映画ファンを唸らせる珠玉の8作品を上映する「Kino Festival(キノフェス)2023」が、10月27日(金)より開催される。“ここでしか観られない名作を映画館で”を合言葉に、映画配給会社キノフィルムズが主催する特集上映「Kino Festival」。今年で3回目となる今年は、厳選された様々なジャンルの新作8作品を上映する。トップバッターは、クリストフ・ヴァルツが初監督・出演した『ジョージタウン』。共演にヴァネッサ・レッドグレイヴを迎え、高級住宅地・ジョージタウンで起こった実在の事件を基に、ピューリッツァー賞受賞の脚本家が手掛けた骨太クライム・サスペンス。ある晩餐会の数時間後、裕福な社交界の有名人エルサの遺体が発見され、容疑者として夫モットが浮上。やがて、彼の壮大な妄想と作り話で固められた嘘が次々に明らかになる――。ほかにも、『最強のふたり』に次ぐ、ドイツ発の実話に基づく感動作『ハネス』、母になりたいと願う女性と、育児を拒否された赤ちゃんの出会いを通して、フランスの乳幼児里親委託や養子縁組課で働く人たちの苦悩や葛藤をリアルかつ繊細に描く『イン・セイフ・ハンズ』。テニス人生を掛けた全仏オープンに挑むフランス版スポコン映画『ファイナル・セット』、2012年に実際に起きたアメリカ史上最大規模の偽造クーポン詐欺事件を基に、ベン・スティラーが製作総指揮を務めたクライム・コメディ『クイーンピンズ』、ヨーロッパで絶大なる人気を誇るアニメーションの映画化『プチバンピ』。図々しい娘カップルVS結婚25年目の倦怠期熟年夫婦、上手くいかなくても愛することを諦めない夫婦のロマンティックコメディ『キッズ・アー・バック』、『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』の監督が、スペインでの大ヒット作品をドイツ版にリメイクした爆笑痛快ファミリーコメディ『イッツ・フォー・ユア・オウン・グッド』が順次上映される。「Kino Festival2023」は10月27日(金)~12月21日(木)kino cinema横浜みなとみらい、kino cinema立川高島屋S.C.館、kino cinema天神にて開催。(シネマカフェ編集部)
2023年08月27日ホイアン ©TRIPPING!世界遺産と言えばアンコール・ワットやピラミッドのようにドーンとした遺跡のイメージが強いと思うのですが、実は街並み全体が世界遺産として登録されているところがあるのです。屋台へおやつを買いに行くだけで、それはもう世界遺産散歩!東南アジアの街の世界遺産は特にオススメなのです! ねっとりと暑い中汗をかきながら散歩したり、屋台で買い食いしながら道端に座り込んでおばちゃんとおしゃべりしたりするのも醍醐味の1つ!ヨーロッパなどにも街の世界遺産ってたくさんあって、魅力的なところも多いのですが、名所が多いからかあれを見て!これを見て!と忙しくせかせかと動き回ってしまいます。名所1つ見落としちゃったけれど、屋台のプリン美味しかったから、まあいいや~と思っちゃうのが東南アジアの街の世界遺産の魅力ではないでしょうか。ホイアン photo:世界遺産イェーイ! 今回の記事では、東南アジアが誇る街の世界遺産4選をご紹介いたします!1. 古都ホイアン (ベトナム)2. マラッカとジョージ・タウン:マラッカ海峡の歴史都市 (マレーシア)3. 古都ルアン・パバン (ラオス)4. ビガンの歴史地区 (フィリピン) 東南アジアの街の世界遺産の特徴の一つに、他の国の影響を強く受けているというのがあります。国際貿易港として発展したために様々な建物や教会、寺院が残されているホイアンやジョージタウン、欧米列強に支配された歴史を持つマラッカやビガンなど、どういった歴史を経てこのような見事な街並みが作り上げられてきたのかにも注目してみると面白いかと思います! 1. 古都ホイアン (ベトナム)人気急上昇中の街の世界遺産、ホイアン!成田から直行便のあるダナンから車で1時間とアクセス良好です!来遠橋(日本人橋) photo:ひさほ ゆうホイアンは16~19世紀に中国、インド、アラブを結ぶ中継貿易の拠点として栄えた港町です。16世紀~17世紀には日本との朱印船貿易の中継地点として栄え、かつては日本人町もありました。しかし江戸幕府の鎖国政策により日本人町は衰退し、現在はその後に移り住んできた中国人の影響を受けた街並みとなっています。 フーンフンの家(馮興家) photo:ひさほ ゆうホイアンではノスタルジックな木造のお家を見学することができます!こちらのフーンフンの家は約200年前に貿易商人の住居として建てられた家。建物の中は中国っぽいレトロな雰囲気なので、ぜひ部屋の中も見学して下さい。photo:ひさほ ゆう夜景も素敵なホイアン!ダナンからナイトツアーもあるので、夜景も安全に楽しめます!朝、昼、夕方、夜と様々な姿を見ることができるのも、街の世界遺産ならではです。夜の来遠橋 ©TRIPPING! アクセス成田からダナンまで直行便で約6時間。ダナンからホイアンまで車で約1時間。 ■古都ホイアン (文化遺産) ベトナム・登録:1999年・登録基準:「文化交流」、「伝統的集落」 2. マラッカとジョージ・タウン:マラッカ海峡の歴史都市 (マレーシア)マレー半島とスマトラ島(インドネシア)の間にあるマラッカ海峡は、古くから太平洋とインド洋を結ぶ海上交通の要所でした。マラッカ海峡周辺はモンスーン(季節風)の変わり目にあるため、風待ちで停泊する中継地として栄えました。こちらの世界遺産はマレーシア南部の都市マラッカとペナン島にあるジョージタウンの2つの都市が世界遺産として登録されています! ■マラッカマレーシア最古の都マラッカには、15世紀にイスラム教国家マラッカ王国、そして16世紀にポルトガル、オランダ、イギリスに支配された時の建物が残されています。photo:ひさほ ゆうマラッカのシンボル的存在であるオランダ広場!正面はムラカ・キリスト教会、右側の建物がオランダの旧総督邸であるスタダイスです!photo:ひさほ ゆうこちらは日本に初めてキリスト教を伝えたことでも有名な、聖フランシスコ・ザビエル教会です。中にある美しいステンドグラスは必見。このように美しい宗教建造物を見ることができるのも東南アジアの街の世界遺産の特徴です!クアラルンプールから車で約2時間とアクセス良好なので日帰りも可能です。乗り継ぎの関係で、クアラルンプールで1泊するけれどどこに行こう?!なんて時にもオススメですよ! アクセス日本からマレーシアの首都クアラルンプールまで飛行機で約7時間半。クアラルンプールから車で約2時間。 ■ジョージタウンphoto:世界遺産イェーイ!1786年、イギリス東インド会社のフランシス・ライトは、東南アジア進出の拠点にペナン島を選び、以後この島は東西貿易の中継地として発展していきました。そのためペナン島にはイギリス統治時代の建造物が数多く残されています。こちらのシティ・ホール(ペナン市庁舎)は神殿のような造りが特徴です!このようにイギリスなど植民地時代の建物の形式をコロニアル様式とも言います。photo:世界遺産イェーイ!左手前が中国寺院の「ヤップ・コンシ」で、右奥にちょこっと写ってる塔がペナン島最大のモスク「カピタン・クリン・モスク」のミナレット(尖塔)です。街を歩いていると、イギリス、中国、イスラムなど東洋と西洋の文化が入り混じったエキゾチックな雰囲気を味わうことができます。photo:世界遺産イェーイ!ペナンと言えば食も有名!こちらはペナン島のラーメン福建麺(ホッケン・ミー)!エビの出汁がたっぷりのスープに、レンゲに入っている辛いソースを混ぜると絶品!美食の街ペナンは屋台メシの食べ歩きも楽しいです。 アクセスクアラルンプールからジョージタウンまで飛行機で約1時間。 ■メラカとジョージ・タウン:マラッカ海峡の歴史都市 (文化遺産) マレーシア・登録:2008年・登録基準・:「文化交流」、「文明の証拠」、「建築技術」 3. 古都ルアン・パバン (ラオス)photo:世界遺産イェーイ!ルアン・パバンはラオスの仏教信仰の中枢として栄えた古都です。こちらの写真は何層にも重なった屋根を持つ本堂(ルアン・パバン様式)が有名な「ワット・シェントーン」です。photo:世界遺産イェーイ!市内中心地のサッカリン通りでは、早朝に僧侶達の托鉢を見ることができます!photo:世界遺産イェーイ!ルアン・パバンでは毎晩ナイトマーケットが開かれます。可愛いらしい雑貨などが多く、ついつい買いたくなってしまうものばかり。お寺巡りもお買い物も楽しいルアン・パバンです。photo:世界遺産イェーイ!ラオスは19世紀半ば以降からフランスによって、カンボジア、ベトナムと共に植民地化されました。その影響で、ラオスでも美味しいフランスパンを食べることができます。好きな具を挟んでもらって観光の合間にパクリしちゃいましょう! アクセス日本からタイの首都バンコクまで飛行機で約6時間半。バンコクからルアン・パバンまで飛行機で約1時間半。 ■古都ルアン・パバン (文化遺産) ラオス・登録:1995年・登録基準:「文化交流」、「建築技術」、「伝統的集落」 4. ビガンの歴史地区 (フィリピン)photo:ひさほ ゆうフィリピン北部、南シナ海に面した良港をもつ街ビガンは、16世紀後半からスペインの植民地として築かれ、中国やメキシコとの交易の要所として発展しました。こちらの写真は美しいスペイン風の大聖堂、聖ポール大聖堂です!photo:ひさほ ゆうこのような石と木を組み合わせた家屋が特徴で、こちらはフィリピンの公用語のタガログ語で「バハイ・ナ・バト」と呼ばれています。photo:ひさほ ゆう街は都市計画に基づいて碁盤目状に作られています。スペイン情緒溢れるコロニアルな街並みを馬車で世界遺産散歩するのも楽しいですよ! アクセス日本からフィリピンの首都マニラまで飛行機で約4時間半。マニラからラワグまで飛行機で約1時間。ラワグからビガンまで車で約1時間半。 ■ビガンの歴史地区 (文化遺産)・登録:1999年・登録基準:「文化交流」、「建築技術」 ※記事中の情報は、全て2016年9月現在のものです。(参考文献:『すべてがわかる 世界遺産大事典 世界遺産検定公式テキスト』、『きほんを知る世界遺産44 世界遺産検定4級公式テキスト』、『地球の歩き方』、『るるぶ』】 4年間世界遺産巡りの旅をした夫婦「世界遺産イェーイ!」のコラム
2016年09月30日ペナン島の世界遺産の街「ジョージタウン」。ショップハウスが軒を連ね、どこかノスタルジックなこの街の散策は、ペナン島を訪れたら必ずやりたいこと。近年は古いショップハウスをリノベーションしたハイセンスなカフェも続々とオープン。散策中に立ち寄るのもお楽しみの一つに。そこで、一休みするにも、食事を楽しむにもぴったりな、今知っておきたいカフェをご紹介。Soul Caféひときわ目を引くショプハウスの一角にあるのが、写真をテーマにした個性派カフェ&レストラン「Soul Café」。店内では若手フォトグラファーの個展を随時開催していて、アートな気分でお茶や食事を楽しめる。コーヒーにもこだわりがあり、おすすめのコーヒーを月替わりで味わえる。食事は、素材にこだわった健康志向のイタリアンがメイン。Soul Café住所:12, Jalan Kek Chuan ,Georgetown, Penang電話:(+60) 4 226 8200営業時間:11:00~23:00(日休み)HP: Magshot café地元の人や、駐在外国人に人気のベーカリー「レインフォレスト」が経営しているカフェ「The Magshot café」。店内には、大きな石釜があり焼き立てのベーグルサンドを味わえる。ふわふわでもっちりとしたベーグルはペナンで一番美味しいとの声も。ハイセンスで洗練された雰囲気は、正に「ペナンの今」を感じる空間。The Magshot café住所:302 Chulia Street, George Town, Penang電話:(+60) 12 405 6276営業時間:8:00~24:00HP: dessert Penangペナンの中で一番美味しい!と呼び声高いフルーツタルトが味わえるケーキ店「Dolce dessert Penang」。店内は、遊び心溢れる可愛らしいペイントが至ところにあり、乙女心をくすぐる。カラフルなお店の外観に負けず劣らず、ショーケースにも色鮮やかなスイーツが並ぶ。Dolce dessert Penang住所:No. 18 , Jalan kek chuan, Penang電話:(+60) 16 441 9120営業時間:火-木12:00~22:30金土11:00~23:30日11:00~22:30HP: Alleyお洒落なカフェが集まるスチュワート通りに佇むカフェ「The Alley」は、観光名所の観音寺からも程近く、散策の途中で立ち寄りたい一店。焼き立てチュロスとアイスカフェモカで一休みして、散策の続きに出発しよう。The Alley住所:5, Stewart Lane, George Town, Penang電話:(+60) 4-261 3879営業時間:12:00~24:00HP:情報&写真提供:きゆ*ひろ)
2015年08月25日2008年にユネスコ世界遺産に登録されたマレーシア・ペナン島の中心地、ジョージタウン。文化のメルティングスポットとして栄えてきたこの地で開催される「George Town Festival(ジョージタウン・フェスティバル)」は、注目度急上昇中のアート&カルチャーイベント。2015年は8月1日から1か月間開催。©George Town Festivalジョージタウン・フェスティバルとは世界遺産登録をきっかけに、街のアピールを目的として2010年から始まったジョージタウン・フェスティバル。過去4年間でその規模はどんどん拡大し、世界的なアーティストや国際映画祭とのコラボレーションなど、今や世界的イベントとしてその認知度を上げている。その一方、地元の街並みを活かしたストリートアートやオリエンテーリングなども催し、ジョージタウン文化を発信。地域の盛り上がりを後押ししている。1か月にも及ぶ祭典のハイライトは?期間中、あらゆる場所で様々なイベントが開催されるジョージタウン・フェスティバル。注目は、ドキュメンタリー舞台「100%PENANG」。ベルリンを拠点に活動する劇団「Rimini Prtokoll」によって表現される新感覚の舞台では、ペナン人の年齢や性別、民族の割合を統計的に合致するよう採用した、人口の1%に当たる100人の地元民が演者となり、リアルなライフスタイルを舞台上で体現する。今回アジア初のパフォーマンスを披露するのがスペインの「TITANIUM」とオーストラリアの「AM I」。TITANIUMは、フラメンコとヒップホップ、ブレイクダンスを融合させたオリジナルのダンスショーが繰り広げられる。「HELLO HIDE & SEEK」では、無料でダウンロードした地図を手掛かりに、街のあらゆるところに隠されたステッカーを探すゲーム。探しているうちに、見たことのない景色を発見できるかも!?期間中、毎日開催される。「BFF-BUTTERWORTH FRINGE FESTIVAL」は、世界中から集まった様々なジャンルのアーティストたちがステージを飾るイベント。日本からは、人形劇の劇団が参加予定。ブックストアやレストラン、カフェなどのポップアップストアも充実し、人々がアートに浸るのに最適な環境が用意されている。©George Town Festivalその他、様々なイベントが予定されているジョージタウン・フェスティバル。世界中のアートと民族、文化の化学反応を体感しよう!詳しいスケジュールは公式HPでチェック。
2015年07月28日