数多くの大人気作品を手掛けるホラー界の帝王スティーヴン・キングによる1978年刊行の同名小説を映像化した海外ドラマ「ザ・スタンド」のDVDが、11月10日(水)に発売・レンタル開始。この度、DVD-BOXに収録される特典映像から、ウーピー・ゴールドバーグやアレクサンダー・スカルスガルド、アンバー・ハードをはじめとした出演キャストと製作スタッフが原作とドラマ版で描かれるテーマや見どころについて語るインタビュー映像が公開された。本作は、米国全土に蔓延した致死率99%のインフルエンザ・ウイルス“キャプテン・トリップス”の猛威によって人類がほぼ死に絶えた終末世界を舞台に、善と悪の2つの力に翻弄される生存者たちを襲う究極の試練と壮絶な決戦が描かれるパニック・サバイバル・スリラー。生存者たちの共同体を率いる108歳の老婆“マザー”・アバゲイル・フリーマントルを演じるのは、ウーピー・ゴールドバーグ。さらに、恐怖と欲望で人類を支配する“闇の男”ランドル・フラッグを『ゴジラvsコング』のアレクサンダー・スカルスガルドが演じるほか、ジェームズ・マースデン、グレッグ・キニア、アンバー・ハードら映画界で活躍する豪華俳優陣が集結した。今回公開されたのは、海外ドラマ「ザ・スタンド」DVD-BOXに収録される特典映像「終末の物語:原作とドラマ版」の一部で、ウーピーやアレクサンダーをはじめとした出演キャストが、キングの原作とドラマ版で描かれるテーマや見どころを明かしている。本作で善と悪の2つの力に翻弄される生存者のスチュー・レッドマン役を演じた『ソニック・ザ・ムービー』のジェームズは、「スティーヴン・キングの傑作の1つだ。出演の依頼は光栄でオファーに飛びついた」と出演できたことに笑顔を見せる。さらに、生存者たちの共同体を率いる老婆マザー役を演じたウーピーも、「(原作の)『ザ・スタンド』は40年前に読んだ。映像化して見たい作品だと思った」と原作を読んだ当時の印象をふり返る。“闇の男”ランドル・フラッグ役を演じたアレクサンダーは、「新たな黙示録の金字塔だ」と原作を高く評価。さらに、「本作が書かれた1970年代は政治不信が渦巻いていた。ウォーターゲート事件やベトナム戦争を経て冷戦が激化し、終末の到来を感じさせた。小説の内容が重なる不幸な時代だ」と当時の時代背景と原作のテーマがリンクすることを語る。一方、ドラマ版の本作では、原作で描かれている人間の内面やグロテスクな視覚的描写を忠実に再現することにこだわったという。中でも、致死率99%のウイルス“キャプテン・トリップス”に感染した人々の見た目のリアルさが追求された。原作を忠実に再現した描写について、ナディーン役のアンバーはリアルな見た目の人形を使った撮影をふり返り、グレン役で共演したグレッグも「(感染者は)首が木の幹のようになるんだ。あの姿で死にたくないね」と語り、視覚的描写のリアルさを見どころに上げた。キングの同名原作を忠実に映像化したドラマ版「ザ・スタンド」。致死率99%のウイルスの猛威により人類がほぼ死に絶えた終末世界を舞台に、善と悪の2つの力に翻弄される生存者たちを襲う究極の試練と壮絶な決戦に注目だ。「ザ・スタンド」は11月10日(水)よりDVD発売、レンタル開始。(text:cinemacafe.net)
2021年11月09日エイドリアン・ブロディ主演&製作総指揮、スティーヴン・キング原作の小説に基づいたゴシックホラー「チャペルウェイト 呪われた系譜」が、12月1日(水)よりAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて独占配信が決定(「BS10 スターチャンネル」でも12月21日より放送開始)。予告映像が初公開された。1850年、捕鯨船の船長チャールズ・ブーンは、最愛の妻を病で亡くしたのを機に、陸に戻り子育てをすることを決意。いとこのスティーヴンがメーン州の小さな町に遺した屋敷「チャペルウェイト」に移り住むが、スティーヴンらを知る町の住民からは、ブーン家は疫病神だと冷たく迎えられる。一方、幼少時のトラウマからウジ虫の幻覚に悩まされているチャールズは、いとこらのことを調べるうち、一族のある秘密を知る…。本作は、スティーヴン・キングが大学時代に執筆、1978年出版の短編集「深夜勤務」に収録された「呪われた村〈ジェルサレムズ・ロット〉」に基づいて、新たなキャラクター設定と脚色でドラマ化。『死霊伝説』シリーズの前日譚に当たるストーリーとなっている。また、自身の小説の映像化で酷評することも多いスティーヴンだが、本作に関してはプロデューサーのドナルド・デ・ラインが事前に共有した脚本を気に入って制作を承認し、初回放送後には「私が大学時代に書いた小説を素晴らしい形で、より不気味に脚色してくれた」とツイッターで絶賛した。幼い頃、父親に殺されかけたトラウマに苦しむ主人公が、親族の屋敷を相続したことで一族の秘密を知り、代々受け継がれた呪いから家族を解放するため戦う本作。前半は、新天地で苦悩する主人公とその家族をじわじわと描きスローに物語が進行するが、第4話で一転、死んだはずのある人物が衝撃の姿で現れると、そこからドラマは急展開を迎える。そして、繰り返される一族の悲劇の裏にはある書物の存在があったことが明らかになるが、その書物こそがスティーヴンの敬愛する怪奇小説家H・P・ラヴクラフトのクトゥルフ神話に出てくる魔道書「妖蛆の秘密」。スティーヴンのホラーや超自然現象もの作品が好きな人はもちろん、ラヴクラフトファンにも堪らない作品となっている。キャストには、『戦場のピアニスト』のエイドリアンが、シングルファーザーの主役を務めるほか、エミリー・ハンプシャーがブーン家の住み込み家庭教師になる新人作家レベッカ・モーガンを演じている。そして、エイドリアン演じるチャールズ・ブーンとその家族が住み始める屋敷「チャペルウェイト」の怪しげな様子が映し出された映像も公開された。「チャペルウェイト 呪われた系譜」予告編「チャペルウェイト 呪われた系譜」はAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて配信、BS10 スターチャンネルにて放送。(cinemacafe.net)
2021年10月19日スティーヴン・キングが絶賛したホラー映画『クライモリ』(2003)のリブート版『Wrong Turn(原題)』が、邦題『クライモリ』として10月15日(金)に公開されることが決定し、併せてティザー予告が解禁された。『クライモリ』(2003)は、米ウェストバージニア州の森の中で、事故に遭い道に迷ってしまった若者たちが食人一族のマウンテンマンに襲われるスプラッターホラー。ホラーの帝王スティーヴン・キングがその年の年間ベスト1ムービーに挙げて絶賛し、全米で2週連続トップ10入りのスマッシュヒットを記録し話題となった。その後シリーズ化され、14年の『クライモリデッド・ホテル』まで計6作が製作されている。そんな『クライモリ』に新たな息吹を与えたのは、シリーズ累計12億ドルの全世界興行収入を叩き出した『バイオハザード』を大ヒットに導いたプロデューサーコンビのロバート・クルツァー、マルティン・モスコヴィッツ。無法地帯となった終末世界を描いたバイオレンス映画『ザ・ドメスティックス』で注目を集めた新鋭マイク・P・ネルソンが監督をつとめ、第1作の脚本を担当したアラン・B・マッケルロイが再び参加した。主人公ジェン役には、「スペイン出身のスーパーモデル兼女優のシャルロッテ・ベガ。ジェンの父親役に、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」『フルメタル・ジャケット』などの演技派マシュー・モディーンが起用されている。このたび解禁されたティザー予告では、禁断の森に足を踏み入れた若者たちが次々と恐怖の罠に襲われていく様子をとらえており、窓の外や炎の先に見える人影と「彼らに社会のルールは通用しない」というセリフがマウンテンマンの不気味さを一層際立たせる。『クライモリ』は10月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年07月19日東京・上野の森美術館で『キングダム展 -信-』が開かれています。会場には、大人気漫画『キングダム』の生原稿や新作イラストなど多くの作品が集結。臨場感あふれる展示の様子や、作品を鑑賞した俳優の山﨑賢人さんのコメントもご紹介!山﨑賢人さんも鑑賞!『キングダム展 -信-』【女子的アートナビ】vol. 211この展覧会では、『週刊ヤングジャンプ』で連載中の漫画『キングダム』の直筆生原稿や描きおろしのイラストなどを紹介。本展は作者の原 泰久氏が全面監修され、原画だけでなく巨大グラフィックや音響効果も加わり、感動の名場面を全身で体感できる展示構成になっています。『キングダム』の舞台は、紀元前の中国春秋戦国時代。中華統一を目指す若き王と、「天下の大将軍」を目指す少年がさまざまな戦いを繰り広げながら夢に向かっていく物語です。テレビアニメでも放映され、劇場版実写映画も大ヒット。この映画で主人公の信(しん)を演じたのが、俳優の山﨑賢人さんです。山﨑さんは開幕前に展覧会を鑑賞し、「展示を見て何度も泣きそうになりました。美術館という空間に、漫画を読むのとはまた違う原画展ならではの世界が広がっていて、没頭してしまいました」とコメント。さらに「新たに描きおろされた作品もどれも魅力的で、信が王騎の矛を受け取る絵の前に立った瞬間、目が離せなくなって立ち尽くしてしまいました。『キングダム展 -信-』というタイトルの通り、信の成長を感じることができる構成で、信を演じた自分にとって本当に幸せな空間でした」と感想を述べました。山﨑さんと一緒に鑑賞!では、山﨑さんの鑑賞風景写真とともに主に前半部分の展示をご紹介していきます。「第0章無名の少年」では、物語の始まりの部分にフォーカス。信と漂(ひょう)が夢を語り合うシーンや別れのシーンを見ることができます。上の写真は、作品の前に立つ山﨑さん。映画の最初のシーンがよみがえってきてドキドキします。続く「第1章蛇甘(だかん)平原の戦い」では、巨大な描きおろしの戦場パノラマで臨場感あふれる場面を再現。モノクロ原画19点と描きおろし4点が展示されています。「第2章秦の怪鳥」では、物語で重要な役割を果たす天下の大将軍・王騎(おうき)の描きおろし原画が登場。高さ約3メートルもある巨大な和紙パネルを見ると、思わず「でかすぎ!」と叫びたくなります。王騎と出会ったときの信と同じ気持ちを味わえます。山﨑さんが立ち尽くした場面は…「第5章受け継ぐもの」では、王騎の最期のシーンが登場。さらに、王騎の想いを受け継ぐ信の姿が描きおろし原画で表現されています。信が王騎の矛を手にして涙する場面は感動的。山﨑さんもこの作品の前で立ち尽くしてしまったそうです。「第8章函谷関(かんこくかん)の戦い」では、楚(そ)・趙(ちょう)・魏(ぎ)・韓(かん)・燕(えん)の5国が合従軍となり、秦に侵攻する場面が出てきます。2021年6月現在、NHK総合で放映中のテレビアニメ『キングダム』第3シリーズでも、ちょうど函谷関の合戦部分を放送しています。自分の好きなアニメシーンを原画で探してみるのも楽しいですよ。会場では各国の武将同士の戦いが色で分けて展示されているので、とてもわかりやすいです。太鼓のリズムが流れるなか、名場面を原画とグラフィックで堪能できます。ほかにも、原 泰久氏の貴重な資料や、登場人物画像の一覧も展示されており、キングダムの世界を存分に味わえます。最後に、原氏のコメントをご紹介。「ようやく開幕を迎えることができたいへん嬉しく思います。この展覧会は、信の物語を“空間”で体感できる内容にしました。原画や描きおろし、巨大グラフィックを一緒に鑑賞することで、原作コミックスを読むのとはまた違う体験を楽しんでもらいたいです。展示作品の数も非常に多いので、一度と言わず、何度も足を運んでもらえたらと思います(笑)」ぜひ、美術館を訪れて物語の世界を体感してみてください。会期は7月25日まで。取材・文:田代わこInformation会期:~7月25日(日)会場: 上野の森美術館開館時間: 10:00~20:00 ※最終入館は閉館の1時間前まで休館日:会期中無休 ※全日日時指定制観覧料: 日時指定券一般¥2,500、大学生・専門学生¥2,000、小中高生¥800
2021年06月29日スティーヴン・スピルバーグ監督の製作会社「アンブリン・パートナーズ」がNetflixと提携し、複数の映画製作を行うことが明らかになった。Netflixのツイッターが「伝説的なフィルムメーカーの会社が、Netflixに各年複数の新作映画を製作することになりました。とてもワクワクしています」と発表した。Netflixの共同CEOテッド・サランドスは「スティーヴンは、クリエイティヴで明確なビジョンを持ったリーダーです。世界中の多くの人にとってそうであるよう、私も彼が作り出した思い出深いキャラクターや物語を見て育ちました。刺激的で気付きを与えてくれる、不朽の作品です。『アンブリン』のチームと一緒に働くのが待ちきれません。スティーヴンの映画の歴史において、この章では私たちがその一部になれる。光栄で心が躍ります」とコメント。スピルバーグ監督といえば2019年、Netflix作品はオスカーではなく、エミー賞で選考されるべきだと発言して話題となった。同年のオスカーで、アルフォンソ・キュアロンが監督したNetflix映画『ROMA/ローマ』が監督賞、外国語映画賞、撮影賞を受賞したことがきっかけだった。スピルバーグ監督は、映画芸術科学アカデミーの役員会で、「Netflix作品には出品資格がない」というルールを設けるよう提案もしていた。そのため、一部のファンは「Netflixのことが嫌いなんだと思っていた」「お金の力ってすごい…」と辛らつなコメントを寄せている。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年06月22日ファストフード店『バーガーキング』がお気に入りだった、茉森晶(@Matumori)さん。週に1回の楽しみにしていたそうですが、ある日、店を訪れると閉店していました。さらに、閉店を告げる貼り紙には悲痛な内容が書かれており、Twitterに投稿したところ反響が上がっています。こちらの写真をご覧ください。誠に残念ながら当店は閉店せざるをえない状況となってしまいました。申し訳ございません。現在、近隣エリアに移転先物件を必死で探しております。物件をご紹介いただける方はぜひ下記までご連絡ください。週一くらいの楽しみにしてたバーガーキングが閉店してた……つらい。しかし「物件を必死で探しております」「ご紹介いただける方は……」とか、こんな悲痛な閉店告知見たことない。近くで復活しますように…… pic.twitter.com/vjJP1WYEOQ — 茉森晶 (@Matumori) April 7, 2021 閉店の告知とともに書かれていたのは、必死に移転先の物件を探しているという報告!貼り紙には「物件情報募集中!」と、飲食店の閉店の貼り紙では見かけない文言まで書かれていました。投稿には「誰かいい物件を…」「何があったんだろうか」「思い出の地だったのに…」と悲しみの声がたくさん寄せられています。早くいい物件が見つかり、再び多くの人が来店できるようになるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月10日『ハッピー・デス・デイ』監督とブラムハウス・プロダクションズが贈る、入れ替わり(ボディスイッチ)ホラー『ザ・スイッチ』から、主演キャスリン・ニュートンが“ホラー映画で生き残るための9つのルール”をプレゼンする特別映像が解禁された。今回解禁されたのは、本作で冴えない女子高校生と(スイッチした)中年殺人鬼を巧みに演じ分けたキャスリンが、“ブラムハウスお墨付き”ともいえるホラー映画で生き残るための9つのルールを伝授する特別映像。ルール1:鏡は見ちゃだめ!まさか鏡の中の自分が、自分を刺した殺人鬼の姿になってるなんて!?女子高校生が憑依したようにしか見えないヴィンス・ヴォーンの演技は、ホラー界の帝王スティーヴン・キングが「クソ素晴らしい!」と絶賛するほど。ルール2:朝食はしっかり食べる/ルール3:カッコよくキメる一方、女子高校生になった殺人鬼は朝食をがっつり食べ、真っ赤なライダースを颯爽と着こなす妖艶な殺人鬼に大変身。いままでにできなかった殺戮を実行するのみ!ルール4:親友とは仲良く/ルール5:でも拘束しちゃだめホラー映画に親友の存在は欠かせない。だけどその親友の中身が殺人鬼になっていることもあるのがこの世界!周囲に言っても信じてもらえるはずがないので、拘束したらむしろ恨みを買ってしまうかも…!?ルール6:ナイフで遊ばない/ルール7:持久力を高めて/ルール8:イジワル女にならない主人公の悪口を言うキャラは、すぐに殺られるのがホラー映画の摂理。それを知っておけば、恐怖を避ける生き方が見つかるはず!?ルール9:刺されない!そして何より、最後にして最大のルールは何をおいても刺されないこと!殺人鬼が憑依し、情け容赦なく手をかける新たなホラーアイコンを演じ、多くの人々を標的にしたキャサリンが言うからこその説得力だ。『ザ・スイッチ』は4月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・スイッチ 2021年4月9日より全国にて公開© 2020 UNIVERSAL STUDIOS
2021年04月06日『クワイエット・プレイス 破られた沈黙(原題:A Quiet Place: Part II)』の日米同時公開日が5月28日(金)に決定した。それに伴い新場面写真も解禁されている。2018年に全米で大ヒットした映画『クワイエット・プレイス』は全米累計興収1億8800万ドル以上を稼ぎ出し、2018年度No.1ヒットホラー(BoxOfficeMojo調べ)となった。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では驚異の「95%Fresh」と大絶賛され、90分間“呼吸の音さえ恐怖に変わる”劇場の緊張感が、新たな映画体験だと『IT / イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の原作者スティーヴン・キングや『デッドプール』のライアン・レイノルズなどの著名人からSNS上で作品を絶賛を受け、ホラー映画史に残る社会現象を巻き起こした。日本でも「音を立てたら、即死。」という斬新なコンセプトで新しいアトラクション的な体感型映画だと話題を集めた本作の続編が『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』である。舞台は音に反応して人々を襲う“何か”の襲来によって、文明が滅び荒廃してしまった世界。前作で息子・ボーと夫・リーを亡くした母・エヴリン(エミリー・ブラント)は、産まれたばかりの赤ん坊とふたりの子供たち(ミリセント・シモンズ、ノア・ジュプ)を連れ、燃えてしまった家を後に新たな避難場所を探しに出発する。新たな謎と脅威に溢れた外の世界で、いつ泣き出すかわからない赤ん坊を抱えさまよう一家は“何か”の襲撃から隠れ、音を立てずに、生き残る事が出来るのか。出演キャストは前作同様、母親・エヴリン役を実力派女優エミリー・ブラント、自身も役柄と同じ聴覚障害を持つミリセント・シモンズと『フォードVSフェラーリ』のノア・ジュプが娘・リーガン役と息子・マーカス役で続投。そして実生活でもエミリーと夫婦であり、夫・リー役&監督をつとめたジョン・クラシンスキーが今作でもメガホンを取る。さらに新キャストとして『ダンケルク』のキリアン・マーフィ、『キャプテン・マーベル』のジャイモン・フンスーが加わった。この度公開された画像では、エミリー演じるエヴリン、ミリセント演じるリーガン、ノア演じるマーカスらが、赤ん坊を抱きながら外の世界へと必死で突き進んでいく姿が収められている。さらには、キリアン演じる新キャラクターのエメットがマーカスを肩に担いだ怪しげなカットや、ジャイモン演じる謎の生存者が鋭く眼光を輝かせているカットも明らかに。一家が出会う生存者たちは敵か、または味方か。そして彼らの目的とは。激しさを増す”何か”の襲撃に新たな謎と恐怖が加わり、観ているこちらも思わず息を潜めてしまう極限の緊張感を予感させる。『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』5月28日(金)公開
2021年03月29日『アス』『ゲット・アウト』のブラムハウス・プロダクションズが放つ、“入れ替わり(ボディスイッチ)ホラー” 『ザ・スイッチ』が4月9日(金)より公開。本作は、ハリウッドを席巻するジェイソン・ブラムと『ハッピー・デス・デイ』シリーズのクリストファー・ランドン監督の強力タッグ。北米ではコロナ禍にも関わらず2週連続の全米NO.1、累計興行収入はインターナショナルふくめて930万ドルに到達するなど大ヒットした。2020年は日本でも『犬鳴村』『事故物件恐い間取り』『ミッドサマー』などのホラー作品がヒットし、ホラー映画旋風が巻き起こったが、ブラムハウス・プロダクションズによる『透明人間』や『ザ・ハント』など“ユニバーサルホラ”ーの公開も目立った。2021年もこの勢いはとどまることなく、2月の『樹海村』をはじめ、「ハロウィン」シリーズ最新作の『Halloween Kills』(原題)やM・ナイト・シャマラン監督の最新作『OLD』(原題)など話題作も多数予定され、さらにはライアン・ゴズリングを主演に迎えた『狼男』のリブート企画が進行中と報じられている。そこで、日本公開が近づく注目のホラー映画をまとめてみた。『ウィッチサマー』3月19日(金)公開サム・ライミ絶賛の最恐ホラー父の家でひと夏を過ごす17歳の少年が、隣の家で次々に起こる不可解な現象を不審に思ううちに、その母親の身体に憑依した邪悪な魔女の正体が浮かび上がり、おぞましい戦いが描かれていく。映像美も兼ね備える緊張感に満ちた演出、観るものを驚かせる緻密な脚本など、異様な恐怖と面白さが共存した本作は、全米ではなんと『アバター』以来となる驚異の6週連続1位を獲得するなど、社会現象となるほどのヒットを飛ばした。監督・脚本は、長編デビュー作の『ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春』(11)が世界中で絶賛された、ブレット・ピアース&ドルー・T・ピアース兄弟。『死霊のはらわた』シリーズで知られるサム・ライミ監督が「最高に面白い!近年で最もユニークで怖いホラー!」と太鼓判を押す大注目の1本。『ザ・スイッチ』4月9日(金)公開史上最悪の“入れ替わり”ホラー女子高生のミリーは、家では夫と死別した悲しみを紛らわすかのようにアルコールに溺れる母と、警察官の姉の板挟み。学校では、嫌がらせのターゲットにされ、我慢を強いられる日々。親友のナイラ、ジョシュと過ごす時間が、わずかな慰めだった。あの日の夜、無人のグランドで、母の迎えを待っていたミリーに邪悪な影が忍び寄る。連続殺人鬼ブッチャーが、鳴り響く雷鳴とともに短剣を突き刺したとき、異変が起こる。その夜ふたりは入れ替わってしまった!『名探偵ピカチュウ』『スリー・ビルボード』に加え、マーベル「アントマン」シリーズの最新作への出演も発表された次世代トップ女優キャスリン・ニュートンと、『ドッジボール』や『サイコ』などで知られるヴィンス・ヴォーンが、入れ替わる2人を時に恐ろしく、時にユーモアたっぷりに見事な熱演を披露。「ハッピー・デス・デイ」シリーズに続き、製作のジェイソン・ブラムとクリストファー・ランドン監督のコンビが再タッグ。連続殺人鬼と高校生の史上最悪の入れ替わりという斬新な設定で描かれるストーリーに注目。『スプリー』4月23日(金)公開SNS時代の新たなジェットコースタースリラーSNSフォロワーを増やしたい一心で、ライドシェアドライバーが恐ろしいアイディアを実行する物語。彼は、乗客に手をかける様子をライブストリーミング配信するが、その動画はつまらないと評価され、フェイクの疑いもかかるなど全く盛り上がらない状況…。怒りの矛先は、乗客のみならず拡散に協力をしないインフルエンサーにも向けられていく。SNS時代の恐怖と不条理を描くジェットコースタースリラー。日本でも“迷惑系”ともいわれる配信者の存在がニュースを賑わせているが、狂気の配信者が暴走していく物語はまさに新時代のホラーであり、ホラー映画の目利きに長けるサンダンス映画祭を熱狂させたように完成度も随一。Netflix「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズのジョー・キーリーによる、現代社会を生きる若者の心のひずみを見せつけるサイコな快演も見どころ。『クワイエット・プレイス破られた沈黙』2021年/全米5月公開ホラー映画史に残る大ヒット“沈黙”サバイバルホラー続編世界は、音に反応し人間を襲う何かによって荒廃していた。夫のリー(ジョン・クラシンスキー)と家を失ったが、かろうじて生き延びた妻のエヴリン(エミリー・ブラント)は赤ん坊と2人の子(ミリセント・シモンズ、ノア・ジュープ)と一緒に、新たな避難場所を探しに行く――。全米累計興収1億8800万ドル以上というホラー映画では類を見ない大ヒットを記録した『クワイエット・プレイス』の続編。生き延びた母子が、新たな脅威に遭遇する。前作に続きジョン・クラシンスキーがメガホンを取り、母役のエミリー・ブラント、娘役のミリセント・シモンズ、息子役のノア・ジュープが続投。新たに『ダークナイト』『ダンケルク』などのキリアン・マーフィ、『ブラッド・ダイヤモンド』『キャプテン・マーベル』などのジャイモン・フンスーが出演する。スティーヴン・キングも絶賛し、社会現象級大ヒットとなったサバイバルホラーがさらなる“沈黙”とスケールで再び帰ってくる!“入れ替わり”から“正統派憑依系”、“新時代系”、“サバイバル”とタイプも様々、どのホラー作品も見逃せない。『ザ・スイッチ』は4月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クワイエット・プレイス 破られた沈黙 2021年 全国にて公開©2020 Paramount Pictures. All rights reserved.ザ・スイッチ 2021年4月9日より全国にて公開© 2020 UNIVERSAL STUDIOSスプリー 2021年4月23日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2020 Spree Film Holdings, LLC. All Rights Reserved.ウィッチサマー 2021年3月19日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© Cailleach Productions, LLC
2021年03月20日先日、『ミナリ』の演技が評価され、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたスティーヴン・ユァンが、同作を製作したA24と今度はテレビドラマでタッグを組むことが決定した。「Deadline」などが報じた。スティーヴンはコメディアンのアリ・ウォンとともに主演&製作総指揮を務める。現時点でのタイトルは未定だが、1話30分、全10話のコメディドラマになるという。スティーヴンがドラマにレギュラー出演するのは、「ウォーキング・デッド」以来となる。クリエイター・ショーランナー・脚本を務めるのは、スティーヴン&アリが声優で共演したNetflixのアニメドラマ「トゥカ&バーティー」で脚本を執筆したイ・ソンジン。最近のA24は、映画だけでなく「ラミー 自分探しの旅」や「ユーフォリア/EUPHORIA」など、ドラマ作品でも高い評価を受けている。映画に関しては『ミナリ』がアカデミー賞で作品賞を含む6部門でノミネート。スティーヴンはアジア系アメリカ人として初めて主演男優賞にノミネートされた。史上最高齢でのノミネートとなったアンソニー・ホプキンス、故チャドウィック・ボーズマン、リズ・アーメッド、ゲイリー・オールドマンと競い、アジア系アメリカ人初の主演男優賞獲得となるかに注目が集まる。(Hiromi Kaku)■関連作品:ミナリ 2021年3月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24
2021年03月18日春は新たな生活の始まりでもあると同時に、少し切ない『別れの季節』でもあります。そんな春に見たい、出会いと別れを描いた感動映画をご紹介します。思わず涙があふれる『別れ』が印象的な名作E.T.まず紹介したいのは、1982年公開の名作SFファンタジー映画『E.T.』です。名匠スティーヴン・スピルバーグ監督と、名作曲家ジョン・ウィリアムズが送る少年と宇宙人の交流を描いた本作。第55回アカデミー賞で4部門受賞という快挙を成し遂げ、全世界で爆発的な大ヒットを記録しました。心優しいエリオット少年と、穏やかな心を持つE.T.がドタバタ劇の中で友情を育んでいくさまを見ていると、思わず自分もE.T.と友達になったような気持ちにさせられることでしょう。E.T.を故郷に帰すため別れることになるラストシーンは、涙なくしては見られません…。スタンド・バイ・ミー次は、1987年に公開された、青春映画の金字塔と名高い作品である『スタンド・バイ・ミー』です。モダンホラー小説の巨匠であるスティーヴン・キングが描いた感動の青春ドラマを、ロブ・ライナー監督が手がけた本作。旅に出る少年たちが繰り広げる笑い、喧嘩、涙…あれだけ仲が良かった友達同士は、学年が変わるごとに徐々に疎遠になっていき、大人になる頃にはそのすべてが輝いて見えます。『出会いと別れがあるからこそ人生は輝く』と教えてくれる名作映画ですね。グッド・ウィル・ハンティング旅立ち次は、1998年公開の映画で、歳の離れた2人が主人公の『グッド・ウィル・ハンティング旅立ち』です。公私ともに仲のよい人気俳優マット・デイモンとベン・アフレック。2人が共同で脚本を執筆し、見事、第70回アカデミー賞で脚本賞を受賞したことでも知られています。脚本のみならず出演も果たした2人に加え、名優ロビン・ウィリアムズの名演も光る傑作ドラマです。愛を知らぬ天才のウィルと、過去に妻を亡くした心理学者のショーン。年齢の離れた2人が、徐々に交流を深め、忘れ得ぬ人生の盟友になって行くさまを繊細な演出で描かれています。列車に乗った男次は、2004年公開のフランス・ドイツ・イギリス・スイスが合作した重厚な人間のドラマを描いた映画『列車に乗った男』です。フランス映画の名匠パトリス・ルコント監督による、ほろ苦い人生の終点を描いた本作。主人公の1人である初老の男性・マネスキエを演じるのは、名優ジャン・ロシュフォール。もう1人の主人公・ミランをフランスの国民的ロックシンガーであり俳優のジョニー・アリディが好演しています。アンダーグラウンドの世界で生きてきたタフガイのミランと、教師として堅実に穏やかな人生を歩んできたマネスキエ。物語の終盤、運命の日を経て入れ替わったように映る2人の人生を見ていると、人生における他人との出会いと別れは、大きく運命を揺り動かすことを改めて思い知らされます。エターナル・サンシャイン最後は、2005年公開の美しくおしゃれな映像で胸を打つ、少し不思議なラブストーリー映画『エターナル・サンシャイン』です。おしゃれで唯一無二の映像美を得意とするミシェル・ゴンドリー監督がメガホンを取り、ヒロインに映画『タイタニック』でお馴染みのケイト・ウィンスレットを起用した本作。また、コメディ映画『マスク』でお馴染みの、俳優ジム・キャリーを主人公に迎えた点も本作の見どころの1つといえるでしょう。笑いを一切封印した彼の繊細な演技は必見です。出会った当初は燃えるようにお互いを愛していた2人も、いつしかすれ違い別れてしまうもの。しかし、その思い出には色褪せぬ光が詰まっています。別れを経て、互いに完璧な理解を得られないと理解している2人が選ぶラストは、見る人の胸に温かな成長を感じさせてくれるはずです。人生には、出会いと別れがつきもの。しかし、それを繰り返すことで、輝きを増すものなのでしょう。進学や就職などで環境が変わりやすい春だからこそ、映画を通して出会いや別れについて、今一度向き合ってみるといいかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月10日エドガー・ライトが『バトルランナー』を映画化することになった。スティーブン・キングがリチャード・バックマンのペンネームで活動していた頃の作品で、1982年に、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で一度映画化されている。今度の映画は、より原作に忠実になるようだ。脚色は、ライトとマイケル・バコールが手がける。プロデューサーはサイモン・キンバーグ。製作配給はパラマウント。ライトの最近作は、先月のサンダンス映画祭で初上映されたドキュメンタリー映画『The Sparks Brothers』。次回公開作は、コロナで延期された『Last Night in Soho』。出演はアニャ・テイラー=ジョイ、トマシン・マッケンジー。文=猿渡由紀
2021年02月22日ジェシー・アイゼンバーグとイモージェン・プーツ演じる新居を探す若いカップルが、“夢の住宅地”から抜け出せなくなるラビリンス・スリラー『ビバリウム』。スティーヴン・キングも絶賛を贈る本作から、不気味な不動産屋の不気味な内見が始まる本編映像が解禁された。今回初解禁されたのは、謎に包まれた本作の物語の始まりとなる不気味な内見シーン。トム(ジェシー・アイゼンバーグ)とジェマ(イモージェン・プーツ)が、「ようこそ」と不敵な笑みを浮かべる不動産屋マーティンに案内されたのは、夢の住宅地ヨンダーにある「9番の家」。2人はワクワクした様子で家に足を踏み入れる。マーティンを怪演するのは、「SHERLOCK/シャーロック」のジョナサン・アリス。外観も内観もミントグリーン調で統一されたその家を「ここは本物の理想の家です」と謳うマーティンはリビングの説明を始める。「ワントーンなのが実にいいね」と話すトム。だが、気になるのは暖炉の上に飾られたいままさに内見をしている“9番の家”を写した絵画だ。続いてキッチンに来たマーティンは冷蔵庫から歓迎の印にシャンパンとイチゴを差し出すが、それを「運転をするので」と断るトムとジェマ。少し残念そうな顔を浮かべるマーティンだが、その表情にはなぜかゾクッとさせられる。続いて2階の子ども部屋を案内された2人に、「お子様は?」と問うマーティン。「まだいません」と答えるジェマをそっくり真似をして「まだいません」と真剣な面持ちで繰り返すマーティンを見て、ついに2人も、何かがおかしい?と違和感を感じ始めるのであった…。悪夢の始まり……ともいえる、違和感だらけの内見シーンに、ゾワゾワしてみてほしい。『ビバリウム』は3月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビバリウム 2021年3月12日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film
2021年02月19日「ウォーキング・デッド」のグレン役で人気を博し、映画『バーニング 劇場版』では物語のカギを握る謎の男を怪演したスティーヴン・ユァンが主演し、映画賞レースを席巻中の『ミナリ』。この度、スティーヴンが演じた、アメリカンドリームを夢見る父親・ジェイコブの場面写真をいち早く入手した。1980年代、農業で成功することを夢見て、アメリカ南部のアーカンソー州に移住してきた韓国人一家を描く本作。今回解禁となった場面写真には、ジェイコブ(スティーヴン・ユァン)がアーカンソーの荒れた土地を前に少年のように目を輝かせている表情や、農作業へ打ち込む姿などが写し出されている。タイトルの『ミナリ』とは、韓国語で香味野菜のセリ(芹)のこと。たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいと言われていることから、次なる子ども世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている。優しい眼差しで息子を見つめる写真からは、「子どもたちに成功する姿を見せてやりたい」と願うジェイコブの熱い想いが溢れ出すかのようだ。スティーヴンは本作でも確かな演技力を発揮、強引なやり方に反対する妻(ハン・イェリ)との衝突や予期しない困難が降り注ぐ中、農園を作る夢の実現のために揺るぎない意志をみせるジェイコブを、泥臭くも人間味たっぷりに演じている。サンダンス映画祭でのグランプリ・観客賞受賞を皮切りに、ナショナルボード・オブ・レビューで作品トップ10に選出、助演女優賞(ユン・ヨジョン)とオリジナル脚本賞受賞など、各国の映画祭、映画賞にて早くも138ノミネート、50受賞(※TOP10選出含む/2月1日現在)を記録。現地時間2月3日(水)に発表となるゴールデン・グローブ賞では作品賞の対象外となったことに疑問の声が多く上がるほど、数多くの人の共感を呼んでおり、「『パラサイト 半地下の家族』に続きアカデミー賞で波乱を起こす作品」と注目を集めている。『ミナリ』は3月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミナリ 2021年3月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24
2021年02月03日映画芸術科学アカデミーが、第93回アカデミー賞授賞式のプロデューサーを発表した。ジェシー・コリンズ、ステイシー・シェール、スティーヴン・ソダーバーグの3人。コリンズはここ数年連続でグラミー賞、BETアワードなどの制作を担当。そのほかにも数々の授賞式やテレビ番組のプロデューサーを務め、エミー賞にノミネート経験もある。ツイッターで「このような素晴らしい機会をありがとうございます!」とアカデミーに感謝を伝えている。シェールは『エリン・ブロコビッチ』『ジャンゴ 繋がれざる者』で2度アカデミー賞作品賞にノミネートされたほか、『パルプ・フィクション』『コンテイジョン』などの多数の有名作品でプロデューサーまたは製作総指揮を務めてきた。ソダーバーグは『トラフィック』でアカデミー賞監督賞を受賞。メガホンを取った『エリン・ブロコビッチ』では、シェールとともに仕事をした。アカデミーの会長デヴィッド・ルービンとCEOのドーン・ハドソンは連名で「来るオスカーは、授賞式の可能性を再構築、そして刷新するのに素晴らしい機会です。いまの時代に直接反応を見せてくれる、夢のようなチームを結成しました」と3人を紹介している。第93回アカデミー賞授賞式は、2021年4月25日に、バーチャル開催ではなく通常通りのスタイルで開催予定。(Hiromi Kaku)
2020年12月09日ジェシー・アイゼンバーグ主演のスリラー映画『VIVARIUM』(原題)。この度、邦題を『ビバリウム』として日本公開されることが決定した。あらすじ新居を探すトムとジェマは、ふと足を踏み入れた不動産屋から、全く同じ家が並ぶ住宅地<Yonder>を紹介される。内見を終え帰ろうとすると、ついさっきまで案内していた不動産屋が見当たらない。不安に思った2人は、帰路につこうと車を走らせるが、どこまでいっても景色は一向に変わらない。2人はこの住宅地から抜け出せなくなってしまったのだ。そこへ送られてきた1つの段ボール。中には誰の子か分からない生れたばかりの赤ん坊。果たして2人はこの住宅地から出ることができるのか…。スティーヴン・キング絶賛のスリラー映画韓国映画『パラサイト 半地下の家族』のパルム・ドール受賞が記憶に新しい第72回カンヌ国際映画祭。「批評家週間」でワールドプレミアを迎えた本作は、そのチャレンジングなテーマが評価され、新しいクリエイター発掘を奨励し、フランスでの長編映画配給のサポートを受けられる、ギャン・ファンデーション賞が与えられた。さらに、『シャイニング』『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』などの原作者でもあるベストセラー作家スティーヴン・キングも本作について「この作品は私を驚かせた!上質で奇妙!」と絶賛ツイートをして話題となった。新居を探すトム役に『ソーシャル・ネットワーク』『グランド・イリュージョン』で主演を務めたジェシー・アイゼンバーグ、ジェマ役には『グリーンルーム』『マイ・ファニー・レディ』のイモージェン・プーツ。住宅地から出られなくなったうえに、突然送られてきた誰の子か分からない赤ん坊を育てることになってしまったカップルの精神が崩壊していく様を見事に演じきった。監督は、新鋭ホラー監督ロルカン・フィネガンが務める。今回届いたのは、不気味な背景とともに、トムと誰の子か分からない赤ん坊を抱いたジェマが写るカット。この赤ん坊は誰なのか、不動産屋がなぜ2人にこの住宅地を紹介したのか?謎が深まるカットとなっている。『ビバリウム』は2021年3月、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(伊藤ももこ(cinemacafe名義))
2020年12月03日気弱で冴えない女子高生と中年男の連続殺人鬼の入れ替わりを描くホラー映画『ザ・スイッチ』より、新たな場面写真が到着した。女子高生ミリーは、家では夫と死別した悲しみを紛らわすかのようにアルコールに溺れる母と、警察官の姉の板挟み。学校では嫌がらせのターゲットにされ、我慢を強いられる日々。親友のナイラ、ジョシュと過ごす時間がわずかな慰めだった。その日の夜、ミリーに邪悪な影が忍び寄る。連続殺人鬼ブッチャーが鳴り響く雷鳴とともに短剣を突き刺したとき、異変が起こり、ふたりは入れ替わってしまう。24時間以内に入れ替わりを解除しなければ、一生元の身体に戻れない――。11月13日(金)に2,472館で公開され、371万ドルを稼ぎ全米初登場No.1スタートとなった本作(BOX Office Mojo調べ)。ロッテントマトではトマトメーターが85%フレッシュ、オーディエンススコアが82%と共に高評価を獲得(11月16日19時現在)し、“ホラーの帝王”スティーヴン・キングも予告編だけで「(主演の)ヴィンス・ヴォーンはアカデミー賞もの!クソ素晴らしい!」と大絶賛している。今回公開された場面写真では、キャスリン・ニュートン演じるミリーと連続殺人鬼ブッチャー(ヴィンス・ヴォーン)が入れ替わる2人のビフォーアフターが切り取られた。見た目は中年男、中身は女子高生となったミリー。親友と自分の身体を取り戻そうとブッチャーを探す一方で、見た目はJK、中身は殺人鬼のブッチャーは、赤のレザージャケットにメイクもバッチリ決め、クラスメイトも驚くほどの大変身を遂げる。また、チェーンソーを構え、『悪魔のいけにえ』を彷彿とさせる場面写真も公開された。『ザ・スイッチ』は2021年1月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年11月18日『ハッピー・デス・デイ』シリーズ監督と『透明人間』や『アス』『ゲット・アウト』のブラムハウス・プロダクションズが贈る、“入れ替わり(ボディスイッチ)ホラー”『Freaky』(原題)が邦題『ザ・スイッチ』として公開決定。ポスタービジュアルと特報映像が解禁された。本作は、製作会社ブラムハウス・プロダクションズを牽引するジェイソン・ブラムと『ハッピー・デス・デイ』シリーズのクリストファー・ランドン監督の強力タッグによる最新作。“入れ替わり”を題材にしながらも、誰もが未体験のボディスイッチホラーは、ホラーの帝王スティーヴン・キングが大絶賛。シッチェス・カタロニア国際映画祭をはじめ、海外でも「ホラーとユーモアが絶妙なバランスで地獄のように楽しい時間」と話題を呼んでいる。この度、解禁されたポスタービジュアルには、チェーンソーを構える女子高生ミリーと、ピンク色のカバーのついたスマホを胸にあて不安そうな表情の連続殺人鬼ブッチャーの姿が。「史上最悪の入れ替わり」を如実に表現した不穏さが漂うポスターが到着。また、特報映像では、地味で退屈な高校生活を過ごしていた女子高生のミリーがある日の夜、連続殺人鬼ブッチャーに襲われ殺されてしまう…はずが、身体が入れ替わってしまうところからスタート。13日の金曜日中に入れ替わりを解かなければ一生元の姿に戻ることはできない状況の中、女子高生の姿で手当たり次第に殺戮する殺人鬼から自身の身体を取り戻せるのか!?連続殺人鬼の身体で「私の身体を返して」とすごむミリーと、「やってみな」と血まみれの女子高生の身体でチェーンソーを操るブッチャーの対決で終わる本映像は、壮絶な戦いを予感させている。出演は、『名探偵ピカチュウ』『スリー・ビルボード』で注目された【Z世代】のキャスリン・ニュートン。手当たり次第に殺戮を企てる連続殺人鬼をパワフルに演じる。一方、指名手配されている連続殺人犯ブッチャーには『ドッジボール』『ウエディング・クラッシャーズ』や『ハクソー・リッジ』など、幅広い演技が持ち味のヴィンス・ヴォーン。自らの身体を取り戻すために奮闘する女子高生を愛すべきキャラクターとしてポップに演じている。そのほか、ミリーの親友でしっかり者のナイラ役を『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のセレステ・オコナー、ジョシュ役を『ザ・ゴールドフィンチ』のミーシャ・オシェロヴィッチが演じ、親友の体を取り戻すべくミリーとともに奮闘する。なお、本日“13日の金曜日”にユニバーサル・ピクチャーズのホラー総合アカウント「ユニバーサル・ホラー公式」(Twitter/YouTubeチャンネル)が開設。本作はもちろんのこと、ユニバーサル・ホラー作品の怖くて楽しい最新作を紹介していくという。『ザ・スイッチ』は2021年1月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年11月13日『ライオン・キング』続編の監督が、『ムーンライト』でアカデミー賞作品賞受賞、監督賞にノミネートされたバリー・ジェンキンスに決定した。ジェンキンス監督はツイッターで「Deadline」の記事を引用し、『ライオン・キング』続編の監督に就任したことを報告。『ライオン・キング』は2019年に公開された作品の中で、アメリカ国内の興行収入が『アベンジャーズ/エンドゲーム』に次ぐ第2位にランクインした大ヒット作。続編の脚本は前作のジェフ・ナサンソンが担当し、すでにドラフトを仕上げたという。アニメ映画の『ライオン・キング』には、続編やスピンオフ作品があるが、実写版の続編は完全にオリジナルな物語となり、シンバが敬愛する父ムファサを含むキャラクターの神話について描かれる。『ゴッドファーザー PART II』のような、フラッシュバックを取り入れた作品になるようだ。ジェンキンス監督は「90年代に姉の幼い息子2人を育てる手伝いをしながら、(『ライオン・キング』の)キャラクターと一緒に成長してきました。アフリカから移民してきた人々の人生や魂の記録を続けるという自分の仕事を進めながら、友情、愛、レガシーを描く壮大な物語をディズニーと一緒に拡大していく。まさに夢が叶ったという感じです」とコメントしている。ジェンキンス監督がディズニー作品を手掛けるのは今作が2本目。昨年4月、ダンス界で伝説的な存在のアルヴィン・エイリーの伝記映画を監督することが報じられた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年09月30日『ライオン・キング』のプレクエル映画の監督に、バリー・ジェンキンス監督が決まった。ジョン・ファヴローが監督した2019年の映画同様、フォトリアリスティックな最新の映像技術を使って製作される。ストーリーは明らかにされていないが、ムファサのオリジンストーリーになるのではないかと推測されている。『ムーンライト』でオスカーを受賞、『ビール・ストリートの恋人たち』でも脚本部門で候補入りをしたジェンキンスは、次にコレオグラファーのアルヴィン・エイリーの伝記映画を手がける予定で、製作開始がいつになるのかはわからない。ジェンキンスは最近、Amazonで配信予定のミニシリーズ『The Underground Railroad』の撮影を終えている。文=猿渡由紀
2020年09月30日今月9月、シネマカフェでは、カナダの若き才能グザヴィエ・ドランを特集。6歳で子役としてデビューし、監督・脚本・編集、ときには主演など、ほとんど全てをこなしてしまうドラン監督は、19歳で初監督作『マイ・マザー』を手掛け、新作を発表するたびに世界の映画祭を席巻している。今回は、そんなドラン監督がメガホンを取った作品や出演作品を一挙にご紹介。監督作品鮮烈なデビューを飾った『マイ・マザー』から、日本でもスマッシュヒットとなった『わたしはロランス』、そして今月公開の最新作『マティアス&マキシム』まで、順番にチェック。監督デビュー作!『マイ・マザー』(’09)【監督・脚本・出演】ストーリーカナダ・ケベック州の町で暮らす少年ユベール・ミネリは最近、母が疎ましく思えてしょうがない。その一方で、理由もなくいら立ってしまう自分にも嫌気がさしていた。昔は大好きだった母への憎しみが日に日に増す中、ユベールは川沿いで母を偶然見かけ、その光景が幼い頃に見た情景と重なり、安心感を覚える。そんな幼少期への郷愁と折り合いをつけるべく、とある行動にでるのだが…。★Pick up!cocoユーザーの声この作品を19歳で監督主演したグザヴィエ・ドランの才能に脱帽。ガラスの十代とは言い得て妙だが、監督の繊細な美意識が全体を貫いている。画の撮り方、音楽の挿入も絶妙。美しいナルシズムにほろ酔いになる良作だった『マイ・マザー』、早熟の天才グザヴィエ・ドラン自身の半伝記的な物語。監督・脚本・主演を務め、いわば<私小説>ならぬ<私映画>ということか。青年が親離れするための衝突なのだろうが、安息の地を求めてたどり着く先が“そこしかなかった”というのが切ない。色調の美しさが印象に残る。三角関係…『胸騒ぎの恋人』(’10)【監督・脚本・編集・出演】ストーリーフランシスは、親友マリーも思いを寄せる青年ニコラを好きになる。相手の心の内を探るため悪口を言ったり、ニコラの思わせぶりな態度に揺さぶられたり。複雑な三角関係が展開する。★Pick up!cocoユーザーの声3人三様、ベクトルの方向は常に一方通行。片思いはどんな形であれ辛く、1人で悶々とする。結末をしりたいけど知るのが怖い、失うのが怖い。そんなヒリヒリした感情が痛いほど伝わってきてしまう作品現れた美少年はかつてないほど心を掻き乱し、二人の男女の境界線のようにも思える。ビンテージ感溢れる見事な色彩の中から飛び出すおし潰されそうな感情にこちらまでも魅了されてしまった。愛おしく切ないこの作品に逢えて良かったずっと自分を偽っていた――『わたしはロランス』(’12)【監督・脚本・衣装・編集】ストーリーモントリオール在住の小説家で国語教師のロランスは、美しく情熱的な女性フレッドと恋をしていた。30歳の誕生日、ロランスはフレッドにある秘密を打ち明ける。「僕は女になりたい。この体は間違えて生まれてきてしまったんだ」。それを聞いたフレッドはロランスを激しく非難。しかし、ロランスを失うことを恐れたフレッドは、ロランスの最大の理解者・支持者として、一緒に生きていくことを決意する。メイクを教え、女性の服装で生活すべきだと促すも、田舎町で生活するのは困難がつきまとう…。★Pick up!cocoユーザーの声人を愛することを正面から描いた、重い、素敵な作品。大切で愛しているのは本当なのに、セクシャルな壁がどうしても立ちふさがる。越えようともがく。その葛藤と切なさ。美しい映像と音楽。168分、見応えあり。難しい恋愛だけど、二人にしかできない特別な恋愛を切なく駆け抜ける。美しく映像が多くて好き。音楽もよくて、おもしろかったです戯曲を愛のサイコサスペンス仕立てに『トム・アット・ザ・ファーム』(’13)【監督・脚本・衣装・編集・出演】ストーリーモントリオールの広告代理店で働くトムは、交通事故で死んだ恋人ギョームの葬儀に出席するため、実家の農場に向かう。そこには、ギョームの母アガットと兄フランシスが暮らしていた。トムは到着してすぐ、ギョームが生前、母親にはゲイの恋人である自分の存在を隠していたばかりか、ガールフレンドがいると嘘をついていたことを知りショックを受ける。さらにトムは、フランシスからギョームの単なる友人であると母親に嘘をつきつづけることを強要される。恋人を救えなかった罪悪感から、次第にトムは自らを農場に幽閉するかのように、フランシスの暴力と不寛容に服していく…。★Pick up!cocoユーザーの声秀逸の出来栄えのサイコスリラー。静寂の中で高まる緊張感に最後までゾクゾク感が止まらない。なまじなホラー映画よりずっと怖いフランシスの狂気とトムの恐怖。ドラン監督は天才だわ『トム・アット・ザ・ファーム』 嘘 暴力 抑圧 不穏な空気 不在の存在 そして息苦しいほどの官能 サスペンスドラマとしての定形や、あからさまな隠喩の陰にある、解ける事のないいくつかの謎 そのアンバランスな危うさに魅了されるカンヌ審査員賞!『Mommy/マミー』(’14)【監督・脚本・衣装デザイン・編集・出演】ストーリーとある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2か月後、内閣はS18法案を可決。公共医療政策の改正が目的だ。中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案。発達障がい児の親が、経済的困窮や身体的・精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障したスキャンダラスな法律。ダイアン・デュプレの運命は、この法律により、大きく左右されることに――。★Pick up!cocoユーザーの声マイマザーを観た時に味わったこのテーマを撮ったのが弱冠18歳の男子だっていう驚愕。今度は15歳のADHD障害の息子と母の物語。1:1の正方形画面から溢れ出す躍動感とヒリヒリするエモーション。凄いめちゃくちゃで破壊的な場面が多いが見事に計算され尽くされた作品で、何から何までリアルな演出で五感を揺さぶる。特に色彩の美しさは秀逸だある家族の1日を切り取る『たかが世界の終わり』(’16)【監督・脚本・編集】ストーリー「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気作家のルイ。母マルティーヌは息子の好きだった料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹シュザンヌは、慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ2人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ、彼の妻のカトリーヌはルイとは初対面。戸惑いながらも、デザートの頃には打ち明けようと決意するルイだが、過熱していく兄の激しい言葉が頂点に達したとき、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる―――。★Pick up!cocoユーザーの声家族愛の話だが、なんか日本映画見たい。この手の話は日本映画がお得意とするものだと思っていたけど、アップの見せ方とか台詞回しとか微妙な間とか難解さとか秀逸限られた登場人物による室内劇は、俳優の演技力に依るところが大きく、誰が撮っても同じだと思っていたが・・・。フランスを代表する俳優たちの演技が素晴らしいのは当然、その演出、映像、カットが冴え渡るドラン作品豪華キャストとタッグ!『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』(’18)【監督・脚本・編集・プロデューサー】ストーリー2006年、ニューヨーク。人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが29歳の若さでこの世を去った。自殺か事故か、あるいは事件か。謎の真相の鍵を握るのは、一人の少年。それから10年の歳月が過ぎ、ドノヴァンと当時11歳の少年だったルパート・ターナーの“秘密の文通”が一冊の本として出版される。いまでは注目の新進俳優となったルパートが、100通以上の手紙の公開に踏み切ったのだ。さらにルパートは、著名なジャーナリストの取材を受け、全てを明かすと宣言するのだが──。★Pick up!cocoユーザーの声純粋な二つの魂が心無い者達に踏みにじられていく。才能ある若者が開花できずに終わるのは何ともやるせないがラストシーンに爽やかさと明るい希望が感じられる少年役のジェイコブ君が心に刺さる演技で泣かせる泣かせる。キット・ハリントンは、特徴的な含みのある笑みが複雑な感情を抱えるジョンにぴったりだった恋と友情の狭間で揺れる『マティアス&マキシム』(9月25日公開)【監督・脚本・編集・衣装・プロデューサー】ストーリー30歳のマティアスとマキシムは幼なじみ。その日も一緒に仲間のパーティへ向かうが、彼らを待ち受けていたのは、友達の妹からのあるお願い。彼女の撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった2人だが、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気付き始める。婚約者のいるマティアスは、芽生えた感情と衝動に戸惑い、一方のマキシムは、友情が壊れてしまうことを恐れオーストラリアへと旅立つ準備をする…。出演作品『マイ・マザー』や『トム・アット・ザ・ファーム』など、監督する作品で自ら出演することもあるドラン監督だが、ほかの監督作品で演技者として挑んだ作品にも注目。まず、「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2015」にて上映された短編『鏡』(’06)。本作の監督エチエンヌ・デロシアーズは、80人のオーディションの中でドランを発掘したという。15歳のドランが主人公のジュリアンを演じ、彼の思春期の多感な心の悩みや自身の性への目覚めを描いた作品だ。また、パスカル・ロジェ監督のトラウマ・ホラーの代名詞『マーターズ』(’07)。脚本に惚れこみ、出演を熱望したというサスペンス・ヒューマンドラマ『神のゆらぎ』(’14)。そして脚本を読み、「これは僕だ。僕に演じさせてほしい」と自ら出演を熱望したという『エレファント・ソング』(’14)も必見。精神科病棟を舞台にした本作は、ブルース・グリーンウッド、キャサリン・キーナーら実力派俳優が出演、たたみかけるような会話劇が繰り広げられる心理サスペンス。ドランは、他人を翻弄しつつも痛々しいまでに愛を渇望する青年マイケルを好演している。>見逃し注意!? 近年ではあの作品にも登場…また最近では、同性愛を“治す”という矯正セラピーについて描く衝撃の実話を基にした『ある少年の告白』(’18/ジョエル・エドガートン監督)。ワケありホテルを舞台にした『ホテル・エルロワイヤル』(’18・未/ドリュー・ゴダード監督)。スティーヴン・キング原作のホラー映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(’19)にも出演した。>グザヴィエ・ドランをもっと知りたい方におすすめのドキュメンタリー作品ドランの素顔に迫る奇跡のドキュメンタリー『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』。自身の映画作りへの思いやこだわり、数々の名シーン誕生秘話が語られるほか、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイなど、ドラン作品に出演した名優たちが、ドランの魅力の秘密を話す。(cinemacafe.net)■関連作品:わたしはロランス 2013年9月7日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開トム・アット・ザ・ファーム 2014年10月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンク、テアトル梅田ほか全国にて公開© 2013 - 8290849 Canada INC. (une filiale de MIFILIFIMS Inc.) MK2 FILMS / ARTE France Cinema© Clara PalardyMommy/マミー 2015年4月25日よ新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© 2014 une filiale de Metafilms inc.たかが世界の終わり 2017年2月11日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開© Shayne Laverdière, Sons of Manualグザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル 2017年11月11日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて限定公開© 2016 Tangaro – Shoot again productions – MK2 – Sons of Manual – Metafilmsある少年の告白 2019年4月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開Ⓒ2018 UNERASED FILM, INC.IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 2019年11月1日より全国にて公開©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ジョン・F・ドノヴァンの死と生 2020年3月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.
2020年09月16日以前からビヨンセの大ファンであることを公言しているアデルが、ビヨンセのビジュアル・アルバム「ブラック・イズ・キング」を絶賛している。インスタグラムで、「アートを通して、私たちは愛されているということをいつも感じさせてくれる。ありがとう、クイーン」とキャプションを付け、「ブラック・イズ・キング」を再生しているテレビの前で誇らしげに画面を指し示す写真を投稿。アデルは画面の中のビヨンセやバックダンサーたちが着用しているボディースーツとそっくりな柄のトップスを着用している。ブロンドで長いウェービーヘアという新しいヘアスタイル、大幅に減量してスリムになったボディで笑顔を見せるアデルに、ファンからは「だれかわからなかった。素敵!」「変わったね」と驚く声や、「ぼくの目の前に2人のクイーンが立っている!」と2人の歌姫が画像の中で“共演”していることに興奮する声などが寄せられた。また、セレブからも多数コメントが寄せられ、メイジー・ウィリアムズは「コラボ曲を出して」、リタ・ウィルソンは「#女性をサポートする女性」というハッシュタグをコメント欄に投稿している。2017年、「25」がグラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞したアデルは、スピーチで「私の人生においてアーティストといえばビヨンセ。彼女のアルバム『Lemonade』は私にとって記念碑のようなもの」と同部門にともにノミネートされていたビヨンセを称えた。(Hiromi Kaku)
2020年08月03日いまや世界の関心はコロナの脅威に集中しているものの、その裏ではさまざまな問題が同時に発生しているのも事実。とはいえ、ニュースではその一部しか知ることができないと感じている人も多いのでは?そこで今回は、現代の抱える闇に迫る話題作をご紹介します。それは……。予測不可能な感動作『パブリック 図書館の奇跡』【映画、ときどき私】 vol. 313記録的な大寒波に見舞われた米オハイオ州シンシナティ。ダウンタウンにある公共図書館には、寒さをしのぐために大勢のホームレスが開館前から列をなしている。そんな彼らに対して実直な図書館員のスチュアートは、寛容な態度で接していた。ところがある日、行き場を失い、命の危険を感じたホームレスたちがやむにやまれぬ事情に駆られて図書館のワンフロアを占拠してしまう。突如として勃発した大騒動に巻き込まれたスチュアートも、事の重大性を察して館長に直談判するのだった。そして、彼らは信じがたい行動に出ることに……。いくつもの“サプライズ”とともに、貧富の格差や政治的分断が深刻化するアメリカの現実をあぶり出している本作。絶賛の声が寄せられるなか、作品に並々ならぬ思いを抱いているこちらの方にお話をうかがいました。俳優で監督のエミリオ・エステベスさん!俳優マーティン・シーンと女優兼プロデューサーのジャネット・シーンを両親に持ち、弟であるチャーリー・シーンをはじめ、家族全員が俳優という芸能一家で育ったエステベスさん。80年代にはハリウッドの青春映画スターとして一躍人気を集めましたが、現在は作り手としても才能を発揮しており、今回は製作・監督・脚本・主演の4役を務めています。そこで、本作の舞台となる図書館での思い出や長年温め続けてきた念願のプロジェクトを通して伝えたい思いについて、語っていただきました。―この作品は、完成までに11年かかったそうですが、時代とともに変化していく状況などを反映しながら作っていったのでしょうか?エステベスさん確かに、その間に起きた社会情勢や出来事は反映されています。何と言っても、時間があるぶんだけ、いろいろと考えながら作れるというのはいいことでしたからね。このユーモアが実際に人に響くかどうか、笑ってもらえるか、といったことをいろいろな人に読んでもらいながら試すことができました。―脚本を書くうえで、苦労したところはありましたか?エステベスさん自ら脚本を手がけて、出演もする作品の場合、「脚本を書く時間が足りなかった」と言う人がよくいるんだけど、僕はスティーヴン・キングの教えを参考にしています。その教えとは、本をいったん書き終わったと思ったら、まず置いて、数週間経ってから再びそれを読み、そこで終わったかどうか決めるべき、というもの。僕も実際にそういうやり方をしています。時間をかけたおかげで、いまの時代に通じる作品になった―なるほど。では、11年もの歳月をかけたからこそ、描けた部分があれば教えてください。エステベスさん映画業界では「こんなに時間がかかるってことは、何か問題があるんじゃないの?」ということを言われたりするんだけど、時間が経つにつれて、より多くの人に伝わるような作品になっていると感じています。つまり、2008年に作っていたよりも、いまの時代に通じるものになったんじゃないかということです。それが、時間をかけたことのいいところだと思います。2007年に経済危機が起こって2008年はダークな時代となり、2016年にはトランプの当選でさらにダークな時期に入っていきましたが、そんなときに製作することになったのがこの作品でした。でも、いまがこんな時代になってしまうなんて思いもしませんでしたが……。―確かに、11年前といまとではあらゆる点において、大きく変わってしまいましたよね。そのなかで、ホームレスなどの生活困窮者の置かれている状況は改善されていると感じていますか?エステベスさん悲しいことに、状況が変わったとは言えないと思います。特にコロナ後は、世界的な不況に見舞われるので、予算カットの最初の槍玉にあげられるのが図書館なんじゃないかなと。僕は、シンシナティの図書館でパスポートを更新できましたが、それだけのサービスを公共図書館は与えているのに、また危険にさらされるのではないかと心配しています。子ども時代は図書館が僕のベビーシッターだった―本作は、公共図書館の元副理事が寄稿したエッセイにインスピレーションを受けたことがきっかけだったということですが、リサーチの過程で驚いたことがあれば、教えてください。エステベスさん今回のリサーチのなかで学んだのは、図書館に来る人と図書館員との会話には守秘義務のようなものがあるということ。法律で決まっているというわけではないですが、医者と患者、弁護士と依頼人の間にあるようなものに近いそうです。だから、たとえば僕がデスクで図書館員と話しているときに、誰かが何かを聞きに来たとしたら、僕はその場を離れないといけないのだとか。それくらい、彼らの間の会話というのは聖なるもので、聞いてはいけないし、他人には明かしてはいけないものなんですよ。―それは初めて聞きました。ちなみに、エステベスさんご自身にとって、図書館での忘れられない思い出はありますか?エステベスさん子どものころは、親がよく図書館に連れて行ってくれて、「遊んでいなさい」と言われていたので、僕にとっては図書館がベビーシッターみたいなところがありました。当時のことで覚えているのは、図書カードみたいにそれぞれカード式になっていた本があったり、カタログを調べたりしたこと。これは日本も一緒だと思うけど、図書館のソートのシステムに数字がいっぱいあって、そういうシステムをまず学ばないと図書館のどこにどの本があるのかわからないんですよね。確か、小学校でそういう授業があった気がするんだけど……。僕はちょっとオタクっぽい子どもだったから、「今月はこのSFの本を1冊読む」みたいなクラブに入ってたんです。なので、新しいSFが入るたびにすぐに読んでいたし、マイケル・クライトンの『アンドロメダ病原体』も5、6回読んだほど。だから、自分の学校に通い始めたころの思い出と、図書館で過ごした思い出というのは、ほぼ同じだったと言えますね。これからもみんなに声を上げていってほしい―図書館は大事な存在だったのですね。現在のアメリカについてもおうかがいしますが、人種差別などについて多くの人が声を上げている状況にあると思います。今後、どのようになっていってほしいか、思いを聞かせてください。エステベスさんまさにいま、「自分たちの声をどんなふうに使って、相手に届けたらいいのか」ということをみんなが理解しはじめているところではないでしょうか。それもあって、かつてよりも多くの人が声を上げているんだと思っています。アラブの春や香港のデモにおいても、若い人たちが声を上げていますが、沈黙することに疲弊して、本物の変化というものを求めるために自分たちが声を上げなければいけない、と考えていることの表れですよね。もちろん、その裏では経済格差がより厳しくなるところもありますが、若い人たちは「自分たちの未来は、自分たちが声を上げなければ荒れ果てて寂しいものになるんじゃないか」と感じているんだと思います。それが環境に関してでも、政治に関してででも、あるいは市民の権利を奪うような反民主的政府に対してであってもいいので、みんなに声を上げていってほしいですね。現場で印象に残っているエピソードとは?―そういう思いが、どんどんと広がっていくといいですね。また、今回の現場の様子についてもおうかがいしたいのですが、本作には、アレック・ボールドウィンやクリスチャン・スレイターといった豪華なキャストが集結しています。現場での裏話があれば、教えてください。エステベスさんアレック・ボールドウィンが何よりもすごかったのは、他の人のセリフも全部に入れて現場に来たこと。そういう人は、2度仕事をしたアンソニー・ホプキンス以来ですよ。でも、監督としてはすごく緊張するんですけどね。クリスチャン・スレイターは、今回道路に寝て、自分の“男らしさ”みたいなものを証明するシーンがあったんですけど、マイナス11度くらいのなかで準備をしてもらったんです。ただ、クリスチャンに声をかけて寝っ転がってもらったあと、しばらくして「本番にいくよ!」と合図をしたら「え?いま撮ってなかったの!?」と言われました。これまで3回一緒に仕事をしたんだけれど、これは唯一彼が怒った瞬間でしたよ(笑)。他人に対して勝手なイメージを押しつけてはいけない―そのあたりも、これから観る方には注目してほしいですね。それでは最後に、日本の観客にも本作を通じて伝えたい思いをメッセージとしてお願いします。エステベスさん僕たちは社会的に弱い立場にいる人だったり、ホームレスだったり、肌の色が違う人だったり、声なきものに対して、こういうストーリーがあるんじゃないか、と勝手に思い込んでしまうところがあります。たとえば僕の場合も、「エミリオ・エステベスはこういう育ち方をしたんじゃないか」というイメージを押しつけられたりしますからね。でも、そういうことは、誰もがやっていることだと思っています。たとえば、外を歩いているときに、自分より恵まれない方を見ると、「この人はこういうことをしたから、こうなっているんだなぁ」と思ったりすることもありますよね。でも、往々にしてそういう物語は実は間違っていることが多いので、そんなふうに他人のストーリーを勝手に作らずに、違う見方をしてほしいと思います。あとは、スマホやコンピューターを持っている方は、公共図書館の果たしている役割についても、改めて考えてほしいですね。つまり、それくらい必要不可欠な機関なんだ、ということです。そういった理由もこの映画のなかではたくさん描いているので、みなさんにもそれが伝わるといいなと思っています。勇気ある行動と希望に心を動かされる!ホームレスなどの社会的弱者の現状を描きつつ、スリルとユーモアを見事に織り交ぜて描いている本作。そこで繰り広げられる人間ドラマ、そして思いがけない衝撃のラストは、観る者の心を掴んで離さないはず。こんな時代だからこそ、声を上げることの大切さを実感してみては?エモーショナルな予告編はこちら!作品情報『パブリック図書館の奇跡』7月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開配給:ロングライド© EL CAMINO LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年07月17日映画『ライオン・キング』でナラ役を務めたビヨンセが脚本・監督・製作総指揮を担当したビジュアル・アルバム『ブラック・イズ・キング』が、7月31日(金)より世界同時配信決定。国内では同日16時より配信される。本作は、24度のグラミー賞に輝くビヨンセが昨年リリースしたアルバム「ライオン・キング:ザ・ギフト」の音楽をベースに、アルバムに関わったアーティストたちやスペシャルゲストも参加し、黒人の歴史、体験を世界に届けようとする、まさに伝記と呼べる長編作品。本来の自分自身を追い求める現代の若者たちに、『ライオン・キング』の教えをビヨンセが伝えるもので、多様性豊かなキャストとスタッフたちの絆によって1年の歳月をかけて製作。現代を再建し、後世に伝えていくための物語となっている。この作品では、代々続いてきた黒人たちの伝統を、ある若き王が経験する裏切り、愛、自らのアイデンティティに満ちた驚きの旅の物語を通して、誇りをもって映し出していく。彼は先祖の導きにより運命と向き合い、父の教えや愛に育まれた子ども時代のおかげで故郷に帰り、王座を取り戻すのに必要な資質を身につけていく、というストーリー。なお、本作は、世界同時配信のため歌唱シーンでは英語音声のみとなり、歌の間のセリフ部分のみ日本語字幕が付く仕様。詳細は決定次第、公式サイトなどで発表される。ビジュアル・アルバム『ブラック・イズ・キング』は7月31日(金)より世界同時プレミア配信。(text:cinemacafe.net)
2020年07月15日スティーヴン・スピルバーグ&ケイト・キャプショーの末娘デストリー・アリーン(23)が、インスタグラムで婚約したことを発表した。「親友と共に人生を歩めることに、すごくワクワクする! 最高の日! 大好き!」と絵文字で飾ったキャプションと婚約者のゲンク・レグランドのツーショットを掲載。ゲンクの首に手を回し、頬にキスしているデストリーの左手薬指にはダイヤモンドの指輪が光っている。2枚目の写真には2人が繋いでいる手が写っており、指輪もよりクローズアップされている。コメント欄にはエル・ファニングが「あああ!! おめでとう、美しいカップル」と祝福メッセージを寄せ、ジュリアン・ムーア、ケイトリン・デヴァーらも祝いの言葉を贈った。交際開始時期は不明だが、2人のインスタグラムには、2017年10月頃からツーショットが掲載されるようになっている。両親同様、数年前から映画業界で女優、監督、プロデューサーとして活動しているデストリー。お相手のゲンクはスイス出身の俳優で、キャリアを求めてロサンゼルスに移住。リー・ストラスバーグ・シアターで2年間の演技コースを修了したという。(Hiromi Kaku)
2020年07月06日人気TVアニメ「キングダム」とコラボレーションした「やまや キングダム弁当シリーズ」が、2020年7月3日(金)より、東京駅・新横浜駅・羽田空港・新大阪駅・博多駅・福岡空港にて発売される。「やまや キングダム弁当シリーズ」は、やまやの“辛子明太子”を使用した弁当と、アニメ「キングダム」の世界観を融合させたコラボレーション弁当。アニメの人気キャラクター「信(しん)」「エイ政(えいせい)」「羌カイ(きょうかい)」「王騎(おうき)」の全4種類をモチーフにしているのが特徴で、いずれも今回のためだけに描き起こしされたパッケージで登場する。またエリアごとにその販売種類は異なり、「豚バラ炙り焼き」や「明太油淋鶏」など、キャラクターごとにメインが異なる弁当が展開される。中でも注目は、<福岡限定>となる鴨肉ステーキを主役にした「王騎」の弁当。メインの具材と共に、キャラクターの顔を“のり”や明太子で表現した、ユニークなご飯がセットされている。「また熱い時代が来ようとしているのかもしれません」という、王騎の“セリフ”付きパッケージも、是非注目してほしい。【詳細】「やまや キングダム弁当シリーズ」発売日:2020年7月3日(金)<東京・神奈川限定販売>販売場所:東京駅・新横浜駅・羽田空港・やまや キングダム弁当「やまや飛信の膳」~やまや辛子明太子&ピリッ辛焼肉~ 1,480円(税込)・やまや キングダム弁当「やまや中華統一の膳」~明太高菜炒飯&明太油淋鶏~ 1,480円(税込)<関西限定販売>販売場所:新大阪駅やまや キングダム弁当「やまや巫舞の膳」~豚バラ炙り焼き&牛たん明太たれ風味~ 1,450円(税込)<福岡限定販売>販売場所:博多駅・福岡空港やまや キングダム弁当「やまや怪鳥の膳」~鴨肉ステーキ&やまや辛子明太子~ 1,450円(税込)購入者特典:クリアブックマーク(しおり)※4種類ランダムでお弁当1個につき1枚封入
2020年06月28日スティーヴン・キングの原作小説を、「ゲーム・オブ・スローンズ」の「HBO(R)」が初めてドラマ化したクライム・ホラー「アウトサイダー」。この度、Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて独占配信中、「BS10 スターチャンネル」にて独占日本初放送中の本作第3話に初登場するシンシア・エリヴォのキャラクターについて特別映像が到着した。ベン・メンデルソーン、ジェイソン・ベイトマンら実力派キャストのほか、主演映画『ハリエット』でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた期待の新星シンシア・エリヴォが出演する本作。今回到着したのは、シンシアが演じる私立探偵ホリー・ギブニーの人物像について、シンシア自身やキングをはじめとしたキャスト、スタッフが語るインタビュー映像。ジョージア州の小さな町で起きた11歳の少年の惨殺事件が物語の題材となっている本作では、単純に解決すると思われた事件が一転し、不可解な超常現象に巻き込まれていく。本作でベテラン刑事ラルフ(ベン・メンデルソーン)と共に事件の謎を解明していくことになるのが、シンシア演じる天才私立探偵ホリー・ギブニー。ホリーは同じくキング原作の「ミスター・メルセデス」にも登場するキャラクターであり、キングファンならその名に聞き覚えがあるだろう。シンシアは「初めて体験する役でした。とても知能が高く意思の疎通が特殊なのです。彼女の視野はこの状況を超越する広さで、この先に何が起きるか楽しみです」と、第六感で犯人を追跡する能力を持つホリーの役柄について語る。一方、原作者であるキングは、「ホリーは過去に描いてきた人物像の中で最も面白い役柄だ」とホリーのキャラクターを自身の過去作とも比較して興味深く語る。原作では内向的な性格で白人であるホリー。本作ではキャラクターの要素が変更されており、シンシアは「黒人ではまれな役です。ジェイソン(・ベイトマン)と電話で髪形や服装を話し合い容姿を作り上げました。彼女は常にボタンは上まで留めています」と風変りなキャラクターであるホリー役を、製作総指揮やエピソード監督も務めるジェイソンにも相談しながら細部にわたって作りあげていったという。ホリーは真犯人を見つけるために事件の背景を調べるが、主人公のラルフを演じるベンは「ホリーとラルフは性格が異なり、彼女は異質です」と語る。シンシアは「2人は信じるものが異なり、ホリーは初対面ではラルフを信用しません。果たして超常現象は存在する?」と2人の価値観の違いについて触れる。見えるものだけを信じるラルフと、見えないものの可能性を信じ始めるホリー。彼女の登場によって物語はどう展開していくのだろうか…?(text:cinemacafe.net)
2020年05月07日平日の午後に名作の数々をオンエアするテレビ東京「午後のロードショー」では、4月23日(木)本日、スティーヴン・セガール主演のアクション巨編『沈黙の傭兵』を放送する。セガールが湾岸戦争の英雄に扮し、戦友の仇を討つ!幼少期から格闘技に触れ、17歳の時に来日。禅や合気道、剣道、柔道はもちろん太極拳などの日本武道や中国武術を学び、『刑事ニコ/法の死角』で映画デビューすると1992年公開の『沈黙の戦艦』が大ヒット。その後同作は続編『暴走特急』が製作されこちらも大ヒットするが、日本ではその後の主演作に『沈黙の~』という邦題をつけることが増え、昨年公開された『沈黙の終焉』に至るまで多数の“沈黙シリーズ”で知られるように。一方、現実世界でも2012年から保安官を務めるようになり、その姿を追ったドキュメンタリーが製作されるなど、ほかのアクションスターとは一線を画すストイックなキャリアを重ね続けるセガール。本作は2006年に公開された“沈黙シリーズ”の1作となる。南アフリカの小国ガンモラル。この国の国民たちを独裁政府から救おうとシーガー(スティーヴン・セガール)ら傭兵たちは戦いを繰り広げていた。しかしこの戦いはCIAの汚職捜査官ドレシャム(ルーク・ゴス)と、闇のフィクサーであるチャペル(ロジャー・グーンヴァー・スミス)が画策した金がらみのミッションだった。その事実を知らないシーガーたちはフランス軍の介入を受け、絶体絶命の状況に追い込まれる。シーガーの戦友ジョーンズが敵の銃弾に倒れ、妻と息子を守ってくれとシーガーに言い残し息絶えた。ドレシャムらの裏切りを知ったシーガーは、なんとか自力で戦場からの脱出に成功する。1週間後、シーガーはジョーンズの妻エディと息子ションドラの元を訪れ、必ず彼の遺体を国に連れ帰り手厚く葬ると約束するのだった。しかし家から出てきたシーガーをドレシャムの送り込んだ殺し屋が襲う。殺し屋たちを倒すシーガーだが、同じくシーガーを追っていたクルーガーを筆頭とする傭兵たちに拉致され、チャペルの元へと連れて行かれる…というストーリー。セガール扮するシーガーは戦友の妻子を救い、その仇を討てるのか? 『沈黙の傭兵』は4月23日(木)13時35分~テレビ東京「午後のロードショー」枠で放送。(笠緒)
2020年04月23日J.J.エイブラムス監督の製作会社「バッド・ロボット・プロダクションズ」が「HBO Max」からの発注を受け、「Overlook」(原題)、「Duster」(原題)、DCドラマ「Justice League Dark」(原題)のドラマシリーズ3作品を制作する。「The Hollywood Reporer」が報じた。「Overlook」はスティーヴン・キング著「シャイニング」をベースとした作品で、同作の舞台となったオーバールック・ホテルで起きる恐怖の物語が描かれる。脚本は、同じくキング原作のドラマ「キャッスルロック」を手掛けたダスティン・トマソンとスコット・ブラウンが務める。全10話予定。「Duster」は、エイブラムス監督がラトーヤ・モーガン(「ウォーキング・デッド」)と脚本を共同執筆するオリジナル作品。舞台は1970年代のアメリカ南西部で、犯罪組織の逃走ドライバーに焦点を当てた話だという。「Justice League Dark」は、2011年にDCコミックスが発売した同名タイトルの漫画をドラマ化。超常現象を扱うダークヒーロー集団を描く。2017年に「ジャスティス・リーグ:ダーク」としてアニメ化されたことがあり、2005年にはメンバーのひとり、ジョン・コンスタンティンを主役とした『コンスタンティン』がキアヌ・リーブス主演で映画化。ドラマ版にどのメンバーが登場するかは明らかになっていない。全ての作品において、エイブラムス監督が妻らと製作総指揮を務める。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年04月17日スティーヴン・キングの原作を映画化した『ドクター・スリープ』。現在デジタル先行配信中、本日4月8日(水)よりブルーレイ・DVDがリリースされることを記念して、映像特典から原作者キングとマイク・フラナガン監督、主演ユアン・マクレガーによるインタビューの一部が公開された。この度公開されたのは、特典映像に収録されている<シャイニングからドクター・スリープへ>の映像の一部。監督・脚本・編集を手掛けるフラナガンは、子どもの頃からキングのファンで、スタンリー・キューブリック監督による『シャイニング』に影響を受けているひとりでもある。「『シャイニング』の世界に戻りダニーに会えること、自分が監督できることが光栄だった」という彼がメガホンをとった本作は、キング自身やキューブリックの遺族らが太鼓判を押すほどで、原作と映画の違いもうまく調和させながら続編となる世界を作りあげている。彼は本作について「この映画はホラー映画の金字塔の続編であり、多くの影響を与えた象徴的な人物が出てくる。それはダン・トランス(ダニー)だ。彼は暗く恐ろしい世界で、まだ“シャイニング(特殊な力)”について悩んでいる。彼の旅の続きを描くんだ」と話す。「ホラー的な要素はキャラクターと同じ力を持つ。僕はそう信じている。それはスティーブン・キングの本を長年読んで学んだことなんだ」。一方、原作者であり、ダニーの生みの親であるキングは登場人物を描く際に「アタマの中にアイデアはあっても、登場人物の顔は見えない。本の中では身体的な描写をあまり書かない」と明かす。その理由は「彼の目で世界を見ているから」と語る。主人公であるダン・トランス(ダニー)役のユアンは、「ダニーは5歳で父を亡くし、父親のトラウマを抱えている。恐ろしい体験をした少年は、“シャイニング(特殊な力)”とどう向き合うかを考えた」と演じるにあたっての思いを語っているが、そんなユアンについて、キングは「映画を見ているとユアン・マクレガーが演じているダニーだとは思わなくなる。ダニー自身だと思うんだ。僕が描いた通りの人物だ」と、満足そうな表情で答えている。『ドクター・スリープ』はデジタルセル・レンタル先行配信中、ブルーレイ/DVDセルリリース・レンタル中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2020年04月08日