長く待たれていた『ビバリーヒルズコップ』の新たな続編『Beverly Hills Cop: Axel Foley』に、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが出演することがわかった。ほかに『Zola ゾラ』で注目されたテイラー・ペイジも出演する。主演は過去作同様、エディ・マーフィ。監督は、今作で長編映画デビューするマーク・モロイ。パラマウントに代わり、Netflixが製作、配信する。撮影はすでに始まっている。オリジナルの『ビバリーヒルズ・コップ』は1984年に公開され、大ヒット。2作目は1987年、3作目は1994年に公開された。文=猿渡由紀
2022年08月30日声優の津田健次郎が『ONE PIECE FILM RED』(8月6日公開)で、“謎の男”ゴードンを演じることが6月8日に配信された『ONE PIECE FILM RED』新情報発表特番で明らかになった。先日ビジュアルが初解禁されたゴードンは、頭に大きな傷を持つ大柄な男という以外、謎に包まれた物語のキーパーソンだ。『ONE PIECE』で声優を務めるのは、ヴィンスモーク・ヨンジ役以来。今回の情報解禁に際し、コメントを寄せ「めちゃくちゃうれしかったですけど、同時に身が引き締まる思いでおりました」とオファーを回想。「全身全霊で臨んだ収録だったんですけど、本当に素敵な素敵な時間を過ごすことができました」と手応えを示し、「ご覧いただく皆さまの心を震わせる、熱い熱い物語になっていますので、ぜひ公開を楽しみにしていてください」とアピールした。同じく初登場のキーパーソンである世界的な歌姫“ウタ”(シャンクスの娘)の声優を担当するのは、名塚佳織。また、ウタの歌唱シーンを人気シンガーのAdoが担当することになり、名塚×Adoによるタッグが、新たなヒロインに命を吹き込むことになった。特番収録に参加した名塚は「魂こめて全身全霊で演じさせてもらいました」と感激しきりの表情だった。一方、Adoはボイスメッセージを通して「本当に光栄ですし、全力で歌わせていただきましたので、皆さんには楽曲を楽しみにしていてほしいです」と喜びの声。ウタの心情に寄り添ったレコーディングを振り返り、「名塚さんの素敵な演技もあり、きっとたくさんの人々に愛される新時代を作る歌姫になると思います。皆さんの心に残るヒロインになることを祈っています」と期待を寄せた。そんなウタが歌う主題歌のタイトルは「新時代」。中田ヤスタカが『ONE PIECE FILM Z』以来となる楽曲提供を果たし、劇中音楽も担当。Adoは主題歌歌唱に加えて、Mrs. GREEN APPLE、Vaundy、FAKE TYPE.、澤野弘之、折坂悠太、秦基博という今をときめく人気アーティストが提供する計7曲でも圧巻のボーカルを響かせる。この日は、原作者で総合プロデュースも手掛ける尾田栄一郎氏描き下ろしの最新ビジュアルもお披露目され、同デザインの第2弾ムビチケ発売も決定。さらに、入場者プレゼント第1弾として、コミックス「巻四十億」の配布も決定。尾田氏が本作のために製作したキャラクター設定やストーリー資料がたっぷり描かれたファン垂涎の内容で、配布数は300万部となる。『ONE PIECE FILM RED』8月6日(土)より公開(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
2022年06月08日リリー・ジェームズ、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ヒメーシュ・パテルが『Providence』で共演することになった。平和で小さな街に住む彼らが、突然にして殺人事件や大金の発見など思わぬことに直面し、その都度間違った判断をしてしまうというコメディらしい。監督はポッツィー・ポンシローリ。撮影は今週ノース・カロライナでスタートする。ジェームズの最新作はミニシリーズ『Pam & Tommy』。ジェームズはパメラ・アンダーソンを演じた。ゴードン=レヴィットの最近作も、やはりミニシリーズの『Super Pumped』。パテルの最近作はオスカー候補入りした『ドント・ルック・アップ』。文=猿渡由紀
2022年05月11日TOGA(トーガ)の2022年春夏コレクションが発表された。今季は、35歳という若さで世を去ったアメリカの現代アーティスト、ゴードン・マッタ=クラークの作品から着想を得た。ゴードン・マッタ=クラークの作品から着想を得て建築物に穴を開けることで新たな光を当て、見慣れた日常をまったく新たな空間・時間へと変容させるゴードン・マッタ=クラークの作品群から、一軒家を真っ二つに切断した「スプリッティング」と、街で目にするストリートアートを主役とする「グラフィティ」、そしてゴードン・マッタ=クラークがオーナーを務めたレストラン「フード」に注目し、“都市”、“封じ込め”、“露出”の3つのキーワードを掲げてコレクションを構成した。特筆すべきは、彼の代表作である「ビルディング・カット」シリーズからのインスピレーション。同シリーズは、その名の通り建築の一部を切り取るもので、中でも一軒家を真っ二つに切断した「スプリッティング」は、最も有名な作品のひとつとされる。“歪”ともいえる切断は今季の象徴的なディテールのひとつで、例えばボクシーなシルエットのジャケットにあわせたスカートあるいはパンツは、タコ足のように短冊状のカットが施され、裾がヒラヒラと揺れ動く構造だ。また、ウエストの浮き上がったスカートには、ジャケットをタックインするという奇をてらった手法で、アーキテクチュアルなシルエットを築くと同時に、キーワードのひとつである“封じ込め”を明確にしている。そこには、日常の何気ないものに違った見え方を与えるゴードン・マッタ=クラークの閃きに近しい、古田の考えがあるのではないだろうか。都市の正装であり、規律化されたワードローブの代表ともいえるスーツ地のジャケットやスラックスに、コンセプチュアルなデザインを宿したのも今季ならではだろう。今季のスーツは、スーツが本来もつ意義のもと“封じ込め”に強く通ずる一方で、“露出”という対極にあると思えるキーワードも内在している。思い切り肌を見せるタイトなベアトップとマニッシュなワイドスラックスの組み合わせ、多彩なカッティングでシルエットが変幻自在に変わるシャツ地のブルーのドレスなどがその好例だ。また、“露出”のキーワードへの傾倒は、センシュアルな魅力を強く引き出す。通常主役にはなりえないシュミーズのようなスカート、花柄をのせたシアーなセットアップ、さらには大きな穴の開いたスウィムウェアなどが、それを物語っている。最後に触れておきたいのが、ゴードン・マッタ=クラークの作品をそのまま投影したルックだ。Tシャツには彼の手掛けた「フード」のフォト、袖にダイナミックなカッティングを施したドレスには「スプリッティング」の写真、マントのように広がるケープ状のドレスには、工業地帯の風景をおさめた《日の終わり》が施されている。
2021年10月13日Disney+で配信される実写版『ピノキオ』の新たなキャストが発表された。ジョセフ・ゴードン=レヴィット(ジミニー・クリケット)、キーガン=マイケル・キー(正直ジョン)、ロレイン・ブラッコ(新しいキャラクターのかもめのソフィア)がそれぞれのキャラクターの声を担当する。タイトルロールのピノキオの声を務めるのは、Netflixドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」でマイルズ役を演じた子役のベンジャミン・エヴァン・エインズワース。また、シンシア・エリヴォがブルーフェアリーを演じるという。ジョセフが声を担当するジミニーは、オリジナル版で美声の持ち主として描かれており、今作でも歌声を披露するとみられている。シンシアも、舞台で鍛え上げた素晴らしい歌声を聴かせてほしいとファンから期待の声が上がっている。今作は、実写とCGを融合させて作られるハイブリッド版の『ピノキオ』。すでにトム・ハンクス(ゼペットじいさん)、ルーク・エヴァンス(コーチマン)の出演が発表されていた。今月からイギリスで撮影が始まるという。監督はロバート・ゼメキスで、脚本はゼメキスと『シンデレラ』のクリス・ワイツが共同執筆した。劇場公開はなく、Disney+で直接配信となる。(Hiromi Kaku)
2021年03月04日ジョセフ・ゴードン=レヴィットが、『スノーデン』以来4年ぶりに銀幕に帰ってきた。ここ数年、テレビドラマへの出演や『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』に声のみでカメオ出演することはあったものの、映画でその姿を見ることがなかったジョセフ。その理由は2015年と2017年に誕生した2人の息子のためだったという。「復帰第一弾では、クリエイティヴな挑戦に集中したかった。『復帰後にキャリアを築くにはどうするべきか』なんていうことは考えずに。映画の芸術性にフォーカスしたかったし、それができるから俳優という仕事が好きなんだ」。そう語るジョセフが映画復帰作に選んだのは、テロリストにハイジャックされてしまう飛行機の副操縦士を演じる『7500』。パトリック・ヴォルラス監督作で、上映時間92分のほとんどが、ジョセフ演じるトバイアス・エリスが閉じ込められることになるコックピットで展開するという作品だ。製作に関してはアドリブの要素も多く、「すごく張り詰めていたね。だって、極限の物語だから。でも、本当にやりがいのある仕事だった」と満足げに語った。『7500』は現在Amazon Prime Videoで配信中。(Hiromi Kaku)
2020年06月19日ビームス(BEAMS)は、「ゴードン・マッタ=クラーク展」(東京国立近代美術館にて6月19日から9月17日まで開催)との連動企画としてトークイベント「料理というクリエーションと食におけるストリートカルチャー」を、幡ヶ谷・パドラーズコーヒー(PADDLERS COFFEE)にて6月25日から9月17日まで開催する。レストラン「フード」の前で、ゴードン・マッタ=クラーク、キャロル・グッデン、ティナ・ジルアール 1971年 個人蔵 Photo: Richard Landry © The Estate of Gordon Matta-Clark; Courtesy Richard Landry, The Estate of Gordon Matta-Clark and David Zwirner, New York/London/Hong Kong.マッタ=クラークの活動の核心は、豊かなコミュニティーの創出にアートが寄与する方法の模索。その応答として現代「⾷」がどのようなカルチャーを⽣み出しているか、また、料理というクリエーションの意味や価値、レストランという場所が持つ機能について考察する。会期中は様々なジャンルの人気料理家、レストランオーナー、シェフなどをゲストに迎え、展覧会を鑑賞してのインスピレーションからつくるオリジナルメニューの提供や、⾷にまつわるトークイベントを行う。イベントの様子はYouTubeでも配信予定となっている。《スプリッティング》1974 年 ゴードン・マッタ=クラーク財団&デイヴィッド・ツヴィルナー(ニューヨーク)蔵 © The Estate of Gordon Matta-Clark; Courtesy The Estate of Gordon Matta-Clark and David Zwirner, New York/London/Hong Kong.6月25日は松島大介×加藤健宏(PADDLERS COFFEE)、7月1日は原川慎一郎(the Blind Donkey)、7月23日は小島真理子×小島麻貴二(margo)、7月30日は福田里香(菓子研究家)が出演。その他、石田貴齢(手打ち蕎麦naru)、岸本恵理子(出張料理人)、紺野真(organ/uguisu)、齊藤輝彦(アヒルストア)、野村友里(料理人/「eatrip」主宰)、冷水希三子(料理家/フードコーディネーター)、三原寛子(南風食堂)、山本千織(chioben)×江口宏志(mitosaya薬草園蒸留所/蒸留家)が出演する。詳細は決定次第パドラーズコーヒーHP、イベント公式インスタグラムなどで発表する。【イベント情報】料理というクリエーションと食におけるストリートカルチャー会期:6月25日〜9月17日(12回を予定)会場:パドラーズコーヒー(PADDLERS COFFEE)住所:東京都渋谷区西原2-26-5料金:飲食代 ※各回によって異なる事前申し込み、各回先着25名()YouTube「GMC FOOD BEAMS」チャンネル:
2018年06月21日ビームス×「ゴードン・マッタ=クラーク展」のコラボ企画東京・渋谷にある「トーキョー カルチャート by ビームス」にて、東京国立近代美術館で開催されるアジア初の「ゴードン・マッタ=クラーク展」とのコラボアイテムが2018年6月15日(金)から発売されます。さらに同店舗では「TOO MUCH Magazine」とのタイアップイベントも実施。東京・幡ヶ谷にある「パドラーズコーヒー」では、トークイベントが開催されます。待望のアジア初開催「ゴードン・マッタ=クラーク展」東京国立近代美術館にて2018年6月19日(火)から行われる「ゴードン・マッタ=クラーク展」は、1970年代ニューヨークを中心に活躍したアーティスト、ゴードン・マッタ=クラークのアジア初回顧展です。美術・音楽・ダンスのためのスペース「112」や、アーティストによるレストラン「FOOD」の経営に携わるなど、時代の空気を鋭敏に読み取りながら時代を駆け抜けたゴードン・マッタ=クラークは美術界に新しいアーティスト像を提示しました没後40年を経た現在でも、アート、建築、ストリートカルチャー、食などさまざまな分野で世界的な支持を集めています。Tシャツ、トートバッグなど、コラボアイテムが全7型登場「トーキョー カルチャート by ビームス」では、アートディレクター・前田晃伸氏デザインの「ゴードン・マッタ=クラーク展」コラボアイテムが、全7型販売されます。アイテムはTシャツ、トートバッグ、ステッカー、ポストカードとなっており、日常でも使いやすいデザインです。コラボアイテムはBEAMS公式オンラインショップのほか、6月19日(火)からは東京国⽴近代美術館ミュージアムショップでも購入することができます。インスピレーション作品の展示イベント開催また「トーキョー カルチャート by ビームス」では、ゴードン・マッタ=クラークがオーナーをつとめた伝説のレストラン「FOOD」にインスピレーションを受けた5組のアーティストが制作した作品を展示するイベント「TOO MUCH Magazine NEW ISSUE LAUNCH EXHIBITION 『 FOOD 1971-74: The recipe for a soup no one knows about』」が開催されます。「TOO MUCH Magazine」最新号に掲載されるそれらの作品をフィーチャーした、前田晃伸氏デザインの缶入りTシャツも発売されるので要チェック。スポット情報スポット名:トーキョー カルチャート by ビームス住所:東京都渋谷区神宮前3-24-7 3F電話番号:03-3470-3251「料理というクリエーションと⾷におけるストリートカルチャー」東京・幡ヶ谷にある「パドラーズコーヒー」では、さまざまなジャンルで活躍する人気料理家、レストランオーナー、シェフなどをゲストに迎え、展覧会を鑑賞して受けたインスピレーションから創作した、今しか味わえないオリジナルメニューの提供と、食に関したトークショーが開催されます。2018年6月19日(火)~9月17日(月・祝)までの展覧会の期間中、週替りで10名ほどのゲストが登場。詳細は決定次第「パドラーズコーヒー」の公式ホームページなどで発表されますのでお見逃しなく。スポット情報スポット名:パドラーズコーヒー住所:東京都渋谷区西原2-26-5
2018年06月13日没後40年を経た今でもなお、世界的に絶大な人気を集めるアーティスト、ゴードン・マッタ=クラーク(Gordon Matta-Clark)のアジア初の回顧展「ゴードン・マッタ=クラーク展」が、6月19日から9月17日まで東京国立近代美術館にて開催される。ゴードン・マッタ=クラーク Photo:Cosmos Andrew Sarchiapone©The Estate of Gordon Matta-Clark; Courtesy The Estate of Gordon Matta-Clark and David Zwirner, New York/London/Hong Kong. 1970年代ニューヨークを中心に活躍し、35歳で夭折したゴードン・マッタ=クラーク。アート、建築、ストリートカルチャーを始め、アーティストによる食堂「フード」の経営など、約10年に渡り多面的な活動を繰り広げた。世界経済が爆発的な成長を始めた時代、資本主義の実験場であったニューヨークで行われた彼の活動の核心とは、豊かなコミュニティーの創出にアートが寄与する方法の模索。軽やかでクール、そしてポエティックな彼の活動は、今でもなお、世界中の人々を魅了し続けている。《スプリッティング》1974年 ゴードン・マッタ=クラーク財団&デイヴィッド・ツヴィルナー(ニューヨーク)蔵©The Estate of Gordon Matta-Clark; Courtesy The Estate of Gordon Matta-Clark and David Zwirner, New York/London/Hong Kong.マッタ=クラークの作品は、その多くが個人蔵や、メトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館といった欧米の著名美術館に所蔵されているため、これまでアジアでまとまった形で紹介される機会がなかった。本展では、都市を舞台に活動した彼にとって重要だった住まい、ストリート、港、市場、ミュージアムの5 つの“場所”にフォーカスし、彫刻・映像・写真・ドローイング・資料など、約200点を展示。今回、彼の代表作「ビルディング・カット」シリーズの中で、最大規模の立体作品となる《スプリッティング:四つの角》(サンフランシスコ近代美術館蔵)が初来日するなど、貴重な作品を観ることができる。《スプリッティング:四つの角》1974年 サンフランシスコ近代美術館蔵 San Francisco Museum of Modern Art, Purchase through a gift of Phyllis C. Wattis, The Art Supporting Foundation, the Shirley Ross Davis Fund, and the Accessions Committee Fund: gift of Mimi and Peter Haas, Niko and Steve Mayer, Christine and Michael Murra; Photo: Ben Blackwell; Courtesy the San Francisco Museum of Modern Art.会場では、1970 年代ニューヨークの文化的・社会的背景を示す資料や、私たちの住む現在の東京に関わる資料などを組み込むことで、変転する現代の都市における、マッタ=クラークの実践の今日的意味を浮かび上がらせる。今日、世界に先立って社会の収縮を迎えつつある東京。彼の軽やかでクール、そして詩的なアイデアの数々は、豊かに生きるためにいま何ができるかを、私たち一人ひとりが考えるためのさまざまなヒントを示してくれる。【イベント情報】ゴードン・マッタ=クラーク展会期:6月19日〜9月17日会場:東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー住所:東京都千代田区北の丸公園3-1時間:10:00〜17:00 ※金・土は21時まで (入場は閉館の30分前まで)料金:一般 1,200円、大学生800円休館日:月曜日、7月17日(※7月16日、9月17日は開館)
2018年05月21日アーティスト、ゴードン・マッタ=クラークの回顧展「ゴードン・マッタ = クラーク展」が、2018年6月19日(火)から9月17日(月・祝)まで、東京国立近代美術館にて開催される。ゴードン・マッタ=クラーク、アジア初の回顧展1970年代にニューヨークを中心に活躍し、35歳という若さでこの世を去ったアーティスト、ゴードン・マッタ=クラーク(1943-78)。本展は、わずか約10年という短い活動期間の中で、アート、建築、ストリートカルチャー、アーティストによる食堂「フード」の経営と、多彩な才能を発揮したマッタ=クラークの活動を、フルスケールで紹介するもの。作品の多くが個人蔵、あるいはメトロポリタン美術館やポンピドゥー・センターなど欧米の著名美術館所蔵で、これまでアジアではまとまった形で紹介される機会が無かったマッタ=クラークのアジア初回顧展となる。「ビルディング・カット」シリーズ最大規模の立体作品が初来日彫刻・映像・写真・ドローイング・関連資料など、約200点を数える出展作品の中でも注目したいのは、建物の一部を切り取る「ビルディング・カット」シリーズの中でも最大規模の立体作品であり、初来日となる《スプリッティング:四つの角》。マンハッタン、ブロンクス、ブルックリン各所の建物の天井や床に四角い穴を開けた 《ブロンクス・フロアーズ》、一軒家を縦真っ二つに切断した《スプリッティング》、パリのポンピドゥー・センター建設のため取り壊し予定だった17世紀の建築に、まるで時空が削り取られたような大きな円錐状の穴を開けた《円錐の交差》などで構成される「ビルディング・カット」シリーズ。建築物に穴を開けることで新たな光を当て、見慣れた日常をまったく新たな空間・時間へと変容させた、マッタ = クラークを代表する作品群だ。「住まい」や「ストリート」など、5つの「場所」にフォーカス会場では、都市を舞台に活動したマッタ = クラークにとって重要だった、「住まい」「ストリート」「港」「市場」「ミュージアム」の5つの「場所」にフォーカスして作品を展示。また、1970年代ニューヨークの文化的・社会的背景を示す資料や、現在の東京に関わる資料などを展示に組み込むことで、現代の都市における、マッタ = クラーク作品の今日的な意味に迫る。ビームスとのコラボレーションもビームス(BEAMS)とのコラボレーションも実施。アートディレクター・前田晃伸がデザインを担当したTシャツやトートバッグなどのアイテムを販売するほか、ゴードン・マッタ=クラークがオーナーを務めたレストラン「FOOD」にインスパイアされた5名のアート作品の展示がトーキョー カルチャート バイ ビームスにて期間限定で行われる。また、人気シェフたちが展覧会からインスピレーションを受けたオリジナルメニューを来場者に提供し、食にまつわるトークショーを実施する「料理というクリエーションと食におけるストリートカルチャー」も東京・幡ヶ谷のパドラーズコーヒーにて開催されるのでこちらも併せてチェックしてみて。開催概要「ゴードン・マッタ = クラーク展」開催期間:2018年6月19日(火)〜9月17日(月・祝)会場:東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー住所:東京都千代田区北の丸公園 3-1開館時間:10:00〜17:00(金・土曜は21:00まで)※入館は閉館の30分前まで。休館日:月曜日(7/16、9/17は開館)、7月17日(火)アクセス:東京メトロ東西線「竹橋駅」1b 出口より徒歩3分観覧料:一般1,200(900)円、大学生800(500)円※( )内は20名以上の団体料金。価格は税込み。※高校生以下および18歳未満、障害者手帳の所持者とその付添者(1名)は無料。※本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMAT コレクション」(4-2F)、「瀧口修造と彼が見つめた作家たち コレクションを中心とした小企画」(2F ギャラリー4)も観覧可能。リピーター割引:本展使用済み入場券の持参で、2回目以降は特別料金で観覧可能(一般500円、大学生250円)【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)<ビームス×ゴードン・マッタ=クラーク展>■コラボレーショングッズ販売発売日:2018年6月15日(金)販売店舗:トーキョー カルチャート バイ ビームス及び東京国立近代美術館ミュージアムショップ※6月19日~アイテム:Tシャツ、トートバッグ、ステッカー、ポストカード■展示会「TOO MUCH Magazine NEW ISSUE LAUNCH EXHIBITION『FOOD 1971-74:The recipe for a soup no one knows about』」開催期間:6月15日(金)~20日(水)会場:トーキョー カルチャート バイ ビームス参加アーティスト:Åbäke、加賀美健、ホンマタカシ、モトーラ世理奈、平山昌尚販売アイテム:缶入りTシャツ■トークイベント「料理というクリエーションと食におけるストリートカルチャー」開催期間:6月19日(火)~9月17日(月・祝)の期間に週替わりで10名ほどのゲストを予定。会場:パドラーズコーヒー住所:東京都渋谷区西原2-26-5図版は全てCourtesy the Estate of Gordon Matta-Clark and David Zwirner, New York.© 2018 Estate of Gordon Matta-Clark/ Artists Rights Society (ARS), New York.
2018年04月21日「マッケンに続き、今度は弟の郷敦(ゴードン)くんが今秋にも芸能界デビューしそうです」(芸能関係者) 映画にドラマに大活躍。昨年、映画『ちはやふる』の演技で日本アカデミー賞最優秀新人俳優賞を受賞した、新田真剣佑(21)。彼がアクションスター・千葉真一(79)の長男であることはよく知られるところ。そして今度は、千葉の次男・郷敦くん(18)がデビュー予定なのだという。 兄と同じくロサンゼルス育ちで、日本人離れしたイケメンという郷敦くん。今春、岡山の名門高校を卒業した。在学中は吹奏楽部部長でアルトサックスを担当。昨年の『全日本吹奏楽コンクール』では見事に母校を銅賞に導いた。千葉家の知人はこう話す。 「お父さんは周囲に『マッケンよりもむしろ、郷敦のほうが芸能界に向いているんじゃないか』と話しています」 そして、父である千葉には大きな目標があるのだという。 「彼の夢が“ハリウッドで活躍できる俳優を育てる”ということなのは有名な話。それを託しているのが息子たちなんです」(前出の知人) 幸い、真剣佑も郷敦くんも、身長は180センチ前後と、ハリウッド映画に出ても見劣りしない体格だ。 「千葉も『これならイケる!』と大きな希望を抱いています。いずれは親子3人でハリウッド映画に出るという計画も温めているようです。まずは日本で、来年にも3人がそろって出演する映画の企画が進んでいるそうです。息子2人が助さん格さん役の『水戸黄門』のような作品を、千葉さんは構想しているそうです」(前出の知人) ひとつだけ心配なのは、千葉と真剣佑の“不仲”が言われることだが……。 「いやいや、仲はいいですよ。多忙なマッケンですが、今年1月にもお父さんと都内のレストランで食事したり、公私ともにいい関係です。米国育ちということもあり、違うと思ったことは父にもはっきりものを言うようですが、“3人でハリウッド映画に”という野望は父のものであると同時に、息子たちも持っている夢なんですよ」(別の芸能関係者) 真剣佑と郷敦くんが『世界のチバ』を超えるスターになる日も遠くない!?
2018年04月08日オリバー・ストーン監督が史上最大の内部告発劇“スノーデン事件”の全貌に迫った衝撃の問題作『スノーデン』。2017年の幕明けに、主演ジョセフ・ゴードン=レヴィットの“メガネ男子”の新場面写真がシネマカフェに到着。スノーデンの恋人役を演じた共演者のシャイリーン・ウッドリーからもコメントが届いている。本作は、元CIA職員 のエドワード・スノーデンが国家の機密事項を暴露した“スノーデン事件”を描いたヒューマン・ドラマ。これまでアカデミー賞監督賞を2度受賞している巨匠オリバー・ストーンが、この人物を独自の視点で描き切る。本作の主人公、エドワード・スノーデンを演じたのはハリウッドきっての若手俳優、ジョセフ・ゴードン=レヴィット。愛国心のある平凡な若者だったスノーデンが、アメリカ政府による個人情報監視の実態を知り、自身の理想が打ち砕かれていく過程を見事に演じている。ジョセフといえば、これまで、日本でも多くの映画ファンを魅了したロマンティック・コメディ『(500日)のサマー』では“運命の恋”を信じるナイーヴな青年を、『メタルヘッド』では長髪に半裸の謎のヘビメタ男、『ダークナイト ライジング』では正義感の強い熱血警官を演じるなど、作品によってまったく異なる表情を見せ、その演技力の高さはハリウッドでも随一といえる。近年の『ザ・ウォーク』でも、ワールド・トレード・センターの間をワイヤーロープ1本でつないで命綱なしの空中闊歩を敢行した、実在の人物フィリップ・プティを演じた際、仏語のイントネーションやスタントにも強いこだわりを見せていた。そして本作でのジョセフは、スノーデン本人と見まがうほど瓜ふたつの風貌、声色、仕種を完全にマスター。恋人役を演じた共演者のシャイリーンも「エドワード・スノーデンに命を吹き込むジョセフを見て感動したわ。彼はスノーデンの声で話し、スノーデンの歩き方で歩き、スノーデンの動き方で動く。俳優が誰かの中に入り込み、ほんの些細な個人のマンネリズムさえも習得していくのを見ると、いつも驚かされる」と語り、ジョセフの“憑依”ぶりに驚嘆している。シャイリーンが言う“些細”な箇所は、劇中レヴィットが着用するメガネにも表れている。役作りのために、入手可能なスノーデンに関する書籍を読み、彼のビデオを見てクセを研究したは、スノーデンの兵役時代、除隊後時代、CIA時代、NSA時代で4種類のメガネを使い分けている。ジョセフのメガネ姿にも、ぜひ着目してみて。『スノーデン』は1月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月03日ジョセフ・ゴードン=レヴィットとチャニング・テイタムが一緒にミュージカル映画製作を目指している。ラジオ番組に出演したジョセフは「チャン(チャニングの愛称)と僕はミュージカルに取り組んでいて、僕の友人のマイケル・バコールが脚本を書いているんだ。彼は(チャニングがジョナ・ヒルとW主演した)『21ジャンプストリート』も手がけた」と語る。ただし現時点では製作が実現するかは不明だという。「映画ビジネスでは、脚本があるからといって、それは映画が作れるという意味にはならない。でも実現すれば、本当にいいものになると思っている」。2人は数年来、企画の実現を目指しているが、ジョセフによれば、チャニングが男性ストリッパーの主人公を演じて大ヒットした『マジック・マイク』とは違う内容になるそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2016年11月25日マイク・マイヤーズといえば、米人気コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」で大活躍していた1980年代から、映画『ウェインズ・ワールド』『オースティン・パワーズ』で私を大いに笑わせてくれた人。コメディアンとして知られていますが、脚本家でもプロデューサーでもあり、映画俳優でも才能豊かなエンターテイナーです。そんな彼がドキュメンタリーを撮ったということで、注目せずにはいられなかった私。笑いのツボを知り尽くしたマイクだけに、面白くないはずはない!ということで、本当に笑えたドキュメンタリー映画が登場。『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』です。主役は、アメリカのエンタメ界を陰で動かしてきた男、天才的プロデューサーのシェップ・ゴードン。1968年に偶然チェックインしたホテルにいたジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリックスらと仲良くなり、「マネージャーでもやってみれば?」程度のノリで彼らに紹介されたのが売れる前のアリス・クーパー。こちらもノリで、「じゃあマネージメントやって!」的な話から始まり、43年もの付き合いが続いているのです。「一緒にお金持ちになろう」「音楽をやるなら真剣にやろう」と本気(透明のビニールスーツで歌うなど)を次々に実行し、やがてアリスをスターダムにのし上げたシェップ。こんな調子で、ブロンディやルーサー・ヴァンドロス、ラクエル・ウェルチらのマネージメントも行い、彼らと共に人生を歩んでいる業界の伝説的超有名人なのです。70年代には映画界にも進出し、『デュエリスト/決闘者』『蜘蛛女のキス』『ベティ・ブルー』など映画もプロデュース。その後、デニーロとトライベッカ・グリルをオープンさせ、レストランビジネスでも大きな成功を収めています。“エンタメ界を陰で動かしてきた”なんて聞けば、かなり悪者っぽく響きますが、そんなことはありません。彼が凄いのは、先見の明や湧き出るようなアイディア、目を見張るような業績だけではなく、その仕事哲学。「仕事よりも人としての付き合いが大事」。この信念を貫き、どんな人も裏切ることなく、手のひらを返すこともせず、誠実に人と向き合い大切にしてきた結果が成功につながった人なのです。それを証明する代表的なエピソードもあります。かつてシェフたちには働いても働いてもお金にならない時代がありました。彼らが過小評価されていることに胸を痛めたシェップが考案したのが、料理人たちをブランド化すること。才能が正当に評価され、稼げるシステムをと産みだされたのが、“カリスマシェフ”という文化でした。「生涯をかけて人を有名にしてきた」と話すシェップ。同じ有名になるにしても、彼のように情に厚いパートナーと一緒なら、きっと心も満たされるはず。何と心優しいシェップは、有名な友人たちが人目を気にせずプライベートを愉しめるようにと、ホスピタリティを学ぶため有名シェフに弟子入りし、料理のスキルを身に付けました。彼の家は“OPEN DOOR POLICY”が貫かれています。スターたちは、落ち込んだ時にいつでも彼を訪ね、好きなだけ滞在していくことができるのです。生き馬の目を抜くとも称されるエンタメ業界で生きるセレブたちには、信頼できる人が少ないのかもしれません。そんな中、常に腕を広げて待っていてくれる友人は、オアシスのような存在なのでしょう。「仕事をするうえで大事なのは思いやりだ」とシェップ。ある人はいいます、「僕の知る成功者はみんな悲惨だった。でも彼と知り合って、成功して幸せな人生を送る人もいると知ったんだ」と。きっと彼の幸せは、彼の人柄が生み出したもの。でも、人柄の良い人物が必ずしも幸せになれるとは限らないのがこの世界。だからこそ、この貴重でハッピーな半生が、ある種の理想的な生き様として紹介される意義がある、と言えるでしょう。シェップは、悪知恵やいたずら心、直感でエンタメ界の常識を覆してきた人。事件を起こし、ニュースを生み、時代をつくりあげてきたけれど、何よりも誠実であり続けたことが成功の秘訣なのだと、本作を観れば一目瞭然。それは、仕事でも、プライベートでも。だから友人たちは彼をsuper mensch=“超いい人”と呼ぶのです。彼のために、満面の笑顔で本作に登場したスターはアリスをはじめ、マイケル・ダグラス、シルベスター・スタローン、ウィリー・ネルソン、スティーブン・タイラー、そしてダライ・ラマまで数知れず。彼らが語るエピソードには、思わず涙腺が緩んでしまう種類のものも。そう、超いい人は、人々に笑いだけでなく、感動も運んできてくれるのです。監督のマイクも、『ウェインズ・ワールド』でアリス・クーパーの楽曲を使用するための交渉でシェップと知り合い(同作にはアリスも登場していて、ウェインたちに神と崇められるシーンがあります)、以来22年もの長きに渡り親交を深める友。悪友らしいやり方で、ちょっとヤバめのおイたネタも盛り込みつつ、マズい話は笑い飛ばし、いい話は最高に盛り上げて、軽快にエンタメ界のオモシロ神話を白日の下に晒していくのです。音楽好きでもそうでなくても、かなり笑えて、なおかつ人生における大切なものについて真剣に考えさられるドキュメンタリー。秘蔵映像、プライベート画像が盛りだくさんなので、1960年代~現在までのグラマラスなファッションの変遷も、臨場感たっぷりに楽しめます。いやはや、世の中にはとことん豪快な人がいるもの。「世界は広い!」と感じさせてくれるとともに、なんだか無性に明日からの日々を頑張りたくなる、不思議なパワーを持った作品。素晴らしき出会いに感謝したくなる映画なので、大好きな友人を誘って観るのもお勧めですよ。(text:June Makiguchi)
2016年10月05日大人のみならず、若者たちをも惹きつけてやまない70年代の音楽シーンの生みの親にして、ハリウッドエンタメ界の影の立役者、シェップ・ゴードンの破天荒な半生を描いたドキュメンタリー『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』が、9月24日(土)より公開される。シェップ・ゴードンとは、「ピンク・フロイド」やアリス・クーパーら、錚々たるアーティストをスターへと導いてきた敏腕音楽プロデューサー。そのプロデュース領域は音楽業界だけに留まらず、マイケル・ダグラスやシルベスター・スタローンら映画業界、 “カリスマシェフ”ブームの火つけ役となった料理業界など、多岐にわたる。本作には、インターネットもなかった時代にニュースを生み出し、時代を創りあげた彼の仰天アイデアと天才的マネジメント手腕が満載!アイデア勝負のクリエイターやマーケティング担当者は必見の、“SNSがなかった時代のニュースの作り方”を本作から紐解いてみた。■スターを生みだす男、シェップ・ゴードンが実際に行った仰天施策の数々シェップは、70年代の音楽シーンを作り出した数々のスターのプロデュースを手掛けてきた。例えば、当時無名だったロックシンガー、アリス・クーパーを話題にするために、ホテルの枕を盗んで引き裂き、ライブステージに羽毛を撒き散らした後、用意していたニワトリを観客席に投げ込んで観客をパニックにした…という話は有名。当時は悲惨なニュースとして話題になったが、本作中でシェップは、当時のことを笑顔でふり返りながら語っている。また、アリス・クーパーがイギリスに拠点を移した後、ライブの告知をセンセーショナルに拡散させるため、裸のカラダにヘビを巻いて写真を撮り、トラックに貼りつけ、ラッシュ時にロンドンの中心地で走らせたり、「SCHOOL’S OUT」リリースで作成したレコードにパンティを履かせ売りだし、ミリオンセラーを記録したりと、誰も思いつかないような破天荒なやり方で、彼はニュースを作りだしてきた。劇中でも描かれているが、アリス・クーパーに透明の服を着せ、体が丸見えの状態でステージに立たせた上、「裸のバンドマンがいる」とシェップ自ら警察に通報、「けしからんニュース」として新聞の見出しを狙うも、水蒸気で透明の服が曇ってしまい、結局、失敗に終わった…という出来事も笑い話として紹介されている。■SNSがなかった時代のニュースの作り方シェップ以外にも、SNSがなかった時代にニュースを作りだすため、さまざまな工夫を凝らしたプロモーションはいくつか存在した。例えば、「ビートルズ」は「アビイ・ロード」を発表する前にあえて「ポール死亡説」のうわさを世界中に流して話題性を高めた。また、「ローリング・ストーンズ」は‘75年のアメリカ・ツアー会見としてプレスを招待したにも関わらず、何時間も三流コメディアンのネタで彼らを待たせ、参加者から不満が出始めたころに会場の外から突如として大音響のベースを響かせながら登場し、「ローリング・ストーンズ」のその姿を記者たちが追いかけていくという演出を行い、破天荒ながらも話題を作りだしたことなどは有名。当時、世の中に何らかのニュースを巻き起こし、その時代の音楽シーンやカルチャーを確実に刻み続けるためには、メディアの力を存分に利用することが一番の得策だったのだろう。ニュースを作ることにおいて一番重要なのは、「何をニュースにするか」ではなく、「いま世の中が何を求めているか」を見極め、「どのように発信するか」を熟考し、「自らニュースを作り出すこと」だったようだ。SNSが普及したいまも、先月、米国大統領選挙に、アリス・クーパーが「問題のある時代には問題児を」とのキャッチフレーズで出馬宣言したのも、もしかするとシェップが裏でアドバイスをしていたのかもしれない!?『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』は9月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月22日ハリウッドきっての社会派監督オリバー・ストーン監督が、主演に『ザ・ウォーク』のジョセフ・ゴードン=レヴィットを迎え、米国による膨大な個人情報監視の事実を暴いた男の半生を描く『スノーデン』が、2017年1月27日(金)より日本公開されることが決定した。2013年6月――。それは、まさしく世界中に激震が走った瞬間だった。イギリスのガーディアン紙が報じたスクープで、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的な監視プログラムの存在が暴露されたのだ。さらに驚くべきは、ガーディアン紙に大量の最高機密情報を提供した人物は、NSA(米国国家安全保障局)の職員であり、ごく普通の29歳の若者だった。匿名ではなく、自らカメラの前に立ち「エドワード・スノーデン」と名乗ったその青年は、なぜ輝かしいキャリア、恋人と築き上げた幸せな人生のすべてを捨ててまで、重大な告発を決意したのか――。本作は、全世界に衝撃が走った史上最大の内部告発劇“スノーデン事件”の全貌に迫った問題作。これまで、アメリカ政府や政治の腐敗、欺瞞、矛盾を痛烈に批判し、アカデミー賞監督賞を2度受賞、『JFK』『ニクソン』『ブッシュ』と合衆国大統領をテーマにした映画を3本撮ってきた巨匠オリバー・ストーンが、いま、CIAとNSAという二大情報機関に属した若者 “スノーデン”の人物像に迫る。映画は、NSAの最高機密を盗み出したスノーデンが、香港の高級ホテルでドキュメンタリー作家のローラ・ポイトラス、ガーディアン紙の記者グレン・グリーンウォルドと初めて対面するところから始まる。その密室での緊迫感に満ちたやりとりは、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した『シチズンフォー スノーデンの暴露』に克明に記録されているが、本作はそこから9年前にさかのぼり、軍に志願入隊するなど国を愛する普通の若者だったスノーデンが、恐るべき現実に理想を打ち砕かれていった過程を映し出す。彼が目にしたのは、アメリカの情報収集プログラムは、テロリストだけでなく民間企業や個人におよび、日本を含む同盟国まで対象になっていたという驚愕の事実。全世界のメールや携帯電話での通話が監視され、個人の趣味、愛情、友情さえも脅かされかねない現実に危機感を募らせたスノーデンは、世界最強の情報機関に反旗を翻す決意を固めていく。また本作では、長年にわたってスノーデンのパートナーとして寄り添うリンゼイ・ミルズとの出会いとその後の軌跡にも注目。幾多の試練に直面しながらも、共に人生を歩んでいくことを確かめ合う姿をも描き出す。若き実力派俳優として名高いジョセフは、まるでスノーデン本人と見まがうほど瓜ふたつの風貌、声色、仕種をマスターしつつ、ナイーヴな青年の心の機微を見事に演じ切った。また、彼の恋人リンゼイ役には、『きっと、星のせいじゃない。』『ダイバージェント』シリーズのシャイリーン・ウッドリー。さらに、メリッサ・レオ、ザカリー・クイント、トム・ウィルキンソン、リス・エヴァンスといった個性派の名優たちが脇を固め、ニコラス・ケイジがCIA指導教官役で登場する。ストーン監督とジョセフが映し出す世界が震撼した内部告発劇に、引き続き注目していて。『スノーデン』はTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日(Photo by © 2013 NoMoneyFun Films Inc. and A&E Television Networks LLC. All Rights Reserved.)大物ロックスターのアリス・クーパーやピンク・フロイドのマネジメントやプロデュースをしてきたカリスマ、シェップ・ゴードン。 彼がプロデュースしてきたミュージシャン、映画、シェフはみんなスターの道をたどっていったという。 そんな壮大なキャリアの始まりは、ジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリクスとの“偶然の出会い”だった。 (Photo by © 2013 NoMoneyFun Films Inc. and A&E Television Networks LLC. All Rights Reserved.)60年代、それは若者がドラッグと快楽に浮かれていた時代。 そんなエネルギッシュで狂った時代を駆け抜けていった若き日のシェップ・ゴードンは、いつしかスーパーメンチ(超いい人、超偉人)と呼ばれるようになる。 たまたま泊まったロサンゼルスのホテルで、ジャニス・ジョプリンに殴られ、ジミ・ヘンドリクスに「おまえ、ユダヤ人か?ならピンクフロイドのマネージャーになれ」と言われた彼。 そんなことがきっかけでプロデューサーとしてのキャリアは始まり、話題作りのためにわざとライブ会場で警察に偽の通報をするなど突飛な発想で先々の時代を作っていくことになる。 ロン・ウッド(ローリング・ストーンズ ギタリスト)「シェップ・ゴードンとどうやって連絡を取るか知ってる?と誰もが聞いていた時代だ」 ※動画が見られない方はこちら ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクス、シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、そしてダライ・ラマなど錚々たる顔ぶれの著名人に囲まれて生きてきた彼の半生はどんなものだったのだろうか? いつもハリウッドを代表する美女たちに囲まれていたというけれど、彼は家庭を持っていたのか? そんな疑問に答えてくれるのが、シェップ・ゴードンに世話になってきた大勢のひとり、マイク・マイヤーズ(俳優、コメディアン、脚本家、映画プロデューサー)初監督作品のドキュメンタリー映画「スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-」だ。 (Photo by © 2013 NoMoneyFun Films Inc. and A&E Television Networks LLC. All Rights Reserved.) スティーブン・タイラー(エアロスミス ボーカリスト)「嫌な事があるとダライ・ラマに料理を作る。精神世界でぺ◯スを立てるのさ」 マイケル・ダグラス(『ウォール街』『ブラックレイン』)「持って生まれた才能と思いやりがある。クソ野郎だけどね」「誰にも話していないことをシェップには話している。妻にも内緒だ」 「シャロン・ストーンが家をほめると、シェップは“ありがとう、案内するよ”と言い、そのまま2人はどこかへ消えてしまった」 エンタメ界の大物たちによる数々の証言をもとに、本作は彼の半生を検証していく。 (Photo by © 2013 NoMoneyFun Films Inc. and A&E Television Networks LLC. All Rights Reserved.) <上映情報>『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』9月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開 シェップ・ゴードン本人や彼に育てられてきたスターたちへのインタビュー、彼の提案によるロックスターのぶっ飛んだパフォーマンスなど、過去から現在までの映像をたっぷりと盛り込んだ本作を見にぜひ劇場へ。(Photo by Dogwoof) この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“若者を惹きつける、70〜80年代のリアル。” 70〜80年代のファッションや音楽が、近頃リバイバルしている。この「リバイバル」の現象はなぜ起きているのだろうか?ファッション業界が「流行」を決めたかもしれ... ーBe inspired!
2016年08月31日映画『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』が、2016年9月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国の劇場で順次公開される。本作は、70年代ハリウッドのミュージックシーンを牽引した伝説のカリスマプロデューサー、シェップ・ゴードンの半生を描いたドキュメンタリー映画。『オースティン・パワーズ』などで知られる、俳優マイク・マイヤーズの監督デビュー作となる。ピンク・フロイドやアリス・クーパーらを世界的スーパースターに育て上げる一方で、食業界にもその名を轟かせ“カリスマシェフ”ブームを巻き起こした、ハリウッドの愛すべき陰の実力者であり、通称「スーパーメンチ(超いい人!)」と呼ばれるシェップ・ゴードン。マイケル・ダグラスやダライ・ラマ、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスター・スタローン、エイドリアン・ブロディ、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクスといった豪華セレブリティが語り継ぐ、シェップ・ゴードンの生き方とは…?快楽主義的な生活をしていた70年代から、本当の家族に憧れる仏教徒となった現在に至るまでの足跡を、笑いあり涙ありの貴重なアーカイブ映像を交えて辿ってゆく。【作品情報】『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』公開日:2016年9月24日(土)監督:マイク・マイヤーズ製作:ベス・アーラ編集:ジョセフ・クリングス音楽:ジョン・フーリハン / ウィラ・ユーデル共同編集:ブラッドフォード・コールマン共同製作:ステフ・チン アン=カリン・エデルブロック・フォッグ© 2013 NoMoneyFun Films Inc. and A&E Television Networks LLC. All Rights Reserved.【作品紹介】大学卒業後ロサンゼルスへと移ったゴードンは、チェックインしたホテルで“たまたま”ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスらと知り合い、なりゆき任せに音楽マネジメントの道へ。ピンク・フロイド、ルーサー・ヴァンドロス、テディ・ペンダーグラス、アリス・クーパーらをスターに育て上げ、エメリル・ラガッセのような“カリスマシェフ”を誕生させるなど、天才的マネジメント手腕を発揮する。快楽主義的イケイケドンドンの70年代から、本当の家族にあこがれる仏教徒となった現在に至るまでの足跡を、笑いあり涙ありの貴重なアーカイブ映像を交えて辿ってゆく。
2016年08月25日数多くのセレブに愛され、70年代のミュージックシーンを牽引した伝説の音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの半生を描くドキュメンタリー作品『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』。このほど、なりゆきで音楽の世界に飛び込んだ男がやってのけた、型破りなアイデアと衝撃映像満載の予告編映像が解禁となった。大学卒業後、ロサンゼルスへと移ったシェップ・ゴードン。チェックインしたホテルで“たまたま”ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスらと知り合い、なりゆき任せに音楽マネジメントの道へ。「ピンク・フロイド」、ルーサー・ヴァンドロス、テディ・ペンダーグラス、アリス・クーパーらをスターに育て上げ、エメリル・ラガッセのような“カリスマシェフ”を誕生させるなど、天才的マネジメント手腕を発揮する。快楽主義的イケイケ&ドンドンの70年代から、本当の家族にあこがれ、仏教徒となった現在に至るまでの足跡を、笑いあり涙ありの貴重なアーカイブ映像を交えて辿ってゆく。本作は、70年代ハリウッドのミュージックシーンを牽引した伝説のプロデューサー、シェップ・ゴードンの破天荒な半生に迫ったドキュメンタリー。『オースティン・パワーズ』シリーズのマイク・マイヤーズが監督を務め、米テキサス州・オースティンで開催されるサウス・バイ・サウスウェスト映画祭(SXSW FILM)にも正式出品され、注目を集めた。予告編では、マイケル・ダグラス、シルベスター・スタローンなど、豪華セレブリティが登場し、享楽の音楽シーンを作り上げた伝説的プロデューサーの人柄を“ありのままに”語っていく。また、ジョニー・デップ、ジョー・ペリー(エアロスミス)と「ハリウッド・ヴァンパイアーズ」を結成したハードロック界の重鎮アリス・クーパーの、当時の常識破りなステージパフォーマンスなど、その人生を象徴するかのような衝撃映像の数々も収録されている。輝かしいキャリアを通じて星の数ほどのスターと出会い、長年に渡ってアメリカのエンタメ業界を牽引してきた超重要人物の“悪知恵”とユーモア、そして人生の悲哀が詰まった予告編。音楽好きやカルチャー好きには、70~80年代の業界の裏側を垣間見ることができるのも見逃せない。『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』は9月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月22日(Photo by zaziefilms)70〜80年代のファッションや音楽が、近頃リバイバルしている。 この「リバイバル」の現象はなぜ起きているのだろうか? ファッション業界が「流行」を決めたかもしれない。 伝説のロックバンドが再結成したからかもしれない。 しかし、それだけではないだろう。 これらの時代が若者を惹きつける理由とは一体何だろうか? (Photo by .samm)放浪者のような自由なスタイルの、“ボヘミアンファッション”や“ヒッピーファッション”。 そして型破りでエネルギッシュなハードロックやパンクロックも大きな注目を集めている。 この時代の何から、私たちは魅力を感じるのだろうか?(Photo by Eva Freude)1970〜80年代、それは1980年代以降に生まれたミレニアル世代の若者が、産声をあげる前もしくは幼なかったころだ。 社会の規律を否定し快楽に溺れたり、満ち溢れたエネルギーで激動のなかを駆け抜けた当時の若者たちは、ミレニアル世代にない「何か」を持っている。 自分の知らない時代・幼い頃の記憶にしか残っていない時代のことだからこそ、憧れを抱いてしまうのかもしれない。 自由を愛して奔放に生きたり、社会に抵抗するエネルギーに溢れていた、70〜80年代の若者たち。 彼らの過ごした時代の雰囲気から感じとる、今の時代にはない“熱気”や“狂気”を、私たちは求めてしまうのではないか?(Photo by 地獄に堕ちた野郎ども)ファッションを真似したり音楽を聞いたりするその前に、今年9月に公開されるドキュメンタリー映画で、リアルな1970〜80年代を感じてみるのはいかがだろうか? ファッションを参考にするにも、もってこいのお手本ばかりだ。 『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』(9月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開)(Photo by © 2013 NoMoneyFun Films Inc. and A&E Television Networks LLC.All Rights Reserved.)大物ロックスターのアリス・クーパーやピンク・フロイドのマネジメントやプロデュースをしてきたカリスマ、シェップ・ゴードン。 誰よりも「超いい人」で「超イカれた偉人」である彼の人生を、本人と各界の大物たちはどう見てきたのか? 詳しくはこちら。 『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』(2016年9月10日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!)(Photo by ©2015 by JANIS PRODUCTIONS LLC & THIRTEEN PRODUCTIONS LLC.All Rights Reserved.)しゃがれた声とその自由奔放な生き方が、若者を熱狂させたジャニス・ジョプリン。 「音楽史上最高の女性スター」と称される伝説のシンガーである彼女が生きた激動の時代と人生をとらえたドキュメンタリー。 彼女の27年間の短い人生はどのようなものであったのだろうか? 詳しくはこちら。 『地獄に堕ちた野郎ども』(9月17日(土)より渋谷HUMAXシネマほか全国順次公開)(Photo by ©2015 Damned Documentary LLC.)セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュとともにロンドン三大パンクバンドのひとつに数えられるダムド。 「真のパンクバンド」と称される彼らのぶっ飛んだパフォーマンスと生き様が描かれたドキュメンタリー。 彼らのクレイジーさから何を学べるだろうか? 詳しくはこちら。 <<番外編>>60年代の音楽スター、ザ・ビートルズ 『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』(9/22(木・祝)より 角川シネマ有楽町ほか全国公開!)(Photo by 映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』公式サイト)世界中を熱狂の渦に巻き込んだザ・ビートルズの63~66年のコンサート映像を中心に構成される音楽ドキュメンタリー。 今も健在のメンバーや当時の映像が語る、あなたの知らないザ・ビートルズ秘話とは? 詳しくはこちら。 この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!初来日!SXSW映画部門の大物ディレクターに聞く「本当に良い映画」 「みんな思ったよりも背が高かった。夫は2メートルちょっとだから、日本で一番背が高い人になるんじゃないかってみんなが冗談を言っていたのだけど、そんなことはなかったのよ(笑)」... ーBe inspired!
2016年08月21日駅構内で憧れの俳優が楽器を演奏していたら…意外と本人だとは気が付かないのかもしれない。ジョセフ・ゴードン=レヴィットがFacebookの公式ページにおもしろい動画を投稿した。それはなんと、地下鉄の駅構内でがむしゃらにドラムを叩くジョセフ本人の姿。青いドラムセットを赤いマットにセットするスーツ姿の彼を、あの俳優のジョセフだと認識している人はいないようだ。電車が到着し、乗降客でにぎやかになった構内でも、見て見ぬふりの人ばかり。ストリートパフォーマーだと思われているのだろうか。ジョセフが演奏を始めても、注目しているのは子ども連れのお母さんくらい。しばらくすると、ジッと見つめる人も増えてくるが、有名俳優にしてはなんとも寂しい観客数。果ては電車のドア近くに乗っていたお客さんに「ピーウィー・ハーマンに似てるね」と言われてしまうちょっと不名誉な事態(※ピーウィー・ハーマンを演じていたポール・ルーベンスは、ちょっと恥ずかしいスキャンダルや児童ポルノ所持で逮捕歴がある)に、ジョセフも大ウケ。この突然のドラム演奏は、ジョセフが2004年に設立した制作会社「ヒットレコード」と「LG」が共同で立ち上げたプロジェクトで、「日常に驚くほど見事な瞬間を」をテーマにダンスや歌、楽器の演奏を披露して動画に収め、最終的にみんなの動画をまとめて1つのアートにするという企画の一部。昨年もLGとコラボして、同様の企画から1つのCMを作り出した。(Hiromi Kaku)
2016年08月16日真夏の映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2016」が、2016年7月16日(土)から8月19日(金)まで、東京・新宿の新宿シネマカリテで開催される。「カリコレ2016」は、1本1本丁寧に厳選した魅力的でバラエティに富んだ作品を上映する映画祭。裏テーマに“映画の夏フェス”を設定し、7月16日(土)から7月22日(金)までの1週間、今世界で注目が集まるアメリカ最大のビジネス・クリエイティブ・フェスティバル「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」の映画部門にフィーチャーする。SXSWとは、毎年3月テキサス州オースティンで開催されている音楽・映画・インタラクティブの祭典で毎年約20万人が参加する巨大フェス。今回は、そんなSXSWが取り上げて来た秀作を「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」と銘打って厳選上映。SXSW FILMのフェスティバル・ディレクター、ジャネット・ピアソンがこの企画に合わせ緊急来日し、一部作品の上映前では特別セミナーを実施する。上映作品は、米国音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの「超いい人」な人生を振り返る、ミュージック・ドキュメンタリー『スーパーメンチ』など。さらに、今や店舗は日本のみの米国大手CDチェーン店タワーレコードの栄枯盛衰を、コリン・ハンクス監督が創業者ラス・ソロモンの視点から描いた音楽歴史ドキュメント『オール・シングス・マスト・パス』や、200頭の猛獣たちとのアフリカでの共同生活を撮ったCG無しのド迫力映画『ロアー(原題)』など、新作を含めた魅力的な全7作品を上映する。「カリコレ2016」は大阪と名古屋、そして長野でも開催が決定。東京で上映される新作の中から選りすぐりのラインナップを用意する予定だ。上記以外にも、イベントや企画が盛りだくさん。ここだけでしか観られないあなたの1本に会いに来てみては。【概要】カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016期間:2016年7月16日(土)〜8月19日(金)場所:新宿シネマカリテ住所:東京都新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビルB1F©カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016実行委員会■SXSW TOKYO SCREENING WEEK期間:2016年7月16日(土)〜7月22日(金)上映作品: 『スーパーメンチ』、『オール・シングス・マスト・パス』、『ショート・ターム』、『サケボム』、『ゴット・ヘルプ・ザ・ガール』、『FRANK−フランク−』、『ロアー』(原題)TEL:03-5572-7375©2015-2016 SXSW, LLC. SXSW, SXSWedu, SXSW Eco, and South By Southwest are trademarks owned by SXSW, LLC.Any unauthorized use of these names, or variations of these names, is a violation of state, federal, and international trademark laws.■地方開催大阪:8月6日(土)〜8月26日(金)「シネ・リーブル梅田」名古屋:8月6日(土)〜9月2日(金)「中川コロナシネマワールド」 長野:9月10日(土)〜10月28日(金)「長野シネマポイント」
2016年07月10日アメリカ最大規模にして世界最大のエンタメフェス「SXSW」(サウス・バイ・サウスウエスト)の映画部門「SXSW FILM」が、7月16日(土)~22日(金)まで1週間限定で「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」として日本に上陸。ジャパンプレミア作品を含む7作を厳選上映することになった。1987年、米テキサス州オースティン在住の3人のインディーズアーティストのマネージャーが、自分たちのアーティストをどうやって売っていくか意見交換しようと呼びかけたのが始まりの「SXSW」。インディー音楽のお披露目の場「SXSW Music Festival」として急速に拡大し、Twitterを一躍有名にしたインタラクティブ部門の飛躍を経て、現在ではオバマ大統領やビル・ゲイツの基調講演や、レディー・ガガのガラコンサート、トム・クルーズの新作のお披露目など、アメリカ最大規模の巨大フェスへと成長。毎年3月に行われるフェスティバルは9日間で、映画部門「SXSW FILM」では、期間中400回以上もの上映が組まれている、世界最大のエンタメの祭典となっている。今回、新宿シネマカリテにて開催される「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」では、「SXSW」公式出品作品の中からジャパンプレミアを含む、厳選された作品を一気に上映。記念すべきオープニング作品は、カリスマ音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの伝記ドキュメンタリー『スーパーメンチ』(原題:Supermensch: The Legend of Shep Gordon)をプレミア上映。『ウェインズ・ワールド』や『オースティン・パワーズ』で自らのロックマニアぶりをいかんなく発揮したカナダ出身の俳優・コメディアン、マイク・マイヤーズの初監督作品であり、マイケル・ダグラスやダライ・ラマ、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスター・スタローン、シャロン・ストーン、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクスといった豪華セレブリティが語り継ぐ本作を、ひと足早く目にすることができる。そのほか、『ルーム』でアカデミー女優へと進化する前の初々しいブリー・ラーソンが主演し、2013年「SXSW Film」の観客賞などを総なめにした『ショート・ターム』、“金ちゃん”以前の濱田岳が全編英語でチャレンジし、現地を知る数少ない日本人俳優となった『サケボム』、「ベル・アンド・セバスチャン」のスチュアート・マードック監督・脚本作『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』、『ルーム』でアカデミー賞にノミネートされたレニー・アブラハムソン監督が「世界で最もハンサムな顔」マイケル・ファスベンダーに奇妙な被り物をさせた『FRANK -フランク-』を上映。また、ジャパン・プレミアとして、現在は日本にしか店舗がないタワーレコードの創業者に迫った音楽ドキュメンタリー「ALL THINGS MUST PASS」(原題)、ヒッチコックの『鳥』の主演女優ティッピ・ヘドレンとまだティーンエイジャーのメラニー・グリフィスが、CG全盛の時代に圧巻の映像に挑んだおバカ映画かと思いきや、ラストは超社会派という「ロアー(ROAR)」(’81)も登場。見逃せない作品が目白押しとなる。「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」は7月16日(土)~7月22日(金)まで新宿シネマカリテにて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年06月16日映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2016」が、7月16日から8月19日まで、東京の新宿シネマカリテで開催される。今年で3回目を迎える「カリコレ」こと「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション」。今年は、上映本数、内容共にパワーアップし、“映画の夏フェス”と称して、ジャンルや国境を越えた選りすぐりの新作や旧作、未公開作71タイトル(カリコレ史上最多本数)がラインアップ。さらに、メインヴィジュアルのタッチが、イラストレーターの田中梓による描き下ろしイラストで一新された。本映画祭のオープニングを飾る作品は、『6才のボクが、大人になるまで』のリチャード・リンクレーター監督最新作『Everybody Wants Some!!(原題)』。クロージング作品には、『私たちのハァハァ』の松居大悟監督が、山内マリコの同名小説を原作に蒼井優主演で描いたミステリアスな青春ガールズムービー『アズミ・ハルコは行方不明』が登場する。上映日には、松居監督も舞台挨拶に登壇する予定だ。また、先行プレミア作品には、天才医師とクセ者神父の交流を笑いと涙で描いたコメディ『神様の思し召し』をはじめ、本年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた戦争巨編『A WAR(原題)』、80年代軍事政権下の韓国で、ある事件をきっかけに熱血人権弁護士へと転身する男を描いたソン・ガンホ主演の『弁護人』、『あの頃、君を追いかけた』に続く青春映画の傑作で、2015年台湾No.1ヒットの『私の少女時代 -Our Times-』、NYで出会ったプロ志望のバレエダンサーと英国人ヴァイオリニストのアツい青春ダンス映画『ハートビート』がラインアップ。さらに、「カリコレ」による映画人発掘企画「カリコレ発掘!NEW COMER」では、有名オーケストラ吹奏楽団と間違えてアマチュア楽隊を島に招いてしまったことから起こる大騒動をユーモラスに描いた坂下雄一郎監督の『東京ウィンドオーケストラ』が上映される。そして、新作上映では、『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督作『ブリーダー』をはじめ、製作総指揮&初ロマコメ主演のサイモン・ペッグによる『マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり』、英国の名門大学で権力という蜜の味を知った美しく下劣な男たちの狂った秘密クラブを描いた『ライオット・クラブ』、ジャン・レノ主演で贈るハートウォーミングな『プロヴァンスの休日』、グザヴィエ・ドランが出演を熱望したという『神のゆらぎ』、マイケル・ファスベンダー出演のウエスタン・アクション『スロウ・ウエスト』、キアヌ・リーヴス主演のクライム・スリラー『エクスポーズ 暗闇の迷宮』、B級映画粗製乱造社アサイラムが描くゾンビ動物園『ZOOMBIES(原題)』などが公開される。企画上映も目白押しだ。今年の映画秘宝プレゼンツは“真夏のカーペンターまつり!”と称し、映画秘宝おなじみの面々をゲストに迎えてジョン・カーペンター監督の『ゼイリブ』を上映。また、デビット・ボウイ追悼として公開30周年の『ビギナーズ』が上映される。さらに、「大井武蔵野館 MEMORIAL」では、『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』が上映されるほか、「ミニシアターGOLD SELECTION」では、オドレイ・トトゥ主演の名作『アメリ』が登場。「インディペンデント魂!ヘラルド黄金伝説」では、年齢が離れた男女の恋愛を美しいメロディーに乗せて描くイタリアの恋愛映画『ラストコンサート』など、バラエティーに富んだ作品が上映される。その他にも、毎年アメリカ・テキサス州で開催されているエンタメの祭典“SXSW”(サウス・バイ・サウスウエスト)で取り上げられた秀作を厳選上映するオフィシャルコラボ企画「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」も開催。米国カリスマ音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの人生を追ったドキュメンタリー『スーパーメンチ』をはじめ、米国大手CDチェーン店タワーレコードの栄枯盛衰を語る歴史ドキュメント『オール・シングス・マスト・パス』、200頭の猛獣たちとアフリカで共同生活を送ったCG無しの『ロアー』などの魅力的な作品がラインアップしている。なお、「カリコレ2016」は大阪と名古屋でも開催が決定。東京で上映される新作の中から、それぞれ選りすぐりの作品が上映される。大阪は、シネ・リーブル梅田にて8月6日から8月26日まで、名古屋は、中川コロナシネマワールドで8月6日から9月2日までの開催となる。各作品の上映スケジュールや詳細は、劇場に設置のチラシや映画祭の公式サイトから確認出来る。【イベント情報】「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2016」会場:新宿シネマカリテ住所:東京都新宿区新宿3丁目37-12 新宿NOWAビルB1F会期:7月16日~8月19日料金:新作1,500円(リピート割1,200円)、旧作1,000円012345678
2016年06月16日チャニング・テイタムとジョセフ・ゴードン=レヴィットがミュージカル映画で共演することが決まった。「The Hollywood Reporter」誌によると、ストーリーの詳細などは明らかにされていないが、パイロット2人が災難に巻き込まれるコメディ仕立てのミュージカルで、R指定のオリジナル作品になるという。チャニングは『ステップ・アップ』や『マジック・マイク』シリーズでダンスのスキルは証明済み。ジョセフも『(500)日のサマー』でミュージカル調のシーンを見事に演じている。ミュージカル「Wicked」を手がけたマーク・プラットらと共にチャニングとジョセフはプロデューサーも務める予定。脚本はマイケル・バコールが担当する。ジョセフは2001年の主演作『Manic』(原題)で、チャニングは『21ジャンプストリート』と続編の『22 Jump Street』(原題)でマイケルと一緒に仕事をしている。(text:Yuki Tominaga)
2016年02月09日『インセプション』『ダークナイト ライジング』の若手実力派ジョセフ・ゴードン=レヴィットが、命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティを演じ、注目を集める映画『ザ・ウォーク』。このほど、公開を目前に控えた本作の最終予告編が解禁となった。舞台は1974年、フランスからニューヨークに、ある夢を抱いて渡ってきた実在の人物フィリップ・プティ(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。その夢とは、NYワールド・トレード・センターのツインタワーの間をワイヤーロープ1本でつなぎ、命綱なしの空中闊歩に挑むという途方もないものだった――。本作は、フィリップ・プティが当時世界一の高さを誇ったツインタワーを結ぶ、高さ411m、地上110階の道なき空間にチャレンジする姿を描いたヒューマン・エンタテインメント超大作。伝説の男・プティを演じるのは、結婚後も高い人気を博しているジョセフ。監督を『バック・トゥー・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』などで知られる巨匠ロバート・ゼメキスが務める。今回解禁となった最終予告編は、手に汗握る上空でのワイヤーウォークの圧倒的な迫力とともに、誰もが不可能と思う夢に勇気と覚悟を持って挑戦し、歴史を変えた主人公・プティの、夢のその先に待つ何かを感じさせる、感動的な映像となっている。迫力の映像とともに浮かぶ「無謀」、「狂気」、「違法」そして「夢」、「希望」、「挑戦」というワード、そして繰り広げられる人間ドラマと驚愕の天空ウォーキング。死への不安と戦い、数々の障害を乗り越え、周囲の人間に止められながらも、決して夢への歩みをやめなかったプティ。なぜ、彼は命を懸けてまで、その1歩を空中に踏み出したのか?そして、その先に何を見たのか?ご存じのように、彼が渡ったツインタワーはもう存在しないため、未来永劫、2度とこの冒険は誰にも挑戦できない。その“人類でたった彼1人という事実”もまた、切なく胸に迫ってくる。ゼメキス監督が、「貿易センタービルの存在はともすれば悲劇とともに語られてしまうが、本当はかつての美しかったNYの姿の中で我々の心に残っているはず。それをもう一度思い出して欲しい」と話し、「入念な準備を重ねて、ついにワイヤーに最初の1歩を踏み出した瞬間の高揚感、それがフィリップの生きがいなんだ」とジョセフが語り、「僕のパフォーマンスを見た人たちから、『自分も夢をかなえられる。山を動かせるという気持ちになった』と言われる。これは完璧さの探求とアートに対する敬意の物語なんだ」と、プティ本人も太鼓判を押す本作。人類でプティしか知らない驚愕の世界を、まずはこちらの予告編で覗いてみて。『ザ・ウォーク』は1月23日(土)全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月08日ジョセフ・ゴードン=レヴィットが14日、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)のワールドプレミアに、ヨーダのコスプレ衣装で登場した。ジョセフは、ジェダイ・マスターであるヨーダに扮するため、顔を緑に塗り、大きなとがった耳と白のバスローブを着て、ロサンゼルスのTLCチャイニーズ・シアターで行われた同イベントのレッドカーペットに姿を現した。『(500)日のサマー』でおなじみのジョセフは『スター・ウォーズ』の大ファンであることを公言しており、もし次回作への出演オファーがあれば絶対に参加したいと話している。シネマブレンドのインタビューで「もちろん! もう毎日製作チームに聞いてるくらいだよ。『僕はまだ作品に出られないのですか? 僕はまだ作品に出られないのですか? お願いだよ! 僕にとってすごく重要なんだ! 映画に出たいんだよ!』ってね」と熱く語った。また、映画監督であり俳優でもあるスパイク・リーやマシュー・マコノヒーも、ジョセフと同じくヨーダのコスプレをして同イベントに参加したという。さらに、ソフィア・ベルガラやモデルのカルーシェ・トランは、レイア姫のトレードマークであるおだんごヘアでレッドカーペットに登場。セレブたちはそれぞれレッドカーペット上でストームトルーパーやC-3PO、R2-D2、BB-8らと一緒にポーズを決めたりして楽しんでいた。同イベントには、『スター・ウォーズ』シリーズではおなじみのハリソン・フォードやマーク・ハミル、キャリー・フィッシャーはもちろん、今回の新作で初めて参加したジョン・ボイエガやデイジー・リドリー、マックス・フォン・シドー、グェンドリン・クリスティーらも出席した。(C)BANG Media International
2015年12月17日第28回東京国際映画祭オープニング作品に決定しているジョセフ・ゴードン=レヴィット主演『ザ・ウォーク』が、9月26日(土)より開催された第53回ニューヨーク映画祭のオープニング作品として、N.Yにてプレミアを開催。主演のジョセフをはじめ、ロバート・ゼメキス監督ほか主人公のモデルとなったフィリップ・プティ本人も来場し、レッドカーペットイベントと記者会見を行った。舞台は1974年――NYのワールド・トレード・センター間をワイヤーロープ一本でつなぎ、高さ411m、地上110階の道なき空間に足を踏み入れて命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティが、フランスからニューヨークに渡り、誰もが思いつかなかった未知の世界にチャレンジするまでを描いたヒューマン・エンタテインメント超大作として話題の本作。今回、本作がオープニング作品に選出されたニューヨーク映画祭では、過去にも『ソーシャル・ネットワーク』や『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』などアカデミー賞を多く受賞した作品がオープニングに選ばれており、本作の注目度の高さが伺える。そんな本作のN.Yプレミアには、ロバート・ゼメキス監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィットほかキャスト、スタッフが顔を揃え、そして主人公のモデルとなったフィリップ・プティ本人も駆けつけた。主演のジョセフは今回の主演にあたり集中したことを問われ、「最初の一歩を踏み出す瞬間、そこに集中しました」と話し、「誰もが不可能だと思う夢は、自分自身もあきらめてしまいがちだが、プティは周りの意見に惑わされることなくやり切った素晴らしい人だ」と熱弁。また、人間離れしたハイワイヤーアーティストぶりを再現するために、プティのもとで訓練したことも明かし「ロープを渡ることは痛みを伴うけど楽しい」「彼の施設は素晴らしいよ」とコメント。さらに、フランス人のプティになり切るためにフランスなまりのアクセントを習得したジョセフ。彼のフランスなまり英語について、共演のフランス出身、シャルロット・ルボンは、「彼のアクセントはすばらしかったわ!」と称賛を贈った。監督は本作の制作で苦心した点について「1974年を正確に再現するのにとても時間を費やしたよ」と述べ、最も注力した部分について「フィリップ・プティが、ワールド・トレード・センターの間に張ったワイヤーロープを初めて踏み出す瞬間こそが最も美しい瞬間。その瞬間を集中して描きたかった」と話し「夢を追いかける人は本当に好きだし、尊敬する」とプティを賞賛。実は、1974年当時はこの事件のことを知らなかったという監督は、のちに子ども向けの本でこの事実を知ったそうで、「ほんの小さな8ページの本に惹かれ、調べていくうちに、魅力的な映画を作る為のすべての要素が備わっていることがわかりました」と思いを語った。会見では、本作と同じくフィリップ・プティがワールド・トレード・センターを渡ったことを題材にしたドキュメンタリー映画『マン・オン・ワイヤー』について、「『マン・オン・ワイヤー』公開よりも先に権利も取得しており、ドキュメンタリーと3D大規模作品と立ち位置は異なる」とし、「どちらの作品にも言えることはプティの偉業を示すことである。ただ、記録がないためドキュメンタリーでは彼が歩く姿を動画で見せることが出来ませんでした」と述べた。プレミア上映後の映画評では「THE TELEGRAPH」の五つ星のように高評価を多数獲得!今後の賞レースを盛り上げる期待作のひとつとして、さらに目が離せない話題作となった。『ザ・ウォーク』は2016年1月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月29日ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演『ザ・ウォーク』が、第28回東京国際映画祭のオープニング作品として一足早く日本で公開されることが決定し、現実離れした実話に基づく本作のクールでリズミカルな最新予告映像と併せて発表された。1974年、当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センターは、NYにそびえ立つ摩天楼の中でも王者と呼ぶにふさわしい荘厳なツインタワー。この間をワイヤーロープ一本でつなぎ、命綱なしの空中闊歩に挑んだある男、フィリップ・プティ(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)がいた。伝説の男プティを演じるのは、『インセプション』などで注目された若手実力派俳優ジョセフ。監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』『キャスト・アウェイ』『フライト』などで知られるアカデミー賞監督のロバート・ゼメキス。どの作品でも“最先端のVFX技術”を活かした映像で世界中を驚きと感動で魅了してきたゼメキス監督だが、本作の身もすくむような迫力のある映像は、その集大成であり最高峰といっても過言ではない。ゼメキスは「1974年、当時世界一の高さを誇るツインタワーの間を渡ろうとするなんて、誰も考えない。前人未到のチャレンジをした男だけが味わえる外界から遮断された孤独。生と死のドラマ。高所恐怖症にはあまり気持ちのいいものではないかもしれないがね(笑)」と、その実話の魅力を語る。本作はすでに、9月25日から開催される第53回ニューヨーク映画祭のオープニング作品にも決定したばかり。同映画祭のオープニングを飾った歴代作品は、アカデミー賞ノミネート、批評家に絶賛される優秀作であり、本作もまた賞レースに絡む作品と保証されたといえそうだ。また、併せて最新予告編映像も到着。NYのワールド・トレード・センター間をワイヤーロープ1本でつなぎ、高さ411m、地上110階の道なき空間に足を踏み入れようとするフィリップが、フランスからニューヨークに渡り、誰もが思いつかなかった冒険にチャレンジするまでの軌跡と、苦悶、葛藤が垣間見える。<100%未体験>の映像体験であることはもちろん、生と死を賭けた人間ドラマをも期待させる注目作を、まずは予告映像から味わってみて。『ザ・ウォーク』は2016年1月23日(土)より全国にて公開。IMAX3D上映も決定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月28日『ダークナイト』3部作で知られる“ゴッサム・シティ”を舞台に、その前日譚として若き日のゴードン刑事の活躍を描いた海外ドラマ「GOTHAM/ゴッサム」。先日、本作のメインキャストらが来日し話題を呼んだが、この度、主演のベン・マッケンジーと彼の吹き替えを担当した人気声優・小野大輔との夢の“日米ゴードン”対談が実現。その模様がWEB上で公開された。本作で主役のゴードンを演じるのは、「The OC」のライアン役で人気を博したベン。実はそのライアン役の日本語吹き替えを担当したのも、本作と同じく人気声優の小野さんだったという。小野さんは、洋画吹き替えでは「glee」(フィン・ハドソン役)、「スティーブ・ジョブズ」(スティーブ・ジョブズ役)などを担当。またアニメ作品にも多数出演しており、「黒執事」(セバスチャン・ミカエリス役)や「宇宙戦艦ヤマト2199」(古代進役)など話題作で立て続けに主演を好演。声優アワードでは主演男優賞を過去2回受賞している実力派声優だ。アーティスト活動も活発に行なっており、2016年1月には自身初の単独日本武道館公演が決定している。そんな人気声優の小野さんにとって、「The OC」は洋画での初主演作であり、当時は大きなプレッシャーを感じたという。そんな中、ベンと小野さんが同じ歳であるということや、2人とも“役者としてはこれから”という似た境遇にあることを知り、シンパシーと勇気を感じたそう。「この役者さんと一緒に成長してゆきたいと思っていたんです。お会いするのは初めてなんですが、昔からの旧友に会ったような感覚です」と大感激の様子。一方のベンも、「『The OC』の頃は、僕もカメラの前に立った経験はほぼゼロだったんだ。だから小野さんと同じように、火の中へ投げ込まれるような感覚だった。分身に会ったようでとても面白いね。自分の役の声優さんにお会いするのは、初めてなんだ。とても新鮮な感覚だよ」と、小野さんとの出会いに感銘を受けたよう。また「吹き替えを聞いたけれど、深い声ですごくいいね。おかげでジムも男前に見えるね。もうすっかりファンだよ」と小野さんの演技を絶賛した。公開された対談映像では、そのほかにもそれぞれのキャラクターの演技論や、ベンもアニメでの声優経験があることからアニメ吹替え論について熱く語る姿が映し出される。最後には、小野さんから「これからもベンの吹替えは僕が担当したいです。そして、もし僕が声優として出演したアニメがアメリカで放送されるときは、ぜひベンにお願いしたいです」と互いの今後の活躍を健闘しあう一幕も。日米の実力派俳優たちが、不思議な縁で結ばれ役10年越しに同じ役を演じた本作。ぜひ吹き替え版でも本作を観賞し、ベンも絶賛した小野さんの演技を堪能してほしい。「GOTHAM/ゴッサム<ファースト・シーズン>」は7月22日(水)よりDVD&デジタルレンタルがスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年07月05日