Webラジオ『オールナイトニッポンi「おしゃべや」』のパーソナリティを務める若手俳優10名が出演する映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降(あふり)Days~』。ラジオ番組を作るために奮闘する、構成作家・アクトを西銘駿さん、番組の発起人・ニガリを飯島寛騎さんが演じます。人気若手俳優がラジオへの熱い想いを届ける青春群像劇。――どんな役柄か教えてください。西銘:アクトはラジオを届けたい想いが強くて、一生懸命動いて人の心を動かしていく行動力がすごいですね。それと、明るくて無邪気!飯島:西銘と似てるかもね。西銘:その通りでございます!「西銘がいると現場が明るくなる」って言われたい(笑)。飯島:ニガリは、父親のラジオ番組を復活させるという決意を曲げない強さを持っているので、頑固に演じました。――男劇団 青山表参道Xのメンバーとして共演作品も多いお二人ですが、今回、新たに知ったことは?西銘:飯島くんはバイクとかが好きでアウトドアのイメージだったんですけど、撮影の合間にゲーム機で遊んでいて、ゲームも好きなんだって初めて知りました。飯島:共演したゆうたろうくんとやってました。西銘の新発見は…。西銘:そうなるよね(笑)。僕って1日一緒にいれば全部わかっちゃう。ノーギャップ選手権なら1位!飯島:今ってギャップがある方がモテるって聞くけど?西銘:ノーギャップの時代が来ると信じて、今は耐えてる(笑)。――昔気質の豆腐職人役のイッセー尾形さんの存在感も大きいですね。西銘:台詞の重みを伝える言い回しや表情に圧倒されましたね。本当にいる人だと思わせる説得力もあって。飯島:尾形さんがお芝居している背中を見るのが好きでしたね。一切無駄がなかったです。西銘:尾形さんの芝居力の高さに震え上がって緊張した~!飯島:僕は緊張しなかったんだよね。カメラが回ってないとこでは、近所にいるおっちゃんのように気さくに接してくださったおかげで。――劇中歌として、「歌うたいのバラッド」などをカバーしていますね。西銘:自分らしく、パワフルに歌ったつもりなんですけど、自分の歌が映画館で流れるのは照れくさいですね。試写ではマネージャーさん、聴かないで~って思ってました(笑)。飯島:そんなに悪くなかったよ。僕は全然恥ずかしくなかったな。歌って生きてきた人生が出るじゃん?西銘:さすが、飯島くん。歌詞みたいにいいこと言う!にしめ・しゅん1998年2月20日生まれ。沖縄県出身。2014年、第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリ受賞。翌年、『仮面ライダーゴースト』で主演デビュー。ドラマ『Re:フォロワー』『コンフィデンスマンJP 運勢編』ほか、出演作多数。いいじま・ひろき1996年8月16日生まれ。北海道出身。2016年、『仮面ライダーエグゼイド』で主演デビュー。映画『ブレイブ -群青戦記-』が3月12日全国公開予定。出演する映画『未来へのかたち』が5月公開予定。『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』夢破れた10人の若者が、地元のラジオ番組を復活させようともがき成長する姿を描く。二人の他、阿久津仁愛、井阪郁巳、橋本祥平、深澤大河、ゆうたろう、板垣李光人、立石俊樹、醍醐虎汰朗らが出演。2/11全国公開。(C)2021「雨降ラジオ」製作委員会※『anan』2021年2月17日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・有藤 萌(do:t)インタビュー、文・小泉咲子衣装協力・A’GEM/9.KOM(by anan編集部)
2021年02月11日この夏公開される仮面ライダー映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(オーヴァークォーツァー)』。明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツを演じる主演俳優の押田 岳さんが、仮面ライダー愛について語ってくれました。俳優のいろはを教えてくれたのは、仮面ライダーでしたクランクインのときはお芝居の知識がまったくなく、現場の言語がわからないところからはじまりました。ロケ先に行って毎日演じているうちに、「監督はこういうふうに撮りたいんだな」「ここにカメラがあるからこう写るな」と、感覚でわかるように。1年間かけて放送されるドラマ作品って、仮面ライダーや戦隊ヒーローシリーズの他には、日本では大河ドラマくらい。そちらは洗練された俳優さんたちが演じているのですが、僕らはほぼ一から学びながら試行錯誤してつくっています。仮面ライダーのスタッフさんたちは、厳しい言葉も優しい言葉も交えつつ、俳優業のいろはを教えてくれました。僕らが卒業してから、俳優として羽ばたけるように考えてくれている、本当にあたたかい現場です。「しっかり自分のものにして突き進んでいかなくては」と考えて撮影に臨んでいました。半年前に公開された冬映画は、前作の『仮面ライダービルド』との合同作品で、先輩の力を借りてバトンタッチするお話でした。今回は、自分たちだけで丸1時間の映画をつくれたので、そういう意味でも成長しているのかなと。最終回が近づいているからか、一つ一つのシーンへの気持ちの入り方が深く、1年間の集大成として恥ずかしくないものができたと思っています。僕個人としては時代劇が好きなので、戦国時代が舞台の本作では、甲冑(かっちゅう)を着て、ちょんまげ姿になれたのが嬉しかった(笑)。「400年前にはこんなに重い甲冑を着て戦っていたんだ」って驚きもありましたし、スーツアクターさんの気持ちがわかって、あらためて感謝しました。作品の設定上、平成仮面ライダーたちの力を受け継いでいく物語なので、その重みはとても感じています。それを次に繋げて、令和でも変わらず歴史を刻んでいってくれたらいいな。「これからの仮面ライダーをよろしくお願いします」って気持ちで卒業したいです。おしだ・がく1997年生まれ。「第29回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリ受賞。2017年、ドラマ『ぼくは麻理のなか』で俳優デビュー。主な出演作に、映画『サムライせんせい』など。『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』ソウゴたちは、仮面ライダードライブ消滅の危機を救うため戦国時代へタイムトラベル。織田信長と出会い、歴史上の戦いに巻き込まれる。歴史の管理者“クォーツァー”と、仲間だったはずのウォズも立ちはだかって……。原作/石ノ森章太郎脚本/下山健人監督/田崎竜太出演/奥野壮、押田岳ほか丸の内TOEIほか全国公開中。劇場版「ジオウ・リュウソウジャー」製作委員会 ©石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映※『anan』2019年8月7日号より。写真・TAKA MAYUMI取材、文・栗本千尋(by anan編集部)
2019年08月05日平成仮面ライダーのシリーズ20作目にして、令和へバトンを繋ぐ『仮面ライダージオウ』。常磐ソウゴ/仮面ライダージオウを演じる、奥野 壮さんが主演への思いやこの夏公開の『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(オーヴァークォーツァー)』について話してくれました。ジオウを通して、自分で考えて伝えられるように憧れの存在は、小学校3年生のときに観ていた、瀬戸康史さん主演の『仮面ライダーキバ』。スーツのデザインがかっこいいんです。僕はクラシックバレエを11年間習っていたのですが、プロダンサーになる夢を諦めて喪失感に襲われていたとき、父の勧めでジュノン・スーパーボーイ・コンテストを受け、賞をいただきました。ジュノンボーイ出身の先輩がたくさん出ている仮面ライダーシリーズでチャンスを掴みたいと、このオーディションを受けたんです。デビュー作でいきなり主演なので、お芝居について何も知らず、戸惑いながらでしたが、「俺はできる!」っていう自信だけは、なぜかありましたね(笑)。でも、いま思い返すと、そう自分に言い聞かせないと弱気になりそうだったからかもしれません。実際に、撮影が進むにつれて、自分の演技の未熟さでは表現しきれていないと感じる場面にも遭遇しました。今回の映画は、自分が“ありがたく受け取っていた”はずのものが、“実は奪ったものだった”と気づく物語。当たり前のように信じていたことが実は違った、と打ち砕かれる点は、自分が仮面ライダーを演じる中で感じた挫折や葛藤にも似ていたように思います。それでも仮面ライダーの撮影を通して、自分で物事を考えたり、意思を伝えられるようになった一年でした。共演した押田 岳くん(明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ)と刺激し合いながら、人間的にも成長できたんじゃないかなと思います。『仮面ライダージオウ』のことは「平成最後」とか、「令和に繋げる」とたくさん言われてきましたが、僕たちはジオウが一番の作品だと思って撮影してきたし、これからもそう思い続ける。令和ライダーになっても、自分たちの作品を一番いいものにするという心意気でつくっていってほしいです。今後はどんな役でも挑戦したいし、どんなジャンルの作品でもお芝居したい。年を重ねるごとに自分の可能性を広げていきたいです。おくの・そう2000年生まれ。男劇団 青山表参道X のメンバー。「第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞、明色美顔ボーイ賞をダブル受賞。本作がデビュー作で初主演作。『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』ソウゴたちは、仮面ライダードライブ消滅の危機を救うため戦国時代へタイムトラベル。織田信長と出会い、歴史上の戦いに巻き込まれる。歴史の管理者“クォーツァー”と、仲間だったはずのウォズも立ちはだかって……。原作/石ノ森章太郎脚本/下山健人監督/田崎竜太出演/奥野壮、押田岳ほか丸の内TOEIほか全国公開中。劇場版「ジオウ・リュウソウジャー」製作委員会 ©石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映※『anan』2019年8月7日号より。写真・TAKA MAYUMI取材、文・栗本千尋(by anan編集部)
2019年08月04日仮面ライダーの新シリーズ、『仮面ライダービルド』(以下、ビルド)が始まって1カ月。設定やストーリー、キャスト、主題歌、ライダースーツやアイテムにいたるまで、そのクオリティの高さで、子どもから大人までファンを増やしています。SNSでは、「仮面ライダービルド、面白すぎる!」「最初からカッコよすぎ」「すごい世界観」との感想が相次ぎ、「仮面ライダーはもう卒業かな」としばらく離れていた男子まで、再び日曜の朝、テレビの前に陣取るようになってきた家庭も多いそう。放送時間が10月1日より日曜午前9時からと変更となるこの機会に、これまでの4回の放送を出演者のイケメンぶりに注目して振り返ってみましょう。■ジュノンボーイ・グランプリ=仮面ライダー? 犬飼貴丈の実力を探る仮面ライダービルドを務めるのは、犬飼貴丈(いぬかい・あつひろ)さん。2012年の第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで、1万3816人の中からグランプリに選ばれ、芸能界デビューしました。仮面ライダーのジュノンボーイ出身率はとても高く、グランプリに限っていえば、古くは『仮面ライダークウガ』 の葛山信吾さん、『仮面ライダー鎧武/ガイム』の佐野岳さん、『仮面ライダードライブ』の上遠野太洸さん、稲葉友さん、『仮面ライダーゴースト』の西銘駿さん、『仮面ライダーエグゼイド』の飯島寛騎さんと、そうそうたるメンバーです。ビルドの犬飼さんを入れて、過去5作品連続でグランプリが仮面ライダーとなっているため、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリ受賞=仮面ライダーという図式が定着しつつあります。しかし、犬飼さんがほかと大きく違うのが、グランプリ受賞後、5年たってから仮面ライダーに、という点です。実は、グランプリを受賞した時、大学受験直前の高校3年生だった犬飼さん。受験勉強の合間をぬってのコンテスト出場だったため、すぐ芸能界デビューとはならず、しばらくは仕事と学業を両立させて大学に進学したそうです。前2作の西銘さん、飯島さんがグランプリ翌年に仮面ライダーデビューをはたしているのに対し、犬飼さんの俳優デビューはグランプリから2年後の20歳のとき。昼ドラ『碧の海〜LONG SUMMER〜』(東海テレビ)でデビューし、『ペテロの葬列』(TBS)、『ホテルコンシェルジュ』(TBS)、『ナオミとカナコ』(フジテレビ)、『OUR HOUSE』(フジテレビ)と、話題作に連続出演。そして、大学卒業となる2017年、1月~3月のクールで放送された『スーパーサラリーマン佐江内氏』(日本テレビ系)で、佐江内氏の娘・はね子(島崎遥香)の同級生、佐野サブロー役で「あのイケメン、誰?」と注目を浴び、『ビルド』へとつながったのです。犬飼さんが演じる桐生戦兎は、記憶喪失の天才物理学者で、未確認生命体スマッシュと戦う仮面ライダービルド。公式プロフィールだけ見ると、なんだか孤独で暗そうですが、実は陽気で人なつっこく、適当キャラを装うけれど情に厚く正義漢という役柄です。そんな複雑なキャラクターを、演じきれるのはドラマで積み重ねた高い演技力あってこそ。居候しているカフェのマスター・石動とのボケ・ツッコミや、殺人容疑をかけられた元格闘家・万丈龍我の「俺は殺しなんかやってねえ!」の言葉を信じて思わず助けてしまうところ、「誰かの力になれたら心の底からうれしくてクシャってなるんだよ…俺の顔。マスクの下で見えねえけど…」と損得抜きで人助けをしてしまうところなど、たった4話の中でも、キュンキュンポイントが満載。満を持しての犬飼ライダーだったのだと納得です。 ■変身するの? しないの?! ビルドの相棒・万丈龍我にも注目!長年、仮面ライダーを見ている人に言わせると、「『ビルド』は、『仮面ライダーW』を彷彿とさせる」とのこと。今をときめく菅田将暉さんのデビュー作『仮面ライダーW』はその名の通り、2人が同時に変身ベルトを装着して1人のライダーに変身する“バディ=相棒”がコンセプトとなっています。『ビルド』がそれを彷彿とさせるのは、第1話から主役級で登場する・万丈龍我の存在でしょう。龍我を演じるのは、名古屋を中心に活動する男性アイドルユニット『BOYS AND MEN』のメンバーであり、俳優やモデルとしても活躍中の赤楚衛二(あかそ・えいじ)さん。瞬間湯沸かし器のように感情の起伏が激しい龍我に対して、いつもニュートラルに落ち着き払っている桐生ビルドは正反対の性格ですが、それがうまくチームプレーとして発揮されるストーリー展開となっています。素の2人も正反対の性格だそうで、赤楚さんが撮影現場ではボケ担当のムードメーカーで、実は人見知りの犬飼さんとは良いコンビなのだそう。第1話の最後、ビルドが龍我を助けて、バイクに二人乗りして立ち去るシーン。記憶の断片を手繰り寄せると、どうやら2人とも人体実験を受けたらしい…とくれば、「いよいよ次回、2人目のライダー誕生か?」と期待をふくらませた人も多いはず。しかし、仮面ライダーアイテムのタンクフルボトルを手に入れて、回を重ねるごとにどんどん強くなっている龍我ですが、第4話が終わった時点でまだ、仮面ライダーに変身する気配はありません。SNSでは、「どこまでじらすんだ!」「最後まで変身しなかったらどうしよう…」といったファンの焦りや心配の書き込みが。龍我は、変身するのか、しないのか? そこも『ビルド』の注目ポイントの一つです。そのほか、戦兎が居候するカフェのオーナー石動惣一には元ファッションモデルで『真田丸』(NHK)、『半沢直樹』(TBS)など大ヒットドラマにも出演する前川泰之さん。同じく元ファッションモデルで、得意の英語を生かした『English Bar ~おとなの楽しい英語~ 』(BSフジ)のレギュラー出演も記憶に新しい水上剣星さんは、戦兎が勤務する東都政府首相補佐官兼東都先端物質学研究所の所長・氷室幻徳。その氷室幻徳の秘書・内海成彰には舞台を中心に活躍してきた越智友己さんと、若手からダンディ層まで、多種多彩なイケメンがそろっています。面白いところでは、バラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日)のビビリ-1グランプリで以前、脅かし役として登場した俳優の市オオミヤさんや、旧芸名・真中瞳時代に『進ぬ!電波少年』(日本テレビ)で一世を風靡した東風万智子さんが、なかなか重要な役で登場するなど、キャスティングの面白さからも目が離せません。今週の日曜日、10月1日から、『仮面ライダービルド』は放送時間が午前9時に変わります。時間変更を忘れずに、ママはイケメン出演者に注目しながら、親子で堪能してみてください。
2017年09月29日