『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(10月18日公開)で主演を務めたニコール・キッドマンが、本作で演じたモナコ公妃となった女優グレース・ケリーと意外な共通点があり、2人ともアカデミー賞主演女優賞を受賞した時は「人生最悪だった」と話していたことがわかった。映画界最高の栄誉であるアカデミー賞。グレース・ケリーは『喝采』で主演女優賞を獲得するも、受賞後、宿泊先のホテルの部屋に戻り、一人きりで喜びを分かち合う人もいないまま過ごしたそうで、「オスカーを受賞した日、それは私の人生の中で一番寂しい時間でした」「私は幸せではなかった」(引用:岡部昭子著『心を磨くグレース・ケリーの言葉』)と語っている。グレースは当時、MGMと契約をしていたが、MGMは、グレースをワーナー映画やパラマウント映画へ貸し出す形で収益を得ていた。『喝采』はパラマウント映画で、グレースは出演を熱望したが、MGMは自社作品に起用するためオファーを断る。それに憤慨したグレースが「二度とハリウッドに戻らない」と脅迫し、駆け引きが実って出演が決まる。そして、『喝采』の大ヒットでグレースの人気は高まるが、MGMとの確執は広がっていき、授賞式当日も喜びを分かち合える人が周りにいなかったのだという。一方、『めぐりあう時間たち』で主演女優賞を獲得したニコールも、受賞時はプライベートが最悪だったよう。今年5月カンヌ映画祭に出席した際、愛と女優どちらを選ぶかという質問に「疑いなく愛を選ぶわ。愛は、一番大事な感情。それなしで生きるなんて考えられない」と答え、「オスカーを取った夜、私の人生にはそこが欠けていたのよ。あの時期は、私の人生でとてもきつく、長い時期だったわ」と話している。ニコールは加えて、「奇妙なことに、私の場合、なぜか、キャリアが最高の状態の時は私生活が最悪の状態にある傾向がある」と言い、「いつか、キャリアが最高の時に私生活も最高、ということになればいいけれども」と願いを語った。
2014年10月01日ニコール・キッドマンがハリウッド女優からモナコ公国公妃に転身したグレース・ケリーを演じる映画『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』が10月18日(土)から公開になる。グレース・ケリーは1950年代に圧倒的な人気を誇った女優で、巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督は彼女を繰り返し起用し、公妃になった後もハリウッド復帰をもちかけるなど、彼女にラブコールを送り続けた。『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』その他の画像グレタ・ガルボや、マリリン・モンロー、オードリー・ヘップバーンなど銀幕を彩ったスターは数多く存在するが、ケリーは“気品ある美しさ”で多くのファンを魅了した女優だ。ヒッチコック監督は『ダイヤルMを廻せ!』『裏窓』『泥棒成金』などで彼女を起用。1955年にはジョージ・シートン監督の『喝采』でアカデミー主演女優賞を受賞したが、その翌年に女優を引退し、モナコ大公レーニエ3世と結婚。世界中のファンが彼女の映画界引退にため息をついたという。映画『…公妃の切り札』は、彼女の結婚から6年後が舞台で、過酷な課税を強要し、承諾しない場合はモナコを自国領にすると発表したフランスを相手に、公妃のグレース・ケリーがモナコを救うために、“最後の切り札”を武器に、危機に挑む姿を描いている。劇中には、ヒッチコック監督も登場し、公妃になった彼女に新作映画『マーニー』の脚本を手渡して、女優復帰を持ちかける。ヒッチコック監督は20世紀を代表する巨匠監督で多くの女優とタッグを組んできたが、グレース・ケリーを繰り返し起用することを強く望んでいたようだ。ちなみに、本作を手がけたオリヴィエ・ダアン監督はヒッチコック作品と、彼の映画に登場するグレース・ケリーに影響を受けているそうで、本作でも随所にヒッチコック映画のオマージュと思われるカットや、彼の作品を参考にしたと思われる場面が登場。監督曰く本作は“伝記映画ではなく、ひとりの女性のポートレイト”だそうだが、往年の映画ファンは思わずニヤリとする場面や衣裳、デザインが次々に登場する作品になっているようだ。『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』10月18日(土)TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
2014年09月29日女優の中村玉緒が25日、モナコ公妃となった女優グレース・ケリーの真実を描いたニコール・キッドマン主演『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(10月18日公開)のジャパンプレミアに、憧れのグレース・ケリーになりきったロイヤルファッションで登場した。本作は、人気絶頂でハリウッドを去りモナコ公妃となった元女優のグレース・ケリーが、モナコ公国存亡の危機を救った感動の物語。主人公のグレース・ケリーをニコール・キッドマンが演じる。ジャパンプレミアでは、グレース・ケリーの大ファンという中村玉緒がゲストとして登場し、来日中のオリヴィエ・ダアン監督に花束を贈呈。監督は「僕の方が花束を贈呈しなければならなかったですね」と語った。グレースになりきったロイヤルファッションで登壇した中村は「夢のようでございます! 私は、グレース・ケリーさんが大好きだったもので、映画を見させていただいて、どうしてもこの格好をさせていただきたいとお願いしましたの」と喜びを爆発。作ってもらったという衣装について「一生の思い出になる」と感激し、「ニコール・キッドマンさんにはとうとうなれなかったでございますけど。エへへへへッ」と玉緒節で笑わせた。また、モナコ公妃になってからも女優復帰したい思いと葛藤したグレース・ケリーと、結婚して女優を辞めたが、その後復帰した中村の人生は、通じるものが「ものすごくあります」と言う中村。「女優を辞めたにも関わらず、監督さんが会いに来たりなさるとムラムラッとなる。そういう時期がありました。主人に『出てもいいよ』と同じ言葉を言われたこもあるんです」と、同様の経験をしたことを明かした。本作の名シーンである演説の場面では「(手を)たたいたあと、涙が出ました」と感動したという中村。「中村玉緒さん主演の映画はどうですか?」という質問に監督が「いいですね! 日本のプロデューサーの方、そういう映画をオファーしてみてください」と答えると、中村は「おばあさんの役で、どうぞお願い致します」とアピールし、「映画に年齢は関係ない」と言われると、「ありがとうございます!」と喜んだ。
2014年09月26日人気絶頂の中でハリウッドを去り、モナコ公妃となったグレース・ケリーの結婚後の“ある出来事”を追った、ニコール・キッドマン主演『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』。今年2014年は、ちょうどグレース・ケリーの生誕85周年に当たる年。世紀の結婚をし、オスカー女優からプリンセスへと華麗な転身を遂げたかに見えた彼女の結婚生活や、モナコ公妃としての日々はどんなものだったのか。1982年、52歳という若さでこの世を去った彼女の命日・9月14日に併せ、在りし日のグレース・ケリーの写真と新たな劇中ビジュアルの到着とともに、彼女の生涯をふり返ってみた。本作は、“世紀の結婚”から6年後の1962年、グレース・ケリーが挑んだモナコ公国最大の危機に関わる “一世一代の大芝居”にスポットを当てた物語。監督は『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のオリヴィエ・ダアン。同じくオスカー女優のニコールがグレース・ケリーに扮し、ティム・ロスが夫・レーニエ公を演じている。1929年11月12日、フィラデルフィアの裕福な家庭に4人兄弟の次女として生まれたグレース。父はオリンピックの金メダリストであったため、活発なグレースの兄姉に目をかけており、内向的で芸術に興味を持つグレースに対しては、評価も期待も一切してこなかったという。グレースの恋の相手が常にかなり年上の男性だったのは、こうした父親への思いがあったためだとも言われている。その後、両親の反対の中、単身NYに演技の勉強に出たのが17歳のとき。1951年に『14時間』でスクリーンデビューし、52年には大手スタジオのMGMと契約して『真昼の決闘』でゲイリー・クーパーと、翌年には『モガンボ』でクラーク・ゲーブルと共演を果たした。そして、24歳のとき、ヒッチコック監督にイングリット・バーグマンに続くミューズとして見いだされ、1954年『ダイヤルMを回せ!』の主演に抜擢、「グレースは私がずっと探していた通りの女性だ」とヒッチコックに言わしめ、『裏窓』『泥棒成金』に相次いで出演。55年には、ジョージ・シートン監督『喝采』のビング・クロスビーの妻役でアカデミー賞「主演女優賞」を受賞した。6年間で11本の映画に出演したが、1956年、カンヌ映画祭で出会ったモナコのレーニエ公と結婚、女優を引退。式の模様は世界9か国で放映され、「世紀の結婚式」と呼ばれた。当時のモナコは、経済的困窮と後継者問題の解決が急務とされており、その中でグレースは、モナコの広告塔としての知名度と美貌、持参金、健康な体と最高の条件を兼ね備えていた妃とされていた。しかし、アメリカとヨーロッパ、一般人と王室、しきたりも風習も考え方もまったく違う環境に一人放り込まれたグレースは、本音を話せる友人もおらず、寂しい生活を送っていたという。また、モナコ人にとってもアメリカ人が突然公妃になったことをすぐには受け入れられず、またフランス語がほとんど話せず、口数が少ないグレースは「冷たい人物」と思われていたという。1957年、妊娠中のグレースがマスコミを前にお腹を隠すようにエルメスのバッグを抱えていたことをきっかけに、エルメスから正式に打診があり「ケリーバッグ」が誕生。そして、本作の舞台となる1962年、ヒッチコックから『マーニー』主演のオファーを受ける。愛する父を失っていただけでなく、何度も流産を繰り返しふさぐグレースを心配したレーニエ公は、この女優復帰に賛成。撮影のために家族全員でアメリカへ行く予定を立てるが、フランスがモナコに税制問題に関して、一種の宣戦布告を行い、その復帰は断念された。やがて、その国家の危機を乗り越えたものの、1982年9月13日、バカンスからの帰り道に自らハンドルを握った車で崖から転落。同乗していた愛娘ステファニー公女は一命をとりとめたが、グレースは危篤状態となり、翌14日に、生命維持装置が外された。まだ、52歳だった。グレース・ケリーが、いまも生きていれば85歳。神戸博「ポートピア’81」で来日した際には、濁った温泉、畳での就寝に難色を示した当時16歳のステファニー公女を、「日本には歴史ある文化があるのですから、体で独自の文化を理解するようにしなさい」と諭したとも言われている。日本庭園を愛し、「HANAE MORI」の顧客でもあるなど、親日家としても知られていた彼女の人生に、今日14日は思いを馳せてみて。『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』は10月18日(土)TOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年09月14日歌手、そして女優としても活躍するヴェネッサ・パラディ。「シャネル」や「ミュウミュウ」のミューズ、そして最近までジョニー・デップのパートナーとして世界中の女子の羨望を浴びていた彼女が、約6年ぶりに声優出演を果たした。演じるのは、まさにヴァネッサにぴったりの歌手という役どころ。初めて声優に挑戦する、ジョン・レノンの息子、ショーン・レノンとの初共演も注目を集めている。『モンスター・イン・パリ響け!僕らの歌声』でヴァネッサが演じるのは、パリのキャバレーで歌う人気歌手・ルシール。ある日、彼女の前に現れるモンスター。恐ろしい外見とは裏腹に、音楽が大好きな、心優しいモンスターだった。「キャバレーを経営するルシールの叔母は、人に偉そうに指図するのが好きで、ルシールには“いい子”でいて欲しいと思っている。そんなルシールは何よりも、ステージに立つのが好き。ステージで歌っているときは、日常の仕事や制約から逃れられると感じているの」彼女は演じるキャラクターについてそう分析する。「だからビボ(・バージェロン監督)は彼女のステージ衣裳に“翼”を付けたんだと思うわ」。ルシールに求められているような、“いい子”にならなければならない、という状況にはヴァネッサも共感するという。「私も含めて誰もが、お互いに気持ちよく暮らすために、努力したり妥協したりする必要はある。でも、私の状況はルシールと全く同じじゃないわ。それにある意味、ルシールはそれほど“いい子”じゃないかもしれない。彼女は寛大で思いやりがあって、真っ先に心でものを考える。だからフランクール(=モンスター)の恐ろしい外見の下に持つ素晴らしい心を見ることができたのも、彼女が最初だった。そして彼が警察に追われているとき、助けて守ってあげるの」。なんだか意味深な言葉も…それはさておき、ルシールがまるでヴァネッサ本人のようにリアルなのは、そのはず、彼女は表情や動きをキャプチャーするグラフィックの段階から製作に関わっていた。ヴァネッサとルシールが似ているのは表情や動きだけではない。彼女もルシール同様、キャバレーで歌っているときが、「一番楽しい」と話す。「私は幸運にも様々な種類の会場で歌った経験があるけれど、キャバレーと劇場が一番好き。古いものが好きなの。木や彫刻、ベルベットね。キャバレーにはそれが全てある。客席が演者を囲んでいて、人間的な規模の会場なの。会場全体が自分を包み込むように感じる。そしてキャバレーには魂がある。とても多くのことが起こるのよ。ステージ上の経験、バックステージや楽屋や舞台袖での時間。私より前にそこにいた人たちのことを想像するのが楽しいわ。ショーガールたちや彼女たちの衣装とかね」。そんなヴァネッサの幼い頃の憧れは「ジーン・ケリーとフレッド・アステア」!「いまも私の憧れよ。ダンサーとしての才能、カリスマ性、演出技術を尊敬している。彼らを見ると圧倒されて、喜びと感動で涙が出てくる。彼らの影響で、私はいまの仕事をしているわ。マリリン・モンローも憧れだった。女性として。彼女の声、立ち居振る舞い、身体、強さ、弱さ、知性をね」。ヴァネッサが披露する美しい歌はもちろん、ロマンティックなパリを舞台に、優しいモンスターを巡って繰り広げられる心温まる物語は、大人も子ども一緒に楽しめる作品だ。ところで漫画や映画、本などの、何かのモンスターが怖かった頃はある?「幼い頃一番怖かったモンスターは、目に見えないモンスター。夜、部屋から出ると、廊下をずっとついてくるの。ずっと後ろにいるのよ。顔も体もないから特に印象的ではないけれど、暗闇の中の見えない存在ね――」。シネマカフェでは『モンスター・イン・パリ響け!僕らの歌声』を子連れで楽しめるママ&キッズ向けのイベント「cinemacafe.net baby cafe」を11月19日(月)に開催。現在参加者を受付中。「cinemacafe.net baby cafe」『モンスター・イン・パリ』12月5日(水)よりDVDレンタル開始※TSUTAYAでのみ発売日:2013年1月25日(金)価格:3,990円(税込)発売元:カルチュア・パブリッシャーズ販売元【セル】:アミューズソフト/【レンタル】:カルチュア・パブリッシャーズ© 2011 EUROPACORP - BIBO FILMS - FRANCE 3 CINEMA - WALKING THE DOG■関連作品:モンスター・イン・パリ響け!僕らの歌声© 2011 EUROPACORP – BIBO FILMS – FRANCE 3 CINEMA - WALKING THE DOG
2012年11月12日レディー・ガガが妊娠している可能性あると、ケリー・オズボーンが漏らした。恋人のテイラー・キニーと交際中で、最近明らかに太り気味のガガについて、ケリーは今回、英国の番組に出演した際に、ガガは最近自身のお腹回りを隠すような服装にしていると指摘している。「最近、お腹回りを隠すような感じだし、レディー・ガガは妊娠していると思うわ。私はそれにずっと気がついているの。それにガガのファッションスタイルも最近変わってきてるわ。妊娠してたら髪をブリーチすることはできないでしょ」。実際、ガガは来月ミラノでコンサートを行う予定で、その際にテイラーの家族とヴェネチアで会うことを計画しており、テイラーと結婚するための教会探しをするのではないかとも先日報道されている。ある関係者は英「The Sun」紙に、「ガガはヴェネチアに夢中のようですね。すごいロマンチックな街だと言っています。ガガはテイラーとたくさんの教会に訪れたいようです。彼女の結婚は恐らくイタリアでしょうね!ガガの家族や友人もイタリアに行きたいようです。だからちょうど良いと思ってるようです」と明かしていた。■関連作品:Machete Kills (原題)
2012年09月21日みんな大好き学園ドラマ「glee/グリー」の撮影現場に潜入!サンタナ役ナヤ・リヴェラのインタビューに続いては、マイク役ハリー・シャム・ジュニアの登場です。以前、エミー賞の授賞式をレポートした際にもお伝えしましたが、実物のハリーはドラマの中のマイクよりも数段ハンサムで立ち居振る舞いも非常にスマート。グリー部の負け犬くんを演じているのが信じられないほどです。「僕が格好いいかどうかよく分からないけど(笑)、マイクみたいなキャラクターを演じるのは楽しいよ。ある意味、誰にでも格好悪い面はあると思う。たとえ自分ではそう思っていないとしてもね。人は格好よさをアピールしようと頑張るものだけど、それが成功しないときもある。僕なんて、ひどく失敗することがほとんどだね!」。そんな彼の“人間観”が反映されてかどうか、マイクのキャラクターはシーズンを重ねるにつれて成長。シーズン3では「シリーズが始まった頃の彼はかなり物静かだったよね。最近は口数も増えたけど」という佇まいの裏側、心の奥深くに斬り込むようなエピソードも見られます。「マイクはガールフレンドのティナにも家族にも誠実な人。そして、ダンスをこよなく愛している。だからこそ、難しい決断をするときが彼に訪れるんだ。僕自身も誠実な人間でありたいから、彼にはすごく共感できたね」。コスタリカに生まれた後、引越しの多い家庭に育ったというハリー。「僕は生まれながらにしてアウトサイダーだった。コスタリカでの僕はラテンの子供であり、コスタリカの子供たちに囲まれた中国系の子供であり、アジア人の子供。引越し先でも常に周りとは違う存在だった。でも、僕はそういった環境に対処してきたし、周りと違うことに満足していたから『glee/グリー』で言うところの“アウトサイダー”とはちょっと違うかもしれないね」と力強く語る通り、高校時代からダンスチームを組み、ダンサーとして、俳優として、エンタテインメントの道を軽やかに歩んできた彼自身も、実は過去に「決断をする時」を迎えたことがあるそうです。「高校を卒業した時点では、自分が本当にやりたいことは何なのかを分かっていなかった。高校時代の僕はダンスも、演技も、生徒会の活動も楽しんだけど、明確な目標はなかったんだ。その後、将来について決断して今の道を歩んでいるわけだけど、当時の両親は僕の決断を快く思ってはいなかったね。いまでは“息子は正しい決断をした!”と思っているけど(笑)」。ハリーが「僕が勝手にやったことが撮影されて、そのまま放映されちゃうこともあるかな(笑)」と苦笑するほどの名ダンサーであることは周知の事実。ジーン・ケリーを「史上最高のダンサーの1人だと思う」と讃えますが、ではお気に入りの歌手は?「意外かもしれないけど…、ボビー・ダーリンが好き。彼の人生のストーリーも大好きだし、ほかのみんなが歌うものとは全く違う曲をカバーして歌っていたようなところも好きだな。たしか、彼を好きになったのは『スウィンガーズ』(’96)を観た高校の頃からだと思う。あの映画のサウンドトラックが大好きだったんだ」。シーズン3では、そんなハリーの美声も聴くことができますので、シーズン2同様お楽しみに!ところで、私たちは「glee/グリー」を大ヒット番組へと導いたブレーンにもインタビュー。クリエイターのブラッド・ファルチャックに番組の裏側について聞くことができました。同じくクリエイターとして番組を牽引するライアン・マーフィー、イアン・ブレナンの2人と共に脚本を執筆するブラッドによると、「登場人物たちには僕たち脚本家3人の経験も色濃く反映されているから、キャラクターを書くのは簡単」だそうです。「例えば、スー・シルベスターはイアン・ブレナンの“声”を代弁する存在。だから、イアンはスーの完璧な物語を書くことができるんだ。こんな感じで、どのキャラクターにも僕たち3人の気質や性格がそれぞれ反映されている。ちなみに、僕の“声”を代弁しているキャラクターはたくさんいるけれど、あえて1人挙げるとしたらバート(カートの父親)かな。彼の台詞に関しては、これまで僕が全部書いてきた。バートとカートのやり取りや彼らが一緒にいるシーンも僕が書いているから、バート&カートが僕の担当ということになるね。あとは、フィンやパックを書くことも多い。要するに、僕は野郎どもの担当なのさ(笑)」。とても興味深い秘話ですが、これはまだほんの一部。製作陣へのインタビューは、また別の機会に改めて取り上げたいと思います。次回でいよいよ最終回を迎える「glee/グリー」大連載のラストを飾るのは、スー・シルベスター役のジェーン・リンチ!スー先生の部屋も見せていただきます。(text:Hikaru Watanabe)© KAORI SUZUKI「glee/グリーシーズン2」DVDレンタル中<セル>「glee/グリーシーズン2DVDコレクターズBOX」価格:18,480円(税込)発売中「glee/グリーシーズン2ブルーレイBOX」価格:23,100円(税込)発売中発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン公式サイト:© 2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:glee/グリーザ・コンサート3Dムービー 2011年9月23日よりTOHOシネマズ六本木ほか公開TM & © 2011 Twentieth Century Fox. All rights reserved.glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.222大人気「glee」の舞台裏に潜入!第6回シネマカフェ的海外ドラマvol.221大人気「glee」の舞台裏に潜入!第5回シネマカフェ的海外ドラマvol.220大人気「glee」の舞台裏に潜入!第4回渡辺直美、ショック!あこがれの男性はゲイだった…シネマカフェ的海外ドラマvol.219大人気「glee」の舞台裏に潜入!第3回
2012年01月19日ジョン・トラヴォルタとケリー・プレストン夫妻に23日、第3子となる男児が誕生した。フロリダの病院で誕生した赤ちゃんはベンジャミンと名づけられ、体重は8ポンド3オンス(約3,714グラム)。ケリーは48歳の高齢出産だが、母子共に健康で「ジョン、ケリー、そして娘のエラ・ブルーは家族の新たなメンバーの誕生に歓喜しています」とトラヴォルタ家は声明を発表した。トラヴォルタ家は昨年1月、休暇先のバハマで長男のジェットくんが16歳の若さで急死する悲劇に見舞われ、トラヴォルタは主演映画のプレミアにも欠席するほど悲嘆にくれていただけに、新しい家族が増える喜びはひとしおのようだ。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:オールド・ドッグ■関連記事:トラヴォルタ一家&ロビン・ウィリアムズで爆笑必至!『オールド・ドッグ』予告編トラヴォルタ一家が総出演!『オールド・ドッグ』DVDを3名様プレゼント笑顔が戻ったトラヴォルタ・ファミリー、新作プレミアに出席ジョニー・デップ『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第4作に出演決定
2010年11月25日