『007』シリーズなどで知られるガイ・ハミルトン監督が20日、スペインのマヨルカ島にある自宅で死去した。93歳だった。死因などの詳細についてはまだ明らかになっていない。『007 死ぬのは奴らだ』『007 黄金銃を持つ男』でハミルトン監督と仕事をしたロジャー・ムーアが21日、ツイッターでこの悲報をファンに知らせており、「素晴らしい監督であるガイ・ハミルトンが天空の編集室へ旅立たれたことを聞いてとてつもなく悲しいです。2016年はつらい年です」とつづった。パリで生まれたハミルトン監督はキャリアにおいて22作品の映画を手がけたが、その中でもショーン・コネリー主演の『007 ゴールドフィンガー』(64)や『007 ダイヤモンドは永遠に』(71)で最も知られている。その2年後にはロジャー・ムーアの『007』2作品を手がけ、マイケル・ケイン主演作『パーマーの危機脱出』『空軍大戦略』、ハリソン・フォード主演の『ナヴァロンの嵐』(74)などを監督した。キャリア後期にはアガサ・クリスティ著作を原作とした『クリスタル殺人事件』『地中海殺人事件』の2作品を映画化していた。(C)BANG Media International
2016年04月23日『007』シリーズ4作を手がけたガイ・ハミルトン監督が亡くなった。93歳だった。その他の情報ハミルトン監督は、ショーン・コネリー主演の『007/ゴールドフィンガー』『007/ダイヤモンドは永遠に』と、ロジャー・ムーア主演の『007/死ぬのは奴らだ』『007/黄金銃を持つ男』を監督している。そのほかの作品に、ハリソン・フォードが出演した『ナバロンの嵐』、アガサ・クリスティの小説の映画化『クリスタル殺人事件』『地中海殺人事件』『レモ/第1の挑戦』などがある。ハミルトンは、パリ生まれ。その後、イギリスに渡り、第二次大戦で従軍した。監督デビューは1952年のスリラー映画『The Ringer』。晩年はスペインのマヨルカ島に在住していた。文:猿渡由紀
2016年04月22日シャーリーズ・セロンが、ショーン・ペンとの1年半の交際と破局について語った。「The Wall Street Journal」紙のインタビューでシャーリーズは以前から、もっと子どもが欲しいと考えていたという。そのことについては「ショーンにもいつも正直に話していたわ。彼はとても協力的だった」と彼女は言う。何年も前から友人同士だった2人が交際を始めたのは、シャーリーズが息子のジャクソンを養子にしてから2年ほど経った時期だった。交際直後から、ショーンがジャクソンと養子縁組をすると報じられたが、「それは全く事実じゃないわ」とシャーリーズは否定する。「そんなことはたった18か月間で起きるものじゃない。子どもにそんなことをしてはいけないわ。私は幼い息子を持つシングルマザーであり、その息子に『ママはデートをするけど、父親はいない』と理解させなければならなかった。とても慎重に、とても誠実にならなければならないの。ショーンは素晴らしく対応してくれたわ」。「彼は私がもう1人養子を迎えようとしていたことは知っていたけど、私たちが一緒に手続きをすることはなかったの」とショーンとの関係は望んだ形にはならなかった語ったシャーリーズは「パブリシストに殺されるわ。話し過ぎちゃった」と笑ったが、すぐ後に涙をこぼしたという。シャーリーズは昨年8月に2人目の養子として女児・オーガストを迎えている。破局について様々な憶測が報じられたが、「物事をセンセーショナルに扱いたがる風潮があるわ。誰かと破局すると、その裏にはクレイジーな理由やドラマがあるはずだと思われてしまう」と言う。そして彼女自身の言葉で以下のように語った。「私たちは交際していたけれど、うまくいかなくなった。そして私たちは別れることを決意した。それだけよ」。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月31日●相変わらず熱いFREETELプラスワン・マーケティングは14日、「2016年戦略発表会」を開催し、CES 2016で発表した「MUSASHI」や、既存モデルをリニューアルした「Priori 3S LTE」を発表。さらに2016年中に展開する数々の施策を明らかにした。○2015年の好調さと2016年の新展開をアピール最初に登壇したプラスワン・マーケティングCEOの増田薫氏は、自社生産の各スマートフォンの販売実績に対して「数倍、ものによっては数十倍のロットを生産したが、すべて初日で完売。よい結果を出せた」と2015年を振り返った。また、カンボジアの通信キャリア「seatel」と提携し、50万台の販売合意契約が締結したと報告。さらに、2016年3月から北米に進出して80万台の販売を目指すと告げ、FREETELブランドの世界進出をアピールした。カンボジアでは同社の「Priori2 LTE」を販売したが、3週間で完売するなど非常に好評だったため、後継モデル「Priori3 LTE」やハイエンド機「極」をローンチする予定だという。増田氏は中国の新聞記事で「日本の小米(シャオミ: 中国のネットワーク系ベンダー)か?」と評価されたことを強調し、「10年以内に世界一(のSIMフリーキャリア)を目指す」と自信を見せた。そのほかにも訪日外国人専用プリペイドSIM「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」が好評な件や、ヨドバシカメラ全店舗などに設置した「FREETELコーナー」の展開を振り返った。後者はSIMカード購入者がMNPによる引っ越しを行う際、一般的には1時間ほど待たされる点を取り上げ、「我々は最短5分でMNPを可能にした」と、大手キャリアからの乗り換えを望んでいるユーザーへ迅速に対応できると強調した。さらに増田氏は自身が大手IT企業で経験してきた所懐として、「メーカーは売った後のサポート費用をコストとして考える傾向がある」と説明し、社内にサポートセンターを設置してハードウェアとSIMカードを通した一体サービスを提供してきたという。デバイスとSIMカードを別々に購入するのが一般的な状況を踏まえて、「(顧客の)たらい回しは行わない」と自社のサポート体制に自信をのぞかせた。「子どもの頃はSONYのウォークマンが大好きだった。だが、今の国内メーカーは元気がなくなっている」と語る増田氏は、2016年の展開としてSIMカードや各種スマートフォンの販売実績1位を目指すと同時に、海外への本格展開を行うことを明らかにした。既に整っているデバイスやSIM、サポートといった体制に加えて、店舗展開の強化やオンラインショップ、アプリケーションといった多角的なサービス提供を目指すという。「胸に日の丸がある気持ちで頑張る」と語る増田氏は、日本の企業が世界に進出した1980年代の勢いを取り戻すような意気込みを見せた。○WeChat使い放題SIMを提供2016年中に展開するサービスとして、中国産SNSであるWeChatが使い放題となるプリペイドSIM「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」を紹介。こちらは25日から販売する。既存の各量販店に展開した店舗で修理受付やSIMカードの変更といったサービスの拡充も予定しているという。今回は2016年3月までの展開を説明したが、近日中に新しいSIMプランやAndroid搭載の新デバイスも発表するという。新デバイスはMWC 2016に出展することから、そちらで明らかになると思われるが、筆者が増田氏に確認した限りでは、ミドルレンジクラスとフラグシップクラスの製品を投入する模様である。また、地域などは明らかにしていないが、1時間内の配送サービスや、自社スマートフォンの買い取りサービスも近々にスタートする。4人からスタートしたプラスワン・マーケティングだが、現在は国籍11カ国200人の従業員が集い、Global Presidentとして元MotorolaのIan Chapman氏が就任している。「これからも面白いデバイスやSIMカードプランなど、多くの展開を予定している」と熱く語る増田氏の意気込みは2016年も変わらない。●大容量バッテリーのPriori 3S LTE○4,000mAhの大容量バッテリー搭載「Priori 3S LTE」さて、多くの読者が気になるのは新デバイスだろう。まずは既存モデルをリニューアルした「Priori 3S LTE」だ。同社プロダクト部執行役員の佐々木隆文氏はPriori 3S LTEが搭載する4,000mAhのバッテリー(前モデルの約2倍)の持ち時間について「音楽を聴きながら写真を撮っても7割程度残り、その夜に夜景を撮って次の朝になっても3~4割(のバッテリー残量が)残っていた」と語る。そもそも既存モデルである「priori3 LTE」は、エントリークラスに位置付けられたデバイスだが、Priori3 3S LTEは2GBのメモリーと16GBのストレージを搭載するミドルレンジクラスとなった。佐々木氏は撮影機能にこだわったと語り、「(以前のモデルは)夜景を撮影してもハレーションを起こしてキレイに撮影できなかった。(Priori 3S LTEはこの点を改善して)見た目と同じ写真を撮れる」という。上図はPriori 3S LTEのスペックだが、価格は17,800円。2016年1月22日から予約販売を開始し、2月からの発売を予定している。●大注目の変形スマホ「MUSASHI」○折りたたみ式のスマートフォン「MUSASHI」を発表発売時期や価格などは明らかにされなかったが今回の注目株は、CES 2016で披露された二つ折りのスマートフォン「MUSASHI」だ。一見するとフィーチャーフォン(=ガラケー)に見えるが、本体の内側と外側に4インチのWVGA液晶ディスプレイを装備したAndroid搭載スマートフォンである。増田氏によれば「CES 2016では(既存デバイスの)極と並んでMUSASHIは好評だった」という。佐々木氏は初期の007シリーズでジェームス・ボンド役を務めた俳優ショーン・コネリー氏を引き合いに、「閉じた時はカジュアルな、開いた時はスタイリッシュなコネリー氏をイメージしてデザインした」とMUSASHIの設計について説明した。また、名称についてはMUSASHIの2Wayスタイルと宮本武蔵の二刀流をかけたそうだ。実際に手にして感じるのは物理キーパッドから得る感触のよさだ。フィーチャーフォンを使った経験をある方ならご承知のとおり、あのクリック感が味わえる。筆者も自分の親に購入したいと感じたが、デバイス自体は想像以上に大きく、手にした際の重量も軽いとはいえなかった。現時点は試作機のため判断を下すタイミングではないが、4インチのディスプレイを維持するために筐体自体は一回り程度大きく感じる。興味をお持ちの読者は発売されたら店頭などで一度手にすることをお薦めしたい。なお、通話に特化したフィーチャーフォンの「Simple」シリーズも新モデルを発表。今回はモックアップのみ披露した。Windows 10 Mobile搭載デバイスに関する具体的な説明はなかったものの、各関係者に取材を試みたので、そちらは別記事でご覧頂きたい。
2016年01月15日シリーズ最新作『007 スペクター』公開を機に、ファンや映画関係者の間では「7代目ボンドは誰?」という議論が再燃している。以前から、6代目ボンドのダニエル・クレイグが「続投に消極的」だと報じられており、すでに新たなボンド候補が複数浮上している状況だ。クレイグに関しては本作の撮影後に、「またボンドを演じるくらいなら、手首を切る」なんて発言がメディアを騒がせたが、その後「発言の一部を大げさに報じられた」と本人が釈明したのだとか。現時点では「もう1作出演する」「契約は満了したが、続投は本人次第」など明確な結論には至っていない模様。また、クレイグは前作『007 スカイフォール』&本作でタッグを組んだサム・メンデス監督と「ぜひ、また仕事がしたい」とも語っている。2006年公開の『007 カジノ・ロワイヤル』に始まるクレイグ版ボンドは、過去のシリーズとは異なり、ジェームズ・ボンドという人物の“成長”に照準を合わせ、『007 慰めの報酬』『007 スカイフォール』と作品を重ねることで、壮大なクロニクルを紡いだ点が大きな魅力であった。荒削りだったルーキーは、いまや熟練した風格を漂わせる。そして最新作では、自身を苦しめ続けた犯罪組織スペクターと直接対決し、人生のケリをつけようと決意する。つまり、『007 スペクター』はクレイグ版ボンドの集大成といえる完成度を誇っており、「ここでいったん、区切りをつけるのが美しい」と思わせるのだ。最高傑作の呼び声高い『007 スカイフォール』に比べると、少々テンポの悪さを感じるかもしれないが、“贅沢な時間の流れ”は長年『007』シリーズが培ったレガシーであり、本来の姿ともいえる。ボンド役を通して成長を遂げたクレイグ同様、作品自体にもいい意味で余裕があり、貫録たっぷりだ。現実問題として、本作を最後にソニー・ピクチャーズ エンタテインメンがもつ007シリーズの配給契約が期限切れを迎えるため、スパイ映画さながらの熾烈な駆け引きが展開するのは必至。今後、新たな配給契約が結ばれれば、キャストや世界観が一度リセットされる可能性は大いにある。7代目ボンド候補としては、トム・ハーディ、ヘンリー・カヴィル、トム・ヒドルストン、マイケル・ファスベンダー、イドリス・エルバらが挙がっているが…。<『007』シリーズでボンドを演じた俳優>初代ボンド:ショーン・コネリー第1作『007 ドクター・ノオ』(1962)第2作『007 ロシアより愛をこめて』(1963)第3作『007 ゴールドフィンガー』(1964)第4作『007 サンダーボール作戦』(1965)第5作『007は二度死ぬ』(1967)2代目ボンド:ジョージ・レーゼンビー第6作『女王陛下の007』(1969)初代ボンド:ショーン・コネリー第7作『007 ダイヤモンドは永遠に』(1971)3代目ボンド:ロジャー・ムーア第8作『007 死ぬのは奴らだ』(1973)第9作『007 黄金銃を持つ男』(1974)第10作『007 私を愛したスパイ』(1977)第11作『007 ムーンレイカー』(1979)第12作『007 ユア・アイズ・オンリー』(1981)第13作『007 オクトパシー』(1983)第14作『007 美しき獲物たち』(1985)4代目ボンド:ティモシー・ダルトン第15作『007 リビング・デイライツ』(1987)第16作『007 消されたライセンス』(1989)5代目ボンド:ピアース・ブロスナン第17作『007 ゴールデンアイ』(1995)第18作『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997)第19作『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999)第20作『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002)6代目ボンド:ダニエル・クレイグ第21作『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)第22作『007 慰めの報酬』(2008)第23作『007 スカイフォール』(2012)第24作『007 スペクター』(2015)『007 スペクター』は12月4日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:Ryo Uchida)■関連作品:007 スペクター 2015年12月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2015 Danjaq, MGM, CPII. SPECTRE, 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks, TM Danjaq. All Rights Reserved.
2015年11月30日名優ショーン・ペンが肉体改造を行い、初めての本格アクションに挑んだ『THE GUNMAN(ザ・ガンマン)』。このほど、『I am Sam アイ・アム・サム』『ミスティック・リバー』『ミルク』などで圧倒的な演技力でさまざまなキャラクターを演じてきたアカデミー賞俳優が、“こんな姿は見たことない”というほどの激闘アクションで魅せる予告編映像が到着した。アフリカ・コンゴ民主共和国で、鉱山利権に絡む極秘の官僚暗殺作戦に参加した元特殊部隊最強の暗殺者(ガンマン)、ジム。完璧な狙撃でこの任務を遂行した後の彼は、愛する恋人も何もかも捨てて姿を消し、平穏にひっそりと生きていた。だが、それから数年後、ジムは突如として何者かに命を狙われる。暗殺作戦に参加したかつての仲間が次々に殺されていることを知った彼は、自らの過去と罪に向き合い、再び銃を取る――。2度のアカデミー賞「主演男優賞」ほか、世界三大映画祭すべてに受賞歴を持ち、数々の感動を与えてきた名優が、初の本格アクションに挑戦する本作。演技派リーアム・ニーソンをアクション映画に起用した『96時間』のピエール・モレル監督が、再びアクション界に新たなる“渋メン”スターを誕生させた。届いた予告編には、演技派のイメージを脱ぎ捨てた“誰も見たことのない”ショーン・ペンの姿が!本作に備え、撮影開始前から日々トレーニングを行い、徹底的に肉体を鍛え上げたという彼は、筋肉隆々の肉体で怒涛のアクションを披露。激しい戦闘シーンや、銃撃戦、ビル&車の爆発、さらには炎の中での激闘など、最初から最後までノンストップな迫力のあるアクションを展開させていく。さらに、現在55歳のショーン・ペンに加え、「さあ、狩りを始めよう!」と叫ぶ『007 スカイフォール』のハビエル・バルデム、次のボンド候補として度々名前の挙がるイドリス・エルバなど、豪華な“渋メン”共演陣も姿を見せる。また、今回解禁となったビジュアルには、スーツ姿で銃を持ち、睨みを効かせたショーン・ペンをビジュアル全体に配置。炎を上げながら猛スピードで走る車、飛び散るガラスの破片が作品の持つ迫力をアピールし、新たなアクションヒーローの誕生を示している。『THE GUNMAN(ザ・ガンマン)』2016年2月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月30日ケネス・ブラナーが、『オリエント急行殺人事件』リメイク版を監督することになった。エルキュール・ポアロ役で出演もする。製作・配給は20世紀フォックス。その他の情報原作は、1934年にアガサ・クリスティーが出版した同名の推理小説。1974年にシドニー・ルメット監督で映画化された。この時は、アルバート・フィニーがポアロを演じている。ほかにショーン・コネリー、ヴァネッサ・レッドグローブ、イングリッド・バーグマン、ローレン・バコール、ジャクリーン・ビセットらが出演した。バーグマンはオスカー助演女優賞を受賞している。ブラナーは今年、映画『シンデレラ』を大ヒットさせた。現在はロンドンの舞台でシェイクスピア劇を演出している。文:猿渡由紀
2015年11月24日女優の栗山千明、俳優の竹中直人、タレントの小堺一機がこのほど、都内で行われた、WOWOWの無料放送イベント「TOUCH!WOWOW2015」の特集「ジェームズ・ボンドに愛を込めて」の収録に参加した。「TOUCH!WOWOW2015」は、WOWOWが28日に開催する無料放送イベント。映画『007 スペクター』(12月4日公開)とコラボした同特集では、『007』シリーズ過去作品を放送するほか、キャスト&スタッフの独占インタビューなどを紹介する。番組MCを務める栗山は、ゲストで『007』シリーズファンの竹中、小堺、プロ野球・阪神の金本知憲監督との収録を終え、「緊張したけど、みなさんコアなファンなので色々教えて頂きました。車とか秘密兵器とかにも注目して見てみたい」とにっこり。ボンドの魅力については、「異性というよりも単純に格好良い。エレガントで大人の色気を感じる」と話し、「私みたいに『007』をよく知らない人でも分かりやすく楽しめる内容になりました」とアピールした。一方、初代ボンドのショーン・コネリー版からリアルタイムで見続けてきたという竹中は、「小学生の頃は、外国のスターといったらショーン・コネリー。エロいシーンは母親に目隠しされたりしてましたね」とエピソードを明かしつつ、「(現ボンドの)ダニエル・クレイグがアストン・マーティンの前に立つ姿は、本当に格好良い。『007』なりのボンドの立ち方があるんですよね。今は、ダニエル・クレイグが理想のボンドです」と熱弁。また、シリーズの魅力について、「『007』を知らない人はいない。20世紀のアクションの形を作った作品だと思う。他のアクションと違うのは、スーツで戦うところ。そこが格好良い」と語った小堺。「ボンドは、荒唐無稽な夢物語を見せてくれる憧れの存在」だと言い、「今は格好つけると格好悪いという時代だけど、ボンドは『格好良いだろ!』という仕草をやってくれる。似合わないから真似しないけど、真似したくなるくらい格好良い」と興奮気味に話していた。
2015年11月13日女優の栗山千明が11月11日(水)、都内で行われた『007 スペクター』特別試写会に出席。もしボンドガールのオファーがあったらと質問され「想像つきませんが、お話をいただけたら光栄なこと。ぜひ頑張りたい」と意欲を見せた。すでに世界的な大ヒットを記録しているシリーズ第24作『007 スペクター』。あるビデオメッセージに残された暗殺指令を目にしたボンドは、上司の制止を振り切り、単身メキシコへ。そのミッションが、自らを長年苦しめ続ける犯罪組織“スペクター”に通じる旅とも知らず、ローマ、オーストリア、モロッコと世界をまたにかけた死闘を繰り広げる。主演を務めるダニエル・クレイグについて「クールに任務をこなしながら、傷ついた女性を癒す姿がとても紳士的だし色気がある」と瞳を輝かせる栗山さん。初代ボンドであるショーン・コネリーが主演した過去の作品も見たことがあるそうで、「ダニエルさんはそれまでとは全然違うボンド像を作り上げた。アクションもすごいですよね」と魅力を語っていた。本作には二人のボンドガールが登場。殺し屋の未亡人をイタリアの“美魔女”モニカ・ベルッチが、物語のカギを握る医師を『アデル、ブルーは熱い色』『美女と野獣』などに出演したフランスの若手女優レア・セドゥが演じている。ベルッチは撮影時50歳で、史上最高齢のボンドガールとなったが「お美しいですよ。こんなにキレイな50歳はなかなかいない」と日本のクールビューティーも驚きの表情。お気に入りのボンドガールは、『007 カジノ・ロワイヤル』のエヴァ・グリーンだといい「ボンドと出会った冒頭は、女を出していないですよね。そのあたりは、女性も共感できると思います」と話していた。『007 スペクター』は11月27(金)~29(日)の3日間先行上映。12月4日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:007 スペクター 2015年12月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2015 Danjaq, MGM, CPII. SPECTRE, 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks, TM Danjaq. All Rights Reserved.
2015年11月11日『ミスティック・リバー』『ミルク』で2度のアカデミー賞「主演男優賞」に輝き、数々の名作においてその圧倒的な演技力で観客に感動を与えてきた名優ショーン・ペンが、初の本格アクションに挑戦!『96時間』のピエール・モレル監督とタッグを組んだ『THE GUNMAN(ザ・ガンマン)』が、2016年2月6日(土)より日本公開されることが決まった。舞台は、アフリカ・コンゴ民主共和国。鉱山利権に絡む極秘の大臣暗殺作戦に参加した元特殊部隊最強の暗殺者(ガンマン)、ジム。だが、完璧な狙撃でこの任務を遂行した後、愛する恋人も何もかも捨てて姿を消し、血塗られた過去を贖うようにひっそりと生きていた。それから数年後、ジムは突如として何者かに命を狙われる。暗殺作戦に参加したかつての仲間が次々に殺されていることを知った彼は、自分を襲った敵が何者なのかを突き止めるため、そして自ら生き残るために、過去と向き合い、再び銃を取る――。これまで数々の名作に出演して2度のオスカー獲得、世界三大映画祭全てで賞を受賞したことのあるショーンが次に選んだのは、元・特殊部隊最強の暗殺者。これまで、『96時間』のリーアム・ニーソン、『ラスト・ミッション』のケヴィン・コスナー、最近では『キングスマン』のコリン・ファースと、オスカー受賞&ノミネートを誇る演技派の“渋い”俳優たちがアクション映画に挑み、ファンを夢中にさせている中、新たなる名優が本作アクション映画史にその名を刻むことになった。本格的なアクションに備え、ショーンは撮影開始前から毎日かかさず数時間にわたり激しいトレーニングを行い、肉体を限界まで鍛え上げた。今回届いた本作の場面写真も、まさに元暗殺者・ジムが、銃を手に自分の命を狙う敵と激戦を始めようとしている瞬間をとらえており、オーバー50とは思えない驚愕の筋肉美が際立つ1枚となっている。そんな彼に海外メディアからは、「アクションヒーローとしての新たなキャリアを築いた」(「Tampa Bay Times」)、「彼は見事にやり遂げた!」(「San Francisco Chronicle」)、「日に焼けた筋肉はまるでシルベスタ・スタローンのようだ!」(「Chicago Sun-Times」)とすでに称賛の嵐だ。メガホンをとったのは、『パリより愛を込めて』『96時間』をメガヒットに導いたピエール・モレル。また、敵役を演じる『007 スカイフォール』のハビエル・バルデム、脇を固める『パシフィック・リム』のイドリス・エルバなど豪華俳優陣も魅力だ。かつてリーアムを起用し、新たな渋メンのアクションヒーローを誕生させたモレル監督が、名優ショーンとタッグを組み、ふたたびアクション界に嵐を巻き起こすことになるのか、ぜひ注目していて。『THE GUNMAN(ザ・ガンマン)』は2016年2月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月11日映画『007 スペクター』の公開を記念し10月28日(水)、開催中の「東京モーターショー」にて、ボンドカーとして知られるアストンマーティンの限定モデル「DB9 GT ボンド・エディション」がお披露目され、『007』ファンである細川茂樹が来場し“ボンド愛”を熱く語った。本作の中に登場するボンドカー「DB10」は非売品だが、それをモデルに市販車としたのがこの「DB9 GT ボンド・エディション」。全世界限定150台のみの生産で、価格は3千万円!細川さんは若い頃から『007』の大ファンであり、ジェームズ・ボンドこそ「憧れのヒーロー」であると語る。この日もボンドを彷彿とされるスーツでキメてきたが「フォーマルないでたち、着こなし、立ち姿などはボンドに学びました」と語る。「仮面ライダー響鬼」に出演する際は「ボンドのイメージを入れたい!」と直訴したそうで、最終的に、受け入れられなかったものの、ボンドをイメージしたスーツスタイルを提案したほど。プライベートでもオメガの高級時計やブリオーニのスーツなど、ボンドと同じスタイルを追求し続けてきて、30代の初めごろにはアストンマーティンを購入!「『V8』とよばれるもので15作目の『007 リビング・デイライツ』でティモシー・ダルトンが乗っていたものです。信号待ちしていると外国人の方に必ず写真を撮られました」と振り返った。全作のDVDを持っているという細川さんだが、歴代ボンドの魅力についても熱弁が止まらない!「ショーン・コネリーは男クサい。バスローブが一番似合うのもショーン・コネリー(笑)。軟派とは言わないけど、路線が変わったのはピアーズ・ブロスナン。ロジャー・ムーアは絵に描いたような英国紳士でした」と解説。現在のダニエル・クレイグについては「アクションが見応えがあり、非情で冷たいところも好き。(ダニエルの起用は)大きく舵を切ったし、賛否はあったけど、始まってみたら、アクションがカッコよくて」と絶賛する。最新作『スペクター』でもその得意のアクションを披露しているが、細川さんは「俳優としてうらやましい!」と羨望を口にし「日本版『007』があれば。お金はいらないから『やります!』と言いたい。まだいまならやれる…あと2~3年経つと『膝が、腰が…』って言いそうだけど(苦笑)」と意欲を口にしていた。映画の中のボンドカーについても「ダニエルのシリーズは、アクションが多いので、ドアがなくなったり、傷が付いたり、車好きからすると悲しいんですが(苦笑)、強い車に乗っているという印象を与える」とその魅力を語る。自身の望む機能を尋ねられると「ご飯が炊けたり、後ろが冷蔵庫になっていたり」と家電との組み合わせを希望し、会場は笑いに包まれた。『007 スペクター』は12月4日(金)より公開。11月27日(金)、28日(土)、29日(日)には先行上映を実施。(text:cinemacafe.net)■関連作品:007 スペクター 2015年12月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2015 Danjaq, MGM, CPII. SPECTRE, 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks, TM Danjaq. All Rights Reserved.
2015年10月29日女優のジェニファー・コネリーがこのほど、絶対に整形手術を受けることはないと宣言した。現在44歳のジェニファーは、自分の歴史を顔から消すようなことはしたくないため、ハリウッドのプレッシャーには屈しないそうだ。「若さこそが美しいとされているけど、それってすごく悲しいことよね。年上の女性の美しさや自分自身にもそれを受け入れている人はたくさんいるのに残念なことだわ」と、モア誌11月号で語る。その一方で、若さを保つために整形の道を選んだ人たちについて批判するつもりもないという。「時間に限りがあって、努力が必要なことだっていうのは避けられないわ」と話すジェニファーは、「レディオヘッドの『フェイク・プラスチック・ツリーズ』っていう曲が大好きなの。そこでは『彼は80年代に女の子たちに手術をやっていたけど、重力がいつも勝つんだ』って歌われているの。それって間違いなく私が自分自身に言い聞かせていることだわ」と語り、「でも全ての女性はそれぞれ自分の道を選ぶべきだから批判するつもりもないの。ただ私にとっては、本人そのものを見ることの方が美しいことってだけよ」と続けた。ジェニファーの夫ポール・ベタニーもまた、「ジェニファーは自然に美しいけど、そこに何も費やしてはいないんだ。うちの2人の息子の方がジェニファーよりも朝バスルームで費やす時間が長いくらいだからね」と、ジェニファーは見かけにあまり気を使わないタイプだと認めており、「魅力的でいなきゃいけないというプレッシャーを彼女は感じたことがないんだ」と話している。(C)BANG Media International
2015年10月22日映画『007 スペクター』の公開を前に「くりぃむしちゅー」の有田哲平が10月5日(月)、『007』シリーズ初となる「007」公式認定アンバサダーに就任した。10月5日は1962年にシリーズ第1作が英国で公開された日であり「007の日」に認定されている。有田さんは以前から「007」シリーズの大ファン。「親も見ていたし、ショーン・コネリーのシリーズなどもよく見ていました。自分でお金を出して見たのはロジャー・ムーアの『私を愛したスパイ』。(現在の)ダニエル・クレイグのシリーズも全部見てます」と明かす。この日は委任状を正式に受け取り、アンバサダーに就任となったが、さすがの有田さんも緊張気味!就任に際しては「英国紳士らしい振る舞いを」との条件が付けられており「若い頃は紳士らしからぬ行動も多かったですが最近は、合コンでもお持ち帰りのようなことはしてません!紳士的に送り届けてますし、お酒も女の子から頼むように気を配ってるし、サラダを取り分けたりもしてます」となぜか合コンを例に紳士的な振る舞いをアピールした。10月下旬に現地で開催となる「ロイヤルプレミア」への招待状も受け取っているようで、ダニエル・クレイグと言葉を交わすチャンスも!「『僕も日本代表として来てるよ、ダニエル』くらいの感じで対等、ちょっと上から目線で行きたいと思います」と全く気おくれなしに意気込みを口にした。就任式後の報道陣との質疑応答で、改めて“紳士”としての資質について問われると「一時期は荒れてましたがいまはちゃんとしてます」と改めて潔白を表明。映画では過去のシリーズにも登場したボンドにとって最強の敵と言える“スペクター”が登場するが、いま、有田さんにとっての最強の敵は?という質問には「最近、一番の味方だと思ってたザキヤマが先に結婚して…アツアツぶりを見せつけられています。最強の敵ですね」と恨み節。ここ最近で千原ジュニア、「麒麟」の川島明、さらに「爆笑問題」の田中裕二と山口もえの再婚とお笑い界も結婚ラッシュだが「みんな、バンバン裏切っていく」と渋い顔。「なかなかボンドガールが見つからない」と苦笑していた。有田さんといえば、ハーフタレントでハリウッド進出も発表されたローラとの結婚合意報道もあったが「ウワサにしていただくのはありがたいんですが、この1年ほど個人的に話をする機会が全くない(苦笑)」と完全否定。その上で、報道に乗っかり「週刊誌の誌上では結婚することになってるらしく、(自身との)結婚を決めてくれたそうなのでたぶん、すると思います(笑)。僕は週刊誌を信じたい!」と冗談めかして語っていた。『007 スペクター』は12月4日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:007 スペクター 2015年12月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2015 Danjaq, MGM, CPII. SPECTRE, 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks, TM Danjaq. All Rights Reserved.
2015年10月05日主題歌がサム・スミスの「ライティングス・オン・ザ・ウォール」に決定し、10月26日にロンドンで行われるロイヤルプレミアにはウィリアム王子とキャサリン妃が出席することも発表された『007 スペクター』。本作から、シリーズを象徴するかのようなダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドの白タキシード姿の本ポスタービジュアルが解禁。また、10月5日(月)の“ジェームズ・ボンドの日”より、日本限定の超プレミアムポスター付き前売り鑑賞券が発売されることが決まった。「スカイフォール」で焼け残った写真の謎に迫るべく、単独でメキシコ、ローマへと赴くボンド(ダニエル・クレイグ)。そこで、悪名高い犯罪者の美しい未亡人ルチア・スキアラ(モニカ・ベルッチ)から悪の組織スペクターの存在を突き止めたボンドは、鍵を握るかつての敵、Mr.ホワイト(イェスパー・クリステンセン)の娘マデレーン・スワン(レア・セドゥ)を追う。死闘を繰り広げながらもスペクターの核心部分へと迫るなか、舞台は氷雪のアルプス、そして灼熱のモロッコへ。ボンドは追い求めてきた敵と自分自身との恐るべき関係を知ることに――。1962年の誕生から半世紀以上にわたり愛され続けている、史上最長寿シリーズ『007』。2012年、50周年の節目に公開された『007 スカイフォール』はシリーズ最高となる世界興収1,000億円以上を稼ぎ出し、アデルの歌う「スカイフォール」はアカデミー賞を受賞、その確固たる人気を改めて世界に見せつけた。その24作目となるシリーズ最新作『007 スペクター』で、主人公の“6代目”ジェームズ・ボンドを演じるのは、陰影ある演技と鍛え上げられた肉体を駆使したリアルなアクションでシリーズ最高評価を受けるダニエル・クレイグ。本ポスターでは、ダニエル演じるボンドはクールな白タキシードに身を包み、右手にはワルサ―PPK、左胸には真っ赤なカーネーションを刺したファン垂涎の姿を披露。また、背後には、アヴァンタイトルで登場する、メキシコの伝統的お祭り「死者の日」のコスチュームであるガイコツ姿の人物が浮かび上がっている。また、初代ボンドのショーン・コネリーも披露していた白タキシード姿は、過去作品へのオマージュなのか、それとも原点回帰か。背後のガイコツも不穏な雰囲気を醸し出しており、観る者のイマジネーションをかき立てている。なお、シリーズ第1作『007/ドクター・ノオ』が1962年10月5日にロンドンで初公開されたことから、世界的に“ジェームズ・ボンドの日” (GLOBAL JAMES BOND DAY)と制定されたこの日、本作の全国共通前売鑑賞券(ムビチケ&紙券)が全国劇場にて発売決定。特典は、『007』シリーズの製作会社イオン・プロダクションから日本だけに特別に許可された数量限定の超プレミアムポスターというだけに、こちらも大きな話題を呼びそうだ。『007 スペクター』は12月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:007 スペクター 2015年12月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2015 Danjaq, MGM, CPII. SPECTRE, 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks, TM Danjaq. All Rights Reserved.
2015年10月01日ショーン・ペンが『プレシャス』『大統領の執事の涙』のリー・ダニエルズを名誉毀損で訴訟した。ペンは損害賠償として1000万ドルを要求している。その他の情報焦点となっているのは、ダニエルズがThe Hollywood Reporterへのインタビューで語った発言。ダニエルズは、アメリカで大ヒットしているテレビドラマ『Empire 成功の代償』のクリエーターで、主演のテレンス・ハワードが妻に対する家庭内暴力で逮捕されるなどトラブルを起こしていることについて、「彼はマーロン・ブランドやショーン・ペンと変わりない。なのに突然、彼は悪魔扱いされている。これは時代、人種、アメリカが今どんな状態にあるかを示すものだ」とコメントした。しかしペン側は、ハワードが実際に女性に暴力をふるったことを認め、5回ほど逮捕されているのと違い、ペンは逮捕されたことも、家庭内暴力で裁判沙汰になったこともないと主張。また、ダニエルズの発言はハワードの行動を容認するものだとも指摘している。『Empire 成功の代償』の第2シーズンはアメリカ時間23日にスタートした。文:猿渡由紀
2015年09月23日現在、興収45億円を突破している『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』をはじめ、ここ日本でもスパイ映画が流行の兆し。そんななか、スパイ映画の伝統を重んじつつ、既成の概念をブチ壊す『キングスマン』が「面白すぎる」と話題を集めている。舞台はロンドンの高級テーラー「キングスマン」。その正体はどの国にも属さない最強スパイ機関だった。世界を股にかけて極秘任務を遂行する彼らの中でも、トップクラスに位置するエージェントのハリーは、殉職した仲間の息子で、いまは行き場を失った青年エグジーをリクルートし、一流のスパイに育て上げようとする。一方、各地でセレブの行方不明事件が続発。裏で糸を引く天才エンジニアにしてIT富豪ヴァレンタインの恐るべき計画とは?劇中のセリフで、映画『マイ・フェア・レディ』が引き合いに出されるように、本作のテーマは「教育と訓練を通して、エリートを育てる」という成長物語。いまも英国に根強い階級格差を背景に、家柄や血筋に関係なく、人間誰もが秘めている無限の可能性を追及する。『キック・アス』『X-MEN :ファースト・ジェネレーション』といった“ヒーロー誕生”の瞬間を描き、本作では原案も手がけるマシュー・ヴォーン監督にとっては大好物のジャンルなのだ。スパイ映画の金字塔である「ジェームズ・ボンド」シリーズ第1弾『007/ドクター・ノオ』のテレンス・ヤング監督は、原作者さえ反対したショーン・コネリーを主演に起用し、彼に紳士としてのたしなみを徹底的に教え込んだという。ヴォーン監督もこのエピソードに、強く刺激を受けているのだとか。『キングスマン』とボンド映画の最新作『007 スペクター』が同じ年に公開され、スパイ映画ブームを牽引するのだから、不思議な縁を感じさせる(ちなみにヴォーン監督の長編デビュー作『レイヤー・ケーキ』に主演したのが、6代目ボンドのダニエル・クレイグ)。ハリーをオスカー俳優のコリン・ファースが、そしてスパイ候補生のエグジーを本作が映画初出演となる“新星”タロン・エガートンが演じるというキャスティングも絶妙。派手なアクションや小粋なスパイグッズの楽しさはもちろん、価値観の衝突が生み出すドラマに、ユーモアの要素を散りばめた演出も秀逸だ。異端にして本命。そんな『キングズマン』の魅力は劇場のスクリーンでこそ映えるはず。たまに日本でもスパイ映画が製作されるけど…(無言)。『キングスマン』は9月11日(金)より全国にて公開。(text:Ryo Uchida)
2015年09月11日シリーズ最新作『007 スペクター』が今冬に公開になる前に、これまでの作品をすべて収録したブルーレイBOXや、ファン垂涎のデザインのブルーレイスチールブック、そして歴代の作品を“俳優別”に収録したブルーレイBOXが10月7日(水)に発売されることが決定した。その他の画像/新アイテムがリリース決定『007 コレクターズ・ブルーレイBOX』は24枚組で、これまでの全作品と2012年の東京国際映画祭で上映された『エヴリシング・オア・ナッシング:知られざる007誕生の物語』と、シリーズの脚本家ニール・パーヴィスとロバート・ウェイドのインタビューをベースにした新たな2種類の映像を収録した特典ディスクを収録。BOXは『007 スペクター』のブルーレイが収納できるスペースが設けられており、豪華ブックレットも封入されている。また同日にリリースになるスチールブックはいずれも数量限定生産で、それぞれの映画のオープニングタイトルをモチーフにしたクールなデザインが施されたファン垂涎のアイテムだ。ファンであればどのデザインも見た瞬間にニヤリとさせられるもので、9タイトルが発売になる。また、ジェームズ・ボンドを演じたダニエル・クレイグ、ショーン・コネリー、ロジャー・ムーア、ピアース・ブロスナンの主演作をパックにしたBOXも同日にリリースされる。『007 コレクターズ・ブルーレイBOX』24枚組初回生産限定25000円(税抜)007 ブルーレイスチールブック『ロシアより愛をこめて』(1000セット数量限定生産)『サンダーボール作戦』(800セット数量限定生産)『007は二度死ぬ』(1300セット数量限定生産)『女王陛下の007』(800セット数量限定生産)『ダイヤモンドは永遠に』(800セット数量限定生産)『ユア・アイズ・オンリー』(800セット数量限定生産)『カジノ・ロワイヤル』(1300セット数量限定生産)『007/慰めの報酬』(1300セット数量限定生産)『007/スカイフォール』(2300セット数量限定生産)各3800円(税抜)007/ダニエル・クレイグ ブルーレイコレクション3枚組 4752円(税抜)007/ショーン・コネリー ブルーレイコレクション6枚組 7600円(税抜)007/ロジャー・ムーア ブルーレイコレクション7枚組 8500円(税抜)007/ピアース・ブロスナン ブルーレイコレクション4枚組 5705円(税抜)上記、すべて10月7日(水)発売発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン『007 スペクター』12月4日(金) 全国ロードショー!
2015年07月16日先日、突然の婚約解消のニュースで世間を驚かせたシャーリーズ・セロンとショーン・ペン。気持ちが冷めてしまったのは、どうやらシャーリーズの方らしい。「Us Weekly」によると、シャーリーズは、出演作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が上映された第68回カンヌ国際映画祭にショーンと一緒に出席したが、その直後から彼と口を聞かなくなったという。そればかりか、ショーンからの電話やメールにも一切応えなくなった。映画祭期間中、カンヌ近郊の高級ホテル「エデン・ロック」では仲むつまじい様子を見せていた2人だが、その後のヨーロッパ旅行中に何かが起きたようだ。先月28日(現地時間)にロサンゼルスのクラブで行なわれた「U2」の特別ライブに来ていたショーンは、アフター・パーティ中は出会いを求めるシングル男性然とした振舞いだったというが、何を思ったか、シャーリーズに電話をし、未練たっぷりな様子で彼女の家に寄りたいと言い出したが、結局断られてしまっていたと「Radar Online」は伝えている。シャーリーズは昨年、ショーンの監督する映画『Last Face』(原題)に出演したが、この撮影時のショーン態度も今回の破局に影を落としたのではないかという説もある。並外れた集中力で現場に臨んでいたショーンの演出はかなり厳しく、シャーリーズは自分に対するショーンの批判が度を超していると思うことがときどきあったとか。もっとも、役のためなら体重を増やすことも、今回の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のように頭を剃り上げることもいとわないプロ意識の高いシャーリーズなのだから、公私はしっかり分けて考えるはず。破局の本当の理由は別にありそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月23日シャーリーズ・セロンとショーン・ペンが婚約を解消した。「Us」誌で複数の関係者が破局の事実を認めている。先月開催の第68回カンヌ国際映画祭でシャーリーズが出演する『マッドマックス怒りのデス・ロード』が上映された際も一緒にレッド・カーペットに登場し、仲むつまじい様子を見せていた2人の突然の破局に、世間には驚きが広まっている。38歳のシャーリーズと54歳のショーン。年齢差はあるが、大人同士の落ち着いたおしどりカップルと見なされていた2人だが、「Hollywood Life」によると、シャーリーズはショーンのあまりの真面目さに息苦しさを感じていたようだ。ショーンはとてもシリアスな性格で、生活を楽しむことにもあまり興味がなく、シャーリーズはそんな彼を尊敬しつつも、そのライフスタイルに付き合い続けるのに疲れてしまったらしい。10年ほど前から知り合いだったシャーリーズとショーンは、2013年12月から交際が始まり、昨年12月に婚約したと報じられた。今年1月には、シャーリーズの息子で3歳のジャクソンくんとの養子縁組の法的手続きも行っている。かつては短気でトラブルが絶えず、銃を収集していたショーンは、シャーリーズとの交際をきっかけに所有していた銃を全て破棄。ジャクソンくんと仲よく遊ぶ優しい表情を見せたり、穏やかな人物になっていた。その一方で、婚約して以降、なかなか結婚へのもう一歩を踏み出さないまま、破局を迎えてしまった。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月18日来日中のジョージ・ミラー監督が5日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(6月20日公開)の「轟音上映会トークイベント」に登場し、続編について語った。同イベントは、第4弾となる最新作の公開を記念し、第1・2弾を大音量で上映するという企画で、上映前に"赤モヒカン"ウェズ役のヴァーノン・ウェルズやナイトライダー役のヴィンセント・ギルら旧作キャスト6人、そしてジョージ・ミラー監督が登場。当時貴重な撮影秘話などが語られた。MCを務めた同シリーズの大ファンであるお笑い芸人・玉袋筋太郎が「新作を考えているとのことですけど?」と聞くと、監督は「この作品を作るのにすごい時間がかかった。時間がたっぷりあったので、バックストーリーをたくさん書いた」と答え、「もう2話分のストーリーはある」と告白。続けて、「1カ月前にこの新作を作り終わったばかり。大きな赤ん坊を産んだ女性に『次の赤ちゃんいつ産むの?』って言うのと同じ」と例えると、玉袋も「難産でしたからね」と納得していた。監督は、同日行われた来日会見でも、「この作品を作り終えたばかりなので休養が必要」としながら、「作っている時にほかのストーリーもどんどん湧いてきた。それは脳裏にある」とコメント。また、前3作に主演したメル・ギブソンの続編への起用を聞かれると、「ダニエル・クレイグ主演の『007』にショーン・コネリーが出るような場違い的なものになるので、難しいと思う」との見解を示した。最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、荒廃した近未来を舞台に繰り広げられるカーバトルを描いたアクション大作。トム・ハーディ演じる主人公マックスが、自由と生き残りをかけた戦いに挑む。
2015年06月06日来日中のジョージ・ミラー監督が6月5日(金)、東京都内で新作映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のPR記者会見を行った。日本滞在を満喫している様子のミラー監督は「“ジブリ・ミュージアム”に行ってきました。私にとって、宮崎駿監督は神。彼は素晴らしいアーティストだと思うし、彼の作品からはハートや正直さ、英知を感じます。皆さんもぜひ訪れて、彼の絵や作品を間近で見て」と上着のポケットからチケットを取り出して、東京・三鷹の森ジブリ美術館を猛アピール。好きなジブリ映画は『千と千尋の神隠し』と言い「偉大なアーティストの作品というのは、脳裏に焼き付いて離れず、忘れることができません」と熱弁していた。同作は、ミラー監督によるアクション映画『マッドマックス』(1979)シリーズの第4弾で、第3弾『マッドマックス/サンダードーム』(1985)以来約30年ぶりとなる待望の新作。水も油も枯渇した終末世界を舞台に、恐怖と暴力で民衆を抑え込むイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)ら狂気の軍団と死闘を繰り広げる、元警察官のマックス(トム・ハーディ)と反逆の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)の姿を描く。L.A.プレミアでは3作に主演したメル・ギブソンと本作を鑑賞したそうで「メルは、映画が始まるとクスクス笑ったり、肘鉄を喰らわしてきたり……。最後は『素晴らしかった』と褒めてくれて、トムとメルの3人でハグをしたよ」と“本家お墨付き”を紹介。更なるシリーズの続編については「撮影中に新たなエピソードも浮かんできたけれど、『怒りのデス・ロード』を作ったばかりだから、今はもう少し休みたいね」と言い、メルの出演については「ダニエル・クレイグの『007』に、初代のショーン・コネリーが出演したら場違いに映ってしまうだろう?だから難しいね」と否定した。ミラー監督は、新たにマックスを演じたトムに「動物的なカリスマ性がある」と感じたそうで「トムには、メルがオーディションの時にドアから入って来た時と同じ雰囲気を感じた。友達になりたいと思う反面、謎めいた部分があって危険性もはらんでいる。そんなところがメルと似ているし、身体能力も抜群に高い」と期待をかけていた。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、6月20日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2015年06月05日ショーン・ペンが交際中のシャーリーズ・セロンの息子と養子縁組の手続きを始めたと「Us Weekly」が報じている。一昨年12月からつき合い始めた2人は昨年11月、パリ旅行中に婚約したといううわさもある。本人たちからの公表はないが、シャーリーズがシングル時代に養子に迎えた3歳の息子・ジャクソンの法律上の父親になるのであれば、母親であるシャーリーズとの結婚が前提と考えられる。54歳のショーンは元妻のロビン・ライトとの間に23歳の娘・ディラン、21歳の息子・ホッパーがいる。39歳のシャーリーズは常々、パートナーはいてほしいが、結婚という制度には興味ないと語っていた。昨年結婚したブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーも長年、6人の子どもたちの両親であっても法律上の夫婦ではないパートナー関係を続けていたので、ショーンとシャーリーズもしばらくは同じような形をとるのかもしれない。だが、パートナーとしての関係がより強固なものになったのは確かだ。「Us Weekly」誌では関係者が、2人には今後ジャクソンの弟妹を養子に迎える意向もあると語っている。(text:Yuki Tominaga)
2015年01月26日「エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)」が15SS広告キャンペーンを公開した。モデルにショーン・ペンの娘、ディラン・ペンを起用。ロケーションは、デザイナーのエルマンノ・シェルヴィーノお気に入りの場所というイタリアのトスカーナ。プライベートヴィラで地中海の景色と海を背景に撮影した。1970年代のカリフォルニアからインスパイアされたウエアにゴージャスなファーのソファがマッチしたビジュアルとなった。エルマンノは、「ディランの持つ、若さ、グラマラス、国際的な感覚はブランドのDNA を表現するもの。彼女のような現代的なキャラクターは、エルマンノ シェルヴィーノが描く女性像と非常に多くの共通点がある」と話している。
2015年01月14日大物俳優同士の交際だと話題を集めたショーン・ペンとシャーリーズ・セロンのカップルが婚約をしたのではないかと「HollywoodLife.com」が報じている。報道によるとホリデーでのパリへの旅行中にショーンがシャーリーズにプロポーズをしたのだという。2人は2013年の12月から交際を始め、約1年程度で婚約に至ったということになる。しかし、恋人になる前から2人が18年も友人だったことを考えると、ある意味では自然な流れと言えるのかもしれない。実際に交際が報じられた直後にはすでにお互い居心地が良さそうな空気が漂い、とてもお似合いなカップルだと複数のメディアに報じられていた。ある情報筋は2人の関係について「ずっと一緒にいます。ショーンはシャーリーズをいつでも守っていますよ」と語っており、シャーリーズは過去に「Extra」に対し「とても幸せだと言えるわ。私生活について話すのは得意ではないけど、私たちはとても幸せよ」と語っていた。ショーン・ペンは過去に歌手のマドンナ、女優のロビン・ライトと2回の離婚歴がある。シャーリーズとの婚約が本当ならば、今度こそは幸せな結婚生活を送ることが出来るだろうか。(text:cinemacafe.net)
2014年12月31日ジャン=クロード・ヴァン・ダムが宇宙からの侵略者と戦いを繰り広げるSFアクション『UFO 侵略』に、ピアース・ブロスナンの息子ショーン・ブロスナンが出演している。俳優だけでなく製作者としても活動する彼の最新コメントが到着した。その他の写真本作は、ブロスナン演じる主人公マイケルが、巨大UFOに乗って出現した宇宙人と過酷な戦いを繰り広げるSFアクション。ヴァン・ダムは、宇宙人襲来に備えて何年も前から準備していたという変わり者の元特殊作戦隊役を、ヴァン・ダムの娘ビアンカ・ブリーはブロスナンの恋人役を演じている。ショーンは、ピアースと『007/ユア・アイズ・オンリー』でボンド・ガールを務めたカサンドラ・ハリスの間に生まれた子で、現在29歳。「演じるのはやっぱりアクション系が得意かな。何かひとつのジャンルには捕らわれたくないんだ。アクションばかりやっていて、アクションの仕事しか来なくなるのも困るしね。父は007以降、スパイとか探偵ばかりだ(笑)。でも父は才能ある俳優で、色んな役を演じられて、今でも色々チャレンジしているよ」。もちろん、本作では得意なアクション・シーンが数多く登場する。「最初は演技をしていたんだけど、今ひとつ迫力に欠けたから、実際に蹴ったり殴ったりするようお願いしたんだ。それで本当に顔面をキックされたシーンが映画で確認できるよ。途中からリアルなファイトになって、ノックアウトされた時あばら骨を折っちゃったんだけどね(笑)」。ちなみにショーンは俳優として活動する一方で「今は脚本や監督といったクリエティブな立ち位置に強く惹かれている」という。すでに複数のプロジェクトが動いており、なかには父ピアースとタッグを組むものもあるようだ。「ひとつは僕が監督することになりそうだ。もうひとつ僕がプロデュースするプロジェクトは、3月に撮影開始予定で父と一緒に演技をするんだ。父とは『ロビンソン・クルーソー』(1996年・日本未公開)で共演している。僕はキャビンボーイで死ぬ役だった。そういえば死ぬ役ばっかり演じている気がするよ(笑)。とにかく、父といくつかの企画が動いているんだけどどちらかというと僕は製作側で関わることが多そうだね」。父親譲りのルックスと鍛え抜かれた身体、そしてクリエイター/プロデューサーの才能をもつショーン・ブロスナン。単なる“二世”におさまらない魅力は新作『UFO 侵略』でじゅうぶんに堪能できる。『UFO 侵略』3月30日(土)シネマート六本木、シネマート新宿にてロードショー
2013年03月29日ショーン・ペンの主演でフランスの作家、ジャン=パトリック・マンシェット原作の「眠りなき狙撃者」を映画化する『Prone Gunman』(原題)の監督を『96時間』シリーズのピエール・モレル監督が務めることが明らかになった。ショーン・ペンが演じるのは、幼少の頃から想いを寄せている女性と結婚するために、最後の仕事に挑むが、組織の裏切りにあい、窮地に追い込まれる世界をまたにかけて活躍しているスパイ、マーティン・テリエ役とのこと。『ミスティック・リバー』(’03)、『ミルク』(’08)でアカデミー主演男優賞など各賞を総なめにしている堅実な演技派としてつとに知られるショーンが、こういったアクション映画に出演するのは非常にまれなことでもある。脚本は『バンテージ・ポイント』(’08)で監督を務めたピート・トラヴィスが手掛ける。映画会社のシルバー・ピクチャーズとスタジオ・キャナルはこの作品が新しいシリーズ作になることを期待している。フランスでは、アラン・ドロンがマーティン(マルティン)・テリエを、想いを寄せる女性をカトリーヌ・ドヌーヴが演じた『最後の標的』(’82)がヒットしたとのこと。『96時間』シリーズで、演技派リーアム・ニーソンをアクション俳優へ開花させたモレル監督が、ハリウッド版の『Prone Gunman』でショーンをどう変えるのかも楽しみな作品だ。(C) 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:L.A. ギャング ストーリー 2013年5月3日より全国にて公開(C) 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED
2013年01月30日とてつもなく強烈な役を演じ、しかもそのキャラクターがハマり役であると、俳優にとっては嬉しさ反面、いつまでもその印象がついて回り、それを乗り越えなければならない、さらなる挑戦を課せられてしまうものだ。スペイン出身の名優ハビエル・バルデムにとっては『ノーカントリー』で演じた殺人鬼アントン・シガーがそれにあたるだろう。あの殺人鬼は見た目も演技も強烈すぎた──そんな彼が『007』シリーズ最新作『007 スカイフォール』で新たに挑む悪役は、ジェームズ・ボンドと“MI6”を脅かすシルヴァ。アントン・シガーとは一味違う悪を映画史に刻んだ。目指したのは“居心地の悪い”悪役この手のアクション映画に登場する悪役は、大抵の場合、世界をどうにかしようという野望を抱いている場合が多い。けれど、シルヴァにおいては「とてもパーソナル」だとハビエルは分析する。「壊れてしまったものを持ったキャラクター、という印象を最初に抱いたんだ。シルヴァがほかの悪役と異なるのは、世界を滅ぼしてやる!とか、壮大な計画を持っているわけではなく、自分のために復讐しようとしていることだね。やろうとしていることはとてもパーソナルで、世界滅亡を企む悪と比べたらものすごく小さいんだよ(笑)。でも、そこが面白いと思ったし、演じ甲斐があるとも思った」と、役への興味を語る。ボンドと同じく、かつては“M”のもとでトップエージェントとして活躍しいていたシルヴァ。ある事件を機に彼のMへ忠誠心は崩壊、Mへの復讐心へと変わっていく。そんな複雑な一面を持った悪役を演じるにあたって、ハビエルが重きを置いたのは“居心地の悪さ”。サム・メンデス監督との話し合いで出てきた言葉をヒントに生まれたその居心地の悪さとは?「まず、サムと話し合いをした結果、金髪にしようということになったんだ。というのは、今回のボンドの敵はとにかく居心地が悪い、思わずむずむずしてしまうような、そういう居心地の悪いものにしようということになってね。アグレッシブであっても、怖さであってもいい、どんな居心地の悪さでもいいから、とにかくシルヴァをそういう存在にしたいと思ったんだ」。確かに、違和感のある金髪、話し方、歩き方、声のトーンに至るまで、言いようのない居心地の悪さを感じる。と同時に、そういう雰囲気をまるで最初から設定されていたかのような悪として、そこに“いる”のが、ハビエルが演技派と言われる所以でもある。「なにか一つこうしたというのではなく、言動すべてに居心地の悪さが滲み出るように心がけた。シルヴァはどんなレッテルも張ることのできない、自由な存在でもあるんだ。その自由を使ってボンドを非常に居心地の悪いところに追い詰めていくんだよ」。『007』への憧れ自由に、リアルに、しかも奇妙さや異質さを合わせ持った絶妙なバランスの悪を心から楽しんで演じたハビエルだが、苦手なこともあったそうで…「実はeメールも苦手なほどコンピュータには弱いんだ」と、いたずらっぽく笑う。そう、今回のシルヴァはコンピュータの天才という設定。「ほんとに苦手なんだけど、そんな自分がコンピュータの天才を演じているというのが面白いだろう(笑)。映画づくりの面白いところは、本当じゃないこともあたかも本当のように信じさせることができることでもあるからね」。コンピュータという切り口としては、シルヴァだけでなく“Q”の愛称として知られるボンドの武器開発係もITの天才だ。ダニエル・クレイグのボンドでは今回の『スカイフォール』でQは初登場となる。ほかにもボントとMの関係が初めて描かれるなど、さまざまな見どころが詰まっている最新シリーズだが、そもそもハビエルにとって『007』はどんな存在なのだろうか。遡ること35年──。彼がボンドと出会ったのは、11歳の頃。シリーズ11作目『007 ムーンレイカー』だった。それから現在に至るまで、いちボンド・ファンとしてシリーズを楽しんできたハビエル。今回の出演は断る理由など全くなかったはず。しかし、「特別な想いはあったけれど、脚本を読むときはまた別なんだよ」と、プロフェッショナルとしての言葉を残す。「オファーをもらったときは、『007』の世界に関わることができる!と、ものすごく心躍ったよ。いままで自分が見てきた『007』の映画であったり、その当時の記憶を思い出したりもした。ただ、演じるとなるとまた別物で、ファンであることを全て忘れて俳優として脚本と向かい合わなければならないんだ。自分がファンであることが頭にあると、プレッシャーに押し潰されてしまいそうだからね(笑)。この役は自分自身が面白いと思って演じられるかどうか、とてもシンプルなことだけを考えて脚本を読んだ。今回のシルヴァという役はそれに値する役だった、というのは言うまでもないけれどね」。“6代目ジェームズボンド”ダニエル・クレイグの魅力また、引き受けた理由には「キャストの素晴らしさもあった」と続け、“6代目ジェームズ・ボンド”のダニエル・クレイグがどれだけ素晴らしいかを力説する。「歴代ボンドを演じてきた役者は、それぞれにボンドに個性をもたらしたと思うよ。でなければ、これだけ長くシリーズを続けることはできないからね。僕が一番クールだと思うボンドは、初代ボンドのショーン・コネリー。彼自身があまりにもクールだからボンドもクールだった。一方、ダニエルはファンタスティックでパワフル、しかも複雑さを持った役者だと思う。だからこそ、これまでのボンドになかったような多層構造というのかな、より複雑な一面をもらたすことができたんだと思う。何がすごいって、ボンドにはある程度基本となるスタイルがあるわけだけれど、そのフレームから出ずに個性を出すことはとても難しいもの。でも、規範を踏襲しつつ何でもやってしまうのがダニエルなんだ。そこがすごい!彼の才能を感じるよ」。そんなダニエル扮するボンドを追い詰めていくシルヴァを演じたハビエルも、もちろんすごいわけで。これからシーズンを迎える様々な賞レース。映画ファンとしてはハビエルがどう絡んでくるのかも気になるところだが、俳優にとって賞は「最終的なゴールじゃない」と、きっぱり。「客観的ではない演技を選ぶわけだから、その結果が正しいのかどうかは実際は誰にも分からないものだと思うんだ。たとえば、オリンピックのレースは10人が走って一番最初に着いた人が一番の賞を得るわけだけれど、演技はスポーツと同じようにはいかない。だから、たとえ演技の賞をもらったとしてもどう受け止めていいのかいまだに戸惑ってしまう。とはいっても役者である以上、認知はされたいし、虚栄心もあるし、拍手喝采は浴びたいよ(笑)。でも、賞というゴールだけを目指して仕事をしたら必ず失敗に繋がる。大切なのは、どれだけたくさんの人に映画を観てもらえるか、そして気に入ってもらえるかだからね」。ゴールのない道を歩き、時に新しい道を開拓し、また歩き続ける──そんなハビエル・バルデムの役者人生の途中で生まれた“居心地の悪い”シルヴァという悪役。どれだけ居心地が悪いのか(=素晴らしい演技なのか)、その目で確かめてみて。(text:Rie Shintani/Photo:Cliff Watts)特集:『007 スカイフォール』© 2012 CTMG, Inc. All rights reserved.■関連作品:007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.
2012年12月06日全米でも週末興成績No.1を記録した、“6代目ジェームズ・ボンド”ことダニエル・クレイグ主演の『007』シリーズの最新作『007スカイフォール』。ショーン・コネリーが初代ボンドを演じた第1作から今年で生誕50周年を迎える同シリーズ最新作となる本作の公開を記念して、11月19日(月)~12月7日(金)の期間限定で、阪急メンズ東京にて「007 WEEK」が開催されることが決定した。日本でも12月1日(土)に公開を迎える本作は、ご存じボンドを主人公とした世界で最も有名なスパイ映画の最新作。“MI6”の壊滅を目論む元MI6エージェントとボンドとの壮絶な闘い、そしてボンドの上司“M”が封印していた知られざる過去が紐解かれる。今回、世界を駆け巡るジェットセッターのライフスタイルをコンセプトとしたメンズファッションストア・阪急メンズ東京で展開されるのは、『007』シリーズに登場する世界各地の美しい景観や、逞しくかつ洗練された大人の男“ジェームズ・ボンド”に象徴される華麗な世界観からインスパイアされたスペシャルコラボレーションの品々。期間中は、いま最も世界が注目する女優であり、最新作『007スカイフォール』でボンドガール・セヴェリン役を演じたベレニス・マーロウの来日スペシャルイベントを始め、“ボンドカー”としておなじみのアストンマーティ、前作からボンドの衣装を制作している「トム フォード」のボンドスーツの展示を予定。さらに、時計ブランド「オメガ」の“スカイフォール”限定モデルや、ボンドが劇中で着用しているモデルの販売などもあるという。そして期間中には『007スカイフォール』カフェも登場するなど、誰でも気軽に『007』シリーズの世界をとことん堪能することができる。あと1か月もすれば、もうすぐクリスマス。今年の冬は、彼が“ジェームズ・ボンド”のような理想の大人の男になれる贈り物をしてみてはいかが?『007スカイフォール』は12月1日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。「ウインター ダンディズム~007 WEEK~」期間:11月19日(月)~12月7日(金)※但し11月24日(土)21:00閉店/12月7日(金)は18:00閉店場所:阪急メンズ東京全館(東京・有楽町)公式サイト:■関連作品:007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.
2012年11月13日シリーズ製作50周年を記念し、11月14日(水)に発売されるDVDボックス『007 TV放送吹替初収録特別版DVD-BOX【第一期】』のTVスポット映像がこのほど公開された。これまでのソフトには収録されていなかった日本語版吹替音声を収録したアイテムだけに、CM映像でも新旧のボンドが“声の共演”を果たしている。『007 TV放送吹替初収録特別版DVD-BOX【第一期】』TVスポット1962年に第1作『007/ドクター・ノオ』が公開されてから数々のヒット作を生み出し、劇場公開時はもちろん、TV放映された際にも多くのファンを楽しませてきた本シリーズ。しかしこれまでのソフトは、音源素材の確保が困難で、当時のTV放送の吹替音声は収録されていなかった。しかし、50周年を記念して製作された本ボックスでは、熱心なコレクターやファンが確保していた貴重な音声素材を活かしながら、あの日、テレビの前で観た/聞いたジェームズ・ボンドの姿を完全再現することに成功。“最長”かつ“最良”の音源を用いて、特別版DVDシリーズ全22作を11月より順次発売していくという。このほど公開されたTVスポットは、歴代のボンドが名シーンと共に登場する映像に合わせ、ショーン・コネリー演じるボンドの吹替を務めた若山弦蔵と、12月1日(土)に日本公開されるシリーズ最新作『007/スカイフォール』でダニエル・クレイグ演じるボンドの吹替を担当した藤真秀がナレーションする豪華な内容。往年のファンから若い世代まで幅広い世代を魅了し続けてきた“007”シリーズだから実現できた映像に仕上がっている。『007』TV放送吹替初収録特別版DVD-BOX 【第1期】初回限定6枚組DVD-BOX11月14日(水)発売18900円(税込)※単品DVD(TV放送吹替初収録特別版)の発売あり11月14日(水)発売各3990円(税込)FROM RUSSIA WITH LOVE (C)1963 UNITED ARTISTS CORPORATION & DANJAQ, LLC. All Rights Reserved. James Bond Materials(C)1962-2012 United Artists Corporation and Danjaq, LLC.007 Gun Logo and related James Bond Trademarks(C)1962-2012 Danjaq. LLC and United Artists Corporation. 007 and related James Bond Trademarks are Trademarks Of Danjaq, LLC.All Rights Reserved.(C)2012 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
2012年10月25日1962年にショーン・コネリーが初めてボンドを演じたシリーズ第1作から今年で生誕50周年を迎える、『007』シリーズ。“6代目ジェームズ・ボンド”のダニエル・クレイグ主演で贈る最新作『007スカイフォール』の日本公開に先立ち、10月23日(現地時間)、『007』誕生の地・イギリスにてロイヤルプレミアが開催された。『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス監督がメガホンを握った本作。“MI6”の壊滅を目論む元MI6エージェントとボンドとの壮絶な闘い、そしてボンドの上司“M”が封印していた知られざる過去が紐解かれる。今回のイベントは、前作『007/カジノ・ロワイヤル』でのエリザベス女王、『007/慰めの報酬』でのウィリアム&ヘンリー両王子の臨席に続いて、チャールズ皇太子、カミラ夫人が臨席してのロイヤルプレミア。会場となったロイヤル・アルバート・ホールでは、この記念すべきイベントのために鼓笛隊の演奏でゲストを出迎えたり、特設ステージでは本作で久々の登場となるみんなの憧れ“ボンドカー”ことアストン・マーチンDB5が設置され、出席したゲストたちはその豪華な演出に目を輝かせていた。この日のダニエルは、お馴染みのタキシードに身を包み、アストン・マーチンではなく、レンジローバーに乗って会場に到着。沿道に詰めかけた約2,000人のファンの大歓声に応えながら、「いままでで一番豪華なプレミアだと思う。(作品は)みんなが全力を尽くし、また監督のサム・メンデスが素晴らしい働きをしてくれたお陰で、最高のボンド映画になった!」とコメントし、ファンのボルテージは最高潮に盛り上げた。また、ダニエルと共にハビエル・バルデム、ジュディ・デンチ、レイフ・ファインズ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ベレニス・マーロウ、サム・メンデス監督、プロデューサー陣らもレッドカーペットを歩いた。その後、一同は劇場前でチャールズ皇太子&カミラ夫人をお出迎え。ダニエル以上(?)の歓声が上がり、英国王室の人気のほどを伺わせた。ご夫妻は一人一人と丁寧に挨拶を交わしながら、50年もの間愛され続ける本シリーズと最新作の公開を祝福していた。『007スカイフォール』は12月1日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.
2012年10月24日