バリー・レビンソンが『Assassination』を監督することになった。ジョン・F・ケネディの暗殺についてのスリラーで、アル・パチーノとシャイア・ラブーフの出演が決まっている。脚本はデビッド・マメット。マメットが監督を務める予定だったが、レビンソンに任せることになったようだ。マメットとレビンソンは『ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ』でも組んでいる。レビンソンとパチーノは、過去に3本の映画を一緒に作った。撮影開始時期などは未定。文=猿渡由紀
2023年10月19日交際発覚からわずかのシャイア・ラブーフとマーガレット・クアリーが、先週土曜日に破局したという。関係者が「People」誌に明らかにした。女優アンディ・マクダウェルの次女であるマーガレットは昨年10月、歌手である姉レイニーの楽曲「Love Me Like You Hate Me」のMVでシャイアと共演。カップルを演じ、お互いがフルヌードでセックスシーンにのぞんだ。2人はこの共演がきっかけで交際に発展。手をつないでのハイキングなど、デートしている姿が何度も目撃されていた。付き合い始めてまもない昨年12月中旬、シャイアの元交際相手のFKAツイッグスが交際中に性的暴行や精神的な虐待を受けたとしてシャイアを提訴。ほかの元カノや歌手のシーアも同じようにシャイアによる被害を公にした。当時、マーガレットはシャイアに夢中で「彼はみんなが言うような悪い人じゃない」と心配している周囲の関係者をよそに語っていた。しかし、少し時間が経ち、周囲の心配や懸念と向き合い始めたマーガレットは女優業に専念することを決意し、シャイアとの別れを選んだという。なお、2人を結び付けたMV「Love Me Like You Hate Me」は、当初オリヴィア・ワイルドが監督していたことが明らかになった。オリヴィアは編集をめぐりシャイアと揉め、降板。2人はオリヴィアの監督最新作『Don’t Worry Darling』(原題)で監督と主演男優という間柄でもあったが、オリヴィアは自身がMVの監督を降板する前に『Don’t Worry Darling』からシャイアを素行不良でクビにしていたとのこと。代わりにハリー・スタイルズを起用し、現在オリヴィアとハリーは交際中。オリヴィアにとっては全てが順調に進んでいる模様だ。(Hiromi Kaku)
2021年01月08日オリヴィア・ワイルドが、長編監督作の第2弾となる『Don’t Worry Darling』(原題)から主演のシャイア・ラブーフをクビにしていたことが明らかになった。今月初め、カリフォルニア州パームスプリングスでもう1人の主演のフローレンス・ピューが、ハリー・スタイルズと撮影を行っている様子が目撃されていたが、シャイアのクビにより、ハリーは代役としてキャスティングされたのだという。クビになったのは9月のことで、当時は「Deadline」が「シャイアはスケジュール上の都合により“降板”した」と報じていた。実際はシャイアの現場での振る舞いがひどく、オリヴィアやキャスト、スタッフと衝突したため解雇せざるを得なかったそうだ。「Variety」誌によると、『Don’t Worry Darling』の関係者はシャイアのことを「一緒に働きやすい人」とは言えないタイプと語っている。オリヴィアは、監督として態度の悪いシャイアを見過ごせなかったのだろう。それから3か月後、シャイアは元交際相手のFKAツイッグスに性的暴行や虐待で訴えられることに。シャイアが『Don’t Worry Darling』に出演したままだったら、同作に多少なりとも影響が出るのは必至だ。なお、シャイアは現在、アンディ・マクダウェルの娘のマーガレット・クアリーと交際中の模様。20日に空港でキスを交わす姿がパパラッチに撮られている。(Hiromi Kaku)
2020年12月25日シャイア・ラブーフが脚本を執筆、次世代スターのノア・ジュプが人気子役を演じる『ハニーボーイ』。この度、青年の俳優となった元人気子役を演じたルーカス・ヘッジズが宙を飛ぶ(!?)、“あの”大ヒットSFアクション大作『トランスフォーマー』へのオマージュかと思うような冒頭の本編映像が解禁された。ファーストカットでは、主人公・オーティスの青年期を演じるルーカスの不安げな表情で佇む姿から始まる。背後には大破した車やジェット機が映り、煙がたちこめている。突然正面から爆撃が飛んでくると、思いっきり吹き飛ばされるルーカス。撮影スタッフの「カット!」の声とカチンコが映り込み、ロープとハーネスをつけ宙吊りにされたヘッジズの様子からスタントシーンの撮影中だと分かる映像になっている。このシーンを皮切りに、(青年期の)オーティスが自己破壊的な行動をとり始め人生が崩壊していく様が描かれ、自身の苦悩の元凶が父親ジェームズ(シャイア・ラブーフ)だと気づいていく。トラウマを乗り越えるため、オーティスは過去を振り返り始める。大がかりな爆破シーン、ルーカスが着用している革ジャンの雰囲気から、この冒頭映像がシャイアの代表作『トランスフォーマー』のオマージュだと想像できる。『トランスフォーマー』主人公のサムがパニックに陥った時に出る「NO NO NO…!」という口グセからも窺える。監督のアルマ・ハレルは冒頭映像を『トランスフォーマー』のオマージュにした理由について、「ほんの数分で彼のキャラクターを描き出したか った、このシーンを見たら彼が俳優であることを説明する必要もない。映画のテーマの観点から見ても、オーティスの初登場シーンとしても最適だったと思う」と語る。「私から見ると、彼は大きな機械の一部分で、操り人形みたいに扱われるという感じがする。何度吹っ飛ばされても、またもう一度やらされる。彼が全くの無力だということを見せたかった。その様子をあのショットで描き出したかった」と明かしている。操り人形のワイヤーを外して本物の少年になることを望みながらも、(大人なフリをしようと)嘘をつき続け、それで鼻がどんどん伸びていくピノキオをイメージしたともいう大人になったオーティス。一躍ハリウッドスターになったがゆえに、様々なものに縛られ苦悩するオーティスの心中を映し出している。本編ではノア演じる幼少期のオーティスもロープとハーネスを着けられ宙吊りになるシーンがあり、幼少期と青年期、2人のオーティ スのスタントシーンにも要注目。『ハニーボーイ』はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハニーボーイ 2020年8月7日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開© 2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月10日ノア・ジュプ主演『ハニーボーイ』から、シャイア・ラブーフ演じる父ジェームズとノア演じるオーティスが仲良くトランプゲームに興じているシーンの本編映像が解禁。楽しいゲームから雰囲気が一変する瞬間も収められている。今回解禁するのは、主人公のオーティスが父ジェームズとトランプのジンラミーをしているシーン。ゲームが終わり「強いだろ!」と得意げな様子のオーティスに、勝負に負けたジェームズは感情荒ぶるままに、「お前はうそをつくからな!」と吐き捨てる。オーティスは、また始まったと言わんばかりに首をうなだれ「(うそをつくのは)だれでもだ」というが、「俺は違う、俺はうそだけはつかん!」と声を荒げる。そんなジェームズに「手をつないで」と発するオーティス。だが、ジェームズは「そんなマネできるか!ソーダを買ってくる」と言い捨て、家を出ていってしまう…。わが子に対して言葉を選ばず、勝つためなら手段を選ばないジェームズ、冷静に戦局を見定めるオーティス。一見仲の良い親子関係を映す場面だが、突然感情を爆発させる“大人”になりきれていないジェームズと、逆に冷静で“大人”にならざるをえないオーティスの対比がよく顕れた場面となっている。全編を通して、思いはあるのにすれ違う複雑な父子関係が描かれる本作だが、撮影期間中はノア、シャイア、そして成人したオーティス役のルーカス・ヘッジズの3人は、多くの時間を過ごして親しい関係を築いていったという。ノアは家族とともにしばらくのあいだ、シャイアのもとで暮らし、野球観戦を一緒にしたり、ジャグリングを教わったり、ジンラミーや「マジック:ザ・ギャザリング」をして遊び、交流を深めていったとか。ノアは「シャイアのことを友達と呼べることを誇りに思っています。演技について多くのことを学び、シャイアに守ってもらっているってすごく感じました。僕がこれまで会った人たちの中で、一番エキサイティングで、優しくて、面白い人です。また共演する機会があればいいなと思います」とシャイアとの親密な関係を披露、父子の関係というよりは、友人のような距離感だったようだ。また、本編とは違い実際のカードゲームでは、ノアはシャイアに一度も勝てなかったそう。『ハニーボーイ』は8月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハニーボーイ 2020年8月7日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開© 2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月07日2019年サンダンス映画祭を皮切りに世界の映画祭で絶賛の嵐を巻き起こした『ハニーボーイ』。本作でノア・ジュプ演じる“人気子役”の主人公オーティスの10年後を演じたルーカス・ヘッジズが、作品出演に至った経緯と役作りの過程についてのエピソードを語った。子役から一躍ハリウッドスターの仲間入りをしたのち、アルコール依存に陥り、更生施設に入ることに。そこで苦悩の元凶が父親であることに気づき、もがきながらも向き合おうとする青年期のオーティスを演じているルーカス。名作『ギルバート・グレイプ』の原作者・脚本家で、『アバウト・ア・ボーイ』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたピーター・ヘッジズを父に持つ彼は、ウェス・アンダーソン監督『ムーンライズ・キングダム』(2012)で本格的に映画デビュー。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2017)でアカデミー賞助演男優賞に初ノミネートされ、その後も『スリー・ビルボード』『レディ・バード』『ある少年の告白』など、作家性の高い話題作に出演し続け、いまや監督やクリエイターからラブコールが止まない若手実力派NO.1の人気俳優。現在公開中の「A24」製作、トレイ・エドワード・シュルツ監督『WAVES/ウェイブス』では心に傷を抱えた少女に優しく寄りそう恋人役を好演、同じく「A24」製作、9月4日(金)公開のジョナ・ヒル監督『mid90s ミッドナインティーズ』では主人公の兄イアンを演じており、話題作への出演も続々控えている。ルーカスは本作『ハニーボーイ』の出演の経緯について、シャイア・ラブーフが出演するということですぐに関心を持ったという。「彼は非常に重要な俳優で、僕は彼の影響を大いに受けているんです」と回想、ラブーフの外面と内面を捉えるために、本人と接しながら、また彼の出演映画を見ながら観察して研究し、それで得たものから不要だと思えることは全て排除したと語る。「役柄を豊かにすると思えるものをどれくらい取り込むかとか、どこで自分の本能に従うかといったことを、慎重に考えなければなりませんでした。僕が演じるオーティスは、自分の父親が普通の父親らしくなってくれることを望む反面、そんな父親にさえ認められたい、愛を受けたいと思っているんです」と思慮をめぐらす。また、監督のアルマ・ハレルについては「アルマに初めて会ったとき、神秘的なつながりを感じました。そのとき彼女と、仕事を通して自分自身をよく知ることについて話したんです。僕は、絶対にこの映画に出演したいと思いました」と回想する。「アルマ・ハレルは、ドキュメンタリー映画の制作を通して、どんな風に撮影すればありのままを捉えることができるかという感覚を研ぎ澄ましてきました。彼女は、良い演技を作り出すことよりも、心理状態や、その瞬間瞬間に興味があるんです。彼女の作品は全て、現実と超現実の間、現実と空想の間の境界線が曖昧になっているようです。その両方の世界の最高の部分を引き出せるんです」と監督の演出方法について絶賛を贈っている。ハレル監督もルーカスの演技だけでなく、作品選びや作品考察について関心しきりだったといい「脚本家か監督かは分からないけどいつか、必ず作り手側になると思います」と今後の転身を予感させるコメントを寄せる。新場面写真では、泥酔して車を運転し事故を起こしたオーティスが更生施設に入り、プールサイドでほかの入居者に混ざらず、やる気のない態度を見せている様子や、自分自身と対峙し苦悩するシーンなど2点、併せて監督と相談中のメイキング写真も到着。更生施設ではPTSDの兆候があると診断され、「まさか」と驚くオーティス。原因を突き止めるために、いままでの思い出をノートに書くようにと言われたオーティスは、過去の記憶を辿り始める…。オーティスは過去と対峙し自分を取り戻せるのかが、見どころの1つとなりそうだ。『ハニーボーイ』は8月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハニーボーイ 2020年8月7日 ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開© 2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.
2020年07月29日2019年サンダンス映画祭を皮切りに世界の映画祭で絶賛の嵐を巻き起こし、賞レースを席巻したシャイア・ラブーフ脚本の話題作『ハニーボーイ』。この度、監督を務めた新進気鋭アルマ・ハレルからのコメントとノア・ジュプ、ルーカス・ヘッジズとのメイキング写真が初解禁された。人気子役として活躍する12才のオーティオスが、マネージャーを務める愛情表現が不器用な父・ジェームズに振り回され、ぶつかり合う日々の中で、そんなオーティスを心配する保護観察官のトム、モーテルに住む隣人の少女、撮影現場の大人たちとの出会いを経て成長していく物語。メガホンをとったアルマ・ハレル監督は1976年、イスラエル・テルアビブ生まれのイスラエル系アメリカ人の映像作家。2011年に発表した『Bombay Beach』(原題)は第15回トライベッカ映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を、2016年の『ラブ・トゥルー』はカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞をそれぞれ受賞。シュールで幻想的な映像表現を得意とし、ドキュメンタリーとフィクションの境界線を曖昧にする独創的なフィルムメイクが特徴。本作では、サンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞するほか、世界各国の映画祭・賞レースに多数ノミネートをするなど、次世代を担う新しい才能として注目を集めた。映画祭で常に話題となる独特な美学で知られる彼女は、最近ではポン・ジュノ監督から「2020年代に注目すべき気鋭監督20人」の1人として名前を挙げられている。ハレル監督はラブーフと初めて会ったときの印象を、「初対面の夜から、本作について取り組み始めたようなもの。私たちは夕食をとりながら、父親についてたくさん話しました。初めて会った時は、映画を作る話はしなかったけれど、すぐにあり得ないほどの親しみを感じ、お互いに共感し合いました」と語る。ラブーフの脚本作りについては、「彼は父親との複雑な関係性を理解し、“赦し“だけでなく、父親が受けるべき”敬意と名誉“を与えたかったのです。彼は脚本を作る上でキャラクター作りに重きを置いていました。ラブーフにとっては、オーティスを書くことが最も大変でした。理由のひとつは、自分自身をよく見せるような描写をしたくなかったから。また、幼いオーティスに共感するのが難しかったからでもあります。当時の彼はとても幼かったけれど、自分自身を子供だとは思っていなかったのです。自分を大人のように感じていたんですね」とふり返る。さらに、「ラブーフは謙虚で、自分からは決してルーカス・ヘッジズやノア・ジュプに口出したがらなかったのです。でも、彼らにはできるかぎりのサポートをしていました。2人からの質問に細かなことまでオープンに話したり。そして2人に自由に演じさせて一緒にオーティスを作り上げるよう励ましていた。こうすることで、オーティスは固有の人格を持つようになったんです」と、ラブーフは撮影中にも多くのサポートをしていたよう。ハレルは映画を作り続ける意義について、「自己表現をすることで、自分を傷つけた人たちを赦すことができて、愛とは何かを理解することができると思っています」と明かす。「私が自分の人生で発見したことは、独創力と想像力を通して赦し、受け入れることが、唯一の脱出方法って言うこと。これが、私の映画すべてに折り込まれていると思います。そしてこの映画を通して、そのことを伝えることの新しい段階に到達できたと思います」と語っている。『ハニーボーイ』は8月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハニーボーイ 2020年8月7日 ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開© 2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.
2020年07月24日2019年サンダンス映画祭を皮切りに世界の映画祭で絶賛の嵐を巻き起こし、賞レースを席巻した、シャイア・ラブーフ脚本の『ハニーボーイ』から、主人公を演じるノア・ジュプの劇中写真が解禁となった。今回解禁された劇中写真は、ハリウッドで人気子役として活躍するノア・ジュプ演じるオーティスが、劇中のTVドラマ撮影で様々な衣装を身にまとう姿が切り取られている。ワイヤーに宙吊りになりながら顔面ケーキを受けたり、頭にホットカール、バスローブの女装姿でセクシーポーズを決めたりと、何でもこなすオーティス。さらに、シルクのパジャマやセレブな毛皮コートに身を包んだ姿、台本を読みながら準備中の姿と、引っ張りだこの人気子役ぶりが伺える七変化画像となっている。また、シャイア・ラブーフ演じる父親・ジェームズとの生活を支えるため働く、オーティスの健気さも垣間見られ、あどけなさと大人っぽさが入り混じった様々な表情が楽しめる場面写真となっている。アルマ・ハレル監督は、ノアがシャイア・ラブーフと一緒に台本の読み合わせに来たとき、彼らがすでに父子になっていることがすぐに分かり驚いたという。「(ノアは)どんなことに関しても真面目に話ができるし、彼はちゃんと理解することができる。ノアはこれまでも多くの作品で成功してきたけれど、本作での役で、これからの数十年を担う強力な俳優としての地位を確立すると思う」と絶賛した。『ハニーボーイ』は8月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハニーボーイ 2020年8月7日 ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開© 2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.
2020年06月25日『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデューサー陣のもと、新人ザック・ゴッツァーゲンとハリウッドの豪華俳優陣で贈る『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』。この度、シャイア・ラブーフが過去の現場をふり返りながら、この愛すべき新作について語るコメントがシネマカフェに到着した。アメリカ南部を舞台に人生で一度きりの特別な旅に出る冒険物語を描いたのは、本作が長編初監督となるタイラー・ニルソンとマイケル・シュワルツ。2人が書き上げた脚本は、『リトル・ミス・サンシャイン』『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』など多くのインディペンデント映画の良作を生み出してきたプロデューサー陣の心を掴み、映画化が実現した。監督・キャスト同士が深く関わりあって、本作を作り上げてきたと語るシャイア。とはいえ、いままでは現場でも監督の指示をあまり聞いてこなかったと過去をふり返る。「私は自分のことしか考えられないタイプの俳優でした。私と仕事をしたことのある監督たちに聞けばわかりますが、彼らとの関わりは、ほとんどありませんでした。監督の言うことに合わせようとしなかったし、話もあまり聞いていませんでした。現場が与えてくれるものに心を開くこともありませんでした」。しかし、今回は自身の中でも一番、監督・キャストと交流したという彼は、「優れた俳優は広い心を持ち、世の中を受け入れるんです。優れた人間も同じです。つまり、優れた俳優や人間というのは、周囲と密接な関わりを持てるんです」と本作を通して得た、新たな考えを明かした。撮影現場では、ダウン症の青年ザックを演じるゴッツァーゲンが自由に演技できるよう、「まず監督が現場にダンスフロアを用意するんです(笑)。ザックがどこをどう動いてもいいように。共演者はそれに合わせないといけない」とジョークを交えつつ、彼の自由な演技に合わせて柔軟に対応してきたという。過去に出演した話題作『ニンフォマニアック』での鬼才ラース・フォン・トリアー監督との現場と比べ、「あの映画は技巧的でした。彼の現場にはホワイトボートがあって、私が歩く場所やカメラの位置が書いてありました。だから、この映画とは正反対ですね」と語る。「フォン・トリアーのあの映画は、彼の独自の手法を取り入れていたので、美的な魅力があります。あれは技巧的なもので、精神的なものではありません。彼は冷たさを好みます。そしてとても重苦しい映画でした。この映画はまったく違います。とても繊細で、温かくて、親しみやすい。重苦しさとは無縁の映画です」と、2作品の違いを分析。そして、「フォン・トリアー監督の作品はその技術に相応しい評価を得たんです。しかしこの映画は、誰も技の名前を知らない、魔法のような作品なんです」と付け加えている。『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』は2月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ピーナッツバター・ファルコン 2020年2月7日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2019 PBF Movie, LLC. All Rights Reserved.
2020年02月06日シャイア・ラブーフ演じる孤独な漁師と、映画初出演ザック・ゴッツァーゲン演じるプロレスラーになる夢を抱くダウン症の青年との交流を描いた『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』。この度、シャイアと、ザックを施設へ連れ戻すためにやってきた看護師を演じたダコタ・ジョンソンとの“口論”シーンが解禁された。プロレスラーになる夢を追い、施設を脱走した青年ザック(ザック・ゴッツァーゲン)。逃亡中のザックはその道中で出会った漁師のタイラー(シャイア)と共に、憧れのレスラー、“ソルトウォーター・レッドネック”のもとへと向かう旅に出る。この度解禁されたのは、そんな中、ザックを施設へと連れ戻すために彼を追う施設の看護師エレノア(ダコタ)が2人を見つけ、タイラーと口論になるシーンの本編映像。口論する2人を離れたところから見つめるザックは、手元にあったエレノアの車のキーを海に投げ捨て、「施設には帰らない」と自身の想いを叫ぶのだ。劇中で息ぴったりの演技を見せたシャイアとダコタ、そして本作が長編映画初出演となるザック。撮影現場に入ったときの様子をシャイアは「共演者たちの迫力に圧倒されました。全員がこの映画にのめり込んでいたんです。本当に没頭していました」とふり返って語る。物語が進むにつれ、家族のような関係になっていく姿を演じるため、常にお互いの側にいて部屋を行き来するようにしていたという3人。シャイアはダコタについて「以前からダコタのファンで、いつか共演したいと思っていました」と念願の共演だったことを明かす。ダコタは出番のない日でも、ザックと一緒に過ごすためだけに現場に残ったようで、そんなダコタとザックが遊ぶ姿を目撃したシャイアは「本当に感動したし、励まされました。この映画スターが、トップクラスの俳優が、南部に来て裸足でこんな風にザックと遊んでいるなんて」と、当時目の当たりにした光景への感動を口にする。「ふたりが現場に入ると、それぞれが抱えている悩みをすべて忘れてしまうほど、夢中になることができました。だからみんな、とても頼りにしていました」と語るシャイア。すっかり仲良しになったダコタとザックの関係に、現場が支えられていたことに触れている。『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』は2月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ピーナッツバター・ファルコン 2020年2月7日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2019 PBF Movie, LLC. All Rights Reserved.
2020年01月15日シャイア・ラブーフが自身の経験をもとに脚本を書き上げ、『クワイエット・プレイス』『フォードvsフェラーリ』出演の子役ノア・ジュプが主演を務める『HONEY BOY』(原題)が公開されることが決定した。TV業界で人気子役として活躍するオーティスは、無職で“ステージパパ”のジェームズと2人暮らし。そんな2人は激しくも特別な絆で結ばれていた。父への誤解、争い、トラウマを乗り越え、もがき成長していく一人の少年の愛とユーモアと感動の物語。オーティスの幼少期を演じるのは、『ワンダー 君は太陽』『クワイエット・プレイス』『フォードvsフェラーリ』のノア・ジュプ。感情的な父親からの愛情と嫉妬と憤りを受ける複雑な親子関係に奮闘する姿を演じる。その後の青年期は、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『レディ・バード』『スリー・ビルボード』のルーカス・ヘッジズが演じ、オーティスに命を吹き込んだ。元ロデオ道化師の父親・ジェームズを演じるのは、『トランスフォーマー』や『ニンフォマニアック』に出演し、『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』の公開も控えるシャイア・ラブーフ。自身の経験をもとに書き上げた脚本は、世界の映画賞で脚本賞を受賞するなど高い評価を得た。『HONEY BOY』(原題)は2020年、全国にて順次公開予定。(text:cinemacafe.net)
2020年01月06日『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデューサーが贈る、シャイア・ラブーフ主演『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』から、メインキャスト3人を切り取った場面写真が解禁となった。孤独な漁師と夢を追う青年が紡ぐ、人生で一度きりの特別な旅を描いた本作。長編初監督作品となるタイラー・ニルソン、マイケル・シュワルツの2名が書き上げた脚本のもとに、『リトル・ミス・サンシャイン』『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』など多くの良作を生み出してきたプロデューサー陣が集結した。今回解禁された場面写真は、ジョージア州サバンナ郊外を舞台に旅するシャイア・ラブーフ、ダコタ・ジョンソン、ザック・ゴッツァーゲンの3人の旅路を切り取っている。ラブーフ演じるタイラーとゴッツァーゲン演じるザックが意気投合し、海辺で無邪気にじゃれ合う姿を収めたカットでは、本作でタイラーを演じるにあたり、実際に地元で伝説と呼ばれるカニ漁師の元で役作りを行ったというラブーフの完全に漁師になりきった姿を確認できる。このほか、ジョンソン演じる看護師のエレノアが施設を抜け出したザックを捜索する中でタイラーと出会う場面や、3人それぞれのピン写真などが公開されている。こうして偶然にも出会った3人はどのような旅を繰り広げるのか。彼らの人間関係がどのように変化していくのか、期待が高まる場面写真となっている。『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』は2月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月12日『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデューサーが贈る『The Peanut Butter Falcon』(原題)が邦題を『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』として公開することが決定。併せて、メイン画像が解禁となった。物語はジョージア州サバンナ郊外を舞台に、ツキに見放された漁師タイラーと、施設から脱走したダウン症の青年ザックが出会い、ザックの夢を叶えるためある目的地へ向かう人生で一度きりの特別な旅を描く。ザックの不在に気づき捜索に向かった看護師エレノアも加わり、旅の過程で深まっていく3人の関係性を温かな目線で映す。2019年4月に開催されたSXSW映画祭でNarrative Spotlight部門の観客賞を受賞後、その評判が話題となった本作。8月のアメリカ公開時にはわずか17館からの公開だったにもかかわらず、高い評価が後押しし、公開6週目には1490館までに拡大上映される大ヒットを記録。また、米映画批評サイトのロッテン・トマトでは、評論家によるトマトメーターが95%、オーディエンススコアが96%と両者ともに高い評価を得ている。本作のプロデューサーには『リトル・ミス・サンシャイン』など多くのインディペンデント映画の良作を生み出してきたアルバート・バーガー、ロン・イェルザ、そしてアカデミー賞4部門にノミネートされた『マッドバウンド 哀しき友情』を手掛けたクリストファー・ルモール、ティム・ザジャロフらが名を連ね、長編初監督作品となるタイラー・ニルソン、マイケル・シュワルツの2名が監督・脚本を務めた。漁師タイラーを演じるのは、『ランナウェイ/逃亡者』『トランスフォーマー』のシャイア・ラブーフ。看護師エレノアには『ソーシャル・ネットワーク』『サスペリア』のダコタ・ジョンソン。そして、ダウン症の青年ザックを本作製作のきっかけとなったザック・ゴッツァーゲンが演じる。共演には、ジョン・ホークス、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ブルース・ダーン、ジョン・バーンサルら実力派俳優が名を連ねている。また、ラッパーのイェラウルフが本作で長編映画初出演を果たしている。今回解禁されたメイン画像には、海に漂ういかだの上に佇むタイラーとザック、エレノアの3人の姿が。彼らの穏やかな様子が、心温まる展開を期待させる1枚になっている。『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』は2月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月12日トロント映画祭初日、シャイア・ラブーフの自伝的映画『Honey Boy』が、メディアと業界関係者に向けて上映された。今作はラブーフが12歳だった頃に焦点を当てたもの。ラブーフは、自ら脚本を書き下ろしたほか、父親役で出演もしている。タイトルの“honey boy”は、父が彼に向かって時々使った呼び名だ。映画は、20代の俳優オーティスが、カウンセラーの指導で過去を見つめ直す形で展開する。彼の問題行動の根本にあるのは、子供時代に受けた父親からの虐待だ。両親が破局した後、オーティスは父親に引き取られ、安モーテルで生活をしていた。生活費を稼ぐのは子役として活躍するオーティス。父は、彼にタバコやマリファナを教えることはするが、どこかに連れて行ってくれることもなく、まともな愛情表現すらしてくれない。父もまた、不幸な子供時代を送り、それを引きずっているのである。大人になってからのオーティスを演じるのは、今最も注目の若手俳優ルーカス・ヘッジズ。子供時代を演じるのは、『クワイエット・プレイス』『ワンダー 君は太陽』のノア・ジュプだ。子役としてキャリアを積み、スピルバーグに見出されて『トランスフォーマー』などに主演したラブーフは、その頃から、自分がこの道に入ったのは「家が本当に貧しく、家計を支えるためだった」と語っていた。その後もオリバー・ストーンなど大物監督から演技力を評価されるものの、近年はプライベートでのトラブルが続出。警察沙汰になった中には、アルコール依存症と思われる事件もあった。そんな彼がすべてを吐き出したと思える今作は、見る人の心に直球で投げかけてくる。演技面ではもちろん、脚本家としても、彼のキャリアが新たなステップへと向かったことを確信させるものだ。この映画祭における今作の公式上映は10日(火)。アメリカでの劇場公開は11月で、日本公開も決まっている。取材・文=猿渡由紀
2019年09月06日ロバート・デ・ニーロとシャイア・ラブーフが、父子を演じることになった。作品は『After Exile』というタイトルのインディーズ映画。この父子はいずれも元犯罪者で、ラブーフのキャラクターは刑務所から出てきたばかり。彼は、強盗の途中に一般人を殺した罪で服役していた。彼の弟もまた悪い道にはまりつつあり、自分の人生を後悔している父は、ふたりの息子が自分と同じ人生を歩むことを止めようとしている。ほかにシャイリーン・ウッドリーも出演。監督はジョシュア・マイケル・スターンだ。撮影は10月にフィラデルフィアでスタートする。デ・ニーロの次回公開作は、マーティン・スコセッシ監督の『アイリッシュマン』。ラブーフが脚本と助演を兼任した自伝的映画『Honey Boy』は、来月のトロント映画祭で上映される。文=猿渡由紀
2019年08月28日フジテレビ系「土曜プレミアム」の“2週連続トランスフォーマー”放送企画。2週目となる7月21日(土)は、シリーズ2作目として2009年に公開された『トランスフォーマー/リベンジ』がオンエアされる。日本発のトイシリーズを実写映画化した2007年公開作『トランスフォーマー』の大ヒットを受け、製作されたのが本作『トランスフォーマー/リベンジ』。本作も大ヒットとなり、シリーズはさらに『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』『トランスフォーマー/ロストエイジ』『トランスフォーマー/最後の騎士王』と10年にわたる長大なヒットシリーズへと成長を遂げた。機械や金属に生命を吹き込むオールスパークを巡って母なるサイバトロンを旅立ち、ここ地球で戦いを繰り広げた正義の戦士「オートボット」と悪の軍団「ディセプティコン」。それから2年後、サム・ウィトウィッキー(シャイア・ラブーフ)は普通のティーンエイジャーの日常に戻り、大学へ進学することに。そのためにガールフレンドのミカエラ(ミーガン・フォックス)を残していくこと、初めて両親と離れて暮らすことに不安を感じ、また友人でありボディガードであるバンブルビーに別れを告げることも重荷だった。大学での新生活に慣れてきたころ、サムは突如、雷が脳に落ちたような幻覚を見るようになる。徐々にその幻覚は形を成し何かを示すサインであるということをサムは確信。再び戦いの渦中に巻き込まれたサムは、太古からトランスフォーマーたちが人類と深く関わっていたことを知ることに。宇宙の運命をも左右する戦いの鍵を握っているのは、ほかでもないサムだった……。前作に引き続き『ウォール・ストリート』『フューリー』などのシャイア・ラブーフ、『ミュータント・タートルズ』などのミーガン・フォックスが続投。監督は『アルマゲドン』などを手がけたほか、シリーズを通してメガホンを取ってきた“ハリウッドの破壊王”マイケル・ベイ。そしてマイケルとともに、『ジュラシック・パーク』シリーズや『レディ・プレイヤー1』のスティーブン・スピルバーグが製作総指揮にあたっている。土曜プレミアム『トランスフォーマー/リベンジ』は7月21日(土)21時~フジテレビ系でオンエア。(笠緒)■関連作品:トランスフォーマー/リベンジ 2009年6月20日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開
2018年07月21日お騒がせ俳優シャイア・ラブーフが、また逮捕されてしまった。いままでにも何回も警察のお世話になっているシャイア。直近の事件は、今年1月に反トランプ運動の一環として動画配信を行っていた最中に、男性に暴行し、逮捕されたことだった。今度はジョージア州サバンナで、公衆で酩酊状態でいたこと、治安を乱したとして、先週の土曜早朝(現地時間)に逮捕された。「People」誌によれば、シャイアは保釈金約80万円を納め、すでに保釈されているという。サバンナ・チャタム メトロポリス警察署が発表した逮捕の理由が驚きだ。酔っ払ったシャイアが近くにいた人にたばこを1本ねだったところ、断られて激怒。女性や子どもたちの目の前で、悪態をついたそうだ。駆け付けた警官にその場を去るようにと言われたにも関わらず、シャイアは拒否し、警官に対しても攻撃的に。ついに逮捕されるとなると、近くのホテルに逃げ込み、さらに無法ぶりを続けたのだとか…。シャイアはダコタ・ジョンソン共演の『The Peanut Butter Falcon』(原題)の撮影のためにジョージア州に滞在していた。昨年10月に女優のミア・ゴスと結婚し、少しは落ち着くかと思われたシャイアだが、一向にその気配はないようだ。(Hiromi Kaku)
2017年07月10日シャイア・ラブーフの最新作『マン・ダウン 戦士の約束』が、先週末にイギリスで公開され、とんでもない売り上げを記録した。悪い方の“とんでもない”である。その売り上げは、日本円にして964円(7ポンド)、チケットが1枚売れただけだった。「Variety」誌によれば、アメリカでの売り上げは約5,000万円だったそうだ。もちろん、この金額も決して「良い結果」ではないのだが…。『マン・ダウン 戦士の約束』はシャイアが2006年に出演した『シティ・オブ・ドッグス』のディート・モンティエル監督と再びタッグを組んだ作品。共演はゲイリー・オールドマン、ケイト・マーラという顔ぶれで、ヴェネツィア国際映画祭やトロント国際映画祭で上映されたものの高い評価は得られなかった。イギリスでは1館だけでの公開だったほかに、同日にデジタル配信も開始したことが売り上げ不振の結果につながったと考えられている。デジタル市場分析を行う「ComScore」のアナリストから、「かわいそうなシャイア。この売り上げはギネス記録級かもね」という切ないコメントが寄せられた。(Hiromi Kaku)
2017年04月05日シャイア・ラブーフが25日午前0時過ぎ(現地時間)、ニューヨークで逮捕された。シャイアはドナルド・トランプ大統領の就任以来、ニューヨークの映像博物館で「He Will Not Divide Us(彼に私たちを分断させない)」と題したライブストリームを続けている。博物館前にカメラを設置し、通行する人たちが「He Will Not Divide Us」とカメラに向かって言うのを24時間、大統領の任期である4年間配信し続けるという趣向だが、25日夜(現地時間)にある男性がカメラに歩み寄って言い放った言葉にシャイアが激怒し、つかみかかった。男性の発言の詳細は明らかにされていないが、男性がシャイアに近づいて彼を讃えた後、「ヒットラーは何も悪いことをしていない」と叫んだ様子がビデオに収められていた。シャイアは男性のマフラーをつかもうとしたはずみで彼を引っ掻いてしまったという。現場には23日(現地時間)からニューヨーク警察の警官が常駐していて、シャイアはその場ですぐに逮捕された。現場にいたシャイアの仲間の1人は「シャイアは私たちを守ろうとしたんです」と話している。シャイアは軽犯罪で警察に記録されることになりそうだが、彼の仲間たちはシャイア不在のまま続けられている。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月27日『裏切りのサーカス』のプロデューサーのもと、シャイア・ラブーフ、ゲイリー・オールドマンら豪華キャストが放つ、戦争がもたらす傷跡と不条理な世界を描いた衝撃作『マン・ダウン 戦士の約束』が2017年2月25日(土)により公開される。このほど、その予告編と場面写真が解禁となった。米軍の海兵隊員ガブリエル・ドラマー(シャイア・ラブーフ)は、妻ナタリー(ケイト・マーラ)と息子ジョナサンを故郷に残し、アフガニスタンへと向かう。戦場での任務は想像以上に過酷なものだったが、故郷で待つ妻と息子の存在がガブリエルを奮い立たせた。やがて、ついにアフガニスタンからアメリカへと帰還する日が。しかし、辿り着いた故郷の街は、建物や橋が崩壊し住人たちの姿も消えていた。まるで異世界に迷い込んだかのように、懐かしき面影がことごとく失われ、がく然とするガブリエル。共に帰還したデビン(ジェイ・コートニー)と、荒廃した街で妻子の行方を探すが…。主人公ガブリエル・ドラマーを演じるのは、『フューリー』『トランスフォーマー』シリーズのシャイア・ラブーフ。久々の主演作となり、アフガニスタンから帰還した米軍の海兵隊員を熱演する。腐れ縁の友人デビンを演じるのは、『スーサイド・スクワッド』でキャプテン・ブーメランを好演したジェイ・コートニー。ガブリエルの美しい妻を演じるのは、ルーニー・マーラの実姉で『オデッセイ』「ハウス・オブ・カード」などで知られるケイト・マーラ。また、実力派ゲイリー・オールドマンが圧倒的な演技力で、観客を映画の世界へ引き込んでいく。監督は『陰謀の代償N.Yコンフィデンシャル』でメガホンをとったディート・モンティエル。製作は『裏切りのサーカス』『チャイルド44森に消えた子供たち』のダグラス・アーバンスキーが務める。豪華キャストが結集し、アフガニスタンでの過酷な任務を終え帰還した海兵隊員が、異世界と化した故郷で、愛する妻子を行方を捜しながら彷徨い続ける本作。戦火に運命を狂わされた男、消えた人々、そして忘れがたい故郷…。いったい何が起こったのか?「衝撃のラスト7分46秒、あなたの心はえぐられる」という言葉を残す予告編から、これまでの戦争映画とは何かが違う、リアルな男の生き様が観る者の度肝を抜く衝撃作を目にしてみて。『マン・ダウン戦士の約束』は2017年2月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月11日シャイア・ラブーフが2013年製作の『ニンフォマニアック』で共演したミア・ゴスと結婚した。関係者が「ET online」に認めている。アート・プロジェクトと称し、エレベーターに24時間乗り続けたり、30日間のヒッチハイクに挑戦するなど、型破りな行動で常にファンを驚かせてきたシャイア。映画で共演して以来交際しているミアとは、昨年滞在先のドイツで大ゲンカする様子が収められた動画が流出し、果たして2人の行く末は…と危ぶまれたが、10月10日(現地時間)にラスベガスで無事ゴールインした。アート・プロジェクトをたびたびライブ配信しているシャイアが、自身の結婚式までもライブ配信!そこに映っていたのはエルヴィス・プレスリーのそっくりさんが執り行う挙式だった。伝統的な式とは違い、2人の装いはカジュアルなウェディングスタイル。長めの髪を後ろに流し、黒のスーツの胸元に白いバラのブートニアを挿したシャイアと、ロングスリーブの白いタイトドレスにレースのヘッドスカーフをかぶっている新婦のミア。エルヴィスのそっくりさんに「夫」と「妻」であると認められたシャイアは、感極まって目に涙を浮かべ、ミアとアツい口づけを交わした。末永くお幸せに!(Hiromi Kaku)
2016年10月11日シャイア・ラブーフが、『Borg/McEnroe』への主演を交渉しているようだ。役柄は、テニス界のスター、ジョン・マッケンロー。1970年代と80年代を舞台に、マッケンローとライバルでスウェーデンのテニス選手ビョルン・ボルグとの関係を描くもの。その他の情報ボルグ役にはスペリル・グドナソン、ボルグのコーチ役にはステラン・スカルスガルドが決まっている。監督はデンマーク人のヤヌス・メッツ。撮影はこの秋スタートし、スウェーデン、ロンドン、モナコ、ニューヨークでロケが行われる予定。ラブーフの最新先は、現在開催中のカンヌ映画祭でプレミア上映される『American Honey』。監督はイギリスの女流監督アンドレア・アーノルド。文:猿渡由紀
2016年05月16日俳優ブラッド・ピット主演の戦争アクション大作『フューリー』(11月28日公開)で、ブラッド・ピット演じるウォーダディーらと共にシャーマン戦車"フューリー"号に乗り、砲撃手として戦う兵士ボイド・スワンを演じるシャイア・ラブーフのインタビュー映像が12日、公開された。シャイア・ラブーフ演じるボイド・スワン、通称"バイブル"は、冷静沈着に敵兵に立ち向かう殺し屋的な側面と、聖書の一説を引用して仲間の心を癒やすクリスチャンという二面性のある男。今回公開されたインタビューでは、役作りのために準備したことや、兵士を演じることに感情的になったこと、デヴィッド・エアー監督との協力などについて語っている。シャイアは、二面性を持った兵士を演じるために、軍人でもあり牧師でもある第42歩兵師団の従軍牧師シェイン・エイツ軍曹と会い、「彼らと1カ月作戦基地で過ごした」と明かし、その後、1カ月半を州兵たちと配置先で過ごし、それからほかの出演者たちとブートキャンプに参加したという。シャイアは「かなり長い期間を準備に費やしたよ」と語る。また、「宗教的にも精神的にもすごい経験をした」と言い、「戦車から彼ら(兵士)を見ているととても感情的になったよ」と振り返る。さらに本作について「簡単に作れるような映画ではない」とコメント。「スタッフから役者まで全員が自分の持ち場や役割を心得えていたから、映画作りの息が合っていた。それは皆が同じ感情を共有しない限り成し得なかったが、監督がすべてを掌握していたからこそ実現した」と話している。シャイアの作品に取り組む姿勢について、『エンド・オブ・ウォッチ』でエアー監督と組んだプロデューサーのジョン・レッシャーも、「神を信じながらも喜んで殺すような二面性のある男を演じたシャイアは、魂のこもった深みのある芝居をしてくれた。今までに見たことのない打ち込みようで感心した」と高く評価している。(C)Norman Licensing, LLC 2014
2014年11月12日ロンドン映画祭でのクロージング上映が決定し、すでにアカデミー賞最有力候補にも挙る勢いの、ブラッド・ピット主演最新作『フューリー』。このほど、ブラッド演じる司令官ウォーダディーを支える、”バイブル”と呼ばれた男を演じるシャイア・ラブーフの劇中カットとメイキングカットが併せて到着した。第二次世界大戦下、新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が配置されたのは“激しい怒り”という意の“フューリー”と名付けられた戦車で戦場を駆る、ウォーダディー(ブラッド・ピット)率いるチーム。彼らはたった5人で、300人の精鋭部隊を相手に立ち向かおうとしていた…。到着した場面写真には、凄惨な戦場でひとり、天を仰ぐ男の姿が…。仲間から“バイブル”と呼ばれる副司令官の米兵士ボイド・スワンだ。“バイブル”を演じるのは、『トランスフォーマー』3作品で主役を務めてきたシャイア・ラブーフ。「僕が演じているボイドは“フューリー”の副司令官だ」とラブーフは語る。「タンクの主砲であるHV76mm砲を操る冷血な殺し屋だが、信心深い男でもある。聖書を読むクリスチャンが戦場の殺戮とどう折り合いを付けるのかが興味深い」存在だと言う。近年の彼は、トム・ハーディとの共演作『欲望のバージニア』、日本公開も間近のラース・フォン・トリアー監督の問題作『ニンフォマニアック』などに出演しており、演技の幅を広げている。本作でも、クリスチャンでありながら敵兵に対する殺し屋という二面性を持つ冷酷な役に徹するため、軍人たちと会話を交わすなど役作りに臨んだ。その中のひとり、第二次大戦中に実際に従軍したドン・エヴァンスという兵士からは「クリスチャンで正義感が強い。殺しは殺しでも“killing"と“murder”の二種類があり、その間には大きな違いがある」と力説されたという。ラブーフ演じる“バイブル”には、聖書に則ってはいるが、敵を殺すことに罪悪感はない、という彼の言葉が反映されており、さらに、その冷酷かつ獰猛な姿から“死神”というキーワードを連想させたという。また、ラブーフは、本作のデヴィッド・エアー監督について、「デヴィッドは特異な経歴の持ち主で、色々な事を語り聞かせてくれ、こちらの話も聞いてくれる。我らの隊長だったよ。ちょっとイカれてるが、だからこそいい」と笑顔を見せた。元海軍という経歴でリアリティを追求し、兵士の二面性を最大限に引き出した監督との仕事は、よほど大きな刺激となったようだ。プロデューサーのジョン・レッシャーは、「デヴィッドの手に掛かると、神を信じながらも喜んで殺すような二面性のある男という描写になる。シャイアは魂のこもった深みのある芝居をしてくれる。いままでに見たことのないような打ち込みようで感心したよ」と語っており、監督の手腕とともに、見事にそれを体現させたラブーフを賞賛する。ラブーフが演技者として新境地を見せた本作では、監督、そしてブラッドと映るメイキング写真からも、仲間たちと刺激し合うこともまた演技の幅を引き出す要素であることを伺わせている。『フューリー』は11月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月09日ラース・フォン・トリアー監督の話題作『Nymphomaniac』(原題)に出演しているシャイア・ラブーフが、ベルリン国際映画祭の同作のプレミア上映の際、タキシードに紙袋を頭からかぶって登場したことが、複数メディアの報道で明らかになった。紙袋には黒マジックで「I AM NOT FAMOUS ANYMORE」(僕はもう有名人じゃない)というメッセージが書かれていたと米エンタメ情報サイト「Variety.com」は報じている。またプレミア・イベントの前に行われた記者会見の際、シャイアは同作にふんだんに表現されるセックスシーンについて質問され、「カモメがトロール船を追いかけるとき、それは彼らがサーディンがたくさん海に投げ込まれると思うからです」と元マンチェスター・ユナイテッドのエリック・カントナ選手が1995年に記者会見から急に離席する前に言った言葉を引用し、同様に記者会見の場から去ったという。シャイアは、今年1月に、彼が昨年カンヌ国際映画祭のために作った「Howardcantour.com」と呼ばれている短編映画の中でグラフィック小説家ダニエル・クラウスの仕事を盗用したことが明らかになり、ネット上で大炎上をくらってから、様子がおかしくなっているように見える。シャイアは、一連の謝罪の言葉をダニエル宛てに発表したが、これらがリリーという名のユーザーによって4年前に「Yahoo!Answers」に書かれた投稿に非常に類似していることが明らかにされ、問題は悪化。その後、シャイアは「公の世界から引退する」とツイッターで発表するに至っている。今回の作品は、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『メランコリア』など問題作を続々に発表しているトリアー監督の新作で、シャルロット・ゲンズブール、ウィレム・デフォー、ユマ・サーマン、クリスチャン・スレイターらが出演し、ひとりの女性ジョーの性の歴史が描かれるという。シャイアは、ステイシー・マーティンが演じる若い頃のジョーと関係を持つ男性のひとりで、会社員のジェローム役を演じている。シャイアは「これまでは、危機に直面する普通の男性の役を演じてきたけど、邪悪で冒とく的で、破壊的なキャラクターを演じられると思ったんだ」とジェローム役を演じたかった気持ちを明かしていた。2部構成の『Nymphmaniac』は、アメリカではパート1が3月に、パート2が4月に公開予定されることになっている。(text:Mieko Nakaarai)
2014年02月10日名優ロバート・レッドフォードの最新主演・監督作『ランナウェイ/逃亡者』が10月5日(土)より公開される。若き日に過激派グループに所属し活動するも、現在は穏やかに暮している男が、ある事件を機に追われることになるサスペンスドラマで、若手実力派のシャイア・ラブーフが主人公を追う新聞記者を演じている。『ランナウェイ/逃亡者』本編映像本作の主人公ジム・グラント(レッドフォード)は妻に先立たれるも愛する娘と穏やかに暮す弁護士だ。しかしある日、かつてベトナム反戦を掲げて過激な活動を繰り返していた組織“ウェザーマン”の元メンバーが30年の時を経て逮捕されたことで、彼の穏やかな日常は終わりを告げる。同じ頃、新聞記者のベン(ラブーフ)は事件について調査を開始し、グラントにたどり着く。映画は名を変え、姿を消し、別の人生を歩んでいた者たちのドラマと、主人公グラントの逃亡劇、そして30年前に起こったウェザーマンの銀行襲撃事件に隠された真相を描き出す。このほど公開されたのは、取材の過程でジムのことを知ったベンが彼のオフィスを訪れる場面。ベンは逮捕された“ウェザーマン”の元メンバー、シャロン・ソラーズの弁護をジムが断ったことを切り出し、事件や“ウェザーマン”に関する情報を聞き出そうとする。しかし、彼の質問をすべて“想定内”と語るジムは彼の執拗な追及をすべてかわしていく。ベンを演じたラブーフは「彼は有名になりたがり屋なんだ。『大統領の陰謀』のレッドフォードとダスティン・ホフマンの要素を少しずつ持ち合わせている…僕はベンをそう捉えていた」と語る。劇中では必死に逃亡しながら、“ある計画”を遂行しようとするジムと、綿密な取材を重ねて30年前に起こった事件に隠された真相にたどりつこうとするベンの姿が平行して描かれる。ある時にはジムの敵対者であり、同時に彼らを見つめる役どころを演じたラブーフは、名優レッドフォードとの共演について「会う前からファンで、一緒に仕事をする間中もずっとファンであり続けた。僕は今回色々なことに挑戦しているよ。敵対者を演じるのは初めてですごく楽しかった。敵対する主人公がロバート・レッドフォードということにも興奮したよ。観た人たちがスクリーン上の出来事に真実を感じてくれるとうれしい」とコメントしている。ちなみに本作にはふたりのほかにも、スーザン・サランドン、ジュリー・クリスティ、ニック・ノルティ、クリス・クーパー、リチャード・ジェンキンス、スタンリー・トゥッチら演技俳優が次々に登場。名監督でもあるレッドフォードが彼らをどう演出するかも楽しみだ。『ランナウェイ/逃亡者』10月5日(土)より新宿武蔵野館ほか全国公開
2013年09月30日論議を呼ぶ作品で知られるデンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督の次回作に、シャイア・ラブーフが出演することになった。セックスシーンは見せかけではなく本当にやるという条件で、ラブーフは了承しているという。『メランコリア』が上映された昨年のカンヌ映画祭の記者会見で、フォン・トリアー監督は、「次はポルノを撮る」と宣言していた。その時は、冗談とも取れる口調だったが、どうやら本気だったようだ。次回作のタイトルは『The Nymphomaniac』で、自分の中に潜んでいた性的欲望に気づいた女性の物語だという。ラブーフは、MTVニュースに対して「この映画は、見ているままのもの。脚本にも『全部本当にやる』と注意書きがある」と語っている。また彼は、フォン・トリアー監督について、「彼はとても危険な監督。彼の映画に出ることが恐ろしくてしかたがない。だからこそ自分はこれをやるべきだと思った」とも語った。フォン・トリアー監督は、過激なバージョンと、やや抑えたバージョン、2パターンに編集するつもりでいるという。『トランスフォーマー』を終えた後、ラブーフは、個性的なインディーズ映画を好んで選んでいるようだ。今年のカンヌ映画祭で上映された『Lawless』はその代表で、禁酒法時代のアメリカを舞台にしたバイオレントなドラマ。共演はトム・ハーディ、ガイ・ピアース、ジェシカ・チャステイン。また、その次に公開が予定されている『The Company You Keep』では、ロバート・レッドフォード、ジュリー・クリスティ、リチャード・ジェンキンスと共演する。文:猿渡由紀
2012年08月20日シャイア・ラブーフ(『トランスフォーマー』)が、ラース・フォン・トリアー監督(『メランコリア』)が手がける官能作品『The Nymphomaniac』(原題)へ出演交渉中だという。女性のエロスを描いた同作での役柄は未定だが、既に出演が決定しているシャルロット・ゲンズブールやニコール・キッドマンと共演を果たすことになりそうだ。本作はステラン・スカルスガルド扮する一人の夫の視点で、シャルロット扮するヒロインの青春時代から50歳に至るまでの性の探求を描いたエロティック・ロマンス作品。2部構成で、そのうちの1つのパートでは激しい性描写がなされるという。ドイツのNRW社が資金調達を担当しており、9月に同国のノルトライン=ヴェストファーレン州でクランクイン予定。シャイアは、トム・ハーディと共演したジョン・ヒルコート監督の『Lawless』(原題)やロバート・レッドフォードが監督、主演を務める『The Company You Keep』(原題)など次々と新作の公開を控えており、先日、エヴァン・レイチェル・ウッドとの共演作『The Necessary Death of Charlie Countryman』(原題)の撮影が終了したばかりである。■関連作品:Lawless (2012/原題)
2012年08月10日『トランスフォーマー』シリーズでも知られる俳優のシャイア・ラブーフが、アイスランドを代表するバンド「シガー・ロス」のミュージックビデオに全裸で出演しているようだ。5月に日本でもリリースされた新作アルバム「ヴァルタリ~遠い鼓動」に収録されている楽曲「フョーグル・ピアノ」のPVで、シャイアはブロンド美女のダンサー、ディーナ・トムセンと共に一糸まとわぬ姿を披露しているが、このPVを監督したアルマ・ハレルは、裸のシーンは当初計画していたわけではなく5日間の撮影の流れの中で生まれたものだと「The Wall Street Journal」紙に語った。「宣伝用という考えで作るのか、それとも予期しない形で生まれてくる芸術的な作品として作るのかという違いですね。私としては、エロティックな作品になったと思います。けれど、特に何かを売り込んでいるわけではありません」。8分半にも及ぶビデオのシーンの中には、裸の2人が正面を向き合って、バックグラウンドに流れる繊細なメロディに乗せて、お互いを見つめ合うという描写もある。さらに、シャイアが死んだ蝶々と戯れてキスをし、ディーナがシャイアの指から汚れたバンドエイドを取った後にシャイアがディーナの胸を鷲掴みにして汚れた布で胸を拭くというシーン、下着姿の2人が目隠しをして飴をしゃぶりながらベッドの上でセクシーなポーズをして体をくねらせるシーンなど、エロティックでミステリアスな世界が展開されている。今回のミュージックビデオについて、当のシガー・ロスは「映像の感じ方や、そこから何を感じるかを押しつける気はないです。ビデオ映像に関して、僕たちは各監督たちがどんな作品を仕上げてくるか正直全く分かりません」とコメントを残している。また、シガー・ロスはニューアルバム「ヴァルタリ~遠い鼓動」の各曲をそれぞれの映像監督に聴いてもらい、“それぞれの頭で感じたどんなことも映像化してよい”という制作上の自由を監督たちに与えたとも。アルマが監督したこのPVは同PVシリーズの第3弾で、同バンドの公式サイトで7月2日(現地時間)に公開を予定している。
2012年06月20日カンヌ国際映画祭4日目となる5月19日(現地時間)、コンペティション部門でジョン・ヒルコート監督の『Lawless』(原題)が上映され、主演のシャイア・ラブーフ、トム・ハーディ、ジェシカ・チャステイン、ミア・ワシコウスカ、そして脚本を手がけたミュージシャンのニック・ケイブらが公式会見を行った。映画は禁酒法時代のヴァージニアを舞台に、密造酒で大儲けした実在の3兄弟と、残虐なFBI捜査官との熾烈な闘いをユーモアと共に描いている。『裏切りのサーカス』で印象的な演技を見せたトム・ハーディが、何をされても生き返る不死身の次男・フォレストを演じ、カリスマティックな魅力を発揮。ふてぶてしい表情はマーロン・ブランドを意識したのかと聞かれたトムは、「マーロンの映画は『ゴッドファーザー』も『波止場』も観たことがないから、真似のしようがないな。写真の彼はすごくカッコいいと思うよ」と答え、マイペースぶりを発揮。ヒルコート監督と同じくオーストラリア出身のミュージシャンで作家でもあるニック・ケイヴは、セリフがリズミカルだという指摘を受けて、「脚本を書いていても、頭の中にはいつも音楽が流れているんだ。だから、セリフが音楽的に聴こえるんだと思う」と、クールな表情で答えていた。第65回カンヌ国際映画祭は今月27日(現地時間)まで開催。(photo/text:Ayako Ishizu)特集:第65回カンヌ国際映画祭■関連作品:第65回カンヌ国際映画祭 [映画祭]Lawless (2012/原題)■関連記事:【カンヌレポート】ジャッキー、クォン・サンウ初共演作でアクション解禁のワケ明かす【カンヌレポート】柳沢慎吾も仲間入り!『マダガスカル3』上映にファン大興奮【カンヌレポート】ラクダ闊歩に美女との豪奢クルーズ…“将軍様”が大暴れ!【カンヌレポート】B・ウィリス&B・マーレイら、W・アンダーソン組集合で開幕!いよいよ開幕、カンヌ映画祭今年注目すべき華麗なるミューズを一挙チェック!
2012年05月21日