ダニエル・クレイグが、3月8日の国際女性デーにあわせて作られた短編映画に出演、女装姿を披露した。この短編映画は性差別撤廃を目指す慈善グループ「Equals」が製作したもので、『キック・アス』のジェーン・ゴールドマンが脚本を執筆、『ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ』のサム・テイラー=ウッドがメガホンをとった。ダニエルは『007』シリーズのジェームズ・ボンド役でおなじみだが、同シリーズでボンドの上司「M」を演じるジュディ・デンチが本作のナレーションを担当。Mがボンドに「私たちは平等。そうでしょう、007?」と語りかけ、男女間の賃金格差や妊娠出産後の女性が復職する難しさなど、ジェンダーの問題を次々に挙げていく。やがてMはボンドに「女性を愛してやまないあなただけど、女性であるというのはどういうことか、考えたことはある?」と問いかける。スーツ姿のボンドはカメラの前から立ち去り、次に現われた彼はワンピースにハイヒール、ブロンドのウィッグをつけている。Mはさらにイギリス国内のドメスティック・バイオレンス被害女性の数などをあげ、最後に「私たちは平等かしら?答えがイエスになるまで、私たちは問いかけをやめません」と結ぶ。「EQUALS」のスポークスウーマンは「女性の権利のための運動に男性が参加するのは大切なことです。前向きな変化のために男女共に活動することが我々の目指すことです」とダニエルの出演についてコメント。この短編映画は100回目の国際女性デーにあたる8日、イギリスの映画館で上映され、EQUALSの公式サイトでも公開中だ。EQUALS公式サイト:(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:007/慰めの報酬 2009年1月17日、18日先行公開、1月24日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Quantum of Solace © 2008 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:シリーズ最高の世界興収!『007/慰めの報酬』サンプラーブルーレイを5名様にプレゼントファッション小噺vol.“100”リトル・ブラック・ドレスでアクションを。重厚なドラマとスタントなしの激しいアクションが融合!『007/慰めの報酬』“新ボンド・ガール”オルガ・キュリレンコのインタビューを独占入手!これであなたもボンドの虜に!『007/慰めの報酬』特製Tシャツ&ポスターを合計10名様にプレゼント
2011年03月08日現在公開中のアクション・コメディ『キス&キル』に主演のアシュトン・カッチャー。2005年に16歳年上のデミ・ムーアと結婚したことでも注目を浴びた色男だが、大物女優が妻であっても“デミの夫”にとどまらずにいるのは、彼が本来持っている才能がゆえ──。『バタフライ・エフェクト』(’04)、『守護神』(’06)、『ベガスの恋に勝つルール』(’08)などを代表作に持ち、また彼のフィルモグラフィーで忘れてはならないのは、ブレイクするきっかけとなったアメリカの人気テレビ・シリーズ「アシュトン・カッチャーの70’sショー」(’98〜’06)。この番組に8年にわたって出演し続けたことで、彼は実力とコメディセンスを身につけた。そして、それを発揮できる映画が新作『キス&キル』だ。アクションとラブとコメディ満載!元CIAスパイのスペンサー・エイムスもハマり役!この作品との出会いをアシュトン自身はどう思っているのか語ってもらった。──『キス&キル』の出演を決めた作品の魅力は何ですか?3年前に初稿の脚本を読んだんだけれど、あまり乗り気にはなれなかったんだ。最初は男性の主役の方に視点が偏っていて妻は脇役に過ぎなくて。いい脚本だけど、100%惚れ込むほどではないなって思ったのを覚えているよ。だからそのときはまだ契約する気になれなかった。後に手を加えた脚本を読んだけれど、そのときは話のバランスが整えてあった。男性と女性、2人の視点になっていて、惹かれるものがあったね。ユニークでおもしろい物語だと思えたから出演を決めたんだ。──スペンサーというキャラクターのどんなところに惹かれましたか?映画で身分を隠したスパイを演じるのって、どんな男でも心に秘めているファンタジーだと思うんだ。僕はジェームズ・ボンドなどの映画を観て育ったんだからね。だからアクション・アドベンチャーの役柄を演じることは夢だった。そして、脚本をしっかり読んでみると、実はアクション・アドベンチャー的な男が普通になろうと頑張る物語だったんだよ。そこに本当の魅力を感じた。スパイという普通じゃない生活を送ってきた男がいて、普通の男になろうと奮闘する──そこがとても興味深かったね。──本物のアクションと本物のギャグを融合させているのも魅力的ですね?その通りだね。この映画の撮影に入る前に、『ビバリーヒルズ・コップ』を観たんだ。アイディアを拝借したくてね。改めて観てみると、最初の部分がどれだけ暴力的だったか忘れたようになる。でも、最初の暴力シーンがあるから、エディ・マーフィーがあの映画でどれだけの苦労を背負っているか理解できるんだ。この映画をまた観たのは加減を知りたかったからで──アクションをどこまで追求すれば、ストーリーの邪魔をせず、観客を笑わせることができるのか?という加減だね。『リーサル・ウェポン』も同じ理由で観たよ。ただ、これを参考にしようと言える映画はなかったけれど…『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』のことは大いに念頭にあったし、『インディ・ジョーンズ』も少し思い浮かべたかな。コメディタッチの恋愛関係とアクションとのバランスを見る上でね。──役作りにおいて撮影前に特別な準備はしましたか?ワークアウトして肉体美を作る必要があったよ。だって最強のスパイになるんだからね。それなりの身体じゃないとだめじゃないか(笑)。たぶん1日に3〜4時間じゃないかな。クラヴ・マガ(接近格闘術)とムエタイをやったよ。フランスのムエタイ・チャンピオンに手ほどきを受けたくらいさ。元SAS(イギリス陸軍特殊部隊)の友人がいるから、基本的な寝技とかのテクニックを一緒に練習したりしたよ。──共演のキャサリン・ハイグルはコメディ作品に多く出演している女優。彼女との仕事はいかがでしたか?キャサリンは僕が仕事をした中でも特にカメレオンっぽい俳優だね。というのは、言われてすぐに素の自分から役柄の人物へと変われるんだ。僕は役柄を演じるために徐々に気持ちを盛りあげていかないといけないタイプ。自分がやりたいことやどうやるのかを見定めるには少し時間がかかるんだ。けれど、キャサリンはランチを食べながらでも「いいわよ!」と役柄に切り替えられる。パパッと変身してシーンを演じることができるんだよ!僕もああなりたいよ(笑)。(text:Rie Shintani)『キス&キル』特集“付き合い始めた(結婚した)後に知った、恋人の秘密” ベスト・エピソード発表!© Rex Features/AFLO■関連作品:キス&キル 2010年12月3日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開© 2010 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.■関連記事:夏川純1つ年下の結婚相手は亭主関白「おーい、お茶!」藤本美貴亡き父は「『ナイスミキティ』と言ってくれている」結婚の裏に隠された秘密は?投稿で豪華プレゼントも!『キス&キル』カップル試写会に20組40名様ご招待
2010年12月08日最近ではあまり使わなくなった表現かもしれないが「苦み走った」という言葉がしっくりくる――。昔の侍という人種は、こんな空気をまとっていたのではないだろうか?そう思わせる佇まいで真っ直ぐにこちらを見据える。齢五十を重ねた演技者・渡辺謙。昨年公開された主演作『沈まぬ太陽』の初日では感極まって男泣きに泣き、かと思えば、しばらく前から放送されている某CMではなぜか他人の“携帯電話”に…。そして、“謎”をもって語られる最新作『インセプション』では、詳細は明かされていないが、どこか“悪”を感じさせる、物語の鍵を握る男を演じている。2003年の『ラストサムライ』以来、数々のハリウッド作品に参加してきた渡辺さんが「原点に返った気がする」と語る本作について、そして自らの演技者としての生き方について語ってくれた。“枠”を外して役を作っていく面白さ他人の潜在意識に侵入しアイディアを奪い取る、という“究極の犯罪”を軸に物語が展開される本作。渡辺さんは、レオナルド・ディカプリオ扮する主人公にE難度の任務を依頼する企業のトップ・サイトーを演じているが、ここで渡辺さんに物語の中身について語ってもらうのはヤボというもの。だが、この「他人の頭の中に入り込む」という物語の核心は、役作りにおいても渡辺さんに相当な影響を与えたようだ。「サイトーという男のバックグラウンドや行動パターン、思考回路を積み重ねていくという作業が、役作りにおいて当然あります。でも、そこで思ったのが、他人のマインドに入っていくわけで、自分が思っている自分と他人が考える自分は違っていてもおかしくないんですよ。だから、そこに誤差があったり、少しテイストの違う人間になるということもアリなんです。そのあたりは俳優として、完全に一つのキャラクターを作るというよりは、『ここまでやってもいいかな』と少し枠を外し、キャラクターの手足が少し伸びるような自由度を感じて面白かったです」。ちなみに、サイトーについて先ほど“悪”を感じさせると書いたが、クリストファー・ノーラン監督からは意外な人物のイメージが伝えられたという。「クリスは『ジェームズ・ボンドみたいにやってくれ』と。実は彼、『007』フリークなんですよ。それで、スーツでキメてパワフルでカリスマティックな感じで…でも、残念ながら『007』のボンドガールとのシーンのような部分は一切なかったけどね(笑)。どのボンドをイメージ?やっぱりショーン・コネリーでしょう。どんな大変な状況でも、決してヒートアップしないイメージですね」。「ハリウッドで最もイキのいい」俳優陣のいる現場の“空気圧”共演陣にはレオをはじめ、エレン・ペイジ、ジョゼフ・ゴードン・レヴィット、マリオン・コティヤール、キリアン・マーフィと錚々たる顔ぶれが。彼らとの“対峙”はどのような体験だったのか?「そりゃすごい刺激を受けましたよ。言ってみればハリウッドで一番イキのいいジェネレーションが集まってるわけですから。現場の“空気圧”が高い!もっと言うと…落ち着かない(笑)」。笑顔でふり返る渡辺さん。若きライバルたちとの“セッション”を楽しんだ様子がうかがえる。さらに、レオとのこんなエピソードを明かしてくれた。「『やるな』って思ったのが、あるシーンでヒートしてガーってみんなが話すくだりがあるんだけど、セットに入る10分くらい前にレオが『ちょっと来てくれる?』って言ってみんなを集めてセリフ合わせをした。それは、単にセリフを合わせるためではなく、ヒートさせるための準備運動として彼が率先してやっていたこと。これまで、あっちの俳優がセリフ合わせするのは見たことがなくて、普通は集まってから『じゃあどうしようか?』と、わりと大人っぽく進むんですが、今回のクリスの作品は、本当に役者が闘技場に放り込まれるような感じだったんです。だから、それなりの準備がないと、ギアがローからじゃ間に合わない。そこでレオがみんなを引っ張っていくというのがありました。それで空気圧が高かったんですね」。ハリウッド作品への出演は本作が7作目。しかも本作ではノーラン監督は脚本執筆の段階から渡辺さんをイメージして書いていたという。渡辺さんも「新しい窓が開いたのかな、という感じはありました」と心中を明かすとおり、着実にかの国での足場を築いているように思える。逆に渡辺さん自身、役へのアプローチや作品に臨む上で自らが変わったと感じるところは?「僕自身の軸は変わっていないと思います。ただ、俳優というのは“ナマモノ”であり、キャリアを重ね、時間を経る中で、自分が思っている以上にある種の形が確立されがちになる。自分だけでなく、見ている人が『こういう役ならこういう形』というフレームを作ってしまうことも往々にしてあるんです。ハリウッドの作品に臨む中で、そうした枠を作品が勝手に壊していってくれるというのはあると思います。僕が歩くというよりは、ひとつの作品、役をやることで、また原点に戻ってこられるという。そういう意味でシンプルになった気はします」。“やらないことに対する恐怖”を置き去りにすることでは、今後についてのイメージは?そう尋ねると、かぶりを振って「全くない」と即答。「目標もターゲットもないし、そんなものを置いても意味がないんです。『沈まぬ太陽』をやっているときは「もうゲップが出そう。今年の後半は、もう映画には参加せずにじっくりとプロモーションをやって公開を待とう」って思ってたらこの話が来た。いつも、いきなり違うところに連れて行かれちゃう(苦笑)。だから逆に、常に出来るだけフラットでいて、話が来たらすぐに荷物を持って動けるようにしていなくちゃいけないし、その方が楽しいんですよ。ふり返ること?それもないですね。まぁ溜息と一緒にね…(笑)。それ自体は決して前へ進む推進力にはならないから」。そんな自身の生き方を「不確かさ」と表現し、「それを楽しめるかどうかですよね?」と、まるで他人事のように、そして心から楽しそうな笑みを浮かべて語る。「『硫黄島からの手紙』の後、表現者としての達成感がものすごくあって、1年8か月くらい映画の撮影はやらなかったんです。でも『いいや、それで』とも思ってて。思ってもないこと、感じていないことをやることに意味はないな、と。すごく不確かなんだけど、それは“やらないことの恐怖”をどこかに置き去りにしないといけないことでもある。いま、50歳になってそういう状態にあるって楽しいです。確実なものって決して手に入らない気がするんですよ。だから、手に入らないことをあせらない方が良い、と。不確かなままで…まあ『さまよえ!』とは思いませんが、執念深くやることで見えてくるものもある。だから、結果や確かさを求め過ぎたり、“どこか”にたどり着こうとし過ぎるのはもったいない――そんな風に思ってます」。(photo:Toru Hiraiwa)特集「新時代の男たち」■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:レオ、日本への思いを熱弁!渡辺謙は「監督はダ・ヴィンチの再来」と絶賛レオ、侵入するなら「アレキサンダー大王の頭の中。でもプライバシーの侵害だよ…」『インセプション』と「ブラッディ・マンデイ」がコラボオリジナルストーリーも展開渡辺謙が成田から舞台挨拶に直行!サプライズでの登場に観客熱狂渡辺謙、南果歩を伴い『インセプション』L.A.プレミアにオスカーにも期待
2010年07月22日まもなく公開となる映画『インセプション』の来日記者会見が行われ、昨日行われたジャパン・プレミアに続いて主演のレオナルド・ディカプリオに渡辺謙、クリストファー・ノーラン監督、監督の妻でプロデューサーを務めるエマ・トーマスが出席。レオは会見中、たびたび日本への思い、そして初共演となった渡辺さんへの敬意を口にした。レオはまず東京でスタートした撮影をふり返り「最初の東京での2日間がこの作品のトーンを決めたと思います」とコメント。また、思い入れのあるシーンを尋ねられると「ひとつを選ぶのは難しいね。雪崩が作られたり、シャンゼリゼ通りのカフェで爆発が起こったり、毎日が驚きの連続だったんだ。常に何かが起こるのでは?と期待させてくれる現場だった。特に、登場人物のエモーショナルな旅の部分を演じる上で、深く、面白い演技論を渡辺さんやマリオン(・コティヤール)と交わすことができたことは誇りに思っているよ」と答えた。渡辺さんは同じ質問に「ひとつだけピックアップするのは難しいですね」と思案しつつ、自身の役柄について「監督には『ジェームズ・ボンドのように』と言われたんだけど、残念ながら脚本にボンド・ガールは用意されていなかった…」と不満を漏らし会場の笑いを誘った。ただ、ノーラン監督との仕事に話が及ぶと「クリスの頭はどうなっているのか?と思う。文学的なことだけでなく、科学、建築学的な才能も持っており、ダ・ヴィンチの再来なのでは?と思う」と最大級の賛辞を送った。レオも「ビジョンを実現する力を持った男、それがクリスだよ。そして揺らぐことのない自信を持っているんだ。この映画は、(ノーラン監督の過去の作品である)『メメント』と『インソムニア』、そして『ダークナイト』的な要素を持っている“ハイブリッド”な作品。監督とは、映画のバックグラウンドについて話し合ったけど、野心的でスケールの大きな作品でありつつ、キャラクターに重きを置いているんだ。僕は、これはクリストファー・ノーランにとっての『8 1/2』であり、彼の夢の世界でいろんなことが起きる、という風に捉えているんだ」と熱く語った。さらにレオは、日本の文化、ファンについても言及。「日本のファンは新しいアイディアに対してオープン。僕も例えば宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』のファンだけど、シュールな世界が展開しても、観客は躊躇せずに飛び込んでいくんだ。日本のファンの反応が楽しみです」と思いを語ってくれた。「誰かの夢に入れるなら?」という質問には渡辺さんは「誰の夢にも入りたくないし、入ってきてほしくない!分からない部分があるからこそ、もっと相手を知りたくなり、パーソナリティが生まれるもの。そこは分からないままにしておいてほしい」と回答。ノーラン監督は「ケンに答えを盗まれたかな?」と笑いつつ「どうしても誰かの頭の中に侵入するなら、名監督…例えばオーソン・ウェルズの中に入って、彼がどういうことを考えてるのか?また実現されなかった映画のアイディアを見てみたい」と映画人らしい答えを披露してくれた。最後にレオは「日本のみなさんにとって宝である渡辺さんと共演できて嬉しかったです。彼が複雑な役をこなす、エモーショナルで深い俳優だということは以前から知ってましたが、一緒に仕事をしてみて、人間性が素晴らしい紳士で、多くのものを与えてくれました。日本のみなさんは彼を誇りに思うべきです」と語り、会場は拍手に包まれた。『インセプション』は7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:レオ、侵入するなら「アレキサンダー大王の頭の中。でもプライバシーの侵害だよ…」『インセプション』と「ブラッディ・マンデイ」がコラボオリジナルストーリーも展開渡辺謙が成田から舞台挨拶に直行!サプライズでの登場に観客熱狂渡辺謙、南果歩を伴い『インセプション』L.A.プレミアにオスカーにも期待レオ&渡辺謙の緊急声明に列島騒然!『インセプション』が全国のビジョンをジャック
2010年07月21日今年のアカデミー賞戦で『ハート・ロッカー』ともども最多6部門で候補となり、さらに世界中の興行収入記録を塗り替えている『アバター』のジェームズ・キャメロン監督が12日、ブラジルのアマゾンに計画中のベロモンテ水力発電ダムの建設反対運動に参加した。首都ブラジリアで行われた運動には『アバター』や『エイリアン2』などキャメロン監督作に出演してきた長年の盟友、シガニー・ウィーバーも参加した。ダム建設と反対派の先住民が存在する様は、武器を手に侵略してきた人間と惑星パンドラの先住民ナヴィが戦うという『アバター』のストーリーをどこか彷彿とさせる。キャメロンはこの反対運動を「リアルライフ“アバター”バトル」と呼んでいる。サンフランシスコに拠点を置く環境保護団体「Amazon Watch」の運動家とともにブラジル入りしたキャメロン監督は、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ・ブラジル大統領に建設中止を求めた。(text:Yuki Tominaga)写真はその前日、サンパウロで行われた『アバター』のブルーレイ&DVD発売記念イベントに出席した2人。© REUTERS/AFLO■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved■関連記事:『タイタンの戦い』サム・ワーシントンが語る“サムの小さな三部作”サム・ワーシントン来日!スターになっても「履いてるブーツは昔と同じ」超異例『アバター』ブルーレイが4月に早くも発売!キャメロン監督が鑑賞法を伝授『アリス』を抑え全米1位!“子供に見せたい”『ヒックとドラゴン』の最新映像到着【ハリウッドより愛をこめて】アカデミー賞の裏ドラマ!S・ペンは前妻めぐり退席?
2010年04月16日『ウォンテッド』、『つぐない』などで知られる英国の若手実力派のジェームズ・マカヴォイが主演が決まっていた新作映画を降板、しばらくハリウッドと距離を置くと宣言した。マカヴォイは、セス・ローゲンが製作・出演するコメディ・ドラマ『I’m With Cancer』(原題)に主演として150万ドルのギャラの提示を受けたことを明かした上で、出演を断ったことを後悔していないと断言。「あまり先のことまで決めてしまいたくないんだ」と言い、自ら「映画はしばらくやめて、舞台をやろう」と決意したと言う。「ブロックバスター作品のスター街道まっしぐらで行くと、普通の役者に戻れなくなってしまう」という考えもあった。ちなみにマカヴォイの代役を務めるのは『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィット。英国に拠点を置く彼は「ずっとアメリカに滞在し続けるのはいやだ」とも語る。4年前に結婚した妻で女優のアンヌ=マリー・ダフが現在第一子を妊娠中で6月に出産予定を控えているのも一因と思われる。味のある演技をスクリーンで見られなくなるのは寂しいが、今年のアカデミー賞2部門ノミネートを受けた出演作『終着駅-トルストイ最後の旅-』が日本では今秋公開を予定されている。(text:Yuki Tominaga)写真は1月に開催された『終着駅-トルストイ最後の旅-』のベルリン・プレミアに妻のアンヌ=マリー・ダフと共に出席した際のもの。© AFLO■関連作品:終着駅-トルストイ最後の旅- 2010年秋、TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほかにて公開
2010年04月13日世に言う「草食系」「肉食系」という識別が定着して久しいが、強いて選ぶならどちらの男性(女性)がタイプ?いま、ハリウッドではブラッド・ピット、ジョニー・デップの後継とも言うべき次世代スター俳優たちが続々と誕生しているが、中でも“肉食系”イケメンとして昨年一気に注目を集めたのが、クリス・パインとサム・ワーシントン。そんな2人の注目の次回作2作品、『フェーズ6』と『タイタンの戦い』が奇しくも4月24日(土)同日に公開を迎える。まずは、生粋のハリウッドのサラブレッド、クリス・パインの日本での最新主演作となるのが『フェーズ6』。致死率100%のウイルスが世界に蔓延する中で、生き残った人間たちの本性を暴き出す、異色パニック・スリラーだ。昨年劇場公開されたSF超大作『スター・トレック』で主人公のジェームズ・T・カーク役に抜擢され、一躍ヒーローの仲間入りし、“第二のブラッド・ピット”とも言われるクリスだが、本作ではお調子者でムードメーカーの主人公・ブライアンを演じる。ウイルス感染が迫る、危機一髪の状況でどんな行動に出るのか…?コミカルな演技やアクションも印象的だった前作とはまた一味違う、狂気に満ちた演技にご注目あれ。また、本作は『スター・トレック』より前に製作されているので、ブレイク直前の姿、というのもポイント?そんなクリスと同じく昨年は大きな転機の年となったサム・ワーシントン。『ターミネーター4』で主演のクリスチャン・ベイル顔負けの存在感で注目を集め、爆発的ヒットを記録中の『アバター』で確固たる“肉食”スターの地位を築きあげているひとり。数々のスターを輩出しているオーストラリアで俳優の道をスタートさせた彼だが、実はジェームズ・ボンド役の最終候補としてダニエル・クレイグと肩を並べたという過去も。『アバター』では自分が属する人間側と自然と共に生きるナヴィと間での苦悩の演技が観る者の心をつかんだが、ギリシャ神話を基にした最新作『タイタンの戦い』では、神々の王ゼウスの息子として生まれながらも人間として育った青年ペルセウスを演じる。今回もそのアクションはもちろん、前作とはまた次元の異なる、苦悩の演技を見事に見せている。ノリに乗っている2人の肉食系イケメンが、いざ決戦!あなたはどちらが気になる?『フェーズ6』は4月24日(土)よりシネマスクエアとうきゅうほか全国にて順次公開。『タイタンの戦い』は同4月24日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:フェーズ6 2010年4月24日よりシネマスクエアとうきゅうほか全国順次公開© MMVIII by PARAMOUNT VANTAGE, A Division of PARAMOUNT PICTURES CORPORATION All Rights Reserved.タイタンの戦い 2010年4月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:サム・ワーシントン来日!『タイタンの戦い』ジャパン・プレミア・プレイベントに5組10名様ご招待全世界感染!絶望の先に見えてくる人間の本性『フェーズ6』試写会に10組20名様ご招待あの神々がスクリーンで暴れ、戦う!『タイタンの戦い』試写会に15組30名様ご招待サム・ワーシントン、今度は“英雄”ペルセウスに!来年公開の主演作の最新映像到着
2010年03月30日今年、ハリウッドでブレイクを果たした俳優と言えば、おそらく真っ先に名が挙がるのがサム・ワーシントン。『ターミネーター4』での名演に続き、本日12月18日(金)に全米でついに公開を迎えた『アバター』に主演し、ハリウッドのスターの仲間入りを果たした。そんな、いま最も勢いのある“昇り龍”サムの来年の主演作に関する情報が…。日本では来年のGWに公開される『タイタンの戦い』でサムが演じるのは、ギリシャ神話の英雄・ペルセウス。本作で神や悪魔たちとの激しい戦いに身を投じるサムの最新映像が到着した。『ターミネーター4』、『アバター』と未来を舞台にした作品に出演してきた彼だが、本作では時代を大きく遡って神話の時代へ。神々の王・ゼウスの子として生まれながらも人間として育てられたペルセウスが、世界を破滅から救うべく、権力闘争に明け暮れる神々や忌むべき悪魔、恐るべき獣たちと戦い、自らの運命を切り開いていく姿を描く。ちょっぴりいかつい風貌もあいまって、無骨な肉体派という印象が強いサムだが、アクションと共にその演技力の高さに対する評価はピカイチ!『007/カジノ・ロワイヤル』におけるジェームズ・ボンド役を最後までダニエル・クレイグと争った経験を持ち、『ターミネーター4』では肉体の大半が機械でできており、物語の重要な鍵を握るマーカス・ライトを見事に演じきり、激賞をあびた。このほど発表されたゴールデン・グローブ賞において『アバター』が見事に作品賞へのノミネートを果たしたが、こちらも斬新な映像世界に加え、サムを始めとする確かな演技力を持った俳優陣によるドラマが評価されてこそ。本作でも葛藤を抱えつつ、戦いに身を投じるペルセウスの複雑な心情を体現している。本作が、サムが今後さらなるスターダムの高みへと駆け上がるきっかけとなるかも。脇を固める俳優陣も豪華のひと言!神々の王・ゼウスを演じるのはリーアム・ニーソン。リーアムと『シンドラーのリスト』で共演し、彼と共にその年のオスカーの主演&助演男優賞へのWノミネーションを果たしたレイフ・ファインズが、ペルセウスの前に立ちはだかる冥界の王・ハデスを演じる。そして、ペルセウスに運命を預けるヒロイン、アンドロメダをフランス出身のアレクサ・タヴァロス(『ディファイアンス』)が演じる。まずは、サム扮するペルセウスの雄姿をひと足早くチェック!『タイタンの戦い』は2010年GW、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。こちらの映像はMOVIE GALLERYおよび『タイタンの戦い』作品情報ページにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ターミネーター4 2009年6月6日、7日先行公開、6月13日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 SONY PICTURES DIGITAL INC. ALL RIGHTS RESERVED.アバター 2009年12月23日(水・祝)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開タイタンの戦い 2010年GW、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:【どちらを観る?】2009年もあとわずか…年末年始オススメ映画レビュー第1弾『アバター』遂に完全版初披露!ジェームズ・キャメロン12年ぶり新作に手応えクリスチャン・ベイルのコメントも!『ターミネーター4』DVD発売記念特別映像が到着前代未聞の『アバター』TVスポット3部作を一挙大公開!『ターミネーター4』DVD発売記念 マックG監督の直筆サイン色紙を1名様にプレゼント
2009年12月18日みなさん、こんにちは!前回のコラムをお届けしてからそれはいろんなことがありました…。まず、『トワイライト』があらゆる記録を塗り替え、社会現象となっています。先週末公開された最新作『ニュームーン/トワイライト・サーガ』は、初日だけで7,270万ドルを突破し、興行初日のみの記録では『ダークナイト』(’08)の6,720万ドルという記録を更新。さらに、オープニング週末3日間の成績では1億4,283万ドルを記録し、『ダークナイト』と『スパイダーマン3』(’07)に続き歴代3位の大ヒットスタートとなりました。続いては、先週行われたアメリカン・ミュージック・アワードの授賞式から。数々のセレブリティが会場のノキア・シアターに姿を現しました。「ブラック・アイド・ピーズ」の4人(ウィル・アイ・アム、アップル・デ・アップ、タブー、ファーギー)からホイットニー・ヒューストン、超ビッグカップルのジェイ・Zとビヨンセ、レディー・ガガと錚々たるメンバーが集結。またこの日、ニコール・キッドマンが、授賞式でパフォーマンスを披露した、夫でカントリー歌手のキース・アーバンに付き添って登場しました。相変わらずお美しいニコールなのですが、あれ、お腹がちょっと膨らんでる?もしかして、第二子の妊娠?それを裏付けるように、あるカメラマンが彼女のサイドショットを撮ったときに、ニコールは“私たちだけの秘密よ…”とでも言うように唇に指を当てていたのです。うーん、何だか怪しいですね!ま、彼女が妊娠しているのか否か、そのうち明らかになることでしょう。さて、先ほどお伝えした『ニュームーン/トワイライト・サーガ』が全世界の女子マーケットを占拠しているいま、女性たちはみな主演スター、ロバート・パティンソンの虜になっています。ロバート本人は自身の人気をさほど気にしていないようなのですが、気にしてる人が一人いました。それは、ティーンのアイドルの先輩、ザック・エフロン。ご存知のとおり、「ハイスクール・ミュージカル」で一躍スターとなった彼ですが、最近、報道陣に向けて、彼自身も『トワイライト』のファンの一人だと明かしました。「だって最近はすっかり女性人気の矛先が移っちゃったからね」とのこと。ザック、まだまだあなたも嫌というほどファンに追われると思いますよ!何と言っても若くて美しいんだから!ザックはまたジェームズ・ボンドの大ファンだそうで、過去のボンド作品は全て観ているとか。中でもショーン・コネリーが一番好きで、ピアース・ブロスナンの「ゴールデンアイ」もお気に入りなのだそう。だからいつかボンド・ムービーに、とりわけ悪役として出演したいとアピールしました。最後に、今年全米で公開された映画の中でも、私としてはベストの一本にノミネートしたい、マライア・キャリー主演の『プレシャス』(原題)の話題。前にも触れましたが、マライアは本作でとても難しい役に挑戦し、素晴らしい演技を見せています。とは言え、かなり激しい映画なので、あまりデートにはお薦めできないのですが、要注目の一本には違いありません。とにかく、マライアは既にこの役で表彰され始めています。つい先日、マライアはパームスプリング国際映画祭にてブレイクスルー・パフォーマンス・アワードを受賞し、来年1月5日に行われる授賞式で表彰されます。パームスプリング国際映画祭は賞レースの中でも注目すべき前哨戦なので、マライアの受賞ラッシュの序章となることでしょう。(text:Lisle Wilkerson)© Rex Features/AFLO■関連作品:ニュームーン/トワイライト・サーガ 2009年11月28日より全国にて公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ロバート・パティンソンから動画メッセージ到着!女性ファンに大人気の気分は?ロバート・パティンソン、新作でユマ・サーマンら、大人の女優たちと共演『ニュームーン』2位に4倍の記録ずくめのメガヒットスタート全米興収3億ドル視野ジョニー・デップ、「最もセクシーな男性」に選ばれる5日前からの泊り組も! 『トワイライト』新作L.Aプレミアでロブ&クリステンに熱狂
2009年11月26日メル・ギブソンと交際中の恋人、オクサナ・グリゴリエヴァとの間に先月30日に女児が誕生したことが明らかになった。ロサンゼルス病院で誕生した女の子はルチアと名づけられ、53歳のメルにとっては8人目の子供になる。39歳のオクサナには以前の恋人で『007消されたライセンス』などでジェームズ・ボンドを演じたティモシー・ダルトンとの間に12歳になる息子がいる。メルは1979年に結婚した前妻との間に6男1女をもうけたが、2006年から別居し、今年4月に離婚。ロシア出身で、メルが所有するレコード・レーベルに所属する歌手だったオクサナとは別居の前後から交際していた。(text:Yuki Toinaga)写真は4月に行われた『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のL.A.プレミアに、ゲストとして出席した際の2人。© Rex Features/AFLO■関連作品:ウルヴァリン:X-MEN ZERO 2009年9月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開X-Men Character Likenesses TM & © 2009 Marvel Characters, Inc. All rights reserved. TM and © 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.■関連記事:ウルヴァリンと007が舞台で共演。上演中の携帯着信音にキレる日本限定の極秘映像到着あの人の登場に号泣必至「X-MEN」創設の瞬間がここにヒュー・ジャックマン「ウルヴァリンを演じることが“セラピー”になってるよ(笑)」ヒュー・ジャックマン最新作『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』オリジナル腕時計を1名様にプレゼント佐藤隆太、ヒュー・ジャックマンに続編出演を懇願「ウルヴァリンのためなら何でも!」
2009年11月04日ヒュー・ジャックマンとダニエル・クレイグの共演が話題を呼び、ブロードウェイでミュージカル作品を除いて空前の週間興行成績を記録した舞台「A Steady Rain」が29日からジェラルド・シェーンフェルド劇場でスタートした。シカゴの劇作家、キース・ハフの作品で、同じ女性を愛してしまった2人の警官の会話劇なのだが、なんと初日から上演中に客席で携帯電話の着信音が鳴るアクシデントが発生した。モノローグの最中だったヒューは演技を止めて客席に向かい、「電話に出たら?」と話しかけた。客席は笑いに包まれたが、シリアスなシーンでの集中力をそがれたヒューは苛立ったようにステージ上をグルグル歩き回る。携帯電話の持ち主はシラを切ろうとしたのか、いつまでたっても電話を取らず、着信音は鳴り響くばかり。ヒューはたまらず「切ってくれ」と言い、心配そうに見守っていたダニエルも同調、ようやく着信音は止んだ。この様子を観客席から撮った映像はYouTubeなどにアップロードされている。ウルヴァリンとジェームズ・ボンドの共演を楽しみにしていた観客も、最初のうちはこのハプニングを楽しんだようだが、劇場内に不穏な空気が流れたのも事実。劇場でも映画館でも、鑑賞中に電源を切るエチケットは徹底させたいものだ。「A Steady Rain」は12月6日まで上演中。(text:Yuki Tominaga)© AFLO29日、舞台上でのヒュー&ダニエル。■関連作品:ウルヴァリン:X-MEN ZERO 2009年9月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開X-Men Character Likenesses TM & © 2009 Marvel Characters, Inc. All rights reserved. TM and © 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.■関連記事:日本限定の極秘映像到着あの人の登場に号泣必至「X-MEN」創設の瞬間がここにヒュー・ジャックマン「ウルヴァリンを演じることが“セラピー”になってるよ(笑)」ヒュー・ジャックマン最新作『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』オリジナル腕時計を1名様にプレゼント佐藤隆太、ヒュー・ジャックマンに続編出演を懇願「ウルヴァリンのためなら何でも!」ヒュー・ジャックマンの魅力を詰めこんだ『ウルヴァリン』特別映像が到着!
2009年10月01日オスカー女優ジェニファー・ハドソンから喜ばしいニュースが届きました。前のコラムでもお伝えしましたが、やはり彼女は妊娠しているようです!そう、公式に発表となったのです。以前から妊娠のうわさは囁かれていたのですが、彼女のパブリシストはいつもそれを完全否定していました。それが遂に明るみとなったわけです!いま、R&Bシンガーのロビン・シックと一緒にツアーを回っているジェニファーですが、先週、地元のシカゴでベビー・シャワー(出産祝いパーティ)を開きお祝いしたそうです。それにしても、悲しみを乗り越えて、彼女が幸せを手にできて嬉しいかぎりです。ジェニファー、おめでとう!続いて、音楽、そしてソウル・ミュージックファンの方にとっては嬉しいことに、ここ最近めっきり新曲を出していなかった2人のアーティストが今年、アルバムをリリースしますよ。一人目は私の大好きな歌手の一人、ネオ・ソウル歌手のマックスウェルが7月7日、8年ぶりの新アルバムを出します。既に最新シングル「Pretty Wings」は発売されてますが、アルバムも同じ出来だったら、彼は返り咲きです!もう一人、才能にあふれながらも2000年以来、音沙汰のなかったシャーデーが年末ごろに新アルバムを出します!元々、表舞台には出ず、スポットライトを嫌うことでも知られているシャーデー。ツアーや作品のプロモーション活動もほとんどやらないので、残念なことに、ファンは彼女の歌声を聴くチャンスはほとんどありません。しかし、彼女はいままたバンドを再結成し、年末の新アルバムを制作しているそうです。同じソニー・ミュージック所属のマックスウェルはそのうちの何曲かを聴いて「この曲を聴けば震え上がるはず!」と大絶賛しています。とにかく、2人の復活はファンにとってはこの上なく嬉しいもの。長いこと待ちわびましたからね!さて、最後に奇妙なニュースを一つ。食品メーカーのデルモンテはこのたび、何と“ダニエル・クレイグ”型のアイスキャンディを発売するそうです!同社の発表では、1,000人のイギリスの女性を対象に、“キスしてみたい”男性セレブリティは誰か?という調査を行ったところ、ジェームズ・ボンドでおなじみのダニエル(写真)が選ばれたとのこと。そこで彼を“凍らせて”アイスキャンディにする権利を獲得したそうです。味はブルーベリー、ザクロ、クランベリーと3種類、カロリーも1個につき100キロカロリー以下に抑えられているので、ダイエットの心配もなし!どうやらデルモンテは『007/カジノ・ロワイヤル』で水中に飛び込むダニエル・クレイグを忠実に再現させているようです。これは、夏好きの女性にはたまりませんね!(text:Lisle Wilkerson)Erik Ovanespour / © A.M.P.A.S.
2009年06月08日