ユナイテッド アローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)は、フランス・パリのセレクトショップ「コレット(colette)」と、日本のスポーツライフスタイルブランド「アシックスタイガー(ASICS Tiger)」とのコラボレーションシューズを2016年10月22日(土)より発売する。第2弾となる今回のコラボレーションでは、日本のおとぎ話「鶴の恩返し」から着想を得た。フランスで人気があるという、浴衣のパターンをモチーフに採り入れ、縁起が良いとされる日本の伝統文様「青海波」をあしらった。カラーリングは、コレットのイメージカラーであるホワイトとブルーで統一。おとぎの世界に、パリのエッセンスが溶け込ませ、洗練されたデザインに仕上げた。また発売を記念し、ユナイテッド アローズ&サンズでは、期間限定ストアを2016年10月17日(月)から10月22日(土)までオープン。発売前にコラボレーションスニーカーが展示され、さらにアシックス タイガーからこれまで生まれた名作も購入が可能だ。2016年10月18日(火)には、コレットのクリエイティブディレクターであるサラ・アンデルマンが来日し、ローンチパーティを開催される。【アイテム詳細】ASICS Tiger × Colette “GEL-LYTE V YUKATA”発売日:2016年10月22日(土)価格:21,060円カラー:ホワイト、ブルー※ブルー:国内はユナイテッド アローズ&サンズのみの発売。■期間限定ストア開催期間:2016年10月17(月)~10月22日(土)会場:ユナイテッド アローズ&サンズ住所:東京都渋谷区神宮前3-28-1 ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館 B1-1F TEL:03-5413-5102 ※10月17日(月)~10月21日(金)までは商品の展示のみ、発売は10/22(土)に店頭での抽選販売。■ローンチパーティー開催日時:2016年10月18日(火) 18:00~20:00会場:ユナイテッド アローズ&サンズ※当日は日本酒とドリンク、フードを提供(数量限定)
2016年10月16日アカデミー賞受賞のジュリアン・ムーアと、実生活でも同性愛者であることをカミングアウトしているエレン・ペイジが共演した実話の映画化『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』。このほど、本作の場面写真とマイリー・サイラスによる主題歌「ハンズ・オブ・ラヴ」も胸に迫る予告編映像が到着した。20 年以上刑事として働いているローレル(ジュリアン・ムーア)。ある日、ステイシー(エレン・ペイジ)という若い女性と恋に落ちる。年齢も、取り巻く環境も異なる2人だったが、徐々に関係を築いていき、郊外に中古の一軒家を買い、一緒に暮らし始めることに。しかし、ローレルが病に冒されていることが分かり、余命半年という宣告を受けてしまう。自分がいなくなった後も、ステイシーが2人の大切な家で暮らしていけるよう、遺族年金を遺そうとするローレル。だがそれは、同性パートナー同士では法的に認められていなかった。病いと闘いながら、平等な権利と制度の改正を求め闘う決心をしたローレルの訴えは、やがて社会的なムーブメントへと拡大していく――。カンヌをはじめ世界三大国際映画祭すべての女優賞を制覇し、2015年には若年性認知症の学者を演じた『アリスのままで』でアカデミー賞を手にしたジュリアンと、製作にも名を連ねる『JUNO/ジュノ』のエレンが同性カップルを演じる本作。基になったのは、2008年のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞し、全米を感動の渦に巻き込んだドキュメンタリー『Freeheld』。ある女性刑事が愛するパートナーと暮らした家を彼女に遺すため、法と偏見、差別に立ち向かっていく勇気ある人々の真実の物語だ。予告編では、仲むつまじいローレルとステイシーの姿とともに、病いと闘いながら「平等な権利を」と懇願するローレル、社会の壁に立ち向かおうとする彼女たちの姿を映し出す。また、ローレルの長年の相棒刑事のデーン役として『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』のマイケル・シャノン、ローレルの闘いに賛同する活動家役の『フォックスキャッチャー』『マネーショート 華麗なる大逆転』のスティーヴ・カレルと、アカデミー賞ノミネート経験を持つアメリカ映画界屈指の演技派が共演、彼女たちの決意を後押しする。『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』は11月26日(土)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月13日渡辺謙、ジュリアン・ムーア、デミアン・ビチルが、南米を舞台にした『El Canto』で共演することになった。その他の情報原作は、同名のベストセラー本。ムーアが演じるのは、金持ちの日本人(渡辺謙)の誕生日パーティで歌うために南米に呼ばれるアメリカ人オペラ歌手。ビチルが演じるのは、その日本人の家で反乱を起こすリーダーということだ。監督は『アバウト・ア・ボーイ』『ライラの冒険黄金の羅針盤』のポール・ワイツ。ムーアの最新作は、『ハンガー・ゲームFINAL /レボリューション。』現在は『キングスマン』の続編を撮影している。渡辺のハリウッド最新作は、現在撮影中の『トランスフォーマー』最新作。ビチルは最近、リドリー・スコット監督の『Alien: Covenant』を撮り終えた。ワイツは、アマゾンで配信中のテレビシリーズ『モーツアルト・イン・ザ・ジャングル』を監督している、文:猿渡由紀
2016年09月08日『アリスのままで』でアカデミー賞を受賞したジュリアン・ムーアが主演を務め、『JUNO/ジュノ』のエレン・ペイジと共演した『Freeheld』が、『ハンズ・オブ・ラヴ』とのタイトルで日本公開されることが決定、その特報映像が解禁となった。20年以上、刑事として働いているローレル(ジュリアン・ムーア)。ある日、ステイシー(エレン・ペイジ)という若い女性と出会い、恋に落ちる。年齢も、取り巻く環境も異なる2人だったが、徐々に関係を築いていき、郊外に中古の一軒家を買って一緒に暮らし始めることに。しかし、ローレルが病に冒されていることが発覚し、余命半年という宣告を受けてしまう。自分がいなくなった後も、ステイシーが2人の大切な家で暮らしていけるよう、遺族年金を遺そうとするローレル。だが、同性のパートナー同士では、それは法的に認められなかった。病と闘いながら、平等な権利と制度の改正を求め闘う決心をしたローレルの訴えは、やがて社会的なムーブメントへと拡大していく――。本作は、2007年のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞した実話を基に映画化。愛するパートナーに遺族年金を遺すため、病と闘いながら、法に立ち向かっていく女性刑事を描く。主人公ローレルを演じるのは、世界三大国際映画祭全ての女優賞を制覇し、2015年には『アリスのままで』でついにアカデミー賞主演女優賞を獲得したジュリアン・ムーア。そのパートナー、ステイシー役を、本作の製作にも名を連ね、プライベートでも同性愛者であることをカミングアウトしているエレン・ペイジが演じている。さらに、ローレルの同僚刑事で長年の相棒であるデイン役には『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』のマイケル・シャノン、ローレルの闘いに賛同する活動家には『フォックスキャッチャー』のスティーブ・カレルが扮するなど、いずれもアカデミー賞ノミネート経験を持つアメリカ映画界屈指の演技派俳優陣が集結。今回解禁された特報では、マイリー・サイラスによる主題歌「ハンズ・オブ・ラヴ」に乗せて、ジュリアン演じるローレルとステイシーとの出会いから、病に冒されながらも、平等を求めて訴えるシーンが映し出されているほか、手を取り合って彼女を応援する同僚や、周辺の人々の姿が感動的に描かれている。50年代を舞台にした『キャロル』から半世紀の時を経て、愛する人のため、平等を求めて社会の壁に立ち向かった一人の女性の姿を、まずはこちらから確かめてみて。『ハンズ・オブ・ラヴ』は11月26日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月02日ジュリアン・デイヴィッド(JULIEN DAVID)は、パレ・ドゥ・トーキョーを会場に、16-17AWコレクションのショーを行った。日本の劇画の台詞が流れてショーがスタート。ファーストルックは、ホワイトシャツとショーツをまとい、永井豪原作の漫画『UFOロボ グレンダイザー』のお面を後ろに回して装着したモデル。ジュリアン・デイヴィッドは、幼少期にグレンダイザーを観て育ったという。ボンディングデニムの3Dスカートや、ドロップショルダーのボンディングGジャンなど、多くに張りのある素材をあしらい、どことなくロボットのような硬さを感じさせるのが興味深い。ブラックやシルバーメタリックのビニールボンディング素材や、ボルドーのデニムボンディング素材をあしらった、3DスカートやGジャンのバリエーションも登場。ベーシックなフォルムの中に、ギャザーを寄せたり、ラフルを挟み込むなどして細かなアクセントを加えている。グレンダイザーをプリントしたフロックコートやブルゾンは、それぞれがドロップショルダーでオーバーサイズ仕立て。グレンダイザーをプリントしたドロップショルダーのスウェットや、インターシャニットプルも見られ、ジュリアン・デイヴィッドのグレンダイザーへの強い思い入れが感じ取れた。
2016年03月29日写真提供:マリーナベイ・サンズ「ホテルステイ」にフォーカスした旅のすすめをお届けする連載「ホテルから選ぶ わたしの旅」。今回は、3つの高層タワーの上に船型庭園を乗せたセンセーショナルな外観を有するあのホテル、東南アジアを代表するシンガポールの「マリーナベイ・サンズ」をお届けする。写真提供:マリーナベイ・サンズシンガポールで最先端のトレンドを集積し2010年4月に誕生した「マリーナベイ・サンズ」。2500室以上の客室を備えるホテル、60を超えるダイニング、270店あまりの高級ブランドが軒を連ねるショッピングモール、最先端の設備を備えたエキスポ&コンベンションセンター、世界トップクラスのエンターテイメントショーが繰り広げられるシアターにアートなミュージアム、そしてカジノを備えた、至れり尽くせりの総合リゾートだ。オープンして5年を経た今も「一度は泊まってみたいホテル」として世界中のトラベラーから注目されている。そんなマリーナベイ・サンズの色褪せない魅力と最新情報をアップデート!世界随一、天空のオアシスからシンガポールの絶景を味わうサンズ・スカイパーク写真提供:マリーナベイ・サンズ「マリーナベイ・サンズ」と言えば、やはりエキサイティングな要素が詰まった屋上、サンズ・スカイパークが見どころ。展望デッキには誰もが入場可能(有料)だが、インフィニティ―プールの利用は宿泊客だけの特権。空中を浮遊しているかのようなプールでひと泳ぎした後は、国際色豊かで洗練された人々が集まるこのホテルならではのムードを楽しみながら、木陰でトロピカルカクテルを片手にプチセレブ気分を味わって。バー・ラウンジ「CÉ LA VI(セラヴィ)で最高の一杯を楽しむのお忘れなく!写真提供:マリーナベイ・サンズサンズ・スカイパークのバー・ラウンジ「CÉ LA VI(セラヴィ)2015年10月、このスカイパークにニューヨークのセレブリティシェフ、ウルフガング・パックのレストラン「Spago」がオープンした。彼のレストランは、マリーナベイショップスのステーキハウス「CUT」に続いて2店舗目。©TRIPPING! スカイパークにオープンした「Spago」「Spago」は独創的なカリフォルニア料理で知られ、AAAフォーダイヤモンド賞を受賞、ミシュランガイドロサンゼルス版の2つ星も獲得している名店だ。カリフォルニア・ウェストハリウッドやビバリーヒルズでも名を馳せる話題店の進出とあって、シンガポールのグルメシーンはますます盛り上がりそうだ。写真提供:マリーナベイ・サンズ「Spago」の独創的なカルフォルニア料理地上から見上げるだけでは分からない、360度のパノラマ超絶空間を満喫世界水準の快適な客室、癒しのアジアンスパ、最新のジム写真提供:マリーナベイ・サンズ「世界で最も大きなホテル100」にランクインする「マリーナベイ・サンズ」は、客室数2,561室を誇る。ゲストルームの一番の魅力は、やはり床から天井まで一面ガラス張りの窓から望める眺望。シックでモダンな室内の設えは、心をほっと落ち着かせてくれる。写真提供:マリーナベイ・サンズ宿泊客は、スカイパークに自由に出入りできるほか、タワー1の55Fにある「バンヤンツリー・スパ・マリーナベイ・サンズ」やタワー2の「バンヤンツリー・フィットネスクラブ」も利用できる。数々の受賞歴を誇るスパは、トロピカルガーデンをコンセプトに、自然のハーブ、スパイス、アロマオイルを用いたエキゾチックなトリートメントを用意。ジムには、トレーニングマシンやヨガクラスなどの設備も完備。写真提供:マリーナベイ・サンズまたタワー3のエントランス付近にある「フェラーリレンタルカウンター」では、15分SGD298(約25,800円※2015年11月現在)で専属ドライバー付きのフェラーリをレンタルできるサービスがあるのだとか。シンガポールならではの豪遊ぶりを味わってみるのも一興かも?まさに、グルメ天国!多彩なダイニングシーンに目がくらむ国際的に著名なシェフや高級レストラン、カフェやビストロまで写真提供:マリーナベイ・サンズ 「Waku Ghin」シンガポール随一のスケールを誇るダイニングシーンは、ローカルフードからセレブリティシェフによる世界トップクラスの料理まで60以上の選択肢を展開する。日本料理もあって寿司や餃子、ラーメンまである。ここでやはり見逃せないのはセレブリティシェフレストランだ。ダニエル・ブールー(ニューヨーク)の「DB BISTRO & OYSTER BAR」や、和久田哲也(シドニー)の「Waku Ghin」、ゴードン・ラムゼイ(イギリス)の「Bread Street Kitchen」など、一度は訪れたい名店揃い。©TRIPPING! 「Waku Ghin」のパティスリーを販売また、この10月より1階のオールデイダイニング「RISE」のカフェスペースでは、「Waku Ghin」のパテシエ石野泰嗣氏によるパティスリーが販売スタートになったので要チェックだ。総合リゾートならではの充実したエンターテイメントザ・ショップス、シアター、ミュージアム写真提供:マリーナベイ・サンズ 「ザ・ショップス」ザ・ショップスで23:00(金土祝日23:30)まで買い物ができるのは観光客にとって嬉しいメリットだ。ここだけでしか手に入らない限定アイテムもあるから、丸一日かけてショップ巡りを楽しみたい。写真提供:マリーナベイ・サンズ 「マスターカード・シアター」カルチャー好きにおすすめなのは、2つのシアターで上演されるブロードウェイミュージカルやエンターテイメントショー。またアートサイエンス・ミュージアムも立ち寄ってみれば、なにか面白い展示会を開催しているかもしれない。ちなみに12月13日までは、世界を巡回中のエルメス「レザーフォーエバー」を開催中だ。もちろんホテルの外に出れば、超巨大植物園「ガーデンバイザベイ」や往年のシンボル、マーライオンなども徒歩圏内だ。尽きることないシンガポールの魅力と、「マリーナベイ・サンズ」でのユニークな体験を、ぜひ自己流に楽しんでみては?写真提供:マリーナベイ・サンズ 「アートサイエンス・ミュージアム」(text : Miwa Ogata)「ホテルから選ぶわたしの旅」バックナンバーはこちら
2015年11月17日©Singapore Tourism Board今やシンガポールの代名詞の一つとも言うべき「Marina Bay Sands(マリーナ・ベイ・サンズ)」。船の形の屋上プールで有名なこのホテルは、ショッピングモール、カジノ、ミュージアム、スケートリンクまで備える総合エンターテインメント施設だ。マリーナ・ベイ・サンズの魅力© TRIPPING!3棟のビルの上に横たわるようにそびえる、巨大な船の形をした屋上が特徴的なマリーナ・ベイ・サンズは、建築家モシェ・サフディ(Moshe Safdie)の設計で、2010年4月に開業。まだオープンから数年しか経っていないのが信じられないほど、もはやシンガポールの代名詞ともなったこのホテルは、旅行者には必ず訪れて欲しいスポットの一つ。豪華なホテルの傍には、アートサイエンス・ミュージアム、カジノ、劇場、ショッピングモールも併設される。それぞれ年間を通じて様々なイベントが催され、いつ訪れても楽しめるのが嬉しい。シンガポール最大級のショッピングモール©Singapore Tourism Boardお買い物天国シンガポールの中でも、最大級の店舗数を誇るショッピングモール「ショップス・アット・マリーナ・ベイ・サンズ」は、ホテルから直結。天窓からの日差しが明るいこのモールは、室内に流れる運河をカヌーが行き交う、非現実的な空間を演出する。世界中のハイブランドはもちろん、ファストファッション、日本未進出のローカルブランドまでくまなく網羅するショップたちは他に類を見ない充実度。詳しい店舗一覧はこちら。飲食店も充実しており、フードコートでリーズナブルにローカルの味も堪能できれば、ドレスコードのあるような高級レストランも。様々なTPOにも応えてくれる。やっぱり気になる!ホテル屋上からの眺めせっかくなら一度は体験したい屋上57 階の「インフィニティプール」。残念ながら、今や宿泊客以外はプールに入ることが許されないが、同じ57 階からの眺めを堪能する方法はいくつかある。おススメは、屋上のバー「CÉ LA VI(セラヴィ)」の利用。入場料はかからず、飲食代だけであの絶景を味わう事ができる。マーライオンやフラトンホテル、そして立ち並ぶ高層ビル群の夜景を見ながらのお酒は、旅の最高の思い出になること間違いなし!サンズの対岸のフラトンホテルや、マーライオンを地上57階の高さから見下ろす事ができる。©Singapore Tourism Boardマリーナ・ベイ・サンズへは、サークルライン「ベイフロント駅(CE1)」から直結。Marina Bay Sands(マリーナ・ベイ・サンズ)・住所: 10 Bayfront Avenue, Singapore 018956・電話:(+65) 6688 8868・アクセス方法: サークルライン「ベイフロント駅」直結
2015年07月30日ジュリアン・ムーアが、撮影開始1週間前になって、『Can You Ever Forgive Me』の主演を降板した。映画についての意見の食い違いが原因らしい。ニコール・ホロフセナー監督(『おとなの恋には嘘がある』)は、新しい主演女優を探している。その他の情報『Can You Ever Forgive Me』は、実在した女性ジャーナリスト、リー・イスラエルの物語。1992年、苦しい状態に陥ったイスラエルは、亡くなった有名作家や俳優の手紙を偽造して売り、お金を稼いだ。それらの手紙が疑問視されるようになると、今度は本物の手紙を図書館で盗むようになる。1993年、イスラエルは罪を認め、6か月間、自宅監禁された。彼女は昨年亡くなっている。ムーアは今年、『アリスのままで』でオスカー主演女優賞を受賞。次回公開作は、10月北米公開の『Freeheld』と、11月公開の『ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション』文:猿渡由紀
2015年07月17日ジュリアン・ムーアが本年度アカデミー賞「主演女優賞」を受賞した、ヒューマンドラマ『アリスのままで』。このほど、ジュリアン演じるアリスが若年性アルツハイマーと診断される、緊張の本編シーンがシネマカフェにて解禁。実際にジュリアンが、“記憶テスト”なるものを受けていたことを明かす映像も到着した。ニューヨークのコロンビア大学で教鞭をとる言語学教授のアリス(ジュリアン・ムーア)は、50歳の誕生日を迎え、まさに人生の充実期を迎えていた。唯一の心配は、女優を目指してロサンゼルスにいる次女のリディア(クリステン・スチュワート)のこと。だが、そんなアリスは、頻繁に物忘れを起こすようになり、ジョギング中に自宅への帰り道が分からなくなり、やがて若年性アルツハイマー病と診断される…。これまで、「主演」「助演」併せてアカデミー賞に4度ノミネートされていたジュリアンが、圧倒的な演技で念願のオスカーを獲得した本作。早くも、彼女の熱演に涙したり、「もし自分だったら…、自分の家族だったら…」と思いを巡らせる観賞者が続出している中、彼女が演じたアリスが自分の記憶の異変に気づき、1人で病院を訪れる本編映像が到着。さまざまな検査をした結果、「若年性のアルツハイマー」の疑いを医師から伝えられる、というシーンだ。その後のインタビュー動画では、診断の根拠となる記憶に関するテストを、自身も「実際に受けた」と語るジュリアン。この物語に惹かれた理由を「自分とは何者なのかを解いてる。記憶をなくしたら、その人に何が残るのかを描いているのが興味深いわ」と語り、本作のテーマに迫っている。『アリスのままで』は新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アリスのままで 2015年6月27日より 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C) 2014 BSM Studio. All Rights Reserved.www.alice-movie.com
2015年06月28日本年度の映画賞レースにおいて、アカデミー賞を始めとする「主演女優賞」を圧勝ともいえる形で獲得したジュリアン・ムーア。その受賞作となる、若年性アルツハイマーに冒された言語学者を演じた『アリスのままで』が、いよいよ6月27日(土)より公開される。オスカーを手にしたジュリアンを見届けるような形で、ALS(筋委縮性側索硬化症)のためこの世を去った本作のリチャード・グラッツァー監督について、また、少しずつ“自分自身”が失われていくアリスという女性に向き合ったことについて、ジュリアンがシネマカフェにたっぷりと語ってくれた。ニューヨーク・コロンビア大学の言語学教授のアリスは、50歳の誕生日を迎え、まさに人生の充実期を迎えていた。だが、ちょっとした物忘れが何度も重なり、ジョギング中に自宅への帰り道が分からなくなった彼女は、やがて若年性アルツハイマー病と診断される。不安に駆られ、「人生を捧げてきたことが何もかも消える」と夫ジョン(アレック・ボールドウィン)に感情をぶつけるアリス。もし仮に、自身がアリスと同じ病気だったとしたら、どんなふうに向き合っていだろうか。また、愛する家族にはどう伝えていただろうか。そう尋ねてみると、「ああ、分からないわ…。それは悲惨なことよね」と、一瞬、ジュリアンも言葉を詰まらせる。「もし、それが自分の人生に起きたら、自分の性格だったら、どう反応するかというレンズで、物事を見ることは困難なこと。人によって、物事をどう扱うかは違ってくる。これが正しいやり方、悪いやり方、と決まっていることじゃない」と語る彼女は、実際に多くの若年性アルツハイマーの女性たちを訪ね、それぞれの経験を分かち合い、役作りに臨んだ。「私が会った(この病気の)女性たちから学んだことは、本人、そして家族たちがこの病気と付き合っていくその強さと能力よ」と、彼女は言う。「アルツハイマーになったら、もうおしまい、って人々は思いがち。でも実際は、この病気と長期間、向かい合っていかなくてはならないわけよ。だから、アルツハイマーの人々はこの病気とどう共に生きていくか、それを学んでいかなくてはならないの。どうやって順応していくか、なのよ。それは本人、そして家族にとっての課題。それは簡単にできることではないわ」と語り、自身の家族にも思いを馳せた様子だ。本作では、アリスの病気が進行していくにつれ、日ごろは疎遠だった自由気ままに生きる次女リディア(クリステン・スチュアート)が、もっとも近くで寄り添う存在となっている。「(アリスにとって)夫は人生のパートナーだった。知的な面でも、家族生活のパートナーでもあった人。ところが結局、最後のほうではこの境遇に対処できなくなってしまう。彼のことは責められない。彼もまたどれほど苦しんでいることか、分かるから。そして、頼りにならないと思っていた娘が、結局は最後までしっかり面倒をみられる人物となる。映画は、違う見解をも提示しているの。物事は正しい、誤っていると決めつけるものではないと言いたいのではないかしら」。これまでも、渡辺謙主演の『明日の記憶』、韓国映画の『私の頭の中の消しゴム』など、若年性アルツハイマーに関する映画は作られてきたが、あくまでもアリス目線から描かれた本作は、ひと味違う。それがもっとも顕著に表れているのが、アリスが認知症の会議で1人の“患者”としてスピーチをするシーン。やもすると、同情や涙を誘う演出になりがちだが、本作はそうではない。アリスは言語学者としての威厳とプライドを保ちながら、同時に患者としての切なる思いを込めた“ありのまま”のスピーチを披露する。「まさに、『アリスのままで』だったわね」と、ジュリアンも言う。当初は「リチャード・グラッツァーとウォッシュ・ウェストモアランドと一緒に打ち合わせをしていたとき、私はそのスピーチのシーンがしっくりきていないと感じたの。それで彼らが書き直した。そして、3回目の修正版を読んだとき、まさに完璧だって感じたわ。それはリチャードが書いたものだった。リチャードは自分自身が体験していること全てをそのスピーチに注ぎ込んだのよ」。「そして、彼女(アリス)は言うのよ。これが自分である、これが自分の対処していることで自分が気にしていることだ、って。そんな全てがあのスピーチに詰め込まれたの。彼女にとって、雄弁に話すことは困難なことだった。あるときには同じことを繰り返して喋ってしまう。それでも、彼女は自分の思いを伝えることができたの。だからこそ、感動的なスピーチになったのだと思う」とジュリアン。アカデミー賞授賞式でも語ったように、「(アルツハイマーなどで)悩んでいる人たちは、孤立しがちなの。1人ぼっちだって感じてしまう。でも、彼らは1人ぼっちではない、って言いたいわ。同じ問題を抱えている人たちはほかにも多くいるのよ。そんな人たちに、この映画は安心や自信を与えることができると願っている。彼らがどんな思いをしているのかを目にすることで、理解を広めることができると思うの」と、本作の持つ“意義”に期待を込める。そんな本作を共に創りあげた監督の1人、故リチャード・グラッツァーとの思い出を尋ねると、「彼について話すと長くなるわ」とジュリアン。「私が一番思い出すのは、彼がいかにワンダフルな存在であったか、ってことね」と語る。彼女が顔合わせをしたときには、すでに監督は声を失っていたという。それでも、「興味深かったのは、私が彼と会った瞬間から彼とコミュニケーションをとることに全く問題が生じなかった、ということよ。生き生きしていて、存在感があって、あふれる情熱があったから」「しっかり彼が抱く全てのアイデアを表現できたし、iPodにタイプしながらメカニカル音声で明確に伝えて、私にしょっちゅうメールしてきた。クレイジーともいうべきユーモアのセンスがあって、ちっともセンチメンタルじゃなかったわ」。監督は撮影中、「(いまが)人生で健康状態がもっとも下降している時期であり、同時にクリエイティブの面でもっとも満足のいく時期」と、ジュリアンに明かしたことがあるという。監督が、しだいに身体の自由を奪われていく自分自身と、記憶や認知能力を失っていく主人公アリスとを重ね合わせるように創りあげた作品だからこそ、「私がその成果の一部になれたことは、本当に素晴らしいことだった」とジュリアンも言う。本作でジュリアンは、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞ほか各賞を総ナメ。これら主要映画賞と、カンヌ(『マップ・トゥ・ザ・スターズ』)、ベルリン(『めぐりあう時間たち』)、ヴェネチア(『エデンより彼方へ』)の世界3大映画祭の「主演女優賞」を制覇した史上初の女優となった。「まあ、そんな。本当に?世界3大映画祭の『主演女優賞』を制覇した史上初の女優はほかにもいるけれど、私は史上初のアメリカ人女優なのかもしれないわね。ラッキー、としか言いようがないわ(笑)。とてもとてもラッキーよ。驚異的な光栄だわ。いろいろ違う時期に、いろんな映画をやってこられたことも光栄だった」。「本当にクレイジーとしか、言いようがないわ!」とジュリアンはその喜びをあふれさせながらも、「でもね、働けたことに感謝している。私は自分の仕事を愛しているから。いまでも仕事できることに刺激を感じて興奮するのよ」と語る。「ある役者から先日、聞かれたわ。『そろそろ、もう辞めたいって感じない?』ってね(笑)。私は『ノー』って答えたわ。『感じないわ。この仕事が好きなのよ』ってね」と、最後に笑顔を見せるジュリアン。役そのものに真摯に向き合い、女優という仕事を愛してやまない彼女は、これからもさらなる高みへと走り続けていくことだろう。『アリスのままで』は6月27日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アリスのままで 2015年6月27日より 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C) 2014 BSM Studio. All Rights Reserved.www.alice-movie.com
2015年06月25日ジュリアン・ムーアが第87回アカデミー賞主演女優賞に輝いた主演作『アリスのままで』が今週末から日本で公開になる。ベルリン、ヴェネチア、カンヌの映画祭でも女優賞に輝き、数々の難役に挑んできたムーアは本作でどんな役を演じるのか? 本人が語る特別映像が公開になった。『アリスのままで』特別映像映像に登場したムーアによると本作で彼女が演じたアリスは「20代前半で結婚し、3人の成人した子供がいる。コロンビア大学で教える言語学者でもある」らしい。続いて登場する本編映像に登場するアリスは夫や子供たちに囲まれ、笑顔で自身の誕生日を迎えている。子供たちもそれぞれが自立し、自身のキャリアも順調で、家族関係も良好だ。しかし、ムーアは「ある時、彼女は物忘れをする自分に気づく。最初は原因がわからずにいたけれど、検査の結果、若年性アルツハイマー病だと判明するの」と説明する。ムーアが語る通り、劇中のアリスはいつものようにジョギングしている最中に自分が“どこ”にいるのかわからなくなってしまう。ムーアは少しずつ混乱していくアリスの表情を繊細な演技で表現している。やがて、アリスは自身の病が抗えないものだとわかり、ただ悲しむのではなく、“現在”を懸命に生きようとする。さらに彼女の病をきっかけに家族の関係にも変化が訪れ、さらに深く夫婦や親子が関わりをもっていく様が描かれる。その後もムーアは作品の裏話を語っており、彼女のガイドで映画の予習ができる映像になっている。『アリスのままで』6月27日(土) 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
2015年06月22日主演作『アリスのままで』の演技で第87回アカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアのメッセージ動画と、映画の本編映像の一部が公開になった。ジュリアン・ムーアのメッセージ動画本作で、ムーアが演じるアリスは、仕事や家族に恵まれた女性だが、若くして記憶を失ってしまうアルツハイマー病だと宣告され、あらがうことができない病に向き合い、“現在”を懸命に生きようとする。映像で彼女は「こんにちは、ジュリアン・ムーアです。『アリスのままで』をぜひご覧ください。若年性アルツハイマー病のアリスの苦悩と家族の絆を描いています。あなたへ届きます様に。どうもありがとう」とメッセージを送っている。続いて登場する本編映像は、海辺の別荘で主人公アリスが目をさます場面から始まる。彼女は波の音を聴きながら落ち着いた表情を浮かべるが、腕には“記憶障害患者”と刻印されたブレスレットが確認できる。続いて、海辺を歩き、波を眺めるアリスと、彼女を追ってきた夫のジョンが穏やかな休暇を過ごす場面が登場。本作が病気になった悲しみを押し出す“難病もの”ではなく、アリスが現在を生きる大切さを見つめていく人間ドラマであることが伺える。『アリスのままで』6月27日(土) 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
2015年06月13日第87回アカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーア主演作『アリスのままで』の予告編映像が公開になった。若くして記憶を失ってしまうアルツハイマー病だと宣告された主人公と家族の絆を描いた感動作だ。『アリスのままで』予告編本作の主人公アリスは、言語学者として活動しており、学生からも愛され、仕事や研究にも情熱を注ぎ、家族からも愛されている。しかし、ある日、彼女はひんぱんに物忘れをするようになり、診察を受けた結果、若年性アルツハイマーだと宣告されてしまう。数分前のことを忘れ、置いたカギの場所を忘れ、やがて家族の名前や自分のことさえも忘れていくアリスと、彼女の病気をきっかけに変化していく家族の姿、愛情、絆が丁寧に描き出されていく感動作だ。主演のジュリアン・ムーアはこれまでも数々の名演で映画ファンから信頼を集めてきたが、本作でついにアカデミー主演女優賞を受賞。ほかにもアレック・ボールドウィンや、クリステン・スチュワート、ケイト・ボスワースらが出演している。このほど公開された予告編では、記憶を失い、思い出を失っても“かけがえのない瞬間”を生きるアリスと、彼女を囲む家族のドラマが描かれており、本作が“難病ドラマ”ではなく、誰もが共感し、感動できる“人間ドラマ”であることが伺える内容になっている。『アリスのままで』6月27日(土) 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
2015年05月16日先日、ALS(筋萎縮性側索硬化症)によってこの世を去ったリチャード・グラッツァーが監督を務め、ジュリアン・ムーアをアカデミー賞「主演女優賞」まで導いた『アリスのままで』。このほど、その本予告映像が解禁となり、日本のファンに向けたジュリアンのコメントも到着した。50歳のアリス(ジュリアン・ムーア)は、高名な言語学者として敬われ、ニューヨークのコロンビア大学の教授として学生から絶大な人気を集めていた。家庭でも夫のジョン(アレック・ボールドウィン)から変わらぬ愛情を注がれ、長女・アナ(ケイト・ボスワース)と医学院生である長男・トム(ハンター・バリッシュ)にも不満はない。唯一の心配といえば、ロサンゼルスで女優を目指す次女・リディア(クリステン・スチュアート)のことだ。まさに人生の充実期を迎えていたアリスだが、物忘れが頻繁に起こるようになり、あるとき若年性アルツハイマー病であると宣告されてしまう…。特報に続き公開された本予告映像では、アリスの心情や家族の動揺までより踏み込んで描かれている。アリス本人も病気に向き合うが、さらに家族の動揺と苦悩が垣間見え、クリステン・スチュアートが演じる次女が母に寄り添う姿に胸を打たれる。またアリスも、彼女が娘であることが分からなくなっても、尊厳を守ろうとする姿は涙なしでは見られない。映像の終盤にアリスが「苦しんではいません。闘っているのです。かけがえのない瞬間を私は生きています」と語るシーンには、たとえ病に冒されても、いまを必死に生きる強い想いが込められている。予告映像だけでも胸が苦しくなる迫真の演技は、各賞を総なめにしたジュリアンの真骨頂だ。今回は、その胸に響く演技を魅せてくれたジュリアンから、日本のファンに向けてコメントが届いた。「私は日本が大好きなの。とても美しくて、アーティスティックで、素晴らしい日本を心から愛しています。『アリスのままで』を観てくれる方々に対して、“ありがとう”と言いたいわ」。誰の身にも起こり得る病に向き合ったアリスの姿は、これからの生き方を見つめ直す機会をくれる、人生の中の大切な作品となりそうだ。『アリスのままで』は6月27日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月16日今年のオスカー主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアが出演するトルコの観光キャンペーンCMがお蔵入りすることになったようだ。『アリスのままで』で第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞したジュリアンは昨年、トルコ政府観光局による観光CMへの出演依頼を引き受け、撮影を済ませた。飛行機で旅行中の彼女が、子どもの頃にトルコを旅行したときのことを思い出すという設定だったが、仕上がりに観光局が満足しなかったという。オスカー女優の演技を観光局側は「下手」と判断したのだ。観光局側は撮り直しを求めたが、ロサンゼルスでの撮影にも関わらず、ジュリアンがこれを拒んだため、撮影したものを放送しないことに決めたと地元紙「Hurriyet Daily News」が伝えている。観光局の関係者によると、今回のキャンペーンCMには、ジュリアン以外にも30人以上の俳優が参加し、すでに撮影を終えている。ジュリアン側もトルコ観光局側も、この件についてコメントを出していない。(text:Yuki Tominaga)
2015年04月02日マルチメディアアーティストのジュリアン・クリンスウィックス(Julian Klincewicz)が4月3日から7日まで、初の海外個展となる「Yum」を表参道のギャラリー「ロケット(ROCKET)」で開催する。シカゴ出身のジュリアンは、コラージュを用いた作品を得意とする19歳のマルチアーティスト。自身が撮影した写真や古雑誌を用いて、どこか懐かしさを感じるアートを発表。映像作品でも、やはりコラージュのような編集を用いている。また、モデルやミュージシャン、スケーターとしても活動しており、最近では自身のアパレルブランド「ミモザ・ブティカ」を設立。「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」がサポートするロシア人若手デザイナー、ゴーシャ・ルブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)の15-16AWコレクションでは、バックステージ映像も手掛けた。会場では、新作を含めた映像7作品の上映に加え、10点のコラージュ作品や詩の手書き原稿などを展示。更に、ある一家の思い出の品が入った箱にインスピレーションを受けた詩集と、詩集に着想を得たコラージュによるジン(zine)、映像の音源が入ったカセットの3点を詰めた「Yum」(5,000円)を限定販売する。50点限定となる同セットは、一つひとつがコラージュが施された黒いビニールバックに入れられた。初日にはジュリアンが在廊し、コラージュワークショップを開催。更に、オープニングパーティーが開催される。【イベント情報】Yum会場:ロケット住所:東京都渋谷区神宮前6-9-6会期:4月3日から7日まで時間:12:00から20:00まで料金:無料
2015年03月25日先日、第87回アカデミー賞にてジュリアン・ムーアに「主演女優賞」をもたらした『アリスのままで』の共同監督リチャード・グラッツァーが、現地時間3月10日、ALS(筋委縮性側索硬化症)のために亡くなっていたことが分かった。63才だった。本作は、若年性アルツハイマーに冒された言語学者であり、妻、そして母である女性アリスを主人公にしたリサ・ジェノヴァによる同名原作小説を、グラッツァー監督とパートナーのウォッシュ・ウェストモアランド監督が脚色し、映画化。少しずつ記憶や知識が抜け落ちていくアリスを熱演したジュリアンは、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)、英国アカデミー賞から女性映画批評家協会賞まで、本年度の賞レースにおいて「主演女優賞」をほぼ総ナメにした。グラッツァー監督は1952年1月28日に生まれ、ロングアイランドで育ち、ヴァージニア大学を卒業。ウェストモアランド監督と共同で、サンダンス映画祭で「グランプリ(審査員大賞)」「観客賞」のW受賞を果たした『Quinceanera』(06/原題)、トロント国際映画祭で称賛されたケビン・クライン、ダコタ・ファニング共演のアクション俳優エロール・フリンの伝記映画『The Last of Robin Hood』(13/原題)などの脚本・監督を手掛けてきた。2011年、本作の企画立ち上げの後にALSと診断されてからも、懸命に製作に取り組み、現場ではi-Padを使ってスタッフやキャストへの指示を出しながら撮影を行っていたという。本作は、若年性アルツハイマー病を患うアリスを自分自身に置き換えながら描いた渾身作であり、ジュリアンもオスカーの受賞スピーチで、授賞式直前に急きょ入院した監督について言及していた。配給会社のソニークラシックの共同経営者マイケル・ベーカー、トム・バーナード両氏は、「たぐいまれな才能を持つ彼と共に働き、彼を知る全ての人にとって、大いなる喪失だ」とコメント。また、公私にわたるパートナーであったウェストモアランド監督は「非常にショックを受けている。リッチと私はソウルメイトであり、共同製作者であり、親友であり、私の人生でもあった」と語り、「この4年間、彼のALSとの闘いを見守り、私だけではなく、彼を知る全ての人がその品位と勇気に刺激を受けた。この苦しいときの中、『アリスのままで』を世界に送り出す機会を得たことは、安らぎでもあった。彼はこの映画に全身全霊をかけて打ち込み、こんなにもたくさんの人々を感動させたことは彼にとって喜びだったと思う」と、悲しみのコメントを発表。ジュリアンも自身のTwitterを更新、監督について語ったNYタイムズの記事とともに「i love you richard.」という言葉を寄せている。(text:cinemacafe.net)
2015年03月12日『アリスのままで』(6月27日公開)で若年性アルツハイマーと宣告された言語学者役を熱演し、本年度アカデミー賞「主演女優賞」を見事受賞したジュリアン・ ムーア。このほど、本作の初の映像となる特報と、メインビジュアルが解禁となった。50歳の誕生日を迎えたばかり、言語学者としてニューヨークのコロンビア大学で教鞭を執るアリス(ジュリアン・ムーア)。高名な医師である夫ジョン(アレック・ボールドウィン)は変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナ(ケイト・ボスワース)と医学院生の長男トム(ハンター・パリッシュ)には何の不満もない。唯一の心配は、誕生日にも顔を見せない、ロスで女優を目指す次女のリディア(クリステン・スチュワート)。だが、そんなアリスは、頻繁に物忘れを起こし、ジョギングの途中で道に迷うようになり、診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病を宣告される…。これまで「主演」「助演」併せて4度もアカデミー賞にノミネートされながらも涙をのんでいたジュリアンだが、本作での圧倒的な演技で、批評家からの絶賛と多大な支持を受けてゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞ほか前哨戦も席巻、先日、満を持してついに念願のオスカー女優の称号を手に入れた。ジュリアンは、昨年『マップ・トゥ・ザ・スターズ』でカンヌ国際映画祭の「女優賞」も受賞しており、ベルリン国際映画祭(『めぐりあう時間たち』)、ヴェネチア国際映画祭(『エデンより彼方へ』)と併せ、これで主要映画賞&世界3大映画祭の「主演女優賞」を制覇した史上初の女優となった。喜びのオスカーの受賞スピーチで、ジュリアンは、「この映画を通じてアルツハイマー病に光を当てることができて、とてもうれしいです。この病気を患う多くの人たちが孤独感を感じ、取り残されていると感じています。そしてこの映画によって素晴らしいことが伝えられました。それは、あなたは1人ではないということを示せたということです。アルツハイマーの人たちのことを知り、早く治療できる方法が見つかればと考えています」とコメント。同じ病いを抱える人たちを勇気づけながら、さらに家族とともに本作での共演者にも感謝の言葉を述べていた。先立って、ジュリアンは「クリステンとの共演は素晴らしかった。彼女のことが大好きです!ウマが合う人と合わない人っているじゃないですか。プロだから、どちらでもきちんと付き合いますが、ウマが合う人との仕事は、ボーナスです。仕事がとてもやりやすくなるんです!」と、次女役のクリステンを絶賛。また、夫役のアレック・ボールドウィンは「私が推薦しました」という。『30 ROCK/サーティー・ロック』での共演以来、コメディの企画に彼を誘っていたが、シリアスもので大役ではないにもかかわらず、本作の脚本を送ると「すぐに『OK』の回答が来た」そうで、気心知れた“夫婦”であったことも明かしている。『アリスのままで』は6月27日(土)は新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月02日第87回アカデミー賞授賞式が23日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが主演女優賞を獲得した。『アリスのままで』は、50歳にして若年性アルツハイマーと診断されたアリスを主人公とする物語。彼女の苦悩や葛藤や、家族との絆を描いている。主人公アリスを熱演したジュリアン・ムーアは、授賞式の檀上で「ありがとうございます!」と涙。「先日、オスカーに輝くと5年間寿命が延びると読みました。そうであればアカデミーに感謝します。夫は年下だからです」を笑いを交えて感謝の気持ちを伝えた。そして、家族やマネージャー、作品に関わった人たちにも感謝し、「本当に幸せです」と喜びを爆発させた。また、「これでアルツハイマーについてもっと知っていただければと思います。多くの人たちが孤立感を感じていますが、映画によってあり方を示すことができました。1人ではないということを伝えることができました」と熱く語り、「早く治療できるように、治癒できるように」と願った。今回、主演女優賞にノミネートされていた候補者は、ほかに、『サンドラの週末』のマリオン・コティヤール、『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズ、『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイク、『ワイルド(原題)』のリース・ウィザースプーンの4人。なお、WOWOWでは23日21:00から同授賞式の様子を再放送する。(C)2014 BSM Studio. All Rights Reserved.
2015年02月23日第87回アカデミー賞授賞式が2月23日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが「主演女優賞」を受賞した。過去、同賞に2回ノミネートされたムーアが、3度目の正直で初の栄冠を勝ち取った。意外とも言える初のオスカー獲得だ。ムーアは『ことの終わり』(’99)、『エデンより彼方に』(’02)で2度にわたり主演女優賞候補になった実力派女優(ちなみに助演女優賞にも2度ノミネートされている)。すでにヴェネツィア、ベルリン、カンヌという世界3大国際映画祭で女優賞に輝くという快挙も達成しており、オスカー候補に挙がるたび「今年の最有力」と注目を浴び続けてきた。そんなムーアに初のオスカー像をもたらした『アリスのままで』は、50歳で若年性アルツハイマー病を発症した主人公・アリスが、薄れゆく記憶のなかで懸命に戦う姿を描いた感動ドラマ。過酷な運命と向き合いながら、最後までありのままで生き抜こうとするアリス=ムーアの熱演は、オスカー前哨戦であるゴールデン・グローブ賞をはじめ、すでに20近い主演女優賞を獲得していた。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日ハリウッド随一の演技派女優ながら、アカデミー賞では無冠だったジュリアン・ムーア。これまで、本年度ゴールデン・グローブ賞<ドラマ部門>、全米映画俳優組合賞、女性映画批評家協会賞、英国アカデミー賞など18冠を獲得し、自身5度目のノミネートで念願のオスカーが確実視されている主演作『アリスのままで』の日本公開が、6月27日(土)に決定。場面写真とともに、若年性アルツハイマーを発症した女性という難役に挑んだジュリアンからコメントが到着した。50歳の誕生日を迎えたアリス(ジュリアン・ムーア)は、まさに人生の充実期を迎えていた。高名な言語学者としてニューヨークのコロンビア大学で教鞭を執り、医師である夫ジョン(アレック・ボールドウィン)は変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナ(ケイト・ボスワース)と医学院生の長男トム(ハンター・パリッシュ)には何の不満もない。唯一の心配は、誕生日にも顔を見せない、ロスで女優を目指す次女のリディア(クリステン・スチュワート)だけ。だが、そんなアリスは、頻繁に物忘れを起こし、ジョギングの途中で道に迷うようになり、診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病と宣告される。その日から、彼女の避けられない運命との闘いが始まった…。デヴィッド・クローネンバーグ監督の『マップ・トゥ・ザ・スターズ』でカンヌを席巻し、本作の演技で賞レースを総ナメにしているジュリアンを取り囲む家族には、『ブルージャスミン』のアレック・ボールドウィン。長女アナには『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワース。また、エリート一家の “異分子”ともいえる次女リディアを演じた『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートは、反発していた母親と初めて向き合い、彼女の尊厳を守ろうとする娘を好演する。原作は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーランキングに40週間にもわたってランクインし、世界各国で25の言語に翻訳されたリサ・ジェノヴァの「アリスのままで」。監督はリチャード・グラッツァーとウォッシュ・ウェストモアランド。自身もALS(筋委縮性側索硬化症)と闘病中のグラッツァーは、誰のせいでもない苦しみと、その中にもなお喜びを見出そうとするアリスの心境を細やかに表現し、物語にリアリティを持たせている。ジュリアンは、本作について「発症した本人の目線で主にストーリーが展開していくユニークな作品。アリス自身の経験を描くので、かなりいろいろとリサーチをしました」とその役作りを語る。「アルツハイマー協会の代表や、医者、研究者を始め、アルツハイマー病と診断されたばかりの40代や50代の女性とも話しました。ケア施設にも行きました。すべての段階の人の話を聞きたかったんです」。「劇中、娘のリディア(クリステン)がアリスに『どんな感じか教えて?』というシーンがありますが、アリスの答えのセリフは、そうした実際の患者から聞いた言葉を使っています」と語り、自身で見聞きした経験をアリスの姿に見事に昇華させていったことを明かした。最後には自分の名前すら思い出せなくなっても、瞬間、瞬間を精いっぱい生きることの尊さ、そして家族の絆を伝えてくれる深い感動の物語。本作でジュリアンが初受賞となるか、注目していて。『アリスのままで』は6月27日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月21日女優ジュリアン・ムーアは神を信じておらず、その代わりにセラピストと自分自身を信じているのだという。ジュリアンは「The Hollywood Reporter」のインタビューで自らの人生観について「自分が自分自身の物語の中心で、自分で人生をつくっていけるのだというのは素晴らしい考えだわ」「私は完全にそう信じているの。私はすごく幸運だったとは思うけど、それは全て自分でつくってきたのよ」と語った。またそのような考え方から、ジュリアンは神の存在を信じていないのだという。そう思うようになったきっかけは5年前に彼女の母が亡くなったときであり、「神は居ないのだと悟った」「どうしてそんなことが起こるのか分からなかった」と、母を失ったときの深い苦しみを語っている。最愛の母の死以降、ジュリアンは自身のセラピストとの対話で自身の安定を取り戻した。セラピストに自分の“内側”に目を向けるようアドバイスされ、キャリアと同じく私生活も自分自身の力でつくっていく方法を学んだのだという。(text:cinemacafe.net)
2015年01月30日東京都・谷中のSCAI THE BATHHUOSEでは、デフォルメしたポートレート作品などで知られるアーティスト、ジュリアン・オピーの新作個展「Street Portraits」を開催している。開催期間は12月20日まで(日月祝は休廊)、開場時間は12:00~18:00。入場無料。「Street Portraits」と題された同展は、オピーが暮らすロンドンの雑踏の光景に加え、東京の賑わうストリートで無作為に撮影された人々の顔を題材にした新たなポートレイトのシリーズを、絵画、彫刻、映像作品として展開している。今回の新作についてオピーは、「制作スタジオから外界を見渡して、いま世界がいったいどんな気分なのかを描写する現代の言語を探しています。これらの作品は、ロンドンと東京、二都市の街頭で集めたイメージを、LEDやビニール、アクリルをなど商業的なメインストリートでみられる画像生成技術と組み合わせて作りました。それは、原始時代から行われてきた人間の描写方法(顔のイメージを一瞬とめて記録するポートレイト)を、刻石やモザイク画、油彩ではなく現在の素材をつかって、そして象形文字からオールド・マスター、浮世絵、マンガまでに至るアート言語から抽出したかたちなのです」と説明している。なお、ジュリアン・オピーは1958年ロンドン生まれのアーティスト。1980年代初期に芸術活動をスタートし、ユーモアと批評性をあわせもった彫刻作品でイギリスのアートシーンの寵児として注目されるようになる。90年代以降に制作された、BLURのメンバーの顔を単純化したアートワークや、街角で目にするサインやピクトグラムを想起させる人物像のシリーズなどで知られている。また、広重の風景画や歌麿の人物像を敬愛するオピーは日本にも関わりが深く、日本の風景を描いた作品が東京国立近代美術館に収蔵されているほか、電通本社の「歩く人」の彫刻、2008年の水戸芸術館での大規模個展などを通して、日本にもファンが多い。
2014年11月27日ジュリアン・ムーアとエレン・ペイジが主演を務めるレズビアン映画『Freeheld』(原題)の撮影が、ニューヨークのカトリック系高校に断られていたことを「US Weekly」が明らかにした。『Freeheld』はアカデミー賞の短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した同名のドキュメンタリーをもとにピーター・ソレット監督が制作した映画で、同性愛者の権利を求めるカップルの姿を描いた社会派ドラマだ。この映画のシーンの撮影のため、スタッフはカトリック系の高校に使用許可を取ろうとした。初めは学校側もこころよく同意したのだが、映画のテーマ(=同性愛)について知った途端に許可を取り消してしまったという。同映画のプロデューサーであるマイケル・シャンバーグ氏は「彼らの“ノー”という権利を尊重するよ」「だけど悲しい」と、やりきれない心中を吐露している。また同氏は「The Hollywood Reporter」に、その学校が過去にミュージック・ビデオやテレビCMの撮影に対しては許可を出していたとも語った。「(学校側は)内容を知ったから断ったんだ」「この映画は同性婚の話ではない、結婚をしようとする女性の話でもない。勇敢だった女性の尊厳を伝えるためのものだ。この映画のテーマは、フランシスコ法王が昨日、教会が同性愛者を受け入れるべきだと提案したもの(と同じ)だと思っている」。(※ローマ教皇であるフランシスコ法王は、今月13日にローマ・カトリック教会の同性愛者受け入れを提起した)同性愛者であることをすでに告白しているエレン・ペイジは学校側の拒絶に対し、Twitterを通して次のような明確な態度を打ち出している。「宗教を使って偏見が正当化されるのは悲しいことです。学校のLGBT(※)の生徒に私のサポートを送ります、(彼らが)受け入れられますように」(※LGBT…ゲイやレズビアンなどセクシャル・マイノリティーの人々の総称)『Freeheld』が映画の中のみならず、現実の撮影でも偏見と闘わなくてはならなかったという事実は多くの課題を提起している。様々なメッセージが含まれると予想される映画『Freeheld』は2015年に本国で公開予定だ。(text:cinemacafe.net)
2014年10月24日リーアム・ニーソン主演の新作映画『フライト・ゲーム』にジュリアン・ムーアが出演している。飛行中の航空機の中で繰り広げられる“連続殺人”を描いたアクション大作で、ムーアは主人公と行動を共にする乗客ジェン・サマーズを演じているが、彼女は事件の容疑者のひとりでもある。果たしてジェンは何者なのか? ムーアは彼女をどう演じたのか? 国際電話で話を聞いた。その他の写真本作でニーソンが演じるのは、警備のために乗客を装って飛行機に乗り込む保安官のビル。離陸後、「1億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」という脅迫メールを受け取ったビルは、自身にも疑惑がかけられる中、偶然に隣の席に座ったサマーズらの協力を得て146人の乗客の中から犯人を見つけ出すべく奔走する。ムーアが演じるジェンは、ビルと隣の席になったことで彼の捜査に協力をするが、彼女がどんな人物なのか物語の冒頭では明かされない。ムーアは「それこそが演じていて本当に楽しい部分でした!」と声を弾ませる。「実生活でも、人は自分の明かしたい部分しか見せないですよね? 飛行機で隣同士になっても、プライバシーを保ちたいから自分の言いたいことだけを言うし、何かを言っても実は嘘かもしれない。このようなミステリアスな作品では、何か演じることで観客はその“意味”を推察してくれます。だから本当に演じがいのある役でした」本作は完全密室内で起こった連続殺人のトリックや息詰まるアクションを描きながら、同時に、キャラクターたちの感情のやりとりも見事に描いている。「それこそがこの映画の重要なポイントです。例えば、ジェンは明確な理由がないのに、ビルを信用します。でも人間というのはミステリアスなもので、なぜ人に惹かれたり、信用したりするのかわからないわけです。この映画ではロジカルなミステリーと、人間の感情の不思議な部分をうまくミックスして描いている点がとても素晴らしいと思います」。ジェンはビルは本当に “仲間”なのか?ふたりは本当に事件の犯人ではないのか? 次々に犠牲者が出る緊迫したサスペンスを描いた本作は、ニーソンやムーアら演技派俳優たちの繊細な演技と駆け引きも楽しめる1作に仕上がっている。『フライト・ゲーム』9月6日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2014年09月04日新作映画の撮影で留守中を狙われる先日、エミー賞でミニシリーズ・映画部門の主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーア。華やかな喜びの陰で、なんと12万7000ドル(日本円にして約1000万円)相当の宝石を盗まれるという大変な被害に遭っていたことが分かった。年を重ねてなお美しく輝き続ける女優の代表的存在でもある彼女。オフブロードウェイやテレビでの活躍から、映画女優へと進み、インディペンデント映画から大作映画まで、数々の名作で、豊かな演技をみせている。現在も新作映画に携わっているようで、その撮影のため自宅を離れていた。それにあわせて、今年の6月6日から8月28日にかけ、改装工事を行っていたそうで、その間に盗難に遭ったとみられている。早期解決が望まれるニューヨーク・ポストなどが伝えるところによると、10個の宝石が盗まれたそうで、そのうち7個はCartier(カルティエ)のものといい、プラチナ・ダイヤモンド・テニス・ブレスレットや高級時計など、まさに名品といえる高価なものばかり。この被害で自宅に捜査は入っているものの、セキュリティーカメラなどもなく、犯人特定につながる証拠はまだ見つかっていないようだという。彼女の美しさを引き立てる、愛用の品々だったはず。一刻も早く事件が解決し、宝石もジュリアンのもとに戻ってほしいものだ。元の記事を読む
2012年10月06日