フランス映画『またヴィンセントは襲われる』(原題:Vincent doit mourir)の日本公開が決定。日本公開版ポスタービジュアルと予告編もあわせて到着した。ある日、ヴィンセント(カリム・ルクルー)は職場で働いていたインターン生から突然、暴行を受ける。癒える間もなく今度は別の同僚にも襲われたが、加害者たちは襲撃時の記憶を全く覚えていなかった。さらに、「事件の原因は被害者の方にあるのでは」と疑われる始末。彼に突然殺意を向けて襲いかかってくる者は後を絶たなくなり、見ず知らずの人すらも狙ってくるように――。本作は、ただ目が合っただけで周囲の人々に襲われるようになった男が、生き残りの戦いの果てに辿り着く終末を描いた、フランス発の不条理サバイバル・スリラー。「第76回カンヌ国際映画祭」批評家週間に選出され、ゴールデンカメラ賞にノミネート、「シッチェス・カタロニア国際映画祭」では最優秀主演俳優賞を獲得するなど、世界各地の映画祭で高く評価されている本作。公開決定と合わせて到着したポスタービジュアルの青色からは、ヴィンセントの目に映る「不条理に自身の命を狙う残酷な世界」をイメージさせる。予告編では、目が合ってしまい、襲撃を受けるヴィンセントの姿が描かれ、なぜ襲われるのか謎がより深まる仕上がりとなっている。『またヴィンセントは襲われる』は5月10日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:またヴィンセントは襲われる 2024年5月10日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2023 - Capricci Production - Bobi Lux - GapBusters - ARTE France Cinéma - Auvergne-RhôneAlpes Cinema ‒ RTBF
2024年04月06日横浜の商業施設「マークイズみなとみらい」内に新しくオープンする映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ スタイルエス(STYLE-S) みなとみらい」では、オープン日の2024年4月26日(金)から7月11日(木)にかけて、映画『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品と『ファンタスティック・ビースト』3作品を上映する。映画『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品、一挙公開『ハリー・ポッター』シリーズは、若き魔法使いのハリー・ポッターと世界征服をたくらむ闇の帝王、ヴォルデモートとの戦いを描いた、J・K・ローリング原作の物語。映画は2001年から2011年までに全8作品が劇場公開され、主人公ハリー・ポッターを務めたダニエル・ラドクリフ、その仲間を演じたロン・ウィーズリー役のルパート・グリントやハーマイオニー・グレンジャー役のエマ・ワトソンなど、出演者の成長と共に、およそ10年にわたってファンタジーな魔法の世界を紡いできた。映画『ファンタスティック・ビースト』3作品も今回の特集上映では、シリーズの始まりである『ハリー・ポッターと賢者の石』から完結編の『ハリー・ポッターと死の秘宝 <PART2>』まで、全8作品を公開する。また、『ハリー・ポッター』シリーズから約70年前の世界を舞台にし、エディ・レッドメイン扮する魔法動物学者のニュート・スキャマンダーを主人公に描いた映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズ3作品も上映。あわせて11作品が一挙に公開される特別な機会となっている。<上映期間・作品>■4月26日(金)~5月9日(木)『ハリー・ポッターと賢者の石』『ハリー・ポッターと秘密の部屋』■5月10日(金)~5月23日(木)『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』■5月24日(金)~6月6日(木)『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』『ハリー・ポッターと謎のプリンス』■6月7日(金)~6月20日(木)『ハリー・ポッターと死の秘宝 <PART1>』『ハリー・ポッターと死の秘宝 <PART2>』■6月21日(金)~6月27日(木)『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』■6月28日(金)~7月4日(木)『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』■7月5日(金)~7月11日(木)『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』詳細映画『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品・映画『ファンタスティック・ビースト』3作品の特集上映場所:ローソン・ユナイテッドシネマ スタイルエス みなとみらい場所:マークイズみなとみらい 5階 エンタテインメントフロア住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1■ローソン・ユナイテッドシネマ スタイルエス みなとみらいオープン日:2024年4月26日(金)スクリーン数:12スクリーン座席数:約1,050席(一部特別料金のプレミアシートあり、車椅子スペース含む)Harry Potter characters, names and related indicia are trademarksof and © Warner Bros. Entertainment Inc.Harry Potter Publishing Rights © J.K.R.© 2022 Warner Bros.Entertainment Inc. All rights reserved.
2024年04月05日ロングラン上映となった『映画 ◯月◯日、区長になる女。』のポレポレ東中野での最終上映が4月26日(金)に決定した。本作は、1月2日から東京・ポレポレ東中野にて公開が始まり、以来18日間連続ソールドアウトを記録した話題のドキュメンタリー。ポレポレ東中野では4か月に渡るロングラン上映が続き、3月末までの動員は、ポレポレ東中野だけで6,500人を突破、全国の劇場を合わせると8,000人に達した。そしてその後も都内の上映は続き、GWの5月1日(水)からシネマ・チュプキ・タバタ(北区)でのバリアフリー上映(全回日本語字幕付き、音声ガイドあり)、さらに6月には映画の舞台となった杉並に隣接する下高井戸シネマ(世田谷区)での上映も決定している。いよいよポレポレ東中野での最終上映が4月26日(金)に決定、上映後には監督ペヤンヌマキと本作出演の杉並のみなさまの舞台挨拶も予定されている(時間は後日発表)。地方での公開も拡大を見せており、現在上映中の横川シネマ(広島)やナゴヤキネマ・ノイ(愛知)、別府ブルーバード劇場(大分)に続き、4月8日からは監督ペヤンヌマキの地元・長崎のユナイテッド・シネマ長崎特別上映をはじめ、上田映劇(長野)、シアターキノ(札幌)、横浜シネマリン(神奈川)、5月には静岡シネ・ギャラリー(静岡)、高田世界館(新潟)、シネマイーラ(浜松)、シネマテークたかさき(群馬)、6月にはシネ・ウインド(新潟)、7月には宇都宮ヒカリ座(栃木)などの上映が控え、全国の上映館も22館に拡大している。『映画 ◯月◯日、区長になる女。』はポレポレ東中野ほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:映画 ◯月◯日、区長になる女。 2024年1月2日よりポレポレ東中野にて上映©️2024 映画 ◯月◯日、区長になる女。製作委員会
2024年04月05日歌舞伎の舞台を撮影し、映画館で楽しむ“シネマ歌舞伎”最新作『刀剣乱舞 月刀剣縁桐(とうけんらんぶ つきのつるぎえにしのきりのは)』が5日より東劇・新宿ピカデリーほか全国62館で公開される。同作は審神者(さにわ)と呼ばれるプレイヤーが刀剣の付喪神(つくもがみ)である刀剣男士を成長させ、歴史改変を企む時間遡行軍(じかんそこうぐん)との戦いに挑む、ゲーム『刀剣乱舞 ONLINE』の歌舞伎作品。2023年7月に上演され、十三代将軍足利義輝が討たれた“永禄の変”を、歌舞伎ならではの発想で大胆に脚色し好評を博した。今回は本作に企画から携わり、演出にも初挑戦した三日月宗近役の尾上松也、そして足利義輝/小狐丸役の尾上右近にインタビュー。改めて感じた『刀剣乱舞』の面白さや、役に対しての思い、反響をエゴサした感想などについても話を聞いた。○尾上松也&尾上右近から見た『刀剣乱舞』の魅力とは――今回改めて感じた『刀剣乱舞』の魅力を教えてください。松也:『刀剣乱舞』自体は、メディアミックスの各ジャンルでオリジナル作品を作っているのが非常に特徴的なコンテンツです。今回もゼロから物語を創作して新作歌舞伎として上演させていただき、自由度が高いという素晴らしさもありながら、ゼロから作る難しさ、大変さも感じました。ですが、物語を作っていくだけではなく、刀剣としてのあり方や、歴史との関係性という『刀剣乱舞』でしか描けない感情や世界観が自然とあふれてきましたし、今回“シネマ歌舞伎”として見て、改めて唯一無二の色艶を持つコンテンツである『刀剣乱舞』の仲間に加えていただけたことを実感しました。右近:日本人は、例えば桜のように「その時にしか見られない刹那だからこそ、美しく心惹かれる」ところがあると思うんですけど、刀剣男士も常に時代を旅しているが故の刹那があり、その中で関わりが生まれる部分がある。今作でもその刹那が深く描かれたと思います。それから、歌舞伎は長年の付き合いのある人同士で作品を作ることが一つの魅力でもあるんですが、「月刀剣縁桐」にも、僕が子供の時から松也さんを兄貴として慕っている関係性が写し出されるところがあったと思います。そこは歌舞伎ならではでもあり、僕自身、松也さん初の新作歌舞伎演出・主演に参加できた喜びがありました。――反響もすごかったとですが、感想などは“エゴサ”されましたか?右近:最初の記者会見の時にも言ったのですが「小狐丸としては顔が長いんじゃないか」という意見があって、非常に悩みましたね(笑)。でも、あるXユーザーの方が「右近さんは非常にお芝居ができる人だから、顔が長いのは気にならないと思います」とフォローしてくださっていたのが、エゴサにおける最大の思い出です。松也:公演が始まる前ですね、それは(笑)右近:始まる前でしたね(笑)。始まった後は「たしかに気にならなかった」という声、多数でしたよ!松也:1番心に残ったのが、顔の長さの問題だったんだね(笑)2人:(笑)松也:『刀剣乱舞』を新作歌舞伎で上演させていただくという発表をしただけで、大変な反響がありました。配役が発表されたら、それにもとても反響があって……。僕自身はSNSをやっていないのですが、そんな僕にも伝わってくるぐらい反響が大きかったので、わくわくしたのと同時に「あ、これは下手なものを作ったら、誰かを傷つけるのではないか」というような恐怖もありました。ですので、最初のビジュアルを解禁した時はものすごく緊張しましたし、ドキドキしながら皆さんの反応を見ていた思い出があります。おかげさまで反応が良くて、あとは「いい作品を作って納得していただくしかない」と思っていましたので、初日のお客様の反応は一生忘れられないぐらい感動的なものになりました。そこから1カ月上演させていただいて、千穐楽は大団円。僕の俳優人生において、本当に忘れられないひと月になりました。――松也さんはSNSをやってなくても、エゴサはされていたんですか?松也:しましたね。もうこればっかりは、気になって気になって仕方がなくて。自分が俳優として舞台に立って評価していただくということだけではなくて、ビジュアルから何からゼロからいろいろ考えて作ってきた世界ですので、どのような評価をされるのか不安でもありながら、興味もすごくありました。そんな経験は今までしたことがなかったです。傷つきやすい方なので、見すぎないようにしながら、少しずつ見ました。あとは公演を観に来てくれた友達や関係者の方からの意見も積極的に取り入れて、1カ月の間で変えられるところを変えてみたりもしました。長く携わっていると見えなくなってくる部分も必ず出てきます。僕は上演までに約2年半関わっていましたから、出演者の目、お客様の目というのも、しっかりと受け止めるようにしていました。○右近は、松也の煽りが「忘れられない思い出」――演じた役については、どう感じられていましたか?松也:今回は三日月宗近と、かつての主人・足利義輝との物語を描き、主人公という立場で出させていただきました。刀剣男士は歴史を守る任務に対して忠実なので、あまり感傷的にならないというのが基本なのですが、あえて歌舞伎の演出技法を用いて、情愛を主従の関係に寄せて描いてみたところがありました。三日月宗近は義輝と向き合う時は感情が出てしまうけれども、それ以外の場面では誰よりもクールで、この世のものなのか、あの世のものなのかわからない。そういう異次元空間のキャラクターに徹しないと、最後の展開が生きてこないかなというところは意識していました。演出は初めてでしたので、自分のお役のことが最後になってしまって、正直、初日近辺で1番不安だったのは僕だったかもしれません。右近さんは二役でしたので、全然違うキャラクターへの要求をいろいろさせていただきましたけど、どうでした?右近:小狐丸は三日月宗近と兄弟分みたいな関係性でもあって、深いところで理解している立場だということを意識していました。普段は割とクールで男らしい感じだけど、立廻りのシーンでは、破壊的な部分を持っていて、それを歌舞伎らしさに落とし込みたいと思いました。足利義輝の方は、とにかく「国をよくしよう」という自分の意思とは裏腹に、思うようにいかず苦悩する役で、その中でも三日月宗近とは心が通い合う。でも徐々に立場が変わっていって、隠された関係性が明らかになって、そして最後には……という切なさがあり、三日月宗近と共に一生を歩んでいる姿が芝居の中に集約されていたので、最後のシーンは本当に義輝の一生を疑似体験している感覚でした。――改めて、これまで歌舞伎に接して来なかった新たな層にも刺さった、歌舞伎に魅力を感じてもらったという手応えはありましたか?松也:これまで歌舞伎をご覧になっていた方はもちろん、歌舞伎にあまり縁がなかった方にも来ていただきたいと思う気持ちは当然ありましたし、実際にあまり歌舞伎ではお見かけしないような方たちもたくさん観に来てくださっているのは、僕たちにもわかりました。そういう環境で、この作品をどうやって歌舞伎として成立させ、歌舞伎の魅力を伝えるものにするかは、いろいろ考えました。歌舞伎の柔軟性もわかっていただきたかったですし、逆に言うと歌舞伎演出独特の“めんどくささ”も同時に味わい、それがどういった効果をもたらすのかも観ていただきたかった。僕も演出として歌舞伎から逃げてはいけないと思いましたので、うまくバランスを取るように心がけました。舞台上からも、お客様が、集中して一喜一憂しながら観ている空気感は伝わっていました。カーテンコールは写真撮影OKでしたので、その中でのふれあいも通じて「没入してるんだな」というのがとてもよくわかったんです。多くの方が「尾上松也」「尾上右近」よりも、「三日月宗近」「小狐丸」として見てくださっているんだなと感じました。右近:すごく感じましたね。松也:お手紙もたくさんいただき、「来月も歌舞伎座に行ってみます」という意見も頂戴して、とても嬉しかったです。新作歌舞伎は、新しい層の方に見ていただくことが意義の一つだと思いますので、歌舞伎自体に興味を持ってくださった方が少しでも増えたのではないかという実感はあります。――右近さんはいかがでしたか?右近:僕らは、歌舞伎は音楽劇だということを常に感じているんです。音楽が形作る空気感、温度感の中でお芝居を作っていくことを皮膚感覚で学んできました。歌舞伎らしい音楽と、新たにお琴をベースとしたキラキラした音楽を組み合わせて作った今作は、そこに対してお客様の反応がすごく良かった。僕たちも未だに音楽を聴くと作品が蘇ります。あとは、古典の歌舞伎のお芝居だと、俳優と役の両方で見てもらっている意識が強いので、カーテンコールでは俳優として出ることが多いのですが、今回はやっぱり「小狐丸」と言ってもらうことが多かったんです。みんなどうしているのか気になって、公演の途中で「役として立つのか、俳優として立つのか、統一した方がいいような気がします」という話をして。松也さんも「難しいよね。じゃあ、もう統一しよう。役に徹しよう」「明日から松也として立つことは控えておく」とおっしゃって、みんなで足並みをそろえることにしました。でも次の日、2階席に中学生の団体が入っていて、たぶん先生に「静かに観なさい」と言われていたのか、反応が少なくて。そしたらカーテンコールに入った瞬間に、松也さんが「声出せ〜!」と煽っていて、全然キャラを守れてない!松也:(笑)右近:忘れられない思い出です(笑)。千穐楽では松也さんが僕らの“推し”は歌舞伎ですという思いを込めて「歌舞伎をご愛顧ください」と言った姿もすごく印象的でした。『刀剣乱舞』も愛しているからこそ言えることだし、松也さんにしか作れない作品を作って、最後に松也さん自身の言葉として伝えていて、みんな「かっこいいな」と思った瞬間でした。■二代目 尾上松也1985年1月30日生まれ、東京都出身。1990年に5歳で初舞台。以来歌舞伎を軸に、舞台や映画など様々な方面で活躍。近年の主な出演作に23年12月新橋演舞場『新作歌舞伎 流白浪燦星』石川五ェ門、24年1月浅草公会堂『新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎』魚屋宗五郎、ミュージカル『スリル・ミー』(23年)、舞台『ガラスの動物園 / 消えなさいローラ』(23年)、映画『Gメン』 (23年)、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22年)、ドラマ『グレイトギフト』『生ドラ! 東京は24時 -Starting Over-』(24年)など。■二代目 尾上右近1992年5月28日生まれ、東京都出身。2000年に初舞台を踏み、2005年に二代目 尾上右近を襲名。近年の主な出演作に23年11月歌舞座『三社祭』善玉、24年1月歌舞伎座『狐狸狐狸ばなし』伊之助女房おきわ、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』(22年)、映画『燃えよ剣』(21年)、『わたしの幸せな結婚』(23年)、『身代わり忠臣蔵』(24年)、大河ドラマ『青天を衝け』(21年)など。(C)NITRO PLUS・EXNOA LLC/新作歌舞伎『刀剣乱舞』製作委員会
2024年04月05日このたび『またヴィンセントは襲われる』の2024年5月10日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他での全国公開が決定され、あわせて日本公開版ポスタービジュアル&予告編が解禁された。ポスタービジュアルの画面を彩る青色からは、ヴィンセントの目に映る「不条理に自身の命を狙う残酷な世界」をイメージさせる。また予告編では、日常のあらゆるシチュエーションの中で人々と目が合ってしまい襲撃を受けるヴィンセントの姿が描かれ、「なぜヴィンセントは襲われるのか?」という謎がより深まる内容となっている。<予告編YouTube> 『またヴィンセントは襲われる』ポスタービジュアルヴィンセントはある日を境に、老若男女たちから突然殺意を向けられ、襲われ、命を狙われるように。「自分と目線が合った瞬間に、人々は襲いかかってくる」……終わらない襲撃の法則をかろうじて発見したヴィンセントは、生き残りをかけた《自衛》を開始する──。『またヴィンセントは襲われる』は「ただ目が合っただけ」で周囲の人々に襲われるようになった男が、生き残りの戦いの果てに辿り着く《終末》を描いたフランス発の不条理サバイバル・スリラー。主人公ヴィンセントを『バック・ノール』のカリム・ルクルーが演じた本作は、第76回カンヌ国際映画祭の批評家週間に選出されゴールデンカメラ賞にノミネート。シッチェス・カタロニア国際映画祭では最優秀主演俳優賞を獲得するなど、世界各地の映画祭で高く評価されている。▼映画あらすじ▼ヴィンセントはある日、職場で働いていたインターン生から突然暴行を受ける。ケガが癒える間もなく今度は別の同僚にも襲われたが、加害者たちは襲撃時の記憶を全く覚えていなかった。「事件の原因は被害者の方にあるのでは」と疑われるヴィンセント。しかし彼に突然殺意を向けて襲いかかってくる者は後を絶たなくなり、見ず知らずの他人すらも命を狙ってくるように。「自分と目線が合った瞬間に、人々は襲いかかってくる」……終わらない襲撃の法則をかろうじて発見したヴィンセントは、生き残りをかけた《自衛》を開始する──。▼映画作品情報▼キャスト:カリム・ルクルー ヴィマーラ・ボンズ監督 :ステファン・カスタン原作 :マチュー・ナールト脚本 :マチュー・ナールト ドミニク・ボーマール ステファン・カスタン宣伝協力:Cinemago配給 :NAKACHIKA PICTURES原題:Vincent doit mourir(英題:Vincent Must Die)2023年/フランス/シネスコ/カラー/ステレオ/115分(C)2023 - Capricci Production - Bobi Lux - GapBusters - ARTE France Cinema - Auvergne-Rhone-Alpes Cinema - RTBF映画公式サイト: 映画『またヴィンセントは襲われる』は2024年5月10日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他で全国公開! 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月05日A24最新作『アイアンクロー』より特別映像が解禁された。“アイアンクロー=鉄の爪”を得意技とした実在のプロレスラー、フリッツ・フォン・エリック。父フリッツのもとでプロレスの高みにまで登りつめたフォン・エリック兄弟を、身近な視点から壮大に描き出した本作。この度解禁されたのは、物静かで優しい性格で愛情深い主人公ケビン役を務めたザック・エフロンが、自身の役どころや撮影エピソードを語る特別映像。プロレス映画でありながら、その枠にとどまらない人間ドラマとして本作の魅力を支えているのは、ケビン・フォン・エリックであることは言うまでもない。年長者として兄弟を支え、優しく思いやりのあるケビン役を、ザック・エフロンが繊細な演技で描写し、作品をまとめ上げている。ザックは、「フォン・エリック兄弟の実話を描く作品だ。ケビンには兄弟との絆がすべてだ。兄弟の中心的存在だった」と、ケビンの心の中心にあるのは、家族や愛、そして弟たちであったとふり返る。ショーン・ダーキン監督は、「ザックには身体能力に加え、ケビンの持つ愛らしさもあった」と話し、ケビン・フォン・エリック本人もザックについて「まさにハマり役」と大絶賛している。三男デビッド役のハリス・ディキンソンは、「周囲の力を引き出す。誰にとってもザックは最高の共演者さ」と賛辞を送り、四男ケリー役のジェレミー・アレン・ホワイトは「常に準備が完璧な彼に刺激を受け、みんな競い合うようにトレーニングをしたよ」と、撮影裏でも皆を引っ張るお兄さん的存在だったようだ。最後にザックは、「家族を襲った悲しみの連鎖を断ち切り、愛を力にして生きた男の実話だ。力強い物語だよ」と、作品の本質を熱く語った。『アイアンクロー』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アイアンクロー 2024年4月5日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2023 House Claw Rights LLC; Claw Film LLC; British Broadcasting Corporation. All Rights Reserved.
2024年04月05日アカデミー賞作品賞&脚本賞Wノミネートを果たした、A24と韓国CJ ENM初の共同製作で贈る注目作『パスト ライブス/再会』。この度、長回し1テイクで撮影したという本作のラストシーンの場面写真が解禁となった。ニューヨークで再会の数日間を過ごしたノラとヘソン、まだ暗い明け方に見つめ合う2人の様子が切り取られた本シーン。本作を鑑賞したマスコミ陣からは「ロマンチックなのに禁欲的」「お互いの感情を抑えた前半がラストシーンに繋がっている」「ラストシーンは涙が止まらなかった」「久しぶりに試写室で号泣した」などの感想が上がっているという。ノラとへソンはお互いに視線をそらさずに向き合うが、口にする言葉はない。幼なじみという関係性を変えるのには十分な時間だったはず。ノラを演じたグレタ・リーは「あのシーンだけでも1本の映画になるくらいだと思いました」と撮影をふり返る。「あの瞬間、本当に数えきれないくらいの感情が渦巻いていて…。脚本では2分と書かれていたのですが、実際は45秒でした。監督のセリーヌ(・ソン)は、この時間を耐えられないくらい長くて、同時にものすごく短いようにも描きたいと言っていたのですが、それは私も演じていて本能的に感じることが出来ました」と明かす。また、このシーンは長回しの1テイクで撮り切ったという。「どのような撮影になるのか事前にしっかりと教えてもらっていませんでした。でもそれがセリーヌの素晴らしいところで、彼女には決断力があって何をどうしたいのか明確に分かっていたんです」とグレタは語る。実際に、彼女とヘソンを演じたユ・テオはお互いに向き合うという演出と、カメラの位置だけは分かっていたものの、それ以外は何も知らされていなかったそうだ。ユ・テオにとってもこのシーンの撮影は印象深かったようで、「まるで永遠かに思えました」と語る。セリーヌ・ソン監督の演出については、「これだ!と監督が思える演技ではないといけないと考えていました。なので、自分の持っているものをこのシーンに全て出し切りました」という。「言えないこと・見せないことにとても価値があると思ったからです。このシーンには、完全にセリーヌの監督としての才能が表れていると思います」と、その魅力に触れた。まるでドキュメンタリーのように、その場で生まれる心の動きをリアルに写し出した、奥ゆかしくて美しい、抑制されるほどに官能的でもあるラストシーン。『パスト ライブス/再会』を唯一無二の映画にした、映画史に残るであろう奇跡のような1シーンとなっている。『パスト ライブス/再会』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年04月05日『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』を手掛けたNEONの北米配給によりスマッシュヒットを記録した『HOW TO BLOW UP』よりコンセプトビジュアルが解禁された。本作は、気候変動の脅威が差し迫る最中でテキサス州の石油精製工場を即席の爆弾で破壊しようとする8人の若者たちを描き、その過激さと危険さが議論を呼んだエコスリラー。この度解禁されたのは、3DCGを用いた日本版オリジナルのコンセプトビジュアル。環境汚染によって苦しめられたメンバーたちが、手作りの爆弾で石油パイプラインを爆破するのに使用するオイルバレル(樽)をモチーフにしており、よく見ると「爆破法」「危険性」といった日本語も記されている。メンバーたちの、いまにも爆発しそうな内なる憤りが伝わってくるような、物々しい印象のビジュアルに仕上がった。果たして彼らは、パイプラインを爆破して世界を変えることができるのか…?本作ではメンバーによる手作り爆弾の制作を描くため、監督がパイプラインエンジニアやアメリカの反テロリズム専門家(匿名を希望)と接触。彼らへの詳しいインタビューに基づき、3インチの鋼製パイプラインを破壊するために必要な爆弾の製造方法を現実的に考案し、映画のストーリーに組み入れている。劇中で率先して爆弾の制作を引き受けるのは、石油会社に恨みを持ち手作り爆弾の制作方法を研究しているネイティブアメリカンのマイケルで、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015年)でレオナルド・ディカプリオの息子を演じたフォレスト・グッドラックが演じている。『HOW TO BLOW UP』は6月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:HOW TO BLOW UP 2024年6月14日より ヒューマントラストシネマ有楽町、池袋 HUMAX シネマズ、シネマート新宿 ほか全国にて公開© Wild West LLC 2022
2024年04月05日ソル・ギョング主演、実話を基に暴かれる警察と検察の闇を描く『罪深き少年たち』から本予告、場面写真が一挙解禁となった。2007に起きた実在の殺人未遂事件「クロスボウ事件」に基づく映画『折れた矢』(12)で青龍映画賞監督賞を受賞、韓国最大の金融スキャンダル「ローンスターゲート事件」に基づく『権力に告ぐ』(19)が初登場No.1ヒットを記録したチョン・ジヨンが監督を務めた本作。1999年に全羅北道の参礼(サムレ)にある「ナラスーパー」という小さな商店に3人組の強盗が侵入し、寝ていた70代女性を殺害し、現金などを盗んだ「参礼ナラスーパー事件」を基に、濡れ衣を着せられた少年たちの無実の罪を晴らそうと、1人の刑事が警察と検察の闇を炙り出すべく奮闘する姿を骨太に描く。本予告では、少年たちの無実を証明しようと再捜査を始めたファン刑事(ソル・ギョング)が当時の捜査関係者らと警察内部で激しく衝突する様子が描写されている。また、当時少年たちに行われた恐ろしい取り調べの断片も切り取られており、底知れない警察・検察の闇に背筋が凍る内容ともなっている。時折挟まる少年たちや被害者が涙を流す姿も。そして映像は、彼らの悲しみや期待を背負ったファン刑事が決意に満ちた表情で再審請求に乗り出す姿で幕を閉じている。併せて解禁となる場面写真では、事件に関与した人物たちの様々な表情が切り抜かれている。特に、ファンが獄中の少年たちに聞き込みを試みる場面では、ファンがいくら言葉をかけても少年たちが俯いている姿が印象的。一体、どんな仕打ちを受ければ、これほどまでに殻に閉じこもってしまうようになるのか?冤罪事件はいまなお世界でなくなることはなく、背筋が凍る思いになる場面写真となっている。『罪深き少年たち』は6月7日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:罪深き少年たち 2024年6月7日よりシネマート新宿ほか全国にて公開ⓒ 2023 CJ ENM Co., Ltd., AURA PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
2024年04月04日森山未來、さとうほなみ、永山瑛太、小泉今日子ら実力派俳優が集結、マヒトゥ・ザ・ピーポー初監督、主演・富田健太郎による映画『i ai』(読み:アイアイ)が連日の大盛況を受け、4月5日(金)よりTOHOシネマズ日本橋&川崎での拡大公開が決定。併せて、森山未來と「ウォーターボーイズ」以来18年ぶりの共演となった永山瑛太視点の特別メイキング動画が公開された。ロックバンド「GEZAN」のフロントマンで、音楽以外でも小説執筆や映画出演、フリーフェスや反戦デモの主催など多岐にわたる活動で、唯一無二の世界を作り上げるマヒトゥ・ザ・ピーポーが初監督。第35回東京国際映画祭<アジアの未来部門>に正式出品され話題を呼んだ本作は、マヒト監督の実体験を基に、主人公のバンドマン・コウ(富田健太郎)と、コウが憧れるヒー兄、そして仲間たちが音楽と共に過ごした日々が綴られていく青春映画。今回解禁されたのは、ヒー兄役の森山さんと久我役の永山さんの共演シーンのスチールと、永山さん視点で構成された特別メイキング動画。2021年に撮影された本作『i ai』で、森山さんと永山さんが映像作品で共演するのは、2003年放送のTVドラマ「ウォーターボーイズ」以来、実に18年ぶりとなった。メイキング動画では、とある衝撃的なシーンの撮影準備中に「ほんまにこの20年間やってたことをやってるだけやな」と話しかける森山さんに対し、永山さんが「ここまで強く噛まれた覚えはないけど(笑)」と笑い合う姿や、撮影終わりに抱き合う光景などを収録。動画の中で永山さんは、森山さんとの関係性について「会わない時期もあったけれど、それでもなんで俺らはこうして一緒にいるんだろう?みたいな部分が、そのまま映画のキャラクターになっている」とコメント。一方、マヒトゥ監督は永山さんにオファーした際、“未來と画面の中でもっと殴り合いたい”との希望があったことを明かし、2人について「友情とも違うしライバルとも違うし羨望とも違う、不思議な名前のついていない独特の関係性。そのストーリーに乗るのがおもしろいと思った」と述懐。また、試写を終えた直後に「すごいものが生まれちゃったというか。革新的な何かが生まれたという気がする」と興奮気味に語る永山さんの姿も収められている。さらに劇場公開から約1か月が経ちTOHOシネマズ日本橋&川崎での拡大公開を記念して、4月5日(金)、6日(土)、7日(日)に3日間連続舞台挨拶が決定。TOHOシネマズ日本橋の舞台挨拶では、永山さんが本作の舞台挨拶に初めて登壇する。『i ai』は全国にて順次公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:i ai 2024年3月8日より渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて順次公開©STUDIO BLUE
2024年04月04日日本の漫画、アニメ、映画をこよなく愛する鬼才カルロス・ベルムト監督の最新作『マンティコア怪物』の日本公開を記念して、ベルムト監督の劇場デビュー作『マジカル・ガール』(14)がシネマート新宿で1週間限定の凱旋レイトショー上映決定、凱旋上映スペシャル映像が解禁となった。日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファンでコスチュームを着て踊ることが夢という、余命わずかな少女アリシアと、娘の願いを叶えるために奔走する失業中の父の予期せぬ物語を描いた『マジカル・ガール』は、日本公開時も“トラウマ必至の映画”、または“究極の鬱映画”として熱狂的なファンを産み出した傑作。スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが「宝石のような映画。私はこの映画を猛烈に愛する」と大絶賛し、サン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞をダブル受賞したベルムト監督の劇場デビュー作だ。日本オタクの鬼才が踏み込む人間の心の禁忌を描いた本作『マンティコア怪物』とともに、日本テイストが詰まった監督の原点となる『マジカル・ガール』を堪能できる機会。4月16日(火)の上映後には、ヴィヴィアン佐藤(映画批評家/ドラァグクイーン)と樋口毅宏(作家)によるトークイベントも実施予定。『マンティコア 怪物』(C)Aquí y Allí Films, Bteam Prods, Magnética Cine, 34T Cinema y Punto Nemo AIE解禁となったスペシャル映像では、伊藤潤二(「富江」シリーズほか)の新作漫画を買いに行くことをやたらと深刻に報告する挙動不審な『マンティコア怪物』のフリアンや、「魔法少女ユキコ」のコスチュームを身に纏った『マジカル・ガール』のアリシアが映し出され、ベルムト監督特有の妙に不穏な空気が流れる、凱旋上映の華々しさは一切ない映像となっている。なお、凱旋上映来場者には本国版ビジュアルを使用した特製チラシが先着順・数量限定でプレゼントされる。本国版ビジュアル『マジカル・ガール』Una produccion de Aqui y Alli Films, Espana. Todos los derechos reservados(C)『マジカル・ガール』は4月12日(金)~18日(木)、シネマート新宿にて1週間限定の凱旋レイトショー上映。『マンティコア怪物』は4月19日(金)よりシネマート新宿、渋谷シネクイントほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マンティコア 怪物 2024年4月19日よりシネマート新宿、渋谷シネクイントほか全国順次公開© Aquí y Allí Films, Bteam Prods, Magnética Cine, 34T Cinema y Punto Nemo AIE
2024年04月04日日本アニメーション株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石川和子)がアニメーション制作・ライセンス展開を行う「未来少年コナン」のTVアニメ版の劇場上映が決定いたしました。今回の劇場上映は同作の舞台化を記念して実施するもので、映画・ドラマ・アニメのレビューサービス Filmarks(フィルマークス)が主催するリバイバル上映プロジェクトの一環として行われます。2023年に舞台化を発表した「未来少年コナン」。インバル・ピントとダビッド・マンブッフがタッグを組んで演出し、想像を超える感性で、芝居だけでなく、ダンス、歌や音楽、美術、衣裳、照明などを巧みに操り、新しい舞台芸術作品を誕生させます。東京公演は2024年5月、6月東京芸術劇場 プレイハウスにて上演し、その後ツアー公演も予定しております。舞台『未来少年コナン』に先がけ、2024年5月24日(金)から一週間限定で、TVアニメ版「未来少年コナン」のリバイバル上映を行います。TVアニメ版を上映するのは今回が初めて。コナンとラナが出会う第1話から、バラクーダ号に忍び込む第4話までを上映いたします。また今回の劇場上映に合わせたオリジナルの来場者特典の配布の実施も予定しております。詳細は後日発表いたしますのでお楽しみに!イベント概要上映作品:TVアニメ版「未来少年コナン」第1話~第4話第1話のこされ島第2話旅立ち第3話はじめての仲間第4話バラクーダ号上映期間:2024年5月24日(金)より一週間上映劇場:全国 61 館料金:1,600 円均一(各種サービスデーや他の割引サービスはご利用いただけません)提供:日本アニメーション配給:Filmarks※公開劇場は順次追加予定。公式 X(@Filmarks_ticket)でお知らせいたします※各劇場サイトにて順次チケット販売※上映日や上映時間は各劇場にご確認ください上映劇場一覧[北海道]札幌シネマフロンティア、イオンシネマ釧路、イオンシネマ江別[青森]イオンシネマ新青森[宮城]MOVIX仙台[秋田]AL☆VEシアター supported by 109シネマズ[茨城]MOVIXつくば[栃木]MOVIX宇都宮[群馬]MOVIX伊勢崎[埼玉]MOVIXさいたま、MOVIX三郷[千葉]キネマ旬報シアター、イオンシネマ市川妙典[東京]新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場、MOVIX亀有、MOVIX昭島、イオンシネマ板橋、イオンシネマ シアタス調布、Stranger、アップリンク吉祥寺[神奈川]チネチッタ、イオンシネマ港北ニュータウン、イオンシネマ海老名、イオンシネマ座間、イオンシネマみなとみらい、MOVIX橋本、シネプレックス平塚[新潟]ユナイテッド・シネマ新潟[石川]金沢コロナシネマワールド[福井]福井コロナシネマワールド[長野]イオンシネマ松本[岐阜]イオンシネマ各務原[静岡]MOVIX清水[愛知]ミッドランドスクエア シネマ、MOVIX三好、豊川コロナシネマワールド、イオンシネマワンダー[三重]イオンシネマ桑名、イオンシネマ東員[滋賀]イオンシネマ近江八幡[京都]アップリンク京都、MOVIX京都、イオンシネマ京都桂川[大阪]なんばパークスシネマ、イオンシネマ シアタス心斎橋、MOVIX堺、第七藝術劇場[兵庫]塚口サンサン劇場、kino cinema神戸国際[岡山]イオンシネマ岡山[広島]八丁座 壱・弐、福山コロナシネマワールド[福岡]ユナイテッド・シネマ福岡ももち、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、小倉コロナシネマワールド、イオンシネマ大野城、イオンシネマ福岡[佐賀]イオンシネマ佐賀大和[熊本]熊本ピカデリー※上映日・上映時間・料金は各劇場にご確認ください※上映劇場が変更となる場合があります※チケット販売は、各劇場にて行います参考資料「未来少年コナン」とは1978年に放送されたアニメーション作品。最終戦争を経た西暦2028年の世界を舞台に、孤島におじいと2人で暮らしていた少年・コナンと、島に流れ着いた少女・ラナの出会いと冒険を描いた物語。宮崎駿の初監督作品としても知られている。「未来少年コナン」公式サイト: 舞台「未来少年コナン」タイトル:舞台「未来少年コナン」期間:2024 年 5 月 28 日(火)~6 月 16 日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス原作:日本アニメーション制作「未来少年コナン」(監督:宮崎 駿脚本:中野顕彰胡桃 哲吉川惣司)主催・企画制作:ホリプロ共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場演出・振付・美術:インバル・ピント演出:ダビッド・マンブッフ脚本:伊藤靖朗音楽:阿部海太郎作詞:大崎清夏出演:加藤清史郎、影山優佳、成河、門脇 麦、宮尾俊太郎、今井朋彦、椎名桔平ほか舞台『未来少年コナン』公式サイト Filmarksとは国内最大級の映画やドラマ、アニメのレビューサービス。作品のレビューを簡単にチェック・投稿できる機能をベースに「作品の鑑賞記録」や「観たい作品のメモ・備忘録」「作品の感想や情報をシェアして楽しむコミュニケーションツール」として、多くの方にご利用いただいています。【サービス概要】サービス名:Filmarks(フィルマークス)価格:無料WEB: 公式Webサイト: 公式 X: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月04日ポン・ジュノ監督のもとで助監督をつとめたユ・ジェソンの長編監督デビュー作にして、第76回カンヌ国際映画祭批評家週間、第48回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門にも選出された韓国映画『スリープ』が、6月28日(金)に日本公開決定。ビジュアルが解禁となった。「ここ10年で観た中で最もユニークかつ恐ろしい映画。平凡な日常の空間で予測不可能な物語が繰り広げられる、スマートな監督デビュー作。ぜひスクリーンで味わってほしい」とポン・ジュノ監督が太鼓判を押す本作。出産を控え、幸せな結婚生活を送るヒョンス(イ・ソンギュン)とスジン(チョン・ユミ)。ある夜、隣で眠る夫ヒョンスが突然起き上がり「誰か入ってきた」と呟いた。その呟きに呼応するように家を覆い尽くす不穏な気配…。翌朝、下の階に越してきた住人から「明け方の騒音が1週間も続いて、我慢できない」と相談をされるも全く身に覚えがなかった。少しの違和感を抱きながらも、夜を迎えたその日から眠りにつく度にヒョンスは人が変わってしまったかのように奇行を繰り返す。頬を掻きむしる。生魚を丸呑みする。窓から身を乗り出す。その異常行動は日を追うごとにエスカレートしていく。得体の知れない“それ”に恐怖を感じ、怯えながら夜を過ごす夫婦は睡眠クリニックの受診を決意するが、スジンの母から超自然的な力に頼るべきだと、巫女から手に入れた御札を渡される。果たして、“それ”は医学で克服できるものなのか、それとも――。チョン・ユミ Photo by The Chosunilbo JNS/Imazins via Getty Images夜が訪れる恐怖に怯える妻スジンを『82年生まれ、キム・ジヨン』や『トガニ 幼き瞳の告発』などでその確かな実力を披露してきたチョン・ユミが演じ、無意識の異常行動をきっかけに眠ることに恐怖を抱く夫ヒョンスを『パラサイト 半地下の家族』『最後まで行く』のイ・ソンギュンが務めた。イ・ソンギュン Photo by Stephane Cardinale - Corbis/Corbis via Getty Images人間の三大欲求の一つ、睡眠。日常にある最も安静な時間だが、その一方で意識を失った無防備な状態ともいえる。もしも、その時間を得体の知れない“それ”に脅かされたら?という発想を基に、“予測不能”な驚きと“自身にも起こりうるかも知れない”共感を観客へ提示する。この度解禁されたビジュアルは、チョン・ユミ演じるスジンとイ・ソンギュン演じるヒョンスが、ゴージャスなシーツの上に横たわっている姿が切り取られたもの。スジンが身を包む赤いドレスは、どこか不穏な気配を感じさせながらも、美しく印象的なデザインに。そして2人の間には「目覚めだすー」というキャッチコピーが添えられ、「幸せな生活を蝕む“それ”の正体とは」という言葉と合わせて、この夫婦に訪れる得体の知れない恐怖が一体何なのかを、想像させる仕上がりになっている。さらに、4月5日(金)より本作のムビチケ前売券(オンラインのみ)の発売も決定している。『スリープ』は6月28日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:スリープ 2024年6月28日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2023 SOLAIRE PARTNERS LLC & LOTTE ENTERTAINMENT & LEWIS PICTURES ALL Rights Reserved.
2024年04月03日4月8日から11日に開催されるシネマコンで、『マッドマックス』シリーズのジョージ・ミラー監督がInternational Career Achievement Awards(国際的キャリア功労賞)を受賞することが分かった。ミラー監督は8日、シーザーズ・パレス・ホテルでシネマコンを主催する全米劇場所有者協会(NATO)より、同賞を授与される。ファンからは「ジョージ・ミラーは映画業界で圧倒的な存在感を示している」「監督としても素晴らしいけれど、『マッドマックス』シリーズや『ハッピー フィート』シリーズの脚本としてもすごいんだよ」「この時代の最も才能豊かな監督の一人」「この賞にふさわしい人!」「おめでとうございます」といった称賛・祝福メッセージが多数寄せられている。ミラー監督最新作『マッドマックス:フュリオサ』は、5月にカンヌ国際映画祭でワールドプレミアを迎えたのち、同24日にアメリカで公開開始に。アニャ・テイラー=ジョイが若きフュリオサ役に扮することでも話題になっており、ファンの期待が高い作品だ。医師を目指してニューサウスウェールズ大学の医学部で学び、研修医として活躍した時代もあったミラー監督。その間にも映画製作への情熱を絶やさず、実験的な短編映画などを撮影していた。1979年、初めて長編映画のメガホンを取った『マッドマックス』が世界的に大ヒットし、華々しいデビューを飾った。(賀来比呂美)■関連作品:マッドマックス:フュリオサ 2024年5月31日より全国にて公開© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2024年04月03日本年度アカデミー賞作品賞&脚本賞ノミネートの注目作『パスト ライブス/再会』より本編映像が解禁された。ソウルで初めて恋に落ちた幼なじみのふたりが、24年後の36歳、N.Y.で再会する7日間を描いた本作。この度解禁となった本編映像は、24年ぶりにN.Y.で再会したノラとヘソン、さらにノラの夫・アーサーの3人が午前4時にバーを訪れた一幕を描いた最も重要なシーンのひとつ。ノラは英語と韓国語が話せ、韓国で暮らすヘソンは韓国語を話し、ノラの夫・アーサーは英語を話し、韓国語が分からない。ノラが2人の間で英語と韓国語でコミュニケーションを取り談笑していたが、ヘソンが隣にいるノラへ募る思いを打ち明け始めると、やがて会話は韓国語ばかりに。自然と体の向きや、カメラワークもツーショットがメインとなることで、みるみる2人だけの空間となっていく様子が切なく描かれる。「一緒にいると妙なこと考える」と切り出すヘソン。「12年前のあの時もし僕がNYに来ていたら?」「君がソウルを去らなかったら?」、2人の間にあった「もしもあの時…」の過去に思いを馳せる。言葉が分からないアーサーは、耳を傾けては遠くを見つめ決して口は挟まない。「君が国に残り一緒に大人になったら?」「僕たちは付き合った? それとも別れた?」「結婚したのかな」とヘソンが、ノラという初恋との再会に想いを馳せて心の内を打ち明ける。誰しもに訪れる人生の選択や人生の分岐点、あの時の思い出を掘り起こし、これまで選択した人生と選択しなかった人生を想起させる。本作がラブストーリーの枠だけにとどまらないことを表すシーンとなっている。実際に、セリーヌ・ソン監督は本作の構成について、「リアルな人生を見ているようにこの映画を描きたかったのです」とふり返っている。さらに本作の物語設定は、ある種普遍的であり世界中の人が共感できる内容である。それでいて、主要キャラクターである3人は、全員がどこか現代的で、精神的に大人である印象を抱く。その点について、ソン監督は「主人公が子供っぽい行動をとるのと同じくらい、大人としての行動ができることにはドラマがあると思っています。自分の気持ちや自分が何がどうしたいのかを優先するのではなくて、相手を思いやり努力すること、大人としての行動をとることにはドラマがある」と語る。実際に本作は、陰気な三角関係とはかけ離れた、独特な3人の関係性が描かれている。ヘソンは、ノラやその夫・アーサーのことを気遣いながらN.Y.での時間を過ごし、アーサーも複雑な感情を内に秘めながらも「会うなとは言えないよ」と遥々ノラを訪ねてきたヘソンへ紳士的な対応をとるなど、互いが互いを尊重する描写の数々が見られる。そんな「大人」な3人の関係性が本作特有のドラマを生み出している。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年04月02日4月26日(金)にグランドオープンする「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」で、『ハリー・ポッター』シリーズと『スター・ウォーズ』シリーズを一挙上映することが分かった。5月4日=スター・ウォーズの日に合わせ、5月3(金・祝)~5月6日(月・祝)に『スター・ウォーズ』シリーズ全9作を、4月26日(金)からは、『ハリー・ポッター』シリーズ全8作と『ファンタスティック・ビースト』3作品を一挙上映する。また2つの特集上映のポスタービジュアルも完成した。ちなみに、5月4日(土・祝)は劇中の名セリフ「May the Force be with you”(フォースと共にあらんことを)」のMay the Force とMay the 4th(5月4日)をかけた語呂合わせから『スター・ウォーズ』の記念日となっており、今年も、各地でお祝いするイベントは多数開催されるが、今回のように、4日間かけて全9作品を一挙上映する映画館は、日本でも本劇場のみとなっている。『ハリー・ポッター』シリーズ全8作と『ファンタスティック・ビースト』3作品は4月26日(金)より、『スター・ウォーズ』シリーズ全9作は5月3日(金・祝)よりローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらいにて上映。(シネマカフェ編集部)■関連作品:スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)4K 2024年5月3日より全国25劇場にて公開©2024 Lucasfilm Ltd.
2024年04月02日株式会社ダイサンが手掛けた広島県廿日市市の女子野球チーム“はつかいちサンブレイズ”を題材にした短編映画『HEROINES』上映を記念し、“はつかいちサンブレイズ”のオープンニングゲームを3月30日に開催しました。映画初主演の人気YouTuberフォーエイト48が始球式をつとめ、前代未聞の長蛇の列ができました。また、3月29日~31日に行われたイオンシネマ広島での上映イベントでは、フォーエイト48とさいねい龍二、サンブレイズ 西山選手・御山選手(29日、31日のみ)が登壇しました。短編映画『HEROINES』は今後、イオンシネマ シアタス心斎橋(大阪)、池袋HUMAXシネマズ(東京)で公開予定です。TOP画■オープンニングゲーム開催レポート広島県廿日市市の女子野球チーム“はつかいちサンブレイズ”を題材にした短編映画『HEROINES』の上映を記念して、はつかいちサンブレイズの今季のオープンニングゲームを3月30日にサンブレイズボールパークにて開催しました。人気YouTuberフォーエイト48に来場いただき、撮影会や始球式で会場を盛り上げていただきました。球場には前代未聞の長蛇の列が出来ました。ヒロインズいちごシェイクカレーライスパーク内のサンブレイズカフェでは、短編映画『HEROINES』とフォーエイト48、はつかいちサンブレイズのコラボ商品を選手自ら考案。選手自身が育てたいちごを使用した“ヒロインズいちごシェイク”や選手お手製カレーライスをヘルメットの容器に入れ、販売しました。【スケジュール】9:30 開場10:00 フォーエイト48 撮影会11:00 1試合目 プレイボール ※フォーエイト48 あみかさん始球式13:00 2試合目 プレイボール舞台挨拶時の写真■上映情報イオンシネマ広島 (広島県) 3月29日(金)~4月4日(木) イオンシネマ シアタス心斎橋 (大阪府) 4月5日(金)~4月11日(木) 池袋HUMAXシネマズ (東京都) 4月6日(土) ※詳しくは各映画館 公式サイトをご確認ください。特典カード画像■来場特典特典1:フォーエイト48登壇イベント(上映後舞台挨拶)〇イオンシネマ シアタス心斎橋4月5日(1)11:00の回(2)12:55の回(3)14:50の回(4)16:45の回4月11日(1)17:30の回〇池袋HUMAXシネマズ4月6日(1)12:00の回(2)14:30の回(3)17:00の回特典2:フォーエイト48の限定野球カードプレゼント!(フォーエイト48 1名+はつかいちサンブレイズ選手1名)サムネ短編映画『HEROINES』告知 ■短篇映画「HEROINES」とは?「全国の子ども達に可能性と挑戦の大切さを伝えたい!!」「女性が活躍できる環境を広げたい!」という思いから、この映画の制作に至りました。広島県廿日市(はつかいち)市の女子野球チームを題材にし、地域貢献にも繋がる作品にしたいと思っています。今どき女子高生達の「秘めた可能性」と「挑戦」を描いた若者とチームの成長ストーリー。短編映画とは思えない豪華キャストが集結。人気YouTuberから人気タレント、元プロ野球選手や現役女子野球チームも出演!野球に興味がない人でも、親子でも、皆様に楽しんでいただける作品です。映画とSNSが連動する新しい映画のカタチにも挑戦します!映画ポスター【Story】世は女子プロ野球全盛期。女子プロ野球選手は国民たちのあこがれの的!そんな女子プロ野球界をリードする強豪チーム(広島ゴッドレモンズ)と球界のお荷物チーム(はつかいちサンブレイズ)の最終戦。はつかいちサンブレイズは大敗でシーズンを終える。現状を見た、球団社長の天谷は大激怒、チーム解散を示唆する。 対して息子の堅志郎は監督となって1年を約束にチームの再建に立ち上がる。堅志郎ははつかいちサンブレイズ主将のカズハの母校である佐伯高校へスカウトに出向き、 野球の経験を問わず秘めた可能性に着目して選手を集めていく。個性派ばかりがそろったはつかいちサンブレイズの新入団選手。選手たちの潜在能力を開花させるべく熱血コーチを招き、猛特訓を課す。突然集められた今どき女子高生らが自分の可能性と出会い、心身ともに成長していく。 そんな彼女たちと新生はつかいちサンブレイズを描く成長ストーリーです。モデルとなったサンブレイズ選手監督 :谷口仁則脚本 :わかぎゑふ企画 :峠元幹也・峠元真依・清原純平プロデューサー:金本敏英制作 :メディアプルポ製作 :株式会社ダイサン・清原純平(INNOVATION PLAYGROUND)制作協力 :48STUDIO後援 :広島県廿日市市広島県三次市廿日市商工会議所一般社団法人はつかいち観光協会特定非営利活動法人廿日市市スポーツ協会撮影場所協力 :広島県立佐伯高等学校みよし運動公園野球場三次きんさいスタジアムサンブレイズボールパーク二次元コード短編映画『HEROINES』公式サイト ■会社概要会社名: 株式会社ダイサン代表 : 代表取締役 峠元 幹也所在地: 広島県廿日市市阿品台2-16-12TEL : 0829-37-3066設立 : 1994年(平成6年)3月8日資本金: 59,960,560円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月02日アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した『マリウポリの20日間』が4月26日(金)より公開されることが決定。予告編とポスター、シーン写真が解禁された。2022年2月、ロシアがウクライナ東部に位置するマリウポリへの侵攻を開始。これを察知したAP通信のウクライナ人記者であるミスティスラフ・チェルノフは、仲間とともに現地に向かった。ロシア軍の容赦のない攻撃による断水、食料供給や通信の遮断…瞬く間にマリウポリは孤立していく。海外メディアが次々と脱出していく中、彼らはロシア軍に包囲された市内に残り、死にゆく子どもたちや遺体の山、産院への爆撃など、侵攻するロシアによる残虐行為を命がけで記録、世界に発信し続けた。取材班らも徐々に追い詰められていく中、滅びゆくマリウポリと戦争の惨状を全世界に伝えるため、チェルノフたちは辛い気持ちを抱きながらも市民を後に残し、ウクライナ軍の援護によって市内から脱出することになる…。戦火に晒された人々の惨状をAP通信取材班が命がけで撮影を敢行し、決死の脱出劇の末、世界へと発信された奇跡の記録映像を基に製作された本作。この度解禁された予告編では、マリウポリで実際に起こった凄惨な現実と、この状況が報道され世界へ拡散されることで<世界が変わる>という一縷の可能性を信じる人たちの姿を捉えている。街中では、ロシア軍の印<Z>が刻まれた戦車が走り、爆撃投下を知らせるサイレンに怯えながら地下に避難する市民、やがて産科病院さえもターゲットになり妊婦らが被弾、大きなお腹のままで担架で運ばれ、小さな子どもは「死にたくないの」と、訴える。穏やかだった日常から一転、混沌の渦となってしまったマリウポリの様子が次々と映し出される。惨劇の被害者となった一般市民たちを治療する医師は取材班に懇願、「この光景を必死に忘れようとしても、決して忘れることはできない」と監督自身が語る<歴史の現実>を、容赦なく世界の人々へと突きつける映像となっている。併せて解禁された本ポスターでは、戦地となり、荒れ果ててしまったマリウポリの街を記録する取材班の姿が切り取られている。他メディアが撤退した後も「真実を語る」ために、命をかけて最後まで残り続けたAP取材班の命がけの覚悟を映し出すようなビジュアルとなっている。さらにシーン写真5点も解禁。ポスタービジュアルにも採用された、マリウポリを記録するために荒れてしまった街を取材するAP取材班の姿、ロシア戦車によってアパートが爆撃される様子、空爆によって被害を受けた産科病院から怪我をした妊婦が運び出されるカットのほか、取材チームの1人でもある写真家のエフゲニー・マロレトカが、空爆の後にマリウポリ市内の産科病院から立ち上る煙を指さす姿、マリウポリ市内で避難生活を送る人々を捉えている。「おそらく私はこの壇上で、この映画が作られなければ良かった、などと言う最初の監督になるだろう」と、アカデミー受賞式の壇上でコメントした、本作の監督であり、ジャーナリストのミスティスラフ・チェルノフ。AP通信社のビデオジャーナリスト、そしてウクライナ職業写真家協会の会長でもある彼は、ウクライナ東部の出身で、2014年にAP通信に入社して以来、欧州やアジア、中東の主要な紛争、社会問題、環境危機を多数取材、長年の同僚であるエフゲニー・マロレトカと、ウクライナの戦争に関連した問題を取材、報道しているワシリーサ・ステパネンコの3人の報道チームで共にマリウポリ包囲戦の取材を行い、ロシアによるこの都市に対する攻撃の目撃者たちの証言を世界に伝えた。なお、本報道で、ともに取材を敢行したチームとともに2023年にピューリッツァー賞公益賞を受賞した。チェルノフは現在ドイツに拠点として活動しており、過去には英国王立テレビ協会により、2016年年間最優秀カメラマン、2015年年間最優秀若手人材にも選出されている。『マリウポリの20日間』は4月26日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて緊急公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マリウポリの20日間 2024年4月26日よりTOHO シネマズ⽇⽐⾕ほか全国にて公開©2023 The Associated Press and WGBH Educational Foundation
2024年04月02日3月15日に開幕した『TBSドキュメンタリー映画祭』。3月29日(金) より福岡、3月30日(土) より札幌でも上映がスタートし、舞台挨拶を実施。ここでは、その舞台挨拶の一部をレポートとしてお届けする。<3月29日(金) 福岡 舞台挨拶>『リリアンの揺りかご』【登壇者】監督:神戸金史監督ゲスト:ジャーナリスト 臼井賢一郎(KBC解説委員長)神戸監督はRKB毎日放送のジャーナリストであるとともに、障害を持つ息子の父親でもある。作品では相模原事件について描き、さらにはヘイトスピーチや、去年9月1日の関東大震災100年をめぐる混乱など、「不寛容」をキーワードに現代社会の問題が監督の視点で描かれている。今回、登壇トークの中では、「主観的に取材に動いていく自分を客観的にみて作品にしていくことにチャレンジした。放送局のつくるドキュメンタリーに今後も是非期待していただきたい」とコメント。今回は、系列の枠を越えてKBC九州朝日放送の臼井賢一郎解説委員長も登壇し、「ドキュメンタリーはニュースの続きであり帰結である。この神戸監督の問題提起作品は、長年の取材の賜物。例えるなら、ジェットコースターのピークのようなものが沢山ある、深い内容である」と語った。『リリアンの揺りかご』舞台挨拶より<3月31日(日) 福岡 舞台挨拶>『魚鱗癬と生きる ー遼くんが歩んだ28年ー』【登壇者】監督:大村由紀子ゲスト:梅本遼(出演者)、梅本千鶴(出演者)大村由紀子監督と、出演者の梅本遼さん、千鶴さんが登壇。出演者の梅本さんは、「最近撮った映像を中心に映画を作るのかと思っていたが、こんな映像を撮っていたのかと思うような昔の映像も沢山使われていたことが驚きだった」と語った。また、大村監督は、「25年に渡ってRKB報道部で取材を続けてきた記者たちがタスキを渡しながら続けてきたからこそ完成に至った」と話した。梅本さんの母、千鶴さんは、来場者に涙ながらに感謝の想いを伝えていた。『魚鱗癬と生きる ー遼くんが歩んだ28年ー』舞台挨拶より『方舟にのって ~イエスの方舟45年目の真実~』【登壇者】監督:佐井大紀ゲスト:千石まさ子(出演者)、千石恵(出演者)、千石成美(出演者)満席で熱気に包まれた劇場に佐井大紀監督と、出演者のイエスの方舟の千石まさ子、千石恵、千石成美が登壇。千石たちは、「佐井監督が中立な立場で自分たちのありのままを撮ってくれたことは、嬉しいです。この映画をご覧になった方が観た方ご自身の捉え方で、『イエスの方舟』のあり方を理解してくれれば嬉しい」と語った。また佐井監督は、千石たちが自分たちの生き方を貫いていて力強さや逞しさを感じていたことを明かした。『方舟にのって ~イエスの方舟45年目の真実~』舞台挨拶より<3月30日(土) 札幌 舞台挨拶>『102歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~』【登壇者】監督:長沢祐ゲスト:菱谷良一(画家)、高橋健太郎(写真家)治安維持法に違反したとして学生らが逮捕された生活図画事件の「最後の生き証人」である菱谷良一を追った本作。舞台挨拶には102歳の菱谷本人が旭川から駆けつけて登壇し、ほぼ満席となった客席から大きな拍手で迎えられた。「無名の老人を天下の大スター並みに扱ってもらい感激しました」といきなり観客を笑わせると、そこからは菱谷の独壇場となった。102歳とは思えない滑らかな弁舌で自らの生い立ちと生活図画事件までを振り返った菱谷。最後のメッセージを求められ、「自由と平和が私の生涯の生きる目的。皆さんも自由と平和のために頑張って下さい」と力強く締めくくると、劇場は再び大きな拍手に包まれた。『102歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~』舞台挨拶より<3月29日(金) 大阪&京都 舞台挨拶>『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:中下雄貴、内海太一、岡大和名古屋を拠点に活動するBOYS AND MENの弟分・カラフルダイヤモンドの奮闘を追った本作。舞台挨拶には、津村有紀監督とカラフルダイヤモンドのメンバー(中下雄貴、内海太一、岡大和)が登壇。登壇したメンバー3人は全員大阪出身ということもあり、リラックスした雰囲気の中でトークが始まった。映画の中では食事シーンもたびたび登場し、大阪出身の内海はお好み焼きのシーンにはりきっていたそうで「大阪の人だったらあんなに混ぜない!と突っ込まれるくらい混ぜてましたし、油もひき忘れたんで」と反省。実はこのシーン、3時間くらいしゃべっていたため、お好み焼きは真っ黒になったそう。「大阪で今度撮ってもらえるならカスうどん食べたい。カスうどん広めたいねん」と岡。「僕は、吉本新喜劇に出たい」と内海。3人の仲のいいやりとりを笑顔で聞いていた津村監督は、最後に「カラフルダイヤモンドは日常の些細なことでも面白がるやさしい感性があります。みなさんの中の感性のスイッチに入ってもらえると嬉しい、そんな思いでこの映画を作りました」と締めくくり、お客さんのスタンディングオベーションで、温かい拍手に包まれた。1回目の登壇から30分後、2回目のお客さんを迎えて上映前に再び登壇。内海が「楽屋にダイヤモンドのアイシングクッキー置いてもらってて、士気がバカ上がりしています」と3人。士気の上がったところで、それぞれの映画のおすすめポイントを語った。「雄貴君の入ったばかりの頃の初々しい挨拶も楽しんでください。画の後にカラフルダイヤモンドを検索してほしいです。僕らの成長も感じていただけます。これからも一緒に楽しいことをしていきましょう」(内海)。「映画を観る前より、カラフルダイヤモンドを好きになってもらえると思います」(中下)。「キラキラしようとしていたり、泥臭い部分や悔しい思いをしているところが見てほしいポイントです」(岡)。津村監督は映画への思いを「彼らは熱量があって、常に前向きです。その青春真っただ中の姿が詰まっている映画をぜひお楽しみください」と締めくくった。この後、津村監督と3人は京都に移動、UPLINK京都でも舞台挨拶に登場。お互いのベストシーンを発表し合った。本編を通じて本人たちでもスクリーンを通じて初めて知るメンバー同士の思いや再発見について語り、これからの思いや映画の魅力を伝えた。<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』※終了分は割愛『TBSドキュメンタリー映画祭2024』キービジュアル大阪:3月22日(金)~4月4日(木) シネ・リーブル梅田愛知:3月22日(金)~4月4日(木) センチュリーシネマ京都:3月22日(金)~4月4日(木) アップリンク京都福岡:3月29日(金)~4月11日(木) キノシネマ天神札幌:3月30日(土)~4月11日(木) シアターキノ公式サイト:
2024年04月01日大人気英国ドラマ「ダウントン・アビー」クリエイター、ジュリアン・フェローズによる同名小説を原作に製作チームが再結集した「ベルグレービア 新たなる秘密」。この度、主人公のクララ・トレンチャード役を演じたイギリス高級ファッション誌「TATLER」もイチオシのハリエット・スレーターが作品について語るインタビューがシネマカフェに到着した。英国の華やかな階級社会や貴族と使用人の関係などを鮮やかに描く本作。19世紀のジョージ王朝時代のベルグレービアの街並みや邸宅の内装、田舎のカントリーハウスの壮麗さなども圧巻で、歴史ドラマ好きなら見逃せない作品になっている。本作のストーリーの焦点になるのは、それぞれのキャラクターが密かに抱える秘密やトラウマ。物語が進行するにつれ、それぞれの秘密が次第に明らかになっていくが、その謎解き要素が面白く、秘密の背後にあるそれぞれのキャラクターの物語にも引き込まれる。この度、Amazon Prime Videoチャンネル上の動画配信サービス「スターチャンネルEX」での配信開始を記念して、ハリエット・スレーターのインタビューが解禁。1994年生まれのハリエットは2023年公開の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』など話題作に出演し、今回のクララ役が初めての主演作となる。2023年のイギリス高級ファッション誌「TATLER」の“Bright Young Thing”にも選出され、現在最も注目を集めている若手英国俳優の1人だ。ーー夫であるフレデリック・トレンチャード役の、ベンジャミン・ウェインライトとの共演はいかがでしたか?ハリエット彼は素晴らしい人です。一緒に仕事をするのが夢みたいなほど、彼との共演は幸運なことでした。というのも、この作品では登場人物たちの関係がかなり揺れ動くので、言い争ったり泣いたりするシーンがたくさんあるんです。そのようなシーンの合間でも、彼とは笑い合って撮影を進めることができました。これは本当に大事なことだと思います。ーージュリアン・フェローズは、傑作コスチューム・ドラマを生み出してきた素晴らしい実績を持っています。このチームに加わったご感想は?ハリエットコスチューム・ドラマへの出演を懇願していましたし、「ダウントン・アビー」の大ファンだったので、第1話の初稿を読んですぐに出演したいと思いました。最初の2、3ページ目に、大舞踏会のシーンがあると書いてあって、「絶対出たい!」と思いました。出演が決まったときは本当に嬉しかった!ーーヘレン・エドマンドソンの脚本が魅力的な理由と、読んだときの最初の感想は?ハリエットとても感動的で細かく、登場人物の多くに信じられないほど親近感を覚えました。台本を読んだ瞬間、「この子の気持ちがわかる!」と感じました。舞台が1871年とはいえ、彼女が抱える不安や経験、彼女とフレデリックの関係における葛藤は今でも変わらないものです。ーードラマの序盤で出会ったクララとフレデリック・トレンチャード。2人の出会いについて教えてください。ハリエット2人が出会ったのは、ロチェスター公爵夫妻が開いた晩餐会で、彼は彼女が歌を歌っている姿を見て恋に落ちます。その後、彼が正式な交際を申し込み、2人はデートを重ねて台本の15ページ目までには結婚します! クララは最初、フレデリックのことをよく知らないので、完璧な人だと思っていたのですが、すぐに2人の関係に亀裂が入り始めます。ーー撮影場所やセットについて教えてください。ハリエット毎週違う大邸宅で撮影しました。私は大の豪邸オタクで、休みの日にはナショナル・トラスト※の施設に行くくらいですから夢のようです! レディングにあるバジルドン・パークに到着したとき、「あれ?見覚えがある」と思ったのですが、1年前に友人と訪れたことがあったんです。そこを撮影で使うことになるなんて。あの場所は「ダウントン・アビー」でもよく使われていたので、撮影がとても楽しかったです。(※ナショナル・トラスト:市民たちが自身の資金で身近な自然や歴史的な環境を買い取って守るなどして、次の世代に残す運動)ーー他のキャストとの共演はいかがでしたか?ハリエット皆とても素敵で、一緒に仕事ができて本当に嬉しいです。キャストが大勢参加する大舞踏会のシーンがあったのですが、本当に楽しい撮影でした。ロチェスター公爵夫妻を演じるソフィー・ウィンクルマンやマイルズ・ジュップとは、他ではあまり一緒にいるシーンがないので、その撮影がとても楽しかったです。「ベルグレービア 新たなる秘密」は「スターチャンネルEX」にて毎週月曜日に1話ずつ配信中(全8話/字幕版・吹替版)。6月よりBS10スターチャンネルにて放送開始予定。※5月26日(日)吹替版第1話を先行無料放送。(シネマカフェ編集部)
2024年04月01日TOHOシネマズ株式会社が、株式会社JERA(以下「JERA」)とともに実施している割引サービス「JERAサンデイ」を、4月7日(日) より全国すべてのTOHOシネマズ(72劇場)に対象劇場を拡大することを発表した。「JERA サンデイ」とは、JERAの特設サイトからムービーを視聴することでTOHOシネマズの対象劇場にて毎週日曜日、一般・大学生は300円、高校生以下は100円割引で鑑賞可能なクーポンを受け取ることができるサービス。現在は、TOHOシネマズ37劇場でサービスを展開している。<サービス概要>「JERAサンデイ」■割引額一般・大学生:300円割引高校生以下:100円割引対象日:毎週日曜日■対象劇場3月31日(日)まで:TOHOシネマズ(37劇場)4月7日(日) から:全国のTOHOシネマズ(72劇場)「JERA サンデイ」特設サイト:
2024年04月01日池松壮亮、若葉竜也が出演する映画『ぼくのお日さま』の劇中写真が公開された。本作は、雪の降る街を舞台に、吃音のホッケー少年・タクヤと、フィギュアスケートを学ぶさくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ・荒川の3人の視点で紡がれる物語。今回の写真は、池松さん演じる荒川が、フィギュアスケート選手時代をふり返るワンシーンで使用されている。真剣な眼差しで氷上を優雅に舞う様子、氷飛沫をあげながら回転ジャンプをする場面と、完成度の高い写真だが、うっかりすると見逃してしまうため、要注目だ。池松さんは出演に向けて、クランクインの半年前から練習を開始し、別作品のために行っていたピアノの練習と並行する形でスケートの練習も重ね、劇中では完璧なスケーティングを披露している。『ぼくのお日さま』は秋、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年秋、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年04月01日各国映画祭で大きな話題を集めたヒューマンホラー『胸騒ぎ』。監督を務めるのは北欧の新たなる鬼才クリスチャン・タフドルップ監督だ。第38回サンダンス映画祭でワールドプレミア上映されるや想像を絶する衝撃的な展開と不穏な作風が大きな話題になり、各国の映画祭を席巻した本作。メガホンをとったのは、デンマーク出身の新たなる鬼才クリスチャン・タフドルップ。映画監督として活躍する一方、これまで俳優・脚本家としても多彩な才能を発揮してきた。俳優としては、マッツ・ミケルセン主演『アフター・ウェディング』(06/スサンネ・ビア監督)に出演、第79回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど高い評価を受けた。映画監督としては、監督・脚本・主演を務めた短編『The Copier(英題)』(99)でデビュー。その後も、監督のみならず脚本執筆にもこだわり、ほぼ全ての監督作品で脚本も担当してきた。『Parents(英題)』(16)では、長編映画デビュー作にして、第34回デンマーク・アカデミー賞監督賞やデンマーク映画批評家協会賞(ボディル賞)で脚本賞ほか数々の受賞を果たし、長編2作目となる『A Horrible Woman(英題)』(17)では独創的な物語設定が評価を受け、ヨーロッパ全体で20万人以上を動員。国内外の映画賞を獲得するなど高い評価を受けた。クリスチャン・タフドルップ監督そして、長編3作品目となる『胸騒ぎ』では、実体験に着想を得て脚本を執筆。世界を震撼させる「最狂ヒューマンホラー」を誕生させた。そんな本作に『M3GAN/ミーガン』、『ゲット・アウト』など数々の大ヒットホラー映画を手掛けるスタジオ、ブラムハウス・プロダクションズが惚れ込み、日本公開に先駆けてジェームズ・マカヴォイ主演でリメイク版の製作も決定している。これまで、「問題作」と言われながらも、独自の視点で人間の裏側に潜む「悪」や「恐怖」を浮かび上がらせ、映画史に名を刻んできた世界の鬼才たちがいる。『ファニーゲーム』での抵抗不可能かつ理不尽な惨劇描写が物議を醸したミヒャエル・ハネケ監督。『フレンチアルプスで起きたこと』など極限状態で浮かび上がる人間の本性を、ブラックユーモアを交え描いてきたリューベン・オストルンド監督。さらには、『ヘレディタリー/継承』、『ミッドサマー』など呪縛のように抗えない「恐怖」をホラー映画の概念を覆す表現で映像化してきたアリ・アスター監督。全ての監督が自ら脚本も手掛け、観客の脳裏に爪痕を残すような物語を紡いできた。クリスチャン・タフドルップ監督も、本作の着想をイタリアでの休暇中に出会った“ある家族”との実体験を基に膨らませ、自ら脚本を執筆した。半年後にその家族のもとを訪れた当時をふり返り、「自分たちはたくさんのことを我慢する羽目になった。帰路につく頃には、自分を自分で痛めつけていたかのような感覚に襲われた。僕たちはなぜ何もしなかったのか。彼らの不快な言動に“ノー”と言うよりも、我慢するほうが楽だったのはなぜだろう」と、その時に抱いた違和感から本作の根幹となる問いが生まれたことを明かした。そんな鋭い視点で生み出された本作について海外メディアも、「ミヒャエル・ハネケ、リューベン・オストルンド監督の匂いを十二分に感じる(Los Angeles Times)」、「『フレンチアルプスで起きたこと』の風刺と共鳴する(The Daily Beast)」、「『ファニーゲーム』に匹敵する衝撃(The Film Stage)」、「『ミッドサマー』で描かれる“休暇”の恐怖と近い(Mashable)」など、いま見逃せない最注目の監督として、名だたる鬼才になぞらえて絶賛している。そんな本作より、新たに解禁された場面写真では、物語の発端である“オランダ人夫婦からの招待状”を手に取るデンマーク人夫婦の妻ルイーセの姿が捉えられている。招待メッセージは、イタリア旅行で撮影された写真の裏側に書かれていて、笑顔で両家族が映る写真にも関わらず、どこか不穏な雰囲気が漂っている。週末だけのつもりで、再会を約束してしまうビャアン一家に待ち受ける悪夢とは…。監督の実体験から誕生したという本作の、生々しい恐怖の始まりを予感させる場面写真となっている。『胸騒ぎ』は5月10日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:胸騒ぎ 2024年5⽉10⽇より新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2021 Profile Pictures & OAK Motion Pictures
2024年03月31日カンヌ・パルムドールの『落下の解剖学』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、話題を呼ぶザンドラ・ヒュラー。その最新作となるA24製作『関心領域』について、ザンドラが語った。初お披露目となった第76回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞、第96回アカデミー賞で国際長編映画賞、音響賞の2部門に輝いた本作。原題でもある「The Zone of Interest(関心領域)」とは、第二次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉。映画では、アウシュビッツ強制収容所と壁1枚隔てた屋敷に住む収容所の所長とその家族の暮らしが描かれる。収容所の所長ルドルフ・ヘスの妻ヘートヴィヒを演じたのが、『落下の解剖学』ですさまじい演技力を見せつけ、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートを果たしたドイツ出身のザンドラ・ヒュラーだ。昨年5月のカンヌ国際映画祭で出演作2作品がパルムドールとグランプリを獲得、さらに各国の映画賞を席巻し、アカデミー賞では外国語映画ながらどちらも作品賞部門にノミネートを果たすなど、この1年間、映画界を騒がせてきた作品の主要人物として大きな脚光を浴び、世界的な知名度を獲得した。ザンドラ・ヒュラー Photo by Arturo HolmesGetty Images本作でザンドラが演じるヘートヴィヒは、“良妻賢母”というキャラクター。夫の出世を応援し、出張中には家を守る。3人の子どもたちを何不自由なく育て、誰もがうらやむ素敵な庭造りにいそしむ毎日を送っている。アウシュビッツと壁1枚隔てた家で、壁の向こうには関心を向けようとせず日常をただひたすらに過ごしている。ドイツ人であるザンドラは、「私はこれまでルドルフ・ヘス一家のことを何も知りませんでした。最終的に一家の一部になるという決断をしましたが、それはとても苦しい選択でした」と語る。「ジョナサン(・グレイザー監督)が家族の住んでいた場所を初めて見せてくれたとき、とても驚きました。アウシュビッツ収容所のこんな近くに住んでいたなんて。そして瞬時に彼らがしなければならないことを理解しました。それは、その事実を忘れて生きていくことです。全員が常に同じ緊張感を持って信頼し合い、“何気ない普通の日常”を描き出す努力をしました」と複雑な役を演じた際のモチベーションを明かしている。ちなみに『落下の解剖学』では、ザンドラ演じる主人公の飼い犬を演じたメッシがアカデミー賞にも参加し、その名演が高い注目を浴びているが、本作に登場する黒いラブラドールはザンドラの実際の飼い犬という。とてもリラックスした様子で素敵な家族の一員として出演を果たしているが、緊張感あふれる役を演じたザンドラにとっては撮影現場で得られる唯一の癒しとなっていたそうだ。彼女なりの人生を壁の向こうには奪われまいとして必死に無関心を取り繕い、“幸せな暮らし”に固執する複雑な人物であるヘートヴィヒを意を決して演じたザンドラ。“ナチスの妻の日常”を、心して見届けてほしい。『関心領域』は5月24日(金)より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:落下の解剖学 2024年2月23日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開©2023 L.F.P. – Les Films Pelléas / Les Films de Pierre / France 2 Cinéma / Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma関心領域 2024年5月24日より新宿ピカデリー、TOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開© Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.
2024年03月31日「映画という表現の一つの到達点。クリストファー・ノーラン監督と同じ時代に生まれて本当に幸運だ」「21世紀最高の映画の一つ」「1秒も飽きさせない」など、ついに迎えた日本公開に反響の声が上がっているクリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』。キリアン・マーフィー演じるJ・ロバート・オッペンハイマーと多くの科学者や友人、軍人、政治家などがさまざまな時系列で関わり合っていく本作で、原子爆弾を創造し世界の在り方を変えてしまった天才科学者が翻弄された激動の時代に迫った。オッペンハイマーが生きた時代の背景世界大恐慌とファシズムオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)がカリフォルニア州立大学バークレー校で教鞭をとり始めたのは1929年。そのころ、株価暴落を発端にアメリカ史上最大の経済恐慌に陥り、世界に広がる。一方で、戦闘機や戦車、毒ガスなど新兵器の開発が進んだ第一次世界大戦(1914-1918)に敗戦後、困窮するドイツにヒトラー率いるナチスが現れる。核開発競争第二次世界大戦(1939-1945)が始まり、ナチスに先行して原子爆弾開発をすすめる「マンハッタン計画」にて1945年7月16日、人類史上初の核実験「トリニティ実験」が成功、その4年後にはソ連が核実験を成功させる。トリニティ実験に立ち会うアーネスト・ローレンス(ジョシュ・ハートネット)原爆は日本を降伏させただけではなく、アメリカが超大国であることを知らしめることにもなった。戦後は核兵器を有する米ソ冷戦の中でアメリカでは反共産主義が広がり、「赤狩り」でオッペンハイマーも共産主義者との過去の関わりを疑われる。オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)とキティ(エミリー・ブラント)オッペンハイマーが生きた時代のキーワードマンハッタン計画第二次大戦中に米軍が極秘で進めた核兵器開発プロジェクト。ナチス・ドイツが原爆を開発する恐れがあるとアルベルト・アインシュタイン(トム・コンティ)ら亡命科学者から警告を受けたフランクリン・D・ルーズベルト大統領が極秘裏に命じた。研究で先行していたイギリスと協力して1942年夏から陸軍工兵隊レズリー・グローヴス(マット・デイモン)准将を責任者としてニューメキシコ州北部のロスアラモス研究所にて計画が進む。弟フランク・オッペンハイマー(ディラン・アーノルド)、エドワード・テラー(ベニー・サフディ)、ハンス・ベーテ(グスタフ・スカルスガルド)ほか、さらにコンサルタントとしてオッペンハイマーの友人イジドール・ラビ(デヴィッド・クラムホルツ)ら、多くの科学者たちがこの計画を支えた。イジドール・ラビ(デヴィッド・クラムホルツ)トリニティ実験「マンハッタン計画」の一部であり、1945年7月16日にロスアラモスより南方のニューメキシコ州アラモゴードで行なわれた人類最初の核実験。「トリニティ」(三位一体)とは極秘裏の実験のコードネーム。この名称はオッペンハイマーがジョン・ダンの詩から名づけたとされ、ヒンズー教の三大神(ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァ)からとったという説がある。ポツダム会議日本の無条件降伏をはじめ、連合国首脳が太平洋戦争の終結条件と戦後の対日本の処理方針を話し合った会議。スターリンのソ連を仲立ちに戦争終結のための交渉が行われていたが、日本はポツダム宣言に対して明確な反応をしなかったため、アメリカは日本の降伏を狙いとして、1945年8月6日には広島、さらに8月9日には長崎に原爆を投下。また、8月8日にはソ連が日ソ中立条約を破り、対日参戦。8月15日、日本はポツダム宣言を受諾して降伏した。アメリカ共産党1919年、社会党から分かれる形で成立したアメリカ共産党は1930年に労働組合運動を組織し、党勢を拡大。大恐慌を背景に、労働者の権利と共産主義への関心が高まった。オッペンハイマーは正式にアメリカ共産党に入党することはなかったが、共産主義や労働運動に対しては強いシンパシーを持っていたとされる。ジーン・タトロック(フローレンス・ピュー)弟のフランク、恋人だったジーン・タトロック(フローレンス・ピュー)、妻のキティ(エミリー・ブラント)、バークレー校同僚のハーコン・シュヴァリエ(ジェファーソン・ホール)ほか、彼の周囲には共産党に入党したり、共産主義を支持する者が多かった。また、レズリー・グローヴス(マット・デイモン)はオッペンハイマーの共産党へのシンパシーを知りながらも彼の仕事を信頼し続けた。レズリー・グローヴス(マット・デイモン)共産主義私有財産を否定し、全ての財産を共有する社会を実現しようとする思想や運動。アメリカにおける共産主義運動は大恐慌とともに労働運動として広がる。第二次大戦後の冷戦開始に伴い、1940年代後半以降は労働組合内の反共主義の台頭や「赤狩り」と呼ばれる共産主義者のスパイ摘発運動が激化。1950年代に入ると急速に勢力が弱まっていく。赤狩り1940年代後半から1950年代前半にかけ、冷戦激化を背景に政治家からハリウッドの映画監督や脚本家、俳優、作家にいたるまで、アメリカ国内で行われた共産主義者の摘発・排除のこと。扇動したのが上院議員ジョセフ・マッカーシーであり、「マッカーシズム」とも呼ばれた。ソ連の核実験成功の一因には、「マンハッタン計画」に参加していたスパイからの情報があったとされるため、オッペンハイマーもマッカーシズム期に行われた「赤狩り」の場、下院非米活動委員会での公聴会で証言を求められた。かつて共産主義者とつながりはあったものの、スパイ活動への関与は否定、しかし原爆技術に対する機密保持許可が剥奪された。機密保持許可国家機密等の重要情報を扱う公務員や政府などが特別に認めた民間人に対し、その適格性を確認したうえで情報へのアクセスを認める制度。1954年、スパイ容疑をかけられたオッペンハイマーは機密保持許可が剥奪されたことで核関連の最先端の研究そのものから排除されることになり、事実上の公職追放となった。ウィリアム・ボーデン(デヴィッド・ダストマルチャン)原子力委員会元事務局長原子力委員会(AEC)大戦を終結させた原爆などの核兵器を管理する必要性が高まり、1946年、アメリカは原子力・核兵器計画を監督・規制するために原子力委員会(AEC)を設立。委員会は監督・規制だけでなく、原子力研究を軍から切り離し平和利用を推進する役割も担った。ルイス・ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr.)はAEC創設委員の1人であり、後の委員長。アドバイザーをつとめたオッペンハイマーは、水爆の開発に反対した。公聴会連邦議会の常任委員会、その下の小委員会、あるいは特別委員会において、重要な法案や案件を審議する際に意見を聴取する。一般公開されるものは公聴会(public hearing)、一般公開されないものを聴聞会(closed hearing)という。上院議員マッカーシーが主導した「赤狩り」の時代のスパイ容疑をめぐる公聴会は、国民の関心も高く、証人喚問では鋭い追及が行われた。多くの無実の人々が共産主義者としてレッテルを貼られ、公職を奪われた。オッペンハイマーが1954年に機密保持許可を失ったのも、その一環である非公開の聴聞会。原爆研究からオッペンハイマーを事実上追放したストローズは、1959年に商務長官に任命されたが、上院での任命承認での公聴会で5年前にオッペンハイマーを追い込んだことが追及された。『オッペンハイマー』は全国にて公開中。IMAX®劇場全国50スクリーン、Dolby Cinema®全国10スクリーン、35mmフィルム版109シネマズプレミアム新宿にて同時公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年03月31日劇場での映像体験を追究するクリストファー・ノーラン監督がキリアン・マーフィーを主演に迎え、物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの半生を描いた『オッペンハイマー』がついに日本公開。キリアンをはじめ、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ケネス・ブラナー、ラミ・マレック、ジョシュ・ハートネットら錚々たる俳優陣を迎えた本作は、すでに世界興行収入が10億ドルに迫る特大ヒットを記録、実在の人物を描いた伝記映画として歴代1位となっている。第二次世界大戦中の「マンハッタン計画」での原爆の開発過程とともに、イギリス・ドイツ留学時代から大戦後の“冷戦”まで、ノーラン監督らしく時系列を巧みに前後させながらオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)の内面に迫っていく本作をより深く理解するべく、その人生を年表でふり返った。オッペンハイマー年表映画では、オッペンハイマーの視点から語られるシーンはカラー映像(しかも脚本はオッペンハイマーの一人称で書かれた)で表わされ、冷戦下のアメリカ原子力政策でカギを握る人物ルイス・ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr.)を中心とする場面はモノクロ映像と、視覚的な描き分けがなされている。ルイス・ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr.)1904年4月22日ドイツからのユダヤ系移民ジュリアス・オッペンハイマーとエラ・フリードマンの長男として、ニューヨークで誕生。1922年 | 18歳ハーバード大学の化学科に入学。1925年 | 21歳ハーバード大学を3年で卒業、イギリスのケンブリッジ大学に留学。1926年末 | 22歳客員教授の理論物理学者ニールス・ボーア(ケネス・ブラナー)に勧められ、ドイツへ。ドイツ・ゲッティンゲン大学のマックス・ボルン教授に研究を評価され、同大学に移籍。右:ニールス・ボーア(ケネス・ブラナー)1927年~1928年 | 23歳~24歳博士号を取得してアメリカへ帰国。ハーバード大学、その後カリフォルニア工科大学でポストドクター(博士)研究員として研究を進める。1929年 | 25歳カリフォルニア州立大学バークレー校で准教授を務める。同大学の助教授で、社交的な物理学者のアーネスト・ローレンス(ジョシュ・ハートネット)と意気投合する。アーネスト・ローレンス(ジョシュ・ハートネット)1936年 | 32歳カリフォルニア州立大学バークレー校准教授から教授に昇進。共産党員ジーン・タトロック(フローレンス・ピュー)と出会い、恋に落ちる。ジーン・タトロック(フローレンス・ピュー)1938年 | 34歳当時としては画期的なブラックホールや中性子星の研究を行う。1939年8月 | 35歳既婚者だった植物学者の“キティ”キャサリン(エミリー・ブラント)と出会う。“キティ”・オッペンハイマー(エミリー・ブラント)1939年9月ナチスドイツがポーランドに侵攻、第二次世界大戦が勃発する。1940年 | 36歳キティと結婚する。中央:“キティ”・オッペンハイマー(エミリー・ブラント)1941年 | 37歳FBIが共産主義者との関わりを疑いオッペンハイマーの捜査を開始。1941年12月アメリカが第二次世界大戦に参戦。1942年 | 38歳ルーズベルト大統領の命令のもと極秘の核兵器開発プロジェクト「マンハッタン計画」が始動。「マンハッタン計画」の最高責任者、陸軍将校レズリー・グローヴス(マット・デイモン)から参加を打診される。レズリー・グローヴス(マット・デイモン)ニューメキシコ州にロスアラモス研究所を建設、同・初代所長に任命され、開発チームのリーダーを務める。名だたる科学者たちをロスアラモスに招聘し、家族ごと移住させた。後に水爆研究・開発で知られるエドワード・テラー(ベニー・サフディ)らを迎え入れた。エドワード・テラー(ベニー・サフディ)1945年7月16日 | 41歳5月にナチスが降伏した後も、次は日本に降伏をうながすために原子爆弾の研究は続けられ、人類史上初の核実験「トリニティ実験」は成功を収める。このときインドのヒンドゥー経典「バガヴァッド・ギーター」の中の一節、「我は死なり、世界の破壊者なり」という言葉を思い起こしたという。1945年8月6日 | 41歳広島に原子爆弾(通称リトルボーイ)が投下される。1945年8月9日 | 41歳長崎に原子爆弾(通称ファットマン)が投下される。惨状を知ったオッペンハイマーは激しい後悔と自責の念に駆られ、核兵器の開発に懐疑的な姿勢を示すようになる。1945年8月14日/日本時間8月15日日本がポツダム宣言を受諾。9月2日に降伏文書に調印し、第二次大戦が終戦。その後、東西冷戦時代に移行していく。1945年10月 | 41歳原爆投下を命じたトルーマン大統領(ゲイリー・オールドマン)とホワイトハウスで初対面。「私は自分の手が血塗られているように感じます」と話すと、「泣き虫科学者」と影で呼ばれた。ルイス・ストローズとオッペンハイマー1947年夏 | 43歳アメリカ原子力委員会(AEC)の委員長ルイス・ストローズによりプリンストン高等研究所3代目所長となり、アルベルト・アインシュタイン(トム・コンティ)と再会。その後AECのアドバイザーとなるが、核兵器の国際的な管理を呼びかけ、水爆をはじめとする核開発に反対の意を示す。アルベルト・アインシュタイン(トム・コンティ)1950年~53年冷戦を背景にジョセフ・マッカーシー上院議員らが「赤狩り」を強行。共産主義への恐怖からアメリカ国民から支持を得る。1954年 | 50歳ソ連のスパイ容疑をかけられ、オッペンハイマー聴聞会が開かれる。水爆を推進していた原子力委員会(AEC)委員長のストローズの怒りを買い、FBIも協力し、オッペンハイマーに「共産主義者」のレッテルを貼る。キティ(エミリー・ブラント)とオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)聴聞会でスパイに仕立て上げられたオッペンハイマーは、アイゼンハワー大統領命により一切の国家機密から隔離、政府公職からの追放が決定。以後、オッペンハイマーは危険人物と断定され、FBIによる尾行や盗聴など、晩年まで厳しい監視下に置かれる。ルイス・ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr.)1959年アメリカ上院で、アイゼンハワー大統領により商務長官に指名されたストローズの証人公聴会が開かれる。1961年 | 57歳ジョン・F・ケネディが大統領に就任。オッペンハイマー支持者たちがケネディの側近となり、オッペンハイマーの公的名誉を回復させようとする動きが出始める。1963年 | 59歳原子力委員会(AEC)が「科学者に与える最高の栄誉」として、オッペンハイマーにフェルミ賞の授与を決定する。1965年 | 61歳喉頭がんが見つかる。1966年はじめ | 62歳プリンストン高等研究所に辞表を提出、所長を辞任。アインシュタインに次いで名誉教授となる。1967年2月18日 | 62歳ニュージャージー州プリンストンの自宅にて死去。2022年12月16日米エネルギー省のジェニファー・グランホルム長官が、オッペンハイマーを公職から追放した1954年の処分は「偏見に基づく不公正な手続きだった」として取り消しを発表。オッペンハイマーにスパイ容疑の罪を着せたことを公的に謝罪した。『オッペンハイマー』は全国にて公開中。IMAX®劇場全国50スクリーン、Dolby Cinema®全国10スクリーン、35mmフィルム版109シネマズプレミアム新宿にて同時公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年03月30日ジョン・レノンとオノ・ヨーコの別居中の生活に迫るドキュメンタリー『ジョン・レノン失われた週末』より日本版予告編と場面写真が解禁された。「ザ・ビートルズ」のファンには周知の事実ながら、本当の事情はよく知られていない、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが別居していた「失われた週末」と呼ばれるプライベートな日々。その時期、ジョンはどこで、誰と、どんな生活を送っていたのか。本作はその真実に迫るドキュメンタリー。この度解禁された予告編は、「史上最高のセッションだ、いくぞ」というジョンの掛け声につづき、「ポールとジャムったしあの頃いろいろやったよ」と語るジョンの映像、「ビートルズ」解散後の貴重なポール・マッカートニーとのツーショットが披露される。ジョンと元「ビートルズ」のリンゴ・スター、エルトン・ジョン、デヴィット・ボウイらのプライベートショットが紹介されていく。「1973年、ビートルズ解散後のジョン・レノン。オノ・ヨーコと別居していた『失われた週末』と呼ばれた18カ月。音楽的にも花開いたこの時期、ジョンはどこで何をしていたのか?」と語るのは、人気アニメや洋画の吹き替えで知られる声優の加瀬康之。50年の時を経て明らかになる、真実の物語の始まりを告げると、ジョンとヨーコの個人秘書を務めていたメイ・パンが登場。「ヨーコは彼を操る策を見つけた」、「“ジョンとうまくいっていないの。あなたボーイフレンドいないわよね。彼と付き合って”」と告げられたと明かす。ヨーコの発案で始まった「失われた週末」と呼ばれる時期をともに過ごした彼女は、「ヨーコの奇妙な発想は理解を超えていた。ヨーコは2週間しか続かないと思ってたけど私たちは大恋愛に」と発言、熱烈なキスを交わす衝撃の写真にも驚愕必至だ。「楽しみだったし、喜びだった。父さんとメイとの幸せな時間」と証言するのは、ジョンと最初の妻シンシアの愛息ジュリアン・レノン。メイの助けを借りて父と再会を果たした彼は、海水浴や遊園地を楽しんだ父ジョンとの思い出を語っている。映像は、本邦初となるプライベートな写真の数々が紹介され、ジョンが「僕にとってたった1つの答えは“愛”だ」と語る映像で締めくくられる。併せて解禁となった場面写真はジョンのラッキーナンバーにちなんだ9点。10月9日が誕生日のジョンは、「ビートルズ」時代に発表した「レボリューション9」、「ワン・アフター・909」、ソロとして本作でも紹介される「心の壁、愛の橋」(1974)の収録曲「夢の夢(原題:#9 Dream)」など、「9」がお気に入りだった。ポスタービジュアルにも使用されている、煙草を片手に物思いにふけるジョンの姿や、メイの助けで再会を果たした愛息ジュリアンを抱き海水浴を楽しむジョン、1974年にLAで撮影された、街へ繰り出そうとするジョンとメイ・パンなど、貴重な私生活の一端が垣間見える場面写真となっている。『ジョン・レノン失われた週末』は5月10日(金)より角川シネマ有楽町、シネクイント、新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ジョン・レノン失われた週末 2024年5月10日より角川シネマ有楽町、シネクイント、新宿シネマカリテ、 池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開© 2021 Lost Weekend, LLC All Rights Reserved
2024年03月29日「スター・ウォーズ」シリーズ新3部作の1作目である映画『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』が、初の4Kで特別上映。2024年5月3日(金・祝)から6日(月・祝)までのゴールデンウィーク4日間限定で全国25の劇場にて公開される。エピソード1を4K上映、「スター・ウォーズの日」に向けて「スター・ウォーズ」シリーズは、『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』が1977年に全米公開されて以来、銀河を巡る壮大な冒険と圧倒的な世界観で、全世界を感動の渦に巻き込んできたシリーズ。「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを。)」という作中の名台詞にちなんで制定された「スター・ウォーズの日」である5月4日に向け、その前日から4日間限定で『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』を4K上映する。ダース・ベイダーが少年アナキン・スカイウォーカーだった頃の物語『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』は、1983年に旧3部作の完結編となる『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還(エピソード6)』が公開されて以降、16年の時を経て劇場公開された作品。後に銀河を支配することになるシスの暗黒卿ダース・ベイダーが、辺境の惑星に住む貧しい少年アナキン・スカイウォーカーだった頃の物語を描く。アナキンの師匠となるオビ=ワン・ケノービや、アナキンがダークサイドに堕ちるきっかけの1つとなる最愛の妻パドメ・アミダラとの出会いが描かれており、「スター・ウォーズ」の歴史を語る上では欠かせない、“運命の旅路の第1歩”ともいえる作品となっている。1999年の公開当時は世界中で社会現象が巻き起こるほどの盛り上がりを見せた。なお、4K特別上映の入場者には、特典として新ビジュアルのポスターを配布。「スター・ウォーズ」ファン必見の機会となっている。横浜・みなとみらいでは“シリーズ全9作”一挙上映さらに、2024年4月26日(金)より横浜のマークイズみなとみらい内にオープンする映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ スタイルエス(STYLE-S) みなとみらい」では、「スター・ウォーズ」の映画シリーズ全作を一挙公開。映画『スター・ウォーズ/ファントム・メナス (エピソード 1) 4K』からシリーズ最終章の映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け (エピソード 9)』までの9作品が、5月3日(金)から5月6日(月)にかけての4日間限定で上映される。<上映期間・作品>■5月3日(金)『スター・ウォーズ/ファントム・メナス (エピソード 1) 4K』■5月4日(土)『スター・ウォーズ/ファントム・メナス (エピソード 1) 4K』『スター・ウォーズ/クローンの攻撃 (エピソード 2)』『スター・ウォーズ/シスの復讐 (エピソード 3)』■5月5日(日)『スター・ウォーズ/ファントム・メナス (エピソード 1) 4K』『スター・ウォーズ /新たなる希望 (エピソード 4)』『スター・ウォーズ/帝国の逆襲 (エピソード 5)』『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還 (エピソード 6)』■5月6日(月)『スター・ウォーズ/ファントム・メナス (エピソード 1) 4K』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (エピソード 7)』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ (エピソード 8)』『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け (エピソード 9)』映画『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』あらすじジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンと、その弟子でパダワンのオビ=ワン・ケノービは、侵略の危機に瀕した惑星ナブーから女王アミダラを救出したあと、砂漠の惑星タトゥイーンに立ち寄る。そこで彼らは、ケタ外れに強いフォースを持つ奴隷の少年アナキンと出会う。激戦の末ポッドレースで勝利したアナキンは自由を得て、ジェダイの騎士になる訓練を受けることになる。その後、一行はナブーに帰還、女王とアナキンは侵略軍に立ち向かい、オビ=ワンとクワイ=ガンの前にはダース・モールが立ちはだかる。だがこの侵略はまだ、再び力を取り戻したシスの邪悪な計画の序章に過ぎなかった…。【詳細】映画『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』監督:ジョージ・ルーカス公開年:1999年出演:リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ジェイク・ロイド、パーニラ・オーガスト、フランク・オズ■4K特別上映 詳細公開期間:2024年5月3日(金・祝)~5月6日(月・祝)※チケット詳細については後日発表。〈上映劇場〉※全国25か所TOHOシネマズ すすきの、TOHOシネマズ 仙台、TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 新宿、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、グランドシネマサンシャイン 池袋、109シネマズ川崎、ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい、イオンシネマ みなとみらい、横浜ブルク13、TOHOシネマズ 海老名、シネマイクスピアリ、ユナイテッド・シネマ浦和、シネマサンシャインららぽーと沼津、ミッドランドスクエア シネマ、中川コロナシネマワールド、TOHOシネマズ 梅田、TOHOシネマズ なんば、TOHOシネマズ 二条、TOHOシネマズ 西宮OS、TOHOシネマズ 岡南、広島バルト11、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、熊本ピカデリー、ユナイテッド・シネマ PARCO CITY 浦添※イオンシネマみなとみらいのみ、4D版(2K)も上映予定
2024年03月29日ナショナル・シアター・ライブ『ディア・イングランド』の先行上映で行われた、フリーアナウンサー・倉敷保雄と映像翻訳家・柏木しょうこによるトークイベントの模様がYouTubeで公開された。『ディア・イングランド』はイギリスを代表する劇作家ジェームズ・グレアムの新作で、ジョセフ・ファインズを主演に迎え、低迷するイングランド男子サッカー代表について描いた作品。ファインズは、現イングランド代表監督のガレス・サウスゲートを演じる。トークイベントでは、ガレス・サウスゲートがPKを失敗した1996年欧州選手権のことや、代表メンバーのことなど、サッカーに詳しい倉敷だからこその話や、柏木からは実在する事柄を扱った題材ゆえに難しかった本編字幕についてなどの話が飛び出し、作品をより深く楽しめる内容となった。なお、第2弾トークイベントが3月30日(土) にTOHOシネマズ日本橋で開催予定だ。『ディア・イングランド』倉敷保雄×柏木しょうこ トークイベント<イベント情報>『ディア・イングランド』第2弾トークイベント付き上映3月30日(土) 12:00~会場:TOHOシネマズ 日本橋詳細はこちら:<作品情報>ナショナル・シアター・ライブ『ディア・イングランド』【公開中劇場】TOHOシネマズ 日本橋(3月29日(金) は休映)シネ・リーブル池袋【公開予定】シネ・リーブル神戸:4月12日(金)~アップリンク京都:4月5日(金)~札幌シネマフロンティア:日程未定公式サイト:
2024年03月29日クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』が待望の日本公開、IMAX(R)、35mmフィルム、Dolby Cinema(R)にて同時公開される。第96回アカデミー賞でキリアン・マーフィーが主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.が助演男優賞をW受賞した本作は、エミリー・ブラント、マット・デイモン、フローレンス・ピューら、高い演技力で評価される豪華キャストの共演が魅力。映画初日に合わせ、ノーラン監督やキャスト陣が語る特別映像が解禁となった。映像は、ロスアラモスの砂漠で実験に挑むオッペンハイマーが、「我々は未来を想像し、その未来に恐怖を覚える」と世界を変える可能性に言及する場面から始まる。アカデミー賞主演男優賞に輝いたキリアンが演じるJ・ロバート・オッペンハイマーはアメリカの国家プロジェクト「マンハッタン計画」を率いた。彼の頭脳と心に観客を導くために、監督・脚本・製作のノーランは「初めて一人称で脚本を書いた。オッペンハイマーの視点で読み進めてほしくて」と語る。脚本を読んだキリアンは「珍しい形式だから一瞬戸惑ったけど、意味が分かった時 責任重大だと感じた」と気を引き締めたと言う。主役にキリアンが決定すると、監督は「脇を固める名優も必要だ」と、ロスアラモス研究所に集う科学者、軍人、家族らのキャスティングを進めた。エミリー・ブラントは「クリス(クリストファー)に呼ばれたらどんな作品でも出る」と妻キティ・オッペンハイマー役を快諾、かつての恋人ジーン・タトロック役のフローレンス・ピューも「断るなんてイカれてる。おそらくみんなそう言うはず」と出演を決めたことを明かす。また、戦後、オッペンハイマーと対立することになるアメリカ原子力委員会の委員長で米海軍少将の難役ルイス・ストローズを演じて、初のアカデミー賞受賞となったロバート・ダウニー・Jr.は、「台本を読んだ瞬間、非常に鋭いビジョンがあると感じた。それを再現できたら名作になるだろう」と確信したという。オッペンハイマーの主観をカラーで描き、戦後に出会った後、やがてオッペンハイマーと対立していくストローズのパートをモノクロで撮影したノーラン監督の映像表現への挑戦もその一端だろう。続いて、マンハッタン計画を最高責任者レズリー・グローヴス役のマット・デイモンが登場、米陸軍の将校である「グローヴスを知るため彼の経歴を調べ、クリスに人物像を確認した。軍人のグローヴスはいわば科学者たちの子守役だ」と、研究に没頭し予測不能な科学者たちを見守る存在だったと役作りを進めた。さらにロバートは「ストローズという人物を中立的な視点で理解した。有能で正義感の強い役人だが常に画策している。裏で糸を引いているんだ」と、ときには強引に計画を進めるストローズを体現したことを語っている。エミリーは「女性らしさを求める風潮に、キティ・オッペンハイマーは逆らった。彼女の反骨精神にすごく心を引かれた」とし、フローレンスは「ジーン・タトロックは利己的だけど、オッペンハイマーをはじめ誰も彼女をとがめない」と先見的なふたりの女性キャラクターを作り上げていったという。そして「オッペンハイマーの視点は特異だ。物理学者としての行動や責任にすごく興味があった」と語るキリアン。自身も初となる監督賞に輝いたノーラン監督は、こうした「主要キャストの演技力に加えて、全体としての調和も重視している。それを肌で感じているのは役者自身だ。監督として彼らの視点を持つために毎日現場に足を運んだ」と結んでいる。『オッペンハイマー』は全国にて公開中。IMAX(R)劇場全国50スクリーン、Dolby Cinema(R)全国10スクリーン、35mmフィルム版109シネマズプレミアム新宿にて同時公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年03月29日