世界はニャンコ話で溢れてる!というわけで、今年も、ネットを騒がせている珠玉の猫ニュースを4つ、お届けいたしニャす。■雄大な自然を堪能中!アメリカ中を飼い主と巡る旅猫ビルマのインスタが大人気です。鼻まわり&足先が白くてかわいいビルマさんは、生後8週間でスーパーの駐車場にて冒険家のシモンズさんと運命の出会いを果たします。彼に拾われたビルマさんは、全米の観光地に旅の友として出かけ、その様子をインスタで配信。現在なんと約4万4000人のフォロワーがいる模様。羨ましい!!雪山を登ったり、落ちたらヤバそうな崖の上でまどろんだり。自然の中のビルマさんは、我々都会の猫が忘れてしまった野性を思い起こさせる、そんな顔をしております。アカウントは@burmaadvemturecat。同志たちよ、これを見ても家出だけはなさらぬように…。■プロムパーティの相手に選んだのは、なんと!飼い猫のルビーでした。同じくアメリカでのお話。この国のティーン(人間)の一大イベントといえば、高校の卒業式に行われるプロム。意中の異性を誘い参加するらしいのですが、誘う相手がいない非リア充にとっては、地獄のような行事です。そんな中、メリーランド州に住むサムさんは、なんと最愛の猫のルビーさん(当然メス)に母親特製のドレスを着せて、連れていくことにしたそう。こんな猫冥利に尽きること、ありますでしょうか…。泣かせる!!とはいえ、騒々しいプロムは正直我々猫にとっては迷惑千万。結局記念写真だけ撮って、連れてはいかなかったらしいですけどね。■ロシアのクルーズ船には、本気のコスプレで勤務する猫船長と猫水夫がいるそうです!ところ変わってロシアから。モスクワとサンクトペテルブルクの間を航行する豪華客船・ニコライ・チェルヌイシェフスキー号の中で、我等の仲間が2匹、労働に従事しております。常時目をつぶっているため、寝ている疑惑が漂う船長のセイラー氏、そしてボーダーがよく似合う見習い水夫のボースン氏。彼らは操縦室の見回りをしたり、観光客をうっとりさせる仕事を与えられているそうです。実はセイラー氏、もともとは捨て猫でしたが、今やウラジミール船長(人間)に、コロコロで毛を除去させるほどに出世。今や部下もおり、昼行灯とはまさにこのこと…。■猫になりたい夢叶えます。“乾電池で動く猫シッポ”遂に発売しました!コスプレといえば日本のお家芸…ではないらしく。このたびアメリカで、猫になりきれるしっぽ(Twitchy Kitty Electronic Tail)と耳(Twitchy Kitty Cat Ears)が売り出されました。電池式で、しっぽはランダムに、耳はリモコンで動かせるそう。PR動画ではインテリ気取ったおっさんが、スーツにしっぽ&猫耳をつけてゴロゴロしたり、犬を威嚇したり。かわいいとは言いがたい醜態を晒しております。ちなみにお値段はいずれも$30前後。円高が進む今、購入しどきなのでは?ま、我々の仲間に入れるかどうかは、別問題ですけれど。※『anan』2016年7月27日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE management)土佐麻理子イラスト・石井あかね(Great international)
2016年07月25日ロックな映画を映画館で堪能する「シネ・ロック・フェスティバル2016」が、7月23日から8月5日まで、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで開催される。昨年に続き2回目の開催となる「シネ・ロック・フェスティバル」。最新のデジタル技術を駆使してリマスターされた映像や音で構成されるスーパースターの幻のライヴの数々が、あたかもライヴ会場最前列にいるかのような臨場感で体感出来るイベントだ。今年は、22本の貴重なロック映画が銀座の真ん中で2週間にわたって一挙上映される。上映作品には、トム・ヒドルストンが“ルーツ・オブ・ロック”と呼ばれた伝説のシンガー、ハンク・ウィリアムズを演じた音楽伝記映画『アイ・ソー・ザ・ライト』をはじめ、プリンスが自ら主演した自伝的青春映画『パープル・レイン』、J・K・シモンズ演じる指導者が、偉大なジャズ・ドラマーを目指す若者に狂気のレッスンをする『セッション』、オアシスのライブ映像を収録した『oasis FUJI ROCK FESTIVAL '09』などがラインアップ。また、エリック・クラプトンの代表曲のライヴシーンを網羅したライブ・ドキュメンタリーや、デヴィッド・ボウイの大回顧展を舞台にしたドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』、クイーン史上最高のパフォーマンスの一つと称される1981年のカナダ・モントリオール公演を収録した『クイーン・ロック・モントリオール 1981』、トーキング・ヘッズの画期的なコンサート・フィルム『ストップ・メイキング・センス』なども上映される。さらに、今年は国内から忌野清志郎やミッシェル・ガン・エレファントなどの国内のミュージシャンのライブドキュメンタリーが上映されるほか、ライヴ用の音響システムを使い大音量かつ繊細なチューニングで映画を蘇らせる「爆音映画祭」とのコラボイベント「爆音DAY」が、7月29日から31日の3日間にわたって開催され、選ばれた15作品が“爆音上映”される。上映スケジュールや上映時間、料金の詳細については、オフィシャルサイトで確認しよう。【イベント概要】「シネ・ロック・フェスティバル2016」会場:丸の内ピカデリー3住所:東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン新館5F会期:7月23日~8月5日 ※7月29日、30日、31日は爆音DAYとなり、全作品爆音上映料金:各作品によって異なる(詳細は公式サイトにて)Photographer: Brian Duffy (c) The David Bowie Archive and (under license from Chris Duffy) Duffy Archive Limited
2016年07月22日ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)のビジュアルポスター集『10 works for Raf Simons』が、ドーバー ストリート マーケット ギンザで2016年7月16日(土)から限定販売される。本作で紹介されるビジュアルは、ベルギー出身フォトグラファーのウィリー・ヴァンダーピエール(WILLY VANDERPERRE)が1995年から2015年の間に手がけたもの。シリアスで退廃的でありながら、どこか詩的な世界観が印象的だ。特製布張ボックスに10枚のポスターが4つ折りで入っており、正規品証明書にはウィリー本人直筆によるサイン、日付、そしてエディションナンバー入り。なお、このポスター集は世界50部限定で、ドーバー ストリート マーケット ロンドン店、ニューヨーク店、銀座店およびIDEAオンラインサイトでのみの販売となる。【詳細】WILLY VANDERPERRE 10 works for Raf Simons (poster edition)価格:54,000円+税部数:50部ポスターサイズ:38cm x 48cm取扱店舗:ドーバー ストリート マーケット 銀座店、ロンドン店、ニューヨーク店、IDEA オンラインサイト住所:東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館【問い合わせ先】ドーバー ストリート マーケット ギンザTEL:03-6228-5080
2016年07月18日JRと東京メトロの八丁堀駅のすぐ近くに新たなホステル「WISE OWL HOSTELS TOKYO」が7月22日にグランドオープンする。OWLとは英語でふくろうを意味し、「ふくろうの如く賢く夜行性で、夜まで遊び尽くす」をコンセプトにしている。エントランスにはそのコンセプトの象徴的な存在としてユーラシアワシミミズクの「八」女将が勤務する。ベッドは東京の夜を遊び尽くして帰ってきたゲストが短い睡眠でも快適な眠りを得られることにこだわり、シモンズ製のマットレスを導入。宿泊スペースは2階から5階で、一泊の料金は男女混合のドミトリーが3,600円から、女性限定のドミトリーが3800円から。個室もあり、2段ベット型が7,600円から、ダブルベッド型が8,000円から、4名ドミトリーファミリータイプが1万5,000円からで、宿泊料金は時節に応じて変更される。最上階となる6階には83.81平米の家具付きサービスアパートメントを導入。キングサイズベッド1室とセミダブルベッドの1室で最大4人まで宿泊可能。海外からのファミリーでの滞在客を想定している。室料は月額60万円から(宿泊スペースの料金は税・サービス料込)。建物の1階と地下1階には宿泊者以外でも訪れることができる飲食店を併設した。1階には出汁をテーマに日本全国の日本酒が楽しめる「地酒・おでん・肴フクロウ」と三軒茶屋の「OBSCURA COFFEE STAND」のコーヒー豆を使ったスペシャリティコーヒースタンド「WISE OWL CAFE」を展開。地下のSound & Bar「HOWL」はバースペースのほか、ライブも楽しめるスペースとして究極に心地よいサウンドを求め、建築音響の霜田英麿、真空管アンプの小松音響研究所、飛騨の木工会社Oak Villageの協力のもと、Yosi Horikawaによるこの場のためのスピーカー設計により総面積89.89平米のなかでも最高の音楽を感じられる空間が創り上げられた。7月9日にはメディアアーティストの真鍋大度らによる有料の音楽イベントも行われ、今後もアートパフォーマンスやDJイベントなどを楽しむ場としての展開を考えられている。八丁堀駅は都心部だけでなく、東京ディズニーランドへのアクセスもよく、国内外の多彩な旅行客の利用を見込んでいる。企画・運営を行うシェアカンパニーによると、今後は渋谷や京都への進出を検討している。
2016年07月12日ディオール(Dior)の新アーティスティック・ディレクターが、マリア・グラツィア・ キウリ(Maria Grazia Chiuri)に決定。ブランドが創設されてから初めての女性アーティスティック・ディレクターとなる。ヴァレンティノ(VALENTINO)で長期に渡りアクセサリー・デザイナーとして活躍したマリア・グラツィア・ キウリ。2008年からは、ピエール・パオロ・ピッチョーリ(Pier Paolo Piccioli)とともに、クリエイティブディレクターを務めていた。マリア・ グラツィア・キウリは、2016年7月7日(木)にヴァレンティノのクリエイティブディレクターを退任した報道が出たばかり。ディオールでは、オートクチュールとプレタポルテ、アクセサリーコレクションのデザインを担当する予定だ。2015年10月にラフ・シモンズが退任して以来、さまざまな人物の噂が立っていたポストがようやく決定。2016年9月に発表される2017年春夏コレクションでデビューするとされており、高い注目が集まる。
2016年07月11日ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)が、2016年7月1日(金)から7月13日(水)まで16年春夏セールを開催する。コム デ ギャルソンの各ラインについては、7月2日(土)から7月8日(金)までの期間でセールが行われる。ドーバー ストリート マーケット ギンザでは、コム デ ギャルソンの各ラインに加え、国内外の有名ブランドのアイテムを取り扱っている。セール期間中は、値札に貼ってあるシールの色によって値引き率が分かるようになっている。一部商品を除いて、それぞれ30%から50%オフの価格で購入できる。【ショップ情報】ドーバー ストリート マーケット ギンザ住所:東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館営業時間:月~日 11:00-20:00TEL:03-6228-5080■2016年7月1日(金)~7月13日(水)アレキサンダー ワン、アン ドゥムルメステール、アップルウォッチ、ケイスリー ヘイフォード、セリーヌ、シャルル アナスタス、クロエ、ドリス・ヴァン・ノッテン、ゴーシャ・ラブチン スキー、ハイク、J.W.アンダーソン、カラー、メゾン マルジェラ、モンクレール、ラフ シモンズ、リック・オウエンス、sacai、サンローラン、シモーネ ロシャ、ステラ マッカートニー、トム ブラウン ニューヨーク、アンダーカバー、ヴァレンティノほか■2016年7月2日(土)~7月8日(金)コム デ ギャルソン、コム デ ギャルソン・コム デ ギャルソン、コム デ ギャルソン・オム プリュス、コム デ ギャルソン・シャツ、コム デ ギャルソン・オム ドゥ、ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン、コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン、コム デ ギャルソン・オム、トリコ・コム デ ギャルソン、ガンリュウ、ノワール ケイ ニノミヤ
2016年07月04日ジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソンが、『Wonder』への出演を交渉している。原作は2012年に出版された同名のベストセラー小説。5年生まで普通の学校に通えなかった少年が、思いがけずしてヒーローになっていくという物語。その他の情報少年は『ルーム』のジェイコブ・トレンブレイが演じる。ロバーツとウィルソンは、少年の両親を演じるらしい。監督はスティーヴン・チョボスキー。北米公開は来年4月の予定。ロバーツの最新作は、ジョディ・フォスター監督、ジョージ・クルーニー共演の『マネーモンスター』。ウィルソンの最新作は、ベン・スティラーが主演と監督を兼任する『ズーランダー2』。最近は、コメディ映画『Bastards』を撮り終えた。共演はJ・K・シモンズ、グレン・クローズ、エド・ヘルムズら。北米公開は来年1月。文:猿渡由紀
2016年06月29日ラフ・シモンズ(Raf Simons)がピッティ・ウオモ(PITTI UOMO)に戻ってきた。2003年を最初に2005年に自らのコレクション、2011年にはジル・サンダーのクリエーティブディレクターとしてこれまで同展でコレクションを発表してきたラフ・シモンズが、第90回ピッティ・イマジネ・ウオモで17SSメンズコレクションを発表した。昨年秋にディオールのクリエーティブから離れ、注目されたコレクションは会場に過去の自身のアーカイブをマネキンで展示。新作の17SSメンズコレクションはロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)の作品を、自らの20年にわたるアーカイブに重ねるように生地にプリント。たっぷりと用尺を取ったシャツやコート、ニットなどは構築的でありながらミニマムなデザインで、自身のテーマである“PRIDE IN INDIVIDUALITY(個性こそ誇り)”をアートなセンスとともにフィレンツェの地で再確認するように魅せた。パティ・スミス(Patti Smith)やローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)、ウィレム・デ・クーニング(Willem de Kooning)などメイプルソープの白黒写真がプリントされたアイテムをベースに、ボトムスはほぼ黒。コレクションのブリッジとして登場する赤とコバルトブルーの色使いとレザーのエプロン、茶、紫、緑の差し色、チェック、ストライプのシャツがラフらしいイノセントな“ユース”を象徴している。Text: 野田達哉
2016年06月21日ディオール(Dior)のエキシビション「ル・テアトル・ディオール」が、2016年6月11日(土)から25日(土)まで、阪急うめだ本店で開催される。本展は、ブランドを象徴する50点以上のミニチュアドレスの展示を通して、クチュールメゾンの1947年から今日までの軌跡と、クリスチャン・ ディオールの先見性に満ちた才能を紹介するもの。デビュー当時、“ニュールック”と呼ばれファッション史における大きな出来事となったデザインが蘇る。「洋服の建築家」として、彼はひと目でディオールと分かる、フェミニンで美しいシルエットを次々と創造。「ル・テアトル・ディオール」 では、ドレス自体の素晴らしさ、 またテーマ毎の展示を通してクリスチャン・ディオールが影響を受けたものやインスピレーションの根源などを展示する。気になるテーマは、「ニュールック」や「ディオールアリュール」「ミス ディオール」「ジャドール」などメゾンを象徴するものばかり。「ディオールの大舞踏会」では、 すべての女性をプリンセスにしたいと夢見たクリスチャン ・ディオールの想像世界の秘密が公開される。どのミニチュアも、 実際のドレスのディテールと比率に忠実に制作された完璧な作り。驚くべき現代性と女性らしさが際立つディオール自身の作品の他に、イヴ・ サン=ローラン(Yves Saint Laurent)、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)、ラフ・シモンズ(Raf Simons)ら後継者の作品も見ることができる。ディオールのオートクチュールアトリエでは、 初期の作品を含むすべてのドレスが当時と全く同じ技術と素材で忠実に、それがどんなに珍しい生地でも再現されてきた。刺繍も小さく再現しなければならず、職人の類い稀なる匠の技が極限にまで活かされている。ファッションの歴史を切り開いてきた、ディオールの歴史を感じ取ってみては。【概要】ル・テアトル・ディオール期間:2016年6月11日(土)〜25日(土)会場:阪急うめだ本店 9階祝祭広場住所:大阪府大阪市北区角田町8-7入場:無料【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120–02–1947
2016年05月30日東京を拠点に活躍するクリエイターをピックアップし、彼らクリエーションやそのルーツを掘り下げる連載「ファッションの“未来”たちに聞く」。第1回目となる今回は、5月25日から伊勢丹新宿店本館2階のコンセンプトショップ「TOKYO解放区」にてポップアップを行っている「ケイスケ ヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」のデザイナー吉田圭佑を取り上げる。1/2はこちらから。ーーそれは既存のハイブランドに対する反骨精神の現れ?いや、それは違いますね。僕自身ハイブランドは大好きで、それこそエディ・スリマンやラフ・シモンズに憧れて、デザイナーになったと言える部分もあるんです。でも、ディオール オムがすごく流行っていたときに、僕は恥ずかしくて着ることができなかった。僕にはかっこよすぎて…。エディが作るカッコイイ服を、カッコイイモデルたちが着て、その世界には入り込めない自分がいて。ランウェイ上での完璧な世界との距離をすごく感じていました。そこを埋めるためにも僕のブランドでは彼らのようなモデルを使う必要があったし、単に“カッコイイ”だけではない、初めてランウェイに出る瞬間の“恥じらい”のようなものも含めて提示したかったんです。ーー”さらけ出す”って勇気がいることですよね。昔だと斜に構えた態度の裏返しだったりするんですが、今はストレートに正直に”さらけ出す”ってことがカッコイイというか、それを時代が求めているようにも感じます。僕はいじめられっこにもイケてる部分があると思っているんです。なんでいじめられるかっていうとどこか人と違うから。どこか極端だから。裏を返せば唯一無二な存在ですよね、それってどこか”最強”なのかもしれないなって思っています。ケイスケ ヨシダというブランドにもしかしたら影響を与えているかもしれない中学の同級生の子がいるんですけど、いわゆるガリ勉って感じの子で、全くイケてなかったんですよ。でも、中三くらいの時に、彼が突然金髪にして登校してきたんですよ。お洒落したいけど怒られるのが怖いという、僕らみたいなほんのり茶髪にしていた勢からするとそれは、なんかカッコよくて。その日、学年中の生徒が彼を見に来るんですよ。結局、彼は先生から怒られて、次の日は黒髪に戻るんですけど、その一日の彼はめちゃくちゃ注目を浴びていました。それって、すごくファッションで人が変わった瞬間みたいなものを見た気がしたんですよね。人がカッコよくなる瞬間って、感情の迷いを振り切って越えた瞬間にあるのかもしれませんね。3月に発表した16-17FWは、そんな彼が金髪にした瞬間みたいな感覚も入っていました。来シーズンはもっと踏み込んで、ここ2シーズンのテーマだった「背伸び」をすることによって隠してきた、心の中の柔らかい部分に向き合っていきたいですね。ブランドのステップとしては、客層を広げたいなと思っています。着る服としての共感(共有)の幅を広げることで、もっと多くのひとに見てもらいたいし着てもらいたい。一着一着のアイテムの精度の向上も意識していきたいです。いまはスタイリングでの表現の印象が強いですが、一着一着のアイテムに感情を落とし込んでいきたいです。KEISUKE YOSHIDA 16SS コレクションーー5月25日から開催中の伊勢丹新宿店のTOKYO解放区でのポップアップは”制服”がテーマになっていますが、“制服”にはどんな考えを持っていますか?これは哲学者の鷲田清一さんもおっしゃっていることなのですが、制服って「ファッションと出会うきっかけ」であると思っています。制服を着崩すということが、お洒落に出会う瞬間というか。制服の規則の中で、ネクタイの結び目を太くしたり、シャツのボタンを2個開けて着てみたり。僕は中高一貫だったので、中学生のときに買ってもらったジャケットを高校3年まで着ました。身長は30cmくらい伸びてる訳です。途中で買い替えればよかったんでしょうけど、丈も短くなって前も留まらなくなって、でも当時だと「やべぇ、これディオール オムじゃん」みたいな(笑)。制服には、大人の装いにはない、独特の若さがあると感じています。だからこそ僕は“制服”に魅せられてしまうんでしょうね。ーープレッシャーはありますか?またどのようなポップアップになりそうでしょうか。プレッシャーというよりも、もともとがメンズブランドなので、どうしようかなっていうのはありました。今回は、別注で新しくカプセルコレクションを作ったような感覚があります。そこに16SSの中から制服をイメージしたアイテムを混ぜて展開しています。自分の中で“夏休み”というテーマも設けました。中学生の頃の男子生徒を思い出して欲しいのですが、中一の頃はスラックスにナイキのスニーカーを合わせたり、バッグのショルダーを長くしてみたりして着崩すんですけど、高学年になると足元はローファーで、ボタンもネクタイもきっちりして真面目に着るようになるじゃないですか。今回はレディースなんですがそんな、かっちり着るような清楚な制服の着こなしのイメージ。でもどこかに夏の開放感を意識しながらデザインしています。レースやシルクを使ったワンピースなども並ぶ予定で、僕なりにいつものケイスケヨシダより少し大人な女性像を意識して作りました。今時点のケイスケヨシダの支持層より、もう少し上の世代の方にも手に取っていただけるように工夫したつもりです。ーー最後に5年後、10年後、この先のヴィジョンは?今は僕自身の手の届く範囲だけでのクリエーションなんです。つまり、僕自身が売場や展示会でお客さんと話すことによってメッセージやファッションが届くイメージです。今後は、それにプラスで僕のまったく手の届かない売場でも広がっていくようなデザインに発展させていきたいです。それに、今の僕のコレクションはいわゆる“モード”を前振りにした表現ですが、次は“モード”の中に落とし込んでいきたいなって。純粋なモードがやりたいなって思っています。僕が高校生の頃に憧れていた“モードの世界”に、改めて向き合ってみたいですね。人は装うことで自身の隙や弱さを覆い隠しているが、吉田はそこに揺さぶりを掛ける。それはあたかも本当に心を通わせた恋人だけにさらけ出せるような内面や感情のダイレクトな露出であり、私たちはそれを共有/共感してもらえた時に心から安らぎ、満たされたような心地になる。その心地を“纏うこと”で体験できるのが、吉田のコレクションであり、それは間違いなく今の”エモーショナルな時代”を映す鏡である。5月25日からはじまった伊勢丹新宿店TOKYO解放区でのポップアップ「The drama~TOKYO制服~」は、解き放たれたファッションというよりも、ファッションこそがあなたの本当の美しさを解放する、そんな服たちで彩られるはずだ。【イベント情報】The drama~TOKYO制服~<第1弾>会期:5月25日から6月7日会場:伊勢丹新宿店 本館2F=センターパーク/TOKYO解放区※5月28日14時~17時で「ミスiDによるThe dramaが始まる」を開催。講談社主催のオーディション『ミスiD』より、水野しず、門米ゆうか、弓ライカ、来夢が生けるマネキンとしてTOKYO解放区に登場<第2弾>会期:6月15日から21日会場:ジェイアール京都伊勢丹5F 特設会場<第3弾>会場:7月27日から8月2日会場:銀座三越3F ル プレイス プロモーションスペース
2016年05月27日スウェーデン発の時計ブランド「ティッド ウォッチズ(TID Watches)」は、デンマークのテキスタイルメーカー「クヴァドラ(kvadrat)」製の新作ストラップを2016年4月下旬より発売する。2015年に日本本格上陸を果たした「ティッド ウォッチズ」。無駄な要素を削ぎ落としたミニマムさと、自由にカスタムできる機能性から多くの支持を集めている。新たに仲間に加わる新作ストラップ「Twain Wristbands」は、再生ペットボトルを原料に使用。この再生繊維ファブリックと、オーガニック染色工場「タルンショ・ファルベーリ」によるベジタブルタンニングレザーを張り合わせて、環境へ配慮した‟地球に優しい”アイテムを仕上げた。カラーは、スカンジナビア(北欧)をテーマに全6色を展開。スウェーデンで最も親しまれている魚「サーモン」や、最も多く生息している木「パイン(松)」、国を支える採石産業からヒントを得た「コール(炭)」など、雄大な自然を想起させるパレットが揃う。なお、タッグを組んだ「クヴァドラ」は、スカンジナビアの伝統に根ざしたデザインを得意とし、これまでに、ラフ シモンズ(RAF SIMONS)やミナ ペルホネン(minä perhonen)の皆川明といったアーティストと共に作品を生み出している。【アイテム詳細】■クヴァドラ×ティッド ウォッチズ(ベルト)展開時期:2016年4月下旬カラー:全6色(サンド、サーモン、ミネラル、パイン、グラニット、コール)価格:各7,000円+税取り扱い店舗:デルフォニックス(DELFONICS)、スミス(SMITH)、インテリアショップ(SEMPRE)、チックタック(TiCTAC)、オンタイム※ケースサイズに関係なく、全コレクションで同じベルトを組み合わせることができる。■ティッド ウォッチズ(ケース)・TID01(40mm) 21,000円+税・TID01-36(36mm) 19,000円+税【問い合わせ先】ティ・エヌ・ノムラ 東京 ショールームTEL:03-5791-2617
2016年05月01日マーク・ロンソンとコラボした「Uptown Funk」が今年のグラミー賞で最優秀レコード賞に輝いたブルーノ・マーズ。その「Uptown Funk」はギャップ・バンドの「Oops Up Side Your Head」に酷似しているとして訴訟を起こされ、作曲者のクレジットにギャップ・バンドのメンバーやプロデューサーのロニー・シモンズを追加、ロイヤリティも配分されることになり問題となったが、今度は違う曲に訴訟問題が起きていると「HollywoodLife.com」が報じている。今回、ブルーノが直面しているのは2010年の大ヒットソング「Grenade」が盗作だとして刑務所に服役中のジョナソン・パケット氏から約22億円の賠償金を求められている件。ジョナソン氏の主張は、ブルーノが「Grenade」を発表するずっと前に自身がYouTubeに投稿していた「Cry」という曲に「Grenade」が曲も歌詞も似すぎているとのこと。ジョナソン氏は動画を投稿した当時、ブルーノが現在所属している「アトランティック・レコード」と仕事をしており、「Grenade」が発売される13か月前に「Cry」のリリースが決定していたと言う。しかし彼はどんな罪かは明らかになっていないが、刑務所に服役することになり、リリースはお流れに。なぜいまさら訴えを起こしたのかというと、服役中のため最近になって初めて「Grenade」を聴き、自分の曲を盗まれたと実感したらしい。ヒット曲が生まれると起こりがちな盗作疑惑問題。テイラー・スウィフトやレディー・ガガなども歌詞や曲、MVの盗作疑惑で過去に訴訟を起こされている。(Hiromi Kaku)
2016年04月20日ウィレム・デフォーがDCコミックのスーパーヒーローを集めた『ジャスティス・リーグ パート1(原題)』に出演することがわかった。役柄は明らかにされていないが、良い人の役らしい。その他の情報デフォーはマーベルコミックの映画化「スパイダーマン」で、悪役のグリーン・ゴブリンを演じている。『ジャスティス・リーグ』には、ベン・アフレック、ヘンリー・カビル、ガル・ガドット、エズラ・ミラー、アンバー・ハード、J・K・シモンズなどの出演が決まっている。監督はザック・スナイダー。パート1は2017年11月、パート2は2019年に北米公開される。デフォーの最近作には、『きっと、星のせいじゃない。』『ジョン・ウィック』などがある。次回公開作はマット・デイモンと共演するチャン・イーモウ監督作『The Great Wall』。文:猿渡由紀
2016年04月20日今年6月にフィレンツェで開催される第90回ピッティ・ウオモでラフ・シモンズ(Raf Simons)が17SSコレクションを発表する。「フローレンス・コーリング(Florence Calling)」と題された今回の特別プロジェクトは、昨年10月に16SSコレクションを最後に3年半務めたディオールのクリエイティブディレクターを退任したラフ・シモンズが自身の名前で発表するコレクションとなる。ラフ・シモンズは2003年を最初に、2005年に自らのシグネチャーでランウェイ、インスタレーションをピッティ・ウオモのステージで発表。2011年にもクリエイティブディレクターを務めるジル・サンダー(JIL SANDER)のコレクションを発表しており、フィレンツェは特別な地。「フィレンツェという街は、私の心の中の特別なスペースを占めている。数年に及び、コレクションを発表する場として、私の考えを正確に映し出すベンチャー企業とコラボするために何度も訪れている。今シーズン春夏コレクションを発表するため、そしてピッティのためだけに企画している特別プロジェクトのために戻って来られることを大変うれしく思っている」とコメントしている。Text: 野田達哉
2016年04月15日エマ・ストーンが、ケネディ一族の物語『Letters From Rosemary』に主演することになった。ストーンの役は、ジョセフ・ケネディ・Sr.の長女で、ジョン・F・ケネディ元大統領の姉、ローズ・マリー・ケネディ。問題行動や精神の不安定さを見せ続けた彼女は23歳で、当時まだ新しかった前部前頭葉切断術を受けるが失敗し、生涯、苦しむことになる。その他の情報プロデューサーは『スポットライト 世紀のスクープ』のスティーヴ・ゴリンとダグ・ウォールド。監督は決まっていない。ストーンは『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で昨年、オスカー助演女優部門にノミネートされた。次回作は、今年12月北米公開予定の『La La Land』。共演はライアン・ゴズリング、J・K・シモンズ。監督は『セッション』のデイミアン・チャゼル。文:猿渡由紀
2016年03月22日アカデミー賞前哨戦の目玉の一つであり、賞レースの指標として注目されている第73回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が日本時間1月11日(月・祝)に開催される。この度、映画・テレビのスターが一堂に会す大祭典のプレゼンターにエディ・レッドメインやジュリアン・ムーアら豪華俳優陣が参加することが明らかになった。ゴールデン・グローブ賞は1944年、ハリウッド外国人記者協会が、前年に発表された映画・テレビ番組の中から優れた作品を表彰する場として設立した歴史と伝統のあるアワードだ。昨年12月10日にノミネート作品が発表され、ケイト・ブランシェット&ルーニー・マーラーが共演し、数々の賞を受賞し続けている『キャロル』を始め、『マッドマックス怒りのデス・ロード』、『レヴェナント:蘇りし者』、『Room』(原題)、『スポットライト 世紀のスクープ』などが最優秀作品賞の候補としてあがっている。日本からは『レヴェナント:蘇りし者』の音楽を担当する坂本龍一が作曲賞にノミネートされ注目を集めている。今回、発表されたプレゼンターには昨年度のゴールデン・グローブ賞で男優賞を獲得し、オスカーも手にしたエディ・レッドメインが抜擢。今年度も映画『リリーのすべて』で、ドラマ部門の男優賞にもノミネートされ、2年連続受賞を期待されている。そのほか、1979年公開の映画『マッドマックス』で主人公・マックスを演じたメル・ギブソンを始め、昨年『アリスのままで』でゴールデングローブ賞主演女優賞、アカデミー主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーア、ジョニー・デップを夫にもつ女優のアンバー・ハード、2016年注目作品『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に出演のエイミー・アダムスが登場。さらに、オリヴィア・ワイルド、ジェイミー・フォックス、J・K・シモンズ、チャニング・テイタムなど豪華俳優陣がプレゼンターとして参加する。AXN 海外ドラマ presents「独占生中継!第73回ゴールデン・グローブ賞授賞式」は1月11日(月・祝)8時55分~、BSスカパー!にて放送。同日21時~同時通訳版、1月17日(日)18時~HD字幕版をAXN 海外ドラマにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年01月05日南仏の景色、コート・ダジュールに広がる自然の景観が放つ輝きからインスピレーションを受けたディオール(Dior)16年クルーズコレクションより、可憐なノエルシーズンを演出するアクセサリーセレクションが登場。故ダイアナ妃が愛したことなら名付けられ、時代を問わずレディな装いためのバッグとして受け継がれてきた「レディ ディオール(Lady Dior)」と、15SSのランウェイでデビューした、ラフ・シモンズの未来的ビジョンと18世紀のスタイルを合わせ持つ「ディオラマ(Diorama)」。そんな存在感ある両アイコンバッグの中でも、パーティーシーンにはさらに個性的でシャイニーな一点をチョイスしたい。シャンパンゴールドカラーや、ミラーのように輝く“カナージュ(格子)モチーフ”に包まれたバッグにより、フューチャリスティックでより洗練されたエレガントな装いが完成。14年SSオートクチュールコレクションに登場して以来、瞬く間に世界中のファンを虜にしアイコニックなシューズとなった「ディオール フュージョン スニーカー(Dior Fusion Sneakers )」は、スポーティーなブラックのメッシュ素材に、煌めくクリスタルとマットな半球パーツで施したエンブロイダリーがリュクスなムードを添える。スニーカーの他、同じ刺繍があしらわれたサンダルも登場。レッドやブラックのストーンをグラフィカルに配したアートピースのようなイヤリングは、歩くたびに振子のように揺れ、ノエルシーズンに高揚する気分を表すよう。大粒のスワロフスキーをぎっしりと凝縮したネックレスやイヤリングも、ドレスアップの必需品となりそうだ。その他、ギフトにもぴったりなチャームやサングラスなどもそろう。
2015年12月14日ジュングループのセレクトショップ・ビオトープ(BIOTOP)が12月10日、ファッションデザイナーのラフ・シモンズとのコラボレーションによるブランケット「RAF SIMONS EXCLUSIVE BLANKET FOR BIOTOP」(6万円)を発売した。同ブランケットは、ラフ・シモンズのヴィジョンを具現化した“TRADITION(伝統)”のワードが中央にプリントされたイタリアンファブリック。付属のラベルには双方のロゴも施されている。なお、同アイテムは東京・白金台と、大阪・南堀江にあるビオトープ2店舗にて取り扱われる。
2015年12月14日『ラブソングができるまで』や『噂のモーガン夫妻』に引き続き、マーク・ローレンス監督とヒュー・グラントの4度目のコラボ作品となる話題作『Re:LIFE~リライフ~』。“ラブコメの帝王”として人気のヒュー・グラントが映画デビューから33年目に見せる新境地とは?アカデミー賞脚本賞を受賞し、一躍有名脚本家となったキース。しかし、その後15年間はヒット作を生み出せず、パッとしない日々が続いていた。家族にも見放され、ついに電気まで止められてしまうほどどん底に陥ってしまったキースは、エージェントから紹介されたNY北部の田舎町にある大学のシナリオコースの講師を引き受けることになる。仕事に対してやる気はないものの、そこではまだ過去の栄光が通用することを知り、調子に乗ったキースは赴任早々やりたい放題。しかし、シングルマザーのホリーをはじめ、受講者たちは真剣そのものだった。そんな彼らの映画に対する情熱に触れていくうちにキースも徐々に変わり始めることに……。迷いながらも、やり直しの人生でキースが見つけたものとは?本作でキースを演じたヒュー・グラントは、人生につまずきながらも、自分を取り戻そうと奮闘するキースを好演し、その姿は思わず応援したくなるはず。「ヒュー・グラント主演作では、この10年で一番面白い!」と海外でも高く評価されるほどのハマり役です。また、アカデミー賞俳優のマリサ・トメイとJ・K・シモンズといった俳優たちとの豪華共演も話題のひとつ。その他、“未来の大物若手俳優”と期待されている俳優たちが個性的な生徒役を演じており、キースとのやりとりには、笑いを誘います。なかでも、映画をこよなく愛する彼らとキースとの会話に散りばめられた有名作品に関する小ネタの数々は、映画好きにはたまらない見どころです。頂点からの転落を経験したキースだからこそ、「人生のシナリオはいくらでも、そしていつでも自分の力で書き直すことができる」ということを教えてくれる本作。人生において、いま何かに迷っている人にとっては、まさに“人生の教科書的な一本”となりそうです。イベントデータ:『Re:LIFE~リライフ~』公開表記:11月20日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー!配給:キノフィルムズ© 2014 PROFESSOR PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年11月25日「今年の洋画はハズレなしの力作揃い」。そう話すのは、SHIBUYA TSUTAYAのレンタルDVDフロアマネージャー井田圭一郎さん。「今年は、『マッドマックス』をはじめ、数々の超大作映画が大ヒットし、本当に洋画の当たり年でしたね。12月の『スター・ウォーズ』の新作公開に向けて、いい流れができていると思います。さらに、インディペンデントで小規模公開から始まった、『セッション』『イミテーション・ゲーム』などの映画の出来栄えも素晴らしかったです。脚本がどれもしっかりしているので、幅の広いジャンルの洋画が楽しめた一年でした」そう話す井田さんに、チェック必須の今年日本で公開された「ハラハラドキドキ」の洋画を教えてもらいました。■予測不可能な圧倒感! 映画史に残る名作の誕生。『セッション』名門音大に入学したドラマーと伝説の鬼教師。常軌を逸した狂気のレッスンが繰り広げられる。「単なる音楽映画ではない、ホラーやアクションを観ているような圧倒感が得られる、今までにない新しいジャンルの怪物的傑作です。特にラストの9分19秒に及ぶ演奏は、息をするのも忘れるほどの緊迫感。観終わったら放心状態になります」『セッション ブルーレイ コレクターズ・エディション』¥4,800発売中発売元:カルチュア・パブリッシャーズ販売元:ギャガ出演/マイルズ・テラー、J・K・シモンズほか(C)2013 WHIPLASH, LLC. ALL RIGHTSRESERVED■アドレナリン全開のカーバトル! 『マッドマックス怒りのデス・ロード』約30年ぶりに復活したシリーズ第4作。石油も水も尽きかけた世界での、自由と生き残りを賭けたド派手な追走劇は圧巻のスケール!「アクションの爽快感だけでなく、個性豊かなキャラクターとアグレッシブなサウンドが映画の世界観にピタッとハマり、もうとにかくずっとおもしろい!オシャレで、女性でも観やすいはずです」『マッドマックス 怒りのデス・ロード ブルーレイ&DVDセット【初回限定生産】(2枚組)』¥3,990発売中販売・発売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント監督/ジョージ・ミラー(C)2015 VILLAGEROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED■世界最強の暗号解読に挑む。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』第二次世界大戦時、解読不可能といわれたドイツ軍の暗号を解く驚愕と感動の実話。「第二次世界大戦の終戦を早めただけでなく、コンピューターの礎を築いた天才数学者の話なんです。ただ単に暗号を解くだけのミステリー物語でなく、決して明かせない秘密を抱えた天才の苦悩がうまく描かれています。SHIBUYAスタッフ絶賛の作品」『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 ブルーレイ コレクターズ・エディション』¥4,800発売中発売・販売元:ギャガ出演/ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイほか(C)2014 BBP IMITATION, LLC◇いだ・けいいちろうSHIBUYA TSUTAYA レンタルDVDフロアマネージャー。お気に入りの映画は『グッド・ウィル・ハンティング』。※『anan』2015 年11月11日号より。写真・石原敦志土佐麻理子取材、文・鈴木恵美
2015年11月07日ディオール(Dior)が、一流写真家たちの作品とともにメゾンの歴史を紐解く写真集『Dior : New Looks』を発売する。過去から現在に至るまで、様々な一流写真家のビジョンによってメゾンのクリエイションの素晴らしさを表現してきたディオール。同書では、リチャード・アヴェドン、ジェローム・ゴティエなど一流写真家たちの芸術作品とともに、ニュールックが誕生した1947年から現代までのメゾンの歴史が語られている。ラインアップは、リチャード・アヴェドンが撮影した伝説の写真「ドヴィマ・ウィズ・エレファンツ」や、ウィリー・ヴァンデルペールによるラフ・シモンズのクリエーションをとらえた空撮写真、セシル・ビートンが撮影したミッツァ・ブリカール、ジャン=バティスト・モンディーノが撮影したマリオン・コティヤールなど。アイコニックな作品や極めてプライベートなショットまでを含む貴重な作品の数々が収録された。
2015年10月28日筆者は東京都内にある約60のカプセルホテルを、女性専用施設を除いて全て制覇している(2014年末現在)。その体験から、「本当に泊まって良かった」と感じたカプセルホテルベスト20を紹介したいと思う。今回は前編のベスト20~11に続き、後編としてベスト10~1まで紹介したい。いずれの施設も一長一短はあるが、大浴場をはじめとしたパブリックスペースの充実度、清潔感やアメニティー、コストパフォーマンスの観点から選んだ。あくまでも筆者の主観的な選択という前提で、ご参考いただければ幸いである。10位: カプセルホテル&サウナ北欧(上野)上野のカプセルホテルはアメ横周辺に集中しているが、浅草口徒歩1分という利便性の高い立地がうれしい施設。露天風呂も備えた「準天然温泉トゴールの湯」は新潟県栃尾又温泉付近から産出される風化鉱物を用いた湯で、開放的で特筆すべき空間となっている。館内そのものも明るく清潔感がある。2~4階にあるカプセルルームは、一般的なカプセルより一回り広く作られておりくつろげる。住所: 台東区上野7丁目2-16(JR上野駅より徒歩1分)9位: サウナ&カプセル ニューウイング(錦糸町)秋葉原駅より電車で7分の繁華街・錦糸町にはカプセルホテルも点在するが、その中でも好立地のイチオシ施設。二股カルシウム温泉や2種類のサウナなど設備充実の大浴場は、アメニティーも豊富で素晴らしい。また、シアタールームやマンガコーナーなど完備、カプセルスペースには高級羽毛布団が用意されている。住所: 墨田区江東橋2丁目6-11(JR錦糸町駅より徒歩3分)8位: サウナ&カプセルホテル ダンディ(上野)JR上野駅と御徒町駅、東京メトロからも至近の好立地で、カプセルホテル激戦区・上野においてオススメの1軒。ダイニングバーがあるなどパブリックスペースも充実している。館内は全般的に明るくハイセンス。暗い印象の旧態型施設も多いカプセルホテルだがこのオシャレ感はうれしい。サウナ、露天風呂など大浴場もオススメ。住所: 台東区上野2丁目6-11(地下鉄銀座線上野広小路駅より徒歩1分)7位: ファーストキャビン秋葉原(秋葉原)もはやカプセルホテルとは言えない「キャビンタイプ」が特徴の施設。「コンパクト&ラグジュアリー」がコンセプトで、飛行機のファーストクラスをイメージしている。女性も利用できるカプセルホテルは増えたが、ここではエレベーターから男女別とセキュリティにも気を遣っている。宿泊客であればチェックイン前・アウト後も自由に利用できる1階ラウンジは使い勝手がよい。住所: 千代田区神田佐久間町3-38(JR秋葉原駅より徒歩4分)6位: グリーンプラザ新宿(新宿)歌舞伎町の一等地にある有名なカプセルホテルで、男性専用の他に女性専用施設も設けている。特に大浴場の充実度は特筆すべきところがある。フロントからパブリックスペース、カプセルスペースへの導線もよく、システムなどの利用しやすさもピカ一だ。館内に居酒屋やカフェバーも有するが、歌舞伎町という場所柄、周辺飲食店の充実度も高い。住所: 新宿区歌舞伎町1丁目29-2(西武新宿線西武新宿駅より徒歩1分)5位: 豪華カプセルホテル安心お宿 新橋駅前店(新橋)都内に3店舗を展開している豪華カプセルホテル安心お宿の特徴として挙げられるのが、「駅からの近さ」だ。全店駅から徒歩2分以内だが、新橋はなんと「30秒」である。飲食店も豊富な便利な立地はうれしい。安心お宿全店で、カプセルスペースではシモンズの寝具を用いるなど、最先端の進化型チェーンだ。女性受けしそうな施設だが、安心お宿は全店男性専用となっている。住所: 港区新橋3丁目21-6(JR新橋駅より徒歩30秒)4位: 豪華カプセルホテル安心お宿 秋葉原電気街店(秋葉原)JR秋葉原駅・電気街口から中央通りに出て万世橋方面へ徒歩2分という好立地。向かいには、姉妹店の人気マルチエンターエインメント施設である「パセラリゾーツAKIBAマルチエンターテインメント」の大きなハニトー看板が。利用者目線をとことん追求するという両店の共通するコンセプトに納得。住所: 千代田区外神田1丁目2-12(JR秋葉原駅より徒歩2分)3位: ファーストキャビン羽田空港ターミナル1(羽田)都内に4店のほか、京都、大阪、福岡にも展開している同ホテルでは、カプセルホテルでよく使われている上下二段のカプセルではなく、上下の空間を確保した直立できるキャビンタイプを採用している。2014年には羽田空港第1ターミナル内にもオープン。飛行機の機内がコンセプトの館内では、就寝スペースのキャビンに「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の2クラス制を設置。ビジネスクラスは専有面積2.2平方メートルで100cm幅のベッド、ファーストクラスは4.4平方メートルで120cmのベッドを完備している。女性の利用もOKだ。住所: 大田区羽田空港3丁目3-2(羽田空港第1旅客ターミナル1F)2位: カプセルホテル SLEEPS北千住(北千住)スタイリッシュなモノトーンの外観に、何とバーまで設置するカプセルホテルが北千住に誕生した。内部も外観を裏切らないオシャレ度。カプセルホテルではビニールスリッパなどの使い回しスリッパが一般的だが、こちらは各自専用となるパイル地の「お持ち帰りスリッパ」を採用している。大浴場はサウナにジャグジーなど充実設備。カプセルスペースにも高級感が漂い、何より清潔感がうれしい。住所: 足立区千住仲町40-9(地下鉄千代田線北千住駅徒歩2分)1位: 豪華カプセルホテル安心お宿プレミア新宿駅前店(新宿)新橋と秋葉原へ展開していた人気カプセルホテルチェーンが「プレミア」を冠して新宿の一等地へ進出。"カプセルホテル"と"豪華"。一見相反するワードだが、実際にチェックインしてみると豪華の意味がよく分かる。設備の充実度はもちろん、ティッシュペーパーのクオリティーにまで気を配る。これでもかのアメニティーとフリードリンクから味噌汁、マッサージチェアまでとにかく安心お宿全店に共通する無料尽くしに驚愕。住所: 新宿区新宿4丁目2-10(JR新宿駅より徒歩1分30秒)以上、2014年に泊まって良かった東京カプセルホテルベスト20を紹介したが、東京に限らず、都市部を中心に新たな進化型施設も多く誕生している。今後も秀逸なコンセプトのカプセルホテルを紹介していきたい。※記事中の情報は2015年8月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年10月20日アーティスティック ディレクター、ラフ・シモンズが手がけるディオール(Dior)の16SSプレタポルテコレクションが、10月2日にパリで発表された。「Horizen(地平線)」がキーワードとして挙げられており、ラフ・シモンズの言葉によると清らかさと安らぎを表現したコレクションとなっている。
2015年10月04日第87回アカデミー賞で3部門に輝いた『セッション』のブルーレイ&DVDレンタル開始PRイベントが9月14日に都内で行われ、タレントのカンニング竹山がTSUTAYA応援隊長として出席。本作で助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズ演じる“キレキレ”の音楽教師にちなみ、十八番のキレ芸を交えながら本作をアピールした。その他の画像名門音楽大学に入学した青年・マイルズは、天才ミュージシャンを生み出すことにとりつかれた鬼教師のフレッチャーに見いだされ、罵声や暴力も辞さないレッスンを強いられる。才能と狂気がぶつかり合う極限の師弟関係に訪れる、予想だにしないエンディングとは?登場するなり「なんで、ハゲヅラなんだよ!」「空席だらけじゃねえか」「事件でも起こせば良かったか!?」などとキレ芸で会場を沸かせた竹山は、「台本に書いてあったから、やっただけ」と舞台裏まで暴露。普段は「映画のイベントには出ない」というが、「映画館で観て、本当に面白いなと思っていた。大好きな映画を応援できて、ギャラまでいただけるなんてこんな嬉しいことはない」と作品にほれぼれしていた。若手時代には、映画さながらの厳しい指導を周囲から受けたそうで「ネタ見せで、(放送)作家さんから灰皿を投げられるなんてザラ。テレビ局のディレクターさんに「全然面白くないね」と言われたり、生放送の後で正座させられたり」と当時の苦労を振り返った。現在は本業に加えて、俳優としても活躍しているが「あくまでお話をいただき、スケジュールが空いていれば、お受けする。基本的にはお笑いです」と宣言。「お笑いに司会、お芝居と何でもこなせる伊東四朗さんみたいになりたい」と野望も明かした。『セッション』ブルーレイ&DVD9月18日(金)TSUTAYA限定レンタルリリース10月21日(水)ブルーレイ&DVD発売取材・文・写真:内田 涼
2015年09月14日イヴ・サンローラン・ボーテ(Yves Saint Laurent Beaute)の世界初となるコンセプトストア「イヴ・サンローラン カラー ショールーム」が、9月5日に伊勢丹新宿店本館2階=ウエストパークにオープンした。イヴ・サンローラン・ボーテの世界観溢れるカラー ショールームでは、ベストセラーアイテムや日本未発売アイテムなどを含む国内最大級のカラーワードローブを取りそろえ、国内唯一のシニア メイクアップアーティストによるプライベートメイクアップアドバイスやオリジナルギフトラッピングなど、メイクアップに特化したスペシャルサービスを展開している。YSL メイクアップ クリエイティブディレクターのロイド・シモンズ氏がカラー ショールームのために提案した5つのオリジナルルックをベースに行われるメイクアップアドバイスは、イヴ・サンローラン独自の「メイクアップスタイリング」という観点から3つのプランを用意。3分間のクイックアドバイス「ワンポイント リタッチ」では、アイブロー、アイライン、ポイントアイカラー、ポイントベース、チーク、リップの中から好きなパーツを一つ選び、普段のメイクにプロの手を加え3分間で完成するメイクアップをYSLビューティースペシャリストが提案。所要時間15分間の「メイクアップ スタイリング」では、それぞれの要望や服の好みに合わせ、トレンドのメイクを取り入れたトータルメイクアップを提案する。さらに、カラー ショールームだけのスペシャルサービスとして、合計1万5,000円以上の商品購入者を対象に、シニア メイクアップアーティストのJO TAKAHASHI氏による75分間の「プライベートメイクアップアドバイス」(要予約)を用意。簡単なアンケートに答えながら自分の理想とする女性のイメージを選び、ファッションのテイストや個々の骨格、肌質、肌色などに合わせたメイクアップの提案をJO TAKAHASHI氏がマンツーマンで行う。JO TAKAHASHI氏によるメイクアップを体験した後、顧客が実際に自分の手を動かし実践するというフローで進められる。ブラシの角度や肌への馴染ませ方など、一人ひとりの魅力を最大限に生かすためのテクニックをJO TAKAHASHI氏がじっくりと細部までアドバイス。内容はスマートフォンなどで録画することが可能。JO TAKAHASHI氏は「女性にはその人だけのメイクアップの歴史がある。その歴史にスポットライトが当たるような、その人の個性や魅力を最大限に引き出すメイクアップを提案します。ファッションも含めたトータルコーディネートのスパイスとしてメイクアップを思う存分楽しんで欲しい」と話す。そのほか、カラー ショールーム限定デザインのギフトボックス(有料)や、「クチュール バリエーション」(1万1500円)、「ラディアント タッチ」(5,000円)、「ラ ラッククチュール」(3,200円)、「ルージュ ピュールクチュール(マット)」(4,000円)の日本未発売カラーも登場している。パリの夜を想起させるようなスタイリッシュなショールームでは、YSLのミューズであるモデルのカーラ・デルヴィーニュが登場するイメージムービーも放映され、ブランドならではのセンシュアルなロックスピリットが漂っている。ぜひ店頭で体験を。
2015年09月07日「豪華カプセルホテル安心お宿」は現在、新橋・秋葉原・新宿と都内で3店舗を展開している。全店舗が駅から徒歩2分以内という立地。中でも「プレミア」を冠して新宿の一等地へ進出した新宿駅前店には注目である。○豪華でプレミアの意味がすぐ分かる「カプセルホテル」と「豪華」、そして「プレミア」。一見相反するワードだが、実際にチェックインしてみるとその意味がよく分かる。まずエントランスでは、インテリアからBGMまでバリがイメージされている。海外リゾートという雰囲気すら漂い、「これがカプセルホテル? 」と一瞬戸惑う。スタッフの説明もテキパキと的確で、カプセルホテル初心者でも安心。早速着替えようと更衣室へ出向くと消臭スプレーや衣類クリーナーといった身だしなみグッズがそろっていて感心する。さらには超音波式メガネ洗浄器まであり、かゆいところに手が届くサービスであることを実感した。○味噌汁やマッサージチェアも無料カプセルホテルでは大浴場やサウナは定番施設。もちろん、豪華カプセルホテル安心お宿にも充実した設備を備えている。プレミア新宿駅前店では「新宿の湯」と命名。入り口にはいきなり大型のサンダル除菌ラックが設置され圧倒される。洗面台には各種アメニティーから男性用化粧品まで並び、普段使わない物にも思わず手が伸びる。ティッシュペーパーのクオリティーにも気遣う利用者目線がうれしい。パブリックスペース(カフェ)には50インチモニターがあり、ワイワイとスポーツ観戦も楽しそう。また、無線LANも完備されているので、快適にインターネットも利用できる。カフェ内はフリードリンク制。半個室ブースまである光景は、さながらマンガ喫茶の雰囲気だ。さらに味噌汁サービスやマッサージチェアなどの"無料尽くし"が圧巻。○業界初のシモンズを使用肝心のカプセルスペースもズバ抜けている。なんと業界初という「シモンズ製ベッドマット」を全カプセルスペースに導入。テレビはカプセルホテルでは見たことがない19インチ(エグゼクティブは24インチ)だ。高性能ヘッドホンも完備されており、もちろんコンセントも設置。携帯・スマートフォンに対応した充電器も備えている。また、全フロアに空気清浄機や加湿器を設置するなど、設備やスペースを多くの利用者で共用するカプセルホテルにとって、最も重要ともいえる清潔感に力を入れていることがよく分かる。 豪華カプセルホテル安心お宿は、いずれも男性専用の施設だが、オシャレさや清潔感を大切にする女性利用が利用した場合でも、高評価を得る施設だろう。※記事中の情報は2015年8月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年09月04日マーベル初のヒーロー・チームの誕生を描いたスぺクタクル・アクション超大作『ファンタスティック・フォー』。この伝説のヒーロー・チームのリーダー的存在、Mr.ファンタスティックに抜擢されたのは、アカデミー賞を席巻し、日本でもスマッシュヒットとなった『セッション』での演技が記憶に新しいマイルズ・テラー。実は本作でも、マイルズは恋人や家族、人生さえも投げ打ち、再び(?)過酷な状況に追いやられてしまうことが分かった。“ファンタスティック・フォー”は、メガヒット作を送り出してきたマーベルが創り上げた世界初のヒーロー・ユニット。X-MENやアベンジャーズ結成以前に、スタン・リーとジャック・カービーによって生み出されて以来、原作コミックの売上数は1億5,000万冊以上、その歴史は50年を超えるマーベル最長寿コミックとなっており、本作はもちろん、原作者スタン・リーの公認作品となる。マイルズといえば、映画デビュー作のニコール・キッドマン主演『ラビット・ホール』(’10)で注目を集めた若き実力派。『セッション』では、成功を夢見る名門音楽大学の学生でドラムオタクのアンドリュー・ニーマンを熱演。本年度アカデミー賞「助演男優賞」を獲得したJ・K・シモンズ演じる音楽の“狂人”教師フレッシャーとの鬼気迫る演技対決は、世界中から絶賛された。そのマイルズが本作で演じるのは、後にMr.ファンタスティックとなる、天才的な発明オタクのリード・リチャーズ。自分が夢見た発明が大きな事故を招き、多くの犠牲を払い、培ってきた仲間との友情も決裂。また、予想だにしなかったゴムのような伸縮自在の体という特殊能力に苛まれるだけでなく、地球を飲み込む異次元からの脅威にもさらされることになる。そんな『セッション』超えの過酷な状況は、まさに彼にはハマり役なのかもしれない。本作について、マイルズは「大勢のファンのいるコミックだということは知っている。彼らは問題を抱えた最初のスーパーヒーローだからね。彼らは誰よりも人間くさい。僕が演じるのは、有名になる20年前の姿。集中力があって、高い知能を持っている。一番頭の切れる人物でいることは大きな資産。大きな力だ。でも、それだけ優秀だと、自分を理解してくれる人は少ないから、自分の殻に閉じこもる人として演じた。彼はクールな若者になろうとはしていない」と、まず作品と役柄を分析。さらに、「リードの望みは、物質転送装置“クオンタム・ゲート”を作ることだけだ。それが彼を駆り立てる。彼は本当のパイオニアなんだ」と熱弁を振う。彼が演じたリードは、どこかドラマーとしての成功を追及した『セッション』のニーマンと共通点を感じるキャラクターなのだ。そのリードを中心とした、特殊能力を得た4人の若者たちの友情と葛藤、そして彼らが力を合わせた大スペクタクルのバトルに、ますます期待が高まる。『ファンタスティック・フォー』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月01日フレッドペリー(FRED PERRY)が8月28日、ラフ・シモンズ(Raf Simons)とのコラボレーションによる「Raf Simons×Fred Perry」の12シーズン目となるコレクションを発売した。クラシカルなフレッドペリーのアーカイブウェアに、ラフ・シモンズのモダンなエッセンスが融合した同コレクション。鮮やかなモダンアートからインスピレーションを得て製作されており、アクセントとなるカラーと大胆なパターン使いが特徴のコレクションに仕上げられた。ラインアップは、ボディを横切るラインアートが印象的なTシャツ、ジップフロントシャツや、マルチカラーのステッチがあしらわれたシャツにセーター、アシンメトリーなラインが描かれたVネックタンク、ブラックとポーセリン、同色のブランディングが施された2種のトラックジャケットなど。ブラックに鮮やかなオレンジのライナー使いが印象的な、取り外し可能な「RAF SIMONS FRED PERRY」ロゴ入りのキーリングが袖に付属されたボンバージャケットも登場する。取り扱いは、東京・原宿と大阪・南船場のLaurel Wreath Shop、一部限定されたショップおよびオンラインショップにて。
2015年08月28日"Dior and I" ©A Design Film Festival2015アジア初の「デザイン」をテーマにした映画祭「A Design Film Festival 2015(デザイン・フィルム・フェスティバル)」がシンガポールで開幕。映画を通してデザインのプロセスを幅広く広め、自国並びに世界中の才能を世に発信していくこの祭典は、2015年9月5日~9月13日の期間に開催。デザイン・フィルム・フェスティバルとは808 ©A Design Film Festival様々な分野のデザインに精通する学際的なデザインスタジオ「Anonymous」がオーガナイズし、2010年から始まったデザイン・フィルム・フェスティバル。受賞歴のある著名なデザイナーらによって2005年に設立され、政府やスポンサーから完全に独立したスタンスを保つAnonymousは、独自の企画でこの祭典を取り仕切っている。その目的は3つ。映画を通してデザインのプロセスをプロから素人まで幅広く広めること、デザインの分野全体に連帯感を浸透させること、自国及び世界の才能を世に示すことだ。近年では、シンガポールを越えてバンコク、ニューヨークにも映画祭の拠点を拡大し、シンガポールのデザインの分野での認知に、高く貢献している。2015年のテーマは「Depth and Width」Barbicania ©A Design Film Festival「より深く、より広く」というテーマを掲げられた今回の映画祭は、過去最大規模。更に、2か所のシアターを会場とする初の試みも。2015年9月5日、6日は、大規模改装されたばかりの歴史的建造物「Capital Theatre」で、9月11日~13日は、オーチャードの「Shaw Theatres LIDO」で開催。150もの映画作品の中からAnonymousによって厳選された、7つのアジアプレミア作品、2つのシンガポールプレミア作品、そして東南アジアプレミアの1作品から成る全10タイトルが上映される。中でも注目なのは、「Dior and I」。Raf Simons(ラフ・シモンズ)が世界的ブランド「Christian Dior(クリスチャン・ディオール)」の主任デザイナーとなって初の、オートクチュールコレクションの舞台裏を描いたもの。ファッションハウスの裏側や、彼のデザインに対する愛情が描かれる。「The Salt of the Earth」は、写真家Sebastião Salgado(セバスチャン・サルガド)のアマゾンにおける生態保護活動の40年の記録を描く。彼の息子Juliano Ribeiro Salgado(ジュリアーノ・リベイロ・サルガド)らによって制作されたこの作品は、2015年アカデミー賞のベストドキュメンタリー賞を受賞している。The Salt of the Earth ©A Design Film Festivalその他、上映作品についてはこちら>限定記念グッズにも注目今回の映画祭では初の試みとなる、デザインメーカー「Supermama」とのコラボレーションが実現。シンガポールでデザインされたものを、日本の伝統技術で形にするオリジナル作品を手掛けるこのブランドは、有田焼とのコラボプレートで有名。この映画祭では、10種類のデザインの「足袋」が発売される。足袋の製造には奈良の工房が協力している。既にバンコクで7月に開催され、タイのクリエイティブ界の世界進出に重要な機会を与えたと賞賛されたこの映画祭は、9月のシンガポールの後、10月にニューヨーク・ブルックリンでの公演も待っている。デザインにおいてもアジアのハブ国となるべく躍進を続けるシンガポール。デザイン・フィルム・フェスティバルで、その勢いを目の当たりにしてみては。チケット情報はこちら。
2015年08月24日16日(現地時間)、ハリウッドのボウリング場でチャリティー・ライブが開催され、ジョニー・デップが「キッス」のジーン・シモンズらと共演した。このイベントは、外科手術が必要にも関わらず家族が費用を払えずにいる子どもたちに手術を提供する慈善団体「Mending Kids」を支援するもので、ジョニーたちとエクストリームのヌーノ・ベッテンコート、元「ガンズ・アンド・ローゼズ」のギルビー・クラークらが共演した。ジョニーがステージ上では一言も話さず、アリス・クーパーの「School’s Out」を演奏。その後、ジーンも加わって、1,000ドル(約12万円)の寄付を申し出た観客10人をステージに上げ、「キッス」の「Rock And Roll All Nite」を演奏した。この10人の中にはジーンの息子と娘もいた。ジョニーは「Mending Kidsは子どもたちの人生を変えるだけではなく、医療ケアを必要とする発展途上国にも変化を与えています」と後にコメントを発表した。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第5作の撮影を無事に終えたジョニーは、音楽活動に力を入れ始めたようで、来月にはアリスや「エアロスミス」のジョー・ペリーらと結成したバンド「The Hollywood Vampires」のライブを予定している。(text:Yuki Tominaga)
2015年08月19日