マカロニ・ウエスタンの傑作『続・荒野の用心棒』を現代的解釈でTVドラマ化した壮大な西部劇「ジャンゴ ザ・シリーズ」の放送に合わせた連動企画として、「BS10スターチャンネル」では7月~8月の2か月連続放送で全ての原点『続・荒野の用心棒』から激レアなジャンゴまで、6人のジャンゴ作品をお送りする「特集:ジャンゴたち!」を放送する。7月の作品は、マカロニ・ウエスタンのスター、フランコ・ネロの代表作『続・荒野の用心棒』。寡黙でクールな主人公ジャンゴの棺桶を引きずり、容赦なく敵をなぎ倒すという強烈なキャラクターは、いまなお映画ファンの間で語り草。マカロニ・ウエスタン最高傑作との呼び名も高い。そのほか、クエンティン・タランティーノがマカロニ・ウエスタンへのオマージュ満載で描いた痛快バイオレンス西部劇『ジャンゴ 繋がれざる者』や、孤高の流れ者が町を牛耳る男に戦いを挑む王道的ストーリーを描いた『復讐のジャンゴ・岩山の決闘』。『ジャンゴ 繋がれざる者』続く8月には『情無用のジャンゴ』『待つなジャンゴ引き金を引け』『ジャンゴ対サルタナ』など、日本未公開作品を含む作品を放送。作品のセレクションは、マカロニ・ウエスタン研究家であるセルジオ石熊が行っている。「ジャンゴ ザ・シリーズ」放送記念 特集:ジャンゴたち!<7月放送>【STAR2 字幕版】7月1日(土)14時30分~一挙放送ほか(全3作品)■『続・荒野の用心棒』(配信中)マカロニ・ウエスタンのスター、フランコ・ネロの代表作。ジャンゴが対立する2大勢力を相手に戦うさまを過激な描写で描く。■『ジャンゴ 繋がれざる者』(7月1日より字幕・吹替版配信開始)クエンティン・タランティーノ監督によるアクション西部劇。元奴隷ジャンゴがドイツ人賞金稼ぎと手を組み、 壮絶な復讐に挑む。■『復讐のジャンゴ・岩山の決闘』(7月1日より配信開始)生き別れた父の死を知った流れ者の男が、偶然立ち寄った街で父が遺した資産をめぐる争いに巻き込まれるさまを描いた西部劇。『復讐のジャンゴ・岩山の決闘』<8月放送>【STAR2 字幕版】8月18日(金)~20日(日)21時~3日間連続放送ほか(全3作品)■『待つなジャンゴ引き金を引け』(8月10日より配信開始)強盗団に父親を殺されてしまった息子“ジャンゴ”による華麗なる復讐劇。鮮やかなガンプレイが魅力のマカロニ・ウエスタン。■『情無用のジャンゴ』(8月10日より配信開始)強盗団が奪った金塊をめぐる血みどろの戦いを、残虐な暴力描写で描いて話題となった異色作。■『ジャンゴ対サルタナ』(8月10日より配信開始)マカロニ・ウエスタンを代表する主人公、ジャンゴとサルタナが夢の顔合わせ。マカロニ版・究極の二大対決ものを日本初公開。『ジャンゴ対サルタナ』<独占日本初放送&配信中>ドラマ「ジャンゴ ザ・シリーズ」(全10話)傑作『続・荒野の用心棒』を多国籍チームでTVドラマ化。マティアス・スーナールツが現代のジャンゴを熱演。「ジャンゴザ・シリーズ」「ジャンゴ ザ・シリーズ」放送記念 特集:ジャンゴたち!は7~8月、BS スターチャンネルにて放送。Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX」にて配信(全6作品)。「ジャンゴ ザ・シリーズ」《今からでも間に合う!キャッチアップ放送(第1話~第4話)》【STAR1字幕版】7月2日(日)10時~一挙放送【STAR3吹替版】7月1日(土)23時15分~一挙放送(シネマカフェ編集部)■関連作品:ジャンゴ繋がれざる者 2013年3月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2023年06月29日現代的解釈を盛り込み、マカロニ・ウエスタンの傑作『続・荒野の用心棒』を原案に描いた壮大な西部劇ドラマ「ジャンゴザ・シリーズ」。この度、狂信的なリーダーを演じたノオミ・ラパスが本作について語るインタビュー映像が解禁された。本作は、南北戦争からまもない荒野の理想郷を舞台に、家族を失った男ジャンゴが直面する“因縁”と“宿命”を描く西部劇。「マカロニ・ウエスタン」の愛称で日本でも親しまれたイタリア製西部劇の傑作映画『続・荒野の用心棒』を原案に、人種、ジェンダー、LGBTQなどの現代的なテーマを盛り込み、新解釈でTVドラマ化した。この度解禁されたインタビュー映像では、白人が支配する町「エルムデール」の指導者エリザベスを演じたノオミ・ラパスが、作品の魅力を語る。エリザベスは、主人公ジャンゴ(マティアス・スーナールツ)が流れ着いた、身の置き場のない者たちの理想郷「ニュー・バビロン」を敵視し、町を開いたリーダーであるジョン(ニコラス・ピノック)とサラ(リサ・ヴィカリ)に対し、異様なまでの執念を燃やす女性という、強烈な役どころだ。ラパスは冒頭、「農場育ちだから西部劇はやりたかった」と西部劇への憧れを明かす。自身が演じたエリザベスについて、「エリザベスは象徴的。“傷心を抱えた悪役(ヴィラン)”タイプで、狂おしいほどロマンチック」と紹介し、「かつて愛する人に心を捧げて裏切られた。そのせいで彼女はどん底に陥り狂信的になってしまった。いわば闇の器」と、“闇”へと堕ちてしまったエリザベスの過去への理解を見せた。また、エリザベスと息子との関係についても、「息子に対しても二律背反的な愛情を抱いている。愛しているけど接し方が分からない」と、エリザベスの心の内に寄り添う。信仰の名のもとに殺人すら辞さない悪役であるエリザベスが「本当に大好きなキャラクター」だと笑顔で語るラパス。「キャリアの中で最も素晴らしく大好きになった。すぐに恋に落ちた」と自身の役柄と作品へ愛を送っている。多角的な視点で各キャラクターを掘り下げ、悪役にも人間としての奥行を持たせているのは、ラパスやスーナールツを筆頭に“オールヨーロッパ”のキャスト&スタッフが集結し、「西部劇」に新風を吹かせた「ジャンゴザ・シリーズ」ならではの特長といえる。従来の西部劇ではあまり観ることのなかった新たな女性像として、街の住民を率いて荒野を駆け回り、敵対する者には容赦のない、強烈かつ非情な制裁を下すリーダー・エリザベスの姿を本編では楽しむことができる。なお、「BS10スターチャンネル」では6月6日(火)より本作を独占日本初放送。6月3日(土)13時からは吹替版第1話が先行無料放送される。吹替版第1話の無料放送は、BS放送の視聴環境があれば、サービス未加入でも視聴が可能となっている。<「ジャンゴ ザ・シリーズ」配信・放送情報/全10話>配信スターチャンネルEX【字幕版・吹替版】独占配信中(毎週月曜更新)。放送スターチャンネル【STAR1字幕版】6月6日(火)より毎週火曜23時~ほかにて放送※6月3日(土)13時~吹替版第1話無料放送【STAR3吹替版】6月8日(木)より毎週木曜22時~ほかにて放送(text:cinemacafe.net)
2023年05月30日動画配信サービス「スターチャンネルEX」で配信中のドラマ『ジャンゴ ザ・シリーズ』より、ノオミ・ラパスのインタビュー映像が公開された。本作は、南北戦争から間もない荒野の理想郷を舞台に、家族を失った男ジャンゴが直面する“因縁”と“宿命”を描いた西部劇。クエンティン・タランティーノ監督がリメイクしたことでも知られる西部劇の傑作『続・荒野の用心棒(原題:Django)』を原案に、人種、ジェンダー、LGBTQ等の現代的なテーマを盛り込み、新解釈でTVドラマ化。オリジナル版映画で主演を務めたフランコ・ネロが出演したことでも話題となった。公開されたインタビュー映像では、南北戦争終結後もなお白人が支配する町「エルムデール」の指導者エリザベスを演じたノオミ・ラパスが、作品の魅力を語る。エリザベスは、主人公ジャンゴ(マティアス・スーナールツ)が流れ着いた身の置き場のない者たちの理想郷「ニュー・バビロン」を敵視し、町を開いたリーダーであるジョン(ニコラス・ピノック)とサラ(リサ・ヴィカリ)に対し異常ともいえる執念を燃やす女性、という強烈な役どころだ。ラパスは冒頭、「農場育ちだから西部劇はやりたかった」と、西部劇への憧れを語る。そして、自身が演じたエリザベスについて「エリザベスは象徴的。“傷心を抱えた悪役(ヴィラン)”タイプで、狂おしいほどロマンチック」「かつて愛する人に心を捧げて裏切られた。そのせいで彼女はどん底に陥り狂信的になってしまった。いわば闇の器ね」と、“闇”へと堕ちてしまったエリザベスの過去への理解を見せる。また、エリザベスと息子との関係についても、「息子に対しても二律背反的な愛情を抱いている。愛しているけど接し方が分からない」と、エリザベスの心の内に寄り添い、信仰の名のもとに殺人すら辞さない悪役であるエリザベスが「本当に大好きなキャラクター」だと笑顔でコメント。「キャリアの中で最も素晴らしく大好きになった。すぐに恋に落ちたの」と自身の役柄と作品へのラブコールを送った。なお『ジャンゴ ザ・シリーズ』は、6月6日(火) より「BS10 スターチャンネル」でTV放送がスタート。そして独占日本初放送に先駆け、6月3日(土) 13時から吹替版第1話が先行無料放送される。『ジャンゴザ・シリーズ』ノオミ・ラパス インタビュー映像<作品情報>『ジャンゴ ザ・シリーズ』(全10話)【配信】「スターチャンネルEX」字幕版・吹替版 独占配信中(毎週月曜更新)視聴はこちら:【放送】「スターチャンネル」■STAR1(字幕版)6月6日(火) より 毎週火曜 23:00 ほか■STAR3(吹替版)6月8日(木) より 毎週木曜 22:00 ほか※6月3日(土) 13:00 吹替版第1話無料放送【スタッフ&キャスト】監督:フランチェスカ・コメンチーニ、デヴィッド・エヴァンス ほか出演:マティアス・スーナールツ、ノオミ・ラパス、ニコラス・ピノック、リサ・ヴィカリ、ジュダー・ジェームズ、トム・オースティン ほか【ストーリー】1872年、南北戦争終結から7年後のテキサス。白人を父に持つ黒人でかつて奴隷だったジョンと、家族を亡くしジョンに育てられた白人女性サラは、人種や信仰、性別を問わず誰もが平等で自由に暮らせる町「ニュー・バビロン」を荒野に開き、元奴隷の黒人家族や白人社会からのはぐれ者などマイノリティたちを受け入れ、貧しくも協力し合い平和に暮らしていた。ある日、そこに“ジャンゴ”と名乗る流れ者が現れ……。また、石油採掘を巡ってニュー・バビロンは過去の因縁が絡んだ土地の所有権争いにも巻き込まれていく……。作品ページ:
2023年05月30日人種や信仰、性別を問わず誰もが平等で自由に暮らせる町“ニュー・バビロン”を舞台に、『続・荒野の用心棒』(原題:Django)を原案にした西部劇ドラマ「ジャンゴ ザ・シリーズ」が、「スターチャンネルEX」にて独占日本初配信中。この度、主人公ジャンゴ役を演じたマティアス・スーナールツのインタビュー映像が初公開、吹き替えを務めた堀内賢雄のコメントも到着した。本作は、南北戦争からまもない荒野の理想郷を舞台に、家族を失った男ジャンゴが直面する“因縁”と“宿命”を描く西部劇。「マカロニ・ウエスタン」の愛称で日本でも親しまれたイタリア製西部劇の傑作を原案に、人種、ジェンダー、LGBTQなどの現代的なテーマを盛り込み、新解釈でTVドラマ化した。この度解禁されたインタビュー映像では、メイキング映像とともに流れ者の主人公ジャンゴを演じたマティアスが作品の魅力を語っている。『続・荒野の用心棒』を現代的解釈で制作したことについて「西部劇には偉大な映画史があり、新しいアングルから生き返らせるのは大きな挑戦だ。この物語はそこに挑んでいる」と本作が大きな挑戦に真正面から挑んだことを高く評価。主人公のキャラクターについては「ジャンゴは償いを求めている。自分の選択のせいで壊したり失ったものを、取り戻そうとしている」と紹介するとともに、「ジャンゴの生き方は、僕が信じる“ヒーロー”の姿を表現している」と新しい“ヒーロー”像としての魅力についても指摘。「この作品は道徳や価値観が大きく転換した時代を捉えている。時代が変化して渦中の人々が苦しむ姿を正面から描いている」とも語り、現代に通じるテーマを扱っていることを示唆する。ジャンゴ役の吹替声優を担当した堀内賢雄からのコメントも到着「BS10スターチャンネル」での吹替版および字幕版での放送開始に寄せて、ブラッド・ピットの公認声優として、また「フルハウス」シリーズの“ジェシーおいたん”役の吹き替えでも広く知られる堀内賢雄からコメントも到着。堀内賢雄主人公“ジャンゴ”役について、「南北戦争出兵中に家族を殺され、更に、生き別れた娘サラを思う気持ちを現代と過去の映像の中で表現して行きます。ジャンゴの抑えた芝居を一本調子にならないように演じるのはとても難易度が高かった」と明かしながら「作品のクオリティに引っ張られ、マイク前ではジャンゴと一体化できたと自負しています」と自信をのぞかせる堀内さん。「過去を踏襲した、現代の西部劇」と表現している。<「ジャンゴ ザ・シリーズ」配信・放送情報/全10話>配信スターチャンネルEX【字幕版・吹替版】独占配信中(週1話ずつ更新)。放送スターチャンネル【STAR1字幕版】6月6日(火)より毎週火曜23時~ほかにて放送※6月3日(土)13時~吹替版第1話無料放送【STAR3吹替版】6月8日(木)より毎週木曜22時~ほかにて放送(text:cinemacafe.net)
2023年05月23日マカロニ・ウエスタンの傑作映画『続・荒野の用心棒』(原題:Django/1966年)を原案に、これまでの西部劇とはひと味違う現代的観点から描いた海外ドラマ「ジャンゴ ザ・シリーズ」が「スターチャンネルEX」にて放送中。監督を務めたイタリア出身のフランチェスカ・コメンチーニが、本作を作り上げたきっかけや、現代にリメイクした意義について語った。西部劇に魅せられ「このシリーズで新しい挑戦をしたい」フランチェスカ監督は1970年代、友達と映画館に入り浸っていたそうで、「私の心は西部の大草原を駆け抜けていたのです。そうして私は(映画監督の)レオーネ、コルブッチ、(映画音楽家の)モリコーネといった巨匠の作品と共に成長しました。彼らの作品が時に私を守り、時に救いをもたらしてくれたのです。無秩序さ、反抗心、孤独や命の輝きを感じさせてくれたのも彼らでした」と、西部劇に対して並々ならぬ思い入れがあったことを明かす。本作は、監督も名前を挙げたセルジオ・コルブッチ監督、フランコ・ネロ主演の伝説的作品で、クエンティン・タランティーノ監督が『ジャンゴ 繋がれざる者』でオマージュを捧げた『続・荒野の用心棒』をリメイク。ジャンゴことジュリアン・ライト(マティアス・スーナルツ)を主人公に、人種問題以外にもLGBTQのキャラクターの登場や、権力者としての女性、有害な男らしさ(トキシック・マスキュリニティ)といったジェンダー問題など、現代的なテーマを盛り込んでいる点がこれまでの西部劇とは一線を画し、大きな見どころとなっている。「『ジャンゴ ザ・シリーズ』は、“不敬”と“自由”という西部劇の伝統を継承しつつも、これまでにないマカロニ・ウエスタンになりました。私はこのシリーズで新しい挑戦をしたいと考えました」と監督は言い、「この中で、西部を舞台に豊かで輝かしい家族の物語を描く、というアイデアはまず一番に挙げられる革新的な要素であり、イタリアらしいアイデンティティもあると思いました」と続ける。さらに「この男らしさを象徴するようなジャンルに女性の視点を取り入れることは非常に重要なことだと確信もしていました」と付け加える。「このシリーズは父親の姿を描いていますが、そこにあるのは贖罪を求める親としては失格の父親の姿です。これは父権的で男性主体である西部劇のスタイルに対する挑戦でした。西部劇における男性の描き方を変えていくことが、家族とは本当のところ何なのか?家族の絆とは一体何でできているのか?果たして家族とは一体どんな救済や天罰をもたらすのか?など、どんな家族の物語を描くことも可能にしていくのです」という。舞台となるのは、多様な人々を受け入れるユートピア劇中で主な舞台となるのは、黒人のリーダー、ジョン・エリス(ニコラス・ピノック)が築いた自由と平等の町“ニュー・バビロン”。「マイノリティや西部劇のジャンルから除外されているテーマについて、私は複数の物語を考えていました。それが、辺境の地に築いた“ニュー・バビロン”という町にあらゆる問題を乗り越えて多様な人々を受け入れるユートピアを作り上げようとする人々の苦悩の物語となっているのです」と監督は解説する。「このシリーズには私がマカロニ・ウエスタンから学んだ素晴らしい教訓が描かれています。遥か彼方の荒野を通して、現代の政治的社会的問題を浮かび上がらせたいと思いました」と監督。『荒野のガンマン』や『ワイルドパンチ』などで知られるサム・ペキンパー監督をはじめ、「特にロバート・アルトマン監督『ギャンブラー』を参考にしました」と言い、「男女が平等に並んだタイトル(原題『McCabe and Mrs. Miller』)からしてまさに素晴らしい作品でした」とウォーレン・ベイティとジュリー・クリスティの共演で知られる名作を挙げた。そして、「現代の変化とそこから生じる問題を捉えたフェミニズムかつ現代的で心理的な西部劇です――個人的には少し70年代っぽく、夢があり、楽しさがあり、やがて恐怖に打ち勝つ物語になっています」と、本作について語っている。<「ジャンゴ ザ・シリーズ」配信・放送情報/全10話>配信スターチャンネルEX【字幕版・吹替版】は毎週月曜、同時配信中(以降週1話ずつ更新)。放送スターチャンネル【STAR1字幕版】6月6日(火)より毎週火曜23時~ほかにて放送※6月3日(土)13時~吹替版第1話無料放送【STAR3吹替版】6月8日 (木)より毎週木曜22時~ほかにて放送(text:cinemacafe.net)
2023年05月17日マカロニ・ウエスタンの傑作『続・荒野の用心棒』を原案に、現代的な新解釈で描いた壮大な西部劇ドラマ「ジャンゴ ザ・シリーズ」が、5月1日(月)よりスターチャンネルEXにて独占日本初配信。マティアス・スーナールツが復讐を誓った新・ジャンゴを繊細に演じる本作から、特報映像が初公開された。本作は、荒野に開拓した理想郷を舞台に、家族を失った男ジャンゴと生き別れの娘、そして彼らを取り巻く男女の“因縁”と“宿命”を描く西部劇。「マカロニ・ウエスタン」の愛称で日本でも親しまれたイタリア製西部劇の傑作で、クエンティン・タランティーノ監督がオマージュを捧げたことでも知られる映画『続・荒野の用心棒』(原題:Django)を原案に、人種、ジェンダー、LGBTQなどの現代的なテーマを盛り込み、新解釈でTVドラマ化。マティアス・スーナールツをはじめ、ノオミ・ラパスら多国籍キャストが豪華共演するほか、オリジナル版主演のフランコ・ネロもカメオ出演。製作陣にはイタリアマフィアを描く人気ドラマ「Gomorrah:The Series」(原題)のスタッフが集結し、フランチェスカ・コメンチーニらが監督を務める。この度解禁された特報映像では、主人公ジャンゴが行き着く街“ニュー・バビロン”の街並みや、西部劇には欠かせない雄大な大自然と、馬が駆け抜ける姿や銃声。また、『続・荒野の用心棒』を彷彿とさせる“引きずられる棺”や、驚きのあの人の登場など、西部劇ファンの期待をかき立てる映像が映し出される。また、ノオミ・ラパス演じる女性リーダーやリサ・ヴィカリが演じるジャンゴの娘サラの活躍など、女性たちの活躍も垣間見える映像だ。舞台は南北戦争後のテキサス。元奴隷のジョンと、子どもの頃に家族を失いジョンに育てられたサラは、どんな人間も歓迎する平等の町“ニュー・バビロン“を開き平和に暮らしていた。そこにジャンゴと名乗る流れ者が現れる。南北戦争へ出兵中に一家を殺された責任と後悔を背負い生きてきたジャンゴが、20歳になった娘のサラと再会を果たし、拒絶されながらも娘の信頼を取り戻そうとするが――。家族を養うために南北戦争へ出兵し、南軍に参加したジャンゴの苦悩や義弟との関係、奴隷だった母と白人の主人の間に生まれたジョンと、主人の娘エリザベスの関係、家族が虐殺された日の記憶を断片的に思い出していくサラ…。さらにジョンとジャンゴの2家族の運命が交錯していた事実も明らかになる。町のリーダーとその用心棒として信頼関係を築いていくジョンとジャンゴだが、ジャンゴ、ジョンそれぞれの犯した過ちが明らかになったとき、果たして彼らは互いを許すことができるのか?悲しい過去が複雑に絡み合う彼らの“因縁”と“宿命”を描き、時代や文化を超えるメッセージを投げかける。マティアス・スーナールツ、ノオミ・ラパスら映画級キャストに加え、カメオ出演も出演は、ジャンゴ役に『リリーのすべて』『君と歩く世界』のベルギー出身マティアス・スーナールツ、信仰と道徳に凝り固まるエリザベス役に『プロメテウス』『LAMB/ラム』のスウェーデン出身ノオミ・ラパス、理想郷のリーダー・ジョン役に「フォー・ライフ」のイギリス出身ニコラス・ピノックと、多国籍豪華キャストのアンサンブルも見どころ。『続・荒野の用心棒』でスターの座を確立したフランコ・ネロのカメオ出演にも注目。製作はイタリアとフランスの合作で、脚本&クリエーターは「Zero Zero Zero 宿命の麻薬航路」やイタリアンマフィアを描いた人気ドラマ「Gomorrah:The Series」(原題)を手掛けたレオナルド・ファソーリとマッダレーナ・ラヴァリ。監督は「Gomorrah」にも参加し、2009年『まっさらな光のもとで』でヴェネチア国際映画祭で4冠に輝いたフランチェスカ・コメンチーニほか。コメンチーニ監督は過去への悔恨や家族間の確執、人種差別などの普遍的なテーマの中に、これまで西部劇であまり描かれなかった強い女性やLGBTQなど、現代的なアングルを織り交ぜ、西部劇のジャンルに新たな風を吹き込んだ。2月17日に英Sky Atlanticと同局の配信サービスNOWで公開された本作は、イタリアはじめEU各国でも続々放送・配信開始予定。シーズン2の可能性も大きく期待されている。「ジャンゴ ザ・シリーズ」【字幕版・吹替版】は5月1日(月)より第1話・第2話、「スターチャンネルEX」にて同時配信スタート(以降週1話ずつ更新)。(text:cinemacafe.net)
2023年04月04日天海祐希と鈴木亮平がW主演を務めた『広島ジャンゴ2022』が、7月30日15時15分よりWOWOWで放送・配信される。4月から5月にかけて東京と大阪で上演された本作は、広島弁満載の異色“ニュー”ウエスタン活劇。現代の広島の牡蠣工場を舞台に、周囲に合わせることをまったくしないシングルマザーのパートタイマー山本(天海祐希)と、彼女に手を焼くシフト担当の木村(鈴木亮平)の物語が描かれる。作・演出は蓬莱竜太が手がけ、主演の天海と鈴木のほかに、野村周平、中村ゆり、土居志央梨、芋生悠、北香那、宮下今日子、池津祥子、藤井隆、仲村トオルらが名を連ねている。また、放送・配信に先立ち、天海と鈴木によるインタビューが到着した。──舞台初日の幕が開いた時に思ったことを教えてください。天海祐希(以下:天海)ポスターやビジュアル的なものでなぜかコメディだと思っている方もいらっしゃったみたいで、何かそれとのギャップにすごく焦ったっていう話は友人から聞きました。鈴木亮平(以下:鈴木)すごく反響が良かったです。 全体的に本当に面白かったってみなさん言ってくださいました。天海ザクザクくる。鈴木僕らは自信を持ってやっていましたが、コメディとか痛快西部劇だと思って見に来たらすごいザクザク刺されて途中からハンカチ持ってきてなかったとか、そういう話を聞きました。──天海さんは蓬莱作品の出演は初めてですよね。天海蓬莱さんの作品は、穏やかに入って何気ない日常の話からザクザクくる。そして最後にはほんのり希望が見える。人間が生きていくことって辛いかもしれないけど、いいこともあるよっていうメッセージをいつも受け取ります。今回はスケールが大きいですよね。始まる前にもいっぱい話しましたけれど牡蠣工場だけの話ではなく一つの国、もしくはいろいろな所でそういう同じような事があるって。国的にも時代的にもありえるということじゃないかな、と思います。蓬莱さんは稽古中に「音」ってよくおっしゃいましたよね。それはずっと前から?鈴木僕も2作目なんですが、そうですね。気持ちをきちんと「音」にしてお客さんに届く形に出して欲しいということみたいです。あと一つ印象的なのが、感情があってセリフにしないでくれと、セリフに感情が遅れてついてくるようなリズム感でと言われたことです。僕の木村という役は、全体のテンポをコントロールする役割でもあったりするので、そこは常に意識してあまり気持ち優先で間延びしないようにすることを教えていただきましたね。あといい人ですよね。天海うん、 いい人。──好きなシーンやセリフを教えてください。鈴木僕はけケイちゃんとエリカちゃんがポンプ小屋で自分の気持ちを話してふたりで泣くところですかね。それこそ木村は自分だけが苦しいと思っていて生きているわけですが、フィクションの西部劇の世界、現実と繋がっていて。若い子達しかも自分がすごく仲良くしていたあの10代の女の子二人がこんなことを抱えながら笑顔でいたというところに初めて気がつくシーンです。あそこのシーンは、自分も若い頃に想像できていなかった。今でも鈍感だった自分を再確認させられているようで、すごく痛いけれども、好きなシーンですね。天海私は、ケイちゃんに誰かのせいにする生き方はやめなさいというシーン。究極の人生観と言うか、「誰かのせいにする生き方はやめなさい。人に迷惑をかけずに生きなさい。笑って、自分を恥じないでなりたい自分になりなさい」っていうのが一番かな。──これから作品を見られる方にメッセージをお願いします。天海多分いろいろなところで、ちょっとサク、サクっと痛いところがあり、悲しいなと思うことがあるかもしれませんが、自分もこういう風に生きたいな、こうするべきだな、と思えるような何とも温かくなるようなお話だと思っているので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。そして、出演者スタッフ一同皆さんに楽しんで頂けるように心を込めて演じていますのでぜひ楽しみにしていただきたいと思います。私は少ししんどい役です。笑顔を封印し、愛する子供の為に強くあろうと戦っている人。でも亮平くん演じる木村の明るさや暖かさとかがこの物語をすごく救ってくれています。鈴木蓬莱さんに聞くと、天海さんは笑顔を封印してオーラをあえて抑えさせる役、僕は映像とかでやっているイメージのない舞台でしかやらせられない役を当てるのが好きだと仰っていました。そういう意味ではオーラを抑えた天海さんと困ってばかりいる私をお見せできると思います。天海ちょっと表現的には、暴力的なものもあったりするので、なかなかお子さんも是非っておすすめはできないかも知れませんが、もしよろしかったら親御さんとご覧になって、きちんと説明をしながら、どんなふうに思った?こういうことはよくないよね?とお話をしながらみていただけたらなと思います。お子さんはお子さんの立場で感じるものがたくさんあると思います。ちょっと厳しい表現方法もありますけれども、そこはそこでご家族でちゃんとお話しながら見ていただけたらと思います。鈴木広島ジャンゴ、 面白いですよ。<番組情報>天海祐希×鈴木亮平『広島ジャンゴ2022』作・演出 蓬莱竜太7月30日(土) 15:15~WOWOWライブ、WOWOWオンデマンドで放送・配信『広島ジャンゴ2022』ロゴ収録日:4月13日(水)収録場所:東京・Bunkamuraシアターコクーン作・演出:蓬莱竜太【出演】天海祐希鈴木亮平野村周平中村ゆり土居志央梨芋生悠北香那辰巳智秋本折最強さとし江原パジャマ川面千晶エリザベス・マリー小野寺ずる筑波竜一木山廉彬林大貴宮下今日子池津祥子藤井隆仲村トオル番組公式サイト:
2022年07月21日やっぱり、天海祐希は格好いい。様々な場面風景の中でもカッコ良かった。耳が痛くなる轟音と共に開演した第1幕。そこは大きな牡蠣工場。牡蠣といえば広島。多くの男女が働き、広島といえばプロ野球の広島カープ。やがて応援歌、「カープ、カープ、カープ広島」の大合唱。ところが唯一、場違いのように黙々と牡蠣をむき出す作業を続ける女性、それが天海が演じる山本。従業員仲間の誘いに耳をかさず、口数が少ない。天海は作業着で静かな佇まいからして、カッコいいのである。撮影:引地信彦「すいません、明日はせっかくの休みの日」。こんな台詞から始まった。娘がいるシングルマザーでパートタイマー。これまでの役柄と大違いのごく普通の主婦だ。しかし、そんな訳はない。天海本来の弾ける役どころがあるはずだ。この女性は、亭主を殺したというのである。作・演出の蓬莱竜太は主に等身大の家族、家庭、人物や集団を書いてきた。ただし、登場人物は心に一物、背に荷物を持つような背景がある人々だった。母親の山本は突然、ガラリと別人になる。鈴木亮平が演じる工場のシフト担当・木村が見た夢の中に登場した。そこは西部の町ヒロシマ。それぞれが西部劇の世界と交錯する、という破天荒な仕掛け。天海の山本は何と、子連れのガンマン・ジャンゴ。ここからが格好いい第2章。ジャンゴの愛馬ディカプリオになってしまった木村に「馬だろ!」と怒鳴りつけてから、ようやく台詞は激しく、多く、あの暴れる天海に向かっていった。撮影:引地信彦ピストルの一撃で悪党をやっつけ、多人数との決闘シーン、あるいは荒くれどもにリンチされる。笑顔がほとんどない演技、ジーンズにカウボーイハット。まるでマカロニウエスタンのクリント・イーストウッドじゃないか。舞台奥に去っていく姿なんぞ、拍手を送りたくなった。亭主を殺したとされるヒロイン天海。しかしー。実は娘の仕業だった。母を殴っていた父のDV。母をかばっていたのだった。母は娘をかばい、娘は母を慕う。蓬莱の母と娘の愛情物語だと分かるのである。撮影:引地信彦マイク片手に歌いまくる鈴木、悪徳工場長と町のボスの仲村トオル、猛烈なカープファンの従業員。とにかく騒々しいドタバタ劇でご都合主義とも見えるエンタテインメント芝居。その演劇世界でも天海のガンマンぶりはスカッとさせるカッコ良さだった。(4/6所見)『広島ジャンゴ 2022』4月30日(土)まで、東京・渋谷Bunkamuraシアターコクーンにて上演中。【ライブ配信】4月14日(木)23:59までアーカイブ配信あり詳細は下記サイトにてご確認ください。プロフィール大島幸久(おおしま・ゆきひさ)東京都生まれ。団塊の世代。演劇ジャーナリスト。スポーツ報知で演劇を長く取材。現代演劇、新劇、宝塚歌劇、ミュージカル、歌舞伎、日本舞踊。何でも見ます。著書には「名優の食卓」(演劇出版社)など。鶴屋南北戯曲賞、芸術祭などの選考委員を歴任。「毎日が劇場通い」という。
2022年04月14日4月から始まる舞台『広島ジャンゴ2022』。広島の牡蠣工場と西部劇の世界を往き来するという奇想天外な設定で、さまざまな社会の不条理を浮き彫りにしていく作品だ。13年ぶりの共演となる天海祐希さんと鈴木亮平さんは、どんな化学反応を見せてくれるのだろうか。【Question1】13年前の初共演の時のこと覚えていますか?鈴木亮平さん(以下、鈴木):共演と言うにはおこがましいんですよね。『カイジ 人生逆転ゲーム』という映画なんですけど、当時僕は映像の業界に入ったばかりで、役も「黒服A」という、たまにしかセリフがない役だったので。現場で先輩方のお芝居を見て学ばせていただいていた時期でした。天海祐希さん(以下、天海):私は鈴木さんに対しては強烈な印象があります。笑顔がとても素敵だったのと、現場でちょっとお話しした時、いい意味で私に対して気負いも壁もなく自然体で。なんていうか、そこにたまたまいただけの人のような受け答えがとても印象に残って、この人誰だろう?って後から調べましたよ。鈴木:その話、すごい嬉しいですけど、多分僕、態度がデカかったんですよね(笑)。天海:ちがうちがう、そんなんじゃなくて。爽やかでサラッとしてて。短いやりとりだったんですけど、とてもいい印象が残ったんです。鈴木:天海さんが自然に話しかけてくださったので気負う必要がなかったんです。まるで以前からの知り合いのように接してくださって。天海:出来上がった映画を観た時に、鈴木さんが的確に動いていらっしゃったから、ああ、これからどんどん伸びてくる人なんだなって感じました。そうしたら、あれよあれよという間にご自分のポジションを確立されて、ああ、やっぱりな、なんて思ってました。鈴木:僕は、天海さんこそ壁をつくらない方だなと思いました。共演後にテレビで見ていても「あの時しゃべった感じとホント一緒だな」と感じたりして。それにしても、その方とこういうふうにまたご一緒できるというのは非常に感慨深いものがありますね。【Question2】役者としてのお互いをどう思っていますか?鈴木:天海さんはリズムがすごい。速いんです。だからストーリーがすごく面白く見える。そのリズムを勉強させてもらっています。もちろん速いだけじゃなく聞かせるところは聞かせていて、お芝居の緩急が見ていて一番面白いところにはまってくる。相手とキャッチボールしながらそれができるってすごいです。とにかく惹きつけられちゃうんですよね。天海:鈴木さんって、ものすごい熱量を持ってひとつの役に突き進む役者さんだと思います。お芝居は上手い下手っていうよりも、熱があるかどうかのほうが私は重要だと思っているんです。一方で、鈴木さんは作品のことも共演者のことも考えて演技ができる方。全体をとらえながら真ん中に立つことができる人ってそうそういない。人間としてのスケールが大きい人だなという印象です。鈴木:体も大きいし(笑)。天海:それもね、単純に私よりこれだけ身長の高い方と横に並べるのはすごく嬉しいなと思ってます。とても頼りにしています。鈴木:僕、大きいせいで快活な役や強い役、頼られる役が多いんですが、今回は板挟みでおろおろする役なんですよね。天海:振り回される役って実は大変。私の役はガンガンいけばいいけど、それを受けなきゃいけないから。鈴木:なるべく柔軟な姿勢で臨みたいと思ってます。実は天海さん演じる強いジャンゴに翻弄されるのも楽しみなんです。天海さんって、この人になら翻弄されたいっていう感じを出してくださる方だと思うので。天海:全力で鈴木さん演じるディカプリオを翻弄していかなくちゃね(笑)。自分の役を誠実にがんばればがんばるほど、鈴木さんを翻弄できるはずだと思ってます。【Question3】この舞台で楽しみにしていることは?鈴木:演出の蓬莱竜太さんとは今回が2回目なんですけど、ご本人の人間性や稽古場の雰囲気を含め、ぜひまた一緒にやりたいと思っていたのでそれが叶って嬉しいです。しかも共演が天海さんはじめ超一流の方々なので、楽しみでもあり、身が引き締まります。天海:蓬莱さんの作品は何回か拝見していて、いつかご一緒できたらと思っていました。深くて、鋭い何かでちょっと切られるようで、最後にどこか希望があって。そんな世界観の一員になれることが楽しみ。鈴木:気がかりなのは歌があることなんですよね…。さっきから天海さんにも相談してるんですけど。天海:物語の中にちゃんと入っていけば大丈夫ですよ。歌うのは役であって鈴木さんじゃないんだから。鈴木:僕、これがコロナ禍になって初めての舞台なんです。マスクしながら舞台の稽古をした経験がなくて…顔の下半分が見えないと伝わってくる情報がすごく減ると思うんですね。その時どんな気づきが生まれるのかはある意味楽しみです。天海:本当はね、食事に行ったりしてこのシーンはどうだとか、それは違うだろうとか、意見をぶつけ合ってコミュニケーションをとるのも舞台の素敵なところなんですけど、今回それが難しいので稽古場でそれをぶつけるしかない。お互い、心を動かし動かされながらやりたいですね。鈴木:同じセリフでも毎回違うのが舞台の魅力。ジャズでいうセッションみたいに、自由にアドリブを入れたりっていう楽しさがありますよね。天海:今日ここで人生終わっても構わない、なんてつい思いながら演じることができる場をもらえていることがすごく嬉しい。ありがたいな、幸せだなって思います。あまみ・ゆうき俳優。1967年生まれ、東京都出身。映画、ドラマ、舞台、CMで活躍。代表作は、ドラマ『離婚弁護士』『女王の教室』『BOSS』『緊急取調室』など。ワンピース¥55,000パンツ¥31,900(共にアドーア TEL:03・6748・0540)イヤリング¥60,500(シェイスビー/エストネーション 六本木ヒルズ店 TEL:0120・503・971)すずき・りょうへい俳優。1983年生まれ、兵庫県出身。本誌連載「鈴木亮平のシネマで英会話」でもおなじみ。映画『孤狼の血 LEVEL2』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。ジャケット¥70,400パンツ¥35,200(共にウィーウィル TEL:03・6264・4445)Tシャツ¥17,600(08サーカス/08ブック TEL:03・5329・0801)靴¥71,500(パラブーツ/パラブーツ 青山店 TEL:03・5766・6688)COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』気鋭の演出家・蓬莱竜太が手がける異色の“ニュー”ウエスタン活劇。4月5日(火)~30日(土)東京・Bunkamuraシアターコクーン、5月6日(金)~16日(月)大阪・森ノ宮ピロティホールで上演予定。※『anan』2022年3月30日号より。写真・小川久志スタイリスト・大沼こずえ(eleven./天海さん)八木啓紀(鈴木さん)ヘア&メイク・林 智子(天海さん)古久保英人(Otie/鈴木さん)インタビュー、文・東海林美佳(by anan編集部)
2022年03月29日活躍著しい劇作家・演出家の蓬莱竜太が、広島市の企画プロジェクトで地元の劇作家と共作し、2017年に広島で上演した『広島ジャンゴ』。今回、フィクションとエンタテインメント性を高めて再構築、『広島ジャンゴ 2022』として上演する。物語の舞台は現代の広島の牡蠣工場。周囲にまったく合わせようとしないシングルマザーのパートタイマー・山本(天海祐希)に手を焼いている、シフト担当の木村(鈴木亮平)。ある日木村が目覚めると、そこはワンマンな町長(仲村トオル)が牛耳る西部の町・ヒロシマだった!?子連れガンマン・ジャンゴとして現れる山本、木村はなぜかジャンゴの愛馬・ディカプリオとして、町の騒動に巻き込まれていく…。ダブル主演の天海と鈴木が、作品と意気込みを語った。COCOON PRODUCTION 2022「広島ジャンゴ2022」チケット情報何度も観てきた蓬莱作品への初参加を喜ぶ、山本役とスゴ腕ガンマン・ジャンゴ役の天海。「深くて鋭いところを突かれるけれど、最後にはどこか希望がある。蓬莱さんの世界観の一員になれることが楽しみです」。鈴木は2019年の『渦が森団地の眠れない子たち』に続き2回目の参加だが、もともと蓬莱作品のファン。「次に舞台をやるとしてもぜひ蓬莱さんと」という思いが早くも叶った。今回演じるのは、木村役としゃべれてラップもできる馬のディカプリオ役。「すごく翻弄される役であり、物語を回していく役。やりがいがありますし、燃えますね」。映画『カイジ 人生逆転ゲーム』以来、13年ぶりの共演となるふたりは「初共演のようなものなのでとても楽しみですし、とても頼りにしています。単純に私より身長の高い方と横に並べるのはすごくうれしい(笑)」(天海)、「前回はまだ先輩方のお芝居を観ている時期。そんな僕とも会話してくださり、その後ずっと拝見してきていたので今回ご一緒できるのは感慨深いものがあります」(鈴木)。広島弁が飛び交う異色の西部劇とは?「職場の飲み会って行かなきゃいけないの?というテーマが西部劇になり、西部劇のフィルターを通すことでいろいろな問題がより浮き上がってくる。演劇でしかできない世界で、それを余すところなくお客様に伝えられたらと思います」(鈴木)、「西部劇の形ですが、そのまま現代につながる話で本当におもしろい作品。必ずどなたかは自分と似ている役柄が出てくると思います。もう、精一杯やるだけ。熱量を感じていただけたら」(天海)。ふたりともこれからの稽古が楽しみだと話す。作・演出の蓬莱もコメントを寄せた。「東京から広島にやって来た人が主人公のお話。東京の人は東京側の視点で、大阪公演ではぜひ西に住む方の視点で楽しんでほしいです」。取材・文:高橋晴代
2022年03月02日作・演出の蓬莱竜太が、西部劇に現代の問題を映し出す『広島ジャンゴ2022』。お尋ね者のガンマンを演じる天海祐希、その愛馬に扮する鈴木亮平は、そこでどう奮闘していくのか。役者として、そしてひとりの人間として、描かれるテーマについて語ってくれた。工場のパートタイマー×シフト担当が西部劇の凄腕ガンマン×愛馬に──『広島ジャンゴ2022』は、広島の牡蠣工場から西部劇へと展開していくユニークな作品です。それぞれの役柄から教えていただけますでしょうか。鈴木では、まずは僕からわかりやすく説明しますと(笑)。僕は広島の牡蠣工場で、従業員のシフトを組んでいる木村という役を演じます。そして、天海さんが演じられるのが、そこに新しく入ってきたシングルマザーのパートタイマーの山本さんで、彼女が残業もしない、みんなとの飲み会にも参加しないということで、中間管理職として会社と山本さんの板挟みになっているんです。ところが、ある日目覚めたら、西部劇の世界に入っていて、山本さんはジャンゴという流れ者の凄腕ガンマンになっており、僕はジャンゴの馬のディカプリオになっているという流れになっています。天海ありがとうございます。鈴木さんが説明してくださった通りで、ひとりの人間を山本とジャンゴで表現できるのが、すごく面白いなと思っているんですけど。どちらも、背負っているものや自分の気持ちをしゃべらない寡黙な感じで、どちらも、その理由が後々わかっていき、そのすべてを鈴木さんの演じる木村さんとディカプリオが目撃していくので。彼がそこでどう振る舞い、何に気づいていくのかというところは、おそらくお客様の目線と同じではないかなという気がしています。鈴木そうですね。木村は独身の男性で、女性であり、シングルペアレントである山本さんが背負っているものに、最初はまったく想像が及んでいないんです。そんな鈍感で無知な青年が、西部劇の世界に行って翻弄されて、戸惑いながらもいろいろなことを目撃していき、木村がストーリーを回していくことにもなるので、きちんとリアリティを持って、緩急をつけつつ、お客様に楽しんでいただけるように伝えられたらなと思っているところです。あと、今回は歌があるのが心配で、さっきも天海さんに相談していたんですけど(笑)。気持ちが伝わればいいということと、木村が歌っているのであって僕が歌うわけじゃないから大丈夫だということを言っていただきました。天海そうです、そうです。物語の中にちゃんと入っていればいいと思うんです。それに、鈴木さんは何でもできるので大丈夫。私自身も、いつも傍らに鈴木さんの木村ディカプリオがいてくれると思うと、安心してできるなと思っていて。今回の役は、皆さんに想像していただくいつもの私とはちょっと違って、山本もジャンゴも、外から見ると強いけれども、内側にはものすごく葛藤があって、強くならざるを得なかった理由もあるので。誠実に生きなければいけないなと思っているんです。お互い、イメージとは違うキャラクターが見られるのが楽しみ――天海さんはいつものイメージとは違う役とのことですが、鈴木さんは天海さんの、そして天海さんは鈴木さんの役についてどんなところが楽しみですか。鈴木今回の天海さんは、あまり拝見したことがない感じになる気がしていて。山本もジャンゴも実は繊細で脆く壊れやすくて、そういう面を見せるシーンが魅力的になるだろうなと思うので。お客様も楽しみにしていただきたいなと、生意気ですが思っています。天海そういう意味では、鈴木さんも今回の役は、多くの方が持っているイメージとは違いますよね。容姿を含めてスケール感があるので、自分から行動を起こす、引っ張っていくといった能動的な役が多かったと思うんですけど、今回は、翻弄されるという受動的な役ですから。鈴木さんの中にも必ずある繊細さで、木村がどう成長していくのかを、すごく丁寧に探求し、お芝居で表現してくださるのではないかなと楽しみにしています。鈴木蓬莱さんは、前回ご一緒した『渦が森団地の眠れない子たち』でもあまり色のない役をくださったんですが、今回も強くも弱くもないひとりの人間を演じられるのがすごくうれしくて。燃えますね。天海蓬莱さんは、一色ではない人間のいろいろな面を丁寧に描いてくださるので、私たちも、また別の面を引き出していただけるのではないかと思っています。──蓬莱さんの作品には、鈴木さんが2度目、天海さんは初めての参加になりますが、どんな印象をお持ちですか。鈴木僕は『渦が森団地──』でご一緒する前から蓬莱さんの作品のファンで、何を観に行っても面白くて、心に刺さるものがある。それを帰ってから反芻するところまで含めて楽しめるのが、いつもいいなと思っています。天海私も何度か拝見していて、私が観た作品は、ごくごく穏やかな日常が描かれる中、ちょっとしたきっかけで世界が変わり、歯車が狂い始め、人間の深層心理が浮き彫りになっていく様子が描かれていて、なんて鋭いところを衝かれるんだろうと感じました。それでいて、ちょっとした幸せがあり、安らぎがあり、希望がある。今回もまさしくそんな世界が描かれていくのではないかと思っています。鈴木物語の発端は、職場の飲み会には行かなくてはならないのか、という本当にありがちな問題なんですよね。でもそこからどんどん、労働環境とか同調圧力とかDVとか、現代の諸問題が浮き上がってきて、どうすればちょっとでも良くなるのかなと木村が一歩踏み出していく。観てくださる方もそれぞれに、自分の生活の中で一歩踏み出してみようと思える何かがあるんじゃないかなと思います。天海現代の問題を全部、登場人物それぞれに振り分けているような気もしますよね。だから、自分と似た人が必ずいて、それぞれが時代や環境とどう闘い、折り合いをつけていくのか、興味を持って観ていただけると思いますし。家族や友人との小さな諍いに見えたり、国家間の争いに見えたりもするので。蓬莱さんの脚本に改めて驚愕しますね。鈴木天海さんのおっしゃるように、小さいけど大きな話が、演劇でしかできない世界があると思います。それを余すところなくお伝えできればなと思っています。自分たち自身が心を動かされながら、稽古していけたら──ちなみに、おふたりはそれぞれ、理不尽な問題にぶつかったとき、どんなふうに乗り越えられていますか。天海自分が変わることでその問題がいい方向に変わりそうであれば、まず自分を変えます。問題を起こしている人を変えようとしても難しいので、その人に対する態度を自分が変えることでいいほうに転がるんだったら、そのくらいは柔軟にやればいいかなと。年々固くはなりますけど(笑)。鈴木僕はまず、相手の立場になって考えてみます。自分の中で一度理解しようとしたうえで、じゃあ相手が変わるにはどうしたらいいかなと考える。でも、天海さんがおっしゃったように人を変えるのってすごく難しいことだから、見込みがないなと思ったら、もうそこから離れます。勇気を持って。天海私は、でも、自分ではなく、誰かが困ってつらい思いをしているのを見ると、けっこう言っちゃうんですよね(笑)。周りの人にも自分の考え方が間違えていないか確認して、冷静に判断してから、「あなた間違ってますよ」って話しに行く。年齢が上がってきたからよけいにできることではあるんですけど、「それは良くないですよね」って言っちゃいます。鈴木さすがですね。──もしかしたら、「こんなときどうするか」というような話をしながら稽古が進むのかもしれないなと思ったりもしますが、稽古にはどんなふうに臨みたいと思われていますか。天海舞台の稽古の醍醐味は、みんなで一緒にご飯を食べたりお酒を飲んだりしながらコミュニケーションを取っていくことにあると思うんです。ぐちゃぐちゃしゃべりながら、「ここのシーンはこう思う」「いや違う」なんてちょっとぶつかったりするのも素敵なところで。今はそれがなかなかできない状況になりましたけど、稽古場ででき得る限りのコミュニケーションを取りつつ、お互いのお芝居を見て、自分たち自身が心を動かされながら、稽古していけたらいいなと思いますね。やっぱり稽古場でぶつけ合うしかないですもんね。そうしてたくさん恥をかいて、怪我をして、いろいろ打たれながら自分が強くなっていく。それは舞台の稽古場じゃないとできないことだと思っています。鈴木そうですね。そういう意味では、蓬莱さんの稽古場は、恥をかきやすい形を作ってくださるんです。上手くいかなくてもみんなが受け入れてくれて、平和な空気の中で進んでいくので、いろいろ試せる。だから、そこで皆さんがどういうお芝居をされて、それによって自分のお芝居がどう変わっていくかというのが、やっぱり楽しみですね。選択肢が増えたからこそ際立つ“1回限り”であることの魅力──コロナ禍の今舞台に立つことには、どんな思いを持っていらっしゃるでしょうか。天海この2年、直に人と会えることは当たり前じゃなかったんだと気づき、劇場で知らない人たちと一緒にひとつのものを観て、同じ時間と空間と感動を分け合えることのありがたさをひしひしと感じたと思うんです。だから今回も、皆さんの目の前で演じられることの貴重さと幸せを感じながら、精一杯やるだけだなと思っています。そして、蓬莱さんの脚本に詰まっているものをどう受け止めていただけるか。それが楽しみですね。鈴木僕も、最近舞台を観に行って拍手をしながら、「この舞台良かったよね」っていう思いをみんなで共有できる幸せを感じたんですけど、それって本当にその場でしか味わえないものなんですよね。見逃し配信など今そこにいなくても楽しめるものが増えている時代で、その場に行かないと感じられない、1回限りであるという、このライブのエンタテインメントの魅力は、より際立ってくると思っています。天海だからこそ、熱量を感じていただける舞台にしたいですね。鈴木はい。ただ「面白かった!」でもいいですし、いろいろなことを感じていただけたらうれしいです。取材・文:大内弓子撮影:源賀津己
2022年02月24日「スター・ウォーズ」史上最強の賞金稼ぎボバ・フェットを主人公にした「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」が現在配信中。本作でボバを演じるのは、ドラマシリーズ「マンダロリアン」から同役を演じている俳優のテムエラ・モリソン。20年前の『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』ではボバの“父”であるジャンゴ・フェットを演じていたテムエラが、心境の変化を告白。デイヴ・フィローニやロバート・ロドリゲスら「スター・ウォーズ」に精通した製作陣からボバに関する情報を徹底的に集めるなど、“ファンを裏切らない最高の仕事をしたい”と語った。『エピソード2/クローンの攻撃』にて、銀河系随一の腕利き賞金稼ぎとして初登場し、遺伝子を提供してクローン・トルーパーの“親”となったジャンゴ・フェット。ニュージーランドで役者をしていた時期にジョージ・ルーカスに抜擢されてジャンゴを演じることになったテムエラは、「ハリウッド進出するきっかけとなり、私の扉を開いてくれた」と当時の想いを語る。撮影時のエピソードについては「20年前、ジャンゴ・フェットを演じたときは、アーマーを着ることに夢中になり、ジョージ・ルーカスや巨大なセットと一緒に仕事をすることがとても楽しかった。撮影を楽しみすぎていました」と、当時はとにかく“楽しんで”ジャンゴを演じていたとふり返る。そんな時代から20年の時を経た本作で、ジャンゴのクローンの息子であるボバを演じるテムエラは「私はただ、より良くなりたい、想像しうる限りの最高の仕事をしたい、自分のできることをすべてやり尽くしたい、と思っていました」と、ジャンゴ時代とはまた違った思いでボバを演じていたことを明かす。そのため本作では、「監督のロバートやデイヴのような人たちが、僕が必要とする情報を全部くれたことで、物語をより深く理解することができました。『スター・ウォーズ』オタクで、ボバ・フェットの歴史を知り尽くしているスタッフの力を沢山借りたのです。だから、1日1日を一生懸命やったと思います」と語るように、「スター・ウォーズ」に精通した製作陣と共に挑んだことへの自信がうかがえる。そんな“真剣な想い”で挑んでいる本作では、『エピソード6/ジェダイの帰還』でタトゥイーンの砂漠に生息する“サルラック”に飲み込まれ、命を落としたと思われていたボバが、いかにして復活を遂げたのか、その後どのようにして生き延びたのか、知られざるボバの数々の過去が判明する。さらに、これまで<伝説の賞金稼ぎ>として確立した立ち位置にいたボバが“犯罪王”にのし上がっていく姿も同時に描かれ、「スター・ウォーズ」ファンから早速絶大な支持を得ている。本作もいよいよ終盤、タトゥイーンの裏社会を舞台に、<大名争い>に巻き込まれていくボバに引き続き注目だ。「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」はディズニープラスにて独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年02月01日舞台『広島ジャンゴ2022』が、2022年4月5日(火)から4月30日(土)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンで、5月6日(金)から5月16日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。天海祐希と鈴木亮平がW主演を務め、演出は蓬莱竜太が担当する。舞台『広島ジャンゴ2022』作・演出に蓬莱竜太『広島ジャンゴ』は、劇作家・演出家の蓬莱竜太が広島の劇作家と共作した戯曲。人間の価値観や限られた社会での常識など現代に通じる様々な不条理を問いかけた作品で、2017年に初演された。今回は、『広島ジャンゴ』のフィクション・エンタテイメント性を高めた『広島ジャンゴ2022』として、蓬莱竜太が脚本をリニューアル&演出・美術・音楽を一新する。舞台『広島ジャンゴ2022』あらすじ舞台は現代の広島の牡蠣工場。周囲に合わせることをまったくしないシングルマザーのパートタイマー山本(天海祐希)に、シフト担当の木村(鈴木亮平)は、手を焼いていた。ある日木村が目覚めると、そこはワンマンな町長(仲村トオル)が牛耳る西部の町「ヒロシマ」だった!山本は、子連れガンマンの「ジャンゴ」として現れ、木村はなぜかジャンゴの愛馬「ディカプリオ」として、わけもわからぬまま、ともにこの町の騒動に巻き込まれていく―――!天海祐希&鈴木亮平W主演そんな“異色の西部劇エンタテイメント”『広島ジャンゴ2022』には、豪華なキャストが集結。現代の世界ではシングルマザー、西部の町ではお尋ね者の凄腕ガンマン“ジャンゴ”というユニークな役柄には天海祐希を起用。工場のシフト担当のはずなのに、ジャンゴの愛馬“ディカプリオ”には鈴木亮平を抜擢した。さらに、野村周平、中村ゆり、宮下今日子、池津祥子、藤井隆、仲村トオルら映像や舞台作品で活躍する個性豊かな俳優陣も出演する。公演概要COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』作・演出:蓬莱竜太出演:天海祐希、鈴木亮平、野村周平、中村ゆり、土居志央梨、芋生悠、北香那、辰巳智秋、本折最強さとし、江原パジャマ、川面千晶、エリザベス・マリー、小野寺ずる、筑波竜一、木山廉彬、林大貴、宮下今日子、池津祥子、藤井隆、仲村トオルミュージシャン:熊谷太輔(Dr)、河村博司(Gt)■東京公演公演期間:2022年4月5日(火)~4月30日(土)全29回会場:Bunkamuraシアターコクーン住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1チケット発売日:2022年2月20日(日)10:00~※2月21日以降の販売は残席がある場合のみ取扱い有チケット料金:S席11,000円、A席9,000円、コクーンシート5,500円(全席指定)※コクーンシートは、特に見えづらい席となる。※未就学児童の入場不可。プレイガイド:<オンラインチケット>・MY Bunkamura公式サイト(システム利用料無料/座席選択可)<Bunkamuraチケットセンター>(オペレーター対応/10:00~17:00)・発売日初日特電:TEL 03-3477-9912・2月21日(月)以降:TEL 03-3477-9999<Bunkamuraチケットカウンター>・2月21日(月)以降:Bunkamura1F 10:00~18:00<東急シアターオーブチケットカウンター>・2月21日(月)以降:渋谷ヒカリエ2F 11:00~18:00<チケットぴあ>・公式サイト(座席選択可)Pコード:509-535・2月21日(月)以降:セブン-イレブン(24時間 毎週火・水曜日の1:30~5:30を除く)<イープラス>・公式サイト(座席選択可)・2月21日(月)以降:ファミリーマート店内Famiポート<ローソンチケット>・公式サイト(座席選択可)・2月21日(月)以降:ローソン・ミニストップ店内Loppi(Lコード:31678)チケットに関する問い合わせ先:BunkamuraチケットセンターTEL 03-3477-9999(10:00~17:00)公演に関する問い合わせ先:Bunkamura TEL 03-3477-3244(10:00~18:00)■大阪公演公演期間:2022年5月6日(金)~5月16日(月)チケット発売日:2022年4月3日(日)10:00~会場:森ノ宮ピロティホール住所:大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5■ライブ配信配信対象公演:2022年4月13日(水)18:30の回 開場17:45/開演18:30※途中から視聴した場合はその時点からのライブ配信となり、巻き戻しての再生はできない。※4月14日(木)23:59までアーカイブ(見逃し配信)あり。※アーカイブ配信は準備が整い次第視聴可能。期間中は何度でも視聴できる。販売期間:2022年3月5日(土)10:00~4月14日(木)20:00配信チケット料金:視聴券 3,800円、プログラム付き視聴券 5,800円(プログラム送料無料)※プログラム付き視聴券はオンラインチケットMY Bunkamuraのみ取扱い。備考:・チケットは、1人1枚のみ購入が可能。・ライブ配信チケット1枚につき閲覧できる端末は1台となる。・第三者への譲渡・転売はできない。・チケットの購入は必ず視聴する本人が行う。配信チケット取扱い:・Bunkamura STREAMING(オンラインチケットMY Bunkamura)
2021年12月06日2022年4月に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、蓬莱竜太作・演出、天海祐希、鈴木亮平ダブル主演でCOCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』が上演されることが決定した。Bunkamuraシアターコクーンが、かねてからクリエイションを熱望していた劇作家・演出家の蓬莱竜太を迎え、『広島ジャンゴ2022』を上演する。1999年の劇団モダンスイマーズの旗揚げ以来、全作品の作・演出を務めてきた蓬莱。2019年には『ビューティフルワールド』で第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。外部公演も手掛け、数多くの演劇賞を受賞する他、映画の脚本や、人形劇ムービーで初監督を務めるなど、活躍の幅を広げている。『広島ジャンゴ』は、公益財団法人広島市文化財団による、演劇創造を通じて広島と他の地域が“互いに引き合う”ような関係性作りを目指す「演劇引力廣島」プロジェクトの一環として、蓬莱が広島の劇作家と共作し、2017年にJMSアステールプラザにて上演された。人間の価値観や限られた社会での常識、世間体、シングルマザーなど、現代に通ずる様々な不条理を問いかけた本作。今現在、誰もが想像しえなかったヘビーな現実に日々立ち向かう観客に向けて、「明日が少し元気になるように」、フィクション・エンタテイメント性を高め『広島ジャンゴ2022』と題し、脚本をリニューアル、演出・美術・音楽を一新、豪華出演者にて作品を再構築して上演する。広島の牡蠣工場で働く山本のはずなのに、子連れガンマン「ジャンゴ」。工場のシフト担当・木村のはずなのに、ジャンゴの愛馬「ディカプリオ」。ふたりは、ワンマンな町長が牛耳る西部の町 「ヒロシマ」で、理不尽がはびこる旧態依然とした、男社会で奮闘することになる。“山本”役と、何らかの罪で追われる凄腕ガンマンの“ジャンゴ”役を演じるのは、天海祐希。“木村”役と、ジャンゴの愛馬であり、馬でありながら喋れる上にラップも出来る“ディカプリオ”役を演じるのは鈴木亮平。これまでに、ドラマ・映画・舞台と数多くの作品で確固たる演技力を人々の目に焼き付けてきたふたりが、2009年の映画『カイジ 人生逆転ゲーム』以来13年ぶりの共演でW主演を務める。さらに、映像を中心に活躍し、舞台は2015年の「禁断の裸体」以来の出演となる若手実力派俳優・野村周平、透明感の中に芯の強さが混在する独特の空気感で様々な役を演じ分ける中村ゆり、舞台を軸に様々な作品に出演し、近年はフィジカルシアター的要素を持つ作品でも活動する宮下今日子、大人計画に所属し、映像でも個性豊かな存在感を放つ池津祥子、芸人としてはもちろん俳優としても多彩な藤井隆、そして、シアターコクーンには「プレイヤー」以来5年ぶり、年齢と共に役の幅が広がり魅力が増すベテラン・仲村トオルが出演。他に、着実に活躍の場を広げる注目の若手、土居志央梨、芋生悠、北香那など、幅広い層からこれ以上ない豪華キャストが顔を揃えた。以下、演出の蓬莱とW主演を務める天海、鈴木の2名からコメントが届いている。<コメント>■作・演出:蓬莱竜太上京し、演劇の専門学校で学んでいた20数年前。シアターコクーンは「いつか辿り着けたら素晴らしい場所」でした。お話をいただいた時は、素直に「演劇を続けてきて良かった」と感激し、自分が年を取ったことを実感した次第です(笑)。今は心地よい緊張感と共に、劇場に見合うスケールの大きな演劇的遊びを天海祐希さん、鈴木亮平さんら素晴らしい俳優陣といかに繰り広げられるかと、うずうずしている最中です。天海さんは劇団公演を観てくださっていたうえ、“広島が舞台の西部劇”という設定を面白がり、参加を決めてくださいました。エンタテイメントの第一線で活躍し続ける豊富な経験から、僕が教えていただくことも多いと思っています。鈴木さんとは2019年に舞台でご一緒しており、出身や年齢が近いせいか、最初からなんでもフラットに話せた。真っ直ぐに役と作品に取り組む姿勢が信頼でき、一緒に稽古することが今回も非常に楽しみです。今作は縁あって長く関わっている広島の劇場の、地元演劇人を育成する事業の中で生まれました。劇団作品でもそうですが、僕は戯曲が必要とされる限りは更新し、上演の機会を探りたいと考え、実践してきた。今回も新たな座組と劇場で、『広島ジャンゴ』を生み直したいと考えています。困難の多い時代。それでも諦めずに闘う人々を力一杯応援したいという願いを、僕はいつも作品に込めています。今回ご覧いただくお客様にも、その願いが届けられたら何よりの喜びです。■天海祐希日本中の方々が忍耐と努力を重ね、ようやく劇場に100%のお客様を迎えられるようになった今。3年ぶりの舞台に自分が立てることに心から感謝しています。蓬莱さんの作品は劇団公演をいくつか拝見しており、伏線の回収が巧みな戯曲と、俳優、特にオジサマたちを輝かせる演出が魅力的だと思っていました。加えて深い演劇愛も感じられ、ご一緒できることが非常に楽しみです。広島を舞台にしたウエスタンで女ガンマンを演じる。全く経験のない設定と役柄ですが、鈴木亮平さんや仲村トオルさんはじめ、共演の皆さんが魅力的なことが大きな支え。蓬莱さんと皆さんへの信頼を胸に、精一杯作品に挑む所存です。蓬莱さんは、登場人物たちが大きな困難に直面しながらも、その先に希望を見出す物語を紡ぐ方。お客様を存分に楽しませたうえ、小さな希望もお持ち帰りいただければ幸いです。■鈴木亮平「また蓬莱さんと舞台でご一緒できれば」と密かに考えていたところ、思いのほか早く機会が巡って来ました。人間の暗部にまで視線を注ぐ深い洞察力、独特のユーモア、重い設定を最終的にはエンタテイメントに仕上げる手腕。蓬莱さんの、お客様を楽しませようという強い想いは俳優としてとても魅力を感じますし、世代も近く、作品づくりを一緒に突き詰めながら楽しめる貴重な劇作・演出家だと思っています。西部劇、しかも「馬」も演じるのは初めてのこと。劇場でナマの舞台を観劇する。その瞬間にしか感じられない、言葉にならないほどの衝撃や感動があると僕は思っています。感動をお客様にしっかり伝えられるよう、全力で作品に挑みます。一人でも多くの方に、その時間を共有していただけたら何よりの喜びです。【公演概要】COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』作・演出:蓬莱竜太出演:天海祐希鈴木亮平野村周平中村ゆり土居志央梨 芋生 悠北 香那辰巳智秋本折最強さとし江原パジャマ川面千晶エリザベス・マリー小野寺ずる筑波竜一木山廉彬林 大貴宮下今日子池津祥子藤井 隆仲村トオルミュージシャン:熊谷太輔(Dr)河村博司(Gt)■東京公演公演期間:2022年4月5日(火)~30日(土)全29回会場:Bunkamuraシアターコクーンチケット発売日:2022年2月20日(日) 10:00~ ※2月21日以降の販売は残席がある場合のみ取扱い有チケット料金:S席 11,000円、A席 9,000円、コクーンシート5,500円(全席指定・税込)※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上、ご購入ください。 ※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。チケットに関するお問合せ:Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999(10:00~17:00)公演に関するお問合せ:Bunkamura03-3477-3244(10:00〜18:00) 主催 / 企画・製作:Bunkamura※各営業時間は変更となる可能性がございます。詳しくはホームページにてご確認ください。■大阪公演公演期間:2022年5月6日(金)~16日(月)チケット発売日:2022年4月3日(日) 10:00~会場:森ノ宮ピロティホール主催:サンライズプロモーション大阪
2021年12月03日リーアム・ニーソン主演、タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』『ジャンゴ 繋がれざる者』プロデューサーが手掛ける最新作『スノー・ロワイヤル』。雪山を舞台にしたリーアムパパの復讐サスペンスかと思いきや、どこかおかしいユーモアが漂う独特な雰囲気を持った本作は、容赦なく復讐を果たしていくかっこいいリーアムの姿に魅了されてしまうが、どうやらリーアムは子どもにも好かれるらしい!?今回入手したのは、本編映像“ベッドタイム・ストーリー”。公開麻薬組織に殺された息子の復讐を誓い、次々と怪しい人間を“除雪”していったネルズ(リーアム・ニーソン)。ついに組織のボス・バイキングの居場所を突き止めたネルズは、バイキングに幼い息子がいることを知り、誘拐を実行する(いつもは自分の家族が誘拐されているのに…)。復讐の鬼とはいえ、元は模範市民賞を受賞するほど善良な人間であるネルズは彼の息子・ライアンを自宅に匿い、夜にはベッドまで貸してしまう。勘が鋭く、大人びたライアンはネルズの“本当の姿”に感づき、普段甘えることができない父親の代わりと言わんばかりに「寝る前に本を読んで」と甘えだす。とはいえ、ネルズの家にある本といえば…除雪車のカタログ。初めて見る本にライアンは大興奮。すぐに寝てしまうかと思いきや、最新モデルのスペックを淡々と読み上げるネルズの声に耳を傾け、ベッドに寝転んだ2人の心の距離は近づいていく。“ブチギレ親父”のリーアムがライアンと過ごすひとときは、本作でも唯一の癒やしシーン。子守をするリーアムに萌えてしまうファンも多数出現するに違いない。『スノー・ロワイヤル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スノー・ロワイヤル 2019年6月7日より全国にて公開© 2019 STUDIOCANAL SAS ALL RIGHTS RESERVED.
2019年06月14日たくさんのパンが並び、おいしいパンの香り漂う店内東京・新桜台にこぢんまりとたたずむ「ブーランジェリー ジャンゴ」は、街でも人気のパン屋さん。ガラス張りの外観からのぞくおいしそうなパンに惹かれて、お店に足を踏み入れる人も多いとか。ショーケースをはじめ、店内には種類豊富なパンが並び、どれにしようか迷ってしまいます。色々な種類のパンを味わいに何度も訪れたくなるお店です。地元の人から愛される街で人気のパン屋さん店名の「ブーランジェリー ジャンゴ」は、ギタリストのジャンゴ・ラインハルトにちなんで名づけられました。普通に通えるちょっと素敵な街のパン屋さんを目指し、食事系からデニッシュ系まで種類豊富なパンを提供しています。店内からも見える厨房で丁寧に焼き上げられるパンは、職人技の光る逸品ばかり。気分によって好きなパンを選んだら、笑顔あふれる食卓のお供にどうぞ。丁寧に焼き上げられた人気の「長時間バゲット」「長時間バゲット」(230円)は、お店のこだわりと姿勢が伝わってくる一品。国産スペルト小麦を隠し味にして、一晩寝かせた生地で作る人気商品です。外はカリッと香ばしく、中はしっとりと焼き上げられ、その深い味わいにファンも多いパン。そのまま味わってもおいしさを楽しめますが、好きなトッピングで味わう食べ方もおすすめです。発酵バターをたっぷり練り込んだ「クロワッサン」発酵バターをたっぷり練り込んだ「クロワッサン」(200円)は、生地はパリッとしており、バターの香りと味わいがクセになります。「普通のものを手軽に買って、おいしく食べてもらいたい」との思いを込めて、店内でひとつひとつ焼き上げています。クロワッサンも、シンプルだからこそ職人の技が光る一品です。ぜひ「ブーランジェリー ジャンゴ」のクロワッサンのおいしさを味わってみてください。何にしようか選ぶ楽しみ! 幅広い品揃えが魅力ガラス張りの店内には光が差し込み、あたたかな雰囲気。気軽に立ち寄っておいしいパンが楽しめるお店として、地元の人がたくさん訪れます。ハード系のパンやデニッシュ系のパン、調理パンなど幅広い品揃えが魅力。その日の気分に合わせてパンを選ぶ楽しみが生まれます。オーソドックスなパンも多く取り揃えられており、シンプルな味わいの中に、細かな職人技が垣間見えるおいしさにとりこになるでしょう。西武有楽町線「新桜台駅」から徒歩2分のところにお店はあります。「ブーランジェリー ジャンゴ」のパンを食べれば、おいしさに自然と笑顔がこぼれるはずです。おいしいパンを味わいにぜひお店に足を運んでみてください。スポット情報スポット名:ブーランジェリー ジャンゴ住所:東京都練馬区栄町17-3 水入ハイランドマンション B1F電話番号:03-3994-7800
2018年04月16日クエンティン・タランティーノ監督が21日、ハリウッドの殿堂入りを果たしカリフォルニア州ハリウッドでその名誉を受け取った。『パルプ・フィクション』『ジャンゴ 繋がれざる者』でおなじみのタランティーノ監督への授与式には、長年の友人であり何度も作品でコラボしているサミュエル・L・ジャクソンをはじめとした最新作『ザ・ヘイトフル・エイト』の出演者らも応援に駆けつけていた。タランティーノ監督は現代のポップカルチャーに多大な影響を与えた人物としてたたえられており、最新作『ザ・ヘイトフル・エイト』はその中でも最も情熱を注いで作られた作品のようで、以前バラエティ誌のインタビューの中で「この作品は南北戦争後の余波を描いた作品なんだ。程度の差はあれどすべてのキャラクターたちが戦争の生存者だったり、滅びた社会の生き残りだったりするんだよ」「世界滅亡後の映画のようなところもあるんだけど、(『マッドマックス』シリーズのような)オーストラリアの奥地のお話ではなく、すべてのシーンが氷や雪で埋め尽くされた荒地なんだ。世界の終末を生き延びた人たちはみんなもう存在しない社会からやってきた人たちで、彼らはみんな世界の終末をお互いのせいにし合っているんだよ」と語っていた。(C)BANG Media International
2015年12月23日鬼才クエンティン・タランティーノ監督の長編第8作目となる最新作『The Hateful Eight』の邦題が、『ヘイトフル・エイト』に決定。『ジャンゴ 繋がれざる者』や『パルプ・フィクション』のサミュエル・L・ジャクソンを始め、タランティーノ作品おなじみの面々が登場する密室ミステリーとして、2016年2月27日(土)より全国公開されることになった。舞台は、南北戦争後のワイオミング州、とある雪山。雪嵐の中、ロッジに閉じ込められたワケありの7人の男と1人の女。人種も境遇もバラバラの8人だったが、分かっているのは全員が“嘘”をついているということだけ。やがて、そこで起こる殺人事件。犯人は? そして動機は? 8人の本当の関係とは…?オープニングから、すべての会話と視線、何気ない身振りに、巧妙かつ緻密な伏線が仕掛けられているという本作。『ジャンゴ 繋がれざる者』に続く西部劇ながら、タランティーノ監督にとって初めての密室ミステリーとなった。一時は脚本が流出したことで製作が白紙となった本作だが、アメリカでは12月25日より一部劇場にて70ミリフィルムによる限定公開の後、2016年1月8日より一般公開となる。『イングロリアス・バスターズ』など数々の作品で、映画愛に満ちたバイオレンス・アクションの世界を究め、アカデミー賞やカンヌ国際映画祭パルム・ドールなどの栄冠を獲得してきたタランティーノ監督。サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーンら監督ゆかりのキャストほか、初参加となる紅一点のジェニファー・ジェイソン・リー、さらに“肉体美”で知られるあのイケメン俳優までも登場し、タランティーノ印のブラックな笑いと過剰なアクション満載の謎解きへと誘う。ぶつかり合う“嘘”と“嘘”、やがて浮かび上がる予想外の“真相”。生き残るのは、いったい誰か!?引き続き、続報を楽しみにしていて。『ザ・ヘイトフル・エイト』は2016年2月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月03日『ジャンゴ繋がれざる者』『Ray/レイ』のケリー・ワシントンが、大物政治家やセレブ、そしてホワイトハウスまでも顧客に持つ凄腕フィクサー(危機管理コンサルタント)を演じる、全米で話題沸騰のTVドラマシリーズ「スキャンダル」。知的でエレガント、しかも超仕事ができる主人公オリヴィア・ポープを演じるケリーが、現代のファッション・アイコンとしても注目を集めている本作から、シーズン1の見どころを4分間にギュギュッと凝縮したダイジェスト映像が到着した。本作は、実在の人物をモデルに「グレイズ・アナトミー」のプロデューサー、ションダ・ライムズが製作総指揮を務めた大人気TVシリーズ。ヒロインのオリヴィア・ポープは、大物政治家、セレブなどの著名人や、世界的大企業、そしてホワイトハウスまでも顧客にする、ワシントンDCでは知らない人がいない超大物“女性フィクサー”。そんな彼女が、ひと癖もふた癖もある仲間たちと共に、顧客が抱える“明るみになってはならない”あらゆる難問を解決していく。ダイジェスト映像は、どこかで見たような大統領のスキャンダル封じから始まり、幾重にも重なる事件やワケありな人間関係、そしてオリヴィア自身と大統領が抱える、この物語最大のスキャンダルをも暴露。まるでジェットコースターのような予想を超える展開とスリルが散りばめられている。知らない間に引き込まれる、現実と交錯するかのような小気味よいテンポのストーリーと驚きの連続に、全米では年間ドラマ視聴率ランキング2位を記録。シーズンが進むたびに視聴者数もうなぎのぼりとなり、ケリーの出産後となる、待望のシーズン4の放送も今秋に控えている。ケリーは、あのミシェル・オバマ大統領夫人もファンを公言するほど、いま最も話題を集める女優のひとり。米ピープル誌の2013年度「世界で最も美しい女性」では2位に、同「ベストドレッサー」にも選出され、タイム誌の2014年版「世界で最も影響力のある100人」にはビヨンセらと共に選ばれており、本作でエミー賞にもノミネート。彼女が劇中で使用した「プラダ(PRADA)」のバッグは、“オリヴィア・バッグ”と称され、「アルマーニ(ARMANI)」のジャケットや、「エスカーダ(ESCADA)」のトレンチ、「モバード(Movado)」の腕時計など、彼女が劇中で身につけたアイテムは放送のたびに大反響に。ケリー自らがアドバイザーを務めたオリジナルのアパレルライン「オリヴィアルック」も登場したほどだ。美しくもタフで、知的でエレガント。女性が憧れるすべてを兼ね備えた彼女は、まさに全米を代表するファッション・アイコン。彼女を一気にスターダムにのし上げた「スキャンダル」に、あなたもハマってしまうはず。「スキャンダル」シーズン1&2DVDは12月3日(水)より順次レンタル&発売開始(※オンデマンド同日配信開始)。(text:cinemacafe.net)
2014年10月30日人気俳優のジェイミー・フォックスの出演作が立て続けに公開される。3月公開の『ジャンゴ繋がれざる者』では非道な農場主と戦う元・奴隷の主人公を、間もなく公開となる『ホワイトハウス・ダウン』では武装集団を相手に敢然と立ち向かうアメリカ大統領を演じている。来年には悪役で出演した『アメイジング・スパイダーマン2』の公開も控えるなど“カメレオン俳優”として活躍をみせる彼の魅力はどこにあるのだろうか?その他の写真ジェイミー・フォックスは1967年生まれの米国人俳優で、高校ではアメリカンフットボールを、大学では音楽に情熱を注いだが、コメディアンとしてプロのキャリアをスタートさせた。その後は俳優として活動し、2004年にはレイ・チャールズの伝記映画『Ray/レイ』に主演して、米アカデミー賞とゴールデングローブ賞を受賞。他にも『ドリームガールズ』や『キングダム/見えざる敵』『路上のソリスト』など数々のヒット作に出演し、音楽家として3枚のアルバムをリリースしている。フォックスは圧倒的なスター性があるわけではないが、演技力が高く、熾烈なアクションやシリアスなドラマ、ミュージカル、コメディまで何なくこなせるオール・ラウンド・プレイヤーだ。『ジャンゴ…』では乗馬、格闘、ガンアクションをすべてこなし、『ホワイトハウス…』では“破壊王”の異名をもつローランド・エメリッヒ監督の下で大暴れを見せる一方で、米国大統領の威厳と魅力を見事に表現。『…スパイダーマン2』では特殊メイクによって恐るべき敵“エレクトロ”に扮している。スター俳優の中にはイメージを保ち続けるために、あえて似たような役ばかりを引き受ける者も多い。しかし、演技力と様々な才能に恵まれたフォックスは今後もアッと驚く役どころを次々に演じ、ファンを喜ばせてくれるのではないだろうか。『ホワイトハウス・ダウン』8月16日(金)丸の内ルーブルほか全国ロードショー『アメイジング・スパイダーマン2』2014年4月25日(金)より全国ロードショー
2013年08月05日ハリウッド俳優のレオナルド・ディカプリオが2日、映画『ジャンゴ繋がれざる者』PRのために緊急来日し、都内で会見した。ディカプリオの来日は映画『インセプション』PR以来約3年ぶり8度目で、今年1月に報じられた俳優休業宣言後初の会見となる。ドイツの大衆紙ビルドのインタビューで「2年間で3本の映画に出演したのでクタクタ。長い長い休暇をとりたい」と明かしたことで休業かと報道されたディカプリオだが、この日の会見で真意を問われると「大好きな俳優業を辞めることはないよ」と笑顔で否定。ディカプリオは「時にマスコミにちょっとしたことを言うと、印刷されたときに違う意味合いで伝わってしまうことがある。少しだけ休憩したいと言ったら、それが俳優業を辞めると捉えられてしまったんだ」と休業騒動の経緯を説明した。今後は「いい映画のプロジェクトがあればやりたいし、俳優以外の活動では環境問題や慈善事業に取り組んでいきたい」と改めて否定した。同作は、ジャパニーズカルチャー好きの映画オタクであるクエンティン・タランティーノ監督が初めて挑んだマカロニ・ウエスタン。南北戦争勃発直前のアメリカ南部を舞台に、賞金稼ぎの黒人奴隷ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が、自由と妻を奪った白人に復讐するべく農園の領主カルビン・キャンディ(ディカプリオ)と死闘を繰り広げる。第85回アカデミー賞では脚本賞(タランティーノ)と助演男優賞(クリストフ・ヴァルツ)を受賞した。本作で初めて悪役に挑戦したディカプリオは「いまだかつてない悪人で、憎むべき人物。だからこそやりたいと思った。違う役柄を演じるのは俳優の仕事で、その中でも大胆不敵なキャラクターは演じる上で開放感を感じる。そういった意味では楽しい役柄でもあった」と新境地に自信。主演ではなく脇役だが、自ら出演を熱望したそうで「タランティーノ監督は脚本から飛び出すような悪役を書いていて、今までにない大胆な物語にショックも受けた。作品の一部になりたいと興奮したし、僕がキャラクターについてアイディアを出すと、数日後には素晴らしいセリフを考えてくれるんだ」とその才能に惚れ惚れしていた。来日は8度目になるが「過去には京都で1日に5か所もの寺院を巡ったよ。両親には寺院マニアと言われるし、ガイドさんも疲れていたね」と日本好きな一面を明かし「京都のような古い街に行くと、映画の中に入った気持ちになる。忙しい日々の生活や現実を忘れて、タイムスリップしたような気分が楽しいんだよね」と古都の魅力を熱弁していた。映画『ジャンゴ繋がれざる者』は全国公開中 公式サイト
2013年03月05日アカデミー賞作品賞ノミネートの最新作『ジャンゴ 繋がれざる者』を携えて来日中のクエンティン・タランティーノ監督が2月15日(金)、都内で行われた記者会見に出席し作品への熱い思いを語った。ジェイミー・フォックスにクリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオら豪華スターを擁し、黒人で元奴隷の身でありながら賞金稼ぎとなって白人への復讐と愛する妻の奪還を誓う主人公・ジャンゴの戦いを描く。拍手に迎えられて登場したタランティーノは「なぜいまの時代に西部劇を?」という問いに「映画を作り始める前からいつか西部劇をという思いは持っていたんだ」と明かす。「いままでの『イングロリアス・バスターズ』や『キル・ビル』でも西部劇的な要素を踏襲していたけど、今回は100%の西部劇。単なる西部劇でなく、これまで触れられることがなかった奴隷制度を描こうと決めたんだ」と語った。黒人のジャンゴとドイツ人の元歯科医のシュルツのコンビが次々と賞金首を討ち取っていくさまは痛快!ジェイミーとクリストフについて「2人は役者としても人間としても全く個性が違うタイプ」と語る。そして「撮影が進む中で『この2人のコンビはすごいぞ』と思ったのが、日ごとの撮影シーンが映された映像を見たときだね。極上のマジックだと感じたよ。『明日に向って撃て!』のサンダンスとブッチに続く最高のウエスタンコンビが誕生したと思ったよ」と称賛を送る。さらにディカプリオが、奴隷農園の“王”として初めて本格的な悪役を演じていることも話題を呼んでいるが、このキャンディという役を当初の脚本では60代くらいの男に設定していたという。「脚本を読んだ彼から会いたいと連絡があって話を聞いたんだけど、いろんなアイディアを聞いて『これはもっと若くした方が面白いかも』と思ったんだ。悪の“帝王”よりも(もっと若い)カリギュラやルイ14世のように手に負えない“王子”にした方がいいんじゃないかってね。実際の演技は見事としか言いようのない素晴らしいものだったよ。彼は作品を背負える世界有数のスターであるけど、同時に素晴らしいキャラクター俳優でもあるんだ。役に埋没してレオ自身の面影が見えなくなるほどで、特にハンマーを手にするところは空恐ろしさすら感じたよ」と称えた。愛する妻を取り戻すという恋愛要素も取り入れた本作。「復讐のための復讐にしたくなかった。ジャンゴを動かすもの、それは愛なんだ!」と語り、大好きな日本映画『仁義なき戦い』(深作欣二監督)を引き合いに“仁義”について熱弁をふるう。「英語では説明しづらい言葉だけど、深作監督に定義を聞いたら『世界で一番したくないことだけど、しないではいられないこと』と言われた。やっと自由の身になった男が逃げ出したはずの地獄に再び戻る。愛する女性をこれ以上奴隷のままでいさせることはできないから。それが“JINGI”なんだ!」。初めて脚本・監督を手がけた『レザボア・ドッグス』から約20年が経つが、本作は興行的にもキャリア最高の勢いで世界中で観客を動員している。タランティーノは「自分の“アレ”を差し出すような思いで常にリスクを背負いながら映画を作り続けているよ(笑)」と最後は下ネタを交えつつ映画作りへの情熱を熱く語り、報道陣からは拍手がわき起こった。『ジャンゴ 繋がれざる者』は3月1日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャンゴ繋がれざる者 2013年3月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開第85回アカデミー賞 [アワード] 2013年2月24日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催
2013年02月15日米アカデミー賞で5部門にノミネートされた、クエンティン・タランティーノ監督の新作『ジャンゴ 繋がれざる者』の日本公開を前に、12日、新宿ロフトプラスワンで公開記念イベント“~情無用の血斗ナイト~”が開催され、サプライズゲストとしてタランティーノ監督が登場し、会場を沸かせた。その他の写真会場には、わずか10分で完売した本イベントのチケットを手にすることができたタランティーノを愛する150名の観客が来場。映画評論家の町山智浩氏ら映画玄人たちがタランティーノ談義を繰り広げる中、突然タランティーノ監督が姿を現すと、場内は大歓声に包まれた。タランティーノ監督は、先日行なわれた英国アカデミー賞授賞式に参加し、その足で来日。英アカデミー賞では、クリストフ・ヴァルツが助演男優賞を、タランティーノ監督が脚本賞を受賞。その喜びと共に、日本のファンから熱烈歓迎を受けた。質疑応答でファンから「サミュエル・L・ジャクソンの“マザー・○ァッカー”が、今回も聞けたけど、あれは脚本に書いてあるんですか?」と聞かれると、タランティーノ監督は「脚本にも入れているし、サミュエルもアドリブで入れてくる。サミュエルを前に言うなとは言えないよね!」と答え、場内を爆笑させた。更にファンから「タランティーノ自身が、一番おいしい役で本編に登場していて、他の役者に罪悪感はなかったか」と質問されると、「僕の出演シーンは役者には危険すぎて、自分がやるしかなかったんだ。スタントマンならOKだけど、役者にはできないシーンだよ。僕があの役をやることは、プロデューサーにも秘密だったんだ(笑)」と自慢げに答えた。『ジャンゴ…』は、19世紀のアメリカ南部を舞台に、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)によって自由を得た主人公ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が、はなればなれになってしまった妻ブルームヒルダを救いだすべく、極悪非道な農場主キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)と壮絶な戦いを繰り広げる姿を描いている。『ジャンゴ繋がれざる者』3月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2013年02月13日来春に公開されるクエンティン・タランティーノ監督の最新作『ジャンゴ 繋がれざる者』。本作で注目を集めそうなのが、タランティーノとは初タッグとなるレオナルド・ディカプリオの怪演だ。その他の写真思えばレオナルド・ディカプリオくらい困難なキャリアを強いられたスターもいない。天才子役からの脱皮というお決まりの難関は大前提として、歴史的大ヒット作『タイタニック』の主演俳優というレッテルからはどうあがいても永遠に絶対に逃れられないからだ。あれだけの代表作に取り憑かれた以上、タイプキャストに甘んじてスターの座にしがみつくか、敢えてメインストリームに背を向けるか、成功に溺れて身を持ち崩すか、普通に考えると三択しかない。しかしながらレオはいずれの道も選ばず、スコセッシやスピルバーグ、リドリー・スコットら巨匠中の巨匠と組むことで、着実に王道のキャリアを積み重ねてきた。そんなレオが、満を持して極悪非道な憎まれ役に初挑戦するのが西部劇『ジャンゴ 繋がれざる者』。奴隷同士を殺し合わせるのが無類の楽しみという牧場主カルヴィン・キャンディに扮している。ただしレオは、過去に一度、悪役に挑戦しかけたことがある。2005年に公開された『シン・シティ』で、ロリコンの猟奇殺人者イエロー・バスタードを演じるとウワサされたのだ。結局レオはオファーを断ったが、いま考えればあの時点では正しい決断だったろう。もし出演していれば「『タイタニック』のレオが性犯罪者に!」とセンセーショナルに騒ぎ立てられ、レオも作品も得をしない結果に終わったことは想像に難くない。しかしいまのレオは38歳の演技派スター。わざわざ奇矯な役でアピールする必要がないからこそ、好き放題に悪役が演じられるはず。監督のタランティーノも「レオが演じるのは映画史上でもまったく存在しなかった役だ!」と得意のビッグマウスでハードルを上げまくっている。強烈な悪役はアカデミー賞にも愛される。レオの怪演次第では、念願のオスカー像を手にする日が近いかも知れない。『ぴあ Movie Special 2012-2013』より文:村山章『ジャンゴ 繋がれざる者』3月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年12月20日クエンティン・タランティーノが、あと数年で監督を引退する可能性をほのめかした。新作ウェスタン『ジャンゴ繋がれざる者』の日本公開を来年3月に控えている49歳のタランティーノは、フィルムメイカーは年齢を重ねたからといって成長する職業ではないため、「年寄りの」監督にはなりたくないと、今回プレイボーイ誌に明かしている。タランティーノは「僕はただ年寄りの監督にはなりたくないんだ。だから、どこかのタイミングで監督を辞めたいよ。年を取ったからって良い作品を作れるとは限らないからね。普通は最低の映画ってその監督の作品群の中でも、最後の4作品じゃないかな。僕は自分の作品集をとっても大事にしているんだ。一つでも駄作を作ったら良い作品の3つ分をダメにするからね。でももし僕が10本目で引退したら、アーティストの観点から言ってまあ上出来ってところかな」と話している。現在までに『パルプ・フィクション』や『キル・ビル』などヒット作を含む8作品を製作しているタランティーノは最近、新作『ジャンゴ繋がれざる者』と前作『イングロリアス・バスターズ』は3部作の中の2本に相当する可能性があると語っている。「『イングロリアス・バスターズ』と『ジャンゴ繋がれざる者』は3部作に繋がる2作品なんだ。作風は違うけど、この2本には対になる要素があるんだ。多分3本目があるはずだけど、まだどんな作品になるか分からないよ」。■関連作品:ジャンゴ繋がれざる者 2013年3月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2012年11月19日クエンティン・タランティーノ監督の最新作『ジャンゴ繋がれざる者』のキャラクター・ポスター画像が公開された。今回登場したのは、物語のカギを握る主人公ジャンゴの妻ブルームヒルダと、タランティーノ作品には欠かすことのできない男サミュエル・L・ジャクソン演じる奴隷たちのリーダー、スティーブンだ。その他の写真本作は、19世紀のアメリカ南部を舞台に、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)によって自由を得た主人公ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が、奴隷市場ではなればなれになってしまった妻ブルームヒルダを救いだすべく、極悪非道な農場主キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)と壮絶な戦いを繰り広げる姿を描く。フォックス演じるジャンゴの妻、ブルームヒルダを演じるのは、2004年の『Ray/レイ』でフォックス演じるレイ・チャールズの妻を演じたケリー・ワシントンだ。彼女はブルームヒルダについて「彼女の強さは、愛し合うことを禁じられた時代に、彼を愛し、彼が戻ってきてくれるかもしれないと信じる強さ、自分がそのような愛を受けるにふさわしい人間だと信じる強さなんです。黒人の女性がそんな夢を抱くことすらできなかった時代に“囚われの身となったお姫様”でいられることが彼女の強さなんです」と語る。一方、ジャクソンは説明の必要もないほどタランティーノ作品にはおなじみの顔だ。監督の前作『イングロリアス・バスターズ』ではナレーションのみの出演だったが、本作ではキャンディの農場で働く奴隷たちのリーダー、スティーブン役で出演。スティーブンの性格は陰険で、奴隷たちは彼のことをとても恐れているらしい。ちなみに資料によるとスティーブンは「ジャンゴとシュルツの行動を、常に物陰から監視している」という記述があり、ジャクソンのマシンガン・トーク&ウンチクが劇中で聞けるかは不明だが、タランティーノ映画にジャクソンが出演しているだけで公開が楽しみになったファンは多いのではないだろうか。『ジャンゴ繋がれざる者』2013年3月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年11月05日クエンティン・タランティーノ監督の最新作『ジャンゴ繋がれざる者』のキャラクター・ポスター画像が公開された。全世界の映画ファンが公開を待ちわびるタランティーノの新作の主人公は、元歯科医の賞金稼ぎと彼によって鎖から解き放たれた男ジャンゴだ。その他の写真本作は、19世紀のアメリカ南部を舞台に、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)によって自由を得た主人公ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が、奴隷市場ではなればなれになってしまった妻ブルームヒルダ(ケリー・ワシントン)を救いだすべく、極悪非道な農場主キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)と壮絶な戦いを繰り広げる姿を描く。以前よりイタリア産の西部劇“マカロニ(スパゲッティ)・ウェスタン”への愛情を語りまくってきたタランティーノ監督が、満を持して放つアクション活劇がセルジオ・コルブッチ監督の傑作『続・荒野の用心棒』の主人公と同じ名をもつ『ジャンゴ繋がれざる者』だ。このほど公開されたポスター画像のジャンゴは、黒眼鏡をかけ銃を片手に妻を奪ったキャンディへの怒りをたたえている。演じるフォックスは、ウィル・スミスらも参加したオーディションを勝ち抜いてジャンゴ役を得た。一方のシュルツは表情こそは穏やかだが、その眼光は鋭い。演じるヴァルツはタランティーノ監督の前作『イングロリアス・バスターズ』の演技でアカデミー助演男優賞を受賞。シュルツ役は監督が彼のために書いた役だという。ふたりは賞金稼ぎと奴隷という立場をこえてコンビを結成し、絆を深め、腕をみがいて、極悪人の農場主キャンディに立ち向かう。フォックスとヴァルツ、ふたりのオスカー俳優が最強コンビを組んだ映画『ジャンゴ繋がれざる者』は来年3月、日本に上陸する。『ジャンゴ繋がれざる者』2013年3月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年11月01日クエンティン・タランティーノ監督の最新作『ジャンゴ繋がれざる者』で主人公ジャンゴの前に立ちはだかる宿敵キャンディを演じるレオナルド・ディカプリオの“極悪”なポスター画像がこのほど公開された。その他の写真本作は、19世紀のアメリカ南部を舞台に、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)によって自由を得た主人公ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が、奴隷市場ではなればなれになってしまった妻ブルームヒルダ(ケリー・ワシントン)を救いだすべく、極悪非道な農場主キャンディと壮絶な戦いを繰り広げる姿を描く。ディカプリオが演じるキャンディは、奴隷たちを互いに闘わせて楽しむ冷酷な男で、成金丸出しのファッションに身を包み、金と暴力によって人を支配し、フランスかぶれでミスターキャンディではなく“ムッシュキャンディ”と呼ばれたがっている“イタ過ぎる”男だ。これまでも様々なキャラクターを演じてきたディカプリオだが、本作では相当に“弾けた”演技を披露しているそうで、来春、スクリーンにどんな“極悪人”が現われるのか楽しみだ。『ジャンゴ繋がれざる者』2013年3月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年10月18日映画『マネーボール』で本年度アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた俳優のジョナ・ヒルが、『ジャンゴ繋がれざる者』の出演契約を結んだという。クエンティン・タランティーノがメガホンを取り、ジェイミー・フォックスが主人公・ジャンゴを演じる本作は既に撮影が進んでおり、先日予告編も公開されたばかり。役柄は公表されていないが、ジョナの出演は決定したようだ。1859年のアメリカ南部を舞台に、賞金稼ぎと手を組んだ男・ジャンゴが農園の領主で極悪人のカルヴィン・キャンディのもとで奴隷として働く自身の妻を救うべく、壮絶な戦いに身を投じていく姿を描いた本作。ジョナは、主人公・ジャンゴから妻(ケリー・ワシントン)を買い上げて囲い込むものの、レオナルド・ディカプリオ扮する横暴なキャンディに横取りされてしまうギャンブラー、スコティ・ハーモニー役を打診されていたが、その役を獲得できなかった経緯がある。ジョナはマーティン・スコセッシ監督最新作『The Wolf of Wall Street』(原題)でもディカプリオと共演する予定で、さらに8月29日に全米公開予定のコメディ『The Watch』(原題)や、セス・ローゲン&ジェイ・バルチェルの競演作『The End of the World』(原題)でのカメオ出演などを控えている。『ジャンゴ繋がれざる者』は2013年3月1日(金)より全国にて公開。■関連作品:ジャンゴ繋がれざる者 2013年3月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2012年06月19日『タイタニック』(’97)で世界中の女性たちを虜にしてから15年、ここ数年の間に髭も似合う骨太な実力派俳優へと急成長を遂げてきたレオナルド・ディカプリオ。この先も多数の新作の公開を控える彼だが、その中でも悪役に挑戦していることで話題の最新作『ジャンゴ繋がれざる者』の新しいビジュアルがこのほど全世界で一斉解禁となった。『キル・ビル』シリーズでおなじみ、クエンティン・タランティーノ監督の最新作。1859年のアメリカ南部を舞台に、賞金稼ぎと手を組んだ男・ジャンゴが農園の領主で極悪人のキャンディのもとで奴隷として働く自身の妻を救うべく、壮絶な戦いに身を投じていく姿を過激なバイオレンス描写を織り交ぜながら描いていく。レオ様が演じるのは、奴隷たちを互いに闘わせて楽しむという悪趣味極まりない極悪人のカルヴィン・キャンディ。豪奢な邸宅を構え、金をたらふく貯め込み贅を尽くした暮らしを送るという、これまでに見せたことのない“悪”の顔を見せる。そんな彼の命を狙うのは、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)と手を組み、生き別れになった妻を探す元奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)のコンビ。注目のジャンゴVSキャンディの緊迫の対決シーンの模様も今回披露されたが、レオ様が浮かべる不敵な表情はなんともセクシー。一味も二味も違うレオ様が存分に楽しめる作品になっているよう。先日、いち早く本作のフッテージ映像がカンヌ国際映画祭でマスコミ・ジャーナリスト向けに上映されたが、キャンディの口の悪さと彼の活き活きとした演技などが注目を集めた。さらに、同席では製作元のワインスタイン・カンパニーからさらなる驚きのキャストが参加していることが示唆され、本作への期待が集まっている。本作の全米での公開は、12月25日(現地時間)。奇しくも同日にレオのもう一つの最新作で、バズ・ラーマン監督と再タッグを実現した『The Great Gatsby』(原題)も公開を迎える。本作でも、毎夜豪華なパーティを開き贅沢な生活を送る大富豪・ギャツビーを演じているが、こちらは『ジャンゴ繋がれざる者』とはまた一味異なる、謎を秘めた男。上流階級の幻想や愛、偽りの世界を舞台に、優雅な雰囲気とミステリアスな魅力で観る者を魅了する。さらに、主演・製作を務めた『The Rise of Theodore Roosevelt』(原題)で、主人公の第26代アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトを演じることが決定しているレオ様。ますます幅広い演技に見せる彼の新たなる挑戦に期待!『ジャンゴ繋がれざる者』は2013年3月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ジャンゴ繋がれざる者 2013年3月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開The Great Gatsby (原題) 2013年、全国にて公開The Rise of Theodore Roosevelt (原題)■関連記事:レオナルド・ディカプリオ、マリブの家を賃貸に。家賃は月15万ドル!キャリー・マリガン、プラダのオーダーメイドドレスを「ebay」に出品!キャリー・マリガン、1歳下のミュージシャンとイギリスで挙式レオ様、チャリティ・オークションにプレミア&パーティに同席できる権利を出品
2012年05月28日