つい先日、マイケル・ムーア監督の初来日が発表された『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。11月24日(火)に「おカネってナニ?働くってナニ?映画の宣伝アイデア大募集」と題した本作の試写会が開催されるが、この場で映画の宣伝のためのアイディアを観客から大募集、最優秀賞受賞者には、ムーア監督に“逆”突撃取材する権利が贈呈されるという。本作の配給元のショウゲートは、「私たちでは考えつかないような面白いアイディアを募集しています。面白ければ本当に実現させたいと思っていますし、もし実現すれば、その方は映画業界から注目されるでしょうね。ショウゲートにスカウトするかもしれません!」とコメント。映画業界を目指す人にとっては願ってもないチャンスと言えそう。また、“お金”をテーマに日本社会をも覆う世界同時不況の原因にバッサリと斬り込んでいる本作だけに、現況に苦しむ人から意外な妙案が出てくるかも?優秀なアイディアを出した方には、ムーア監督のお株を奪う“突撃”方式で来日中の監督を逆取材できる権利をプレゼント!応募は、11月9日(月)より発行されているフリーペーパー「ジョブアイデム」、および総合求人サイト「e-aidem(イーアイデム)」から携帯電話もしくはハガキにて、11月13日(金)まで受付中。ハガキは必着、携帯でのご応募は12:00まで。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日(土)より全国にて公開。e-aidem■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!マイケル・ムーア『キャピタリズム』がN.Y.とL.A.限定公開で大ヒットスタートM・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品
2009年11月10日21日から開催されていた第13回ハリウッド映画祭の最終日である26日、ビバリーヒルズのビバリー・ヒルトン・ホテルでハリウッド・アワーズ・ガラ・セレモニーが開催された。毎年1月1日から12月31日までに公開された映画を対象に、そこで素晴らしい功績を残した人たちを対象に贈られる賞で、ロバート・デ・ニーロが『Everybody’s Fine』(原題)でハリウッド男優賞、ヒラリー・スワンクが『Amelia』(原題)でハリウッド女優賞に輝き、共演のユアン・マクレガーがプレゼンターに。監督賞は、イラク戦争に従軍した若い米軍兵士たちを描いた『ハート・ロッカー』(原題)のキャスリン・ビグロー。同作主演のジェレミー・レナーがハリウッド・ブレイクスルー男優賞に輝き、『スタンドアップ』で彼と共演したシャーリーズ・セロンがプレゼンターとして登場した。ブレイクスルー女優賞は『Wall Street 2』(原題)でマイケル・ダグラスの娘を演じるキャリー・ミュリガン。TVシリーズ「24TWENTY FOUR」シーズン4や『砂と霧の家』でアカデミー助演女優賞候補にもなったイラン出身のショーレー・アグダシュルー、『インフォーマント!』に出演しているメラニー・リンスキー、監督としても活躍し、ジェーン・カンピオン監督の『Bright Star』(原題)に出演しているポール・シュナイダー、そして『スター・トレック』でスポックを演じたザッカリー・クイントが、脚光を浴びつつある俳優に贈られるハリウッド・スポットライト賞に輝いた。ジュリアン・ムーアがハリウッド助演女優賞、『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツは共演のダイアン・クルーガーから助演男優賞を、ブラッドリー・クーパーがハリウッド・コメディ賞を受賞し、『All About Steve』(原題)で共演したサンドラ・ブロックがプレゼンターに、と縁ある俳優が栄誉を讃える形式でセレモニーは行われた。(text:Yuki Tominaga)ハリウッド女優賞に輝いたヒラリー・スワンク。© Retna UK/AFLO■関連作品:インフォーマント! 2009年12月、恵比寿ガーデンシネマ、梅田ガーデンシネマほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDハート・ロッカー (原題)■関連記事:ブラピがロサンゼルスでバイク走行中に転倒するも、ケガはなしブラピ&タランティーノ最強タッグ来日決定!アンジーとのツーショットは?ブランジェリーナ、双子を連れてシリアへ。イラク難民の家庭を訪問恋したい“大人”な俳優は誰?MTVオリジナルiTunesダウンロードカードを10名様プレゼントサミット開催のN.Y.で、マット・デイモンがクリントン元大統領主催の会議に登壇
2009年10月28日女性誌「ELLE」アメリカ版主催で、ハリウッドで活躍する女性を讃える「Women in Hollywood Tribute」の第16回表彰式が19日、ビバリーヒルズのフォー・シーズンズ・ホテルで開催され、アライアのセクシーなドレス姿のケイティ・ホームズをはじめ多くの女性セレブが一堂に会した。ハリウッドの映画産業に貢献した女性を表彰する「ロレアル・パリ・レジェンド賞」には、キャスティング・ディレクターのボニー・ティマーマンをはじめ、『ヴィクトリア女王世紀の愛』のエミリー・ブラント、ケイティ・ホームズ、ジュリアン・ムーア、ロビン・ライト・ペン、そしてレニー・ゼルウィガーが輝き、新人賞に当たる「カルヴァン・クライン・コレクション・スポットライト賞」を『アバター』のゾーイ・サルダナ、「ロレアル・パリ・レジェンド賞」をジュリー・アンドリュースが受賞した。会場には、ベニチオ・デル・トロや『パブリック・エネミーズ』のマイケル・マン監督、『パイレーツ・ロック』のビル・ナイ、アレック・ボールドウィンといったゲストたちも祝福に訪れ、華やかな雰囲気に包まれていた。(text:Yuki Tominaga)© Retna/AFLO■関連作品:パイレーツ・ロック 2009年10月24日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ、みゆき座ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. ヴィクトリア女王 世紀の愛 2009年12月、Bunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開© 2008 GK Films, LLC All Rights Reserved■関連記事:ジョニー・デップ、キース・リチャーズに「ロック不滅賞」を授賞【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開アンジェリーナ・ジョリー、C・セロンに代わってスリラー作のヒロインに?
2009年10月21日何かと物議をかもすマイケル・ムーアの最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』がニューヨークとロサンゼルス限定で9月23日(現地時間)より公開され、オープニングでの1館あたりの興行収入が約60,000ドルという大ヒットスタートを記録した。この数字はここ最近の同規模の作品『スラムドッグ$ミリオネア』の166%という数字で、ムーア監督の過去の作品と比べても『華氏911』の218%、『ボウリング・フォー・コロンバイン』の230%と並外れた数字であることが分かる。本作は100年に1度と言われる世界同時不況の原因をムーア流に追究する“マネー・エンターテイメント”。ウォール街で$マークの入った大袋を手に「僕たちのお金を返してもらいに来たよ!」というセルフと共にアポなし突撃取材を展開する。10月2日からは全米拡大公開を迎えるが、どこまで数字を伸ばせるか?そしてアメリカ以外の各国での反応は?日本では12月、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、さらに1月、全国にて公開。■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月、全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:M・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品マイケル・ムーア、次は恋愛映画に挑戦?GM破綻を受けアメリカの“経済”を斬る!
2009年10月02日新作を発表するごとに、その鋭い社会批評とユーモアで波紋を投げかけるマイケル・ムーア監督。昨年9月の「リーマン・ショック」に端を発したウォール街の金融危機と世界同時不況の真実に切り込んだ最新作『Capitalism: A Love Story』(原題)が第66回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門においてワールドプレミアとして世界で初めて上映された。上映中、様々な場面で拍手や大きな笑いがわき起こるなど、観客の反応はおおむね好意的。上映後には10分以上ものスタンディングオベーションが!ムーア監督は会場のバルコニーから身を乗り出し、満員の客席に向かって感謝の言葉を繰り返した。ヴェネチアのコンペ部門にドキュメンタリー作品が出品されるのは史上初の快挙。映画は、アメリカ型の市場原理主義経済の崩壊および、金融危機がアメリカに与えた壊滅的な影響を克明に描写。庶民の生活が苦しい中で企業救済のために公的資金が投入されることに対し、怒りを露わにするムーアが、お得意の突撃スタイルで「金を返してくれ!」とシティバンクやモルガンスタンレーといったウォール街の銀行に突入していく姿も。上映に先立っての公式会見で監督は「アメリカという国では民主主義が不当な扱いを受けていると思う。経済は人間の生活の大きな要素を占めるけれど、人々が自分の住む社会の経済の運営に対する発言権を持たないような社会を民主主義社会と呼ぶことはできない。僕は“アメリカン・ドリーム”という考えを、生活の全ての要素において適用するべきだと思う。投票所の中だけでなくてね」と舌鋒鋭くアメリカ型の経済を批判していた。コンペの結果発表は9月12日(土)。果たしてその結果やいかに?日本では先日の総選挙により、政権交代がなされることになったが、野党に転落した自民党の総裁、麻生首相も本作に登場しているとか…。『Capitalism: A Love Story』は10月2日より北米での公開をスタート。日本では12月の公開を予定している。© Kazuko Wakayama■関連作品:Capitalism: A Love Story(原題) 2009年12月公開© Front Street Productions, LLC.第66回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:ジョージ・クルーニー、恋人についての質問にCMのキメ台詞で切り返し!マット・デイモン、主演するソダーバーグ監督の新作を携えてヴェネチア映画祭に登場!ニコラス・ケイジ&エヴァ・メンデス、波紋を呼ぶ一作を引っさげヴェネチア入りM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定初コンペ出品の快挙!
2009年09月09日銃規制やイラク戦争、医療問題などアメリカにはびこる社会問題に独自の視点で切り込み、世界的な反響を呼んできた、ドキュメンタリー界の暴れん坊監督、マイケル・ムーア。そんな彼が“経済問題”をテーマに描いた最新作『Capitalism: A Love Story』(原題)が、9月に開催される第66回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門、ならびに2009年トロント国際映画祭特別上映に正式出品されることが決定。ヴェネチア国際映画祭のコンペ部門にドキュメンタリー作品が出品されるのは初の快挙となった。生まれ故郷の自動車工場が閉鎖され、失業者が増大したことを題材にした、監督デビュー作『ロジャー&ミー』(’89)で、独自のアポなし突撃取材を確立させたムーアだが、その最初のターゲットとなったGM(ゼネラル・モーターズ)が今年で破綻。徹底した批判・追究の精神を貫き通してきた彼は、この大不況がもたらした現実を受け、あらためて資本主義に則った巨大企業の支配力、そして利潤追求の姿勢に待ったをかける。既に完成前の作品を観た数少ない人の話によれば、「優秀なスタッフと働いているマイケル・ムーアは、いままさに絶好調だ!と断言できる」とのこと。アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞した『ボウリング・フォー・コロンバイン』(’02)、カンヌ国際映画祭を制した『華氏911』に続き、ヴェネチアの地で、自身5年ぶりの快挙となるか?『Capitalism: A Love Story』は12月、全国にて公開。■関連作品:Capitalism: A Love Story(原題) 2009年12月公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:マイケル・ムーア、次は恋愛映画に挑戦?GM破綻を受けアメリカの“経済”を斬る!
2009年07月31日『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』、『シッコ』など独自の突撃スタイルで社会問題に一石を投じ、作品ごとに注目を集めるマイケル・ムーア。アメリカの銃社会、イラク戦争、医療問題をテーマにしてきた彼の最新作が12月に日本公開されることが決定した。タイトルは『Capitalism: A Love Story』(原題)。100年に一度の大不況と言われるいま、ずばり“経済問題”をテーマに、原点に立ち返る。監督デビュー作『ロジャー&ミー』(’89)で、GM(ゼネラル・モーターズ)の会長に“アポなし突撃取材”を始めてから、ちょうど20年。そのGMが破綻したいま、ムーアは巨大になりすぎた企業による支配力と、利益ばかり追求する姿勢がアメリカ国民のみならず世界中の人々に、いかに壊滅的な影響を与えてきたかを鮮明に描き出す。企画が進行する中で、経済危機にフォーカスしていくムーア。今年2月には、ウォール街や金融業界で働く人々に向かって、「自ら名乗り出て、あなたが知っていることをみんなで共有しよう」、「ヒーローになって、アメリカの歴史最大の詐欺行為を暴露することに手を貸してほしい」と呼びかけた。また、タイトルにもあるように、なぜ“愛の物語(=A Love Story)”を作るに至ったのか?という疑問については、「そろそろ“恋愛映画”を作ろうと思ったんだ。完璧なデートムービーになるよ」と宣言するムーア。「全てが入っているんだ――“欲望”“情熱”“ロマンス”、そして“毎日解雇されている14,000の人々”。これは禁じられた愛であり、誰もその名前を口にしようとはしない。もう言ってしまえばいい、“それが資本主義”なんだ!」と声高に語っている。『Capitalism: A Love Story』(原題)は10月2日に全米公開。ちょうど米国上院がウォール街に7,000億ドルの緊急支援策を可決した日から数えてちょうど1年と1日後の公開となる。日本では12月に公開予定。■関連作品:Capitalism: A Love Story(原題) 2009年12月公開© Front Street Productions, LLC.
2009年07月10日