『ザ・ウォーク』のジョセフ・ゴードン=レヴィットと『スティーブ・ジョブス』のセス・ローゲン、『キャプテン・アメリカ』シリーズのアンソニー・マッキーで、人生の再出発を誓う男たちの乱痴気クリスマス・パーティを描く『ナイト・ビフォア俺たちのメリーハングオーバー』が、3月23日(水)よりDVD発売されることになった。10数年前に家族を失い、孤独な生活を送っていたイーサン。幼なじみの悪友アイザックとクリスは、そんな彼がクリスマスに寂しい思いをしないように、毎年、バカ騒ぎをしながらクリスマス・イヴを一緒に過ごしてきた。だが、時は流れ、クリスは有名人になり、アイザックはパパになり、とそれぞれが大人な事情を抱えるようになったことから、3人で過ごすイヴにピリオドを打つことを決意。最後のクリスマス・イヴが一生の思い出になるようにと、悪友トリオはめいっぱいの大ハシャギをすることに!?本作は、『50/50 フィフティ・フィフティ』(’11)の主演ジョセフ・ゴードン=レヴィットと製作も手がけたセス・ローゲン、そして監督のジョナサン・レビンが再結集して手がけたおふざけコメディ。主人公イーサンを演じるジョセフといえば、『(500)日のサマー』から『ザ・ウォーク』まで幅広い役柄に挑み、次回作はオリバー・ストーン監督のもと内部告発者エドワード・スノーデンに扮する『Snowden』(原題)と、カメレオン俳優ともいえる活躍ぶり。また、その悪友アイザック役には“笑いの奇才”セス、クリス役には『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『クーパー家の晩餐会』のアンソニーと、豪華なトリオが集結。さらに、何かとお騒がせの人気シンガーや彼らの盟友の有名俳優が、“本人役”でカメオ出演を果たしている。数々のクリスマス映画にオマージュを捧げながら、いい年した悪友トリオが人生再出発を誓うべく、最後のイヴにぶっ飛んだパーティを決行する本作。彼らのハングオーバー(二日酔い)には要注意!?『ナイト・ビフォア俺たちのメリーハングオーバー』ブルーレイ&DVDは3月23日(水)より発売開始。(text:cinemacafe.net)
2016年03月22日2月に入り、日本における興行収入が100億円を突破し、『アバター』を抑え全米No.1興行収入の記録を打ち出した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。歴史的ヒットとなりまだまだ興奮さめやらぬ中、続編となる『スター・ウォーズ/エピソード8』(仮題)の撮影が2月15日(現地時間)からパインウッド・スタジオでスタートしたことが明らかになった。併せて、ベニチオ・デル・トロ、ローラ・ダーン、ケリー・マリー・トランが新キャストとして登場することが全世界で発表された。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で監督を務めたJ.J.エイブラムスは、最新作ではジェイソン・マクガトラン、トム・カーノウスキーと共に製作総指揮へと回り、製作はキャスリーン・ケネディとラム・バーグマンが務める。監督・脚本にはジョセフ・ゴードン=レヴィット&ブルース・ウィリス出演作の『LOOPER/ルーパー』を手掛け、いまハリウッドで最も期待されている新鋭監督のひとり、ライアン・ジョンソンが抜擢されている。前作に引き続き、力強いヒロイン・レイを好演したデイジー・リドリーを始め、ストームトルーパーの脱走兵フィン役にジョン・ボイエガ、ダース・ベイダーを受継ぐ存在カイロ・レン役にアダム・ドライバー、レジスタンスのNo.1パイロット・ポー役にオスカー・アイザック、最後のジェダイ・ルーク役にマーク・ハミル、レジスタンスのリーダーでルークの妹・レイア役にキャリー・フィッシャー、おしゃべりなドロイド・C-3POにアンソニー・ダニエルズなど新たなる物語にはお馴染みのメンバーが出演する。全世界で公開された映像に映し出されたのは、レイがライトセーバーをルーク・スカイウォーカーの元へ返すシーン。映像を見る限り、世界を興奮させたこのシーンは続編の監督を務めるライアン・ジョンソンが撮影していた可能性が高い。今回発表された新たなるキャストの役どころは明かされていないが、アカデミー賞俳優のベニチオ・デル・トロ、『ランブリング・ローズ』でアカデミー賞にノミネートされたローラ・ダーンといずれも実力派揃い。また、映画、ドラマで活躍する新人のケリー・マリー・トランの参加も発表され、彼らがどのような役どころを演じるのか今後も続報に期待したい。『スター・ウォーズ/エピソード8』(仮題)は2017年12月15日、全米公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2016年02月16日チャニング・テイタムとジョセフ・ゴードン=レヴィットが、ミュージカルコメディで共演することになった。ユニバーサルが製作配給する。タイトルは決まっていない。ゴードン=レヴィットと脚本家マイケル・バコールのアイデアに基づくもので、バコールが脚本を書く予定だ。バコールは、テイタムとジョナ・ヒル主演でヒットした『21ジャンプストリート』の脚本も書いている。その他の情報ゴードン=レヴィットの最新作は、昨年秋北米公開されたコメディ『The Night Before』。次回公開作は、5月北米公開予定のオリバー・ストーン監督作『Snowden』で、エドワード・スノーデンを演じる。テイタムの最新作は、現在北米公開中のジョエル&イーサン・コーエン監督作『ヘイル、シーザー!』。文:猿渡由紀
2016年02月09日チャニング・テイタムとジョセフ・ゴードン=レヴィットがミュージカル映画で共演することが決まった。「The Hollywood Reporter」誌によると、ストーリーの詳細などは明らかにされていないが、パイロット2人が災難に巻き込まれるコメディ仕立てのミュージカルで、R指定のオリジナル作品になるという。チャニングは『ステップ・アップ』や『マジック・マイク』シリーズでダンスのスキルは証明済み。ジョセフも『(500)日のサマー』でミュージカル調のシーンを見事に演じている。ミュージカル「Wicked」を手がけたマーク・プラットらと共にチャニングとジョセフはプロデューサーも務める予定。脚本はマイケル・バコールが担当する。ジョセフは2001年の主演作『Manic』(原題)で、チャニングは『21ジャンプストリート』と続編の『22 Jump Street』(原題)でマイケルと一緒に仕事をしている。(text:Yuki Tominaga)
2016年02月09日ジョセフ・ゴードン=レヴィットが、当時世界一の高さを誇った道なき空間に足を踏み入れ、命綱なしの空中闊歩に挑んだ男フィリップ・プティを熱演する『ザ・ウォーク』。その驚異の3D映像への絶賛と共に、プティの夢を追う姿に「勇気をもらった!」「夢を持つことの素晴らしさを感じた!」という声がSNS上で多数上がっている。そんな中、主人公のプティが自身の夢を熱く語る、冒頭9分もの映像がシネマカフェに到着した。月面を歩いた人間は12人いるが、ワールド・トレード・センターの間を歩いた人間は1人しかいない、永遠に…。そのたった1人の男フィリップ・プティは、1974年、当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センターの間をワイヤーロープ1本でつなぎ、高さ411mの道なき空間に足を踏み入れた。誰もが不可能と思う夢を実現した彼の実話を、『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞を手にした巨匠ロバート・ゼメキス監督が圧倒的3Dで描き出したのが本作。映像では、「“なぜ?” 僕はよく聞かれる」と、この物語の主人公、ジョセフ演じるプティが我々に語りかける。ワイヤーウォークという“死”と隣り合わせな、無謀とも思える行為に対し、人々が持つ「なぜ?」という当然の疑問。それをプティは、ワイヤーウォークは“生”であり“人生そのもの”だと笑顔で一蹴する。そして、美しく浮かび上がるツインタワーの姿を背に、自身の夢を嬉々として語るプティ。プティは挑戦する理由を「言葉では表せない」と言いながらも、その目は夢見る少年のように希望に満ちあふれている。まさに、プティの夢への真っ直ぐさが伝わってくる導入部だ。やがて映像は、パリの路上でパフォーマンスをして生活していた時代や、歯医者でツインタワーに恋に落ちた瞬間、ワイヤーウォークを始めたきっかけの場面へ。この後、プティはどのように夢へと突き進むのか。その今後の歩みに期待をせずにはいられない映像となっている。このフィリップ・プティのストーリーに出会った際、どんなことがあっても作るべき映画だと思ったと明かすのは、ゼメキス監督。「ワールドトレードセンターを見てフィリップは『ワイヤーを渡してその上を歩く』と宣言した。彼のために建てられた建物だと感じたのだろう。パリのノートルダム大聖堂を渡ったときも同じだ。フィリップのユニークな生きざまは、すべてのアーティストに通じる。なぜ、絵描きは絵を描き、音楽家は曲を作るのか?“やらねばならない”という以外に答えはない。何かを表現したいという衝動は誰にでもあるはずだ。フィリップも同じで、内なる衝動に突き動かされたんだよ」と、プティの挑戦の理由を代弁する。ジョセフはこのプティを演じる上で、彼の持つ夢への真っ直ぐさを伝えることを重要視したという。「何よりも大切だったのは、フィリップがワイヤー・ウォークを通して語っていたストーリーを伝えることだった。想像したことは何だってできる。不可能を作ることはできるって。それが魔法。それがアートなんだってね」。そして、彼自身も「とてもインスピレーションを受けたんだ。いまはムリなんじゃないかと思うことも、ぜひチャレンジしてみたい!そんな気分だよ」とプティから大きな影響を受けたことを明かす。一方、当のプティ本人といえば、やはり挑戦の理由を明言していないものの、本作は人々にインスピレーションを与える普遍的な物語であると、自信を持って断言している。「僕のパフォーマンスを見た人たちから、『自分も夢を叶えられる、山を動かせるという気持ちになった』と、よく言われるんだ!」。誰もが不可能と思う夢に勇気と覚悟を持って挑戦した主人公プティ。彼の挑戦のその先に待つ結末は、ぜひスクリーンで確かめてみて。『ザ・ウォーク』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年01月28日いよいよ1月23日(土)より、日本公開となるジョセフ・ゴードン=レヴィット主演、ロバート・ゼメキス監督の『ザ・ウォーク』。本作で、前人未到の夢を実現させたジョセフ演じるフィリップ・プティの恋人を好演する、『マダム・マロリーと魔法のスパイス』や『イヴ・サンローラン』のフランス系カナダ人女優シャルロット・ルボンの可愛すぎる本編映像がシネマカフェに到着した。1974年、当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センターのツインタワー。その間をワイヤーロープ1本でつなぎ、高さ411mの道なき空間に足を踏み入れ、命綱なしの空中闊歩に挑んだ男がいた。その前人未踏の夢を実現するため、フランスからニューヨークに渡ったフィリップ・プティの実話を、『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞を手にしたゼメキス監督が圧倒的3Dで描き出すのが本作だ。今回到着したのは、ジョセフ演じるプティと、シャルロット演じるアニーがパリの街角で運命的な出会いを果たし、言い争いながらも惹かれ合う瞬間が映し出された本編映像。プティの恋人で、誰もが不可能と断じた夢の最初の協力者であるアニー。パリの路上でギター片手に歌っていたアニーは、すぐそばでパフォーマンスを始めたプティに観客を奪われてしまい、プティに詰め寄る。それでも様子を変えずに、冗談ばかりを言うプティに苛立ちを覚えながらも、どこか人とは違うものを感じさせる彼に興味を持ち、やがて2人は少しずつ心を通わせていく。ふくれっつらを見せるアニーの姿は、怒っているのにもかかわらず可愛すぎて、思わず笑みがこぼれてしまいそうに。このアニーとプティについて、シャルロットは「彼が初めて自分の夢を打ち明けた相手がアニーで、彼女は彼の夢に、そして彼自身にも惚れ込むの。フィリップにとって彼女はとても大事な、錨のような存在だったわ」と2人の関係が特別だったことを明かし、「弱気になったときに彼女が必要だったのよ。友達には見せられない弱さも彼女には見せることができたの」と、彼女が精神的にとても重要だったことを強調、失敗の先にある“死”の恐怖と向き合うプティを支えた彼女なしには、この挑戦はあり得なかったことを語っている。さらに、シャルロットは、本作がこれまででいちばん安心して演技ができたとも言う。「フランスの監督は内面を探求していて、自分がやっていることに確信が持てないの。その点、ゼメキス監督は自分が求めているものがはっきりとわかっていた。私も“彼はきっと何年もこの映画のことを考えていたんだな”ということは理解できたので、何の心配もなかったし、彼からどんな要求を出されても平気だったわ」と明かす。プティも惚れ込んだ、アニーの負けん気あふれる魅力を体現してみせたシャルロットの好演を、まずはこちらの映像から確かめてみて。『ザ・ウォーク』は1月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月18日最近、映画館を訪れた人なら、どこまでも果てしなく続くような超高層ビルをなめるように見上げる映像と、やがてそのビルの屋上に駆け上がってくる青年の姿を、予告編の中で目にしたことがあるかもしれない。そして、その後、彼が試みようとしたことも…。その超高層ビルこそ、地上110階建て、高さ411メートルを誇った、今はなきNYのワールドトレードセンターのツインタワー。また、その青年こそ、2つのタワーの間に1本のワイヤーを張り、“命綱なし”でその上を歩いて渡ったフィリップ・プティ。演じるのは、『インセプション』(クリストファー・ノーラン)や『リンカーン』(スティーヴン・スピルバーグ)など人気監督の作品に引っ張りだこのジョセフ・ゴードン=レヴィットだ。今回、“映像の魔術師”とよばれるロバート・ゼメキス監督が手がけた3D映画『ザ・ウォーク』で、実在の“ワイヤー・ウォーカー”フィリップ・プティを演じたことについて、ジョセフがたっぷりと語ってくれた。1974年当時、世界最高層だった完成間近のツインタワーの間で“綱渡り”をしたフランス人青年フィリップ・プティについては、2008年にアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー『マン・オン・ワイヤー』でも描かれ、「綱渡りの男」というタイトルで絵本にもなっている。だが、本作でスポットが当てられているのは、当時24歳だった彼の半生であり、なぜ彼がワイヤー・ウォークに惹かれたのか、この狂気の沙汰ともいえる挑戦に何を求め、“そこ”でどんな景色を見ていたのかだ。実際にフィリップ・プティ本人の指導のもと、ワイヤー・ウォークのトレーニングを行ったというジョセフ。「彼はとてもポジティブで、いまはできないことでも、必ずできると信じて解決策を考えるような人だ。だから僕も前向きに、プレッシャーを感じず演じることができたよ」と言う。「フィリップの指導はとても分かりやすかったんだけれど、それは彼の指導の根底に“必ずできる”というポジティブな考えがあったからだと思う」。事実、最終的にジョセフは、2メートルの高さに張った長さ9メートルのワイヤーの上を1人で渡り切るほどになったという。奇跡の天空ウォーキングを実現した男の“超前向き”指導のおかげで、一つの不可能を可能にさせたわけだ。「誰しもが夢を持っていて、“こうなればいいのに”と思うだけで普通はあきらめてしまう。でもフィリップはそれを追及して、そして成功させたんだ。その事実に一番、惹かれたんだよ」と本作の魅力を明かすジョセフ。そんなフィリップ・プティの姿を目の当たりにした彼は、劇中ではフランス訛りの英語で、時に人なつこく、時に情熱的かつカリスマティックに演じてみせる。では、これまでの彼自身の人生において、一番の挑戦というのは何だったのだろう?「僕は6歳から演技の世界で生きてきたんだけれど、大学に入るため、19歳の時に一度この世界から離れたんだ。大学卒業後の20代前半に俳優業に戻ってきたんだけれど、これまでとは違う新しい挑戦をしたかったから、19歳までにやっていたテレビのコメディや学生ものはやらなかったんだ」とジョセフは言う。だが、そのため、1年間はほぼ仕事がない状態だったそうで、「つらい時期を過ごしたし、周りからも『前の仕事をすれば』と言われたけれど、決して信念を曲げなかった。その結果、いまの僕があるから、その決断はすごくよかったと思ってる」。確かに現在、順調にキャリアを築き上げ、若手の旗手ともなったジョセフ。その作品選びについては、「特別な基準を決めているわけじゃないけれど、監督、脚本、そして役のあり方を重要視しているよ。脚本を読んでいるとき、急に立ち上がってしまったり、声に出してセリフを読んでしまったりする瞬間があるんだ。そういうことがあると、これはやるべき仕事なんだなって思うよ」と語る。さらに、2014年には自身初の長編監督作『ドン・ジョン』を世に送り出している。本作ではアカデミー賞監督の名匠ロバート・ゼメキスとタッグを組んだが、こんな作品を完成させるなんて、同じ監督としては「悔しい?」と尋ねると…「悔しい! という気持ちはないよ(笑)。一緒に仕事ができたことにとても感激したんだ。僕が監督した『ドン・ジョン』という映画について、社交辞令的な言葉じゃなくて、『ここの編集がよかった』『ここのカメラワークがよかった』と具体的に褒めてくれた。本当に評価してくれていると分かってうれしかったよ!」と笑顔で明かす。「彼は偉大な監督でありながら、とても控えめな人なんだ。誰かの意見をしっかりと聞いて、周りへの気配りもかかさない、そういう光景を何度も見た。そういうロバートの姿を通して、人を動かすということはこういうことなんだと学んだよ」。また、劇中では『イヴ・サンローラン』『マダム・マロニーと魔法のスパイス』のシャルロット・ルボン演じる女性アニーが、天才か狂人か、独創的なプティに惹かれ、ともに夢を追う“共犯者”となっていく。たとえ危険が伴っても、夢を追い続ける男性の背中を押すアニーは「とても魅力的だったね!」とジョセフ。しかし、「個人的には誰かの夢を応援する以上に、自分の夢を追う女性が好きかな」と明かす。自身では今後、プティのように絶対にかなえたい夢はあるのだろうか?「もちろんあるよ!でもみなさんの前で言ってしまうと実際にやらないといけなくなるから、秘密にしておく(笑)」と、お茶目にかわすジョセフ。だが、今回プティを演じてみて、「いままでにないインスピレーションを受けたんだ。いまはムリなんじゃないかと思うことも、絶対チャレンジしてみたい…そんな気分だ!」と語り、プティ直伝の超ポジティブぶりを見せた。「残念ながら今回は行けなかったけど、『インセプション』のプロモーションの時に6日間だけ日本に行ったことがある」というジョセフは、映画の公開を待ちわびる日本のファンに、「僕は色んな人に出会うのが好きだから、東京のような大きな都市がとても好きだよ。ぜひまた日本に行きたいな!」とメッセージを贈る。彼が見据え、歩いていく先を、ぜひ我々も見守りたい。『ザ・ウォーク』は1月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月15日『インセプション』『ダークナイト ライジング』の若手実力派ジョセフ・ゴードン=レヴィットが、命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティを演じ、注目を集める映画『ザ・ウォーク』。このほど、公開を目前に控えた本作の最終予告編が解禁となった。舞台は1974年、フランスからニューヨークに、ある夢を抱いて渡ってきた実在の人物フィリップ・プティ(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。その夢とは、NYワールド・トレード・センターのツインタワーの間をワイヤーロープ1本でつなぎ、命綱なしの空中闊歩に挑むという途方もないものだった――。本作は、フィリップ・プティが当時世界一の高さを誇ったツインタワーを結ぶ、高さ411m、地上110階の道なき空間にチャレンジする姿を描いたヒューマン・エンタテインメント超大作。伝説の男・プティを演じるのは、結婚後も高い人気を博しているジョセフ。監督を『バック・トゥー・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』などで知られる巨匠ロバート・ゼメキスが務める。今回解禁となった最終予告編は、手に汗握る上空でのワイヤーウォークの圧倒的な迫力とともに、誰もが不可能と思う夢に勇気と覚悟を持って挑戦し、歴史を変えた主人公・プティの、夢のその先に待つ何かを感じさせる、感動的な映像となっている。迫力の映像とともに浮かぶ「無謀」、「狂気」、「違法」そして「夢」、「希望」、「挑戦」というワード、そして繰り広げられる人間ドラマと驚愕の天空ウォーキング。死への不安と戦い、数々の障害を乗り越え、周囲の人間に止められながらも、決して夢への歩みをやめなかったプティ。なぜ、彼は命を懸けてまで、その1歩を空中に踏み出したのか?そして、その先に何を見たのか?ご存じのように、彼が渡ったツインタワーはもう存在しないため、未来永劫、2度とこの冒険は誰にも挑戦できない。その“人類でたった彼1人という事実”もまた、切なく胸に迫ってくる。ゼメキス監督が、「貿易センタービルの存在はともすれば悲劇とともに語られてしまうが、本当はかつての美しかったNYの姿の中で我々の心に残っているはず。それをもう一度思い出して欲しい」と話し、「入念な準備を重ねて、ついにワイヤーに最初の1歩を踏み出した瞬間の高揚感、それがフィリップの生きがいなんだ」とジョセフが語り、「僕のパフォーマンスを見た人たちから、『自分も夢をかなえられる。山を動かせるという気持ちになった』と言われる。これは完璧さの探求とアートに対する敬意の物語なんだ」と、プティ本人も太鼓判を押す本作。人類でプティしか知らない驚愕の世界を、まずはこちらの予告編で覗いてみて。『ザ・ウォーク』は1月23日(土)全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月08日『ロッキー』シリーズを「初めて観た」という若い世代から、シリーズとともに歩んできたファンまで、老若男女をいま“激アツ”にしている『クリードチャンプを継ぐ男』。本作で、シルベスター・スタローンが演じるロッキーの前に現れる、かつてのライバルで親友アポロ・クリードの息子アドニスを演じているのは、2015年『ファンタスティック・フォー』にも抜擢されたマイケル・B・ジョーダンだ。同作は残念ながら続編の公開が中止となってしまったが、ジョーダンは相次ぐ大作への出演で一気に知名度を上げた。特に『クリード』は、ジョーダン演じるアドニスとともに夢に向かうロッキーを演じ切ったスタローンの熱演が賞レースで注目を集め、シリーズ最大のオープニング記録を達成。“あの超大作”に隠れがちであったものの、年明けもクチコミから“激アツ”の『クリード』熱が、真冬の日本列島に広がることは必至。そんな彼をはじめとする、2016年を熱く盛り上げてくれそうな海外の若手スターたちに迫った。■父や先輩、師匠を超えてゆけ!? 期待の新星たちまず、ジョーダンは1987年2月9日生まれの28歳。『クリード』の脚本をスタローンのもとに持ち込んだ29歳のライアン・クーグラー監督とは、社会派ドラマ『フルートベール駅』でもタッグを組んだ同世代の盟友だ。いまや出演オファーが殺到中のようで、クーグラー監督との再々タッグもありそうだというジョーダン。もちろん、『クリード2』にも期待できそうだ。また、ジョーダンが演じたアドニスといえば、チャンピオンだった父親の“七光り”といわれることを何よりも嫌がっていたが、同じく、アカデミー賞監督にして名優クリント・イーストウッドを父に持つイケメン俳優、スコット・イーストウッドもその気持ちはよく分かるはず?イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』や『グラン・トリノ』に出演した際には母の苗字リーブスでクレジットされていたスコットは、1986年3月21日生まれ。あの『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の主演候補になったこともある美しい顔立ちと、父ゆずりの寂しげな微笑み、そしてマリンスポーツで鍛えられた肉体にファンは急増中だ。ブラッド・ピット主演の『フューリー』や、テイラー・スウィフトの「ワイルデスト・ドリームス」のMVでも注目を集めた彼は、3月2日には『トゥモローランド』ブリット・ロバートソンと共演した『ロンゲスト・ライド』(劇場未公開)のBlu-ray&DVDが発売される。同作は、『きみに読む物語』のライアン・ゴズリング、『親愛なるきみへ』のチャニング・テイタムなど、ブレイク男子を生みだしてきたニコラス・スパークスの小説が原作。スコットは同作で2015年ティーン・チョイス・アワードのドラマ映画「男優賞」に選ばれており、その熱波は日本にも上陸しそう。いまだ役名は明らかになっていないものの、『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』(3月25日公開)から始まる<プロジェクトDCコミックス>の、悪役勢ぞろい映画『スーサイド・スクワッド』に登場!さらに、ジョセフ・ゴードン=レヴィットがCIAとNSAの元職員エドワード・スノーデンを演じるオリバー・ストーン監督作『SNOWDEN』(原題)などにも出演が決まっている。一方、マーベル作品も2016年は大きな局面を迎える。アイアンマンとキャプテン・アメリカが対決する映像が物議を醸している『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(4月29日公開)からは、トム・ホランドとセバスチャン・スタンに注目。ホランドは、新生スパイダーマン/ピーター・パーカーに大抜擢された1996年6月1日生まれの若き英国男子。日本でも反響を呼んだ『インポッシブル』でナオミ・ワッツの息子役を好演、小規模作品ながら『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』ではトム・ハーディの息子役で印象を残した。1月16日(土)からはマイティ・ソー…ではなく一等航海士を演じるクリス・ヘムズワースの『白鯨との闘い』が公開される。また、「ゴシップガール」や「ワンス・アポン・ア・タイム」など海外ドラマでも知られるスタンは、1982年8月13日生まれ、ルーマニア出身の“東欧男子”。キャップの親友バッキー(ウィンター・ソルジャー)として『キャプテン・アメリカ』シリーズ1作目から登場。『シビル・ウォー』では、彼がアイアンマンとキャップが仲違いするきっかけとなるようで、その動向は気になるところ。また、マッド・デイモン主演、リドリー・スコット監督の『オデッセイ』(2月5日公開)、メリル・ストリープの息子役を演じる『幸せをつかむ歌』(3月5日公開)も控えている。さらに、『キングスマン』で日本でもジワジワ来ているタロン・エドガートンにも注目。1989年11月10日生まれの“タロン君”は、『キングスマン2』が控える中、トム・ハーディが一人二役で双子を演じた『Legend』(原題)に出演、英国初のスキージャンプ五輪代表選手に扮した『Eddie the Eagle』(原題/全米2月26日公開)では、ヒュー・ジャックマンとの熱い師弟愛が見られそう。スキージャンプに馴染みの深い日本でも、大きな話題を呼ぶに違いない。■大抜擢が続く、美しき新星女優たちも要チェック!続いて、麗しき新星女優たちにも注目してみた。何といっても『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でシリーズ初の女性主人公レイに大抜擢されたデイジー・リドリーは、2016年もその一挙手一投足に注目が集まりそう。今後、『フォースの覚醒』に続くエピソード8、9でもレイ役を演じるはずで、彼女の知名度はもはや銀河レベルに!?まず、2016年は、北米で公開されるスタジオジブリ作品『おもひでぽろぽろ』(英語版)で主人公・タエ子の声を担当するという。また、年末恒例のTC Cander「世界で最も美しい顔2015」で、ナタリー・ポートマンや桐谷美玲らを抑えて27位に選ばれたのが、『コードネーム U.N.C.L.E』で人気が高まり、『リリーのすべて』(3月18日公開)ではエディ・レッドメインと共演する北欧美人アリシア・ヴィキャンデル。ハリウッドの“イットガール”と呼ばれる彼女は、『リリーのすべて』では世界初の性別適合手術を受けたリリーを、真の愛で支え続けた“妻”ゲルダを熱演。難役に挑んだエディと並び、アカデミー賞候補は確実視されており、美しいロボットに扮した『EX MACHINA/エクス・マキナ』(原題)では『スター・ウォーズ』のオスカー・アイザック(ポー・ダメロン役)とドーナル・グリーソン(ハックス将軍役)と共演、それぞれ主演女優・助演女優、両方でのノミネートが予想されている。さらに、『スーサイド・スクワッド』のぶっとんだ女子、ジョーカー(ジャレッド・レト)“LOVE”のハーレイ・クイン役を演じる、マーゴット・ロビーも忘れてはならない。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』ではレオナルド・ディカプリオ、『フォーカス』ではウィル・スミスを虜にした彼女は、本作でも大暴れ!?“北欧男子”の代表格アレキサンダー・スカルスガルドが筋骨隆々ぶりを披露する『The Legend of Tarzan』(原題)では、ターザンの恋人役にも扮する。今回初めて、「世界で最も美しい顔2015」にランクインを果たしており(ちなみにデイジーも初登場)、『スーサイド・スクワッド』で共演する同47位のカーラ・デルヴィーニュや、2位となったワンダーウーマンことガル・ガドットとともに、彼女たちの魅力バトル(!?)にも期待ができそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2016年01月02日東出昌大と杏、染谷将太と菊地凛子の元旦入籍というビッグニュースから始まり、福山雅治と吹石一恵、山本耕史と堀北真希、戸次重幸と市川由衣、直近では「下町ロケット」の山崎育三郎と安倍なつみなど、日本では2015年も人気俳優たちの結婚ラッシュとなった。海外に目を移してみると、例えば、最新作『ザ・ウォーク』で地上411mに張ったワイヤーロープを命綱なしで渡る、という前代未聞の挑戦に挑んだ実在の人物を演じ、注目を集めているジョセフ・ゴードン=レヴィットは、2014年暮れに結婚し、いまや一児の父。そんなジョセフをはじめ、先日パパになることが分かったエディ・レッドメイン、さらにはベン・ウィショーやデイン・デハーンなど、結婚して仕事も絶好調となっているイケメン俳優たちに迫った。●「守ってあげたい!」愛され系男子、ベン・ウィショー『007 スペクター』のQ役が高い評価を受け、2016年は『白鯨との闘い』『パディントン』『ロブスター』『リリーのすべて』と待機作が目白押し、いま大人気のベン・ウィショー。洋服の袖はちょっと長めの“萌え袖”、どこか乙女チックな仕草が多いのに少年っぽさもあり、いつもミステリアスな空気をたたえている35歳の彼は、2012年に、『ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩~』で知り合った作曲家のマーク・ブラッドショウと入籍。とはいえ、結婚後はいままで以上にオファーが殺到し、もちろん女性ファンも後を絶たない。●気だるげ&おちゃめな姿のギャップ萌え系男子、デイン・デハーン『ディーン、君がいた瞬間(とき)』が公開中のデイン・デハーンは、レオナルド・ディカプリオの再来とも評される注目株。あどけなさが残る美少年すぎる顔立ちと、ガラス細工の様な脆さ、どこか影のある雰囲気で人気を博しているが、どんな大作であっても自分が納得しないオファーは受けない、というしっかり者の29歳。そんな堅実ぶりは恋愛にも通じており、26歳で長年交際していた女優のアナ・ウッドと結婚。そのうち、ハリウッドから引っ張りだことなり、『アメイジング・スパイダーマン2』のハリー・オズボーン役にも抜擢と、“アゲマン”の姉さん女房をゲットした。●細いのに演技は骨太! そばかす王子系男子、エディ・レッドメインいまノリに乗っている俳優の筆頭株といえば、『レ・ミゼラブル』のマリウス役で女性の心を鷲掴みにしたエディ・レッドメイン。ブレイクの後、すぐに昔からの友人だった投資会社の広報担当ハンナ・バグショーとゴールイン。昨年は『博士と彼女のセオリー』でスティーヴン・ホーキング博士を演じ、アカデミー賞「主演男優賞」を獲得。最新作『リリーのすべて』でも、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベという難役に挑戦しており、2年連続のオスカー獲得か!?ともいわれるほど。その育ちのよさがにじみ出る見た目からは想像もつかない、骨太な演技が絶賛を受けている。『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作にも抜擢された前途洋々の、そばかすがチャームポイントの33歳だ。●『(500)日のサマー』の草食系男子が前代未聞の挑戦、ジョセフ・ゴードン=レヴィット1974年、NYのワールド・トレード・センターのツインタワーの間をワイヤーロープ1本でつなぎ、高さ411m、地上110階の道なき空間で、命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティのチャレンジを描く『ザ・ウォーク』に主演するジョセフ。『(500)日のサマー』での草食系男子のイメージが強いが、本作で実在の人物を演じたジョセフは、自ら危険なスタントを申し出たり、フランス語のアクセントを完璧なものにしたりと、演技への変わらぬ熱意を形にしている。こうしたジョセフの取り組み方については、モデルとなったプティ本人も、「ゼメキス(監督)がぼくにこう言ったんだ。『ジョセフが君からワイヤー・ワークを習う以外に、あの特訓の日々の中で何をしていたと思う?彼は君という人間の癖や訛り、そしてクレイジーさを学んでいたんだ。映画の中に、それが活かされているよ』とね。映画を見たら、まったくその通りだったよ」と証言するほど。結婚して人気が衰える…どころか、ますます活躍の場が増えているイケメン俳優たち。それは、もちろん確かな演技力があってのこと。公私ともに絶好調すぎる彼らの活躍は、2016年も留まることはなさそうだ。『ザ・ウォーク』は1月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月31日『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで、平和と自然を愛するホビット族の主人公ビルボを演じたイライジャ・ウッド。だが、主演最新作『ゾンビスクール!』では、ゾンビ化してしまったキッズたちと笑撃(?)のサバイバルバトルを繰り広げている。そんな彼をはじめ、トビー・マグワイア、ジョセフ・ゴードン=レヴィットら、ハリウッドで活躍する“草食系”俳優たちが、話題の新作では“肉食系”作品に出演していることが分かった。『ゾンビスクール!』でウッドが演じるのは、小説家を目指してニューヨークに移るも、なかなか芽が出ず、故郷に戻り母校の小学校に臨時教員として働くことになる主人公クリント。劇中でも、独創的なホラー小説の執筆に勤しみ、ピンチの時には「僕には勇気の欠片もない!」と自ら言い放つなど、いかにも草食系男子だ。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでは穏やかなホビット族を演じていたが、本作のクリントも争いを好まず、思ったことをロクに言えない気弱さ。しかし、赴任早々、小学校の給食に出てきたチキンナゲットをきっかけにキッズゾンビが大繁殖、教師たちに襲い掛かってくるとなれば、生き残るために戦わねばならない。だが、新しく到着した場面写真で見せるクリントの表情は、キッズゾンビと対峙して恐怖におびえ、やはり“草食系”感満載。とはいえ、彼がその小学校に赴任したのには思わぬ“肉食系”的な理由もあり…。教師VSキッズゾンビのバトルのみならず、このド“草食系”のクリントが“肉食系”へと変貌していく様子も見どころとなりそうだ。また、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』シリーズで、等身大な悩みを抱える草食系ヒーローを好演したトビーは、自身もベジタリアンとして知られ、草食系男子を地で行く存在。しかし、実話を基にした新作『完全なるチェックメイト』(12月25日公開)では、常軌を逸した戦略で勝利をもぎ取ろうとする貪欲さがみなぎる、実在の天才チェスプレイヤーを演じている。一方、『(500)日のサマー』で現実主義の彼女との恋愛に悩むロマンチストな青年を演じ、“肉食系”カルチャー女子の萌え心に火を点けたジョセフ・ゴードン=レヴィット。『ザ・ウォーク』(1月23日公開)では、命綱なし、ワイヤー1本で、ワールドトレードセンターの間を空中闊歩するという無謀すぎる挑戦をした実在の人物を演じ切る。次々と“肉食化”する彼らだが、やはり魅力的なことに変わりはない。彼らの新境地ともいえる変貌を、スクリーンでも確かめてみて。『ゾンビスクール!』は2月20日(土)よりシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月25日いよいよ公開される『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を始め、お正月に向け洋画・邦画のビックタイトルが続々と公開される一方で、この冬、注目を集めているのが、実在の人物に迫ったドキュメンタリーや衝撃の実話の映画化作品だ。彼らが、いったいなぜ“闘い”続けるのか、それに“挑戦”するのか…目からウロコの彼らの実体験とその真意に迫る作品に注目した。●タリバンに撃たれた少女の素顔といま…『わたしはマララ』(公開中)「17歳の少女がノーベル平和賞を受賞!」。2014年、世界中がそのニュースに湧き、パキスタン生まれのマララ・ユスフザイは一躍、時の人となった。タリバンに撃たれた少女、または教育の必要性を訴え続ける勇気ある女の子。報道や教材で映し出される彼女からは強い意志を感じるが、なぜティーンエイジャーが世界の指導者を相手にしたり、難民のために学校を開設したりと、そこまでの行動をしているのか?18か月もの時間をかけ追い続けたドキュメンタリー『わたしはマララ』は、彼女の素顔をとらえていく。マララと名付けられた意味、彼女の生い立ち、父母を始め家族の温かく力強い結束、九死に一生を得たことで彼女が背負い、「自らこの人生を選んだ」と語りかける言葉が真摯に響いてくる。●ユダヤ難民を救った彼の決意の裏にあるもの…『杉原千畝 スギハラチウネ』(公開中)第二次世界大戦中、独ナチスの迫害から逃れたユダヤ難民の命を救った外交官、杉原千畝を唐沢寿明が演じ、ユダヤ難民の凄惨な過去を現在に伝えるアウシュビッツ収容所のあるポーランドでオールロケを敢行した『杉原千畝 スギハラチウネ』。彼はなぜ自分だけでなく家族までもが危険に晒される諜報戦に身を投じたのか。どうして政府の許可を待たず、独断でユダヤ難民にヴィザを発行し続けたのか…。終戦から70年の節目となるいま、その決意の裏に秘められた真実が描かれる。●巨大ビルの間を綱渡りした男が見た景色とは…『ザ・ウォーク』(1月23日公開)1974年、当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センター。地上110階・441メートルの道なき空間をワイヤーロープ1本でつなぎ、命綱なしの綱渡りという前代未聞の挑戦をした一人の男フィリップ・プティ。その彼を人気実力派俳優ジョセフ・ゴードン=レヴィッドが熱演し、ロバート・ゼメキス監督とタッグを組んだ『ザ・ウォーク』。生と死の淵へ自らを追い込む男の孤独と、その無謀な夢に惹きつけられる人々。なぜ、彼はそこまで挑戦し続けたのか。彼しか見ることのできなかった景色、もう二度と誰も見ることのできない景色が、圧倒的な臨場感とともに体験できる。そのほか、トム・ハンクスが勇気ある弁護士を演じる『ブリッジ・オブ・スパイ』(1月8日公開)、ジョニー・デップが凶悪ギャングを演じる『ブラック・スキャンダル』(1月30日公開)、元オリンピック選手の戦中体験を描いたアンジェリーナ・ジョリー監督作『不屈の男 アンブロークン』(2月6日公開)など、実在の人物を描いた作品は今後も続々と公開される。『わたしはマララ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年12月17日ジョセフ・ゴードン=レヴィットが14日、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)のワールドプレミアに、ヨーダのコスプレ衣装で登場した。ジョセフは、ジェダイ・マスターであるヨーダに扮するため、顔を緑に塗り、大きなとがった耳と白のバスローブを着て、ロサンゼルスのTLCチャイニーズ・シアターで行われた同イベントのレッドカーペットに姿を現した。『(500)日のサマー』でおなじみのジョセフは『スター・ウォーズ』の大ファンであることを公言しており、もし次回作への出演オファーがあれば絶対に参加したいと話している。シネマブレンドのインタビューで「もちろん! もう毎日製作チームに聞いてるくらいだよ。『僕はまだ作品に出られないのですか? 僕はまだ作品に出られないのですか? お願いだよ! 僕にとってすごく重要なんだ! 映画に出たいんだよ!』ってね」と熱く語った。また、映画監督であり俳優でもあるスパイク・リーやマシュー・マコノヒーも、ジョセフと同じくヨーダのコスプレをして同イベントに参加したという。さらに、ソフィア・ベルガラやモデルのカルーシェ・トランは、レイア姫のトレードマークであるおだんごヘアでレッドカーペットに登場。セレブたちはそれぞれレッドカーペット上でストームトルーパーやC-3PO、R2-D2、BB-8らと一緒にポーズを決めたりして楽しんでいた。同イベントには、『スター・ウォーズ』シリーズではおなじみのハリソン・フォードやマーク・ハミル、キャリー・フィッシャーはもちろん、今回の新作で初めて参加したジョン・ボイエガやデイジー・リドリー、マックス・フォン・シドー、グェンドリン・クリスティーらも出席した。(C)BANG Media International
2015年12月17日米BOX OFFICE MOJOは11月20日~11月22日の全米週末興業成績を発表した。スーザン・コリンズのベストセラー小説をジェニファー・ローレンス主演で映画化した大ヒット作"ハンガー・ゲーム"シリーズの完結編『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』が週末興収1億2万5,000ドルで初登場トップにランクイン。シリーズ2作目以来引き続きフランシス・ローレンスが監督を務め、ジェニファー・ローレンス演じるカットニス率いる第13地区の反乱軍と、独裁国家パネムの最終戦争を描く。共演陣には、リアム・ヘムズワースをはじめ、ジョシュ・ハッチャーソン、ドナルド・サザーランドらのおなじみのキャストが名を連ねる。前週まで2週連続1位に立った『007 スペクター』は3週目にして2位に転落。続く『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』も前週2位から3位に後退した。4位は初登場の『The Night Before(原題)』。セス・ローゲン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、アンソニー・マッキーの3人が演じる長年の友人がクリスマス恒例行事に終止符を打つ記念にイブの日に大はしゃぎをするコメディ。5位『The Secret in their Eyes (2015) (原題)』も初登場。2010年に公開され、アカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』をジュリア・ロバーツ&ニコール・キッドマンでリメイクした作品だ。その他『扉をたたく人』のトーマス・マッカーシー監督の『Spotlight(原題)』が8位にランクインし、公開3週目にして初のトップ10入り。2003年のカトリック教会司祭による児童の性的虐待事件を特集した記事でピューリッツァー賞を受賞したボストン・グローブ紙の取材の舞台裏を、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、マーク・ラファロら豪華キャストで描く。
2015年11月23日ベン・アフレック監督の次回作『Live By Night』に、スコット・イーストウッドが出演することになった。アフレックの弟役を演じる。アフレックとイーストウッドは、来年公開の『スーサイド・スクワッド』にも出演しており、二度目の共演となる。その他の情報『Live By Night』は、デニス・ルヘインの小説にもとづく犯罪ドラマ。ほかにシエナ・ミラー、ゾーイ・サルダナ、エル・ファニング、クリス・クーパーらの出演が決まっており、プロデューサーにはレオナルド・ディカプリオも名を連ねる。北米公開は2017年の予定。アフレックの次回公開作は、来年3月北米公開の『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』。イーストウッドの次回公開作は、オリヴァー・ストーン監督の『Snowden』。共演はジョセフ・ゴードン=レヴィット、ニコラス・ケイジ、シャイリーン・ウッドリーなど。文:猿渡由紀
2015年11月16日『インセプション』『ダークナイト ライジング』などで注目を浴びている実力派俳優ジョセフ・ゴートン=レヴィット主演の映画『ザ・ウォーク』。この度、命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティの前代未聞の挑戦により焦点を当てた新予告編と最新ポスタービジュアルがひと足先にシネマカフェに到着した。1974年、NYのワールド・トレード・センター間をワイヤーロープ一本でつなぎ、高さ411m、地上110階の道なき空間に足を踏み入れて命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティが、フランスからニューヨークに渡り、誰もが思いつかなかった未知の世界にチャレンジするまでを描いたヒューマン・エンタテインメント超大作。伝説の男・プティを演じるのは、日本でも人気を博しているジョセフ。監督は、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』『フライト』などで知られるアカデミー賞監督のロバート・ゼメキス。常に最先端のVFX技術を生かした映像と、類まれなるキャラクターに焦点をあてて世界中を驚きと感動で魅了してきた監督が、今度は狂気の世界へ我々を誘う。そして先日行われた「第53回ニューヨーク映画祭」ではオープニング作品として上映され、辛口のNY批評家たちを驚愕と興奮の渦に巻き込んだ本作。その波は東京にも到達し、先に行われた「東京国際映画祭」のオープニングでも、「怖いけど見たい!」、「ラスト20分、高さと恐怖を超えた時に、プティと自分が同化し、人生で経験したことがない世界に到達する!」、「まさに映画館でしか体験できないスペクタクル!」と賞賛の声が巻き起こった。今回到着した映像は、プティの前代未聞の挑戦により焦点を当てた新予告編。彼が目指した景色、つまり人類にとって未体験の世界へ我々をいざなう。当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センター屋上から、もう一つの屋上を見据えるプティ。「一つのミスで、お前は死ぬぞ」という言葉と共に浮かび上がる「無謀」、「危険」、「狂気」の三つのワードは、彼がおこなおうとしている挑戦をまさに言い表した言葉。そして「一生に一度の狂った世界を楽しめ」というナレーションとともに始まる、驚愕の天空ウォーキング。この短い映像ですら思わず息を呑んでしまう。そんな続きが気になる手汗握る映画をまずは予告編から覗いてみて。『ザ・ウォーク』は2016年1月23日(土)全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月05日『バック・トゥ・ザ・フューチャー』2作目で主人公のマーティとドクが1985年から訪れる30年後の“未来”の日である2015年10月21日(水)、シリーズの生みの親であり、最新映画『ザ・ウォーク』を携え来日中のロバート・ゼメキス監督が記者会見を行った。『ザ・ウォーク』はジョセフ・ゴードン=レヴィットを主演に迎え、1974年にニューヨークのワールド・トレード・センターのツインタワーを1本のワイヤーでつなぎ、安全帯などを全くつけずにワイヤーを渡ったフランスの実在のアーティスト、フィリップ・プティの姿を描いている。第28回東京国際映画祭のオープニング作品として本作が上映されることからゼメキス監督の来日が実現したが、この“未来の日”を迎え監督は「いま、ここにこうしていられることを幸せに思います」と語り、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』第1作が公開された1985年からの30年という月日について「あっという間だったね」と感想を漏らした。この日、30年前からタイムマシン“デロリアン”に乗ってやってきているはずのマーティとドクにメッセージを求められると「時空をいじるなと言いたい」と語り、改めて同シリーズのさらなる続編の可能性については「ありません。3部作で完成している作品ですので、このままの形で残したいと思います」と否定した。『ザ・ウォーク』は監督にとって、実在の人物、実際の起きた出来事を描く初めての機会となったが「何よりもまず、彼(=プティ)のキャラクターに惹かれました」と語る。その主人公を演じ、実際にプティに指導を仰ぎ、ワイヤーの上を歩くシーンの撮影にも挑んだ、ジョセフ・ゴードン=レヴィットについては「素晴らしい俳優であり、肉体を上手に使いこなす術を持っています。最初、(空中闊歩のシーンは)VFXを使ってもいいかと思ってたんですが、彼の方から『やりたい』と言ってくれたんです」と明かした。本作のラストの驚愕の映像を含め、これまで、最新の映画技術を駆使して凄まじい映像を作品の中に残してきたゼメキス監督だが、自身の映画作りについて「映画のために使えるツールを楽しんで駆使しているだけですよ。最初に『この技術を使おう』と考えるのではなく、この映像を撮るために何が必要か?と考えて『じゃあ、この技術を使ってみよう』となるわけです」と説明し、映画は映像技術以前にあくまで「物語とキャラクター」であるとも。「この先も映画を作り続けたいと思ってます」と60代を迎えても、30年前と変わらぬ映画への情熱を口にした。『ザ・ウォーク』は2016年1月23日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月21日米BOX OFFICE MOJOは10月9日~10月11日の全米週末興業成績を発表した。前週に続いて、トップはリドリー・スコット監督最新作のSF映画『オデッセイ』。公開から2週間での累計興行収入は、1億871万329ドルと1億ドルを突破した。2位も前週と変わらず、『モンスター・ホテル』の続編『Hotel Transylvania 2(原題)』。3週間で累計興行収入が1億1,682万1,641ドルと、1億ドルの大台に到達した。3位は今週初登場の『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』。ジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ピーター・パン』の物語をベースに、"永遠の少年"・主人公のピーター・パンの生い立ちからネバーランドに冒険に旅立つまでの秘められた過去を実写で描いた作品。『つぐない』のジョー・ライトが監督を務める他、ピーターの宿敵・黒ひげにヒュー・ジャックマンが扮する。4位『マイ・インターン』は前週と変わらず。5位『Sicario(原題)』は前週3位から2ランクダウン、前週5位の『メイズ・ランナー2: 砂漠の迷宮』も6位に転落している。7位の『ザ・ウォーク』は、前週11位から浮上し、公開3週目にして初のトップ10入り。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ一期一会』などの数々の名作を世に送り出したロバート・ゼメキス監督が、今はなき米ニューヨークのワールドトレードセンターで命がけの綱渡りに挑戦した、フランス人の大道芸人の物語を3Dで映画化した作品。主人公を『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じている。
2015年10月12日第28回東京国際映画祭オープニング作品に決定しているジョセフ・ゴードン=レヴィット主演『ザ・ウォーク』が、9月26日(土)より開催された第53回ニューヨーク映画祭のオープニング作品として、N.Yにてプレミアを開催。主演のジョセフをはじめ、ロバート・ゼメキス監督ほか主人公のモデルとなったフィリップ・プティ本人も来場し、レッドカーペットイベントと記者会見を行った。舞台は1974年――NYのワールド・トレード・センター間をワイヤーロープ一本でつなぎ、高さ411m、地上110階の道なき空間に足を踏み入れて命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティが、フランスからニューヨークに渡り、誰もが思いつかなかった未知の世界にチャレンジするまでを描いたヒューマン・エンタテインメント超大作として話題の本作。今回、本作がオープニング作品に選出されたニューヨーク映画祭では、過去にも『ソーシャル・ネットワーク』や『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』などアカデミー賞を多く受賞した作品がオープニングに選ばれており、本作の注目度の高さが伺える。そんな本作のN.Yプレミアには、ロバート・ゼメキス監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィットほかキャスト、スタッフが顔を揃え、そして主人公のモデルとなったフィリップ・プティ本人も駆けつけた。主演のジョセフは今回の主演にあたり集中したことを問われ、「最初の一歩を踏み出す瞬間、そこに集中しました」と話し、「誰もが不可能だと思う夢は、自分自身もあきらめてしまいがちだが、プティは周りの意見に惑わされることなくやり切った素晴らしい人だ」と熱弁。また、人間離れしたハイワイヤーアーティストぶりを再現するために、プティのもとで訓練したことも明かし「ロープを渡ることは痛みを伴うけど楽しい」「彼の施設は素晴らしいよ」とコメント。さらに、フランス人のプティになり切るためにフランスなまりのアクセントを習得したジョセフ。彼のフランスなまり英語について、共演のフランス出身、シャルロット・ルボンは、「彼のアクセントはすばらしかったわ!」と称賛を贈った。監督は本作の制作で苦心した点について「1974年を正確に再現するのにとても時間を費やしたよ」と述べ、最も注力した部分について「フィリップ・プティが、ワールド・トレード・センターの間に張ったワイヤーロープを初めて踏み出す瞬間こそが最も美しい瞬間。その瞬間を集中して描きたかった」と話し「夢を追いかける人は本当に好きだし、尊敬する」とプティを賞賛。実は、1974年当時はこの事件のことを知らなかったという監督は、のちに子ども向けの本でこの事実を知ったそうで、「ほんの小さな8ページの本に惹かれ、調べていくうちに、魅力的な映画を作る為のすべての要素が備わっていることがわかりました」と思いを語った。会見では、本作と同じくフィリップ・プティがワールド・トレード・センターを渡ったことを題材にしたドキュメンタリー映画『マン・オン・ワイヤー』について、「『マン・オン・ワイヤー』公開よりも先に権利も取得しており、ドキュメンタリーと3D大規模作品と立ち位置は異なる」とし、「どちらの作品にも言えることはプティの偉業を示すことである。ただ、記録がないためドキュメンタリーでは彼が歩く姿を動画で見せることが出来ませんでした」と述べた。プレミア上映後の映画評では「THE TELEGRAPH」の五つ星のように高評価を多数獲得!今後の賞レースを盛り上げる期待作のひとつとして、さらに目が離せない話題作となった。『ザ・ウォーク』は2016年1月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月29日開催まで残すところ1か月余りとなった第28回東京国際映画祭。このほど、今年の特別招待作品のラインナップが発表され、19日(土)より劇場で上映される本映画祭の予告編が解禁となった。10月22日(木)~10月31日(土)に開催される第28回東京国際映画祭。今回、9月29日(火)のラインナップ発表会に先立って発表された特別招待作品は、オープニングおよびクロージング作品を中心に、日本公開を控える話題作が勢ぞろいしている。先日すでに発表となっていたオープニングには、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フライト』のロバート・ゼメキス監督最新作『ザ・ウォーク』を上映。NYツインタワーをワイヤーロープでつなぎ、命綱なしで渡ったフィリップ・プティの実話を、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演で描く。他には、過酷なエベレスト登頂を描くジェイク・ギレンホール主演の『エベレスト3D』、グスタフ・クリムトの絵画をめぐる実話をヘレン・ミレン主演で映画化した『黄金のアデーレ名画の帰還』、デイン・デハーンがジェームズ・ディーンに扮する『ディーン、君がいた瞬間』、『オーシャンズ』のジャック・ぺラン&ジャック・クルーゾのドキュメンタリー『シーズンズ2万年の地球旅行』、難病ALSの女性を『ミリオンダラー・ベイビー』のヒラリー・スワンクが演じる『サヨナラの代わりに』、西島秀俊主演の人気ドラマの映画化『劇場版MOZU』、そしてすでに発表となっていたクロージング作品として、佐藤浩市&本田翼主演の直木賞作家による原作小説の映画化『起終点駅 ターミナル』が上映される。さらに、オフィシャルサイトにて、19日(土)より劇場で上映される本映画祭の予告編が公開。発表となった特別招待作品の本編映像に加え、先日邦画3作品の出品が発表され話題をよんだコンペティション部門や歌舞伎座スペシャルナイトのほか、アニメやJホラー、クラシックなどの特集上映、東京映画食堂によるフード出展や音楽ライブなど、東京国際映画祭の魅力を十分に伝える映像に仕上がっている。今後来日ゲスト情報などが順次解禁となり、今年も大きな盛り上がりを見せるであろう東京国際映画祭。続報を楽しみに待ちたい。第28回東京国際映画祭は10月22日(木)~10月31日(土)開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月20日ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演『ザ・ウォーク』が、第28回東京国際映画祭のオープニング作品として一足早く日本で公開されることが決定し、現実離れした実話に基づく本作のクールでリズミカルな最新予告映像と併せて発表された。1974年、当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センターは、NYにそびえ立つ摩天楼の中でも王者と呼ぶにふさわしい荘厳なツインタワー。この間をワイヤーロープ一本でつなぎ、命綱なしの空中闊歩に挑んだある男、フィリップ・プティ(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)がいた。伝説の男プティを演じるのは、『インセプション』などで注目された若手実力派俳優ジョセフ。監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』『キャスト・アウェイ』『フライト』などで知られるアカデミー賞監督のロバート・ゼメキス。どの作品でも“最先端のVFX技術”を活かした映像で世界中を驚きと感動で魅了してきたゼメキス監督だが、本作の身もすくむような迫力のある映像は、その集大成であり最高峰といっても過言ではない。ゼメキスは「1974年、当時世界一の高さを誇るツインタワーの間を渡ろうとするなんて、誰も考えない。前人未到のチャレンジをした男だけが味わえる外界から遮断された孤独。生と死のドラマ。高所恐怖症にはあまり気持ちのいいものではないかもしれないがね(笑)」と、その実話の魅力を語る。本作はすでに、9月25日から開催される第53回ニューヨーク映画祭のオープニング作品にも決定したばかり。同映画祭のオープニングを飾った歴代作品は、アカデミー賞ノミネート、批評家に絶賛される優秀作であり、本作もまた賞レースに絡む作品と保証されたといえそうだ。また、併せて最新予告編映像も到着。NYのワールド・トレード・センター間をワイヤーロープ1本でつなぎ、高さ411m、地上110階の道なき空間に足を踏み入れようとするフィリップが、フランスからニューヨークに渡り、誰もが思いつかなかった冒険にチャレンジするまでの軌跡と、苦悶、葛藤が垣間見える。<100%未体験>の映像体験であることはもちろん、生と死を賭けた人間ドラマをも期待させる注目作を、まずは予告映像から味わってみて。『ザ・ウォーク』は2016年1月23日(土)より全国にて公開。IMAX3D上映も決定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月28日10月22日~31日に開催される第28回東京国際映画祭のオープニング作品に、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演のロバート・ゼメキス監督作『ザ・ウォーク』(2016年1月23日公開)が決定し、最新予告映像が28日に公開された。本作はすでに、9月25日~10月11日に開催される第53回ニューヨーク映画祭のオープニング作品にも決定したばかり。同映画祭のオープニングを飾った歴代作品は、アカデミー賞ノミネートをはじめ、批評家に絶賛される優秀作であったことが多いことで知られる。ニューヨークに続いてこのたび、第28回東京国際映画祭のオープニング作品にも決定し、公開に先駆け東京でもいち早く映画を鑑賞できることになった。本作は、1974年にニューヨークのワールド・トレード・センターの間をワイヤーロープ1本でつなぎ、高さ411メートル、地上110階の道なき空間に足を踏み入れて、命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティの物語。公開された映像では、プティがフランスからニューヨークへ渡り、誰もが思いつかなかった冒険にチャレンジするまでの軌跡が描かれており、"100%未体験"の映像体験であることはもちろん、生死を賭けたヒューマンドラマが映された内容となっている。ゼメキス監督は、アカデミー賞作品賞・監督賞を受賞した『フォレストガンプ/一期一会』をはじめ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『キャスト・アウェイ』『フライト』などの作品で常に新しい映像手法で観客を魅了し続け、また、きめ細やかな人物描写も定評のある人間ドラマの名手。監督は「実際に高位のワイヤー上で歩くというのはどういう感じなんだろう?」と疑問を抱き、「普通、人は見上げるだけだけれど、彼が感じていた経験をリアルに映像にするのは、今まで誰もしたことがない」と思い、フィリップの完全協力のもと映画化を実現した。そして、「地上411mを感じるため、当時の写真を3D化し、高さ、深さ、質感、空気感といったものにこだわって今までで駆使してきた映像技術を全て使った本作は、私にとっては集大成的作品と言える」とまで自信を見せている。不可能にも思えるプティの壮大な挑戦は紛れもない実話。ゼメキス監督はプティについて、「アーティストであると同時に偉大な犯罪者かもしれない」と分析しながら、「映像が残っていないので作り話めいてもいるが、彼の思いは夢を追う誰でもが共感できるものだと思う」と称賛している。
2015年07月28日ロバート・ゼメキス監督がジョセフ・ゴードン=レヴィットを主演に迎えた新作『ザ・ウォーク』が10月22日(木)に開幕する第28回東京国際映画祭のオープニング作品に決定した。その他の情報本作の主人公フィリップ・プティは、1974年、当時世界一の高さ(411メートル)を誇っていたワールド・トレード・センターのツインタワーをロープでつなぎ、その上を命綱なしで渡りきり、世界中を驚かせた。映画は実話を基に、プティの半生、彼らが挑んだ無謀にして壮大な計画を成功させるまでの一部始終が描かれる。本作は9月に開催される第53回ニューヨーク映画祭のオープニング作品にも決定している。『ザ・ウォーク』2016年1月23日(土)、全国ロードショー
2015年07月28日『ダークナイト』3部作で知られる“ゴッサム・シティ”を舞台に、その前日譚として若き日のゴードン刑事の活躍を描いた海外ドラマ「GOTHAM/ゴッサム」。先日、本作のメインキャストらが来日し話題を呼んだが、この度、主演のベン・マッケンジーと彼の吹き替えを担当した人気声優・小野大輔との夢の“日米ゴードン”対談が実現。その模様がWEB上で公開された。本作で主役のゴードンを演じるのは、「The OC」のライアン役で人気を博したベン。実はそのライアン役の日本語吹き替えを担当したのも、本作と同じく人気声優の小野さんだったという。小野さんは、洋画吹き替えでは「glee」(フィン・ハドソン役)、「スティーブ・ジョブズ」(スティーブ・ジョブズ役)などを担当。またアニメ作品にも多数出演しており、「黒執事」(セバスチャン・ミカエリス役)や「宇宙戦艦ヤマト2199」(古代進役)など話題作で立て続けに主演を好演。声優アワードでは主演男優賞を過去2回受賞している実力派声優だ。アーティスト活動も活発に行なっており、2016年1月には自身初の単独日本武道館公演が決定している。そんな人気声優の小野さんにとって、「The OC」は洋画での初主演作であり、当時は大きなプレッシャーを感じたという。そんな中、ベンと小野さんが同じ歳であるということや、2人とも“役者としてはこれから”という似た境遇にあることを知り、シンパシーと勇気を感じたそう。「この役者さんと一緒に成長してゆきたいと思っていたんです。お会いするのは初めてなんですが、昔からの旧友に会ったような感覚です」と大感激の様子。一方のベンも、「『The OC』の頃は、僕もカメラの前に立った経験はほぼゼロだったんだ。だから小野さんと同じように、火の中へ投げ込まれるような感覚だった。分身に会ったようでとても面白いね。自分の役の声優さんにお会いするのは、初めてなんだ。とても新鮮な感覚だよ」と、小野さんとの出会いに感銘を受けたよう。また「吹き替えを聞いたけれど、深い声ですごくいいね。おかげでジムも男前に見えるね。もうすっかりファンだよ」と小野さんの演技を絶賛した。公開された対談映像では、そのほかにもそれぞれのキャラクターの演技論や、ベンもアニメでの声優経験があることからアニメ吹替え論について熱く語る姿が映し出される。最後には、小野さんから「これからもベンの吹替えは僕が担当したいです。そして、もし僕が声優として出演したアニメがアメリカで放送されるときは、ぜひベンにお願いしたいです」と互いの今後の活躍を健闘しあう一幕も。日米の実力派俳優たちが、不思議な縁で結ばれ役10年越しに同じ役を演じた本作。ぜひ吹き替え版でも本作を観賞し、ベンも絶賛した小野さんの演技を堪能してほしい。「GOTHAM/ゴッサム<ファースト・シーズン>」は7月22日(水)よりDVD&デジタルレンタルがスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年07月05日イタリアのリゾート地を舞台に、80年代の大ヒット曲に乗せて贈るラブミュージカル『踊るアイラブユー♪』。本作を始め、音楽好きも、ラブコメ好きも夏に楽しめるオススメの映画をピックアップしてみた。まず本作は、ブーツ型に例えられるイタリア半島の“かかと”、リゾート地プーリアが舞台。恋に慎重なテイラーは、3年前に別れた恋人が忘れられない。そんな折、彼女とは真逆の性格の姉マディが突然の結婚宣言。彼女から紹介された婚約者は、まさかの元カレだった…という王道の三角関係を描くミュージカル。いち早く映画を観賞したマスコミ関係者からは、「80’sの洋楽ファンなら思わず体が動き出す、ポップ・チューンが彩る甘酸っぱいラブストーリー。キャストによる有名な音楽PVのコスプレをチェックするのも楽しい」「キラキラの80’sポップスと、イケメンすぎるイタリア人男に女性ホルモンが踊り出す!ヒロインの恋心にシンクロしたトキメキがとまらない!!」といった声が続出している。また、クライマックス近くで歌われる「ロクセット」の「愛のぬくもり」は、リチャード・ギア&ジュリア・ロバーツ共演『プリティ・ウーマン』の挿入歌であったり、シンディ・ローパーの「ハイスクールはダンステリア」が流れる独身女子会には80年代の歌姫が“コスプレ”で勢揃いしたりと聴きどころ・見どころも満載だ。リゾート地での結婚式といえば、エーゲ海の小島を舞台にした『マンマ・ミーア!』(’08)は、シングル・アルバムあわせて全世界 2億5千枚枚を売り上げた「ABBA」の名曲に乗せて繰り広げられるハート・フルムービー。結婚式を間近に控える20歳のソフィ(アマンダ・セイフライド)。母子家庭で育ったソフィの願いは、父親とバージンロードを歩くこと。母親ドナ(メリル・ストリープ)の日記を内緒で読んだソフィは、父親の可能性がある母の昔の恋人3 人に招待状を出すのだが…。夢見る結婚式に胸を高鳴らせる、ソフィ役のアマンダ・セイフライドが可憐でキュートだ。また、恋を信じる男の子と恋を信じない女の子のビタースウィートな 500 日を描いた『(500)日のサマー』(’09)も、シーンに合った音楽が印象的。建築家を夢見つつ、グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、ある日、秘書として入社してきたキュートなサマー(ズーイー・デシャネル)にひと目惚れ。好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった2人。だが、トムは運命の恋を夢見る男の子、一方、サマーは真実の愛なんて信じない女の子。2人の間には、どこまでも相容れないグレーゾーンが広がっていて…。『50回目のファースト・キス』(’04)もまた、常夏のハワイを舞台にした、ちょっぴり切なくも、ピュアで温かいラブストーリー。“昨日のことをすべて忘れてしまう”記憶障害に陥ったルーシー(ドリュー・バリモア)。行きつけのカフェで朝食を取っていると、男が声をかけてきた。シーライフ・パークで動物たちの面倒を見る獣医ヘンリー(アダム・サンドラー)だ。ルーシーの大好きなワッフルや海洋生物について話すうちに意気投合した 2人は、翌朝もカフェで一緒に朝食を食べようと約束するが、翌日会った彼女は彼のことを覚えていなかった…。偶然出会った男女の軽妙な会話のやりとりといえば、『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』(‘95)も思い浮かぶ。男性、女性それぞれのリアルでありながらロマンティックな会話劇が胸に響く本作は、その後の『ビフォア・サンセット』『ビフォア・ミッドナイト』という3部作につながっていく。欧州鉄道で出逢ったジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)。2人は意気投合して列車を途中下車し、朝日が差すまでウィーンの街を歩き続ける。しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎていき…。いずれも、“脳内恋愛ホルモン”が刺激され。恋愛モードにひたれる作品ばかり。素敵な夏の恋を映画でも楽しんでみて。『踊るアイラブユー♪』は7月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:踊るアイラブユー♪ 2015年7月10日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) WOS DISTRIBUTION(IRELAND)LTD,2014
2015年06月25日ロバート・ゼメキス監督がジョセフ・ゴードン=レヴィットを主演に迎えた新作『ザ・ウォーク』の会見が、メキシコで開催中イベント『Summer Of Sony 2015』で行われ、レヴィット、シャルロット・ルボン、ベン・キングスレーらが登場した。残念ながらゼメキス監督はスカイプでの参加となったが、本作について「これまで学んだビジュアルエフクトのテクニックをすべて使った集大成のような作品」と、壮大な映像に早くも自信を見せた。その他の写真本作の主人公フィリップ・プティは、1974年、当時世界一の高さ(411メートル)を誇っていたワールド・トレード・センターのツインタワーをロープでつなぎ、その上を命綱なしで渡りきり、世界中を驚かせた。映画は彼の実話を基に、プティの半生、“高層ビルで綱渡りをする”という無謀にして壮大な計画を成功させるまでの一部始終が描かれる。「普通の人は見上げるだけだけど、実際に、高いロープの上で歩くというのはどういう感じなんだろう? 彼がどう感じていたんだろうというのは、今まで誰も映画にしたことがないと思った」というゼメキス監督は、プティの証言を基に徹底的に調査を重ねて、準備を進めたようだ。中でも「ワールド・トレードセンターのタワーを70年代のその当時のままに再現することにリサーチをして、時間と労力を費やした」そうで「タワーの上に登って下を見たときの高さや深さなど、空気感を表現する、質感を作り出すのに時間をかけた。今までのいろんな作品をやってきたけど、これまで学んだビジュアルエフェクトのテクニックをすべて使った集大成のような作品なんだ」と力強く語った。ちなみに本作は3D版、IMAX版での上映も決定しており、その迫力はキングスレー曰く「3Dが繊細な使い方で、ポールが落ちたら、はっとしゃがんでしまうようなリアルさ」に仕上がっているようだ。そして、綱の上を歩くプティを演じたレヴィットは、プティ本人から指導を受けたそうで「ワークショップで練習を始めた。フィリップから『8日目にロープの上を歩けるようになるよ』と言われたんだけど、本当に8日目に歩けるようになったんだ。プティから、自分で自分を操作して、思い込ませることでそれが本当になるんだと言われた。“Fall”という言葉は絶対に言わない、ロープから落ちるんじゃない、自分で選んで自らの意思で下りるんだ、というアドバイスをもらったよ」と振り返った。映画は驚異的な能力で高さ400メートルを綱渡りする主人公のドラマだけでなく、ワールドトレードセンターに侵入して綱を設置するケイパームービー(集団犯罪劇)の要素や、プティの情熱も描かれる。ゼメキス監督は「アートをやっている人なら共感できるような情熱を持っていて、表現したい想いには通じるものがあるだろうし、多くの人も、どこかにそういう思いをもっているだろうから、共感できる部分だと思う」と分析し、レヴィットは「不可能なことをやってみようとか、チャレンジしようと映画を見た人が思ってくれたらうれしい」と語った。『ザ・ウォーク』2016年1月23日(土)、全国ロードショー
2015年06月17日記録は残っているが映像には残されてない驚きの挑戦を完全映像化した映画『ザ・ウォーク』が2016年1月23日(土)から全国公開とでの上映が決定。それに先立って驚愕の予告映像が公開となった。舞台は1974年のニューヨーク。当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センターはニューヨークにそびえ立つ摩天楼の中でも王者と呼ぶにふさわしい荘厳なツインのタワーだった。この間をワイヤーロープ一本でつなぎ、命綱なしの空中を闊歩する男フィリップ・プティがいた…。本作を手掛けた監督は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』などで知られるアカデミー賞受賞監督のロバート・ゼメキス。主演に迎えたのは、『(500)日のサマー』で“草食男子”を 好演して大ブレイクを果たし、その後も『インセプション』『ダークナイト ライジング』『リンカーン』などで話題作に出演する実力派俳優、ジョセフ・ゴードン=レヴィットだ。「1974年当時世界一の高さを誇るツインタワーの間を渡ろうとするなんて、誰も考えない。前人未到のチャレンジをした男だけが味わえる外界から遮断された孤独。生と死のドラマ。高所恐怖症にはあまり気持ちの良いものではないかもしれないがね(笑)」とゼメキス監督がコメントしている。今回公開された予告編は、加速度と共に風を感じながらビル壁面を駆け上った先にジョセフが扮するプティが現れる。そして観光でもするようにニューヨークの景色を眺めながら悠然と歩を進めていく様から、そこは世界で一番高いビルワールド・トレード・センターの屋上だと分かる。ツインタワーのもう一方の屋上を見据えた後、ビルから飛び出した鉄骨に乗りさらに歩みを進めていく…。高さ411m地上110階の道なき空間に足を踏み入れたその瞬間、いまだかつて経験したことのない光景が目に飛び込み、見る者の脳髄に電流を走らせる。思わず足がすくみ固唾を飲んでしまうような臨場感あふれる予告映像に期待が高まるばかりだ。世界でたった一人フィリップ・プティ以外を除いた誰もが100%未体験の映像をご覧あれ。『ザ・ウォーク』は2016年1月23日(土)より全国公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月22日ロバート・ゼメキス監督がジョセフ・ゴードン=レヴィットを主演に迎えた新作『ザ・ウォーク』が来年1月に日本公開されることが決定し、予告編映像が公開になった。高さ411メートルのワールド・トレード・センターを命綱なしで綱渡りした男フィリップ・プティの実話を描いた作品だ。公開された映像本作の主人公フィリップ・プティは、1974年、当時世界一の高さを誇っていたワールド・トレード・センターのツインタワーをロープでつなぎ、その上を命綱なしで渡りきり、世界中を驚かせた。その高さは411メートル。地上110階の足のすくむような高さだ。このほど公開された映像は、カメラがひたすらにビルの屋上を目指してつきすすむ場面から始まる。そこにいたのはレヴィット演じる主人公プティで、彼は屋上から突き出た鉄骨に足をかける。カメラが後方を観るとそこには小さくなった歩行者の姿が。上空の風は強く、プティの身体は揺れ動くが、彼は恐怖を感じるどころか、目の前にあるもうひとつのタワー=目指すべき場所を前に晴れやかな表情を見せる。映画は前人未到の計画に挑むプティのドラマを、観客の驚愕させるような映像を交えて描き出す。ゼメキス監督は「1974年当時世界一の高さを誇るツインタワーの間を渡ろうとするなんて、誰も考えない。前人未到のチャレンジをした男だけが味わえる外界から遮断された孤独。生と死のドラマ。高所恐怖症にはあまり気持ちのいいものではないかもしれないがね」と本作を解説。『キャスト・アウェイ』では無人島に流された男の、前作『フライト』では疑惑の渦中にある機長の孤独と強い意志を描き出したゼメキス監督だけに、新作でもダイナミックな映像だけでなく、観客の胸をうつドラマも描かれると考えてよさそうだ。『ザ・ウォーク』2016年1月23日(土)、全国ロードショー
2015年05月22日ディズニー実写版『シンデレラ』で文字通り現代版“シンデレラ”の座を射止め、スクリーンに登場した新星女優リリー・ジェームズや、主演作がスマッシュヒットとなっている『あと1センチの恋』のリリー・コリンズ、『きっと、星のせいじゃない。』のシャイリーン・ウッドリーなど、ハリウッドも今年は若手女優たちの活躍が著しい。中でも、エマ・ストーンは、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でオスカーを獲得したアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督から絶賛され、驚異的なハイペースで創作を続ける御年80歳のウディ・アレン監督の新たなお気に入り女優に。また、『イントゥ・ザ・ウッズ』ほか今年だけで4本の出演作が公開されるアナ・ケンドリックは、ブロードウェイ仕込みの抜群の歌唱力と演技力を披露し、注目を集めている。ともに20代半ばにしてアカデミー賞「助演女優賞」にノミネートされた実力派の若手女優に迫った。『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』『ラブ・アゲイン』そして『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで人気となったエマ・ストーンは、アカデミー賞「作品賞」ほか4部門受賞の『バードマン』(4月10日~)と、オスカー俳優コリン・ファースと共演したウディ・アレン監督『マジック・イン・ムーンライト』(4月11日~)が今週末2作続けて公開される。『バードマン』では、落ちぶれた元スーパーヒーロー俳優の父リーガン(マイケル・キートン)が再起を賭ける舞台で裏方として働き、舞台俳優のマイク(エドワード・ノートン)と恋に落ちていくサムを好演。父親は結婚に失敗し、名声は凋落。そして、スター俳優の娘としてちやほやされてきたであろうサムも、薬物中毒の過去を持っている。そんな父と娘はブロードウェイの老舗劇場の舞台裏で、常に一触即発。リーガンにとって最も痛いところを、平気で突いてくるのも彼女だ。錚々たるキャスト陣が集い、「もう一度、愛されたい」と願う者たちを描く本作で、エマもまた鮮烈な印象を残し、本年度アカデミー賞ほか各賞で「助演女優賞」にノミネートされた。そして一転、1920年代の南仏を舞台に繰り広げられる『マジック・イン・ムーンライト』では、口から先に生まれたような超皮肉屋のイギリス人マジシャン(コリン・ファース)とガチ対決(!?)を見せるアメリカ人占い師役を演じるエマ。この世に魔法や超能力など絶対に存在しないと信じるコリン扮するマジシャンに対し、エマ演じるソフィは誰も知り得ないようなことを次々と言い当てていき、彼は価値観を根底からひっくり返されることに。しかも、開けっ広げでチャーミングな彼女に不覚にも恋してしまう…という、ちょっぴりこじれたラブストーリーとなっている。『バードマン』では裏方ということもあり、地味めでカジュアルな衣装だったエマは、本作では色とりどりのレトロファッションが南仏の優美な風景に映えて、とにかくキュート。さすがのアレン監督も「美人だし、才能がある。しかも面白いし、演技も上手い」とベタ惚れといった様子で、ホアキン・フェニックスが出演する次回作にも再び起用したほど。恋人のアンドリュー・ガーフィールドも現在はマーティン・スコセッシ監督作『Silence』(原題)を撮影中だけに、そろって名匠に気に入られ、前途洋々といったところか。一方、ディズニーがブロードウェイ・ミュージカルの名作を映画化した『イントゥ・ザ・ウッズ』でシンデレラを演じているアナ・ケンドリック。4月25日にはミュージカル・ラブストーリー『ラスト5イヤーズ』、5月16日にはデイン・デハーン、マシュー・グレイ・ギュブラーら共演の『ライフ・アフター・ベス』、さらに5月29日には全米で社会現象を巻き起こし、続編も製作された『ピッチ・パーフェクト』が相次いで公開される。アナはもともと舞台出身で、12歳のときに史上2番目の若さでトニー賞にノミネートされた実力の持ち主。映画界に進出後は『マイレージ、マイライフ』で主演のジョージ・クルーニーを脅かす好演を見せ、アカデミー賞「助演女優賞」ほか数々の賞にノミネート、一躍、ハリウッドの新星として躍り出た。これまで、『トワイライト』シリーズのベラ(クリステン・スチュワート)の同級生役や、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の珠玉コメディ『50/50 フィフティ・フィフティ』など、映画ファンには知る人ぞ知る存在ではあったものの、今年はついにブレイク!『ラスト5イヤーズ』では、ミュージカル界期待の星とも呼ばれるジェレミー・ジョーンズと共演し、その美声と確かな演技力を改めて披露。奇しくもアナが演じるのは、オーディションを受け続けるも、なかなかチャンスが巡ってこない舞台女優役。だが、恋に落ち、夫となった相手は小説家という自らの夢を早々に叶えてしまうのだ。いつの間にかすれ違うようになっていった若い男女の心情を、男性側は出会いから別れまで、アナは別れから出会いまで、時にせつなく、時に甘く歌い上げていく。さらに、2012年に初主演し、全米で大ヒットとなったミュージカル・コメディ『ピッチ・パーフェクト』は、今年、満を持して日本上陸。その続編となる『ピッチ・パーフェクト2』もこの5月に全米公開される。いま女子高生を中心に人気を博し、山下智久が披露したことでも話題の「CUPS」と呼ばれるカップを使ったソング・パフォーマンスは、実は本作がきっかけといっても過言ではない。アナがパフォーマンスした「Cups (Pitch Perfect’s "When I’m Gone")」のPVは、なんと1億9千万回超えの再生回数を達成するほど。さまざまなジャンルの作品に出演し、着実にキャリアを重ねてきた2人の若き実力派は、今年、さらなる飛躍を遂げることだろう。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 2015年4月10日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.イントゥ・ザ・ウッズ 2015年3月14日より全国にて公開(C) 2014 Disney Enterprise,inc. All Rights Reserved.マジック・イン・ムーンライト 2015年4月11日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開(C) 2014 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
2015年04月11日映画配給会社「ギャガ」の2015年~2016年のラインナップ発表会が2月17日(火)に開催され、アカデミー賞候補からエンターテイメント超大作まで全27作品が発表されたが、その大半の25作品を洋画が占めた。昨年はアカデミー賞作品賞『それでも夜は明ける』を配給するなど、メジャー作品とは一線を画した洋画作品が映画ファンの支持を集めるが、今年もまもなく授賞式が行われるアカデミー賞ノミネート作品を数多く擁している。作品賞ノミネートの8作中、3作が同社配給となる。最も公開が早いのは第二次大戦中、ドイツ軍が誇る暗号機・エニグマによる暗号の解読で連合国軍の勝利に大きく寄与した英国人の天才数学者の人生を描いた『イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密』。人気海外ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチが主演男優賞にもノミネートされている。4月17日(金)公開の『セッション』は、名門音楽学校を舞台に繰り広げられるジャズドラマーと鬼教師の狂気を帯びたレッスンを描いたドラマ。作品賞に加え、J・K・シモンズが助演男優賞候補となるなど計5部門にノミネート。もう1作『SELMA』(原題)はマーティン・ルーサー・キングJr.牧師が率いたデモ行進がアメリカ世論を動かしていくさまを描いたドラマで、作品賞と主題歌賞にノミネートされている。ちなみにセルマは1965年3月7日に黒人有権者登録の妨害に抗議するために600人が立ち上がったアラバマ州の町の名前だ。オスカー関連以外では、2009年に日本でも「このミステリーがすごい!」海外編1位を獲得したミステリー小説を映画化した『CHILD 44』(原題)が夏に公開となる。リドリー・スコットが製作、トム・ハーディ、ゲイリー・オールドマンらを迎え、スターリン体制下のソビエトで起こる子供を狙った連続殺人事件の恐るべき真相を描き出す。アルゼンチンで『アナと雪の女王』を抑えて年間No.1ヒットを記録した『WILD TALES』(原題)はペドロ・アルモドバルが製作を務めており、アカデミー賞外国語映画賞ノミネートを果たした。些細なことから人生の歯車を狂わせていく人々の姿をサスペンス、コメディ、バイオレンスを交えて描き出す。先の『SELMA』同様に歴史上の実在の人物や実際に起きた事件を基にした作品も多数。『SAINT LAURENT』(原題)は“モードの帝王”イブ・サン=ローランの愛と苦悩を描いたドラマでギャスパー・ウリエルが主演を務める。喜劇王チャップリンの遺体を盗み、身代金を要求するという奇想天外な事件を基にした『THE PRICE OF FAME』(原題)は7月公開。『WOMAN IN GOLD』(原題)はナチスに奪われたクリムトの名画を巡り、オーストリア政府に裁判を挑んだ女性の実話を描く。『LIFE』(原題)は、「LIFE」誌の若手カメラマンが偶然出会ったデビュー前の若手俳優ジェームズ・ディーンに魅せられ、彼が撮ったの1枚の写真が2人の運命を大きく変えていくさまを描いており、デイン・デハーン、ロバート・パティンソンが出演。「U2」やビョークに愛された伝説のロックフォトグラファー、アントン・コービンがメガホンを握る。“スパイダーマン”トビー・マグワイアが伝説のチェスプレイヤーで、日本でも信奉者の多いボビー・フィッシャーを演じる『PAWN SACRIFICE』(原題)は2016年公開。そして、実在の人物を描いた作品の中でもホットなテーマで注目を集めるのが、米政府の不正な個人情報取得を告発したCIAの情報工学者・スノーデンを描く『SNOWDEN』(原題)。オリバー・ストーンが監督を務め、ジョセフ・ゴードン=レヴィットがタイトルロールを演じる。このほか、ハートウォーミングなアンサンブル作品として支持を集めそうなのが4世代の家族が集う恒例のクリスマスディナーで起こる騒動を描く『LET IT SNOW』(原題)。ダイアン・キートン、ジョン・グッドマン、アマンダ・セイフライド、オリヴィア・ワイルドらがクセ者の家族の面々を演じる。名優イアン・マッケランが93歳となった名探偵シャーロック・ホームズを演じる『Mr. HOLMES』も楽しみな作品。とぎれとぎれの記憶を辿りつつ、辿り着いた真相とは?ちなみに本作には真田広之も出演しており、ホームズとどのように絡むのかも楽しみなところ。従来のギャガ配給作とは経路の異なる超大作が、神話のエジプトを舞台にした『GODS OF EGYPT』(原題)でジェラルド・バトラー、ジェフリー・ラッシュらが出演している。ショーン・ペンの久々の監督作『THE LAST FACE』(原題)はシャーリーズ・セロン、ハビエル・バルデム出演の愛のドラマ。アフリカの内戦地を舞台に恋に落ちる男女の姿を描く壮大な物語。これまでもアフリカを舞台に多くのラブストーリーが世に送り出されてきたが、ショーン・ペンがどのようなドラマを紡ぎ出すのか?注目が集まる。オスカーレースを争う良作に実話を基にした作品、エンターテイメント、超大作と多彩なラインナップの全27作品。洋画苦戦のいま、奮闘が期待される。<ギャガ2015年~2016年ラインナップ一覧>『妻への家路』『イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密』『セッション』『あの日の声を探して』『小さな世界はワンダーランド』『A MOST VIOLENT YEAR』『海街diary』<※邦画>『Child 44』『THE PRICE OFFAME』『WILD TALES』『NIGHTCRAWLER』『みんな!エスパーだよ!』<※邦画>『FATHERS ANDDAUGHTERS』『13 MINUTES』『Saint Laurent』『WOMAN IN GOLD』『プライドと偏見とゾンビ(仮題)』『LIFE』『SELMA』『LET IT SNOW』『QUEEN OF THE DESERT』『SEASONS』『PAWN SACRIFICE』『SNOWDEN』『Mr. HOLMES』『THE LAST FACE』『Gods OF EGYPT』(text:cinemacafe.net)
2015年02月18日