1982年公開の『ブレードランナー』の続編となる、ライアン・ゴズリング主演『ブレードランナー 2049』が来月、日本でも公開される。この度、公開に先立ち、本作で“ブレードランナー”デッカードを再び演じるハリソン・フォードが来日することが決定。デッカードとして35年ぶり、映画のプロモーションとしては9年ぶりの来日となる。今回来日することが明らかになったのは、『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』シリーズなど、数々の代表作を持ち、数々の作品で来日を果たしてきたハリソン。一昨年には、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で30年ぶりにハン・ソロを演じ、来日にも期待が集まったが残念ながらその夢は叶わず…。そんな彼が俳優人生の集大成ともいえる古希を迎えて以後、初の来日に選んだキャラクターが、ハン・ソロ、インディ博士と並ぶ彼の代名詞であり、自身の人気を確立させたこのブレードランナーの“デッカード”だ。ハリソンがデッカードとして来日するのは今回が2度目で、前作で来日した際は、インタビューで「デッカードは、これまでのインディ・ジョーンズやハン・ソロとは違ったタイプの男なんだ」と自ら語っていた。さらに“世界で最も美しい顔100人”の常連のアナ・デ・アルマス、モデル出身の世界が認める美貌とマルチな演技力を持つヨーロッパが誇る“魅惑の美女”シルヴィア・フークス、約半年ぶりの来日となるヴィルヌーヴ監督らの来日も決定!来月10月18日(水)実施予定のジャパンプレミアにて、日本のファンの前に登場するようだ。ファンの間では、前作の公開から30年以上経ったいまなお、“恋人である女性レプリカント(人造人間)と共に姿を消したデッカードの行方”や“デッカードの正体”など、様々な謎について議論が繰り広げられており、そして本作ではデッカードの抱える“秘密”が新たに明らかになるとのうわさもあり、この来日で“全世界未解禁の衝撃的な事実”がハリソンの口から飛び出すことも期待せずにはいられない。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年09月21日SF映画の金字塔と言われる『ブレードランナー』(1982年)の続編『ブレードランナー 2049』(10月27日公開)で"ブレードランナー"デッカードを演じる俳優のハリソン・フォードが来日することがこのほど、明らかになった。映画のプロモーションとして9年ぶり、"ブレードランナー"としては35年ぶりの来日となる。「スター・ウォーズ」シリーズや、「インディ・ジョーンズ」シリーズなど、数々の代表作を持ち、幾多の作品で来日を果たしてきたハリソン・フォード。御年75歳でありながらハリウッドの第一線で活躍を続ける“レジェンド俳優”は、老若男女、全世界で圧倒的な人気を誇っている。そんな彼が、俳優人生の集大成ともいえる70歳(古希)を迎えて以後、初の来日に選んだキャラクターは、ハン・ソロ、インディ博士と並ぶ彼の代名詞であり、自身の人気を確立させたブレードランナーの“デッカード”となった。「ブレードランナー」で現在にも続くカルト的人気を支えているのが主人公“デッカード”だ。ハリソンがこの“デッカード”として来日するのは今回が2度目。1982年、前作『ブレードランナー』で来日した際は、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(80)、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(81)と大ヒット作へ立て続けに出演した直後のタイミングで、“人気絶頂のハリウッド俳優”に日本中が大注目。当時のインタビューでは「デッカードは、これまでのインディ・ジョーンズやハン・ソロとは違ったタイプの男なんだ」とハリソン本人が語り、彼の新たな魅力に日本中が沸いた。一昨年には、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で30年ぶりにハン・ソロを演じ、来日にも期待が集まったが、残念ながらその夢は叶わず。そんな「スター・ウォーズ」でさえ実現しなかった来日が、「ブレードランナー」で果たされる。さらに、“世界で最も美しい顔100人”の常連で、そのセクシーでキュートすぎる容姿が話題になりそうなアナ・デ・アルマス、モデル出身の世界が認める美貌とマルチな演技力を持つ"魅惑の美女"シルヴィア・フークス、前作『メッセージ』以来、約半年ぶりの来日となるハリウッドの新鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督らの来日も決定。ハリソン・フォードら豪華キャストと監督は、10月18日実施予定のジャパンプレミアにて、日本のファンの前に登場する予定だ。
2017年09月21日ブロードウェイミュージカル『ファインディング・ネバーランド』が日本初上陸し、9月8日に開幕。現実とファンタジーが混ざり合った感動作に、会場を埋め尽くした観客から何度も拍手が沸き上がった。【チケット情報はこちら】本作は、名作『ピーターパン』の誕生を描いたジョニー・デップの主演映画『ネバーランド』を基に制作されたミュージカル。劇作家J・M・バリが、美しい未亡人シルビアと4人の子どもたちとの出逢いを通じて「ピーターパン」を書き上げ、上演するまでを描いた物語。『ピピン』『ヘアー』などで知られるトニー賞受賞演出家のダイアン・パウルスが演出を手がけ、イギリスを代表するバンド、テイク・ザットのゲイリー・バーロウがすべての音楽を作曲。2015年にブロードウェイで開幕すると観る者すべてを魅了し、感動させた話題作だ。物語は、ロンドンのケンジントン公園で、バリとシルヴィア一家が出会うシーンから始まる。バリ役のビリー・ハーリガン・タイを中心に、演者たちが流れるようにストーリーを展開していく。そしてひとたびステージ上の演者がひとつになったミュージカルシーンが始まると、観客は釘付け。抜群の歌唱力と息の合った振付から目が離せなくなる。特に観客を興奮させたのは、第一幕の最後を飾る『Stronger』。バリを乗せた海賊船が大海原を越えていく、まるでテーマパークのアトラクションのような大迫力の演出の中、ビリーが全身を使って力の限り歌い上げる。ステージの熱は会場中に広がり、観客は一気にヒートアップした。他にも、シルヴィア役のクリスティン・ドワイヤーがひとり熱唱する『All That Matters』や、子ども4人だけで演奏しながら楽しく歌う『We’re All Made of Stars』など、見事な歌声とパフォーマンスに、観客は、度々、大きな拍手と大歓声を贈った。ファンタジー要素もたっぷりで、想像力豊かな子どもたちと過ごすうちに物語を作り始めるバリがたびたびインスピレーションを受けると、ステージの上はファンタジーの世界へ。子どもたちは宙に浮かび、大人たちには悪役の影が。物語のアイデアとなるシーンが随所に散りばめられ、それを見つけるのも楽しみのひとつだ。彼らを取り巻く人々は、一癖も二癖もあるユーモラスな登場人物ばかりで、ユーモアたっぷりの台詞や演技に、会場からは笑いが起こる。後半には厳しい現実が待っており、大きな壁にぶつかりながらも、信念を持って乗り越えるバリや子どもたちの演技と歌に、会場には涙があふれた。ブロードウェイミュージカル「ファインディング・ネバーランド」は9月24日(日)まで東急シアターオブにて上演。チケット発売中。取材・文:門 宏
2017年09月11日ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードが新旧“ブレードランナー”を演じ、リドリー・スコットが製作総指揮、『メッセージ』でアカデミー賞にノミネートされたドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務める『ブレードランナー 2049』。全世界から注目される本作から、新たな映像満載の最新予告編が解禁となった。SF映画史上最高傑作として、いまも語り継がれる『ブレードランナー』の続編となる本作。舞台は前作から30年後、2049年のカリフォルニア。ライアン演じる“ブレードランナー”Kは、ある重大な秘密に辿り着き、その真相を知るためハリソン演じるかつてのブレードランナー、デッカードの行方を追っている。ブレードランナーとは、人間社会に紛れ込んでいる労働用の人造人間、“レプリカント”を処分する役目の捜査官のこと。このほど届いた新予告編では、冒頭である男(デイヴ・バウティスタ)に、Kはデッカードの行方を問いただす。一方、レプリカントを製造するウォレス(ジャレッド・レト)は、「“彼”が鍵を握っている」と言うが、彼とはいったい誰を指すのだろうか?デッカードの居場所をつきとめたKは、過去に何があったのかを彼に問う。前作『ブレードランナー』でレプリカントの恋人レイチェルと逃亡したデッカードが、その後どうなったのか…は、この続編にあたり、ファンが最も知りたいことの1つだろう。その真相が、本作ではついにデッカード本人によって語られることになるらしい。やがて、危険な事実に近づいた2人の新旧ブレードランナーは、“レプリカント”を追う立場から、今度は追われる立場へ――。また今回、重要な役どころと思われるのが、シルヴィア・フークス演じる女性。ウォレスの部下であり、高い戦闘能力を備えているようで、上層部の捜査官(ロビン・ライト)に「彼はどこ!?」と詰め寄るシーンは圧巻だ。そしてもう1人、キーとなる女性となるのが、アナ・デ・アルマス演じるジョイ。Kとは恋愛関係にあるのだろうか、「私も一緒に行くわ」との言葉をかけ、Kと一緒に“秘密”の解明に挑む。これまでの予告編からさらに詳細に、2049年の未来都市の圧倒的な風景が描かれた本映像。もやがかかったビルの谷間、どこまでも続くハイウェイ、荒廃した砂漠の街…。すべてのショットが謎に満ち、いまだ明かされないストーリーには、憶測や期待が止まらない。「35年前に『ブレードランナー』を作り上げたとき、この作品がこんなにも象徴的な作品になるなんて夢にも思わなかった」とスコットが明かし、「リドリーがこの映画を観るのだと思うと…これほどまでに大きなプレッシャーを感じたことはない」とヴィルヌーヴ監督が語る本作。30年後の世界は、その圧倒的な映像美をよりパワフルに引き継ぎながらも、新たな世界観を生み出している。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年07月18日AKB48兼NGT48の柏木由紀(25)が、同事務所の先輩でタレントの中山秀征(49)と「ヒデ&ゆきりん」名義でデュエットすることが28日、発表された。レコーディングでは、中山が「はかない声で昭和っぽさも出ていて、色っぽい」と感心するほどの歌声だったという。中山は7月31日で50歳の節目を迎えることを記念して、昭和歌謡の名曲を集めたカバーアルバム『50(フィフティ)』を8月2日にリリース。2人の初デュエットは、その収録曲「別れても好きな人」(原曲:ロス・インディオス&シルヴィア)で実現した。柏木にとっては生まれる12年前、1979年の大ヒット曲。事務所の先輩とのコラボを「光栄です」と喜び、「中山さんの歌っている姿を見たことがなかったので、とても新鮮でした! 大人の男性の色気があって、とてもかっこよかったです!」と興奮。「隣同士で歌っていることを意識しながら歌ったので、2人の距離感を歌から感じ取ってもらいたいです」と同曲に込めた思いを語る。一方の中山は、フジテレビ系『クイズ ドレミファドン!』で共に司会を務めて意気投合したことを振り返りながら、「自分が支えられた昭和歌謡を平成生まれの若い世代にも知って欲しいという気持ちもありました。そこで、若くてとても可愛らしく、曲と曲に対する想いにゆきりんはピッタリだと思い、オファーをさせていただきました」と経緯を説明。「親子くらいに年齢は離れていますが、世代を超えた『別れても好きな人』に御期待ください」と呼び掛けている。
2017年06月28日まるで人間と見分けのつかない“レプリカント”(人造人間)の誕生の瞬間という衝撃的シーンが収められた『ブレードランナー 2049』の最新予告が解禁され、話題を呼んでいる。怪しげな施設でジャレッド・レト演じる謎の男の監視のもと、袋状のようなものから“生まれ落ちた”1体のレプリカント…。いまだ多くの謎に包まれた本作に大抜擢されたのが、キアヌ・リーブス主演『ノック・ノック』(’15)で一躍注目を集めたキューバ生まれの女優アナ・デ・アルマスだ。リドリー・スコットが生み出した名作『ブレードランナー』の35年ぶりの続編となる本作への出演で、“今年の顔”の1人になること間違いなしの彼女に注目した。■注目せずにはいられない!女優アナ・デ・アルマスとは?1988年4月30日、キューバ・ハバナ生まれ、現在29歳のアナ。14歳でナショナル・シアター・スク-ルに入学して演技を学びながら、16歳のとき『カリブの白い薔薇』(’06)で魅惑の美少女を演じて映画デビュー。19歳でスペインに移住し、映画・TVで若手俳優として活躍した。2009年には、第6回ラテンビート映画祭で主演作『セックスとパーティーと嘘』が上映され、初来日も果たしている。その後、ハリウッドにやってきた彼女が一躍その名を知られるようになったのが、『ノック・ノック』。『ジョン・ウィック』で“完全復活”を果たしたキアヌが製作総指揮・主演を務め、ホラー界のカリスマ監督イーライ・ロスと組んだ、まさかのエロティック・スリラーだ。家庭的で子煩悩なパパが、家族の留守中に訪れたセクシーな美女2人に翻弄され、誘惑に負けて一晩の快楽を得るも、その美女たちから飛んでもない(ホントに笑えない…)仕打ちをくらう、という内容で、日本でもスマッシュヒット。美女たちにデレデレ、骨抜きになるキアヌだけでなく、彼女たちの容赦のない暴力と破壊の標的となり、あんなことやこんなことまでされてしまう姿に、『ジョン・ウィック』で「やっぱりキアヌ、カッコイイ!」と再確認したファンたちをいい意味で(?)裏切った。その2人の美女のうち、金髪美女ベルを演じ、制服姿も披露していたのが、アナなのだ。その美貌は、米サイト「TC Candler」が選ぶ毎年恒例の「世界で最も美しい顔トップ100」に2014年から3年連続でランクインするほど。2016年は、クロエ・グレース・モレッツや2012年第1位のエミリア・クラーク、オスカー女優のルピタ・ニョンゴらを抑え、16位に選ばれている。そんなアナは、キアヌとクライムスリラー『エクスポーズ 暗闇の迷宮』で再タッグが実現。NY市警の刑事スコッティ(キアヌ)は相棒を何者かに殺害され、犯人を追うが、捜査は難航。一方、信仰厚いイザベル(アナ)は信じがたい現象を次々に目撃するようになり、やがて2人の物語が交錯、驚くべき事実にたどり着く。一応、キアヌが主人公となっているが、実質的な物語の牽引者となるのはアナ。スタジオ側と監督ギー・マリク・リントンがもめ、監督名が仮名でクレジットされるというミソがついた同作だが、ラストで判明する衝撃の事実に、複雑な役柄を見事に演じ切った彼女こそ主役だったという思いを強くするはず。さらに2016年は、『セッション』のマイルズ・テラー、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のジョナ・ヒル主演の『ウォー・ドックス』にも出演。米陸軍相手に300万ドルもの大型取引を得た若き武器売買業者の実話を、『ハングオーバー』シリーズのトッド・フィリップス監督がクライム・アクション・コメディとして描き、全米初登場3位を獲得。6月21日にはブルーレイ&DVDでリリースされる。■今後の出演作は?『ブレードランナー 2049』ほか話題作が続々ロバート・デ・ニーロとエドガー・ラミレスで実在の伝説的ボクシング・チャンピオンを描き、R&Bアーティストのアッシャーも出演した『ハンズ・オブ・ストーン』では、カンヌ国際映画祭を肌で体験したアナ。2017年は、『ワイルド・スピード ICE BREAK』のスコット・イーストウッドと共演する『スクランブル』も公開され、その人気・注目度は急上昇中。そして、ライアン・ゴズリングが新人“ブレードランナー” Kを演じ、ハリソン・フォードがリック・デッカードとして帰ってくるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ブレードランナー 2049』では、Kが唯一心を許す“恋人”ジョイ役に抜擢された。アナが演じるジョイはゴズリング演じるKに接触し、何か重要な事柄を彼に伝える様子だが…。ちなみに、前作でデッカードと恋に落ち、逃亡するレプリカントのレーチェルを演じたショーン・ヤングといえば、バレエダンサー、モデルから女優に転身し、同作で鮮烈な印象を放って一躍、人気女優の仲間入りを果たした。以後、デヴィッド・リンチによる『砂の惑星』(そのリブート版もヴィルヌーヴ監督が手がける)、ケヴィン・コスナー主演『追いつめられて』などに出演したが、マット・ディロン主演『死の接吻』(’91)のころには、相次ぐ作品降板や交際相手へのストーカーなどで、すっかりお騒がせ女優となってしまった…(以下、自粛)。とにかく、前作の舞台2019年から30年後、2049年の世界が描かれるという本作。まだ明らかになっていないことばかりだが、当時、“ネクサス6型”といわれたレプリカントはさらにバージョンアップしているのだろうか?予告映像でも確認できるように、本作でのアナの艶っぽさ、そして垣間見られる感情の豊かさ、理知的な部分は、人間以上に“人間的”であることを予感させているが…。スリラーからコメディまでこなし、全裸や大胆な性描写をもいとわない“体当たり”女優でもあるアナ・デ・アルマス。2017年、この名を覚えておいて損はない。(Reiko Uehara)
2017年05月17日映画『ドラゴン・タトゥーの女』の続編、『蜘蛛の巣を払う女』が2019年1月11日(金)に全国で公開される。『ドラゴン・タトゥーの女』続編が映画化『蜘蛛の巣を払う女』は、世界的ベストセラーミステリー小説を映画化した『ドラゴン・タトゥーの女』から始まる「ミレニアム」シリーズの第4弾。原作はダビド・ラーゲルクランツが執筆した。『蜘蛛の巣を払う女』では、“ドラゴン・タトゥーの女”リスベットがいかにしてドラゴン・タトゥーの女になったのか、彼女の知られざる壮絶な過去が描かれる。2011年に劇場公開された前作『ドラゴン・タトゥーの女』は、デヴィッド・フィンチャー監督が手掛け、世界中で大ヒットを飛ばした。“ドラゴン・タトゥーの女”リスベットの過去が明らかに特殊な映像記憶能力を持つ天才ハッカーで、パンク風の特異な風貌、そして背中にドラゴンのタトゥーを入れた強烈な個性の持ち主リスベット(クレア・フォイ)は、天涯孤独で、壮絶な過去を持つ。その過去が、あるキーパーソンによって明らかにされていく。自らの裁きによって悪を正そうとするリスベットに対し、「皆を助けるのに、なぜあの時・・・私だけを助けてくれなかったの?」と意味深な言葉をリスベットに投げかける謎の女、カミラ(シルヴィア・フークス)。カミラもまた、凄惨な過去と秘密を背負った存在だった。二人の関係が紐解かれながら、リスベットはジャーナリストのミカエルと再びタッグを組み、新たなる犯罪組織の陰謀に迫る。『ザ・クラウン』のクレア・フォイがリスベット役にリスベット役を演じるのは、ネットフリックスのドラマ『ザ・クラウン』のエリザベス2世役を演じゴールデングローブ賞を受賞したイギリスの実力派女優、クレア・フォイ。またリスベットの過去の真相を握るカミラを演じるのは、『ブレードランナー 2049』での熱演が記憶に新しいシルヴィア・フークスだ。その他、スベリル・グドナソンも出演する。監督はフェデ・アルバレス、デヴィッド・フィンチャーも参加監督は『ドント・ブリーズ』などで、心理的な緊迫感を演出したフェデ・アルバレス。脚色はスティーブン・ナイト、ジェイ・バスと共同で行い、製作総指揮は『ドラゴン・タトゥーの女』のほか『ゴーン・ガール』を手がけた鬼才、デヴィッド・フィンチャーが務める。強烈な反骨精神を持ったキャラクターであるリスベット・サランデルや、猟奇的なミステリーの世界が、アルバレスの手によってどのように描かれるのか、期待が高まる。劇中にベルスタッフのレザージャケットが登場主要シーンの中で、リスベットが着用している「サランデル・ジャケット」は、ベルスタッフ(BELSTAFF)が製作。「サランデル・ジャケット」は、ベルスタッフのロングセラーのウィメンズジャケット「Sidney Jacket」をベースに制作した、世界限定80着の特別モデルだ。ハンドワックスでなめし、ラグジュアリーな仕上げを施したジャケットは、赤と白のストライプがデザインのアクセント。映画公開日と同日の2019年1月11日(金)にベルスタッフ一部店舗にて発売する。また、リスベットは劇中で、ベルスタッフの「フィンレイ・ウィメンズレザーブーツ」も着用している。ストーリー冷え切った空気が人の心まで凍てつかせるストックホルムの厳しい冬。背中にドラゴンのタトゥーを背負う天才ハッカー、リスベット・サランデルに仕事が依頼される。「君しか頼めないー私が犯した“罪”を取り戻して欲しい」人工知能=AI 研究の世界的権威であるフランス・バルデル博士が開発した核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局から取り戻すこと。それは、その天才的なハッキング能力を擁するリスベットにしてみれば簡単な仕事のはずだった。しかしー、それは 16 年前に別れた双子の姉妹、カミラが幾重にもはりめぐらした狂気と猟奇に満ちた復讐という罠の一部に過ぎなかった。詳細映画『蜘蛛の巣を払う女』公開時期:2019年1月11日(金) 全国ロードショー監督:フェデ・アルバレス製作総指揮:デヴィッド・フィンチャーキャスト:クレア・フォイ、シルヴィア・フークス、スベリル・グドナソン原作:ダビド・ラーゲルクランツ著『ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女』早川書房刊原題:The Girl in the Spider’s Web■ベルスタッフ「サランデルレザージャケット」 200,000円+税店頭発売日:2019年1月11日(金)取扱店舗:ベルスタッフ銀座ストア、神戸ストア、松坂屋名古屋店問い合わせ先TEL:べルスタッフ 銀座ストア 03-6263-9978
2017年03月19日台湾が生んだ名匠エドワード・ヤン監督の没後10年、生誕70年の節目に、25年ぶりに4Kデジタルリマスターで蘇る伝説の傑作『クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』。主演を務めるのは、ヤン監督に見出されて本作で俳優デビューし、現在も『グランド・マスター』や、ベルリンで絶賛を受けたSABU監督作『Mr.Long/ミスター・ロン』をはじめ国際的に活躍するチャン・チェン。実は本作には、現在も映画界の第一線で活躍する俳優や監督が多数出演している。ヤン監督が実際に起きた事件から着想を得た本作は、1960年代の台北を舞台に、少年少女の青春のきらめきや残酷さとともに、当時の社会の姿や“時代のうねり”を鮮烈な映像と秀逸な脚本で映し出し、BBCが1995年に選んだ「21世紀に残したい映画100本」に台湾映画として唯一選出されるなど、映画史上に燦然と輝く傑作として知られている。これまで世界中のクリエイターや多くの映画ファンたちにも熱狂的に支持されていきたが、今回、25年ぶりに4Kレストア・デジタルリマスター化、3時間56分版で劇場公開が実現。これまでDVD化されず、伝説化されてきた本作には、マーティン・スコセッシをはじめ、『怒り』の李相日監督、『ジムノペディに乱れる』の行定勲監督、『溺れるナイフ』の山戸結希監督、俳優の永瀬正敏、加瀬亮、イッセー尾形などからも熱い応援コメントが寄せられている。そんな本作の主演を務めたのは、いまや国際的に活躍するスター、チャン・チェン。エドワード・ヤン監督は「映画業界に大規模に新しい血を入れなくては!」という強い想いから、本作では現場経験のほとんどない俳優やスタッフを積極的に登用し、1年を超える長いリハーサルを敢行して作品を完成させた。熱い情熱あふれる監督に見出され、本作でデビューを飾っていった俳優やスタッフたちは、現在もなお映画界を牽引する存在として活躍を続け、エドワード・ヤンの魂を受け継いでいる。■チャン・チェン(主人公シャオスー役)アジアを代表する大スターに!それまで演技経験はほぼなかったが、ヤン監督に見出され主演に抜擢、1991年の本作でデビューを飾った。続く、ヤン監督の『カップルズ』、ウォン・カーウァイ監督の『ブエノスアイレス』などに出演。兵役からの復帰後は、アン・リー監督のオスカー受賞作『グリーン・デスティニー』、ジョン・ウー監督の大ヒット作『レッド・クリフPartI & Part II』、カーウァイ監督『グランド・マスター』、妻夫木聡も参加したホウ・シャオシェン監督の『黒衣の刺客』などに出演。アジアを代表する監督たちから、絶大な信頼を寄せられる俳優となった。また、2014年には短編作で自身も監督デビュー。SABU監督最新作『Mr.Long/ミスター・ロン』(秋以降公開予定)にて主演を務め、本年度ベルリン国際映画祭コンペティション部門へも出品されるなど、その活躍はワールドワイドに。本作の日本での再上映を祝福し、来日も決定している。■チアン・ショウチョン(チャンチョン役)永作博美の主演作を監督!本作で女優デビューした彼女は、いまや台湾を代表する監督のひとり。本作の後、ヤン監督の作品に脚本や助監督として参加。ホウ・シャオシェン監督の助監督を経て、オムニバス『三方通話』(’02)の一篇で監督デビューを果たす。その後の短編『跳格子』は台湾「金馬奨最優秀短編賞受賞」をはじめ数々の賞に輝き、ドキュメンタリー映画『風に吹かれて-キャメラマン李屏賓の肖像』も評価された彼女は、2015年、永作さんや佐々木希らが出演した『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』で監督を務め、日本でも話題に。“エドワード・ヤンの後継者”とも呼ばれている。■クー・ユールン(フェイジー役)若き実力派俳優へと成長!映画監督の父、クー・イーチェンの影響もあり幼少期から映画の現場に親しんできたクー・ユールン。ホウ・シャオシェン監督『恋恋風塵』(’86)に出演後、本作でも印象に残る演技をみせる。以降、ヤン監督の作品へは『カップルズ』『ヤンヤン 夏の思い出』と出演し、監督に才能を引き出され演技の幅を広げていく。その後、アン・リー監督『ラスト、コーション』やア―ヴィン・チェン監督『台北の朝、僕は恋をする』など名匠から若手まで幅広い監督とタッグを組む。その後、『シチリアの恋』に抜擢されたリン・ユゥシェン監督作や、女優シルヴィア・チャンが監督を務めた『念念』などにも出演し、数多くの映画賞で高い評価を受けている。そのほか、作り手に転身した者も数多いという本作。出演者の人生までも大きく変えてしまうほど、エネルギーに満ちあふれた作品は、25年経ったいまでも色あせることのない情熱を放っている。『クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』は3月11日(土)より角川シネマ有楽町にて、3月18日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月11日フェンディ(FENDI)が、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)による2017-18年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。“夜明けの街に佇むヒロイン”をミューズに据えた今回のコレクション。フェンディのシグネチャーである「ダブルF」がグリッドのように配されたランウェイに、ローマの街並みを優雅に歩く映画のヒロインのごとくモデルたちが姿を現した。彼女たちの自由な精神を形作るのは、ジオメトリックなグラフィックの数々。ウィーンの木製ブロックと18世紀のイタリアのドミノペーパーがインスピレショーン源になった幾何学模様は、フェンディの職人による高度なモザイク技法を駆使してモダンに蘇っている。今シーズンは、スクエアショルダーにウエストマークで女性らしいディテールを添えたエレガントなルックが多く登場した。ヘリンボーンジャケット、ウール仕立てのロングコート、フロントタックのパテントレザーコートの袖にはボリュームのあるファーがあしらわれエレガンスを際立たせている。ウエストラインの両端に「X」のマークを施したコートは、グラフィカルな効果を超えてアウターの存在感を高めていた。キャメルやカーマインレッドのような温もりのあるカラーパレットで構成した前半とは打って変わって、中盤はモダンな雰囲気を引き立てるコバルトブルーやペトロールブルーのアイテムが目を引いた。バルーンスリーブのシャツや大胆なスリットが入ったワンピースがフェミニンなムードを牽引。後半には、幾何学模様とは相反する柔らかなシルエットを強調したオーガンザドレスや花柄の刺繍を施したシフォンのロングドレスなど、クチュールムードを纏ったアイテムも登場した。カットアウトされたニットやインレーのファー、スピログラフで描いたようなデイジーのグラフィック、アカンサスの葉飾り柄のシルク生地など、メゾンのクラフツマンシップが至るところで発揮されていたのも印象深い。ほぼ全てのルックにスタイリングされた赤いニーハイブーツと、さまざまなバリエーションで登場したバッグも会場の視線を多いに集めた。ラムレザーにパイソンをはめ込んだニューバッグ「ランナウェイ(Runaway)」を始め、ラグジュアリーな装飾のストラップ ユーを組み合わせた「ピーカブー(Peekaboo)」「バゲット(Baguette)」「キャナイ(Kan I)」もコレクションを彩るキーピースとなっていた。
2017年03月08日フェンディ(FENDI)が2月15日から27日まで、伊勢丹新宿メンズ館1階=プロモーションに2017年春夏メンズコレクションを一堂に展開するポップアップストアをオープンする。フェンディ家3代目のクリエイティブ・ディレクター、シルヴィア・フェンディによる同コレクションでは、“太陽(sun)と楽しさ(fun)”をテーマに、アウトドアやプールサイド、まぶしい太陽の光、夏の地中海の芳しい香り、人生や純粋な喜びを満喫する男性などからインスピレーションを得て製作されたアイテムを展開。また、イギリスを拠点に活動する気鋭アーティスト、ジョン・ブース(John Booth)のグラフィックが描かれたコラボレーションアイテムもショーで話題となった。今回のポップアップストアでは、レディ・トゥ・ウェアや、アイコンバッグ「セレリア ピーカブ―」や新デザイン「ピーカブ― フィット」をはじめ、革小物、シューズ、アクセサリーなどトータルで展開。さらに、限定の「バッグ バグズ(Bag Bugs)」も登場する。2月15日から19日までは、オープンを記念してジョン・ブースが来日し、店頭にてライブペインティングのパフォーマンスや、パーソナライゼーションを体験できる特別なサービスを実施する。
2017年02月10日キルステン・ダンストが先週末に婚約したといううわさが流れている。「New York Post」紙によると、お相手はTVシリーズ「FARGO/ファーゴ」シーズン2で彼女の夫を演じたジェシー・プレモンスだという。キルステンが4年間交際したギャレッド・ヘドランドと破局した直後の昨年5月頃から、ロサンゼルスでたびたびデートをしていて、9月に行われたエミー賞のアフターパーティでキスしているのも目撃されていた。ジェシーはキルステンより6歳下の28歳。10歳から子役としてキャリアをスタートさせ、映画やTVで活躍。近年は『ザ・マスター』や『ブリッジ・オブ・スパイ』、『ブラック・スキャンダル』、TVシリーズ「ブレイキング・バッド」にも出演している注目俳優だ。双方とも代理人は「New York Post」紙の問い合わせに回答していないが、ジェシーはキルステンの長編監督デビュー作『The Bell Jar』(原題)にも出演が決まっている。シルヴィア・プラスの原作をキルステンが共同脚色も手がけ、ダコタ・ファニングが主演する同作は現在プリプロダクション中。今後は公私ともに良きパートナーになるに違いない。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月12日SF映画の金字塔と言われる映画『ブレードランナー』の続編の映画化が、34年の歳月を経て遂に実現。日本では、『ブレードランナー 2049 (Blade Runner 2049)』として、2017年10月27日(金)に公開される。続編の舞台は、1982年公開のオリジナル作品から30年後、2049年の荒廃した世界。時が経っても埋まらない”人間”と”レプリカント”の間の深い溝。世界に新たな危機が迫るなか、30年間行方不明で「何かを知る」デッカードを”K”が探す所から物語はスタートする。レストランのような場所で2人のブレードランナーが向き合うシーンでは、デッカードが殴りかかりそうな殺気をだしている。主人公の新人ブレードランナー“K”主人公の新人ブレードランナー“K”を演じるのはライアン・ゴズリング。ゴズリングは最近彼の出演作『ラ・ラ・ランド』『ドライヴ』がヒットして注目を集めている。リック・デッカード役にハリソン・フォード人間とは見分けのつかない“レプリカント”の暴挙を阻止する捜査官”リック・デッカード”この前作の主人公となったデッカード役をハリソン・フォードが再び演じる。「デッカードの30年後を演じるのは凄く面白かったし、昔の服がピッタリだったのも嬉しかった。時を経て、キャラクターを作り上げていく事はとてもやりがいがあります。」とコメントしている。そのほか、謎の男としてジャレット・レトーや、ロビン・ライトが出演する。リドリー・スコット製作総指揮前作『ブレードランナー』で監督を務めたリドリー・スコットは「2049」では製作総指揮を執る。監督は『プリズナーズ』『ボーダーライン』などで独特の映像美と世界観が高く評価されているドゥニ・ヴィルヌーヴが務める。2016年公開の『メッセージ』では、賞レースでも続々とノミネートを果たして注目度はさらに高まった。脚本はハンプトン・ファンチャーとマイケル・グリーンで、前作の脚色を手掛けたコンビ。フィリップ・K・ディックの原作小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のストーリーを継承しているようだ。当時の『ブレードランナー』を彷彿とさせる、もしくはそれ以上の新しい世界観に驚きと更なる期待感を煽られるに違いない。作品情報映画『ブレードランナー 2049』原題:Blade Runner 2049日本公開:2017年10月27日(金)製作総指揮:リドリー・スコット監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、ロビン・ライト、ジャレッド・レトー、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、カーラ・ジュリ、マッケンジー・デイヴィス、バーカッド・アブディ、デイヴ・バウティスタ配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2016年08月01日フェンディ(FENIDI)がブランド第1号店のオープンから90年を迎える7月7日、ローマでファッションショー「オートフリュール(Haute Fourrure)」を開催する。フェンディの誇るふたりのデザイナー、カール・ラガーフェルド(Karl Lagarfeld)とシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)のコラボレーション50周年を祝し、15-16AWシーズンにパリと東京・国立博物館で発表された同コレクション。今回、創業地ローマにある1号店のオープン90周年を記念し、現地で開催されることになったショーについて、フェンディのチェアマンでCEOのピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)は、「ローマでオートフリュールファッションショーを開催すること以上に、フェンディの90周年を祝うにふさわしいことはありません。それは私たちのルーツとDNAを表現しつつ、ファーに発揮される大胆な創造性と職人技を伝えるものだからです。ローマは魅惑的な永遠の都であり、伝統と歴史を守りながらも未来を見据えるという、フェンディの価値観を表しているのです」と語っている。
2016年05月06日2016年7月より放送開始予定のTVアニメ『魔装学園H×H (ハイブリッド・ハート)』より、メインビジュアルが公開され、メインキャスト&スタッフが発表された。久慈マサムネ氏のライトノベル(角川スニーカー文庫刊)を原作とする本作だが、TVアニメ化にあたり、監督を古川博之氏、シリーズ構成を山田靖智氏、キャラクターデザインを宮井加奈氏、アニメーション制作をプロダクションアイムズが担当。オープニングテーマは野水いおりが歌う「miele paradiso」となる。■TVアニメ『魔装学園H×H』おもなスタッフ原作:久慈マサムネ (KADOKAWA 角川スニーカー文庫刊)原作イラスト:Hisasi原作メカデザイン:黒銀、久慈マサムネ監督:古川博之シリーズ構成:山田靖智キャラクターデザイン:宮井加奈音響監督:大室正勝音響制作:ダックス音楽制作:フライングドッグアニメーション制作:プロダクションアイムズ製作:魔装学園製作委員会オープニングテーマ:野水いおり「miele paradiso」注目のキャスト陣は、飛弾傷無役を赤羽根健治、千鳥ヶ淵愛音役を影山灯、ユリシア・ファランドール役を赤﨑千夏、姫川ハユル役を長妻樹里、シルヴィア・シルクカット役を木野日菜、飛弾怜悧役を衣川里佳がそれぞれ務める。■TVアニメ『魔装学園H×H』おもなキャスト飛弾傷無:赤羽根健治千鳥ヶ淵愛音:影山灯ユリシア・ファランドール:赤﨑千夏姫川ハユル:長妻樹里シルヴィア・シルクカット:木野日菜飛弾怜悧:衣川里佳なお、3月26・27日に行われた「AnimeJapan 2016」において、本作のPVが公開されたが、4月1日より公式サイトでも公開予定となっているので、しっかりチェックしておきたい。(C)久慈マサムネ・Hisasi/魔装学園製作委員会
2016年03月31日バスローブやパジャマ姿で螺旋階段を降りて来るモデルたちは、メンズウェアが男たちの鎧だという言説をあざ笑うかのようだ。リラックスこそモダンラグジュアリーと言わんばかりに、ランウェイに敷かれたムートンの上を歩く。フェンディ(FENDI)の16-17AWコレクションが1月18日、ミラノの同社ショールームで発表された。すべてがソフトでオーバーサイズ。コクーンシルエットのローブコートや太めのパンツ、ニットも手編みでサイズはゆったりとオフタートル。ジャケットもゆったりしたボックスシルエットで、胸にはカートーンモチーフの吹き出しで「FENDI」のアップリケがあしらわれるなど、この数シーズン、テーマに用いられているユースカルチャーが継続。人気のバッグシリーズのピーカーブーやフェンディ・フェイスモチーフ、リュック、トレッキングシューズ風スニーカーなど、SNSのタイムラインを賑わしそうなキャッチーでポップなアイテムが続く。カラーはブラウン、グレー、ブラック、ネイビーを基調にイエロー、レッド、ブルーが効果的に使用され、様々な年代のチェックがチェック・オン・チェックで提案。ファーに見えるウール、ウールに見せたファーなどの最先端なハイテク技術が素材に生かされている。贅沢なレザーやファーのボリューム感と、そのアルチザンなテクニックはフェンディ家の3代目シルヴィア・フェンディがクリエイティブディレクターならではの贅沢さだ。Text: 野田達哉
2016年02月01日KADOKAWAは、ライトノベルを中心とした「MF文庫J」から10タイトルを10月23日に発売する。今月は、『世界の終わりの世界録<アンコール>』や『魔技科の剣士と召喚魔王<ヴァシレウス>』の最新刊に加え、新シリーズ4タイトルが同時刊行される。○MF文庫J、10月の新刊は10タイトル■99番目の吸血姫 ~最後の吸血鬼~著 / サイトウケンジ◆イラスト / ザザ◆定価 / 580円(税別)都市伝説が実体化した存在――『ロア』。高校生の少年、九十九仁はその中でも最強と名高い『吸血鬼のロア』である外見幼女、シルヴィアの封印を解いてしまい下僕(こいびと)になってしまう。そんなある日、仁の最愛の妹である時雨のお願いで、都市伝説「一人かくれんぼ」のロアを退治することになった仁。謎の転校生・綾瀬の手を借りて解決したものの、それは事件の影で暗躍する『最後の吸血鬼』との戦いの始まりでもあり……。サイトウケンジの愛と勇気と絶望のノンストップハーレム系都市伝説、再び開幕!「さあ、ハッピーエンドを始めよう」■そんな世界は壊してしまえ -クオリディア・コード-著 / さがら総 (Speakeasy)◆イラスト / カントク◆定価 / 580円(税別)人類の『敵』――"アンノウン"の襲撃により世界が崩壊した近未来。湾岸防衛都市東京の学園に所属する朱雀壱弥は――人類を愛しすぎていた。全人類の発展のため、美少女の告白をバッキバキに叩き潰し、戦わない同級生の心をボッキボキに叩き折る。デート? カップル? それはこの世界でどんな意味が? なにもかもを論理で語れ。自分の正義を信じてやまない朱雀に、謎の転校生少女の調査任務が与えられ……? 「人類が好きか?」「大好きです!」「なんでもできるか?」「なんでもします!」ポジティブクズとドM天使が出会い、新たなる変態ストーリーの幕が上がる――! 『変態王子と笑わない猫。』コンビが贈る青春ラブコメの最前線! 刮目せよ!■ちゅーぱらだいす著 / 相原あきら◆イラスト / みこ◆定価 / 580円(税別)「キスして女の子を知れ! 女の子とキスしないと……お主が女の子になるぞ!」男らしくしてください――女の子に間違えられることが多く、昔から『男らしくなりたい』と思っていた僕は、ひょんなことから手に入れた"望みを叶える魔法の本"に、そう願ったんだ。そしたら、本から妖精みたいな女の子が出てきて、キスの呪いをかけられちゃった! 追い詰められた僕の周りには、女の子が5人。兄妹同然の幼馴染・新月まひる、まひるの親友・加瀬緋奈美、密かな想い人・水生メル、僕をペットのように扱う先輩・来栖夕陽、街で出会ったいたずら少女・金谷五十鈴。本当にキスをしなければならないなら、僕は――! キスだらけのラブコメが、今はじまるっ!?■緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑著 / 相沢沙呼◆イラスト / so-bin◆定価 / 580円(税別)「僕は、冒険者になろうと思う――」魔術の才能がからっきしな少年、ジゼル・アンダーブルックリン。魔術師のための学校《識者達の学院》を自主退学した彼が目指すのは、冒険者だった。手始めに冒険者の集う酒場《金獅子亭》へと赴いたジゼルだったがそこで偶然、助けを求めていた半妖の少女、ミリアと出会う。ミリアは“姉のレナリアを探してほしい"という依頼を受けてくれる冒険者を探していた。《金獅子亭》の代わりにその依頼を引き受けたジゼルはやがて、とある事件の全貌を追っていくことになり……。相沢沙呼×so-binの大型タッグが贈る、持たざる者のための探求叙情詩が幕を開ける―――。■Classroom☆Crisis 2著 / 田口一◆原作 / MONTWO◆イラスト / 倉島亜由美、rin◆定価 / 580円(税別)太陽系惑星への移住が進んだ時代。霧科コーポレーションの先行技術開発部にして教育機関のA-TECにやってきた転入生ナギサは、担任であるカイトの上司にあたる霧科の部長でもあった。その使命は多額の費用がかかるA-TECの解体だ。カイトたちが解体を回避する方法は一つ、SWNPRエンジンを完成させて部署の有用性を示すこと。一方、A-TECの予算枠を大幅に縮小させたナギサには学業との両立が課され、当面の目標は赤点回避……。そんな通常運行のA-TECを上層部の闇が覆い始めて――!?急加速する大好評TVアニメ『Classroom☆Crisis』公式ノベライズ第2弾!■恋をしてはいけないゲーム、振られてもきみに恋をする 2著 / 七烏未奏◆イラスト / 三上ミカ◆定価 / 580円(税別)求無を想いすぎて力が暴走し、何度も自殺していた律を説得した求無。その後求無は、初恋の人である涼香からちゃんとした"答え"を聞くために、そして《アカイイトゲーム》の解決のために、涼香の足取りを追っていた。そんなある日、失踪前の涼香が仲良くしていたという少女・冬憧凪に行き着く。ゲームは、当然のように彼女を参加者として迎え――奇しくも同じタイミングで、涼香が求無の前に姿を現す。一方で、胡桃の様子がどこかおかしかった。「――責任、取ってください」。新たな少女を迎え、赤い糸はより複雑に絡み合う。少年は、恋のゲームの最果てに辿り着けるのか。■魔学の覇王と科法の銃姫 2著 / きなこもちづき◆イラスト / Nardack◆定価 / 580円(税別)科学が滅び、魔法が『魔学』と呼ばれるテクノロジーとして発達したここではない世界――そこでは"福音"と呼ばれる呪文のような技術が社会基盤となっていた。"福音矛盾"により、一切の魔学が使えなくなってから8カ月。高尾山の大聖堂で行われた"人柱計画"を阻止した元は、美羽・結花の仕事のサポートをして忙しく過ごしていた。魔学が使えず人々の不安と不満が募る中、ついに極東日本国は正式に科法を「科学」と認め、魔学使い達の弾圧が始まってしまう。しかし、"福音矛盾"を解決できるはずの元の「力」は、高尾山の事件以来全く使えておらず――!? 剣姫と銃姫が閃き踊る、新世代の魔法科学バトルアクションラブコメディ第2弾!■結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? 3著 / 伊達康◆イラスト / そりむらようじ◆定価 / 580円(税別)人々が竜人の支配に怯える大陸で旅を続ける、銀髪巨乳女剣士メルと、異能"忍法"を扱うシノビのサビト。ナトゥアを支配していた竜公ゴルニシチを討伐し、サビトの幼馴染みのクノイチ・アトリとも『結魂』を交わしたことで新たな嫁(?)を得た二人。そんな3人が次に目指すはナトゥアの北部。その地を治めるは序列第五位の竜公バークナー。彼の驚異的な魔法を前に、3人はこれまで以上の苦戦を強いられる。さらに訪れた集落で新たな竜落子と出逢い、メルシオーネ出生の秘密が明らかに……!? 「私は……伴侶失格です」ニンジャとドラゴンが雌雄を決する人類反抗バトラブ活劇第3幕、竜落子とシノビとクノイチ、3人の夫婦の運命は――。■世界の終わりの世界録<アンコール>5 降魔の大皇著 / 細音啓◆イラスト / ふゆの春秋◆定価 / 580円(税別)伝説の英勇エルラインが遺した至宝「世界録」。その在り処を世界中の国や旅団が探し求める時代――覇都エルメキアを舞台とした三大姫の大暴れで「再来の騎士」の名声が高まる一方、レンは騎士王ゼルブライトとの激闘の末、新たな「英勇」としての可能性を顕示。そして一行は最後の封印を解くために冥界へと歩みを進める。危険すぎる道中の先に待ち構えるのは、エリーゼの弟である現魔王ヴェルサレム、五大災、正体不明の沈黙機関。過去と因縁に囚われし者たちが鎮魂曲(レクイエム)を奏でる中、現在と未来を切り拓く偽英勇の熱き叫びがこだまする。「太古(むかし)を誇るだけの獣が、現在(いま)を生きる人間を舐めるんじゃねえ!」――いま、最も王道を行くファンタジー、怒涛の第5弾!■魔技科の剣士と召喚魔王<ヴァシレウス>10著 / 三原みつき◆イラスト / CHuN◆定価 / 580円(税別)ついに日本を統一した一樹。しかし、静観を決めたイタリアを除き、世界には日独英対中露ロキという対立構造が生まれ、七国王のなかで唯一閉鎖的なアメリカの出方しだいという危うい均衡状況に――。そこで一樹は直接アメリカの正体を見極めることを決意し、中華道国と敵対する梁山泊の呂尚香や英王アーサーの協力も得て、騎士学院の仲間たちとともに海の外へと出帆する。美桜たちがセーラー服姿になって船上業務をする航海の途中、一樹たちはアメリカから流れてきたと思われる魔境化した幽霊船と遭遇するのだが――!? 壮大なデュアルスクールバトル、全米激突!!
2015年10月23日10月10日(現地時間)に閉幕した第20回釜山国際映画祭。後半、もっとも華やかだったのが、2年ぶりに復活した、旬のスターたちが集合する“スターロード”と名付けられたイベントだった。昨年はセウォル号沈没事件の影響で派手なイベントが見送られていたが、今年は海雲台マリン・シティ沿いのレッドカーペットに日本の佐藤健、長澤まさみ、韓国のキム・ウビン、キム・ゴウン、台湾のマーク・チャオ、サンドリーナ・ピンナという、アジアの若手スターに選ばれた6名に加え、KARAのギュリ、EXOのディオ、シン・ヒョンジュン、ソ・ジュニョン、ソ・シネら多くのスターが登場した。佐藤さんは黒いタキシード、長澤さんは足元がすけるレースのドレス姿で、全長150メートル以上のレッドカーペットをそれぞれ歩き、大勢のファンの声に応えた。1時間ほどのイベントの最中、特に大きな歓声があがったのは、俳優ド・ギョンスとして登場したEXOのディオと、日本でも『二十歳』が間もなく公開になる長身スター、キム・ウビンで、若い女性ファンから悲鳴のような声があがった。KARAのギュリも、映画祭でお披露目された『Two Rooms, Two Nights』の女優パク・ギュリとして登場、ピンクのシフォンドレスに「お姫様みたい」と歓声が飛んだ。『Two Rooms, Two Nights』でヒロインを務めたギュリは日本生まれの韓国人編集者という役で、主演のキム・ジェウクと共にほぼ全編日本語で演じている。映画祭は中島裕翔、菅田将暉、別所哲也、行定勲監督、是枝裕和監督、河瀬直美監督、諏訪敦彦監督ら日本からのゲストや、タン・ウェイ、チャン・チェン、チェン・ボーリン、サイモン・ヤム、ジョニー・トー監督、シルヴィア・チャンら中華系のスターも多く来場した。欧米からもハーヴェイ・カイテル、ティルダ・スィントン、ナスターシャ・キンスキーら、また後半にはフランス特集があり、女優ソフィー・マルソー、監督のレオス・カラックスとクロード・ルルーシュらがトークショーを行うなど、充実した10日間を終えた。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年10月13日イタリアのアカデミー賞では計11部門にもノミネートされ、大ヒットした話題作『カプチーノはお熱いうちに』。毎年日本で行われているイタリア映画祭でも人気の高いフェルザン・オズぺテク監督の最新作となるヒューマン・ラブストーリーです。南イタリアの美しい街レッチェにあるカフェで働くエレナは、ある日バス停で見知らぬ男アントニオと出会い、口論となる。そんな最悪な出会いをした2人だったが、アントニオはエレナの同僚であるシルヴィアの恋人であることが発覚し、再会することに。何もかも真逆の2人は、はじめは反発しあうものの、なぜか強く惹かれあうようになっていくのだった。それから13年の時が経ち、公私ともに順風満帆のエレナだったが、叔母の付き添いで受けたがん検診で思いがけない結果を告げられる。家族や友人たちなど周りの人たちに支えられながら前向きに生きようとするエレナが気づいた“生きるうえで大事なこと”とは……?どんな過酷な状況でも明るく前を向いて生きていくイタリア人の姿は見習いたいところ。そして、そんな時だからこそ、自分を支えてくれる家族や友人の愛情の深さを改めて知ることができるのです。私たちに人とって、たくさんの愛に囲まれながら、今という時間を大切に生きていくことがいかに幸せかを感じさせてくれます。今回エレナを演じたカシア・スムトゥニアクとアントニオを演じたフランチェスコ・アルカは、それぞれ過酷な減量と増量を1ケ月という短い期間で挑戦し、13年という年月を表現。そのあまりに自然な変貌ぶりは、なんの違和感もなく一気に13年後へ観客を連れていってしまうほど。思わずどちらが本当の彼らか見分けがつかなくなってしまうほどの役者魂は必見です。そしてもう一つの見どころは、吸い込まれそうなほどの美しさを見せる南イタリアの海辺。私たちを魅了するだけでなく、エレナとアントニオにとっても重要な場所となるので、海のような透明な心で2人を見守ってください。本作のイタリア語の原題は『Allacciate le cinture』といって、「シートベルをお締めください」という意味。このちょっと変わったタイトルには、「思わぬところで起きる人生の乱気流に対して、しっかり心の準備をして欲しい」という監督の想いが込められています。あなたが人生の乱気流を迎えたとき、一緒にシートベルトを締めて危険に立ち向かってくれる人は誰ですか?イベントデータ:『カプチーノはお熱いうちに』公開表記:9月19日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー!配給:ザジフィルムズ©2013 All rights reserved R&C Produzioni Srl - Faros Film
2015年09月20日蜷川幸雄の演出・監修でシェイクスピアが書いた37戯曲の上演を目指す彩の国シェイクスピア・シリーズ。第31弾の今回は、全ての役を男性キャストが演じる人気の高い「オールメール」作品として、喜劇『ヴェローナの二紳士』を上演する。メインキャストのひとりで、蜷川作品初参加となる高橋光臣に、舞台への思いを聞いた。「ヴェローナの二紳士」チケット情報「この世界に入ったときから、いつか蜷川さんとつながるのではないかという思いでやってきました。役者をして10年。ついにその時が来ました」。演じるのは、ヴェローナで生まれ育ったヴァレンタイン。教養を身に着けるため、ミラノへと旅立つ、タイトル通りの紳士だ。「何事にも一直線につき進んでいく真面目な男で、僕が得意とする分野。物語は彼のセリフで幕を開け、幕を閉じる。贅沢な恵まれた役です」ヴァレンタインは旅に、三浦涼介演じる友人のプローティアスを誘うが、溝端淳平が扮する娘ジュリアに夢中な彼はそれを断る。一方、ヴァレンタインも、ミラノで月川悠貴が演じるシルヴィアと恋に落ちる。しかし、ミラノへやって来たプローティアスもシルヴィアに恋をしたことから、おなじみのシェイクスピアのドタバタ劇が展開していく。「シュッとした3人と比べて僕だけ顔と雰囲気が古風(笑)。だからちょっと3人とは違うアプローチができるかなと思います。溝端さんと三浦さんの化学反応も楽しみですし、僕とシルヴィアの関係は、月川さんがかつて「オールメール」作品でされた女役の美しさを知っているからこそ、僕が胸をかりる気持ちですね。男同士のキスシーンも期待して下さい(笑)」プローティアスの「恋において友人を大切にする男はいますか」というセリフは、物語の核をなす。「昔、僕と仲のいい友人が、僕の当時の彼女を好きだったことがあって。僕はコイツだったら彼女とうまくいってもいいなという気がしました。僕がヴァレンタインなら道を譲ると思う。でも、友情や愛に裏切りはつきもので、そこは作品の見どころです」厳しさで有名な蜷川との稽古は、これから始まる。「耐えられるかなと思う反面、キツイことを無理にでも言われてみたい。思いきり変な方向にボールを投げてみようかな(笑)」と、学生時代にラグビーで鍛えたスポーツマンならではの言葉だ。「ラグビーはトップレベルの選手は幻の赤い線が見える瞬間があり、そこにパスを出すと勝てるそうです。舞台も役者同士が繰り広げる戦いの場。いつかそんな“プレイ”ができれば最高ですね」公演は10月12日(月・祝)から31日(土)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、11月6日(金)から9日(月)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月14日(土)・15日(日)は愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール、11月21日(土)から23日(月・祝)まで福岡・キャナルシティ劇場にて上演。埼玉、大阪、愛知公演はチケット発売中。福岡公演は8月22日(土)一般発売開始。取材・文:米満ゆうこ
2015年08月19日ミラノサローネ国際家具見本市で、「フェンディ(FENDI)」のアイコン「バッグ バグズ」とカンパーナ兄弟がコラボしたアート作品「アームチェア・オブ・サウザンド・アイズ」が発表された。フェルディナンド・カンパーナとウンベルト・カンパーナの兄弟は、ブラジル出身ならではの感性を生かした色彩、ミクスチャー、創造的なカオス、シンプルなアウトプットを個性とする家具デザイナー。“変容”と“再改革”をコンセプトとしながら、これまでに身近な素材にレアリティを与えるような作品を発表してきた。また98年にはニューヨークのMOMAで初の国際展を開催。07年にはマルセイユ国立バレエ・メタモルフォーゼ・ショーのセットやコスチュームを、08年にはミュージカル「ピーターとオオカミ」の背景を手掛けた。これらの活動が評価され、08年にはデザイン・マイアミから「デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞」を、12年には「デザイナーズ・オブ・ザ・イヤー・メゾン&オブジェ」賞を受賞している。今回発表された作品の制作にあたり、フェンディの工房では職人たちが様々なサイズ、色、表情の「バッグ バグズ」を作成。鮮やかに着色されたヤギ、モンゴリアンラム、ムートン、ラビットなど、多彩なファーを使用し、100点を超えるバリエーションを生み出した。その一方でカンパーナ兄弟は、自身の代表作「バンケット・チェア」を、金メッキ真鍮によって加工。分解したバッグ バグズを一つひとつ手作業で縫い付け、世界に一つだけのユニークなアームチェアへと再構築している。今回のコラボについて、ウンベルト・カンパーナは「バッグ バグズ、つまり、フェンディのあの小さなモンスターチャームを初めて目にしたとき、キャッチ―な椅子を作るのにぴったりだと思いました」と話している。一方、フェンディのクリエイティブディレクター、シルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)は「カンパーナ兄弟のことは数年前から知っていて、ずっと関心をよせていました。私達には創造性を追求する情熱と、ブラジルへの愛という共通点があります。それは私にとって、バッグ バグズのインスピレーションの源にもなりました」とコメントした。
2015年04月20日フェンディ(FENDI)は日本上陸50周年を記念し、東京藝術大学と共同でチャリティー企画「フェンディ ピーカブー プロジェクト」を実施する。このプロジェクトには東京藝術大学で学長を務める宮田亮平をはじめ、女優の井上真央、ファッションディレクターのアンナ・デッロ・ルッソ(Anna Dello Russo)、現代美術家の松井冬子、アーティストの高橋理子などが参加。彼らはフェンディのアイコンバッグ「ピーカブー」を、それぞれが個性的な解釈の元にアレンジした。こうして完成した世界に一つだけのバッグは、20日よりブランド公式サイトで開催されるオークションに出品される。その収益金はアート、デザイン、ファッション界の次世代を育成するため、東京藝術大学へと全額寄付される予定だ。今回のプロジェクトについて、シルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)は「強く、先駆的な女性たちを排出する一族で育った者として、それぞれの分野で先頭を行くアイコニックな方々が、アイコニックなフェンディのバッグを用いる本プロジェクトへ賛同してくださったことにとても興奮しています」とコメント。一方、宮田亮平は「フェンディとアーティストたちが、互いに尊重し作り上げた作品を通じて得た収益を寄付するということは、単にチャリティということだけでなく、東京藝術大学にしか出来ないプロジェクトだと考えます。松井冬子、高橋理子といった才能ある卒業生たちが参画することは、学生たちへの新たな筋道であり、教材にもなります」と話している。
2015年04月14日新国立劇場2015/2016シーズンの主催公演ラインナップが発表された。演劇、バレエ、舞踊3部門の作品をお伝えする。新国立劇場バレエの公演情報まずは演劇8作品から。10月のシーズン開幕に中劇場で上演されるのは、スティーブン・ソンドハイム作曲の本邦初演ミュージカル「パッション」。新国立劇場は過去、「太平洋序曲」「INTO THE WOODS」と2本のソンドハイム作品を上演してきた。今回は芸術監督・宮田慶子の演出、井上芳雄、和音美桜、シルヴィア・グラブらの出演で、濃密な恋愛のドラマを舞台に刻む。続く11月の小劇場「桜の園」は、鵜山仁演出、田中裕子ほかの出演。王道のチェーホフ劇に期待しよう。12月の小劇場「バグダッド動物園のベンガルタイガー」は、気鋭・中津留章仁が演出する戦争テーマの硬質な米国ストレートプレイ。3月からの小劇場は鄭義信三部作の連続上演で、今回の目玉というべき企画だ。この作家が新国立劇場に書き下ろした「焼肉ドラゴン」「たとえば野に咲く花のように」「パーマ屋スミレ」の名作3つを改めて堪能したい。6月の中劇場「あわれ彼女は娼婦」はシェイクスピアと同時代の演劇で、兄妹の禁じられた愛の物語。こちらは栗山民也演出で。シーズンのラストは、7月の小劇場、別役実の新作書き下ろし、宮田慶子演出による「竹取物語~よみがえり篇~」(仮題)のタイトルが挙がっている。バレエは6作品はすべてオペラパレス。10月の新制作「ホフマン物語」は、芸術監督・大原永子の英国へのこだわりが香るピーター・ダレル振付の逸品。12月のおなじみ「くるみ割り人形」、1月の祭典「ニューイヤ・バレエ」を挟み、2月の新制作「ラ・シルフィード/Men Y Men」にも注目だ。前者はオーギュスト・ブルノンヴィルの古典的振付に大原永子が演出で参加し、この作品に関する深い知見を注入する。後者は昨年の「眠れる森の美女」に続く、ウエイン・イーグリングの振付が話題。5月は鉄板「ドン・キホーテ」。6月の「アラジン」では、前芸術監督デヴィッド・ビントレーの振付作品を再演する。ダンスは、10月小劇場の「近松DANCE弐題」で幕開け。以降は中劇場での公演が3つ並ぶ。3月の新国立劇場バレエ団「DANCE to the Future 2016」、3月の平山素子「Hybrid―Rhythm & Dance」、6月の高谷史郎(ダムタイプ)「CHROMA」と計4公演を揃えた。
2015年01月23日舞台『ヴェローナの二紳士』が12月7日、東京・日生劇場で開幕した。シェイクスピア初期の傑作といわれている今作は、かつてブロードウェイでミュージカル化され、トニー賞を獲得している。それを今回、かねてから上演を熱望していた宮本亜門が演出。よりラテン色を強めてシェイクスピア生誕450年の今年にふさわしい、パーティーのような作品に仕立て上げた。『ヴェローナの二紳士』チケット情報T.M.Revolutionとしての活動のみならず幅広い活躍を見せる西川貴教がヴェローナの青年プロテュースを、CHEMISTRYでデビューし、昨今はソロとして新たな魅力を発揮する堂珍嘉邦がその親友ヴァレンタインを演じる。さらにプロテュースの恋人に島袋寛子、ヴァレンタインがミラノで恋する相手シルヴィアに元宝塚トップスターの霧矢大夢が扮する。主要キャストを見るだけでも“普通のミュージカル”になりそうもない。客席の前に広がるのは、何のセットもない素舞台。華やかなミュージカルを想像した観客はちょっと面食らうだろう。すると、スクリーンに映し出されるのは現代の公園の様子。やがてキャストが劇場の後ろから飛び込んできたかと思うと、あっという間にステージにヴェローナの街ができあがった。まるで落書きのようなタッチで無造作に描かれたセットの中で繰り広げられる会話は、まるで現代劇のよう。そして、とくに男性キャストの衣装は、スニーカーやセーターなどカジュアルなもの。両脇の生演奏にのせたキャストたちの伸びやかな歌声の華やかさ、耳に残るシンプルな歌詞には聞き惚れずにはいられない。中央に掲げられたシェイクスピアの似顔絵は、この芝居を見守っているようだ。シェイクスピア作品をこれほどまでにわかりやすく楽しく観られることの驚きにひたっていると、物語の舞台はミラノへ。ヴァレンタインと、少し遅れてプロテュースがやってくるミラノはそれまでの手作り感あふれるセットから一転、階層のある無機質なものに。映像も駆使され、都会らしさが伝わってくる。ミラノで変わってゆくプロテュースの軽妙な雰囲気は、まるで西川本人がテレビやラジオなどで見せる顔がそのまま活かされているようで、このキャスティングに大いに納得させられる。ほかにもシルヴィアの婚約者を演じる武田真治の活躍も見どころ。権威を傘に偉そうにしているが実は情けない男を軽やかに演じている。キャストが楽しんで演じている様子が客席にも伝わり、観客たちもいつしかお祭り騒ぎに巻き込まれている――年末気分を高めてくれるこのカーニバルはシェイクスピア初心者にも、ミュージカルを見たことのない人にもぴったりだ。公演は12月28日(日)まで東京・日生劇場にて。取材・文/釣木文恵
2014年12月11日シェイクスピアが描いたラブコメディの中でも代表的な一篇『ヴェローナの二紳士』。1970年代、ガルト・マグダーモットの音楽によってミュージカル化され、トニー賞を獲得した本作が、宮本亜門の演出により日本版として上演される。熱気を帯びたその通し稽古を取材した。舞台『ヴェローナの二紳士』チケット情報親友同士のプロテュース(西川貴教)とヴァレンタイン(堂珍嘉邦)、プロテュースの片思いの相手・ジュリア(島袋寛子)、そして旅先でヴァレンタインとプロテュースがひと目惚れするシルヴィア(霧矢大夢)らの恋愛模様が、あちらこちらに入り乱れる恋愛ドラマだ。とにかく足を踏み入れた時点で、稽古場の明るい雰囲気に圧倒された。「あと5分で通し稽古を始めます!」「はーーい!」一同の元気な声が、最高にハッピーな恋愛劇の幕を押し開く。幕開き、永久の友情を誓い合う親友同士。言うまでもなく、演じるのはふたりのトップ・シンガーである。美しいビブラートがハーモニーを成し、聴衆からはため息が漏れる。そして、熱い熱い芝居の応酬。歌うこととは異なる「演じる」という営みを、彼らは大いに楽しんでいるようである。そして、旅先のミラノのシーン。シルヴィアを思ってでれでれのプロテュースを、男装して追ってきたジュリアがはっきりと目撃してしまう。怒りに震えながら、それでも自分は彼を愛しているのだと、無償の愛を歌い上げる島袋が切なく、愛くるしい。もう一方のヒロイン・シルヴィアを演じる霧矢は、全身から感情をあふれさせ、ノンストップで踊りまくる。そんな彼女との恋を取るか友情を取るか、大いに揺れまくるプロテュース。西川が演じる主人公の葛藤ぶりは、もはや喜劇人の域である。右へ左へ舞台上を所狭しと駆け回る姿はまるで小動物のよう。エネルギーの固まりみたいな熱演ぶりに、スタッフ席からもくすくすと笑い声が漏れる。恋をすること、幸せを求めること。現代人がとかく我慢してしまいがちなそのことを、もっと臆せずするべきだと、亜門版『ヴェローナの二紳士』は歌いあげる。歌もダンスも笑いも涙も、すべてが濃密でハッピーな舞台だ。公演は12月7日(日)から28日(日)まで東京・日生劇場にて。取材・文:小川志津子
2014年12月02日10月3日、ミュージカル『ヴェローナの二紳士』の製作発表が都内で行なわれ、上演台本・演出を務める宮本亜門と、主演の西川貴教、歌手の堂珍嘉邦らが出席した。同作は、今年生誕450周年を迎えたシェイクスピア初期の喜劇を、『HAIR』などで知られるガルト・マグダーモットの音楽でミュージカル化したもの。1972年のトニー賞で作品賞と脚本賞の2冠に輝いている。物語は、ヴェローナからミラノへやってきた西川貴教演じるプロテュース、堂珍嘉邦演じるヴァレンタインの紳士ふたりと、島袋寛子演じるジュリア、霧矢大夢演じるシルヴィア、ふたりの女性をめぐる恋物語。今回が宮本亜門演出作初出演である西川は、作品の印象について「シェイクスピアの作品の中でも異色なこの作品の、その中でも性格、思考ともに破綻した役をやらせていただけて本当に光栄だと思っています(笑)。シェイクスピアというだけで堅苦しく感じる方もいると思いますが、そういうイメージを払拭できるような、僕なりのプロテュースを演じられれば」とコメント。主演を務めることについては「先に台本を読ませていただいたのですが、男性とキスをする場面が多くて、どうしたもんかな、と戸惑っています(笑)。でもこうなったらキャスト全員とキスするぐらいのテンションで(笑)、僕以外のキャストが「ここまではっちゃけて良いんだ」と思えるように、主演の僕が引っ張って行きたい」と意気込んだ。こちらも宮本亜門演出作初出演である堂珍は「亜門さんから、シェイクスピアの初期作品を新しいアプローチでやりたいとオファーをいただいて、その考えに共感して出演を決めました」と出演に至る経緯を話した。また、今作は「ラテン音楽」の要素を強め、カーニバルのような明るさが溢れる作品に仕上げている。そのことについて堂珍は「ラテンと僕の雰囲気は対極にあるんじゃないかと思っているのですが、亜門さんの演出によって、自分の中にあるものが膨らんでいけば良いなと思っています」と語った。同作の演出を熱望していたという宮本は「こんなに面白くて良いのかというぐらい変わったシェイクスピア作品です。キャストは個性的で楽しい方が揃っているので、稽古場は動物園みたいになるかも(笑)。年末ですので、この作品で幸せと喜びが溢れるような時間を演出したいと思っています。今憂鬱になっている方、本当の愛を感じたい方、自分を発散したい方、ぜひ足を運んでください」と自信をのぞかせた。ミュージカル『ヴェローナの二紳士』東京公演は12月7日(日)から28日(日)まで、東京・日生劇場にて行なわれ、その後、福岡、愛知、大阪を周る。なお、東京・福岡・愛知公演の一般発売は10月4日(土)午前10時より。
2014年10月03日◆恋をして恋を失ったほうが、一度も恋をしなかったよりもましである。テニスンの言葉出典:『座右の銘 意義ある人生のために』よりこの言葉を読んで、本当にそうだよね!と共感する女性は少なくないのでは?「彼を好きにならなければ、傷つくこともなかったのに……」そんなふうに思う日もあるけれど、恋は人として女として、あなたを磨き、成長させてくれたはず。過去につらい時期があったからこそ、次の恋では絶対に幸せになるぞ!と思えるようにもなるだろうし。何よりも愛し愛され、共に時を過ごしたという事実は、かけがえのない記憶としてあなたの胸の底で輝き続けるでしょう。世の中には、このように気づきを与えたり、背中を押してくれたりする名言がたくさんあります。でも、無数に存在する名言の中から、今の気分にぴったりの言葉を探し当てるのって意外と難しいもの。そういうとき、オーダーメイドの靴のように、自分の気持ちにフィットする言葉を見つけられたらいいですよね。例えば、数ある名言の中で筆者が、なぜか惹かれたのはこんな言葉たち。◆お願い見ないで、でも目を逸らさないでいて。出典:『花宵道中』(宮木あや子)より「ほっといてほしい。でも、見守ってほしい。」矛盾していると言われるかもしれないけれど…女性ならきっと誰でも、この気持ち、わかるんじゃないかな。だって「私のことはほっといて!」と言っても、本当に放置されたら悲しいし、腹が立つもの。え?めんどくさい?関係ないけど、11月公開の映画『花宵道中』楽しみです!→他の名言も見る(eyes.+)◆男の嘘くさい「愛してる」という言葉を聞くぐらいなら、飼ってる犬のうるさい鳴き声のほうがまし。ベアトリスのセリフ出典:『から騒ぎ』(シェイクスピア)よりこれは、恋愛に前向きになれない女の子の言葉なんでしょうか?でも、失恋した女性が強がって言っているような感じも。浮気男の白々しい「愛してる」ほど、気分の悪いセリフってないですからね。→他の名言も見る(eyes.+)◆恋は、ため息と涙でできている。シルヴィアスのセリフ出典:『お気に召すまま』(シェイクスピア)よりちょっと納得。でも、それ以外の要素も少しは入っていてほしい。そうじゃないと、もう一度踏み出す勇気が出ないし。とはいえ、涙がいっぱい含まれているから、恋は甘くて苦くて切ないんでしょうね。→他の名言も見る(eyes.+)上記の名言は全て、もやっとした毎日に新しい視点をプラスする、オトナの女性のための名言・生き方バイブル「eyes.+(アイズプラス)」から引用したものです。名言集のコーナーには、恋の名言の他にも、仕事や人生、人間関係など、女性の悩みに応える言葉が満載。いろいろチェックして、今の自分に合う名言を探してみてはいかがでしょうか。(文=編集J)もやっとした毎日に新しい視点をプラス!オトナ女性の名言・生き方バイブルeyes.+(アイズプラス)
2014年09月18日「フェンディ(FENDI)」は今春、アイコンバッグシリーズ「セレリア(Selleria)」の誕生20周年を祝うスペシャルイベントを全国で開催する。ブランド創設者であるアデーレとエドアルド・フェンディは、ローマの伝統的な職人技術と高級カーフレザー“クオイオローマ”を用いて、手縫いのバッグを製作。その後時代に合わせて進化してきたフェンディのバッグ達は、1994年にクリエーティブディレクターのシルヴィア・フェンディによって、八つのモデルからなる「セレリア」シリーズとしてよみがえった。イベントでは、バッグやスモールレザーグッズなど幅広いアイテムを取りそろえる他、アニバーサリーを記念して、ポップでフレッシュな日本限定色、イエローの「セレリア」が登場。伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージ(2月26日から3月4日まで)と、阪急百貨店大阪うめだ本店コトコトステージ11(3月5日から11日まで)で先行販売され、順次全国のブティックでも取り扱われる。更に、3月1日にジェイアール名古屋タカシマヤ店3階にリニューアルオープンするフェンディブティックでは3月12日から、オープンを記念してイタリアから職人を招き、「セレリア」の製作工程を披露するイベントを開催。日本限定色の「セレリア」もお目見えする。
2014年02月21日舞踊『宝塚ジャポニズム~序破急~』、ミュージカル『めぐり会いは再び2nd~Star Bride~』、レビュー『Etoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』の3本立てで贈る宝塚歌劇星組公演が11月16日、兵庫・宝塚大劇場で幕を開けた。宝塚歌劇星組『宝塚ジャポニズム~序破急~』のチケット情報第1幕の舞踊は、能楽の基礎である「序破急」をテーマにしたショーで、序・破・急と約15分ずつで展開していく。「序」は1984年の初演からタカラヅカで受け継がれ、海外公演でも披露されてきた“桜のボレロ”。男役トップスター・柚希礼音(ゆずき・れおん)を中心に、桜の若衆に扮したスターたちが、桜の花びらをはらはらと散らしながらしっとりと舞う。そして次々と隊形を変化させながら、桜が咲き誇る中での総踊りへと展開する様は壮観。続く「破」では、“祈り”をテーマに、大日如来を中心とした仏たちの踊りが繰り広げられ、「急」では、迫力ある立ち回りを絡めての場面構成。全体を通して、繊細で美しい和の魅力を改めて感じさせてくれるとともに、宝塚でしか表現し得ない和物の群舞に圧倒される。第2幕のミュージカルは、昨年上演された『めぐり会いは再び』の続編。花婿選びの騒動を描いた前作から1年後、柚希演じる貴族の青年ドラントと、夢咲(ゆめさき)ねね演じる婚約者・シルヴィアの結婚前夜の様子が描かれる。互いに想い合いながらも素直になれないふたりは、些細なことで衝突。そんな彼らを見かねた周りの仲間や家族たちがひと芝居をうつことに……。前回同様、少女漫画のラブコメ仕立てのストーリーやキャラクター設定で気軽に楽しめる。それぞれコミカルで漫画チックな演技も微笑ましく、心和む作品だ。そして第3幕のレビューは、フランス語で「星」を意味する「Etoile」がタイトルにつけられているように、星をイメージした宝塚らしいステージ。柚希が輝く星のように大階段に浮かび上がり、柚希を中心とした黒燕尾のボレロが展開。スター総出の“ザ・タカラヅカ”なプロローグに心が踊る。続いて、12星座をイメージしたシーンが繰り広げられていく。柚希と夢咲のデュエットで魅せるおひつじ座からスタートし、真風涼帆(まかぜ・すずほ)を中心にクールに踊るおうし座、身体の半分が男、半分は女の衣装をまとった紅ゆずるが声のトーンを変えながら歌い、客席の笑いを誘うふたご座……とバリエーション豊かな演出で見せていく。きらめくステージの中で、星にまつわる宝塚のショーナンバーを歌い継いでいくレビューもあり、テンポの良い展開に惹き込まれているうちにフィナーレを迎える。公演前に柚希が「ここまで宝塚らしい作品は初めて」と語っていたように、2013年の台湾公演を見据えた本公演は、“宝塚歌劇”がじっくりと味わえる内容に仕上がっている。兵庫・宝塚大劇場公演は12月15日(土)まで上演。その後、2013年1月2日(水)から2月10日(日)まで、東京宝塚大劇場にて上演。こちらのチケットは12月2日(日)より一般発売。取材・文:黒石悦子
2012年11月22日FENDI(フェンディ)は、アイコンバッグであるバゲット(BAGUETTE)の15周年を記念し、ポップアップストア「バゲットマニア(BAGUETTEMANIA)」を、ドーバー ストリート マーケット ギンザ・コム デ ギャルソンに2012年11月22日(木)までの期間オープンする。1997年にレザーグッズおよびアクセサリー部門のクリエイティヴ・ディレクター シルヴィア・フェンディによってデザインされたバッグ「バゲット(BAGUETTE)」の15周年を記念し、ポップアップストア「バゲットマニア(BAGUETTEMANIA)」をドーバー ストリート マーケット ギンザ・コム デ ギャルソンに10月31日(水)よりオープンした。「バゲットマニア(BAGUETTEMANIA)」と名づけられたポップアップストアは、パリのコレットを皮きりにロサンゼルスのマックスフィールド、ミラノのディエチ・コルソコモ、ロンドンのドーバー ストリート マーケットと世界各地の有名セレクトショップの一角を駆けめぐり、今秋ついに東京へ上陸した。ショップでは、カール・ラガーフェルドが特別に描いたスケッチをプリントしたTシャツやシルクスカーフのほか、「バゲット」型のカラフルなチャーム、シルクブレスレット、ドーバー ストリート マーケット ギンザ・コム デ ギャルソンの限定バゲットを販売する。さらに、15周年を記念して復刻されたバゲットの6型や、日本伝統工芸とコラボレーションしたリミテッドエディション、新作コレクションや、ローマより特別に取り寄せた各国のアーティストとのコラボ作品が展示されている。“BAGUETTEMANIA” at DOVER STREET MARKET GINZA COMME des GARÇONS「バゲットマニア」 ドーバー ストリート マーケット ギンザ・コム デ ギャルソン開催期間 : 2012年10月31日(水) ~ 11月22日(木)住所 : 〒104-0061 東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館営業時間 : 日曜日-木曜日 午前11時~午後8時金曜日-土曜日 午前11時~午後9時元の記事を読む
2012年11月05日新国立劇場2012/2013シーズンが、舞踊芸術監督デヴィッド・ビントレーの全幕バレエ『シルヴィア』で間もなく幕を開ける。ビントレーが招いた英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団からのゲストで日本でも人気のあるツァオ・チーと佐久間奈緒を含む、全キャストが参加して行われている通し稽古の様子を取材した。新国立劇場バレエ「シルヴィア」 チケット情報物語は現代、お互いを信じられない2組のカップルの姿を見かねた愛の神エロスによって、古代ローマ神話の世界に導かれ、大切な感情を呼び起こす温かい結末を迎える。この日は第3幕の大詰めの場面の稽古が行われていた。若いアミンタ(召使)が菅野英男、その恋人シルヴィア(家庭教師)に米沢唯、愛の神エロス(庭師)の八幡顕光と、オライオン(伯爵)の厚地康雄らが所狭しとリハーサルを行い、別日に出演するキャストたちも脇で同じ様に動きを確認していた。ビントレーは穏やかな口調ながら的確な指示で、自ら同じ動きを見せてダンサーたちに教えている。稽古の合間を縫い、菅野英男に話を訊いた。「もの凄く大変な舞台です!ロシアバレエはある程度自分のタイミングで踊らせてもらえますが、ビントレーの作品は音楽の中に細かい動きが詰まっていて、タイミングが遅れるという事が一切想定されていません」と話す。前回主役を務めた世界初演の『パゴダの王子』は、同じビントレー作品でも日本で制作された為、ある程度は自分たちのペースが保てたが、すでに完成している今回の作品では、動きをひとつずつ追っていく事の難しさを思い知ったという。ビントレーらしいコメディセンスが全編に散りばめられた本作。稽古場ではエロスが海賊に姿を変えて現れ、片方の木の足でバランスを取りながら回転するダンスも披露された。リハーサルの最後には、ツァオ・チーと、佐久間奈緒が稽古場中央に滑りだす。躍動感のある動きに加え、役者としての表情ができあがっており、ビントレーの信頼が厚いのにも納得させられた。ビントレーに見どころを尋ねると「たくさんありすぎて簡単には言えませんが、今までに類のない魅力的なダンスが溢れる作品です。グラン・パ・ド・ドゥのアクロバティックなリフトなど、観客の想像を超えた舞台をお見せします」と満面の笑顔で答えてくれた。ビントレーマジックと呼ばれる舞台の素晴らしさを、劇場でぜひ体験してほしい。公演は10月27日(土)から11月3日(土・祝)まで東京・新国立劇場オペラパレスにて上演。チケットは発売中。取材・文:舞踊ジャーナリスト高橋恭子
2012年10月25日