「影美女」や「ムービング」など話題作への出演続くシム・ダルギが主演する韓国映画『ローリング・ガール』が2024年2月2日(金)より公開決定。この度、主演のシム・ダルギが日本語で寄せたコメント動画、日本版ビジュアルと予告編、場面写真が一挙に解禁となった。世界中で新型コロナウイルスが蔓延するなか、25歳、ニートのジュリ(シム・ダルギ)は人との交流を避けて家に引きこもっていた。彼女の母親のヨンシム(チョン・ウンギョン)は厳しい状況のなか、キンパの店「シンナラ キンパ」を経営している。ある日、ヨンシムが病気の祖母の看病のため店を離れることとなり、キンパの作り方も分からないジュリはしぶしぶ店番をすることに。パン屋のおばさん、大人びた少年、たくあんを残す常連の青年…。店を起点に様々な人と出会い、交流が生まれ、日常が一変するジュリ。店番として毎日を送る中で少しずつ、彼女も変わっていく――。コロナ禍の韓国を舞台にした本作で、主人公の25歳のニート、ジュリを演じるのは、「影美女」「賢い医師生活」「私たちのブルース」「ムービング」、映画『人生は、美しい』など話題作に多数出演し、そのずば抜けた演技力が注目されているシム・ダルギ。本作は、ジュリが母の営むキンパ店「シンナラ キンパ」を、母が不在の間切り盛りすることになるところから物語は進んでいく。家に引きこもり、だらけた生活をしているが、どこか憎めない魅力があるジュリ。そんなジュリが、キンパ屋を営むうちに少しずつ社会に馴染み、人生をいい方向へと進めていく様子が描かれている。また、シム・ダルギからは「毎日同じような日常の中で、ほのぼのとした温かさを描いた映画です。 観た後は、心がふんわりとした気持ちになる、そんな作品です」と日本語でのコメント映像も到着。本作は、第22回チョンジュ国際映画祭に正式出品、第47回ソウル独立映画祭フェスティバル・チョイス部門に選出された。『ローリング・ガール』は2024年2月2日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年12月05日井上真央、佐藤健、松山ケンイチが共演する、切なくて温かいファンタジーラブストーリー「100万回 言えばよかった」に、『新聞記者』「七人の秘書」のシム・ウンギョンが出演することが分かった。本作は、井上さん演じる愛する人を突然失ってしまった主人公・悠依と、彼女にプロポーズしようと決めた矢先、魂だけになり、それでも悠依を側で見守る直木(佐藤さん)、そして死の真相を追う刑事でありながら、直木の唯一の媒介者として悠依に関わっていく譲(松山さん)を中心に描く物語。“当たり前のことは、決して当たり前ではない”というメッセージを伝えると共に、“その当たり前がどんなに愛おしくかけがえのないものか”を改めて訴えかける。今回新た出演が決定したシム・ウンギョンが演じるのは、脳神経内科医師ソン・ハヨン。悠依とひょんなことから出会い、徐々に関わりを持つようになるという役どころで、ストーリーにスパイスを与える存在だ。「私自身あまり出演したことがないラブストーリーの作品なので、緊張しています」と心境を明かしたシム・ウンギョンは、「今の時代にちょっと珍しい作品になると思います」とコメント。「私が演じるソン・ハヨンというキャラクターは温かい人と聞いているので、その温かさをどのように表現できるか今研究中です!2023年に皆さんの心を温めてくれる作品になると思うので、楽しみにしていてください!」とメッセージを寄せている。金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」は2023年1月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年12月05日コン・ユ、イ・ジョンソク、ハ・ジョンウ、ユ・アイン、ソル・ギョング、イム・シワン、シム・ウンギョン、クォン・サンウなどが出演、韓国映画の魅力をたっぷりと味わえる特集上映「CJゾーンの映画たち2022」が12月、2週間限定でヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されることになった。韓国最大の生活文化企業グループであり、映画・音楽などの工ンターテインメント事業のほか、食品・物流・ECなど多岐にわたる事業領域で「健康、楽しみ、便利さ」を追求してきたCJ。第92回アカデミー賞にて作品賞を含む4冠に輝いた『パラサイト 半地下の家族』を始め、現在まで様々な映画作品を生み出してきたCJ作品を上映する本特集は今年で4回目の開催。本年は映画館でこそ観てほしい重厚な韓国映画や、人気俳優の懐かしの1作など、2022年の締めくくりに、もっともっと韓国映画が好きになる最高の7作品をお届け。上映作品は、本国で社会現象となり日本でも大ヒットとなった究極の告発サスペンス『トガニ 幼き瞳の告発』(11)、ハリウッドの空撮スタッフが参加、Rainことチョン・ジフン、ドラマ「ビッグマウス」で大人気のイ・ジョンソク出演のスカイ・アクション『リターン・トゥ・ベース』(12)をはじめ、スパイアクションの傑作『ベルリンファイル』(13)、日本やベトナムでも映画化され話題となったシム・ウンギョン主演『怪しい彼女』(14)、恋愛群像劇『ハッピーログイン』(16)、ソル・ギョング&イム・シワン出演のハードボイルド作品『名もなき野良犬の輪舞(ロンド)』(17)、クォン・サンウ主演の囲碁アクション『鬼手』(19)を上映する。CJゾーンの映画たち2022ラインナップ『トガニ 幼き瞳の告発』『トガニ 幼き瞳の告発』この子たちの手を放したら、僕は父親には戻れない――。コン・ユ主演、韓国本国で社会現象となり日本でも大ヒットとなった究極の告発サスペンス。『リターン・トゥ・べース』『リターン・トゥ・ベース』第21戦闘飛行機に託された極秘任務とは!?ハリウッドの空撮スタッフが参加した韓国スカイ・アクション。チョン・ジフン(Rain)、シン・セギョン、イ・ジョンソクら出演。『ベルリンファイル』『ベルリンファイル』敵は南か、北か、世界か――。ハ・ジョンウ、ハン・ソッキュ、チョン・ジヒョンが共演。全てを欺かなければ生き残れない、ハイブリッドスパイアクション。『怪しい彼女』『怪しい彼女』70歳のおばあさんが突然20歳の自分に若返ってしまったことから巻き起こる珍騒動を、爆笑と感動の涙で盛り上げていくハートフルコメディ。『ハッピーログイン』『ハッピーログイン』“いいね!’’じゃなくて、好きって言って!恋愛ベタなあなたに贈る最高にハッピーにしてくれるラブストーリー。ユ・アイン、カン・ハヌル、チェ・ジウら出演。『名もなき野良犬の輪舞』『名もなき野良犬の輪舞』ラスト118秒の衝撃…。ソル・ギョング、イム・シワンが共演!カンヌ国際映画祭で絶賛されたハードボイルド最高傑作。『鬼手』『鬼手』その男、阿修羅となる――。運命を握るのは神か鬼か。全てを失った孤高の棋士の復讐を描く、クォン・サンウ主演バイオレンス・ノワール。「CJゾーンの映画たち2022」は12月16日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて2週間限定開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トガニ 幼き瞳の告発 2012年8月4日よりシネマライズ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVEDベルリンファイル 2013年7月13日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2013 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved怪しい彼女 2014年7月11日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.
2022年11月04日女優のシム・ウンギョンが2日、都内で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のクロージングセレモニーに登壇。10月29日に韓国・ソウルの繁華街・梨泰院で起きた雑踏事故の犠牲者を追悼した。コンペティション部門の審査委員を務めたシム・ウンギョンは、最優秀男優賞と最優秀女優賞のプレゼンターとして登壇。発表の前に「10月29日に発生した梨泰院の雑踏事故に心から哀悼の意を表します。謹んで故人のご冥福をお祈りいたします」と神妙な面持ちで語り、頭を下げた。なお、最優秀男優賞は『ザ・ビースト』のドゥニ・メノーシェ、最優秀女優賞は『1976』のアリン・クーペンハイムが受賞した。
2022年11月02日人気ドラマから誕生した映画として、好評を博している『七人の秘書 THE MOVIE』。表向きは名もなき秘書として働く美女たちが、悪いヤツらを人知れず成敗していく爽快さが多くの支持を集めています。そこで、さらにパワーアップして帰ってきたこちらの方々に、お話をうかがってきました。広瀬アリスさん & シム・ウンギョンさん【映画、ときどき私】 vol. 528個性豊かな7人の秘書たちによって構成されている“影の軍団”のなかで、天真爛漫な末っ子秘書の照井七菜を演じた広瀬さんと頭脳明晰なハッカーのパク・サランを演じたシム・ウンギョンさん。同い年で仲良しのおふたりに、お互いに対する思いや現場での裏話、そしていつも自分たちを陰で支えてくれる存在についても語っていただきました。―今回は初の映画化となりましたが、現場で楽しみにしていたことはありましたか?シムさん私は、アリスと会えることでした。広瀬さん私もです!というのも、シムちゃんは私のことを「アリスは出会ってきた日本人のなかで一番面白い」と言ってくれるんです。そんなことを言ってくれる人には、会いたいに決まっています。―広瀬さんのどういったところが、一番面白いですか?シムさんまずは、仕草とか動きが本当に独特なんですよね。広瀬さんあはははは!シムさんいま思い出すだけでも笑いが止まらなくなるんですけど、あるときアリスがボーっとしていて、いつも忙しいから「ちょっと疲れてる?」と聞いてみたんです。そしたら、目を見開いたまま棒読みで「大丈夫、私いつもこうだから。あはははは!」と。広瀬さん壊れたロボットみたいで、恥ずかしい……。シムさんでも、興味のある話をしてみたらいきなり早口でバーッとしゃべりだして、そのあとまた急に静かになったりするんですよ。その様子がとにかく面白くて。アリスは本当にいい人なので大好きです!いたずら好きで猫っぽいシムちゃんが好き―逆に、広瀬さんはシムさんのどんなところがお好きですか?広瀬さんシムちゃんは、意外といたずらが大好き。あと、音楽の話とかになるとたくさん話してくれるのに、私が「シムちゃん、シムちゃん」って近づくと急にクールだったりして、そういう猫っぽいところがクセになっています。シムさんなるほど(笑)。広瀬さんあと、これはドラマを撮影していたときですが、シムちゃんが演じたサランとお父さんのシーンで、シムちゃんのお芝居に圧倒されてしまったことがありました。この現場ではカットがかかったあと、だいたい「ちょっと、やめてくださいよー」みたいな会話になりがちですが、あのときは初めてカットのあとも全員が余韻に浸ってしまったほど。本当にすごかったです。シムさん私もよく覚えていますが、悲しさや感情を表現するシーンが多かっただけに、自分のことに集中しすぎて、周りのことまで見られなかったんですよね。広瀬さんいやいや、見なくてよかったと思うよ。―同い年ということもあるとは思いますが、おふたりが仲良くなったきっかけなどもあったのでしょうか。シムさんこれは、完全にアリスのおかげですね。いつも「シムちゃんかわいいね」とか「妹みたいだよね」と言ってくれるんです。広瀬さん私、おしゃべりですから。あとは、「一緒にテーマパーク行きたいね」とか、ゲームの話もしてたよね。シムさん私は人見知りでシャイなので、現場でもみなさんと仲良くしたいと思っていても勇気がなくてどうしたらいいかわからなくなってしまうタイプ。そんなときに、優しいアリスが率先して話しかけてくれたので、撮影も楽しくなりました。この現場では、笑いすぎで疲れたことも―シムさんは、これまでも日本の現場はいくつも経験されていますが、『七人の秘書』の現場ならではエピソードがあれば、教えてください。シムさんこの現場では、仕事でというよりも、笑いすぎで疲れたこともありました(笑)。本当にみんな仲良しで盛り上がっています。広瀬さん本当にそうだよね。特に、フルメンバーが揃うラーメン屋のシーンを撮るときはすごいです。ドラマでも映画でも一気にまとめて撮りますが、女性が多いこともあって朝から晩までずーっとしゃべってますから。その途中でだいたい誰かがウトウトし始めるんですけど、その人が復活して話し始めたら、今度は別の人がウトウトし始めて、またその人が復活して話し始めて……というの繰り返していました(笑)。シムさん本番ギリギリまで話しているので、何度も「はい、本番!」と言われたことも。広瀬さんしかも、そのときにセリフの始まりを覚えているのはシムちゃんだけという。シムさん「きっかけはここからです!」とみなさんに言うのが私の担当でした(笑)。―本当に楽しそうですね。そのなかでも、ムードメーカー的な存在と言えば、どなたでしたか?シムさん大島(優子)さんかな。広瀬さんそうだね、あとは菜々緒さん。2人は同い年コンビなので、そこを中心にぶわーっと全員におしゃべりが感染するみたいな感じでした(笑)。映画の現場で流行っていたのは、韓国語―ちなみに、劇中の秘書たちのように、裏で現場を回していたような人もいたのでしょうか。広瀬さん温かく見守ってくれているお父さんのような存在は、やっぱり江口(洋介)さんです。シムさんいつも私たちのことを静かにじーっと見守ってくれていましたよね。広瀬さんそうそう、「元気だな」って言いながら。誰かが現場を引っ張ってくれたというよりも、私はみんなでお互いを支え合っていたイメージでした。―ほかにも、印象に残っていることはありますか?シムさん映画の現場では、なぜか韓国語がブームになっていて、みなさんからいろいろ聞かれたこともありました。広瀬さん確かに、ちょっとしたセリフを韓国語で言うみたいなのが流行ってたよね。シムさん菜々緒さんから、「韓国語で『応援しています』って何て言うの?」と聞かれたので教えたら、その直後にアドリブで言っていて、実際に映画でも使われています。広瀬さんでも、「それいつ使うの?」みたいな言葉もあったよね。シムさんそういえば、大島さんからは「この世の主人公は私だ」というようなセリフを韓国語でどう言うのか聞かれたことがありました(笑)。広瀬さんキックボクシングのシーンとかで使おうと思ったのかもしれないですけど、本編では使われてないかと……。シムさん最初のうちは挨拶とか、「〇〇を食べたい」といった普通の言葉について聞かれていましたが、「この世の主人公は私だ」ってなんでそんな言葉を知りたかったのかがわからなくて(笑)。広瀬さん不思議すぎるので、どこで使ったのか今度聞いてみます!陰で支えてくれる存在は、ありがたいと感じている―本作に登場する秘書たちはそれぞれに高いスキルを持っていますが、おふたりがこれならほかの人に負けないと思うような能力と言えば?シムさん私は、静かにボーっとできる能力なら誰にも負けないんじゃないかなと。広瀬さん何それ、かわいすぎる!シムさんそれができることをこの現場でも証明しました。広瀬さん私は逆に、いっぱいおしゃべりをすることです。地元でも、口から生まれてきたとずっと言われていました(笑)。根っから明るいので、ずっとしゃべっていられます。シムさん確かに、眠そうにしててもしゃべってますよね。広瀬さん(笑)。私は昼寝をせずに、夜になったらバタンと寝たいので、それまでは寝てしまわないためにも基本的にしゃべり続けるようにしています。―おふたりはいつもお忙しいので、陰で支えてくれている存在というのも欠かせないのではないかなと思うのですが。シムさん私にとっては、家族と事務所の方々です。特に、日本で仕事を始めたときは、まだいろんなことが未熟でしたが、そんな私を支えてくれて本当にありがたいといつも感じています。広瀬さん私はワンちゃんたちです。一緒に遊びたいので、仕事が終わったら早く帰りたいとつねに思っているほど。仰向けにしたお腹に顔をうずめながら、赤ちゃん言葉みたいなのをたくさん言うのがうちのコミュニケーションの取り方です(笑)。チビたちも喜んでくれています。意識しているのは、がんばらないことをがんばること―それでは最後に、おふたりと同世代のananweb読者に向けて、メッセージをお願いいたします。広瀬さん私がここ最近思うようになったのは、「がんばらないことをがんばる」ということ。そのなかで、たまには少しだけ贅沢をする機会を持つするようになりました。たとえば、ちょっといいご飯を食べに行くとか、いつもよりいいお米を買うとか、高い入浴剤を使ってみるとか、それくらい小さなことでも何でもいいので、みなさんにもそういう時間をもっと増やしてほしいです。日々の生活を崩さないくらいのことだけど、いままでの自分とはちょっと違う幸せを味わってみるといいのかなと思います。シムさんまさにいまのアリスの言葉に、私は癒されました。というのも、実はがんばらなくてもいいと頭でわかっていてもそれをどう実践したらいいのかわからなくて、悩んでいたので。特に私は子役からスタートしていることもあり、ずっと仕事ばかり。最近になって、どういうふうに自分のために生きたらいいのか、どうやって幸せを感じればいいのかについていろいろと考えています。そういう時期だけに、アリスの言葉を聞いて気持ちが軽くなりました。ありがとうございます。広瀬さんいえいえ、こちらこそです。あとは、少しでも自分にうぬぼれてあげる時間を持つことも必要かなと最近になって思うようになってきたので、それもみなさんに伝えたいです。インタビューを終えてみて……。お互いのことが大好きで仕方がないことが伝わってくるくらい、とにかく仲良しの広瀬さんとシムさん。大きなリアクションをする広瀬さんにシムさんが笑顔になり、癒し系のシムさんに広瀬さんが微笑むという素敵なやりとりはいつまでも見ていたくなるほどでした。そんなおふたりが、映画版ではそれぞれどんな活躍を見せるのかにも注目です。“現代の必殺仕事人”がスケールアップして大暴れ!さらなる巨悪をぶっ潰すため、ふたたび集結した最強の秘書軍団。さまざまなスキルを駆使して繰り出す彼女たちの痛烈な一撃は、理不尽なことだらけの現代社会で生きる私たちのストレスまで吹き飛ばしてくれるはずです。取材、文・志村昌美広瀬アリス ヘアメイク・宮本愛(yosine.)スタイリスト・梶原浩敬(Stie-Lo)ワンピース¥44,000、中に着たブラウス¥47,300(ともにミューラル/ブランドニュース 03-3797-3673)、ピアス¥18,700(ココシュニック 03-5413-5140)シム・ウンギョン ヘアメイク・伏屋陽子(ESPER)スタイリスト・島津由行ストーリー熾烈な戦いの末に政界のドンを辞任に追い込んだ7人の秘書たちは、ラーメン萬で平和な日々を噛みしめていた。ところが、そんななか新たな依頼が舞い込んでくる。今回のターゲットは、信州一帯を支配する「九十九ファミリー」。表の顔は経済を潤してくれる地元の名家だったが、裏の顔は私腹を肥やすためには手段を問わない極悪一家だった。過去最大の悪人をこらしめるため、雪深い地にやって来た秘書たち。そこで、待ち受けていたのは、史上最高難易度の任務と決して知られてはいけないある秘密だった……。かっこよさにしびれる予告編はこちら!作品情報『七人の秘書 THE MOVIE』全国公開中配給:東宝️©2022「七人の秘書 THE MOVIE」製作委員会
2022年10月20日2020年3月6日、シム・ウンギョンは第43回日本アカデミー賞にて、『新聞記者』での演技で最優秀主演女優賞を受賞。ステージ上で、トロフィーを握りしめながら涙ながらに受賞の喜びを口にした。そして、その年の10月に放送が始まったのが、彼女にとっては初の日本の連続ドラマ出演となる「七人の秘書」。約半年前に美しい涙でお茶の間を感動に包んだ彼女が、同作では6人の仲間たちと共に、巨悪をぶった斬り、その痛快な姿に多くの視聴者が快哉を叫んだ。そんな同作が満を持して映画化。『七人の秘書 THE MOVIE』として10月7日(金)に公開を迎えた。シム・ウンギョンさん演じる“頭脳明晰なハッカー秘書”パク・サランは、アクションも見せるなど、映画でも大活躍! 公開を前にシム・ウンギョンさんに話を聞いた。初の日本の連続ドラマ出演を経て――ドラマ版の「七人の秘書」はシム・ウンギョンさんにとっては初の日本の連続ドラマ出演となりましたが、同作への参加はご自身にとってどのような経験になりましたか?このドラマを通じて、日本の多くのみなさんに私のことを知っていただくことができましたし、とても貴重な経験でした。木村文乃さんをはじめ、いろんな方たちと共演をさせていただいて、様々な経験を重ねることができましたし、自分にとっては“宝物”のような存在です。――ドラマが放送されて、反響はありましたか?私が演じたサランもそうですが、何よりも作品そのものがものすごくみなさんに愛されているのを感じました。こういう言い方は失礼かもしれませんが(苦笑)、私が予想していた以上に、みなさんに愛していただけたんだなと。だからこそ今回、こうして映画化も実現できたんだと思います。映画のチラシにも「悪いヤツら、ぶっ潰させて頂きます。」というコピーがありますけど、悪を懲らしめるという部分、そして一人でじゃなくて、みんなで力を合わせてというのが、みなさんの心を掴んだんだろうなと思います。――ドラマの放送から2年を経て、映画が公開となりますが、最初に映画化の話を聞いた時の気持ちは?先日から、みんなで取材を受けることがあったんですけど、私以外のみんなは「また次、あるでしょ」と予想してたみたいで、私だけが「やるのかなぁ…? もしやるなら、またみなさんとお会いできるなぁ」くらいの気持ちで待っていたんですよね(笑)。なので、またやるということ、しかも映画を作ると聞いた時は、すごく嬉しかったです!アクションが見どころ「すごくカッコいいです!」――映画の撮影はいかがでしたか?2年ぶりにみなさんとお会いして、最初は「お久しぶりです!」「元気ですか?」みたいな感じだったんですけど、それも一瞬で、すぐに「いや、私たちって昨日もずっと一緒の現場だったっけ?」と思うくらい、ドラマの時と同じ空気感でした。ずっと楽しくおしゃべりしてて、そのまま終わった感が強いです(笑)。「え? もう今日でクランクアップ?」と思うくらい、いつの間にか映画を撮り終えていました。今回はアクションも見どころなんですけど、みなさん、すごくお上手なんですよ。私が演じたサランもアクションに挑んでいますが、キャラクターの設定としてサランは怖がりなので、そこまでカッコいい感じのアクションではなく、ちょっとコミカルなんです。でも他のみなさんはすごくカッコいいです!――改めて、シム・ウンギョンさんから秘書軍団のメンバーを演じたみなさん(木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、大島優子、室井滋、江口洋介)の印象についてひと言ずついただけますか。木村さんは、お会いする前は(木村さんが演じた)千代と似てるんじゃないかな? と思ってました。でも、すごくイタズラ好きなところがあったり、私のこともすごくかわいがってくれて「お姉ちゃん」というイメージです。広瀬さんは、あまりにも現場で面白過ぎて「私がいままで出会った日本人で一番面白い人だ」といつも言ってます。本人もそれが気に入ったみたいです(笑)。ボーっとしてる姿もしゃべっている時も、全てが面白いんですよ(笑)。今回の映画で広瀬さんのことがさらに大好きになりました!菜々緒さんは、クールなイメージがありましたけど、すごくさっぱりした人ですね。私にはずっと韓国のことを質問してくださって、すごくかわいがってくれました。大島さんは韓国語を話したいということで、時々私に「こういう言い方、韓国語で何て言うの?」と質問してくれました。現場でも韓国語教室みたいな(不思議な)場面もありましたが、面白くなりすぎてどんどんわけのわからない韓国語を聞いてくるんですよ。「なんでそんな言葉を知りたいんだ?」「それを知って、どこで使うんだ?」と思ってました。一応、教えましたけど…(笑)楽しかったです。室井さんも、韓国のドラマや映画が大好きでハマっていて、私の出演作までご覧になってくださって「あの作品の撮影の時はどうだったの?」というお話をしてましたね。江口さんは(演じた)萬さんそのままの存在感で、カッコよすぎて正直、私からなかなか話しかけられなかったんですけど、すごく優しくて、「あの映画、観た」とかいつもオススメの作品を教えてくださいました。経験を積み重ねてきたからこその不安「もっとちゃんとしなきゃ」――お話を伺っていると、シム・ウンギョンさんが現場でみなさんに愛されている様子が伝わってきます。日本でも活動されるようになって数年になりますが、生まれ育った国を出て、外国語で演技をするというのは、本当に大変なことだと思います。当初、日本で活動することに恐怖や不安はなかったんでしょうか?むしろ最初の頃のほうが恐怖感とかはなかったと思いますね。何も知らなかったからこそ「とにかくやってみます!」という感じで(笑)、勢いでどんどんいろんなことを経験させてもらいました。逆にいまのほうが、言葉も覚えて経験を積み重ねてきたからこそ「もっとちゃんとしなきゃ」と思ったり、「私はしっかりやれているんだろうか?」と悩んで不安になったりしますね。でも、そういう気持ちがあるからこそ、やり続けていくしかないんだとも思っています。――本作のサランだけでなく、これまでもいろんな作品を通じて、強い女性、戦う女性など様々な女性像を見せてきましたが、シム・ウンギョンさん自身がカッコいいと感じる女性、理想の女性像について教えてください。誰か特定の人に憧れたり、「この人みたいになりたい」というのはないんですけど、ありのままの自分でいたいという思いはあります。そうあるためにも、誰かに寄り掛かることなく、芯の強さを持った自分でいたいなといつも思っています。さっきの話とも重なるんですけど、この仕事をしている中で、悩んだり、怖くなったりすることもありますが、ありのままの自分であるために、続けていくしかないんだなと思っています。◆ヘアメイク:伏屋陽子(ESPER)◆スタイリスト:島津由行(text:Naoki Kurozu/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:七人の秘書 THE MOVIE 2022年10月7日より全国東宝系にて公開©2022「七人の秘書 THE MOVIE」製作委員会
2022年10月11日映画『七人の秘書 THE MOVIE』(10月7日公開)の公開初日舞台挨拶が7日に都内で行われ、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、室井滋、江口洋介、田村直己(監督)、大島優子(リモート登壇)が登場した。同作は脚本家・中園ミホが仕掛け2020年に放送されたドラマの映画化作。「現代版・必殺仕事人」とも言える世界観と、美女たちが悪いヤツらを片っ端から成敗していくという痛快な設定が話題を呼び、支持を集めた。2021年7月に林遣都との結婚を発表し、2022年8月には第1子妊娠を発表した大島。今回はリモートで登壇し「本来だったらみんなと登壇できたらよかったんですけど、こういう形で参加させていただきます」と笑顔に。「すごい嬉しい〜! 江口さんかっこいい〜!」と元気な様子を見せた。作品の思い出を聞かれると、菜々緒は「寒い中、私と優子ちゃんがはしゃいで雪遊びしたんですけど、みんな凍えてるのに私は汗ばんでいたかもしれないです。本気で遊んでたので」と苦笑。また菜々緒が「優子ちゃんはすっごい真面目で偉いからその後反省してたよね」と振り返ると、大島は「遊びすぎて、みんな一生懸命働いてるのに割ることしたかなと思って」と語る。雪遊びの内容について、菜々緒が「いろいろ作りました。かまくらも作ったし、雪でおっぱい作ったり……」と明かすと、会場は驚き。大島も「女体とかね」と同意し、菜々緒は「滑り台作ってソリで遊んでみたりとか。アート作品を作ってました」と語っていた。
2022年10月07日映画『七人の秘書 THE MOVIE』(10月7日公開)の公開初日舞台挨拶が7日に都内で行われ、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、室井滋、江口洋介、田村直己(監督)、大島優子(リモート登壇)が登場した。同作は脚本家・中園ミホが仕掛け2020年に放送されたドラマの映画化作。「現代版・必殺仕事人」とも言える世界観と、美女たちが悪いヤツらを片っ端から成敗していくという痛快な設定が話題を呼び、支持を集めた。劇中では"ラーメン萬"というラーメン屋が秘書たちの集まる場所となっており、イベントでもラーメンシーンの多さが話題に。広瀬も「1クールで3kg太ったんですよ、実は」と苦笑し、「今回SPドラマと映画を撮ってたじゃないですか。SPドラマ撮ってる間に映画挟んだじゃないですか。SPドラマ痩せてるのに映画急に太って、途中もちょっと太って、結局ラーメン食べちゃうんですよね!」と原因を明かした。さらに広瀬は「カットによってはラーメンの量が全然違うと思う。連ドラの時ひどかったかも。カットによって増えたり減ったり増えたり減ったり……」と裏話を披露し、菜々緒も「アリスはやたらお酢を使って、ワンシーンあったら1瓶使っちゃう」と暴露。広瀬は「(お酢は)丸々使っちゃいます。ずっとジャーって。味変みたいな感じで」と語り、木村も「私は休憩時間にも作ってもらって食べてました。トッピングまでお願いしてましたからね」と女優陣が勢いを見せていた。
2022年10月07日裏では人知れず弱きものを救う影の軍団として暗躍する、名もなき秘書たちを描く人気ドラマの劇場版『七人の秘書 THE MOVIE』より、アクションシーンの場面写真が到着した。到着した場面写真では、今回対峙する九十九家のお屋敷でドレスアップした千代(木村文乃)が強烈なキックをかまし、不二子(菜々緒)、三和(大島優子)、パク・サラン(シム・ウンギョン)も敵に立ち向かう様子が写し出されている。元警察秘書で空手が得意な不二子は足技を決め、サランは信州の山へ逃げ出す敵を追いかけ、足を高く振り上げるダイナミックなアクションシーンを披露。木村さんは「ドラマの3倍くらいアクションなどスケールの大きいシーンが満載」とコメントしており、スケールアップして帰ってきた秘書たちの活躍にますます期待が高まる。『七人の秘書 THE MOVIE』は10月7日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:七人の秘書 THE MOVIE 2022年10月7日より全国東宝系にて公開©2022「七人の秘書 THE MOVIE」製作委員会
2022年09月27日映画『七人の秘書 THE MOVIE』(10月7日公開)の公開直前イベントが26日に都内で行われ、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョンが登壇した。同作は脚本家・中園ミホが仕掛け2020年に放送されたドラマの映画化作。「現代版・必殺仕事人」とも言える世界観と、美女たちが悪いヤツらを片っ端から成敗していくという痛快な設定が話題を呼び、支持を集めた。この日は作中の設定に合わせ、4人がTwitterで募集したお悩みに応えていくことに。「猫の夜泣きで寝不足の日々です。すぐ寝られる秘訣はありますか?」といった悩みには「あえて猫の動画を流すと、猫が反応して本人が鳴かなくなるんです」(広瀬)と具体的な回答や、「(自分は)座らせたら寝ます」(木村)と職業病のような秘訣も飛び出す。また菜々緒は「思わせぶりな態度をしてくる男子をなんとかしたい。どうやって撃退すればいいでしょうか?」という相談に「普通に『やめて』というのが1番。NOをちゃんと言うのが本当に必要なことで、曖昧にすることによって、相手も『これくらいだったらいいんだ』と思っちゃうんだと思うんですよね」と斬れ味のするどい答えを示す。さらに菜々緒は「靴下を脱ぎっぱなしの旦那を懲らしめる方法はありますか?」という悩みに「靴下脱ぎっぱなしの旦那さんを選んだあなたもよくないけど……」とバッサリ回答し、キャスト陣も驚く。広瀬は「前にニュースで菜々緒さんのインスタのストーリーがすごい、バッサバサ斬ると話題になってて、それかなと思いました」と感嘆し、木村も「菜々緒ちゃんのアドバイスはピカイチ」と絶賛する。菜々緒が「『菜々緒の部屋』でも作ろうかしら? 『何に悩んでるの?』って」と野望を見せると、広瀬は「行きたい! 1人目の客になる。『菜々緒さんに会いたくて、でも普段会えないから来ちゃった』」と冗談めかして語り、シムが「現場、この感じでした」と苦笑しながら説明していた。
2022年09月26日映画『七人の秘書 THE MOVIE』(10月7日公開)の完成披露試写会が14日に都内で行われ、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、室井滋、江口洋介、玉木宏、吉瀬美智子、笑福亭鶴瓶、田村直己監督が登壇した。同作は脚本家・中園ミホ氏が手掛け、2020年に放送されたドラマの映画化作。「現代版・必殺仕事人」とも言える世界観と、美女たちが悪いヤツらを片っ端から成敗していくという痛快な設定が話題を呼び、支持を集めた。格闘技イベントさながらのリングコールで呼び込まれ、木村らレギュラーキャスト一同が登場。続けて、今作のゲストである鶴瓶、玉木、吉瀬がブロックを破壊する演出で現れ、会場を盛り上げた。映画化の感想を聞かれた木村は「映画自体もスケールアップしているんですが、舞台挨拶のスケールアップ半端ないですね!」とド派手な演出に驚きつつも、「あと(舞台挨拶は)4回ほどあると聞いていますので、そちらもお楽しみに」とアピール。木村演じる完全無欠な秘書・千代と玉木演じる依頼人・緒方との恋物語も描かれていることについて、同じく秘書を演じた広瀬が「お姉ちゃんの女性の部分を見ちゃったみたいな瞬間が結構見ていて恥ずかしくなりました(笑)」とコメントすると、菜々緒は「私はもっと行けよ! って思ってました(笑)。ちょっと物足りない派でした」と姉妹のような掛け合い。秘書の元締め・萬を演じた江口も、「萬からすると、千代のロマンスはちょっとドキドキするんですよ。こんなことまでしちゃうの!? って(笑)」と続いた。また、今作で悪役を演じた鶴瓶は、「なんで僕がこんな役をさせられないけないでしょうか……こんなええ人なのに……」と田村監督にチクリ。「撮影も大変でした。マイナス17度ですよ! マイナス17度。雪の中こけて、寒いのに何べんもやらしやがって!」と監督へのクレームを続けるも、「あれは鶴瓶さんがアドリブでこけたんじゃないですか!」と反撃されると「あれはほんまにこけたんや(笑)」と笑いを誘った。寒い環境での撮影について、室井も「田村監督は北海道のご出身で、映画を撮るときは寒いところ、雪の中と決めていたんですって」と裏話を告白。それに対し、鶴瓶は監督への不満が冷めやらない様子で「なんで玉木さんだけコート着て、おれタキシードやで!」と声を大にすると、広瀬も「私、ウエディングドレスですよ!?」と乗っかり、さらに木村も「めちゃめちゃ寒かった……」と話すなど、仲の良さをうかがわせた。そして、同イベントで主題歌が解禁となり、ドラマ版から引き続き、“8人目の秘書”miletが担当することが発表されると、木村は「miletさん、受け取ったよ~。めちゃめちゃかっこいい! 嬉しい! 」と喜びを表現。「試写のときに、この曲なんだと気になって、探したんです! 覚えて歌っちゃう!」と笑顔を見せた。最後に、集まった同作のファンに向けて、木村は「とてもスカッとする内容になっています。気持ちよく観て、気持ちよくお帰りください!」と力強くメッセージを送っていた。
2022年09月15日木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、室井滋、江口洋介の七人が再集結する『七人の秘書 THE MOVIE』から、新キャラクターも交えた場面写真が解禁となった。「名乗るほどの者ではございません」の名セリフで知られる主人公・望月千代を演じる木村文乃を筆頭に、照井七菜役の広瀬アリス。長谷不二子役の菜々緒。パク・サラン役のシム・ウンギョン。風間三和役の大島優子。鰐淵五月役の室井滋。そして彼女らが集う「ラーメン萬」の店主であり、秘書軍団の元締め萬敬太郎役の江口洋介の七人。彼らが今回新たに対峙するのは、「アルプス雷鳥リゾート」を経営し、信州一帯を支配する「九十九ファミリー」。表の顔は地元の名家だが、実はその裏の顔は国家と繋がり、私腹を肥やすためには手段を厭わない極悪一家だ。映画の物語は、七菜が九十九家の次男で「雷鳥牧場」を経営する九十九次郎(濱田岳)と結婚することになったことで物語がスタートしていくが、今回解禁された場面写真では、そんな七菜がお馴染みの「ラーメン萬」で麺を食べる姿を見つめる千代たち6人の姿に、山で道に迷う千代を緒方航一(玉木宏)が助ける場面。九十九家の屋敷でウエディングドレス姿の七菜や次郎と動物園で楽しそうにデートをする七菜の姿も。ほかにも“信州のドン”と呼ばれる九十九道山(笑福亭鶴瓶)が自画像の前で貫禄たっぷりに立つ姿や、今回のミッションの依頼者である航一が牧場を手伝う子どもたちと一緒に「ラーメン萬」を訪れるシーン。そして、萬と旧知の仲の九十九美津子(吉瀬美智子)と萬が雪道を一緒に並んで歩く2人の姿。さらに、秘書たちの因縁の相手であり連続ドラマでは成敗されたはずの“日本のドン”・粟田口(岸部一徳)と“信州のドン”・九十九道山が密会していたことも判明している。『七人の秘書THE MOVIE』は10月7日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:七人の秘書 THE MOVIE 2022年10月7日より全国東宝系にて公開©2022「七人の秘書 THE MOVIE」製作委員会
2022年09月09日グレタ・ガーウィグ監督作の実写版『バービー』に出演するシム・リウ(『シャン・チー/テン・リングスの伝説』)が、同作に参加した経緯を「GQ」誌に語った。シムによると、彼のエージェントがガーウィグ&ノア・バームバックが手がけた『バービー』の脚本をシムに猛プッシュしてきたという。「彼は文字通りこんな風に言いました。『もし私のキャリアを一本の脚本に賭けるとしたら、『バービー』の脚本です。絶対に出演するべきだと思います』と」。エージェントの熱意に押され、シムは自己紹介映像をガーウィグ監督に送った。するとガーウィグ監督に会うことになり、ダンスの話で盛り上がったという。おそらく、自己紹介映像にはシムのダンスシーンもあったのだろう。ガーウィグ監督は「男性がダンスをしているのを見るのが大好き。普通の男性にはあまり見られない芸術的な表現だから」と話したため、シムはかつてヒッポホップの競技チームに所属していたことをアピール。「彼女は声を上げて笑い、キャーキャー言っていました。それで、私は役をもらったんです」。現在撮影中の『バービー』について、シムは「ワイルド」で「とんでもなくユニーク」と表現。同作はミュージカル映画ではないものの、ダンスのリハーサルを重ねてきたと語っていることからダンスシーンはありそうだ。シムは、ガーウィグ監督との撮影については「シーンがうまくいっていると、『ハハハハ!』という笑い声が聞こえてくるんです。最高の気分ですよ」と楽しそうな雰囲気を明らかにした。(Hiromi Kaku)
2022年05月17日木村文乃、広瀬アリス、シム・ウンギョンら演じる名もなき秘書たちが活躍するドラマ「七人の秘書」が、この秋、映画化されることが決定。特報映像とティザービジュアルも合わせて公開された。2020年10月期に放送され、平均世帯視聴率14.5%(最終回16.7%)を記録した、脚本家・中園ミホが仕掛けるドラマ「七人の秘書」。ボスを支え、組織に仕え、目立たぬことこそを極意とする存在、秘書。表では名もなき秘書として働く彼女たちが、裏では類い稀な潜入スキル、極秘情報ネットワークへのアクセス能力、秘めた高い身体能力を駆使し、人知れず弱きものを救う“影の軍団”として暗躍していた――という、現代版・必殺仕事人とも言える唯一無二の世界観を描いた。映画でも、主人公・望月千代役の木村文乃をはじめ、照井七菜役の広瀬アリス、長谷不二子役の菜々緒、パク・サラン役のシム・ウンギョン、風間三和役の大島優子、鰐淵五月役の室井滋、彼女らが集う「ラーメン萬」の店主であり、秘書軍団の元締め萬敬太郎役の江口洋介も続投する。すでに撮影は終了しているという本作。ドラマ最終回では、政界の中枢で悪事の限りを尽くした粟田口大臣(岸部一徳)を成敗した七人たち。秘書の仕事を追われた彼女たちの次のミッションが気になる中、早くも特報映像が到着。雪に閉ざされた洋館に、社交界を思わせる空間でのドレス姿の豪快アクション、スノーモービルでの壮絶チェイスで大幅スケールアップを予感させる一方、千代がドスを効かせるコミカルな場面も健在。ウェディングドレス姿の七菜の姿も見られる。なお、このティザーチラシと特報映像は、4月29日(金)より全国の映画館で掲出予定となっている。<キャストコメント>●木村文乃「続編ができたらいいね!」とドラマの時にみんなと話していたのですが、まさか映画になるとは…!ドラマの3倍くらいアクションなどスケールの大きいシーンが満載なのでファンの皆さんにはきっと楽しんでもらえると思います。ドラマの時と変わらず賑やかで明るい現場だったので、よりパワーアップした「七人の秘書」を皆さんにお届けできると思います。楽しみに待っていてください!●広瀬アリス映画化を聞いて率直に嬉しかったです!スカッとした気分になれる作品なので、これをスクリーンで観たらどんな風になるか個人的にもすごく楽しみです。私はウェディングドレス姿のシーンもあるのですが、ドジな七菜がどうなるのか楽しみにしていてください!●菜々緒七人の秘書の撮影現場はみんな仲が良いので久しぶりな感じが全くしませんでした!ドラマの撮影中にはいろんな方々から「見てるよ!」と声をかけてもらえることが多く、私自身もですが、ドラマを見てくれていた人も公開をすごく楽しみにしてくれていると思います。七人が暴れてスカッとできる作品になると思うので楽しみにしていてください!●シム・ウンギョン映画化を聞いた時は「まさか!」と思って驚きました。ドラマの最終回で「これで終わりなのかな…?」と寂しい気持ちになったので再びみんなと出会えたのが嬉しいし、サランをまた演じられるのが楽しくて楽しくてたまらないです。劇場でお会いましょう!●大島優子共演者のみんなとは会った瞬間にギュッと距離が近くなって「これだ!」と思ってとにかく嬉しかったです。映画ではまだ発表してない特別ゲストの皆さんもいるので、化学反応が楽しみです。そして今回はアクションのスケールも大きく、色々なことに挑戦させていただきました。是非映画館に足を運んでいただければと思います。●室井滋ファーストテイク後にみんなで「久しぶりな感じがしないね~」と話していたぐらい、久しぶりな感じがしませんでした。家の近所のコンビニの店員さんがドラマの時からすごく応援してくれているので、早く映画化を教えてあげたいです。●江口洋介クランクインが極寒の雪山のシーンだったので、映画はスケールが違うな!と驚いていました。映画化を決めてくれた人のためにも頑張りたいです。映画で観れて良かったとファンの皆さんに思ってもらいたいので、是非劇場で観てもらいたい作品です。『七人の秘書 THE MOVIE』は10月7日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:七人の秘書 THE MOVIE 2022年10月7日より全国東宝系にて公開©2022「七人の秘書 THE MOVIE」製作委員会
2022年04月26日現在、NHKで金曜22時より放送中のドラマ「群青領域」で主演を務めているシム・ウンギョンさん。ドラマでは心に深い傷を負ったロックスターキム・ジュニを演じているが、プライベートでも日本のロックミュージックが大好き!という。今回、’80年代カルチャーへの憧れを多分に込めをジャケットスタイルをウンギョンさんならではの解釈で着こなしてくれました。シム・ウンギョンが着る、’80年代のムード漂うジャケットスタイル。オーバーサイズに着こなすジェンダーレスジャケット。エムエム6 メゾン マルジェラの今シーズンのテーマは“リバース”。クラシカルなチェックジャケットをモダンに再解釈し、裏地や縫い目、ディテールをあえて表に見せるリバーシブル構造で、着こなしも自由に。ジャケット¥150,700ニット¥83,600パンツ¥49,500ブーツ¥88,000(以上エムエム6 メゾン マルジェラ/マルジェラ ジャパン クライアントサービス TEL:0800・000・0261)バムバッグ¥16,500(エムエム6 メゾン マルジェラ × イーストパック/マルジェラ ジャパン クライアントサービス)ロックスターを彷彿させるクールなボリュームショルダー。ショルダーにビッグパッドが入ったウエスト丈のスペンサージャケット。テーラードスーツ用の素材を使用した上質な仕立てのセットアップにロックTシャツを合わせ、強い意志とカリスマ性にあふれるスタイルはまるでロックスターのよう!ジャケット¥88,000パンツ¥41,800(共にジョン ローレンス サリバン TEL:03・5428・0068)Tシャツ¥54,780(ラボラトリー/ベルベルジン(R) TEL:03・5414・3190)ブーツはスタイリスト私物柄を複雑に重ねたジャケットオンジャケットスタイル。ダブルブレストのジャケットに、ワンサイズ上げたツイードのサックジャケットをオン。ピンストライプ柄とウィンドーペン柄を組み合わせたセットアップに、さらにタータンチェック柄を重ねるパターンオンパターンの着こなしで、より個性を引き立たせて。ツイードジャケット¥610,500中に着たジャケット¥338,800シャツ¥55,000スカート¥258,500ネクタイ¥25,300ソックス¥12,100パンプス¥112,200(以上トム ブラウン/トム ブラウン 青山 TEL:03・5774・4668)美しいシルエットの遊びに視線を奪われる。襟が鋭く尖ったピークドラペルや立体感のあるフィットショルダーなどディテールまで美しいテーラードジャケットは、あえてネクタイなどはせず、ニットを合わせてドレスダウン。フィットシルエットのジャケットに対して、バギーパンツのように太い3タックのアシンメトリーワイドパンツを合わせ、シルエットに遊び心を散らして。ジャケット¥148,500ジップアップニット¥88,000パンツ¥121,000(以上JW アンダーソン/三喜商事 TEL:03・3470・8235)EunKyung Shim1994年生まれ、韓国出身。2017年より日本での俳優活動を開始。映画『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。現在、NHKドラマ10『群青領域』に主演として出演中。※『anan』2021年11月10日号より。写真・鈴木 親スタイリスト・島津由行ヘア・ASASHI(ota office)メイク・鷲巣裕香(by anan編集部)
2021年11月03日いよいよ10月がスタート。この秋の新ドラマでは、いま最も勢いに乗る俳優たちの出演作が続々と登場する。しかも、ひと癖ある設定やキャラの濃いキャラクターが目白押しだ。眞栄田郷敦「キン肉マン THE LOST LEGEND」10月8日(金)~眞栄田郷敦主演で、ゆでたまご原作の国民的ヒーロー漫画「キン肉マン」の実写映画化にまつわる謎を追う俳優たちの奮闘を描くWOWOWの「キン肉マン THE LOST LEGEND」は“ドキュメンタリードラマ”。眞栄田さんだけではなく、園子温や玉城ティナ、綾野剛らメインキャストは全員本人役で出演。眞栄田さんは「キン肉マン」の実写映画「MUSCLEMAN」でウォーズマン役にキャスティングされるが、製作発表前日、製作チームは突然のトラブルに見舞われる、という展開が待ち受ける。2019年、映画『小さな恋のうた』で俳優デビューした眞栄田さんは、「ノーサイド・ゲーム」「私の家政夫ナギサさん」などで頭角を現し、今年は「プロミス・シンデレラ」や「レンアイ漫画家」などで活躍、大ヒット映画『東京リベンジャーズ』にも出演している。野村周平「会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編」10月21日(木)~ABEMA恋愛モキュメンタリー番組「私たち結婚しました」も話題を呼んだ野村周平が、仕事(人生)に熱狂する若者のリアルを描く完全オリジナルドラマ「会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編」に主演する。NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」や月9「恋仲」「好きな人がいること」、映画『ちはやふる』シリーズ、『帝一の國』などで注目を集めた野村さんが、また新たな境地に挑む。前作の主演・三浦翔平が引き続き登場、野村さん演じる大学卒業後に起業した鶴田祐介に現実の厳しさや楽しさを指南していく。祐介の頼れる右腕・佐藤健吾に佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、恋人・常田智美を元「E-girls」藤井夏恋が演じる。監督は前作も手がけた『新聞記者』の藤井道人。江口のりこ&赤楚衛二「SUPER RICH」10月14日(木)~フジテレビの木曜劇場「SUPER RICH」は、“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマンのジェットコースターのような波瀾万丈な半生を描く完全オリジナルドラマ。深夜ドラマ「ソロ活女子のススメ」主演や日曜劇場「ドラゴン桜」も記憶に新しい江口のりこがゴールデン・プライム帯ドラマで初主演。仕事やプライベートに、苦悩を抱えながらも日々をひたむきに生きる女性・氷河衛のリアルな心情を江口さんがどう表現するのか、期待大。また、「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」でブレイクし、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』『妖怪大戦争 ガーディアンズ』や「彼女はキレイだった」でファンを拡大し続ける赤楚衛二演じる年下のインターン・春野優との関係にも注目。町田啓太や志田未来、矢本悠馬、古田新太に加え、江口さんを育てた恩人で憧れの存在として松嶋菜々子が5年ぶりにドラマ出演する点も見どころ。シム・ウンギョン「群青領域」10月15日(金)~NHKドラマ10枠「群青領域」ではシム・ウンギョンがNHKドラマ初主演を果たす。演じるのは、人気を誇る5ピースバンド「Indigo AREA」のメンバーだった主人公、キム・ジュニ。彼女は母国韓国で挫折し日本へやって来たが、交際相手でもあったボーカルが突然脱退、SNSで誹謗中傷を受けたジュニは音楽さえも怖くなり、全て投げ出して海辺の町へ向かう。韓国で子役から活躍し、『サニー 永遠の仲間たち』『怪しい彼女』などの作品で知られるシム・ウンギョンは、日本ではドラマ「七人の秘書」「アノニマス ~警視庁“指殺人”対策室~」、映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』『椿の庭』などに相次いで出演、『新聞記者』では日本アカデミー賞最優秀主演女優賞など数々の賞を受賞し、その演技力に魅了される人が続出。海辺の町で出会う青年役に若葉竜也、バンド「Indigo AREA」のメンバーに柿澤勇人、細田善彦、落合モトキ、田中俊介。上白石萌歌「ソロモンの偽証」10月3日(日)~宮部みゆきのベストセラーミステリーをWOWOWが連続ドラマ化した「ソロモンの偽証」。舞台を原作の1990年代の公立中学校から、SNSが普及する現代の私立高校に置き換え、“学校内裁判”を主導する主人公の高校生・藤野涼子役を上白石萌歌が演じる。姉の上白石萌音とともに、俳優や歌手として活躍する上白石さんは、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」から「義母と娘のブルース」「3年A組-今から皆さんは、人質です-」などの話題作で印象を残し、ミュージカルの主演経験も豊富、主演映画『子供はわかってあげない』でも評価を受けているが、本作が連続ドラマ初主演。宮沢氷魚、山本舞香、高嶋政宏、小林薫、浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)、坂東龍汰、モトーラ世理奈、富田望生らと共演する。(text:Reiko Uehara)
2021年10月04日日本未公開作品を含む韓国の優れたドラマ・コメディ・サスペンス・ホラーなど幅広いジャンルの傑作映画を配信する「日本初配信韓国映画特集」として、今年7月に月額動画配信サービス「WATCHA(ウォッチャ)」にて配信開始され好評を博した企画の第2弾として、新たに10作品が順次配信されることになった。9月8日(水)~配信ハン・イェリ主演作&ユ・ヨンソク主演作など『ミナリ』や『サウスバウンド/南へ走れ』などのハン・イェリ主演で、日本俳優・岩瀬亮(『猿楽町で会いましょう』)が出演する『最悪の一日』(2016)は、『ジョゼと虎と魚たち』を手掛けたキム・ジョングァン監督が贈る、同じ日同じ場所で3人の男と出会う若い女優のドタバタな1日を描いた作品。『ユンヒへ』で注目された新進気鋭リム・デヒョンの初監督作でもある『メリークリスマス、ミスターモ』(2016)は、今年で俳優人生40周年を迎え、本作でWild Flower Film Awardsで主演男優賞を受賞した『工作黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』キ・ジュポンの貫禄ある演技が、モノクロ映像によりさらに際立つ。日本でも劇場公開されたことのある、『サスペクト 哀しき容疑者』『依頼人』ユ・ダインと「賢い医師生活」「応答せよ1994」ユ・ヨンソク主演の『短い記憶』(2010)は、5年前の悲しい過去を引きずる女性の前に舞い戻ってきた現実とその葛藤を描いた。ミン・ヨングン監督の初の長編映画作品で、公開1か月の観客動員数が1万人を突破し、これは独立映画としては成功を表す基準ともいわれている。9月29日(水)~配信イ・ソンミン主演作品ほか7作イ・ソンミンのデビュー以来初の主演作で、世の中の全ての声を記憶するロボットとの交流を描いた感動作『ロボット:SORI(音)』(2015)は、シム・ウンギョンがロボットの声を担当。『サウスバウンド/南へ走れ』(2012)はキム・ユンソク、オ・ヨンス、ハン・イェリが競演する。『私のチンピラな彼氏』『TSUNAMI-ツナミ-』パク・チュンフンと『パラサイト 半地下の家族』「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」イ・ソンギュン主演の「今年の逮捕王」を目指す2人の刑事を描いたアクション・コメディ映画『逮捕王』(2011)、イ・ソンミン&チョ・ジヌン共演による『保安官』(2016)を始めとする7作品の配信を開始する。【韓国映画特集トレーラー映像】(text:cinemacafe.net)
2021年09月07日シム・ウンギョンがNHKドラマに初主演する、ドラマ10「群青領域」が10月中旬にスタートする。超絶的な人気を誇る5ピースバンド「Indigo AREA」のメンバーだった主人公、キム・ジュニ。彼女は母国韓国で挫折し傷つき、日本へやって来た過去を持つ。また、恋人でもあったボーカルの突然の脱退宣言。再び、消えてしまいたいほどのショックを受けたジュニは、SNSの標的にもなり、音楽さえも怖くなり、全て投げ出し海へ逃げる。海辺の町で、いままで知らなかった世界の扉を開けるジュニ。やがて、狭い価値観の世界を脱出して、音楽を取り戻し、「一人の人間」として、力強く羽ばたいていく過程と、生きていくのに欠かせない繋がりをつかむまでを描く。本作で描かれるのは、「すべての人間が、そのひと自身であるだけで尊重(リスペクト)される」こと。誰もが心の中にある「誰にも侵されない領域」を認め合うこと。そのナイーブさを尊重し、肯定した上で、領域を踏み越えてみたいと願う人の心を描いていく。NHKドラマ初主演となるウンギョンさんは、映画『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞など数々の賞を受賞、そのほかにも「七人の秘書」「アノニマス ~警視庁“指殺人”対策室~」といったドラマ、『椿の庭』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』など、話題作に次々に起用され、日本でも活躍の場を広げている。ドラマ10「群青領域」は10月15日(金)より毎週金曜午後10時~NHK総合にて放送開始(全10回)。(text:cinemacafe.net)
2021年08月31日俳優の佐藤健と女優のシム・ウンギョンが共演する、サントリースピリッツ「知多」の新WEB動画「ベランダの風」編が7日(10:00〜)、サントリー公式YouTubeチャンネルにて公開された。今回の動画は、別々の建物のベランダ越しに偶然出会った佐藤とシムの微笑ましい掛け合いを描いたもので、音楽家の青葉市子 feat. Mac DeMarcoによるオリジナル楽曲「ベランダの風」が映像の世界観を引き立たせている。今回が初共演となる佐藤とシム。撮影で印象に残っていることを聞かれると、佐藤は「撮影前はバタバタしていて、シム・ウンギョンさんとちゃんとご挨拶する機会がないまま、お互い別の建物での撮影に突入してしまったのですが、撮影終了後にトランシーバー越しで挨拶したのが面白くて、かわいらしかったです」とコメント。一方のシムは「離れた場所の設定なので、気持ちがちゃんと伝わるのか少し心配でしたが、佐藤さんがとても落ち着いて私の芝居を受けてくださったので、安心して最後まで頑張ることができました」と話し、「 撮影終了後、別の建物にいらっしゃる佐藤さんとスタッフの方々にトランシーバーでご挨拶をしたら、皆様が大きく手を振ってくださったことがとてもうれしかったです。映画のワンシーンのようで印象的でした」と振り返った。これは、これまで数えきれないほど多くのクランクアップを経験している佐藤でも初体験の一コマだったらしく、「こんな風に撮影が終わるのは、初めてですよ(笑)」と驚きながら、大勢のスタッフたちとともに名残惜しそうに手を振っていた。
2021年06月07日梅田芸術劇場と英国チャリングクロス劇場による共同プロデュース企画の第2弾、ミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー』が今月、東京芸術劇場プレイハウスで開幕する。映画監督・長久允の作・演出で立ち上がるのは、まったく新しい世界観のオリジナル作品。注目必至、斬新な企画のもと、「世界一冷酷な男と、世界一感情が激しい女のラブストーリー」に挑むのは、歌舞伎のみならず映画やナレーターなど多彩な活躍を見せる若手実力派の坂東巳之助と、母国・韓国で確かな実績を認められ、第43回日本アカデミー賞最優秀女優賞に輝いたシム・ウンギョン。本番直前、絶賛稽古中のふたりに、刺激あふれる作品への思いを聞いた。※こちらの公演は全公演中止となりました(4/14追記)「Mをどうしても演じてみたいという気持ちが強かった」(シム)――日英共同プロデュース、映画監督・長久允さんの演出など心惹かれるポイントの多い企画です。お話を受けてどのように思い、作品へ踏み出されたのでしょうか。巳之助最初に企画書と台本をいただいた時、まず“ミュージカル”と書いてあるのを見て、「これ、本当に僕に来た話ですか?」って聞きましたね。僕は歌が苦手なので、人前で歌うことは極力ないようにしたいと思っていて(笑)。でも、歌わない役のようなので大丈夫と。台本を読ませていただいたら、確かに歌っていない。しかもそれは物語の重要な部分であり、僕が演じる灰原という役は、歌を歌わないことに大きな意味があるキャラクターだったんです。台本を読んでもよくわからないところもたくさんあったし、演出も想像が追いつかなくて、どんな舞台になるのか頭の中で全然想像しきれていなかったんですが、とにかく面白いものになりそうだなと。また、この作品と直接関係はないかもしれませんが、歌舞伎の舞台が減っていて、なかなか舞台に立てる機会がない中でのお話だったので、とてもありがたく思いましたし、台本の印象と併せて、やらせていただこうという気持ちになりました。シム私は一昨年、初舞台で『良い子はみんなご褒美がもらえる』という音楽劇を経験いたしました。その時に、次の舞台のお仕事はもう少し自分が成長してから考えよう、もっと日本語の勉強をしてから……と思っていたんですが、思っていたより早く今回の舞台のお話をいただきまして。私も巳之助さんと同じで、台本を読んで「長久さんは本当に私をキャスティングされたいとおっしゃったんですか?」って聞きました(笑)。ただ、このMという役は私がこれまで演じて来たどのキャラクターともかぶっていないし、まさしくこんな性格の役柄をやってみたいと思っていたので、新しい挑戦になるんじゃないかなと思って受けました。それでもやっぱり大丈夫かな?って不安はありました。自分は韓国人で言葉の壁はあるし、舞台の経験もまだ少ない。そんな私が本当にこの作品をやってもいいのか、ちゃんと本番の最後までやり遂げることが出来るのか……と悩みました。それでも、演出が長久さんであること、そしてMをどうしても演じてみたい、その気持ちが強かったので、頑張って乗り越えるしかない! と思って挑戦することにしました。正反対の灰原とM、それぞれに誰もが持っている要素がある――灰原とM、おふたりの演じるキャラクターについて教えてください。また本作にどんな魅力を感じていらっしゃいますか?巳之助そうですね。灰原に関しては、感情を表に出さない、感情はもはやない……と言っても過言ではない状態の人間としてまず登場します。そんな人間がMと出会い、恋をするなかでどうなっていくのか……ということですが、僕としては、観客がこの物語を最後まで観た時に、灰原というキャラクターがどういう人間なのか、どういう思いであの場にいたのかを、お客さん一人ひとりの感じるところに委ねたい。なので本当に「観に来てください」としか言えなくて(笑)。自分がどうとらえているか、そういうヒントは、これから楽しみに観に来てくださるお客さんに対して、あまり出したくないんですね。基本、無表情でスッと立っていることが多いので、その“スッ”が何に見えるか、どういう心情の人に見えるかは、お客さんの感性に委ねる。そういった点も、この物語においては大きな部分を占めてくるんじゃないかなと思うんですよね。この作品の面白さに関しては、灰原が歌わないことも大きく関わってくるんですけど、ミュージカルと題していますが、台詞の感情にメロディが乗ってくる……という一般的なミュージカルとは歌の使い方が違うんです。この作品においては、物語の中で“人物が歌を歌う”というシチュエーションとして見せていく、そこがミュージカルとしては新しい挑戦だなと思います。たとえば、Mが「聴いてください」と言ってから歌い出すとか、誰かが歌いながら登場したことに対して、灰原が「無駄な歌だよ」と言ったり。普通のミュージカルと比べると、ちょっと異質な世界かもしれません。だからこそ、歌は無駄だと思っている灰原は歌わない。そこもお客さんにとってどういうふうに映るのか、面白いところだなと思います。シム私は、最初は単純に、Mは極端な性格で、感情の振れ幅も大きくて、本当にこれまで演じて来たキャラクターとは真逆だなと感じていたんですね。でも、今、稽古で、Mの台詞を声に出して、動きもつけて、歌も歌って、灰原役の巳之助さんとお芝居をしてみて気づいたのは、これって今の世の中を生きる私たちのお話じゃないかなと。稽古をやっていて、Mの姿と灰原の姿、正反対のふたりにすごく共感出来るんです。私の内面にふたりの姿、両方ともあるんじゃないかなと思うくらいに。私たちの内面を描いた、すごく深いお話だなとあらためて感じています。そういうのをお客様がどういうふうに受け止められるか、楽しみにしていますし、その場面自体が、私が思っていた以上にシリアスというか、まさに演劇、シェイクスピアのように感じて……。長久さんと「シェイクスピアの舞台みたいですね!」って話したり(笑)。本当に、かなり私たちの内面に切り込んでくる作品じゃないかなと思っています。巳之助Mと灰原、このふたつのキャラクターが正反対に描かれているから、大多数の人はこのふたりの真ん中あたりじゃないかと思うんですよ。灰原のこういう部分もわかるし、Mのこういう部分もわかる、って人がきっとたくさんいると思う。で、おそらくそれはある程度、意図して作られていると思うので、ウンギョンさんのおっしゃる通りだと思います。たぶん誰もが持っている要素、無駄なことは無駄と感じること、自分の関心事には感情が大きく揺れ動くこと、そういった要素を極端にしか持ち合わせて来なかったふたりが出会う物語なので。場面によって、共感できる対象が変わったりもするんじゃないかな。すごくMに感情移入して見ていたのに、途中から急にMのことがわからなくなっちゃう人もいるだろうし。シムああ〜、そうですね!巳之助それくらい、いろんな人の心にハマったり、ハマらなかったりする。お客様にとっては面白い演劇体験になるんじゃないかなと思います。「お互いにこんなに喋ったの、今日が初めてですよね(笑)」(巳之助)――初共演のおふたりですが、お互いの印象、稽古中のエピソードなどあれば教えてください。巳之助今、ウンギョンさんのほかにも日本でも活躍されている韓国の方がたくさんいらっしゃって、なんだか“覚悟が違う”という感じがありますよね。シムええ〜!?巳之助すごく真摯な姿勢で、素敵なパワーを持っている方がたくさんいらっしゃるなと感じている中のおひとりだったので。実際にこうしてご一緒させていただいて、ご自身でもおっしゃっていたけどすごくストイックで熱心ですよね。日本語のイントネーションが少し違っている程度でも、それを修正しようとする努力がすごい。たとえイントネーションが違うとしても、ものすごい熱量でお芝居をされるので、見ていて素晴らしいなと。お互いにこんなに喋ったの、今日が初めてですよね(笑)?シムそうですね(笑)。巳之助僕もどっちかというと人見知りするタイプで。ウンギョンさんもさっきそう言ってて、あ、そうなんだ〜と安心しました。嫌われたわけじゃなかったんだって(笑)。シムいえいえ〜!全然そんなことないです(笑)。巳之助だから今日、こんなにお話できてよかったなと思っています。シム私もです。私は、坂東巳之助さんという歌舞伎の役者さんとの共演にとてもワクワクしていました。稽古に入る前に巳之助さんがなさった舞台の映像を観たりしましたね。普通の舞台と歌舞伎では演技のトーンや動きも違いますが、マイクもなく地声でお客さんに向かって、どのくらいの声を出したらいいのか、どうお芝居を見せていけばいいのかを、私なりに稽古に入る前に研究しました。今、実際に稽古場で巳之助さんのお芝居を見て、とても勉強になっています。おっしゃるように灰原って大きい動きがないんですけど、ただ立っているだけでもすごい存在感で!舞台はやっぱり安定感が大事だなと。頭ではわかっているつもりでも、実際にお芝居をしながら安定感をキープするのは非常に難しくて……。私はずっと映像の仕事をして来て、映像なら編集が助けてくれる部分もあるけれど、舞台はすべて役者自身がやらなくちゃいけない。そういう繊細な動きなどを、巳之助さんのお芝居を見て、勉強させていただいています。共演できて本当に光栄です。巳之助ありがとうございます。皆が突然踊り出す?! とにかく自由な長久允の演出――長久さんの演出について、どんな稽古が展開されているのか気になります。シム皆さんが突然踊ったり……。巳之助ハハハ、あれ、びっくりしたよね。シム稽古場にはダンサーの方々がたくさんいらっしゃるんです。突然、(共演の)菅原小春さんが『パプリカ』の曲を流して、皆さんで踊り出して……。その時、私と巳之助さんだけがボ〜ッと立ってて。(一同笑)巳之助何!?ってね(笑)シム私、気になったことは質問しないと我慢出来ないので、「今、なぜこれをやるんですか!?」って聞きました。「振付の前のウォーミングアップ?」ってしつこく(笑)。巳之助あれは実際のところ、何が起きたのか、ほとんどの人がわかってなかったみたいですよ(笑)。辻本知彦さんと菅原さんが振付していらっしゃるから、「やっちゃおうぜ〜!」みたいな感じで突如、始まったらしく。皆が盛り上がって動き回るシーンだから、テンションを上げよう〜みたいな意図だったらしい。灰原とMの結婚式のシーンなので、僕ら、ボ〜ッと立っていて正解だったかもしれない(笑)。シムああ〜なるほど、そうですね。巳之助長久さんも一緒になって踊っていました。長久さんは演出家である前に、この舞台の作者なので、いわゆる「演出家としてどうですか?」という質問には答えづらいところがありますね。ご自身が書かれたものを演出しているので、頭の中にあるイメージを具現化していく要素が強い。だから単純にディレクションだけを切り取って、感想を言うのは難しいかなと。シム私自身が、こんな演出家で〜などと語れる立場じゃないんですけど(笑)。長久さんの稽古は、とにかく自由です。今、足りないながら私なりにいろんなことを試して、やってみているんですけど、実際の私は人見知りで、そんなことを出来る性格ではないんですよ。頑張って必死にやらないと! と自分に言い聞かせて、悩んで悩んで悩んだうえで、やっと少しやる、というタイプ。前回の舞台『良い子はみんな〜』の時に、稽古場でいろいろ試すことが出来なかった後悔がありました。今、本当に覚悟をして、恥ずかしい気持ちを自分の中から捨て去って、必死にやっています。それを見守ってくださる長久さんの優しさに、とても助けられています。もう一度やってみよう、という勇気が出て来るので。長久さん、巳之助さんをものすごく頼って、稽古をしています。舞台を楽しむ、それに尽きる(巳之助)巳之助さんみたいに楽しもうと思います(シム)――最後にこの作品との出会いでご自身に期待すること、課題などあれば教えてください。巳之助そういうことを考えながら芝居をするタイプじゃないので(笑)、期待や課題……、今言われるまでみじんもそういうことを考えていなかったです。歌舞伎役者がミュージカルに挑戦、とか思い入れありそうに思われるでしょうけど、あんまりないんです(笑)。舞台を楽しむ、それに尽きるって感じです。シム巳之助さん、凄いですよね。私はやっぱり生の舞台が怖くて。経験が少ないから……なんていつまでも言っていられないので、自分に負けずに乗り越えなくちゃと今、頑張っています。稽古場ではもちろん、演技をしていて楽しい! と少しずつ感じるようになってきましたが、本番でちゃんとやれるのか、そのためにもいろいろ試さないと……! とその悩みで頭がいっぱいで、ずっと緊張しています。巳之助さんのお話を聞いて、もう少し余裕を持ってやってもいいなと思い始めました(笑)。巳之助ハハハ、いや、僕も舞台に立つ時は普通に緊張しますよ(笑)。シムこの素敵なお話、素敵な役をちゃんと演じたいという気持ちが強くて。それには自分が努力するしかない。でもその役になるためには、舞台の上で、楽しんでやらないとダメですよね。もうちょっと巳之助さんみたいに楽しもうと思います。巳之助僕、別に手を抜いてやっているわけじゃないですからね。(一同笑)取材・文:上野紀子撮影:稲澤朝博ヘアメイク/伏屋陽子(ESPER) スタイリスト/藤長祥平、吉田恵公演情報ミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー The Vanishing Girl & The Time Banker』作・演出:長久允音楽:愛印(山田勝也、小嶋翔太)出演:坂東巳之助 / シム・ウンギョン /菅原小春・三浦涼介 / 古舘寛治 / 神野三鈴 / 他※こちらの公演は全公演中止となりました(4/14追記)【東京公演】2021年4月17日(土)~2021年4月25日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス【大阪公演】2021年4月30日(金)~2021年5月1日(土)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2021年04月11日上田義彦初監督作『椿の庭』が本日4月9日よりシネスイッチ銀座ほかで公開された。公開を記念して、富司純子、シム・ウンギョン、鈴木京香、上田監督が舞台挨拶に登壇した。本作は、椿が咲き誇る一軒の家に住む祖母と孫娘、そしてそこを訪れる人々の物語。庭に咲く色とりどりの草花に季節を感じながら日々を慈しみ生きる家族の1年間を描く。日々、庭の世話をしながら孫娘と暮らす絹子を、『待合室』以来16年ぶりの映画出演となる富司純子が演じ、絹子の孫・渚役を『新聞記者』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』のシム・ウンギョンが務める。さらに鈴木京香、チャン・チェン、田辺誠一、清水綋治らが脇を固める。14年ぶりとなる主演となった富司は、「このような大変な状況下の中で、こんなにたくさんの方がお見えになって感激です」と、声を震わせながら一言。「私にとっては、これが最後の宝物になるのではないかと思っているくらい、嬉しい映画でした。ありがとうございます」と富司のセリフに、会場からは熱い拍手が。同じく主演を務めたシム・ウンギョンは「この映画が、私にとって、初めての日本映画、初めての日本映画の現場でした。しかし、富司さん、鈴木さんほか素晴らしいキャストに支えられ、渚をリラックスして演じることが出来ました」と現場での思い出を語った。富司純子演じる絹子の娘を演じた鈴木京香は、「私は比較的に少ない日数での参加だったのですが、美しい日本家屋での撮影がとても楽しみでした。ふと目をやると最高に美しい富司さんと、本当に家族を想っているようなウンギョンさんと共に、見惚れるような時間を過ごせました」と、家から眺める海や、庭の花々などの景色を楽しみながら撮影の思い出を懐かしがっている様子。そして、監督・脚本・撮影を務めた上田義彦監督は、「僕はこの映画、いわゆる“日常”を撮るにあたって、無常を意識しながら撮っていきました。ぐっと目を凝らすとそこに真実がみえてくるということを信じて、撮影を進めていきました」と作品に秘めた思いを明かした。撮影の思い出を聞かれた富司は、「毎日が楽しくて、あっという間に終わってしまった。素晴らしいロケ場所で、何も飾らずに現場にいたのですが、上田監督の確かなアングルで、美しく撮っていただき、この映画に出会えたことを、本当に感謝しております。シムさん、そして鈴木さんと演じることが出来て、本当に家族であるような時間でした」と感慨深そうに明かした。鈴木は「富司さんはまさに憧れている女優ナンバーワンなんです。「富司さんのように時間を重ねていければいいなぁ」と思うのですが、あまりに理想的で素敵だからどうやったらなれるんだろう……とお分かりなる方がいらっしゃれば教えてほしいです(笑)」と微笑みながら、富司への熱い憧れを明かした。シム・ウンギョンに対しては「渚をそのままに演じていて、新しい世界に飛び込んでくる姿がまったく一緒で、切ないくらいに綺麗でした。おふたりで過ごせたことは本当に幸せでした」。その言葉を受けたシム・ウンギョンは、「ひとり外国にやってきて、渚と重なることが多くあって、普段は立てる演技プランを今回は立てず、ありのままに演じました。大先輩であるおふたりに、お褒めの言葉をいただいて、本当に恐縮です」と互いから、熱い信頼と尊敬を感じる温かなムードで幕を閉じた。『椿の庭』公開中
2021年04月09日昨年の日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いた『新聞記者』、個性豊かな女優陣の活躍が話題を呼んだドラマ『七人の秘書』、そして香取慎吾演じる主人公の“元相棒”を演じ、最終回まで多くの視聴者を熱狂させた『アノニマス ~警視庁“指殺人”対策室~』など、話題作への出演が続くシム・ウンギョン。そんな彼女が日本で最初に撮影に挑んだ映画『椿の庭』が公開を迎える。数多くの広告写真を手がけてきた上田義彦の初監督作品であり、富司純子と共演を果たした本作での忘れ難い経験について、シムが語ってくれた。上田監督のオリジナル脚本で葉山の海を見下ろす古い日本家屋に暮らす老女・絹子とその孫娘の姿を描く本作。シムは絹子の亡くなった娘の忘れ形見であり、絹子と一緒に暮らす孫の渚を演じている。「最初にお話をいただいたときは、“上田さんは私のことをどうやって知ったんだろう?”って思いました(笑)」クランクインは2018年の4月で、『新聞記者』や2019年公開の『ブルーアワーにぶっ飛ばす』よりも前のこと。当初、上田監督は渚を14歳としていたそうが、シムを見て年齢設定を変えたという。映画の中で、渚の母が既に亡くなっていること、渚が日本語を勉強中であることなどが示されるが、その生い立ちや絹子と暮らすことになった経緯について詳しく説明されることはなく、観る者の想像に委ねられている。実際、現場でも上田監督から詳しく渚について説明されることもなく、シム自身も作りこみ過ぎることなく、まっさらな状態で現場に赴いたという。「準備の段階でも撮影現場でも、上田さんは“渚はとてもピュアな存在。ウンギョンさんは渚と似たものを持っているから、そのままカメラの前に立って自由に演技してくれれば、それがどんなものであっても、僕がフォローしてカメラに収めます”とおっしゃってくださいました。普段はどの作品でもきっちりと役作りをした上で現場に入るのですが、この作品に関しては自然な感じ、自由さを見せたかったんです。お芝居なのか? 素なのか? という不思議さが見せられたらいいなと思っていました」シムはこの作品を「自然とそれに合わせて暮らす人たちの人生――人生の“儚さ”について語っている映画」と語る。そこにあるのは決してネガティブな思いばかりではない。「映画では、絹子さんがずっと住み続けてきた大切なおうちをどうするのか?ということが描かれていますが、どんなものでも、そして人間も、生まれて、そしていつかは消えていくわけですよね。その儚さと切なさがある一方で、映画では渚という“これから”を象徴する存在がいて、彼女がこれから自分の人生を歩んでいくというメッセージも伝わってきます。そうやって人生が回っていくということ、めぐり合わせが描かれているなと思います」映画を観ると、ワンシーン、ワンシーン、本当に丁寧に大切に撮影したことがひしひしと伝わってくる。シム自身、現場で上田監督の撮影に驚かされることが多々あったという。「私の出ているシーンではないんですが、鈴木京香さん演じる陶子さん(渚の叔母)が窓を閉めたおうちのリビングに座っているシーンで、すごく暗い空間に雨戸の隙間から繊細な光が差し込んでいるんですけど、監督は何度も何度もそのシーンを撮り直されていたんです。最初、私は“何が違うんだろう?”と思って見ていたんですが、本当に目を凝らして見ないと分からない映像の繊細さが、近くで見せていただいてやっと見えてきて――そこで見えてくる鈴木さんの切ない表情であったり、風景はすごく印象的でした」劇中の絹子と渚の関係そのままに、現場では富司純子から学ぶことも多かった。「渚は、絹子さんがいなければ演じられなかった役柄だと思います。実際にご一緒させていただいて、富司さんの演技への熱量、この作品への思いというのは本当にすごかったですし、現場での富司さんの佇まい、そして絹子さんとしてのお姿も本当に美しくて……。渚がピュアな“鏡”のような存在になれたのは、富司さんのおかげです」本作に参加後も、『ブルーアワーにぶっ飛ばす』、『新聞記者』、さらに舞台『良い子はみんなご褒美がもらえる』、そしてドラマ『七人の秘書』、『アノニマス』と日本を拠点に精力的に活動してきた。以前から日本の社会や文化に親しみを抱いていたが、実際に日本で暮らし、創作に参加する中であらためて日本の社会、そして自分自身に対しても新たな“発見”があったと振り返る。「よく日本の社会について“本音と建て前”ということが言われるじゃないですか。以前は私もどこかでそういうものがあるんだろうという偏見を持っていたかもしれません。でも実際に日本の方々と接してみると、みなさん本当に素直でピュアな方が多かったんですね。あらためて“日本だから”とかそういう(属性による)ものじゃなくて、人それぞれ、ひとりひとり違うんだという当たり前のことに気づかされました」「女優としてという部分では、私にとって日本語は外国語ですから、その勉強のためにも台本を読むということを何度も繰り返していたんですが、そうしているうちに“あぁ、お芝居ってやっぱり台本なんだ”ということにあらためて気づかされました。作品で一番大事なのは台本であって、台本に全てが書かれている――何度も繰り返し読む中で、新たなアイデアが沸いてきたり、キャラクターを深く理解することができるようになって、逆に以前の自分は読み込みや努力が足りなかったなと反省しました(苦笑)。今もそうやって何度も台本を読むことは習慣になっていて、台本は役者にとって宝物なんだと実感しています」本作を含め、これまでに公開、放送されてきた彼女の出演作を見ると、女性の描き方を大事にしている作品、物語の中で女性が重要な存在となっている作品が多いように思えるが、それは出演作を決める時点での彼女自身の意向なのだろうか?「そうですね。意識的な部分は確かにあります。私は女性であり、この世界を女性として生きているひとりとして、もっと多様な物語の女性像を見たいなと思っていますし、だからこそ自分が演じる上で、さまざまな角度から考えて、個性や人間性を表現できたらと思っています。この先もいろいろな作品に挑戦し、個性豊かな女性の人生を演じることができたらと願っています」取材・文:黒豆直樹撮影:源賀津己シム・ウンギョンのサイン入りチェキを1名様にプレゼント! ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=3ce4f6d0-91e5-4106-a105-a9ea759dc9ef&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。『椿の庭』4月9日(金)より公開(C)2020 “The garden of Camellia” Film Partners
2021年04月09日紫綬褒章、旭日小綬章受賞の富司純子と第43回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞し、いま活躍が目覚ましいシム・ウンギョンがW主演を務める『椿の庭』。写真界の巨匠・上田義彦の初監督作としても注目される本作から、富司さんの所作ひとつひとつに惚れ惚れする着付けシーンの本編映像が到着した。今回解禁されるのは、富司さん演じる絹子が長女の陶子(鈴木京香)と会話をしながら自ら着物を着付けるシーン。あまりにも自然体な動作に惚れ惚れとするが、富司さん自身は「気を張らずに、あくまで普段の自身の着付けのやり方」で演じていたという。「絹子をはじめ、女性たちを本当に素敵に撮ってくださって、女優冥利に尽きると思いました。これまでも綺麗に撮ってくださった映画はいっぱいありますが、『椿の庭』の絹子は私のベストワンじゃないか」と富司さん本人も絶賛するほど、本シーンのほかにも、長らく第一線で活躍してきたからこそにじみ出る、ハッと息をのむ美しいシーンが数多ある。“あくまで自然体”に演じられたのは、『椿の庭』の現場の雰囲気があったからだと富司さん。「現場はとにかく少人数で、家が持つ“静けさ”が、何より尊重されていました」と語る。そして変わらず美しさを保つ秘訣として、「毎朝のちょっとした運動と、なにより“背筋がきちんと伸びているか”という意識を常に持つこと」と答えている。『椿の庭』は4月9日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:椿の庭 2021年4月9日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開©2020 “The garden of Camellia” Film Partners
2021年04月04日韓国で実力派女優として唯一無二の存在感を誇っていながら、いろんな国でお芝居がしてみたいという夢を胸に、‘17年に日本のエンタメ界へ進出。その後‘19年の映画『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞し、海外の俳優として史上初の快挙を成し遂げたシム・ウンギョンさん。「言葉足らずでも自分の気持ちを自分の言葉で伝えたい」。そんな想いから、すべての質問に美しく丁寧な日本語で答えてくださいました。――写真家の上田義彦さんが構想から15年かけて形にした最新出演作『椿の庭』がまもなく公開に。ウンギョン:実はこの作品は、日本映画初仕事。『新聞記者』や『ブルーアワーにぶっ飛ばす』よりも前に撮り始めた作品なんです。お話をいただいた時は、世界的な写真家の上田義彦さんとご一緒できる喜びが大きかったですね。――物語の舞台は海を望む高台の一軒家。家族の思い出が根付くその家を守り抜こうとする絹子(富司純子)と、ウンギョンさん演じる孫娘の渚との絆が描かれていますが、台本を読んだ時の印象は?ウンギョン:私たちが何を守り、これからを生きていくのかについて語る映画なんだろうなと思いました。美しい世界観が台本を読んだだけでも伝わってきたので、監督は本当に自然を愛している方なんだなという印象を受けたのも覚えています。――葉山の古民家で、実際に1年かけて撮影されたそうですね。ウンギョン:葉山は初めて訪れた場所だったのですが、本当に素晴らしいところ。すべての景色が絵のようだったというか。素敵な家で日本の四季を感じながら撮影した葉山での1年は、二度と経験できないと思うくらい夢のような時間でした。――ちなみに一番好きな季節は?ウンギョン:子供の頃は雪を見るのが楽しかったので、冬が一番好きでした。でも最近はもう、冬は骨が痛むくらい寒いので辛いです…(笑)。今一番好きなのは、春と夏の間。自分の誕生日が5月というのもあるんですけど(笑)、暑くもなく、寒くもなく、心地いい風が吹いていて気持ちよくないですか?あの季節は本当に幸せな気持ちが溢れているなぁって。葉山にいる時も、その時期が一番センチメンタルな気持ちになれました。ドビュッシーの音楽のような世界観を感じたというか…。今でも、すごく印象に残っています。――上田監督からは渚をどう演じてほしいと言われましたか?ウンギョン:こんなことを自分で言うのも恥ずかしいんですけど(笑)、「ウンギョンと渚のピュアさはよく似ているから、そのまま自然にいてくれればいい」と。お芝居に関しては、お任せしますとも言っていただいて。「えぇ~そんな~」という感じではあったんですが(笑)。とりあえず私もあえて準備はせず、その場に行って感じたものを出せればいいなと。なんというか、これはお芝居なのかドキュメンタリーなのか、不思議な感じに見せたかったんです。今までの作品はしっかり役を作り込んでいたのですが、この作品は富司さんとただ一緒に暮らした感覚でした。――富司さんとのやりとりで印象的だったのはどんなことですか?ウンギョン:桃を食べるシーンですね。私は果物をカットするのが下手なんですけど、切り方やお茶を出す作法も富司さんが丁寧に教えてくださって。富司さんとの距離も縮まりましたし、その雰囲気がそのまま映画に収められていると思います。――渚はどんな女性?また、ウンギョンさんとの共通点は?ウンギョン:渚はシカゴからおばあちゃんの家に来た帰国子女という設定なので、異国の雰囲気がすると思うんですけど、私と似ているのはやっぱりそういうところじゃないかと。私も韓国から日本に来て仕事をしているので、最初は慣れないことや知らないこともありました。なので徐々にその雰囲気や生活に慣れていくところにはとても共感できましたし、映画の中でどんどん成長していく渚を通して、私も日本でもっとお仕事できるように頑張ろうと改めて思ったりもして。似ていないのは性格。渚は落ち着いていておとなしいキャラクターですけど、私は真逆です(笑)。――この映画をどんなふうに楽しんでもらいたいですか?ウンギョン:この作品はスピード感のある最近の映画とは違って、四季を織り交ぜながら一つ一つのシーンをゆっくり丁寧に描いています。その中で、これからの人生をどう生きていけばいいのか、すべての物語を一つ一つ自分に当てはめながら……、えーっと、カムサン?(スタッフに日本語訳を聞いて)あ、そう、鑑賞!鑑賞というか、味わっていただければと思います。かつて夫や子供たちと暮らしていた家に、今は孫娘の渚(シム・ウンギョン)と住む絹子(富司純子)。夫の四十九日を終えた頃、絹子は税理士から、この家を手放すことを求められていた…。出演/富司純子、シム・ウンギョン、鈴木京香ほか映画『椿の庭』は4月9日(金)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開予定。シム・ウンギョン1994年5月31日生まれ、韓国出身。9歳の時、ドラマ『張吉山』で子役デビューし、2014 年に主演した韓国映画『怪しい彼女』が大ヒットを記録。日本でも、‘19年公開の映画『新聞記者』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』にて数々の映画賞を受賞し話題に。4月6日より上演のミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー』に出演。※『anan』2021年4月7日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2021年04月03日昨年、藤井道人監督『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞し、先日は同賞の司会を務めあげたシム・ウンギョンの主演映画『今日よりもっと!!』が、4月25日(日)よりDVDリリース、U-Nextにて独占先行配信されることになった。7歳で判明した先天的な乗り物酔い症候群で、この世の全ての交通手段に乗れないマンボク(シム・ウンギョン)は、徒歩で往復4時間通学している女子高生。何が何でも速く、何が何でも頑張ってと、夢と情熱を強要される現実だが、何でもいいかげんにして生きたい彼女の暮らしに、ある日予想外の“警報”が鳴り始める。歩くことだけには自信があったマンボクの驚くべき通学時間に感嘆した担任教師の推薦で、彼女にぴったりのスポーツ“競歩”を始めることに。勉強は嫌い、何となく運動はやさしそうと始めたが、走ることも歩くこともできないなんて!果たして、全てが面倒な天下泰平のマンボクは、“競歩”で新しい自分を見つけることができるのか?主演は、『サニー 永遠の仲間たち』ではヒロイン・ナミの高校時代を演じ、日本では映画『新聞記者』や富司純子とW主演する『椿の庭』ほか、ドラマ「七人の秘書」「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」に出演し、いまや人気抜群のシム・ウンギョン。脇を固めるのは、2013年には釜山国際短編映画祭で演技賞、その翌年もミジャンセン短編映画祭で審査員特別賞を獲得し、「ウォッチャー 不正捜査官たちの真実」「明日、キミと」など多数のドラマに出演するパク・ジュヒ。日本でも人気のバンド「FTISLAND」のメンバーのイ・ジェジン。彼らが織りなすハートフルなコメディ映画となっている。『今日よりもっと!!』は4月25日(日)DVDリリース、同日よりU-NEXTにて先行独占配信。(text:cinemacafe.net)
2021年03月29日第44回日本アカデミー賞の授賞式開催を前に、司会を担当する女優のシム・ウンギョン、フリーアナウンサーの羽鳥慎一が取材に応じ、意気込みを語った。昨年の無観客開催を経て、今年は例年通り、観客を迎えての式典開催が予定されており「緊張もありますが、映画ファンの皆さんの反応を直接感じられるのが楽しみです」(シム)、「そうですよね。授賞式は映画人と映画ファンにとってのお祭りなので、そんな雰囲気作りのお手伝いができれば」(羽鳥)と“有観客”への決意を新たにしている。昨年『新聞記者』(藤井道人監督)で最優秀主演女優賞に輝いたシムは「びっくりし過ぎて、頭が真っ白になってしまった。本当に固まってしまい、ステージに上がってくださいと何度も促されて(笑)」と前回の授賞式を回想。「ステージの上では、とにかく泣いていたという記憶しかなく、うまく言葉にできなかったこともあるので、皆さんには感謝の気持ちを伝えたいです」と語る。そんなシムの姿について、司会者席からそばで見守った羽鳥は、「言葉が出ない、というお姿からご本人の気持ちが伝わった」と振り返った。羽鳥にとっては、2019年まで6年連続で司会を務めた俳優の西田敏行からバトンを受け継ぎ、今年が2回目の司会となり「まず、去年は『そもそも開催できるのかな?』という不安もありましたし、その分開催できて良かったなと思いました」。日本テレビ時代に場内インタビューを5回、番組放送の司会を3回担当した経験を踏まえ「緊張感がありつつ、お客様がいない分、出席された俳優の皆さんは、いつもよりもリラックスした雰囲気でしたね」と明かした。ちなみに昨年、羽鳥とともに司会を務めた安藤サクラ(『万引き家族』)は、シムと同じ事務所に所属しており、「安藤さんが『困ったことがあったら、いつでも言ってね』と言ってくださって。これからお話をうかがってみたいと思っています」(シム)。安藤は2度の司会経験があるため、羽鳥も「それは頼もしいですね!」と期待を寄せていた。昨年から続くコロナ禍では、映画を含めたエンターテインメントの必要性が改めて問われる事態に。昨年の栄冠を機に、日本でも活躍の場を広げているウンギョンは「私自身もエンターテインメントの大切さを感じていますし、より責任感をもって、俳優業に向き合いたいと思うようになった」と背筋を伸ばす。最近は“おうち時間”で映画を楽しむことも増えたというが、それでも「映画館の大きな画面で見ると、やはり伝わるものが違いますよね。早く今以上に自由に映画館に行けるようになれば」とコロナ収束へのお願いを語った。羽鳥は一映画ファンの視線から「映画館は感染防止対策が最もしっかりした施設のひとつ。状況によって、いろんな制約があるとしても、どんどん映画館に足を運んでほしいですし、僕自身もそうしたい」とコメント。「不要不急という観点で言えば、もしかするとエンターテインメントは最優先ではないかもしれませんが、我慢が強いられる状況で、イライラやモヤモヤを解消し、生活を豊かにしてくれる大切なものに変わりありませんから」とその重要性を訴えた。第44回 日本アカデミー賞授賞式グランドプリンスホテル新高輪にて、3月19日(金)開催
2021年03月17日香取慎吾主演、SNSでの誹謗中傷をテーマにした新感覚クライムサスペンス「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」の最終話が3月15日放送。続編を希望する声がSNSにあふれるとともに、香取さんとシム・ウンギョンの2人に数多くの反応も送られている。警視庁が試験的に新設したキーボードによる殺人=指殺人(ゆびさつじん)専門の対策室「警視庁指殺人対策室」=通称「指対(ゆびたい)」を舞台に、2年前に相棒が暴走し、意識障害となったことで捜査一課の第一線から外された一匹狼の刑事・万丞渉が指対に配属。“アノニマス”と名乗り警察すら出し抜く存在に翻弄されながら、相棒の倉木が追っていた2年前の事件の真実に迫っていくというストーリーが展開してきた本作。香取さんが万丞渉役で主演したほか、指対メンバーとして関水渚が万丞の相棒となる碓氷咲良に、MEGUMIが菅沼凛々子に、清水尋也がデジタル担当の四宮純一に、勝村政信が過去にアノニマスだった指対室室長の越谷真二郎に、山本耕史が捜査一課の刑事・羽鳥賢三に、シム・ウンギョンさんが万丞のかつての相棒で“アノニマス”の正体だった倉木セナに、高橋克実が2年前の事件の証拠捏造を指示した刑事部長の城ヶ崎明文に扮する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。アノニマスの正体は倉木だった。2年前の事件を追って撃たれ意識が戻った時、警察に裏切られたことを知った倉木は、そのまま感情を殺し、警察に真実を隠されないための準備を進めてきたと語る。その目的は警察が2年前に犯した滞在を明るみにし、真実を闇に葬った人間を裁くことだった。万丞は城ケ崎が会見してすべてを白日の下にさらすと話すが、城ケ崎が出席するはずの定例会見にその姿はない。するとアノニマスは裏K察のサイトに捜査資料をアップ、集合知による正義の執行を唱える。さらに家族とも連絡が取れなくなった城ヶ崎は服毒し自ら命を絶ったことが判る。城ケ崎の娘の話から、城ヶ崎の裏にさらなる黒幕の存在を感じる万丞たち。四宮は倉木に協力者がいるはずだと推測。倉木がかつて助けた春川という男の存在を突き止めた指対と羽鳥は力を合わせ、倉木だけでなく2年前の事件の真の真相に迫っていく。2年前の事件の真相は、国家公安委員会委員長で国務大臣の長谷部による不正献金の隠蔽だった…というのが最終話のストーリー。倉木の居場所を突き止めた万丞だが、協力者の春川に撃たれてしまう。一命をとりとめベッドで眠る万丞のそばに寄り添う倉木は「いったん裏K警察は閉じるが私はあきらめません。私は私なりの正義を探し続けます」と告げ、その場を去る。ラストは回復し指対に復帰した万丞と指対メンバーにまた謎のメールが来るという、アノニマスの復活を匂わせるものだった。まるで来週に放送が続きそうな終わり方に「なに!?なに!?つづくの??」「フツーに続く感じで終わった」などの声がネットにあふれる。そして万丞役の香取さんには「新しい香取慎吾が見れた!」「万丞役は香取くんのハマリ役!新たな代表作」、倉木役のシム・ウンギョンさんにも「表情やしぐさの演技がうますぎる」といった感想も続々と投稿されている。(笠緒)
2021年03月16日香取慎吾演じる刑事がSNSでの誹謗中傷による犯罪に立ち向かう新感覚クライムサスペンス「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」の6話が3月1日オンエア。犯人の少年を演じる楽駆に注目する声と、“アノニマス”の正体を考察する声がSNSにあふれている。社会問題となっているキーボードによる殺人=指殺人の被害者を救うため、警視庁が試験的に新設した「警視庁指殺人対策室」=通称「指対(ゆびたい)」が設立され、そこに2年前相棒の暴走を食い止められず、捜査一課を外された香取さん演じる万丞渉が配属。匿名を意味する言葉“アノニマス”を名乗る謎の存在と対峙していく…という本作。香取さんはじめ指対で万丞の相棒となる碓氷咲良役で関水渚。特定が得意な指対メンバー・菅沼凛々子役でMEGUMI。デジタル担当の四宮純一役で清水尋也。温厚な人柄の指対室室長・越谷真二郎役で勝村政信、2年前の事件のことで万丞と対立する捜査一課の羽鳥賢三役で山本耕史。捜査一課時代の万丞の相棒・倉木セナ役にはシム・ウンギョンといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。6話では指対の誰かがアノニマスが繋がっているとの噂が警察内部で広まり、特に万丞が疑われるなか、指対に匿名の中傷で悩む専門学生・末松香(川島鈴遥)がやって来る。香には高校時代からの恋人、椚総一郎(田中偉登)がいたが、有名大学の野球部で注目される総一郎への中傷や脅迫めいた内容ばかりが送られてくるという。時を同じくして総一郎が拉致されたことがわかり、監禁場所で犯人による生配信が始まる。犯人は総一郎の「全てを奪う」ため、4時間以内に監禁場所を特定できなければ“私刑執行”すると警察に宣言。捜査一課に指揮権が移るなか、香はSNSに情報を呼びかける投稿をしそれが拡散され続々情報が集まっていく。香の証言とSNS書き込みなどから犯人が総一郎と高校の野球部で一緒だったが暴力事件を起こし、その後事故死した荒井の弟、翔太(楽駆)だと判明。さらに拉致の瞬間を捉えた画像を四宮が指対のアカウントで投稿。ネットの情報に踊らされるなと激怒する万丞と、緊急だからネットの善意の力を借りようという四宮は対立する…というストーリーが展開。実は香は荒井の恋人で、香は総一郎から性的暴行を受けており、暴力事件もそれを知った荒井が総一郎を殴ったのが真相で、香は翔太と結託し、拉致事件を起こして総一郎に復讐しようとしていた。香は復讐を遂げた後自らもビルの屋上から飛び降りようとするが、すんでのところで万丞が止める。そして香は“アノニマス”から総一郎に復讐するよう促されたことを告白する…というラストだった。視聴者からは翔太役の楽駆さんに「犯人役の楽駆くん、よかったよ」「楽駆の新しい顔が見られた」などといった声や、「夢中さ、きみに。」で演じた役柄と比較して「楽駆くんは江間くんしか知らなかったので振り幅にビビり散らかしてる」といった反応など様々な声が送られる。また指対に“内通者”がいると言われるアノニマスの正体に関する考察も。SNSでは「正体はズバリ闇堕ちした相棒」「既に登場してるキャストなら実は倉木?」「ここまでくると倉木セナが怪しく見えてくる」など“倉木説”を唱える視聴者が多数。一方で「指対の誰かならヒロインさんだといいな」と“咲良説”を挙げる声もあり、“アノニマスは誰か”も見どころになっている模様だ。(笠緒)
2021年03月02日香取慎吾が主演し、関水渚らも出演する新感覚クライムサスペンス「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」の4話が2月15日放送。シム・ウンギョン演じる倉木の“現在”に視聴者から様々な憶測が上がり、羽鳥との関係性についても考察が及んでいる。ネットの誹謗中傷が人の命を奪う現代…社会問題となっているキーボードによる殺人=指殺人対策のため新設された「警視庁指殺人対策室」=通称「指対(ゆびたい)」に配属された主人公たちの活躍を描く本作。元捜査一課だが2年前“相棒の暴走”によって第一線から外され、指対に異動した万丞渉を香取さんが演じるほか、指対で万丞とバディを組むことになる碓氷咲良に関水渚。指対のメンバーで特定が得意な菅沼凛々子にMEGUMI。同じく指対でデジタル担当をしている四宮純一に清水尋也。温厚な人柄の指対室室長・越谷真二郎に勝村政信。万丞と対立する捜査一課の羽鳥賢三に山本耕史。万丞のかつての相棒・倉木セナにシム・ウンギョンといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。指対に税理士の夫・清二(小松和重)に連れ添われ元アイドルの真壁澪(田中美里)が指対に現れる。W不倫が報じられ批判が殺到、ネットが炎上したという。当初は不倫を否定していた澪だが、実際は相手の男性とマッチングアプリで知り合い繰り返し会っていたという。澪に話を聞くなかで四宮が調べた柳田という名前を出した途端、澪は激しく動揺、倒れてしまう。清二によれば柳田は澪に激しいストーカー行為を繰り返し、挙句の果てに実刑にまでなっていた。清二は今回も柳田が犯人だといい、早く捕まえてくれと話す。一方、マッチングアプリを退会していた澪の不倫相手が再びアカウントを復活させ、澪に接触。万丞と咲良は柳田から話を聞こうとして逃げられてしまう。その後SNSに柳田と思われるアカウントから“明日の収録場所に行く”という投稿がなされ、万丞らは収録に同行するのだが清二が刺され…というのが今回の物語。今回、2年前にガセネタを掴んだ倉木が暴走、追っていた相手を死なせ、自らも瀕死の重傷を負い、万丞は相棒の暴走を止められなかったことを深く後悔し、一線を退いていたことが明かされた。ラストでは車椅子の倉木を見舞い「今日は冷えるな」と声をかける場面もあり、これまでの描写から倉木が亡くなったと思っていた視聴者からは「倉木刑事の生存確認で、私のテンションは爆上がり」「そういえば“死んだ”って言葉は出てない」などの声が続々。万丞に対し無反応の倉木にも「記憶なくしてるのかな」「最終回に万丞さんと倉木さんが会話できるようにならないかな」という感想が送られるなか、「羽鳥さんと倉木さんにも何か、深い関係があったんじゃないかな」と、羽鳥が万丞に強い憎しみを抱く理由について考察する視聴者も現れている。(笠緒)
2021年02月16日椿が咲き誇る一軒の家を舞台にした、写真界の巨匠・上田義彦の渾身の一作『椿の庭』より、美しい場面写真が一挙公開された。作品の世界観が伝わる今回の場面写真では、富司純子演じる絹子とシム・ウンギョン演じる孫の渚、W主演の2人が毎日を丁寧に伸び伸びと暮らす姿が写し出されている。また、顔を見せに家を訪れる絹子の次女・陶子(鈴木京香)と談笑する3ショットや、庭に咲く椿や藤棚の美しい写真も。さらに、渚が母親の生家でいまはなきその面影を探す様子や、神妙な面持ちの黄(チャン・チェン)など、穏やかな毎日の一方でかげりも見え始める。ほかにも場面写真に加えて、一枚一枚、上田監督自ら撮りあげたキャスト写真も公開された。『椿の庭』は4月9日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:椿の庭 2021年4月9日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開©2020 “The garden of Camellia” Film Partners
2021年02月03日