イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド、フェンディ(FENDI)は、メゾンのアイデンティティと最高のクラフツマンシップを継承し、メゾンのシグネチャーやコードの「オーロック(O’Lock)」、「FENDI Roma(フェンディ ローマ)」、「ペカン(Pequin)」を取り入れてデザインされた、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)による初のホーム デコールとライフスタイル アクセサリーコレクションを発表いたします。本コレクションには、最も柔らかなナッパレザーからリモージュ磁器まで、厳選された素材が選ばれています。また、フェンディのアイコニックな「ペカン」ストライプをイメージして象嵌された天然木など、職人技が光るアイテムがそろいます。ニュートラルカラーは、フェンディのアイコニックなイエロー、ペニシリングリーン、パウダーピンクなどの明るい色調と組み合わせて、完璧なバランスに仕上がり、ゴールドのディテールが質感に活気を与えます。フェンディの「オーロック」と「FENDI Roma」ロゴは装飾的なモチーフに生まれ変わり、磁器セット、ボックス、トレイ、キャンドルホルダーを彩りながら、メゾンのDNAをグラフィカルに再解釈しています。左から時計回り:4万9,500円 / 9万2,400円 / 8万3,600円(すべて税込)フランス製の最高級リモージュ磁器で作られたテーブルウエアコレクション「アール・ドゥ・ラ・ターブル(Art de la Table)」はレディ・トゥ・ウエアとアクセサリーコレクションのキービジュアルを踏襲しています。プレートには、白と黒を基調とした「オーロック」 ロゴが交互に配置され、エレガントなゴールドタッチで強調されたマイクロとマキシのチェーンモチーフが使われています。マグカップやティーポット、コーヒーカップには、ゴールドの「オーロック」ロゴでデザインされた蓋が飾られています。左から時計回り:4万1,800円 / 4万9,500円 / 4万9,500円 / 4万9,500円(すべて税込)グラスラインのデザインにおいて、シルヴィア・フェンディは、1987年にホームコレクションに進出した初のファッションブランドとして「フェンディ カーサ(FENDI CASA)」を立ち上げて、先見性を示した母のアンナ・フェンディ(Anna Fendi)に協力を仰ぎ ました。個性的な形状は、透明とブラックのクリスタルで作られた2つの同じ円錐形によって形作られています。グラスラインはアンナ・フェンディの個人コレクションから着想したもので、さりげないロゴがエレガントなシルエットを引き立てています。20万3,500円(すべて税込)左から:16万5,000円/ 14万8,500円(すべて税込)コレクションの“フィル ルージュ(赤い糸)”である「オーロック」は、テーブル デコールにも提案されています。また、おそろいのキャンドルホルダーや、細長いムラーノガラスの花瓶も、ガルバニックゴールドのエッジでエレガントに仕上げられています。アロマキャンドルは、ゴールドの蓋つきの明るい色調の磁気製シェルに収められています。ユニークで洗練されたテーブルアクセサリーは、どのような場面でも特別なセッティングを演出します。小物類にはゴールドの「オーロック」で仕上げを施し、透明の蓋で飾られたバイカラーの楕円形のレザーボックスも登場します。デザイン性のある形とロゴが際立つトレイにも、「ペカン」ストライプが使われています。ニュートラルカラーのカシミアでデザインされたホームテキスタイルでは、「FF」ロゴがピローや落ち着いた格子柄を飾り、どの部屋にもフェンディのくつろぎをもたらします。ライフスタイルの提案の締めくくりとして、バックギャモンや三目並べ、ドミノなどのテーブルゲームをフェンディのカラーとコードに合わせてデザインし、フェンディならではの遊び心とクラフツマンシップが表現されています。本コレクションは、12月1日よりフェンディ公式オンラインストアfendi.comにて先行予約を受け付け*、2023年2月から限定店舗にて販売予定です。*商品により納期は異なります。
2022年12月05日ハンブルク・バレエ団による『ジョン・ノイマイヤーの世界』と『シルヴィア』が上陸。『ジョン・ノイマイヤーの世界』が2023年3月2日(木)から3月5日(日)、『シルヴィア』が2023年3月10日(金)から3月12日(日)まで、東京・上野の東京文化会館にて開催される。“現代バレエの生ける伝説”ジョン・ノイマイヤー最後の日本公演ジョン・ノイマイヤーは、ダンサー、振付家として国際的に活躍し、現在はハンブルク・バレエ団の芸術監督として多くの人々を魅了している人物。交響曲や宗教音楽、ミュージカルをもとにした作品まで、多岐にわたるジャンルで創作活動を続け、現代人の心理を描き出すドラマティックな大作を生み出してきた。そんなジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団の5年ぶり9度目の日本公演が、「ジョン・ノイマイヤーによるハンブルク・バレエ団50周年」と銘打たれたノイマイヤーのラスト・シーズン中に行われる。演目は、過去2回の日本公演で反響を呼び再々演が待望されていた『ジョン・ノイマイヤーの世界』をEdition2023としてアップデートしたものと、『シルヴィア』を披露する予定だ。『ジョン・ノイマイヤーの世界』Edition2023中でも注目は、振付家ノイマイヤーが自ら舞台に登場し、バレエに魅了された彼自身の人生と芸術を語りつつ、彼の数々の傑作が踊られ、ダンスへの愛に溢れた壮大な世界が立ち現れてくる、2023年版としてアップデートされた『ジョン・ノイマイヤーの世界』。絶妙な構成を通して、“ダンスとは愛するがゆえに行う活動”というノイマイヤーの創作の真髄に触れることができる特別な機会となっている。ノイマイヤーの名作ハイライトを一度に見ることができ、『キャンディード序曲』や『アイ・ガット・リズム』『くるみ割り人形』、さらに『椿姫』『ニジンスキー』『マーラー交響曲第3番』に加え、『シルヴィア』や『ゴースト・ライト』を新たな演目として追加し上演する。神話テーマの3つの舞踊詩『シルヴィア』一方『シルヴィア』は、イタリアの詩人タッソの田園詩をもとに、ギリシャ神話の世界でニンフのシルヴィアと羊飼いアミンタの恋を描いたバレエ。ノイマイヤーは、自立心ある少女が思春期から女性へと移行する過程で経験する、内面的な葛藤と繊細な心理に焦点を当て、現代の愛の神話を繰り広げる。豪華プリンシパルが出演2つの公演に出演するプリンシパルにも注目。『ジョン・ノイマイヤーの世界』には、バレエ界のスターであるアリーナ・コジョカルをゲストに迎え、『シルヴィア』には、ローザンヌ国際コンクールで1位に輝いたハンブルク・バレエ団所属の菅井円加など、高い表現力や技術力を有するプリンシパルが多数出演する。【詳細】ハンブルク・バレエ団公演■『ジョン・ノイマイヤーの世界』Edition2023公演日・開催時間:・2023年3月2日(木) 19:00・3月3日(金) 19:00・3月4日(土) 14:00・3月5日(日) 14:00会場:東京文化会館住所:東京都台東区上野公園5-45上演時間:約2時間45分(休憩1回含む)予定※音楽は特別録音による音源を使用。■『シルヴィア』公演日・開催時間:・2023年3月10日(金) 19:00 シルヴィア:菅井円加、アミンタ:アレクサンドル・トルーシュ、ディアナ:アンナ・ラウデール・3月11日(土) 13:30 シルヴィア:イダ・プレトリウス、アミンタ:ヤコポ・ベル―シ、ディアナ:パク・ユンス・3月11日(土) 18:00 シルヴィア:菅井円加、アミンタ:アレクサンドル・トルーシュ、ディアナ:アンナ・ラウデール・3月12日(日) 14:00 シルヴィア:菅井円加、アミンタ:アレクサンドル・トルーシュ、ディアナ:アンナ・ラウデール会場:東京文化会館住所:東京都台東区上野公園5-45上演時間:約2時間15分(休憩1回含む)予定指揮:マルクス・レティネン演奏・東京シティ・フィルハーモニーック管弦楽団※出演者は、ダンサーの怪我等により変更になる場合あり。出演者変更によるチケットの払い戻し、日にち変更不可。入場料:・S席24,000円、A席21,000円、B席19,000円、C席15,000円、D席11,000円、E席8,000円※未就学児童の入場は不可。※ペア割引(S、A、B席)2枚で1,000円割引、NBS(WEB・電話)のみで販売。※親子割引(S,A,B席)子ども(小学生~高校生)半額。大人1名につき子ども2名まで、座席指定不可。NBS(WEB・電話)のみで2022年11月22日(火)10:00から発売。枚数限定発売のためなくなり次第終了。・U25シート:4,000円※NBS(WEBのみ)で2023年2月2日(木)20:00から引換券を発売。公演当日25歳までが対象。座席指定不可、座席指定券は公演当日に引き渡し。公演当日、年齢が確認できる身分証の提示が必要。枚数限定発売のためなくなり次第終了。チケット申し込み方法:・WEBチケットNBSホームページより※利用には、事前に会員登録(登録料・年会費は無料)が必要。【問い合わせ・申込】NBSチケットセンターTEL:03-3791-8888(月-金 10:00~16:00 土日祝:休)
2022年11月17日アカデミー賞助演女優賞にノミネート経験があるシルヴィア・マイルズが、ニューヨークの自宅で亡くなった。シルヴィアの友人でジャーナリストのマイケル・ムストと女優のジェラルディン・スミスが「Varitey」誌などに認めたという。94歳だったとみられるが、86歳だったと報じるメディアもある。マイケルは「彼女は私が初期(70年代)にインタビューしたセレブリティのひとりです。カリスマ性があり、成功を追い求めていました。“Studio54”で監督たちに『私を雇って!』と売り込んだこともありました。オスカーで2回のノミネーションを受けたことをとても誇りに思っていたようです」と語っている。シルヴィアは俳優でもあるマイケル、ジェラルディンと共にインディー映画に出演予定だったといい、女優復帰することを喜んでいたという。シルヴィアは女優デビュー後、初のメジャーな役を得た『真夜中のカーボーイ』でジョン・ヴォイトやダスティン・ホフマンと共演。出演シーンはわずか6分ほどであったが、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。また、それから6年後のアカデミー賞でも『さらば愛しき女よ』で助演女優賞にノミネートされた。(Hiromi Kaku)■関連作品:真夜中のカーボーイ
2019年06月13日新国立劇場2012/2013シーズンが、舞踊芸術監督デヴィッド・ビントレーの全幕バレエ『シルヴィア』で間もなく幕を開ける。ビントレーが招いた英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団からのゲストで日本でも人気のあるツァオ・チーと佐久間奈緒を含む、全キャストが参加して行われている通し稽古の様子を取材した。新国立劇場バレエ「シルヴィア」 チケット情報物語は現代、お互いを信じられない2組のカップルの姿を見かねた愛の神エロスによって、古代ローマ神話の世界に導かれ、大切な感情を呼び起こす温かい結末を迎える。この日は第3幕の大詰めの場面の稽古が行われていた。若いアミンタ(召使)が菅野英男、その恋人シルヴィア(家庭教師)に米沢唯、愛の神エロス(庭師)の八幡顕光と、オライオン(伯爵)の厚地康雄らが所狭しとリハーサルを行い、別日に出演するキャストたちも脇で同じ様に動きを確認していた。ビントレーは穏やかな口調ながら的確な指示で、自ら同じ動きを見せてダンサーたちに教えている。稽古の合間を縫い、菅野英男に話を訊いた。「もの凄く大変な舞台です!ロシアバレエはある程度自分のタイミングで踊らせてもらえますが、ビントレーの作品は音楽の中に細かい動きが詰まっていて、タイミングが遅れるという事が一切想定されていません」と話す。前回主役を務めた世界初演の『パゴダの王子』は、同じビントレー作品でも日本で制作された為、ある程度は自分たちのペースが保てたが、すでに完成している今回の作品では、動きをひとつずつ追っていく事の難しさを思い知ったという。ビントレーらしいコメディセンスが全編に散りばめられた本作。稽古場ではエロスが海賊に姿を変えて現れ、片方の木の足でバランスを取りながら回転するダンスも披露された。リハーサルの最後には、ツァオ・チーと、佐久間奈緒が稽古場中央に滑りだす。躍動感のある動きに加え、役者としての表情ができあがっており、ビントレーの信頼が厚いのにも納得させられた。ビントレーに見どころを尋ねると「たくさんありすぎて簡単には言えませんが、今までに類のない魅力的なダンスが溢れる作品です。グラン・パ・ド・ドゥのアクロバティックなリフトなど、観客の想像を超えた舞台をお見せします」と満面の笑顔で答えてくれた。ビントレーマジックと呼ばれる舞台の素晴らしさを、劇場でぜひ体験してほしい。公演は10月27日(土)から11月3日(土・祝)まで東京・新国立劇場オペラパレスにて上演。チケットは発売中。取材・文:舞踊ジャーナリスト高橋恭子
2012年10月25日新国立劇場2012/2013シーズンは、舞踊芸術監督デヴィッド・ビントレーの全幕バレエ『シルヴィア』で開幕する。ビントレーたっての希望で、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団、プリンシパルの佐久間奈緒がゲストダンサーとして、新国立劇場に初登場する。初演は1993年に発表され、タイトルロールのシルヴィアは日本で最も人気を誇るプリマバレリーナ吉田都が演じた。2009年に更なる改訂を重ねて上演されたが、このときシルヴィアを踊ったのが女優バレリーナとして定評のある佐久間だ。現在、海外で活躍する日本人ダンサーが集う『バレエ・アステラス』公演に出演するため来日中の佐久間に、作品の見どころを訊いた。新国立劇場バレエ「シルヴィア」チケット情報作曲は『コッペリア』で知られるレオ・ドリーブ。「全幕を通して曲がエキサイティングで、とてもゴージャスです」と楽曲の魅力を語る。全体的に穏やかな『コッペリア』に比べ、起伏の多い曲が並ぶ『シルヴィア』は、「踊りも見応えがあります」と目を輝かせる。オリジナルは19世紀にフランスで初演されたバレエ作品だが「デヴィッド(ビントレー)の改訂版では、新たに現代的なプロローグが加わり、バレエを初めてご覧になるお客様にもわかりやすい演出になっています」。物語は思いを寄せ合っているのにお互いの愛情が信じられない恋人たち(後のシルヴィアとアミンタ)と、長い結婚生活で情熱の冷めた夫婦を軸に展開する。庭師に姿を変えた愛の神エロスによって古代ローマ神話の世界に導かれ、そこからギリシャ神話に彩られた『シルヴィア』の物語が始まる。時空を超えた空間での経験を通し、大切な感情を探し当てたカップルたちは、現実の世界に戻りハッピーエンドを迎えるというロマンティック・コメディー。佐久間のパートナーは、映画『小さな村の小さなダンサー』で、スクリーンデビューを飾った、ツァオ・チー。佐久間と同様、カンパニーの未来を担うスターダンサーである。「2009年版はデヴィッドが私とチーに合った振付を考え、3人で試行錯誤を重ねながら、リハーサルをしました。その場にチーと立ち会えた事を、今でも幸せに思います」という言葉から、完成された作品への深い愛情が伺える。クライマックスのグラン・パ・ド・ドゥ(男女ふたりによる舞踊様式)は、「ふたりの技術を駆使した最高の見せ場となっています」とアピール。「デヴィッドは新国立劇場の芸術監督に就任以前から、いつか私たちをゲストに呼びたいと話していました。その夢がやっと実現します」と顔をほころばせた。公演は10月27日(土)から11月3日(土・祝)まで。チケットは7月21日(土)10時より一般発売開始。取材・文:舞踊ジャーナリスト高橋恭子
2012年07月20日