大ヒットロングラン公開中『君の名は。』で主人公の声を務め、来年度の注目作『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』への出演も決定している、超人気俳優の神木隆之介が、11月22日(火)に公式Instagram開設。Twitterに引き続き、本人やスタッフからの情報がアップされるという。神木さんは、1999年、中居正広主演のテレビドラマ「グッドニュース」でドラマデビュー。その後ドラマに多数出演し、2006年には、志田未来、山田涼介ら同世代子役たちと共演した「探偵学園Q」でドラマ初主演を飾った。また映画界では、2005年の映画『妖怪大戦争』主演で日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞。声優としても出演作を多く持ち、『千と千尋の神隠し』坊役で声優デビューすると、スタジオジブリ作品にはその後2010年の『借りぐらしのアリエッティ』まで4作品に出演。現在大ヒット公開中の『君の名は。』でも、高い演技力で魅せている。ほかにも『劇場版SPEC』シリーズ、『桐島、部活やめるってよ』『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』などなど…代表作を上げれば切りがないほどの売れっ子俳優のひとりである神木さんだが、近年では『るろうに剣心』の瀬田宗次郎役、『バクマン。』高木秋人役など、漫画原作の映像化における“キャラクターの再現度の高さ”で話題に。2017年公開の、羽海野チカ原作の将棋を題材にした漫画の実写化『3月のライオン』でも主人公を務めるが、そのキャラクタービジュアルが公開されると、「ぴったり」との声がネットで続出した。さらに、実写化決定のニュースで激震が走った『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』への出演も決定。その撮影で海外にいるとみられる神木さんが、11月22日より、公式Instagramを開設。記念すべき最初の投稿では、「本人・スタッフからの情報を今後随時アップしていきます!」とし、自撮り写真を公開。コメント欄には「神木くんのインスタ…待ってました!嬉しすぎる~!」「神木くんかわいいかっこいい」「開設待ってました!更新楽しみにしてます!」と、ファン歓喜の声が続々と寄せられている。神木さんは、今後、12月17日(土)&18日(日)&29日(木)開催の「HANDSOME FESTIVAl 2016」に出演。『3月のライオン』は「前編」2017年3月18日(土)より、「後編」4月22日(土)より全国にて2部作連続公開。『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』は2017夏に公開予定だ。(text:cinemacafe.net)
2016年11月22日「金曜ロードSHOW!」がスタジオジブリ作品を連続放送する「3週連続秋のジブリ」。第3夜となる11月18日(金)今夜は2002年公開の森田宏幸監督作品『猫の恩返し』が放送される。ひょんなことから猫の国に行くことになった女子高生・ハルの冒険を描いた本作は『耳をすませば』の主人公・月島雫が書いた物語という位置づけとなっており、同作にも登場した猫の男爵バロンとムーンが本作にも登場するなど、『耳をすませば』のスピンオフ的な作品になっている。ごくごく普通の女子高生・ハルはある日の帰り道、トラックにひかれそうになっていた美しい黒猫を救出。その黒猫・ルーンは突然立ち上がり、丁寧にお礼を言って去っていく。いきなり猫が話したことにハルは驚くが、母によるとどうやら幼い頃にも猫とお話をしたと言い張っていたことがあったという。その夜、ハルの元に猫の国から来た猫王が現れ、自分の息子を助けてくれたハルに「恩返し」がしたいと話す。その宣言通り翌朝から「猫の恩返し」がスタート。ハルには少々迷惑なものばかりだが、そんなことは気にもかけない猫王はハルをルーンの妃に迎えると勝手に決めてしまう。困ったハルだが、どこからか聞こえてきた「猫の事務所に行って」という声に導かれた先で出会った白い猫・ムタの案内で「猫の事務所」を訪れると、主人のバロンと相棒のトトがハルを待ち受けていた。ハルの話を聞いたバロンは自分を見失わないようハルを諭すが、その直後、ハルは猫の国に連れ去られてしまう…というストーリー。主人公・ハルの声を担当するのは本作で声優初挑戦、最近では『海月姫』や『怒り』などに出演している女優の池脇千鶴。猫の男爵バロンを『利休にたずねよ』や『呪怨 -ザ・ファイナル-』の袴田吉彦が、猫の国の王子・ルーンの声を「勇者ヨシヒコ」「闇金ウシジマくん」シリーズなどの山田孝之が担当。またハルの母には岡江久美子、猫王には丹波哲郎、ムタには渡辺哲、トトには斉藤洋介。そのほか前田亜季、佐藤仁美、佐戸井けん太、濱田マリらが声優として本作に参加している。今回は公開当時同時上映されたジブリの傑作短編集『ギブリーズepisode2』から2つのエピソードをテレビ初放送するほか、スマホやデータ放送から参加できる企画も行われる。さらに今夜はハリー・ポッターシリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の独占映像をテレビ世界初公開。しかも今夜一度限りの放送となるのでこちらもお見逃しなく。金曜ロードSHOW!『猫の恩返し』は11月18日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(笠緒)
2016年11月18日全身用保湿クリーム「スチームクリーム(STEAMCREAM)」より、スタジオジブリ作品「魔女の宅急便」「耳をすませば」とのコラボレーションデザインを発売。2016年12月3日(土)より「どんぐり共和国」ルクア大阪店での先行発売をかわきりに、12月10日(土)より同ショップにて全国順次発売、12月14日(水)よりスチームクリーム公式オンラインストアにて発売開始。今回のコラボレーションでは、スタジオジブリ作品の世代を超えて愛され続ける2作品「魔女の宅急便」「耳をすませば」から、全4種類のデザインを展開。淡い水彩タッチでふんわりと描かれたデザインは、持っているだけで優しい気持ちになれそうなものばかり。大切な人へのプレゼントにもおすすめ。「魔女の宅急便」デザイン(2種)子供から大人まで人気のキャラクター、魔女のキキと黒猫のジジをメインとしたデザイン。【魔女の宅急便 スチームクリーム ジジとローズ】©1989 Eiko Kadono – Studio Ghibli – N【魔女の宅急便 スチームクリーム 空飛ぶキキ】©1989 Eiko Kadono – Studio Ghibli – N「耳をすませば」デザイン(2種)作中に登場するキャラクター、バロンとルイーゼと、不思議なお店「地球屋」に登場する古時計で使われているドワーフの王とエルフの女王をあしらっったデザイン。【耳をすませば スチームクリームバロンとルイーゼ】©1995 Aoi Hiiragi / Shueisha - Studio Ghibli - NH【耳をすませば スチームクリーム ドワーフの王とエルフの女王】©1995 Aoi Hiiragi / Shueisha - Studio Ghibli - NH製品概要【価格】75g 1,500円(税抜)日本製【取り扱い店舗】■どんぐり共和国発売日:2016年12月10日(水)■どんぐり共和国公式オンラインショップ そらのうえ店発売日:2016年12月10日(土)■スチームクリーム公式オンラインストア発売日:2016年12月14日(水)【問い合わせ先】■製品に関する問い合わせ先ベネリック株式会社TEL:03-6436-3062■公式オンラインストアに関する問い合わせ先SC. Cosmetics 株式会社TEL:0120-936-916
2016年10月25日仕事をしているなかで、「自分なりの意見」や「自分らしさ」「自分にしかできないこと」にこだわっていませんか?実はそれは、自分を苦しめる原因かもしれません。今回ご紹介する『自分を捨てる仕事術』(石井朋彦著、WAVE出版)の著者は、現在アニメーションのプロデューサーとして第一線で活躍する人物。21歳のときスタジオジブリに入社し、鈴木敏夫氏のもとでプロデューサー補をつとめていました。鈴木氏といえば、スタジオジブリでいくつもの映画をヒットさせた名プロデューサーです。鈴木氏は著者に対し、繰り返し「自分を捨てろ」と言ったそう。自分を捨ててひたすら他人の真似をすることで、人生における学びがあり、仕事を楽しむこともできるといいます。そして、どうしても真似できないと思うところが、その人の個性になるのです。きょうは本書の中から、著者が鈴木氏から教わった実践的な仕事メソッドをピックアップしました。■1:人に伝える文章はテーマを明確にする文章を書くときは、「何が言いたいのか」というテーマを明確にする必要があるといいます。これは当たり前のように感じるかもしれませんが、鈴木氏の手法は具体的です。まず今自分が考えていることや言いたいことを紙に書き出します。その後で並べた要素を客観的に見直し、その要素のなかでひとまとまりにできるものをまとめていきます。一番要素が多かったものが自分の一番言いたいことでありテーマということ。そのため、テーマ以外のものは思い切って外してしまいます。そして、文章は「当たり前のまとめ」をしないこと。たとえば『天空の城ラピュタ』を「夢と冒険の物語」と書いたら、どんな映画にも当てはまるものになってしまいます。ところが、「バスーとシータは、天空に浮かぶ城・ラピュタへ向かった」としたら、読む人が想像を膨らませることができるでしょう。そして、結果として『夢と冒険の物語』であるということは伝えられるのです。人に伝える文章にするためには、とにかく具体的に、そして固有の表現や言葉を積み重ねることが大切です。■2:スケジュールには余白をつくる著者は鈴木氏のスケジュール管理を任されていました。先方から鈴木氏へのアポ依頼があったときは、複数のスケジュールを出さず、都合のいい時間を1カ所だけ指定していたそう。それによって自分の思い通りにスケジュールを組むことができるのです。これは鈴木氏だからできることだという見方もありますが、極力自分の都合で予定を出した方が先方も対応しやすくなるといえるでしょう。著者自身も現在この方法を実践しているといいます。また、予定を立てるときには必ず「余白」を作っているそう。毎朝業務が始まるまでの1時間のほか、月曜の午後と水曜の午後に2時間ほどスケジュール表に「空けておく」と書いて予定を入れないようにします。月曜はその週にやるべき仕事について考え、水曜は煩雑になった思考を整理するために充てているといいます。じっくりと考える時間を作ることで対策を練ったり、問題を解決することができるのです。忙しいというのは仕事の量というより、精神的にキャパオーバーになっている状態。毎朝課題を種類別に分けて、あまり時間のかからないことならどんどん片付けていくと、頭の中にも余白が生まれます。それによって集中して考えたり、正しい判断を行ったりすることができるのです。■3:話すときは全体像を明確に伝える鈴木氏の話は、ものすごく論理的でも独創的な発想を語るわけでもないのに、その場にいる人を引き込む魅力があるといいます。鈴木氏は話の前に必ず「大きく3つあります」と言います。これによって聞く人がこの話はどれくらいの分量なのかと理解できます。全体像がわからないで聞いていると人はイライラしてしまうのです。事前に話すことをまとめておくのはいいことですが、丸暗記はNG。丸暗記をするとひとつ忘れた時にその後を完全に見失ってしまいます。8割くらい覚えたらなんとなく頭の上に小分けした記憶を放り投げておくというのが鈴木氏流。相手の反応を見て次に話すことを考えればいいのです。忘れてしまうことはむしろその場では必要なかったものです。また、本題に入る前には必ず場をあたためるために話す雑談「枕」が必要。枕が仕事の話につながったり、言いにくい話でもいい反応を得られたりすることもあります。打ち合わせなどがあるときは、事前にいくつかネタを考えておくとよいでしょう。*本書には著者が記録した鈴木氏の言葉がふんだんに盛り込まれています。そのなかのひとつに、「自分のモチベーションとか、成功とか、自己実現とか、そういうものにこだわりすぎる人は、どんどん心が狭くなる」という言葉があります。自分を捨てて、誰かのために仕事をすることで今までとは違う世界が見えてくるかもしれません。(文/平野鞠) 【参考】※石井朋彦(2016)『自分を捨てる仕事術』WAVE出版
2016年09月23日スタジオジブリ最新作『レッドタートルある島の物語』の公開を記念して、スタジオジブリ長編劇場用映画全21作品の中から、最も投票数の多かった一作品を劇場で上映する「スタジオジブリ総選挙」。この度、栄えある1位に『千と千尋の神隠し』が輝いたことが発表。全国5都市の5劇場での上映が決定した。『思い出のマーニー』から約2年、ファン待望のスタジオジブリ最新作となる『レッドタートルある島の物語』。監督は、短編『岸辺のふたり』を手がけたマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督。高畑勲監督参加のもと、スタジオジブリとシナリオ・絵コンテ作りから効果音・音楽にいたるまでやり取りをしながら、実に8年の歳月をかけて完成させた。物語の始まりは、嵐の中、荒れ狂う海に放りだされた男が九死に一生を得て、ある無人島にたどり着く。必死に島からの脱出を試みるが、見えない力によって何度も島に引き戻される。絶望的な状況に置かれた男の前に、ある日、ひとりの女が現れた――。本作の公開を記念し、スタジオジブリ史上初めて開催された本総選挙。8月13日から8月28日までの16日間投票が行われ、先日の中間発表時も大きな話題に。盤石の人気を誇る『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『魔女の宅急便』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』(順不同)が上位を占め、SNSでは「お気に入りの作品が入っていない!?」などの驚きの声や、1位予想の議論が白熱していた。名作揃いの総選挙で1位を勝ち取ったのは、2001年公開『千と千尋の神隠し』。主人公は、わがままで無気力、どこにでもいるような現代っ子の千尋。引越しの途中で、不思議な町に迷い込んだ千尋は、そこで謎の少年ハクに手引きされ、八百万の神様たちが入浴しに来る「油屋(ゆや)」で「千」と呼ばれながら働くことに。さまざまな体験や冒険をとおして、少女は「生きる力」を取り戻していく…。本作はいまもなお日本国内の映画興行収入歴代1位の308億円という記録を保持する超大ヒット作。さらに、第52回ベルリン国際映画祭では金熊賞を受賞、第75回アカデミー賞ではアカデミー長編アニメ映画賞を受賞するなど、国内外から高い評価を獲得する大傑作ファンタジーだ。声優陣には、いまのエンターテインメント界で大活躍する顔ぶれが勢ぞろい。主人公の千尋を演じたのは、本作で一躍脚光を浴び、いまも女優として活動する柊瑠美。ハク役には、当時13歳の子役にして、現在では声優・役者・アーティストと幅広く活躍する入野自由。そのほか、内藤剛志、沢口靖子、夏木マリ、神木隆之介、菅原文太、玉井夕海、我修院達也、上條恒彦、小野武彦、大泉洋、安田顕ら。当時8歳だった神木さんは、本作でスタジオジブリ作品デビュー。この後、『キリクと魔女』『ハウルの動く城』『借りぐらしのアリエッティ』などへ出演することとなる。『千と千尋の神隠し』は、9月10日(土)から9月16日(金)までの1週間、全国5都市の5劇場(札幌シネマフロンティア、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ、TOHOシネマズ 梅田、TOHOシネマズ 天神)で上映。『レッドタートルある島の物語』は9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月06日スタジオジブリにとって初の海外共同製作映画となった『レッドタートル ある島の物語』の完成報告会見が9月1日(木)、都内で行われ、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督とプロデューサーの鈴木敏夫氏が出席した。短編作品『岸辺のふたり』でオスカーに輝いたヴィット監督に対し、鈴木氏が「どうしても長編を観たい」と熱烈オファーし、構想から完成までに10年を費やした本作。無人島に漂着した男の孤独と再生を、謎めいた赤いカメとの出会いを通して、幻想的に描き、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」の特別賞を受賞した。今月開催される第41回トロント国際映画祭の「ディスカバリー部門」への出品も決定している。シブリからのオファーについて、「人生最大の感激でした。有頂天になり、地上1mを浮いて、歩いているようだった」とふり返るヴィット監督。「主人公が自然を受け入れ、どうその一部になるかという物語を通して、自然に対する敬意を感じてもらえる作品にしたかった。同時にシンプルなラブストーリーになればと思った」と本作に込めたメッセージを語った。鈴木氏によると、宮崎駿監督が本作を鑑賞しているといい「マイケルにねぎらいの言葉をかけると同時に、日本のアニメに一切影響を受けていない点が見事だと言っていた。何よりすばらしいスタッフで、すばらしい作品を作っている。『おれもこのスタッフが欲しい』と言っていましたね。もう(長編を)引退したのにね(笑)」と作品を絶賛していると明かした。同時に、スタジオジブリの現状について「デジタルの波が押し寄せるなか、スタジオとしても厳しい選択肢を迫られている」と説明し、「現在、宮崎駿が短編で挑戦している手描きとCGの融合や、今回のように企画にだけ参加するなど、今後しばらくは流動的な製作が続くことになる」と語っていた。『レッドタートル ある島の物語』は、9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月01日スタジオジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』を手がけたマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が8月31日(水)、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見を行った。5月に開催された第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点部門」に正式出品され、特別賞を受賞した本作。短編作品『岸辺のふたり』で第73回アカデミー賞の短編アニメ賞を受賞したヴィット監督に対し、2006年秋にジブリ側が長編製作をオファーし、構想10年、制作に8年を費やし完成した。高畑勲氏がアーティスティック・プロデューサーとして携わっているが、「ジブリ作品に共通するのは、繊細さと大人っぽさ。ただ、仮に“ジブリの美学”というものがあるとしても、それを模倣しようとは思わなかった」とヴィット監督。それでもシナリオ作りの過程では、当時住んでいたイギリスから日本の土を踏み、高畑氏と直接やりとりを交わしており「高畑監督の『ホーホケキョとなりの山田くん』は俳句のような作品、自分が目指すべきものに近かった。自然に対する敬愛や、人間のあり様というテーマも(高畑作品と)通底していると思う」と語った。映画は荒れ狂う海に放り出され、無人島にたどり着いた男のサバイバルと、突如目の前に現れた女性と交わす愛の軌跡を描いた81分間の作品。叫び声などを除き、明確なセリフは一切なく「当初は少しだけセリフがありましたが、ジブリとの話し合いで『むしろセリフがないほうが、強い作品になるはず』という結論に至りました。監督として怖さもありましたが、最終的にはベストな判断だった」と意図を説明した。記者席の最後列では、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが会見の様子を見守っていたが、外国人記者から「今後も海外の監督を招いて、作品を製作する予定はあるか」と質問が飛ぶと、マイクを握り「今回は、純粋にマイケルは特別だったという気がします。もともと彼の短編が大好きだったし、そのマイケルが長編を作ったらどうなるんだろうとう好奇心があった。今後についてはだから『出会いがあるかどうか』だと思います」と展望を語っていた。『レッドタートル ある島の物語』は、9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月01日スタジオジブリ最新作『レッドタートルある島の物語』の公開を記念して、スタジオジブリ長編劇場用映画全21作品の中から、最も投票数の多かった一作品を劇場で上映する「スタジオジブリ総選挙」が開催中。この度、8日間の中間結果が発表され、上位5作品が明らかになった。父娘の愛おしい絆を丹念に描いた短編『岸辺のふたり』のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が、初めて長編作品の監督に挑戦した本作。嵐の中、荒れ狂う海に放りだされた男が九死に一生を得て、ある無人島にたどり着いた。必死に島からの脱出を試みるが、見えない力によって何度も島に引き戻される。絶望的な状況に置かれた男の前に、ある日、ひとりの女が現れた――。『思い出のマーニー』から約2年、ファン待望のスタジオジブリ最新作公開にあたり、1984年公開の『風の谷のナウシカ』から2014年公開の『思い出のマーニー』までスタジオジブリ長編劇場用映画全21作品の中から、投票を募り劇場上映する作品を選ぶ“投票企画”を開催中。投票開始日の8月13日から8月20日までの8日間で投票の多かった上位5作品の中間発表が行われた。最も投票数の多かった5作品は、『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『魔女の宅急便』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』(順不同)。投票するのも思わず迷ってしまうほど珠玉の名作が揃うスタジオジブリ作品。果たしてどの作品が1位に輝くのか?最終結果の行方に注目だ。「スタジオジブリ総選挙」は『レッドタートル ある島の物語』公式サイト内・特設ページにて8月28日(日)23時59分までの期間に受付(※投票は1人1回)。(text:cinemacafe.net)
2016年08月22日「すみだ水族館」にてスタジオジブリの最新作『レッドタートル ある島の物語』の公開を記念した「ウミガメ展」が8月27日(土)~10月31日(月)の期間開催されることがこのほど決定した。「海」や「いのち」をテーマに、スタジオジブリ初の海外との共同で製作された本作。監督をオランダ出身のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが務め、高畑勲がアーティスティック・プロデューサーとして携わり、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門特別賞を受賞している。このほど「すみだ水族館」にて開催が決定した「ウミガメ展」では、「いのちゆりかご」をテーマに、ウミガメなどの海のいきものが展示され、映画の世界観を感じることができる。「すみだ水族館」は、2012年より毎年小笠原諸島で生まれたアオウミガメの赤ちゃんを預かり、約1年間育ててから再び小笠原諸島の海へ放流する活動を続けており、本展では小笠原で生まれたばかりのアオウミガメの赤ちゃんと、名古屋港水族館で生まれたアカウミガメの赤ちゃんの2種を比較しながら観察することができる。なお、アカウミガメの赤ちゃんが「すみだ水族館」に登場するのは今回が初となる。同じく、展示では作品の魅力が「すみだ水族館」の視点で紹介され、特設展示ブースでは、映画の中で描かれたいきものたちについて、実在のいきものと比較した解説が行なわれている。また、日本初公開となるマイケル監督と自らの手による生き生きとしたスケッチや映画の各シーンの展示や、トリックアートを使用したレッドタートルと出会えるフォトロケーションでの水中疑似体験ができる展示も用意される。そのほか、飼育スタッフと一緒にウミガメを観察する「ウミガメ研究員」や、小笠原の自然・文化やウミガメに関する旬な話題を、特産品であるラム酒を味わいながら楽しめる「小笠原アカデミー~ゆうゆうオガサワラ~」、小笠原諸島の海を再現しウミガメの視点で「東京大水槽」を双眼鏡でじっくり観察するプログラム「ブルーナイトダイビング」など、大人限定の特別体験プログラムも開催される。映画の世界観と水族館がコラボレートしたユニークな展示として注目を集めそうだ。『レッドタートル ある島の物語』は、9月17日(土)より全国にて公開。「ウミガメ展」は、「すみだ水族館」にて8月27日(土)~10月31日(月)開催。(text:cinemacafe.net)
2016年08月19日スタジオジブリ長編劇場用映画の中で最も投票数の多かった一作品を劇場で上映するイベント「スタジオジブリ総選挙」が実施された。最新作『レッドタートルある島の物語』の公開を記念して行われる本イベント。対象となったのは、『風の谷のナウシカ』から『思い出のマーニー』まで全21作品。投票は、2016年8月13日(土)午前0時から8月28日(日)23時59分までの期間、『レッドタートルある島の物語』公式サイト内の特設ページにて受け付け、1位が決定。最も投票数の多かった作品は『千と千尋の神隠し』となった。本作は、今もなお日本国内の映画興行収入歴代1位308億円という記録を保持するだけに、その圧倒的な人気を示す結果となった。上映は、2016年9月10日(土)から16日(金)までの期間、札幌シネマフロンティア・TOHOシネマズ 六本木ヒルズ/名古屋ベイシティ/梅田/天神の全5劇場で行われる。■『千と千尋の神隠し』上映に関して上映期間:2016年9月10日(土)〜16日(金)上映劇場:札幌シネマフロンティア、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ、TOHOシネマズ 梅田、TOHOシネマズ 天神料金:通常料金
2016年08月15日第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、“特別賞”を受賞したスタジオジブリ長編アニメーション最新作『レッドタートル ある島の物語』。この度、本作の公開を記念して、『風の谷のナウシカ』から『思い出のマーニー』までスタジオジブリ長編劇場用映画全21作品の中から、最も投票数の多かった1作品を劇場で上映する「スタジオジブリ総選挙」の開催が決定した。嵐の中、荒れ狂う海に放りだされた男が九死に一生を得て、ある無人島にたどり着いた。必死に島からの脱出を試みるが、見えない力によって何度も島に引き戻される。絶望的な状況に置かれた男の前に、ある日、ひとりの女が現れた――。『思い出のマーニー』から約2年、ファン待望のスタジオジブリ最新作となる本作は、鈴木敏夫プロデューサーが、父娘の愛おしい絆を丹念に描いた短編『岸辺のふたり』を見て、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督に長編制作の話を持ちかけたことがきっかけで製作。マイケル監督が尊敬する高畑勲監督参加のもと、スタジオジブリとシナリオ・絵コンテ作りから効果音・音楽にいたるまでやり取りをしながら、実に8年の歳月をかけて完成させ、スタジオジブリとしては初めてカンヌ国際映画祭へ出品、特別賞を受賞した。国内外から高い注目を集める本作の公開を記念し、スタジオジブリ史上“初”の投票企画による劇場上映の実施が決定。「スタジオジブリ総選挙」と題し、『レッドタートル ある島の物語』公式サイト内の特設ページにて投票を受け付け、最も投票数の多い一作品が全国5都市の5劇場(札幌シネマフロンティア、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ、TOHOシネマズ 梅田、TOHOシネマズ 天神)で上映される。対象作品は全部で21作品。1984年公開の『風の谷のナウシカ』をはじめ、『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『火垂るの墓』『魔女の宅急便』『おもひでぽろぽろ』『紅の豚』『平成狸合戦ぽんぽこ』『耳をすませば』『もののけ姫』『ホーホケキョ となりの山田くん』『千と千尋の神隠し』『猫の恩返し』『ハウルの動く城』『ゲド戦記』『崖の上のポニョ』『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』、そして2014年公開の『思い出のマーニー』まで、珠玉の名作が並ぶ。結果発表は9月6日(火)頃を予定しており、9月10日(土)~9月16日(金)に上映予定。この夏は、六本木ヒルズ展望台・東京シティビューにて「ジブリの大博覧会」が開催され、本日8月12日(金)の「金曜ロードSHOW!」枠では“2週連続 夏はジブリ”と題して岡田准一&長澤まさみを声優に迎えた『コクリコ坂から』が放送されるされるなど、ファン歓喜のイベントが続くスタジオジブリ。本企画も、ファンならずとも参加必至の注目イベントとなりそうだ。「スタジオジブリ総選挙」は『レッドタートル ある島の物語』公式サイト内・特設ページにて8月13日(土)0時00分~8月28日(日)23時59分までの期間に受付(※投票は1人1回)。(text:cinemacafe.net)
2016年08月12日丸紅新電力の新電気料金プラン発表会が都内・ベルサール六本木で開催され、スタジオジブリが制作した同社の新CMが公開された。CMは、国宝「鳥獣人物戯画」をモチーフにしたもので、絵に描かれたウサギやカエルが感情豊かに生き生きと動く様が描かれている。楽曲は、辻井伸行氏による描き下ろしとなっている。「鳥獣人物戯画」をモチーフにしたことについてスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、「『鳥獣戯画』を動かしてみたいという考えはずっとあったんですよ。これは宮﨑駿や高畑勲も好き。この『鳥獣戯画』に描かれている絵は素晴らしくて、業界の人であればこういうものを動かしてみたいという意欲をみんな持つんです」とコメント。CM続編ではウサギとカエルの今後が描かれるという。今回のコラボレーションの経緯について丸紅新電力の福田知史国内電力プロジェクト部長は、「水を利用した発電で電気をまかないたいという相談を福島県の下郷町から受け、現在森の真ん中に小水力発電をいくつか作っています。この件について、"森の中で水と緑をうまく調和させて電気を作る"ということを今後の柱にしたいと思っており、そのイメージを具体的にどう表現するかを考えていた時に、ジブリさんに依頼してはどうかという提案が広報部からあって、実際にお会いさせていただいたことがきっかけです」と語った。一方の鈴木氏は、「第一に縁を感じたんです。スタジオジブリは以前、徳間書店の傘下にあって、そこに勤めていた時に丸紅さんと組んで映画を作ったことがあるんです。それは数十年前の話なのですが、僕も絡んでいたこともあり、丸紅さんと聞いて『懐かしいな』と思ったんです。そういうのって大きいんですよ」と、意外な理由を明かしていた。発表された「プランG」は、すでに申し込み受け付けを開始している価格重視のスタンダードプラン「プランS」に対し、電気料金の一部を森と緑の保全活動に充当することができる環境重視のプランとなっている。「プランG」は「プランS」よりも基本料金として毎月100円(税別)高く、また従量課金として3段階目(月に300kWh以上電気を使用した場合に適用される料金)のみ1円/kWh多く徴収する。丸紅新電力は、三鷹の森ジブリ美術館に電力を供給するとともに、その活動を支援。さらに集めた資金によって公益財団法人トトロのふるさと基金が埼玉県と東京都にまたがる『となりのトトロ』(1988年)でモデルになった狭山丘陵の自然と里山の景観を保全するために行っているナショナル・トラスト活動を支援していくという。「プランG」加入者にはスタジオジブリ監修の「オリジナル一輪挿し」がプレゼントされる
2016年03月15日都内・ベルサール六本木で開催された丸紅新電力の新電気料金プラン発表会にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが登場し、ジブリの新作について言及した。鈴木氏によると、宮﨑駿監督は毎日会社に来て三鷹の森ジブリ美術館用の短編を製作中であるという。また、鈴木氏個人としては、押井守監督の最新映画『GARMWARS ガルム・ウォーズ』(5月20日公開)の日本語版のプロデュースを担当。そして待望のジブリとしての新作については、9月公開予定の劇場アニメ『レッドタートル THE RED TURTLE』がフランスで足掛け10年にわたって製作されており、短編アニメ『岸辺のふたり』が高い評価を受けたマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット氏が監督を務めていることが紹介された。発表会では、丸紅新電力がスタジオジブリとタイアップして実現した環境重視の新料金プラン「プランG」についての説明が行われた。ジブリは同社の新CMを担当している。
2016年03月15日スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』などにアニメーターとして参加した若き才能・新井陽次郎の劇場映画監督デビュー作『台風のノルダ』が、6月5日(金)より全国にて公開されることが決定。新進気鋭のアニメーション制作会社・スタジオコロリドとフジテレビの共同プロジェクト第1作として制作されることが分かった。物語は、とある離島、文化祭前日の中学校が舞台。幼いころからずっと続けていた野球をやめたことがきっかけで親友の西条とケンカした東は、赤い目をした不思議な少女・ノルダと出会う。その頃、観測史上最大級の台風が学校を襲おうとしていた――。ショートアニメ「フミコの告白」で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞ほか数々の賞を受賞した石田祐康を始め、20代を中心とした新進気鋭のクリエイターが集結するアニメーション制作会社・スタジオコロリド。2013年公開の短編『陽なたのアオシグレ』で、その高いクオリティーとエンターテインメント性を業界の垣根を越えて国内外から高く評価され、この度、フジテレビとの共同プロジェクトをスタート。本作を皮切りに今後も継続的な新作の発表が予定されている。本プロジェクト第1作目にして、スタジオコロリド待望の最新作となる本作で監督に抜擢されたのは、本作が劇場映画監督デビューとなる新井監督。ジブリ美術館短編『たからさがし』や『パン種とタマゴ姫』、そのほかスタジオジブリ作品にアニメーターとして参加した経歴を持ち、『陽なたのアオシグレ』ではキャラクターデザイン&作画監督を務めた。同社・石田氏とは『陽なたのアオシグレ』以来2年ぶりに再タッグを組み、どこかノスタルジックな世界観を躍動感あるアニメーションで鮮やかに描き出している。また、公開されたキービジュアルに加えて、さらに本作の特報映像が、4月9日(木)の深夜24時50分からフジテレビにて放送される“ノイタミナ”アニメ「パンチライン」内にて解禁されることが明らかに。同時に公式サイトにも映像がアップされるとのこと。若き次世代クリエイターが生み出した、みずみずしい映像に期待が高まる。『台風のノルダ』は6月5日(金)より全国にて3週間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日今では世界的に人気が高いスタジオジブリの映画。海外では「千と千尋の神隠し」のアカデミー賞やベルリン国際映画祭金熊賞などで有名となりました。そんなジブリ作品のキャラクターや描写は、海外の人にはどう見られているのでしょうか。そこで、日本在住の外国人20名に「スタジオジブリの映画で最も絵がかわいいと思うものは?」と質問してみました。■となりのトトロ(ロシア/20代前半/女性)■となりのトトロ(イギリス/20代前半/女性)■となりのトトロ(ドイツ/40代前半/女性)■となりのトトロ(中国/20代後半/女性)■となりのトトロ(スペイン/30代後半/男性)■となりのトトロ(アメリカ/20代後半/男性)■となりのトトロ!(アルゼンチン/30代前半/男性)■となりのトトロ(マレーシア/30代前半/男性)■となりのトトロ(スウェーデン/40代後半/女性)■となりのトトロ(ペルー/30代前半/男性)圧倒的な人気で票を集めたのがこの作品。1988年4月公開、絵コンテを宮崎駿、作画監督を佐藤好春が担当しました。宮崎駿が日本アニメーション在籍中から構想を練っていた一本です。昭和30年代前半の日本を舞台に、田舎に引っ越してきたサツキ&メイ姉妹と不思議な生物「トトロ」の交流を描いたファンタジー。トトロの原型は、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」にあり、大トトロ(ミミンズク)が1,302歳、中トトロ(ズク)が679歳 、小トトロ(ミン)が109歳という設定だったそう。むくむくとした形で、ぬいぐるみなどとしても人気のキャラクターです。ボンネットバスの形をした「ネコバス」、壁の穴から飛び出してくる「まっくろくろすけ」など、丸みを帯びた形や質感を思わせる描写が、かわいらしさを感じさせるのでしょう。■崖の上のポニョ(タイ/30代後半/女性)■崖の上のポニョ(イスラエル/30代後半/女性)2008年7月公開。絵コンテを宮崎駿、作画監督を近藤勝也、高坂希太郎、賀川愛らが担当しました。海沿いの町を舞台に、「人間になりたい」と願う魚の子ポニョと、5歳の少年宗介の交流を描く物語です。童話「人魚姫」を参考としながらも日本を舞台に変え、西欧的かつキリスト教的な要素が出ないようにしたのだとか。構想は広島県の鞆の浦にこもって行われ、海や波の描写に特に力を入れて制作されています。また作画をすべて手書き(彩色、撮影はデジタル)で行っており、その結果、絵が素朴なタッチとなって、それまでの作品とは異なる新しい印象が生まれました。現在は金魚のような形のポニョですが、アイデア段階ではカエルに似た魚の形で、人間になった時の髪や衣装なども大きく違っていたそう。もしこちらのデザインで進められていたら「かわいい」というイメージにはならなかったかも!?■魔女の宅急便(トルコ/30代前半/女性)■魔女の宅急便(台湾/40代前半/男性)1989年7月公開。原作は角野栄子「魔女の宅急便」、絵コンテは宮崎駿と近藤喜文、作画監督を大塚伸治、近藤勝也、近藤喜文が担当しました。田舎から都会に上京した少女・キキが魔女の力を使い、相棒の黒猫ジジや町の少年トンボたちと成長していくストーリーです。キキの髪型は、初期はロングヘア、ふたつ括り、金髪などいろいろな設定があったものの、結果的に現在のショートヘアと赤いリボンに。描写の難しさから決まった形とは言え、暗色ワンピースのよいアクセントになっています。背景は、ストックホルムやゴットランド島ヴィスビュー、アイルランドなどさまざまな街を参考に描かれているそう。ちなみに、ヤマト運輸が制作に名を連ねているのは、この作品を制作する際に「宅急便」が同社の登録商標と判明しスポンサー要請を行ったから。最初は難色を示していたものの、黒猫が登場するとのことで許可が下りたのだそうですよ。ちょっと気になる小ネタです。■千と千尋の神隠し(フィリピン/40代前半/女性)2001年7月公開。アカデミー賞受賞や日本歴代興行収入第1位など、国内外で評価の高かった作品です。絵コンテを宮崎駿、作画監督を安藤雅司/高坂希太郎/賀川愛の3名で担当。少女・千尋が迷い込んだ神様の町での出来事を、謎の少年・ハクや町の住人たちの交流とともに描いています。千尋やハクはキリッとしたりりしさの反面、稚児衣装をまとった年代らしく時に子どもらしさを見せるので、かわいらしさがより感じられるのでしょう。また、ぽってりとしたおなかがかわいいネズミやオオトリ様、一見グロテスクながらユーモラスさもある湯婆婆や坊など、幅広い「かわいさ」を見せる作品とも言えます。■耳をすませば(ブラジル/20代後半/男性)1995年7月公開。原作は柊あおいの同名マンガで、絵コンテを宮崎駿と近藤喜文が、作画監督を高坂希太郎が担当しました。内容は、本を介して進む、本好きの14歳・雫とヴァイオリン職人を目指す聖司の恋愛成長譚。背景には東京の多摩市と武蔵野市の描写が多く、聖蹟桜ヶ丘駅西口広場には「耳をすませばモデル地案内マップ」が設置されているほどです。14歳の女の子のフレッシュさ、想像の世界のファンタジックさはもちろんですが、電車に乗り込んできたムーンや人形の「バロン」など随所に登場する猫も「かわいさ」を感じさせるひとつの要素。毛並みやまるまるとした形に思わず顔がほころびます。■メインの動物(韓国/40代後半/男性)ジジやぽんぽこ、トトロ(は動物ではないですが…)など、ジブリの描く動物はみなユーモラスさや哀愁まで表現する豊かさを持ちつつ、全体的にはかわいらしいという印象。それが、子どもから大人まで心を惹きつける要素のひとつになっているのでしょう。また、各作品の項でもご紹介したように、やわらかそう、ふかふかしそう…などの質感が伝わる描写もポイント。作品全体を通してかわいらしい印象を与えてきたことが、本回答からは伺えます。回答がばらけた「かっこいいと思うジブリ作品」とは異なり、トトロが圧倒的な票を集めた今回のアンケート。「魔女の宅急便」や「耳をすませば」など、猫こがポイントになる作品が挙がっているのもポイントです。フカフカした質感や丸みを帯びた動物にかわいらしさを感じる感覚は万国共通なのですね。
2014年10月15日『スタジオジブリ交響曲集』がアメリカでLP化され、7月26日より発売元のモンド(MONDO)のオフィシャル・サイトで販売がスタートする。LPは2005年にリリースされたチェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団による『チェコ・フィルプレイズ スタジオジブリ交響曲集』を基にしており、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『猫の恩返し』、『ホーホケキョとなりの山田くん』からの楽曲を2枚のLPに収録。また、アートワークは個性的な映画ポスターアートで注目を集める人気アーティストのタイラー・スタウト(Tyler Stout)によるもので、『ハウルの動く城』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』による3パターンのジャケットで発売(収録曲は同じ)。『ハウルの動く城』盤はパープルとピンク、『もののけ姫』盤はレッドとブルー、『千と千尋の神隠し』盤はイエローとグリーンのカラー・バイナルとなる。完全限定生産で、それぞれ価格は30ドル。30cmのLPジャケットにタイラー・スタウトが感じたジブリの世界観が投影されている。MONDOは独自にデザインした映画ポスターやサウンドトラックを販売しているテキサス州のアートブティック。上映中の私語は厳禁というユニークなシステムと本格的なディナーとドリンクを提供することで知られる映画館のフランチャイズ・チェーン、アラモ・ドラフトハウス(alamo-drafthouse)が運営している。
2013年07月25日2001年に公開され、日本国内での歴代興行収入史上最高額(2011年12月1日現在)である300億円超を記録した、スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』の花札が株式会社ムービックから12月下旬に発売される。物語の舞台となった「油屋」の世界観を48枚の札に描いた本アイテムは、遊ぶのはもちろん、アートとして飾っても『千と千尋の神隠し』の世界を堪能できる。あのシーン、あのキャラクターが48枚の札で再現!各札には油屋のキャラクターやシーンが盛り沢山。「荻野千尋」の名前が湯婆婆に取られるシーンを再現した桜の赤タンや、インパクト大の湯婆婆の桐20点札など、作品の世界観が凝縮された一品。見ていて飽きない、遊び心あふれるデザインとなっている。一枚一枚に「油屋」の世界観が・・・「『油屋』を舞台としたアイテムなのだから、札に登場するシーンやキャラクターを全て、油屋に集う八百万の神々たちにしよう!」というコンセプトの本アイテム。当初のデザインでは転校前の友人が千尋に宛てた手紙(=現実世界のアイテム)だった部分を、油屋で登場する金の山に変更したり、その上で花札の基盤を崩さないようなキャラクターの配置を考えたりなど、何度もスタジオジブリとムービック担当者がやり取りを重ねて、千尋の世界観を活かした花札を完成させた。「ボクも欲しい!」と鈴木プロデューサーも大絶賛!監修を行ったスタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーは「すごい!ボクも欲しい。」「よく出来ました。」と本アイテムにコメントを寄せ、そのまま宮崎駿監督に見せに行ってくれたほど大絶賛したという。宮崎監督のお気に入りは雨札の「カオナシ(暴走時)」だそう。作品世界を活かしたアイテムに監督も喜んでいたという。老舗かるたメーカーが昔ながらの技法で製造した逸品製造元は1800年(寛政12年)創業の大石天狗堂。現存するかるたメーカーで、最も歴史あるメーカーだ。札の表面の縁をくるむ裏紙が均一になるように裏紙の角を落としていく「角切り」、裏紙と本体を貼り合わせる「ヘリ返し」など、一枚一枚職人が丁寧に作り上げている。そのため、一日に作れる数に限りがあり、まさに貴重な逸品となった。みんなが集まるお正月に遊ぶぴったりのこのスペシャルアイテム、お子さまも喜ぶこと間違いなしだ。ジブリファンのみならず一度は手にしてみたい?!============================『千と千尋の神隠し』花札 通常版(2011年12月末発送予定)・税込3,150円・全48枚・昔ながらの一行つづりのケース入・ケース天面に湯婆婆のシール付・『千と千尋の神隠し』オリジナル役の説明を組みこんだ英・和訳の説明書付・花札本体サイズ約5.4×3.4㎝・ケースサイズ約縦6.4×横4.2×高さ4.6cm============================『千と千尋の神隠し』花札 額装版(2012年2月上旬発送予定)・税込16,800円・全48枚の札をアクリルプレートに並べ、黒の木製フレームにセット・背景:黒布マット【額装版特典】①スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーのコメント入り認定書(シリアルナンバー入り)②『千と千尋の神隠し』のタイトルロゴを彫り込んだ真ちゅう製プレート(額に貼りつけ可能)・額装サイズ約縦44.5×横36.8×厚さ2cm============================プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年12月16日16日(金)にスタジオジブリ作品『ハウルの動く城』と『ゲド戦記』のブルーレイディスクが発売になるのを記念して、15日から無料でダウンロードできるデジタルフリーペーパー「電子ジブリぴあ」の配布が開始された。電子ジブリぴあの画像「電子ジブリぴあ」はスタジオジブリの創作の視点や発送の原点に迫る内容で、鈴木敏夫プロデューサー、『ゲド戦記』を手がけた宮崎吾朗監督、ドワンゴ会長にしてスタジオジブリプロデューサー見習いの川上量生氏による鼎談や、『ゲド戦記』や『コクリコ坂から』で主題歌と声の出演を担当した手嶌葵のインタビュー、ブルーレイの制作秘話などを掲載。また、「大のジブリファン」という、きゃりーぱみゅぱみゅのインタビューなどが掲載されている。鈴木氏らの鼎談では、公開時に賛否両論があった『ハウル…』と『ゲド…』について鈴木氏と宮崎吾朗監督が“今だから話せる”裏話や、作品に対する分析を展開。宮崎駿監督を父にもつ吾朗監督が、『ハウルの動く城』に潜む、宮崎駿監督の私情について語るなど、2作品をさらに深く楽しめる内容になっている。また、ブルーレイ制作秘話のページでは、奥井敦スタジオジブリ映像部部長と、柏木吉一郎パナソニックハリウッド研究所所長のふたりがブルーレイの映像をいかに“スクリーンに投影された映像”に近づけたかについて解説している。ちなみに表紙の題字は鈴木プロデューサーの書きおろしで、最終ページには本ペーパーのために宮崎吾朗監督が描いたオリジナルイラストが掲載されている。「電子ジブリぴあ」はPCだけでなく、スマートフォンやタブレットでも閲覧可能で専用ページから無料でダウンロードするかオンライン閲覧することができる。ブルーレイディスク『ハウルの動く城』ブルーレイディスク『ゲド戦記』価格:各7140円(税込)12月16日(金)発売発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
2011年12月15日2008年の夏、日本中に「ポニョ」ブームを巻き起こした宮崎駿監督の話題作『崖の上のポニョ』を始めとし『ハウルの動く城』、『ゲド戦記』計3作品のブルーレイディスクがこのたび新パッケージとなってあらたに発売される。「ジブリ映画をDVDよりも美しい映像で見る!」をキャッチコピーとして作られたスタジオジブリ作品のブルーレイディスク。映像の美しさもさることながら、作品の顔とも言えるパッケージにもこだわりが伺える。パッケージはそれぞれの作品のイメージカラーに、キャラクターたちの白いシルエットとタイトルロゴだけを配したシンプルなもの。そのデザイン性の高さからパッケージそのものもコレクション対象となると話題を読んでいる。『崖の上のポニョ』のパッケージは、かわいらしいポニョと宗介のシルエットを配した新デザインだ。尚、これらのブルーレイディスクを店頭で購入すると、もれなく「ジブリがいっぱいCOLLECTION オリジナル色えんぴつ 15色セット」がその場でもらえるという。お子さまが大喜びしそうな嬉しいこのキャンペーンは、ブルーレイディスク発売日の2011年11月16日(水)からスタート。賞品の在庫がなくなり次第終了となる。ジブリ大好き親子には耳寄りの情報だ。不動の人気作品を、今こそ美しいブルーレイディスクで楽しんでみてはいかだだろう。宮崎駿監督作品『崖の上のポニョ』、『ゲド戦記』、『ハウルの動く城』新パッケージ ブルーレイディスク 各7140円 発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン発売日:2011年11月16日(水)お問い合わせ:ウォルト・ディズニー・ジャパンお客様相談室 0120-866-890(月~金 10:00~18:00 ) ※祝日は除く取材/おうちスタイル編集部
2011年10月12日