11月、全世界へ向けた東京発のイベントも記憶に新しいスカーレット・ヨハンソン主演、ビートたけし出演の『GHOST IN THE SHELL』が、邦題『ゴースト・イン・ザ・シェル』として2017年4月7日(金)に公開することが決定。あわせて、12月17日(土)より劇場(一部除く)にて上映される幕間映像が解禁となった。「私のお気に入りの作品」と公言するスティーブン・スピルバーグが、2009年に士郎正宗による原作の実写映画化権を獲得、以来、ドリームワークスで製作、パラマウント・ピクチャーズでの配給が決まっていた本作。ハリウッドでの実写映画化決定のニュースは世界中を駆け巡り、その動向は大きな注目を集めていた。10月には、パラマウント・ピクチャーズのYouTubeチャンネルにて10数秒の映像が数本公開され、わずか数週間で計770万回超の再生回数を記録。また、先日11月には全世界へ向けた特大規模のイベントが行われ、主演のスカーレットが監督を務めるルパート・サンダースと共に緊急来日、たけしさんも揃って登壇し、公の場で初めて作品が語られる様子を全世界が刮目した。イベントに併せて全世界同時解禁された予告映像は、2億回以上の再生回数を記録するなど大きな盛り上がりをみせ、作品に対する期待がさらに高まっている。今回、本作から解禁となった映像では、LEDライトの閃光が駆け抜け、撮影で実際に使われたコスチュームやコンセプトアートなどファン垂涎ものの展示が並び、作品の世界観を細部まで表現したエクスクルーシブ・イベントの様子が次々と映し出されていく。また、“草薙素子”に当たる主人公の少佐役を演じるスカーレットが「圧巻です」と語り、荒巻大輔役のたけしさんが「かなり凄いですよ」と豪語する姿も確認することができる。そのほかキャストには、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」で登場する天才ハッカー、笑い男ことクゼ役に、海外ドラマ「ボードウォーク・エンパイア欲望の街」や『ファニーゲームU.S.A』ほか、ミュージシャンとしても活躍するマイケル・ピット、少佐の片腕ともいえるバトー役には、『LUCY/ルーシー』でスカーレットと共演、『ある戦争』などに出演するデンマーク人俳優ピルー・アスベック、映画オリジナルキャラクターであるオウレイ博士役には、『ショコラ』『アクトレス ~女たちの舞台~』などで知られるフランスの名女優ジュリエット・ビノシュが名を連ねる本作。いまのところ、サイバーテロ組織との対峙、少佐の存在を揺るがす衝撃の展開が待ち受けるストーリーであることは明かされているものの、日本人キャストの桃井かおりや福島リラの役名など、いまだ多くがベールに包まれている。ついに実現するSFアクション超大作に、引き続き注目していて。『ゴースト・イン・ザ・シェル』は2017年4月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月16日マームとジプシー主宰/演劇作家の藤田貴大が演出を手掛ける舞台「ロミオとジュリエット」が、2016年12月10日(土)から21日(水)まで、東京芸術劇場プレイハウスで上演される。宿命的な出会いと短かく悲しい破局をむかえる話はあまりにも有名であり、様々な悲恋物語のモチーフとなっている作品「ロミオとジュリエット」。シェイクスピア没後400年を迎える2016年、気鋭の若手演劇作家の藤田貴大が、誰もが知る名作戯曲をまったく新しいオリジナルな切り口で現代に蘇らせ、これまで取り組んだことのない古典作品に挑む。キャストには、藤田作品にはおなじみの青柳いづみ、川崎ゆり子、吉田聡子らのほか、オーディションによって選出された12名の女性キャストが出演。1980年代を代表する伝説的なサブカルチャー雑誌「Olive」を支えてきたスタイリスト・大森伃佑子が手掛けるの衣装にも注目だ。【概要】「ロミオとジュリエット」作:ウィリアム・シェイクスピア翻訳:松岡和子上演台本・演出:藤田貴大会期:2016年12月10日(土)〜21日(水)※12/12、12/19は休演日時間:・12月10日(土)・11日(日) 18:00〜・12月13日(火)〜16日(金)、19日(月) 19:00〜・12月17日(土)・18日(日)※1 13:00〜・12月21日(水) 14:00〜※1=視覚障害者のための「舞台説明会」及び、聴覚障害者のための「ポータブル字幕機提供」実施(要事前申込)。会場:東京芸術劇場 プレイハウスチケット発売日:2016年10月15日(土)チケット料金(全席指定):S席5,500円(税込)、A席4,500円(税込)ほか※未就学児は入場できない。チケット取扱い:・東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570-010-296(休館日を除く 10:00〜19:00)URL: 携帯)ほか各種チケットサービス<スタッフ>音楽:石橋英子、須藤俊明、山本達久照明:富山貴之音響:田鹿充、角田里枝映像:召田実子衣裳:大森伃佑子演出助手:吉中詩織舞台監督:森山香緒梨宣伝美術:名久井直子宣伝イラスト:ヒグチユウコ衣裳装飾:YUKI FUJISAWA衣裳協力:DOUBLE MAISON/きものやまと<出演>青柳いづみ、あゆ子、石川路子、内堀律子、花衣、川崎ゆり子、菊池明明、小泉まき、後藤愛佳、西原ひよ、寺田みなみ、豊田エリー、中神円、中村夏子、中村未来、丹羽咲絵、吉田聡子、石井亮介、尾野島慎太朗、中島広隆、波佐谷聡、船津健太、山本達久(ドラマー)【問い合わせ先】東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570-010-296(休館日を除く10:00〜19:00)
2016年11月15日士郎正宗・原作の「攻殻機動隊」をハリウッドが実写映画化する『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』。そのエクスクルーシブ・イベントが11月13日(日)、東京都内にて行われ、主演のスカーレット・ヨハンソンをはじめ、共演のビートたけし、ルパート・サンダース監督らが出席。2分超えの予告編映像もお披露目された。近未来を舞台に、エリート捜査組織公安9課と、ハンカ・ロボティックスによるテクノロジーを狙うサイバーテロ組織との戦いを描くSFアクションとなる本作。スカーレットが演じるのは、原作の草薙素子にあたる、脳以外は全身が義体の主人公・少佐、そして、たけしさんは公安9課の創設者である荒巻大輔役。さらに、桃井かおり、福島リラなども出演する。今回のエクスクルーシブ・イベントには、LEDライトの閃光が駆け抜ける中、撮影で実際に使われたコスチュームやコンセプトアートなどファン垂涎ものの展示がずらり、作品の世界観が細部まで表現された会場に、世界中からファンたちが大集結した。日本発の全世界向けローンチイベントだけあって、会場全体が期待感と緊張感が入り混じる中、押井守監督『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』に続き、本作でも音楽を担当する川井憲次によるライブアクトによりイベントが幕開け!「攻殻機動隊」の世界観らしい近未来感と、和太鼓など日本の伝統楽器をハイブリッドさせた圧巻のパフォーマンスに、会場は大熱狂の渦に包まれた。そんな中、本作でメガホンをとるサンダース監督が大歓声で迎えられながら登壇。この一大シリーズを生み出した日本へのリスペクトを込めて、「まず何よりこの作品が生まれた日本に来たかった。日本のクリエイターたちが始めたもので、私たちが次のチャプターを開く役目だから、彼らに誇りをもって自分たちの作品を紹介したいと思ったんだ」とコメントし、本作を「リメイクではなく、リイマジニング」と紹介した。さらに、「クレイジーで極端な近未来を描いているけど、1人のキャラクターが自身を発見する旅なんだ。人間の脳が組み込まれたアンドロイドである主人公が、自分が誰であるのかを探そうとしている。サイバーパンクの世界観はキープしつつ、主人公の内面を描いたよ。実写化にあたって、トーン、調子にこだわったんだ。マンガ、アニメを実写化するのはトリッキーで難しい部分があるものなんだけど、非常に原作に強さがあるし、キャスティング、ロケーション、デザインを一から作り上げて、違和感なく信じられるようにしたんだ」と、見どころに言及した。今回は、スカーレットやたけしさんら、錚々たる面々が顔をそろえたキャスティングも話題を呼んでいるが、「スカーレットは女優として20年の経験があるし、サイバーパンクの世界観にもぴったりな容姿を持ち合わせている。キャリアを見ても、彼女の姿勢とタフさは素晴らしいし、人間の思考を持つアンドロイドという、機械を通す細かいニュアンスもしっかり表現できる類まれな役者だ。自身が誰なのか、善なのか悪なのか、葛藤をきっちり体現してくれた」とべた褒め。「ビートたけしという俳優も、もともと知っていたんだ。『HANABI』『ソナチネ』『アウトレイジ』ももちろんね。私のフィルムメイカーとしての成長にそれらの作品は欠かせないし、この作品へのアプローチとして荒巻役には彼以外考えられなかった。世界中おいかけて、やっと捕まえることができたんだ(笑)。素晴らしい演技をしてくれて、この作品が日本から発信したということにおいても強みになってくれた」と語り、「2人をはじめスタッフみんなは、地球の反対の小さな島で絆を固くして戦った戦友さ。素晴らしい撮影が出来たよ」と称賛しきり。そんな監督の言葉に会場も一段と熱くなる中、本編中の出演シーンがスクリーンに映し出されながら、荒巻役のたけしさんが登壇し、「こんにちは。渡辺謙です(笑)」とおどけて挨拶。会場をさらに沸かせた。たけしさんは、「昔はアニメというものをバカにしていました。AIの存在感が突出していく割に刀で切ったりとか不思議なことも多かったんですが、この作品はようやく、いまの時代らしく、違和感なくはまっていると思います」とコメント。「英語は嫌だと言ったら日本語で良いとなり、セリフ覚えが悪いとか字が読めないとかいろいろと難癖をつけていて(笑)、しまいには、スカーレット・ヨハンソンが俺のカンペを持っていた(笑)。あれを写真に撮りたかった!」と、驚きのエピソードも披露してくれた。続いて、こちらも出演シーンの一部がスクリーンに映し出されながら、正真正銘のハリウッドNo.1女優スカーレット・ヨハンソンが満を持して姿を現すと、会場の興奮はMAXに!出演映画では14年ぶりの来日となったスカーレットは、日本への愛着を語り「本当に日本が大好きよ。前回は17歳のときだけど、馴染みを感じられたわ」と声を弾ませた。本作には並々ならぬ想いを持って臨んだようで、「(少佐役は)いまの自分のなかに影=GHOSTを感じている人だから、多くの側面を演じられることが魅力的だったの。演じるために肉体的にもたくさんトレーニングしたわ。マーベル作品をやっている経験も役に立ったし、武器の使い方も覚えたのよ」と語る。さらに、「たけしさんとも仕事をすることになって、これだけ偉大な方と仕事をするときは一歩下がって彼の仕事を観察していたわ。日本語と英語という差があっても、演技というのは”人間”であることなの。内面が大事だし、感情のつながりなのよね。荒巻の存在感を感じたし、言葉は違っても多くの感情をわかちあって、同じ映画言語で、つまり同じ言葉で話している気持ちだったのよ。とても感動的な体験だったわ」と、たけしさんとの共演を感慨を込めてふり返った。最後に、たけしさんは「映像がかなりすごいです。悔しいくらいにお金がかかってます(笑)。私の映画だと100本出来そうなくらいで、これこそがハリウッドということ。デザイナーをはじめスタッフの凄さに、改めて総合芸術だと感じましたし、参加できたことが本当に光栄です」とコメント。スカーレットも世界中のファンに向けて、「特別な想いを込めた作品よ。非日常で独特な素晴らしい世界の設定で、視覚的にもアクション満載で圧倒されるし、生まれ変われる成長の物語でもあるの。私が主人公に強く共感を得たように、みなさんにも世界に入り込んで共感して欲しいと思っているわ」と呼びかけた。この日、お披露目された予告編では、圧倒的な肉体美でバトルを繰り広げるスカーレットの姿や、銃をぶっ放すたけしさん、オウレイ博士役のジュリエット・ビノシュ、バトー役のピルー・アスベックらの姿も確認でき、さらに期待が高まる映像となっている。『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』は2017年4月、全国にて公開予定。2017年3月31日、全米公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月14日スカーレット・ヨハンソンが、心理スリラー『Tangerine』に主演することになった。まだ出版されていない小説の映画化で、ジョージ・クルーニーもプロデューサーに名を連ねる。出版社は先週決まったばかりだ。その他の情報著者はクリスティーン・マンガンという名の新人作家で、今作でデビューを飾る。1950年代のモロッコを舞台にした物語という以外、内容はわかっていない。監督は決まっていない。ヨハンソンの最新作は、声の出演をした『ジャングル・ブック』。次回作は、実写版『攻殻機動隊』。監督は『スノーホワイト』のルパート・サンダース、共演はビートたけし、桃井かおり、ジュリエット・ビノシュら。また、コメディ『Rock That Body』の撮影も終了している。共演はケイト・マッキノン、デミ・ムーア。文:猿渡由紀
2016年11月14日ハリウッドで実写化される映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』が2017年4月7日(金)より世界で順次上映予定。ハリウッド版実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』を紹介あらすじ・ストーリー近未来、脳以外は全身義体の世界最強の少佐(スカーレット・ヨハンソン)は唯一無二の存在。悲惨な事故から命を助けられ、世界を脅かすサイバーテロリストを阻止するために完璧な戦士として生まれ変わった。テロ犯罪は脳をハッキングし操作するという驚異的レベルに到達し、少佐を中心に上司の荒巻(ビートたけし)やバトー(ピルー・アスベック)らエリート捜査組織・公安9課はサイバーテロ組織と対峙する。しかし、捜査を進めていくと、少佐は自分の記憶が操作されていたことに気づく。自分の命は救われたのではなく、奪われたのだと。―本当の自分とは??犯人を突き止め、世界は守れるのか?他に犠牲者を出さないためにも少佐は手段を選ばない。少佐を演じたスカーレット・ヨハンソンは、脳が組み込まれた全身義体という人間とかけ離れた存在を演じることは簡単ではなかったようで「少佐の自己発見の物語でもあります。今まで経験したことのないものです」と説明。さらに、「彼女(少佐)のアイデンティティの探求や、自分の出自をめぐる真実を知りたいという欲求について、ルパート(監督)と私は会話を重ねてきました。このキャラクターは、自分に与えられた人生と、自分で選び取る人生の両方があると考えるようになります。それがこの映画に参加したいと思った本当の理由。この映画には新しい感覚があると思います」と語る。予告動画初公開となるシーン満載の予告動画では、スカーレット・ヨハンソン演じる少佐が敵らしき人物に渾身の一撃を食らわせる姿や、シリーズファンにはおなじみの多脚戦車による激しい銃撃シーン。そして「奴らは命を救ったんじゃない。奪ったんだ。」と言い放つクゼと思われる人物により、少佐の顔のパーツが外される衝撃的なシーンも。待望のSFアクション大作に期待が高まる。見事な映像技術で再現された少佐の光学迷彩シーン見どころの一つとして忘れられないのは、VFXのレベルの高さ。それが顕著に現れたのは、やはり光学迷彩シーンのアクションだろう。攻殻機動隊シリーズが描く近未来の世界観を象徴する名シーンなので、ぜひ劇場で確かめたい。キャスト・スタッフ主人公の少佐=草薙素子を『アベンジャーズ』や『LUCY/ ルーシー』のスカーレット・ヨハンソンが演じる。黒髪で原作風の髪型になったスカーレット・ヨハンソン。米経済誌フォーブスが発表した「2016年最も稼いだ俳優ランキング」で堂々首位となり、名実ともに世界トップのハリウッドスターだ。少佐の上司である荒巻大輔役はビートたけし、少佐の片腕ともいえるバトー役はピロウ・アスベックが演じる。さらに、アニメ「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」において、同作品の中で重要な役割を担うクゼ役にはミュージシャンとしても活躍するマイケル・ピット、映画オリジナルキャラクターであるオウレイ博士役は、『ショコラ』で知られるフランス女優ジュリエット・ビノシュが演じる。監督のルパート・サンダースは『ゴースト・イン・ザ・シェル』について次のように話した。「作品を観るときっと感情的になると思います。アクション満載でクレイジーで極端な近未来を描いているのですが、中心となるのは”自分が誰であるのか?”を探そうとする旅。主人公は人間の脳が組み込まれたアンドロイド。サイバーパンクの世界観を描きつつも、主人公の内面を描いています」「非常に原作に強さがあるし、マンガ、アニメを実写化するのは難しい。それでも実写化にあたって、キャスティング、ロケーション、デザインを一から作り上げて、色彩にも拘りました。違和感のない世界観に仕上げたつもりです」ホンダの大型二輪車「NM4」も劇中に登場ホンダ(Honda)のNM4は「近未来」と「COOL」をテーマとして開発され、2014年4月に発売された。今回、NM4のコンセプトとそのスタイリングが『ゴースト・イン・ザ・シェル』の世界観に合致したことで、車両提供が実現。ホンダは車両の他に、車両の新たなデザインスケッチについても提供。映画制作スタッフがスケッチをもとに撮影車両として製作し、主人公が乗車するヒーローバイクとして使用された。なお、劇中に登場するNM4をベースとした車両は「第33回大阪モーターサイクルショー2017」(3月18日(土)~20日(月・祝))、「第44回東京モーターサイクルショー」(3月24日(金)~26日(日))での展示を予定している。日本限定オリジナルポスタービジュアル公安9課のメンバーがズラリと顔を揃え、サイバーパンクの世界観が炸裂している「日本限定オリジナルポスタービジュアル」が公開された。サイバーパンクの代名詞とも言うべきオリジナルの世界観を見事に踏襲した近未来のビル群を背に、スカーレット・ヨハンソン演じる少佐、ビートたけし演じる少佐の上司である荒巻、ピルー・アスベック演じるバトーの他、人気キャラクターのトグサ、サイトーら公安9課のメンバーが集結し、それぞれが見据える先に強大な敵の存在を感じさせる視線が印象的なデザインに仕上がっている。作品情報『ゴースト・イン・ザ・シェル』公開時期:2017年4月7日(金)原作: 士郎正宗「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」原題:GHOST IN THE SHELL監督:ルパート・サンダース出演:スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、マイケル・ピット、ピルー・アスベック、チン・ハン、ジュリエット・ビノシュ(C)MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distribution Co. All rights Reserved.
2016年04月19日世界各国で上演されたフランス発のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が新キャストにより2017年1月から3月まで、東京、大阪で上演が決定した。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』公演情報本作は、2010年に宝塚歌劇団星組が大阪、博多で日本初演。その後、雪組、月組でも上演され、宝塚歌劇団においても大ヒット作品となった。2011年秋には、さきの宝塚歌劇団での上演を成功に導き、日本ミュージカル界を牽引する演出家、小池修一郎により、日本オリジナル本格ミュージカルバージョンを上演。2013年にも再演し、いずれも大ヒットを記録、16万人を動員した。主演のロミオ役は、『エリザベート』での皇太子ルドルフ役やミュージカル『黒執事』で主演を務めた古川雄大が、前回に引き続き出演する。一方Wキャストは、大河ドラマ『花燃ゆ』やNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演中の大野拓朗。ミュージカルへの出演は、2012 年の『エリザベート』以来5年ぶり初主演だ。ジュリエット役には、『虹のプレリュード』や『リボンの騎士』で主役経験のある乃木坂46の生田絵梨花。Wキャストはテレビ番組『全日本歌唱選手権 歌唱王2015』の決勝戦に佐賀県から出場した期待の新人・木下晴香が挑むなど、キャストを一新。新ロミオ、新ジュリエットに対し小池は、「古川雄大君は再挑戦ですが、大作への出演が続いているので、今回は自分なりのロミオ像を完成させてくれるでしょう。 大野拓朗君はミュージカル『エリザベート』の後、4年間、秘かに歌のレッスンを重ねてきたというミュージカルへの情熱がオーディションで感じられ、リベンジのチャンスを勝ち取りました。 生田絵梨花さんはトップアイドルにも関わらず、本格的な音楽の勉強を続けていて、ミュージカル女優としての開花に大いに期待しています。 木下晴香さんは、テレビの歌番組で見て高校生ながら突出した歌唱力と新鮮さに懸けました」とコメント。そのほか、ロミオの親友・ベンヴォーリオ役は馬場徹、矢崎広。マーキューシオ役は平間壮一、小野賢章。敵対するティボルト役には、渡辺大輔、広瀬友祐。死のダンサーには、大貫勇輔、宮尾俊太郎(Kバレエカンパニー)が出演する。若者の情熱と、その純粋さを操る“死”の妖しい美しさ、失われた世界に燃え上がるひとすじの恋を描いた、永遠の感動のミュージカルの新たな歴史が生まれるはず。開幕の日を楽しみに待ちたい。■ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』【東京公演】8月27日(土)チケット発売予定▼2017年1月15日(日)~2月14日(火)赤坂 ACTシアター[問]0570-077-039【大阪公演】10月チケット発売予定▼2017年2月22日(水)~3月5日(日)梅田芸術劇場メインホール[問]06-6377-3800
2016年04月08日『夏時間の庭』など日本でも人気の高いフランスの名匠オリヴィエ・アサイヤスの最新作は、ジュリエット・ビノシュと4作目のコラボ作となる映画『アクトレス~女たちの舞台~』。ハリウッドを代表する若手女優クリステン・スチュワートとクロエ・グレース・モレッツといった豪華女優陣との共演も話題となっている作品です。世界を股にかけて活躍している大女優のマリアは、忠実なマネージャーのヴァレンティンと二人三脚で仕事に取り組む日々を送っていた。そんなある日、20年前にマリアを女優として世間に知らしめた作品のリメイクへの出演を依頼される。しかし、オファーされたのはかつてマリアが演じた若き美女で主人公の役ではなく、そんな彼女に翻弄され、自滅してしまう中年女性の役の方だった。すでに主役には19歳の若手女優ジョアンが決定していることを告げられたマリアは、過去の役柄と真逆の人物を演じたくないと拒絶し、出演を躊躇してしまう。葛藤し続けるマリアとそんな彼女を献身的に支えるヴァレンティンの2人は、作品のタイトルでもある“マローヤのヘビ”と呼ばれる雲を見ることのできるスイスのシリス・マリアの山荘でセリフ合わせを始めることに……。言わずと知れたフランスを代表する女優ジュリエット・ビノシュはさすがの存在感と演技で圧倒。数年前からアサイヤス監督に「時間と対峙する女性の本質を掘り下げて欲しい」と話しており、満を持して本作が製作されたという。そんなビノシュに負けずとも劣らない演技を見せ、アメリカ人女優初となるセザール賞助演女優賞を受賞したのは、クリステン・スチュワート。それまでのアイドル女優のイメージを払拭し、ビノシュからも「天才」と称賛された演技は必見です。さらに、子役としても人気だったクロエ・グレース・モレッツがすっかり大人の色気で小悪魔的な魅力を見せており、こちらも目が離せません。そして、多くの女性たちの目を奪うのは、本作の製作費の一部も援助したという人気ブランド『シャネル』が提供しているドレスやジュエリー。今回はそれだけでなく、メイクアップも担当し、話題となっています。ぜひ、その女性らしいきらびやかな世界に浸ってください。スイスの大自然が見せる目を見張るような絶景を舞台に、浮き彫りにされるスター女優の光と影。女性が観るべき映画として、この秋オススメの一本です。女性はある意味、みんな“アクトレス”なのかもしれません。イベントデータ:『アクトレス~女たちの舞台~』公開表記:10月24日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次公開配給:トランスフォーマー(c) 2014 CG CINÉMA – PALLAS FILM – CAB PRODUCTIONS – VORTEX SUTRA – ARTE France Cinéma – ZDF/ARTE – ORANGE STUDIO – RTS RADIO TELEVISION SUISSE – SRG SSR
2015年10月27日女優として輝き続けるために、葛藤するマリア・エンダースの姿を通して、ひとりの女の壮絶な生き様を描いた『アクトレス~女たちの舞台~』。業界の裏話を盛り込みつつ、華やかなだけではない女優たちの素顔を映し出しています。演じることへの苦悩、歳をとること、若手の台頭といった恐怖にどう立ち向かうかも丁寧に描写していき、女優、女そして、もっと突き詰めて、人間の本質に迫っていくのです。女優である主人公マリアを通して、オリヴィエ・アサイヤス監督は何を描きたかったのでしょう。来日した監督にお話を伺いました。今回は、その内容をたっぷりご紹介します。――仕事仲間としてではなく、作品のテーマのひとつとして女優に興味を持った理由、きっかけは?「女優の中に働いているものに興味を感じるんです。人間的なもの、より普遍的なものが女優だと思います。人間的なものが女性的なのではなく、人間的なものは普遍的であり、それは女優の中に見出されるものなのではないかと。これはジュリエットのための作品ということではなく、人生を出発点として、女優を主人公にした作品をつくるにあたり、ヒロインのマリアにジュリエット・ビノシュを使いたいと思ったのです。彼女とは長い付き合い。だからこそ、この映画のように“時間”をテーマにした作品を作ることができたと思います」――配役も面白いですね。特にスキャンダル報道の多いクリステン・スチュワートが、スキャンダル女優の話をする場面が面白かったです。キャスティングにはどのようなこだわりがあったのでしょうか。「クリステンは初めからエージェントのヴァレンティン役をやってもらおうと思い、私からオファーしました。スターを探していたわけではなくて、アメリカの若い女優で、存在感のある女優を探していました。彼女はあの世代の女優では抜きん出ていると思います。小さな役ではありましたが、ショーン・ペン監督の『イントゥ・ザ・ワイルド』の時から存在感を示していましたし、ユニークな存在感のある稀有な女優だと思っていました。ハリウッド映画に出ている彼女にとってインディペンデントな映画はリスクかもしれませんが、彼女の女優としての未来が少しだけ変わるような、今までの映画では与えられなかったものを与えてあげられるのではないか、と思いました」――映像世界と現実、真実と嘘、表と裏の境界線がなくなるような世界に生きる女優たち。ときに、役と自分の境界線もあいまいになり不安定になることもあるように描かれていましたが、そこまで献身的なマリアのような女優をどう感じているのでしょうか。「現実に女優はそういう世界に生きていると思います。俳優にとって自分が演じる役と自分を同一視しないでいることは難しいのです。同一視という言葉が適切じゃないとすれば、女優は自分が演じる登場人物と自分を重ね合わせていると思います。そして、それを人生の一定時期に行い、そのように自分自身の二重化が起こる、二つの生を生きることになります。それはマリアだけではなく、芸術に携わる全ての女性の姿ではないでしょうか?」――役を演じるに当たり、追い詰められる女優たちも側で観て来たと思いますが、監督は揺れ動く女優たちにどう寄り添うべきだと思うのでしょうか。「私の場合、そのような問題に直面したことがありません。女優にしても、役になりきるまでの道があって、それを辿ってこなければ役になれませんが、その仕事は映画の撮影が始まる前に俳優が自立した形で行っていきます。撮影が始まった時に俳優たちは自分自身が演じなければならない役と和解していて、調和的な関係を持っています。そこで、映画作家の仕事は俳優たちに自信を与えることです。それは映画作家が俳優に投げかける視線の質に関わってくるでしょう。女優であっても男優であっても映画作家の視線が、要求が高いものであることが重要です。映画作家の側から要求の高い視線が送られるということは、逆に自分たちが冒しているリスクは価値があるものだ、やる甲斐がある、という、安心させるものになるからです。映画作家は何よりも作品の最初の観客ですから」――対峙する大女優と若手女優の2人には、インスピレーション源となる存在がいたのでしょうか。「この映画は、ジュリエット・ビノシュからインスピレーションを与えられて作った作品ですから、ジュリエットが全てのインスピレーション源です。映画に出てくるすべてのものがジュリエット・ビノシュによって照らし出されている。すべてがジュリエットとの関係によって成立しています。すなわちジュリエット・ビノシュ以外の女性はすべて彼女の投影であり、彼女の演じているマリアの若い時の反映になっています」――女優とは監督にとって、どんな存在なのですか?「女優とは私にとって、人間的なもので、理解する知性があり、そしてそれを心の中で再現できる人。そしてカメラ映りの良さ、カメラとの関係が神秘的であることだと思います」(text:June Makiguchi)■関連作品:アクトレス~女たちの舞台~ 2015年10月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2014 CG CINEMA - PALLAS FILM - CAB PRODUCTIONS - VORTEX SUTRA - ARTE France Cinema – ZDF/ARTE - ORANGE STUDIO - RTS RADIO TELEVISION SUISSE – SRG SSR
2015年10月22日ジュリエット・ビノシュ、クリスティン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツという世代を超えた女優たちの見応えある競演が話題の『アクトレス ~女たちの舞台~』。本作で、実際のイメージとはまるで違う、スキャンダルまみれのお騒がせ若手女優を演じたクロエの“七変化”が明らかになる本編映像が解禁となった。ある舞台がきっかけでブレイクし、一世を風靡した大女優マリア(ジュリエット・ビノシュ)、彼女の敏腕マネージャー、ヴァレンティン(クリステン・スチュワート)、そしてマリアがブレイクした舞台のリバイバル作に抜擢された人気若手女優ジョアン(クロエ・グレース・モレッツ)という女性3人の、それぞれの葛藤や変化が、スイスの景勝地を舞台に描かれる本作。本作では、ビノシュが、若手の出現に嫉妬し苦悩する中年の女優の苦悩と葛藤を見事妙演。クリステンは大女優を支えるメガネ女子のマネージャーに徹し、大女優に振り回される役柄に、さらに最強の笑顔とかわいらしさで人気を博すクロエは、恋愛ゴシップにまみれたハリウッドの問題児であり、妻ある男性と恋をする大人の女を好演する。今回届いた本編映像は、いきなり、クロエ演じるジョアンが追いかけてきたパパラッチに対して大声で悪態をつき反撃する場面からスタート。かと思えば、あるときはシックなシャネルの衣装で妻ある男性と密会する大人の女に、また、あるときはカーリーヘアでパンクなメイクで記者会見に登場し、けだるい態度でマスコミと対峙する。劇中で撮影中のSF大作ではメタリックのボディスーツに赤毛のウィッグで、宇宙船に乗りこむ冷たいミュータントに見事に変身!いったい次は何をしでかすのか、まるで七変化のようにさまざまな顔を見せるクロエのキャラクターから目が離せなくなる映像となっている。さらに、そんな彼女に翻弄され続ける大女優を演じたビノシュの姿にも注目だ。『アクトレス ~女たちの舞台~』は10月24日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アクトレス~女たちの舞台~ 2015年10月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2014 CG CINEMA - PALLAS FILM - CAB PRODUCTIONS - VORTEX SUTRA - ARTE France Cinema – ZDF/ARTE - ORANGE STUDIO - RTS RADIO TELEVISION SUISSE – SRG SSR
2015年10月22日ジュリエット・ビノシュ主演、クリスティン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツ競演の映画『アクトレス ~女たちの舞台~』が、10月24日公開を迎える。本作は、華やかな芸能界に生きる女優の光と影を描いた人間ドラマ。一世を風靡した大女優マリアを演じる主演のジュリエット・ビノシュは、一糸まとわぬ姿になって湖で泳ぐシーンを披露するなど、体当たりで中年女優の苦悩と葛藤を演じている。そして、敏腕マネージャー役にクリステン・スチュワート、スキャンダルまみれのお騒がせ女優役にクロエ・グレース・モレッツと、華やかなキャストがそろう。『キック・アス』のヒット・ガール役で人気に火が付いたクロエ・グレース・モレッツは、本作ではクリーンなイメージを覆し、妻ある男性と恋をする大人の女を演じるなど、新境地を開拓。ある時は、シャネルの衣装を着こなし密会をする大人の女性になり、ある時はパンキッシュなメイクにカーリーヘアで記者会見場のマスコミと対峙し、劇中劇の映画ではメタリックのボディスーツに赤毛のウィッグで宇宙船に乗りこむミュータントに変身し、まるで七変化のようにさまざまな顔を見せている。2014年の第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されるやいなや、世界中から称賛され注目を集めた本作。シャネルが特別協力として映画の製作をサポートし、衣装やアクセサリーなども提供していることでも話題となっている。『アクトレス ~女たちの舞台~』は、10月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか順次公開。(c) 2014 CG CINEMA - PALLAS FILM - CAB PRODUCTIONS - VORTEX SUTRA - ARTE France Cinema - ZDF/ARTE - ORANGE STUDIO - RTS RADIO TELEVISION SUISSE - SRG SSR
2015年10月16日国際的に活躍するフランス出身の大女優ジュリエット・ビノシュを主演に、クリステン・スチュワート&クロエ・グレース・モレッツという若き実力派女優が競演する『アクトレス ~女たちの舞台~』。本作でビノシュ演じるベテラン女優を脅かす若手の“小悪魔”女優を演じたクロエが、“赤毛のミュータント”に変身を見せていることが分かった。一世を風靡した大女優マリア(ジュリエット・ビノシュ)は敏腕マネージャーのヴァレンティン(クリステン・スチュワート)とともに、世界を股に掛けて活躍していた。そんな中、マリアはかつて自身がブレイクするきっかけとなった作品のリメイクをオファーされる。しかし、その役柄は彼女が演じたヒロインではなく、彼女に翻弄される中年の上司役。若い主人公の配役は、すでにハリウッドの大作映画で活躍するお騒がせ女優のジョアン(クロエ・グレース・モレッツ)に決定していた…。“永遠に輝くこと、それが彼女たちの使命”というコピーが語るとおり、人気女優たちの素晴らしい演技合戦が注目を浴び、女性誌などの映画レビューを席巻している本作。ビノシュは一糸まとわぬ姿で湖で泳ぐシーンを披露し、体当たりで中年の女優の苦悩と葛藤を見事に演じており、フランスのアカデミー賞、セザール賞で「助演女優賞」を受賞したクリステンも、その美貌を封印する眼鏡とラフなジーンズ姿でオーラを消し、裏方役に徹している。それぞれの女優たちが新境地を開いたことでも話題だが、愛くるさ満点の最強の笑顔とそのクリーンなイメージで人気を博すクロエは、妻ある男性と恋をする大人の女の一面を見せ、“スキャンダルまみれのお騒がせ若手女優”を演じていることにも注目。ハリウッドの若手女優の中でもルックスの良さでは群を抜いているクロエは、あるときは、「シャネル(CHANEL)」の衣装を着こなし密会をする大人の女性に、そして、あるときはパンキッシュなメイクにカーリーヘアで記者会見場のマスコミと対峙。大女優マリアがiPadで “ググった”映像の中には、これまでのクロエのイメージを覆すような(?)姿も登場する。さらに、劇中に登場する“撮影中のハリウッド大作”では、メタリックのボディスーツに赤毛のウィッグで、宇宙船に乗りこむミュータントに見事に変身!まるで七変化のようにさまざまな顔を見せるクロエ、彼女のチャーミングなキャラクターに注目していて。『アクトレス ~女たちの舞台~』は10月24日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アクトレス~女たちの舞台~ 2015年10月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2014 CG CINEMA - PALLAS FILM - CAB PRODUCTIONS - VORTEX SUTRA - ARTE France Cinema – ZDF/ARTE - ORANGE STUDIO - RTS RADIO TELEVISION SUISSE – SRG SSR
2015年10月15日2010年に起きたチリ鉱山落盤事故を映画化した『THE 33』(原題)が、2016年に日本公開されることが決定した。アントニオ・バンデラスが主演を務め、全世界がその行方を注視し続けた事故の“知られざるドラマ”を描く。その他の写真2010年にチリのサンホセ鉱山で落盤事故が起こり、地下700メートルに33人の男性作業員が生き埋めになる事故が発生。東京スカイツリーの高さにも相当するほどの深い場所に閉じ込められた彼らが所持している食糧と水の備蓄は3日分で、世界中に衝撃が走った。しかし、事故発生から17日目に彼らの生存が確認。69日目に全員が生還を果たした。映画は、酸素と食べ物がなくなっていく過程で生き延びようとする男たちのドラマと、地上で政府を動かして男たちを救おうとした家族のドラマが平行して描かれる。『ダラス・バイヤーズクラブ』のクレイグ・ボーテンが脚本を、『タイタニック』『アバター』などの音楽で知られ、先ごろこの世を去ったジェームズ・ホーナーが音楽を担当。バンデラスが主演を務め、ジュリエット・ビノシュ、ロドリゴ・サントロ、ガブリエル・バーンらが出演する。バンデラスは「(かつて自身が演じた)『マスク・オブ・ゾロ』は実在するヒーローではありません。でも、チリの鉱山作業員は実在するヒーローだ。そしてその仲間たちも実在する。そのことを私はこの映画で伝えたいと思っているのです」とコメント。本作は今年8月にチリで公開され、チリの映画のオープニングとしては歴代2位の興行成績を記録している。『THE 33』(原題)2016年全国ロードショー
2015年10月13日2010年8月5日(現地時間)、33人もの男性鉱山作業員が地下700mに生き埋めになった「チリ サンホセ鉱山落盤事故」。アントニオ・バンデラスが主演を務め、全世界が固唾をのんで見守った奇跡のサバイバル劇を実写化した『The 33』(原題)が、事故発生から69日ぶりに救出された記念すべき日に当たる10月13日、2016年に日本公開されることが発表された。2010年、南米・チリで100年もの間、金と銅を算出してきた鉱山で発生した落盤事故。33人の作業員が、ビルの200階分、なんと東京スカイツリーの高さに相当する地下700mという地中深くに生き埋めにされた。食糧と水の備蓄は3日分、誰もがその第一報を悲劇として受け止めた。ところが、17日目に彼らの生存が確認され、不眠不休の救助活動の末、69日目にして全員が生還を果たす。5年たった現在でも、全世界の人々の目に鮮烈に焼き付いている1人目の作業員が地上に現れた瞬間の歓喜。彼らは、いったいどうやって生き延びたのか?隔絶された地上と地下で繰り広げられた数々の闘い、サバイバルの全貌が、初めて明かされる――。この困難な時代を生き抜く力をもたらす感動の実話を、実際の作業員や家族たちから協力を得て完全映画化した本作。主演はハリウッドのトップスター、アントニオ・バンデラス。どんな極限状況でもユーモアを忘れない、愉快で心の広いマリオに扮する。また、作業員の弟の救出を粘り強く訴え続けたマリアを演じたのは『アクトレス~女たちの舞台~』の公開も控えるフランスを代表する女優ジュリエット・ビノシュ。さらに、ロレンス・ゴルボルン鉱山大臣を『300〈スリーハンドレッド〉』シリーズのロドリゴ・サントロ、救出の指揮を執ったエンジニア、アンドレ・スーガレットを『ユージュアル・サスペクツ』のガブリエル・バーンが演じている。オファーが殺到した映画化権を獲得したプロデューサーは、『ブラック・スワン』で米アカデミー賞にノミネートされたマイク・メダボイ。『モーターサイクル・ダイアリーズ』で同賞にノミネートされた脚本家のホセ・リベーラが綿密な取材で原案を作成、『ダラス・バイヤーズクラブ』で同賞にノミネートされたクレイグ・ボーテンが脚本作りに加わった。監督はパトリシア・リゲン。音楽は『タイタニック』でオスカーに輝き、先日、飛行機事故で命を落とし、その才能を惜しまれたジェームズ・ホーナーが担当している。撮影は、事故が実際に起きた現場からわずか数キロメートルという地、アタカマ砂漠(チリのアンデス山脈と太平洋の間にある砂漠)などで敢行。チリでは8月6日に公開され、初登場1位を獲得、オープニングの興行成績としては歴代2位という記録的大ヒットとなった。主演のバンデラスは、「鉱山作業員33人にそれぞれの物語があり、地上で救出に当たった人たちや救出を待つ家族にも、全てが信じられないほど感動的なストーリーがあったはずだ。映画では全てを描くことはできないが、チリ人の協力性と団結力を忠実に伝えなければならないと思っている」とコメント。さらに、「『マスク・オブ・ゾロ』は実在するヒーローではありません。でも、チリの鉱山作業員は実在するヒーロー。そして、その仲間たちも実在する。そのことを私はこの映画で伝えたいと思っている」と、力強く語っている。そのバンデラスが演じた実在の作業員マリオ本人は、「この事故が20年前に起きていたら、おそらく私たちは救出されなかっただろう」と言う。「今回の救出劇は、妻と家族や友人たちの努力と報道機関が起こした奇跡だ。私は地上にいる人たちの映像を見るたびに、今でも涙が止まらない。昼間はとても暑く、夜はとても寒い砂漠で苦しんでいた家族のことを思い出すんだ。この奇跡が映画化されるということは、チリ人のチームワーク、特に逆境での団結力を全世界に伝えることができる。本当に、夢のようだよ」。地下の鉱山作業員だけではなく、地上で彼らの生還を待ちわびる家族、そしてレスキュー隊員の熱意などにもスポットを当て、国際色豊かな実力派キャスト、オスカー常連のスタッフ勢で描く実話。今後の続報にも注目していて。『The 33』(原題)は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月13日ヴェネチア、ベルリンなどの映画祭や米アカデミー賞などを数々受賞し、名だたる巨匠たちに愛されるフランスの大女優ジュリエット・ビノシュが主演、クリステン・スチュワート&クロエ・グレース・モレッツという若き実力派女優が競演という、華やかなキャストが話題の映画『アクトレス ~女たちの舞台~』。このほど、中谷美紀、風吹ジュン、余貴美子ら“同業”の女優たちを始め、各界の女性たちから絶賛の声が続々と届いていることが分かった。一世を風靡した大女優マリアを演じた主演のジュリエットに、彼女の敏腕マネージャー役として裏方に徹し、米国人として初めてフランスのセザール賞「助演女優賞」を受賞したクリステン・スチュワート、そして清純派のイメージを覆し、本人とはまるで違う(!?)スキャンダルまみれのお騒がせ若手女優を演じたクロエ・グレース・モレッツ。本作のキャッチコピー「永遠に輝くこと、それが彼女たちの使命」の通り、3人の人気女優たちの素晴らしい演技合戦が注目を浴び、第67回カンヌ国際映画祭でも称賛を受けた本作。絶景のスイスの景勝地シルス・マリアを舞台にした女優たちの生きざまには、世代を超えた各界の女性から絶賛のコメントが届いている。<以下、コメント>■中谷美紀(女優)古い器のように年輪を重ねてこそ味わい深くなる円熟した女優も、圧倒的な若さと無邪気さには敵わない。役を見出す産みの苦しみ、そして老いと向き合い、受け入れていくこと。ジュリエット・ビノシュが、彼女の人生そのものを演じているかのようなこの作品に、心動かされました。■風吹ジュン(女優)切れても消えても見事なクリステン…強かで瑞々しいクロエ…それでもビノシュは魅力的!■高橋ひとみ(女優)大女優になってしまったマリアの心の葛藤が突き刺さりました。それぞれ違う立場の女性達の見えない駆け引きが魅力的で怖いくらい。最後の言葉の意味は?受け入れるのか諦めるのか この舞台とはいったい…。■鈴木杏(女優)女優さんの人生って、やっぱり特殊で面白いなぁ!と他人事のように堪能してしまった。この素晴らしい三人を、もっともっと、ずっとずっと見ていたい!■荻野目慶子(女優)このスリリングな演技の“火花”の炸裂は見逃せない!息を呑むほど美しいスイスの絶景の絵、女優魂が眩しくて、新鮮なクリステンにはノック・アウト!■余貴美子(女優)3人の女たちの演技合戦は、物語なのか、現実なのか。ドキュメンタリーのようで、とてもクール!■玉城ティナ(モデル)自覚した美しさほど人を魅了できるものはありません。二人の若さへの隠された争いに虜になってしまいました。かつてない豪華競演の話題作を、ぜひともチェックしてみて。『アクトレス ~女たちの舞台~』は10月24日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アクトレス~女たちの舞台~ 2015年10月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2014 CG CINEMA - PALLAS FILM - CAB PRODUCTIONS - VORTEX SUTRA - ARTE France Cinema – ZDF/ARTE - ORANGE STUDIO - RTS RADIO TELEVISION SUISSE – SRG SSR
2015年10月06日ジュリエット・ビノシュが、かつて一世を風靡した大女優を演じ、クリスティン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツら、いま最も熱い注目を浴びる女優たちと競演する『アクトレス~女たちの舞台~』。この度、10月24日(土)より公開される本作の予告編映像が解禁となった。大女優として知られるマリア(ジュリエット・ビノシュ)と忠実なマネージャーのヴァレンティーヌ(クリステン・スチュワート)は、二人三脚で日々の仕事に挑んでいた。ある日、かつて自身のブレイクのきっかけとなった作品のリメイクをオファーされるマリア。しかし、その役柄は彼女が演じた若き美女シグリッド役ではなく、彼女に翻弄される中年の上司、ヘレナ役。若い主人公の配役は、すでにハリウッドの大作映画で活躍する若手女優のジョアン(クロエ・グレース・モレッツ)に決定していた…。今回公開された予告編は、「シャネル(CHANEL)」の黒い衣装に身を包み、フラッシュを浴び、喝采を受ける大女優(ジュリエット)の姿から始まる。そんな十分な名声を得ていながらも、台頭するハリウッドの若手女優に嫉妬を隠せないキャリア女優の葛藤、若さの特権なのか、怖いものなしで自由奔放にふるまう若き人気女優(クロエ)の挑戦的な態度、それを冷静に見つめる敏腕マネージャー(クリステン)。三者三様の女たちの生き方が、女優の演出に定評のあるアサイヤス監督の手によって、大胆に、魅力的に描かれ、壮大なクラシック音楽も相まって、胸騒ぎを感じさせる予告編となっている。また、揺れ動く女優たちと対照的に、美しい雲がすべてを呑み込むように泰然と谷底を流れるスイスの景勝地シルス・マリアの絶景が、彼女たちに流れる時の経過を見つめるように映し出されている。圧倒的な自然を舞台に、きらびやかな世界に生きる大女優の葛藤と孤独を、「シャネル」の特別協力による華やかな衣装、ジュエリー、メイクアップ、そして壮大なクラシック音楽とともに優雅に描き出し、2014年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されるや、今最も旬な女優たちの豪華競演が喝采を浴び、世界中から称賛と熱い注目を集めた本作。それぞれの人気女優が今までの自分のイメージを覆す名演を見せる華麗なる作品を、まずは予告編で味わってみて。『アクトレス~女たちの舞台~』は、10月24日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年08月22日6月に開催されたフランス映画祭2015のオープニング上映を飾り、見事「観客賞」を受賞した映画『エール!』。2014年12月17日にフランスで公開されるや、4週連続1位を獲得、12週連続でTOP10入りを果たし驚異的な大ヒットとなった話題作が、10月31日(土)より日本公開される。日本においても高い人気を誇るフランス映画だが、特に近年は、良質作が相次いで公開され、大規模公開ではなくても口コミで話題となり、結果、大ヒットやロングランに繋がっているケースが多い。感動の実話を映画化した『最強のふたり』(’11)や、第84回アカデミー賞で「作品賞」を含む5部門を受賞したサイレント映画『アーティスト』(’11)、そして、フランス映画祭2013で観客賞を受賞した『タイピスト』(’12)などが記憶に新しいところだ。2015年も続々上陸中の、名作ぞろいのフランス映画に迫った。『アーティスト』でメガホンをとったミシェル・アザナヴィシウス監督が、チェチェン紛争によって家族と引き離れた少年を描く『あの日の声を探して』(4月24日公開)や、19世紀末にフランスに実在したもうひとつのヘレン・ケラー物語と称される『奇跡のひと マリーとマルグリット』(6月6日公開)、さらには、中年パン屋の妄想をユーモラスかつ官能的に描いた『ボヴァリー夫人とパン屋』(7月11日公開)、喜劇王チャップリンの遺体が盗まれた実際の事件が基に描かれる『チャップリンからの贈りもの』(7月18日公開)など、すでに話題作が多数公開されているフランス映画。今年後半にも、フランス映画2015で脚光を浴びた、フランソワ・オゾン監督の最新作『彼は秘密の女ともだち』(8月8日公開)や、90年代パリのエレクトロ・ミュージック・シーンを駆け抜けた一人のDJの夢と挫折を描いた『EDEN/エデン』(9月5日公開)、ジュリエット・ビノシュ×クリステン・スチュワート×クロエ・グレース・モレッツが豪華競演する『アクトレス~女たちの舞台~』(10月24日公開)など、注目作の公開が控えている。なかでも、「観客賞」を受賞した『エール!』は、フランスの田舎町で酪農で生計を立て暮らす、高校生の少女ポーラ(ルアンヌ・エメラ)以外、家族全員の耳が不自由ながら、笑顔の絶えない明るい一家の物語。ある日、ポーラの歌の才能に気付いた高校の音楽教師が彼女にパリの音楽学校のオーディションを受けることを勧めると、ポーラと家族の間に不協和音が生じ始める。自分の夢を優先したい気持ちと、家族を置いては行けないと葛藤するポーラの姿、娘が突然、自分たちの前からいなくなってしまう不安と娘の夢を応援した気持ちとで揺れ動く両親の姿、家族の愛の形をユーモアたっぷりに描き出している。映画初出演にて主人公ポーラを演じたルアンヌ・エメラは、人気オーディション番組で注目を集め、本作の主演でスクリーンデビュー。セザール賞、リュミエール賞で「最優秀新人女優賞」を受賞し、いまフランスで最も注目を集める女優にして歌手。新星女優ルアンヌのフレッシュな演技、そして、本作の大きなテーマとなっている“旅立ち”は、これまでの数々のヒット作にも共通する要素。また、心に響く彼女の奇跡の歌声も、ぜひチェックしておいて。(text:cinemacafe.net)
2015年08月11日6月26日(金)~29日(月)まで東京・有楽町にて開催されたフランス映画祭2015で、オープニングを飾った『エール!』が、「ダフト・パンク」などのフレンチ・エレクトロを描いた『EDEN エデン』や、フランソワ・オゾン監督の最新作『彼は秘密の女ともだち』、ジュリエット・ビノシュ&クリステン・スチュワート&クロエ・グレース・モレッツ豪華競演の『アクトレス ~女たちの舞台~』などを抑え、最も観客からの支持を集めた「観客賞」を受賞したことが分かった。フランスの田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、父も母も弟も全員、聴覚障がいを持っている。だが、美しく陽気な母、熱血漢な父とおませな弟の一家の合い言葉は、“家族はひとつ”。オープンで明るく、仲のいい家族だ。だが、ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師はその才能を見出し、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女の才能を信じられず、大反対。ポーラは悩んだ末、夢を諦める決意をするのだが…。2014年12月に本国フランスで公開されるや、観客を笑いと涙で包み、4週連続 1位、12週連続でTOP10入りを果たし、観客動員数750万人超えの大ヒットを記録した本作。奇跡の歌声を披露する主人公ポーラを演じるのは、人気オーディション番組で注目を集めた新星女優ルアンヌ・エメラ。本作で、セザール賞「最優秀新人女優賞」を受賞した。同映画祭に併せて初来日を果たしたルアンヌと、エリック・ラルティゴ監督は、オープニングセレモニーに登壇、映画上映後には観客からの質問に答えるティーチインイベントに参加した。オープニングセレモニーで「日本に来られて本当に幸せです!」と嬉しそうに語った2人が、ティーチインイベントで舞台に姿を現すと、会場から大きな拍手が巻き起こり、2人も感無量といった様子に。温かい拍手に交じり、涙で鼻をすする音もいたるところから聞こえていた。ルアンヌは観客からの質問に応じながらも、「フランスと日本の手話は違いますか?」と逆質問。すると、1人の聴覚に障がいのある男性が手話で「素晴らしかった!ブラボー!全て理解することができました」と力強く応答し、そのやりとりを見ていたエリック監督は、「もし健聴者が日本語を覚えようと思ったら、きっと15年くらいはかかってしまうと思います。でも手話を使ったら、外国に行っても1日、2日でコミュニケーションを取ることができるんです。これは本当すばらしいことだと思います!」と発言。感極まった表情のルアンヌとともに、一体感あふれる感動的なトークイベントとなった。言葉の壁を超えた感動と、涙と笑いに包まれ、会場から大喝采を浴びた本作。『最強のふたり』や『タイピスト!』などのように、今秋、ルアンヌの歌声が日本を圧巻することになるかもしれない。『エール!』は10月31日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月01日ジュリエット・ビノシュ主演最新映画『アクトレス~女たちの舞台~』が、10月24日より公開される。クリスティン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツら最旬の女優たちとの競演、シャネル(CHANEL)の華やかな衣装に注目が集まる。『アクトレス~女たちの舞台~』は、スイスの景勝地シルスマリアを舞台に、きらびやかな世界で生きる大女優の孤独と葛藤を、特別協力のシャネルの衣装やクラシック音楽とともに華やかに描き出した。本作は、2014年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されて賞賛を浴び、クリステン・スチュワートがアメリカ人として初のセザール賞最優秀助演女優賞を受賞するなど、世界的な注目を集めている。本作には、今最も熱い注目を浴びる女優たちが配役された。主人公の大女優マリア役を演ずるのは『トスカーナの贋作』のジュリエット・ビノシュ。またマリアの忠実なマネージャーのヴァレンティーヌ役には『トワイライト』のクリステン・スチュワートを、マリアを脅かす若手ハリウッド女優ジョアン役には『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツを迎えた。今回解禁されたポスタービジュアルでは、シャネルの黒い衣装を身に着けたビノシュが大女優の貫録を示した。本作は、6月26日から開催されるフランス映画祭2015に出品されることでも話題になっているが、本映画祭に合わせて、監督のオリヴィエ・アサイヤスが久々に来日する予定となっており、一層の注目を集めている。『アクトレス~女たちの舞台~』は、10月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開される。
2015年06月26日ジュリエット・ビノシュが、かつて一世を風靡した大女優を演じ、クリスティン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツら、いま最も熱い注目を浴びる女優たちと競演する『アクトレス~女たちの舞台~』。6月26日(金)から開催されるフランス映画祭2015への出品も決まった本作から、艶やかにきらめく女優たちのポスタービジュアルが、シネマカフェにいち早く到着した。大女優として知られるマリア(ジュリエット・ビノシュ)と忠実なマネージャーのヴァレンティーヌ(クリステン・スチュワート)は、二人三脚で日々の仕事に挑んでいた。ある日、かつて自身のブレイクのきっかけとなった作品のリメイクをオファーされるマリア。しかし、その役柄は彼女が演じた若き美女シグリッド役ではなく、彼女に翻弄される中年の上司、ヘレナ役。若い主人公の配役は、すでにハリウッドの大作映画で活躍する若手女優のジョアン(クロエ・グレース・モレッツ)に決定していた…。2014年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されるや、“最旬”女優たちの豪華競演が喝采を浴び、一気に世界中から称賛と熱い注目を集めた本作。クリステン・スチュワートが米国人として初めて2015年セザール賞「助演女優賞」を受賞し、フランス映画祭にオリヴィエ・アサイヤス監督が久しぶりの来日を果たすことでも話題を呼んでいる。今回公開されたポスタービジュアルは、主人公の大女優マリア・エンダースを演じたジュリエット・ビノシュが「シャネル(CHANEL)」の黒い衣装に身を包み、大女優の風格と美しさが際立つもの。その背景に同時に並べられた3人の女優たちは、私生活の素顔を匂わせるマリア役のビノシュ、有能なマネージャー、ヴァレンティン役のクリステンの意味ありげな横顔、マリアの存在を脅かす小悪魔のような若手女優ジョアンを演じたクロエ・グレース・モレッツのあどけない笑顔と、それぞれの魅力が前面に押し出されたものとなっているスイスの景勝地シルスマリアの圧倒的な自然を舞台に、きらびやかな世界に生きる大女優の葛藤と孤独を、「シャネル」の特別協力による華やかな衣装、ジュエリー、メークアップ、そして壮大なクラシック音楽とともに優雅に描き出す本作。あらゆる世代に通じる女たちの“虚実”が、このポスタービジュアルからも見えてきそうだ。『アクトレス~女たちの舞台~』は、10月24日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月25日良質なフランス映画を一挙に上映し、毎年、映画ファンを魅了している「フランス映画祭」が今年も6月26日から29日の期間で開催。上映作品や来日ゲストのラインナップなども発表され、徐々に盛り上がりを見せる同映画祭。その注目ポイントをご紹介。「フランス映画祭」は1993年からスタートし、今年で第23回目を迎えるユニフランス・フィルムズ主催の映画祭。最新作を中心に、貴重なリバイバル作品などが上映され、多くの観客が詰めかける。また、フランス生まれのカジュアルブランド「ラコステ(LACOSTE)」がサポーターを務めているのも、同映画祭ならではの取り組みだ。毎年、注目を集める映画祭の“団長”にはこれまで、カトリーヌ・ドヌーブやジャンヌ・モロー、ソフィー・マルソー、ジュリエット・ビノシュ、リュック・ベッソンなど名立たる女優や監督たちが務めてきたが、今年はアルノー・デプレシャン監督作の常連で『キングス&クイーン』(04年)や『クリスマス・ストーリー』(08年)など、フランス映画ファンにはお馴染みのエマニュエル・ドゥヴォスが務めることとなる。今年注目したい作品は、本国フランスで観客動員数700万人超えの大ヒットを記録し、同映画祭のオープニング作品となった『エール!』。フランスの田舎町を舞台に、主人公の高校生・ポーラ以外、父も母も弟も家族全員が聴覚障害者という家族の絆を、“音楽”を通してコミカルに描いたもの。主演に抜擢され、本作で「セザール賞」最優秀新人女優賞を受賞した新星女優ルアンヌ・エメラは、同映画祭に合せて初来日も決定している。もう1本、音楽に関する作品で注目したいのが、「ダフト・パンク(Daft Punk)」や「ディミトリ・フロム・パリ(Dimitri From Paris)」「カシアス(Cassius)」など90年代のフレンチ・エレクトロ・シーンを描いた作品『EDEN エデン』。レイヴやエレクトロ・ミュージックの誕生からフレンチ・ハウスの世界的成功、そして“フレンチタッチ”ジェネレーションの軌跡を辿りながら、その世代のエネルギーや野心を象徴するひとりのDJの成功と挫折、愛と友情を描いた青春ドラマ。劇中曲には「ダフト・パンク」を始めとするフレンチ・エレクトロが多数登場し、映画ファンのみならず音楽ファンも必見の1本に仕上がっている。「これぞ、フランス映画」という作品も上映される。フランス映画の旗手、フランソワ・オゾン監督の最新作『彼は秘密の女ともだち』はマストで押さえたい1本だ。どこにでもいる普通の主婦が“特別な女ともだち”と出会ったことで、平凡だった毎日が刺激と興奮に満ちた人生へと変わっていき、女性としての輝きを増していく様を描いたものだ。主人公を演じるのは今、フランス映画界で最も脚光を浴び、名だたる監督たちからのオファーが絶えない女優アナイス・ドゥムースティエ。男性の心を持ちながらも女性の服をまとい、本来の自分の美しさを花開かせていく“女ともだち”役には、13年に日本でも大ヒットした映画『タイピスト!』のロマン・デュリスが抜擢されている。その他にも、ジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツら豪華女優陣が競演する『アクトレス ~女たちの舞台~』、『ドライ・クリーニング』(98年)、『恍惚』(04年)、『美しき絵の崩壊』(14年)など、人間が持つ複雑な欲望を描いてきたアンヌ・フォンテーヌ監督の最新作『ボヴァリー夫人とパン屋』、ヴィム・ヴェンダースが“神の眼”を持つといわれた写真家セバスチャン・サルガドの軌跡を追ったドキュメンタリー『セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレター』、ダリエル・ダリュー主演の1953年の名作『たそがれの女心』など、美しく、洒脱な作品が全12本上映されるのでチェックしてみて。【イベント詳細】「フランス映画祭 2015」場所:有楽町朝日ホールおよびTOHOシネマズ日劇住所:<有楽町朝日ホール>東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F:<TOHOシネマズ日劇>東京都千代田区有楽町2-5-1有楽町マリオン9F期間:6月26日~29日料金:<前売券>1,500円:<当日券>一般 1,700円、学生 1,200円
2015年06月18日23回目を迎える『フランス映画祭2015』がいよいよ開幕!映画のみならずフランスを満喫できると毎年人気と注目が集まるイベントです。今年の団長を務めるのは、『キングス&クイーン』や『クリスマス・ストーリー』などに出演し、フランス映画ファンにはお馴染みの女優エマニュエル・ドゥヴォス。その他、フランスの今を彩る豪華ゲストも数多く来日し、トークショーやサイン会なども開催される予定となっています。本国で驚異的な大ヒットとなった注目作『エール!』がオープニングを飾るほか、フランソワ・オゾン監督最新作『彼は秘密の女ともだち』やジュリエット・ビノシュ主演作『アクトレス ~女たちの舞台~』といった豪華ラインナップ。フランス映画ファンにはたまらない話題作の数々が日本での公開に先駆けて楽しめます。クラシック作品から最新のフランス映画まで、厳選された12本を一気に味わえる貴重な機会をお見逃しなく!また、上映会場外においても、映画祭で来日するゲストによる特別講義や対談、クラブでのイベントなど関連企画も充実しており、6月最後の週末はフランスが熱くなりそうです。ゲストや最新情報については公式HPにて随時掲載されているので、お出かけ前のチェックは欠かさずに!イベントデータ:『フランス映画祭2015』会期:6月26 日(金)~6月29日(月)会場:有楽町朝日ホール(メイン会場・有楽町マリオン11F)TOHOシネマズ 日劇(レイトショー会場・有楽町マリオン9F)主催:ユニフランス・フィルムズ
2015年06月17日ジュリエット・ビノシュが主演を務め、クリスティン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツら、いま最も熱い注目を浴びる女優たちが共演する『アクトレス~女たちの舞台~』が、10月24日(土)より公開されることが決定した。大女優として知られるマリア(ジュリエット・ビノシュ)は、忠実なマネージャーのヴァレンティーヌ(クリステン・スチュワート)とともに、二人三脚で日々の仕事に挑んでいた。そんななか、マリアはかつて自身が世間に認められるきっかけとなった作品のリメイクをオファーされる。しかし、その役柄は彼女が演じた若き美女シグリッド役ではなく、彼女に翻弄される中年の上司、ヘレナ役。若い主人公の配役は、すでにハリウッドの大作映画で活躍する若手女優のジョアン(クロエ・グレース・モレッツ)に決定していた…。『夏時間の庭』『デーモンラヴァー』などで知られるフランス映画界の若き巨匠オリヴィエ・アサイヤスの最新作となる本作は、。きらびやかな世界に生きる大女優の葛藤と孤独を、スイスの大自然を切り取った美しい映像や、壮大なクラシック音楽とともに優雅に描き出す。中でも、「シャネル(CHANEL)」の特別協力による華やかな衣装、ジュエリー、メークアップが大きな注目を集めている。主演を務めるのは、『トスカーナの贋作』『GODZILLA ゴジラ』の名優ジュリエット・ビノシュ。本作においても圧倒的な存在感を発揮している。さらに、『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツ、『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートといった若手人気ハリウッド女優たちが競演する。2014年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門で喝采を浴びた本作。圧倒的映像美とクラシック音楽と共に描き出されるスター女優の光と影に注目してみて。『アクトレス~女たちの舞台~』は、10月24日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月20日エミー賞受賞の人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で注目を集める渋メン、ニコライ・コスター=ワルドーを主演に迎え、『未来を生きる君たちへ』で第83回アカデミー賞「外国語映画賞」を受賞したデンマークの女性監督スサンネ・ビアが贈る最新作『真夜中のゆりかご』。このほど、その日本版予告編が解禁となった。敏腕刑事のアンドレアスは、美しい妻アナと息子とともに、湖畔の瀟洒な家で幸せに暮らし、夫婦交代で真夜中に夜泣きする息子を寝付かせる、愛に満ちた日々を送っていた。そんなある日、通報を受けて駆けつけた一室で、薬物依存の男女による壮絶な育児放棄の現場に遭遇する。そして、ある朝、思いもよらない悲劇がアンドレアスを襲い、彼の中で“善悪の境界線”が揺れ動いていく…。2011年、日本でも公開された『未来を生きる君たちへ』で2人の少年と彼らを取り巻く大人たちの暴力と贖罪を描き、オスカーを獲得したスサンネ・ビア監督が、その脚本家アナス・トーマス・イェンセンと再びコンビを組んだ本作。突如、幸せの絶頂から突き落とされた刑事の選んだ行動と、二転三転のさらなる衝撃を乗り越えた彼の魂が救済されるまでを、スリリングに、かつ北欧の情景豊かに描き出していく。主演を務めるのは、2014年エミー賞19部門ノミネートのアクション・スペクタクル巨編「ゲーム・オブ・スローンズ」のジェイミー・ラニスター役で世界的に人気上昇中、デンマーク出身のニコライ・コスター=ワルドー。リドリー・スコット監督『ブラックホーク・ダウン』やトム・クルーズ主演『オブリビオン』などハリウッド大作でも活躍し、ジュリエット・ビノシュ主演『おやみなさいを言いたくて』では彼女の夫役も務めた。ワルドーが満を持して主演を務める本作では、母国デンマークを代表するビア監督と組み、ハリウッドでの活躍を裏付ける確かな演技を披露する。ビア監督は、育児放棄、薬物依存など、現代社会に蔓延する問題を随所に盛り込み、過去作『ある愛の風景』や『アフター・ウェディング』にも通じる鋭い人間観察と心を揺さぶる精密な心理描写を表現。日本版予告編でも、幼い息子を失うという突然の悲劇に襲われた主人公が犯してしまった罪と、悲劇が善悪の境界線を曖昧にしていく様子をまざまざと見せつけ、監督が得意とする観客の倫理観をゆさぶるドラマを感じさせている。いま、ハリウッドでも脚光を浴びている北欧サスペンスの醍醐味にあふれた重厚なヒューマンドラマ。そのとき人は、どこまで正義を見失わずにいれるのか?という普遍の問いを、予告編からも観る者に投げかけている。『真夜中のゆりかご』は5月、TOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月11日ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)のオートクチュールライン「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(Giorgio Armani Prive)」が1月27日、15SSコレクションをパレ・ド・トーキョーで発表。フロントローには、クリステン・スコット・トーマス、ロビン・ライト、ジュリエット・ビノシュといった英米仏を代表する女優たちの姿が見られた。今シーズンは竹をモチーフとし、竹の持つしなやかさや繊細さ、そして強さを、最高級の素材で表現。アルマーニらしい造形的な美しさを余すことなく見せたコレクションを見せた。グリーンやモーブ、ナチュラルホワイト、サンドベージュ、ブラックなどの他、特にイブニングにはチャイニーズブルーを使用。デイウエアは、竹をプリントしたジャケットやキュロットで構成し、特にキュロットには太い帯のようなベルトが合わせられ、東洋的なスタイルを強調。チューブ状にしたシルクを束ねたショールや、スワロフスキーの長いバゲットクリスタルをあしらったトップス、ビーズを繋いだメッシュのドレスなど、斬新かつ美しいアイテムが登場する度に、会場からは大きな拍手が起きた。
2015年02月11日iTunes Storeでレンタル100円の「今週の映画」と、iBookstoreでおススメ電子書籍が1冊無料の「今週のブック」を見逃すな! iPhoneやiPadで上質なコンテンツをお得に楽しんじゃいましょう。お手軽価格&無料で利用できるので、レンタルや電子書籍未体験の方もこの機会に試してみては。関連作品やコンテンツ利用時に便利な機能・使い方のコツも紹介していますので、ぜひご活用ください。○100円で! 今週の映画ラッセ・ハルストレム監督の『ギルバート・グレイプ』や『サイダーハウス・ルール』はよく"心温まる作品"と紹介されますが、優しいだけでなく苦さも切なさもたっぷり含んでいます。今週の映画『ショコラ』は、タイトルからしてほろ苦そうなハルストレム監督の作品です。ジャケットは恋愛映画のようですが、社会・規則・血縁など、自分を縛るものとどう関わっていくのか、監督らしいテーマがチョコレートを媒介に描かれます。何かを変える力があってもおかしくないほど、本当においしいチョコレートは人の心を動かすものです。小さな町でチョコレートショップを開くヴィアンヌにジュリエット・ビノシュ、その町にやってくるロマの青年ルーにジョニー・デップという、華やかかつ実力派のキャストも見所です。(作品紹介)<< フランスの小さな町に謎めいたヴィアンヌが娘とともにやって来た。伝統と規律を守り、日々静かに生活を送るその町で母娘はチョコレート・ショップを開店する。見たこともないおいしそうなチョコレートで溢れた店、人々は自分の好みにピタリとあわせて勧められ、すっかりチョコレートの虜になる。おいしいチョコレートとヴィアンヌの不思議な魅力が閉ざされた人々の心を解き放つ。だがそれが古き伝統を守ろうとする町の指導者の反感をかってしまう。つながり作品超絶イケメンでありながら、次々に個性的な役をこなすジョニー・デップ。海賊、変人工場長、ヴァンパイア、謎のヒーローなど、そろそろ素顔を忘れてしまいそうだと思ったら、昨年はスーパーコンピュータにインストールされるという人外ぶり。現在公開中の『チャーリー・モルデカイ』では怪しい美術商、3月公開の『イントゥ・ザ・ウッズ』ではオオカミと、個性的すぎる役柄が続いています。○無料で! 今週のブック女性が男性にチョコレートを贈る習慣は日本と韓国だけ、などと揶揄して言われることもあるバレンタインデーですが、それがどうした! もらってうれしい、食べておいしいものを贈って悪いことなんてひとつもありません。楽しいことに敏感な10代女子の間では、みんなで贈り合う"友チョコ"がメインイベントになっている様子。みんなで楽しむなら、やっぱり手づくりスイーツが盛り上がりますよね。今週のブックは、それにピッタリな『ヤミーさんのチョコスイーツ』です。簡単・おいしいレシピで人気のブログ『ヤミーさんの3 STEP COOKING』の作者・ヤミーさんによる、オーブンなし・時間なしでもOKの簡単チョコレートレシピを40種以上も収録。ラッピング方法も参考になります!(作品紹介)<< 超簡単だけどちょこっと自慢できるチョコレートのお菓子レシピがいっぱい!】累計1000万アクセスの超人気ブログ「ヤミーさんの3 STEP COOKING」シリーズ。超簡単だけど、おいしくてオシャレな、彼にも友達にもちょこっと自慢できるチョコレートのお菓子レシピがいっぱい!の1冊です。アイディアあふれる「おもしろスイーツ」やあっという間に完成の「超簡単スイーツ」、おなじみでも作り方は簡単な「定番スイーツ」まで、どれもオーブンを一切使わないレシピで、さらに道具がなくても時間がなくても完成する、驚きのお菓子レシピばかりです。かわいいラッピングのアイディアも満載ですつながり作品レシピ本は"読む"ための本でもあります。ビジネス書や実用書だけでなく、ファンタジーや時代小説を読むように、想像の世界を広げてくれるものだからです。普通の人には作れなさそうなレシピを見て、それを作る職人の技と魂、できあがった一品に思いを馳せれば、重厚な物語一冊を読んだかのような充実感が得られるはずです。簡単・おいしいだけでないレシピ本も、ぜひ読んでみてください。
2015年02月11日2月5日(現地時間)、ドイツにて今年もベルリン国際映画祭(第65回)が開幕。同日夜には、オープニング作品であり「コンペティション部門」出品作品である、仏女優ジュリエット・ビノシュ主演の『Nobody Wants the Night』(英題)が上映され、本作に出演する菊地凜子と、夫の染谷将太が揃って出席。仲睦まじくレッドカーペットを歩いた。本作は、スペインの女性監督イザベル・コイシェの最新作。20世紀初頭のグリーンランドを舞台に、北極探検家を愛した2人の女性を描いた作品だ。菊地さんは、イヌイットの女性役を演じている。菊地さんは『バベル』や『パシフィック・リム』など海外作品にも精力的に参加しており、国際派女優として活躍してきた。コイシェ監督の作品に出演するのも、実はこれが2度目。1度目の『ナイト・トーキョー・デイ』(’09)では主演を務め、昼は築地市場で働き、夜は殺し屋として裏社会で暗躍するという2つの顔を持つ女性を好演した。この日、菊地さんは花柄のラインが入ったワンピースで、染谷さんはフォーマルなタキシード姿で登場。海外でもその姿は報じられている。さらに「VARIETY」誌では、本作での菊地さんの演技について「エキゾチックで無邪気な雰囲気が作品全体を通して漂っている」と評している。コンペティション部門の結果は、2月14日(現地時間)に行われる授賞式で発表される。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日12月8日(月)、角川シネマ有楽町他にて12月13日(土)より公開の映画『おやすみなさいを言いたくて』のトークショー付き特別試写会が、六本木にある写真に特化した商業空間「IMA CONCEPT STORE」にて開催された。『おやすみなさいを言いたくて』は、世界中の紛争地帯を取材で駆け巡る女性報道写真家その家族の物語。危険が伴う使命ある仕事と愛する家族の家族の間で葛藤しながらも自分の路を突き進んで行く主人公を、アカデミー賞女優ジュリエット・ビノシュが熱演している。8日の特別試写会では、上映後、ゲストに漫画家のしまおまほ氏とその父で写真家の島尾伸三氏を迎えての親子トークショーが行われた。本作品の主人公と同じく、写真家である島尾夫妻。伸三氏は「(映画を観て)すぐに妻を思い出した。」といい、仕事に使命感を持っているかのように、危険をかえりみずに写真を撮り続けるような人だと話す。娘のまほ氏も「(私も)父のように母を見ている。母の方がストイックで職人」とコメントした。映画の主人公の心の葛藤が描かれた映画のラストについて、両氏は次のように感想を語っている。まほ:ラストで主人公は自分に矛盾を感じた時、主人公はつらそうだな、と思った。伸三:写真家は葛藤しながら撮っている。ピュリッツアー賞を取るような人は、良心の呵責なんかなく、持っていたら取れない。いいハートを持っているから、いい仕事ができるわけではない。ハイエナみたいなもの。まほ:そういう人もいなくちゃね。伸三:自分の命も含めて、音楽家だって、ヴァイオリン買うために多額のお金がいるし、すべての生活を犠牲にする。人並みでない人は大変。まほ:自分はどうですか?伸三:私はラクな人生を選んだよ。警察、軍隊、戦争は撮らない。そういう世界に飛び込むのが嫌。遭遇することはあるが、それは撮らない。面倒くさいから。使命を感じないし、ビビリだし。そういう世界に生きるかは、その人が持っている「何か」だと思う。主人公のレベッカは、どうしようもないから、そうして生きていくしかない、自分の正義を貫くしかない。たぶん、死ぬまで。親子ならではのアットホームな会話のやりとりの中にも、本作のテーマにもなっている仕事と家庭の狭間で葛藤する心について切り込んだ深い視点が垣間見えるトークショーとなった。写真家という生き方、母として家庭人としての生き方、その狭間で揺れ動きながら、行き着いた先とは? ラストに明かされた「人生の選択」に、多くの女性たちが共感し、涙した本作。年末年始にかけて、自分の生き方を深く見つめ直すきっかけにしてみてはいかが?『おやすみなさいを言いたくて』は12月13日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:Miwa Ogata)
2014年12月11日自身も2児の母であり、女優との仕事を両立させているフランス出身のオスカー女優ジュリエット・ビノシュの主演最新作『おやみなさいを言いたくて』。いつまでも美しくパワーにあふれた彼女が、報道カメラマンとなり、仕事と家庭という“究極の選択”を迫られていく本作に、同じ苦労や喜びを知るママ芸能人や働く女性たちから、共感と感動のコメントが到着した。アフガニスタン、コンゴ、カタール…世界各地を飛び回る報道写真家のレベッカ(ジュリエット・ビノシュ)は、常に死と隣り合わせになりながらもシャッターを切っていた。だが、あるとき、まさに命がおびやかされる危険な事態に遭遇してしまう。日常生活を一緒に送れなくても、すべて上手くいっていると思っていたレベッカ。久しぶりにアイルランドのわが家に帰った彼女は、夫(ニコライ・コスター=ワルドー)とふたりの娘たちの本当の気持ちを知り、ある決断をするが…。『存在の耐えられない軽さ』でアメリカに進出、『汚れた血』や『ポンヌフの恋人』ではレオン・カラックス監督のミューズと呼ばれ、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンと世界三大映画祭の「女優賞」をすべて制覇し、『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞「助演女優賞」を受賞、『ショコラ』で同「主演女優賞」にノミネートされたジュリエット・ビノシュ。オスカー女優にして、2児の母であり、画家で、平和活動支援なども精力的にこなす彼女は、ノルウェーのエリック・ポッペ監督のもとで本作に主演、まるで彼女の分身であるかのような美とパワーにあふれた“働くママ”レベッカを好演した。「ジュリエットは現役の世界的トップ俳優のひとりですから、監督は誰でも彼女と仕事したいのではないでしょうか」とポッペ監督は言う。彼女の徹底した役作りは、「そのこだわりようときたら、何から何まで本物を求めるのです。カメラはプロが使うものでなければならない。メモリーカードのサイズまで!もちろん映画で映らないものですが…」と称賛を贈る。そんな仕事へのあくなき挑戦と情熱、そして家族への深い愛を胸に秘めた役柄には、各界の女性たちから共感・感動のコメントが届いている。<ママ代表コメント>◆土屋アンナ(アーティスト)仕事と家庭の両立はとても難しいと実感している私にとって、レベッカとオーバーラップするシーンが沢山あります。思春期を迎えた娘との葛藤も、私の母と私たち姉妹の経て来たときと重なります。何が大切なものであるかを問われている気がします。命の尊さを改めて考えさせられる作品です。◆千秋さん(タレント/デザイナー)世界情勢と母娘の愛。使命ある仕事か家族かどちらを選択するのか。誰でもぶち当たるママならではの苦悩。泣きました。◆富司純子(女優)報道写真家としての顔と夫とふたりの子どもへの愛に悩む顔。ビノシュの表情、演技力、最高にかっこいい!!◆加藤登紀子(歌手)観終わってしばらく、嗚咽が止まりませんでした。 怖ろしい世界の現実に命を懸けて向き合う報道写真家であることと、ひとりの女として生きる幸せの狭間。彼女の苦しみは、仕事を持つ女の深い痛みに真っ直ぐ伝わってきます。◆木村多江(女優)私の使命は?居場所は?突きつけられたようで胸が苦しい。仕事と家族のはざまで、私もゆれた。◆坂井真紀(女優)私は、母親が正しい愛で子育てをすれば、それが世界平和へつながっていくと信じています。『おやすみなさいを言いたくて』は12月13日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月21日1954年の誕生から60年――日本が誇る世界で最も著名なキャラクター“ゴジラ”を、ハリウッドの最新技術を駆使して映画化される『GODZILLAゴジラ』。日本では7月に公開を控える本作から、日本語吹き替え版のキャストとして、映画『潔く柔く』やTVドラマ「BORDER」など近年、女優としての活躍がめざましい、波瑠がヒロインの声を担当することが決定した。『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』で知られるレジェンダリー・ピクチャーズに認められた新鋭のギャレス・エドワーズが手がける本作。『キック・アス』の若手実力派アーロン・テイラー=ジョンソンや、日本を代表する名優・渡辺謙、さらに、エリザベス・オルセン、ジュリエット・ビノシュ、サリー・ホーキンスらハリウッドやフランス映画界から豪華なキャストが集結している。すでに世界各国で公開された本作は、公開3日間で北米の興行収入が約95億円、全世界での公開週末興行収入が累計約200億円という大ヒットを記録している。今回、波瑠さんが担当するのはエリザベス・オルセン演じるヒロインにして、主人公の妻・エル。映画やドラマ、さらにテレビ番組「A-studio」では、MC・笑福亭鶴瓶のアシスタントとして活躍するなど、新たなジャンルに挑戦し続ける波瑠さんだが、長編映画全編にわたる本格的な吹き替えは初!アフレコ収録ではとても苦戦したようで「映画の吹き替えは初めてで、既に完成されている物語の世界に、声だけで参加してお芝居をするのはとても難しかったです。母親として息子を思う気持ちや、夫を心配する気持ちが伝わるといいなと思います」とコメント。さらに「今回のハリウッド版を観て、ゴジラのファンになりました。とても迫力のあるパワフルな映画なので、みなさんにはぜひ劇場で観ていただきたいです」と本作をアピールした。本作の日本語吹き替え版では、芹沢博士の日本語吹き替えを渡辺さん自身が担当するほか、芹沢博士と共にゴジラを追跡するアメリカ軍分析官の声を、“ゴジラファン”を自認する佐野史郎が担当する。『GODZILLAゴジラ』は7月25日(金)より2D/3D(字幕スーパー版/日本語吹替版)で公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:GODZILLAゴジラ 2014年7月25日より全国東宝系にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC
2014年06月25日城田優らが出演するミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が9月3日、東京・東急シアターオーブで開幕した。主人公のロミオは城田、古川雄大、柿澤勇人のトリプルキャスト。ヒロインのジュリエットはフランク莉奈、清水くるみがダブルキャストで務める。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』チケット情報作品は、シェイクスピアの不朽の名作を原作に、2001年にフランスで初演されたもの。日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演、宝塚での再演を重ねるとともに、2011年は城田らの出演で男女混合版としての日本オリジナル版も上演された。今回はフレッシュなキャストも多数加わった、待望の再演である。初日及び公開舞台稽古でのキャストは、城田ロミオ、フランク・ジュリエット。城田は2年前よりも格段に歌唱力、表現力が増し、ミュージカル俳優としてもひと回りもふた回りも大きくなったようだ。ジュリエットへの愛、それを失うことからの絶望をほとばしる情熱で演じるさまは圧巻で、彼のロミオを観るだけでもこの作品へ足を運ぶ価値がある。フランクも愛らしい姿はそのままに、初演時より歌声が伸びやかになり、ジュリエットの細やかな感情をうまく客席へ伝えた。ほかのキャストも熱演という言葉がぴったりで、中でも荒々しさの中に切なく純粋な感情を秘めたティボルトを作り上げた加藤和樹や、仲間たちの死を見届け最後に残されるベンヴォーリオを説得力ある演技で見せた尾上松也などが印象的。特に歌舞伎俳優である尾上の豊かな歌唱力に驚かされた。初日前日に行われた会見では、城田は「2年前の初演が非常に高い評価をいただいた。その再演ということで高い壁やプレッシャーとの戦いだったのですが、前回の感動を越えられるものを作っていこうと頑張ってきました。観に来てくださるすべてのお客さまのために、一回一回、愛に生きて愛に死んでいきたい」と力強く意気込みを語った。また、自分が演じるロミオについては「冒頭は夢見がちのところがあるのですが、後半、ジュリエットと引き裂かれてからの僕の作るロミオは、これでもかというくらい弱いロミオ。2幕のボロボロ感は僕が一番やばいかも(笑)。それほどまでに仲間やジュリエットという存在が大きい」とアピール。同じくロミオを演じる古川は「ロミオの透明なイメージに薄い紫を入れたような、純粋なロミオを演じたい。それがジュリエットに出会って真っ赤になる」、柿澤は「ロミオはイメージ的には王子様なのですが、実際に本を読んだらそうでもない。舞台では実際に目の前にジュリエットが現れてくれるし、まわりには仲間が常にいるので、それを情熱的に愛するだけです。あまり背伸びすることなくやりたい」と、それぞれ自身のロミオをアピールしていた。公演は10月5日(土)まで同劇場にて。10月12日(土)から27日(日)までは大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演される。チケットはともに発売中。東京公演では当日引換券(オリジナルグッズ付)も発売中。
2013年09月04日