『プリティ・ウーマン』や『プリティ・プリンセス』で知られるゲイリー・マーシャル監督(81)が脳卒中ののち、肺炎の合併症で19日夜(現地時間)に亡くなった。「People」誌などのメディアが報じた。『プリティ・プリンセス』に主演し、一躍人気女優の仲間入りを果たしたアン・ハサウェイにとってマーシャル監督の存在は大きく、SNSで監督とジュリー・アンドリュース、アンの3人で撮った思い出の写真と共に長文レターで監督を追悼している。それによれば、『プリティ・プリンセス』を撮影中、監督に「この映画がヒットするかどうかなんてわからない。でも撮影中の思い出作りはコントロールできるよ。だからいい思い出を作ろうね」と言われたことがアンの人生に大きな影響を与えたと言う。監督がカメラのレンズを覗き込む写真には「天国は(監督を迎え入れて)もっと楽しい場所になったでしょうね。ゲイリー、愛しているわ。ありがとう」という言葉で追悼した。『プリティ・プリンセス』でアン演じるミア王女の祖母を演じたジュリー・アンドリュースは「Entertainment Tonight」に「訃報を聞いて非常にショックを受けています。彼は大切な友達であり、同僚であり…とても寛大な人で。(彼の妻)バーバラとご家族にお悔やみを申し上げます。とても寂しいです」とコメント。そのほかにもリチャード・ギア、リンジー・ローハン、ジェシカ・アルバら多くのセレブがSNSなどで追悼コメントを寄せている。(Hiromi Kaku)
2016年07月21日ディズニーが贈る『メリー・ポピンズ・リターンズ』の公開日が、2018年12月25日に決定した。パメラ・L・トラバーズ著作の児童小説『メアリー・ポピンズ』シリーズを原作とする1964年作ミュージカル映画『メリー・ポピンズ』では、世代を超えて愛されている主人公メリー役をジュリー・アンドリュースが演じていたが、ロブ・マーシャル監督がメガホンを取る続編ではエミリー・ブラントが演じる。主演女優賞を含む5つのアカデミー賞を獲得した前作でのメリーの役どころは、銀行員の家庭の子供たちジェーンとマイケル・バンクスの世話をするためにロンドンにやってきた魔法を使える家庭教師であった。原作『メアリー・ポピンズ』は8冊から構成されており、1964年作の映画は1冊目の本を元に制作されていた。今回の新作は残り7冊部分にフォーカスを当てていくことになるようで、公式サイトが発表している同作品のあらすじには、「大恐慌時代のロンドン。大人になったジェーンとマイケル・バンクス、そしてマイケルの3人の子供たちが苦境に立たされているところに再びメリー・ポピンズが訪れる。メリーは友人ジャックの力を借りて、魔法で家族たちに生きる楽しみを見つけ、見失った人生を取り戻す手助けをする」と記されている。監督を務めるマーシャルは以前、同作品の制作チームに参加できることについて「ディズニーがパメラ・L・トラバーズのさらなる冒険を映画作品にしたいと言ってきてくれたことをととても誇りに思うし、うれしいよ」「アイコニック的な存在の前作は僕にとって、とても特別なものなんだ。だから、子供のときに感じたような驚きは最も苦しい時にさえ見つけることができる、というメリー・ポピンズのメッセージを新たな世代に伝えられるミュージカル映画を作るのが楽しみだよ」と語っていた。街灯をともす仕事をしているメアリーの友人ジャック役は、リン=マニュエル・ミランダが演じる。(C)BANG Media International
2016年06月02日1964年に映画化され、主演したジュリー・アンドリュースにアカデミー主演女優賞をもたらした“空飛ぶナニー”の物語、『メリー・ポピンズ』の続編製作が本格的に始動開始のようだ。米ウォルト・ディズニー・ピクチャーズからメリー・ポピンズ役にエミリー・ブラントを起用し、2018年12月25日(現地時間)に公開予定だということが正式に発表された。数か月前にエミリーがディズニーと出演交渉をしていると最初に報じた「Variety」誌によると、監督はロブ・マーシャル、製作はジョン・デルーカ、マーク・プラットで、エミリーが2014年に出演したディズニーのミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』と同じ製作チームが再びタッグを組む。現在エミリーの他には、新キャラクターで街灯を灯す“ランプライター”のジャック役にリン・マニュエル・ミランダがキャスティングされている。タイトルは『Mary Poppins Returns』(原題)になる模様で、舞台は大恐慌時代のロンドン。子どもだったバンクス家のジェーンとマイケルはすっかり大人になり、マイケルは3人の子持ちに。不幸な出来事があって落ち込んでいたマイケルらの元を訪れたメリー・ポピンズが、ユニークな魔法と友人ジャックの助けによって、彼らの人生で失われていた喜びと驚きを取り戻すお手伝いをするという話になるようだ。(Hiromi Kaku)
2016年06月01日アン・ハサウェイがニューヨークのファッションサイトの若き社長に、ロバート・デ・ニーロが70歳の新人インターンに扮し、年齢や性別を超えた2人の友情と、“現代女性”の仕事とプライベートの両立をリアルに描いた『マイ・インターン』。このほど、『プラダを着た悪魔』から9年ぶりにファッション業界に舞い戻り、仕事に、プライベートに奮闘する女性ジュールスを好演したアンが、役作りや名優ロバートとの共演で得たことについてシネマカフェに語ってくれた。仕事を分刻みでテキパキこなし、オフィスでは“時短”のために自転車で移動、家に帰れば専業主夫の夫と可愛い娘が迎えてくれるという、誰もがうらやむ充実した生活を送っているアン演じるジュールス。だが、やがて大切な会社とジュールス自身が、ある岐路に立たされる…。本作では、仕事で成功し、結婚してプライベートも充実しているジュールスを演じたアン。『プラダを着た悪魔』で彼女自身が演じたアシスタントが、さながら大出世を遂げたような形だ。この役柄を演じるため、アンには心に留めていたことがあるという。「タフでありながらも、感じ悪い人物にならないように気をつけたわ。嫌なオンナにならないようにね。だけど、それと同時に、彼女があまりにも愛らしくて憎めない人物になってしまうと現実的でなくなるから、それも避けたいと思ったの」。「ときにはタフにならなきゃならないときもある。でも、彼女はひと昔の女性のように、タフでないと権力の頂点に這い上がれないような時代、あまりにも機会が少なくて、競争率が激しいという過去の時代には生きていない。だから今回は、彼女が抱く経験の少なさと自信というもののバランスが大切だと思ったの」。確かに、本作でのアンは、かつてメリル・ストリープが演じていたような威圧的なトップ像とはまるで違う。時代の波に乗り急成長してきた会社に戸惑う一面もありつつ、常に“どうしたら、よりよくなるのか”を考え、自らどんどん動いていく姿は、「あの人が頑張っているから、私も頑張ろう」という気にさせてくれる身近な上司だ。今回、それはしっかり表現されていたことを伝えると、「ありがとう!」と、アンは嬉しそうに笑みを見せる。そして、そんな社長・ジュールスを、仕事でも、プライベートでも支えたのは、意外にも70歳のシニアインターン、ベンだった。演じたロバート・デ・ニーロとアンは、本作が初共演。「学んだことはいろいろあるわ。ボブ(ロバートの愛称)と一緒に仕事できる機会なのに、ちゃんと彼の仕事ぶりを見ていないというのは俳優としては愚かよ。ボブの魔法と才能をね」と彼女は言う。そして、「何に感動したかって、これは私が女優を辞めてしまうまでずっと心に刻んでおきたいことなんだけど、撮影現場でのボブの佇まいがあるのは、俳優として惜しみない努力を続けてきたから。現場でのスタッフに対する態度も素敵よ。撮影で忙しい週が終わるとスタッフみんなにご馳走をしてくれたこともあったわ。世界一美味しいモツァレラチーズサンドイッチが知らない間に用意されていたりしてね」と明かす。「何にも代え難い体験だった」という名優との共演は、アン自身にとっても大きな指針となり、尊敬の対象となったようだ。特に印象に残っているシーンは?というと、「2人でベッドで横になるシーンは私たち2人にとってすごくエモーショナルなシーンだった」とアン。「あのシーンは完璧なものにしたかったから、台詞を間違わないように何度も確認した。ナンシー(・マイヤーズ)の脚本は本当に美しいから、完璧に台詞を言う必要があるの。ナンシーのためにも努力したかった」。だが、ロバートの目の前でバスタブに浸かって泣く演技をするシーンは、なかなか難しいものがあったようで、「プレッシャーだったわ。撮影はうまく進んでいたと思っていたんだけど…」とふり返る。「そのときボブを見上げたら、ロバート・デ・ニーロとベン・ウィテカーが1つになったかのような美しい瞬間だったとしか言いようがないんだけど、ベンが映画の中でやるように『君ならできる』っていう目線をくれたの。彼のことはそのシーンをやる前から大好きだったけど、私のことを気遣ってくれたことには本当に感謝しているわ。たくさんサポートしてくれたから」。映画デビュー作『プリティ・プリンセス』(ジュリー・アンドリュース共演)や『プラダを着た悪魔』(メリル・ストリープ共演)、『レ・ミゼラブル』(ヒュー・ジャックマン共演)など、これまでも多くの作品に出演し、名優と共演してきたアンは、ベン=ロバートのように先輩から人生を変えるようなアドバイスを実際にもらったことはあるのだろうか?「彼らをお手本に“頑張れる”という状況が得られたと思うわ」と、アンは言う。「彼らとの共演は、私がやっていること(仕事)に敬意の念を持って自分の人生を生きたい、という気持ちにさせてくれた。彼らが優雅さを持って人生を生きているように、私もそうでありたいとね。そして、彼らが自分のプライバシーを守っていることにも感銘を受けたわ」。人生を豊かに生きるために、仕事とプライベートにしっかりと線引きすることは“現代女性”にとっても最重要事項の1つ。しかし、“現代女性”だからこそ、そこのやりくりが最も困難なようにも思えるが…。「“現代女性”という言葉を聞くと、それぞれ個人のことを思うの。昔は、一般に女性の役割というものが言われていたけれどね。外で働く女性であっても、家にいる母親であっても、いまの世の中はそれらの女性の人生を見るレンズが大きくなっている。どんな人生でも大きな共通点があって、それと同時にどの人たちもそれなりにユニークで違う人物なの。だから“現代女性”という言葉を聞くと、個人個人のひとりの女性のことを心に描くわ」。そして、「その一方で」とアンは続ける。「女性がすべてを完璧にやり遂げたとしても、社会は、男性がやり遂げた場合と同じようには報酬を与えないかもしれない、という現実がある。それは、本当に卑屈よね。そんな状況がベターになっていくことを、男性も女性も望むべき」と指摘。「世が女性に対して『あなたは何でもなりたいものになれるし、何でもできる』と言っていても、『だけど、少ない稼ぎで働いてくれるのならば』と付け足したら、本末転倒よ」。さらに、日々頑張っている(頑張りすぎてしまう?)日本の女性たちにも、「みんな、ずっと一生懸命、ハードに働いていきましょう、そして、もし不平等な境遇を目にしたら意見を発言していきましょう。私たち女性が、公平に扱われる職場にしていきましょう」と、エールを送る。人生の師たちの背中を見ながら、現在、女優業と並行して女性支援活動など数多くのチャリティにも力を入れているアン。やっぱり彼女は、どこまでもスマートでカッコイイ、私たちにとっての憧れの存在なのだ。『マイ・インターン』は10月10日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・インターン 10月10日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国(C) 2015 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2015年10月09日ミュージカル映画の名作『サウンド・オブ・ミュージック』の日本語吹替版が4月17日(金)より映画館で公開されることが決定した。日本語版が劇場公開されるのは初めてで、平原綾香、石丸幹二、日笠陽子らをキャストに迎えた“製作50周年記念日本語吹替版”が公開される。その他の写真リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世によるブロードウエイミュージカルを原作に製作された『サウンド・オブ・ミュージック』は、ナチス占領下のオーストリアのザルツブルクを舞台に、厳格なトラップ家の家庭教師としてやってきた歌が大好きな修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)と、7人の子どもたちとの交流を描いたミュージカル映画。第38回アカデミー賞で作品賞を含む5部門を受賞し、劇中で歌われる『ドレミの歌』『私のお気に入り』『エーデルワイス』は、映画の枠を超えて世界中の人々に愛唱されている。このほど新たに収録された“製作50周年記念版”は、主人公マリア役をシンガーソングライターの平原綾香が、トラップ大佐役を俳優・歌手として幅広い分野で活躍する石丸幹二が、長女リーズル役を日笠陽子が担当している。また、5月2日(土)には“製作50周年記念吹替版”のブルーレイ&DVDが発売されることが決定。ジュリー・アンドリュースが再びザルツブルグを訪れた様子を収録した特別映像や、歴代の日本語吹替キャストの音声を収録した6バージョン(ソフト版、40周年記念版、テレビ朝日版、フジテレビ版、テレビ東京版、50周年記念版)が特典として収録される(※DVD版は3種類)。『サウンド・オブ・ミュージック』製作50周年記念版4月17日(金)TOHOシネマズ新宿ほか全国順次公開『サウンド・オブ・ミュージック』製作50周年記念版5月2日(土)DVD&ブルーレイ発売DVD(2枚組):3990円+税ブルーレイ(3枚組):5980円+税ブルーレイ・コレクターズBOX(5枚組):15000円+税発売元:20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
2015年03月10日2月23日(日本時間)、ハリウッドのドルビー・シアターにて世界最大の映画の祭典「第87回アカデミー賞」の授賞式が開幕。続々と受賞者が発表されるなか、6度のグラミー賞受賞を誇る世界的人気歌手のレディー・ガガがパフォーマンスを行った。ガガは、これまでに全世界で2,700万枚以上のアルバムセールスし、先日行われたグラミー賞では伝説的ポップシンガー、トニー・ベネットとのデュエットソングを披露し、音楽ファンを魅了していた。レッド・カーペットでは白のドレスに真っ赤なグローブを身に着け登場し注目を集めた。インタビューでは、婚約者テイラー・キニーに向けて「ハニー、家で観てくれてる?」とメッセージを贈っていた。パフォーマンスでは、「映画の歴史を変えた名曲」とガガも語っていた『サウンド・オブ・ミュージック』の名曲の数々をメドレーで歌い上げ、その圧巻のパフォーマンスに会場は総立ち。ラストには、同作で主人公の修道女見習い・マリアを演じた本人ジュリー・アンドリュースがステージに登場。ガガと抱擁を交わした。そのほかにも、昨年、主題歌の「Let it go」と共に世界的に大ヒットを飾った『アナと雪の女王』の楽曲を手がけたクリスティン・アンダーソンとロバート・ロペスが、アカデミー賞のためにミュージカルナンバーを担当し、司会のニール・パトリック・ハリスが『イントゥ・ザ・ウッズ』でシンデレラ役を演じたアナ・ケンドリックとパフォーマンスしたり、『ドリーム・ガールズ』で「助演女優賞」を受賞したジェニファー・ハドソンなどのパフォーマンスなど、映画の祭典に相応しい一夜になった。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日人気格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場するハン・ジュリが、コトブキヤの展開するフィギュア「STREET FIGHTER 美少女」シリーズで立体化され、2015年3月に発売される。価格は8,100円(税込)。これまでに、春麗、キャミィと『ストリートファイター』シリーズに登場する人気女性キャラクターを立体化されてきたが、それに続くキャラクターは『スーパーストリートファイターIV』より参戦したハン・ジュリ。今回は、山下しゅんや氏の描き下ろしイラストをもとに、口元から舌をのぞかせた狡猾な表情で立体化している。特徴的な髪型は捻じれた毛束感を表現。露出度の高いコスチュームは蜘蛛を模しており、踊るように相手を挑発するポーズに。対照的に下半身を包む衣服は余裕のあるシルエットで、躍動感を生む仕上がりとなっている。現在発売中の宿敵・春麗やキャミィと合わせて、ディスプレイを楽しむことができる。原型製作は高橋昌宏氏(GILL GILL)が担当。商品価格は8,100円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年3月を予定している。(C)CAPCOM U.S.A., INC. ALL RIGHTS RESERVED. This product is manufactured and sold by KOTOBUKIYA utilizing Capcom U.S.A.’s intellectual property, under license by CAPCOM U.S.A.
2014年09月02日19世紀末のドイツで当時は反社会的とされていたサッカーを用いた授業を行い、“ドイツ・サッカーの父”とも称されるコンラート・コッホの姿を実話を基に描いた映画『コッホ先生と僕らの革命』が9月15日(土)から日本公開される。これまでも、信念を貫き、生徒たちを導く教師のドラマは多くの観客の支持を集めてきたが、本作もそんな“語り継がれる名作”になるのだろうか?その他の写真本作は、反イギリスの感情が強かった1874年のドイツの名門校に、若き英語教師コンラート・コッホが赴任してくる場面から始まる。彼は生徒たちやその親が持つ根強い偏見に負けることなく、サッカーを媒介に生徒たちと向き合い、閉ざされていた生徒たちの心を開いていく。本作がドイツで公開された当時、多くの観客が『いまを生きる』の名をあげたそうだ。『いまを生きる』はロビン・ウィリアムズが主演を務めた1989年の米映画で、厳格な全寮制の学校を舞台に、ひとりの熱血教師が生徒たちと心を通わせる様を描き、多くの観客の支持を集めた。本作だけでなく、心を閉ざしていた若者たちを、ときに優しく、ときに厳しく指導し、“教師と生徒”という枠を超えた信頼関係を築いていく過程を描いた作品は多い。ジュリー・アンドリュースが厳格な家の家庭教師役を演じた『サウンド・オブ・ミュージック』、サミュエル・L・ジャクソンが風変わりなコーチに扮した『コーチー・カーター』、そしてジャック・ブラックが生徒たちに“ロック”を通じて大事なことを教えていく『スクール・オブ・ロック』など、単なる熱血ではない教師像を描いた作品は、時を超えて愛され続けている。コッホ先生を演じたのは『グッバイ、レーニン!』や『イングロリアス・バスターズ』などで知られる人気俳優ダニエル・ブリュール。劇中では、生徒ひとりひとりと真摯に向き合いながら、“上から目線”の指導ではなく、自身が信念を貫く姿を通じて、生徒たちを導く教師を熱演しており、日本の観客が“コッホ先生”の指導にどのような感想を寄せるのか気になるところだ。『コッホ先生と僕らの革命』9月15日(土) TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
2012年08月31日『ドレミの歌』『エーデルワイス』などスタンダード・ナンバーを数多く含む『サウンド・オブ・ミュージック』。ジュリー・アンドリュースが主演した1965年公開映画も大ヒット、世界中で愛されている名作が、いよいよ福岡で上演される。舞台は1938年のオーストリア。母のいないトラップ家の7人の子どもたちの家庭教師となったマリアが愛情と音楽で一家を明るくしていくが、ナチス台頭という不穏な時代の波が一家にも影を落とし……という物語。3月5日、福岡市内のホテルで記者会見が行われ、マリアを演じるキャストのうち、井上智恵と笠松はる、トラップ大佐を演じるキャストのうち、芝清道と村俊英が福岡公演へ向けての抱負を語った。(複数キャストでの上演により、他キャストの出演も予定)今回上演されるのは、『キャッツ』『オペラ座の怪人』の作曲で知られるアンドリュー・ロイド=ウェバーがプロデュースした最新バージョン。新曲が加えられ、アルプスの雄大な風景を舞台上に再現した美術など、見どころも増えている。笠松曰く「映画のマリアはパワーウーマンな感じだけど、今回の演出では“弱くて脆いけど、あきらめずに頑張ることで物事を動かしていく”女性」へと変更になっているようで、こちらも楽しみ。また曲順も映画版から変更があり、その効果も感じられるとか。芝も「歴史的背景をふんだんに入れてあり、単なる幸せ物語というより困難を乗り越えての家族の絆が強調された。人間模様も複雑に演出されており、音楽だけでなく芝居としても深く面白くなっている」と自信をのぞかせる。また、昨年大きな話題をさらったTVドラマ『家政婦のミタ』さながらに、本作でもトラップ家の子どもたちが重要な役割を果たしている。「子どもたちには嘘が通じない。お芝居も含め、心から交流することを心がけている」と井上が語れば、芝も「トラップ大佐が子どもたちとの本当の愛に触れてハグをするシーン。ここは観ても泣けるけど、実際に演じていても泣ける。自分の中のピュアな部分を引き出してくれるよう」とコメント。それを受け、村も「そのシーンは、マリアや子どもたちとの絆を実感できる大切なシーン。ひとりひとりと心をこめてハグしてます」と語るなど、子どもたちの純粋な演技に、大人の俳優たちも影響を受けている様子だった。東日本大震災に襲われた昨年3月11日は『サウンド・オブ・ミュージック』東京公演の千秋楽の前日だった。震災の混乱を経て、祖国を思いながら歌う『エーデルワイス』を歌う時に「愛する日本」を思いながら歌い、さらに一段と思い入れのある曲になったとか。家族の絆を改めて考えたい今だからこそ、じっくり楽しみたい作品となりそうだ。公演は6月24日(日)から10月14日(日)、福岡・キャナルシティ劇場にて開催。チケットは6月24日(日)から8月31日(金)公演分までを4月22日(日)に一般発売する。
2012年03月07日『RED』で迫力の紅一点を演じたヘレン・ミレンが28日、多くのハリウッド・スターたちの手型や足型が刻まれるロサンゼルスのグローマンズ・チャイニーズ・シアターの前庭に、自身の手型と足型を刻んだパネルを設置した。スターの功績を讚える1920年代から続く伝統的なイベントで、ここ数年の間にジョニー・デップやロバート・ダウニー・Jr.、ウィル・スミスらも仲間入りをしている。ミレンは2003年にイギリスでデイムの称号を授かり、06年の『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞受賞、昨年も『終着駅-トルストイ最後の旅-』で主演女優賞候補になった。華々しい経歴を誇る彼女はこの日のスピーチで「私の人生には3度、素晴らしい栄誉を受けた瞬間がありました。1つは大英帝国からデイムの称号をいただいたとき。とても誇りに思っています。2度目はオスカーを受賞したとき。そして3度目はグローマンズ・チャイニーズ・シアターの前に手型と足型を刻むときです」と語った。彼女同様、デイムの称号を受け、シアター前にパネルを設置している女優には先頃亡くなったエリザベス・テイラーや、ジュリー・アンドリュースがいる。ヘレンは「ハリウッド大通りのたくさんのデイムのひとりになれて、とても光栄です」と結んだ。(text:Yuki Tominaga)写真はグローマンズ・チャイニーズ・シアターで手形を刻むヘレン・ミレン。© Reuters/AFLO■関連作品:RED/レッド 2011年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Summit Entertainment, LLC. All Right Reserved.■関連記事:ブルース・ウィリス、若造には負けじ!『RED』ド派手なアクション映像が到着“オヤジ代表”泉谷しげる、若者に過激なエール!「灰皿で殴っちゃダメ」ジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表バカが飛び出す!『ジャッカス3D』が『ソーシャル・ネットワーク』抑え全米1位獲得ブルース・ウィリス主演作の晴れ舞台に盟友スタローン&J・フォスターも登場
2011年03月30日現在ニューヨークではこの冬から春にかけて、注目の新作映画の撮影が続々と行われている。まずはオールスター・キャストが勢揃いの『New Year’s Eve』(原題)。『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャル監督が、大晦日を過ごすカップルやシングルたち描くロマンティック・コメディーで、ロバート・デ・ニーロ、ヒラリー・スワンクといったオスカー俳優、ベテランのジュリー・アンドリュースやミシェル・ファイファーに、ザック・エフロン、ジェシカ・ビール、アシュトン・カッチャー、シエナ・ミラーなどの若手まで、幅広い顔ぶれがそろう。ジョン・ボン・ジョヴィの恋人を演じる予定だった、こちらもオスカー女優のハル・ベリーが元パートナーと娘の親権を争うために降板、キャサリン・ハイグルが代役に決まったが、2月中旬にハルが再びキャストに加わったことも話題を呼んだ。キャサリンの配役はそのまま変わらず、ハルは別の登場人物である看護師を演じる。12月に全米公開予定の本作にも出演しているサラ・ジェシカ・パーカーは、主演作『I Don’t Know How She Does It』(原題)もニューヨークで撮影中。仕事に子育てに大奮闘のキャリア・ウーマンを演じ、人気TVシリーズ「ゴシップガール」のジェシカ・ゾアがナニー役で出演する。もう1本の注目作は『Friends with Kids』(原題)。TVシリーズ「マッドメン」のジョン・ハムのガールフレンド、ジェニファー・ウェストフェルト(『KISSing ジェシカ』)が監督、出演する作品で、ジョンも出演。30代のカップル2組が、子供を持つと生活が急変する友人カップルたちをしり目に、自分たちは子供を持ちながらパートナー以外の異性ともデートするライフスタイルを試みようとするコメディ。ジェニファーは『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』のアダム・スコットと、ジョンは『ローラーガールズ・ダイアリー』のクリステン・ウィグとカップルを演じ、アダムが演じるキャラクターの若く魅力的なデート相手をミーガン・フォックスが演じる。ブルックリンや、州内のワーウィックのスキー場などで撮影が行われ、ミーガンの夫、ブライアン・オースティン・グリーンの撮影現場訪問にパパラッチたちが張り切る一幕もあり。比較的小規模のインディーズ作品ながら、注目度は高い。こちらは2012年に全米公開予定している。(text:Yuki Tominaga)写真は『New Year’s Eve』(原題)の撮影中のザック・エフロンとミシェル・ファイファー。© Splash/AFLO■関連作品:ゴシップガール [海外TVドラマ]TM & © Warner Bros. Entertainment Incマッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved無ケーカクの命中男/ノックトアップ 2008年12月20日より新宿ミラノにて公開© 2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.ローラーガールズ・ダイアリー 2010年5月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2009 BABE RUTHLESS PRODUCTIONS, LLC All Rights Reserved.■関連記事:「SATC」のキャリーと「ゴシップ・ガール」のヴァネッサがコメディ作で共演「ゴシップガール」シーズン3放送決定!レディー・ガガ&ヒラリー・ダフら出演「glee」がGG賞2年連続作品賞で3冠!アル・パチーノ、S・ブシェミらも受賞シネマカフェ的海外ドラマvol.1812011年ゴールデン・グローブ賞の注目ポイント!シネマカフェ的海外ドラマvol.1792011年もドキドキ&メロメロ!〜注目ドラマ編〜
2011年03月09日笑福亭鶴瓶と注目の子役・芦田愛菜が6月27日(現地時間)にL.A.で開催された、日本語吹き替え版の声優を務める3Dアニメーション『怪盗グルーの月泥棒 3D』のワールド・プレミアに出席し、“イエロー・カーペット”に登場!その模様を収めた動画も到着した。月を盗むという途方もない作戦を立てた、怪盗グルーと仲間のミニオンたちが、作戦の過程で引き取るハメになった孤児の3姉妹と心を通わせていくさまを描いた本作。鶴瓶さんは主人公のグルーを、そしてTVドラマ「Mother」(日本テレビ)や映画『告白』での愛くるしく、観る者の胸を打つ演技で注目を浴びる愛菜ちゃんは、3姉妹の末っ子・アグネスの声を担当している。映画に合わせて“レッド”ならぬイエロー・カーペットが敷きつめられたL.A.のNOKIAシアターには、世界各国から130もの媒体が取材に訪れた。黒いスーツでキメた鶴瓶さんと、薄いグリーンのストライプがキュートなドレス姿の愛菜ちゃんは揃って仲良く登場。その姿はまるでおじいちゃんと孫娘。鶴瓶さんは「愛菜ちゃんは、本当にかわいい。ほかの外国の人と比べても負けてないよ。楽しんで歩いている」とデレデレ。一方の愛菜ちゃんも、スーツ姿の鶴瓶さんについて「かっこいいと思います」とニッコリ。この日のプレミアには、『40歳の童貞男』などのヒットで、いまや全米屈指のコメディ俳優として名を馳せ、本作オリジナル版の主人公・グルーの声を演じているスティーブ・カレルや、グルーの母親役のジュリー・アンドリュースらも参加。『メリー・ポピンズ』や『サウンド・オブ・ミュージック』などで知られる国民的スターとあって、ジュリーの登場に会場からは大きな歓声と拍手が。以前からジュリーの大ファンという鶴瓶さんは、イエロー・カーペットで念願の初対面を果たし、感激の面持ち。愛菜ちゃんが6歳の誕生日を迎えたばかりと聞かされ、ジュリーは「6歳!?素晴らしい!お誕生日おめでとう」と68歳年下の“後輩”を祝福。さらに鶴瓶さんと愛菜ちゃんを見て「あなたたち、本当の親子みたいね」と笑顔を見せた。『怪盗グルーの月泥棒 3D』は10月29日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。こちらの動画の模様はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:怪盗グルーの月泥棒 3D 2010年10月29日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:おじいちゃんと孫?鶴瓶&天才子役が『怪盗グルーの月泥棒 3D』吹き替えを担当
2010年06月29日女性誌「ELLE」アメリカ版主催で、ハリウッドで活躍する女性を讃える「Women in Hollywood Tribute」の第16回表彰式が19日、ビバリーヒルズのフォー・シーズンズ・ホテルで開催され、アライアのセクシーなドレス姿のケイティ・ホームズをはじめ多くの女性セレブが一堂に会した。ハリウッドの映画産業に貢献した女性を表彰する「ロレアル・パリ・レジェンド賞」には、キャスティング・ディレクターのボニー・ティマーマンをはじめ、『ヴィクトリア女王世紀の愛』のエミリー・ブラント、ケイティ・ホームズ、ジュリアン・ムーア、ロビン・ライト・ペン、そしてレニー・ゼルウィガーが輝き、新人賞に当たる「カルヴァン・クライン・コレクション・スポットライト賞」を『アバター』のゾーイ・サルダナ、「ロレアル・パリ・レジェンド賞」をジュリー・アンドリュースが受賞した。会場には、ベニチオ・デル・トロや『パブリック・エネミーズ』のマイケル・マン監督、『パイレーツ・ロック』のビル・ナイ、アレック・ボールドウィンといったゲストたちも祝福に訪れ、華やかな雰囲気に包まれていた。(text:Yuki Tominaga)© Retna/AFLO■関連作品:パイレーツ・ロック 2009年10月24日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ、みゆき座ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. ヴィクトリア女王 世紀の愛 2009年12月、Bunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開© 2008 GK Films, LLC All Rights Reserved■関連記事:ジョニー・デップ、キース・リチャーズに「ロック不滅賞」を授賞【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開アンジェリーナ・ジョリー、C・セロンに代わってスリラー作のヒロインに?
2009年10月21日