『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の監督コンビ、ダニエル・クワンとダニエル・シャイナート(ダニエルズの愛称で知られる)の次回作が、2026年6月12日に北米公開されることになった。製作、配給はユニバーサル。タイトルは未定。内容、キャストなどは何も明かされていない。『エブリシング〜』は昨年のオスカーを、作品、監督、脚本、主演女優、助演男優、助演女優の6部門で受賞。A24の歴史で最高記録の1億4300万ドルを売り上げる大ヒットにもなっている。文=猿渡由紀
2024年03月01日先日開催されたU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ。グループリーグ最終戦でFCバルセロナと対戦した、ジェフユナイテッド市原・千葉U-12。バルサが先制すれば、ジェフが追いつくという白熱した試合展開でした。試合は3-2でバルサが勝利しましたが、最後まで目が離せない好ゲームを繰り広げた、ジェフユナイテッド市原・千葉U-12の茂垣将太監督(以下、茂垣)に、バルサ戦後、話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)バルセロナ相手に一進一退のゲームを見せたジェフユナイテッド市原・千葉の選手たち(C)新井賢一<<関連記事:今年も熱い試合がたくさんあったワールドチャレンジ2023を振り返る■バルサに対して狙っていた形で良いゲームに持ち込めた――後半最後のプレーで勝ち越しを許しましたが、白熱した試合でした。試合の感想をお願いします。茂垣自分たちが狙っていた形で、いいゲームに持ち込めた実感はあります。隣のコートの情報が入っていて、同点では(決勝トーナメント進出は)駄目だとわかっていました。そういう駆け引きをしながらの失点だったので、しょうがない部分もあったかなと思います。バルセロナに対して狙っていた形で良いゲームに持ち込めたと語ってくれた茂垣監督(C)新井賢一――他会場の状況が、戦い方に影響を与えていたわけですね。茂垣後半の飲水タイムのときは、引き分けでも決勝トーナメントに行けたんです。でも残り2分ぐらいで別コートに動きがあったので、うちは勝ち越しを狙いに行かざるを得なくなりました。よりリスク背負っていった結果、終了間際のラストプレーで失点していまいました。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■チームとして狙っていた形――チームとして、どのような形を狙っていたのでしょうか?茂垣バルサにある程度ボールを持たれる可能性が高い中で、中盤の3人のところでボールを奪ってショートカウンターを狙っていました。うちは前に速い選手がいるので、そこからボールを収めてという形です。――バルサの印象はいかがでしたか?茂垣一人ひとりの判断スピード、プレースピードが速かったです。余計なボールタッチもしないし、シンプルに正確にプレーしていました。毎年、ウイングにすごく速い選手がいるのもバルサだなという感じで、普段は体感できないスピードでした。――個人的には、ゴールを奪いに行くときの迫力がすごいと感じました。茂垣バルサの選手たちは、勝負の分かれ目を知っていますよね。失点も前半開始直後、後半開始直後、終了間際と、取られてはいけない時間帯でした。子どもたちは一生懸命やってはいるのですが、ゲームの入りで、あんなに早く失点してはいけないですし、最後の失点もラストプレーなので、体を張って止めに行かなくてはいけない。そのあたりのシビアさは感じました。■バルサとの対戦は、それまでの基準を変えさせられるいい経験になっている――改めて、バルサとの試合から学んだことはなんでしょうか?茂垣去年もバルサと対戦させてもらって、自分もそうですし、選手たちも、それまでの基準を変えさせられる経験をしています。「そのプレーの基準だと、他のチームに通用しても、バルサには通用しなかったよね?」と、言えるのはありがたいですし、いい経験をさせてもらったと思います。ワールドチャレンジ2023決勝戦の動画はこちら>>ワールドチャレンジ2023の記事はこちら>>サッカーにおける認知・判断を高める賢いサッカー選手を育てるトレーニング
2023年09月06日日本時間2023年1月12日、イギリス出身のミュージシャンのジェフ・ベックさんが、細菌性髄(ずい)膜炎により、亡くなったことが分かりました。78歳でした。On behalf of his family, it is with deep and profound sadness that we share the news of Jeff Beck’s passing. After suddenly contracting bacterial meningitis, he peacefully passed away yesterday. His family ask for privacy while they process this tremendous loss. pic.twitter.com/4dvt5aGzlv — Jeff Beck (@jeffbeckmusic) January 11, 2023 ベックさんは、その卓越したギタープレイにより、『世界3大ギタリスト』とも称されてきた、ギターの神様。イギリス国内はもちろん、その知名度は日本でも高く、世界的人気を誇りました。突然の訃報に、ベックさんの家族はもちろん、世界中が悲しみにつつまれ、別れを惜しむ声が寄せられています。・心の準備ができていない。受け入れるには、あまりにもつらすぎる。・えっ…。言葉が出ない。・彼が世の中のミュージシャンに与えた影響は計り知れない。世界は大切な宝を、また1人、失った。数えきれないほどの名曲を世に送り出してきた、ベックさん。彼の功績、そして影響力は、これからも色あせることなく、音楽史の中で輝き続けることでしょう。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年01月12日Amazon創業者のジェフ・ベゾスが、かつて雇っていたハウスキーパーに訴訟を起こされた。原告は、2019年に“ベゾスや家族の目に入らないように働く”家政婦として採用されたメルセデス・ウェダさん。NBCによると、ウェダさんは休憩なしで14時間にも及ぶシフトにたびたび入っていたが、「合理的に行けるトイレがなかった」と訴えている。一時期、ベゾス家に雇われた家政婦たちは、警備員が敷地内の監視カメラをモニターするセキュリティルーム近くのトイレを使用するよう指示されていたが、「家政婦がそのトイレを使うのはセキュリティのプロトコルに反する」と判断されたため、その指示はすぐに撤回されたという。家政婦たちは、ベゾスや家族が在宅している時は掃除のためだけにのみ、居住区域に立ち入ることが許されていたそうだ。だが彼女たちには、詰め所のような休憩室も与えられておらず、居場所だった洗濯室についているドアは、居住区域へ通じるもの1つだけだった。家政婦たちは18カ月もの間、洗濯室の窓から外へ出て、機械室まで続く道を走り、機械室を通り抜けて階下へと降り、そこにあるトイレを使っていたという。訴状には、「トイレへのアクセスが非常に困難だったため、私たち家政婦は何度も尿路感染症を起こしました」と記されていたとNBCなどは伝えている。また、ヒスパニック系のウェダさんは、白人の使用人と比べて明らかに差別的な待遇をされていたと主張。休憩時間や食事をする場所がないことなど、労働環境の劣悪さについて白人のハウスマネージャーに改善を申し入れたところ、すぐさま降格させられたという。この訴えを受けて、ベゾス側の弁護士であるハリー・コレル氏は「バカバカしい」と一蹴したと9NEWSは伝えている。「ウェダさんは、年間6桁以上の収入を得ていた主任ハウスキーパーでした。自分で休憩時間や食事時間を管理できましたし、彼女や他のスタッフが利用できる休憩室やトイレがいくつもありました。彼女が業績上の理由によって解雇されたということは、証拠によって明らかになるでしょう」と、コレル氏は9NEWSに対してコメントした。
2022年11月04日11月25日(金)~27日(日)に開催される「東京コミコン2022」で、アンソニー・ダニエルズとクリストファー・ロイドの来日が決定した。3年ぶりのリアル開催となる「東京コミックコンベンション2022」(以下、「東京コミコン2022」)。先日、来日セレブ第1弾ゲストとして、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ出演のカレン・ギランと、ポム・クレメンティエフの来日が発表されたが、この度、来日セレブ第2弾として『スター・ウォーズ』シリーズのC-3PO役でお馴染みのアンソニー・ダニエルズと、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのドク役や『アダムス・ファミリー』シリーズのフェスター役などのクリストファー・ロイドの来日が発表された。2人は期間中全ての日程で来場し、当日は会場において写真撮影会およびサイン会等も予定されている。2大レジェンドが来日する、映画ファンには見逃せないまたとない機会に注目が集まる。※イメージ:2019年開催時の主催者物販の模様また、マーベル/スター・ウォーズストアの3年ぶりのリアル出展が決定。大人気ファッションブランド「A BATHING APE」の出展も決まっており、大きな盛り上がりを見せそうだ。「東京コミックコンベンション2022」は11月25日(金)~27日(日)、幕張メッセ4ホール~8ホールにて開催予定。(text:cinemacafe.net)
2022年09月29日星野源の楽曲「喜劇」を、DJ・ジャジー・ジェフとカイディ・テイタムがリミックスした「喜劇(feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」が、2022年6月27日(月)に配信リリース。星野源「喜劇」をDJ・ジャジー・ジェフ、カイディ・テイタムと共にリミックス星野源の「喜劇」は、TVアニメ『SPY×FAMILY』のエンディング主題歌として書き下ろしたもの。4月8日(金)にリリースすると、Spotifyグローバル・バイラルチャートにランクイン。その後も各国のバイラルチャートで上位を記録するなど、国外でも注目を集めている。そんな星野源の楽曲「喜劇」を、80年代から今もなお活躍し、ヒップホップ史に名を刻むDJ・ジャジー・ジェフと、UKジャズ/ハウス/クロスオーバーシーンの重鎮プロデューサー カイディ・テイタムがリミックス。DJ・ジャジー・ジェフが「喜劇」を気に入ったことがきっかけにプロジェクトが立ち上がり、星野源も共に、新しい魅力をまとったリミックスバージョン「喜劇(feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」を作り上げた。【詳細】星野源 新曲「喜劇(feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」配信日:2022年6月27日(月)
2022年06月30日『ジュラシック・パーク』シリーズのジェフ・ゴールドブラム(69)、「ツイン・ピークス」シリーズのカイル・マクラクラン(62)が、ミラノ・ファッションウィークで、「プラダ(PRADA)」の「Fall/Winter 2022」メンズ・ウェア・コレクションのランウェイモデルを務めた。カイルはショーのオープニング、ジェフは“トリ”で登場。カイルはクラシックなデザインのコートに、ブルーのシマーな生地のシャツ、パンツ、グローブといういで立ち。ジェフは肘と裾にファーをあしらった個性的なロングコートを着用。本物のモデルにも負けない約194センチの身長と長い手足を活かした、迫力のあるウォーキングを見せた。2人のほかにも、「セックス・エデュケーション」のエイサ・バターフィールド、「クイーンズ・ギャンビット」のトーマス・ブロディ=サングスターら8人の俳優もランウェイを闊歩した。カイルには「ブルーがよく似合ってる!」「とてもエレガントで素敵」、ジェフのにらみを利かせたウォーキング姿は「ドキドキが止まらない」「まるで007の悪役のよう」「めちゃくちゃかっこいい」とどちらも好評だ。プラダは2012年にもショーモデルに俳優を起用したことがあり、ウィレム・デフォー、ゲイリー・オールドマン、ジェイミー・ベル、エイドリアン・ブロディがキャットウォークを披露した。(Hiromi Kaku)
2022年01月17日ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」から、現代芸術家ジェフ・クーンズとコラボレーションしたパーカ&Tシャツが登場。2021年10月1日(金)よりユニクロの一部店舗ほかにて販売される。現代芸術家ジェフ・クーンズとのコラボTシャツ&パーカニューヨークを拠点に活動するアメリカ出身の現代芸術家、ジェフ・クーンズ。1980年に初の個展を開催して以来、ロックフェラー・センターやベルサイユ宮殿、ホイットニー美術館、ビルバオ・グッケンハイム美術館など世界中の有名な施設や美術館で作品を展示している。「バルーン・ドッグ」など5作品にフォーカス今回のコラボレーションでは、ジェフ・クーンズの代表作品の1つである、風船のようなステンレス像アート「バルーン・ドッグ」やステンレス彫刻「ラビット」など5作品をモチーフにしたパーカとTシャツを発売。中でも、バレリーナのバルーン像「Seated Ballerina」やカラフルな塗装アルミニウム彫刻「Play-Doh」にフォーカスしたパーカでは、ジェフ・クーンズのロゴを大胆に重ね合わせ、インパクトのあるデザインに仕上げた。【詳細】ユニクロ UT「ジェフ・クーンズ」発売日:2021年10月1日(金)取扱店舗:ユニクロ一部店舗、オンラインストアアイテム:・パーカ 2,990円・Tシャツ 1,500円
2021年09月24日『ビッグ・リボウスキ』や『トゥルー・グリット』で知られるジェフ・ブリッジス(70)が、悪性リンパ腫を患っていることをSNSで公表した。ジェフは「深刻な病気ではあるけれど、素晴らしい医療チームに恵まれ、予後も良好とのことで幸運だと思う」とつづり、治療を始めていることを伝え、回復までの経過を都度知らせると約束した。家族や友人のサポートと愛、ファンからのお見舞いメッセージや祈りに感謝を述べるとともに、大統領選挙に行き、投票するよう呼びかけた。コメント欄にはファンや俳優仲間から激励メッセージが多数寄せられており、バーブラ・ストライサンドは、「ちょうど先週インタビューで、(過去に共演した)『マンハッタン・ラプソディ』について、あなたの素晴らしさや撮影がとても楽しかったということを話したばかりだった。あなたは生きる喜びにあふれている人。少し立ち止まることになっても、乗り切れる」と励ました。その他、『ドア・イン・ザ・フロア』でジェフの娘役を演じたエル・ファニング、MCU映画繋がりのマーク・ラファロ、ジェレミー・レナー、『ビッグ・リボウスキ』と『セブンス・サン 魔使いの弟子』で共演したジュリアン・ムーア、『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』で共演したミシェル・ファイファー俳優仲間がエールを送っている。(Hiromi Kaku)
2020年10月21日『ジュラシック・ワールド』シリーズや『インデペンデンス・デイ』などで知られる名優ジェフ・ゴールドブラムが司会を務めるナショナル ジオグラフィックのドキュメンタリーシリーズ「ジェフ・ゴールドブラムの世界探求」が、6月11日(木)からサービス開始となる「Disney+(ディズニープラス)」にて独占配信。彼のインタビュー映像が到着した。本作は、「スニーカー」や「アイスクリーム」「コーヒー」「化粧品」など、日常生活で当たり前のものとして見過ごされがちな身近なものに潜む“現代の脅威”を、ジェフが遊び心にあふれた洞察力で科学や歴史をひも解いていく、ナショナル ジオグラフィックのドキュメンタリーシリーズ。身近なものの陰に隠された信じられない奇妙なウラ話を、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』『インデペンデンス・デイ』シリーズでお馴染みのジェフが、好奇心旺盛でウィットに富んだ視点で追う。エピソードは全12話、1話あたり30分程なので、ちょっとした空き時間や通勤などの移動中でも手軽に楽しめ、好奇心を大いに刺激されるコンテンツ。今回、日本初配信に向けてジェフのインタビュー映像も公開、本作の魅力を語っている。好奇心と感動のナショジオ作品も続々さらに、ディズニープラスでは世界各地を舞台にしたナショナル ジオグラフィックの貴重なドキュメンタリー作品を配信。ロープや安全装置を一切使わずに登るフリーソロ・クライミングのスーパースター、アレックス・オノルドの巨岩エル・キャピタンへの挑戦を追った長編ドキュメンタリー映画で、アカデミー賞も受賞した『フリーソロ』は定額動画配信サービス初登場。ウィル・スミスが案内役をつとめ、宇宙と世界45か国で撮影された驚異の映像で贈る、地球とその生命についての壮大なドキュメンタリー・シリーズ「宇宙の奇石」(全10話)、そして、テクノロジーを駆使して作られた宝の地図によって存在を明らかにされた要塞やピラミッドを訪れる、定額動画配信サービス初登場の「発掘!マヤの失われた秘宝」(全4話)など、世界最高峰のドキュメンタリーが揃う。「ジェフ・ゴールドブラムの世界探求」は6月11日(木)より第1話、6月19日(金)より第2話、以降毎週金曜に新エピソードがディズニープラスにて独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2020年06月03日CBSがミニシリーズとして製作放映する『A Higher Loyalty』で、ブレンダン・グリーソンがドナルド・トランプを演じることになった。原作は前FBI長官ジェームズ・コミーが昨年出版したメモワール。2017年、トランプによって解雇されたコミーがその内情を書いたこの本は、発売最初の週に60万部を売り上げる大ベストセラーとなった。コミー役にはジェフ・ダニエルズが決まっている。監督、脚色は『ニュースの天才』のビリー・レイ。CBSは、プレミアムケーブルチャンネルのショータイム、ストリーミングのCBSオール・アクセスも傘下に持つが、このドラマをどこで放映するのかは、まだ決めていないとのことだ。文=猿渡由紀
2019年10月08日第91回アカデミー賞作品賞受賞作『グリーンブック』(公開中)を引っさげて初来日したピーター・ファレリー監督。これまで弟のボビー・ファレリー監督と共に、『メリーに首ったけ』(98)や『愛しのローズマリー』(01)などの爆笑コメディを手掛けてきたが、本作では実話を基にした痛快なアンサンブルドラマで、初のオスカー像を手にした。舞台は、人種差別が色濃かった1962年のアメリカ南部。ガサツで無教養だが、頼りになるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)が、インテリの黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)のコンサートツアーで用心棒兼運転手を務め、交流を深めていく。タイトルは黒人用旅行ガイドブック「グリーンブック」を指す。○■弟ボビー監督がオスカー受賞を予言していた――アカデミー賞で作品賞、マハーシャラ・アリの助演男優賞、脚本賞の3部門に輝きました。弟のボビー・ファレリー監督も喜ばれたのでは?弟はすごく喜んでくれたよ。実は授賞式の6カ月前にボビーがこの映画を観てくれた時「この作品はたぶんオスカーを受賞するよ」と一番最初に言ってくれたんだ。その時は「お前は一体、何を言っているんだ?」と笑い飛ばしたんだけどね。――マハーシャラ・アリが、『ムーンライト』(17)に続き、2度目のアカデミー賞助演男優賞を受賞しました。アリからは受賞後、何か言葉はありましたか?マハーシャラもすごく喜んでくれた。でも、彼は賞を獲ることに重きをおいてないタイプの俳優だから、はしゃいだりはしていなかったよ(笑)。――「暴力では勝てないこともある。尊厳で戦うんだ」とドクター・シャーリーの言葉が印象的でした。ドクター・シャーリーをどのように描こうと思ったのですか?本作では、ドクターがいかに品格があったのかを見せたかった。彼は本当に勇敢な人だった。NYやヨーロッパを回れば、差別なんて受けないし、ギャラだって高い。でも、彼は自分の意志で何かを変えようとして、南部を回ることにした。ジョン・F・ケネディやマーティン・ルーサー・キングと同じように、世の中に正しい変化をもたらさなければいけないという考え方の持ち主だったんだ。○■主演ヴィゴ・モーテンセンの役作り――ヴィゴ・モーテンセンも14kg増量してイタリア系用心棒になりきるという驚異の役作りが話題になりました。ヴィゴは超イケメンだから、ちょっとくらい太っただけだとわかりづらいし、カッコいいままでしょ。実は今回、ヴィゴは14kgどころじゃなく、20kg以上増量しているよ。――それはすごいですね! ファレリー監督の方から「太ってほしい」とリクエストしたのですか?いや。逆に僕は「そんなに太る必要はないよ。スーツでぽっちゃりしているように見せればいいから」と言ったんだ。そしたらヴィゴが「いやいや、僕は脂肪を感じたいんだ。どんな重量感なのかがわかったら、キャラクターに入りやすいから」と自分から率先して肉体改造をしてくれたよ。――『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』(11)のオスカー女優、オクタヴィア・スペンサーが製作総指揮として参加されています。彼女にとてもサポートを受けたそうですが、具体的なエピソードを聞かせてください。彼女はプロデューサーとしてどっしりと構えてくれていて、スタジオ側ともめ事が起こった時も、一緒に戦ってくれた。そういう場合、オクタビアが出てくれると、必ず勝てるんだ。――たとえばどういうもめ事が起こったのですか?ある時、スタジオがタイトルを変えたいと言ってきた。「『グリーンブック』はアメリカ人ですら知っている人がほとんどいないから、『ルール・オブ・ザ・ロード』のようにわかりやすいものにした方がいい」と。でも、僕は、ちょっとありきたりな響きのタイトルだと感じて嫌だった。スタジオ側は「絶対に変えよう」と強く言ってきたけど、その時、オクタヴィアが、「タイトルは『グリーンブック』でいきます」とキッパリ言い切ってくれた。彼女は、業界でとてもリスペクトされる存在だから、彼女の鶴の一声で、『グリーンブック』のままで行くことができたんだ。○■名作誕生につながる!? オープンな編集室――あなたはこれまでの作品で、ハンディキャップを持った人々をはじめ、マイノリティの人たちを積極的に登用してきました。弱者を同等の目線で描き、ユーモアで包み込んできましたが、彼らを描く上で心がけていることはありますか?僕は、もともと彼らを特別な目で見ていないし、何よりも大切にしているのはキャラクターなんだ。つまりコメディを描くことが一番大事なのではなく、笑いというのはあとからついてくるものだ。なによりも心がけていることは、登場人物を好きになってもらうこと。キャラクターが愛されなければ、僕の映画は成立しない。――映画監督の仕事のなかで、一番楽しいのはどの作業ですか?一番楽しいのは、編集作業で、一番大変なのは脚本作りだ。脚本は何もないところから始めるわけだから。もちろん撮影も楽しいし、いい脚本なら数倍楽しくなる。ただ、編集作業が面白いのは、パズルのピースが全部揃った段階で、それをつなげて1つの作品にしていく点だ。音楽をつけるとぱっと華やぐし、いい作品に仕上がると、本当にいい気分になれる。――編集作業は1人でこもって行うのですか?僕の編集室には、いつだって誰でも入れるよう、オープンにしてあるんだ。だから、スタッフやキャストだけではなく、友達もやってきて、好きに観てもらっている。人に観せて、そこで笑いが起きなければ、編集のやり直しだ。すなわち彼らの反応を見るわけだ。――なるほど、完成までに何人もの厳しい目が入るから、最終的におもしろい作品になるんですね。効果音のつけ方1つで、笑いが起きたり起きなかったりするからね。たとえば、『ジム・キャリーはMr.ダマー』(94)で、ジェフ・ダニエルズの顔に雪の玉が当たるシーンは、15種類くらいの効果音を試して、ようやくみんなが笑う音を見つけたんだ。――オスカーを手にしたことで、監督として心境の変化などはありましたか? 今後の作風に、影響は出そうでしょうか?いや、全く変わらないと思う。僕はオスカーが獲りたくて『グリーンブック』を作ったわけじゃなく、ストーリーに惚れ込んだから撮っただけだし。今後も自分の心に対して正直に、自分がやりたいものを撮っていこうと思っている。■プロフィールピーター・ジョン・ファレリー1956年12月17日、アメリカ合衆国生まれの映画監督、脚本家、プロデューサー、小説家。弟のボビーと共にファレリー兄弟として『ジム・キャリーはMr.ダマー』(94)、『メリーに首ったけ』(98)、『ふたりの男とひとりの女』(00)、『愛しのローズマリー』(01)などのコメディ映画で人気を博す。『グリーンブック』はピーターが単独で監督し、第91回アカデミー賞で見事作品賞、マハーシャラ・アリの助演男優賞、脚本賞の3部門に輝いた。
2019年03月16日米Amazonのジェフ・ベゾスCEO(55)が、ゴシップ誌「National Enquirer(以下NE誌)」の発行元であるAmerican Media Inc.(以下AMI)から脅迫されていると個人ブログで明かした。「強要と脅迫に屈してしまうのではなく、個人的な犠牲を払い、恥をかくとしても、先方が言ってきたことを正確に公表することにした」と前置きし、事の顛末を綴っている。NE誌は1月、ベゾス氏が妻と離婚を発表して間もなく、恋人のローレン・サンチェスさんとプライベートジェットで旅行していたことを報じた。記事内では、ベゾス氏がサンチェスさんに送ったメールや写真も編集部が入手したことを仄めかしていた。ベゾス氏はセキュリティ担当の責任者に、AMIがどのような方法でメールを入手したのか、そしてNE誌の目的を突き止めるよう依頼した。これに勘付いたAMI側はベゾス氏に接触し、調査をやめるよう要求。やめない場合は、元妻との婚姻関係にあった時期に撮ったサンチェスさんのセクシーな写真や、氏の裸が写っている写真を公表すると脅してきたという。AMIのデヴィッド・ペッカーCEOはトランプ大統領の長年の友人であり、熱烈な支持者として知られている。これまでペッカー氏が選挙不正や不倫問題など大統領に不利なネタを買い取ってもみ消す「キャッチ・アンド・キル」という手法で大統領を支えてきたことは公然の秘密だ。対して、ベゾス氏は現政権に批判的な論調のワシントン・ポスト紙のオーナーである。大統領はことあるごとにTwitterでポスト紙及びベゾス氏を攻撃してきた。今回の問題は単なる女性スキャンダルという範疇を軽々と飛び越え、全米を巻き込んだ政治闘争に発展する可能性がある。
2019年02月08日第70回エミー賞の授賞式が日本時間9月18日(現地9月17日)に開催され、米ケーブル局HBOの人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ第七章:氷と炎の歌」が3シーズン連続でドラマシリーズ部門作品賞を受賞。コメディシリーズ部門は「マーベラス・ミセス・メイゼル」が作品賞など計8部門を制した。ロサンゼルスで発表された、米ドラマ界最大のイベントとなる第70回エミー賞。昨年度は放送日の関係でノミネート対象にならなかった「ゲーム・オブ・スローンズ」が、ドラマシリーズ部門で3シーズン連続となる作品賞を受賞する強さを見せ、ティリオン・ラニスター役で知られるピーター・ディンクレイジの3度目の助演男優賞を含む計9部門を獲得。同作はBS10スターチャンネルが昨年7月に本国アメリカと“完全同時放送”を行い、話題となった。また、昨年受賞した「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」は、今回サミラ・ワイリーがゲスト女優賞を受賞したものの主要部門は受賞ならず、主演女優賞はNetflix「ザ・クラウン」でエリザベス女王を演じたクレア・フォイに、助演女優賞は「ウエストワールド シーズン2」で菊地凛子や真田広之らと共演したタンディ・ニュートンが初受賞。同作はそのほか計4部門を獲得した。コメディシリーズ部門は、1950年代にスタンダップ・コメディエンヌを目指す主婦を主人公にした「マーベラス・ミセス・メイゼル」が作品賞、監督賞、主演女優賞(レイチェル・ブロズナハン)など合計8部門と圧倒。ドナルド・グローヴァーの「アトランタ略奪の季節」は受賞を逃した。ベネディクト・カンバーバッチやアントニオ・バンデラスなど人気映画俳優のノミネートが目立ったリミテッドシリーズ部門/テレビ映画部門では、「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」が作品賞、ライアン・マーフィの監督賞など計7部門を受賞。「glee/グリー」のブレイン役としても知られるダレン・クリスが主演男優として自身初のエミー賞を獲得、「glee」からの恩人であるライアンに感謝を述べていた。なお、HBOは放送局別受賞数ではNetflixと並んで計23部門とトップに。18年連続となる「エミー賞最多受賞」記録を更新した。主要な受賞者は以下のとおりドラマシリーズ部門作品賞「ゲーム・オブ・スローンズ」主演男優賞マシュー・リス「ジ・アメリカンズ」主演女優賞クレア・フォイ「ザ・クラウン」助演男優賞ピーター・ディンクレイジ「ゲーム・オブ・スローンズ」助演女優賞タンディ・ニュートン「ウエストワールド」監督賞スティーブン・ダルドリー「ザ・クラウン」脚本賞ジョエル・フィールズ、ジョー・ウェイスバーグ「ジ・アメリカンズ」コメディシリーズ部門作品賞「マーベラス・ミセス・メイゼル」主演男優賞ビル・ヘイダー「バリー」主演女優賞レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」助演男優賞ヘンリー・ウィンクラー「バリー」助演女優賞アレックス・ボースタイン「マーベラス・ミセス・メイゼル」監督賞エイミー・シャーマン・パラディーノ「マーベラス・ミセス・メイゼル」脚本賞エイミー・シャーマン・パラディーノ「マーベラス・ミセス・メイゼル」リミテッドシリーズ/テレビムービー部門リミテッドシリーズ作品賞「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」主演男優賞ダレン・クリス「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」主演女優賞レジーナ・キング「運命の7秒」助演男優賞ジェフ・ダニエルズ「ゴッドレス-神の消えた町-」助演女優賞メリット・ウェヴァー「ゴッドレス-神の消えた町-」監督賞ライアン・マーフィー「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」脚本賞チャーリー・ブルッカー「ブラック・ミラー宇宙船カリスター号」(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2018年09月18日「フルハウス」終了から10年以上が過ぎた2016年、満を持して続編シリーズ「フラーハウス」がスタート。「フルハウス」時代からの製作総指揮ジェフ・フランクリンが成功へと導き、今年はシーズン4の製作も発表され絶好調と見られていた。しかし、なんとフランクリンが“不品行”により、ネットフリックスとワーナー・ブラザースからクビを言い渡されてしまった。「Variety」誌など複数メディアが報じている。問題となった“不品行”とは、フランクリンの「フラーハウス」の脚本家たちに対する暴言や不適切な発言。自身の性生活を語ったり、デートしている女性たちを撮影現場に連れてきて小さな役を与えるなどのあるまじき行動も明るみに出ている。ただし、「セクハラ」については直接的なクレームは出ていないとのことだ。製作会社のワーナーは2年前に初めて匿名によるフランクリンへのクレームを受け取っていた。ネットフリックスは「『フラーハウス』は予定通り、シーズン4を製作します。2、3か月後からスタートできればと思っています」とコメントを発表している。フランクリンの後任はまだ発表されていない。(Hiromi Kaku)
2018年03月01日2018年1月21日(現地時間)に開催される第24回全米映画俳優組合賞のノミネーションが発表された。テレビ部門で目を引くのは、候補者5人が2つの作品に集中しているテレビ女優賞(テレビ映画/ミニシリーズ部門)。また、昨年わずか12歳で女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた「ストレンジャー・シングス」のミリー・ボビー・ブラウンが今年もノミネートを果たし、13歳で受賞となるかにも要注目だ。【テレビ部門】男優賞(テレビ映画/ミニシリーズ部門)ベネディクト・カンバーバッチ「シャーロック」ジェフ・ダニエルズ「ゴッドレス -神の消えた町-」ロバート・デ・ニーロ「The Wizard of Lies」ジェフリー・ラッシュ「ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン」アレクサンダー・スカルスガルド「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」女優賞(テレビ映画/ミニシリーズ部門)ローラ・ダーン「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」ニコール・キッドマン「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」ジェシカ・ラング「Feud: Bette & Joan」スーザン・サランドン「Feud: Bette & Joan」リース・ウィザースプーン「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」男優賞(ドラマ部門)ジェイソン・ベイトマン「オザークへようこそ」スターリング・K・ブラウン「THIS IS US 36歳、これから」ピーター・ディンクレイジ「ゲーム・オブ・スローンズ」デヴィッド・ハーバー「ストレンジャー・シングス」ボブ・オデンカーク「ベター・コール・ソウル」女優賞(ドラマ部門)ミリー・ボビー・ブラウン「ストレンジャー・シングス」クレア・フォイ「ザ・クラウン」ローラ・リニー 「オザークへようこそ」エリザベス・モス「The Handmaid’s Tale」ロビン・ライト「ハウス・オブ・カード 野望の階段」男優賞(コメディ部門)アンソニー・アンダーソン「Black-ish」アジズ・アンサリ 「マスター・オブ・ゼロ」ラリー・デヴィッド「ラリーのミッドライフ★クライシス」ショーン・ヘイズ「ふたりは友達? ウィル&グレイス」ウィリアム・H・メイシー「シェイムレス 俺たちに恥はない」マーク・マロン 「GLOW:ゴージャス・レディ・ オブ・レスリング」男優賞(コメディ部門)ウゾ・アドゥバ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」アリソン・ブリー「GLOW:ゴージャス・レディ・ オブ・レスリング」ジェーン・フォンダ「グレイス&フランキー」ジュリア・ルイス=ドレイファス「Veep/ヴィープ」リリー・トムリン「グレイス&フランキー」アンサンブル賞(ドラマ部門)「ザ・クラウン」「ゲーム・オブ・スローンズ」「The Handmaid’s Tale」「ストレンジャー・シングス」「THIS IS US 36歳、これから」アンサンブル賞(コメディ部門)「Black-ish」「ラリーのミッドライフ★クライシス」「GLOW:ゴージャス・レディ・ オブ・レスリング」「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」「Veep/ヴィープ」スタント・アンサンブル賞「ゲーム・オブ・スローンズ」「GLOW:ゴージャス・レディ・ オブ・レスリング」「Homeland/ホームランド」「ストレンジャー・シングス」「ウォーキング・デッド」(Hiromi Kaku)
2017年12月14日2017年も残すところあとわずかということで、“2017年に日本初上陸を果たしたオススメ海外ドラマ10選”をお届け。放送・配信など視聴方法は問わず、新旧も問わず、連続ドラマかリミテッドシリーズかといった作品形態も問わず。シリーズの第1話が日本で初めて観られるようになった作品の中から、10本のオススメを順不同でご紹介します。【LINE UP】1.「ヤング・ポープ 美しき異端児」主演:ジュード・ロウ2.「グッド・プレイス」主演:クリステン・ベル3.「ビッグ・リトル・ライズ」主演:N・キッドマン&R・ウィザースプーン4.「ブルックリン・ナイン-ナイン」主演:アンディ・サムバーグ5.「THIS IS US 36歳、これから」主演:ジャスティン・ハートリー(日本語吹き替え:高橋一生)6.「ゴッドレス -神の消えた町-」主演:ジェフ・ダニエルズ7.「レギオン」主演:ダン・スティーヴンス8.「マインドハンター」主演:ジョナサン・グロフ9.「iゾンビ」主演:ローズ・マクアイヴァー10.「13の理由」主演:ディラン・ミネット1.「ヤング・ポープ 美しき異端児」Huluほか配信中ジュード・ロウが米国人初のローマ教皇ピウス13世(架空の人物)を好演。複雑な内面と自他共に認める外見の美しさで周囲を翻弄する様が芸術的で、こんなジュードが見たかった!というより、彼にしか演じられない役。パオロ・ソレンティーノが全話を監督。2.「グッド・プレイス」Netflixにて配信中性悪な主人公エレノアが死んで地獄行き…と思いきや、手違いで天国のような“グッド・プレイス”へ。自身と向き合いながら、“バッド・プレイス”行きを免れようとするコメディ。ポップな映像世界、さり気なく心を揺さぶる展開、本音全開の登場人物たちが最高。3.「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」Hulu、Amazonビデオほか配信中西海岸の高級住宅地で起きた死亡事件に前後し、住民たちの事情が明かされていくヒューマンミステリー。体当たりのニコール・キッドマンからDV夫役アレクサンダー・スカルスガルドまでキャストが超豪華。全話を監督したジャン=マルク・ヴァレの画作りが秀逸。4.「ブルックリン・ナイン-ナイン」Netflixにて配信中ブルックリン99分署の刑事たちが気合十分で捜査に励んだり、署内の仲間たちとハチャメチャな日常を送ったり。2014年度ゴールデン・グローブ賞作品賞受賞コメディが、シーズン3までようやく上陸。登場人物たちが素敵過ぎて、観れば必ず99分署に勤務したくなる。5.「THIS IS US 36歳、これから」毎週日曜23:00~NHK総合にて放送中キャリアに行き詰まったイケメン俳優、自信を失いがちな肥満女性、生真面目なエリートサラリーマンら、悩める36歳の人生の物語が展開。ストレートな人間ドラマでありながら詳細に触れるとネタばれになる…という巧みな構成と、号泣必至のストーリーが胸を打つ。6.「ゴッドレス -神の消えた町-」Netflixにて配信中大悪党の支配下を逃れたガンマンが、鉱山事故で男性の大半が死亡した町に行き着く西部劇。『LOGAN/ローガン』の脚本家スコット・フランクが全話の監督&脚本を手掛け、いま最も大画面で観たいドラマ世界を構築。ガンマン役ジャック・オコンネルの魅力も炸裂。7.「レギオン」デジタル配信中『X-MEN』シリーズに登場するプロフェッサーXの息子が、自身のルーツを巡る戦いを開始。シュールでお茶目でスパイシーなストーリーといちいちスタイリッシュな映像に中毒性あり。主人公デヴィッドを演じるのは「ダウントン・アビー」のダン・スティーヴンス。8.「マインドハンター」Netflixにて配信中犯罪プロファイリングが確立していない1970年代に、連続殺人犯の心理を探ろうとするFBI捜査官たちが奮闘。計算され尽くした会話劇とデヴィッド・フィンチャーらしい低温の映像世界が絡み合う中、純粋ゆえに危うい主人公の捜査官をジョナサン・グロフが好演する。9.「iゾンビ」Netflixにて配信中ゾンビになってしまった検視官リヴが、遺体の脳ミソを食べて被害者の記憶を探りながら事件を捜査。全米ではシーズン3まで放送済みのゾンビドラマが、シーズン1のみようやく日本上陸。スリリングなゾンビドラマでありながら、恋あり、青春あり、ユーモアあり。10.「13の理由」Netflixにて配信中自殺した女子高生に想いを寄せていた少年が、彼女が生前に残したメッセージから“13の理由”をたどっていく青春ドラマ。思春期のきらめきが残酷な武器へと変わる青春描写とミステリータッチの構成で話題沸騰。2017年度最も胸をえぐってきたシリーズの1つ。皆さんの2017年を彩った海外ドラマは何でしょうか?2018年も素敵な作品にたくさん出会えることを期待しつつ…、海外ドラマと共によいお年を!(text:Hikaru Watanabe)
2017年12月13日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)がニューヨークを拠点に活動する現代アーティスト、ジェフ・クーンズとのコラボレーション第2弾となる「MASTERS コレクション」の新作を10月27日に発売する。西洋絵画の巨匠たちの傑作をインスピレーションソースに手がけられる同コレクション。第1弾では、ダ・ヴィンチ(Da Vinci)、ティツィアーノ(Fragonnard)、ルーベンス(Rubens)、フラゴナール(Titian)、ヴァン・ゴッホ(Van Gogh)の油絵がモチーフとなった。今回発売される第2弾では、ジョゼフ・ウィリアム・ターナー(Joseph William Turner)の「古代ローマ:ゲルマニクスの遺灰を持って上陸するアグリッピナ」、ニコラ・プッサン(Nicolas Poussin)の「パンの勝利」、エドゥアール・マネ(Édouard Manet)の「草上の昼食」の他、国立西洋美術館の松方コレクションからクロード・モネ(Claude Monet)の「睡蓮」、フランソワ・ブーシェ(François Boucher)の「ソファーに横たわる裸婦」(※パリ・ヴァンドーム広場の「メゾン ルイ・ヴィトン ヴァンドーム」限定品)、ポール・ゴーギャン(Paul Gauguin)の「かぐわしき大地」など、日本と縁のある作品も選ばれている。第1弾に続く第2弾でも、ルイ・ヴィトンのモノグラフ・モチーフにクーンズのイニシャルを加えてアレンジ。それぞれのバッグにはクーンズ40余年に渡るキャリアを通じて使われ続けてきたバルーン・アートのラビットをかたどったタグが添えられており、内装には絵画オリジナル作品の作者のバイオグラフィーとポートレートが描かれている。なお、同コレクションの取り扱いは、丸井今井札幌店、仙台藤崎店、銀座並木通り店、松屋銀座店、表参道店、六本木ヒルズ店、DOVER STREET MARKET GINZA 店、新宿店、西武渋谷店、新宿髙島屋店、西武池袋店、横浜髙島屋店、三越日本橋店、そごう横浜店、名古屋栄店、ナゴヤ ミッドランド スクエア店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、松坂屋名古屋店、福屋八丁堀店、大阪ヒルトンプラザ店、大阪心斎橋店、阪急梅田店、神戸 メゾン、大阪髙島屋店、大丸京都店、福岡店、博多阪急店にて。
2017年10月17日シャイリーン・ウッドリーが主演を務め、ベロニカ・ロスの世界的ベストセラー原作を映画化したシリーズの最終章『ダイバージェントFINAL』。8月19日(土)からの日本公開に先立ち、これまでのストーリーと本作の見どころが5分間に凝縮されたダイジェスト版予告が公開された。舞台は、近未来のシカゴ。人類が「無欲」「平和」「高潔」「勇敢」「博学」の5つの派閥に分類・管理される社会体制が、大規模なクーデターによって崩壊し、新たな支配者たちが勢力を拡大していた。巨大なフェンスに囲まれ、重いゲートで閉鎖されていたシカゴの街。混迷の中、「異端者(ダイバージェント)」であるトリスは仲間と共に外の世界へ脱出することを決意する。だが、そこに待ち受けていたのは、「異端者」にまつわる驚愕の事実と、人類の記憶を消去し世界を“リセット”させようと企む巨大組織の恐ろしい陰謀だった…。未知の世界への脱出、友情と裏切り、人類の命運をかけた激闘など、怒涛のアクションと衝撃の展開が、シリーズの最後に待ち受けている本作。ベロニカ・ロスのベストセラー「ダイバージェント3 忠誠者」(角川文庫)を原作に、前作に引き続きロベルト・シュヴェンケが監督を務めた。主人公トリスを演じるのは、本シリーズや『きっと、星のせいじゃない。』、話題の海外ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」でも熱演を見せるシャイリーン。トリスの恋人フォーをイケメン英国俳優テオ・ジェームズが務めるほか、エドガー・ライト監督の新作『ベイビー・ドライバー』主演で大きな注目を集めているアンセル・エルゴート、『セッション』『ビニー/信じる男』のマイルズ・テラー、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』「ビッグ・リトル・ライズ」のゾーイ・クラヴィッツ、さらにナオミ・ワッツ、オクタヴィア・スペンサー、ジェフ・ダニエルズら若手から実力派までが揃い、脇を固める。今回の映像では、1作目『ダイバージェント』、2作目『ダイバージェントNEO』までを解説するダイジェスト映像を楽しみながら、完結編となる本作につながるストーリーを一気におさらいできる。世界興収2億6,000万ドルを突破し、全米のみならず世界中を熱狂させたシリーズの序章『ダイバージェント』では、最終戦争から数世紀を経て、ディストピア化したシカゴにおいて「適性によって人類が5つの派閥に分類・管理される近未来」が描かれ、どの派閥にも分類されない「異端者(ダイバージェント)」である少女トリスが、自らの力に覚醒する姿を描いた。ド派手な映像に加え、“たった一度の性格診断で未来が決まる”という新機軸や「自分だったらどの派閥に所属するのだろう?」と観る者を引き込む、巧みなストーリー展開、さらに、オスカー女優ケイト・ウィンスレットが初めて挑戦したという“悪役”なども見どころ。続く『ダイバージェントNEO』では、トリスが追われる身となり、たった1人で巨大権力に立ち向かう姿や、息を飲むアクション・シーン、圧巻の映像世界が冴えわたる。完結編で最大のキーとなる「壁の外の世界」の存在も明らかとなり、物語は『ダイバージェントFINAL』へ。前作を遥かに上回る圧倒的スケールで描かれる本作では、これまで謎に包まれていた壁の外の世界とダイバージェントの関係が遂に暴かれていく。シリーズを通してヒロイン・トリスが少女から強い女性へと成長していく姿や、フォーとの関係、仲間たちとの壮絶な闘いも見逃せない。まさに、その魅力がふんだんに詰まったダイジェスト映像でシリーズをふり返ってみて。『ダイバージェント FINAL』は8月19日(土)より角川シネマ新宿、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダイバージェント 2014年7月11日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開(C) 2014 Summit Entertainmet, LLC. All Rights Reserved.ダイバージェントNEO 2015年10月16日より全国にて公開(C) 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年07月07日シャイリーン・ウッドリーが主演を務め、世界的ベストセラー原作を映画化したシリーズの完結編『ダイバージェント FINAL』。本作でシリーズを通じて、シャイリーン演じるヒロイン、トリスの恋人フォーを演じてきた英国俳優テオ・ジェームズの未公開写真がシネマカフェに到着した。未知の世界への脱出、友情と裏切り、人類の命運をかけた激闘など、怒涛のアクションと衝撃の展開が繰り広げられ、「ダイバージェント」シリーズ最後を締めくくるにふさわしい興奮とスリルに満ちた本作。ベロニカ・ロスの「ダイバージェント3 忠誠者」(角川文庫)を原作に、『ダイバージェントNEO』に続きロベルト・シュヴェンケが監督を務めた。前作をはるかに上回る圧倒的スケールで描かれる本作では、ヒロイン・トリス(シャイリーン・ウッドリー)が唯一、遺伝子的に“ピュア”で特別な人間であることが判明し、特別待遇を受ける。そのことがきっかけで、これまでのシリーズを通し、強い絆で結ばれていると思われていた恋人のフォー(テオ・ジェームズ)との関係が引き裂かれることに…。このほど、トリスの恋人・フォー演じるテオ・ジェームズの未公開画像がシネマカフェに到着。テオといえば、主演作『Backstabbing for Beginners』(原題)や、カーラ・デルヴィーニュ&アンバー・ハード出演作『London Fields』(原題)、Netflixによるスリラー『How It Ends』(原題)など、出演作が多数控えており、ネクストブレイクが期待されている存在。劇中フォーは特殊訓練を受け、荒廃したエリアの子どもたちを救う活動に協力する中で、いち早く組織の陰謀に気付き、トリスを取り戻そうとするが、組織の局長デイビッド(ジェフ・ダニエルズ)の巧みな話術と誘導に彼女はすっかり騙されそうになっていた。そんなトリスを見て「俺を信じるのか、ヤツを信じるのか!?」と言わんばかりに悔しがるフォー。そんなフォーを演じるテオの哀しげな表情には、ファンたちもやきもきせずにはいられない。また、気になる2人の関係もさることながら、これまで謎に包まれていた壁の外の世界と「異端者(ダイバージェント)」の関係が明らかになり、本シリーズ最終章に相応しい盛り上がりを見せている。組織の陰謀に気づき、大切なトリスを引き留めようと画策する彼の熱演にも注目していて。『ダイバージェント FINAL』は8月19日(土)より角川シネマ新宿、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月06日『ソー:ラグナロク』にも出演するジェフ・ゴールドブラム(写真:Shutterstock/アフロ) 『ジュラシック・パーク』(1993)、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)でイアン・マルコム博士を演じたジェフ・ゴールドブラムが、『ジュラシック・ワールド2(原題)』に出演することが決定した。The Hollywood Reporterが報じている。 第一作では、皮肉屋の数学者として登場し、パークを設立したジョン・ハモンドの孫を助けるために奮闘。このキャラクターが大人気を博士、続編の『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』では主役に昇格。しかし、作品の評価は低く、続く『ジュラシック・パーク3』には名前のみの登場となった。キャストとスタッフを一新した続編『ジュラシック・ワールド』(2015)にも、ファンの願いは届かずカメオ出演すら叶わなかった。しかし、次回作でゴールドブラムはついに帰還を果たす。 2018年6月22日公開予定の『ジュラシック・ワールド2(原題)』で、ゴールドブラムは保険コンサルタントとしてパークに招かれる数学者イアン・マルコム博士として登場する。64歳になったゴールドブラムの円熟した演技に期待が高まっている。
2017年04月26日ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)がジェフ・クーンズ(Jeff Koons)とのバッグとアクセサリーのコラボレーションラインを発表。第一弾の発売は2017年4月28日(金)。草間彌生・村上隆他、トップアーティストとのコラボレーションをおこなってきたルイ・ヴィトン。今回発表されるのは、現代アート界で最も広く知られるアーティストの1人、ジェフ・クーンズとコラボレートしたアイテムだ。第一弾としてはベースに「スピーディ」「キーポル」「ネヴァーフル」のバッグを用いたものが発売される。歴史的・世界的にマスターピースとよばれる、ダ・ヴィンチ、フラゴナール、ルーベンス、ティツィアーノ、ゴッホら5種類の油絵をキャンバス地に再現。バッグの外側には、巨匠の画家たちの名前およびモノグラム・フラワーがクーンズの象徴ともいえるメタルで埋め込まれ、内側にはオリジナル作品の作者のバイオグラフィーとポートレートが描かれる。さらに、クーンズのアイコニックなモチーフであるレザー製のラビットをかたどったタグも付属する。特徴的なのはルイ・ヴィトンが初めて自らのモノグラム・モチーフの形を変えたことだ。クーンズが再解釈したモノグラムにはクーンズ自身のイニシャルが加えられ、バッグの外側にディテールとしてあしらわれる。クーンズは、空気を入れて膨らませたビニール製のウサギをモチーフにしたスチール彫刻「ラビット(Rabbit)」やマイケル・ジャクソンとペットのチンパンジーの巨大な陶器の彫刻を金箔で装飾した「マイケル・ジャクソン・アンド・バブルス(Michal Jakson And Bubbles)」などで名声を得た。キッチュだと評される世俗的で親しみやすいモチーフの使用は、専門的なアートギャラリーの域を超え、大衆に訴えかけることを意図しているという。なお、本コレクションのお披露目を祝して、パリ・ルーヴル美術館館では館長ジャン=リュック・マルティネズ主催の特別ディナーが開催された。アーティスト、ジェフ・クーンズも出席し、アート界の多数のゲストのほか、ケイト・ブランシェットやミランダ・カー、ミシェル・ウィリアムズ、レア・セドゥなど、多くの豪華セレブリティが出席した。【詳細】発売日:2017年4月28日(金)
2017年04月14日『スター・ウォーズ』シリーズでC-3PO役を演じ、唯一、シリーズ全作に出演しているアンソニー・ダニエルズが、C-3POのデザインを模したANAのジェット機が就航するのを記念し来日!3月20日(月・祝)のお披露目式にC-3PO、そして相棒のR2-D2と共に来場した。ANAでは過去にR2-D2、BB-8の仕様の飛行機が就航しており、ドロイトのデザインはこれが3度目。3月21日(火)より国内線で就航となる。最初にC-3POとR2-D2が来場し、C-3POは“日本語吹き替え版”で、自身がデザインされた機体について「なななな、なんと!どうしましょう!」と驚きを口にし、「忘れないでください。私は宇宙旅行が好きなわけではないのです。でも空を飛ぶのは別です!」と喜びをあらわにしていた。続いてアンソニー本人が、機内からタラップに登場!最初に英語で挨拶を始めるも「ちょっと待って!すみません。日本のみなさま、こんにちは!私はアンソニー・ダニエルズといいます、本日はこのイベントに参加することができてとても光栄に思います」と日本語で挨拶。C-3POになりきって「私は600万もの言語を操りますが、日本語は残念ながら含まれていなくて…」と謙遜するが、見事な日本語に会場は温かい拍手に包まれた。今回のC-3POジェットの就航について、アンソニーは「C-3POもとても喜んでます。私は彼のスポークスマンではありませんが(笑)、40年もの間、すごくよく見てきて、文字通り中身まで全部わかってます。デザインを模したこの飛行機を見てとても喜んでいるんじゃないかと思います。不思議なことにC-3POは、日本の方々にとても似ていると思います。礼儀正しく、誠実で真面目でチャーミングで、カッコよく、とても忠実です。彼のそういう部分がデザインに込められていると思います」と語る。さらに「たぶん、ファンのみなさんは私が最初、『スター・ウォーズ』に出たくないと思っていたと聞いたらビックリするかもしれませんね。でもそうなんです。1975年にジョージ・ルーカスにお目にかかり、でもそのときも『どうしようかな?』と思っていたんです」と驚きの告白。「でも、彼の事務所で壁に貼ってあったC-3POのコンセプト画を見たんです。もともと、ボーイングのデザイナーだった人間がデザインしたのですが、そのデザインが私の人生を変えました。その画にひとめぼれして、さらにその6か月後には本物のC-3POが私の前に現れました。そして、それから41年が経ってANAがそれを飛行機にしてくれました」と感激を口にした。いまだからこそ話せる撮影時のエピソードを尋ねると「この飛行機の底面にC-3POのバッテリーパックが描かれてるんですけど、それは本物のバッテリーで、彼の目を光らせる電源があるんです。あのC-3POのスーツを着るのはとても大変なんですけど、ある日、背中が痛くなりました。スタッフに見てもらったら、電池がショートしてて、もうちょっとで感電するところだったんです(苦笑)!」と危険な思い出話を楽しそうに明かした。そして最後に日本語で「フォースと共にあらんことを!」と語り、翌日から就航となるこの機体に乗る乗客の幸運を祈った。(text:cinemacafe.net)
2017年03月20日デビュー50周年を迎えた孤高のギタリスト、ジェフ・ベックが2017年1月下旬から2月上旬まで来日ツアーを行うことがが発表された。ベックは、6年ぶりとなったアルバム『ラウド・ヘイラー』を7月にリリース。これまでの作風とは異なり、女性ボーカルをフィーチャーしながらも、卓越したギター・プレイを聞かせた。現在、そんなアルバムを象徴するようにロージー・ボーンズをヴォーカリストとして組んだ編成で北米ツアーを行っている。ロージーは来日ツアーにも参加。2人に加えて、ロンダ・スミス(ベース)、ジョナサン・ジョセフ(ドラムス)、カーメン・ヴァンデンヴァーグ(ギター)、ジミー・ホール(ボーカル)の4人が登場し、1月25日の神奈川・パシフィコ横浜での公演を皮切りとして、2月6日の愛知・名古屋市公会堂の公演まで全国9カ所を回る。チケット料金はS席が12,000円、A席が11,000円(税込)。東京、神奈川、大阪の3公演のチケットは10月1日より、福岡のものは10月8日より、広島のものは10月22日より、宮城と岩手の2公演は10月29日より発売される(愛知公演は未定)。
2016年09月15日R15+指定作品ながら全世界で記録的大ヒットに、日本でも一大旋風を巻き起こした主演作『デットプール』のライアン・レイノルズ。同作で大ブレイクを果たした彼が、かつて“ヒーロー”(?)として出演した『ペーパーマン Paper Man』がDVDで日本上陸を果たすことになった。売れない作家のリチャード(ジェフ・ダニエルズ)。彼には、彼にしか見えない40年来の“心の友”であるヒーロー“キャプテン・エクセレント”がおり、問題があるたびに彼が現れ、励まし、慰められる、という秘密を抱えていた。あるとき、スランプを克服するため、ロングアイランドビーチにあるコテージに滞在することになったリチャードは、地元に住む少女アビー(エマ・ストーン)と出会う。何かの縁を感じたリチャードは思わず、子どももいないのにベビーシッターとして家に来てもらうよう彼女を誘う。恐る恐るながら、リチャードと何か共通するものを感じたアビー。ある種の友情で結ばれた2人は、この環境から一歩踏み出そうとするが…。本作は、スランプに陥った作家のリチャードと、彼が悩むたびに現れる想像上の“心の友”キャプテン・エクセレントが織りなす、2009年製作のハートフルなバディムービー。ライアン・レイノルズが、妻ブレイク・ライヴリーとの出会いとなった『グリーン・ランタン』や当たり役の『デッドプール』以外にヒーロー(?)を演じており、“幻の映画”として注目必至。『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや『教授のおかしな妄想殺人』などで人気絶頂のエマ・ストーンや、『オデッセイ』『スティーブ・ジョブズ』での好演が記憶に新しい名優ジェフ・ダニエルズ、「フレンズ」のリサ・クードロー、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』のキーラン・カルキンら、何気に豪華キャストの共演も見逃せない。監督・脚本は、『シャーロック・ホームズシャドウ・ゲーム』の脚本を手がけたキーラン&マイケル・マローニーが務めている。『ペーパーマン Paper Man』は10月5日(水)よりTSUTAYA先行にてレンタル開始、11月2日(水)よりリリース。(text:cinemacafe.net)
2016年08月08日「去年のインデペンデンス・デイ(独立記念日)に生まれた子なんだ」と言いながら、幼い息子の写真を見せてくれたジェフ・ゴールドブラム。そんな彼の一言に、誰もが思わずニヤリとしてしまうはず。それは、隣に座るリアム・ヘムズワースも同様。なぜなら、両者は『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』で共演しているからだ。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は、96年の大ヒット作『インデペンデンス・デイ』の20年後を描いた続編。その中でリアムは戦闘機パイロットのジェイク、ジェフは前作でも演じた科学者デイビッドに扮し、20年前に地球を攻撃したエイリアンに再び立ち向かう。続編のポイントの1つは、前作で活躍した登場人物と新しい登場人物のドラマが交錯すること。「ジェフのすべてが好き」と語るリアム、「僕はリアム・ヘムズワースが大好きだ!」と高らかに宣言するジェフも、撮影を通してすっかり打ち解けたようだ。「ジェフは人としても役者としても素晴らしい。エネルギッシュだし、周囲を明るくしてくれるんだ。人間関係を築く努力を惜しまないのがすごいよね」(リアム)「リアムに初めて会ったとき、何て真面目で地に足がついている若者なんだろうと思ったよ。才能があり、プロ意識も高い。彼のような真の好青年はなかなかいないね」(ジェフ)互いを絶賛し合う彼らの相性は、スクリーン上からも見てとれる。人類とエイリアンの死闘がスリリングに展開する中、ジェイクとデイビッドが揃って戦闘機に乗り込むシーンにはちょっとしたユーモアも。「実際の撮影では戦闘機の外に何もないわけで、“○○が見えるぞ!次は○○が来るぞ!”なんて指示に合わせて怖がってみせないといけない。そうしているうちに、ふと口から出た言葉が台詞として採用されていったんだ」(ジェフ)「ローランド(・エメリッヒ監督)は完璧主義者だから、同じシーンを何テイクも撮る。それはいろいろ試せるということでもあり、試す自由があったからこそ面白いシーンになったのだと思う。実際の僕は乗り物酔いするタイプだから、戦闘機なんてごめんだけど(笑)」(リアム)リアムの言葉を受け、「ジェットコースターも駄目なのかい?」と心配するジェフ。それに対し、「1度なら頑張れるけど、2度は無理」と本音で答えるリアムの姿はちょっとだけ甘えているようにも!?そんな彼らの撮影中の楽しみは、「映画ゲーム」だったそう。ジェフがゲームのルールを解説する。「キャストの名前からタイトルを連想したり、タイトルを聞いてキャストの名前を挙げたりするんだ。ジャック・ニコルソンと言えば『シャイニング』、『シャイニング』と言えばシェリー・デュヴァル、シェリーと言えば『ナッシュビル』、『ナッシュビル』と言えばジェフ・ゴールドブラム!といった感じでね(笑)」。「そうしているうちに、自然と“あの映画はいいよね!この俳優はいいよね!”という話になるだろう?2人とも映画が大好きだから、お互いのオススメを言い合ったりもしたんだ」とリアム。ジェフから勧められた1本を紹介してくれた。「“ジェフ・ニコルズ監督とマイケル・シャノンの新作と言えば?”という質問からの流れで、『ミッドナイト・スペシャル』(原題)をジェフに勧めてもらった。とても素晴らしい映画だったよ」。映画を愛し、芝居を愛し、互いを尊敬し合うリアムとジェフ。本編に因み、“もしエイリアンに遭遇したら?”という質問が出た際にも映画愛と演技への情熱が炸裂。「ジェフに電話して助けを求める」というリアムの一言をきっかけに、豪華過ぎる寸劇が始まった。リアム「ジェフ、エイリアンがいるよ。どうしたらいい?どうしたらいい?」ジェフ「リアム、君はいまどこにいるんだ?」リアム「わからない。怖いよ…、ジェフ!」ジェフ「周りを見渡せ!どこかに通りの名前が書いてあるだろう?」リアム「ああ、わかった。○○通りだ。でも、道を進めばいいの?止まればいいの?わかんないよ。(涙声で)ジェフ、君が必要なんだよ!助けてよ!」「その後、僕はリアムを見つけ出し、抱き合って、めでたしとなるんだ」と満足げなジェフ。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の展開とはだいぶ異なるが、こんな共演作も観てみたい?(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)
2016年07月06日大ヒット映画の続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』を携え来日中のローランド・エメリッヒ監督、リアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドブラム、マイカ・モンローが6月30日(木)に開催されたイベントに出席。吹き替え版声優を務めた藤原竜也も駆け付けた。1996年に公開された『インデペンデンス・デイ』の20年ぶりの続編で、前回の襲撃からちょうど20年後の独立記念日に、前回を上回る巨大な宇宙船で再度、地球に襲来したエイリアンと人類の戦いを描く。完成に迎えられたエメリッヒ監督は「東京は大好きで何度も来てるけど、初めて来たのは20年前の第1作のときでした」と懐かしそうにしみじみと語る。自身のキャリアでも初の続編製作となったが「エイリアンが戻ってきます。巨大な円盤で大西洋をも埋めつくしてしまうシーンはぜひ楽しみにご覧になってください!」と呼びかけた。リアムは「この作品に参加できるのは光栄だったよ。興奮してエメリッヒ監督と話し合いをしたし、脚本が届いたときもワクワクしました。何より、最大の楽しみはジェフとの共演!長年の彼のファンで一緒に過ごしたすべての時間、毎分毎秒が楽しかったよ!」と20年前の前作の“英雄”を絶賛し「I LOVE YOU!」と愛の告白!ジェフが「それは僕へのプロポーズ(笑)?」と尋ねると「そうだよ」と返しこれにはジェフも「心が乱れるね。どうしたものか…。僕の“sweet wife”に知られたら困ったことになっちゃうよ!」とコミカルな掛け合いで会場をわかせ、その後も壇上で2人はアツアツぶりを見せつける。ちなみにジェフは、そのスウィートな奥様との間に、昨年の7月4日の独立記念日に男の子が誕生!ちょうど本作の撮影中でもあったそうだが、壇上でスマホを見せ「チャーリーっていうんだ。すごくキュートなんだ!」と子煩悩ぶりを見せつけた。この日は、日本語吹き替え版でリアム演じるジェイクの声を担当した藤原竜也さんも駆け付けた。日本映画をはるかに凌駕するスケールで製作された本作への驚嘆を口にする藤原さん。世界的監督のエメリッヒとの対面を機に、ハリウッド進出の意思を尋ねられると「規模が違いますからね。いろんな形で関わっていけたら…」と控えめに語っていたが、エメリッヒ監督は「すごくハンサムだしぜひハリウッドの映画に出てほしいね」と語り、ジェフは「低くてセクシーな声が素晴らしい!」とメロメロ!藤原さんを加えた登壇陣は、日本の7月の風物詩である七夕にちなんで、本作のテーマである「一致団結」と書かれた短冊を飾り、世界地図が描かれた巨大ダルマに墨で目を入れてヒットを祈願した。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は7月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月30日ジェフ・リンズELOが来年6月24日に英国公演を行うと発表した。会場は英ウェンブリースタジアムとなり、35ポンドから110ポンド(約4,800円から1万5,000円)となるチケットは7月1日から販売開始となる予定だ。ジェフ・リンズELOは今月24日にツアーを出身地英バーミンガムで終え、その後26日昼にイングランド南西部サマセットで開催されたグラストンベリー・フェスティバルでパフォーマンスを行っていた。以前はエレクトリック・ライト・オーケストラという名で活動していたジェフ・リンズELOは、同フェスの有名なピラミッドステージで観客を盛り上がらせ、元オアシスのノエル・ギャラガーは、同フェスの出場アーティストの中で最も見るのを楽しみにしている数少ないバンドの一つとしていた。「ラインナップはちゃんと良いとはいえないね。ヘッドライナーのことを言っているんじゃないよ。全体的にね。『何を観にいけばいいんだ?』って思うよ。ELOはいいね。毎年彼らを観に行こうとはしているんだ。去年は行かなかったから、今年は行くよ。時間があるからね」ジェフ・リンズELOはドリー・パートン、トニー・ベネット、ライオネル・リッチーらなどが含まれる「伝説のミュージシャン」と呼ばれる枠で同フェスに出場している。(C)BANG Media International
2016年06月29日WOWOWで日本時間6月13日(月)に独占生中継する、アメリカ演劇界最高の栄誉「第70回トニー賞授賞式」。このほど、今年で3回目となる本番組でスペシャル・サポーターを務める井上芳雄が、ニューヨークに到着、盛り上がる現地からコメントを寄せた。毎年、豪華なゲストによる華麗なショーが展開し、まさに授賞式自体が“ブロードウェイショー”となるトニー賞。今年の司会は、ディズニー映画『イントゥ・ザ・ウッズ』などでも活躍するトニー賞受賞俳優のジェームズ・コーデン。米人気トークショー番組「ザ・レイト・レイト・ショー」では、アデルやジャスティン・ビーバーらとドライブしながらカラオケするコーナーなどが大人気で、大スターをも爆笑させる親しみやすいトーク術に期待が寄せられている。ノミネート作品としては、米国建国を描く「ハミルトン」がミュージカル部門・作品賞、脚本賞、主演男優賞、主演女優賞ほか13部門16ノミネートと史上最多。演劇部門主演男優賞には、ガブリエル・バーン(「夜への長い旅路」)、ジェフ・ダニエルズ(「ブラックバード」)、フランク・ランジェラ (「ザ・ファーザー」)、ティム・ピゴット=スミス(「チャールズ3世」)、マーク・ストロング(「橋からの眺め」)がノミネート。演劇主演女優賞には、ジェシカ・ラング(「夜への長い旅路」)、ローリー・メトカーフ(「ミザリー」)、ルピタ・ニョンゴ(「エクリプスト」)、ソフィー・オコネド(「るつぼ」)、ミシェル・ウィリアムズ(「ブラックバード」)がノミネートされている。その授賞式を前に、現地へと向かった“日本ミュージカル界のプリンス”こと井上さん。「ニューヨークに到着しました!ご覧ください、トニー賞に向けて盛り上がるタイムズスクエアです。 時間の許す限り、観劇して回りますので、現地レポートをお楽しみに!」とコメントし、早速、観劇へ。ノミネーション作品の「ハミルトン」や「カラーパープル」を観劇する予定だという。今回、史上最多16ノミネートされている話題作「ハミルトン」の感想を含め、井上さんが体感した授賞式直前で盛り上がるブロードウェイの取材・レポートは、6月4日(土)「WOWOW無料放送の日」と「生中継!第70回トニー賞授賞式」の中で語られるという。「生中継!第70回トニー賞授賞式」は6月13日(月)8時~(同時通訳)、6月18日(土)19時~(字幕版)をWOWOWプライムにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日マイケル・ファスベンダーが本年度アカデミー賞「主演男優賞」にノミネートされている『スティーブ・ジョブズ』。このほど、ジョブズ役のファスベンダーをはじめ、同「助演女優賞」にノミネートされているケイト・ウィンスレットやダニー・ボイル監督ら豪華な面々が、それぞれ “スティーブ・ジョブズ”の人物像について熱弁を振るう特別映像が到着した。1984年、スティーブ・ジョブズは激怒していた。Macintosh発表会の40分前、「ハロー」と挨拶するはずのマシンが黙ったままなのだ。だが、「ハロー」はカットしようというスタッフたちの意見に絶対に折れないジョブズ。そこへ元恋人が、ジョブズが認知を拒む娘のリサを連れて現れる。混乱のなか、今度は突然胸ポケット付きの白いシャツを用意しろと指示するジョブズ。次々と繰り出す彼の不可解で強硬な要求に周りは振り回されるが、そのすべてには理由があった――。現代人のデジタルライフを変えた人物の1人であり、“カリスマ”と呼ばれた男、スティーブ・ジョブズ。今回到着したのは、ボイル監督と脚本のアーロン・ソーキン、主演のファスベンダー、アップル社のマーケティング担当ジョアンナ役のウィンスレット、同共同創業者ウォズニアック役のセス・ローゲン、同CEOスカリー役のジェフ・ダニエルズ、海外の映画評論家エルヴィス・ミッチェルの7名がディスカッションを交わす様子をとらえた映像。ジョブズの人生を、伝説的な3つのプレゼン“直前の40分間”に焦点を当てて描くという脚本でゴールデン・グローブ賞に輝いたソーキンは、「彼は“ディスクスロットが笑顔にみえる”と言っていた。人の製品に対する愛着を彼はよく理解していた」とその感性について考察。「いろんな意味でアーティストだ」(セス・ローゲン)、「想像力豊かな天才」(ジェフ・ダニエルズ)、「彼は周りの人々に言った。『君は何者?』『得意分野は何?』。彼のそういう面には感銘を受ける」(ケイト・ウィンスレット)と、俳優陣もそれぞれが思う“ジョブズ”像を次々と明かしていく。さらに「意思疎通の方法に革命をもたらした。偉大な業績だ」と話すボイル監督の言葉を静かに聞いていたファスベンダーは、自らが演じたジョブズについて「他の者に見えないことが彼には見えたんだ。世界を変えた者は多いが、彼の動機は金じゃない。革新そのものだった」と話し、しばし考えてから「すばらしい男だよ」と、ひと言つぶやく姿が印象的。名立たるキャスト、スタッフたちがそれぞれに魅せられ、深く考察させられた様子がよく分かる映像となっている。『スティーブ・ジョブズ』は2月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月12日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2016年02月09日