「シモーヌ」について知りたいことや今話題の「シモーヌ」についての記事をチェック!
フランスで10週連続トップ10入りのロングランヒット、240万人を動員し2022年国内映画の年間興行成績No.1の記録を打ち立てた映画『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』。本作で描かれるのは、女性の権利のために闘い続け、フランス人に最も敬愛された女性政治家シモーヌ・ヴェイユ。その功績は劇中でも語られている。新聞の人気ランキングでは俳優やコメディアンに並んで上位ランキング入り、亡くなった際には国中がその死を悲しみ、国葬が執り行われ、偉人たちの眠るパンテオンへ合祀されたシモーヌ・ヴェイユ。なぜ、彼女はそれほどまでにフランス国民に敬われ愛されたのか。本作ではシモーヌがひとつひとつ勝ち取った闘いと功績の数々が描かれている。■「大切なのは尊厳を守ること」1957年、シモーヌが刑務所の管理を担う司法官のとき。「女性は刑務所内に連れていけない」と所長らに妨害されても、不衛生な環境の改善、診療所や図書館の設置に奔走し、囚人たちの精神と健康を守った。また、当時フランス領だったアルジェリアの独立運動で収容された女性テロリストたちを、人間扱いされず拷問を受けている極悪なアルジェリアの刑務所からパリの刑務所に移送した。■「喜んで中絶する女性はいません。中絶が悲劇だと確信するには、女性に聞けば十分です」最も知られているのが、1974年、保健大臣として実現した人工妊娠中絶の合法化。合法化される以前は中絶は犯罪とされ、国外や闇での違法手術による被害者は年間30万人にも及んだ。男性ばかりの国会では反対意見が大半を占め、アウシュヴィッツの生存者であるシモーヌには「人体解剖を行ったナチスの医師と同じだ」などと酷い言葉を投げた者も。シモーヌは怯まず、レイプによる被害者や若いシングルマザーの窮状を訴え、情勢をひっくり返し、後に彼女の名前を冠してヴェイユ法と呼ばれる中絶法を勝ち取った。■「皆 選挙に勝つことに必死になりすぎて当選すると目的を忘れる。私は違うわ。政治家じゃないもの」1979年、欧州議会選挙に出馬し、女性初の欧州議会議長に就任。理事部の大半が男性で、猛反対を浴びるも「女性の権利委員会」の設置を実現。■「人類にとって苦難の世紀だからこそ、エイズは人道的に対応すべきです」1994年、再び保健大臣に任命されたシモーヌは、訪れたブルッセ病院で周囲の反対を押し切り、エイズ患者と2人きりで話して彼らの不遇な扱いを知りショックを受け、その後、国連でのエイズサミット開催にこぎつけた。また、映画では描かれていないが、シモーヌは再び保健大臣に就任した際、無痛分娩を含む出産費用を無償にし、女性の妊娠による経済的負担を軽減。1990年代に本格的に少子化問題に取り組んだフランスは出生率の低下を反転し、EU内で最も高い出生率を誇る。『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』は7月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月09日2022年フランス国内映画年間興行成績1位の話題作『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』が、7月28日(金)より公開されることが決定。日本版ビジュアルと予告編が解禁された。1974年パリ、カトリック人口が多数を占め、さらに男性議員ばかりのフランス国会で、シモーヌ・ヴェイユ(エルザ・ジルベルスタイン)はレイプによる悲劇や違法な中絶手術の危険性、若いシングルマザーの現状を提示して「喜んで中絶する女性はいません。中絶が悲劇だと確信するには、女性に聞けば十分です」と圧倒的反対意見をはねのけ、後に彼女の名前を冠してヴェイユ法と呼ばれる中絶法を勝ち取った。1979年には女性初の欧州議会議長に選出され、大半が男性である理事たちの猛反対の中で、「女性の権利委員会」の設置を実現。女性だけではなく、移民やエイズ患者、刑務所の囚人など弱き者たちの人権のために奮闘。「フランス人に最も敬愛された女性政治家」と呼ばれた彼女のその信念を貫く不屈の意志は、かつてアウシュビッツ収容所に送られ、“死の行進”、両親と兄の死を経て、それでも生き抜いた壮絶な体験に培われたものだった…。『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』に続き世紀の女性を描く3部作の渾身のラストとしてオリヴィエ・ダアン監督が完成させた本作は、公開初週No.1に躍り出た後10週連続トップ10入りのロングランヒット、240万人を動員し2022年フランス国内映画の年間興行成績No.1の記録を樹立した。シモーヌが2017年に89歳でその生涯を閉じた際には、国中が死去のニュース一色に。国葬が執り行われ、シモーヌはキュリー夫人などの偉人たちが眠るパンテオンに5人目の女性として合祀された。本作のヒットによって、彼女がいまも国民に敬愛されている存在であることが証明された。解禁された予告編では、家庭に入り学業を断念した母が幼いシモーヌに「勉強して自立しなさい。女性も働かないと」と言い聞かせる場面から始まり、16歳で家族とともにアウシュビッツ強制収容所に送られ壮絶な体験を強いられた記憶が描かれている。生き延びたシモーヌは結婚し子育てをしながらパリ政治学院を卒業し、周囲に反対されながら、男性優位社会の中でキャリアを積んで司法官となり、劣悪な刑務所内の環境や囚人たちの待遇の改善に奔走する。やがて政界入りし保健大臣となった彼女が、反対派多数の中、中絶法成立のために闘う姿、欧州議会で弁舌を振るう姿が次々と映し出され、シモーヌの誇り高き不屈の人生が垣間見える予告編となっている。主演のエルザ・ジルベルスタインはシモーヌを演じるにあたり、8kg増量して本作に臨んだ。その威厳ある演技はもちろん、ファッションも愛したというシモーヌ・ヴェイユのスタイリッシュな衣装も見逃せない。当時を再現した豪華な美術にも注目だ。併せて解禁となったビジュアルは、シモーヌがフランスから強制収容されたユダヤ人の名前が刻まれた「Wall of Names」を見つめる姿を切り取った場面写真からデザインされた。トリコロールの色調がシモーヌを包み込み、「世界を変えた、崇高なる不屈の魂」というキャッチコピーが添えられている。『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』は7月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年04月25日メゾン・ジー・シモーヌ(Maison J.Simone)の2023年秋冬コレクションが発表された。大胆不敵な“ヴィラン”に魅せられてメゾン・ジー・シモーヌは、フランス・パリ出身のデザイナー、ジュード・フェラーリが手掛けるウィメンズ&メンズのファッションブランド。シルエットは力強く、カラフルで、オリジナリティとユーモアを備えた、着る人に自信をもたらすようなウェアを提案している。そんなメゾン・ジー・シモーヌが今季のテーマに掲げるのは、アメリカン・コミックスなどに登場する悪役キャラクター「ヴィラン」。ジョーカーやシルバー・セーブル、ブラック・ウィドウ、ヴァーティゴといったキャラクターをインスピレーション源に、彼らのダークで大胆な美学と、ストリートファイターの美学を洋服に落とし込み、現代風にアレンジした。キャラクターのエッセンスを洋服にコレクションを構成するのは、各キャラクターのエッセンスを表現したという、エッジィで洗練されたアイテム。中でも目を引くのは、キャラクターを全面にあしらったボリューム感のあるコートだ。コートの内側は鮮やかなヒョウ柄で彩って、より大胆な印象に。さらに筋肉をデザインしたトップスやスカート、ロングブーツと組み合わせて、今季を象徴するような遊び心あふれるルックを完成させた。個性あふれるプリントを用いたアイテムは、ほかにも散見された。マーブル模様を全面に描いたホルターネックドレスや、不規則なドットを描いたワンピース、トラ柄のもこもことしたパンツなど、いずれも個性的かつエネルギッシュなデザインで、ゲームの中に登場するキャラクターを彷彿とさせる。大胆でいてエレガントなカッティング上品な肌見せを実現するディテールにも注目。裾や袖にファーをあしらったボディースーツは、胸元にカッティングを施して魅惑的なムードを演出。シャツ型のセットアップは、腰部分の左右を切り取ることで、女性らしさを感じさせるアイテムへと昇華させている。コレクションを彩る小物ユニークな小物使いも、今季のムードを加速させる。ブランドロゴが目を引くベルトや、鮮やかなタイ、フィーチャーリスティックなサングラス、マタドールを思わせる帽子など、存在感のあるピースがコレクションを引き立てていた。
2023年03月18日アカデミー賞の前哨戦の1つである、第78回ゴールデン・グローブ賞授賞式が現地時間2月28日に開催され、『ノマドランド』がドラマ部門作品賞を受賞した。テレビの部ドラマ部門ではNetflixの「ザ・クラウン」が作品賞、主演男女優賞を独占、さらに助演女優賞も受賞、Wノミネートだった主演女優、助演女優賞の候補者を除いて全て制覇した。『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督は「つらい人生を歩んでいる全ての人々に、この作品を贈ります。さよなら、とは言いません。また会いましょう、と言います」とスピーチしたジャオ監督は監督賞も受賞。アジア系アメリカ人女性として初であり、さらに女性監督の受賞は1984年のバーブラ・ストライサンド(『愛のイエントル』)以来、2度目の快挙だ。ドラマ部門主演男優賞を受賞したのは、昨年43歳の若さで亡くなったチャドウィック・ボーズマン(『マ・レイニーのブラックボトム』)。妻のテイラー・シモーヌ・レドワードが代理で受賞した。同主演女優賞は『The United States vs. Billie Holiday』(原題)のアンドラ・デイが受賞した。助演女優賞のジョディ・フォスター(『The Mauritanian(原題)』)など、下馬評とは異なるサプライズ受賞がいくつか飛び出し、映画部門で最多6ノミネートされた『Mank/マンク』は残念ながら、無冠となった。今年はコロナ禍により、例年は1月開催の授賞式が2月末となり、さらに史上初の試みとして、ニューヨークとロサンゼルスに会場を分け、ティナ・フェイとエイミー・ポーラーが米国東西両岸から2元中継で司会を務めた。米国の東西両岸の会場のセットでティナとエイミーはオープニング・トークを実施。ティナ・フェイは授賞式直前に報道された、賞を主催する団体「ハリウッド外国人記者協会(HFPA)」の会員の人種の偏りや映画会社による豪華な接待疑惑などについて「HFPAは90人程度のインターナショナルな、黒人抜きのジャーナリストによる構成で、彼らはいい生活を求めて、毎年映画の取材旅行に出かけています」「では、ヨーロッパの変人たちが今年は何を選んだのか見てみましょう」と踏み込んだ。最初に発表になったのは映画部門の助演男優賞。昨年の助演女優賞受賞者のローラ・ダーンがプレゼンターとして、ロサンゼルスの会場であるビヴァリー・ヒルトンに登場、『Judas and the Black Messiah』(原題)のダニエル・カルーヤの受賞を発表した。自宅で待機していたダニエルがZOOMでスピーチを始めたのだが、いきなり接続が悪くて音声が聞こえない。ローラ・ダーンが「中継がうまく行かないようです」と一旦切り上げたが、ダニエルは「繋がってるよ!」と言い続けて、再び画面が戻り、スピーチすることができた。他の候補者たちもZOOMで参加し、ビル・マーレイ(『オン・ザ・ロック』)はシャンパングラスを掲げて祝福。自宅で家族や親しい人々と参加した候補者たちはいつもよりリラックスした表情。スピーチの最中も彼らが受賞者に寄り添い、時には子どもたちがハグしたり、和やかな雰囲気だった。受賞を逃した候補者のリアクションも例年より大きめ。テレビの部のドラマ部門で「ザ・クラウン」のダイアナ妃を演じたエマ・コリンの主演女優賞受賞を、同部門候補だった共演者のオリヴィア・コールマン(「ザ・クラウン」)は自分のことのように喜んでいた。セリフの大半が韓国語であることから、作品賞ではなく外国語映画賞候補になり、見事受賞を果たした『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督は自宅から幼い娘と一緒に参加。アメリカに移民した韓国人の一家を描く半自伝的な作品について「この子のために作りました」とスピーチ。映画について「自分たちの言葉で語ることを学ぼうとする家族の物語です。それはどのアメリカの言葉や外国の言葉よりも深い、心の言葉です」と語った。映画の部<ドラマ部門>作品賞『ノマドランド』主演女優賞アンドラ・デイ(『The United States vs. Billie Holiday』)主演男優賞チャドウィック・ボーズマン(『マ・レイニーのブラックボトム』)<コメディ・ミュージカル部門>作品賞『続ボラット栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(Amazon Prime Video)主演女優賞ロザムンド・パイク(『I Care a Lot』)主演男優賞サシャ・バロン・コーエン(『続ボラット栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』)アニメーション作品賞『ソウルフル・ワールド』(Disney+)外国語映画賞『ミナリ』助演女優賞ジョディ・フォスター(『The Mauritanian』)助演男優賞ダニエル・カルーヤ(『Judas and the black Messiah』)脚本賞アーロン・ソーキン(『シカゴ7裁判』)監督賞クロエ・ジャオ(『ノマドランド』)作曲賞『ソウルフル・ワールド』トレント・レズナー、アッティカス・ロス、ジョン・バティステ歌曲賞「lo si(Seen)」(Netflix『これからの人生』)テレビの部<ドラマ部門>作品賞「ザ・クラウン」(Netflix)主演女優賞エマ・コリン(「ザ・クラウン」)主演男優賞ジョシュ・オコナー(「ザ・クラウン」)<ミュージカル/コメディ部門>作品賞「シッツ・クリーク」主演女優賞キャサリン・オハラ(「シッツ・クリーク」)主演男優賞ジェイソン・サダイキス(「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」)<リミテッドシリーズ/テレビ映画部門>作品賞「クイーンズ・ギャンビット」(Netflix)主演女優賞アニャ・テイラー=ジョイ(「クイーンズ・ギャンビット」)主演男優賞マーク・ラファロ(「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」)助演女優賞ジリアン・アンダーソン(「ザ・クラウン」)助演男優賞ジョン・ボイエガ(「Small Axe」)セシル・B・デミル賞ジェーン・フォンダキャロル・バーネット賞ノーマン・リア(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ソウルフル・ワールド 2020年12月25日よりDisney+(ディズニープラス)にて配信©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.ノマドランド 2021年3月26日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved.【Netflix映画】シカゴ7裁判 2020年10月9日より全国にて公開【Netflix映画】マ・レイニーのブラックボトム 2020年12月18日よりNetflixにて配信ミナリ 2021年3月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24
2021年03月01日先月15日、75歳の父ロッキー・ジョンソンを亡くし、悲しみに暮れていたドウェイン・ジョンソンにとって、久しぶりにうれしいニュースが舞い込んだ。長女のシモーヌ(18)が、WWEのスーパースターになるべく、WWEパフォーマンス・センターでトレーニングを開始したという。WWEのツイッターアカウントが発表した。曽祖父ピーター・メイビア、祖父ロッキー、父ドウェインとレスラーが三世代続いていたジョンソン一家を、シモーヌが四代目として引き継ぐことになる。シモーヌは「謙虚な気持ちになっている。感謝もしているし、準備万端」とインスタグラムで意気込みを語り、ドウェインもシモーヌとハグしている写真を投稿し、シモーヌがWWEと契約したことを祝福し、四代目レスラーとして人生を切り開いていく娘にエールを贈った。WWEのコーチ陣のリーダー、マット・ブルーム氏は、「シモーヌはこれからたくさんのことを学ぶ必要があるとわかっている。コーチやベテランのスーパースターたちから良い所を吸収しようという意欲がすごい」と見ている。シモーヌはドウェインが1997年から2008年まで結婚していた元妻ダニー・ガーシアさんとの間に生まれた子ども。ドウェインは昨年8月に長年のパートナー、ローレン・ハシアンさんと結婚し、シモーヌのほかに2人の娘をもうけている。(Hiromi Kaku)
2020年02月12日ラコステ(LACOSTE)の2020年春夏コレクションが、2019年10月1日(火)、フランス・パリで発表された。メンズ&ウィメンズの合同ショーである。会場はローラン・ギャロスの新コート2019-20年秋冬コレクションでデビューショーを行ったクリエイティブディレクター、ルイーズ・トロッターによるセカンドシーズン。舞台となったのは、ブランドとも縁の深い、テニス全仏オープンの会場ローラン・ギャロスだ。ランウェイを設置したのは、2019年にオープンした新コート「コート シモーヌ・マチュー」。オートゥイユ温室庭園に隣接し、緑の木々に囲まれた会場内では、ショーが始まる直前まで、ラコステのアイコニックなポロシャツを纏ったプレイヤーたちがテニスを楽しんでいる。テニス&ゴルフウェアを再構築今季ルイーズ・トロッターが取り組んだのはブランドの原点でもある“テニス”と“ゴルフ”、この2つのスポーツウェアを再構築すること。ジョン・F・ケネディ・ジュニアや、創業者ルネ・ラコステと同様にテニス世界女王として知られるスザンヌ・ランランがラコステのポロシャツを着用したシーンにインスピレーションを得たものでもあり、どこか懐かしいノスタルジックなムードも感じさせる。シルエットはゆったりとしたものが主流で、ポロシャツは肩の位置をぐっと落としたオフショルダーのビックサイズ。襟付きのワンピースは、地面についてしまうほどのロングレングスだ。またテーラードジャケットも度々投入されており、リラクシングなスポーツウェアにエレガントなムードをプラスしている。ポロシャツはクロコダイルをビックサイズに1927年の誕生以来ラコステのアイコンとなっているピケ素材のポロシャツは、ニットやレザーと組み合わせることによりアップデート。ロベール・ジョルジュが1926年にデザインしたラコステのクロコダイルモチーフは、大きくデフォルメして胸元にオン。ポロシャツはカラーブロックを採用したプレイフルなデザインに仕上がっている。パステルカラーに幾何学模様でアクセントカラーはパステルグリーン、ブルー、ピンク、イエローなど、爽やかなカラーが中心。またカラーブロック以外にも、アールデコを彷彿とさせるジオメトリックなドレスや、“L”のモノグラムをあしらったポロシャツなどが顔を出し、コレクションにリズムを生み出していた。
2019年10月05日ドウェイン・ジョンソンの長女シモーヌが、父のようにレスラーを目指しているという。7月10日火曜日(現地時間)、情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演したドウェインがうれしそうに語った。ドウェインが前妻のダニー・ガルシアとの間にもうけたシモーヌは、16歳にしてすでに有名モデル事務所の「IMG」と契約し、今年のゴールデン・グローブ賞ではアンバサダーを務めた。このままエンタメ業界に突き進むのかと思いきや、目下の目標は「WWEのレスラーになること」だそうで、ドウェインによれば「すでにトレーニングを始めている」とのこと。シモーヌが父に夢を明かしたのは、ドウェイン主演『スカイスクレイパー』の撮影で香港と北京に滞在していた時とのことで、プロレスラーになるという考えを「すごく気に入った」というドウェインは、娘と「かなり話し合った」そうだ。そして「ハニー、きみの情熱の対象がなんであれ、俺は応援するぜ!」と約束。「俺にとって、レスリングはすごく合っていた。マディソン・スクエア・ガーデンでキャリアをスタートしたんだ。だから、やってやろうぜ!彼女はチャンピオンになるだろうよ」と期待を膨らませ、最大限のサポートをすることを誓った。(Hiromi Kaku)
2018年07月12日英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の日本公演がまもなく開幕、英国発のふたつの傑作バレエが上演される。主演ダンサーのひとり、プリンシパルの平田桃子に、上演作品の魅力、見どころについて聞いた。英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団チケット情報英国第二の都市といわれるバーミンガムを拠点とする彼ら。「年間130公演のうち、半分以上は英国内外をめぐるツアーなんです」と話す平田だが、3年ぶりとなる日本公演には、やはり格別の思いを抱いているよう。「前回とはメンバーもがらりと変わり、私はいまや年長のほう。皆を引っ張っていかねばというプレッシャーもあります」と、その重圧をはねのけるかのように、華やかな笑顔を見せる。前芸術監督、ピーター・ライトが手がけた『眠れる森の美女』で幕を開ける日本公演。平田はつづく後半の演目『リーズの結婚』に主演する。英国バレエの巨匠、フレデリック・アシュトン(1904~1988)の代表作のひとつで、「英国ならではの、ストーリー性の強い、楽しさにあふれたバレエ」とその魅力を説く。舞台は、のどかで美しい田園風景のなか。平田演じるリーズが、金持ちの息子との結婚をすすめる母シモーヌに反発、恋人コーラスと結ばれるまでの騒動を描くコメディ色たっぷりのバレエだ。「リーズは、ちょっと私と似ているかもしれません。天真爛漫で、恋におちたらもう──(笑)!地のままでいけるんじゃないかなって思います」と笑うが、「いろんな要素、いろんな魅力が詰まった作品。きっと楽しんでいただけます」とも。たとえば、入団した年(2003年)に初めてこの作品で踊った第1幕の雌鶏!「着ぐるみで踊る役なので、動きにくいし、前は見えないし(笑)。でもこれがまさに英国バレエならでは、大きな見どころ。アランの役者ぶりも、シモーヌの木靴の踊りも、コメディならではのタイミングで笑いを誘います。主役ふたりのリボンを使った踊りや最後のパ・ド・ドゥはしっとりと感動的だし、ダイナミックなリフトなどテクニックの見せ場もある」と、話は尽きない。コーラス役を踊るゲスト、マチアス・エイマンの登場も目が離せない。「パリ・オペラ座バレエ団のエトワールとして長年活躍されてきた方ですから、共演すると聞いた時はもう大喜びでした。先週初めて一緒にリハーサルをしましたが、その技術の精確さ、美しさに目が釘付けに。お互いに自然に出てきたものを返し合う──。いい手応えを感じています!」英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団日本公演は5月18日(金)から20日(日)が『眠れる森の美女』、5月25日(金)から27 日(日)が『リーズの結婚』、いずれも東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2018年05月10日ラコステ(LACOSTE)が、フランス・パリでメンズ・ウィメンズの2018-19年秋冬コレクションを発表した。パリ・ファッション・ウィーク3日目の2018年2月28日(水)のことである。今シーズンは、ブランドの創業者ルネ・ラコステにまるわる一つのエピソードから始まった。第二次世界大戦初期多くの人が強制労働を強いられるなか、ルネ・ラコステと妻のシモーヌは、地元の人々を集め、ファミリーゴルフコースの設計を計画。当時農林従事者は徴兵制から守られていたため、このルネの試みは多くの労働者たちの安全を確保したといわれてている。共感、親切、希望を示したこのエピソードを起点に、今季はクリエーションを進めた。会場は、大きな1本の木を囲むように芝が広がっていて、ゴルフコースさながらの開放的なムード。モデルたちは、ゴルフを楽しむ人々のように芝の周りをくるくると回ってキャットウォークする。歩みを進めると、マキシ丈のフード付きレインコートやハンティングポンチョは帆をはるように裾を大きく広げてみせ、サイドにスリットを入れたタートルニット、バックスタイルにもう一枚ニットをかませたトップス、アシンメトリーにカッティングされたスカートなどは風をきるように動きまわる。ルネ・ラコステらのゴルフ場製作の思い出は、プリントやモチーフになって綴られる。フーディコートの上にプリントされたのは、ゴルフコースやクラブハウスなどを捉えたフォト。ニットの上にのっているのは、スイングするゴルフ選手の姿だ。足元はラバーブーツが多用されていて、植木職人たちの姿を想起させる。ブランドのアイコンであるワニのワッペン付きポロシャツは、ストリートテイストにアレンジ。生地をスウェット地にして、裾をアシンメトリーにカットアウトし、遊び心あふれるピースへ昇華させている。
2018年03月03日2月20日にシアタートラムで開幕した『岸 リトラル』。この舞台から発せられる熱量は何なのだろう──。父親の遺体を埋葬するために、旅に出た息子。現実と空想が入り混じり、生と死のはざまで国境も越え、時空をいともたやすく超えてしまう、荒唐無稽な物語の幕がおりたときの客席も巻き込んだ高揚感。『岸 リトラル』は決して万人に喜々として迎えられる芝居ではないかもしれない。が、死してなお息子に悪態をつく父親、息子の空想上の親友である騎士たちも含め、確かにそこには人間が存在する。研ぎ澄まされた深い愛を感じずにはいられない。 刺激的な3時間半の初日の舞台を終えた出演者は言う。舞台『岸 リトラル』チケット情報「旅が始まった!という気持ちです。『お客様が受け止めてくれている』『一緒に旅をしている』という実感が波のように襲ってきました。そして自分たちでは見つけられないゴールに、急に連れて行ってくれた感じがして、とても嬉しかった」と母親ジャンヌと歌う娘シモーヌ役の中嶋朋子。騎士ギロムランと映画監督、盲目の老人の3役をやり終えた大谷亮介は「ほぼ全員が何役も演じるので出ずっぱり、セットも入り組んでいるというハードな芝居をやりきったのは、いろんな感慨があります。特に抽象的なギロムランをどう演じるか、稽古場では苦労しましたが、でも実際に人間には現実だけでなく、頭のなかには空想が常にある。現実をただ辛く描くだけではないこの作品でも、必要な登場人物だと思って演じました」と。ほぼ出ずっぱりの息子役、亀田佳明は「明日またどういう風に挑めるか、ウィルフリードとしては、写し鏡のように相手役の方と向き合うことでしか演じられないと感じています。千秋楽までとにかく瞬間瞬間、高みを目指してウィルフリードとして存在していきたいです」と気持ちはすでに前へ。そして「しゃべる死者」である父、岡本健一は、「いまここに生きている自分たちへのメッセージを、この作品は伝えてくれるような気がしています。この登場人物たちは様々な人との出会いによって人生がいい方向に変わっていく。それと同じように、僕たちも上村くんが船頭となって導いてくれる船に、みんなで全身全霊を込めて信じて乗っかっていく」と、『炎 アンサンディ』でもタッグを組んだ上村聡史の演出力をたたえる。その上村は「難しいか難しくないかでいうと、難しい芝居かもしれないです。でも心地よい爽快感もあって、感覚的に伝わることが大事な作品でもありますので、最後のシーンでのお客様の反応を見て、それを受け取っていただけたのかなと感じています」ほかに、栗田桃子、小柳友、鈴木勝大、佐川和正も時に応じてひとり何役も演じ、レバノン出身の作家、ワジディ・ムワワドの誌的なセリフを劇場に響かせる。果たして父子は、魂の還る場所にたどりつけるのだろうか。3月11日(日)までシアタートラムにて上演、3月17日(土)に兵庫公演。
2018年02月26日美輪明宏の春の舞台公演に、4年ぶりとなる『愛の讃歌~エディット・ピアフ物語~』の上演が決まった。世界的シャンソン歌手ピアフの一生を描くこの舞台は、美輪が自ら作・演出・美術・衣裳・主演を手がけて作り上げてきたものだ。ピアフの生き方に、そしてピアフの歌に、どんな思いを込めるのか。美輪の慈愛が見えてくる。2018美輪明宏版「愛の讃歌~エディット・ピアフ物語~」チケット情報美輪が描くエディット・ピアフの物語は、劇中で歌われる「愛の讃歌」にその魅力が表れている。2014年の朝ドラ『花子とアン』で流れ、紅白歌合戦でも歌われた、美輪の訳詞によるあの歌だ。「エディット自身が作詞した原詞に書かれているのは、“恋”ではなく“愛”です。その違いは、恋は自分本位で、愛は相手本位であるということです。『あなたのためなら命がなくなったって平気よ』という無私の精神で人を愛することを歌っているのが、『愛の讃歌』なのです。そして、そんな詞が書けたのは、エディット自身がそのように人を愛し、愛されたからだと思います。エディットを通して、人を愛するとはこういうことなのだと、両手でしっかりと受け止めていただけたらと思っています」。美輪版が、ピアフを最後に支えたテオ・サラポという人物に強く光を当てているのはそのためだ。20歳下の男性との互いを与え合うような純粋な愛は、きっと、心救われる思いになるはずである。「水に流して」という歌にも、ピアフの生き方は表れる。貧しい生まれから一躍才能を認められ、幾度も奈落に突き落とされながらも自分を高める努力をして這い上がっていった彼女が、良かったことも悪かったこともすべて水に流して再出発しようと歌うその力強さは、大いに励みとなる。「地獄を見た人は強いわけです。それでも今ここに存在しているということは、生きる力があったという証拠なのです。それは私自身にも言えることです。上京して音楽を始めたものの家が破産してホームレスになったり、『ヨイトマケの唄』で素顔で歌えば商品価値がなくなったと干されたり、死にものぐるいでここまできました。だから、エディットの心象風景が手に取るようにわかります」。美輪が演じるピアフが鬼気迫るのは当然なのである。テオ・サラポに木村彰吾、妹シモーヌにYOUと、前回に続くキャストも揃う。「デジタルにシフトしているこの時代、精神は安らぎを求めています。この『愛の讃歌』がみなさんの心の栄養になればと思っています」とよりよきものを目指す。人が、世界が、混迷を続けている今、愛とは何か、生きるとはどういうことか、美輪ピアフは全身で訴える。公演は3月31日(土)から4月15日(日)まで、東京・新国立劇場 中劇場、4月20日(金)愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて。取材・文:大内弓子
2018年01月31日「デアデビル」からはじまり、「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」、そして「アイアン・フィスト」と登場してきたマーベルとNetflixの共同製作によるオリジナルドラマ。このほど、彼ら4人のヒーローがNYを守るために結集する「Marvel ザ・ディフェンダーズ」のキーアートビジュアルが解禁となった。本作は、研ぎ澄まされた究極の感覚を武器に戦う盲目の弁護士“デアデビル”ことマット・マードック、驚異の身体能力を持つ美しき毒舌私立探偵“ジェシカ・ジョーンズ”、人体改造により銃弾をも弾く鋼の肉体を手にした“ルーク・ケイジ”、そして壮絶な修行で獲得した最強の拳を有する“アイアン・フィスト”ダニー・ランドの4人のヒーローが、“ディフェンダーズ”として結集。孤独に戦ってきたヒーローたちが、それぞれの過去や苦悩を抱えながらも力を合わせ、NYにはびこる強大な悪に立ち向かうマーベルの最新ヒーローチームを描く。出演は、“デアデビル”/マット・マードックに『博士と彼女のセオリー』でも知られるチャーリー・コックス、“ジェシカ・ジョーンズ”に「ブレイキング・バッド」「23号室の小悪魔」のクリステン・リッター、“ルーク・ケイジ”に『ミリオンダラー・ベイビー』「グッド・ワイフ」のマイク・コルター、そして“アイアン・フィスト”/ダニー・ランドには「ゲーム・オブ・スローンズ」のフィン・ジョーンズというお馴染み、実力派の4人。先に公開された予告では、これまでバラバラに活動をしていた4人の出会いと、“ディフェンダーズ”としてチームを組んでいく過程が初めて映し出されると共に、それぞれのパワーが活かされたダイナミックかつクールなアクションシーンが大きな話題となった。また、ファンの注目を集めたのは、ディフェンダーズたちの行く手に立ちふさがる最強のヴィラン“アレクサンドラ”の存在。未だ多くの謎に包まれているアレクサンドラを演じているのは、『エイリアン』シリーズのリプリー役でも知られるベテラン女優シガニー・ウィーバー。映画史上最悪の敵ともいえるエイリアンをねじ伏せてきたシガニーが演じるヴィラン“アレクサンドラ”とは、いったいどれほどまでに恐ろしい相手なのか?映像でも、「仲を深めるほど あなたたちは簡単に破滅する」と、4人のディフェンダーズたちを挑発する様子も伺える。ほかにも「デアデビル」シーズン2に登場した美女刺客エレクトラ(エロディ・ユン)、「ルーク・ケイジ」から刑事ミスティ・ナイト(シモーヌ・ミシック)、「アイアン・フィスト」から武術の達人で女性ファイターのコリーン・ウィング(ジェシカ・ヘンウィック)、そして全作に出演している看護師クレア・テンプル(ロザリオ・ドーソン)ら、各作品の人気キャラクターがクロスオーバーして登場、4人と共に新たなマーベルユニバースのドラマを紡いでいく。NYの街を守る新たなマーベルヒーローチームの活躍を、楽しみにしていて。「Marvel ザ・ディフェンダーズ」は8月18日(金)よりNetflixにて全世界同時配信開始。(text:cinemacafe.net)
2017年06月23日マーベルの大人気シリーズ『X-MEN』の史上初となるTVシリーズ「レギオン」が、FOXチャンネルにて放送されることが決定。プロフェッサーXの息子という主人公を、『美女と野獣』の“野獣”役に抜擢されたダン・スティーヴンスが務める。幼いころから幻覚と幻聴に悩まされ、精神病院で治療を受けていたデヴィッド・ハラー。入院先での功を奏さない治療に諦めを感じていたころ、同じく入院患者となったシドという女性に出会ったことをきっかけに、彼の暮らしに希望が芽生える。しかし、個室で謎の男性から尋問を受ける羽目になったデヴィッドは、病院で起きた“ある事件”を思い返し、不可思議な記憶の数々に悩まされ…。本作は、『X-MEN』の史上初となるTVドラマシリーズ。地上最強のテレパス(他人の精神を自在に操ることができる能力者)であるプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの息子である主人公デヴィッド・ハラーに焦点を当てながら、彼に秘められた強大なパワーを取り巻く不可思議な運命を描いていく。第1作目『X-メン』や最新作『X-MEN:アポカリプス』などで原案や脚本、監督などを務めてきたブライアン・シンガーをはじめ、これまで映画シリーズを作り上げてきたスタッフが集結。さらに、エミー賞とゴールデン・グローブ賞作品賞をW受賞した大ヒットドラマ「FARGO/ファーゴ」で脚本・製作総指揮を務めたノア・ホーリーも製作総指揮として参加。強力なクリエイター陣により、『X-MEN』のダークでミステリアスな側面を色濃く表現しながら、独創的な世界観と映像表現で、いままでと一味違った『X-MEN』の世界を誕生させた。自分自身も、父チャールズも息子であることを知らず、統合失調症の疑いから幼少期より精神病院で治療を受けている主人公デヴィッド・ハラーを演じるのは、「ダウントン・アビー」で青年弁護士マシュー役を熱演し人気を博した英国イケメン俳優ダン・スティーヴンス。4月公開のディズニー実写版『美女と野獣』の野獣役にも大抜擢された、いま最も注目されている俳優の1人だ。さらに、ドラマ「FARGO/ファーゴ」でシモーヌ役を演じたレイチェル・ケラーがヒロイン役シド・バレットを演じ、「24」の大統領夫人役で知られるエミー賞受賞のベテラン女優ジーン・スマート、『ダーティ・グランパ』などのオーブリー・プラザら実力派の役者たちも重要な役回りを務め、ミステリアスな世界観を支える。「レギオン」は2月9日(木)23時~毎週木曜にFOXチャンネルにて放送スタート(※第1話は15分拡大放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年02月05日今春に第2子を授かり、現在『バイオハザード』シリーズの最終章を撮影中、最新作『サバイバー』の公開が控えるミラ・ジョヴォヴィッチ。また、同じく今春に第4子となる養女を迎えたばかりの『ミケランジェロ・プロジェクト』のケイト・ブランシェット。この秋は、女優としても第一線で活躍するママたちが、それぞれの“現場”で戦っている様子。最強の“ママ女優”2人を、それぞれの最新作の場面写真と共にシネマカフェがご紹介!■ミラ・ジョヴォヴィッチ「アクションが止まらない!」『フィフス・エレメント』でセンセーショナルなデビューを果たし、『バイオハザード』シリーズの“アリス”が代名詞となっているミラ。一転、本作でミラが演じたのは、ロンドンの米国大使館で働くエリート外交官のケイト・アボット。軍隊経験もあり、アメリカへの不正入国を狙うテロリストたちを阻止することが任務という、まさに戦う女性!対する悪役は、先代の“ジェームズ・ボンド”ことピアース・ブロスナンだ。現在39歳のミラは、夫であるポール・W・S・アンダーソン監督との間に第2子となる女児を出産したばかり。4月1日には、自身のインスタグラムで女児の写真を投稿して話題となった。出産の影響で、日本からローラが参加していることでも話題の完結編『バイオハザードVI:ザ・ファイナル』の撮影を延期したことも記憶に新しい。ミラは、「ケイトのサバイバル能力は、彼女の賢さからくるの。とても論理的な思考力の持ち主だわ。アクションが始まるともう止まらない!」と語っており、まさに、女も惚れる聡明な女戦士といったところだ。■ケイト・ブランシェット「崇高な理想に突き動かされた」現在46歳、天才肌の演技派にしてアカデミー賞女優のケイトは、今春、第4子となる養女を迎え、実に3人の息子と1人の娘という4人の子どもたちのママとなった。昨年、『ブルージャスミン』でアカデミー賞「主演女優賞」を受賞して以降、『ホビット 決戦のゆくえ』『シンデレラ』、そして本作とコンスタントに映画出演を続けている。ジョージ・クルーニーが製作・監督・脚本・主演の4役を務めた本作は、ナチス軍に奪われた美術品を取り返すため立ち上がった特殊部隊の実話を映画化。ケイトが演じたのは、略奪品の搬送先を緻密に記録し続けた、勇敢な国立美術館学芸員クレア・シモーヌ役。無数の貴重なアートが埋蔵されている場所への鍵を握る女性で、ジョージやマット・デイモンら特殊部隊の活動を大きく飛躍させた人物がモデルという。ケイトは「彼らは崇高な理想に突き動かされていた。世界中の美術館、博物館で目玉として展示されてきた素晴らしい作品の数々は、彼らが奪還したものなの。それは幾度となく不可能と思われた任務だったわ。実際彼らの行いは勇敢で、私心がなく、驚くべきことだったのよ。彼らが守ったのは歴史なのですから!」と語り、誇り高き女戦士として、穏やかでも激しい知能戦に挑んでいく。『サバイバー』は10月17日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。『ミケランジェロ・プロジェクト』は11月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミケランジェロ・プロジェクト 2015年11月6日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.サバイバー 2015年10月17日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2015 SURVIVOR PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年10月15日新しい映画のショーケースの場、グローバルに活躍する映画製作・配給会社のVIPたちとクリエイターとを結ぶ場として、毎年2万人以上の人々が集う国際映画祭「ビバリーヒルズ映画祭(以下BHFF)」。2013年に13回目を迎える同映画祭に新たに日本部門が開設されることが決定!さらに来年4月に開催されるBHFFに先駆けて、2013年3月、日本にて「ビバリーヒルズ映画祭ジャパン(以下BHFFジャパン)」が開催される運びとなり、8月24日(金)、都内でBHFFジャパンの代表を務める大和田廣樹を始め、BHFFジャパン・チェアマンのフレデリコ・ラペンダ、米BHFFファウンダー兼フェスティバル・ディレクターであるニノ・シモーヌが登壇し、記者会見を行った。新しい才能を発掘すべく、回を重ねるごとに参加者が増えているBHFF。ここに日本部門が開設されるということは、日本の新たな才能が世界へと羽ばたく機会がさらに増えるということ。このことについて、「日本ではいままでも素晴らしいフィルムメイカーを輩出してきました。若いフィルムメイカーたちの夢を叶えられるように全力を尽くしたいと思います」(ラペンダ氏)、「アートには様々な形があるが、そういうものを全て混ぜ合わせて素敵なマジックを作っていきたい」(シモーヌ氏)、「アメリカに新人俳優、監督をどんどん輩出していきたい」と各々の口から、さらなる才能の発掘への意欲が語られた。日本で開催されるBHFFジャパンは長編、アニメ長編、短編(アニメ含む)、ドキュメンタリーの4部門で構成される。ノミネーション作品として選出された各部門5作品、計20作品が同映画祭にて特集上映され、その中から選ばれたファイナルグランプリ1作品が本家のコンペティション部門に正式出品されることとなる。インディペンデントで活動するフィルムメイカーにとって、世界に自分の表現を披露するまたとないチャンスとなる。ハリウッドで活躍するプロデューサーであり、自身も『Bad Guys』(原題)で同映画祭のベストピクチャー賞を受賞した経験のあるラペンダ氏は、受賞後に得た資金で製作したパメラ・アンダーソン主演の映画『Blonde&Blonder』(原題)が都内の街でDVDとなって販売されていたのを目にしたそうで、「BHFFのようなフェスティバルが日本の若いフィルムメイカーの人生、未来を変えられるのでは」と自身の経験の喜びと共に本映画祭に希望を託した。イベントの最後には、ミス・ユニバース・ジャパンとファイナリストたちで結成された演劇ユニット「スポンタニアス」の宮崎京、渡邉小百合、塚本茉莉子、モデルのMiyuとMIZUKIも応援に駆けつけ、和やかなムードの中、記者会見は幕を閉じた。「BHFF」公式サイト(英語):「BHFFJapan」公式サイト(日本語):
2012年08月24日