こんにちは。5歳3歳の兄妹の母、グラハム子です。今回は子どもたちが3歳と1歳だったころの話。私が洗い物をしていたときのことです…。■子どもに袋菓子をそのまま渡したら…息子にせがまれ、とりあえず近くにあった袋入りのおやつを渡しました。そして洗い物を終え、子どもたちの方へ行くと…!なんと「食べられません」の袋が開いているではありませんか!!聞いても1歳児が答えてくれるはずもなく...。袋の中に入っていたものも粉末状だったので、減っているのかどうかなど、詳細がまったくわかりませんでした。急いでパソコンに向かい、誤飲の危険性を検索しました。すると、情報としては次のようなことが出てきました。「お菓子の中に入っている乾燥剤は大きく分けてシリカゲルか生石灰の2種類がある。シリカゲルは食べても大丈夫だけど、生石灰は食べたら危険」というもの。急いで袋を確認すると、そこには「シリカゲル」でもなく「生石灰」でもない、謎のカタカナが…。(どんな名前だったかは忘れてしまいました。すみません。とにかくカタカナでなにか書いてありました。)さて困りました。■誤飲の相談窓口があった!もう一度パソコンに戻り、情報収集します。すると、『中毒110』という誤飲の相談窓口電話があることを知りました。そこで、急いでそちらに電話することに。 事情を説明すると「わかりました。ただ今お調べしますので、少々お待ちください」と少しの間があり…。「そちらの成分はシリカゲルと言って、中毒性は低いものなので、病院は行かなくて大丈夫です。そのままおうちで様子を見てみてください」それを聞いて、一気に急に全身の力が抜けました。今回、娘が誤飲したかもしれない乾燥剤は、処置するほどの影響はないものでした。しかし、今回はたまたま運が良かっただけの話で、誤飲は恐ろしいものです。その場の家事を優先し、子どもにたいして雑な対応をしてしまったことを、心底反省しました。もしも私の不注意のせいで子どもに何かあったら…考えただけでもゾッとします。■子どもにお菓子をあたえるときは…それ以降、お菓子を渡すときは、必ず中に乾燥剤が入っていないか確認し、入っていたら抜いてからお皿に出したり、お菓子ケースに移したりして渡すようになりました。「いい勉強になった」とは言ってはいけないけれど、あの出来事があったから、それ以来お菓子のあげ方には慎重になれました。家族が毎日笑顔で過ごせるようにすることが、私のもっとも大切な役目のひとつです。<参考>公益財団法人 日本中毒情報センター: 中毒110番
2019年03月22日乾物やお菓子の中に入っている乾燥剤(シリカゲル)。袋を開封したあと、すぐに処分してしまってはいませんか?実は、シリカゲルは乾燥させて再び使用することができるのです。食品だけではなく、カメラのケアやドライフラワー作りなど、シリカゲルが使えるシーンはさまざま。賢く再利用したいものですね。この記事では、シリカゲルの再利用方法についてご紹介します。シリカゲルは乾燥させれば再利用できるシリカゲルは一度湿気を吸ってしまったら使えなくなると思っている方もいるでしょう。しかし、シリカゲルは乾燥させれば何度でも乾燥剤としての役目を果たせるものなのです。リサイクルできる環境へのやさしさもシリカゲルの特徴のひとつ。使い捨ててしまっているのは、実はもったいないことなのですね。乾燥剤=シリカゲルではない!再生できるのはシリカゲルだけ乾燥剤として使われているものには、シリカゲルのほか、石灰乾燥剤や脱酸素剤があります。シリカゲル以外の乾燥剤は再利用することができません。以下で紹介する再生方法を試す際は、必ずシリカゲルを使用してくださいね。青や透明、ピンク色といったつぶつぶが入っている乾燥剤がシリカゲルです。 シリカゲルの乾燥方法では、実際にシリカゲルを再度使いたい場合、どのように乾燥させればよいのでしょうか。主な方法は3つです。順に見ていきましょう。電子レンジで加熱するひとつ目は、「電子レンジで加熱する」方法。袋を切り開いて取り出したシリカゲルを、700W程度で1回1分30秒~2分程度の加熱を何度か繰り返して乾燥させます。一度に加熱すると、膨張して破裂するおそれがあります。短時間の加熱を回数を重ねて行うことがポイントです。フライパンで加熱するフライパンに入れて直接加熱することで乾燥させる方法もあります。こちらも、袋から取り出して中身だけをフライパンに入れましょう。電子レンジと同様に、急激に加熱させず、弱火でじっくりと温めるのが上手に乾燥させるポイントです。天日干しで乾燥させられるタイプのものもふとん用やタンス用乾燥剤に使われているシリカゲルは、天日干しで乾燥させられるものもあります。また、ふとん乾燥機が使えるものも。「ゆっくり行う」「水分がしっかり蒸発するまで行う」「加熱しすぎない」の3つがうまく再生させるコツです。乾燥させたシリカゲルを再び袋に入れて使用したい場合は、お茶出し用のパックなど、不織布でできた袋に数粒入れる方法が使いやすくておすすめです。不織布袋はスーパーマーケットや100円均一ショップで手に入れられますよ。 シリカゲルは密閉容器に入れて保管しよう使わないシリカゲルは、密閉できる容器や袋を用いて保管しましょう。空気に触れると、空気中の水分を吸収してしまいます。 シリカゲルの処分方法シリカゲルは、基本的にはガラスくず等と同じ不燃ごみ扱いで処分します。ただし、ごみの分類方法は自治体により異なるため、処分する前に自治体HPや冊子で確認しておきましょう。花壇にまく活用方法もシリカゲルの成分は、土壌に多く含まれているケイ素です。そのため、土に廃棄するといずれは土に還っていきます。シリカゲルが適度に混ざった土は、保水性が高く、肥料の流出を防ぐのが特徴です。不要になったシリカゲルを庭や花壇の土にまくことで、土壌を改良できますよ。 有効活用できている?シリカゲルの使用方法飴玉、クッキー、海苔などの食品全般に入れるのがシリカゲルの代表的な使い方です。しかし、シリカゲルが活用できるシーンは食品関係以外にもあります。メーカーサイトに紹介されているその他の用途としては、「電子部品、光学機器類、精密機器などの防湿、防錆対策」「医薬品の乾燥保管」など。いざというときに役立てられるもののため、乾燥させたシリカゲルを家にスタンバイさせておきたいですね。以下に具体的な活用事例をみてみましょう。水没携帯の応急処置ネット上で多くの体験談が目につくのが、携帯を水没させてしまったときに利用するというもの。速やかに水分を拭き取ってバッテリー・メモリーカードを抜き取り、その後ボウルなどにシリカゲルを入れ、携帯を埋め込んでおきましょう。最低でも一晩はそのままにしておきます。助かる可能性が少しでも上げられますよ。カメラの結露防止寒いところで撮影したあと、暖かい室内にカメラを持ち込むと結露してしまいます。こちらも、バッテリーやメモリーカードを抜き取ったあと、シリカゲルを入れたボウルやケースにカメラを入れておくことで防げます。履きもの・衣類の湿気対策湿気が溜まりやすい玄関周りやクローゼット・たんすにもシリカゲルを活用できます。玄関周りでは、靴箱にそのまま入れておくほか、履いた靴の中にも入れておきましょう。ブーツなど湿気がこもりやすい靴や、長靴など雨の日に履いた靴の湿気除去に役立ちますよ。下駄箱に入れておくシリカゲルは、あえて袋に入れず小皿に入れてインテリア小物として置いておいても素敵です。クローゼットやたんすの中も、知らず知らずのうちに湿気が溜まりがち。再生させたシリカゲルを袋に入れて置いておきましょう。カミソリのサビ防止使用後は水に濡れるカミソリ。そのまま置いておくとサビの原因になってしまいます。そこでおすすめの方法が、使用後のカミソリをシリカゲルと一緒にケースに入れて保管する方法です。小さめのタッパーなどを専用容器にして、中にシリカゲルを入れておきましょう。水分を拭き取ったカミソリをしまっておくことで、サビを防止できますよ。 あれば役立つシリカゲル再利用して活用させよう何度も繰り返し利用でき、何かと役に立つシリカゲル。捨ててしまうのはもったいないですよね。シリカゲルが食品などについてきた際は、乾燥させて保管しておきましょう。再生させたシリカゲルは、使用シーンに応じて容量を変えられるのがメリットです。不織布袋はお茶出しパックのほかにもさまざまなものが売られています。何種類か大きさを用意しておくと、便利に使い分けられますよ。 参考:シリカゲル(乾燥剤)|商品紹介 | 鳥繁産業豊田化工株式会社:・シリカゲルについて・よくある質問・各製品の保管|主な用途乾燥剤の豆知識|業務用シリカゲル、脱酸素剤なら|K.D工業
2018年12月25日