余命わずかの父親が幼い息子のために里親を探す映画『いつかの君にもわかること』から、注目の英国俳優ジェームズ・ノートンとアイリーン・オヒギンズが熱演を見せるシーンの本編映像が解禁となった。今回解禁となったのは、次期『007』ジェームズ・ボンドの有力候補としても名前が挙がる英国俳優ジェームズ・ノートンと、「VARIETY」誌が選ぶ注目の英国俳優に選出されたことのあるアイリーン・オヒギンズが共演するシーン。33歳で余命宣告を受けたジョンは、たった1人の家族である最愛の4歳の息子マイケルに、自分がいなくなった世界で一緒に暮らす“新しい家族”を探すため、日々、里親候補の家族と面接を繰り返している。そんな彼をサポートするのが、まだ研修中のソーシャルワーカーのショーナだ。今回解禁された映像は、ソーシャルワーカーがマッチングしてくれる家族の候補に苛立ちを覚え、「犬やウサギの世話を頼むんじゃない!俺の人生最大の決断だとわかっているのか?」と、内に秘めていた苛立ちをショーナにぶつけている。知る限りの規則を破り、失業のリスクもありながらサポートしているショーナの言葉に我に返るジョンは、決断ができないのは自分の問題なんだと告白し、怯えた表情を浮かべ、現実に打ちひしがれる“父”ジェームズの抑えた演技は必見。また、『ブルックリン』でハリウッド映画スターの仲間入りを果たし、『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』や『彼女たちの革命前夜』などの活躍がめざましいアイリーンは、「素晴らしいキャストやスタッフが集まる作品に参加できたのは、すごく幸運なことで、誇りに思う」と自身のインスタグラムに喜びを明かしている。『いつかの君にもわかること』は2月17日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:いつかの君にもわかること 2023年2月17日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© 2020 picomedia srl digital cube srl nowhere special limited rai cinema spa red wave films uk limited avanpost srl.
2023年02月12日ジェームズ・キャメロン監督の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』にも出演するケイト・ウィンスレットが、映画『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』の公開に合わせて語る最新のインタビュー映像が解禁となった。全世界歴代興行収入は1位の『アバター』、3位の『タイタニック』、4位の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』と、TOP4中3作がキャメロン監督作品という前人未到の偉業の達成が話題(※2月8日時点、BOXOFFICE MOJO調べ)。まもなく『アバター』最新作が『タイタニック』を抜き3位に浮上すると予想されるが、今週末の本作公開によりキャメロン監督2作品の3位争いも激しくなると予想されている。日本でも公開前からすでに都市部の劇場を中心に満席の回が続出するなど、“タイタニック旋風”が再来している本作。今回の公開を記念し、当時を振り返ったケイトは「演じられて光栄だった。物語とローズという人物に興味を持った。人生を変える作品になるなんて考えもしなかった」と明かしている。ケイトが演じたローズは、上流階級の娘であるがゆえ政略結婚を強いられ、厳格な社交界の慣習や制限だらけの生活に絶望していた。そんな中、自由な世界があることを教えてくれた貧しい青年のジャックに次第に惹かれていく。当時21歳のケイトと22歳のレオナルド・ディカプリオについて、物語と重ねてラブロマンスを期待するファンの声も多くあったが、2人は共演以降25年にわたり友情を育み、現在もハリウッドきっての仲良しコンビとして知られる。ケイト・ウィンスレット&レオナルド・ディカプリオそんなレオとの関係については「生涯続く友情を得た作品だと思っている。この作品で芽生えた友情は特別。人生に欠かせない存在になることは珍しいけど、『タイタニック』で得た友情は欠かせないもの。大切な友情」と語り、実際は貴重な生涯の友情を築いたことを明かしている。『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』は全国にて2週間限定公開中(一部劇場をのぞく)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:タイタニック ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター 2023年2月10日より全国にて公開© 2023 20th Century Studios.
2023年02月10日25年の時を経て、最新映像技術で蘇る『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』が本日より2週間限定で劇場公開される。これに合わせて、ローズ役を演じたケイト・ウィンスレットのインタビュー映像が解禁された。1912年に実際に起きたタイタニック号沈没事故をベースに、新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と上流階級の娘ローズ(ケイト・ウィンスレット)の愛の物語を描いた本作は、巨匠ジェームズ・キャメロン監督による迫力溢れる映像と、運命的な出会いを果たした身分違いのふたりのラブストーリーが世界中から支持され、当時社会現象を巻き起こした。公開から約25年が経った現在でも日本の洋画歴代興行収入1位(262億円/興行通信社より)を守り続けている。現在、同じキャメロン監督の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が全世界歴代興行収入4位(2月8日時点/BOXOFFICE MOJO調べ)にまで上り詰め、1位の『アバター』、3位の『タイタニック』、4位の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』と、TOP4中3作がキャメロン監督作品という前人未到の偉業の達成が話題にもなっている。ケイトが演じたローズは、上流階級の娘であるが故政略結婚を強いられ、厳格な社交界の慣習や制限だらけの生活に絶望していた。そんな中、自由な世界があることを教えてくれた貧しい青年ジャックに次第に惹かれていく。共に生きていくと決めたふたりの運命的な出会いは、やがて悲劇へと導かれてしまう——。今回の公開を記念し、当時を振り返ったケイトは「演じられて光栄だった。物語とローズという人物に興味を持ったの。人生を変える作品になるなんて考えもしなかった」と明かした。当時21歳のケイトと22歳のレオナルド・ディカプリオについて、物語と重ねラブロマンスを期待するファンの声も多くあったが、ふたりは共演以降25年にわたり友情を育み、現在もハリウッドきっての仲良しコンビとして知られる。レオとの関係については「生涯続く友情を得た作品だと思っているの。この作品で芽生えた友情は特別。人生に欠かせない存在になることは珍しいけど、『タイタニック』で得た友情は欠かせないものなの。大切な友情よ」と語った。『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』ケイト・ウィンスレットのインタビュー映像『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』2月10日(金)より2週間限定劇場公開(C)2023 by 20th Century Studios and Paramount Pictures.
2023年02月10日社会現象を巻き起こした映画『タイタニック』を、現在の最新映像技術でより鮮やかに蘇らせた『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』。この度、監督・製作・脚本・編集を手掛けた巨匠ジェームズ・キャメロンの最新特別インタビュー映像が公開された。公開された映像では、「すでに作品を観た方でも初めて見たかのような映画体験ができます、『タイタニック』は大きなスクリーンで観るための作品です」とキャメロン監督の並々ならぬ思いが感じられる。『ターミネーター』『アバター』シリーズなど、最新の映像技術を存分に生かした映像美を誇るキャメロン監督。もう一つの特徴ともいえるのが、観客の心を打つラブストーリー。追及されたリアリティと迫力のある映像の中に、互いに惹かれあい愛を育むキャラクターたちの心の機微が丁寧に描かれており、その代表各と言えるのが『タイタニック』だ。今回のリマスターについて「3Dはスペクタクルに満ちた環境やアクションを向上させるだけでなく、人間同士の関わり合いも向上させてくれます」と語り、「心の奥が描かれた場面がよりパワフルで説得力を持つ理由は、観客が自分もその場にいてキャラクターの情熱や恐怖や希望を感じているように思えるからです。3Dというものは、アクション映画やアニメーション映画を覆う層の薄い飾り砂糖のようなものだと考えられがちです。しかし3Dは感情面をとても強力に描ける力も持ち合わせているのです」と、コメントしている。『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』は2月10日(金)より2週間限定公開(※一部劇場を除く)。(cinemacafe.net)■関連作品:タイタニック ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター 2023年2月10日より全国にて公開© 2023 20th Century Studios.
2023年02月08日昨年DCスタジオのトップに就任したジェームズ・ガン監督とピーター・サフランが、新生DCユニバース(DCU)作品“第一章”のラインアップを発表した。ガン監督はツイッターに投稿した動画の冒頭で「みなさんがご存じのように、これまでのDCは長い間映画とテレビ作品のつながりがありませんでした。しかし、私とピーターは、DCUでは映画、テレビ、ゲーム、アニメにつながりを持たせたいと考えています」と述べ、それぞれの作品について簡潔に説明した。ラインアップは下記の通り。【映画】『Superman: Legacy』新生DCUの幕開けとなる作品。ガン監督が脚本を執筆しており、監督も兼任する可能性をサフランが示唆。スーパーマンの起源に迫る内容ではないとのこと。2025年7月11日公開予定。『The Authority』世界を守るために過激なアプローチを取るスーパーヒーローたちの物語。脚本は進行中、公開予定日未定。『The Brave and the Bold』「バットファミリーを紹介する」というDCU版『バットマン』。1997年の『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』に登場したロビンが、久々に実写映画に復帰する。バットマンを演じるのはロバート・パティンソンではない。『Supergirl: Woman of Tomorrow』「私たちが知っているスーパーガールとは違い、よりハードコアなスーパーガールになる」。『Swamp Thing』第一章の幕を閉じるホラー映画。【TVドラマ】「Creature Commandos」ガン監督が脚本を担当。すでに製作が始まっている全7話のアニメシリーズ。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のウィーゼルやリック・フラッグ大佐の父が登場。「Waller」ドラマ「ピースメイカー」のスピンオフ作品。ヴィオラ・デイヴィス演じるアマンダ・ウォラーがカムバック。「Lanterns」「グリーンランタン」のハル・ジョーダンとジョン・スチュワートが登場。「Paradise Lost」ワンダーウーマンの生まれ故郷テミシラを舞台に、女性だけの社会の裏にある権力者たちの政治的陰謀や策略が描かれる。「ゲーム・オブ・スローン」のようなドラマになるとのこと。「Booster Gold」1986年に誕生した、あまり知られていないスーパーヒーローの物語。未来のテクノロジーを使って現代にやってきた負け犬が、スーパーヒーローになりすます。(賀来比呂美)
2023年02月01日『いつかの君にもわかること』よりジェームズ・ノートンとウベルト・パゾリーニ監督のインタビュー特別映像が解禁された。余命宣告を受けた若き父親が、幼い息子に“新しい家族”を探し求める姿を描く本作。『おみおくりの作法』のパゾリーニ監督が新聞で見つけたある小さな記事に感銘を受け、独自の設定でキャラクターを作り映画化した。この度解禁されたのは、パゾリーニ監督と主人公である余命わずかなシングルファーザー・マイケルを演じたジェームズ・ノートンのインタビューを収めたメイキング映像。まずは「脚本を読み進めるために、時折、気持ちを落ち着ける必要がある、そんな作品。愛する息子の幸せを願って、余命3ヶ月の父親が奔走する愛と希望の物語。とにかく心が打たれる」と本作を紹介するジェームズ。そして、パゾリーニ監督の映画に取り組む姿勢について、「一切の妥協をしないから、その決断に疑問の余地はない。信頼できる素晴らしい監督だ。彼が重視するのは、人物描写とその感情。すべてのシーンで死を感じさせる演技を意識し、人生に立ち向かう姿を見せてほしいと言われた。ただし、重々しさも必要だとも。要求の多さに恐ろしくなったけれど、興奮もしたよ!」と撮影現場でのチャレンジを明かした。ジェームズの経歴をすでに熟知していたパゾリーニ監督も、「脚本を読んで気に入ってくれただけでなく、ベルファストのなまりも習得し、そして何よりも、ジョンという役柄と彼の世界そのものに入り込んでいたのは驚いた。4歳のダニエルのことも全面的に支え、面倒を見てくれた」と、ジェームズの役者としての全方位な取り組みを大絶賛。また、息子マイケル役のダニエル・ラモントくんとのチャーミングなやりとりも必見のメイキング映像となっている。『いつかの君にもわかること』は2月17日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:いつかの君にもわかること 2023年2月17日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© 2020 picomedia srl digital cube srl nowhere special limited rai cinema spa red wave films uk limited avanpost srl.
2023年01月30日映画『タイタニック』の特別版『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』が、2023年2月10日(金)より全国の劇場にて2週間限定で公開される。不朽の名作『タイタニック』が“3D”で再びスクリーンに!1997年に公開され、アカデミー賞作品賞を含む歴代最多タイとなる11部門受賞という偉業を成し遂げた映画『タイタニック』。公開当時、全世界で社会現象を巻き起こした本作は、日本でも約1年間の超ロングラン上映が行われるなど大ヒット。約25年経った今なお、日本の洋画歴代興行収入1位を守り続けている。そんな不朽の名作『タイタニック』の劇場公開25周年を記念して、3Dリマスター版の上演が実現。巨匠ジェームズ・キャメロンによる感動超大作が、『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』として再びスクリーンに蘇る。“圧巻の映像美”で名場面をもう一度なんといっても見どころは、レオナルド・ディカプリオ演じるジャックと、ケイト・ウィンスレット演じるローズが、船首に立って両腕を広げるシーン。誰もが知るこの名シーンも、リマスター版でさらに美しく生まれ変わる。最新の技術を駆使した“圧巻”の3Dリマスター上映なら、タイタニック号の航海もより一層臨場感を感じられそう。また、ローズを演じたケイト・ウィンスレットは、『タイタニック』リマスター公開に際し、当時を振り返って「演じられて光栄だった。物語とローズという人物に興味を持ったの。人生を変える作品になるなんて考えもしなかった」とコメント。ローズは、上流階級の娘であるがゆえに政略結婚を強いられ、厳格な社交界の慣習や制限だらけの生活に絶望していたキャラクター。そんな中で、自由な世界があることを教えてくれた貧しい青年のジャックに次第に惹かれていく。今回のリマスター上映では、人々を惹きつける人物描写も、より一層鮮やかに見て取ることができそうだ。<映画『タイタニック』あらすじ>1912年、処女航海に出た豪華客船タイタニック号。新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャックと上流階級の娘ローズは船上で運命的な出会いを果たす。身分違いの恋を乗り越え強い絆で結ばれていく2人。しかし不沈を誇っていた豪華客船は皮肉な運命に見舞われる‥‥。【詳細】映画『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』公開日:2023年2月10日(金)~2週間限定上映 ※IMAXは1週間限定公開監督・脚本:ジェームズ・キャメロン製作・編集:ジェームズ・キャメロン出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼーン、キャシー・ベイツ、ビル・パクストン配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2023年01月14日2023年1月10日にザ ビバリー ヒルトンで開催された「第80回ゴールデングローブ賞」授賞式に、女優のリリー・ジェームズがハリー・ウィンストンのジュエリーを着用し登場しました。Lily James(Photo by Daniele Venturelli/WireImage)ドラマ部門の女優賞にノミネートされたリリー・ジェームズは、ハリー・ウィンストンの「サンフラワー・コレクション」より、ネックレス、イヤリング、リングを着用。手元には「スパークリングクラスター・コレクション」のリングを組み合わせ、燦然と煌めくダイヤモンドでレッドカーペットに華やぎを添えました。自然が生み出す崇高かつ均整のとれた造形美を表現したハリー・ウィンストンの「サンフラワー・コレクション」。1950年代にはじめて描かれたひまわりのモチーフをインスピレーション源とするこのコレクションは、自然の美しさと最高級のダイヤモンドを融合させるというハリー・ウィンストンのデザイン美学を体現しています。リリー・ジェームズが纏った「サンフラワー・ネックレス」には総計約25.31カラットのダイヤモンドが、そして耳元で揺れる「サンフラワー・ワイヤーイヤリング」にはセンターの約1カラットのラウンド・ダイヤモンドを取り囲むように、計18個のラウンド・ダイヤモンドがあしらわれ、情熱的な輝きを放ちました。Sunflower Rings【ハリー・ウィンストンとは】1932年に米国ニューヨークで創業したハリー・ウィンストンは、高級ジュエリーやハイエンドの腕時計製造の分野において先駆者的な存在です。創始者ハリー・ウィンストンは、ヨンカーやホープ・ダイヤモンドなど世界有数の宝石を収集することで「キング・オブ・ダイヤモンド」と称されました。また、1944年に初めてレッドカーペットでハリウッド女優にダイヤモンド・ジュエリーを貸し出したことから、「スターたちのジュエラー」という名声も手に入れます。現在はニューヨーク五番街に本店を置き、ビバリーヒルズ、ロンドン、パリ、東京、香港、上海をはじめとする世界中の主要都市で直営サロンを運営しています。【読者お問い合わせ先】ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーションTEL:0120-346-376 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月13日『タイタニック』劇場公開25周年を記念して、2月10日(金)より『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』が公開されることが決定。この公開を受け、特別予告映像が解禁となった。本作は1997年に公開され、アカデミー賞11部門を受賞したレオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット主演の大ヒット作。1912年に実際に起きたタイタニック号沈没事故をベースに、新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャックと上流階級の娘ローズの愛の物語を描いた感動作だ。公開当時、全世界歴代興行収入1位に輝いた本作は、日本でも約1年間の超ロングラン上映という大記録を達成し、約25年が経った現在でも、日本の洋画歴代興行収入1位(262億円/興行通信社より)を守り続けている。今なお世界中で愛されている不朽の名作『タイタニック』を手掛けたのは、巨匠ジェームズ・キャメロン監督。映像の神様とも称され、『ターミネーター』(84)、『エイリアン2』(86)、『アバター』(09)など数々の大ヒット作を生み出してきた。昨年12月16日には、最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が公開を迎え、2022年に公開された作品で全世界興行収入No.1を記録している。特別予告映像では、アカデミー賞歌曲賞やグラミー賞の最優秀レコード賞ほか数々の賞に輝き、世界中で大きな話題を呼んだ世界の歌姫セリーヌ・ディオンが歌う主題歌「My Heart Will Go On」のメロディーが流れ、我々を一瞬にして『タイタニック』の世界へと引き込んでいく。特に見逃せないのは、レオナルド・ディカプリオ演じるジャックとケイト・ウィンスレット演じるローズが船首に立って両腕を広げるシーン。誰もが知るあの名シーンも、リマスター版で美しく生まれ変わる。最新の技術を駆使した3Dリマスター上映で、タイタニック号の航海もより一層臨場感を感じることができるだろう。『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』特別予告映像『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』2月10日(金) 3Dにて全国劇場公開※IMAXは1週間限定公開。(c)2023 20th Century Studios.
2023年01月11日巨匠ジェームズ・キャメロン監督の名作『タイタニック』が、劇場公開25周年を記念して、『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』として2月10日(金)より、3Dの大スクリーンで劇場公開されることが決定した(IMAXは1週間限定公開)。1912年、処女航海に出た豪華客船タイタニック号。新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャックと上流階級の娘ローズは船上で運命的な出会いを果たす。身分違いの恋を乗り越え強い絆で結ばれていく2人。しかし、不沈を誇っていた豪華客船は皮肉な運命に見舞われる――。1997年に公開され、アカデミー賞作品賞を含む歴代最多タイとなる11部門受賞の偉業を成し遂げた映画『タイタニック』。公開当時、全世界歴代興行収入1位に輝いた本作は、日本でも1997年12月20日の公開から翌1998年11月までの約1年間の超ロングラン上映という大記録を達成し、約25年が経った現在でも、日本の洋画歴代興行収入1位(262億円)を守り続けている(※興行通信社より)。英調査会社ワンポールが今年実施した調査では、『ジュラシック・パーク』、『アバター』を抑えて、映画館で観るべき最高の作品に選ばれた本作が、今回、リマスター版で美しく生まれ変わる。合わせて公開された特別予告映像では、セリーヌ・ディオンが歌う主題歌「My Heart Will Go On」のメロディーが流れ、我々を一瞬にして『タイタニック』の世界へと引き込んでいき、レオナルド・ディカプリオ演じるジャックとケイト・ウィンスレット演じるローズが、船首に立って両腕を広げるあの名シーンも登場。最新の技術を駆使した3Dリマスター上映で、タイタニック号の航海もより一層臨場感を感じることができるはず。『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』は2月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:タイタニック ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター 2023年2月10日より全国にて公開© 2023 20th Century Studios.
2023年01月11日ジェームズ・キャメロン監督が13年間心血を注いだ『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』がついに公開。本作には、『アバター』が歴代興収NO.1を獲るまで、20年近くも不動の1位に君臨していた『タイタニック』でヒロインを演じたケイト・ウィンスレットが出演、海の部族の家長を演じている。キャメロン監督と久しぶりにタッグを組んだケイトは、「25年前と比べて、ジム(キャメロン監督)と私は全く違う人になりました」と互いの変化を語った。神秘の星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイクは、ナヴィの女性ネイティリと家族を築き、子どもたちと平和に暮らしていた。だが、再び人類がパンドラに現れ、神聖な森を追われた一家は、“海の部族”の元へ身を寄せる…。その海の部族の家長として戦うロナルを演じたケイト。『タイタニック』に続いて本作と、海を舞台にしたキャメロン監督作品に再び出演した彼女は、「ジムと私は、25年前に比べて全く違う人になりました。彼はより穏やかになって、私は間違いなくハイパーアクティブになりましたね(笑)」と語る。『タイタニック』ではレオナルド・ディカプリオ演じるジャックと恋に落ちるローズ役を演じが、本作で挑んだロナルというキャラクターは、「彼女は深く誠実で、恐れ知らずのリーダー。強い戦士です」と言い、「赤ちゃんを身ごもっている時でさえ、家族や故郷、大切な存在を守る為に迫りくる危険と向き合い、仲間と戦います」と語る。逃げ惑う恋するヒロインから、“責任感を担う”リーダーであり母親となったのだ。水中での撮影では、なんと7分間も息を止めることに成功したケイト。『タイタニック』でもタイタニック号の沈没シーンを実際に水中で撮影したそうだが、こんなにも息を止めることはなかったとか。本作での撮影をふり返り、「7分14秒も息を止めることができたんですよ!47歳の私にとって、新しいことをただ学ぶのではなく、超人的なことに挑戦することができたのは素晴らしい経験です」と喜びを明かしている。本作は、『アビス』『タイタニック』で海を描き、『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』というドキュメンタリー映画をも製作、さらにスキューバダイバーとしても知られるキャメロン監督の渾身作。海をこよなく愛するキャメロン監督だからこそ描けた、目も心も奪われる「映像体験」が実現している。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年12月24日●13年ぶり新作で映像進化! 作品の構想は「ブレなかった」2009年、革新的な映像で全世界に衝撃を与えた『アバター』から13年。ジェームズ・キャメロン監督が続編となる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(公開中)を引っさげて来日。長い期間かけて作り上げた渾身の作品に込めた思いを語った。シリーズ第2弾となった本作。前作からは13年という歳月が流れており、その間テクノロジーを含め時代は大きく変化している。キャメロン監督は「製作をスタートさせたのは2017年9月でした」と語ると、それまでの期間は「続編だけではなく、さらに3作ぐらい撮りたい」という野望のもと、潜水艇に乗ったり、様々な場所を撮影したりして、湧き出るキャラクターのアイデアとなるリサーチ、さらには新しいテクノロジーとしてパフォーマンスキャプチャー(三次元空間における人間の動作に加え、表情の変化もデジタルデータとしてコンピューターに取り込む手法)の研究に費やしたという。製作がスタートしてから、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が完成するまでには5年という歳月を費やした。その間には新型コロナウイルスによるパンデミックで製作が止まった期間もあった。それでも、当初抱いていた『アバター』という作品の構想は「全くブレなかった」とキャメロン監督は断言する。「この映画で伝えようとしていることと、世の中で起きていることは、ある意味で重なっているんです。まず家族というテーマ。時に家族はいい時も悪い時もありますが、その絆や強度は変わらない。さらにサステナビリティや自然破壊など、刻一刻と悪化している世の中だからこそ、この映画は一層作る意味があると思います。その部分は作品ができるまで長い期間かかりましたが、私のなかでは何も変わっていないんです」○■大きなスクリーンで観ることを想定した技術で制作「劇場で観て」世界に衝撃を与えた『アバター』から13年経って公開を迎えた本作は、またもや圧倒的な映像美を観客に突きつける。その進化は想像を絶するすごさだ。キャメロン監督は「まず劇場で観てください。DVDや配信を待たないでください」と呼びかけると「なぜかと言うと、いまはいろいろな方法で映画を観ることができますが、3D、4K、ハイダイナミックレンジ、ハイフレームレートなど、大きなスクリーンで観ることを想定した技術で作られた作品だからです」と語る。こうした技術によって、キャラクターデザインを複雑化することができ、より大きなスクリーンで躍動するという。さらにパフォーマンスキャプチャーを行うことで、キャラクターをよりリアルに表現できた。「パフォーマンスキャプチャーの話になると、メイクを施せばいいという意見も出ますが、青いメイクを肌に塗るよりも、圧倒的にリアルに見えます。メイクとCGでは随分違うものです。ナヴィたちのスラっとした様子を表現したかった。目を大きくしたり、足を長くするような生物学上の変化はCGだから可能になりました。もちろんリアルではないのですが、現実にもあり得そうな様子を表現したかったんです」●いつの時代でも感じられる共感性「伝えたいことは…」驚異的な映像美が本作の大きな魅力の一つではあるが、同じぐらいドラマチックなストーリーも作品に深い彩りを与える。キャメロン監督にとって、特に思い入れの強いシーンはどこなのだろうか。「本作は海をテーマにした物語です。それはつまりネイティリが育ち、ジェイクが自分の家として受け入れたパンドラの森を離れるということ。新たな舞台となる海は美しくて魅力的ですが、森で育ったネイティリにとって、そこは自分の住む場所ではない。情緒不安定になってしまうネイティリの一面が描かれるのですが、このことは我々の日常にも大いにあることなので、深く感情移入してもらえると思います。そのなかで、大きな問題になるのが、家族は離れられないということ。どうにかして解決しなければならない。ジェイクとロアクのような父と息子の緊張感のようなものは、脚本執筆の際、非常に大切にした部分です」キャメロン監督自身、幼少期に「周囲から理解してもらえない」「うまく周りとなじめない」と疎外感を感じ、それを父親に理解してもらえないことがあったという。「この作品を観て、自分だけではなく、200年後の世界でも遠く離れた星で同じようなことが起きているんだな、自分だけではなくみんな同じ問題を抱えているんだ、心配してもしょうがないんだなと思ってくれるかもしれません。つまりこの映画で伝えたいことは、劇中でも『I see you』というセリフはありますが、あなたを見てくれている人がいるんだよということなんです」○■縮小された映画市場「乗り越えられることを願っている」キャメロン監督の作品の特徴に、“こうなってほしくない未来”と“希望”が同時に描かれることが多い。「父親でもある私の気持ちとしては、子供たちの未来を守ることが大事です」と述べると、「その意味で、SFはあまり喜ばしくない未来が描かれることもありますが、それは警告する意味でもあると思います。人を守ってくれるガードレールのような役目なんです」と持論を展開する。一方で、ただ警告するだけの作品には夢がない。しっかりと惹かれる世界を作りたいという思いがある。「私にとって希望とは、観客と映画がつながること。私はこの映画が人を感化させるということには期待していないのですが、ちょっとした変化を与えることができればいいなと思っています。実は、前作『アバター』にインスパイアされて熱帯雨林で働いたり、先住民の人と助け合ったり、自然環境に対して行動を起こした人がいるんです。私も、前作の後に先住民のコミュニティに関わっている世界中の人から『ここに来て私たちに何かしてください』とか、『光を照らすようなものを作ってください』という声をいただきました」希望という意味では、現在映画産業を取り巻く環境は決して明るいものではない。キャメロン監督は「パンデミック中、閉鎖される映画館が多く、北米では配信が非常に儲かりました。その時期に劇場がおざなりになってしまった。作品を配信用に作るのか、それとも劇場用に作るのか。我々は劇場を欲しなければいけません」と危機感を口にし、「映画はとても大切なものです。それが文化としてなくなってしまうのか。『アバター』でさえも、これから続編が作れるかどうかは本当に分かりません。縮小された映画市場を乗り越えて行けるのか。私は乗り越えられることを願っています」と映画産業への熱い思いを述べた。(C) 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年12月17日社会現象を巻き起こした『アバター』(2009)の続編にあたるファン待望の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 がついに日本上陸。プロモーションツアーの一環として、10年8カ月ぶりの来日を果たしたジェームズ・キャメロン監督が取材に応じ、本作にこめたメッセージや“おすすめ”の鑑賞法、さらに現在の映画界への思いを語りつくしてくれた。――前作『アバター』から13年。当初からシリーズ化の構想があったと思いますが、当時思い描いていたイメージと、ついに完成した『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の間にどのような変化がありますか?まず質問にお答えすると「まったくない」だね。本作が伝えようとしているテーマは、今まさに現実世界に訴えたいことに重なっているんだ。第一に挙げたいのは、家族というテーマ。過去と未来をつなぎ、ときには問題が生じることもあるが、そこから強い絆が生まれる。非常に普遍的な概念だといえる。そして、環境破壊が進む中で、サステナビリティにも触れることで、この映画を作る意味は一層深まった。これらのテーマは、自分自身がずっと以前から取り組んでいたことでもあるからね。――社会現象を巻き起こした『アバター』の続編です。プレッシャーはありましたか?少し傲慢に聞こえるかもしれないが、『アバター』と同規模の成功を収めることができるか考えることもあった。それでも、『アバター』製作の経験は、素晴らしいものだったし、チャレンジする価値はあると思ったんだ。新たなキャラクターを生み出すため、さまざまなリサーチをしたし、水中でのパフォーマンスキャプチャーについても研究を重ねた。実際に製作がスタートしたのは、2017年9月のこと。だから、完成までに5年以上の歳月がかかった。パンデミックの影響で、約半年間何も出来ない期間もあったんだ。――すでに第3弾、第4弾の撮影が一部スタートしているとも聞きました。今のところ、全5部作を製作するプランが組まれている。以前から『スター・ウォーズ』のようにシリーズ化したいと思っていたし、技術面でもストーリーテリングでも、まだまだ、多くのことにチャレンジした気持ちがあるからね。今はAIも研究しているよ。マーベル作品みたいに、タイトルを量産できるとは思っていないが、5部作に加えて、スピンオフ的な作品も作れたらいいね。まずは次回作(第3弾)を完成させることが先決だと思っているよ。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』――最も推奨する鑑賞フォーマットはどれですか?配信を待たず、まずは劇場で観てほしい。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は劇場の大スクリーンで観ることを想定して製作されているからね。きっと、映画館で鑑賞すると、何か見逃したものがないか気になって、もう一度観たくなるはずだ。細かな海の魚たちとかをね。2D、3Dの選択は、それぞれ好みもあるだろうけど、そうだな、私が推奨するのはドルビービジョン、IMAX レーザーだと言っておこうかな。――『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』では、主人公たちが故郷である神聖な森を追われ、海の部族に身を寄せる姿が描かれています。その過程で、家族の絆が試される場面もありますね。パンドラの神聖な森はネイティリが育った故郷であり、ジェイクが自分の家として受け入れた場所。移り住む海は、美しく魅力的だが、彼らにとっては居心地が悪く、馴染むには何かと苦労するんだ。情緒不安定に陥るネイティリの一面も描かれる。けれど、世界中にはさまざまな理由で、自分が生まれた場所、住み慣れた場所から離れている人もたくさんいると思う。何か問題もあるんだろうが、やはり「離れたくない」「つながっていたい」という気持ちは誰しもあるはずで、その点は多くの観客に共感してもらえるんじゃないかと思っている。家族の縁というものは、切っても切れないものだからね。――ジェイクと次男のロアクの関係性には、ある種の緊張感がありましたね。若い世代へのメッセージも込められているように感じました。そこは脚本の段階から、非常に大切にしていた。私も子どもの頃は、周りに理解されない、周りとうまく馴染めないといった疎外感を感じていたから、ジェイクの子どもたちにはそれぞれ、投影をしている。私が青春を送った1960年代はベトナム戦争に公民権運動、冷戦もあり、自分が世界といかに関わるべきかも不安になったが、今の時代はより事態が深刻だね。私にも5人の子どもがいるが、葛藤を抱える若い世代が『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観て、「200 年後の世界でも、遠く離れた星で同じようなことが起こっているんだな」「自分だけでなく、みんな同じ問題を抱えているんだな」と思ってくれるかもしれない。つまり、この映画で伝えたいことは、劇中でも「I see you.」というセリフがあるように、あなたを見てくれている人がいるということなんだ。SF には“未来への警鐘”という意味合いが強く含まれている『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』――キャメロン監督の作品には、未来への警鐘と、その先にある希望が描かれているように思います。おっしゃる通り、SF には未来への警鐘という意味合いが強く含まれていると思うね。人間を守ってくれるガードレールのように、とても必要な役割だと思っていて、私にとっては将来を見据えるものでもあるんだ。有名な SF 作家のアイザック・アシモフは「SF は逃避だ」と言っていたけどね。ただ、単純に警鐘を鳴らすだけの映画は作りたくない。観客を魅了する世界を作り上げたいんだ。私にとっての希望は、観客と映画が繋がること。海の美しさを見て、感情豊かなキャラクターたちに触れることで、私たちの感情が揺さぶられ、何かを感じたら、それこそが希望なんだ。――『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観る観客に、どんなことを期待しますか?私が映画を製作し、一番気にかけるのは興行成績よりも、観客にどれだけ影響を与えられるかなんだ。映画で社会を変える、なんておこがましい期待はしていないが、少しでも変化のチャンスを与えることができればいいなと思っている。実は、前作『アバター』にインスパイアされて、熱帯雨林で働いたり、先住民の人と助け合ったり、自然環境に対して行動を起こした人たちがいるんだ。私自身も先住民のコミュニティに関わっている世界中の人から「ここに来て私たちに何かしてください」「光を照らすようなものを作ってください」といった声を受け取った。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を公開するまでに時間がかかったのは、2~3 年ほど、先住民のための活動を手伝っていたからなんだ。おかげで、私のやるべきことは映画、そして『アバター』シリーズを作ることだと気づくことができたんだ。――最後に、配信の台頭やコロナ禍などを経て、大きな変化と直面した映画業界について、それを牽引し続けるキャメロン監督の私見をうかがえますか?思うに、映画に関わっている誰もが、世界中で同じ課題に直面していると思う。映画と一言に言っても、劇場公開するのか、その後に配信なのか、いきなり配信なのか。大きな決断を突きつけられる。パンデミックの影響で、配信が急成長したが、同時に劇場がおざなりになってしまった。今こそ、映画制作や劇場配給に関わる人たちを大事にしなければいけないと思う。作品の多様性も重要だ。『アバター』や『トップ・ガン:マーベリック』、そしてマーベルのような作品でなければ、経済的に成り立たないのか?その意味では『アバター』だって、私が思い描くようにシリーズ化できるのか不透明だからね。確かに映画市場は縮小しており、我々は真の意味で、過渡期にいると思うね。私はある意味、化石というか、恐竜なんだよ(笑)。それでも、なんとか映画監督として仕事をしている。もしも、いつか配信作品しか撮れないと言われたら、不本意だが、時代の流れに合わせてやっていくしかないと思ってはいるんだ。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』12月16日(金) 全国劇場公開(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.取材・文・写真:内田涼
2022年12月15日全世界で数々の記録を樹立した超大作『アバター』のジェームズ・キャメロン監督の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』がついに公開になる。前作からのブランクは13年。本作の制作には5年をかけたという。本シリーズはなぜ、これほどの時間がかかったのか? キャメロン監督の相棒といってもいいプロデューサーのジョン・ランドーはこう語る。「彼には本作を制作するための“条件”があったんです」2009年に公開された映画『アバター』の舞台はパンドラという名の衛星。豊かな自然が広がる場所だが、地球人から見ると特異な大気と磁力があり、稀少な鉱物や資源が眠っている。地球人は、エネルギー問題を解決するためにこの星に乗り込むが、先住民族ナヴィとの争いになる。主人公ジェイク・サリーは、地球人とナヴィのDNAを掛け合わせた肉体“アバター”に神経を接続してパンドラで活動を始めるが、やがてナヴィの娘ネイティリと出会い、ナヴィとして生きていくことを選ぶ。前作の結末でジェイクたちは勝利をおさめ、地球人たちはパンドラから撤退。平和な時代が訪れた。ランドーは「だから『…ウェイ・オブ・ウォーター』は単純な“続編映画”ではないんです」と語る。「続編というのは、前の映画を観ていないと内容がわからないものですよね?この映画ではそうではありません。それに続編というと、前の映画で何かしらの問題が解決していないので、その続きが語られるものですが、本作はそのようなものでもないんです」では、本作は一体、どのような位置付けの作品なのだろうか?「彼(キャメロン監督)には本作を制作するための“条件”があったんです。それは、4本のシリーズのスクリプトをすべて同時に執筆し、そのすべてが映画をつくりたいと思えるほどのクオリティになること、でした。まず2作目を作って、残りはあとで考えよう、ではダメでした。4つのストーリーをすべて制作し、そのすべてに情熱が注げるものにすることが重要でした」つまり、本作は『アバター』の続編ではなく、全5部作の『アバター』シリーズの2本目の作品ということになる。「すべてパンドラが舞台の作品で、これまでのキャラクターも登場しますし、新たなキャラクターも出てきます。シリーズはいつも何かしらの対立が発生し、そこにドラマが生まれるわけですが、ジェイクの一家の旅路を描いていくものになります。人類史やアメリカ史ほど壮大なものにはなりません。そうですね……『ゴッドファーザー』サーガのような感じです。あれも一家の物語ですよね」『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』シリーズ第2作目の冒頭ではジェイクとネイティリは家族になり、子どもたちと穏やかに暮らしている。しかし、彼らに新たな脅威が訪れ、自分たちが森にいることで周囲にまで被害が及ぶことを悟ったジェイクは家族と海に向かう。そこは無数の島々が浮かぶエリアで、海の部族が暮らしていた。前作では美しい森、そこで暮らす生物、宙に浮かぶ島などが描かれたが、最新作の舞台は海で、目を奪われるようなパンドラの自然を楽しむことができる。キャメロン監督は本シリーズで、単に美しい映像を描くだけでなく、自然を自らの手で守ること、その美しさを改めて確認し、破壊されるのを防ぐことを繰り返し描いている。ランドーは「それはすべての『アバター』シリーズに通ずるもので、それこそが私たちが語りかけたいメッセージなのです」という。「私たちは、より良い環境を次の世代に渡したいと思っています。今回の映画ではジェイクの一家が登場するので、世代の問題が重要になってきますし、シリーズが進むにつれて、子どもたちが成長していき、親の世代がやってきたことが環境にどのような影響をおよぼしていたのかが少しずつ見えてくることになるでしょう」パンドラではすべての生命はつながり、ひとつの巨大なネットワークを形成していることが示唆される。美しい森を破壊し、海の生物たちを際限なく殺してしまえば、その影響は星全体に、そこで暮らす生命すべてにおよぶ。キャメロン監督が本シリーズで最も描きたいテーマが本作でもしっかりと描かれる。キャメロン監督と長年に渡ってパートナーを組み、プロデューサーを務めてきたランドーは「このシリーズは、ジム(・キャメロン)が描き続けてきた最も重要なテーマに触れているのです」と力説する。「前作でも環境の問題が描かれました。それは彼が最も情熱を注いでいる問題です。そして彼は家族の感覚を描き続けています。ここでいう家族は単なる血縁ではなく、自分が選んで築き上げた家族のことです。さらに彼が脚本を手がけた『アリータ: バトル・エンジェル』では”人は自分の内面にヒーローを探し出さなければならない”ということが描かれていますが、『アバター』シリーズでもこのテーマが描かれています。つまり、本シリーズにはジムが映画で取り上げたいと思っているテーマがすべて入っていて、それに加えて数限りないストーリーがまだまだ彼の中にある状態なんです」『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は大ヒット作の続編ではない。パンドラで暮らす一家の壮大なサーガの始まりを告げる作品だ。前作から13年かかったが、準備は整ったようだ。おそらく、キャメロン監督は前作ほどのブランクをおかずにシリーズの第3作目に着手することになるだろう。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』12月16日(金)公開(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年12月14日ジェームズ・キャメロンが、現地時間12日夜にL.A.で行われる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のプレミアを欠席することになった。理由は、コロナ検査で陽性となったこと。体調は悪くなく、検査はルールとして行われたものだったらしい。キャメロンは「日本から戻り、L.A.にいるが、飛行機で感染したようだ」と語っている。サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、ケイト・ウィンスレットら主要キャストは予定通り出席する。13年を経て実現した『アバター』の続編は、16日全世界公開。批評は西海岸時間13日午前9時に解禁となる。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』12月16日(金)公開(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2022年12月13日『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』より監督、キャストのコメントが到着。ジェームズ・キャメロン監督の本作への並々ならぬこだわりについて語っている。前作『アバター』はその革新的な映像で公開当時、映画界の常識を一変させた革命的超大作。第82回アカデミー賞では視覚効果賞・美術賞・撮影賞の3部門を受賞する快挙を成し遂げ、キャメロン監督の飽くなきこだわりが実を結んだ作品だった。その続編となる本作でも、そのこだわりは健在。本作で深淵なる海の美しさが拡がる異次元の“没入型”映像と、パンドラで暮らすナヴィたちの家族の絆をドラマチックに描き出すべく、キャメロン監督は「パンドラ世界の細部を、そこに住む生き物、草木の一本一本まで作り上げた。チームで作り出した美しさだよ。僕は今でもそれらを自然の雄大さに感動している」と、“神は細部に宿る”を体現するこだわりを告白。前作でアバター計画を率いるグレイス博士役を務め、本作では、サリー家の養子・キリ役(グレイスとキリの繋がりは謎に包まれている)を務めるシガニー・ウィーバーも、1作目『アバター』について、「キャメロン監督は”科学者”。彼は、新しい植物や動物を持つ神秘的な世界を生み出した。独自の言語さえもね。パンドラ世界の背景には信じられないほどの科学があった。物事に対する新しい考え方や、捉え方を観客に与えている」とふり返る。監督の“アバター”に対するこだわりは前作からも凄まじいものがあったようだ。前作でも登場し、今回は主人公のジェイク・サリーと結ばれ“母”となったネイティリ役のゾーイ・サルダナは、「キャメロン監督のような人と一緒に仕事をすることは、とても素晴らしい経験。彼は、他の映画監督では見たことのないような方法で、卓越したものを追求する。彼の完璧を目指そうとしているところをとても尊敬している」と敬意を打ち明けた。さらに、ジェイクの元上官だったが思想の違いで敵となり、前作のラストで命を落としたはず…だが、本作ではなぜかアバターのボディを手に入れたクオリッチ役のスティーヴン・ラングは、「この世界は何倍にも広がっていくよ。“アバター”の細かな知識は、もちろんイマジネーションから来ているが、科学に基づいているんだ。そこがまた凄いんだよ。この世界の植物などについての教科書まであるんだから驚きだ」と明かし、神秘の惑星パンドラという存在に圧倒的なリアリティを持たせる監督の徹底っぷりに敬意を表している。それほどまでに一切の妥協を許さず完成させた本作の物語の詳細は、未だ謎に包まれた部分が多い。先日解禁された本予告を観ると、美しい海を舞台に、ナヴィたちの生き生きとした姿と、そして彼らが生み出す珠玉の人間ドラマに期待せずにはいられない。前作から13年。キャメロンが生み出した〈究極のリアリティ〉に、再び観客は、目だけでなく心も奪われることになるだろう。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年12月12日ジェームズ・キャメロン監督最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のジャパンプレミアが、12月10日(土) に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われた。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、ジェームズ・キャメロンが13年間心血を注いだ『アバター』シリーズ最新作。ジャパンプレミアには、10年8カ月ぶりの来日となったジェームズ・キャメロン監督をはじめ、監督の右腕を務めるプロデューサーのジョン・ランドー、そして前作に引き続き出演するサム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー、スティーヴン・ラングといったキャスト陣が登壇。本作の舞台となる“海”にちなみ、青いカーペットが敷かれ、会場には多くのマスコミが集まった。ジェームズ・キャメロン監督まず、ブルー・カーペットに登場したのはジェームズ・キャメロン監督。来日することを誰よりも楽しみにしていた親日家のキャメロンは、日本で初お披露目となる本作の鑑賞を楽しみに待つファンに向けて「若いファンの方もたくさんいて嬉しいです。前作を劇場で見たことがない若い人が観てくれるから最高の気分です」とメッセージを贈り、「先日のワールドプレミアから、世界中の方々から反響を頂いているので、とても嬉しいです」と、ついに公開を迎える本作への想いを告白。また、ジェイク役を務めた主演のサム・ワーシントンは「日本のファンが相変わらず熱狂的で最高の気分です。僕が演じたジェイクは新たに家族も増えて、精神的に大人になっています。でも、どこか無鉄砲なところは変わっていませんね(笑)」と語り、ジェイクを支える妻・ネイティリ役のゾーイ・サルダナは「素晴らしい日本の文化にはずっと興味がありました。日本の映画、ファッション、文化、食事からとても影響を受けています。アリガトウゴザイマシタ!」とコメントした。また、物語の鍵を握る14歳の少女・キリ役を務めたシガーニー・ウィーバーは「前作もかなり熱狂的なファンがいたけど、今回はもっと熱いファンが多いみたいね。本作をとても誇りに思うわ。演じるときに自身の14歳を思い返したり、10歳~14歳の子供たちを観察したんです。完成版のキリを見てとても楽しそうに動いていたので最高の気分でした」と明かした。そして、再びジェイクらの前に立ちはだかるクオリッチ役のスティーヴン・ラングは「今回はほとんどがパフォーマンスキャプチャーでの撮影だったから大変でした。特に水の中での撮影でしたし。結果的には、完成版が最高のものに仕上がっていたから、とても満足しています」などと、美しい海とそこに宿る生物たちの息吹、そして神秘の星パンドラの侵略を目論む人類と先住民ナヴィとの激しい戦いを描いた本作の魅力を存分に語った。観客に向けて大きく手を振り、笑顔で応えるなど、最高のファンサービスで会場を魅了した来日ゲスト陣。全員揃ってのフォトセッションでは集まったファンの「日本中が!」に続き、ゲスト全員で「アバ体験!」と声を揃えて日本での大ヒットを祈願した。その後行われた舞台挨拶では、身近なところでキャメロン監督を支えたプロデューサーのジョン・ランドーが「ハロー!再び東京に来ることができて嬉しいです。皆さんお越しいただきありがとうございます。努力して作り上げたこの素晴らしい作品を観ていただき、皆さんにパンドラの世界を体験してもらえることが楽しみです」と、それぞれが思いの丈を告白。会場にはゾーイ・サルダナのファミリーが駆け付けたようで、「私のファミリーにも感謝したいです。映画楽しんでいってね!」と、家族の絆のドラマが描かれた本作を彷彿とさせるような、胸を打つメッセージを放った。さらにキャメロン監督は「13年お待たせし、5年かけて作り上げた作品を今回、日本人の方々に初めて観ていただけるということですごく嬉しいです」と語り、最後に「アリガトー!」と日本語で心待ちにするファンにメッセージ。イベントは大盛況のまま幕を閉じた。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、12月16日(金) に公開される。<作品情報>『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』12月16日(金) 全国公開『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』ポスタービジュアル監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン製作:ジョン・ランドー出演:サム・ワーシントン/ゾーイ・サルダナ/シガーニー・ウィーバー 他『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』本予告映像公式サイト: 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年12月12日映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』ジャパンプレミア舞台挨拶が10日、都内で開催され、ジェームズ・キャメロン監督をはじめ、ジョン・ランドー(プロデューサー)、サム・ワーシントン(ジェイク・サリー役)、ゾーイ・サルダナ(ネイティリ役)、シガーニー・ウィーバー(キリ役)、スティーヴン・ラング(クオリッチ役)がファンの前に登場し、歓声に応えた。本作は、全世界興収歴代No.1を記録した『アバター』から13年の歳月を費やし、ジェームズ・キャメロン監督が描いた続編。前作から10年後を舞台に、元海兵隊員のジェイクと先住民ナヴィの女性・ネイティリが作り上げた家族の元に、再びスカイ・ピープルがやってきて、幸せな生活を脅かす……。本作を象徴するようなブルーカーペットの上を闊歩し、ファンの声援に応えた『アバター』一同は、続けて映画を楽しみにしているファンの前に登場。プロデューサーのランドーが「5年間かけて作り上げた作品を観ていただくのはとても楽しみです」と目を輝かせると、サムらキャストたちも、観客に手を振るなど笑顔を見せる。約10年ぶりの来日となったキャメロン監督。「13年ぶりに新作を持って来日できてうれしい」と発言すると「実際に映画に費やしたのは5年間という時間でしたが、さまざまな顔を見せる素晴らしい俳優たちと作品を作り上げることができて幸せです」と感無量な表情を浮かべた。さらにキャメロン監督は、客席をじっくりと見渡し、若い人たちの姿を発見すると「前作は13年前だったので、劇場で観ていない人も多いと思います。そんな方たちにこの作品で『アバター』という作品の世界観を堪能していただければ」とメッセージを送った。午前中に行われた会見では黒のシックなドレスで登場したゾーイは、舞台挨拶ではシルバーのセクシーなドレスで美脚を大胆に披露。一方、ピンクのスーツ姿だったシガーニーは、黒の衣装で登場と、視覚でもファンを楽しませていた。
2022年12月10日ジェームズ・キャメロン監督の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のジャパンプレミアが12月10日(土)、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。上映を前に、来日中のキャメロン監督をはじめ、前作『アバター』から続投する主演のサム・ワーシントン(ジェイク・サリー役)、ゾーイ・サルダナ(ネイティリ役)、シガニー・ウィーバー(キリ役)、スティーヴン・ラング(クオリッチ大佐役)、そして、『タイタニック』以来 25年間ずっとキャメロン監督の右腕であるプロデューサー、ジョン・ランドーがファンの前に登場した。来日チームを代表し、キャメロン監督は「前作から13年の歳月が過ぎ、約5年をかけて映画は完成しました。今、この場にいるのは人間の皆さんですが、演じるのは(パンドラの先住民である)ナヴィだったり、ナヴィになったアバターだったり、遺伝子組み換えで14歳の少女を演じたシガニーさんだったり、いろいろです」とキャスト陣を紹介。「ここにいる皆さんと素晴らしい映画を完成させ、日本の皆さんに見ていただけるのがうれしいです。若い世代の皆さんは、第1作目を劇場で見ていないかもしれませんね。ぜひ、劇場で楽しんでいただければ」と挨拶していた。また、ランドーは「5年間の歳月と労力を費やした作品をご覧いただけると思うと、本当に心が踊ります。ここにいる素晴らしいキャストの皆さんと一緒に、映画を通して、どんな体験ができるのかを追求した」と話していた。キャスト陣からのコメントはなかった。キャメロン監督は2012年3月30日の『タイタニック3D』以来、10年8か月ぶりの来日。2009年『アバター』公開時は、サム、ゾーイ、シガニーは同年10月の東京国際映画際のスペシャルプレゼンテーションで、監督は12月の公開直前に緊急来日でと、タイミングが別であったため、今回初めて世界歴代No.1映画の監督・キャスト陣揃っての来日プロモーションが実現した。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年12月10日映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』ウォーター・フロント来日記者会見が10日、東京・アクアパーク品川で開催され、ジェームズ・キャメロン監督をはじめ、サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング、ジョン・ランドープロデューサーが出席した。本作は、全世界興収歴代No.1を記録した『アバター』から13年の歳月を費やし、ジェームズ・キャメロン監督が描いた続編。前作から10年後、神秘の星パンドラで幸せな暮らしをしていた元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)と先住民ナヴィの女性・ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)ら家族の元に、再び人類がやってきたことによって起こる戦いを描く。この日は、本作が壮大な海を描く作品になっていることにちなみ、イルカが泳ぐプールで会見。スタート前にイルカショーでお出迎えすると、キャメロン監督は「素晴らしい! イルカたちは、知性的で社会性がある。人とやり取りができ、イルカから学ぶことができる」と満面の笑みを浮かべた。約10年8カ月ぶりの来日となったキャメロン監督。「僕は日本とは長い恋愛関係にあるんです」と話し出すと「1980年代後半から日本に来ているのですが、10年以上ぶりというのは長すぎましたね。いつも日本の方は私の映画を受け入れていただけたので、この作品も好きになってくれれば」と挨拶した。イルカの歓迎にキャスト陣も笑顔。サムは「ありがとう」と日本語で挨拶すると、ゾーイ、シガーニー、スティーヴンも続けて「ありがとう」「おはようございます」と日本語でファンに語りかける。本作では、ジェイクとネイティリが家族になり、その子供たちとの話が展開する。サムは「この2人のラブストーリーの先に子供たちが加わったことで、新たなチャレンジが出てきます。若い方が加わったことで、彼らを通して新たな体験ができると思います」と見どころを語り、ゾーイも「私もネイティリも母親になりました。以前は恐れを知らない感じがありましたが、自分自身よりも愛する存在ができると、心配が増えるもの。今よりも感情的な作品になっていると思います」と作品とプライベートがリンクしたことで、より深い感情が沸き上がったと話した。『アバター』シリーズは5部作になることが発表されている。続編まで13年という歳月を要したが、キャメロン監督は「次の作品は、13年はかからないと思います。こちらのいるキャストたちには出演していただきます」と語ると、「2年ずつぐらいのスパンでお届けできるのでは」と展望を述べていた。
2022年12月10日トム・クルーズ&キャメロン・ディアスのコンビで大ヒットを記録した『ナイト&デイ』のインド版リメイク『BANGBANG!』が、『バンバン!』の邦題で2023年2月10日(金)より全国公開することが決定した。『ナイト&デイ』の激しいアクションとロマンスをコメディタッチで描くその作風は、1本の映画に喜怒哀楽全ての要素を求めるインド映画界のニーズにハマり、正式にリメイク権を取得。そこに更なるアクションとロマンス、そしてド派手なダンスを加えてマサラ風味にアレンジされた『バンバン!』が誕生し、本国インドで2014年に公開された。インドでは年間興行収入4位を記録し、世界を股にかける冒険とロマンスを描くため、製作費16億ルピー(約28億円)をつぎ込み、インドのみならずタイ、ギリシャ、ドバイ、チェコでの撮影を敢行。車やバイクだけでなく、水上スキーからF1カーまで、あらゆるマシンを駆使したカーチェイスや、絢爛豪華なダンスシーンが度肝抜くスケールで展開する。物語は、謎の怪盗ラージヴィールと、偶然彼に出会った地味なOL、ハルリーンが、インドからイギリスに渡った伝説のダイヤ“コヒヌール”をめぐり、残忍な犯罪組織や国際警察と世界を股にかけた争奪戦を繰り広げる。怪盗ラージヴィールに、2018年に“世界で最もハンサムな男性ランキング”で6位となった、インド映画界きってのイケメンスター、リティク・ローシャン、事件に巻き込まれ、地味な銀行員から、魅力あふれる女性に華麗な変化を遂げるハルリーンに、“最もセクシーなアジア人女性“と評される『チェイス!』のカトリーナ・カイフが扮する。監督は、『WAR ウォー!!』でインド年間興行成績No.1を獲得するシッダールト・アーナンドが務める。この度、解禁されたポスターでは、劇画の様な究極の美男美女っぷりを披露するふたりの姿が描かれ、「あなたの日常に冒険とロマンスを!」という、劇中で平凡な日常から冒険に投げ出され、魅力的な女性に変化していくハルリーンと、本作の絢爛豪華な冒険とロマンスを目撃する観客に向けられたコピーが添えられている。『バンバン!』2月10日(金)全国順次ロードショー
2022年12月06日映画の頂点を極めた巨匠ジェームズ・キャメロンが13年間心血を注いだシリーズ最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』より、新たなアバター伝説を担う声優陣が発表。吹き替え予告編も公開された。前作の主人公ジェイク・サリー役の東地宏樹、ジェイクの妻ネイティリ役の小松由佳、元海兵隊大佐クオリッチ役の菅生隆之が今作でも続投が決定。そして新キャストとして、8名が決定。本作では、ジェイクとネイティリの2人に新しい家族が増え、子どもたちと共に暮らしている。ジェイク一家の長男・ネテヤム役を畠中祐、次男・ロアク役をバトリ勝悟、物語の鍵を握る養子・キリ役を早見沙織、養子で人間の子・スパイダー役を内田雄馬が演じる。ジェイク一家は平穏に暮らしていたが、パンドラに再び人類が現れ、神聖な森を追われてしまう。彼らが助けを求めたのは、楠大典が吹き替えるトノワリ率いる“海の部族”。その妻・ロナル役は清水はる香、長男・アオヌング役は福西勝也、長女・ツィレヤ役は内田真礼が務める。今回到着した映像では、どこまでも続いていくような神秘的な海の拡がりと壮大な物語の幕開けを、声優たちによって息を吹き込まれたキャラクターたちの力強いセリフによって表現。映像内では、2つの家族が“海”を舞台に、愛と絆を深めていく感動のドラマと共に、愛する者たちを守るため再び侵略を目論む人類に立ち向かう姿も垣間見える。<声優コメント>●東地宏樹いやあ,まずは13年経ったのかあと。そしてまた,あの世界にジェイク・サリーとして入れる喜び。アバターは僕にとって宝物のような作品です。世界中が期待している続編。沢山の皆さんに楽しんでいただけるように、心を込めて頑張ります。●小松由佳ずっとずっと、待っていました。1ファンとして、一体ネイティリ達にどんな物語が待ち受けているのか気になっていました。映画館で、大画面で、早くあの世界に没入して欲しい。瞬きをするのも惜しい。だから私たちの吹替がより没入できる助けになれたら嬉しいです。●畠中祐2009年、当時中学生だった僕は、3Dでこの映画を見ました。物凄い映像美、没入感のある3D、凄まじい音響、胸が熱くなるスーリー、その全てに感動して、ずっと胸に残る映画になりました。まさか、自分が、その続編に関わらせてもらえるとは思ってもいませんでした。前回から見てる人も、そしてまだアバターに出会ったことのない人にも、映画館にぜひ「体験」しにきていただけたらと思っています。よろしくお願いします!●バトリ勝悟今作ロアク役に選んでいただいたことはとても光栄だと思っています。壮大な世界の中で新しい世代として色んな戦いが描かれていて、成長していくティーンエイジャーのロアクは周りとは少し違う見た目をしていたり、自分と重なるところがとても多く感じました。彼に芽生えている自立心や、何かを成し遂げたいという思いは周りを巻き込んで新たな流れを作っていて、勝手ながらこの物語の第二の主人公と思っています。映画を通じて沢山の方に届くと思うと、とても緊張しますが、嬉しくも思います。是非多くの方に見て頂きたいです。●早見沙織映像体験の新しい世界を切り拓いた、あの『アバター』の新作に参加させて頂けるということに、驚きと喜びに満ちています。サリー家の養子であるキリは今作において鍵を握る存在の一人です。アフレコでは、画面の中に広がる美しく力強い自然に包まれながら、精一杯収録させていただきました。海を舞台に紡がれる家族の物語を、ぜひスクリーンでご覧くださいませ。●内田雄馬学生の頃、第1作目のアバターを劇場で観て、とてもワクワクした事を覚えています。この壮大な世界にもう一度、出会えることが幸せです。魂を込めて収録させていただきました。ぜひ、吹替でもアバターをお楽しみください。●清水はる香映画館でアバター1のリバイバル上映を鑑賞した直後に出演が決まり、とても驚きました。あの壮大な世界観に「ロナル」として存在できる幸せを噛み締めています…。吹替でご覧になる皆様にも最高の没入体験をお届けできるよう、力を尽くして頑張ります!●福西勝也オーディション時に初めて映像を観て「これはッ!!あの『アバター』の続編!!」とひと目でわかり、そこからはもうソワソワで……出演が決まった際は跳び上がりました!アオヌングは、森を追われたジェイクたちが行き着いた海の部族のひとりです。自分たちとは違う“異分子”に対して垣間見える、さまざまな彼の表情……そのひとつひとつに声で寄り添えるよう努めました。ぜひ注目してください!●内田真礼アバターの続編に、吹替で参加することが決まりとても嬉しいです!アフレコも先日終えましたが、ワクワクしました!早くみなさんとこの気持ちを共有したいです。ぜひ劇場でご覧ください!●菅生隆之13年ぶりの新作です。前作で戦死したはずのクオリッチが再び登場するとはびっくりです。私も当時を思いながら全力で演じました。そしてアバターとなって戦います。またあの美しいパンドラへ戻って来られて幸せです。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年11月29日世界最大級のポップ・カルチャーイベント「東京コミックコンベンション 2022」(以下、「東京コミコン 2022」)が11月26日(土)に2日目を迎え、ジェームズ・マカヴォイや、カレン・ギランらがステージに登壇した。ジェームズ・マカヴォイ、プロフェッサーX再演の可能性に言及映画『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』タムナス役や、アンジェリーナ・ジョリーとW主演を務めた『ウォンテッド』で一躍有名になり、その後は大ヒット映画『X-MEN』シリーズにてプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア役を長きに渡り演じ、大人気俳優となったジェームズ・マカヴォイ。その後も『IT/イットTHE END“それ”が見えたら、終わり。』で主演を務め、舞台「シラノ・ド・ベルジュラック」など数多くの人気作に出演してきた。日本国内でも高い人気を誇るだけあって、スペシャルトークセッションのステージエリアの2,000席は超満員。後方には多くの立ち見も出る人気ぶりで、ステージ中央の奥から「イヤー!」という叫び声と共に登場したマカヴォイは開口一番「みんな今日は私の為に時間を取ってくれてありがとう!」と挨拶。そしてMARVEL作品ははもちろん、俳優としての様々な想いを語った。代表作『X-MEN』シリーズの中では「『X-MEN:フューチャー&パスト』が一番好きです」とマカヴォイ。「色々な苦悩を抱えていたり、大きな決断を迫られたり、犠牲を払ったり、人間というものを見せられたと思います。ウルヴァリンに『おまえなんかどっかいっちまえ』というシーンもお気に入りです(笑)」と話す。また、パトリック・スチュワートが演じるプロフェッサーXがマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に出演したことで、マカヴォイの若き日のプロフェッサーXもいずれ出るのでは? と問われると、「私は知らないです(笑)。プロフェッサーX役で多くのベストフレンドを作ることが出来ました。でも私は前進し続けるのが好きなので、10年後15年後に向けてまた違う役をみなさんに見せていきたいです」と語り、「プロフェッサーX役はもしやれるならもちろんやりますが、それはMARVELが決めることですし、MARVELを信じているので私はそれに従います」と応じた。次回作については、「脚本次第です。燃えるものがいいですね、でもコメディがやりたいです!」とコメント、「前々から大好きなケン・ローチ監督の作品に出たいです!」と言うマカヴォイ。「好きなジャンルで言うとSFが最高に好きです。宇宙や未知の生命体の話はワクワクします。ちなみに僕の一番のお気に入り映画は『エイリアン』、あとは『グーニーズ』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、さっきもクリストファー・ロイドさんとお話し出来て楽しかったです」と熱っぽく語ると、最後には観客全員でプロフェッサーXのお馴染みのポーズ(左手の人差し指を左のこめかみにあてる)をしながら、マカヴォイに“テレパシー”で感謝を伝えていた。お宝トーク!第1部 マイケル・パレ/第2部 ヴァーノン・ウェルズハリウッド映画のSFXアーティストとして活躍する片桐裕司監督による初のアクション映画で、東京コミコンも制作に携わる『エンド・オブ・ロイヤルティ』(原題)。豪華キャストが勢揃いする本作に出演するベテラン俳優、80年代の大ヒット映画『ストリート・オブ・ファイヤー』で主演を務めたマイケル・パレや、同じく80年代に大ヒット作『マッドマックス2』のモヒカン頭でお馴染みのウェズ役や『コマンドー』のベネット役で人気のヴァーノン・ウェルズを迎えて、お宝トークセッションが行われた。第1部はマイケル・パレのトークセッション。今回、38年ぶりの来日となった彼は「チャンスがあれば是非続編をやりたいですね」と意気込み、「私もまだまだロックンロールしているので(笑)」とコメント。また、ヒーローと悪役について問われると、「誰しも恐怖と戦う時があり、誰もが自分の中にヒーロー要素を持っていると思います。だからみんなヒーローが出る映画は共感し易く、ヒーローにあこがれるんでしょうね。私も悪役を演じたこともありますが私は悪役というのは認識していません。悪役も彼の中ではヒーローのはずですので」と持論を語り、「私が一番好きなヒーローはクリント・イーストウッド、特に、『許されざる者』の彼は最高です」と明かした。第2部のヴァーノン・ウェルズは、オーストラリア出身で、『マッドマックス2』が終わった頃に80年代に多くの作品を手がけた青春映画の巨匠ジョン・ヒューズからアメリカへの誘いがあったことを明かす。一度は断ったものの「彼の映画を見た後でまた彼からお誘いがあり、その時には彼と仕事がしたくなっていたので、 彼の『ときめきサイエンス』でアメリカ映画デビューしました。それから『コマンドー』、『インナー・ スペース』とアメリカ映画への出演が続いたんです」と貴重な裏話を披露。(『コマンドー』で共演した)アーノルド・シュワルツェネッガーに、「ヴァーノンは普段はナイスガイで優しい人物なのに、カメラが回ったとたんに殺し屋の目になるんだ」と言われたことを明かしていた。カレン・ギラン、ネビュラの4時間メイクは「丁度私の役作りの時間に」ファンが制作したクリエイティブ作品&コスプレイヤーによるランウェイ「東京コミコン マーベル アッセンブル ステージ2022」には、マーベル・コミック編集長のC.B.セブルスキーが審査員として参加。最後にMCUでお馴染みのカレン・ギランも登場し、会場は大興奮に。カレン・ギランといえば、「ドクター・フー」エイミー役でもお馴染みのスコットランドの俳優で、『ガーディアンズ・ オブ・ギャラクシー』『アベンジャーズ』シリーズのネビュラ役で国内外を問わず大人気となり、近年では『ジュマンジ』シリーズでも活躍。1週間前から日本に来て「抹茶の正しい淹れ方を習った」そうで、「内緒だけど東京コミコンが一番好きかも!」と明かした。自身の当たり役、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のネビュラについては「彼女は大好きなキャラクターです」とコメント。第1作目の時に実際にスキンヘッドにしたそうで「気持ちの切り替えも出来てとても良い経験でした」と言い、「2作目では髪の毛は半分しか切らなくて良くなって、3作目では全く切らなくても大丈夫になりました。スキンヘッドに見える優れもののキャップが開発されたからです」と説明。「ネビュラの特殊メイクは全体で4時間くらいかかるのですが、メイクが終わったころにはマインドも自然とネビュラになっているので、4時間メイクが丁度私の役作りの時間になっています」と明かした。そして、第3弾が待たれる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は「毎回撮影現場が凄く楽しいんです。キャストみんな面白くてヘンな人ばかりで(笑)。普通は後から入れる音楽も、この作品の現場では監督のジェームズ・ガンの音源を実際のシーンとシンクロする形で流してくれるので、演技もとてもやりやすかったです」とふり返る。「第3作については6か月かかりましたが撮影終了しました」と報告し、「相変わらず怒ってちょっといじわるなネビュラですがユーモアの部分がかなり足されて、作品自体も新しい時代の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をご覧頂けると思います」と期待感を高めるコメント。さらに最後に、「もし私が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のリーダーになったらみんな私の宇宙船に一緒に乗りましょう。でも1つだけ条件が。自分の好きな歌の音源を必ず持って来て下さいね、私がミックスしますから!」というファンに嬉しいメッセージを伝えた。なお、夜には、東京コミコン2022で世界初公開となる映画『エンド・オブ・ロイヤルティ』(原題)。マイケル・パレ、ヴァーノン・ウェルズ、ハリウッド映画『Darc/ダーク』などに出演し、俳優だけでなくコンテンポラリーダンサーとしても活躍する生島翔(本作では冷酷なマフィアの用心棒として出演し、クールなアクションを披露)や、片桐裕司監督も登壇した先行上映会直前挨拶ステージも行われた。「東京コミックコンベンション 2022」は11月27日(日)まで幕張メッセ4~8ホールにて開催中。(text:cinemacafe.net)
2022年11月27日これまで“海”を題材に様々な表現に挑戦してきたジェームズ・キャメロン監督。最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』公開前に、その軌跡をふり返る。海底の未知なる生命体との遭遇を描いた映画『アビス』、そして実際の海難事故を題材とした名作『タイタニック』、さらにドキュメンタリー映画『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』も製作するなど、“海”を題材とした作品を数多く手掛けてきたジェームズ・キャメロン監督。“海”の物語を描くうえで、キャメロン監督はこれまでに《海底4キロを自ら調査》、《水中撮影に特化した潜水服を特注》など、出演者も驚愕する“強すぎるこだわり”を見せているが、そんな巨匠ならではの仰天エピソードを過去作とともに一挙にふり返ってみたい。『アバター』ディズニープラスで配信中 (C)2022 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.キャメロン監督が“海”の世界に魅了されたのは、十代の頃。海洋ドキュメンタリー番組を観て“海”の虜となり、すぐさまスキューバダイビング教室に通い始めたという。その後、大学の講義からインスピレーションを受け、後に『アビス』の脚本となる短編小説を執筆。『アビス』の撮影時には、原子炉格納容器として作られた超巨大タンクを活用し、実物大のリアルな海底を再現。さらに、水中での演技の幅を広げるため、役者の顔が様々な角度から撮れる特注ヘルメットを作り上げ、神秘的な“海”の世界を作り上げた。『タイタニック』や『アバター』など、長年監督の右腕としてキャメロン監督作品に携わってきたジョン・ランドーは「私たちの世界のほとんどは海に覆われている。だから、私たちにとって貴重で、日常生活に必須なものをテーマにして、それを美しく作るというアイデアは至極当然の流れだよ。監督の“海”をより美しく描きたいというこだわりは尋常じゃないからね」と、監督の“海”に対する熱い想いを熱弁した。『アバター』ディズニープラスで配信中 (C)2022 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.『アビス』の8年後に公開された『タイタニック』では、実際に沈没したタイタニック号を調査するべく、自ら潜水艇に乗り込み水深1万3000フィート(約4キロ)を徹底リサーチ。調査に集中しすぎて潜水艇のバッテリーがあがり、危うく海底に取り残されるという事態となった。さらに、ヒロインのケイト・ウィンスレットも水中での撮影中に危うく溺れかけるなど、文字通り全員で命をかけた撮影に挑んだ。前作『アバター』に続き、本作でもナヴィたちを付け狙うクオリッチ大佐を演じるスティーブン・ラングも、キャメロン監督のこだわりには毎度圧倒されている様子。「監督は本当に完璧主義者。細部へのこだわりのために、毎度徹底したリサーチを行う。時にだれも想像してない方法を実行するから、その度に驚かされるよ」と語っている。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(C) 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.そして本作では、前作の『アバター』で描かれた神秘の森から、舞台を深淵なる“海”へと移す。前作に引き続き想像を超えるような驚きの生物たちとともに、神秘的な海の世界の拡がりを感じられ、本作でもキャメロン監督によって生み出された〈究極のリアリティ〉が確かに存在していることが分かる。監督は「今は若い世代の映画ファンがたくさんいる。“海”を舞台とした《アバターワールド》の感動を世界中の人々に届けることに、僕はただただ興奮しているよ」と、監督自身、満足のいく出来栄えになっているようだ。圧倒的没入感により神秘的な海の世界を体感できる本作で、再び観客は《アバターワールド》に目も心も奪われるだろう。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年11月26日ジェームズ・キャメロン監督最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の12月16日(金)全世界同時公開を記念して、“地球の海”を守るキャンペーンがスタート。シガーニー・ウィーバーらキャスト陣が世界に呼びかける特別映像も公開となった。全世界歴代興行収入第1位に輝き、それまでの映像界の常識を一変させた革命的超大作『アバター』(09)。本作は、そんな映画の頂点を極めた巨匠ジェームズ・キャメロンが13 年間心血を注いだシリーズ最新作。海辺に住む新たなナビィの部族、そして誰も観た事のない多様な海洋生物が登場し、観る者を神秘的な海の世界へと誘う……。本キャンペーンは、“地球”の海や海洋生物がかかえる問題への認識を高め、素晴らしい海の保護を支援するために立ち上がったディズニーとの共同プロジェクトで、10種類の素晴らしい海洋生物とその生息地を保護する自然保護団体ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)の活動を支援するため、TNCへ最大100万ドルの寄付を目指す参加型キャンペーン【Keep Our Oceans Amazing(わたしたちの素晴らしい海を未来に残そう)】を世界規模で行う。参加方法は、バーチャルの世界に広がるパンドラの海“バーチャル・パンドラ・オーシャン”に、“アバター”をモチーフにした自分だけのクリーチャーを1体作るとTNCへ5ドル寄付される仕組みだ。スキューバダイバー、そして世界最深のマリアナ海溝底部への単独潜航に成功したナショナル ジオグラフィック探検家としても知られ、これまで海洋生物のドキュメンタリーを手掛けるほか、『アビス』(89)や『タイタニック』(97)などでも並々ならぬこだわりで海を表現し、様々な作品でインスピレーションを受けてきたジェームズ・キャメロン。海の大切さを誰よりも感じている彼は、人々の生活を支える海の研究に加えて、破壊が進行している現状を危惧しており、そういった強い想いが本キャンペーンの実現にも繋がっている。また、長年ジェームズ・キャメロンの製作パートナーを務めるプロデューサーのジョン・ランドーも「《アバターの精神》は、私たちはいつも、全ての人、そして地球と常に繋がっているということ。だからこそ誰もが周囲の人々や環境へプラスの影響を与える責任がある。【Keep Our Oceans Amazing(わたしたちの素晴らしい海を未来に残そう)】のキャンペーンは、世界中のファンと一緒にこの責任を全うするための最高の方法なんだ」とコメントしている。そして、最新作でパンドラを守る住人を演じるシガーニー・ウィーバー(キリ役)、サム・ワーシントン(ジェイク・サリー役)、ゾーイ・サルダナ(ネイティリ役)、ジャック・チャンピオン(スパイダー役)、トリニティ・ジョリー・ブリス(トゥク役)、ベイリー・バズ(ツィレヤ役)、ジェームズ・フラッターズ(ネテヤム役)といった本作の物語に欠かせない重要なキャスト陣が“家族・愛・命─全てをつなぐ”パンドラ、そして地球の“海”の美しさと大切さ、それを守るためのアクションを全世界へ呼びかける特別映像も到着。シガーニー・ウィーバーは「『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は観客を驚異のサンゴの不思議へと誘います。そこでは新たなる海洋民族や様々な海洋生物に出会えます」と語り神秘的なパンドラの“海”のダイナミックで美しいシーンを紹介している。「Keep Our Oceans Amazing(わたしたちの素晴らしい海を未来に残そう)」「Keep Our Oceans Amazing」特設サイト()「バーチャル・パンドラ・オーシャン」スマートフォン専用サイト()『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』12月16日(金)公開
2022年11月25日全世界歴代興行収入第1位に輝く『アバター』の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』からジェームズ・キャメロン監督と主要キャストらの来日が決定、最新映像と日本版ポスターが解禁となった。イギリス、フランス、韓国、アメリカほか、12月10日(土)の日本でのプロモーションには、ジェームズ・キャメロン監督、主演を務めるジェイク・サリー役サム・ワーシントンと、ネイティリ役ゾーイ・サルダナ、キリ役シガニー・ウィーバー、クオリッチ大佐役スティーヴン・ラングら前作『アバター』でも活躍した豪華キャストと、『タイタニック』以来 25年間ずっとキャメロン監督の右腕であるプロデューサー、ジョン・ランドーの来日が決定。キャメロン監督は2012年3月30日の『タイタニック3D』以来、10年8か月ぶりの来日。2009年『アバター』公開時は、サム、ゾーイ、シガニーは同年10月の東京国際映画際のスペシャルプレゼンテーションで、監督は12月の公開直前に緊急来日でと、タイミングが別であったため、今回初めて世界歴代No.1映画の監督・キャスト陣揃っての来日プロモーションが実現する。前作『アバター』キャスト&スタッフ前作ではパンドラの森が描かれていたが、タイトルの『ウェイ・オブ・ウォーター』の通り、最新作ではパンドラの広大で美しい海の世界 が新たな舞台に。本作のテーマである“海・水”に ちなみ、都内の水族館「マクセル アクアパーク品川」を貸し切り(招待者以外来場NG)にて、ウォーターフロント来日記者会見を実施。同日夜にはTOHOシネマズ 日比谷にて“アバター・ブルー”に染まったアバター・ブルーカーペット・イベント、日本初お披露目となるジャパン・プレミアが予定される。併せて解禁となった最新映像は、パンドラの森を追われたジェイクとネイティリ、その子どもたちが海の部族の元へと身を寄せる様子から 始まる。青く美しい海で、ジェイクと子どもたちが海の部族のリーダーであるトノワリに受け入れられ、海での暮らし、文化になじんでいく様子が、息をのむほど美しい映像で描かれる。今回初解禁された映像も満載で、パンドラの海に暮らす愛らしい生物と触れあい、心を通わせていく子どもたち、ジェイク一家の家族仲睦まじい姿や、ジェイク家とトノワリ家の子どもたちの関係性も見えてくる。だが、そんな彼らのもとに、再びパンドラの侵略を狙う人類が現れる...。前作よりパワーアップした武器を携え、アバターとしてナヴィの姿で襲い来る人間たち。家族、そしてパンドラの自然を守るため、先住民ナヴィと海の生き物だけでなく、空を舞う生き物らパンドラ中が一丸となって、人間たちに立ち向かう様子も。日本版ポスターは、神秘の星パンドラの自然、深淵なる海の拡がりや、躍動感あふれる生物たちの息遣いが感じられる、まさに『アバター』の世界観にふさわしいビジュアルとなっている。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年11月23日ラリックジャパン株式会社は、ラリックとアメリカ人アーティスト ジェームズ・タレルによる限定アートピースを2022年10月、「Paris+ par Art Basel」において発表しました。ラリックとジェームズ・タレルによる新たなコラボレーションは、知覚の限界と驚嘆とともに観る者を惹きつけます。著名な光の芸術家として知られるジェームズ・タレルは、初めてスモールスケールの作品に取り組みました。このユニークな 2 人の「光の芸術家」の一致は、4 年以上にわたる緊密なコラボレーションの結果です。そして発表の機会は、ラリックがアルザスに拠点を置くガラス工場の設立100 周年を祝う2022年に訪れました。このコラボレーションは、42 点のクリスタル ライト パネルと2種類の各100点限定フレグランスボトルで構成され、2022年10月20日から 23日までの期間、「Paris+ par Art Basel(アート バーゼルによるParis+)」において発表されました。ラリック アートは、この世界的に名高いアートフェアのオフィシャルパートナーです。ジェームズ・タレルは、2つのフレグランスボトルをデザインすることからコラボレーションを開始しました。彼はエジプトとアジアに見られるストゥーパの形に魅了され、それらの建築構造と光が重要な役割を果たす精神性の高いモニュメントをインスピレーションとして用いました。芸術と嗅覚のセンスを組み合わせた2つのフレグランスボトル「レンジ ライダー」と「パープル セージ」は、アメリカ出身の作家ゼイン・グレイによる西部劇「Riders of the Purple Sage(邦題:ユタの流れ者)」で描写されたアメリカ西部の美しさにインスパイアされています。ボトルに出現した光を拡散し回折するプリズム。この光のデザインはラリックの職人にとって大きな課題を提示します。それは、完全なハンドメイドによって、色彩の濃度と同一性を保持しクリスタルの均一な厚みを得ることでした。このコラボレーションではジェームズ・タレルがラリックの調香師と綿密に協力し、初めて手がけたフレグランスもみられます。最初のフレグランスである「レンジ ライダー」は、セージで傷を付けたレザー チャップス、ペッパー、アンバー、シトラスなど、彼のルーツであるアリゾナのナチュラルな香りを捉えています。それは太陽が降り注ぐアメリカ西部の大地を物語る香りの建築物です。2 番目のフレグランス「パープル セージ」は、アリゾナに咲く繊細な植物の女王にちなんで名付けられました。彼とアメリカ西部の関係を異なる解釈で表現し、儚さと力強さのツイストを生み出します。柔らかな曲線を描くボトルは、フェミニンなフォルムとその普遍性へのオマージュです。精巧なフレグランスはフルーティー、ムスキーな香調を帯び、やがて、パープル セージ、マンダリン、グレープフルーツ、ルバーブのノートが明らかになります。クリスタル ライトと名付けられた42点のライトパネルは、2013年にグッゲンハイムで展示されたジェームズ・タレル によるインスタレーション「Aten Reign」にインスパイアされています。パネルは最終的に透明なクリスタルを用いて製作されました。波紋のように拡がる色彩は、背後のスクリーンを使用し生成されています。このデザインはだまし絵のように3 次元と 2 次元の間に催眠的な視覚効果をもたらし、興味深い奥行きを備えています。これらのコラボレーションは、アーティストとラリックグループ会長であるシルヴィオ・デンツの出会いから生まれました。「私は直ちにラリックと光の芸術家ジェームズ・タレル氏による、コラボレーションの必然を考えました。このコラボレーションは、『光の彫刻家』として知られるルネ・ラリックを呼び起こすとき、完全な意味を成します。これは、比類のないエレガンスとモダニティを表現する深遠な芸術的冒険です。それは一見すると不可能な挑戦です。私はラリック アートの権威あるサークルに偉大な名が加わり寄与することを、誇りに思い非常に嬉しく感じています」と、シルヴィオ・デンツは語ります。ジェームズ・タレルは次のように語ります。「私の作品の性質は、光を形成することです。光が素材です。知覚は媒体です。ルネ・ラリックのことは認知していましたが、その創造性の拡がりについては知りませんでした。ラリックの工場で熟練の職人を目の当たりにし、その妙技に魅了されました。彼らは真のアーティストです。この度、初めてフレグランスをデザインし、クリスタルピースを製作しました。嗅覚は他のどの感覚よりも記憶を引き出します。ラリックの職人と調香師によって、私はそれを実現させることができました。フレグランスの創出は、既知の世界を創ることに少し似ています。ルネ・ラリックのように、私は光を求めています。そして、これからも求め続けるでしょう」James Turrell & LALIQUERANGE RIDER (レンジ ライダー)世界100点限定 470万円PURPLE SAGE (パープル セージ)世界100点限定 470万円CRYSTAL LIGHT(クリスタル ライト)世界 42点限定 2,200万円※2022年11月現在の為替レートによる参考価格(税抜)※グローバルでの発売は2023年春以降を予定ラリックについて1888年、革新的なアーティストとして名高いルネ・ラリックによって設立されたラリックは、フランスのラグジュアリーライフスタイルを代表する最高峰のクリスタルガラスメゾンです。独自のサヴォワ・フェール(伝統の職人技術)を示す芸術的なスタイルを持つラリックは、現在ではクリスタルガラスのデコレーションアイテムをはじめ、インテリアデザイン、フレグランス、ジュエリー、アートピース、ホスピタリティの6つの分野で製品を展開し、「アール・ドゥ・ヴィーヴル(美しい暮らし)」の価値を提供しています。公式サイト : ラリック アートについて今日、ラリック アートはラリックの専門知識を、主要な現代アーティスト、才智に富むデザイナー、文化的基盤へ提供しています。その目的はユニークで卓越した芸術作品を創出することです。ラリック アートは、光、透明性、色、輪郭の相互作用を利用して、アーティストに新しいインスピレーションとモチーフを提供します。アートとクリスタルの素晴らしい出会いは、新しい形の創造的表現を生み出しています。ジェームズ・タレルについて1943年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。1965年ポモナ カレッジで心理学の学士号を取得。1965年から 1966年までカリフォルニア大学アーバイン校大学院で芸術の研究を行う。 1973年クレアモント大学院大学で芸術修士号を取得。1984年マッカーサー財団フェローシップ、2013年アメリカ国民芸術勲章、2021年高松宮殿下記念世界文化賞など受賞。1960年代に芸術家としてキャリアを開始したジェームズ・タレルの作品は、主に光と空間を探求しています。彼の作品は、光の顕現を主題とすることによって、知覚が現実に如何に作用し何を形成するかという本質に挑戦しています。ある部分では瞑想的であり一方では混乱を伴い、観る者の知覚を高め経験の領域に置きます。フラッグスタッフに住む彼は、アリゾナ州北部のペインテッド砂漠地帯に位置する前例のないスケールのアートワーク「ローデン クレーター」に取り組んでいます。人間の視覚的および心理的知覚の分野において、彼の生涯にわたる研究の集大成である「ローデン クレーター」は、最高傑作です。それは、ランドアートのモニュメントであると同時に、天体や惑星の動きを肉眼で観測する機能をもった大作です。ジェームズ・タレルの作品は、ニューヨークのグッゲンハイム美術館を含む世界中の美術館で観ることができます。日本国内においては、新潟県十日町市の「光の館」、金沢21世紀美術館、香川県直島の地中美術館を含む各地で常設展示されています。アート バーゼルについて1970年、スイス西部の都市バーゼルのギャラリストによって設立されたアートバーゼルは、近現代美術を紹介する世界随一のアートフェアを、バーゼル、マイアミビーチ、香港、パリで開催しています。開催都市と地域によってそれぞれのフェアには独自性がうまれ、その内容は参加ギャラリーや展示作品、地元機関と協業し作成される並行プログラムへ反映されます。アート バーゼルの役割はアートフェアの領域を超えて拡大しており、新しいデジタルプラットフォームや、アート バーゼルとUBS によるグローバル アート マーケット リポート、BMWアート ジャーニーなどの新しいイニシアチブを展開しています。アート バーゼルのグローバル メディア パートナーは、フィナンシャル タイムズです。公式サイト :
2022年11月17日ドリュー・バリモアがホストを務めるトーク番組「The Drew Barrymore Show」にダニエル・ラドクリフが出演。子どもの頃にドリューやキャメロン・ディアスのポスターを部屋に貼っていたといううわさの真相について聞かれ、事実だと認めた。「あなたもわかってくれると思うけれど、すごく若い頃に受けたインタビューで話したことが、10年、20年後になって取りざたされる。イヤになっちゃうよね。そうだ。ぼくはあなたとキャメロン・ディアス、2人のポスターを持っていたよ」と認め、会場を沸かせた。ドリューも大喜びで「10年にわたるあなたとエリン(・ダーク)との素敵な恋愛関係に敬意を表しつつ、めちゃくちゃうれしい!私たちのポスターを持っていてくれただなんて。最高にクール!」とはしゃいでみせた。ドリューとキャメロンといえば『チャーリーズ・エンジェル』シリーズでの共演が知られており、また、実生活でも大の仲よしという親友同士だ。ドリューはダニエルに「実はキャメロンと、あなたのためにプロモーション動画を作ったんだ」と言い、その動画を再生した。キャメロンが『ハリー・ポッター』グッズで身を固め、ドリューがダニエルを「素晴らしい人」と称えている、遊び心のあるかわいらしい動画で、ダニエルは「10歳、11歳の頃のぼくに、いつかこんなことが起こるということを伝えてくれればなぁ」と感動していた。(賀来比呂美)
2022年11月07日ジェームズ・ガン監督と、プロデューサーとのピーター・サフランが、「DCスタジオ」の共同会長兼CEOに就任することが決定した。「DCスタジオ」は、ウォルター・ハマダが率いていたワーナーの子会社「DCフィルムズ」に代わって11月1日に新設される会社。『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』や「ピースメイカー」のメガホンを取ったガン監督に、『アクアマン』や『シャザム!』シリーズなどの製作を務めきたサフランという、すでにDCの世界に精通している2人。ガン監督はクリエイティブ面、サフランはビジネス面を主に担当することになるという。「私たちは、子どもの頃から愛し続けてきたDCのキャラクターの指揮を執ることになり、大変光栄に思います」と共同声明を出し、喜びを伝えている。また、「世界で最も才能のある脚本家、監督、俳優たちとのコラボ」も約束。この件を報告したガン監督のツイートには、「DCへようこそ!」「おめでとう!」「あなたによっても良いことだけれど、これからの映画にとっても素晴らしいこと」「今後の作品がすごく楽しみ」などの歓迎、祝福、期待のメッセージや、早くも今後のDC作品へのリクエストが多数寄せられている。(賀来比呂美)
2022年10月26日ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが新しく創設したDCスタジオのトップに、映画監督のジェームズ・ガンとプロデューサーのピーター・サフランが就任した。昨年『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を送り出したコンビだ。これまでワーナーでDC映画のトップを務めてきたウォルター・ハマダに代わり、マーベルにおけるケビン・ファイギのように、ひとつのビジョンのもと、長い目で戦略を作り上げていくことが期待されている。ガンはマーベルでも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを監督してきたが、来年春公開の3作目を最後に、これからはDCのみにかかわる。ワーナー・ブラザースとディスカバリーの合併でトップに就任したデビッド・ザスラフは、DC映画の戦略へのテコ入れを宣言し、撮影を終えた『Batgirl』をお蔵入りさせるなどして騒がせた。この大きな人事発表で本気であることを示した形。今後の作品展開が注目される。文=猿渡由紀
2022年10月26日