キャストが全てアジア系のラブ・コメディー映画『クレイジー・リッチ!』が全米で3週連続第1位を達成、総興行収入は1億ドルを突破という大ヒットを記録して大変な話題を呼んでいる。TVで人気のコメディー俳優たちが数人出演しているとはいえ、これといった大スターが出演しているわけでもなく、あらすじを聞いても取り分けユニークというものでもない。なぜここまでのヒットとなっているのか?ベストセラー小説の映画化ではあるが、「ハリー・ポッター」のようなレベルではないし、本が売れたというだけでは大ヒットの切り札にはならない。『クレイジー・リッチ!』ほどのヒットは、様々な要素がピッタリと揃った時にしか生まれない。重要要素その1:絶妙なタイミングジョン・M・チュー監督は、映画学科で有名なUSC(私立南カリフォルニア大学)出身。在学中から秀でた監督の才を発揮して製作したショート作品がスピルバーグ監督の目にとまる。卒業後間もなく有名エージェントに引き抜かれて、下ずみ生活も経験せずに大手スタジオで映画監督の仕事につく。これだけ聞けば夢のようなキャリアである。だが監督した作品はどれも批評的も興行的にも冴えず、2015年に監督した劇場用映画はあまりの不評で2週間にして映画館から姿を消すという、監督にとっては屈辱的な思いを味わった。だがチューは、その時点でふと立ち止まって考えたと言う。ちょうどその頃ハリウッドでは、「アカデミー賞は白人主義だ。#OscarsSoWhite」という個人のツイートがきっかけで白人優位のハリウッドがまざまざと明らかになり社会問題にまで発展した。チュー監督はアメリカで生まれ育ったとは言え、「自分もアジア人だと言うのに、社会の人種不平等に知らぬうちに加担してしまっているのではないか?」と自問自答し始めたと「scmp Style Magazine」に語っている。そんな時期にたまたま紹介された脚本が、ベストセラー『クレイジー・リッチ!』を脚本化したものだった。読んだ瞬間、「これだ!」と思ったという。監督の意思とタイミングが絶妙の融合を果たして、『クレイジー・リッチ!』の企画が動き始めたのだ。重要要素その2:スター誕生!ニック役ヘンリー・ゴールディング『クレイジー・リッチ!』の製作総指揮を担当するプロデューサーに、チュー監督は自分がどれだけこの作品にピッタリかを必死で説明したと言う。そしてめでたく採用されたあと、監督の才能の半分はこれで決まると言われているキャスティングが始まった。最も重要なのは言わずもがな、主演女優と男優探しだ。映画のヒロインであるレイチェル役は、TVの人気シットコム『フレッシュ・オフ・ザボート』のコンスタンス・ウーで、全米では見覚えのある顔だ。だが、コンスタンスの恋人役を演じるイケメンはいったい何者か?名前はヘンリー・ゴールディング。劇中、アジアで屈指の大富豪ファミリーの御曹司ニック・ヤングを好演している。生まれも育ちもマレーシアのヘンリー。爽やかでかつカリスマ性が光るイケメンだが、本作以前の演技経験はゼロに等しいというから驚き。マレーシアのTVで旅行番組のホストを務めていたヘンリーに、たまたま『クレイジー・リッチ!』の製作会社で会計事務をしていた友人が、「あなたにピッタリの映画オーディションがあるから受けるべきよ」と声を掛けた。だが驚くなかれヘンリー自身は、「ニック役には、プロでもっと立派な俳優が相応しい」と、数回にわたってオーディションの誘いを却下する。だが執拗にチュー監督自らに説得されて重い腰を上げた。そして結果はご覧のとおり。彼の自然な演技は天性としか言いようがなく、プロで長くやってきているコンスタンスを喰ってしまっているといっても過言ではない。ヘンリーは前途洋々で、すでに次回作のサスペンス映画『シンプル・フェイヴァー(原題)/A Simple Favor』の公開が待機している。重要要素その3:周囲を固めるソリッドな俳優たち『クレイジー・リッチ』を見た人に感想を聞くと、「ミシェル・ヨーがアクション抜きなのにいい味出してた」あるいは「オークワフィナ最高!」と答える人が多い。アクション映画に馴染みがない方々は、本作で主人公レイチェルにつらく当たるニックの母親を演じていたミシェル・ヨーが香港アクション映画の女王だったことを知らない人も多いだろう。あのジャッキー・チェンやチョー・ユンファなどと肩を並べて悪者をなぎ倒していったアクション・スターで、大ヒット作『グリーン・デスティニー』にも出演していた。本作では脇役だが彼女の存在感は大きい。そして劇中、最高に笑わせてくれるのが、レイチェルの親友ペイクリンを演じる金髪頭のオークワフィナ(金髪はカツラだそうだ。)、そしてオリヴァー役のニコ・サントスである。殆ど無名に近いがこれから注目されるであろう才能を放っている。そして、映画『ハングオーバー!』シリーズのミスター・チャウ役でお馴染みのケン・チョンも相変わらず笑いを取るのがうまい。重要要素その4:不変のストーリー性と劇場公開の大切さストリーミング・サービスのNetflixは、映画をも上回る勢いと言われているが結局はTV扱いとされており、劇場公開される映画のレベルには追いつかない部分がまだある。公開前から勢いが付いていた『クレイジー・リッチ!』には、すでにNetflixが目をつけており、大金で買取を申し出ていた。お金だけの問題なら、チュー監督もそこで二つ返事でオーケーしただろう。だが、監督は正真正銘の話題作りに欠かせないのは劇場公開における大ヒットだということを確信していた。わかりやすく言えば、Netflixで話題になっても最高賞はエミー賞(TV大賞)、劇場公開で話題となればアカデミー賞(映画大賞)も夢ではない、という最終的な違いである。結局は大金を蹴って、敢えてコストのかかるギャンブルだった劇場公開に賭けたチュー監督と関係者の勝利となった。もうひとつ忘れてはいけないヒット重要要素だが、それは普遍性のあるストーリー内容だ。ハリウッドのスーパー・ヒーロー映画に食傷気味の映画ファンが増えている。『クレイジー・リッチ!』の大ヒットをきっかけに、様々なエンタメ・サイトが、「特撮や派手なアクションなどのギミックがなくてもエンジョイできる、80年代に全盛期だったラブコメのような映画を大衆は欲している」、と語るコラムが目につくようになった。王子様と恋に落ちた身分違いの娘が王子の母親や友人知人たちから虐められても蔑まれてもメゲずに、結局は王子との夢の恋を手に入れる…。世界のどこで誰が見ても、そして誰が演じても、笑えて感動できるわかりやすく気分の良いおとぎ話だ。演じているのがアジア系だろうとラテン系だろうと、誰にでも共感できるストーリー、これがヒットにつながる。これに素晴らしい演出と俳優がつけば、世界的ヒット映画の方程式完成というわけである。興味深いのは、得てして日本人以外のアジア人俳優に対して変に斜に構える人たちのいる日本で、果たしてこの大ヒットの方程式が通じるかということだ。『クレイジー・リッチ!』が日本で大ヒットするか否か?興味津々なところだ。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)■関連作品:クレイジー・リッチ! 2018年9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND SK GLOBAL ENTERTAINMENT
2018年09月04日ネイチャー・ドキュメンタリー映画『アース:アメイジング・デイ』が、2018年11月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。BBCによるネイチャー・ドキュメンタリー『アース:アメイジング・デイ』は、全世界で120億円以上の興行収入を収めたネイチャー・ドキュメンタリー『アース』に続く第2弾の作品。ネイチャー・ドキュメンタリーの先駆者ともいえる英国のBBCアース・フィルムズが製作を手掛けている。一流の撮影チームと4K技術による迫力の映像一流の撮影スタッフが最新の4Kカメラ技術を駆使し、ジャイアントパンダやキリン、ヒゲペンギンといった動物たちの貴重な表情や、絶滅危惧種のなかでも最上級カテゴリーの絶滅寸前種である、ハクトウラングールの姿などを映像化。撮影チームは総勢100名、使用したドローンは200台に上り、世界22カ国で撮影が行われた。日の出から日の入りまで、1日の太陽の流れを軸に動物たちに接近し、まるで同じ目線で見ているかのような迫力で彼らの生き生きとした表情を捉えている。監督は、英国アカデミー賞とエミー賞を受賞した経験を持つ『宇宙(そら)へ。』のリチャード・デイル、『真珠の耳飾りの少女』『ハンニバル・ライジング』のピーター・ウェーバー、エミー賞で2部門を受賞した初の中国人監督ファン・リーシンの3人が務める。音楽は『ラストキング・オブ・スコットランド』『マンデラ 自由への長い道』のアレックス・ヘッフェスが担当。製作総指揮はBBCアースのクリエイティブ・ ディレクターとして『ライフ−いのちをつなぐ物語−』などを手掛け『ウォーキング with ダイナソー』の監督も務めたニール・ナイチンゲールが担当した。日本版ナレーションは佐々木蔵之介日本版ナレーターを務めるのは、映画『嘘八百』で主演を務めるなど、実力派俳優として活躍する佐々木蔵之介。優しいナレーションで、生き物たちの日常をガイドする。また、英語版のナレーションは、先日俳優引退を表明したロバート・レッドフォードが務め、中国版はジャッキー・チェンが担当する。詳細映画『アース:アメイジング・デイ』公開時期:2018年11月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開監督:リチャード・デイル、ピーター・ウェーバー、ファン・リーシンプロデューサー:スティーブン・マクドノー製作総指揮:ニール・ナイチンゲール音楽:アレックス・ヘッフェス脚本:フランク・コットレル・ボイス、ゲリン・ヤン製作:BBC アース・フィルムズ監修:新宅広二原題:Earth:One Amazing Day
2018年08月26日「フォーブス」誌が先日の「世界で最も稼いだ女優ランキング」(1位:スカーレット・ヨハンソン)に続き、「世界で最も稼いだ俳優ランキング」を発表した。俳優たちの2017年6月1日から2018年6月1日までの推定収入(税引き前)を集計し、ランキング化している。先月発表の「世界で最も稼いだセレブ100人」で2位だったジョージ・クルーニーがトップを飾った。約264億円(2億3900万ドル)という巨額の収入を稼ぎ出したジョージ。2人の共同経営者と創設したテキーラブランド「カーサミーゴス」を昨年売却したことが大きかったという。2位は『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』などの大作への主演が目立つドウェイン・ジョンソン。インスタグラムで1億人以上のフォロワーを抱え、出演映画の情報を発信している“マーケティング力”により、ギャラも上がっているそうだ。3位はアイアンマンでお馴染みのロバート・ダウニー・Jr.。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の出演料に加え、『スパイダーマン:ホームカミング』では数分の出演だけで約16億5千万円(1500万ドル)も手にした。■世界で最も稼いだ俳優トップ51位ジョージ・クルーニー約264億円2位ドウェイン・ジョンソン約136億円3位ロバート・ダウニー・Jr.約90億円4位クリス・へムズワース約71億円5位ジャッキー・チェン約50億円(Hiromi Kaku)
2018年08月23日昨年公開の山田涼介、西田敏行出演による東野圭吾原作の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が、中国にてリメイクされ、この度『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』のタイトルで10月13日(土)に日本で公開されることが決定。併せて本ポスターも解禁された。■あらすじ2017年の大晦日。3人組の孤児シャオボー、トントン、アジェは、とある女性起業家を襲撃し、無人の雑貨店に逃げ込む。その雑貨店の古びた時計の針が新年を告げると、シャッターの郵便受けから1993年から送られた手紙が落ちてくる。その雑貨店はかつて、店主が手紙による悩み相談をすることで有名だった。半信半疑で返事を出してみると、また1993年から手紙が届く。3人は店主に成りすまし悩み相談を始めることに。出逢ったこともない昔の人たちとの、25年の時を越えた交流。そして明らかになる、ある秘密。しかしそれは偶然ではなく、運命が導いた必然だった――。■実力溢れるキャストで描くすでに発表されているキャストは、ジャッキー・チェンをはじめ、「TFBOYS」のワン・ジュンカイ、ディルラバ・ディルムラット、ドン・ズージェンなどのメンバー。今回は、“中国一美しい女子大生”として話題となったチェン・ドゥリン、『天安門、恋人たち』のハオ・レイや『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』のチン・ハオら実力派の出演、またジャッキー・チェンは、日本版で西田さんが演じた雑貨店主役を務めることが明らかとなった。■副題に添えられた「再生」の意味とは…?この度公開された本ポスターには、日本版になぞらえたようなデザインとなっており、メインキャストの3人や、本作の舞台となる雑貨店の様子も見ることができる。そして本作ではアクションを封印し、深みのある演技を見せるジャッキー・チェンの表情も見て取れる。本作のタイトルには、日本版とは異なり副題として「再生」とつけられている。これは本編に登場し、物語のキーともなる楽曲「再生」からきている。日本版でも、同じ意味の「REBORN」という曲名で山下達郎が主題歌を担当し劇中では同曲を門脇麦が披露している。さらに“『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が再びスクリーンに”という意味もこめられている。今回のリメイクで、自身の役をジャッキー・チェンが務めたことに関して、西田さんは「国際的俳優であるジャッキー・チェン氏。中国版『ナミヤ雑貨店の奇蹟』では、役者としての振り幅の大きさに感銘しました。奇しくも同じ役を演じられたことを大変光栄に思います」とコメントを寄せている。『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』は10月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナミヤ雑貨店の奇蹟 2017年9月23日より全国にて公開© 2017「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生- 2018年10月13日より全国にて公開© 2017 EMPEROR FILM PRODUCTION COMPANY LIMITED WANDA MEDIA CO., LTD. SHANGHAI PMF PICTURES CO., LTD KADOKAWA CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED
2018年08月02日先日、一部で報道された近影から健康不安説が流れたジェット・リー。すぐに本人がFacebookの公式アカウントで「僕の健康状態についてみんなが心配してくれていることに感謝します」とまずお礼を述べてから、「僕はすごく元気だし、気分も最高です」とうわさを否定した。心配するファンに向けた素早く誠実な対応には、武術家として幼い頃から注目され、映画スターに転身後の活躍、チャリティへの尽力、闘病といった波乱万丈な半生に培われた優れた人間性が見える。■ジェット・リー、トップスターへの道のりジェットは1963年4月生まれで、先日55歳の誕生日を迎えたばかり。中国・北京市の出身(遼寧省出身説もある)で、生来の運動神経の良さを生かして8歳から体育学校に入学して中国武術を学んだ。少年時代から武術の親善ツアーで世界各国を周り、中国全国武術大会で5回連続個人総合優勝という偉業を成し遂げ、「中国武術界の至宝」と呼ばれた。1982年に中国・香港合作の『少林寺』(82)主演で映画デビューを果たす。この頃は本名のリー・リンチェイ名義で活躍していた。ダンスのように美しいアクションは、先達のブルース・リーやジャッキー・チェンと一線を画すものだった。また純朴な風貌でカンフー・アイドルとしても人気を博した。1988年には24歳にして主演作『ファイナル・ファイター鉄拳英雄』で監督デビューも果たした。だが、出演作に恵まれず低迷が続いた後、1991年、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』など数多くのヒット作を手がけたツイ・ハーク監督の熱烈なラブコールに応えて『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明』に主演。ジェットの端正かつ流麗なアクションと香港映画のエンターテインメント精神が見事に融合し、映画は大ヒット。同作はシリーズ化されてジェットの代表作となり、彼は一躍トップスターとなった。映画会社との契約問題や最初の妻との離婚など、トラブルに見舞われながらも自らの製作会社を設立し、現代劇にも挑戦した。熱心なチベット仏教徒である彼はこの時期、引退して出家を考えたこともあったが、1998年に、『リーサル・ウェポン』シリーズで知られるプロデューサー、ジョエル・シルヴァーに請われて『リーサル・ウェポン4』に出演してハリウッド進出を果たす。■自身の被災…東日本大震災の義援金贈呈や救援活動に専念メル・ギブソン演じる主役の無鉄砲な刑事の敵役で、正義の味方を演じ続けてきた彼にとって、その意味でも新境地開拓となった。1999年には10年越しの愛を成就させて女優のニナ・リーと再婚した。実は『グリーン・デスティニー』など大作の数々からオファー、『スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃』出演のうわさもあったが、妻の妊娠・出産のサポートを優先した。スターとしてのキャリアよりも、人として何を大切にするべきなのかに迷いがない。その信念は、2004年にはモルジブで家族との休暇中にスマトラ沖地震によって発生した津波で被災したことにより、一層強くなった。幸い、家族全員無事で九死に一生を得たジェット。このとき、国籍や人種を問わず救援活動に当たる人々の姿に感銘を受け、中国の赤十字と慈善団体「壹基金(One Foundation)」を設立。「1人+1ドル(1元)+1か月=大家族」をスローガンに、1人が毎月1ドルを寄付することで、人類という大きな家族を助けるという発想だ。ハリウッドで活躍する一方、中国の巨匠、チャン・イーモウ監督と組み、トニー・レオン、マギー・チャン、チャン・ツィイー、盟友のドニー・イェンが揃う豪華キャストの『HERO』(’02)に主演するなど、世界中からオファーが引きも切らない状況でも、彼にとっての最優先事項は、苦しんでいる人たちを救うこと。2008年5月、四川大地震が発生し、5,000万近い被災者が出たときは、1年間映画出演せず救援活動に専念すると発表した。四川省では2013年、2017年にも大地震が発生し、このときも壹基金の迅速な救援活動が報じられた。2011年に東日本大震災が発生した際も、「深い悲しみと、不安の中にいる日本の皆さんのことを思い、とても心を痛めています。1日も早く、皆さんに笑顔が戻ることを願っています」とメッセージを発信、「壹基金」から被災者支援の義援金を送った。■闘病中は俳優業をセーブするも新プロジェクトに励む休業を挟みながら、アクション・スターの大御所が勢ぞろいする『エクスペンダブル』シリーズ、ジャッキー・チェンと夢のW主演を果たした『ドラゴン・キングダム』(’08)などエンタメ大作に出演しながら、『ダニー・ザ・ドッグ』(’05)や自ら製作も務めた『SPIRIT』(’06)といった主演作は、アクション作でありながら、平和の尊さや人としての矜持というメッセージが込められている。2010年には一切のアクションを封印し、自閉症の息子を男手ひとつで育てる父親を演じた『海洋天堂』が大きな評判を呼んだ。息子が21歳になるまで大切に育ててきた主人公が病に倒れ、余命わずかと宣告される。残された時間を、息子が1人で生きていけるように教えていく父の慈しみ深い表情は、もしかしたらこの役が最もジェット・リーその人に近いのかも、と思わせる。この頃、自らも体重が激減するなど体調不良に苦しみ、甲状腺機能亢進と診断され、2013年に闘病中であることを公表。2016年に病を克服したと発表したが、今後はチャリティ活動を中心に据えて俳優業はセーブすると宣言している。世間を騒がせた近影は5月中旬にチベット自治区を訪問した際にファンが撮った写真がネット上に拡散したもの。僧侶のような丸刈り頭でも白髪が目立つのは確かだが、同時期のほかの映像や画像に写る姿は55歳という年齢相応のもの。4月には2020年公開予定の実写版『ムーラン』への出演交渉が最終段階に入ったと報じられてもいる。健康不安説を一蹴したジェットの活躍を楽しみにしたい。(text:Yuki Tominaga)
2018年05月26日(C)2018「海を駆ける」製作委員会 主演映画『海を駆ける』が5月26日に公開されるディーン・フジオカ(37)にインタビュー【その2】。本作は、戦争と津波の記憶が残るインドネシアのバンダ・アチェを舞台に、謎の力で奇跡を起こす正体不明の男を描いたファンタジーだ。 ――映画の撮影地であるインドネシアのバンダ・アチェと、ディーンさんの生まれ故郷である福島は、大地震の発生による津波被害を経験した土地という共通点があります。ディーンさんご自身は、2011年に起きた東日本大震災にどのような思いがありますか? 「3.11のときは、ジャカルタでレコーディングをしていたんです。東北で地震があって、津波があって、ということをニュースで知ったんですが、日本に電話しても繋がらなかったりしましたし、“次に日本にいつ帰れるのかな?”“飛行機飛んでいるのかな?”って。周りの人たちも心配してくれて。 そのころ、長いこと、日本とあまり縁がない生活をしていましたけど、自分の親や親戚が日本にいて、福島にもいるので、“自分に何ができるかな?”といろいろなことを考えるきっかけになりましたね。 それから7年経って、自分自身を取り巻く環境も大きく変わりました。日本をベースに日常的に仕事をするというスタイルになって、しかも今年は、アチェで撮った映画が公開になって。海は繋がっているなぁ、と思いました。 2004年に自分が香港にいたときにスマトラ沖大地震があったこともはっきり覚えているんですけど、今回アチェに行ったら、ジャッキー・チェン村(中国が提供した復興住宅団地)みたいなものがあったりして、そこでも“やっぱり海って繋がっているんだなぁ”と思いましたし。 自分が点々としてきた当時の思い出と、いま目の前にある景色が繋がっている。感慨深いですよね。 それに、第二次世界大戦時、アチェも日本軍の占領下にあったので、いまでも当時の日本軍の基地がのこっているんです。『海を駆ける』のなかでも大事なシーンとして登場しますけど。 名字が日本のものなんだけど、日本語をまったく話さないし、見ためもどう考えても日本人じゃない人にも、これまでインドネシアでは日常的に会ってきましたし。そういう人は、話を聞くと、おばあちゃんが日本人だったりして。 ほかの国もそうだと思いますが、インドネシアってほかの文化からいろんなものが入ってきて、いまの形になっている。いろんな世界は海で繋がっているということを感じさせる、わかりやすい例なんだと思います」 ――ディーンさんから見たインドネシアの魅力は? 「朝起きて、そのままプールとか海に飛び込んで、濡れたまま朝ごはんを食べて、それで勝手に体が乾いて、ってあの感じがいいですよね(笑)。 まあ、毎日そんなことできるわけじゃないけど、やろうと思えばできる環境があるというのは、東南アジアはいいなあと思いますよね。それはやっぱり、華僑の人たちも南下していくわ!と(笑)。 だから、ご飯もね、いいとこ取りじゃないですか。中華料理の調理方法とか器具を使って、東南アジアの豊かな食材でつくられた料理って、やっぱりおいしいです。ヨーロッパの一部だった時期もあるから、その歴史もキッチンに文化として残っていますし。 イスラム圏だからラムの処理の仕方が上手で、羊の料理もおいしいんです。島国だから魚もたくさんとれるし、もちろん、野菜もフルーツも豊富です。そうやって、ご飯に多様性を見るのも面白いですよね」
2018年05月22日香港出身の世界的アクション俳優ジャッキー・チェンが、スマートフォン用タイトル「星のドラゴンクエスト」の新TVCMに登場。ジャッキー・チェンが出演するCM「伝説の武闘家ジャッキー・チェン登場篇」「伝説の武闘家ジャッキー・チェン扇篇」は、5月18日より全国で順次オンエアされる。ジャッキー・チェン、CMでも本格アクション!数々のヒット作でハリウッドスターの地位を築き、日本でも大人気のジャッキー・チェン。今回公開された新CMでは、ジャッキー・チェンがLv99の武闘家となってドラゴンクエストの世界に現れ、「黄金竜のツメ」や「ルビスのおうぎ」など強力な武器を華麗に操るハードなカンフーアクションを披露している。「伝説の武闘家ジャッキー・チェン登場篇」「ほっ」「しゅっ」と素早い突きを繰り出し、そして「ドラァァァー!」と「黄金竜のツメ」を地面に振り下ろすと、波動で巨大な岩山が崩壊!華麗にキメるも、最後には踏ん張りすぎて、破れたスボンから“スライム”柄のパンツが見えてしまう…というコミカルな場面も。「伝説の武闘家ジャッキー・チェン扇篇」今度は、「ルビスのおうぎ」を装備したジャッキー・チェンが、巨大な岩を相手に華麗な演武を披露。間違えて素手で突き、痛がる仕草を見せながらも、「感謝」の文字が削られていく。「ボクに会えないときは星ドラのCMを」ジャッキー・チェン、来日熱望も今回、久々のCM撮影だったというジャッキー・チェン。「撮影はとても楽しかったです。なにより、アクションシーンがあって刺激的だったから。そして長い間、ゲームをプレイすることからも離れていたため、星ドラに関わることができて嬉しいです」と撮影した感想を語ったジャッキー・チェンは、「撮った映画を見てもらうだけでなく、こうした楽しいゲームを通じて若い世代のファンと触れ合えると発見できたことも嬉しかったです」とコメント。また、現在彼はとても忙しいそうで、「日本のファンの皆さんとは、本当に長い間、お会いできていません。皆さんもご存じのように中国の市場はここ数年で大きく変化しており、ボクも仕事の幅が広がっています。とにかくやることがたくさんあって、日本に行きたいと思いながらなかなか行くことができません」と話し、「だから、ボクに会えないときは星ドラのCMを見てください。あと、やっぱり映画も観てほしいですね。今年は、出すと言い続けていたCDもようやく出るし、本も出版したから、そちらも楽しんでください」とPRしつつ、「長い間ご支援いただいている日本で、できるだけ早く皆さんに会いたいと思っています」と話している。星のドラゴンクエスト新TVCM「伝説の武闘家ジャッキー・チェン登場篇」は5月18日(金)より、「伝説の武闘家ジャッキー・チェン扇篇」は21日(月)より全国にて順次オンエア開始。(cinemacafe.net)
2018年05月18日最近のプロレス人気を圧倒的な力で牽引する、老舗団体「新日本プロレス」。そのなかでも高い注目度を誇る大会が、この時期恒例の『BEST OF THE SUPER Jr. 』。今回で25回目となる歴史あるシリーズで、今年は5月18日から開幕します。このたびインタビューするのは、この大会に出場する若きエース、SHO選手とYOH選手。新日本プロレスに同期入団し、共に切磋琢磨してきたふたりは、普段の試合ではタッグチームとして活躍。しかしこのシリーズには、シングルプレイヤーとして参戦します。それぞれの意気込みと、リーグ戦の見どころについて語っていただきました!写真・小川朋央 文・望月リサ若き次世代エース・SHO&YOH!プロフィールSHOショウ 1989年生まれ。‘12年に新日本プロレスに入門、同年11月デビュー。新人時代は本名の田中翔として、同期入門の小松洋平(現在のYOH)と切磋琢磨する。二人で’16年1月に海外修行へ。‘17年10月の凱旋帰国と同時にリングネームをSHOと改め、YOHとともにタッグのベルトを獲得。ユニット「CHAOS」所属。趣味は筋トレ。173センチ、93キロ。twitter → @njpwShowTYOHヨウ 1988年生まれ。‘12年、新日本プロレスに入門、同年11月デビュー。新人時代は本名の小松洋平として活躍。’15年の、第22回『BEST OF THE SUPER Jr. 』にも新人ながら初エントリーを果たす(試合結果は全敗)。’16年からの海外修行ののち‘17年の凱旋帰国後はリングネームを現在のYOHと改める。SHOとともにジュニアタッグのベルトを戴冠するなど、新日本期待のジュニア戦士。ユニット「CHAOS」所属。文章のうまさにも定評あり。171センチ、85キロ。twitter → @njpwyohei_k※『BEST OF THE SUPER Jr. 』とは…ジュニアヘビー級(体重100キロ未満)の選手によって行われる、シングルマッチの総当たりリーグ戦。今年はAブロックとBブロックにわかれ、各ブロック8名の選手が参戦。Aブロック1位の選手とBブロック1位の選手が、シリーズ最終日となる6月4日(月)に決勝を行い、優勝者が決定する。――まずは、「BEST OF SUPER Jr.」(以下BOSJ)という大会について教えていただけますか?YOH 100キロ未満の選手が「ジュニアヘビー級」、100キロ以上の選手が「ヘビー級」なんですが、BOSJはジュニアヘビー級の選手だけが出場し、ナンバー1を決めるリーグ戦です。SHO 大型の重量級の選手たちにはできないような、スピーディでアクロバティックな攻防が見られると思います。華やかで、プロレス初心者でも楽しみやすいと思いますよ。YOH しかも、新日本所属の選手以外にも、ジュニアヘビーの一流選手が世界中から集まる。SHO 去年のBOSJを海外で追っていて、すごく刺激を受けました。とんでもない技を次々繰り出す選手たちを見て、パワーだけでは勝てないなと思って、柔術や総合格闘技を習ったり…。YOH ハイレベルすぎて、帰国した時にこのリングに立てるんだろうかって焦ったからね。こんなに跳べないし、こんなにパワーもないし、って。それくらいの、世界で一番レベルの高いシリーズだと思っています。――YOH選手は2015年以来、2回目のBOSJ(小松洋平の名前で、新人時代に出場)、SHO選手は今回が初出場ですね。YOH YOHとしての出場は初ですし、最近はSHOとのタッグでの試合がほとんどなので、シングルマッチ自体が久しぶり。個人の実力を試せるいい機会ですし、「コイツらの試合は、シングルでもおもしろい」と印象づけられたらと思っています。今回の大会用に、フィニッシュ・ホールド(勝利するための必殺技)も考えました。SHO 僕は、ずっと「どうすればBOSJで優勝できるか」を課題に練習を積んできましたし、本気でタイトルを狙っています。それに、シングルの試合が久々ということは、他の選手たちに手の内を知られていないということ。そこは有利ですし、新たなフィニッシュ・ホールドをはじめ、これまで出してこなかった技も出せると思います。YOH …なんて、めっちゃしょっぱい試合したりして(笑)。試合中のペース配分も違うし、途中でタッチして交代してもらうこともできないんですよ!SHO (笑)でも、自分は大丈夫だと思います!ふたりの対決の可能性は、決勝のみ。それぞれの注目カード、注目選手は?――今回のBOSJでは、YOH選手はAブロック、SHO選手はBブロックにエントリーされています。決勝までふたりの直接対決はありませんけれど、共に決勝に残れば、仲間同士で対戦の可能性も……。SHO あります!YOH でも、正直なところ、ブロックが別でよかったなと思っているんですよ。SHO いまはまだ直接対決は…〝トランキーロ!〟(あせるな、という意味のスペイン語。新日本プロレスの別ユニットに所属する内藤哲也選手がよく使う決め台詞)ですよ(笑)。YOH うん。最高潮のタイミングで出すカードとして、まだしばらくは取っておこうかと……。SHO いやでも僕は、決勝行くつもりでいるんで。(対戦カードを見ながら)だって、これ勝つやろ、これも勝つやろ…。YOH 優勝する気でいるんだ?SHO 何言ってるんすか。もちろんですよ!――では、おふたりが楽しみにしている対戦をうかがえますか?SHO KUSHIDA選手との対戦(5月27日・名古屋国際会議場)です。海外遠征中にジュニア王者だったのがKUSHIDA選手で、勝つにはどうしたらいいかをすごく考えていたんです。柔術の先生に、KUSHIDA選手の得意な関節技の掛け方と逃げ方を教えてもらって、対策は立てていたので、試したいなと。YOH KUSHIDA選手、海外でもすごく人気があるからね〜。SHO BOSJは世界中が注目する大会ですし、まずはKUSHIDA超えを果たしたいです。YOH 僕は、石森太二選手との試合ですね(6月3日・後楽園ホール)。まず、石森選手は体がバッキバキなんです。運動神経は抜群、頭もいい、パワーも技もあるオールラウンダーなので、攻略方法が重要になると思います。あとAブロックの注目選手と言ったら、やっぱりウィル・オスプレイでしょう。SHO オスプレイは、プロレスをまったく知らない人が見ても、ぱっと見でそのすごさがわかりますよね。YOH 身体能力の高さが半端ないんです。ただ、日本人選手を挙げるなら……SHO選手ですかね。SHO 僕はYOH選手ですけど…。YOH やっぱりそうなっちゃいます?(笑)。――では、お互いの魅力について語っていただけますか?YOH SHOは持ち味のパワーをさらに磨いたうえに、柔術も身につけた。僕は、豪快に相手選手をぶん投げた後の雄叫びが、SHO君らしくて好きです(笑)。SHO YOHさんはですねぇ……トリッキーな試合運びはもちろんですが、何よりメンタルが相当強いんです。自分はこのシリーズが始まったらすごく緊張すると思うんですけど、YOHさんはそれがない。羨ましいです。YOH 僕、デビュー戦でも緊張しなかったんです。試合直前にお菓子を食べていたら、先輩から「よくそんなもん食えるな」って言われました(笑)。SHO どんな選手が相手でも、YOHさんらしい試合をすると思います。YOH 飄々とした試合をね(笑)。しんどい下積み時代を乗り越えられたのは、お互いの存在があったから。――そもそも、おふたりがプロレスラーになろうと思ったきっかけは?YOH 父親の影響で幼稚園の頃からプロレス番組を観ていたんですが、プロレスの入場シーンの華やかさとワクワク感は、他の格闘技には感じられないものですよね。プロレスラーになろうと決めたのは中学1年生の時。体が小さくて、周りからは無理だと言われるほど、絶対になってやるんだって気持ちが強くなりましたね。SHO 僕は、プロレスを見始めたのが遅くて、高校生の時。当時、新日本で活躍する棚橋(弘至)選手がカッコよかったんですよね。とにかく戦いが華麗なんです。……いま思い返してみると、小さい頃、ジャッキー・チェンになりたかったんです。だから、戦う人に憧れを持っていたのかもしれません。YOH そう考えたら、僕らもそう思われないとダメってことですよね。SHO 中学生や高校生が見て、ああなりたい、って思ってもらえるように頑張ります。――新日本プロレスの長く厳しい下積み生活を乗り切れた理由は、何でしょうか?YOH ……意地ですかね。当時よく、お風呂に入りながら、将来の自分を思い浮かべていました。BOSJで優勝して、シングルのベルトを巻いて……って想像したら、どんなに辛くても、また明日1日頑張れるって思えたんです。あとは、SHOの存在も大きかったですね。たぶん、どちらかが折れていたら、ふたりともここにいなかったんじゃないかな。SHO そうですね。あとは、周りを見返したい気持ちもあったと思います。大学時代、「気持ちが優しいから、新日本に入っても厳しさに耐えられないよ」って言われるたびに、絶対に耐えてやる、トップに行ってやるって思っていました。……って、デビューしたいまも、周りからの扱いは全然変わらないですけどね(笑)。YOH それがいいんじゃない?(笑)――今後の目標を伺えますか?YOH まずは、ジュニアタッグのベルトを取り返すこと。BOSJで僕とSHOが活躍すれば、その先に見えてくるものが必ずあるんじゃないか、と。将来的には、いま組んでいるROPPONGI 3Kを世界のスタンダードにしたい。リングネームを、本名の田中翔と小松洋平からSHOとYOHに変えたのもそのため。SHO 僕もジュニアやヘビーという階級にこだわらずに、いろんなことに挑戦していきたいですね。毎年BOSJには出たいし、ヘビーの試合にも出ていきたいですし。YOH そして何より、プロレスを通してこれまで自分がお世話になった方々に恩返しができたらなと思うんですよ。SHO うん。そして、両親が自慢できるようなプロレスラーになることですね。Information新日本プロレス「ファイヤープロレスリング ワールド PresentsBEST OF THE SUPER Jr. 25」5月18日(金)~6月4日(月)全14大会、東京、大阪、愛知など、全国8か所で開催。特設サイトSHO選手とYOH選手の1st フォトブック「3K」(発売中)3,000円(税込)
2018年05月16日日本でもおなじみのうさぎのキャラクター、ミッフィーが実写映画化されることになった。Variety誌によると、中国の製作会社Beijin WD Picturesとイタリアの製作会社Orisa Pruduzioneが「ミッフィー」シリーズの著作権を持つメルシス社と合意に至り、中国の観客をターゲットに実写とCGで映画化するという。これまでアニメーションとしてTV番組や2013年に長編映画『劇場版ミッフィーどうぶつえんで宝さがし』が作られたが、実写化は初めてだ。昨年惜しくもこの世を去ったオランダの絵本作家、ディック・ブルーナが1955年に発表した「ミッフィー」シリーズ120冊以上に及び、世界中で8500万部以上を売り上げている。日本でも60年代から現在に至るまで、家族3世代にわたってファンという根強い人気を誇るが、近年は中国でも大人気。加えて、最近の映画興行成績ではファミリー・エンターテインメントがトレンドになりつつある。ジャッキー・チェン主演の『スキップ・トレース』などを手がけてきたWDピクチャーズのクン・ガオCEOは「ミッフィーのようなファンタスティックなキャラクターが、子どもたちやその親たち、ティーンや若いカップルなど多くの観客の心をつかむと信じています」と語っている。メルシス社は「国際的なヴィジュアル・アーティストたちのチームとともに来月、ミッフィーの3Dデザインに取りかかる予定です」と発表、実写とCGを組み合わせた製作は2020年前半に開始を予定している。(text:Yuki Tominaga)
2018年05月09日3月31日に公開された映画『三十路女はロマンチックな夢を見るか?』に、日本を代表するアクション女優の武田梨奈(26)が主演した。彼氏なし、仕事は単調、あと数日で20代が終わる主人公が、三十路を目前に銀行強盗団と逃避行へ出るハメになる奇想天外なストーリーだが、その実にはシリアスでリアルなメッセージも。2009年、映画『ハイキック・ガール!』で華々しくデビューした武田自身も、主人公・那奈を演じて、想いを新たにしたこともあったという。タイトルにもある三十路が視野に入り、「焦ることをやめた」と赤裸々に語る武田に、映画のこと、アクションのこと、将来の夢など、さまざまな話を聞く。――本作、同世代の女性の共感を得そうな物語という印象を受けましたが、武田さん自身はどういうことを考えましたか?人生の中で、年齢を言いわけにしてはいけないなと思いました。いま、アラサーに突入しているので後3年半ほどで、それこそ三十路女になります。その手前になってまだ叶えられていない夢があるし、やりたいこともたくさんある。もともと焦ってしまうタイプで、焦ることそのものが全部いけないわけではないでしょうけれど、そのことに固執することって、よくないことだなと思ったんです。――演じられた主人公の那奈は、親友に先を越されて絶望していましたね(笑)。この映画と出会って、焦りも含めて楽しめたら、みんなハッピーかなって思います。だからいまは、30歳になることも楽しみです。いま現在焦っていることも、すごく楽しみながらやっています。――那奈の人生を、反面教師的に受け止めたということでしょうか?彼女は彼氏もいない夢もない、仕事も上手くいかない子で、唯一の独身仲間だった親友にも寿退社されてしまい、自分だけ取り残された感覚になってしまうんです。その上、その無感情の状態で事件に巻き込まれてしまいますが、いままでとは違う自分の一面を知っていくんです。自分が知らない自分に出会えることって、人生もっと楽しくなるなと思いました。――人生は、他人と比較するから辛くなるんですよね。主人公は気づきがあるから救われますが、何かきっかけでもないと見失うことも多いのかなと思います。実はここ何年かまでは、わたしも他人と比較しながら生きていたんです。『ハイキック・ガール!』(09)より以前はフリーでオーディションを受けていて毎回、わたしとペアになってオーディションを受けていた子が決まって売れて行っていました。その子たちの活躍を観ていて、やっぱり自分とは違うな、と。キラキラしているし、実力も才能もあって、自分なんて……と思うことがすごく多かったです。――いやでも、『ハイキック・ガール!』(09)以降、すでに早い段階で唯一無二の存在になっていると皆思っていますよ。そのことに、自力で気がつけなかったんです。わたしには空手、アクションしかないって思っていて。でもそれって、すごいことじゃないですか(笑)。それに気がつけたのが、20歳すぎくらい。それまでは誰かと比べて、自分などと思う日々でしたね。いまの事務所に入って、マネージャーさんに言われた一言も大きかったです。「梨奈は梨奈なんだから」と言われてからは、周囲と自分を比べることはしないようにしました。――また、この作品のタイトルですが、ロマンチックな夢を見ますか? みたいなことをインタビューでよく聞かれたのではないでしょうか?聞かれました(笑)。わたしは夢見ちゃうタイプの人間なので、主人公の那奈ちゃんと違う唯一の点が、そこでした。彼女は夢が見られないタイプの子ですが、わたしはプライベートでも仕事でも、たくさんの夢があります。――仕事上の夢は何ですか?一昨年、アカデミー賞のレポートをさせていただいた時に、いつかわたしがここでインタビューをされる側になりたいという夢を持ったり、もう毎年夢は増えていきますね。あとは最終的な目標というと、日本と海外の架け橋になりたいということですね。――それは昔から言われていますよね。武田さんの場合はアクションや空手で、ということになりますが、空手と役者は死ぬまで続けたいともいつも言われていますが、この先、体力面の心配はないですか?そうですね。アクション、空手、映画を通じて、どんどん伝えたいですが、アクションをやっている先輩たちからは、すごく言われますね。特に女性は男性よりも筋肉がつきにくいですし、体のつくりがまったく違うじゃないですか。アクションをやっていく上ではつねにキープできるようにしておかないと、と言われます。わたしの場合、スタントもあるので、体を痛めないようにしないといけない。そこへの意識は毎日しています。――80歳、90歳までできるわけでもないですからね。でも理想は、そこまでやりたいですよ(笑)。おばあちゃんになっても、そこまで動けるのか、って驚かれたい。いま、ジャッキー・チェンさんたちがそうじゃないですか。60歳を超えていても、現役として伝えていきたい。――凄まじい意気込みですよね。こういう言い方、縁起でもないとは思いますが、映画の世界で全うできたら理想です。それくらい作品に命をかけている気持ちであることを言いたいですね。――ロマンチックというよりもストイックですよね(笑)。わたしにはロマンチックなことなのですが、周りからするとただのストイックと思われるかもしれないですね(笑)。■プロフィール武田梨奈1991年6月15日生まれ。神奈川県出身。2009年、映画『ハイキック・ガール!』で主演デビューを飾り、本格アクションをこなす若手女優として日本中の注目を浴びる。近年ではインドネシア、タイ、韓国など海外の映画作品に出演するなど、世界的な女優としても活躍。また、主演映画『海すずめ』や連続主演ドラマ「ワカコ酒」などでは、アクション女優ではない一面を披露、実力派女優としての存在感も発揮した。2017年には、第88回アカデミー賞の授賞式でレッドカーペットのナビゲーターを務めた。今後の公開待機作に、『世界でいちばん長い写真』、『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』などがある。■著者プロフィール鴇田崇映画&ディズニー・パークスを追うフリーライター。年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートをひたすら取材しまくる。ジョン・ラセター、アラン・メンケン、キャスリーン・ケネディ、バイロン・ハワード、ティム・バートンなど、ディズニー映画関連人物のインタビュー経験も豊富。世界のディズニー・パークスでは東京だけでなく、アナハイムも偏愛している。instagram→@takashi.tokita_tokyo
2018年04月03日シリーズ26作目となる『映画クレヨンしんちゃん』最新作『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』。「ANZEN漫才」や関根勤らがゲスト出演することが決定し話題となっている本作だが、この度、新たに参加する声優陣が明らかになった。本作は、春日部にある中華街“アイヤータウン”を舞台に、カスカベ防衛隊がアイヤ―タウンを救うため立ち上がるカンフーアクション。カンフー映画といえば、ブルース・リーやジャッキー・チェンといった名優と共演したサモ・ハン・キンポーが有名だが、今回、そのサモ・ハン・キンポーの吹き替えを多く担当する水島裕が出演。本作では、伝説のカンフー“ぷにぷに拳”の最終奥義の鍵をにぎる精霊、ぷにぷにの精として登場する。さらに、悪の組織・ブラックパンダラーメンの刺客・ヌンを、「SLAM DUNK」三井寿役や「ママレード・ボーイ」松浦遊役、「BLEACH」朽木白哉役など、様々な美形キャラから三枚目まで幅広く演じる置鮎龍太郎が。同組織の刺客・チャックを、「X -エックス-」有洙川空汰役や「コードギアス 反逆のルルーシュ」扇要役などを演じ、クォン・サンウの吹き替えなども多く担当する真殿光昭が演じ、悪役コンビを結成する。そのほか、勝杏里(「とある魔術の禁書目録」「進撃の巨人」など)が地上げ屋役。テレビアニメや洋画の吹き替えも多く担当する声優界の重鎮、廣田行生がブラックパンダラーメンの大ボス、ドン・パンパン役を演じる。『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』は4月13日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2018年03月28日3月31日の放送で、22年の歴史に幕を下ろすバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)。’96年のスタート以降、独創的な企画で数々の伝説を作ってきためちゃイケの足跡を、番組を支えてきた、よゐこの濱口優(46)と有野晋哉(46)の2人に語り倒してもらいました! 番組終了の一報を聞いたとき、それぞれの反応をみせたレギュラー陣。2人は当時の様子を次のように振り返る。 有野「“ブラックスカル”の衣装に身を包んだ岡村くんが家にやってきたとき、最初は相方の結婚が決まったと思ったんですよ。そうしたら、まったく予期せぬ報告で。もう素直に『エーッ!?』って、驚きましたね」 濱口「僕は、番組でも言いましたけど、『あかんかったか』と。みんなでスペシャル番組で一丸となったり、岡村くんがダンス頑張ったりして、そのときの(視聴率の)数字もよかったと聞いたので、まだ続くかと思ったんですけどね。『あの数字じゃあかんかったのか……』、という気持ちで出た言葉ですね」 最終回までの3カ月にわたる“シュウ活”では、これまで番組を盛り上げてきた数々の有名な企画が登場した。 濱口「『数取団』は懐かしかったなー。11年ぶり?1つのコーナーにあそこまで大がかりなセットを組む番組って、今後は出てこないんじゃないかな。そう思うと寂しいですね」 有野「昨年末に山さん(=極楽とんぼ・山本圭壱)がレギュラーに復帰して、また一緒にやれているのは楽しいです。この前は、ロケから戻る新幹線の中で山さんがビールをおごってくれて。昔のまんまなんですよ。アニキ肌を出したがる。それに(鈴木)紗理奈がちょっと感動しちゃって。『昔の「めちゃイケ」みたい!』って」 2人にとって、特に印象に残っている企画とは? 有野「『江頭の一言物申す』で、ジャッキー・チェンに会えたのには感動した!『本物や!ホンマにSPとかいてはんのや』って(笑)」 濱口「僕は、岡村くんとやった『(仮)兎マサル』。ふざけていただけなのに、アニメーション化されて。『シンクロナイズドテイスティング』のアメリカ代表も好きでした。(FUJIWARAの)原西さんのギャグがおもしろくって、いつも一人の観客として楽しんじゃってましたね。体を張る企画といえば、岡村くんの『オファーシリーズ』もよく覚えてます。彼がどういう挑戦をして、どう頑張ってきたか、毎回、僕らメンバーは2時間くらいかけて説明されるんですよ。それがもう地獄。『ちっとも関わってないから、わかれへんやん!』と(笑)」 有野「ナイナイは体育会系だから、頑張る相方を見て涙することが結構ありました。でも、文科系の僕らには、そういうのがいっさいない」 濱口「有野がマラソンとか真剣に走ったら、めっちゃ笑いますもん。こいつが家族のために頑張るなんて、絶対に信じない(笑)」 番組が終了すると、2人にも“めちゃイケロス”が押し寄せるのでは? 濱口「ん~。僕らは……何も変わらないですよ。ごめんなさい、もう次の週にはほかの番組に出てますから(笑)」 有野「まあ、番組は終わっても1つのつながりは変わらへんから、局でめちゃイケメンバーと顔を合わせたら楽屋に行くんかもしれんし。あっ、でも敦士は会えへんかもしれない。そもそも、名前を見つけても、『敦士!』と思って彼のところへ行くかどうかあやしいもんな(笑)」
2018年03月24日“自分に自信がある”と言い切る姿が清々しく、カッコいい野村周平さん。仕事と趣味の両方に邁進する日々のこと、そして、これからについて聞きました。――これから、やってみたいことはありますか?野村:今、僕にとって足りないのは“LA在住”という要素だけなので、これを実現したいですね。このあいだ10日間くらい行ってきたんですけど、着いた瞬間に「ここが故郷だ」って感じがしました(笑)。街が自由だし、人がそれぞれ自立していて人間らしく生きている感じがする。一度訪れたら、また行きたいと思わせる魅力的な空気があるんです。だから、いつかはLAに住めるようになるために頑張ってます。まずは、NYとLAに半年ずつでいいので留学してみたいですね。やっぱり、東京のようにコンクリートが多いNYは、ストリートが好きと言うからには、見ておかないといけない場所と思っています。――では、俳優としては?野村:ジャッキー・チェンの映画『プロジェクトA』のような、アクション作品に出てみたいです。以前、中国映画のアクションシーンの練習風景を見学しに行ったことがあるのですが、みんな、とにかく負けん気が強い。ストレッチのときからバク転をしたりと、出演者同士が競い合っているんですよ(笑)。いいなって憧れました。僕も中国の血が4分の1入っているし、それを生かさない手はないと思っています。あとは、映画やドラマ業界全体が、新しいものを作るときに、あまり苦情に耳を傾けすぎず、いい声を聞くようになればいいなと。クリエイターの可能性を広げるような、もう少し自由な表現があってもいいんじゃないかと思うんです。――それは、勇気がいることだと思います。野村:僕自身に対しても、SNSやネット上ではネガティブな意見もあるかもしれません。でも、それを恐れてはいないですね。毎日街に出て、友だちや先輩など生身の人間と会って、好きなことを必死でやっているから気にならないのかもしれません。――野村さんはよく、自分に自信があるとおっしゃっていますが、そういうところに理由があるのでしょうか。野村:それもありますけど、だって、やっていることがカッコいいじゃないですか?(笑)俳優で、スケボーやBMXを真剣にやっているし、ハーレーにまで乗っていますからね。――とてつもなく強いカードが揃っていますね(笑)。野村:でも、そんなことを言いながらですが、本当に自分に自信があるのかと言われたら、そうでもないんです。過信していることもわかっているし、そうして自信を持っておかないと、すべてがダメな方向に進んでいく気がするから。だから取りあえず、自信満々でいっとこうという気持ちはあります。言霊じゃないですけど、「自分ってカッコいい」と声に出して言っていたら、気分が上がるじゃないですか。…たぶんまだ、自分がいる世界に困惑しているところもあるんです。芸能界の友だちが少ないし、自分が業界の雰囲気に振り回されているなと感じることも多いです。バラエティ番組などでいじられたときも、「これは本気?それともネタなのかな?」と悩んだりしますから。本当はもっとうまく立ち振る舞えるようになりたいし、ストレートじゃなく生きたいけど、できない。どうしても、思ったことが顔に出てしまうんです。素直なんですね(笑)。大ヒットシリーズの3作目にして完結編となる映画『ちはやふる ―結び―』(小泉徳宏監督)が現在、全国公開中。野村さん演じる真島太一は、想いを寄せる幼なじみ・綾瀬千早(広瀬すず)らと瑞沢高校かるた部で活躍する一方、受験を前に部活と学業の両立に悩み始めて…。コーデュロイジャケット¥32,000(AURALEE/AURALEETEL:03・6427・7141)スウェット¥12,000(Bronze/PROVTEL:03・6447・0660)※『anan』2018年3月28日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)スタイリスト・猪塚慶太ヘア&メイク・NORIインタビュー、文・重信 綾
2018年03月22日北条司の大ヒット漫画「シティーハンター」が、新作アニメーションとして映画化されることが決定。冴羽りょう役は神谷明、槇村香役は伊倉一恵とTVアニメからのオリジナルキャストが継続して演じ、2019年初春に公開を予定している。■「シティーハンター」とは?1985年に「週刊少年ジャンプ」で連載開始し、発行部数5,000万部超、いまなお世界中で絶大な人気を誇る漫画「シティーハンター」。新宿を舞台に様々な依頼を受け、法で裁けぬ悪と闘う「シティーハンター」こと冴羽りょう。超一流の射撃の腕をもつ、裏社会No.1の始末屋(スイーパー)だが、無類の女好き。相棒の槇村香は依頼人の女性に手を出そうとするりょうを時に撃退しつつも、仕事のパートナーとしてりょうを支え成長していく。そんな2人の活躍を時にハードボイルドに、時にコメディチックに描いた。1987年にTVアニメが放送開始され、シリーズ140話、スペシャル3作に加え、劇場版3作を数える大ヒット。またジャッキー・チェン主演で実写映画化されるなどこれまで様々な展開もされている。■『劇場版シティーハンター』(仮題)は完全新作ストーリー!そして来年公開されることが決定した映画は、現在の新宿を舞台に、りょうと香が活躍する完全新作ストーリー。また、冴羽りょう役は神谷明、槇村香役は伊倉一恵というTVアニメからのオリジナルキャストが継続して演じることも決定したほか、アニメーション制作も引き続きサンライズが担当し、総監督としてTVアニメと過去の劇場版「シティーハンター」で監督を務めたこだま兼嗣、脚本は「妖怪ウォッチ」でシリーズ構成・脚本を務めた加藤陽一が本作に初参加する。映画化発表と同時に、原作者の北条氏が本作のために新たに描き下ろした第1弾ビジュアル、制作決定を記念したお馴染みのあの曲「TM NETWORK」の「Get Wild」が流れるスペシャルムービーも公開された。■劇場版関連情報もチェック!3月24日(土)・25日(日)に東京ビッグサイトにて開催される「AnimeJapan 2018」にて、『劇場版シティーハンター』の展示を実施。アニプレックスブース、バンダイナムコ グループ(サンライズ)ブース、ytv(読売テレビ)ブースで第1弾ビジュアルの展示に加えチラシを配布する。そして、本作の制作決定を記念し、冴羽りょうの誕生日である3月26日(月)に北条氏の新規描き下ろしイラストが表紙となっている「シティーハンター冴羽りょう×ぴあ」の緊急発刊が決定。伝説のスイーパーがたどった軌跡を原作、アニメから徹底的に解析。プロファイルをはじめ、全神業ショット、全もっこり、全ハンマーシーンをコレクションなど内容満載だ。■キャスト・スタッフコメント到着(一部抜粋)神谷明(冴羽りょう役)僕の中にはずっと冴羽りょうが生き続けていました。1999年のテレビスペシャルから20年が経ち、このような形でりょうと香、2人の「シティーハンター」にもう一度逢えるなんて感激です!伊倉一恵(槇村香役)えっ、また100トンハンマーを振り回せるんですか!?20年経って再び香の声が出来るなんて、なんて幸せ!!しかも北条先生の絵を見る限り、静かに収まってない気配。大暴れ出来る体力はあるのか少々心配ですが、気持ちはすでに香です。はぁ、もう待ちきれない!北条司(原作)「シティーハンター」は僕が若い頃に描いた作品です。若気の至りなど、いろいろなものがこの作品の中にはあるので、いまの僕には当時と同じ感覚で「シティーハンター」を描くことは難しいなと思っています。でも、アニメーションならそれができる。総監督はこだま(兼嗣)さんなので、ツボを押さえた面白い作品になると確信しております。しかも、神谷明さん、伊倉一恵さんも出演されるので、“あの頃のまま”の「シティーハンター」が蘇るのではないかと期待しています。こだま兼嗣(総監督)まさか30年経って再び関わるようになるとは考えてもいませんでした。しかし、頭の中では時間が止まっていて、すべてが昨日のことのように、冴羽りょうや槇村香が勝手に動き出しました。自分でもビックリです。なによりこの作品は楽しいのです。ハードボイルドあり、アクションあり、ギャグあり、演出として、これほどやりがいのある作品にはそうそう巡り会えません。お話があったとき、二つ返事で引き受けました。あの頃と変わらぬ冴羽りょうが皆さんの前に帰ってきます。楽しみにしていてください。『劇場版シティーハンター(仮題)』は2019年初春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年03月19日アカデミー賞女優アリシア・ヴィキャンデルがトレーニングを積み、驚異的なアクションシーンに挑んでいることでも話題の『トゥームレイダー ファースト・ミッション』。今回は、3月14日(水)のホワイトデーを記念して、アリシアの“相棒”となるダニエル・ウーから、その筋肉にときめいてしまうイケメンショットがシネマカフェに到着した。『リリーのすべて』『エクス・マキナ』で知られるアリシアを新たに主人公ララ・クロフト役に迎え、シリーズ誕生から20周年を迎えた世界的人気ゲームシリーズを映画化した本作。ダニエル・ウーが演じるのは、ララ・クロフトと共に壮大なアドベンチャーに出るルー・レン。酔っ払いの船乗りと思いきや、実はララの亡くなった父(ドミニク・ウェスト)が生前に連絡を取っていた男の息子であり、物語の重要なカギを握るという役どころ。ララと行動を共にすることで、やがて頼れる存在へとなっていく。ダニエル・ウーは、アメリカ生まれ。オレゴン大学で建築の学位を取得して卒業したのち、香港の主権がイギリスから中国へ返還される1997年、その出来事を自分の目で見たいと香港に移り住んだところ、スカウトされたという異色の経歴の持ち主。コマーシャル作品を経て映画に出演するようになり、やがてジャッキー・チェン主演『香港国際警察/NEW POLICE STORY』などにも出演するトップ俳優に。大ヒットしたハリウッド大作『ジオストーム』への出演や、Amazonプライム配信ドラマ「バッドランド~最強の戦士~」では主演と製作総指揮を務めるなど、活躍を続けている。そんな彼についてアリシアは、「ダニエルが演じるルー・レンを見ていると全てが自然と上手くいくタイプという意味で、若きハン・ソロを思い出すわ。ルー・レンは率直だけど、決してヘマをしないタイプのヒーローなの」と激白。ルー・レンがララを導いていく存在であることを明かしている。今回到着した場面写真では、ダニエルが演じるルー・レンはいずれも精悍な表情をしており、タンクトップから見える盛り上がった上腕の筋肉をみるだけでも、劇中でその身体能力を活かして活躍することが予想できる。アリシアのララとともに、彼の活躍をスクリーンで確かめてみて。『トゥームレイダー ファースト・ミッション』は3月21日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トゥームレイダー ファースト・ミッション 2018年3月21日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
2018年03月14日4月公開の『映画クレヨンしんちゃん』シリーズ26作目『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』から、この度「ももいろクローバーZ」の主題歌を使用した予告映像が到着。あわせて、本ポスタービジュアルも公開された。春日部にある中華街“アイヤータウン”を舞台に描く本作。そこで突如、謎のラーメン“ブラックパンダラーメン”という一度食べるとヤミツキになるラーメンが大流行するのだが、そのラーメンは食べた人を凶暴化させてしまう危険なラーメンだった…。到着した映像では、なんとそんなピンチをマサオが救うのだとか。伝説のカンフー、ぷにぷに拳で敵と立ち回る姿や、キレのあるアクションも披露される中、カスカベ防衛隊の友情に亀裂が…?また、ゲスト声優の「ANZEN漫才」みやぞん&あらぽんのキャラクターや、関根勤演じる師匠が「ぷにぷにが平和の秘訣なのじゃあ~」と登場する場面も。そして、中盤から流れる「ももいろクローバーZ」の主題歌「笑一笑 ~シャオイーシャオ!~」がより本作を盛り上げている。さらに本予告のナレーションは、声優・ナレーターの立木文彦が担当。立木さんは「ももいろクローバーZ」の「Z伝説~終わりなき革命~」やライブ演出などでも度々登場しており、「ももクロ」ファン、通称“モノノフ”にはたまらない予告映像にもなっている。なお、予告映像は3月3日(土)より全国の劇場にて放映されるほか、今夜放送の「ドラえもん クレヨンしんちゃん 春だ!映画だ!3時間アニメ祭り!」でも予告映像がフル尺でテレビ初放送される。同時に公開された本ポスタービジュアルでは、ジャッキー・チェン顔負けのカンフーポーズをキメるカスカベ防衛隊のほか、ひろし率いる野原家が必殺の足臭靴下ヌンチャクを振り回し、師匠やカンフー娘・ラン、悪の組織“ブラックパンダラーメン”のボスと、本作のキャラが大集結している。『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』は4月13日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2018年03月02日山田涼介や西田敏行出演で映画化された東野圭吾の小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が、中国で再び映画化(原題:『解憂雑貨店』)。そしてこの度、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のタイトルで日本公開されることが決定した。原作は、全世界累計1,200万部を突破した“東野圭吾作品史上最も泣ける感動作”として高い支持を得ている同名小説。昨年9月には廣木隆一監督がメガホンをとり、山田さんや西田さんをはじめ、尾野真千子、村上虹郎、林遣都、成海璃子、門脇麦らを迎え映画化。本作は興収10億円突破の大ヒットを記録し、第41回日本アカデミー賞で優秀作品賞を含む6部門を受賞した。日本同様、中国での東野氏の人気はすさまじく、「中国で最も稼ぐ外国人作家ランキング」で長年トップに君臨し続けた「ハリー・ポッター」シリーズのJ・K・ローリングを抑え、2017年に1位に輝いたほど。また原作小説は、中国では約850万部を超える大ヒットとなっている。そんな人気小説を、『ミスター・ツリー』のハン・ジェ監督が映画化。出演には、「TFBOYS」のワン・ジュンカイ、2017年版中国美人ランキングで1位を獲得したディルラバ・ディルムラット、『山河ノスタルジア』のドン・ズージェンら若手キャストをはじめ、中国を代表する世界的アクションスター、ジャッキー・チェンも出演しているという。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月14日アンジェリーナ・ジョリーを世界的スターに押し上げた『トゥームレイダー』のリブート版として、アカデミー賞女優アリシア・ヴィキャンデルが主演を務める『トゥームレイダー ファースト・ミッション』。このほど、21世紀のトレジャー・ハンター“ララ・クロフト”になるためにアリシアが行った見事な“背筋”を鍛え上げるトレーニングシーンや、壮絶なアクションシーンのメイキングなどが収められた特別映像が公開された。今回解禁となった特別映像で、「女性が主人公のゲームは見たことがなかった」と本作の原作ゲームについて回顧、「子どものころから大掛かりなアクションをやってみたかった。この映画で夢がかなったわ」と笑顔で語るアリシア。続けて「これは始まりの物語なの。ララはロンドンの普通の女の子。父親が何年も行方不明で彼女は父親を捜しに冒険に乗り出すの。ララはこの映画の中でアクション・ヒーローになる」と語り、主人公ララ・クロフトが普通の女の子からアクション・ヒーローになる物語が描かれていることに触れる。そんな本作でアクション映画主演に初挑戦となったアリシア。映像には、濁流に流されたり、水中へ飛び込むシーン、ジャングルの中を駆け抜け、高所から高所へとジャンプするシーン、さらに格闘シーンなど、数々の華麗なアクションシーンを披露。「アザや痛みは我慢できるけど低体温になるほどの寒さはキツいわね。すごく体を張った」とも明かしている。ララ・クロフトそのもの!アリシアの驚異の身体づくりスウェーデン王立バレエ学校に通っていた経験もあるアリシア。本作のために体を鍛え続け、驚異的に鍛え上げられた“背筋”を魅せるトレーニングシーンも収録。スタントなしでワイヤーアクションに挑むアリシアの姿に、数々のアクション映画の経験があり、ジャッキー・チェンとも共演したことのある香港俳優ダニエル・ウーからは、「アリシアのアクションはすごい。この映画の見せ場だよ。アリシアには驚いた。アクション映画は初主演なのに果敢に挑んでた」と絶賛のコメント。また、『ヘイトフル・エイト』『エージェント・ウルトラ』のウォルトン・ゴギンズからも「見事な身体能力だ。彼女はエネルギーの塊だ」とのコメント、「僕も鍛えてるけど彼女の肉体には負ける」と言わしめている。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のミューズ、そして『リリーのすべて』でアカデミー賞を受賞した演技派女優アリシアが見せる、鍛え抜かれた美ボディ。そこから繰り出される大迫力のアクションシーンに期待は高まるばかりだ。『トゥームレイダー ファースト・ミッション』は3月21日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月08日俳優の福山雅治が30日、都内で行われた映画『マンハント』(2月9日公開)のジャパンプレミアに、國村隼、倉田保昭、斎藤工、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、ジョン・ウー監督とともに登場した。同作は西村寿行原作の小説を1976年に高倉健主演で映画化した『君よ憤怒の河を渡れ』を、日本映画ファンのウー監督が再映画化。何者かにはめられて殺人事件の被疑者となったドゥ・チウ(チャン・ハンユー)と、彼を追いながら無実を確信した大阪府警の刑事・矢村(福山)が、事件の真相に立ち向かっていく。オファーを受けた福山は「夢のように思ったと同時に、『本当に僕でいいのか』」と不安を抱いたことを告白。アクションも未経験だったために、「『ダメなんじゃないか、本当は』という不安な方の気持ちが大きかったかな」と振り返った。一方、ウー監督は「前から非常に注目しているアーティストの方。人情のある方で正義感に満ちている」と福山について表現する。「オファーしましたが、ドキドキでした。OKしてくれるかどうかは心配してました」と、互いにドキドキしていたことが明らかになると、福山は「それを聞いてまたドキドキしてます」と胸を押さえていた。「僕はもう、本当にただの映画少年が現場に来ちゃった感じでした」と撮影時の心境を語る斎藤は、「ここはひとつ、ジョン・ウーファンとして、勇気を持って、DVDを現場に持ち込もうという、非常に安易な作戦を立てました」とエピソードを披露。「1作目『カラテ愚連隊』のDVDが手に入らなくて、2作目の『The hand of death』、邦題は『ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門』という謎の、ジャッキー・チェンは7番手くらいなんですけど主役みたいな……」とよどみなく作品について語っていく。2作目のDVDを現場に持ち込んだ斎藤は「福山さんも池内さんも一緒に見て、サインをもらいました。SPに止められるような、何をしに来たんだという」と自分にツッコミをしつつ、「穏やかで優しくて、深い時間でも仏のような笑顔で。ただただ、心地よかったです」と監督に感謝した。福山も「最初から監督のファンであることは間違いないんですけど、監督のものづくりの現場にいると、求めてらっしゃる表現、絵作り、お芝居に、全力以上でやっていこうという気にさせていただく」と監督愛を示す。ウー監督といえば鳩を飛ばすシーンが有名だが、今回も平和の象徴である白い鳩が舞ったため、福山は「あの瞬間は、テイクをチェックしている"画面"を写メしましたもん。『これは撮ろう』って」と、ファンのような行動を取っていたことを明かした。
2018年01月30日アジアを代表するスター、チャン・チェンが主演を務め、「中華まつり2018年冬篇」にて上映される『修羅:黒衣の反逆』。このほど、チャン・チェンが“あのハリウッドスター”にも負けないボッチぶりで黒猫とたわむれ、女性には優しすぎる壁ドンを見せる“萌え画像”がシネマカフェに到着した。シネマート新宿・心斎橋にて毎年、旧正月(2月中旬)と夏に開催される中国作品の上映企画「中華まつり」。この冬の上映作品は、チャン・チェン主演の『修羅:黒衣の反逆』と『グレートウォール』『疾風スプリンター』のエディ・ポン主演『悟空伝』の2作品となっている。■チャン・チェン、男の色気MAXで“黒衣の最強剣士”に『グランド・マスター』『ブレイド・マスター』で、ハイレベルで多彩なアクションを繰り出し、観る者を魅了してきたチャン・チェン。本作では『ブレイド・マスター』に続き、明時代の秘密警察“錦衣衛”に再びカムバック!『レッド・クリフ』シリーズ、『エクスペンダブルズ』シリーズのアクション監督とタッグを組み、1対多勢の超絶技巧な連続アクションに挑んでいる。ヒロインには中国ドラマ界で絶大な人気を誇る女優ヤン・ミー、監督は前作に引き続きルー・ヤンが務めている。■あのハリウッドスターに負けないボッチぶりと、優しすぎる壁ドンに萌えキュン!このたび到着した写真は、チャン・チェン演じる、任務中に大切な友人を失った孤独な秘密警察“錦衣衛”の沈煉(しんれん)が、1人、黒猫にご飯をおすそ分けしているシーン2枚と、ヒロインを演じたヤン・ミーとの1枚。黒猫との写真では、あのハリウッドスター、キアヌ・リーブスがベンチでハトに餌をやる有名な写真に負けず劣らず(?)のボッチぶりを披露しており、さらに“孤独な者同士”黒猫と過ごす様子からはそこはかとなく哀愁も漂う。また、追っ手からヒロインを守ろうとするシーンでは、何とも優しすぎる壁ドンを披露!萌えキュン間違いなしの場面写真に注目してみて。■『修羅:黒衣の反逆』ストーリー1619年(明の万暦47年)。事故で重体に陥った皇帝に代わり、魏忠賢が国の実権を握っていた。朝廷直属の秘密警察・錦衣衛の沈煉(チャン・チェン)は、上官から下された密命により、反逆者として指名手配中の絵師を捕らえに向かう。その絵師は、沈煉が数日前に出会った美しい女、北斎(ヤン・ミー)だった。仲間が彼女に暴行し、止めに入った沈煉は激闘の末に仲間を殺めてしまう。任務中の事故に見せかけ、北斎と共にその場を逃れる沈煉。その頃、国では魏忠賢への反対勢力が力を強め、謎の組織も沈煉に奇襲をかける――。『修羅:黒衣の反逆』は2月10日(土)よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月30日エンターテインメントの発信基地といえる東京・日比谷に、3月29日(木)よりTOHOシネマズ日比谷が新しくオープン。さらに、日比谷シャンテに新たなエンターテインメント&グルメ施設が登場し、日本随一の劇場街が“日本版ブロードウェイ”へと進化する。この度、その施設の情報が明らかになった。日比谷にはかつて「日比谷映画」「有楽座」「みゆき座」「スカラ座」など、映画好きから親しまれる映画館が多く立ち並び“日比谷映画街”と呼ばれ愛され、また「東京宝塚劇場」「日生劇場」「帝国劇場」「芸術座(現:シアタークリエ)」など、演劇においても老舗の劇場が数多く点在し、“映画演劇の街”として発展し続けてきた。■各界のレジェンドたちの手形が壁一面に「The Star Gallery(ザ・スター・ギャラリー)」まず2月1日(木)から登場するのは、「The Star Gallery(ザ・スター・ギャラリー)」。日比谷の名所にもなっていた、“合歓の広場(ねむのひろば)”に設置されていたスターたちの手形が今回姿を変え、東京メトロと日比谷シャンテをつなぐ地下通路の壁面に設置。高倉健、役所広司、森光子、吉永小百合などの名優から、近藤真彦、美空ひばりら日本を代表する歌手、さらにジャッキー・チェンやトム・クルーズなどの海外スター総勢77名の手形が並ぶ。■様々なチケットが購入できる「ローチケ HIBIYA TICKET BOX」登場日比谷周辺の劇場の限定チケットをはじめ、様々なチケットを販売・発券できるチケットボックス「ローチケ HIBIYA TICKET BOX」が、シャンテ前広場内に登場。オープン記念として、4月・5月帝国劇場公演「1789-バスティーユの恋人たち-」、4月シアタークリエ公演「火星の二人」の良席保証のチケットを抽選発売する。■“女性のための本屋”「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE(日比谷コテージ)」日比谷シャンテ3Fには、「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」がオープン。全ての女性たちが忙しい日々の中でふと立ち止まり、軽やかに歩き出す力を得る「東京の真ん中の小さな別荘」をコンセプトに、映画・演劇などに関する書籍・音楽/映像ソフトを充実させた新しいタイプの書店が誕生する。■グルメも充実!さらに、女性に嬉しいグルメも登場。日比谷シャンテ別館1Fには、“世界一安いミシュランレストラン”と称される、香港で大人気の点心レストラン「添好運(Tim Ho Wan/ティム・ホー・ワン)」が日本初出店!また、1Fにはビストロのような雰囲気とフランスの伝統的なパンが味わえる、京都で大人気のベーカリーカフェ「ル・プチメック」が登場する。なお、「ローチケ HIBIYA TICKET BOX」「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」「ル・プチメック」は3月下旬オープン、「添好運Tim Ho Wan 日比谷店」は今春オープン予定。(cinemacafe.net)
2018年01月23日「女優業に専念すべく大学進学は諦めたようですが、広瀬さんは本当に頭が良いんです。演技力はさることながら、セリフを覚えるのが早くて、いつも驚かされます」(芸能関係者) 1月10日からスタートした主演ドラマ『anone』(日本テレビ系)も大好評。映画やバラエティ番組、CMにも引っ張りだこの人気女優・広瀬すず(19)。多忙を極める彼女だが、仕事の合間を縫って続ける“意外な趣味”があるという。 「広瀬さんは、昨年7月から始めたキックボクシングにハマっているんです。幼い頃からジャッキー・チェンに憧れていたそうで『私も強くなりたい!』と、ジムには週3で通っているそう。余裕があるときには早朝6時に1回、仕事終わりにもう1回と、1日2回の猛特訓。おかげでダイエットにも成功し、3キロ近く痩せたそうです」(前出・芸能関係者) 彼女が通うのは、都心のキックボクシングジム。駅から徒歩数分の好立地で、ウェアのレンタルもしていて使い勝手が良さそうだ。そして、このジムいちばんのウリはマンツーマンの指導が受けられるところ。 「ほとんどのボクシングジムは、1人のトレーナーに生徒が何人もいる合同練習。でも、ここはプライベートレッスンをしてくれるので、時間の融通が利くし、ほかの生徒と顔を合わせる必要もありません。芸能人には安心のシステムです」(前出・ジム会員) 小2からバスケットボールを始め、もともと運動神経抜群だった彼女はキックボクシングもみるみる上達しているという。 「彼女のパンチやミドルキックは、もはやプロ顔負けの威力。“キックの鬼”と化していますよ(笑)。あまりの上達ぶりに、仲の良いトレーナーから『女優をやめてプロのキックボクサーとしてデビューしたら?』などとからかわれているそうです」(前出・ジム会員) プライベートで始めたキックボクシングだが、仕事の幅も広がりそうで――。 「キックボクシングを始めて約半年、最近では『すごくアクションをやりたくなった。なんだか新しい世界が見えてきた気分!』と周囲に話しているそうです」(前出・芸能関係者) 女性版ジャッキー・チェンの誕生は近い!?
2018年01月16日『さらば、わが愛覇王別姫』、『始皇帝暗殺』などで知られる中国の巨匠チェン・カイコーによる日中合作映画『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』のジャパン・プレミアが1月15日(月)に開催され、チェン監督をはじめ、主演の染谷将太、阿部寛、チャン・ロンロンらが出席した。■中国で5万スクリーンで上映!夢枕獏による小説を全編中国ロケで壮大なスケールで映画化。唐に渡った若き僧侶・空海が詩人の白楽天と共に宮中における皇帝の変死事件の謎を解き明かしていく。既に中国では公開を迎えており、約5万スクリーンで上映され、90億円を超える興行収入を記録している。■火野正平、日本で撮影かと思いきやまさかの中国行きで…空海役で海外映画初主演を務めた染谷さんは「企画は10年前から始まり、6年前から東京ドーム8個分の敷地にセットが建てられはじめ、やっと今日という日があります。ここに立ち会ってくださり、ありがとうございます」とようやく日本でのお披露目の日を迎え、万感の思いを口にする。中国語での演技については「全てが大変でした」と述懐。「触れたことのない言語で、感情をどう乗せていいのか?体と気持ちがリンクしない状態でした…」とその難しさを語る。この日、来日予定だった白楽天役のホアン・シュアンは別作品の撮影のために来日がかなわなかったが、染谷さんは、その不在を残念がり「相方のホアンがサポートしてくれて、部屋にまで来てセリフを教えてくれました」と劇中のみならず“相方”として助けてくれたホアンへの感謝を口にした。阿部さんは世界的巨匠の現場について「緊張感がある撮影でした」と振り返る。阿部仲麻呂を演じたが、玄宗皇帝に仕えながら、皇帝が愛する楊貴妃に恋心を抱くという役どころであり「難しかったです」と明かす。「撮影に入る前に監督と1時間ほど話す時間を設けていただいたんですが、(どう演じるか)質問していいものか?と思いつつ、結局、緊張して聞けなかったんですが(苦笑)、それが仲麻呂の皇帝への心情とリンクしていて、緊張感をもって臨めたと思います」と語った。また、空海の日本での師を演じた火野さんは、空海を唐へと送り出す役どころとあって「日本で撮るんだと思っていた」とのことだが、撮影は中国で敢行。「天候が悪かったり、飛行機が来なかったりで3泊4日で行って、撮影は1時間ちょっとでした(笑)」とボヤキ気味に語り、会場は笑いに包まれた。■チェン・カイコー監督の言葉に原作者・夢枕獏、大感激!10年前に初めて小説を読み、企画を始動させ。2年かけて当時の唐の都の城をデザインし、さらに4年かけて施工。撮影にも5か月を費やし、1年に及ぶポストプロダクションを経てようやく映画を完成させたチェン監督。「よく『あなたにとって映画とは?』と聞かれますが、素晴らしい映画とは満開の花のようなもの。風が満開の花を揺らして花粉を飛ばし、いずれそれが種になって心ある人に届き、またそこで満開の花を咲かせます。この映画が風となり、種となり、みなさんの心に届くことを願っています」と呼びかけた。原作者の夢枕獏先生は「原作の取材のために中国を訪れたのは35年前。まさかこういうことになるとは…」としみじみ。完成した映画を見て何度も涙したそうで「監督に『いいか獏、お前の読者が何人いるか知らないけど、この作品を千回読んだの俺だけだ。お前のことを世界一わかってるのは俺だ』と言われて『どうにでもしてください』とお任せしようと思いました」と明かしていた。『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』は2月24日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月15日気分を上げたい!そんな人におススメしたいのが、『カンフー・ヨガ』。タイトル通り、カンフーとヨガが衝撃の融合を果たした、超ハイテンションな娯楽作です。全編が見せ場!世界熱狂の冒険活劇。『カンフー・ヨガ』の物語の始まりは、西暦647年。天竺(インド)のマガダ国の王位を狙うアルジュナ軍と、唐(中国)の使節団が繰り広げる激しいバトルで幕を開けます。アルジュナ軍率いる巨象の大群、さらに弓矢が入り乱れる熾烈な合戦を切り抜けた唐の使節団は、マガダ国の王女から伝説の秘宝を託されます。まもなく使節団と秘宝は歴史から消えて伝説に。そして舞台は現代へ。評判の考古学者ジャックの前に現れたのは、インド人美女アスミタ博士。彼女は秘宝の行方を示すボロボロの地図を携えていた。アスミタの美貌と秘宝の謎に魅了されたジャックは、研究仲間たちとともに、冒険の旅に出ることを決意。手がかりを追って、世界中を駆け巡ります。そんな彼らを、怪しい一味が執拗に追跡し、行く手を阻む…というストーリー。まず第一に、この作品には名作映画のクライマックスをほうふつとさせるド派手なシーンが盛りだくさん。冒頭の巨象を交えたバトルは『300<スリーハンドレッド>』だし、アクションは・ドバイのカー・アクションは『ワイルド・スピードSKY MISSION』。ドバイでは王室協力のもと市街地の道路を封鎖してカーチェイスを撮影。ランボルギーニやアストンマーチンを警察車両に見立て、フェラーリ、ベントレー、ブガッティ・ヴェイロン、マクラーレンといった超レアな高級車数十台が入り乱れる圧巻のカー・アクションが展開されます。1億7000万円の車を破壊(!)した上に、ジャッキーは本物のライオンを車に乗せたまま、宙を舞うというリスキーなアクションまで披露。ライオンが車酔いして吐くというオチまで用意しており、芸の細かさにも痺れてしまう。さらには、『ワイルド・スピード ICE BREAK』を思わせる氷上バトルや、全編を通した設定は『インディ・ジョーンズ』と、名作映画の要素が驚異の化学反応を起こし、全編が見せ場状態。ジャックはカンフー、アスミタはヨガの達人という設定がきちんと生かされ、様々な困難をカンフー・ファイトとヨガの呼吸法で乗り切っていく様子は、まさに『カンフー・ヨガ』。ラストのお楽しみには、主要キャスト総出演のボリウッド風ミュージカルシーンが流れる心憎さ!ジャックを演じるのは、第89回米アカデミー賞で名誉賞を受賞したジャッキー・チェン。女性に奥手な助手役を、韓流人気グループEXOのレイ(チャン・イーシン)が好演。しかもミュージカルシーンでは、クールなヒップホップ・ダンスを披露し、ギャップ萌え必至。ジャックをおじさんと慕う、親友の息子役には、香港のイケメン俳優アーリフ・リー。車のボンネットにしがみついたり、インディアン・ロープでトリッキーなアクションをこなしたりと、変幻自在のアクションで魅了します。劇中では女好きのチャラ男という役柄ですが、やんちゃな笑顔とチャーミングなウィンクに、女子はもれなく胸キュンしてしまうはず!今年一番頑張ったあなたへのご褒美に、そして来年の笑初めにも、もってこいのハッピーな映画です!伝説の秘法を求めて世界を駆け巡る、中国・インド合作のアクション・アドベンチャー。監督/スタンリー・トン主演/ジャッキー・チェン、アーリフ・リーほか12月22日より全国公開。配給/KADOKAWA(C)2017 SR MEDIA KHORGOS TAIHE SHINEWORK PICTURES SR CULTURE & ENTERTAINMENT. ALL RIGHTS RESERVED※『anan』2017年12月27日号より。文・田嶋真理(by anan編集部)
2017年12月26日映画クレヨンしんちゃんシリーズ26作目となる新作、『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』が、2018年4月13日(金)に公開される。あらすじ春日部にある中華街、アイヤ―タウン。マサオの誘いで伝説のカンフー、ぷにぷに拳を習うことになったしんのすけたちカスカベ防衛隊は、カンフー娘(ガール)・ランと共に修行に励んでいた。一方アイヤ―タウンでは、謎のラーメンが大流行。その名も“ブラックパンダラーメン”は、1度食べるとヤミツキになり、凶暴化してしまうおそろしいラーメンだった…。突然襲ってきたラーメンパニック。アイヤ―タウンを救うため、カスカベ防衛隊が立ち上がる。果たして彼らは、街の平和を取り戻すことができるのか?抱腹絶倒、腹筋崩壊の作品となっている。ヒロイン玉 蘭(タマ・ラン)役に潘めぐみ本作のキーパーソンであり、しんのすけたちカスカベ防衛隊と共に“ぷにぷに拳”の修行に励むカンフーガールでヒロインの玉 蘭(タマ・ラン)役を、アニメ「HUNTER×HUNTER」のゴン=フリークス役など、数々の人気作で活躍する潘めぐみが担当する。伝説のカンフー"ぷにぷに拳"の最終奥義の鍵をにぎる精霊・ぷにぷにの精役には、ブルース・リーやジャッキー・チェンと名だたるカンフー映画で共演を果たしてきたサモ・ハン・キンポーの吹き替えを長年担当してきたベテラン声優・水島裕。また、悪の組織・ブラックパンダラーメンの刺客・ヌンを「地獄先生ぬ~べ~」の鵺野鳴介や「スラムダンク」の三井寿を演じた置鮎龍太郎が、同組織の刺客・チャックを「ブリーチ」コンの声優を務める真殿光昭が担当し、悪役コンビを演じきる。さらに地上げ屋役を勝杏里、悪の組織・ブラックパンダラーメンの大ボス、ドン・パンパン役を廣田行生が務める。ゲスト声優にANZEN漫才のみやぞん・あらぽんゲスト声優として、ANZEN漫才のみやぞん・あらぽんと、関根勤が参加。みやぞんは、悪の組織・ブラックパンダラーメンの刺客“ミヤ・ゾン”役、あらぽんは、ブラックパンダラーメンを食べ凶暴化してしまう客役を務める。また、クレヨンしんちゃんへの出演は2度目17年ぶりとなる関根勤は、カスカベ防衛隊に伝説のカンフー“ぷにぷに拳”を教える師匠という、映画のキーマンとなる役を演じる。また、監督を務めるのは、シリーズ22作目『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』で初監督を務め、24作目『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大襲撃』で興行収入21.1億円のヒットを記録した髙橋渉。ももいろクローバーZが4人体制初の主題歌、声優としても出演主題歌「笑一笑 ~シャオイーシャオ!~」を担当するのは、4人体制となり、結成10周年を迎える新生ももいろクローバーZ。中国語で「笑って!」「笑おう!」という意味のタイトルが付けられた楽曲は、作品の世界観にマッチした書き下ろしだ。さらに、ゲスト声優として、メンバー4人全員でアイドルグループ“くろぐろクローバーZ”として登場し、アイヤータウンで巻き起こるラーメンパニックの一助を担う。その他、劇中歌も担当する。作品情報映画『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』公開日:2018年4月13日(金)原作:臼井儀人(らくだ社)/「月刊まんがタウン」(双葉社)連載中/テレビ朝日系列で放送中監督:髙橋渉脚本:うえのきみこ声の出演:矢島晶子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみゲスト声優:関根勤、みやぞん(ANZEN漫才)、あらぽん(ANZEN漫才)主題歌:ももいろクローバーZ「笑一笑 ~シャオイーシャオ!~」(EVIL LINE RECORDS)©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2018※短縮:©U/F・S・A・A 2018
2017年12月04日ジャッキー・チェン扮する考古学者にしてカンフーの達人であるジャックが、同じく考古学者でヨガ達人のインド美女・アスミタと共に1400年の歴史に隠された失われた財宝を探しに世界中を駆け巡る、大ヒットスーパー・アクション・アドベンチャー『カンフー・ヨガ』。この度、中国とインドの美女がしなやかな身のこなしでヨガを披露する本編映像がシネマカフェに到着した。到着したのは、伝説の秘宝を求めてジャッキー演じるジャックのもとを訪れたヨガの達人・アスミタ(ディシャ・パタニ)と、ジャックの助手を務めるヌゥオミン(ムチミヤ)がヨガを華麗に披露するシーン。映像では、ジャックの助手を務めるシャオグァン(「EXO」レイ)が、インドからやって来たアミスタからマンツーマンでヨガの極意を教えられている。しかし、身体が硬いシャオグァンはあっさりギブアップ。すると、そこへ彼に好意を寄せる中国人のヌゥオミンが2人のレッスンに割り込んでくきて、アスミタに「ヨガは中国でも人気よ」とライバル心をむき出し!そしてしなやかにポーズをキメるその姿には、アスミタも驚き。ヨガの極意は“しなやかさ”。そのパフォーマンスは、普段ステージでキレの良いダンスを披露しているレイもうっとり見とれるほど、必見の美しさだ。華麗に美の競演を果たした2人の美女は、この後ヨガの極意で秘宝をめぐる冒険へと旅立つ。彼女たちの前にどんな試練が待ち受けているのか!?大冒険の行方は――。『カンフー・ヨガ』は12月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月03日実写版『ムーラン』の主演に中国人女優のリウ・イーフェイ(30)に決定した。「The Hollrwood Reporter」が伝えた。キャスティングは困難を極め、キャスティング・ディレクターたちが1年かけて5大陸を回り、1,000人に及ぶ女優たちのオーディションを行ったという。ムーラン役を演じる女優に求めたことは、マーシャル・アーツ、堪能な英語、スター性だったそうだ。そしてもちろん、オリジナル版アニメのムーランと同様、中国のルーツを持つことが大事だったという。イーフェイは中国生まれだが、アメリカに住んでいたこともあり英語が堪能。幼い頃からダンス、歌を学び、10代から女優業を始めた。すでに『ドラゴン・キングダム』でハリウッドデビューを果たし、ジャッキー・チェン、ジェット・リーと共演。2014年の『ザ・レジェンド』ではニコラス・ケイジ、ヘイデン・クリステンセンと共演した。歌手としても活動し、日本でも2006年に「イーウェイ」名義でシングル「真夜中のドア」でデビュー。ディズニーによれば、実写版『ムーラン』のほかのキャストもまもなく発表とのことだ。(Hiromi Kaku)
2017年11月30日ハリウッド大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ問題が露見してから、問題の火の手は収まるどころか悪化しておりハリウッドのエンタメ業界はパニック状態となっている。■ケヴィン・スペイシー事件のあとには…ワインスタイン事件以来、セクハラ問題がまるで異常乾燥注意報時の火災がごとく映画業界の至る所で火の手をあげて俳優やセレブ監督にも飛び火しており、人気海外ドラマ「ハウス・オブ・カード野望の階段」などで日本でもお馴染みの俳優ケヴィン・スペイシーが30年前、26歳のときに14歳の俳優アンディー・ラップに対して性的行為を試みようとしたというニュースはアメリカ内外でも大変な話題となった。今週に入り、映画『テッド』のガールフレンドを演じたジェシカ・バースが2012年に当時のマネージャーでハリウッドの大物であるデヴィッド・ギルロッドから性的暴行を受け、ロス市警に届けたもののその後ギルロッドから脅迫され恐ろしくなり、訴訟を取り下げざる得なかった、と大手業界サイトの「the Wrap」に暴露してこれも大変な騒ぎとなった。とにかく連日のように、新しい有名人の名前が「セクハラ事件」という見出しの横に並ぶ、とんでもない状況のハリウッド。セレブ監督のブレット・ラトナーも6人の女性からセクハラで槍玉に挙げられている。ブレット・ラトナーといえば、アクションコメディー映画『ラッシュ・アワー』シリーズ(ジャッキー・チェン&クリス・タッカー主演)で一躍人気監督となり、近年では自ら設立したプロダクション・スタジオより大ヒット作『ワンダーウーマン』や『X-MEN: ファイナル ディシジョン』などを産出してノリに乗っていたハリウッドの大物である。ラトナーは、問題発覚後に里親的存在だったワーナー・ブラザーズ映画から縁を切られている。■ハリウッドで崇拝されているアノ俳優まで!?今回のセクハラ問題で周囲を一番ショックに陥れたのが、今年で御年80歳の大御所名優ダスティン・ホフマンである。『卒業』や『トッツィー』などの名作をはじめ、メリル・ストリープと共演した『クレイマー、クレイマー』と、トム・クルーズ共演の『レインマン』ではアカデミー賞主演男優賞受賞歴もある、あのダスティン・ホフマンである!時をさかのぼること32年前。ダスティン・ホフマンが1985年に手がけていた芝居のプロジェクトで、当時17歳だったインターンのアンナ・グラハム・ハンターさんにセクハラをしたのだという。このショッキングなニュースに周囲が愕然とするなか、どうやらダスティンの“素行の悪さ”は、それに始まったことではないということが明るみに出はじめた。1979年に『クレイマー、クレイマー』でダスティンと共演したメリル・ストリープは、撮影前に初めてダスティンと対面したときに、なんと胸を触られて非常に不快な思いで撮影に臨んだというのである。この打ち明け話はメリルのインタビュー記事として当時のタイム誌に掲載されており、これがいまになって浮上し、ダスティンにとっては非常に不利な話題となっている。■セクハラ問題の波紋セクハラ問題は、関わった俳優や監督たちのキャリアを崩壊に追い込むばかりでなく、その周囲にもひどい打撃を与えている。増え続けるスキャンダルに伴い、暮れのホリデーシーズン公開予定作品が目まぐるしく変更されているのがその一例だ。たとえば、TWC(ザ・ワインスタイン・カンパニーの略)の手がけたホラー映画『ポラロイド』(原題)は、かなりのヒットが見込まれていたものの、セクハラ事件が露見したことで、ほとぼりが冷める来春ころへの延期が決定している。被害を被っているのは劇場側だけではない。一連のセクハラ問題は、アカデミー賞を筆頭とする映画賞レースへの影響も必至とみられている。前出のケヴィン・スペイシーは、Netflixより「ハウス・オブ・カード野望の階段」の打ち切りを命じられただけでなくアカデミー賞シーズンに向けてノミネート必至とされていた新作スリラー映画『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド/All The Money In The World』(原題)が受賞作戦のPRから外されることが決定している。この映画は『エイリアン』シリーズのリドリー・スコット監督作品で、ケヴィン・スペイシーの共演者にはミシェル・ウィリアムズとマーク・ウォールバーグも参加している話題作だったのに、ケヴィンが昔に犯した軽率な過ちのせいでとんだ迷惑を被っていしまった形だ。■ハリウッド・メンタリティとその対策「お金があってパワフルならばどんな振る舞いをしてもいい」という暗黙の了解がまかり通っていたハリウッド。…というよりは、どこの業界でもパワーを持っている者が下のものを足蹴にしたり酷い扱いをしたりということは往々にある。その頂点にあるのがセクハラだ。映画業界にセクハラが横行している理由に、「何が何でも俳優になりたい」という若者が溢れているという事実がある。だが、いくら相手がどんなにデスパレートでも、分別のある人間であればセクハラに及ぶなどということはない。長いことハリウッドにいて学んだことがある。自分の心の声はうそをつかない。少しでも妙な気配を相手から感じ取ったら、自分の心がザワつき出したらその場から素早く身を引くことが肝心だ。どんな業界に居ようが、上に立つ相手が自分の価値観や信条に反するようなことを提案したり押しつけたりして来たら、相手が誰であろうが「NO」と言って、毅然とした態度でその場を離れる勇気を持つことが大切なのだ。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2017年11月10日「爆音映画祭」が、109シネマズ名古屋、MOVIX堺、MOVIX京都にて2017年11月10日(金)を皮切りに順次開催される。爆音で映画を楽しむことができる「爆音映画祭」。迫力のあるシーンはよりダイナミックに、緊張感のあるシーンは、よりきめ細やかになるよう、作品や場面に合わせて細かく音量や音圧を調整し、通常の映画鑑賞とは異なる感動体験を提供する。名古屋は初爆音上映の映画を取り揃える「爆音映画祭 in 109シネマズ名古屋」は2017年6月に開催された前回に引き続き、2回目の開催となる。上映する作品は最新作『ベイビー・ドライバー』を含む全8本。ジャッキー・チェン主演の『プロジェクトA インターナショナル版』や、ショッキング・スリラー『ドント・ブリーズ』は初爆音上映となる。また、前回開催時に盛況だった『キングスマン』は再上映。今回は、コスプレ、発声、ペンライト持ち込みが可能な“爆音応援上映”を実施し、劇場全体で盛り上がりながら、作品を鑑賞することができる。その他、『この世界の片隅に』や『ゼロ・グラビティ』など名作の数々が登場する。京都『君の名は。』大阪『ワイルド・スピード』を爆音初上映「爆音映画祭」の開催は今回が初となるMOVIX京都。ここでは映画『君の名は。』を爆音初上映。独特の歌詞と音楽性で高く評されるロックバンド「RADWIMPS(ラッドウィンプス)」が制作した楽曲をはじめ、爆音上映で作品の雰囲気がより高まること間違いなしだ。他にも、賞レースを席巻した、音楽が見所のミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』などを上映する。大阪・MOVIX堺でも初開催となる「爆音映画祭」。会場では、『ワイルド・スピード ICE BREAK』を爆音で初上映。最初から最後までノンストップの爆音上映に期待が高まる。詳細爆音映画祭<爆音映画祭 in 109シネマズ名古屋>会期:2017年11月10日(金)、11日(土)、12日(日)会場:109シネマズ名古屋住所:愛知県名古屋市中村区平池町4丁目60-14 マーケットスクエアささしま2FTEL:0570-052-109チケット:109シネマズ名古屋 オンライン販売 10月24日(火)0:00~109シネマズ名古屋 劇場窓口販売 10月24日(火)劇場営業開始時間より(残席がある場合のみ)上映作品:プロジェクトA インターナショナル版(初爆音上映)、ドント・ブリーズ(PG12指定)(初爆音上映)、キングスマン(R15+指定)(爆音応援上映)、キック・アス(R15+指定)、ベイビー・ドライバー、ゼロ・グラビティ、デッドプール(R15+指定)、この世界の片隅に<爆音映画祭 in MOVIX京都>開催日:2017年11月17日(金)、18日(土)、19日(日)場所:MOVIX京都住所:京都府京都市中京区新京極三条下ル桜之町400TEL:075-254-3215(24時間上映案内&FAX案内サービス)料金:1作品一律 1,800円(税込)チケット販売:MOVIX京都 WEB販売 10月28日(土)00:00からMOVIX京都 劇場窓口販売 10月28日(土)劇場営業開始時間より(各回残席がある場合のみ)上映作品:ベイビー・ドライバー、マッドマックス 怒りのデスロード、キングスマン、君の名は。、ラ・ラ・ランド、セッション、レ・ミゼラブル、デス・プルーフ in グラインドハウス、この世界の片隅に<爆音映画祭 in MOVIX堺>開催日:2017年11月23日(木・祝)、24日(金)、25日(土)、26日(日)場所:MOVIX堺住所:大阪府堺市堺区築港八幡町1-1 堺浜シーサイドステージ堺浜えんため館内TEL:050-6864-7093(24時間上映案内&FAX案内サービス)料金:1作品一律 1,800円(税込)チケット販売:MOVIX堺 WEB販売 10月28日(土)00:00よりMOVIX堺 劇場窓口販売 10月28日(土)劇場営業開始時間より(各回残席がある場合のみ)上映作品:ベイビー・ドライバー、マッドマックス 怒りのデスロード、キングスマン、シン・ゴジラ、ワイルド・スピード ICE BREAK、ワイルド・スピード SKY MISSION、デッドプール、キック・アス、超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
2017年10月20日ジャッキー・チェンとクリス・タッカーの名コンビを再びスクリーンで見られそうだ。2007年に公開された『ラッシュアワー3』の続編について、ジャッキーがラジオ番組「The Cruz Show」で詳しく明かした。そもそも『ラッシュアワー4』(仮題)が製作されるらしいと話題になったのは、2012年のことだった。それからいままで、進展が聞こえてこなかったが、ジャッキーによるとその理由は「この7年、とにかく脚本にダメ出ししてきたんだ。ボツばっかりだったよ。だけど昨日、みんなの意見が一致した」とのこと。「今月末にはセカンド・ドラフトが上がってくると思う。で、来年には(製作が)始められそうだ」と具体的なスケジュールを語った。ただし、「もし、クリスが出演してくれればね…」との条件付き。クリスは現在のところ、同作への出演に言及していないが、ジャッキーは「彼のスケジュール次第だよね。決してお金が問題ってわけじゃないよ!」と念を押す。最終作から10年が経ってしまい、ジャッキーは年を取ってきたことに危機感を覚えたもよう。「もう、このタイミングじゃないと。『ラッシュアワー4』のキャストがみんなおじいさんになっちゃうよ。だから、クリス・タッカーに『お願いだからもっと年を取っちゃう前に出演して!』って頼むつもり」と笑った。(Hiromi Kaku)
2017年10月06日