シャネル(CHANEL)の2016-17年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。「誰もがフロントローで見られるような趣向にした」という、カール・ラガーフェルドのユーモアあふれる発想から生まれた今季のショー。ずらりと一列に並んだ客席は、ガブリエル シャネルがコレクション発表をしていた当時の様子をも想起させるほど、贅沢な演出だ。ショーピースも、メゾンのヘリテージに寄り添うもので、ミドル丈またはそれより長めのレングスで合わせたツイードスーツが主役に。ピンクやレッド、フューシャなど、色鮮やかなパレットにのせて、異なる模様をランダムにパッチワーク。ボトムスは、フレアなラインを描かせたり、きゅっとペンシルラインに萎めたり。はたまたジャケットも、袖口をバルーン状に仕立てたり、ウエストにベルトを配したり…と遊びを加えながら、シャネルを象徴するコードに、新しい解釈を加えている。モダンな思考は、デニム素材の起用へと発展。ツイード地とミックスして、ボタンラインや袖口などを部分的に彩ったり、トロンプイユのポケット付きの前身頃となったり…と、フレッシュな風を届ける。インナーには、軽やかなフリルブラウスを差して、とことんフェミニンに。小物を使ったスタイリングは、シャネルならではのウィットに富んだアイデアが満載。ロングシルエットの美しいドレスには、猫モチーフのブレスレットや絵文字風モチーフのコスチュームジュエリー、スカーフほどボリュームのある多連ネックレスをマッチさせて。パールのストラップ付きハットを合わせれば、洗練さと比類のない斬新さを持つスタイルが完成する。
2016年04月06日シャネル(CHANEL)の旗艦店、シャネル銀座ビルディングの屋上テラス「ル・ジャルダン・ドゥ・ツイード」が、2017年4月1日(土)から10月29日(日)までオープンする。太陽の光が降り注ぐ屋上スペースは、シャネルのアイコンの1つである“ツイード”をモチーフとしたデザイン。銀座の中心ながら、落ち着いたひとときを過ごせる空間だ。同ビル10階の「ベージュ アラン・デュカス 東京」プロデュースによるフード・ドリンクメニューは充実の内容。1日30食限定の軽食とデザートのセット「GINZA Box」は、ニンジンのファルシやローストチキンのサンドイッチ、マカロン、フィナンシェなどがセットに。環境にやさしく美しい紙の器、WASARAとのコラボレーションによるオリジナルボックスは、シャンパンゴールドのツイード柄が施される。4月1日(土)から4月30日(日)までの期間には、「GINZA Box」のマカロンを桜風味に、セットのシャンパーニュをロゼに変えた「GINZA Sakura Box」が展開される。また、デザートメニューには、ココ・シャネルが愛したカメリアを一輪のデザートに仕上げた「カメリア」が登場。フレーバーは月替わりで、4月はサブレ台にフランボワーズ風味のジュレとムースを合わせた「カメリア・フランボワーズ」を味わえる。花モチーフのオリジナルボックスでの提供だ。さらに今年度より、「ツイード・ナイト」として毎週木曜日のナイトタイムにミュージックライブが入る。落ち着いた空間で、さらに贅沢なひと時を過ごすことができそう(初回は4月13日)。【詳細】ル・ジャルダン・ドゥ・ツイード期間:2017年4月1日(土)~10月29日(日)定休日:月、火曜日時間:11:30~15:00(L.O.) / 17:30~20:30(L.O.)場所:シャネル銀座ビルディング屋上※悪天候ならびにイベント開催日はクローズ。※席の予約は不要。ただし限定メニューの「GINZA Box」、「カメリア」は要予約。※6歳以上来店可。ベビーカーの持ち込みは不可。※価格は全て税込み、サービス料別。メニュー:・GINZA Box限定数:1日30箱 ※要予約価格:単品 3,000円、グラスシャンパーニュ(ペリエ ジュエ グラン ブリュット)付き 4,500円セット内容:豚肉のグリル、ニンジンのファルシ、魚のソテーとトマトのコンフィ、ローストチキンのサンドイッチ、グリーンサラダ、フリュイ・ルージュとココナツのマカロン、アプリコットとピスタチオ のフィナンシエ ※メニューは季節により一部変更・GINZA Sakura Box ※要予約上記のうち、マカロンを桜風味に、セットのシャンパーニュをロゼに替えたバージョン・カメリア販売期間:2017年4〜6月 / 9〜10月限定数:1日10個 ※要予約価格:単品 2,500円、プレタポルテ(コーヒーまたは紅茶付き) 3,000円、オートクチュール(グラスシャンパーニュ付き) 3,900円■ミュージック・ライブ日時:毎週木曜日 18:30~19:00 / 19:30~20:00 / 20:30~21:00)。【問い合わせ先】ベージュ アラン・デュカス 東京TEL:03-5159-5500
2016年04月04日シャネル(CHANEL)の新作コスメティックを体験できるポップアップイベント「シャネル ルージュ ココ オン ツアー」が東京・表参道のBANK GALLERY(東京都渋谷区神宮前6-14-5)で開催中。期間は7日まで。このイベントでは、3月18日に新発売されたリップスティック「ルージュ ココ スティロ」(全8色 4,000円)とネイルエナメル「ヴェルニ ロング トゥニュ」(全13色 3,200円)を展開。会場限定のリップコンサルテーションサービスにより、自身にぴったりのカラーを見つけることができる。なお、来場者にはイベント会場限定のサプライズギフトも用意される予定だ。また、会期中の毎晩19時からはライブ・DJパフォーマンスが開催され、THE FIN.、 LICAXXX、AMIAYAなどアーティストが登場する予定。(※2・3日のみ事前予約制)ト「シャネル ルージュ ココ オン ツアー」の様子は、SNSでのハッシュタグ、#アイラヴココ#ルージュココオンツアーで見ることもできる。【イベント情報】「シャネル ルージュ ココ オン ツアー」会場:BANK GALLERY住所:東京都渋谷区 神宮前6-14-5会期:4月2日~7日時間:12:00~20:00※2・3日は11:00~21:00、7日は12:00~18:00入場無料
2016年04月03日2016春夏の新作コレクションが店頭を飾り始めた。この春、何を買って着ようかと情報チェックはすでに終了したタイミングに、手に入れる商品の背景や店頭に並ぶ必然性を考察してみた。5ヶ月前の2015年10月に開催された、2016春夏パリコレクション。各メゾンの新作は発表の翌日には「Style.com」(現Vogue.com)で、速報として世界中に配信され、翌月になるとコレクション分析はすっかり終わり、注目の素材はレースで、流行色は白になると頭のどこかにインプットされている。SNSで拡散されたリアルなブロガーの言葉が響いたとなれば、その意見に従い買い物計画を練っているのかもしれない。ブティックには新作の商品が揃い始めたこのタイミングで、改めてコレクションについて語ることにしたのは、同じ服でも視点が変わると違う見え方をすることを提案するためだ。3シーズンほど前からトレンドのキーワードに登場している「ジェンダレス」に注目してみた。この言葉の意味は「性差を超えて」だ。20世紀の女性は、ロングスカートからミニスカートに履き替え活発に、ズボンを履きテーラードジャケットを着て男性と肩を並べた。女性ファッションは「ユニセックス」「アンドロジーナス」などという言葉に置き換えられ、進化していった。21世紀に入ると、今度は男性ファッションに変化が起こり、フリルのついたシャツも、スカートを模したパンツも受け入れる男性が増えている。ジョナサン・アンダーソンのように性差の壁を取り払い、同じ素材、同じデザインを提案するデザイナーも登場している。(その現象は、デザインのアイディアやテクニックで表現可能な事柄で、世相の変化として捉えることができる。)ところが女性と男性デザイナー別にコレクションを並べてみると、ジェンダーの差が見えてくるのだ。女性デザイナーはまず自分が着たい服を提案し、男性デザイナーは妄想をデザインに落とし込んでいるのだ。それは今始まったことではなく、一般市民がファッションを楽しむようになったころから何ら変わっていないことに気がつく。女性デザイナーの出発点は、自分が今着たい服だ。男性デザイナーは、新しい考えを持つ女性にはこんな服を着て欲しいし、求めているに違いないという妄想だ。そこで女性たちは、どのプレゼンテーションに賛同するかによって自分が着る服を選ぶのだ。男性デザイナーの服がセクシーに見えるのは、彼らが造形的な「美」を追求するからだろう。それにひきかえ女性デザイナーは案外現実的で、こんな服があったら「着易い」や「楽」をキーワードにし、さらに古い考えから解放された自分をデザインし、男性の視線は二の次の場合が往々にしてある。今まで、何気なく選んでいた服が、男性または女性デザイナーによるものなのか意識することで、ファッションの視点が変わっていく。伝統と革新、感情と知性、点(モード)と面(スタイル)を対比しながら、もう一つの視点を模索してみた。男性デザイナーという視点からディオール(Dior)19世紀ヴィクトリア朝のランジェリーを現代風にアレンジしたシリーズは、コットンボイルが醸し出す清廉なイメージ。プリーツを施したバージャケットのしなやかなラインは上質のエレガンスが香りたつ。ランバン(LANVIN)人の手が作り出す真実を意味する「マニュフェスト」をテーマに、ランバンを支える職人たちを讃えたコレクション。服が完成する工程をデザインしたり、クチュール的な手法にアルベール・エルバスの繊細さを垣間見た。ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)デジタル化社会が本格化する時代を捉えたニコラ・ジェスキエールは、「ファイナルファンタジー」の世界を、メタリックフィルム素材やピクセルをパターン化しモードに変換。確かなクオリティが未来の創造を生み出す力に。サンローラン(Saint Laurent)ムッシュサンローランの形をなぞることよりマインドを読み込むエディ・スリマン。ロックフェス用のウエリントンブーツとクチュール手法のドレスを組み合わせて究極の贅沢を表現。ムッシュを彷彿させる反骨精神は健在。メゾン マルジェラ(Maison Margiela)ロマンチックで創造的なジョン・ガリアーノならではの文脈で綴った新生マルジェラ。時代も国籍も超越したコレクションは、50’sのクチュールと着物ドレスで構成。メゾンのコードを独自のセンスで読み替えた。シャネル(CHANEL)永遠のパリコレクションはシャネルが開催するグランパレにある。会場を空港のカウンターに仕立て、シャネルエアラインを利用するマダムたちが必要なワードローブを展開。トレンドはシューズで表現する。(c) CHANELロエベ(LOEWE)レザーの老舗ロエベのイメージを刷新するかのような、ビニールやミラーをアップサイクルしたコレクションを披露したジョナサン・アンダーソン。コレクション後一部はすぐにオンラインで購入できるシステムを早くも導入。ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)独特の色彩感覚と異質なパターンの組み合わせ、ドリスしか奏でることができない不協和音を思わせる組み合わせの服たち。ブロケードやチュールを使いフェミニン度が高いコレクションに仕上がっていた。女性デザイナーという視点からクロエ(Chloe)スポーツジャージーとシフォンを組み合わせてみたら新鮮なコーディネートが誕生。上質の素材で70’sの香りがするカジュアルを表現するクロエは、時代を超えたパリシックの基準となり女性を魅了する。ステラ マッカートニー(Stella McCartney)カジュアルを新解釈したポロシャツディテールのチューブドレス、動きによってオプティカルな効果をもたらす2色使いのプリーツドレス、刺繍やレーシーな手法のドレスはこの春夏のマストハブアイテムに。エルメス(HERMES)最高級の素材と職人技が常備されたメゾンで働くことの幸せを感じるナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーは、自分のやるべき仕事の一つに頭脳プレーを見出した。色や素材選び、スカーフの扱いどれも知的な作業が施されている。アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)17世紀にカトリック教徒に追われ、フランスからイギリスに逃れたユグノー(プロテスタント)がもたらした繊細なシルク素材やロマンチックな花柄をモチーフにして、たおやかな女性像を描き出した。ミュウミュウ(MIU MIU)ミュウミュウのコレクションは、これから昔話やおとぎ話が始まる予感。オーバーサイズのコートやオーガンジーのエプロンドレスやお姫様のティアラには、どれもストーリーが隠されているかのよう。サカイ(sacai)セカンドハンドショップで見つけた宝物とは、スーベニールスカーフ、ゴールドのレース、シフォン製のバンダナ等など。アシメトリーのヘムラインが揺れるたびに見え隠れする乙女心が、女性を虜にする。コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)ベルベット、マラボーなどを多用してたボリューミーな服をまとった「ブルー・ウイッチ(青い魔女)」は、強さを備えたグラマラスな女性を感じさせる。シーズンのメッセージは常に言葉を必要としない。「過去、現在、未来へ」へ進む。「ファッションの息遣い」へ進む。
2016年03月29日韓国人アーティストのディラン・リュー(Dylan Ryu)が3月30日から4月24日まで、日本国内における第3回目のエキシビション「Collage Generation」をパスザバトン京都祇園店にて開催する。同展のタイトルである「Collage Generation」は、“経験したことのない過去の美意識へ思いを馳せながら現代に生きる世代の精神性”の意。今回の展示会では、ディラン・リューが1960年から70年代年代までのシャネル(CHANEL)の広告をメタルバッジやクロコダイルレザー、イニシャルアクセサリーでコラージュした10点のアートワーク作品が展示される。また、様々なデコレーションを施したヴィンテージバッグも展示販売。1930年代のアールデコスタイルのカメオなどでデコレーションしたシャネルのヴィンテージバッグや、1960年代のメダルや1910年代のアールデコデザインのジェムストーンアクセサリーなどを配したクロコダイルのヴィンテージバッグなどが展開される。会期初日の30日15時から18時には、ディラン・リュー本人が来日し、京都祇園店内にてアートワークも行う。【イベント情報】「Collage Generation」会場:パスザバトン京都祇園店住所:京都市東山区末吉町77-6会期:3月30日~4月24日営業時間:月~土 11:00~20:00、日祝 11:00~19:00
2016年03月24日今、パリのファッション業界を牽引しているのは日本人デザイナーではないかと過信してしまうほど、その活躍が目覚ましい。コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)、ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)、イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)などベテラン陣の勢いもそのままに、サカイ(Sacai)やカラー(kolor)など中堅デザイナーたちによる大胆で新しい見せ方はクリエーションとビジネスのバランスも絶妙で、更なる飛躍に期待がかかる。次世代の日本人デザイナーにも注目が集まる中、着実に力をつけている新鋭ブランドが、松重健太によるKenta Matsushigeだ。エスモード大阪校在籍時に神戸ファッションコンテストを受賞し、パリのオートクチュール協会が経営するサンディカ・パリクチュール校へ。ジバンシィ(GIVENCHY)、ディオール(Dior)、ニコラ アンドレア タラリス(Nicholas Andreas Taralis)など名だたるメゾンでスタージュを経験後、フリーのデザイナーとして活動していた2014年にイエール国際モード&写真フェスティバルでグランプリを受賞。その後、自身のブランド、Kenta Matsushigeを立ち上げ、シャネル(CHANEL)傘下のオートクチュール工房協力のもと、15SSコレクションで華々しいデューを飾った。弱冠27歳、「インタビューを受けるのは未だに緊張します」とあどけない表情で控えめな印象だが、内に秘める情熱は生半可なものではない。そんな松重にデザイナーになった経緯やパリをベースに活動する理由、見据える未来について訊く。松重健太さんーー幼少期から洋服に興味があったのですか?いいえ、正直小学生の時はダサかったですね(笑)。山口県の田舎で育ったので、何でも手に入るような環境ではありませんでした。中学生になった頃、ZOZOTOWNなどが普及したおかげで選択肢が増え、徐々に洋服に興味を持ち始めました。高校は電車に乗って少し離れた学校に通い始め、通学途中に立ち寄ったセレクトショップでインポートブランドを見て衝撃を受けたんです。本格的にファッションに目覚めたのはその頃。アルバイトをしてはクリスヴァンアッシュ(KRISVANASSCHE)やメゾン マルジェラ(Martin Margiela)などを買っていましたね。彼らの服を着ることで、よりファッションに入り込み、 “服”をやってみたいと強く思いました。それまで何をやっても続かなった僕が、真剣にやりたいと思った唯一のものでした。ジバンシィと言っても分からないほど、ファッションには無知な両親なので、服飾の専門学校へ行くことは反対もされましたが、説得の甲斐あってエスモード大阪校へ入学できました。ーー専門学生時代から、パリなど海外で活動することを意識していましたか?強い憧れはありました。モダンでありながらも伝統を重んじる姿勢が洋服に表れているパリやベルギーのブランドに心惹かれたのは、僕自身懐古主義なところがあるからだと思います。パリで服作りを学べるチャンスを与えられる神戸ファッションコンテストに応募したら運良く受賞することができ、20歳の時に憧れだったパリに来ることができました。ーーパリに来てから多くの大手メゾンで経験を積み、得たものも多かったのではないでしょうか?確かに、サンディカ校での授業や優秀なデザイナーのアトリエでの経験は貴重なものです。中でも、僕にとって最も大きな学びは“立体裁断”ですね。歴史的に見ても、やはり西洋の方がその技術は断然進んでいます。ブランドの核である構築的なデザインは、パリで培った立体裁断の技術が軸となっています。Kenta Matsushige 16-17AWコレクションーー学びの多いパリでの生活がスタート。イエール国際モード&写真フェスティバルでのグランプリ受賞後、シャネル傘下のオートクチュール工房協力のもとブランド立ち上げなど、トントン拍子で進んでいますね。初めての海外生活で言葉や文化の壁、苦労しませんでしたか?文化や歴史が混在する街は刺激的。もともと懐古な雰囲気が好きだからでしょうか、カルチャーショックなども特になくすんなりパリでの生活に馴染めました。フランス語は渡仏後4ヶ月間語学学校へ通い、自宅ではフランス映画を観ながら学習しましたが、苦労したという実感はないですね。しかし渡仏してから痛感したのは、モードに関する知識は絶対に敵わないということ。ディオールでインターンをしていた頃、12歳くらいの女の子がアトリエに見学に来ていたのを見かけました。質問も大人さながらの専門的な内容で、とても驚きました。それだけモードが身近にある文化なので、感性も鋭敏に養われるはずです。知識は敵わないと気付き始めてから、憧れであるヨーロッパの服作りを真似するだけではなく、日本に立ち返ってみようと思ったんです。後編に続く。
2016年03月22日俳優ウィル・スミスの娘ウィロー(15)が、シャネルのアンバサダーに就任した。パリ・コレクションでシャネルの2016年秋のショーを母親のジェイダ・ピンケット=スミスと共にフロントロウから鑑賞していたウィローが、カール・ラガーフェルドによって同ブランドの顔に抜擢された。ウィローはインスタグラムに「カール・ラガーフェルド、そしてシャネルの全チームの皆さん、『美』の見識を広げるために私をシャネルの新アンバサダーに起用してくださって、ありがとうございます。光栄です」と喜びをつづっている。シャネルは以前にジョニー・デップの娘リリー・ローズ・デップを起用したことがあるほか、ブレイク・ライブリーやクリステン・スチュワートもその役を担ったことがある。そんな中、ウィローの兄ジェイデンもファッション界でデビューを飾っており、ルイ・ヴィトンの2016年春のレディースコレクションの広告に登場していた。その際、ウィローはインスタグラムで兄に向けてメッセージ。「生まれたときに、男性と女性はこうあるべきという型にそれぞれはめられるもの。でも成長するにつれて、私たち自身やその人生の精神的で感情的な認識に対してそういう期待が与えるダメージがあることに気がつきはじめるの。私たちはみんな同じであり、同時に全く異なるものだと理解すればするほど、周りからの期待を気にしなくなり始めるし、地球の本質を高め続けるために自由に生き続けていけるのよ」とコメントしていた。(C)BANG Media International
2016年03月11日シャネル(CHANEL)の2016春夏プレタポルテコレクションから新作トロリーケースが発売される。同コレクションでは、“シャネルエアライン”が発着する架空の空港“シャネル空港”での様々なシーンをイメージして製作されたもの。シャネルのアイコンとも言えるツイードやキルティング、チェーンなどを用いたり、ブレードをシリコンで表現したトラベルバッグやハンドバッグなどのアイテムが展開される。アイコニックなハンドバッグ「11.12」をベースに製作した、ラインストーンで刺繍された飛行機が印象的なXXLサイズのウィークエンドバッグや、背面のフラットジッパーポケットから伸縮式のハンドルが伸びる新しいトロリーケース「ココ ケース」など。トラベル関連グッズとして、トロリーケースのミニバージョンや、フェミニンなヴァニティケースなども登場。今シーズン発表された、ポケット、ボタン、ブレードなどの特徴的なディテールをすべて取り除いたスマートなシルエットのスーツに合わせ、まっすぐなラインで箱型に構造されたハンドバッグ「アブソルート」も発売される。また、新作トロリーケースのショートムービー『THE COCO CASE SHOW 1, 2 and 3』も公開されている。動画引用元: (シャネルオフィシャルYouTube:
2016年03月10日レ ソトワ ドゥ ココ2016年2月19日(金)女性の表情を明るく輝かせるメークアップ コレクション「レ ソトワ ドゥ ココ」より新しく「ルージュアリュール#166(アンデモダーブル)」がお目見えする。「レ ソトワ ドゥ ココ」はココ シャネルが愛用したパールのネックレスからインスピレーションを得たコレクション。パールのネックレスが彼女の表情を魅力的に彩ったように、女性を輝かせることがコンセプトだ。甘すぎない大人のピンク2015年から流行が続いている青みピンクリップ。春メイクでも引き続き流行の兆しだ。青みがかっているピンクは、かわいくなりすぎないので大人の女性でも美しく装える。また肌を白くキレイに見せてくれるのが特徴だ。日本人にはあまりなじみがなく勇気のいる色だが、シャネルの「ルージュアリュール#166(アンデモダーブル)」なら問題なし!美しく上品に仕上げてくれる。鮮やかな発色と輝きを放つリップを唇にのせると、とろけるようになじむ、セカンドスキンのようなテクスチャーで大胆な色合いも思いのまま。レッドリップも素敵だけれど、この春は青みリップに是非挑戦してみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・シャネルルージュアリュール
2016年02月19日シャネルを象徴する花をモチーフとした「カメリア コレクション」。マドモアゼル シャネルが最も愛したこのカメリアの花は、最愛の恋人であるアーサー カペルより贈られたもの。アジアでは清らかさと長寿のシンボルとして愛でられており、シャネルのスタイルを語る上では欠かせない存在となっている。カメリアの花の上に配されたダイヤモンドが輝くエンゲージメントリングはセンターストーンのサイドをパヴェダイヤで囲んだタイプ(54万4,000円~)と、シンプルなソリテール(43万円)の2種類。重ねづけできるようにデザインされたフェミニンなマリッジリング(31万円)は花びらをかたどった繊細なデザインで可憐な印象。ふんわり柔らかなその形状は、指をより美しく見せてくれる効果も。シャネルにとってカメリアの花は永遠であり、時間に風化されることのない気持ちを伝えるメッセンジャー。永遠の愛を誓う言葉が無限であるように……というメッセージが込められている。【問い合わせ先】シャネル(時計・宝飾)TEL:0120-159-559
2016年01月30日マドモアゼル シャネルは1932年に自身初となるファインジュエリー コレクション、“Bijoux de Diamants”(ダイヤモンドジュエリー)を発表しており、そのモチーフのひとつとして選んだのがリボン。そんな彼女へのオマージュを込めたロマンティックなデザインのコレクション「リュバン ドゥ シャネル」は、しなやかで自由な、変わることのない二人の結びつきを象徴している。エンゲージメントリング(55万5,000円より)はまるでダイヤモンドのリボンを指に巻きつけたかのような精巧な造り。キラキラと輝くリボンが繊細でありながら手元に華やかさを添える。リボンが描く柔らかなカーブをかたどったマリッジリングは、ふたりの変わることのない絆をモチーフに。しなやかなリボンが指に結ばれたようなロマンティックなデザイン。エンゲージメントリングとマリッジリングの合わせ方によって、その曲線が織りなす表情が変わり幾通りものつけ方を楽しめる。マリッジリングはフルエタニティ(43万9,000円)とハーフエタニティ(31万円)、それに男性用に幅の太いプラチナの3バリエーションをご用意。【問い合わせ先】シャネル(時計・宝飾)TEL::0120-159-559
2016年01月26日シャネル(CHANEL)が、2016春夏プレタポルテコレクションの広告キャンペーンを公開した。“シティ・ウェスタン(CITY WESTERN)”がテーマの同広告キャンペーンでは、モデルにリネイスィ・モンテロとミカ・アルガナラスを起用。ニューヨークのサウスブルックリンを舞台に、カール・ラガーフェルドの解釈によるトラベルスタイルの在り方が表現された。同広告キャンペーンのポイントのひとつが、ミスマッチなコーディネート。モデルたちはビジュアルの中で、出発便の案内表示板を思わせるプリントのブラウスやドレスと、暖かみのあるジャケットを合わせたスタイルや、デイタイム用のミニスカートに刺繍入りのイブニングトップを合わせたスタイルなどを披露している。また、ストリートをエネルギッシュに闊歩するその足もとを飾るのは、ウェッジサンダルやオープントゥブーティー。手には「ココ ケース」や、ハンドバッグ「11.12」などのウィークエンドバッグが添えられている。
2016年01月25日「ベージュ アラン・デュカス 東京」は、1月27日(水)~2月14日(日)の期間、伊勢丹新宿店本館4階=センターパークにて「ル・ショコラ・オ・ジャルダン・ドゥ・ツイード ベージュ アラン・デュカス 東京 アット シャネル」として、シャネルのアイコンをモチーフとしたオリジナルスイーツ5点を限定販売する。よりプレステージの高いファッションとチョコレートスイーツのコラボレーション「ショコラ・イセタネーション」の一環として実現した今回のコラボレーション。ツイード、カメリア、マトラッセなど、シャネルを象徴するモチーフを、「ベージュ アラン・デュカス 東京」のシェフパティシエ、シルヴァン・コンスタンがスイーツに表現した。ジャケットのボタンを象ったダーク&ホワイトのチョコレートを詰め合わせた「ブトン・シャネル(5個入り)」(2,376 円/箱)は、 今回のために“香水瓶” “マトラッセ” “エトワール”の型をデザイン。シャネルのブランドアイコンでもあるカメリアのショコラをあしらった「マカロン・ベージュ(3個入り)」(2,160 円/箱)は、チョコレート、レモン、フランボワーズの3フレーバーでセット。「ベージュ アラン・デュカス 東京」オープン時よりつくり続けているシグネチャー・ デザートで、シャネルのジャケットの原点であるツイードをモチーフにした「カレ・シャネル(生菓子)」(1,944 円/個)。サブレ、ジャンドゥージャ風味のムースをつややかなグラサージュで覆い、チョコレート尽くしの一輪のカメリアの花に仕立てた「カメリア・ショコラ(生菓子)」(1,944円/個)。シャネル・バッグを象徴するキルティングモチーフの「マトラッセ」を、チョコレートとパッションの組み合わせで再現した「マトラッセ(生菓子)」(1,944円/個)。これらのシャネルとのストーリーにあふれた5つのスイーツが販売されるのは、この機会のみ。期間中は、会場となるスペースを、シャネル銀座ビルディングの屋上テラス「ル・ジャルダン・ドゥ・ツ イード」に見立て、シャネルとアラン・デュカスが醸すシンプルでエレガントな空間を演出する。ラグジュアリーなバレンタインギフトとして、ぜひチェックしてみて。(text:cinemacafe.net)
2016年01月25日シャネル(CHANEL)が2016春夏プレコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。今回モデルに起用したのは、ファッションモデルでデザイナーのイネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)の娘であるヴィオレット・ドゥルソ(Violette d’Urso)。撮影を手掛けたカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が、チェーンバッグやツイードのジャケットといったシャネルのアイコンを身に纏ったヴィオレット・ドゥルソの初々しい魅力を引き出した。なお、シャネルの2016春夏プレコレクションは、1月末からブティックにて展開予定。
2016年01月22日例えば、海辺に太陽が浮かび始める頃。ロサンゼルスの街を支える建物や草木を夜明けとともに光が包み込み、新しい一日が動き出す。その鮮やかな色彩と自然に宿るエネルギーに精彩を放つカリフォルニアの朝を重ね2016 スプリング メークアップ コレクション「L.A.サンライズ」(1月8日より特別限定発売)を発表。リボンを象ったピンクカラーのバリエーションが幾つものハーモニーを生み出すチークカラー「サンキス リボン アーモニー ドゥ ブラッシュ」(7,500円・限定品)は、今季のコレクションの提案する“色彩と輝き”を確かに感じさせてくれるアイテムだ。「目覚める朝の光」と題されたパレットには、フューシャ ピンクにコーラル、インテンス レッド、コッパー ベージュ、そしてフレッシュ ピンクを配した。それらの色が溶け合いながらひとつの色を成すリボンが夜明けの空を染める色彩と輝きを創り出す。ひとたびほおに乗せれば、この上なくみずみずしく、まるで上質なサテンのような輝きを放つ表情へと昇華させながら立体的な美しさを与えてくれるだろう。静謐でエネルギッシュなロサンゼルを包む夜明けの光を感じるかのような。【問い合わせ先】シャネル カスタマー・ケア・センター(香水・化粧品)TEL:0120-525-519
2016年01月16日世界的料理人アラン・デュカス(Alain Ducasse)がプロデュースする銀座のラグジュアリーフレンチレストラン「ベージュ アラン・デュカス 東京」は、1月27日から2月14日まで、伊勢丹新宿店本館4階センターパークで、オリジナルスイーツを期間限定販売する。ベージュ アラン・デュカス 東京は、2004年にシャネル(CHANEL)とアラン・デュカス(Alain Ducasse)のコラボレーションによって誕生したフレンチレストラン。今回、同レストランのシェフパティシエを務めるシルヴァン・コンスタン(Sylvain Constans)は、伊勢丹新宿店のファッションとチョコレートスイーツをコラボレーションさせる企画「ショコラ・イセタネーション」の一環として、シャネルのアイコンを5つのスイーツに表現した。「ブトン・シャネル(5個入り)」(2,200円)は、シャネルのジャケットのボタンを象ったダーク&ホワイトのチョコレート詰め合わせ。普段、同レストランの食後のスイーツとして提供されるが、今回のために“香水瓶”“マトラッセ”、“エトワール”の型がデザインされている。「マカロン・ベージュ(3個入り)」(2,000円)は、季節ごとに風味を変えてレストランやテラスで提供されるマカロンを、チョコレート、レモン、フランボワーズの3フレーバーでセット。カメリアのショコラをあしらって、よりフェミニンな印象が醸し出される。「カレ・シャネル」(1,800円)は、同レストランのオープン時より作り続けられているシグネチャー・デザート。表情や色彩の異なる糸で織り成すツイードをカレ(正方形)に切り取ったモチーフで、濃厚なチョコレートとヘーゼルナッツの風味に仕上げられている。「カメリア・ショコラ」(直径10cm 1,800円)は、カメリアの花が象られた生菓子。サブレ、ジャンドゥージャ風味のムースをグラサージュで覆い、“チョコレート尽くしの一輪”に仕立てられる。「マトラッセ」(3cm×10cm 1,800円)は、シャネル・バッグを象徴するキルティングモチーフのマトラッセが、チョコレートとパッションの組み合わせで再現される。会期中、同会場スペースは、シャネル銀座ビルディングの屋上テラス「ル・ジャルダン・ドゥ・ツイード」に見立てられ、シャネルとアラン・デュカスが醸すシンプルでエレガントな空間が演出される。
2016年01月15日ジェルネイル派の方が多い世の中ですが……筆者は未だにジェルネイル未経験。なぜ未だに行ったことがないというと!素人の私が使っても充分綺麗に塗れるポリッシュが世の中にはたくさんあるので、セルフでも困ってない…というのが本音だったりします。そんなネイルポリッシュ派の私がお勧めする、素人でも簡単に綺麗に塗れるネイルポリッシュをご紹介致します!【まずは優秀ネイルポリッシュの条件!!】①艶が綺麗なこと②発色が良くむらになりにくいこと③乾きが速いこと④刷毛の形が塗りやすいことこの4点を重視して、お勧めのネイルポリッシュを3本比較してみました!【シャネル/ヴェルニ】シャネルを初めて使った時の感動は今でも忘れません!!ブランドによって、こんなに塗りやすさに差があるんだ!と感動したのを覚えています。高価でも長年人気製品なことがよくわかります。艶が美しく一日中テンションの上がる仕上がりに。刷毛は比較的細長く、細かい爪の脇にも塗りやすくはみ出しにくいです。キャップを取ると、中蓋になっていますので、指が滑りにくく、塗るときに安定感があります。お気に入りポイントの1つとして、長年使っている物も液体がドロドロに固まってきて使えない!なんてことが中々無いのです。保管状況によって差はあると思いますが、今のところ購入から4年経った物も新品のような塗りやすさは健在です。ぜひ一度は使ってみて欲しい逸品です。【エクシアAL/ネイルカラー】エクシアはスキンケアやコスメは元々好きでしたが、ネイルポリッシュを購入する時にはノーマークだったブランドでした。色が魅力的という理由で衝動買いしたのですが……使ってみてビックリ。驚きの塗りやすさ!大好きです。発色も艶も良くムラにならないので、深みのあるダークカラーも簡単に綺麗に塗れます。カラーバリエーションがとても大人っぽくて、品のある仕上がりに。刷毛はこちらもシャネル同様に細くて小回りが効いて塗りやすいです。シャネルの刷毛と比較してみました。エクシアの方が少し細いですね。塗り心地の差はあまり無く甲乙つけがたいですが、シャネルの方が毛の量が多いので安定感があり、ぶれにくいかもしれません。【ディオール/ヴェルニ】ディオールは絶妙なこっくりとしたお洒落な色が揃っていていて、見ているだけで魅力的。発色はもちろん言うことなしで大変良いです。濃い色でしたら一度塗りでも満足できる仕上がりになります。刷毛が注目のポイントなんですが、先程ご紹介した2つとは正反対で、太く大きめです。先端が爪の生え際に沿うように丸みがあるのがポイント。爪の生え際を丸く綺麗に塗るのが苦手な方にとてもお勧めです。不器用な私でも綺麗に仕上げられました!ささっと素早く仕上げたい方にとてもお勧めのネイルポリッシュです。いかがだったでしょうか?もしまだ未体験のポリッシュがありましたら、この3つは簡単にプロのように綺麗な仕上がりなりますので、ぜひ試してみてくださいね。ジェルネイル派の方も……もしかしたらセルフネイル派に転向してしまうかも??
2016年01月11日「世紀を超えて愛され続ける服には、とてつもないパワーがある」と常々思っていました。天才デザイナーたちの映画を観ていると、なぜかすごく元気になれるのです。服を着るということは、何気ない習慣でありながら、肉体を守ることであり、自己表現であり、それをまとわないと外へ出られないという、社会生活を送るための装置でもあります。つまり着ることは生きること。いつだって違う自分になりたい! そんなチャレンジングな気持ちを鼓舞してくれる映画を観て、自分をリフレッシュしませんか? お薦めの3本をご紹介します。その結果、あなたももれなくファッショニスタ(お洒落上級者)に…。媚びない女らしさに開眼「ココ・アヴァン・シャネル」1883年生まれのガブリエル・ボヌール・シャネル(本名。ココは愛称)が、1909年、帽子のアトリエを開いて創業したシャネル。100年以上経った今も大人気なのはご存じの通り。「アメリ」で人気を得たオドレイ・トトゥ演じる本作は、1971年に87歳で亡くなったシャネルが孤児院で育った子供時代から、男性遍歴を経て、起業して成功するまでの若い時期を描いています。だからこそ、生きる息吹とピュアなエネルギーが素晴らしい。将校エティエンヌ・バルサン(ブノワ・ポールブールド)は、上流生活を体験させてくれたけれど、彼女の出自を恥じて周囲に隠し、実業家ボーイ・カペル(アレッサンドロ・ニボラ)が彼女に夢中になると、嫉妬してプロポーズ。「誰とも結婚しない」と彼女は宣言しますが、愛するボーイは事故死してしまい…。男の庇護なしに女性が生きられなかった時代、媚びない彼女がかっこいい! でも、愛する男から尊敬され愛されるのですよ。衣装がシャネル全面協力なのも魅力的。女性は羽飾りの付いた帽子にロングドレスが全盛の時代、海辺で見かけた漁師のボーダーTシャツに、男物を半端丈にカットした黒いパンツ、ツイードのジャケットというスタイルは、今すぐ真似したいほど。彼女のシーンだけ現代に見えるのが、さすがシャネルです。初めて老舗メゾンのアトリエが公開された「ディオールと私」1947年、クリスチャン・ディオールがメゾンを設立以来、輝かしい歴史と伝統を誇るディオール。2012年、ジル・サンダーでメンズ担当だったラフ・シモンズがクリエイティブ・ディレクターに就任し、パリ・コレまでの8週間を描いたのがこの映画です。フェミニンでエレガントなディオールに、シンプルでミニマリストといわれる彼が抜擢されたのはかなりの驚きでした。しかし、ラディカルなアプローチを貫いて、果敢に挑むラフ。衝撃的なのは、ディオール全面協力のもと、グラン・メゾンの中枢であるアトリエに初めてカメラが入ったこと。ディオールと刺繍された白衣のスタッフたちの動きが、ドキュメンタリーとは思えないほど見事です。現在もオートクチュールの伝統を守り続けるのは、シャネルとディオールだけですから、彼らの誇りも当然なのですが…。オートクチュール・ディレクターのカトリーヌが大事なフィッティングに欠席し、「穏やかな僕も限界」と嘆くラフに、「シーズンごとに5000万円注文する顧客の要請で出張していたの。お金がないとコレクションどころかメゾンも存続できない」と主張する彼女の言葉が印象的でした。全身全霊を傾けてドレスを作り上げる人々の緊張感に満ちた日々に密着した、感動のファッション・ドキュメンタリー。必ずやパワーをもらえるはずです。「イヴ・サンローラン」ピエール・ニネの緻密な演技がスゴい!1957年、ディオールの死後、21歳で後継者となったイヴ・サンローラン。彼を描いたこの映画も、イヴ・サンローラン財団率いるピエール・ベルジェによる初公認作品です。つまり、本物の衣装がふんだんに登場し、しかも当時のモデルは小柄で服が小さいため、そのサイズに合うモデルを選んで登場させ、それどころか、サンローランの住居や仕事場が提供され撮影が行われたという、奇跡のような映画なのです。何よりも感動するのは、イブ・サンローランを演じるピエール・ニネの役作り。伝記やドキュメンタリーで学び、デッサンやモード全般、素材の触り方まで特訓を受けたほか、毎日、3、4時間はサンローランの肉声を聞いて5か月、話し方を徹底的に叩き込んだそう。50年にわたって繊細な彼を公私ともに支え続け、実際の恋人でもあったベルジェが「似てるというより彼そのもの。仕草や声に至るまで…」とインタビューで語っているのですから驚きます。同性愛が非常に違和感なく描かれているのも特徴的で、新しいと思いました。「男同士でラブシーンを演じるのはどんな気分? とよく聞かれるけど、この物語に感動したからこそ、自然に演じられたと思う。ただのラブストーリーといえるほどね」とニネ。サンローランの革命的なデザイン、波乱の人生、知られざる私生活に息を飲む貴重な作品です。また、2015年12月からベルトラン・ボネロ監督の映画「サン ローラン」(主演/ギャスパー・ウリエル)も公開されました。見比べてみるのも楽しいかもしれません。いかがでしたでしょうか? ブランド品なんて興味ない…という方もおられるかもしれませんが、この3本を観ると、デザイナーへのリスペクトを感じてしまうから不思議です。着る喜び、生きる楽しさを謳歌して、明日の美しさへと紡いでいけたらと思います。
2016年01月06日シャネル(CHANEL)が「ヴェネチア保護のためのフランス委員会」を支援し、サンマルコ大聖堂の獅子像と、ゴールドの星が散りばめられたブルーのモザイクのペディメントを修復した。最愛の恋人であるボーイ カペルを不慮の事故で亡くしたマドモアゼル・シャネルが、知人に連れられて訪れた街、ヴェネチア。8月19日しし座の下に生まれたマドモアゼル・シャネルは、獅子をシンボルとするこの街に吸い寄せられていった。獅子は宮殿のペディメントや扉、石造など、ヴェネチアの至るところで見ることが出来るモチーフであり、クリエーションの中でも、スーツのボタンやハンドバッグのクラスプなどにエンブレムとして繰り返し取り入れられている。今回のサンマルコ大聖堂の獅子像とモザイクのペディメントの修復は、シャネルとヴェネチアを結ぶ深い絆によって実現された。何世紀もの間、大聖堂の正面の馬の像の上に君臨してきた獅子像は、金メッキされた銅のシートを金属のフレームに固定した、複数のパーツで構成されている。今回の修復では、それらを洗浄してやすりで磨き、金メッキコーティングを三層重ねて施し、最後にワックスの保護コーティングをした。また、獅子像の後ろにある星モチーフを全面にあしらったモザイクも修復した。この修復作業では、塩分で劣化したモザイクの各ピースをひとつひとつ取り外して徹底的に洗浄。ダメージを与える物質を取り除いた。ブルーのテッセラタイル600個と、ゴールドのテッセラタイル200個が取り替えられている。
2015年12月10日シャネル(CHANEL)が、15-16年メティエダールコレクション「パリ イン ローマ」のショー開催に合わせて、ショートフィルム「Once and forever」を制作した。カール・ラガーフェルドが監督を務めた同ショートフィルムは、ガブリエル・シャネルを題材にした架空の伝記映画の舞台裏を描いたもの。若かりし日のガブリエル・シャネル役は、15SSアイウエアコレクションの顔であり、シャネルのミューズとして活躍する女優のクリステン・スチュワートが務める。また1950年代のガブリエルは、今回で4回目の登場となるジェラルディン・チャップリンが演じた。作中の伝記映画の制作には次から次へと難題が降りかかる。当初予定していた監督の起用は頓挫し、クリステン・スチュワートが演じる女優はあれこれと不平不満を並べてばかり……。フィッティングや台本の読み合わせ風景などの舞台裏のシーンが交互に入れ替わり、やがて劇中劇の撮影シーンへと繋がる。また、作中でクリステン・スチュワートとジェラルディン・チャップリンが身にまとっているのは、シャネルのアーカイブに収蔵されている1900年初頭から1960年代にかけてのアイテム。なかでも1919年に制作されたドレスは、当時から残っている唯一のものとなる。カール・ラガーフェルドは「クリステンは、まるでシャネルそのもののよう。それぞれの時代におけるシャネルの人生、そして1950年代のファッション界へのカムバックを伝えたかったのです」とコメントしている。動画引用元: (シャネルオフィシャルYouTube:
2015年12月09日シャネル(CHANEL)が12月25日まで、伊勢丹新宿店本館4階=センターパークにてクリスマスアニメーションを開催中。こちらの期間限定イベントでは、今年4月に発表された、最新ファインジュエリーコレクション「ココ クラッシュ」を展開。ラインアップとして、ふくよかなボリューム感とフェミニンなラインが印象的なリングとブレスレットを用意。ブランドのシグネチャーであるキルティングが刻まれた華やかなデザインで、ドレスアップする機会の増えるホリデーシーズンにも活躍しそう。展開はホワイトゴールドとイエローゴールドの2素材。「ココ クラッシュ」の世界観が表現された期間限定のショップとなっている。
2015年11月27日クリスマスまで1ヶ月を切りましたね。ここは本番に向けての助走期間として、彼氏アリの人もナシの人も、恋愛モチベーションをアップしておきたいところ。そこで、恋愛力&女子力アップの方法を予算別にご紹介します!◆予算=3千円の場合【Case1】贅沢なリップクリーム、唇美容液やっぱり大事なのはキスしたくなる唇でしょ!ということで、ちょっぴり高めだけれど、持っているとテンションが上がるリップ系アイテムを投入。パッケージがカワイイ、香りがいい、憧れのブランドのもの、などがいいでしょう。レ・メルヴェイユーズ ラデュレ、アナスイあたりがオススメです。【Case2】贅沢ハンドクリーム、ネイルケアアイテムハンドクリームも、普段使いよりちょっとゴージャス感が欲しいところ。いつもはコスパを重視していても、ここはバッグの中にあるだけでいい女度がアップした気持ちになれるリッチなものをチョイス。シャネル、ジルスチュアート…香りやパッケージに重点を置いて選びましょう。また、爪の周りにつけるネイルクリームもオススメ。ささくれ予防になりますし、指先をゆっくりマッサージすると癒されますよ!クリスマスに彼と手をつないでも大丈夫なように、今からしっとり・スベスベのお肌をめざしましょう。【Case3】プレミアムシートでテンションを上げるリップやネイルじゃ全然ウキウキしない…。そんなあなたは、映画館のプレミアムシートで映画鑑賞をしてはいかがでしょうか。一般の席や自宅で観るのとは違い、ゆったりゴージャスな気分に浸れます。非日常感を味わうと心の栄養になって恋にも良い影響が出そう。『リトルプリンス星の王子さまと私』で優しい気持ちを取り戻すのも良し、恋愛映画『レインツリーの国』にキュンキュンするも良し。アート作品を巡る実話を描いた『黄金のアデーレ 名画の帰還』で知的好奇心を満たすのもいいかもしれません。◆予算=5千円の場合【Case1】新色リップをゲットこれは普段使いを一切考えず、カワイイ!キレイ!女度アップ!と直感で選ぶのが◎!リップグロスではなく、ドストライクのリップを購入しましょう。デート専用!くらいの気持ちがベスト。ここはシャネル、ディオールなどに手を出してみてもいいかも。さらにいえば、今年の新色がいいですね。【Case2】新色ネイルで気分をチェンジ指先のオシャレが大好きなあなたは、ネイルサロンで新色ネイルにチャレンジしてみましょう。その金額じゃムリ!と思うかもしれませんが、ジェルネイルではなくポリッシュ(マニキュア)だったら5000円弱というお店も結構あります。ツメは日常的に目に触れるパーツなので、キレイだとテンションが上がりますよね。ですから、寒さを吹き飛ばし、スマホやパソコンを操作するだけでウキウキするような色をチョイス!イチオシは恋愛運アップのピンク!今年の流行色ですが、カーキのネイルは気分がどよーんとするのでNGです。【Case3】定番食材をゴージャスに色気より食い気?なんて方は、定番食材をゴージャスにしてみましょう。水や牛乳、ヨーグルト、ジャム、ドレッシングなど、いつも食べるもののグレードをちょっと上げるだけ。おいしいのはもちろんですが、自分の身体に投資し、良いものを摂っていると思えばテンションも上がります。◆予算=1万円の場合【Case1】初めての美容室に行く去年の私と何も変わっていない…と焦るこの季節、手っ取り早く髪型を変えてイメチェンしてみませんか?行きつけの美容室の安定感も大切ですが、まだクリスマスまで少し時間があるので、ここはあえてリスクを取るのもいいかも。初めての美容室でドキドキしながら、新しい自分の魅力を引き出してもらいましょう。【Case2】香りのいいボディケアアイテムボディオイルやボディクリームって意外とお高いんですよね。でも癒やされ度&テンションアップは半端ありません。ディオールのボディオイル、ローラ・メルシエのボディクリームなど、普段はなかなか手が出ませんが、自分を慈しむつもりで購入してはいかがでしょうか。あとはボディスクラブなどスペシャルケアものを投入。“もしも”のための準備を欠かさなければ、クリスマスに素敵なことがあるかも!【Case3】奇跡の一枚で“いい女”自己暗示最近増えているメイク&フォトスタジオで写真を撮るのはいかがですか?店舗によって変身コースやエレガンスコース、お姫さまコースなどメニューも豊富。変身願望が叶って楽しいし、一番キレイな自分を写真に残しておけば、見るたびにテンションアップ。自分の知らない自分に出会えるかもしれません。いかがでしたか?1年間頑張った自分へのご褒美を兼ね、ちょこっと贅沢をすることでキレイになれたり、心が潤ったり。変化を体験すれば、恋愛へのモチベーションもきっとアップするはず。クリスマスを控えた今、ぜひ予算に合わせて試してみてくださいね!(文=天野りり子)みんなに好かれる!!魅力アピール術【無料占い】
2015年11月27日シャネル(CHANEL)が15-16年クルーズコレクションのショートムービーを公開した。15-16年クルーズコレクションでは、韓国の伝統文化をコンテンポラリーに解釈したアイテムを展開したシャネル。同コレクションのキャンペーンムービーでは、韓国に生まれ10歳で渡米したモデルのパク・スジュをモデルに起用した。同キャンペーンでは、パク・スジュの故郷であるソウルと、現在の本拠地であるニューヨークを舞台にした2本のショートムービーを制作。15-16年クルーズコレクションを身に纏ったパク・スジュが大都市を颯爽と駆け抜ける姿が描かれている。Seoul by Soo Joo, Part 1Seoul by Soo Joo, Part 2また、15-16年クルーズコレクションのディテールを捉えたイメージムービーでは、アイテムの素材感や、繊細なクチュールワークにフォーカス。クリーンで淡いホワイトラベンダーカラーの背景に、ピンク、オレンジ、グリーン、ブルー、ヴァイオレットなど色とりどりのコレクションが映える。透き通るオーガンジーやシフォン、レースがメインとなるウエアは、モデルが動くたびにゆらゆらと風になびき軽やな空気感を醸し出す。幾何学状のパッチワークやマルチカラーのストライプに施された、寄木細工のような刺繍も煌びやかに光を放つ。
2015年11月07日シャネルのスタイルの象徴としてガブリエル・シャネルの時代から使われてきたパール。シャネルの2016年春夏シーズンの新作アイウェアコレクションでは、「Lovely Pearl」をテーマに、パールをアイウェアに配したアイテムが登場する。注目なのが、エレガントなキャッツアイシェイプの限定モデルとして、テンプルの耳あて部分にパールとダブルCCロゴのゴールドやシルバーのチャームがついているタイプ。シャネルのジュエリーをサングラスのチャームにするという大胆なデザインで、耳にかけて後ろに下げると、まるでロングピアスをつけているようなスタイルに。こちらは数量限定で、11月中旬から順次発売となる。フレームはブラックとべっ甲で、レンズカラーがそれぞれ2種、価格は10万5,000円(偏光レンズ搭載は11万円)。
2015年11月05日東京都・丸の内の三菱一号館美術館は、オートクチュールの始まりから現代に至る歴史を概観する展覧会「PARIS オートクチュール—世界に一つだけの服」を開催する。会期は2016年3月4日~5月22日(月曜休館、ただし祝日・5月2日・5月16日は開館)。開館時間は10:00~18:00。(祝日を除く金曜、会期最終週平日は20:00まで)。入館料は一般1,700円、高校・大学生1,000円、小中学生500円。同展は、オートクチュールの始まりである19世紀後半から現代に至るファッション史を概観するもので、パリ・モードの殿堂―ガリエラ宮パリ市立モード美術館館長オリヴィエ・サイヤール氏監修のもと、2013年にパリ市庁舎で開催された展覧会を再構成したものとなる。19世紀後半のパリで誕生したオートクチュール(Haute=「高い」「高級」・Couture=「縫製」「仕立て」の意)は、パリ・クチュール組合の承認する数少ないブランドにより、顧客の注文に合わせてデザイナー主導で仕立てる高級服として知られている。同展では、シャネル、クリスチャン・ディオール、バレンシアガ、ジヴァンシィ、イヴ・サンローラン、ジャン=ポール・ゴルチエ、クリスチャン・ラクロワ、アライアらが生み出してきた時代を映し出す美しいシルエットの数々、刺繍・羽根細工・コサージュなど、脈々と受け継がれる世界最高峰の職人技が、ドレス、小物、デザイン画、写真など合わせておよそ130点により紹介されるということだ。なお、ガリエラ宮パリ市立モード美術館館長オリヴィエ・サイヤール氏は、同展の魅力と展示の見どころを次のように語っている。「作品はどれも二つとないものばかりで、デザイナーが時代に影響を及ぼすことのみならず、顧客の趣味が時代に反映されることもまた考慮に入れた上で選び出されています。マドレーヌ・ヴィオネ、ポール・ポワレ、スキャパレリ、シャネル、ディオール、グレ、バレンシアガ、イヴ・サンローランのこれ以上ない貴重な作品は、オートクチュールの歴史に幾度か訪れた頂点を評価する道筋を示しているのです。もちろん、これは私たちのコレクションを基にした歴史的で主観的なひとつの見方です。ファッションの歴史は美術館のコレクションに応じていくつも存在するのです。私達がその業績を高く評価する偉大なデザイナーの中から、息を呑むような最高のデザインを選択しました。」
2015年10月29日恐らく、心待ちにしていた人は多くいるだろう。シャネル(CHANEL)が今年も、ポーチ付きのブラシセットを10月23日より数量限定にて発売。シャネルのシンボルカラーである、ブラックのシックでクールな特製ポーチに収められているのは、5本のミニサイズのブラシとハンディタイプのミラー。ブラシ フォルダーも備えているところにもシャネルのこだわりを感じさせてくれる。「シャネル レ ミニ ドゥ シャネル 2015(パウダー ブラシ、フェイス コントゥール ブラシ、アイシャドウ ブラシ、ブレンディング ブラシ、スモール アングルド シャドウ ブラシ)」(1万2,000円・限定品)は、2種のフェイスブラシと3本のアイ メイクアップブラシで構成。外出先や旅先などでも完璧なメイクアップを叶える5本のブラシは、限りなくエレガントで美しい佇まい。思えば、いつだってシャネルは時代に寄り添いながら、女性のイデオロギーや生き方をも変えるほどのエネルギーで女性たちを美しく彩りってきた。そんなシャネルのシャネルたらしめる優美さは、限定品からも確かな息遣いが聞こえてくる。<問い合わせ>シャネル カスタマー・ケア・センター(香水・化粧品)TEL:0120-525-519
2015年10月26日展覧会「PARIS オートクチュール- 世界に一つだけの服」が、16年3月4日から5月22日まで東京・丸の内の三菱一号館美術館にて開催される。同展は、パリ・モードの殿堂として知られるガリエラ宮パリ市モード美術館館長のオリヴィエ・サイヤール監修のもと、13年にパリ支庁舎で開催され人気を博したファッション展を再構成したもの。パリ・クチュール組合の承認を得た数少ないブランドが、顧客の注文に合わせてデザイナー主導で仕立てた高級服“オートクチュール”の19世紀後半から現代に至るまでの歴史を概観することが出来る。会場では、シャネル(CHANEL)、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)、ジバンシィ(GIVENCHY)、イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul GAULTIER)、バレンシアガ(BALENCIAGA)らのオートクチュールを紹介。刺繍、羽根細工、コサージュなどの脈々と受け継がれてきた世界最高峰の職人技を、約130点のドレスや小物、デザイン画、写真などを通して体感出来る展覧会となっている。【イベント情報】PARIS オートクチュール- 世界に一つだけの服会場:三菱一号館美術館住所:東京都千代田区丸の内2-6-2会期:16年3月4日~5月22日時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜日と最終週平日は20:00まで)休館日:月曜日(祝日、5月2日、5月16日は開館)料金:一般1,700円、高大学生1,000円、小中学生500円
2015年10月17日シャネル(CHANEL)のクリエイティヴィティの魅力に迫る展覧会「マドモアゼル プリヴェ」が、11月1日までロンドンのサーチギャラリー(Saatchi Gallery)にて開催されている。同エキシビションは、イギリスのランドスケープデザイナーであるハリー&デビッド リッチがマドモアゼル・シャネルの人生へのオマージュとして構想した、ギャラリーの外に広がるイギリス式庭園から始まる。秋らしいゴールド、バーント オーク、シルバー グラナイトなどが用いられた庭園は、マドモアゼル・シャネルの自由への渇望を表現した“リバティ”、彼女の人生を賭けた愛をイメージした“ボーイ カペル”、彼女の星座と強さのシンボルを表した“レオ”の3つのパートで構成されている。庭園を抜けると、マドモアゼル・シャネルのアパルトマンのようなコロマンデル屏風で区切られた空間が現れ、そこからシャネルの神髄に満ちたギャラリーへと続いていく。ギャラリーの1階は5つのスペースで構成されてり、最初の部屋では、マドモアゼル・シャネルが初めてブティックを出したドーヴィルを始めとしたシンボリックな場所を再現。マドモアゼル・シャネルとカール・ラガーフェルドによって生み出されたシャネルのコード、シンボル、アイコンを連想させるアイテムを展開するスペースも登場する。その他、“ダイヤモンド”をテーマにしたスペースや、オートクチュール職人の技を体験出来るスペース、フレグランス「シャネルN°5」のラボラトリーなどで構成される。ギャラリーの2階では、1932年に発表されたハイジュエリーコレクション「Bijoux de Diamants(ダイヤモンド ジュエリー)」の復刻版を、カール・ラガーフェルドが同展のために特別にデザインしたシャネルのオートクチュールのサヴォアフェールと合わせて展示。ジュリアン・ムーアからリリー=ローズ デップまでのシャネルと関係のある女優やモデルのポートレートなどが展示されたゾーンも展開される。エキシビションは、マドモアゼル・シャネルが幼少期を過ごしたオバジーヌの孤児院のステンドグラスの窓にあった“C”からインスピレーションを得たフランス式庭園で幕を閉じる。なお、ギャラリーの3階では、メゾンの職人技とサヴォアフェールにフォーカスした特別なワークショップや様々な年代に向けた教育プログラムなどを行っていく。10月12日に開催されたオープニングには、カール・ラガーフェルドを始め、ジュリアン・ムーア、ヴァネッサ・パラディ、リリー=ローズ デップ、菊地凛子、リタ・オラが出席。セレモニー後には、ギャラリー3階のクラブにて、セイント・ヴィンセントとジェイミー・ボチャートのライブや、リリー・アレン、ジョニー・ウィルクス、ジャーヴィス・コッカーらのパフォーマンスも披露された。【イベント情報】「マドモアゼル プリヴェ」展会場:Gallery Saatchi住所:Duke Of York’s HQ King’s Road London SW3 4RY会期:10月13日~11月1日時間:10:00~18:00(水曜日は22:00まで)入場無料
2015年10月16日ジュリエット・ビノシュ主演、クリスティン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツ競演の映画『アクトレス ~女たちの舞台~』が、10月24日公開を迎える。本作は、華やかな芸能界に生きる女優の光と影を描いた人間ドラマ。一世を風靡した大女優マリアを演じる主演のジュリエット・ビノシュは、一糸まとわぬ姿になって湖で泳ぐシーンを披露するなど、体当たりで中年女優の苦悩と葛藤を演じている。そして、敏腕マネージャー役にクリステン・スチュワート、スキャンダルまみれのお騒がせ女優役にクロエ・グレース・モレッツと、華やかなキャストがそろう。『キック・アス』のヒット・ガール役で人気に火が付いたクロエ・グレース・モレッツは、本作ではクリーンなイメージを覆し、妻ある男性と恋をする大人の女を演じるなど、新境地を開拓。ある時は、シャネルの衣装を着こなし密会をする大人の女性になり、ある時はパンキッシュなメイクにカーリーヘアで記者会見場のマスコミと対峙し、劇中劇の映画ではメタリックのボディスーツに赤毛のウィッグで宇宙船に乗りこむミュータントに変身し、まるで七変化のようにさまざまな顔を見せている。2014年の第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されるやいなや、世界中から称賛され注目を集めた本作。シャネルが特別協力として映画の製作をサポートし、衣装やアクセサリーなども提供していることでも話題となっている。『アクトレス ~女たちの舞台~』は、10月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか順次公開。(c) 2014 CG CINEMA - PALLAS FILM - CAB PRODUCTIONS - VORTEX SUTRA - ARTE France Cinema - ZDF/ARTE - ORANGE STUDIO - RTS RADIO TELEVISION SUISSE - SRG SSR
2015年10月16日シャネル(CHANEL)が16SSプレタポルテコレクションのショーをパリで開催。同コレクションのコンセプトは、“エアライン”。カール・ラガーフェルドによって空港の出発ゲートに姿を変えたグラン・パレにて披露された。
2015年10月16日