独と、誰かに自分の真価を見つけてほしいという切なる願いを持つ彼女たち。2020年の話題作『燃ゆる女の肖像』に続き、現代を生きる女性たちの道しるべともなり得る必見の1本となっている。『アンモナイトの目覚め』は4月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンモナイトの目覚め 2021年4月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The British Film Institute, The British Broadcasting Corporation & Fossil Films Limited 2019
2021年02月05日シアーシャ・ローナンが主演を務める殺人ミステリー映画(タイトル未定)に、エイドリアン・ブロディの出演が決定した。「The Hollywood Reporter」が報じた。今作の舞台は1950年代のロンドン劇場地区。ハリウッドのあるプロデューサーが、ウエスト・エンドの人気舞台を映画化しようと動く中、製作メンバー内で殺人事件が発生。物事を投げやりに考えがちの厭世的な警部補(サム・ロックウェル)とやる気みなぎる新人刑事(シアーシャ)が、犯人探しに奔走する。エイドリアンは、「ブラックリスト入りしているハリウッドの映画監督」を演じるという。また、役柄は不明だが、デヴィッド・オイェロウォの出演も決定している。キャストは、オスカーに4回ノミネートされたシアーシャ、アカデミー賞助演男優賞を受賞したサム、ゴールデングローブ賞に2回ノミネートされたデヴィッド、そして『戦場のピアニスト』でアカデミー主演男優賞を受賞したエイドリアンという名優ぞろい。製作は『スリー・ビルボード』『シェイプ・オブ・ウォーター』『ジョジョ・ラビット』と賞レースに絡んだ作品を生み出してきた「サーチライト・ピクチャーズ」が行う。監督は「ハンク-ちょっと特別なボクの日常-」のトム・ジョージ、脚本はNetflixドラマ「フレークド」のマーク・チャペル。(Hiromi Kaku)
2020年12月15日ケイト・ウィンスレット&シアーシャ・ローナン主演、フランシス・リー監督作『Ammonite』(原題)の新たな予告編が公開された。ケイトは実在の化石採集家メアリー・アニング、シアーシャはその恋人シャーロット・マーチソンを演じている。新しい予告編では、メアリーが何日もかけて崖の壁面から化石を掘り出すも地面に落として割ってしまうシーンや、化石が博物館に展示される際に発掘者の名前が男性に差し替えられてしまうというメアリーが“憂き目にあう”シーンが盛り込まれている。こうした出来事が続き、いら立っているメアリーの前にある男性が現れる。心身の調子が芳しくないという妻のシャーロットにとって化石採集の手伝いが療養の手助けになると言い、大金を積んでシャーロットを置いて行ってしまうのだ。メアリーとシャーロットは、最初は険悪だったが次第に打ち解けていく。オフショルダーのドレスを着たシャーロットから目が離せないメアリーや、シャーロットがメアリーに口づけするシーンなど、2人の間に恋愛感情が芽生えていく様子も描かれる。メアリーが映画のタイトルにもなっている「アンモナイト」と初めて呼ぶシーンも印象的。予告編を観たファンは「本当に2人にアカデミー賞を獲ってほしい」「この映画こそ私が待ち焦がれていたもの」と期待の声を上げている。(Hiromi Kaku)
2020年10月16日シアーシャ・ローナンをはじめとする人気俳優陣でロングセラー小説を映画化した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』がデジタルは先行配信中、ブルーレイ&DVDが10月14日(金)にリリースされる。この度、アカデミー賞を受賞した衣装に迫ったブルーレイ&DVD特典映像として収録される「モダンクラシックをつくる」の一部が特別公開された。ブルーレイ&DVDには、劇場では見られなかった豪華声優陣による日本語吹替版を収録。さらに、メイキング映像など作品をより深く楽しめる特典映像が収録されている本作。この度到着したのは、キャスト陣やグレタ・ガーウィグ監督が登場する「モダンクラシックをつくる」の一部。「モダンクラシックをつくる」は、ガーウィグ監督が本作を現代的に描くためにこだわった美術セットやロケーション、衣装などについて、キャスト、スタッフ、ガーウィグ監督らのインタビューで紹介される映像。今回その中から、アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した本作の衣装にまつわる秘密に迫る部分で、劇中でシアーシャ演じるジョーとティモシー演じるローリーが衣装を交換していることと、その意図が明かされている。「ジョーとローリーは服を交換している」と話すガーウィグ監督。幼なじみでいつもじゃれ合っている2人だが、「ジャクリーン(・デュラン/衣装デザイナー)は、いたるところで2人の衣装を交換している。服を入れ替え2人が一体であることを表している」という。さらに「ジョーが指輪を渡される時にローリーが着ているベストは、求婚シーンでジョーが着ている」とも明かす。また、「ジャクリーンは衣装によって役作りされるのをわかっている。ジャクリーンは役の性格を表すような服を作った」とメグ役のエマ・ワトソンや、エイミー役のフローレンス・ピューもジャクリーンが作りあげた衣装に絶賛を贈っている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年10月12日オスカー女優のケイト・ウィンスレットと、26歳にしてすでにオスカーに4回ノミネートされているシアーシャ・ローナンの演技派女優2人が初共演。同性カップルを演じる『Ammonite』(原題)の予告編が公開された。今作は、実在した化石採集者で古生物学者のメアリー・アニングをテーマに描いた作品。1840年代を舞台に、英仏海峡の崖で化石を発掘しているメアリーと、療養のため海沿いの街にやってきたロンドン出身の若き女性シャーロットが出会い、恋に落ちるというストーリー。ケイトがメアリー、シャーロットをシアーシャが演じている。監督・脚本は『ゴッズ・オウン・カントリー』のフランシス・リー。予告編ではメアリーとシャーロットの距離が次第に近づいていく様子や、キスシーン、シャーロットがメアリーに「あなたに出会う前の生活に戻りたくない!」と情熱的に主張するシーンなどが見られる。YouTubeのコメント欄には「この作品でついにケイトが2回目、シアーシャが初めてのオスカーを手にするに違いない」「予告だけで泣いた」「シアーシャは新しいディカプリオ」など、絶賛の声が寄せられている。『Ammonite』は11月13日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2020年08月26日グレタ・ガーウィグ監督×シアーシャ・ローナン主演『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の2作を、【グレタ・ガーウィグ映画祭】として1週間限定で連続上映することが決定した。6月12日(金)公開以降、本作には熱い口コミに後押しされリピーターが続出、公開7週目を迎えた7月26日(日)時点で累計動員239,085人、興収317,006,550円のロングランヒットを記録している『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。この度、その大ヒット御礼企画として【グレタ・ガーウィグ映画祭】を開催。監督・脚本を務めた『レディ・バード』とともに、8月4日の彼女の誕生日を記念し、7月31日(金)~8月6日(木)までTOHOシネマズ 日比谷とTOHOシネマズ 梅田にて1週間限定で連続上映される。この両作品とも、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、26歳にしてすでに4度オスカー候補の経験をもつ若き名女優シアーシャ・ローナンと、『君の名前で僕を呼んで』で同主演男優賞候補となり、現在上映中の『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』でもひときわ存在感を放つティモシー・シャラメの共演作。ともに1人の少女の自立と成長がメインテーマだが、『レディ・バード』では初体験の相手カイル、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』ではジョーの鏡のような存在である幼なじみのローリーと、ティモシー演じる男性キャラクターが主人公の運命を大きく変えていく存在となっている。グレタ監督の手にかかると、その結末は従来の青春ラブストーリーとはひと味もふた味も違う。グレタがその才能に惚れ込み、いまや“シアシャラ”として絶賛される2人の2作品を堪能できる機会となっている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レディ・バード 2018年6月1日より全国にて公開© Universal Picturesストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年07月27日シアーシャ・ローナンら豪華キャストを迎えた、『レディ・バード』グレタ・ガーウィグ監督の最新作『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。コロナ禍、全国の劇場再開後に公開された新作映画として初登場No.1を獲得してからも、女性を中心とした熱い口コミに後押しされリピーターが続出。SNSの声からその理由が見えてきた。レディースデイと映画の日を迎えた今週7月1日(水)の動員数は7,933人で、公開4週目にして驚異の前日比183%を記録。累計動員17万4,665人、興収2億2831万6,780円を記録し、動員20万人突破目前の大ヒットとなっている。その好調な成績に寄与する熱い口コミの中で多く見られるのが、“朝ドラ”と本作に共通点があるという呟き。孤独や葛藤を抱えながらも作家になる夢を追いかける主人公ジョー(シアーシャ・ローナン)の前向きな姿や、個性の全く異なる4姉妹それぞれの生き方を肯定し、輝やかしく魅せている点が、NHK連続テレビ小説、いわゆる“朝ドラ”のヒロインたちの成長物語を想起させるという。「朝ドラを見終わった様な感覚」「朝ドラ3クール分くらいの密度」など“鑑賞感が重なる”という声がTwitterなどのSNSで急増。また、「原作(若草物語)は未読なんだけどNHKの朝ドラかってくらい爽やかで王道かつ優しく可愛い物語」「四人姉妹の泣き笑い怒り悲しみ、1つ1つがキラキラ耀いて朝ドラを思わせる温かさ」「朝ドラ『カーネーション』を彷彿とさせます。古い?いいえ、現代に生きるわたしたちの物語」など、朝ドラのヒロインに重ね合わせた感動の声が続出。グレタ監督自身をも魅了した全世界の女性のバイブル的存在から、いまや日本の国民的映画となりつつあるようだ。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年07月02日シアーシャ・ローナン主演、エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、ティモシー・シャラメなど豪華キャスト共演による『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が6月12日(金)に公開され、全国劇場再開後の新作として堂々の洋画第1位を獲得した。待望のハリウッド新作映画として、全国300館にて拡大公開された本作(最終的には全国340館での公開を予定)。各劇場とも、新型コロナウイルス感染拡大を考慮し座席数を減らしての興行となったが、女性を中心に20~50代まで幅広い年齢層の観客が駆けつけ、動員、興行収入ともに全国劇場再開後の新作で初登場1位に。6月13日(金)~14日(日)の土日2日間で動員30,464人、興行収入41,215,140円、公開初日の6月12日(金)を含めた3日間で動員40,210人、興行収入54,151,340円のヒットとなった。SNS上には早速「最初から最後まで泣きました。まさに『わたし』自身の物語」「主人公ジョーに共感や憧れを感じた!」「今年観た中で一番自分に刺さって、余韻が凄い。生きるエネルギーに溢れた大傑作」「4姉妹がずっとキラキラしていて本当に可愛かった」「様々な経験をへて成長する彼女達に感動」「最高が詰まっていた」「誰もが“わたしの”若草物語だと胸を張れる、言える作品。間違いなく今年ベストの傑作」など、現代を生きる女性から共感を寄せる声が続々。「シアーシャ・ローナン様のくるくる変わる豊かな表情(マジで天才)見てるだけで泣けるし、ティモシー・シャラメという美しき才能の塊」「美術と衣装が抜群に素晴らしくて、終始あの世界観にどっぷり浸かり続けた」など、豪華キャストが魅せる名演技やロマンチックで華やかな音楽や衣装にも感嘆の声が多数。4姉妹それぞれが自分らしく生きようとする姿が、多くの女性や映画ファンの心を掴んでおり、今後も息の長い興行が期待できそうだ。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年06月15日シアーシャ・ローナン主演『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』から、監督のグレタ・ガーウィグと、小説家を目指す次女・ジョーに熱烈な恋をするマーチ家の隣人・ローリーを演じたティモシー・シャラメのインタビュー映像が公開された。本作の原作は、19世紀から読み継がれている女性作家ルイーザ・メイ・オルコットの世界的ベストセラー小説「若草物語」。インタビュー映像は「今の自分があるのは“若草物語”のおかげ」と語るグレタ監督の言葉から始まっている。「自分らしく生きることを学び、マーチ姉妹は私の目標」だったとグレタ監督。しかも、大人になってから読み返すと、その内容がとても現代的で「ぜひ自分が映画化しなくては」と決心、自ら企画を会社に売り込んだと明かす。「まず脚本を書く許可が出て、その後に監督をやらせてくれることになった」と自らで映画化することを決心してから約5年、なによりグレタ自身の人生を考えて「ある意味30年がかり」の夢の実現となった。そのインタビュー中、グレタ監督の語る言葉にずっと熱心に耳を傾けているのは、4姉妹の隣に住むローリーを演じたティモシー。彼をキャスティングした理由について監督は「まずシアーシャがジョー役に決まった」「彼女は“ジョーをやる”と自分で決めていた」と語り、その後、ジョーと鏡合わせのような存在であるローリーは誰が演じるのか考えたときに浮かんだのが、『レディ・バード』で相性の良さを証明済みだったティモシーだったそう。「彼なら完璧だと思ったし、実際撮影してみたらその通りだった」「2人の共演シーンは最高」と絶賛を贈っている。さらに、「若草物語」が現代的である理由について問われたティモシーは、「現代でも通じる物語」「1800年代に書かれた小説だけど、女性の持つ力について書かれている」「理不尽な性差別で活躍を制限される女性の姿もね」と、出版から150年たったいまでも愛され続ける「若草物語」の魅力について彼なりの解釈を語っている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年06月12日13歳の時に出演した『つぐない』で多感な少女役を見事に演じ、世界的に高く評価されたシアーシャ・ローナン。以来、賞レースの常連女優となっている彼女は、不器用ながらも懸命に生きる女性を体現してきた。そんな彼女が、“現代女性の代弁者”との呼び声も高いグレタ・ガーウィグ監督と再タッグ。シアーシャが主演を務める『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(6月12日)は、夢と悩みを抱える全ての女性に贈る、共感必至の“わたしの物語”だ。透明感とナチュラルさが魅力若き才能シアーシャ・ローナンニューヨーク生まれ、アイルランド育ち。9歳の時にTVドラマの子役として芸能活動をスタートさせたシアーシャ。13歳の時に出演した『つぐない』(2007年)でアカデミー賞ほか様々な映画賞の助演女優賞にノミネートされた彼女は、続く『ラブリーボーン』(2010年)でピーター・ジャクソン、『ウェイバック脱出6500km』(2010年)でピーター・ウィアー、そして『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)でウェス・アンダーソンと、名だたる監督たちの作品に出演してきた。彼女のキャリアにとって重要な位置づけとなったのは、アカデミー賞で三部門にノミネートされた『ブルックリン』(2015年)だ。この作品で大都会ニューヨークの喧騒に戸惑いながらも、恋を知り自分の居場所を見つけていくヒロインをしっとりと演じた彼女は、アカデミー賞・主演女優賞に初ノミネート!その後、女優&脚本家のグレタ・ガーウィグ初単独長編監督作『レディ・バード』(2017年)において型破りでキュートな17歳の主人公クリスティン(=レディ・バード)に扮したシアーシャは、思春期の危うさと可能性に満ちた自立への歩みを体現し、ゴールデングローブ賞(映画部門)・主演女優賞を受賞。同作で2度目となるアカデミー賞・主演女優賞にもノミネートされ、世界で最も注目される若手実力派女優の1人に。そしてグレタとの再タッグとなった最新作では、世界中で愛され続ける古典文学を題材に、“いま”を生きる女性たちの悩みと生きづらさを鮮やかにスクリーンに活写している。女性たちの夢、希望、野心と現実を描く世界的ベストセラー「若草物語」19世紀を代表するアメリカの女流作家ルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的小説「若草物語」。米マサチューセッツ州を舞台に、マーチ家の個性的な四姉妹の可能性と愛に満ちた子ども時代と、大人になるにつれ顕在化していくちょっぴり苦い現実が描かれる。南北戦争の従軍牧師である父親が不在の中、母親であるミセス・マーチは献身的に子どもたちを守り慈しむ。そして美しく聡明な長女メグ、小説家になることを夢見る次女ジョー、内気でピアノが得意な三女ベス、おしゃれで絵が上手な四女エイミーの四姉妹は、それぞれが困難な状況に直面しながらも、自分なりの将来を選びとっていく。子ども時代のあどけなくも刺激に満ちた日々と家族の温もりを生き生きと伝え、女性たちの夢や希望、野心をリアルに描いたこの物語は、男性作家が主流の当時の出版業界において異例の大ヒット。いまなお映画にドラマ、舞台にオペラ、アニメと様々なジャンルで映像化される世界的ベストセラーとなっている。シアーシャ×グレタの最強コンビで贈る『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』物語の中心となるのはシアーシャ演じる活発で独立心旺盛な次女ジョーだ。美人のメグ(エマ・ワトソン)に女優になることを勧め、病弱なベス(エリザ・スカンレン)を溺愛し、生意気なエイミー(フローレンス・ピュー)とは喧嘩ばかりだが、家族を愛し、将来の“成りたい自分”への努力を惜しまない。裕福な隣人であるローレンス家の一人息子ローリー(ティモシー・シャラメ)は、そんなジョーに想いを寄せていて…。メガホンをとったグレタは、19世紀アメリカで暮らす四姉妹の瑞々しい青春時代を美しい自然と入念かつ周到に準備された衣装&美術でもって具現化し、作品にノスタルジックな多幸感を与えることに成功している。クリスマスの良き行いの後に待ち受ける心躍るサプライズやローリーとジョーによる夜会での2人きりの愉快なダンス、そしてローリーについて協議する屋根裏部屋での「ピクウィック・クラブごっこ」のエピソードは、四姉妹が閉じられた世界ながらも充実した時間を送っていることを伺わせる最高にハートウォーミングなシーンだろう。またその一方でグレタは原作の持つ様々なテーマを丁寧にすくいつつ、女性が“アーティストとして生きること”、“経済力を持つこと”の2つの側面にフォーカスをあて、大人への階段を上っていく四姉妹に容赦ない現実を突きつける。劇中に登場する女性たちはたびたび金銭的視点での結婚観を披露しているが、とりわけ時代の常識に抗い夢に向かって邁進しながらも、愛を退け孤独感に苛まれるジョーの等身大の姿が強烈な印象を残す。その揺れる想いが、現代に生きる私たちにも内在する共通項として鋭く胸に刺さるのだろう。今年行われた第92回アカデミー賞では作品賞・主演女優賞・脚色賞など計6部門にノミネート(うち衣装デザイン賞受賞)されたほか、数多の映画賞に輝いている『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。現代的アプローチで不朽の名作に新たな魅力を与えたグレタと、躍動感あふれる演技で情熱的にジョーを体現したシアーシャの最強タッグをお見逃しなく。《text:足立美由紀》(text:Miyuki Adachi)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年06月11日シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピューらの豪華競演で描く『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。今回は、シアーシャ演じる小説家を目指す4姉妹の次女・ジョーをめぐる魅力的な2人の男性、ティモシー・シャラメとルイ・ガレルのキャラクターに迫った。分かり合える“双子”のような幼なじみ:ティモシー・シャラメまずは、4姉妹の隣に偶然引っ越してきた資産家の少年・ローリー。『君の名前で僕を呼んで』でオスカーにノミネートされ、グレタ・ガーウィグ監督『レディ・バード』にも出演したティモシー・シャラメが演じている。「ジョーは男の子の名前を持つ女の子で、ローリーは女の子の名前を持つ男の子」と語るガーウィグ監督にとって、まるでこの2人は男女の双子のように“鏡写し”の存在となった。そして、ローリーはジョーのことを疑いなくソウルメイトだと思っていたが、彼らの友情は世間一般のルールには収まらない、結婚という形式に囚われてしまうと壊れてしまう“何か”でもあった。ティモシーは「より“完全な世界”でなら、ジョーとローリーはもしかしたらうまくいったのでは?」と考えている。「彼らの友情が、素晴らしい結婚生活を導いたケースも考えられる」と。「でも、彼らは本当に似ているから、喧嘩もするだろうから、同じくらいの可能性でお互いを傷つけ合ってしまったかも」と自身の見解を語る。謙虚さを与える文学の師:ルイ・ガレル一方、ジョーをめぐるもう1人の男性は、教師のフレデリック・ベア。ジョーが小説家になる夢を叶えるため、そして自身の力でお金を稼ぐために渡ったN.Y.で出会う、文学についての広い知識を持つ落ち着いた大人の男性だ。だが、彼はジョーの作品に痛烈な批評をし、彼女を困惑させることにもなる。この役を演じたのはベルナルド・ベルトルッチ監督『ドリーマーズ』で脚光を浴び、『サンローラン』『グッバイ・ゴダール!』『パリの恋人たち』などに出演、同時にフィルムメーカーでもあるフランス俳優ルイ・ガレル。「彼はジョーが熱望する世界、夢見る世界の代表なんです。文学やインテリの世界。でも、二人の人間が出会って、突然何かが起きる時っていうのは、理由や説明なんてないこともあります」と、彼はジョーとフレデリック・ベアとの関係を考察する。ジョーがフレデリックからパンチのような批評を受けるシーンは、シアーシャもお気に入りだ。「ジョーが部屋から飛び出して行くシーンは、私が今まで演じてきた中で一番爽快でした」と彼女は言う。「彼(ルイ・ガレル)は“フレデリック”に謙虚さを与えたのです。とても残酷で冷たいセリフも、とても“正直”にしてくれました」と明かし、「そのことでジョーは彼の正直さに恋に落ちるのです。誰もジョーに与えてくれなかった正直さ。ジョーは今まで誰にもその高慢な鼻をへし折られたことがないのですが、彼女は彼によって謙虚になって、それは彼女に大きな影響を与えました」と語っている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は6月12日(金)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年06月06日『レディ・バード』グレタ・ガーウィグ監督がシアーシャ・ローナンを再び主演に迎え、時代を超えて愛される世界的ベストセラー小説「若草物語」を映画化した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。この度、主人公ジョー役のシアーシャ、末っ子エイミーを演じたフローレンス・ピュー、三女ベス役のエリザ・スカンレン、姉妹の母親を演じたローラ・ダーンの4人が集ったロングインタビュー映像をシネマカフェが独占入手した。作品の普遍性について聞かれたシアーシャは、「どの名作でも同じだと思うけど」と前置きしながら、「失って初めて分かる子供時代の貴重さや、家族の助け合いが描かれてます。互いに文句を言い合いながらも支え合う家族。夢に向かう努力も大事なテーマです。成功までの苦しみが描かれています」とコメント。「原作のルイーザ・メイ・オルコットは、5人を全く違う個性の女性として描きました。幸せの形もそれぞれです」と、誰にでも共感できるキャラクターがいると本作の魅力を力説、隣でベス役のエリザも頷いている。そしてグレタ・ガーウィグ監督について、「『レディ・バード』ではとても怖かった(笑)!もちろん大好きな作品です」と初めての出会いをふり返りつつ、「グレタは監督としてどんどん成長を遂げています」と賛辞を贈った。現代的に生まれ変わった“若草物語”を演じるためにセリフのやりとりにスピード感を求められ、苦労したと言うシアーシャ。しかし、結果的に画面の中に生き生きとした動きが生まれ「古き良き時代のドラマだなんて全く感じませんでした」と明かす。本作の特徴の1つといえる“大人になった4姉妹から始まるストーリー”については、「今と昔の間を瞬時に行き来するのです。誰もが知ってる結末まで物語が少しずつ明かされていく。観客の理解力に任されている部分も大きくてピースの組み合わせを行うのは観客自身」と語る。また、「メリル・ストリープとの共演について何を感じたか」と問われたフローレンスが、「実を言うと覚えてない」と告白。「ひたすら圧倒されて彼女を見つめていました。メリルはとても知的な女性です。人間的にも素晴らしいし、みんな彼女との共演を夢見ています。メリルに憧れてる人は大勢います」と、大女優のオーラに圧倒された共演シーンの思い出を語る様子も。続いて、『マリッジ・ストーリー』のアカデミー賞女優ローラは、「これは革新的かつ進歩的な女性たちを描いた作品。この作品の力強さはそこにあります。彼女たちが知性や才能を誇示することもない」と語り、例えば、貧しい生活の中、4姉妹を育てていく母親の大変なストレスを“家族の毎日を賑やかに描くこと”で中和してみせるなど、ガーウィグ監督ならではの“進歩的な女性たち”の描き方を明かしている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は6月12日(金)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年05月29日先日、新たな公開日が6月12日(金)に決定した、シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、エマ・ワトソンらが出演する映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が、全国128館で拡大公開されることが分かった(5月25日現時点/1道1都3県は除く)。本年度アカデミー賞6部門にノミネートされ、見事、衣装デザイン賞を受賞した今年の話題作とあって、先日の初日決定発表は大きな話題に。現在の上映劇場数は、青森から沖縄まで全国で128館となっているが、緊急事態宣言解除後には、1道1都3県の劇場も加わり、本格的に映画界再開に向けて始動する予定だ。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は6月12日(金)より全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年05月25日シアーシャ・ローナンが4月12日に26歳の誕生日を迎えた。SNSを一切していないシアーシャには「#HappyBirthdaySaoirseRonan」とのハッシュタグができ、世界中からお祝いのメッセージが寄せられている。1994年、ニューヨークでアイルランド人の両親のもとに生まれ、幼少時にアイルランドへ移住。「シアーシャ」とはアイルランドの言葉で「自由」を意味する。彼女がまず注目を集めたのは、キーラ・ナイトレイの妹役を演じたジョー・ライト監督『つぐない』(’07)。当時13歳にしてアカデミー賞助演女優賞など多くの映画賞にノミネートされ、若手実力派として一躍期待の星となった。Amazonオリジナルシリーズとしてリメイクされた『ハンナ』(’11)ではそれまでのイメージを払拭するかのように、元CIA工作員の父に戦闘テクニックをたたき込まれて育った少女を熱演。ピーター・ジャクソン監督の主演作『ラブリーボーン』(’09)のPRのため来日も果たしている。美しきヴァンパイアを演じた『ビザンチウム』(’12)ではサム・ライリーやケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、第三次世界大戦を舞台にした『わたしは生きていける』(’13)ではジョージ・マカイ(マッケイ)やトム・ホランドとも共演した。ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』(’13)では、キュートな菓子職人が印象的。2015年、故郷アイルランドから新天地ニューヨークに向かう女性を演じた『ブルックリン』でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。さらにグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』(’17)でも故郷カリフォルニア州サクラメントから抜け出したい主人公を好演して、同賞に再びノミネートされた。『ふたりの女王メアリーとエリザベス』(’18)で共演した『ダンケルク』ジャック・ロウデンとは交際しているらしく、彼のInstagramにはこんな投稿も…。そして、グレタ監督と再タッグを組んだ『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』では、新しい魅力を持った四姉妹の次女ジョー・マーチを演じて、なんと3度目のアカデミー賞主演女優賞ノミネート。新型コロナウイルスの影響により、日本では初夏に公開延期となった『ストーリー・オブ・マイライフ』には『レディ・バード』での共演以来、仲良しのティモシー・シャラメや、アカデミー賞助演女優賞候補になったフローレンス・ピューに、エマ・ワトソン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープなど超豪華キャストが揃っており、日本のシアーシャファン、映画ファンが公開を待ちわびているところだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年初夏、全国にて公開
2020年04月13日『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンが再びタッグを組み、3月27日(金)より劇場公開を予定していた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が、初夏に公開延期となった。配給元のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが3月3日(火)18時ごろに発表した。これは、政府および関係機関等から発表されている新型コロナウイルス感染拡大防止対策の方針を受けたもの。映画公開を楽しみにしていたファンからは、「若草物語まで延期になってしまった」「めちゃくちゃ楽しみしてたやつ」「うそでしょ」「悲しい…でも永遠に待ちます」など、動揺の声が相次いでいる。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は2020年初夏、公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年初夏、全国にて公開
2020年03月03日グレタ・ガーウィグ監督のもと、シアーシャ・ローナン、フローレンス・ピュー、エマ・ワトソンら豪華キャストが集った『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。この度、1800年代のアメリカ・ヨーロッパの社交界を舞台に、浮世離れした麗しい姿を披露するティモシー・シャラメのシーン写真6点が到着した。『君の名前で僕を呼んで』でオスカーに初ノミネート、ガーウィグ監督の『レディ・バード』にも出演し、世界的にスポットライトを浴びるティモシー・シャラメ。本作ではマーチ家の4姉妹の近所に住み、最終的には姉妹のうちの2人と恋に落ちることになる資産家の孫・ローリーを演じている。4姉妹の次女ジョーを演じたシアーシャ・ローナンは、彼について「『レディ・バード』でお互いをすでに知っていたことは、すぐに兄弟姉妹のような関係になるのに本当に役に立った」と言い、「同じ俳優とまた一緒に仕事することで得られる安心がある。彼は俳優としてとても勇気がある。彼の何度でもリスクを負うところは、本当にローリーを演じるにぴったりだった」と、『レディ・バード』とはまったく違う場所と時代でティモシーと再会できたことが嬉しかったと撮影後の印象を語っている。ティモシーが身に纏うクラシックな衣装は全て、第92回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したジャクリーン・デュランが本作の世界観に合わせて手掛けたオリジナル衣装。なかでも要注目なのは、彼女が「フランスの画家ジェームズ・ティソが1868年に描いたパリの男たちの絵を参考にした」と解説するクラシックなスーツ姿。少年時代のローリーが着用する、遊び心のあるはみだし者のような服装と違い、大人になってヨーロッパで過ごすようになってから着用するようになったヨーロッパ・シックな装いをベースに、ローリー独特のちょっとしたひねりを加えて、流行のファッションとは一味違うスーツを着こなすティモシー。まるで絵画の中から現れたような美麗なショットとなっている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は3月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月27(金)より全国にて公開
2020年02月28日先ほど、「第77回ゴールデン・グローブ賞」のノミネーションが発表され、すでに数々の賞をノミネート&受賞している『Little Women』(原題)より、シアーシャ・ローナンが主演女優賞にノミネート。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の邦題で来年3月に日本公開されることが分かった。19世紀を代表する女性作家、ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説「若草物語」。南北戦争時代を舞台に力強く生きるマーチ家の四人姉妹の絆と成長をハートフルに描いた物語は、これまで幾度となく映画化されてきた。そんな世界中から愛される物語を、今回『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督がアレンジして映画に。マーチ家の四姉妹、美しくてしっかりものの長女メグ、活発で信念をまげない作家志望の次女ジョー、内気で繊細なピアニストの三女ベス、人懐っこいが頑固な末っ子エイミー。本作ではジョーにフォーカスを当て、さらに幼少期からではなく成長し大人になった姿から物語が構成されており、自分が信じた道を進むために、立ちはだかる障害や心の葛藤をエモーショナルかつ大胆で繊細に描く。キャストには、主人公ジョー役をすでにアカデミー賞常連と呼ばれ、今回主演女優賞にノミネートが決定したシアーシャ。ジョーのソウルメイトであり彼女に愛を告白するローリー役を『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ。さらにメグ役をエマ・ワトソン、ベス役をエリザ・スカンレン、エイミー役を期待の新星フローレンス・ピュー。マーチ家の愛されてやまない愛情豊かな尊き母親役をローラ・ダーン、四姉妹の裕福なマーチ叔母役をメリル・ストリープが演じている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は2020年3月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年12月10日小説「若草物語」が、シアーシャ・ローナンやエマ・ワトソンら豪華キャストを迎え実写化。映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 として、2020年6月12日(金)に日本公開される。不朽の名作「若草物語」若き美しい4姉妹、次女のジョーにフォーカス「若草物語」は、19世紀後半を舞台にマーチ家の四人姉妹の成長を描いた、ルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的小説。南北戦争という暗い時代背景を持ちながらも、優しい心を忘れずに健気に暮らす姉妹のハートフルな物語は、多くの読者の心を揺さぶり、これまでもアニメ化やミュージカル化、映画化を実現。そんな不朽の名作が、今回『レディ・バード』でアカデミー賞監督賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグ監督によって再びスクリーンへと蘇る。マーチ家の四姉妹は、それぞれ異なる個性や才能を持ち合わせた若き美しいレディたち。今回の映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でフォーカスされるのは、姉妹の次女ジョー。女性がアーティスト=表現者として成功をつかむことが難しかった時代に、夢を追う彼女を中心に描かれていく。四人姉妹に、シアーシャ・ローナンやエマ・ワトソンら<主人公>次女ジョー(シアーシャ・ローナン)活発で信念をまげない作家志望。⾃分を曲げられない性格でよく周りとぶつかる。作家になる夢を持ち続ける⼀途でまっすぐで情熱的なな女性。性別によって決められてしまう⼈⽣を乗り越えようと、想いを寄せる幼馴染のローリーからのプロポ ーズにも応じずひたすら夢を追い続ける。ジョーの役は『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンが務める。長女メグ(エマ・ワトソン)美しくてしっかりもの。情熱的なジョーと違い、控えめな性格。ディズニー映画『美女と野獣』のエマ・ワトソンが演じる。三女ベス(エイザ・スカンレン)内気で繊細なピアニスト。病弱なこともあり、ジョーからは我が子のように愛される。末っ子エイミー(ローレンス・ピュー)人懐っこいが頑固者。オシャレにしか興味がない。ジョーとは喧嘩が絶えない。エイミーの役は『ミッドサマー』『ブラック・ウィドウ』のフローレンス・ピューが抜擢された。ローリー(ティモシー・シャラメ)資産家のローレンス家の⼀⼈息⼦で、マーチ一家の隣人の少年。ダンス・パーティで知り合ったジョーに想いを寄せる。飾らない性格。ジョーにプロポーズもするも、彼女は小説家の夢をあきらめず「私は結婚できない」と言われてしまう。『君の名前で僕を呼んで』で一躍その名を世に知らしめたティモシー・シャラメが演じる。メリル・ストリープやローラダンも4姉妹の母(ローラ・ダーン):娘たちを時に厳しくも温かく見守る、愛情豊かな母親。母役は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のローラ・ダーン。叔母・マーチ(メリル・ストリープ):偏屈者の叔母。アカデミー賞で<衣裳デザイン賞>を受賞また『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は、第92回アカデミー賞において、見事<衣裳デザイン賞>を受賞。デザインを手掛けたのは、『アンナ・カレーニナ』(2013)に続く2度目のオスカーを受賞したジャクリーン・デュランだ。衣装制作の裏側物語の中で、特に華となる4姉妹の衣装に、並々ならぬこだわりを詰め込んだジャクリーン。まず彼女たちの纏う衣装は、それぞれの個性を反映させた明確なカラーパレットで表現。少年のようにおてんばなジョーは燃えるような⾚、演劇と中世のおとぎ話が好きなメグはロマンチックなライラ ックと緑のグラデーション、姉妹の中で一番無邪気なベスは優しいピンク、そしてオシャレ好きなエイミ ーはフレッシュなトーンの⽔⾊をセレクトした。さらにガーウィグ監督の「触り⼼地が想像でき て、毎⽇着る洋服のような感覚で、“⾐裳”ではないもの。そういっ たことでモダンな感じが出して欲しい」というリクエストに応え、その素材使いにも一工夫。同じテキスタイルを所々で使って 姉妹の服を縫ったり、⼀つの時代で使った⽣地を次の時代でも使 うことで“マーチ家のおさがり・節約”を反映させている。ジャクリーン・デュランは、4姉妹の衣装制作に関して「それぞれのルッ クスが何らかの声明であることが⼤事だと感じたの。彼⼥たちはそれぞれ世界の⾒⽅があって、それはみんな違うけれども平等で⼤事な役割を持っているの」とコメント。映画鑑賞の際には、物語に深みを与えてくれる、その美しい衣装の数々にも注目してみてほしい。そのほか多数ノミネートなお本作は、受賞こそ逃したものの、各映画祭で多数の賞にノミネート。第77回ゴールデン・グローブ賞においては、主人公を演じるシアーシャ・ローナンが主演女優賞、本作の作曲を担当したアレクサンドル・デスプラが作曲賞に選出。アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネートされた。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』あらすじ19世紀、アメリカ、マサチューセッツ州ボストン。マーチ家の四姉妹メグ、ジョー、ベス、エイミー。情熱家で、⾃分を曲げられないため周りとぶつかってばかりの次⼥ジョーは、⼩説家を⽬指し執筆に励む⽇々。⾃分とは正反対の控えめで美しい姉メグが⼤好きで、病弱な妹ベスを我が⼦のように溺愛するが、オシャレにしか興味がない美⼈の妹エイミーとはケンカが絶えない。ある⽇ジョーは、ローレンス家の⼀⼈息⼦ローリーにダンス・パーティで出会う。彼の飾らない性格に、徐々に⼼惹かれていくジョー。しかしローリーからプロポーズされるも、結婚をして家に⼊ることで⼩説家になる夢が消えてしまうと信じるジョーは、「私は結婚できない。あなたはいつかきっと、もっと素敵な⼈と出会う」とローリーに告げる。⾃分の選択でありながらも、⼼に⼀抹の寂しさを抱えながらジョーは⼩説家として⾃⽴するため、ニューヨークに渡る。■作品詳細映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』公開日:2020年6⽉12⽇(⾦) ※当初2020年初夏公開予定だったが延期となっていた。監督・脚本:グレタ・ガーウィグ原作:ルイザ・メイ・オルコット出演:シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、エマ・ワトソン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープ配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2019年11月10日