自分の好きな間取りを自由に決めることができる注文住宅。住宅購入を考えた時に、多くの人が一番憧れる建て方ではないでしょうか。しかし自由だからこそ、注文住宅を建てたことがある人にとっては「これは作らなければ良かった」と思う間取りがあれば、「これは作って良かった!」と思う間取りもあります。これから注文住宅を建てようと思っている人は、経験者の意見を参考にすると失敗が少なくなるかもしれません。「いい(11)いえ(18)」という語呂合わせから11月18日は「いい家の日」と制定されています。その日に向けて、株式会社リクルート住まいカンパニー3年以内に注文住宅を建てた全国の男女300人に「住んでよかった間取り」についてのアンケート調査を実施しました。今回は、その結果についてご紹介いたします。■ 対面式キッチン、オープンなLDK。家族とのコミュニケーションを重要視した間取りが上位にアンケートの結果、最も多くの人が「住んでよかった」と実感している間取りの第1位は「対面式キッチン」でした。ABC / PIXTA(ピクスタ)キッチンと食卓の距離が近いので、家事がラクになるだけでなく、料理をしながらでも家族とコミュニケーションが取りやすく、ダイニングやリビングの様子がよく見える点で人気となっています。2位は「オープンなLDK」。こちらも対面式キッチンと同様に、家族とのコミュニケーションが取りやすい間取りになっています。オープンなLDKの一角に家族の作業場を設け、一人で部屋にこもることなく宿題やPC作業などができるため、家族の気配を感じながら個々の時間に集中できるのも魅力のひとつです。夫婦共働きや核家族化が進み、限られた時間の中で家族のつながりを実感できる対面式キッチンやオープンなLDKのような居住空間は、今後もますます重要視されていくでしょう。■ ウォークインクロゼット、畳スペース。小空間を有効に使った間取りも人気この他、3位の「ウォークインクロゼット」、5位の「室内干しスペース」、6位の「パントリー」、8位の「階段下収納」、9位の「シューズインクロゼット」など、限られたスペースを有効に使った間取りも人気でした。YUZ / PIXTA(ピクスタ)このような間取りは、収納を便利にしたり家事をラクにしてくれたりするので、注文住宅を建てる際には作ってみたいですよね。IYO / PIXTA(ピクスタ)また、4位の「畳コーナー」、7位の「吹き抜け」、10位の「ウッドデッキ」など、特別感のあるこだわりの空間もランクイン。OrangeMoon / PIXTA(ピクスタ)畳コーナーは独立した和室の代わりに、リビングの一角に設けるスタイルが人気です。小さなスペースでも、子どものお昼寝や洗濯物を畳む際など何かと重宝します。自分たちの生活スタイルや家族構成に応じた、好きな家を作ることができる注文住宅。いざ自分が建てようと思った時には、意外と間取り決めに悩むことも多くあります。注文住宅を建てようと思っている人だけでなく、物件購入を考えている人はぜひ、今回のアンケート結果を参考にしてみてくださいね。【参考】※<11月18日は「いい家の日」>住んで良かった「間取」は?注文住宅を建てた300人に聞いた、家づくり最新トレンドご紹介
2018年11月18日