ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスが共演するSF大作『LOOPER/ルーパー』が来年1月に日本公開される。本作を手がけたのはライアン・ジョンソン監督。本作がアメリカで成功をおさめ、その才能に注目が集まっている彼のインタビュー映像がこのほど公開された。『LOOPER/ルーパー』インタビュー動画本作は、未来からタイムループしてきた標的を抹殺する暗殺者“ルーパー”のジョー(レヴィット)が、ターゲットとして“30年後”の自分(ウィリス)に出会ったことから始まるSFアクション。強烈な個性をもつ主演ふたりの激突や、物語の背後に潜む数々の謎が物語の進行と共に明かされていく巧みな語り口が高い評価を集めている。ジョンソン監督は1973年生まれのアメリカ人。ジョージ・ルーカス、ロバート・ゼメキスらを輩出した南カリフォルニア大学で映像について学び、短編映画を手がけた後、2005年に『BRICK ブリック』で長編デビュー。レヴィットも出演している本作は、インディペンデント・スピリット賞で2部門の候補になるなど高い評価を得た。このほど公開された映像では、ジョンソン監督が本作が生まれたきっかけや、本作が扱う“タイムループ”に関するこだわり、ウィリスらキャストの魅力についてじっくりと語っている。『LOOER/ルーパー』2013年1月12日(土)公開
2012年12月17日「シャネル」と「ジョゼフ」が、ファッションサイトの「ドレシピ」が企画したランキング調査でイギリス人女性に最も人気のあるデザイナーズ・ブランドとして選ばれた。同サイトが4万人のイギリス人女性にアンケート調査を行った結果、カール・ラガーフェルド率いるシャネルと、故ジョゼフ・エテッドギー創立の英ブランド、ジョゼフが高級ブランドとして同率トップになった。シャネルもジョゼフも投票数の9パーセントを集め1位に輝いており、デザイナーズ・ブランドとしてはそのほか、「DKNY」が8パーセント、「アレキサンダー・マックイーン」が5パーセントと続いた。一方で今回ランキングの上位を占めたのは、ハイ・ストリート・ブランドだ。「ザラ」が33パーセント、「H&M」が25パーセント、「トップショップ」が21パーセント、「リバー・アイランド」が20パーセントとなっている。ドレシピの共同設立者の一人、ドナ・ケリー氏は同ランキングで名前が挙がったブランドに開きがあることに驚きを見せている。「ハイ・ストリート・ブランドのファスト・ファッションを好む女性が、シャネルやジョゼフのような高級デザイナーズ・ブランドの商品も同じように好むというのは興味深い現象ですね。今回の結果で、賢い買い物客はハイ・ストリート・ブランドで流行のファッションを取り入れ、ここぞというときのためやクラシックなドレスを買いたいときにはデザイナーズ・ブランドで買い物をするということを表していますね」。
2012年12月11日ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスが共演するSF大作『LOOPER/ルーパー』が来年1月に日本公開される。本作ではレヴィットとウィリスが同一人物の“現在”と“未来”を演じており、そのために俳優・スタッフが様々な工夫を重ねたようだ。その他の写真本作は、未来からタイムループしてきた標的を抹殺する暗殺者“ルーパー”のジョー(レヴィット)が、ターゲットとして“30年後”の自分(ウィリス)に出会ったことから始まるSFアクション。強烈な個性をもつ主演ふたりの激突や、物語の背後に潜む数々の謎が物語の進行と共に明かされていく巧みな語り口が高い評価を集めている。まずライアン・ジョンソン監督も認めている事実がある。それは“ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスの見た目はまったく似ていない”ということだ。そこでジョンソン監督は、特殊メイクの神様リック・ベイカーのもとで働き、2度のオスカー候補になった日本人アーティスト、辻一弘を招き入れた。彼は毎日、3時間かけてレヴィットの鼻、唇、眉に特殊メイクを行い、ウィリスの風貌に近づけた。レヴィットは「彼はマジシャン。現代に生きる最高の特殊メイクデザイナーだ。僕とブルースが完全に同じ顔になるのは不可能だが、観客がブルースを観たときに『ああ、確かにこの男は“30年後の同じ人物”だ』と感じられるように化けさせてくれた」と振り返る。確かに本作の場面写真に登場するレヴィットは『(500)日のサマー』や『インセプション』で見た彼よりも鋭い顔つきになっている。もちろん、レヴィットは“見た目”以外の部分もウィリスに近づくべく工夫をした。「彼のことを研究しまくったよ。彼の映画をたくさん観たし、彼の映画から音声だけを録音してiPodで彼の声を何度も何度も聞いたんだ。それにモノローグのシーンがあったんだけど、その台詞を彼が録音してくれたんだ。彼の声だとどんな風に聞こえるのか僕がわかるようにね。でも一番大事だったのは“彼と一緒に過ごすこと”だった。夕食を食べたり、会話したりね。彼のことを人として知ることが一番参考になった」。現代はCG技術も発達しており、ひとりの人間がキャラクターの“過去”と“未来”を演じ、同じ画面の中に登場することは可能だ。しかし、本作ではあえてふたりの俳優が“ひとりの人間”を演じることで生まれるドラマを、物語の中に巧みに取り込んでいる。『LOOPER/ルーパー』2013年1月12日(土)公開
2012年12月10日ブルース・ウィリスとジョセフ・ゴードン=レヴィットの初競演で贈る、SFアクション・エンタテインメント『LOOPER/ルーパー』。本作でベテラン俳優ブルースと同一人物を演じているジョセフだが、ブルースに似せるためメイクに3時間もかけたという彼の新ビジュアルがひと足早くシネマカフェに到着した。舞台は近未来。タイムマシンの使用が禁じられた社会で、犯罪組織は法の目をかいくぐり、消したい標的を“ルーパー”と呼ばれる30年前に暗躍する暗殺者の元に送り、始末させていた。ある日、凄腕ルーパーのジョーの元に、ある男が送られてくるのだが、何とその男は“30年後の自分”だった…。『(500日)のサマー』では、運命の恋を夢見るロマンチストな草食系男子を演じて女子の心を掴み、『インセプション』では切れ者の犯罪者、打って変わって『ダークナイト ライジング』では悪と戦う正義感溢れる若手警官を演じ、女子だけでなく男子のハートまで掴んだ(?)彼が次に挑む役柄は、凄腕ルーパーのジョー。ジョセフ演じるジョーの30年後を演じるのが、名優・ブルースなのだが、彼に印象を似せるためにジョセフは相当な苦労をしたようで「彼のことを研究しまくったよ。彼の映画をたくさん観たし、彼の映画から音声だけを録音してiPodで彼の声を何度も何度も聞いたんだよね」と当時をふり返る。さらに「一番大事だったのは、ただ彼と一緒に過ごすことだったんだ。夕食を食べたり、会話したりね。彼のことを人として知ることが一番参考になったんだ」と意外な役作りの秘訣を明かしてくれた。本作は、監督が10年ほど前から構想していた作品で監督デビュー作、ジョセフ主演作の『BRICKブリック』の撮影後、監督がジョセフに基本的なアイデアを語ったことからこのプロジェクトが始まったそう。その後、監督は脚本を本格的に書くにあたり、ジョセフのために“現代”のジョーを書き上げたのだとか。「誰かが自分のために主人公を書いてくれたなんて、僕にとって初めてのこと。そんなキャラクターを演じるのはとても光栄なことだと興奮したよ」とジョセフ自身も喜びを語っている。本作では主演だけでなく、エグゼクティブ・プロデューサーも兼任するジョセフ。今回、公開となった新ビジュアルを見る限りでも、確かに目元のあたりがブルースにそっくり!ハリウッドでいま一番熱い男、ジョセフ・ゴードン=レヴィットがブルース・ウィリスにどこまで似せることができたのか?その真相はぜひ劇場で確かめてみて。『LOOPER/ルーパー』は2013年1月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:LOOPER/ルーパー 2013年1月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011, Looper, LLC
2012年11月21日ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスが共演するSF大作『LOOPER/ルーパー』が来年1月に日本公開される。アメリカをはじめ、すでに多くの国で高評価を集めている本作だが、その誕生の裏側にはライアン・ジョンソン監督とレヴィットの10年に渡る堅い絆があったようだ。その他の画像本作は、未来からタイムループしてきた標的を抹殺する暗殺者“ルーパー”のジョー(レヴィット)が、ターゲットとして“30年後”の自分(ウィリス)に出会ったことから始まるSFアクション。強烈な個性をもつ主演ふたりの激突や、物語の背後に潜む数々の謎が物語の進行と共に明かされていく巧みな語り口が高い評価を集めている。そもそも本作の構想が生まれたのは2003年。ジョンソンがレヴィットと初タッグを組んだ長編デビュー作『BRICK〈ブリック〉』の撮影中だったという。レヴィットは「彼から構想を聞いたのは撮影の直後。普通、俳優というのは、撮影開始の数か月前に脚本をもらうものだから、発展の過程にずっと関われるのはまれなんだ。これは特別なことだと思うし、パーソナルに感じるよ」と振り返る。しかし、完成した『BRICK』はなかなか公開されず、劇場公開を迎えたのは2006年。肝心の構想もなかなか実現しなかった。それでもジョンソン監督は「ジョーの役は、最初からジョセフ・ゴードン=レヴィットをイメージして書いた。この企画はジョセフなくしては成り立たない、と思ったんだ」という。その後、レヴィットは俳優として着実にキャリアを積み、『(500)日のサマー』や『インセプション』で人気を集め、一躍スター俳優に。一方のジョンソン監督も、エイドリアン・ブロディを主演に迎えた映画『ブラザーズ・ブルーム』や、アメリカで大人気のドラマシリーズ『ブレイキング・バッド』の演出を手がけ、高い評価を集めた。そして、ふたりは約10年の時を経て『LOOPER/ルーパー』に着手。レヴィットはキャリアの中で初めて出演だけでなく製作総指揮も務めている。実際に執筆された脚本でさえ、宝くじほどの確率でしか映画化されないハリウッドで、駆け出しだった俳優と監督の“約束”が10年の時を経て実現した映画『LOOPER/ルーパー』。ちなみにジョンソン監督は「キャスティングで一番に考えたのはブルース・ウィリスだった。問題は、ジョセフとブルースが全然似ていないことだったが(笑)、ジョセフの演技のおかげで説得力をもつものになった」と笑顔でコメント。約10年もの間、お互いを信じて待ち続けた監督&主演がどんな作品を見せてくれるのか期待したいところだ。『LOOPER/ルーパー』2013年1月12日(土)公開
2012年11月09日ブルース・ウィリス×ジョセフ・ゴードン=レヴィットの初競演で贈る、SFアクション・エンタテインメント『LOOPER/ルーパー』。このたびタイムトラベルのタブーに挑んだ本作の待望の予告編とポスタービジュアルが公開となった。舞台は近未来。タイムマシンの使用が禁じられた社会で、犯罪組織は法の目をかいくぐり、消したい標的を“ルーパー”と呼ばれる30年前に暗躍する暗殺者の元に送り、始末させていた。ある日、凄腕ルーパーのジョーの元に、ある男が送られてくるのだが、何とその男は“30年後の自分”だった…。公開となった予告編では、なぜ現代のジョーと未来のジョーが戦うハメになったのか?という本作のストーリー設定が明かされる。ルーパーとしてのルールはたった一つだけ、どんなターゲットでも決して逃がさず“始末”すること。失敗は、現在の自分の死を意味しているからだ。しかし、ブルース演じる30年後のジョーには未来を壊滅させるある独裁者を過去にさかのぼって殺すという目的があることが予告編からも伺える。タイムトラベルのコンセプトは、ハリウッド映画におけるある種の定番テーマでもあるが、本作では現代の自分(ジョセフ)と未来の自分(ブルース)が本気で命のやりとりを行う、いわばタイムトラベルのタブーに踏み込んだ作品とも言えるかもしれない。“若手VSベテラン”の人気実力派俳優2人がまったく新しい世界観の中で挑む、予測不可能なストーリー展開、息を飲むアクション、さらにたたみかけるようなスリルの連続が観る者を圧倒する本作。公開となったポスターにもあるように、標的は「30年後の自分」。映像の最後にはジョセフ演じる現代のジョーが、標的を打ち殺し「お前は30年後のオレか?」とマスクを取り去るシーンもあるが、果たして現代と未来の戦いの結末は!?目を離せないスリル満点の予告編をまずはこちらからご覧あれ。『LOOPER/ルーパー』は1月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:LOOPER/ルーパー 2013年1月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011, Looper, LLC
2012年10月23日ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスが共演するSFアクション大作『LOOPER/ルーパー』の予告編映像がこのほど公開された。ふたりが演じるのは現在の自分と30年後の自分。映画はそんなふたりが激突する予測不可能なドラマが描かれる。『LOOPER/ルーパー』予告編本作の舞台は近未来。レヴィット演じる主人公のジョーは、未来からタイムループしてきた標的を抹殺する“ルーパー”だ。しかしある日、30年後から送られてきたターゲットは“30年後の自分”だった。なぜ30年後のジョーは過去へと送られたのか? そしてこの仕組みを背後で操る者の正体は? 映画は壮絶なアクション、強烈な個性をもつ主演ふたりの激突、そして数々の謎を描く斬新なSFアクションになるという。このほど公開された予告編では、物語の概略をテンポよく紹介した後にふたりのジョーが30年という時の壁を超えて対面する場面が登場。現在のジョーの手を逃れて逃亡する“30年後のジョー”と、標的を逃したことでピンチに陥るジョー。SF映画らしく映像の随所には興味をひかれるガジェットが次々に登場し、肉弾戦とVFXを駆使したトリッキーなシークエンスが目まぐるしい速さで編集されている。“30年後のジョー”が語る「未来を変えるんだ」というセリフは一体、何を意味するのか? 映画は豪快なアクションとスリリングな謎解きの両方を楽しめるエンターテインメント大作に仕上がっているようだ。『LOOPER/ルーパー』2013年1月12日(土)より丸の内ルーブル他全国ロードショー
2012年10月23日ジョセフ・ゴードン=レヴィットが、アメリカの老舗コミックレーベル・DCコミックのヒーローたちが集結する一大プロジェクト『Justice League』(原題)に出演する可能性が出てきた。DCコミックが製作を進めている同作の中で、バットマンの新シリーズをスタートさせる可能性があるという報道を受け、『ダークナイト ライジング』で新米警官ジョン・ブレイク役を演じていたジョセフは、同映画化作品に出演するという選択肢を排除することはないとMTVに語った。「内容によりけりだよ。僕はいつも自分が出演したい作品に自分の条件が一致したときに出るようにしているんだ。脚本がとてもいいのか、自分にインスピレーションを与えてくれて通じるものがある映画監督なのか、それが僕がいつも気にかけていることなんだ」。同作品にはジョセフだけでなく、ドウェイン・ジョンソンも興味を示しており、ドウェインは最近同作でスーパーヒーローのロボを演じるための交渉中だとツイッターで明かしている。「オレがロボを演じるといううわさが流れているけど、それは本当だ。ジョエル・シルバーとブラッド・ペイトンのプロデューサー陣がいま動いているところだ。楽しみだよ!」一方、ベン・アフレックが同作の監督候補に挙がっていると報道されていたが、最近になってそのようなオファーはもらっていなかったとベン自身が否定している。『Justice League』(原題)は2015年に公開予定だ。■関連作品:LOOPER/ルーパー 2013年1月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011, Looper, LLC
2012年09月18日ブルース・ウィリス×ジョセフ・ゴードン=レヴィットの初競演で贈る、SFアクション・エンタテインメント『LOOPER/ルーパー』。このたび本作で同一人物を演じたジョセフとブルースの激似映像が納められた特報が解禁となった。舞台は近未来。タイムマシンの使用が禁じられた社会で、犯罪組織は法の目をかいくぐり、消したい標的を“ルーパー”と呼ばれる30年前に暗躍する暗殺者の元に送り、始末させていた。ある日、凄腕ルーパーのジョーの元に、ある男が送られてくるのだが、何とその男は“30年後の自分”だった…。“現代のジョー”を『ダークナイト ライジング』のジョセフが演じ、彼が遭遇する“30年後のジョー”を誰もが知る大物アクション俳優、ブルース・ウィリスが演じることで話題となっている本作。今回、解禁となった特報映像の見どころはなんといっても横並びで映し出される、現在と未来のジョーのそっくりすぎる姿!なんとジョセフはブルースに似せるため、毎日メイクに3時間もかけて撮影に挑んでいたそう。あまりのそっくり具合に、ブルースも「まるで魔法でも見たような気分だったよ!」と大絶賛。息を呑むアクション、たたみかけるようなスリルがこの映像からも十二分に伝わってくるはず。若手、ベテランの人気実力派俳優2人が、“自分対自分”として対決するという新しい世界観の中で、予測不可能なストーリーが展開する。まずはこちらの映像から、本作で初共演を果たした“そっくり”な2人の姿をご覧あれ。『LOOPER/ルーパー』は2013年1月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。※こちらのメイキング映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:LOOPER/ルーパー 2013年1月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011, Looper, LLC
2012年09月18日ブルース・ウィリス×ジョセフ・ゴードン=レヴィットの初競演で贈るSFアクション・エンタテインメント『LOOPER/ルーパー』が2013年1月12日(土)より日本公開することが決定!さらに、9月28日(現地時間)の全米公開に先駆けて、現地時間の9月6日、映画ファンで賑わうトロント国際映画祭のオープニング作品として本作が華々しくお披露目となり、ブルースとジョセフ、そしてヒロインのエミリー・ブラントが公式会見で顔を揃えた。本作の舞台は、近未来。タイムマシンの使用が禁じられた社会で、犯罪組織は法の目をかいくぐり、消したい標的を30年前に暗躍する<ルーパー>と呼ばれる暗殺者の元に送り、始末させていた。ある日、凄腕ルーパーのジョーの元に、ある男が送られてくるのだが、何とその男は“30年後の自分”だった…。この奇想天外なSF世界で、“現代の自分”ジョーを演じるのが『ダークナイト ライジング』での活躍が記憶に新しいジョセフ。対して、彼が遭遇する“未来の自分”ジョーを演じるのは言わずと知れた大物アクションスター、ブルース・ウィリス。人気・実力共に熱い視線を集める2人が、自分対自分として対決する、未知なる世界観が展開する。息をのむアクションにたたみかけるようなスリル、そして驚きの結末…。全く新しい顔を見せる2人の初共演に期待が集まる。同映画祭でのプレミア上映に先立って行われた公式会見に参加したブルースは、「これはほかのどのSFとも比較できない、いままでにない映画。脚本も練られていて、とても賢い内容だ」と本作を大絶賛。隣のジョセフも「この映画は娯楽を与えつつ、その後に何か考えさせる素晴らしい映画だ」とアピールした。キャスト陣の自信の程が応えるように、初のお披露目となるプレミアでは、上映を待ちわびる映画ファンで会場は満席に。熱気のこもる舞台にライアン・ジョンソン監督と共に立ったジョセフは、「今回、初めて一般の人にこの映画を観てもらう機会なので、興奮が抑えられない!」と高ぶる気持ちを隠せない様子。上映終了後には、割れんばかりのスタンディングオベーションが会場を埋め尽くしていた。『LOOPER/ルーパー』は2013年1月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:LOOPER/ルーパー 2013年1月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011, Looper, LLC
2012年09月07日トロント映画祭が、現地時間6日に開幕した。今年の開幕作品は、『LOOPER/ルーパー』。ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス、ライアン・ジョンソン監督が、会見で映画への思いを語った。その他の情報本作の舞台となる近未来では、30年後の世界から送り込まれる人間を殺す通称“ルーパー”たちがいた。だが、ある時、すご腕“ルーパー”のジョーが直面した男は、30年後から送られてきた自分だった―。“今”のジョーを演じるのはゴードン=レヴィット。彼の30年後を演じるのはウィリス。ジョンソン監督は、『BRICK〈ブリック〉』に出演したゴードン=レヴィットに早くからこの構想を話しており、彼をイメージしてジョーというキャラクターを書いたと会見で明らかにした。「当時、僕は、フィリップ・K・ディックにはまっていて、彼の作品を連続して読んでいたんだ。短編として書き始めたけど、次第にアイデアが広がっていったのさ」。未来のジョー役をオファーされたウィリスは、「脚本があまりに賢くて、読み終えた直後に、僕はこれに出ると宣言していたよ」とコメント。もし、実際に過去の自分に直面することができたらどんなアドバイスをするかと聞かれると、人生というものはほんの先のことすらわからないものだと指摘した上で、「何事も真剣に取りすぎるなと言うね」と語った。トロント映画祭は現地時間16日まで。『LOOPER/ルーパー』は1月12日(土)日本公開予定。『LOOPER/ルーパー』2013年1月12日(土)日本公開予定取材・文・写真:猿渡由紀
2012年09月07日20日(現地時間)、米コロラド州デンバー近郊オーロラの映画館で『ダークナイト ライジング』上映中に発生した銃乱射事件を受け、当日開催予定のパリ・プレミアを中止したキャスト、スタッフ一行は翌21日(現地時間)にフランスを出国した。クリスチャン・ベイル、アン・ハサウェイ、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットはワーナー・ブラザーズのプライベート・ジェットでロサンゼルスへ戻った。自分たちの作品を観に来てくれた観客を襲った凶行の報に、「キャストは大変なショックを受けています。アンやマリオン(・コティヤール)は泣いていました」と関係者は語る。パリでプレミアとプロモーションに参加予定だったマリオンは、母国であるフランスにそのまま留まった。6歳児を含む死者12人、負傷者は50人以上という大惨事に、悲しみに包まれたキャストを代表して、クリスチャン・ベイルは以下の声明を発表した。「私が感じた恐怖は言葉では言い表せません。犠牲者やご家族の方々が味わった苦しみ、悲しみを本当に理解することなど私にはできませんが、私の心は彼らと共にあります」。なお『ダークナイト ライジング』の金曜日の興収は7,500万ドル。『アベンジャーズ』、『ハリー・ポッターと死の秘宝Part2』に迫る歴代3位の成績を上げたが、ワーナー・ブラザーズは乱射事件の犠牲者に哀悼の意を表し、週末の興収の発表を控えた。ディズニー、ソニー、ユニバーサル、そしてライオンズゲートもワーナー・ブラザーズに同調し、週末の興収発表を控えた。(text:Yuki Tominaga)© Abaca/AFLO■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年07月23日『ダークナイト ライジング』のプロモーションで来週に来日予定のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが自身のTumblr(タンブラー)上で、男性誌のアメリカ版「GQ」の記事内容について抗議した。同誌8月号の記事で、一昨年亡くなった兄・ダンの死因について、憶測に基づいた記述がされているとジョゼフは記している。ジョゼフは8月号の表紙を飾り、そのカバーストーリーの記述が問題になっている。「まず、僕を今月号の表紙に載せてくれたGQ誌には感謝します。こうした露出は僕のやりたい仕事の大きな助けになるので、深く感謝しています」と始まる文章は以下のように続く。「僕がこれを書いているのは、兄について書かれた記事が気になったからです。正直言って、非常に気分を害する記事です。引用します、『ゴードン=レヴィットの兄は2010年に亡くなった。ドラッグ過剰摂取が原因と言われている。ジョーは“事故だった”としか語らない』。“言われている”という表現を使えば、記者は何でも好きなことが書けます。記者はいくつかのゴシップサイトから情報を得たのでしょうが、検死官や警察署によれば、それは間違った情報です。兄の死について公に語りたくはありませんが、この無責任な主張については例外です」。「兄の死について長々と書かないでほしいと記者に頼んだとき、僕は兄がどんな人生を送ったか、僕にとってどれだけ大切な存在だったかを話しました。ダンはとてもポジティブで、本当に優しくて、活気あふれる人でした。読者に、そういう兄について知ってほしかった。両親も僕も、記事の焦点が(兄の死という)とてもデリケートな出来事に当てられたことに失望しています」。(text:Yuki Tominaga)© Press Association/AFLO■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年07月19日『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督が豪華キャストを迎え、悪を滅ぼす闇の騎士“ダークナイト”の最終決戦を描く傑作シリーズの最新作にして最終章『ダークナイト ライジング』が7月28日(土)より公開となる。全世界待望の公開に先駆けて、7月16日(現地時間)、“ゴッサムシティ”ことニューヨークにてワールド・プレミアが開催され、ノーラン監督、主演のクリスチャン・ベールら豪華キャスト&スタッフが勢揃いした。前作から8年後のゴッサム・シティを舞台に、“闇の騎士=ダークナイト”と街の破壊を企む残虐な殺し屋・ベインによる死闘、謎を秘めた“キャットウーマン”ことセリーナ・カイルの真実に迫っていく。本作に対する熱狂ぶりを象徴するように、ニューヨークのAMC Lincoln Square−IMAX Theater前にて行われたブラックカーペット・イベントでは、完結編の初のお披露目の場を一目見ようとファンが大挙しブロードウェイの一車線を完全封鎖せざるを得ないほどに。映画をイメージしたバットエンブレムを散りばめたレッドカーペットならぬブラックカーペットに錚々たるキャストたちが登場すると、会場のボルテージは一気に最高潮に!その圧巻の光景に世界各国から集まった総勢約200名もの報道陣からのフラッシュの嵐が会場を覆いつくした。本作の出演で「私の人生もいろんな意味で変わった」と話すバットマンことブルース・ウェイン役のクリスチャン。新たなキャストたちとの共演については「クリス(監督)は常に素晴らしい俳優を選びますね。みんな素晴らしい俳優で、映画のセットで常に新しい空気があるというのは、やりがいがありました」と清々しい笑顔で語った。また、純白のドレスで登場したキャットウーマン役のアン・ハサウェイは、「昔の映画や女優さんと猫に関するリサーチをたくさんしました」とコメント。これまでにも大女優たちが演じてきたこの役の出来栄えについては「昔の女優さんには申し訳ないけど、新しい役作りができたと思う。この作品はいままでとは全く違う世界なので、きっと分かってもらえると思う」と自信をうかがわせた。先日めでたく婚約を果たしたばかりのアンだが、キャットウーマンのセクシー衣裳についても「(婚約者も)とっても気に入ってくれました」とのろける一幕も。ゴードン市警本部長役としてシリーズ全作に携わってきたゲイリー・オールドマンからは、本作から警官ジョン・ブレイク役で参入したジョゼフ・ゴードン=レヴィットについて「最高でした!ジョゼフとのシーンがたくさんあって、それが映画で良い感じなんです。ずっと彼のファンだったので、やっと一緒に仕事ができて嬉しかった」と意外な一面を見せ、手放しで後輩を称えた。また、8年間携わってきたシリーズの終焉を迎え、「少し寂しいよ。8年間というのは、学校みたいなもんだね。卒業して、離れると同じように、また会う人もいれば、会わない人もいる」(ゲイリー)、「長く一緒にいたグループとさよならするのは、特にこのグループのように仲が良いというのは、ノスタルジーが少し残りますね」(モーガン・フリーマン)とベテラン勢からは哀愁の残るコメントが寄せられた。前作『インセプション』に続くノーラン作品への出演となったマリオン・コティヤール(ミランダ・テイト役)とトム・ハーディー(ベイン役)は「監督の作品ならいつでも出演したいわ。彼は素晴らしいアーティストで、ビジョンもしっかり持っている。本当に楽しかった」(マリオン)、「自分が自分のことを羨ましいと思っているよ」(トム)と、監督の類まれなる才能に心酔しているよう。徐々にその内容が明かされつつある『ダークナイト ライジング』。まもなくアン・ハサウェイやジョセフ・ゴードン=レヴィットらが本作を携え来日し、7月25日(水)にはジャパン・プレミアが開催される予定。いよいよもってこの注目作の目撃者が誕生する。『ダークナイト ライジング』は7月28日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年07月18日人気俳優のジョセフ・ゴードン=レヴィットの監督デビュー作が着々と進行している。ジョセフの監督デビュー作となる『Don Jon’s Addiction』(原題)に今回、チャニング・テイタム&ジョナ・ヒル主演の『21 Jump Street』(原題)にも参加しているブリー・ラーソンが出演することになった。本作は、ジョセフ演じる現代版ドン・ファンが、未亡人になったばかりのジュリアン・ムーア扮する年上女性に出会ったことで、「自己中で最悪な男」から抜け出そうと奔走するドラマだ。ジョセフが主演、脚本、監督の3役を務める同作には、このほかスカーレット・ヨハンソン、ロブ・ブラウン、トニー・ダンザらが共演予定で、ニコラス・シャルティエのボルテージ・ピクチャーズが出資し、『ハングリー・ラビット』のラム・バーグマンが製作を務める。また今回出演が決まったブリーも、ピーター・ボグダノヴィッチ監督作『Squirrel to the Nuts』(原題)のほか、『Relanxious』(原題)、『The Spectacular Now』(原題)など新作コメディー作品への出演を多く控えており、チャニング・テイタム&ジョナ・ヒル主演の『21 Jump Street』(原題)の続編にも出演予定だ。そんなジョセフは、最新作出演作『ダークナイト ライジング』(7月28日公開)のPRのため7月25日(水)に来日、東京国際フォーラムで開催されるジャパン・プレミアに出席する予定だ。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年07月10日先日、『ダークナイト ライジング』のPRのために初来日を果たすことが発表されたジョセフ・ゴードン=レヴィット。『(500)日のサマー』への出演以降、『インセプション』、『50/50 フィフティ・フィフティ』と続々と話題作への出演を果たし、日本でも人気急上昇中の彼のブレイク前の貴重な姿が見られる『ハーフ・デイズ』が日本で公開される。当時のオーディションや撮影について、本作の監督を務めたスコット・マクギーとデヴィッド・シーゲルからの証言が到着!ある年の7月4日(独立記念日)、人生の岐路に立つ恋人同士のボビーとケイトが体験する「マンハッタンでのスリリングな1日」と「ブルックリンでの穏やかな1日」。2人の平行世界(パラレルワールド)で起こる、ある“1日”を実験的な手法で描いた野心作。本作が製作された2009年は、ジョセフにとってズーイー・デシャネルとの共演作『(500)日のサマー』でゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネートを果たし、ブレイクのきっかけとなった年。その後、クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』、『ダークナイト ライジング』と、俳優としての人気、実力を着実に伸ばしてきたのは周知の通り。さらに、本作でジョセフ演じるボビーの恋人・ケイトに扮するのは、今年4月に公開された『ジョン・カーター』で凛々しい女王・デジャー役に大抜擢されたリン・コリンズ。本作では、ブレイク前の彼らの貴重な姿が収められているのだ。また、本作ではチャイナタウンでのデート中に携帯電話を拾ってしまったことから殺人事件に巻き込まれていくサスペンスフルなマンハッタンでの1日。片やケイトの実家でバーベキューを楽しみ、夜には花火を見るという穏やかなブルックリンでの1日。全く異なる1日が同時進行していく独特の世界が広がるが、そのほとんどの芝居が、キャストの即興によるものだというから驚き。そのため、脚本はほとんど“セリフなし”で書かれていたそうで、「僕らは勇気があって、頭が良くて、柔軟性がある俳優が必要だと思った」と両監督は語る。そこで、2人はこの要望に応えられる俳優を探すため、ニューヨークでオーディションを開催。そこに訪れたジョセフとリンの出会いに“化学反応”を感じたと言う。「偶然同じ日に来て、そこでペアになったんだ。彼らは初対面だったけど、開始からすぐに部屋の空気が変わったよ。2人が主役で間違いないと確信したんだ」。ジョセフとリンの大ブレイク前だからこそ(?)成し得たゲリラ撮影によるリアルな映像も注目の本作。「この映画のアイディアの一部は、ニューヨークの“生”の感覚をできるだけ映し出すことにあったんだ。僕らは可能な限りジョセフとリンを本物のニューヨークの街、本物のニューヨーカーたちの中に立たせたんだ。エキサイティングだけどちょっと怖くもあったよ(笑)」。ジョセフの最新作『ダークナイト ライジング』は7月28日(土)公開、そのちょうど1週後の8月4日(土)に『ハーフ・デイズ』が公開されるとあって、この2本で彼の成長を見比べてみるのも面白いかも?■関連作品:ハーフ・デイズ 2012年8月4日よりシアターN渋谷ほか全国にて公開© 2009 Uncertain Partners LLC
2012年06月19日2008年『ダークナイト』、2010年『インセプション』と、圧倒的な世界観と緻密なストーリー展開で世界的な社会現象を巻き起こした鬼才クリストファー・ノーランの最新作として、世界中のファンが公開を待ち焦がれる『ダークナイト ライジング』。徐々にそのイメージが公開される中、本作でアン・ハサウェイ演じる美しすぎるキャットウーマンの新たなビジュアルが披露された。編集作業が最終段階を迎え、様々なメディアで「遂に完成か!?」と報じられている中、7月28日(土)の日本公開を前に、その期待感の高さを示す記録を次々と打ち立てている本作。昨年末にiTunesで解禁された予告編映像第2弾はわずか24時間で1,250万ダウンロード、さらに今年1月には公開半年前にも関わらず、ニューヨーク、ロサンゼルスでは、本作のミッドナイト先行上映前売りチケットが瞬く間に完売した。ノーランが描く、ゴッサム・シティの悪を滅ぼす“闇の騎士=ダークナイト”(ブルース・ウェイン)の伝説に幕が下ろされるということで、一切伏せられているストーリーも注目されているのに加えて、本作から新たに登場する多数のキャラクターの中でも特に注目されてきたのがアン扮するキャットウーマン(セリーナ・カイル)の美しすぎる姿だ。昨年公開された写真では、原作や過去にミシェル・ファイファーら大女優たちが着用したコスチュームから一新し、ノーランならではの現代的でスタイリッシュなイメージがファンの間で賛否両論を呼んだが、このたび公開された金庫破りの最中と思われるシーンでは、キャットウーマンのトレードマークでもあるネコ耳とマスクをしっかり着用。従来のイメージと近い印象を受けるが、注目は全身黒のボディスーツを着こなすアンの完璧なボディライン!キャットウーマンが子供の頃からの念願の夢だったと公言していたアンは、この衣裳を着こなしアクションをこなすため、仕事の合間を縫ってジムに通い、ハードトレーニングを積み重ねたという。「根本的に体型を改造する必要がありました」というアンは、「最初に監督から『インセプション』の撮影の際、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが2か月トレーニングを積み、戦いのシーンなどをすべて自分で演じきったことを告げられました。彼のオフィスを出た後、すぐにジムに向かいました」とその気合の高さを明かすが、初の本格的なアクションはどのような仕上がりを見せるのか?先述のミシェルやハル・ベリーなど、過去に大女優たちが挑んできた、セクシーヒロインのシンボルとして、男性のみならず女性をも魅了してきたキャットウーマン。最近では、K-POPアイドル「T-ARA」もキャットウーマンのコスチューム姿を披露するなど、キャラクターとしての人気は絶大だと言える。ノーラン×アン版の新生キャットウーマンに期待大!『ダークナイト ライジング』は7月28日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC■関連記事:アン・ハサウェイ、役作りで1日500カロリーの過激なダイエット実行説を否定ひな祭り記念、ガールズパワーみなぎる最強ヒロイン映画を一挙紹介!ジョセフ・G=レヴィットが監督・脚本・主演に挑戦。共演はスカーレット・ヨハンソンバットマンに迫る最大の敵も登場『ダークナイト ライジング』注目の新予告編が到着!被災地支援、出産、離婚までセレブたちの2011年をふり返り
2012年05月16日『50/50フィフティ・フィフティ』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが長編映画の監督に初挑戦、4月から撮影を予定している。映画情報サイト「Deadline.com」によると、ジョセフは脚本と主演も務め、スカーレット・ヨハンソンが共演するという。タイトルは未定だが、現代のドン・ファンとも言うべきプレイボーイを描くセクシー・コメディで、ジョゼフは“マシな人間”になるための試行錯誤を続ける主人公を演じる。ジョゼフは子役としてキャリアをスタートしたが、学業を優先して19歳で一度仕事を辞めている。俳優業再スタート後は『(500)日のサマー』、『インセプション』などで活躍。今年は『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト ライジング』、スティーヴン・スピルバーグ監督の『Lincoln』(原題)、『Premium Rush』(原題)、『Looper』(原題)の公開が控えている。スピルバーグやノーランらの現場で多くを学んだと語るジョセフは「ずいぶん前から短編映画を何本も撮っているんだ。だから、(長編監督への挑戦に)自信はある」と頼もしい。クランクインは4月16日を予定しているが、以前から小さな役で出演を決めていたクエンティン・タランティーノ監督の新作『Django Unchained』(原題)の撮影とスケジュールが重なってしまう。「ちょっとトリッキーなスケジュールだけど、クエンティンに正直に事情を話したら、気持ちよく了解してくれたばかりか、監督業への挑戦を励ましてもらった」。新人監督として、順風満帆のスタートを切れそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC■関連記事:バットマンに迫る最大の敵も登場『ダークナイト ライジング』注目の新予告編が到着!被災地支援、出産、離婚までセレブたちの2011年をふり返りバットマン、遂に正体がバレる!?『ダークナイト ライジング』壊れたマスクの意味チャン・イーモウ監督新作でのクリスチャン・ベイル起用は、スピルバーグの助言で実現アン・ハサウェイ、「子供の頃の夢だった」キャットウーマン姿をお披露目!
2012年02月09日ライアン・レイノルズとの離婚後、ショーン・ペンと同居したり、キーラン・カルキン、ジャスティン・バーサ、ジョセフ・ゴードン=レヴィットらと恋のうわさが流れたスカーレット・ヨハンソンだが、最新のお相手は一般男性のようだ。最近スカーレットと頻繁にデートしているのは、ニューヨークに拠点を置く広告代理店重役のネイト・テイラー氏。キーランやジャスティンとの交際はスカーレットの代理人が即座に否定したが、テイラー氏との交際については、2人の友人が「5か月前からデートしています」と認めている。「People」誌の取材に対してスカーレットの代理人は今回もノーコメントだったが、スカーレットがテイラー氏の腰に腕を回してニューヨークの街を仲良く歩く姿が目撃されている。(text:Yuki Tominaga)© INFPhoto/AFLO■関連作品:幸せへのキセキ 2012年6月、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開アベンジャーズ 2012年8月、公開© 2011 MVLFFLLC.TM& © 2011 Marvel. All Rights Reserved.■関連記事:スカーレット・ヨハンソンの母親が娘のマネジメントから外され、財政難にスカーレット・ヨハンソンに新恋人?今度のお相手は英国人ミュージシャンスカーレット・ヨハンソン、ライアン・レイノルズとの結婚&離婚に「後悔はない」マット・デイモン、満を持して長編映画監督デビューが決定!ロバート・ダウニーJr.、映画賞授賞式壇上でメル・ギブソンとの男の約束を果たす
2012年02月03日スカーレット・ヨハンソンにまたしても新しい恋のうわさが流れている。お相手はイギリス人のギタリスト、ダン・スカイウィザード・ホワイトだ。「Sunday Mirror」紙によると、2人はスカーレットが新作『Under The Skin』(原題)の撮影でイギリス滞在中に知人の紹介で知り合い、すぐに意気投合。スカーレットはダンのバンド「トライブス」の音楽も気に入っているという。関係者は「2人はデートするようになって数週間。ダンはものすごく幸せそうです。もっとも、スカーレットと付き合えるようになってそう思わない男はいないでしょう。スカーレットは人気者だし、ダンのバンドも売り出し中で、超多忙な2人ですから、この先どうなるかはわかりませんが」と語っている。スカーレットは1年前にライアン・レイノルズと別居し、今年7月に離婚が成立。多忙によるすれ違いが破局の理由だったと言われている。その後はショーン・ペンと短期間同居したり、ブラッドリー・クーパー、ジャスティン・ティンバーレイク、キーラン・カルキンにジョゼフ・ゴードン=レヴィットとのデートが目撃されていた。(text:Yuki Tominaga)© Fame Pictures/AFLO■関連作品:We Bought a Zoo (原題) 2012年6月、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開■関連記事:スカーレット・ヨハンソン、ライアン・レイノルズとの結婚&離婚に「後悔はない」
2011年12月19日スカーレット・ヨハンソンがアメリカでTV出演し、7月に離婚が成立したライアン・レイノルズとの結婚生活も含めて、人生の何事にも「後悔はない」と語った。最新作『We Bought a Zoo』(原題)のプロモーションでTV番組「Extra」に出演したスカーレットは、もう一度結婚するつもりはあるかと尋ねられ、「深い質問。250ドルの小切手が要るわね。横になって話すためのカウチも」と冗談で切り返した後、「私は何事も後悔しないの。時間の無駄だから。自分で全て決めているし、素敵な人生を送ってきているし」と、2年で終止符を打った結婚生活についても後悔はないと笑顔で語った。かつてライアンとの結婚について「いままで生きてきて最良の出来事。結婚してよかった」と語っていたスカーレット。売れっ子俳優同士ですれ違い生活が続き、昨年末に破局が明らかになり、7月に離婚が成立した。ライアンと破局後は親子ほど年の差があるショーン・ペンと短期間同居、その後はキーラン・カルキンやジョゼフ・ゴードン=レヴィットとのデートも目撃されている。スカーレットはTV番組「Access Hollywood」にも出演し、「調子のいいときもあれば落ち込むときもある。特に今年は思いがけないことがたくさん起きたわ。素敵なことも、大変なこともあった」と今年1年をふり返った。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO今月12日、『We Bought a Zoo』のプレミアに出席したスカーレット・ヨハンソン■関連作品:We Bought a Zoo (原題) 2012年6月、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開
2011年12月14日12月1日(土)より公開中のジョセフ・ゴードン=レヴィット主演のヒューマンドラマ『50/50 フィフティ・フィフティ』。本作でジョセフ扮する主人公・アダムと心通わせていく新米セラピスト・キャサリンを演じているのが、『マイレージ、マイライフ』でオスカーノミネートを果たした若手注目女優、アナ・ケンドリックだ。本作でもそのキュートな魅力を放っている彼女が作品について、役について語るインタビュー映像が届いた。酒もタバコもやらない青年・アダム。27歳という若さである日突然、がんを宣告されたことをきっかけに、親友や家族との交流を通して人生の素晴らしさに気づいていく姿を、実話を基に描いた異色のヒューマンドラマ。アナは自身が演じたキャサリンという女性を「優しいけれど、仕事の経験はまだまだ浅いの。だから、自分が勉強中の専門用語を夢中になって使ってしまうの」と、アダムを前に空回りしてしまうキャサリンの頑張り屋な一面を説明する。前述の『マイレージ、マイライフ』でもピンチの事態に右往左往する新米“リストラ宣告人”役を演じたアナだが、本作でもそれに通ずるような憎めない愛らしさを放っている。そんなアナは、監督を務めたジョナサン・レヴィンについて「こんな人は滅多にいないわ」と言い切り「みんなに目を配って物事をうまく進めて、(話を)聞く耳を持ってるし、とってもクールだわ。私のお兄ちゃんだったら良かったのに」とベタ惚れ(?)状態。さらに、本作について「もし、病気になったらとても悲劇的で難しいことだけど、その中にも時には笑えるような時間もあるって感じね。脚本のどこを取ってもそういうタッチで描かれている」としっかりアピールも忘れないちゃっかり者のアナ。全作通して出演する人気ラブ・ファンタジー『トワイライト』シリーズに『マイレージ、マイライフ』と、確かな演技力と端整な顔立ちで着実に人気を得てきている“堅実派”な彼女が、ジョセフ&セス・ローゲン扮する親友コンビに手を焼かされる姿も見どころ。まずはこちらの映像から、アナが語る『50/50 フィフティ・フィフティ』の魅力をチェック!『50/50 フィフティ・フィフティ』はTOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:50/50 フィフティ・フィフティ 2011年12月1日よりTOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 IWC Productions,LLC■関連記事:【シネマモード】『50/50』を書き上げたW・レイサー「人生に必要なのは、笑い」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第21回)あなたの理想のコンビ俳優は?ベン・スティラー、次回主演作の通行人役をチャリティ・オークションで募集仁科仁美、浮気は絶対NO?『50/50』女子会試写会でぶっちゃけトークジョセフ・G=レヴィット主演『50/50フィフティ・フィフティ』試写会に10組20名様ご招待
2011年12月02日『(500日)のサマー』、『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが主演する映画『50/50 フィフティ・フィフティ』が12月1日(木)から日本公開されるのを前に、本作の脚本を手がけたウィル・レイサー氏が来日し、インタビューに応じた。その他の写真『50/50 フィフティ・フィフティ』は、ある日突然、“ガン”を宣告された27歳の青年アダムが、お調子者の親友カイル、どこかよそよそしい恋人、アルツハイマーの夫の世話をしながら息子を案じる母、博士号取得前の新米セラピストなど、様々な人々に囲まれながら“生存確率50%”の日々を生きる姿を描く。ガン宣告された青年と彼をとりまく人々の変化を、時にシリアスに、時にコミカルに描いた本作は、レイサー氏が実際にガン宣告され闘病を続ける中で誕生した。「闘病中に、友達のセス・ローゲンや(本作の製作も務めた)エヴァン・ゴールドバーグが『この話を映画にしたら?』と背中を押してくれたんだ。だから、闘病中も現実逃避ってわけじゃないけど、ツラい時には映画のキャラクターを考えたりしていたので、実際に書く段階になったら自分の経験をどのように脚本に取り入れるかは見えていたよ。ただ『とりあえず脚本にしてみよう』ということまでしか考えてなかったから、映画に実際になるか考えてもみなかったし、まさか自分が日本まで来ることになるとは思いもしなかったよ!」。しかし、本作はレイサー氏の闘病記ではない。彼は自分の経験をあくまで“土台”にしながら、物語としての完成度を追求したという。「書きながら大変だったのはコミカルな部分とシリアスな展開のバランスだった。ジョークだってキャラクターにとってリアルでないと笑えないからね。だから撮影現場に通って、どんどん脚本も直していったし、自分の経験を大切にし過ぎないように意識したよ。何より大事なのは“いい映画をつくるための脚本”だったからね」。ではなぜ、レイサー氏は自身の経験を基に、今まで書いたことのない長編映画の脚本に着手したのだろうか? 「病気をしている時は、苦労もしたし、ツラいこともあったけど、僕たちは人間関係が機能不全に陥らないようにいつも笑って過ごしたんだ。でも、病気やガンを扱った映画で僕らみたいな人物を描いたものがなかった。それに、よくある“難病もの”だと、ガンにかかるとみんな死んじゃうから、そういう映画しか観てない人はガン告知を“死の宣告”だと思っちゃうんだ。でも、実際には生還することも多いわけだし、僕は生還したからこの映画を作ることができた。だから、この映画は病気を扱ってはいるけど、ユーモアや温かさを感じられるものにしたかったんだ」。『50/50 フィフティ・フィフティ』12月1日(木)TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2011年11月29日まじめで実直、お酒やたばこなど特に体に悪いこともしてこなかった普通の青年・アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が27歳という若さで5年生存率50%というがんを宣告されるところから始まる映画『50/50 フィフティ・フィフティ』。これだけ聞くと、シリアスなヒューマン・ドラマかと思ってしまいますが、何と本作は、アダムの闘病生活と、突然訪れた“非日常”の中で巻き起こるさまざまな騒動をユーモアあふれるタッチで描き、本国アメリカで高い評価を得ているコメディです。がんを題材にしたコメディとは前代未聞ですが、これが妙にリアルで、笑って、泣けて、面白い。それもそのはず、物語の基となっているのは、本作の脚本家で製作総指揮も務めるウィル・レイサーのがん克服体験。そこで、来日したレイサー氏に、映画誕生の裏側について聞いてきました。「体調はどうなのかしら?」とちょっと心配しながらインタビュールームに入ってみると、そこにいたのは極めて元気な好青年。すっかり病に打ち勝って、笑顔を見せるレイサーは現在31歳だ。「映画で描かれているのは6年前の体験にインスパイアされた物語なんだ。映画では主人公は27歳だけれど、僕ががんと宣告されたのは25歳のとき。映画はフィクションだけど、すべて僕が乗り越えてきたことを物語っているんだよ」とレイサー。とはいえ、6時間に及ぶ腫瘍摘出手術も経験した彼だけに、闘病生活をふり返ることは辛い経験であったはず。「あれ以来、人生は上り調子。6年前は本当に辛かったけどね。厳しい手術も経験したし。脚本を執筆するために、僕は辛い記憶を掘り起こさなければならなかった。でも、自分の体験をふり返りながら1ページ1ページ書き綴り、自分の経験を通してもうひとつの世界を創造することで、抑圧されていた感情を解放することもできたと思う。ライティング・セラピーのような効果もあったと思うよ」。自らの体験から生み出した主人公・アダムは、「いわば僕の分身」なのだとか。「でも、主演のジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)には演技的な自由を持ってもらうことにしたんだ。僕自身に似せてほしいなんてことも言わなかったしね。でも、結局のところ、彼が創造したアダムは、映画を観た僕の家族や友人に言わせるとすごく僕っぽかったらしいんだ。でもそれは、ジョーが自然に役作りをして行き着いた結果。たぶんそれは、僕が描いたキャラクターだから。僕自身が知らないうちに投影されていたんだと思うよ」。ジョセフとは、映画を通して仲良くなり、共通点も多く見つかったというレイサー。「でも、ジョーはアダムとは全く違う性格なんだよ。それなのに、彼はまるで私生活でもアダムのような性格なんだろうと思わせるほど、素晴らしい演技をしている。実際に、映画を観た多くの人がそう言っているのを聞いたんだ。素晴らしい才能だよ。キャスティングに満足かって?もちろんさ!彼だけでなくすべてが夢のキャストだね。僕が望んだ俳優が、全員この映画に出演してくれたんだからね」。キャストのひとりで主人公の親友・カイルを演じている人気コメディアン、セス・ローゲンも本作における重要人物だ。セスと、本作のもう一人のプロデューサー、エヴァン・ゴールドバーグは、20代前半でイギリスのコメディ番組「Da Ali G Show」を作っていたレイサーの仲間。「2人は親友で、特にセスは闘病生活中に最も近くにいて励ましてくれたんだ。実はがんの治療中に、この経験を映画化するための脚本を書こうというアイディアが持ち上がった。6年前の2月にがん宣告があって、その5月にはもうそんな話になっていたんだ。パーティを開いていたある夜、映画『最高の人生の見つけ方』の話になって。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが演じる二人の老人ががんにかかり、死ぬまでにしておきたいことのリスト=THE BUCKET LIST(『最高の人生の見つけ方』の原題でもある)を作るんだ。それで、みんなが“君のリストは?”って聞くんだよ。そこで気づいたんだけど、みんなが持っているがんのイメージは映画から来たもので、そういった映画の多くはとても憂鬱で、主人公は最後には死んでしまう。実際に僕が経験していることを物語っている作品なんてないんだなと感じたんだ。もちろん、僕の経験だって辛いものだし、悲しいものでもある。劇的なことだってあった。でも、僕らはコメディ・メイカーで、人生を語る表現として“笑い”を用いている。実のところ、当時の僕らには、笑いぐらいしか人生を物語る感情表現法がなかったし。何と言っても、まだ25歳だったからね。そこで、“僕たちは、がんをテーマにした友情コメディをやるしかないな”と思った。それで、“THE FUCKET LIST”と、それを呼ぶことにしたんだ(笑)」。とはいえ、その時点では冗談のつもりだったというレイサー。「ところが、その会話の後、映画化に向けて脚本化するアイディアが頭に残ってしまって。それ以外に、僕の経験を人に伝える術を知らなかったし、この方法なら多くの人に知ってもらえるとも思ったんだ。だから、少し回復してきたところで、セスとエヴァンに相談をしたんだ。すると、“いいじゃないか!”と言ってくれた。でも、書き始めるにはそれから1年半かかったね。だって、とにかくあの時期を思い出すのはとても辛かったから。でも、一度書き始めると止まらなかった。すっかり取り憑かれてしまったんだ。当時、TV番組に関わっていたから、朝執筆して、仕事を終えたら夜また書く、そんな日々だったね。たぶん、書き上げるまでに1年半から2年ぐらいはかかったと思うよ」。がんとコメディという正反対の要素を組み合わせたことで、オリジナリティあふれる物語に仕上がった本作。ユーモアあふれる表現を多用したことで、人生において大切なものは何かというメッセージもより強調されているこの作品を観て感じたのは、人生に笑いは必要なのだということだ。「辛い時期を過ごしていても、笑いが救いになることもある。これは実際に、今年多くの日本人が経験してきたことでもあると思う。それに、がんをテーマにしたコメディというのは、タブーとされていることに斬り込むためのインスピレーションなんだ。多くの人は、最初僕のアイディアを耳にしたとき『がんについてのコメディなんて絶対に成功しない』と言ったんだ。みんなが攻撃してくるよとね。でも、それは実際に僕に起きたことなんだ。あまりに不条理なことが僕の身に起こりすぎて、そんな日々の中で笑える瞬間がたくさんあったんだ。だから、それについて書く権利が僕にはあると思った。ユーモアは僕があの経験から生き残る術だった。そして、自分の感情を表現する唯一の手段だった。人生にはコントロールできないことが多い。だからって、いつも心配ばかりしながら生きることはできない。辛い時期に、ユーモアが僕を前に押し進めてくれたんだ」。「もし、映画を観た人が『このテーマに、この笑いは行きすぎでは?』と言ったなら、どう答えるか?」とちょっと意地悪な質問を投げかけてみた。すると、待っていましたとばかりにこんな答えが。「誰もが自分の意見を持つ自由を持っている。もし、この映画が嫌いだったとしても、この作品のどこが嫌いなのかを語ることが重要なんだ。タブーについて話し合うということがとても有益なんだ。たとえ反対意見を持つ人がいても、この作品をきっかけに議論をしてもらえるなら、僕にとってはこの映画を作って良かったと思える素晴らしい成果のひとつになるよ。それに、僕らはがんという病を笑いものにしているわけではない。人生が機能不全に陥ったときの状況を笑っているんだ。それに対応できずオロオロした自分を笑っている。すべてのジョークは、すべて現実の体験、そして正直さから生まれている。だから脚本を執筆しているときから、ネガティブな反応については心配していなかったよ。もしジョークが面白すぎたとしても、それは真実に過ぎないんだから。そこがとても大切なんだと思う。キャラクターも、すべて真実から生まれたもの。だからもし、この作品が嫌いだったとしても構わないよ」。でも、ひとつだけお願いがあるのだという。「これが嫌いだったとしても、それを誰にも語らず、ただ歩き去るのだけはやめてほしいな(笑)。すべての意見に価値があると思うから、できることなら誰かに『なぜ嫌いなのか』を話してほしい。もし、この作品が不適切だと思う人がいるなら、その人の反対意見から僕も何かを学べるはず。賛否があれば、そのいずれからも学ぶところはあるはずだから。とにかく、オープンであることが好きなんだ。コミュニケーションなしに、人は絶対に成長しないと思うからね」。(text:June Makiguchi)■関連作品:50/50 フィフティ・フィフティ 2011年12月1日よりTOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 IWC Productions,LLC■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第21回)あなたの理想のコンビ俳優は?ベン・スティラー、次回主演作の通行人役をチャリティ・オークションで募集仁科仁美、浮気は絶対NO?『50/50』女子会試写会でぶっちゃけトークジョセフ・G=レヴィット主演『50/50フィフティ・フィフティ』試写会に10組20名様ご招待シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?
2011年11月29日映画『50/50 フィフティ・フィフティ』が12月1日(木)から日本公開される前に主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットのインタビュー動画が公開された。インタビュー動画はこちら『(500日)のサマ―』、『インセプション』そして『メタルヘッド」と、出演する映画が次々と高評価を獲得しているレヴィット。現在はクリストファー・ノーラン監督の新作『ダークナイト ライジング』に参加している彼が、そのひとつ前に出演したのが本作『50/50 フィフティ・フィフティ』だ。脚本家ウィル・レイサーの実体験を基にした本作でレヴィットが演じたのはタバコも酒もやらない健康的な暮らしをおくる青年アダム。映画は、突然のガン宣告された彼が、お調子者の親友カイル、どこかよそよそしい恋人、アルツハイマーの夫の世話をしながら息子を案じる母、博士号取得前の新米セラピストなど、様々な人々に囲まれながら“生存確率50%”の日々を生きる姿を描いている。ガンにかかった主人公の作品だけに“難病もの”と呼ばれるジャンルを想像しがちだが、レヴィットが「アダムは結局、周りの人間を勇気づけることになる」と語る通り、本作は“闘病”の過程を描きながら、主人公アダムの周囲の人間関係の変化を、ときにコミカルに描いているのが大きな特徴だ。同時にレヴィットは本作を「登場人物たちをリアルな人間として感じたい。よくあるコメディにはしたくない」と考えたようで、セス・ローゲン、ブライス・ダラス・ハワード、アナ・ケンドリック、フィリップ・ベイカー・ホール、アンジェリカ・ヒューストンら出演者たちとのアンサンブルで、コミカルだけど、笑える“だけ”はない映画になることにも気を配ったようだ。作品選びの目の確かさと、確かな演技力で“出演作にハズれなし”の状況が続いているレヴィットの出演作だけに、本作も、これまでになかったタイプの上質作品に仕上がっているようだ。『50/50 フィフティ・フィフティ』12月 TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2011年11月29日『(500日)のサマ―』、『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが主演する映画『50/50 フィフティ・フィフティ』の日本ポスター画像がこのほど公開され、さらに主演のレヴィットが観客にあてたメッセージも届いた。『50/50 フィフティ・フィフティ』場面写真『50/50 フィフティ・フィフティ』は、ある日突然、“ガン”を宣告された27歳の青年アダムが、お調子者の親友カイル、どこかよそよそしい恋人、アルツハイマーの夫の世話をしながら息子を案じる母、博士号取得前の新米セラピストなど、様々な人々に囲まれながら“生存確率50%”の日々を生きる姿を描く。このほど公開されたポスター画像は、抗がん剤治療を受けることになったアダムが、カイルからバリカンを借りて、自らスキンヘッドになる場面を捉えたもの。状況だけを考えると極めてシリアスな場面だが、本編ではレヴィットとカイル役のセス・ローゲンの掛け合いが冴える爆笑シーンに仕上がっている。本作のために、ガン患者に話を聞いてまわったというレヴィットは「それぞれ状況が違い、それぞれが悲劇だと分かった。だけど、ガンを克服した人たちの話には必ずユーモアがあった。ガンを笑い話にするのは、不遜かもしれないが、逆に思いやりの行為でもあると思う」と語り、「大笑いしてほしい。今後悲惨なことに直面こともあるだろう。そのときは、その状況で笑えることを見つけてほしい。きっとそれは健全なことだと思う」と観客にメッセージを送っている。本作は、脚本家ウィル・レイサーの実体験を基に描かれた作品だけに、これまでの難病・闘病ものにありがちな、観客を泣かせるためにつくられた展開などが一切なく、“何げない日常の中の非日常(ガン宣告)”が絶妙なタッチで描かれている。『50/50 フィフティ・フィフティ』12月 TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2011年09月13日『(500日)のサマ―』、『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが主演し、『グリーン・ホーネット』『カンフー・パンダ2』のセス・ローゲンが共演する映画『50/50 フィフティ・フィフティ』が12月に日本公開されることが決定した。その他の情報『50/50 フィフティ・フィフティ』は、酒もたばこもやらずに朝からジョギングに励んでいる27歳の青年アダムが突然“ガン”を宣告される場面で幕を開ける。映画は、お調子者でナンパのことしか頭にない親友カイル、闘病を手伝ってはくれるもののどこかよそよそしい恋人、アルツハイマーの夫の世話をしながら息子を案じる母、そして博士号取得前の新米セラピスト……様々な人々に囲まれたアダムの“生存確率50%”の日々を描く。脚本家ウィル・レイサーの実体験を基に描かれた本作は“ガンとの闘い”をモチーフにしながら、これまでの闘病ものや難病ものとは異なり、時にユーモラスで、時にコミカルに振舞う主人公が少しずつ“迫りくる死”を意識していく過程を描いた作品で、レヴィットとローゲンの軽快な掛け合いと、アンジェリカ・ヒューストン、フィリップ・ベイカー・ホール、ブライス・ダラス・ハワード、アナ・ケンドリックら演技派キャストのアンサブルが見どころの作品に仕上がっている。豪華キャストと新鋭ジョナサン・レヴィン監督の演出がすでに評判を呼んでおり、9月30日の全米公開前に今月開催されるトロント映画祭への出品が決定。日本では、12月に全国公開される。『50/50 フィフティ・フィフティ』12月 TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー(c)IWC Productions, LLC.
2011年09月01日クリストファー・ノーラン監督と『ザ・ファイター』で本年度オスカー助演男優賞受賞のクリスチャン・ベイルのコンビによる『バットマン』シリーズ最新作『The Dark Knight Rises』(原題)のキャストに、監督の前作『インセプション』にも出演したマリオン・コティヤールとジョゼフ・ゴードン=レヴィットが加わることが正式に発表された。2人の出演は早い段階からうわさにのぼっていて、ジョゼフは悪役の殺人鬼ホリデイ・キラーことアルベルト・ファルコーネを演じると誤報が流れたこともあった。映画を製作するワーナー・ブラザース映画の発表によると、ジョゼフが演じるのはゴッサム・シティのジョン・ブレイク刑事。ゲイリー・オールドマン扮するゴードン警察本部長のもとで特別任務にあたるという設定。マリオンが演じるのはウェイン・エンタープライズの役員ミランダ・テイト。クリスチャン扮するブルース・ウェインを支える存在となるようだ。『インセプション』からはトム・ハーディも悪役ベインでの出演が決定している。マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンといったシリーズ常連のキャストも登場。キャットウーマン役にアン・ハサウェイが抜擢されるなど期待がかかる。映画は2012年7月20日の全米公開予定。(text:Yuki Tominaga)写真は昨年行われたマラケシュ国際映画祭に出席したときのマリオン・コティヤール。© AFLO■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedダークナイト 2008年8月2日、3日先行公開、8月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開TM & © DC Comics© 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:第3回映画館大賞は『告白』!本屋大賞を受賞した原作に続き映画化作品も快挙全国のビデオショップ店員が選ぶ「ビデオ屋さん大賞」創設1位は『サマーウォーズ』ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、『バットマン』新作で悪役に挑戦テキサス州で開催のメディア見本市にE・ペイジらが出席。震災への義援金募集も実施大震災に見舞われた日本に、セレブたちが続々とメッセージを送信
2011年04月21日今年で3回目を迎える、日本全国の独立系映画館スタッフの投票により、スクリーンで観てほしい映画作品を選出する「映画館大賞」の結果が発表され、松たか子主演の『告白』が1位を獲得した。観客に映画を送り届ける“最前線”である映画館で働くスタッフが選ぶ映画賞として、2年前に設立された映画館大賞。第3回となる今回は、2009年12月から2010年11月末日までの1年間に公開された作品を対象に、全国の130館の独立系の映画館スタッフが、1位に10点、2位に9点…10位に1点という形式で投票し、合計ポイントで順位を決定した。1位に輝いたのは、2009年本屋大賞に輝いた、湊かなえによるベストセラーを鬼才・中島哲也が映画化した『告白』。愛する娘を殺された女教師の復讐劇という、ダークな内容のドラマだったが口コミでの広がりを見せ、ヒットを記録した。書店員が選ぶ賞として2004年にスタートした「本屋大賞」こそが、映画館大賞、ビデオ屋さん大賞など世を席捲する「○○大賞」の元祖とも言うべき存在。その本屋大賞受賞作品が実写化され映画館大賞に!邦画が全体の1位に輝いたのは初めてのことである。また、3回目にして初めて、日本で最も権威ある「日本アカデミー賞」の最優秀作品賞受賞作と、映画館大賞作が重なる結果となった。2位には韓国映画『息もできない』がランクイン。ミニシアター系の小さな作品ながら、こちらも口コミで高い評価を集めたが、やはり独立系映画館のスタッフの間でもその評価は高し!ハリウッド大作を抑えて見事、2位に入った。3位には歴代最多興行収入を更新した『アバタ―』。以下、『トイ・ストーリー3』、『インセプション』と続く。邦画では6位に吉田修一原作の『悪人』、9位に三池崇史監督作『十三人の刺客』が入った。7位の『第9地区』は南アフリカを舞台にした作品で、8位の『オーケストラ!』はフランス映画、10位の『瞳の奥の秘密』はスペイン、アルゼンチン合作。過去2回と比べても、国際色豊かなベスト10となった。また、特別部門として設けられている、著名人が昨年最も印象深かった1作を選ぶ「あの人の1本」には映画監督の黒沢清と女優の夏木マリが参加。黒沢監督は、ベスト10でも7位に入った『第9地区』を、夏木さんは、日系人監督キャリー・ジョージ・フクナガによる『闇の列車、光の旅』を選んだ。昨年のアカデミー作品賞候補作の中でも、ひときわ異彩を放った『第9地区』について、黒沢監督は「難民のような宇宙人が地球に飛来、ゲットーを作って住み着き、人間はたいへん迷惑する…と事前に聞いていた内容は冒頭のほんの5分だった。ここから映画が始まり、見る間にまっとうな活劇としての体裁を整えていく。立派な映画だ。とりわけ宇宙人と人間とが協力して敵の基地に潜入するシーンは、ジョン・カーペンターかと見紛うばかりの感動で泣きそうになった」と絶賛。一方、中南米・ホンジュラスから“夢の国”アメリカを目指して旅をする移民たちの姿を描いた『闇の列車、光の旅』について夏木さんは「私はロードムービーの旅が好きだ。主人公と一緒に知らない世界を見る興奮。しかしながら2010年は過酷な旅を経験した。『闇の列車、光の旅』はこの年、私にとって一番の衝撃作だ。製作は人気俳優ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ。監督がキャリー・ジョージ・フクナガ。この製作人たちは少女と少年に命がけの危険な旅をさせる。南米、ホンジュラスに住む少女サイラはよりよい生活を求め父とアメリカを目指すが、移民生活の過酷な現実の中で少年と出会い、ある事件をきっかけに2人は強くなっていく。監督は自ら不法移民と旅をしてリサーチしたという。いま、現実にこんな世界があるという事実。結末の感動はどんな旅より私は自由になれた」とのコメントを寄せてくれた。また、今年から新たに新設された「2010年を象徴する作品」という部門では、“3D元年”にふさわしく、『アバタ―』が最も多くの票を集めた。「映画館大賞 2011」の公式サイトでは、全ての投票結果のほか、「2010年 記憶に残った作品、劇場での出来事」と題して、全国の映画館スタッフから寄せられた観客とのエピソードや様々な思い出も紹介。順位と共に、こちらを読んでみると映画館に行く楽しみがさらに増すかも?映画館大賞 2011ベスト101位:『告白』2位:『息もできない』3位:『アバタ―』4位:『トイ・ストーリー3』5位:『インセプション』6位:『悪人』7位:『第9地区』8位:『オーケストラ!』9位:『十三人の刺客』10位:『瞳の奥の秘密』映画館大賞 2011公式サイト■関連作品:告白 2010年6月5日より全国東宝系にて公開© 映画「告白」フィルムパートナーズ息もできない 2011年1月22日よりシネマライズにて期間限定公開アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedトイ・ストーリー3 2010年7月10日より全国にて公開© DISNEY/PIXARインセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved悪人 2010年9月11日より全国東宝系にて公開© 2010「悪人」製作委員会 十三人の刺客 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010「十三人の刺客」製作委員会第9地区 2010年4月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 District 9 Ltd All Rights Reserved.オーケストラ! 2010年4月17日よりBunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開© 2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved瞳の奥の秘密 2010年8月14日よりTOHOネマズ シャンテにて公開© 2009 TORNASOL FILMS - HADDOCK FILMS - 100 BARES PRODUCCIONES - EL SECRETO DE SUS OJOS (AIE)闇の列車、光の旅 2010年6月19日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2008 Focus Features LLC. All Rights Reserved.■関連記事:岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗第5回アジア・フィルム・アワード開催。登壇者から日本の被災者にお見舞いのコメント全国のビデオショップ店員が選ぶ「ビデオ屋さん大賞」創設1位は『サマーウォーズ』ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、『バットマン』新作で悪役に挑戦テキサス州で開催のメディア見本市にE・ペイジらが出席。震災への義援金募集も実施
2011年04月05日全国のDVD&ブルーレイレンタル店および販売店の店員1,734人が「いちばんオススメしたい大好きな作品」を投票する「第1回ビデオ屋さん大賞」の結果が発表され、細田守監督によるアニメーション映画『サマーウォーズ』が栄えある大賞に輝いた。書店員の投票によって選出され、いまや既存の文学賞以上の影響力を持つに至った「本屋大賞」に続けとばかり、近年、「マンガ大賞」、「映画館大賞」など“現場”の視点で消費者にオススメするという形の賞が生み出されてきたが、またひとつ新たなアワードが創設!また、ビデオ屋さん大賞のイメージキャラクター(画像)のデザインをリリー・フランキーが手がける。確かな目を持ったプロが仕入れを行い、お客さんに素敵な出会いを提供するビデオ屋さん。数万タイトルの在庫に囲まれ、日々、消費者のニーズに最前線で触れている彼らが「何ならタダで見てほしい」と思うのはどの作品なのか?それを形にすべく、四半世紀の歴史を持つビデオレンタル店向け業界誌「ビデオ・インサイダー・ジャパン」と、DVD販売店向け業界誌「DVDナビゲーター」(キネマ旬報発行)が実行委員会を組織。2010年にリリースされたDVD&ブルーレイ45,000タイトルを対象に、全国の店員1,734人が10ポイント投票制――つまり、1作品に10ポイント投票するもよし、1ポイントずつを10作品にふり分けるもよし、という形式で票を投じ、その総獲得ポイントで順位を決定した。1位に輝いた『サマーウォーズ』は、総投票者数247人で798点を獲得!「オリジナル脚本で描かれたスケールのデカさにやられました。ラストへ向けての盛り上がりがハンパなく、何回観ても一緒に叫びたくなる。『こい!』」(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社中国支店 映像バイヤー)、「3日に1度は必ず見てます!」(文苑堂TSUTAYA熊野店)など全国の店員から熱いコメントと票を集めた。同作の細田守監督からは「栄えある『第1回ビデオ屋さん大賞』を頂戴し、大変嬉しく思います。『サマーウォーズ』は世界的な危機に対して、日本の家族、親戚が戦う物語です。このアニメーション映画も、多くのスタッフの家族的繋がりによって作られました。改めて、この映画を共に支えてくれた多くのスタッフ、また日本中のビデオ屋さんに足を運んで頂いたファンのみなさまに感謝致します」という喜びのコメントが到着した。第2位には1位と僅差の237人の票が投じられ、775点を獲得した『トイ・ストーリー3』がランクイン。3位には221人による637点を集めた『アバタ―』。以下、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』、『インセプション』と続いた。上位10位のうち、先述の『サマーウォーズ』、『トイ・ストーリー3』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に8位の『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』を加えた計4作品がアニメーション作品。洋画が4作で、邦画では共に堺雅人が主演を務める『ゴールデンスランバー』(7位)、『南極料理人』(9位)の2作がトップ10入りを果たした。また、ひとり10ポイント投票制という独自のルールを生かし、各作品の得点をその作品に投じた人数(投票者数)で割った数値、すなわち、その作品のひとりあたりの平均得点を“偏愛濃度”として換算。この偏愛濃度の全体の平均数値は2.39となっており、数値が多ければ大きいほど、この作品を一途に愛する人が多く、少なければ少ないほど、より多くの人がマイベスト10に入れた、みんなが大好きな普遍的に愛される作品という目安となる。ちなみに『サマーウォーズ』は、798点÷247人で偏愛濃度3.23とやや高めといったところ。トップ10に入った作品では第10位の『オーケストラ!』が投票者数74人に対して得点は303点で偏愛濃度4.09と圧倒的な高さを見せた。ほかには各部門ごとの特別賞も決定!未公開洋画・OV部門では、脱獄犯と刑事の間で繰り広げられる12ラウンドに及ぶ緊迫の脅迫ゲームを描いた『12ラウンド』が受賞したほか『バック・トゥ・ザ・フューチャー 25thアニバーサリー Blu-ray BOX』が初BD化部門賞を獲得した。ベスト10作品を順番に借りて楽しむもよし。また、偏愛作品に賭けるか、安心して見られる「みんな大好き」作品を見るかなど楽しみ方はいろいろ。玄人好みでもあり、一般のお客さんのニーズにもしっかりと対応。「NO MORE ガッカリ!」を謳った頼れるDVD&ブルーレイガイドの誕生は、今後も大きな話題を呼びそうだ。第1回 ビデオ屋さん大賞※()内の数字は左から得点数、投票者数、偏愛濃度1位:『サマーウォーズ』(798/247/3.23)2位:『トイ・ストーリー3』(775/237/3.27)3位:『アバター』(637/221/2.88)4位:『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』(475/137/3.47)5位:『インセプション』(432/137/3.15)6位:『第9地区』(405/197/2.06)7位:『ゴールデンスランバー』(403/148/2.72)8位:『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(340/111/3.06)9位:『南極料理人』(322/91/3.54)10位:『オーケストラ!』(303/74/4.09)※公式サイト内で上位100作品を発表特別賞未公開洋画・OV部門:『12ラウンド』TVA・OVA部門:「けいおん!!」海外TVドラマ部門:「FRINGE/フリンジ」アジアTVドラマ部門:「三国志 Three Kingdoms」国内TVドラマ部門:「モテキ」バラエティ部門:「LONDONHEARTS」初BD化部門:『バック・トゥ・ザ・フューチャー 25thアニバーサリー Blu-ray BOX』公式サイト:■関連作品:バック・トゥ・ザ・フューチャー 1985年12月より公開バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 1989年12月より公開バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 1990年7月より公開オーケストラ! 2010年4月17日よりBunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開© 2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved南極料理人 2009年8月8日よりテアトル新宿にて先行公開、22日より全国にて公開ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会第9地区 2010年4月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 District 9 Ltd All Rights Reserved.インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2009年6月27日よりシネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開© カラーアバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedトイ・ストーリー3 2010年7月10日より全国にて公開© DISNEY/PIXARサマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS■関連記事:ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、『バットマン』新作で悪役に挑戦テキサス州で開催のメディア見本市にE・ペイジらが出席。震災への義援金募集も実施大震災に見舞われた日本に、セレブたちが続々とメッセージを送信『カーズ2』本編前の短編で『トイ・ストーリー3』の“その後”の物語を上映!『ナルニア』初登場1位!オスカー4冠『英国王のスピーチ』も異例の大ヒットスタート
2011年03月22日