ジェーン スミス(JANE SMITH)が2018-19年秋冬コレクションのルックを公開した。前シーズンのエレクトロな雰囲気から一変し、英国ロックバンドのプライマル・スクリーム(PRIMAL SCREAM)のアルバム「RIOT CITY BLUES」をテーマにした今シーズン。中でもバンドのメンバーのヴォーカル、ボビー・ギレスピー(Bobby Gillespie)の柄シャツにジャケットやコートを羽織るスタイルにフォーカスした。打ち込みと脱脂を施したチェックやストライプ柄の別注ウール素材のジャケットやチェスターコートにパンツ。インナーには、ヒョウ柄やドット柄のシャツ、そして毛足の長いフリースやボア、アーガイル柄のモヘア、クラシカルなトレンチや光沢のあるエナメルムートンなどをレイヤリング。アクセントでアーミーキルト(リップストップ)やダウン(ナイロン)を重ねてスポーティーさも取り入れ、英国ロックのムードを表現した。テーマになったプライマル・スクリームのアルバム「RIOT CITY BLUES」の楽曲はこちらからチェック!
2018年05月06日ジェーンマープルドンルサロン(Jane Marple Dans Le Salon)2018年春コレクション「GOOD DAY SUNSHINE」より「Flower parlour」シリーズが登場。「Flower parlour」シリーズでは、クラシカルなインテリアファブリックに使用されるような花々をデザインしたワンピースやドレス、カーディガン、シャツワンピースなどが展開される。全体に花々がプリントされたゴア―ドドレスは、縦に布の切り替えを施しており、シルエットを細身に見せてくれる。しかし袖部分はゆとりがあるので、生地感と相まって女性らしいふんわりとした印象も与えてくれる。胸元に花々が刺繡されたカーディガンは、花とカーディガンの色合いが異なる3色展開。どのシーズンにも着やすいグレーとこれからの季節にぴったりのイエロー、爽やかなブルーの花々をあしらったピンク、と季節や好みのカラーリングに合わせて選びたい。他にも、夏らしいブルー×ホワイトのストライプシャツワンピースやドレープリボンのボレロ、ヴィンテージチュールのチュチュスカートなどブランドのガーリーな世界観を持ったアイテムばかりだ。【詳細】ジェーンマープルドンルサロン 2018年春コレクション「Flower parlour」発売日:発売中取扱店舗:ジェーンマープル取り扱い直営店価格例:・Flower parlourのゴアードドレス 52,500円・Flower parlour EMBのカーディガン 38,500円・ドレープリボンのボレロ 26,500円・ヴィンテージチュールのチュチュスカート 29,500円【問い合わせ先】St Mary Mead co.,ltd.TEL:03-3468-0232
2018年04月12日ジェーン・バーキンの長女で写真家の故ケイト・バリー(Kate Barry)追悼写真展が、マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)が手がけるブックストア「BOOKMARC」にて4月9日から15日まで開催される。ケイトは、鋭い感性や斬新な構図で『VOGUE』や『ELLE』などの女性ファッション誌で活躍し、評価と期待を集める中、2013年12月にパリのアパルトマンにて身を投げ46歳で逝去。パリを悲しみに染めた。その後、欧州を中心に開催された追悼展がこの度日本初上陸する。今回の日本の展示にあわせて特別に作られた高品質な白黒オフセット印刷による、限定500部のエキシビション図録(3,500円)も発売。8日夜には、歌手・女優の妹、シャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)を招いてオープニングレセプションも行われる。【イベント情報】ケイト・バリー写真展 “ACTRICES”会期:4月9日〜4月15日会場:BOOKMARC住所:東京都渋谷区神宮前4-26-14時間:12:00〜19:00オープニングレセプション会期:4月8日会場:BOOKMARC時間:18:00〜【書籍情報】『Kate Barry』出版社:SUPER LABO並製本(手綴じ) /32ページ/210×148mm白黒オフセット印刷価格:3,500円 ※限定500部
2018年04月02日ジェーンマープルドンルサロン(Jane Marple Dans Le Salon)の2018年春コレクションから新作「クレマチス ガーデン(Clematis garden)」シリーズが登場。「クレマチス ガーデン」では、クレマチスの花言葉"美しい精神"を表現したドレスやスカート、カーディガンなどが展開される。ドレスに描かれたのは、庭園に静かに咲き誇るクレマチス。ロマンティックなシルエットやディテールに対して、カラーはラベンダーとブルーグレイのクールな2色を揃え、上品なスタイルに仕上げた。透け感が軽やかさを演出するシアードレスや、優しい雰囲気を纏ったタブリエドレス、シャツと重ねてアレンジを楽しめるストラップドレスなど、バリエーションも豊富に用意。また、同様のデザインのスカートも登場する。その他にも、襟もとにフリルをあしらったTシャツや、華やかなリボンを結んだカーディガンなど、ロマンティックなムードを一層高めてくれるアイテムが揃った。【詳細】ジェーンマープルドンルサロン 2018年春コレクション「クレマチス ガーデン」発売時期:2018年1月より順次発売取り扱い店舗:ジェーンマープル取り扱い直営店、その他取扱店舗アイテム例:・シアードレス 46,500円・タブリエドレス 51,500円・ストラップドレス 45,500円・サイドレーススカート 35,500円・シアースカート 35,500円・マキシスカート 32,500円・ピマコットンタックフリルカラーのTシャツ 13,500円・ボウリボンカーディガン 32,500円【問い合わせ先】St Mary Mead co.,ltd.TEL:03-3468-0232
2018年02月02日ジェーン スミス(JANE SMITH)が2018年春夏コレクションを発表した。ジェーン スミスは、架空の左利き人物ジェーン・スミスと、ジョン メイソン スミス(JOHN MASON SMITH)によるシグネイチャーレーベル。ヴィンテージ、ワーク、ミリタリーのディテール、素材、縫製を可能な限り継承しながらも現代的なシルエット、デザインを取り入れ、懐古主義ではないリベラルな物作りを行っている。 今シーズンのテーマは、トーキングヘッズ(Talking Heads)の1984年のライブ映像『STOP MAKING SENSE.』がテーマ。ステージで、ヴォーカルのデヴィッド・バーン(David Byrne)が着用していたビッグショルダージャケットや、タックスラックスで80年代の時代感を再現した。パープル、ピンク、オレンジ、ベージュ、グリーン、バーガンディといったカラーパレットと、塩縮素材、レーヨン、キュプラ、合繊、オーガンジー、麻の素材など様々な要素をミックスし、ポストパンクを表現している。
2018年01月31日ちょっとニッチで、なかなか他人には理解されない個人的な“萌え”を、ジェーン・スーさんがアツく語ってくれました。ジェーン・スーさんが愛するのは“TBSラジオな男”です。知識量とセンスがラジオでわかる。「大人の男は、圧倒的に話が面白い」とジェーン・スーさん。「大人の面白さは、知性に裏打ちされている」とも。「知識が偏愛的な方向に構築された結果、独自の解釈を紡ぎ出せる人の話は、ほんとうに面白い。しかも、知性を使って人を楽しませるには、技術とセンスが必要。その力量が如実に出るのがラジオ。視覚情報がない分、その人の面白さがはっきり出ます」ネクスト大人の男として挙げるのは、講談師で『問わず語りの松之丞』(TBSラジオ)パーソナリティの神田松之丞さん。「鬱屈したものを抱えていて、めんどくさいおじさんになる可能性にワクワクします。今後、狂気がどう花開いていくのか、目が離せません」『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』の宇多丸さん通称「タマフル」の人気コーナーは「ムービーウォッチメン」。「宇多丸さんはラッパーとしてのキャリアとスキル、メッセージ性の強さが抜群。さらに映画批評のために、何度も作品を観て自分の角度を見極め、プレゼンするということを、長年続けてるのがすごい」土曜22:00~24:00放送中『東京ポッド許可局』のマキタスポーツさん、プチ鹿島さん、サンキュータツオさん“屁理屈をエンターテインメントに”をモットーに、3人が喋り尽くす。「それぞれが偏愛するものを持ち、私の本名を考えるだとかどうでもいい話を、聞くに値するレベルに昇華することができる大人の男たち。突き詰め方がくどくて面白いので、ぜひ聴いてほしい」月曜24:00~25:00放送中『JUNK 山里亮太の不毛な議論』の山里亮太さんラジオではテレビ以上に本音を吐き、リスナーからイジられる山里さん。「ルサンチマンを抱えた面倒くささから生まれる、重箱の隅をつつくようなトークがプロフェッショナル。でも、ほんとうはすごく配慮があり、友達のお母さんのように優しい人です(笑)」水曜25:00~27:00放送中ジェーン・スーさんTBSラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』のパーソナリティを務める。最新刊は『未中年~四十路から先、思い描いたことがなかったもので。~』。※『anan』2017年11月15日号より。イラスト・中根ゆたか文・小泉咲子(by anan編集部)
2017年11月09日72歳のヘレン・ミレン、79歳のジェーン・フォンダのベテラン女優たちが「パリ・ファッションウィーク」で開催された「ロレアル(L’Oreal)」のファッションショーでランウェイを闊歩した。ヘレンとジェーンは「ロレアル」のアンバサダーを務めている。ヘレンは163センチとモデルとしては小柄ではあるが、長身のスーパーモデル、アドリアナ・リマやウィニー・ハーローに負けない存在感を発揮。ワイドパンツにトレンチコート、マニッシュなレースアップシューズと黒い杖をアクセサリーに、堂々とキャットウォークを披露した。ランウェイの先端では仁王立ちポーズも!クールにキメたヘレンとは対極に、ジェーンはトラ柄のグラマラスなロングドレスで登場。先日のエミー賞授賞式で、アリアナ・グランデ風のポニーテールに劇的イメチェンした髪型もすっかり元通りで観客を安心させた。エミー賞では「ワースト・ドレッサー」として各メディアに取り上げられ、憂き目を見たジェーンだったが、この日のドレッシーな出で立ちは淑女そのもの。ランウェイからフロントロウに座っていたナオミ・キャンベルを見つけて握手とキスを交わしたり、歩きながらピースサインをするなど、終始ご満悦だった。(Hiromi Kaku)
2017年10月02日ジェーンマープルのハイエンドライン、ジェーンマープルドンルサロン(Jane Marple Dans Le Salon)より、2017年秋の新作「The good old」シリーズが登場。「The good old」シリーズは、古き良きロンドンをモチーフにしたシリーズ。懐かしい電話ボックスやオールドカーを描いたオリジナルプリントがドレスやスカート、カーディガンを遊び心いっぱいに彩る。プリントの細部に注目すると、2階建てバスやロンドンの近衛兵など、ロンドンの街並みが目に浮かぶようなイラストがポップなタッチで描かれている。ポストやバスのレッド、オールドカーのブルーが、ブラックやパステルブルー、クリーム色の生地に映え、上品でレトロな世界観が広がる。「Cheer up!」などの言葉と一緒に、オールドカーの立体的な刺繍を施したニットやスカートも登場。ユーモアたっぷりにノスタルジックなロンドンを表現した、表情豊かなコレクションに仕上がっている。【詳細】ジェーンマープルドンルサロン 「The good old」発売時期:2017年9月23日(土)取扱店舗:ジェーンマープル取り扱い直営店、そのほか取扱店舗■アイテム詳細・The good oldのカーディガン 29,500円・The good oldのブラウス 28,500円・The good oldのダンドールスカート 38,500円・The good oldのコクーンスカート 34,500円・The good oldのフリルヨークドレス 44,500円・The good oldのワーキングドレス 43,500円・The good old EMBのセーター 24,500円・The good oldのcar EMBポケットスカート 29,500円【問い合わせ先】St Mary Mead co.,ltd.TEL:03-3468-0232
2017年09月23日ジェーンマープルのハイエンドライン、ジェーンマープルドンルサロン(Jane Marple Dans Le Salon)2017年秋コレクションから、完全国内生産にこだわったライダースジャケットが登場。2017年9月3週目より発売を予定している。ジェーンマープルドンルサロンが8年ぶりに挑む、レザーライダースジャケットは、完全国内生産は希少な一着。牛革を選び、なめし加工を施すことでソフトな肌触りに仕上げた。デザインのベースになったのは、フランスのヴィンテージライダース。それにリメイクを加え、女性らしいコンパクトなシルエットに仕立てている。ブラックレザーで一見ハードな印象だが、タグの上にあしらわれたゴールドのチェーンなど、ジェーンマープルドンルサロンらしいフェミニンな遊びも添えられている。また、前身頃にはジップ付きポケットも配され機能性も抜群だ。丁寧に作られているため、長い時を一緒に歩めるのもポイント。着古すごとに独自の味わいが出て、魅力が増していくはず。【アイテム詳細】ジェーンマープルドンルサロンレザーライダースジャケット95,000円+税発売日:2017年9月3週目取扱店舗:ジェーンマープル取り扱い直営店、そのほか取扱店舗【問い合わせ先】St Mary Mead co.,ltd.TEL:03-3468-0232
2017年09月16日ジェーンマープルのハイエンドライン、ジェーンマープルドンルサロン(Jane Marple Dans Le Salon)2017年秋コレクションから、2017年8月初旬より順次展開される新作ウェア&小物を紹介する。”動きのある”スカート&ワンピースジェーンマープルドンルサロンの2017年秋は、”動きのある”スカートやワンピースに、ポップな色柄のオーバーニーを合わせるのがムードだ。「FRESH CREAM」の名がついたスイーツモチーフのワンピースは、ウエストから斜めにギャザーを配して、アシンメトリーなシルエットに。ウエストリボンのフレアスカートは、プリーツ加工を施して広がりを持たせた。また、コットンタイプライター地のスカートは、数段フリルを重ねてダンドールスカートへとアレンジ。花柄&ボーダー模様オーバーニー、リボンのヘッドリボン足元は、小花模様の「The little flowers オーバーニー」や、マルチボーダー柄の「カラーパレット オーバーニー」で決めて。ヘアに、コットンベルベットのヘッドリボンを纏えば、頭の先からつま先までクラシック&ガーリーなルックが完成する。【アイテム詳細】ジェーンマープルドンルサロン 2017年秋コレクション展開時期:2017年8月初旬より順次展開予定取扱店舗:ジェーンマープル取り扱い直営店、そのほか取扱店舗<アイテム例>・FRESH CREAM ワンピース 23,500円+税・The little flowers オーバーニー 4,000円+税・カラーパレット オーバーニー 4,000円+税・タイプライター フレアプリーツスカート 32,500円+税・コットンベルベット ヘッドリボン 6,000円+税・コットンタイプライター ダンドールスカート 25,500円+税
2017年07月31日ジェーン・バーキンが8月19日(土)に東京・オーチャードホールで来日公演「バーキン - ゲンズブールザ・シンフォニック」を開催する。今回の公演はジェーン・バーキンがセルジュ・ゲンズブールの曲を東京フィルハーモニー交響楽団の演奏をバックに歌う一夜限りのスペシャルライブ。【チケット情報はこちら】彼女は4月26日に発売した最新アルバム『シンフォニック・バーキン&ゲンズブール』において、ゲンズブールの楽曲をオーケストラ・アレンジでカバー。同作は東日本大震災直後に来日した際に出会った日本の作曲家、中島ノブユキと共に作り上げたアルバムで、公演にも中島はオーケストラ編曲・ピアニストとして参加する。ジェーン・バーキンはインタヴューでセルジュ・ゲンズブールがこのアルバムにどんな言葉をかけてくれると思いますかという質問に「泣いたと思います、絶対に。感動して。セルジュが生きていたら、ノブのような作曲家がこうして人生の一部を捧げてくれたことに喜ぶのではないかしら。心打たれるに違いありません」と答えている。来日公演に際し、彼女の動画メッセージが公開中。下記リンクより。チケットは本日5月26(金)午後11時59分までプリセールを実施中。一般発売は5月27日(土)午前10時より。■バーキン - ゲンズブールザ・シンフォニック日時:8月19日(土)開場17:00 / 開演18:00会場:オーチャードホール(東京都)オーケストラ編曲・ピアノ:中島ノブユキ指揮:栗田博文管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団料金:S席25,500円 / A 席13,500円 / B席11,500円(全席指定・税込)※S席には最新アルバム『シンフォニック・バーキン&ゲンズブール』付き
2017年05月26日5月17日(現地時間)から開催される第70回カンヌ国際映画祭。そのカンヌで昨年、大きな話題をさらったのが、ドイツ映画『ありがとう、トニ・エルドマン』だ。悪ふざけが大好きな父ヴィンフリートと、コンサルタント会社で働く娘イネスが織り成すコメディドラマの傑作として大絶賛を受け、世界の映画批評家・映画ファンたちをとりこにした本作の監督マーレン・アデに注目した。■近年のカンヌ国際映画祭で目を引く女性監督の筆頭株先日、そのラインナップが発表された第70回カンヌ国際映画祭。パルムドール2度受賞のミヒャエル・ハネケをはじめ、フランソワ・オゾン、ファティ・アキン、ポン・ジュノ、トッド・ヘインズなど豪華な顔ぶれが並ぶ中、近年の注目すべき傾向のひとつとして、女性監督の活躍が目覚ましいことが挙げられる。日本からは『光』の河瀬直美が、日本人監督としては最多となる7度目のカンヌ。また、『ブリングリング』のソフィア・コッポラ、『少年は残酷な弓を射る』のリン・ラムジーも新作を引っさげ参戦するなど、毎年、突出して光る女性監督たちの存在が話題を集める。昨年、アデ監督も監督3作目ながら『ありがとう、トニ・エルドマン』でカンヌを席巻し、スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが審査委員長を務める今年は、審査員の1人として参加する。■本年度コンペティション部門の女性監督◇河瀬直美…『光』が選出。第50回カンヌ国際映画祭に出品された『萌の朱雀』で史上最年少の27歳でカメラドール賞(新人監督賞)を受賞。第60回カンヌ国際映画祭では『殯の森』が審査員グランプリを獲得。第62回では、女性として、アジア人としてはじめて、映画祭に貢献した監督に贈られる「金の馬車賞」を受賞。昨年は短編コンペティション部門と、シネフォンダシオン部門の審査委員長も務めた。テレビ東京系列のドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ国際映画祭」にも出演し、「私と一緒ならばカンヌに行ける」と山田さんに提言。その発言を具現化したような今回の選出が話題となった。◇リン・ラムジー…『You Were Never Really Here』(原題)で参加。『モーヴァン』(’02)が第55回カンヌ国際映画祭のユース賞ほか、各国映画祭で多数の賞を受賞。日本でも多くのファンを持つ『少年は残酷な弓を射る』も、同じくコンペに出品され高く評価を受けた。◇ソフィア・コッポラ…『The Beguiled』(原題)で参加。過去作『ロスト・イン・トランスレーション』(’03)、『ブリングリング』(’13)など人気作は数多い。■過去カンヌ国際映画祭受賞の女性監督◇ジェーン・カンピオン…第46回にて史上初の女性監督のパルムドール大賞に輝いた『ピアノ・レッスン』(’94)ほか、第66回カンヌ国際映画祭では短編コンペティション部門と、シネフォンダシオン部門の審査委員長を務め、翌年には第67回カンヌ国際映画祭の審査委員長を務めた。◇ミランダ・ジュライ…自身が脚本・監督・主演を務めた『君とボクの虹色の世界』(’06)で第58回のカメラドール賞を受賞。前年のフィルムメイカー・マガジンでは「25人のインディーズ映画」の第1位に選出された。女優・監督業の他にもマルチメディアを活用した音楽やコンテンポラリーなどのパフォーマンスも行うアーティストとしても活躍。プライベートでは『20センチュリー・ウーマン』のマイク・ミルズ監督と2009年に結婚している。◇アリーチェ・ロルヴァケル…監督・脚本を務めた第67回カンヌ国際映画祭で『夏をゆく人々』(’14)が審査員グランプリを獲得。◇デニス・ガムゼ・エルギュベン…日本でもスマッシュヒットした長編デビュー作『裸足の季節』により、第68回カンヌ国際映画祭でヨーロッパ・シネマ・レーベル賞を受賞。ハル・ベリーやダニエル・クレイグ出演の『Kings』、アカデミー賞女優アン・ハサウェイ主演『The Lifeboat』の製作も発表されている。■『ラ・ラ・ランド』『ムーンライト』を抑え、有力誌が最も評価した作品に昨年のカンヌの話題をかっさらった『ありがとう、トニ・エルドマン』。現地では、挨拶も早々に「トニ・エルドマン見た?」と、誰もがその名前を口にしたという。いたずら好きな父ヴィンフリートと、海外でコンサルタント会社に勤務する生真面目な娘イネス、父と娘2人の噛み合わない性格をコミカルに描き、そこからあふれ出る親の愛情、娘の想いに誰もが涙し、笑った。プレミア上映されたカンヌの会場では、地鳴りかと間違うほどの笑いに包まれたという。結果的に国際批評家連盟賞に留まったものの、パルムドールの『わたしは、ダニエル・ブレイク』(ケン・ローチ監督)や、グランプリの『たかが世界の終わり』(グザヴィエ・ドラン監督)に引けを劣らない人気を獲得し、スクリーン・インターナショナルの歴代最高得点3.7(4.0満点)をマークしたほか、英米仏の有力誌がこぞって「2016年のベスト1」に選出したことで“観客にとってのパルムドール”と言わしめた。■才色兼備! 世界が認めたマーレン・アデ監督本作が長編3作目のアデ監督は、もともとプロデューサーとしてKomplizen Filmを設立。第62回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とアルフレッド・バウアー賞をW受賞したミゲル・ゴメズ監督の『熱波』など数々の作品をプロデュースしてきた。監督・脚本家としては、00年と01年に1作ずつ短編を発表後、03年に発表した『Der Wald vor lauter Baumen』(原題)で長編デビューを果たす。この作品が第22回サンダンス映画祭審査員賞ワールド・シネマ部門のドラマティック賞受賞、ドイツ映画賞で最優秀映画賞にノミネートされたほか、ヨーロッパの各都市で開かれる映画祭で映画賞・主演女優賞などを受賞。続く『恋愛社会学のススメ』(’11)では、ある1組の恋人たちと、その周りの人々が織りなす現代的な人間関係を描き、長編2作目にして第59回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を2つ(審査員グランプリと女優賞)、さらにフェミナフィルム賞を受賞。世界25か国で公開され、ドイツ映画賞で3部門ノミネートも果たした。そして3作目となる本作は、自身の父親から発想を得て、脚本の執筆から、撮影、編集まで6年を費やしたという。コメディに挑戦することの難しさや、社会問題をさりげなく映し出す表現など、ごく自然に見える巧みな演出方法も高く評価を受けている。また、ブルガリアの精霊“クケリ”や、ホイットニー・ヒューストンの代表曲「GREATEST LOVE OF ALL」など、一見浮いて見えてしまいそうなキーワードも、無理なく映像の中に組み込んでいる。そんな本作は、カンヌの国際批評家連盟賞ほか、第29回ヨーロッパ映画賞作品賞、監督賞など5部門を獲得、第89回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、先月末、発表されたドイツ映画賞でも作品賞、監督賞など6部門を制した。アメリカ公開の際に、本作を観てすっかり惚れ込んだジャック・ニコルソンが、ハリウッド・リメイクを熱望。引退表明していたにも関わらず、撤回し、自ら父親役を演じるとか。アデ監督は、そのリメイク版にエグゼクティブプロデューサーとして参加する予定という。プライベートでは息子を持つ母であり、子どもの成長を見守る親の目線を、劇中の父・ヴィンフリートに投影させるなど、私生活も大切にしていることも分かるアデ監督。その一方で、映画業界で働くキャリアウーマンとしても世界で活躍し、まさに公私ともに逞しく生きる現代女性の象徴のような存在といえる。カンヌから生まれる女性監督の力は、年を重ねるごとに右上がりに上昇中。特に彼女の今後の活躍は、1秒たりとも目が離すことができなくなりそうだ。『ありがとう、トニ・エルドマン』は6月24日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ありがとう、トニ・エルドマン 2017年6月24日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) Komplizen Film
2017年05月03日現在公開中の『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』で悲運のファーストレディを演じるナタリー・ポートマンが、プロデュース・主演を務めた映画『ジェーン』のBlu-ray&DVDが発売日を迎え、これを受けてポートマンとユアン・マクレガーのコメントが到着した。本作は愛する家族を守るため、過酷な運命に立ち向かう一人の女性ジェーンの戦いを描いた本格アクションドラマ。『ザ・コンサルタント』のギャヴィン・オコナーが監督を務め、主演のナタリーに加え、『ブラック・スキャンダル』のジョエル・エドガートン、『T2 トレインスポッティング』『美女と野獣』など、2017年度は公開作が目白押しとなっているユアン・マクレガーというハリウッドのトップスターが豪華競演を果たしたことでも話題に。ジェーン・ハモンド役のナタリーは、「ギャヴィンは本当に力強いリーダーね。自分の描くビジョンに対して非常に具体的で、すぐにみんなの尊敬を集めて指揮を執る。さらに彼は、自分がどのようにストーリーを語りたいのか、そして歴史的に何を意味するのかを明確に理解しているの」とオコナー監督との共同作業についてコメント。ジョン・ビショップ役のユアンは、「悪い奴だからこう、良い奴だからこう演じるというような取り組み方はできない。演じなければいけないのは、人間なんだ。だからほかの役を演じるのと何の違いもなく取り組んだよ」と、演じがいのあるキャラクターについて回想した。特典映像として、「撮影の舞台裏&ジョエル・エドガートンほかインタビュー」「海外版TV SPOT集」「海外版予告編」「日本版予告編」などを収録。また初回限定特典も実装する予定。『ジェーン』Blu-ray&DVDは4月5日(水)より発売中。※同日レンタル(text:cinemacafe.net)
2017年04月05日迷った距離1万キロ、探した時間25年。手がかりは、おぼろげな記憶とGoogle Earth――。5歳のときインドで迷子になり、オーストラリアに養子に出された男性の驚愕の実話を描く『LION/ライオン~25年目のただいま~』。第89回アカデミー賞では『ラ・ラ・ランド』や『ムーンライト』といった“強敵”がひしめく中、作品賞をはじめ6部門にノミネートされ、大きな注目を集めた。その本作で、主人公サルーの養母を演じて通算4度目の同賞ノミネート(助演では初)を果たしたのが、ニコール・キッドマン。本作に貫かれた、“母の愛”と“故郷への思い”について語ってくれた。サルーが体験した信じがたい実話を、「脚本を読むまでは知らなかった」とニコール。「脚本を読んで、その後にこれが実話だと聞かされて、すごく驚いたのよ。初めて知ったのは、オーストラリアのエージェントのアン・チャーチル・ブラウンから聞いたときだと思うわ。彼女から電話がきて、『あなたが気に入りそうなすばらしい脚本があるのよ』と言ってきたの」。一方、本作で長編監督デビューを果たしたオーストラリア出身の新鋭ガース・デイヴィスは、「早い段階でスー役にはニコール・キッドマンが適役だとひらめいた。そしたら、ニコールが偶然にも脚本を読んで僕と話したがっていると聞いて驚いたんだ!」とふり返っている。ニコールもまた、「ガースのことは知っていたの。『トップ・オブ・ザ・レイク ~消えた少女~』のいくつかのエピソードを監督していたし、私の親しい友人でもある(同ドラマの製作総指揮)ジェーン・カンピオンが彼の才能をほめたたえていたから」と語る。その「トップ・オブ・ザ・レイク ~消えた少女~」といえば、『ピアノ・レッスン』で知られるカンピオン監督と、本作と同じ『英国王のスピーチ』の製作チームが手がけたミステリードラマで、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞を席巻した傑作。ちなみにニコール自身も、シドニーを舞台にした今年スタートのシーズン2に参加している。ニコールは、本作『LION/ライオン』について「まず、台本の力強さに惹かれたわ。そして、タスマニアで撮影するというアイディアにも大賛成だった」と語り、デイヴィス監督をはじめとするスタッフに絶大な信頼を寄せていたこと、そしてオーストラリア・タスマニアでの撮影に心惹かれたことを明かす。彼女が演じたスーは、インド東部の大都市コルカタ(かつてのカルカッタ)でようやく保護されたサルーを、夫のジョン(演:デヴィッド・ウェンハム)とともに養子として迎えるタスマニア在住の女性。その人物像は、自身も2人の養子を迎えているニコールとも重なって映るが、「(スーは)とても強い母性を持っていると思う。それが、私たちをつなげるベースの部分になったんじゃないかしら」と共通点をあげる。「私たちは2人とも、よき母親になりたい、心が温かくて思いやりがあって、無条件に愛を捧げたいという強い願望を抱えているの」。とはいえ、「いままで、養子をとる母親、それも無条件に愛を捧げる強いパワーを持った母親というのは演じたことがなかったわ」と彼女は言う。「養子のサルーがスーに『自分の子どもを持つべきだ』と言ったときに、彼女はすぐに息子の言葉を止めたの。彼女は、欲しかったのは彼なんだって確認する。とてもシンプルなことなのよ。子どもに捧げる母の愛は常に存在する。とても力強くて大切で、重要なメッセージが示されているのよ」。そんなスーの役作りは、特殊メイクをして英国人作家ヴァージニア・ウルフになりきり、オスカーを獲得した『めぐりあう時間たち』のときとは、まったく逆のアプローチともいえるかもしれない。「自然を受け入れて、楽しむこと、それが大切なの。どの役も“自分が演じるべき役”だと思って取り組むから、自ずと結果もそうなる。私は常にそう思って、この長い俳優人生でいくつもの役を演じてきたわ」とニコールは語る。さらに本作では、“子どもたち”もすばらしい演技で彼女に応えている。「いままで何度も子役たちと共演してきているけど、サニー・パワールは英語をいっさい話せなかったの。そこが違っていた。でも、心を開いてもらうためのトリックなんて、ないわね。信頼を寄せてもらえるように努力するだけよ。それに、これは楽しいな、と感じてもらえるようにすることね」と話し、すっかり人気者となったサニーくんとの共演をふり返った。また、成長した青年サルー役のデヴ・パテルには、「この映画ですごく変わったわ。いっぱい食べて体重を増やして、オーストラリア人っぽくなった(笑)」と太鼓判。「この間、ある人が、デヴのアクセントはすごく上手だって言ってたわ。実を言うと私も、彼の発音が上手すぎて、オーストラリア人ではないって気づかなかったのよ。オーストラリア人である私が聞いても、自然なの。デヴは役作りに多大な時間を費やしてた。彼の演技はすごく深みがあるけど、シンプルなのが分かると思うわ」と語り、オスカー初ノミネートを果たしたデヴを温かい目で称えている。最後に、劇中、サルーがインドでの記憶を呼び起こすきっかけとなった“揚げ菓子”のように、自身のルーツを思い起こさせるものについて聞くと…「ベジマイト(オーストラリアのペースト状の発酵食品)のトーストのせね。オーストラリア人ならみんな分かるわ」と気さくに答えてくれたニコール。自らのルーツを背景に、母としての思いを体現したスーは、やはり、彼女にしか演じることのできなかった役なのだろう。(text:cinemacafe.net)■関連作品:LION/ライオン~25年目のただいま~ 2017年4月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia
2017年04月04日トランプ大統領就任式翌日、女性権利デモに参加したジェーン・フォンダ(写真:REX FEATURES/アフロ) 二度のアカデミー賞に輝いた女優ジェーン・フォンダ(79)が、オンラインガジン「Edit」で行ったブリー・ラーソンとの対談の中で、10代のときにレイプ被害に遭っていたことを明かした。 ヘンリー・フォンダの娘であるジェーン・フォンダは、幼い頃から舞台に立っていた。1960年に映画デビューし、『コールガール』(1971)、『帰郷』(1978)でアカデミー主演女優賞を獲得。女優として輝かしいキャリアを築き続ける一方で、反戦運動や女性の権利向上を訴えるフェミニズム活動にも力を注いだ。 ラーソンに「なぜフェミニストになったのですか」と問われたフォンダはこう答えた。 「私は50年代に育ち、フェミニズムに目覚めるまでには長い時間がかかったわ。これまでに会った男性の多くは素晴らしい人たちだったけれど、父権制度を信じこまされた犠牲者でもあった。私は貶められていると感じていたの。(中略)私はまだ子どもだった頃にレイプされ、性的虐待を受けていた。ボスと寝ることを拒んだら、仕事をクビになったこともあったけれど、それは自分が悪いんだと思い込んでいた。私がしたのは正しいことじゃなかった、とね。他にもレイプされた女の子たちがいたのを知っていたけど、それがレイプだとは思っていなかった。彼女たちも『いや』と言うことが間違っていると考えていたのよ」 男性優位のハリウッドで、女性は虐げられ、食い物にされ続けてきた。性的搾取を受けた経験が、フォンダをフェミニズムへと駆り立てたのだ。 大先輩の告白を受けて、ラーソンは「私は性的虐待被害に遭う役を2度演じたことで、被害女性と共にたくさんの活動を行っています。虐待が自分の責任だと考えることを被害者に許すべきではありません。それは“人を喜ばせたい病”なんですよね」と続けた。 レイプ被害に遭うと、女性は自分に非があったと思い込み、心を病んでいく場合が多い。フォンダはこの精神状態を「疫病」と表現した。今年80歳になる彼女は、今後も女性のための活動を続けていく。
2017年03月03日昨年10月、日本でも公開されたナタリー・ ポートマン主演作で製作にも名を連ねた『ジェーン』。この度、本作のBlu-ray&DVDの発売が4月5日(水)に決定し、合わせて日本語吹き替え版のキャストとして人気声優の坂本真綾や森川智之らが担当することが明らかになった。アメリカ西部で夫と娘とともに穏やかに暮らしていたジェーン(ナタリー・ポートマン)。しかしある日、夫が撃たれ、逃げ帰って来たことでその平穏は奪われてしまう。相手は悪名高きビショップ一家。地の果てまで追い続け、全てを奪い去るビショップ(ユアン・マクレガー)の恐ろしさを知るジェーンは、瀕死の夫と愛する娘を守るため、わらにもすがる思いから南北戦争の英雄でかつての恋人・ダン(ジョエル・エドガートン)に助けを求める。迫る敵を前に、徐々に明らかになるそれぞれの過去、そして人生の真実。 運命に抗い、戦うことを決意したジェーン。彼女はいま、愛のために銃を取る――。『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、新作『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』でも再度同賞にノミネートされ注目を集めているナタリーがプロデュースし、主人公ジェーンも務めた本作は、命に翻弄されながらも家族のために生きる、勇気ある女性の姿を描き出す物語。またジェーンの宿敵役には、『スター・ウォーズ』シリーズエピソード1~3で共演経験のあるユアン・マクレガー、ジェーンのかつての恋人役を『ブラック・スキャンダル』に出演し、『ザ・ギフト』の監督・脚本など製作側にも活動の場を広げるジョエル・エドガートンが演じている。そして今回、Blu-ray&DVD発売決定に伴い、吹き替えを担当する豪華声優陣が決定!ナタリー演じる主人公ジェーン役には、かつて『スター・ウォーズ』シリーズや『ブラック・スワン』などでナタリーの声を演じてきた坂本さん、ユアン演じるジェーンの宿敵ジョン・ビショップ役には、同じく『スター・ウォーズ』シリーズなどでユアンの声を演じた森川さんが担当。坂本さんは、「西部劇という埃っぽい舞台の中でも変わらず凛とした美しさのナタリー・ポートマン。彼女自身も母親になり、本作ではジェーンの“母”としての強さが表現されていたので、そこに力強く寄り添えたら、と思い吹き替えを演じました」と役作りについて語り、「恋をしている若い頃から、苦労を重ね“母”として周りを圧倒していくまで、主人公ジェーンが変貌していく姿を楽しんで演じたので、ぜひその変化を感じていただけたら」とメッセージ。また、ユアンが臨むその新境地をどう演じているのかなと考えながら、痛いところをつくやっかいなキャラクターを意識して演じたと言う森川さんは、「ユアンの悪役姿、とてもはまっているので、その姿をぜひ楽しんでもらいたいですね」とコメントを寄せた。さらに、ジョエル演じるジェーンのかつての恋人ダン・フロスト役を、本作の監督であるギャヴィン・オコナー監督が手掛ける『ウォーリアー』でもジョエルの吹き替え務めた咲野俊介が担当する。なお、Blu-ray&DVDの特典映像には、撮影の舞台裏&キャストインタビューや、海外版&日本版予告編などが収録予定となっている。『ジェーン』Blu-ray&DVDは4月5日(水)よりリリース。※レンタル同時スタート(cinemacafe.net)
2017年02月07日NARS(ナーズ)と、ジェーン・バーキンの娘であるシャルロット・ゲンズブールのコラボレーションコレクション「シャルロット・ゲンズブール・フォー・ナーズ・コレクション(CHARLOTTE GAINSBOURG FOR NARS COLLECTION)」が、2017年5月19日(金)より発売される。「シャルロット・ゲンズブール・フォー・ナーズ・コレクション」からは、アイ・リップ・チークなど全6アイテム16種が限定発売される。シャルロットおなじみのアンニュイな目もとや、紅潮した頬、自然な輝きのある肌などをNARSの視点で再解釈した、特別なメイクアップコレクションに仕上がっている。チーク・リップ・アイなどに使えるマルチスティックが"ティント"タイプにナチュラルでフレッシュなシャルロットの魅力をメイクアップで引き出すために、ナーズはティントアイテムに注目。「NARS マルティプルティント」は、アイ、チーク、リップ、ボディーなどマルチに使用できるナーズの定番スティック「ザ マルティプル」を、ティントタイプで目元と唇用に仕上げたものだ。シアーなテクスチャーで、肌にほのかな輝きと色味をもたらしてくれる。官能的な目元を演出するアイシャドー&アイライナーアイシャドー2色がセットになった「デュオアイシャドー」と、クリーミーな描き心地のアイペンシル「コーライナー」には、印象的な目元を演出する限定カラーが登場。アイシャドーは、深みのあるブルーと煌めくシャンパンゴールドの組み合わせと、グリーンとラメが輝くフロストシャドーのセットの2種類。アイライナーの限定色は、ディープネイビー、ディープモスグリーン、グレーの3色。アイシャドーと同色なので、一緒に使うとさらに効果的に仕上がるカラーが揃っている。フレンチビューティを叶えるフェイスティントシャルロットのリクエストによって誕生したというジェルクリーム「ハイドレイティンググローティント」は、本コレクションならではの個性的なアイテムだ。重ね付け可能な爽快な付け心地で、くすんだ肌に健康的な輝きをもたらすテクスチュア。4色から選べるシェードカラーは、シャルロットが提案するフレンチビューティーを叶えてくれる。特別なハンドルデザインのブラシセットさらに、ハンドルデザインが1本1本異なるブラシ5本がセットになった「ブラシセット」も登場。アイブレンディングブラシ、コンシーラーブラシ、アイシャドーブラシ、フェイスハイライティングブラシ、フェイスブラシと、ブラシロールケースが付属する。シャルロット自身が、本コレクションの中でもお気に入りのアイテムだと話す「ブラシセット」は、伊勢丹新宿店、銀座三越、⻄武百貨店池袋本店、阪急うめだ本店の4店舗限定での販売だ。詳細「シャルロット・ゲンズブール・フォー・ナーズ・コレクション(CHARLOTTE GAINSBOURG FOR NARS COLLECTION)」発売日:2017年5月19日(金)アイテム:・NARS マルティプルティント 限定3色 各4,800円+税<数量限定品>・NARS リップティント 限定3色 各3,300円+税<数量限定品>・NARS ハイドレイティンググローティント 限定4色 各4,500円+税<数量限定品>・NARS デュオアイシャドー 限定2色 各4,200円+税<数量限定品>・NARS コーライナ― 限定2色 各4,200円+税<数量限定品>・NARS ブラシセット 19,500円+税<数量・店舗限定品> ※伊勢丹新宿店、銀座三越、⻄武百貨店池袋本店、阪急うめだ本店のみの販売。■シャルロット・ゲンズブールフランスの女優であり、歌手、ミュージシャン、ファッションアイコン。イギリスの女優ジェーン・バーキンとフランスの歌手で作詞家セルジュ・ゲンズブールの娘としてロンドンで生まれ、パリで育った。彼女はキャリアを通して、様々なミュージック・アルバムをリリースし、2009年カンヌ映画祭で主演女優賞を獲得した映画『アンチクライスト』を含め、たくさんの映画に出演してきた。彼女の影響力は、音楽やフィルムの分野を越え、バレンシアガ(BALENCIAGA)のフレグランスやルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のアイコンとなるなど、ファッションの領域にも及ぶ。また2017年には、ソロアルバムのリリースも予定している。【問い合わせ先】NARS JAPANTEL:0120-356-686
2017年01月26日映画『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』の試写会イベントが1月18日(水)、都内にて開催され、コラムニストでラジオパーソナリティのジェーン・スーが音楽ジャーナリストの高橋芳朗を相手に作品の魅力を語った。略奪婚した夫を前妻に返そうとする現在の妻、夫、前妻の不思議な三角関係を描いて話題の同作は、ダメ夫を前妻に“お返しします”という、なさそうでありそうな(?)ヒロインの活躍を描くハートフル・コメディ。『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグがおせっかいだけど愛すべき主人公マギーを、実力派俳優イーサン・ホークが2人の女性の間で揺れるダメ夫ジョンを、アカデミー賞女優ジュリアン・ムーアが前妻ジョーゼットを演じる。メガホンをとったのは、『50歳の恋愛白書』で年の差がある男女の恋愛描写が高評価を受けた女性監督レベッカ・ミラー。ニューヨークの大学で働くマギーは、妻子持ちの文化人類学者ジョンと恋に落ちる。ジョンの妻ジョーゼットは教授としてバリバリに働き家庭を顧みない。ジョンは離婚を決意し、自分の小説を好きだと言ってくれるマギーと再婚した。数年後、娘も授かり幸せに見えたジョンとマギーだが、マギーは、仕事を辞めて小説家の夢を追い続けるジョンとの結婚生活に不安を感じる。一方、マギーは忙しいジョーゼットの子どもたちの面倒を見るうちにジョーゼットと親しくなり、ジョーゼットがいまでもジョンを愛していることに気が付く。トークショーは女性たちが多く詰めかけた会場で行われた。ジェーンさんは、最初の話題として、イーサン・ホークがある時期から「男の情けなさみたいなもの」を上手に演じる俳優として磨きが掛かってきていると指摘し、「今回も、益々、その情けなさに磨きが掛かっておりました」と声を弾ませた。続けて、ジェーンさんは、同作が広義のラブコメディーであるものの「いままでになかったような内容」と紹介。「一番心に残ったのは、(いままでなら)前の嫁のジョーゼットとマギーは対立構造にしか絶対ならないのです。お互いを憎み合ったりとか、嫌い合ったりとか」といい、「何を思ったのかこの2人が、いい友達になってしまう」と目を輝かせた。ジェーンさんは、「男の敵は男」という言葉は聞かない一方で、「女の敵は女」という言葉がよく使われていることを例にして、「女は一枚岩でなければいけない」とする通念が存在することや、一枚岩を壊した(=略奪婚などをした)女性が悪く言われることを指摘。ジェーンさんはそんな通念や現象に疑問を感じていたところで同作と出会ったそう。「『そうじゃないよ』ということをちゃんと、映像で、物語で見せてくれたので、そこはすごく感激しました」と、「女は一枚岩でなければいけない」などという通念に対して同作から「そうじゃないよ」というメッセージを受け取り感動したことを実感を込めて語った。ほかにも、「私は夫を奪われた悲劇の妻でいるつもりはないわ」などの劇中の印象的なセリフを紹介。また、観終わってニューヨークに行きたくなったそうで、「こういう映画を観ちゃうと、住んでいる人のふりをして、斜め掛けのバッグでポケットに手を突っ込んで」などと願望を語るなど、同作の魅力がたっぷりと語られた。『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』は1月21日(土)より全国にて公開。(竹内みちまろ)
2017年01月19日アカデミー女優のナタリー・ポートマンが製作・主演を務め、運命に翻弄されながらも家族のために生きる、勇気ある女性の姿を描き出す『ジェーン』。「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のイメージモデルとしても活躍し、プライベートでは第2子を妊娠中と、躍進を続ける彼女に注目した。雄大な西部の大地を舞台に、瀕死の夫と愛する娘を守るため、銃を手に取る女性・ジェーンの姿を描き出す本作。彼女を追い詰める敵役には、本人と分からぬほどの怪演で批評家を唸らせたユアン・マクレガー。絶体絶命のジェーンに救いの手を差し伸べる、かつての恋人役には『ザ・ギフト』『ブラック・スキャンダル』のジョエル・エドガートンが扮している。映画『レオン』の、ジャン・レノ扮する殺し屋と出会う少女マチルダ役で鮮烈なデビューを飾ってから20年。『スター・ウォーズ』など人気シリーズにも出演し、『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、ハリウッドを牽引するトップ女優として走り続けてきたナタリー・ポートマン。本作のみならず、12月には巨匠テレンス・マリック監督『聖杯たちの騎士』も控え、ジャクリーン・ケネディを演じた最新作『Jackie』(原題)が早くも高い評価を獲得。現在、第2子を妊娠中の彼女は、先日、リリー・ローズ・デップと姉妹役を演じた『Planetarium』(原題)がプレミア上映されたヴェネチア国際映画祭のレッドカーペットにマタニティ姿で登場し、世界中のメディアの話題をさらったことも記憶に新しい。また、以前よりイメージモデルを務める「ディオール」では、新作の真っ赤な口紅をまとったセクシーなCMが日本だけでなく世界中を虜にし、その人気はいまもなおとどまることを知らない。子役の時代から世界中に愛され、現在は1人の母親となったナタリーが、ハリウッドにおける優秀脚本“ブラックリスト”選出の脚本を読み、ほれ込んだという本作は、西部の時代に翻弄されながらも、自らの意思で人生を切り開いていく女性の物語。ナタリーは、自身の役について「ジェーンが多くのことに向き合い、自分自身の強さを見出していく過程がとても気に入ったの」と語り、また「ジェーンのプロセスは私のプロセスでもあったのよ。それは、いかにして自分の立場を築き、困難な時期に立ち向かい、“崩れ落ちないようにするか”を学ぶ点で、(私自身と役柄が)同時に進行していくような感覚だった」と、強い女性を演じるうえでの役へのアプローチを明かす。さらに、ジェーンのかつての恋人のダン・フロストを演じたジョエルも、「ジェーンは実にタフな女性にならなくてはならない。ナタリーには優しいところがあるけれど、彼女の中に本当の強さへのスイッチがあることも分かる。彼女はもろさとともに、鋼のような強さを持ち合わせている。あの強さは内面からやってくるんだ」と大絶賛、「さらに興味深いのは、ナタリーがスクリーンで演じる役柄の中にもその強さを垣間見ることができるんだ」と、母親になった現在のナタリーだからこそにじみ出る、女性としての強さにコメントを寄せている。今回、出演だけでなく、プロデュースも買って出た理由は「結婚&出産を経たいま、本当に描きたかった愛の形がそこにあったから」とも語っているナタリー。母になったナタリーだからこそ説得力を持って演じることができた、新たな代表作に注目だ。『ジェーン』は10月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月10日妻・ジェーンとの胸打つロマンスあふれるドラマと、迫力の爽快アクションが評価を集め、日本でも大作ひしめく中、“洋画実写NO.1”を獲得した『ターザン:REBORN』。このほど、本作最大の見せ場となる、捕らわれのジェーンを追うターザンの激走をとらえたクライマックスシーンの一部が解禁となった。世界中を魅了し、これまで何度も映画化されてきた名作「ターザン」が、『ハリー・ポッター』シリーズの監督&スタッフによって現代に生まれ変わる本作。全米では、スピルバーグ監督の新作『BFG』や『インデペンデンス・デイ』続編を大きく引き離し、ターザン映画の歴史を塗り替える2週連続実写No.1を記録。すでに全世界では興行収入3億ドルを突破している。そして、ついに日本での公開を迎えた本作は、人気俳優・桐谷健太の日本語吹き替え版ターザン役への起用、日本版主題歌に音楽業界でいま最も勢いのあるバンド[Alexandros]が起用されたことでも話題に。10~20代男女や女性層を中心に観客を集めている。そんな本作から解禁となったのは、本編クライマックス映像の一部。ターザン(アレクサンダー・スカルスガルド)とともに、地響き鳴らす数万匹のヌーの大群による疾走が圧倒的スケールで描かれるシーンだ。捕らわれた妻のジェーン(マーゴット・ロビー)を救うため、2万人を超える強大な軍隊を前に身体ひとつで立ち向かうターザン。貴族として持てる全てを捨て、ジャングルの王として再び目覚めた彼は、百獣の王・ライオンや、森の精霊・ゴリラなど、かつての“旧友”たちと心を通わせ、ジェーン奪還に挑む。映像では、圧倒的戦力を従え、ターザンを待ち構えるロム(クリストフ・ヴァルツ)に対し、“旧友”たちとともに草原にいたヌーの大群を向かわせ、ジェーンが捕らえられている港町へ正面突破を試みるという、ド迫力アクションが映し出されている。また、SNSなどでも「ターザンとジェーンの絆の深さ」に胸をときめかせ、感動したと明かす女性が続出している中、身体ひとつで傷つきながら、命懸けでジェーンのもとへと走り続けるターザンの勇ましい姿は、女性なら誰もが胸を打たれること間違いなし。だが、目前まで迫ったものの、あと1歩のところで再び連れ去られてしまうジェーン。ターザンはジェーンを救い、ジャングルを救うことができるのか。2人を待ち受ける運命を、スクリーンで確かめてみて。『ターザン:REBORN』は丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて2D/3D同時公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月04日『ブラック・スワン』でアカデミー賞を獲得し、その年の主演女優賞を総なめにしたナタリー・ポートマンが製作と主演を務め、ユアン・マクレガーと共演する『ジェーン』。このほど、本作の初映像となる、壮大な愛を感じさせる予告編がポスタービジュアルとともに解禁となった。アメリカ西部で夫と娘とともに穏やかに暮らしていたジェーン(ナタリー・ポートマン)。しかしある日、夫が撃たれ、逃げ帰ってきたことでその平穏は奪われてしまう。相手は悪名高きビショップ一家。地の果てまで追い続け、全てを奪い去るビショップ(ユアン・マクレガー)の恐ろしさを知るジェーンは、瀕死の夫と愛する娘を守るため、わらにもすがる思いから、南北戦争の英雄でかつての恋人ダン(ジョエル・エドガートン)に助けを求める。迫る敵を前に、徐々に明らかになるそれぞれの過去。運命に抗い、戦うことを決意したジェーンが愛のためにした選択とは…?『ブラック・スワン』から5年。母となったナタリーが、ハリウッドにおける“未映画化の名脚本”「ブラックリスト」に選出された物語にほれ込み、自ら製作・主演を務めた本作。運命に翻弄されながらも、家族のために生きる女性ジェーンの姿を体現する。彼女を追い詰める敵役で怪演を見せるのは、『スター・ウォーズ』新3部作で彼女と共演してきたユアン。また、絶体絶命のジェーンに救いの手を差し伸べるかつての恋人役には、『ブラック・スキャンダル』『華麗なるギャツビー』などの演技派ジョエル・エドガートンが務めている。今回到着した予告編には、南北戦争直後のニューメキシコ周辺で、ならず者に追われる身のジェーンが「もう逃げない」と決心し、自ら銃を手に取り、戦う決意を固める姿が収められている。さらに、全米批評家を唸らせる怪演を見せつけたヒゲ面のユアンにも注目。本人と気づかないほどのカメレオンぶりで見事に演じきった悪役は、圧巻の一言だ。「この愛だけは、奪わせない。」という力強いコピーとともに、ナタリーが描きたかった愛の形が伝わる、期待高まる映像を、こちらから確かめてみて。『ジェーン』は10月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月15日オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回はジョニー・デップの好演も印象的だった『アリス・イン・ワンダーランド』の続編『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』です。***みんな大好きジョニー・デップのキテレツ姿!いろいろやってるけど、『アリス・イン・ワンダーランド』のマッドハッターは特に強烈で、主役のアリスを食っちゃってたわよね~。そのハッターが、続編では死の床。ついに食われたアリスが満を持しての主役になったのよ〜。「そうなの。今回のアリスは、すごく成長して、ある意味、マッドハッターよりもマッドなことを平気でするの」と言うのは、前作からアリスを演じているミアちゃん。「アリスは2年もの間、船長として世界を旅していて、力のある立場の女性になっているの。女性が活躍できる時代じゃないだけに、その稀少な価値を理解して自分を愛しているのよ。そういう自立した女性を演じること、そして彼女を掘り下げることができたのは、私にとって最高の経験だったわ。ぶっちゃけ、今回のアリスの方が、演じていて楽しかったのよね(笑)。でも前作は前作で、私にとって特別な作品。だって、あの作品から、私のキャリアはガラッと変わったんだもの(笑)」そうそう。あそこから人生変わっちゃったわよね〜。ぶっちゃけ忙しセレブすぎて人まで変わっちゃいそうだけど「世間で言われるほど私自身はそれほど変わらないのよ」とミアちゃん。おごりがないのね!!「やっぱり今でもオーストラリアに自宅があるからかな。子供の頃はあちこち転居していたから、むしろ今の方がずっと落ち着いているくらい。弟とシドニーに越して3年だけど、家族のいるキャンベラと行ったり来たりしてるのよ。もちろん仕事のときは別の国にいるけど、今はスカイプでいつでも顔を見て話をできるから、常に家族と一緒って感じ。いい時代よね〜」超大作も小規模の作品も出まくりの助だから、世界を股にかけて大活躍。そういえば、加瀬亮くんと共演した『永遠の僕たち』なんてすごくいい映画だったじゃない!「亮のことはリオって呼んでたんだけど、すごい俳優よね。あの作品はガス・ヴァン・サント監督や彼のような個性的な人たちと一緒に仕事できたから、様々なことを学べたわ。これからも規模にかかわらず出演したいし、もっと女性監督との仕事もできたらいいな、って思ってるの。たとえばジェーン・カンピオン監督(『ピアノ・レッスン』)とか。彼女が大好きなの!」◇ミア・ワシコウスカ1989年10月14日、オーストラリア・キャンベラ生まれ。子役から活躍し、2010年の『アリス・イン・ワンダーランド』で主役に抜擢されて以降、ハリウッドのA級女優に。(C)Theo Wenner / Art Partner /amanaimages◇前作の監督ティム・バートンがプロデューサーとして参加したワンダーランドの“はじまり”の物語。監督/ジェームズ・ボビン出演/ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップほか7月1日より全国ロードショー。(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.※『anan』2016年7月6日号より。インタビュー、文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター)
2016年06月30日ハリウッドセレブにも愛用者多数のミネラルコスメのカリスマ的ブランド「ジェーン・アイルデール」から2015クリスマスコフレ「トータルメイクアップキット」(16,201円)が11月7日(土)より数量限定で発売となる。ミネラルコスメの先駆的ブランド「ジェーン・アイルデール」が今年のクリスマスに贈るのは、“クリスマスマジック in リトルエコバッグ”をテーマに、ナチュラルな成分を使いながらも、ミネラルコスメならではの仕上り、抜群のメイク持ちでホリデーシーズンのメイクをシックでエレガントに演出してくれる日本限定のコフレ「トータルメイクアップキット」だ。「ジェーン・アイルデール」のミネラルメイクに欠かせない美容液ファンデーション「リキッドミネラル」をはじめ、デリケートな唇をヒマシ油やビタミンEがケアしながら、クリスマス気分を盛り上げるレッドに染めてくれるソフトでクリーミーな使用感の「リップクレヨン」、唇や肌に乗せると皮膚のPHに反応してやさしく発色する人気のリップ&チーク「フォーエバー」の限定バーション「フォーエバーレッド」、リキッドタイプとペンシルタイプの良さをあわせ持つジェルタイプの最新アイライナー「ジェルアイライナー」の全4点セットになって、エコバッグに詰められている。リキッドミネラル以外はすべて限定商品となっていおり、ファン必携のクリスマスコフレと言えそうだ。(text:Miwa Ogata)
2015年11月04日ファッション界でも改めてその存在感や変わらない魅力が注目されているイギリス出身の女優、ジェーン・バーキン。「元祖ロリータ」と言われるほど、可愛らしい顔立ち。華奢なボディラインに素敵なロングヘア。見た目から一目置かれることは必然ですが、その中身は外見に劣ることなく素敵だったのです。モデルや女優からも憧れのアイコンとして名が挙がる彼女は、いったいどんな人物なのでしょうか?まず、彼女の名前、“ジェーン・バーキン”にあるように、高級ブランド、エルメスのバッグ「バーキン」の誕生と深い関係があることでおなじみ。それはジェーン・バーキンと、エルメスの社長が偶然同じ飛行機に乗り合わせ、ジェーンがバッグにしていた藤のかごに荷物が詰め込まれていたのを見て、エルメスの社長が何でも入れられるバッグをプレゼントさせて欲しいと申し出たことから生まれたといいます。このエピソードだけでも、彼女がどれだけ魅力溢れる女性なのかを感じることができますね。また、彼女のファッションは、今でも世界中の女性たちのお手本になっています。いたってシンプルなTシャツとデニムパンツをスタイリッシュに着こなし、片手にはお約束のかごバッグを持っているのが印象的。ほかにも、トレンチコートやワンピース、ニットを取り入れた定番のスタイリングも、彼女が着ているとどうしてか真似したくなるもの。そして、チャーミングな笑顔、年齢やコンプレックスをすべて自分らしさと受け入れている気持ちの持ち方!実際、60代の現在の彼女の笑顔は若き頃と変わらず、とてもキュート。そして、ファッションもシンプルながらも自分らしさを貫いています。自然体でいるからこそ魅力が最大限に引き出され、まわりを虜にしてしまうのかもしれません。着飾ったり、無理をしたりするのでは疲れるだけ。ジェーン・バーキンを見習って、飾らない“あなたらしさ”を最大の武器にしませんか?
2015年09月19日ジェーン・バーキンが高級ブランド「エルメス」に、自身の名前を冠したバッグ「バーキン」の名称変更を求めていることがわかった。「バーキン」は、ジェーンのために「エルメス」が作った革のバッグ。1984年の発売以来、人気カラーは常に入手困難状態が続くベストセラーだが、動物保護団体「PETA」がワニ革の製造過程の“残酷”な手法を非難するリポートを発表。これを知ったジェーンは「私の名前を冠したエルメスのハンドバッグを製造する過程で、クロコダイルが残酷な処置をされていることを知りました。バッグの製造過程が国際的な基準に改善されるまで、“バーキン”という名を変更するよう、エルメス・グループに依頼しました」と声明を発表した。「PETA」のリポートによると、バッグ1つ制作するのにクロコダイルは2、3頭が必要で、エルメスは「バーキン」以外のワニ革製品に使用する目的でワニを養殖しているという。ジェーンの行動に「PETA」は「Ms.バーキンのエルメスに対する態度に感謝します」と賛同を表明している。「バーキン」は荷物の多くてもエレガントに持ち運べることから、セレブにもファンの多いバッグ。ミランダ・カーやキム・カーダシアン、ヴィクトリア・ベッカムなど、小さな子を持つママ・セレブに特に人気が高い。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月30日昨年の第67回カンヌ国際映画祭にて「パルム・ドール」を受賞した『雪の轍(わだち)』が、まもなく6月27日(土)より日本公開される。本作の上映時間は、なんと3時間超。審査員長を務めていたジェーン・カンピオンは当初、「正直3時間16分という上映時間を聞いたときは、トイレ休憩が必要だわ、なんてことを考えながら、みんなで観ることを怖がっていた」と言う。だが、観賞後には「物語が始まった途端に魅了されてしまった。あと2時間は座って観ていられたでしょう!!」と絶賛。その結果、本作は見事「パルム・ドール」史上最長の上映時間の作品となった。3時間を超える映画と聞くと、確かに一瞬たじろいでしまうが、『風と共に去りぬ』『七人の侍』『シンドラーのリスト』、そして最近では『愛のむきだし』など、3時間を超える名作は数え切れない。さらに、アカデミー賞で最多11部門を受賞している3作品、『ベン・ハー』『タイタニック』『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』はいずれも3時間以上の大作ばかり。ラストまで観客の集中力を途切れさせることなく、ドラマを描く監督の演出力があるからこそ成立する“長尺映画”は、映画体験の真骨頂ともいえるのだ。トルコが誇る巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイランによる本作『雪の轍』は、カッパドキアの洞窟ホテル・オセロを舞台に、ホテルのオーナーとして暮らす元舞台俳優のアイドゥンと、若く美しい妻、そして妹との愛憎、さらにアイドゥンが思わぬ形で恨みを買ってしまったある一家との不和を描く、濃厚な人間ドラマ。文豪チェーホフの著作をもとに、シェイクスピア、シューベルト、ニーチェ、さらにドストエフスキーなどといった数々の名作のモチーフが散りばめられている。「美しく、長い物語は、徐々に抽象性を失い、骨の髄にこたえるものになっていく」(ソー・フィルム)、「その長さに怖気づいてはならない。これは雄大な映画なのだ」(TF1ニュース)と、海外メディアも長さを一つの特長として紹介し、「こんな大胆な、無謀な映画作りがあるのかとあきれながら、3時間16分の大作を身を乗り出して見た」(作家・池澤夏樹)、「あきるところがない。画面の美しさ、凄さにも堪能」(作家・阿刀田高)、「主人公の心の鎧を溶かすには、3時間もの長尺の物語が必要だったのだ」(ロシア文学者・浦雅春)と、日本の著名人からも絶賛の声が寄せられている。世界各国、時代を超えて、映画ファンに愛され続けている3時間越えの名作たち。ちなみに、ギネス記録の長尺映画は1987年にアメリカで製作された『The Cure for Insomnia』。上映時間は5,220分、87時間!俳優による自作の詩の朗読で、初演は同年の1月31日~2月3日まで、3泊4日かかったという。『雪の轍(わだち)』は6月27日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月19日ニコール・キッドマンが、女性の映画関係者に贈られるクリスタル・アワード授賞式の壇上で、親友のナオミ・ワッツとのキスを披露した。ニコールは16日(現地時間)、カリフォルニア州センチュリー・シティで開催された「ウィメン・イン・フィルムズ 2015 クリスタル+ルーシー・アワード」で、クリスタル(エクセレンス・イン・フィルム)賞を受賞した。受賞スピーチでこれまでのキャリアをふり返ったニコールは、オーストラリアで活動していた若き日に、ジェーン・カンピオンの監督する映画への出演を断ったことを後悔していると語った。オファーを蹴った理由は、その役がシャワーキャップを被らなければならなかったこと、そして女性にキスする設定だったことだという。そこまで話すと、ニコールはバッグの中から花柄のシャワーキャップを取り出して被ると、「会場にいる女性にキスします」と宣言。すると、プレゼンターとして一緒にステージに立っていたナオミもキャップを取り出して被り、2人はしっかりと抱き合って互いの唇にキス。場内は歓声に包まれた。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月18日第67回カンヌ国際映画祭にてパルム・ドール大賞受賞した『雪の轍(わだち)』の本ビジュアルが、このたび解禁となった。カッパドキアに佇むホテル・オセロ。若く美しい妻と、離婚で戻ってきた妹と暮らす元舞台役者のアイドゥン。オーナーとして悠々自適に暮らす毎日だが、冬の訪れによって閉ざされいくホテルの中で、それぞれの内面が次第に明らかになっていく。さらに、アイドゥンへの家賃を滞納する一家との不和が彼を悩ませる。妻と妹、気の置けない友人、そして相容れない隣人との終わりのない会話をつづけながら、アイドゥンは人を赦すこと、愛することの意味と自らの人生に思いを馳せていく。凍てつく大地の雪解けを待ちながら―。過去に、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にてグランプリを2回と監督賞を受賞した、トルコが誇る巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン。昨年の第67回カンヌ国際映画祭にて、満を持してのパルム・ドール大賞受賞した監督作『雪の轍(わだち)』が、初の日本公開作品として6月27日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開する。本作は、カッパドキアの洞窟ホテルを舞台に、今は裕福なホテルのオーナーとして暮らす元舞台俳優のアイドゥンと、若く美しい妻、そして妹との愛憎、さらに主人公が思わぬ形で恨みを買ってしまったある一家との不和を描く。彼らの住むカッパドキアに冬が訪れるとともに、取り残された彼らの鬱屈した内面が静かに明らかになっていく、濃厚な人間ドラマだ。ストレートな言葉で感情をぶつけ合う登場人物たちには、そこはかとない滑稽さも漂い、さらに「人間であること」を考えさせられる、見応えのある作品となっている。さらに本作の大きな特徴は、文豪チェーホフの著作をはじめ、シェイクスピア、シューベルト、ニーチェ、さらにドストエフスキーなどといった数々の名作のモチーフがちりばめられているところだ。劇中にはドストエフスキーの「白痴」を想起させるシーンや、主人公たちの交わされる会話にロシア文学を代表する文豪トルストイやドイツの哲学者ニーチェの言葉が用いられたりと、細部に至るまであらゆる名作へのオマージュが感じられる。カンヌ国際映画祭では審査員長を務めたジェーン・カンピオン監督は「知的で洗練された、素晴らしい作品。あまりに引き込まれて3時間の映画であることを忘れてしまった!」と絶賛。濃厚な世界観と人の心をえぐる展開、そして圧倒的な映像美によって紡がれる3時間16分に、世界的なメディアから賛辞が送られ、見事最高賞のパルム・ドール大賞を受賞した。世界の名だたる戯曲、音楽、哲学の要素が、3時間16分という長さに凝縮された、今まで体感したことのない極上の見応えに仕上がった本作。鑑賞後、誰もが圧倒されるという極上の映画体験を楽しみに待とう。『雪の轍(わだち)』は、6月27日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日昨年、カンヌ国際映画祭において、83才の巨匠ジャン=リュック・ゴダールと「審査員特別賞」をW受賞し、審査員長のジェーン・カンピオン監督からも絶賛されたグザヴィエ・ドランの監督最新作『Mommy/マミー』。このほど、同賞を受賞した際のドランが「同世代のみんなへ」と語りかけ、目を潤ませる感動スピーチが盛り込まれた本作の“予告編ドランver.”が解禁となった。ここではない、とある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2ヶ月後、内閣は公共医療政策の改正を目ざすS18法案を可決する。中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案。発達障がい児の親が、経済的困窮や身体的、精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに子の養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障するという、かつてないスキャンダラスな法律だった。15才の息子と暮らすシングルマザー、ダイアン・デュプレ(アンヌ・ドルヴァル)の運命は、この法律により、大きく左右されることになる――。『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』で世界の映画シーンに鮮烈なデビューを飾り、『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』とデビュー以来、全作品がカンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭へ出品され、一躍、時代の寵児となった映画界の美しき俊英グザヴィエ・ドラン。その最新作となる本作は、フランスでデヴィッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』を抜いてランキング1位を獲得する大ヒットスタートを切り、最終的には動員数100万人を突破。ドランは2014年末の「話題の人物TOP5」にも選ばれ、2月20日には、“フランスのアカデミー賞”といわれるセザール賞で「最優秀外国映画賞」を受賞したばかり。カンヌでの受賞の際、ドランは「僕と同世代のみんなへ。誰もが自由に表現する権利があるにも関わらず、それを邪魔する人たちもいる。でも、決して諦めないで下さい。世界は変わるのです。僕がここに立てたのだから」とスピーチ。本作と同様に、人々の心を強く揺さぶった。世界中のメディアだけでなく、稲垣吾郎、斎藤工ら業界著名人も、アンテナ鋭い映画女子たちも一目置く、“ホットでエキサイティングな新世代”の最新作を、まずはこちらからご覧あれ。『Mommy/マミー』は4月25日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日『マイ・マザー』で鮮烈なデビューを飾り、『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』で日本の映画ファンの心をもつかんだ、カナダの天才イケメン監督グザヴィエ・ドランの新作『MOMMY』(原題)。このほど、本作の劇場公開が2015年4月25日(土)に決定。グランドオープンを迎える恵比寿ガーデンプレイス内のミニシアター「YEBISU GARDEN CINEMA」のオープニング作品となることも明らかとなった。本作は、デビュー以来手掛けた全作品が、カンヌ、ヴェネチアといった世界三大映画祭へ出品され、本年度カンヌ映画祭では本作が「審査員特別賞」を受賞するなど、一躍時代の寵児となったグザヴィエ・ドランの監督最新作。ユーモラスな親子の日常を舞台に、全宇宙共通の“母と子”の深い愛情と葛藤を暴き、「涙のクライマックスが2回来る」ともいわれている。カンヌでは、審査員長を務めた、『ピアノレッスン』のジェーン・カンピオン監督からも絶賛を受けていた。全仏では、すでに動員100万人を達成するドラン史上最大の観客動員数を記録。また彼の本国カナダ・モントリオールでも、興収が3億ドルを超えるドラン史上最大のヒットで社会現象と化している。2015年1月には、いよいよ全米での公開も控えており、また新たな伝説がつくられる可能性大だ。『MOMMY』(原題)は2015年4月25日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月22日