エミー賞史上最多受賞シリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフ作品『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン〈シーズン1〉』の4K UHD、ブルーレイ、DVDが3月15日(水)に発売される。本作は、大人気シリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の200年前を舞台に、骨肉の王位継承争いを描くスペクタクル超大作。ウェスタロス大陸を300年にわたりドラゴンの力で統治した〈ターガリエン家〉が、王位の象徴“鉄の玉座”を巡り、熾烈な後継者争いを繰り広げる。王の弟デイモン役に、『ドクター・フー』の11代目ドクター役として知られるマット・スミス、王の後妻のアリセント(成年期)役に、『レディ・プレイヤー1』のオリビア・クック、デイモンの娼婦ミサリア役に日系イギリス人のソノヤ・ミズノも出演するなど、実力派のキャストたちが集結した。その人気から第1話放送の4日後にはすでにシーズン2の製作が決定しており、今後の展開も目が離せない。1話あたり約21億円の製作費で作られたという本作は、かつて“ゲースロ”ファンを魅了した圧倒的なスケール感と映像美がさらにパワーアップ。原作の『炎と血』を執筆したジョージ・R・R・マーティンや、『ゲーム・オブ・スローンズ』で特に人気のエピソード『落とし子の戦い』を監督したミゲル・サポチニクらが製作総指揮として参加し、シリーズを愛し、ファンの信頼も厚いスタッフらが、壮大な世界観を作り上げている。タイトルにもなっている〈ドラゴン〉は、シーズン1の中で9頭も登場。特に、中世ヨーロッパの天空を舞う美しい飛翔シーンはファンタジーファン必見だ。さらにHBOならではの過激で刺激的な映像も満載。疑念と憎悪に満ちた血縁バトルは、全員一歩もひかず、時には残虐な展開を見せる泥試合となっていく。このほど発売となる4K UHD/ブルーレイ/DVDの特典映像には、新シリーズの世界観をより楽しむことのできる、原作者ジョージ・R・R・マーティンの解説やメイキング&インタビュー、初公開となる「再び七王国の世界を創る」などを収録。さらに4K UHDの初回限定版には、高級感溢れるスチールブックケースを採用。そのジャケットには、ターガリエン家の紋章である“三頸のドラゴン”のイラストが描かれており、ファンにはたまらない内容となっている。また併せて、現在デジタル販売中の第2話までのストーリー内容を落とし込んだキャラクター相関図も公開されている。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン〈シーズン1〉』()3月15日(水) 4K ULTRA HD 、ブルーレイ、DVD コンプリート・ボックス発売開始DVD(全5巻)レンタル開始ダウンロード販売中■【初回限定生産】『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン〈シーズン1〉』4K ULTRA HDコンプリート・ボックス スチールブック仕様(4枚組)17,000円(税込み)■『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン〈シーズン1〉』4K ULTRA HDコンプリート・ボックス(4枚組)15,000円(税込み)■『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン〈シーズン1〉』ブルーレイコンプリート・ボックス(4枚組)13,000円(税込み)■『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン〈シーズン1〉』DVDコンプリート・ボックス(5枚組)11,000円(税込み)■DVDレンタル Vol.1~Vol.5【特典映像収録内容】ウェスタロスへようこそ/新たな治世/ウェスタロスへの帰還|メイキング映像&インタビュー/“「双竜の舞踏」前日譚”~原作:ジョージ・R・R・マーティンによる解説/王国の最盛期/2つの名家/赤の王城(レッド・キープ)を巡って/再び七王国の世界を創る/キャラクター紹介発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント 販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント※レーティング R-15:本作には、一部に15 歳未満の鑑賞には不適切な表現が含まれています。House of the Dragon © 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc. © 2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
2022年12月21日『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ最新作の邦題が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』に決定。2023年5月5日(金)全米公開に先駆け、2023年5月3日(水・祝)に日本公開されることが決定し、特報とUS版ティザーポスターが全世界解禁となった。アイアンマンやスパイダーマンら、数々のヒーローを生み出してきたマーベル・スタジオの中でひときわヒーローらしくない銀河一の落ちこぼれヒーローチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の活躍を描いてきた本シリーズ。前2作を手がけたジェームズ・ガンが本作でも監督を務め、クリス・プラット(ピーター・クイル)、ブラッドリー・クーパー(ロケット)、ヴィン・ディーゼル(グルート)、ゾーイ・サルダナ(ガモーラ)、カレン・ギラン(ネビュラ)、デイヴ・バウティスタ(ドラックス)、ポム・クレメンティエフ(マンティス)など、お馴染みの俳優陣が集結する。今回解禁された特報では、お揃いのスペーススーツでクールにキメて颯爽と惑星に降り立ったガーディアンズが、動物っぽい異星人たちに総攻撃を食らう“ガーディアンズらしい”コミカルな描写のほか、普段はおちゃらけ度MAXのメンバーたちが抱える“悩み”や“秘めた過去”が垣間見える回想シーンが収められている。特に印象的なのは、これまでチームのピンチを持ち前の頭脳と皮肉で幾度となく救ってきた毒舌アライグマのロケット。なにか壮絶な過去を抱えている様子だが、「最後にもう一度、みんなで飛び立つぞ」と意味深な発言も。ガン監督も「本作は、彼らのおふざけ要素がたくさんある一方で、信じられないほどエモーショナルな作品にもなっている」と明言しているよう、ドラマチックな物語が期待できそうだ。さらに、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でいなくなったはずのガモーラも再登場し、お馴染みの名セリフ「俺たちはグルート/We are Groot」とともにメンバー全員が大集合。これまで意図せずとも銀河の危機をことごとく救ってきたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーだが、再び銀河全体を巻き込んで大暴れすることになりそうだ。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』特報『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』2023年5月3日(水・祝)公開
2022年12月02日ブレゲ(Breguet)のレディースウォッチコレクション「クイーン・オブ・ネイプルズ」から、新作腕時計が登場。「クイーン・オブ・ネイプルズ」に新作腕時計ブレゲの「クイーン・オブ・ネイプルズ」とは、1812年に、ナポレオンの妹であるナポリ王妃カロリーヌ・ミュラに捧げた腕時計から着想したコレクション。美しい曲線を描く卵型のケースが魅力だ。時と共に変化する“ハート形”の分針そんな「クイーン・オブ・ネイプルズ」に、新作腕時計が仲間入り。最大の特徴は、ダイヤル上で“ハート形の分針の形が変化する”こと。高度なウォッチメイキングの技術を駆使して、また、目の錯覚を利用して、“12時位置では伸びたフォルムになり、6時位置では丸みを帯びた形になる”仕掛けを施した。マザーオブパールダイヤル&ホワイトラッカー仕上げの2モデル新作腕時計は、数量限定モデル「9835」と、「9838」の2型で展開。「9835」は、美しいミッドナイトブルーのマザーオブパールダイヤルに、ダイヤモンドが煌めく18K ホワイトゴールドのケースをコンビネーションしたもの。「9838」は、ホワイトラッカー仕上げの文字盤に、ブルーサファイヤが輝く18K ホワイトゴールドケースを組み合わせた。【詳細】ブレゲ 新作レディース腕時計※2022年11月下旬現在発売中。※入荷状況に関しては、要問い合わせ。販売店舗:直営ブレゲブティック(銀座、阪急うめだ本店、伊勢丹新宿店、日本橋三越本店)、全国正規代理店■クイーン・オブ・ネイプルズ 9835 7,249,000円<20本限定エディション>ケース:18K ホワイトゴールド、サファイア・ケースバック(透明裏蓋)、ベゼルとフランジにダイヤモンド161個(約2.091カラット)、リュウズにカボションカット・ダイヤモンドダイヤル:ブルーマザーオブパールダイヤル■クイーン・オブ・ネイプルズ 9838 6,545,000円ケース:18K ホワイトゴールド、サファイア・ケースバック(透明裏蓋)、ベゼルとフランジにブルーサファイヤ118個(約2.062カラット)、リュウズにカボションカット・ブルーサファイヤダイヤル:ホワイトラッカー仕上げ<共通仕様>ケース径:36.5mm X 28.45mm、厚さ11mm針:時表示窓、分表示は伸縮するハート形の針ムーブメント:自動巻、プラチナ製ローター脱進機:シリコン製のインライン・スイスレバー脱進機、シリコン製ガンギ車とひらひげゼンマイ防水:3気圧(30m)キャリバー:78A0振動数:3.5Hz(毎時25.200振動)パワーリザーブ:40時間ストラップ:28個のダイヤモンドをセットしたフォールディングバックルを備えたブルーのアリゲーターストラップ【問い合わせ先】ブレゲ ブティック銀座TEL:03-6254-7211
2022年12月01日ショーガール体験実行委員会は、「一夜限りのショーガール体験」の拡大版を開催いたします。衣装レンタル・ヘアメイク・振り付けのレッスンのあと「本番」新宿歌舞伎町でショーラウンジを経営する後藤 尚子は、コロナ禍で来店客数が激減し、店の存続を左右する状況となる中、2021年2月にステージに立つという体験を女性向けサービスとして提供しはじめました。当店舗を会場として使用し、衣装レンタル・ヘアメイク・振り付けのレッスンを行い、来場から4~5時間後には観客の前で踊る「本番」があり、それらをプロダンサーでサポートする「一夜限りのショーガール体験」。毎月の開催時には体験参加者は毎回満員となり、今年5月は大阪での開催も実現し、2022年9月時点の公式LINE登録は620名、体験者は120名を超えました。来年3月にはこのショーガール体験の拡大版として、渋谷の大型Clubを貸切り、動員200名を目標としたショーイベントの企画を予定しております。年内は10月23日(日)、11月23日(祝)、11月27日(日)の3回の開催となっております。一般のお客様も含めてお楽しみいただける「体験ステージ本番のご観覧イベント」を各回17:00-19:00にて開催しております。参加のハードルが高い方も一度観に来ていただき、検討ができますし、一緒に緊張感を感じながらステージを応援する楽しみも感じていただけます。《ショーガール体験&ご観覧イベントのご案内》会場:AFTER PARTY TOKYO東京都新宿区歌舞伎町2-46-7 第3平沢ビル6F日時:10月23日(日)、11月23日(水・祝)、11月27日(日)の3回衣装フィッティングからヘアメイク、レッスンまで12:00~16:00ステージ本番の観覧イベント17:00~19:00(画像はプレスリリースより)【参考】※ショーガール体験公式サイト
2022年10月11日ショーガール体験実行委員会(実行委員長:後藤 尚子)は、「一夜限りのショーガール体験」の拡大版を開催いたします。■ショーガール体験公式HP ショーガール体験 イメージ写真新宿歌舞伎町でショーラウンジを経営する後藤 尚子は、コロナ禍で来店客数が激減し、店の存続を左右する状況となる中、2021年2月にステージに立つという体験を女性向けサービスとして提供しはじめました。当店舗を会場として使用し、衣装レンタル・ヘアメイク・振り付けのレッスンを行い、来場から4~5時間後には観客の前で踊る「本番」があり、それらをプロダンサーでサポートする「一夜限りのショーガール体験」。毎月の開催時には体験参加者は毎回満員となり、今年5月は大阪での開催も実現し、2022年9月時点の公式LINE登録は620名、体験者は120名を超えました。来年3月にはこのショーガール体験の拡大版として、渋谷の大型Clubを貸切り、動員200名を目標としたショーイベントの企画を予定しております。年内は10月23日(日)、11月23日(祝)、11月27日(日)の3回の開催となっております。一般のお客様も含めてお楽しみいただける「体験ステージ本番のご観覧イベント」を各回17:00-19:00にて開催しております。参加のハードルが高い方も一度観に来ていただき、検討ができますし、一緒に緊張感を感じながらステージを応援する楽しみも感じていただけます。《ショーガール体験&ご観覧イベントのご案内》会場:AFTER PARTY TOKYO東京都新宿区歌舞伎町2-46-7 第3平沢ビル6F日時:10月23日(日)、11月23日(水・祝)、11月27日(日)の3回衣装フィッティングからヘアメイク、レッスンまで12:00~16:00ステージ本番の観覧イベント17:00~19:00 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月11日ディオール(DIOR)の旗艦店「ハウス オブ ディオール ギンザ」が、2022年9月21日(水)にリオープンする。「ハウス オブ ディオール ギンザ」がリニューアルハウス オブ ディオール ギンザは、ディオール“世界最大級”の店舗として、東京・銀座のギンザ シックスに誕生。メンズ・ウィメンズのプレタポルテやバッグ、シューズ、アクセサリーなど、バリエーション豊富な品揃えが魅力的で、ホームコレクション「ディオール メゾン」が日本初上陸した店舗としても知られる。そんな「ハウス オブ ディオール ギンザ」が装い新たにリニューアル。時間が止まったように感じられるほど心地よい空間で、ショッピングを楽しむことができる。全5フロア構成、最新コレクションからカフェまで「ハウス オブ ディオール ギンザ」は、地下1階から4階までの5フロアで構成。高さ7mを誇るエントランスフロアには、スモールレザーグッズをはじめ、シューズやアクセサリー、ファインジュエリー、タイムピーシズなどが並ぶ。地下1階には、キム・ジョーンズによるメンズ コレクションを展開。また、2・3階は、マリア・グラツィア・キウリによるウィメンズ コレクションがラインナップする。リニューアルに合わせて、ラデュレ(Ladurée)が手掛けるカフェ「カフェ ディオール by ラデュレ」も装い新たに登場。4階のカフェでは、上質なドリンクやメニューとともに、スイートなひとときを堪能することが可能だ。ハウス オブ ディオール ギンザ限定品もなお、ハウス オブ ディオール ギンザのリニューアルに合わせて、限定商品も発売。イエローやレッド、ブルーなど鮮やかなカラーリングのハンドバッグ「レディ D-ジョイ」や、ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)とコラボレーションしたサンダルやミュールなどがラインナップする。【詳細】ハウス オブ ディオール ギンザリニューアルオープン日:2022年9月21日(水)住所:東京都中央区銀座6-10−1<ハウス オブ ディオール ギンザ限定品例>・「レディ D-ジョイ」バッグ 1,750,000円・ディオール バイ ビルケンシュトック「トキオ」ミュール 155,000円・ディオール バイ ビルケンシュトック「ミラノ」サンダル 155,000円・「ディオール コロール」バッグ 790,000円【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2022年08月28日スタージュエリー ガール(STAR JEWELRY GIRL)2022年秋の新作ジュエリーが、2022年8月5日(金)よりスタージュエリー ガール各店で順次発売される。“自分だけ”の組み合わせを楽しむ新作「チャーム」スタージュエリー ガール2022年秋の注目は、自分らしくパーソナライズできる新作「チャーム」だ。立体的なフォルムとボリューム感がポイントの「イニシャル」デザインと、「ピースマーク」、「カラーストーンチャーム」など、バリエーション豊富にラインナップする。手持ちのチャームやチェーンとの重ね着けもおすすめで、組み合わせ次第で自分だけのオリジナルスタイルを楽しむことができる。人気「スタッズピアス」に新デザインまた、スタージュエリー ガールで人気の「スタッズピアス」シリーズには、新デザインが追加に。ブランドのアイコン“六角形”を象ったゴールドと2色のカラーストーンを組み合わせた。ホワイトトパーズとパールや、ペリドットとラピスラズリなど、選ぶアイテムによって印象が異なるのがポイント。1粒ダイヤモンドのシンプルなピアスも揃うので、自分なりのコーディネートを見つけてみて。さらに、丸玉をリズミカルに配置した「ポッピング(POPPING)」シリーズのイヤーカフやピアスも登場。一気に洒落感のある耳元を演出してくれる、ユニークなデザインが魅力だ。エッジィなラピスラズリの「スクエア スタッズ」シリーズ「スクエア スタッズ」シリーズは、ピラミッドカットを施したラピスラズリを主役に。クールに仕上げたピンキーリングやバングル、ピアスなどバリエーション豊富にラインナップする。【詳細】スタージュエリー ガール2022年秋の新作コレクション発売日:2022年8月5日(金)~取り扱い店舗:スタージュエリー ガール各店<アイテム例>■チャーム・SV925(YG フィニッシュ)イニシャルチャーム 各8,800円※A/H/K/M/N/R/S/T/Y の展開。・SV925(YG フィニッシュ)ピースマークチャーム 8,800円・K10YGカラーストーンチャーム 19,800円~■スクエア スタッズ※SV925は8月上旬発売予定。・バングル 35,200円・K10YG ピンキーリング 27,500円・SV925(ロジウムフィニッシュ)ラピスラズリイヤーカフ 16,500円■ポッピング・K10YG パールイヤーカフ 16,940円~・SV925(ロジウムフィニッシュ) パールピアス 13,200円■スタッズピアス・K10YG ホワイトトパーズ/パールピアス 16,500円・K10YG ペリドット/ラピスラズリピアス 16,500円【問い合わせ先】スタージュエリー カスタマーサービスTEL:0120-120-722スタージュエリー ガール 渋谷ヒカリエ ShinQs店TEL:03-5778-3813
2022年08月08日『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のレア・セドゥの主演最新作『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』から、出会ったころのようにお互いを見つめ合い、楽しそうにデートの誘いを受ける夫婦の本編映像がシネマカフェに到着した。1920年代のマルタ共和国を舞台にした本作。妻・リジーへの嫉妬と愛されている自信が持てないヤコブは、疑心暗鬼になりつつも、他に目を向けることで平穏を保っていた。この度、解禁となった映像は、自分への気持ちを聞き出そうと躍起になるヤコブと、出会った頃のようにヤコブを見つめるリジーとの楽しそうにデートをするクライマックスを予感させるシーン。公衆電話から出たリジーに、ヤコブは「マダム、ご一緒していいかな?すぐそこまでお供を」と声をかける。無表情のリジーにさらに話しかけるヤコブ。冷たい表情のリジーは「行って試しては?」と答えると、「そう言わずに。もうじき永遠に世界の果てへ旅立つ。私は海の男だ。船長さ」とヤコブは自己紹介、リジーは笑顔で「本当に船長さん?そうは見えない」と応じる。ヤコブは驚いた様子で「見えない?陸に長くいすぎた。この街の暮らしは、心が休まらない。傷ついてボロボロだ」と本音を吐露する。リジーはからかうような表情で「お忘れのようね。私には心から愛する夫がいるの」と言うと、ヤコブは「彼を愛してる?」と尋ねる。ヤコブは自分への気持ちを聞き出そうと、矢継ぎ早に質問していき、リジーはからかうようにヤコブへの気持ちを伝える。ヤコブがその答えに嬉しそうに微笑むと、リジーは「もういいでしょ」と腕を絡め、一緒に歩き出すのだ。監督・脚本のイルディコー・エニェディは、本作について「この作品は実際には夫の物語です。私たちは彼を通してこの徐々に加速していく大きな渦巻きに飛び込み、ずっとその視点の中に囚われています。彼は優秀な船長です。彼がいる海の世界に“多分”という言葉はありません。問題に直面したらそれは解決するだけです。あらゆる状況が変わるたび、まるで箱を開けて中身を覗くように、適切な対応を見つける事が出来る、という信念をもって何度も何度もぶつかっていきます」と説明。「妻とのことは、この方法(海の世界での常識)では何もつかめないこと、物事の本質から離れて行ってしまうことに困惑し、そして必死になります。妻のリジーとの関係を通して最終的に学んだことは、この種の刹那的で完遂不可能な生活様式を受け入れなければならない、ということです。ある意味リジーは、哲学者のように決して説明をせず強烈に行動をします」と、ヤコブの人物像を分析している。『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』は8月12日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイ・ワイフ 2022年8月12日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか全国にて公開© 2021 Inforg-M&M Film – Komplizen Film – Palosanto Films – Pyramide Productions - RAI Cinema - ARTE France Cinéma – WDR/Arte
2022年08月08日20世紀映画で、80年代のヒット映画『ワーキング・ガール』のリブート企画が進行しているようだ。セレーナ・ゴメスがプロデューサーを務める形で、現在最終交渉に入っているという。オリジナルの『ワーキング・ガール』には、メラニー・グリフィス、シガニー・ウィーヴァー、ハリソン・フォード、ジョン・キューザック、アレック・ボールドウィンが出演した。このリブート版のストーリーがどんなものになるのか、またゴメスがどんな役を演じるのかは不明。アメリカでは、おそらくHuluでの配信になりそうとのことだ。ゴメスはHuluが配信する『マーダーズ・イン・ビルディング』でもエグゼクティブ・プロデューサーを兼任している。文=猿渡由紀
2022年08月04日ハンガリーの鬼才、イルディコー・エニェディ監督と『アデル、ブルーは熱い色』のレア・セドゥのタッグ作『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』より、本編映像が解禁された。物語はマルタ共和国のカフェで、船長のヤコブが友人と「最初に入ってきた女性と結婚する」と賭けたことから始まる大人のラブロマンス。本作では、『グッバイ・ゴダール!』や『SAINT LAURENTサンローラン』のルイ・ガレルが、リジー(レア・セドゥ)とヤコブ(ハイス・ナバー)の仲を引き裂く役・デタンを熱演している。監督・脚本のイルディコー・エニェディは、ルイ・ガレルの起用について「ルイは私がこの映画にキャストした最初の人物でした。私の心には全く第二候補などいませんでしたし、最終的な出来上がりにも満足しています。デダンの気楽なエレガンス、素早い思考、アイロニーに満ちた自然体の優越感は、ヤコブにとって雄牛への赤い布切れのような機能を果たします」と明かす。「そしてルイは、彼が持っていないもの全てを体現しているので、最も苛立たしく危険な存在です。ヤコブは海にいるときは非常にパワフルで有能な男ですが、デダンと一緒にいるときは自分が不器用で、ぎこちなく、場違いで、トロ臭くて愚かだと感じます。役割が小さければ小さいほど、短い登場時間の間にも、そのキャラクターがいるシーンに複雑かつ人を惹きつけるオーラを作り出すことができる、優れた俳優を見つけてあてがわなければなりません」。「ルイは撮影日があまりありませんでしたが、この映画での彼の役割は極めて重要です。私は彼の鋭さ、知的な警戒心、その素晴らしい存在感を絶対に必要としていました」と絶賛し、デダンがヤコブと正反対な人物だったからこそ、嫉妬の対象であったことを明かしている。この度解禁されたのは、そんなルイ・ガレルが演じるデタンの登場シーン。航海から帰ってきたヤコブは、自分に対するリジーの態度がいつもと違うと感じる。疑心暗鬼になったヤコブは、リジーと一緒に行った観劇で、デダンが隣に座っているのを見て、さらに嫉妬の気持ちを膨らませていく。観劇が終わると外は大雨。ヤコブはタクシーを捕まえようと雨の中を走り回るも、なかなか見つからず右往左往してしまう。「すまん、車が拾えない」と言うヤコブに、「体調が悪いの」と冷たく言うリジー。見かねたデダンが「かわいそうに。僕の車がある。お宅まで送ろう」と声をかけ、「さあ、疲れただろう」とリジーを車に促す。その姿にイラっとするヤコブだったが、さらにリジーの冷たい表情に唖然。ヤコブは「うちに寄ってアルメニアのブランデーは?」と、デタンを誘い家に到着するが、リジーはさっさと部屋に入り、ふたりの様子をドアの隙間から伺っていた。しかしリジーは、ヤコブが部屋に入ってくるとベッドに倒れこみ寝たふりをする。嫉妬に狂うヤコブはどこへ向かうのか。衝撃の展開は、ぜひ劇場で確認してほしい。『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』は8月12日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイ・ワイフ 2022年8月12日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか全国にて公開© 2021 Inforg-M&M Film – Komplizen Film – Palosanto Films – Pyramide Productions - RAI Cinema - ARTE France Cinéma – WDR/Arte
2022年08月03日レア・セドゥ主演最新作『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』より本編映像が解禁された。この度解禁された本編映像では、結婚した後も航海するため度々家を空けるヤコブ(ハイス・ナバー)がパリに戻り、リジー(レア・セドゥ)の寂しさを埋めるかのように2人で寄り添い、彼女と社交的な場所に繰り出す様子が映し出される。家にいるリジーとは違う魅力的な一面を見たヤコブの切ない心境が垣間見えるワンシーンとなっている。2人は美しいパリの夜を楽しそうに歩き、リジーの行きつけのお店に顔を出す。そこにはリジーのことをよく知っているであろう人たちが集っていた。「リジーの旦那様よ、航海から戻ったの。七つの海を旅して回るんでしょ、面白い話が聞けそう」と紹介され、仲間に入るヤコブだったが、いつしかリジーはそばを離れ、ヤコブは一人残されてしまう。質問責めに合いつつも、リジーの家では見せない表情に、ヤコブは驚きつつ心配そうに見つめるのだった。監督・脚本のイルディコー・エニェディは、このシーンについて「パリはリジーの性格と地続きで、彼女が発散する場所です。緑豊かで騒がしく、密集した通りやカフェ。そしてエレガントかつシンプルなアパートメントは“自然体”という絶対的な要素を持っています。 ヤコブがリジーに対して非常に魅力的であると感じたと同時に、その本質を理解できず、腹立たしくも踏み込めない部分だと感じたところです。それは私たちが“優美”と呼ぶその穏やかな、自己完結型の態度から来る魅力であり、明確な課題設定と有能な解決策に基づく船長のシステムに適合せず、それらを超越しているものであるがために腹立たしいものなのです」と、ヤコブの心境を語っている。『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』は8月12日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイ・ワイフ 2022年8月12日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか全国にて公開© 2021 Inforg-M&M Film – Komplizen Film – Palosanto Films – Pyramide Productions - RAI Cinema - ARTE France Cinéma – WDR/Arte
2022年07月28日レア・セドゥ主演最新作『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』より、イルディコー・エニェディ監督のインタビューが解禁となった。本作は、第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作で、『心と体と』(18)でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したハンガリーの鬼才イルディコー・エニェディ監督の最新作。賭けから始まった愛と嫉妬、騙し合いを描く、大人のラブロマンスだ。イルディコー・エニェディ監督は、ミラン・フストの小説を映画にしたいと思ったきっかけについて、「私は今までオリジナルの脚本を書いていました。文学作品を映画化するのはこれが初めてです。この本は夫婦に関するものですが、彼はこの大きな問い=すなわち“地球上でのこんなささやかで短い生涯をどう生きるのか?”について語っており、この問いをフランス人の女性である妻を理解しようとした貨物船船長の視点から深掘りしていきます。実のところ、彼女を通して人生を理解したいだけなのです」と、この物語は貨物船長のヤコブの視点のみで語られていると明かす。ヤコブの賭けにより出会ってすぐに結婚したという、一瞬で男性を虜にする小悪魔的なリジーを演じたレア・セドゥについては、「生活態度、人生へのアプローチに取り組むことで、レアがリジーを単に演じるのではなく、秘密や美しい不規則性を抱えた実在の人物としてリジーになりきってもらえるための余地を残そうとしました。私たちは性分として常に結論を求めます。シーンが終わるたびに、私たちは本能的に“ああ、彼女はこんな事を企んでるな”と考えます。レアは観客のこの確信を揺るがし、他の手がかりをほのめかすことができる女優です」と絶大な信頼を寄せた。そして、本作が原作になかった7つの章立てになっている意図については「原作は、心象風景を表す長大でとりとめのないモノローグ、自己分析と反省を連ねたものでした。私がストーリーラインを形作ったとき、ヤコブにとって何度も自分の失敗を次こそは正しいアプローチを選択するという、思考回路の道筋をつくりました。彼は自分の認識を『再起動』します。自分の周りで何が起こっているかを把握したいと躍起になり、主導権を取り戻したいと思っています。これらの章の見出しは、観客が落ち着いた瞬間、彼/彼女が経験したことを評価する瞬間、リジーとヤコブの曲がりくねった物語の中で新しい冒険の準備をするタイミングとして機能するように考えました」と語っている。『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』は8月12日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイ・ワイフ 2022年8月12日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか全国にて公開© 2021 Inforg-M&M Film – Komplizen Film – Palosanto Films – Pyramide Productions - RAI Cinema - ARTE France Cinéma – WDR/Arte
2022年07月15日横浜・ホテルニューグランドは、「プリン・ア・ラ・モード パフェ」を2022年6月1日(水)より発売する。ホテルニューグランド発祥「プリン・ア・ラ・モード」をパフェで「プリン・ア・ラ・モード パフェ」は、ホテルニューグランドが考案したデザート「プリン・ア・ラ・モード」をパフェスタイルにアレンジした、見た目も華やかな“レトロ可愛い"スイーツだ。トップには、開業当時より変わらない濃厚なプリンをオン。周りに真っ赤なさくらんぼや美しくカットされたリンゴ、ホイップクリームなどを飾り、オリジナルの「プリン・ア・ラ・モード」のビジュアルを再現した。グラスの中には、キウイや苺、オレンジなどの色鮮やかなフルーツを重ね、さらにフィヤンティーヌを加えることで、サクサクした食感をプラス。食べ進めるほどに、自家製バニラアイスやリンゴゼリー、香ばしくほろ苦いカラメルソースが現れ、絶妙なハーモニーを楽しむことができる。定番の「プリン・ア・ラ・モード」との違いを楽しんでみては。【詳細】「プリン・ア・ラ・モード パフェ」1,980円※サービス料別途発売日:2022年6月1日(水)場所:ホテルニューグランド 本館1階 コーヒーハウス「ザ・カフェ」住所:神奈川県横浜市中区山下町10番地【問い合わせ先】本館1階 コーヒーハウス ザ・カフェTEL:045-681-1841(代)
2022年05月19日世界が注目する若手実力派シンガーソングライター、グレース・ヴァンダーウォールが主演する『ハリウッド・スターガール』が、6月3日(金)より「Disney+(ディズニープラス)」にて独占配信されることが決定。予告編映像とキービジュアルが解禁された。本作は、2020年にディズニープラスで配信が開始され話題になった、ティーン向けベストセラー小説を映像化したハートウォーミングな青春映画『スターガール』の続編。前作に続きハスキーボイスで見事な歌声を披露する主演のグレース・ヴァンダーウォールは、アメリカの人気オーディション番組に天才ウクレレ少女として出演し若干12歳で優勝したことが話題となり、見事歌手デビューを果たした実力派シンガーソングライター。「次世代のテイラー・スウィフト」とも称される彼女が、この度本作のために書き下ろした曲「Figure It Out(フィギュア・イット・アウト)」は、心に染み入る一曲となっている。またグレースは、本作への出演にあたり「この映画のテーマは“夢をみること”だと思います。最近は叶うと信じて純粋に夢を追いかける人はあまりいません。映画の中にこんなセリフがあります。『思い通りにいかなかったとしても、夢を生きていないことにはならない』。今まで聞いた中で一番美しい言葉だと思います。多くの人の心に届けたいセリフです」とコメントを寄せている。そのほか、映画製作を試みる青年エヴァン役にはディズニープラスで配信中のドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」にも出演している人気急上昇中のイライジャ・リチャードソン、隣人のミッチェル役にはアカデミー賞やゴールデングローブ賞の受賞経歴もあるジャド・ハーシュ。そしてスターガールの憧れの歌手でもあり、彼女の歌についてアドバイスをする今作のキーパーソンであるロクサーヌ・マーテル役には『キル・ビル』など多くの出演作を持つユマ・サーマンが出演。監督は前作に続いて、ジュリア・ハートが務めた。解禁された予告編は、グレース演じるウクレレが得意で風変りな女の子スターガール・キャラウェイが、母の仕事の都合で前作の舞台アリゾナからロサンゼルスに引っ越しをするところから始まる。新しい生活をスタートさせることとなったスターガールは、ある晩歌声を披露したステージで映画製作を目指すエヴァンとテレルの兄弟と出会い意気投合。さらには伝説の歌手ロクサーヌ・マーテルとの偶然の出会いなどを通して、心を許せる仲間や自分らしく輝ける居場所をようやく見つけていく。そして自分の音楽や可能性を信じて新たな冒険へと一歩を踏み出す。優しくて型破りなスターガールが夢に向かって一歩を踏み出した先に手に入れたものとは…?心温まる青春ストーリーに注目だ。『ハリウッド・スターガール』は6月3日(金)よりディズニープラスにて日本初独占配信開始。前作『スターガール』はディズニープラスで独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年05月18日軍人の妻たちが結成した合唱団の実話から生まれた物語『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』。この度、監督のピーター・カッタネオが、いかにして本作が製作されたのか、その舞台裏を隅々まで語った。『フル・モンティ』『ラッキー・ブレイク』『ROCKER 40歳のロック☆デビュー』など、音楽×コメディの融合作品に定評があるカッタネオ監督。BBCの人気テレビ番組「The Choir」でも特集された、軍人の妻合唱団の実話を映画化するにあたって「これまでスクリーンではほとんど見られなかった人たちの生き方を探り、音楽と歌を中心とした映画を作れるということに、すぐに気持ちが高ぶった」と当時をふり返る。そんなモデルとなった軍人の妻合唱団のメンバーに会うと、すぐに描くべきテーマが見えてきたのだそうで、「私たちが知り合った勇猛果敢な軍人の妻たちの話は、謙虚で、時には悲惨で、そして多くの場合は笑いを誘うものでした。私は、彼女たちの誠実で地に足のついたユーモアのセンスに感銘を受け、本作品はそういった笑いでいっぱいにしようと決めました」と笑顔満開路線を決定。また、軍人の妻たちによる初の合唱団が結成された場所であるキャタリック駐屯地で撮影が行われ、基地から制服、車両、撮影場所の提供のほか、兵役中の兵士やその家族もエキストラ出演するなど、完全バックアップ体制となった。さらに、カッタネオ監督が最も力を注いだのは「音楽が持つ感情に迫るパワーと、共に歌うことのカタルシスを称える映画を作る」という方向性。何百もの曲の中から選び出していったそうで、「ロックや現代的なポップスも検討したのですが、その度に80年代のテクノポップの名曲に戻ってきました。それは主人公の青春時代の音楽であり、軍隊生活の厳しさと相まってユーモラスさを作り出してくれました」と明かす。加えて本物のサウンドを表現するために、合唱パートは撮影現場でのライブ録音となった。クライマックスで歌われる楽曲は事前リハーサルを行ったものの、合唱グループを組んだばかりの初期に歌われる楽曲については、荒削りな自然さを大切にするため、リハーサルなしで本番収録を行うというこだわりも。物語の核となるケイト役のクリスティン・スコット・トーマスとリサ役のシャロン・ホーガンについては「二人とも才能豊かな俳優」と言い、「撮影現場では、様々な場面での感情を掘り下げたり、お互いに刺激し合ってやり取りの中に笑いを見つけたりと、創意工夫を見せてくれました」と賞嘆した。そして映画同様、キャスト陣の団結力が合唱によって高まっていくのを実感したというカッタネオ監督。「歌のリハーサルで初めて会ったとき、一度も会ったことのない女優たちが歌を通してすぐに結びついたことで、この映画のテーマの一つが実現しました。私がこれまで仕事をした中で最も結束の強いアンサンブルです」と自信を覗かせ、日本の観客に向けて「登場人物たちと一緒に笑ったり泣いたりして、女性たちの勇気に触発され、名曲を歌っている姿で元気になっていただきたい」とメッセージも寄せている。また今回、メイキング写真も到着。自然体で楽しそうに合唱する姿や、撮影の合間の仲睦まじい様子が伺え、笑顔の絶えない撮影現場であったことも感じられる。『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』は5月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷・有楽町ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声 2022年5月20日よりヒューマントラストシネマ渋谷・有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© MILITARY WIVES CHOIR FILM LTD 2019
2022年04月30日人気映画の舞台版となる『フラガール - dance for smile - 』が5月14日(土)~5月23日(月)、新国立劇場 中劇場で再演される。映画『フラガール』は2006年に公開され、第80回キネマ旬報ベストテン1位、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した日本映画の傑作。映画監督の李相日は昭和40年という時代を背景に、エネルギーの石油化の波に飲まれながらも、需要の下がる石炭を堀り続ける福島県いわき市の炭鉱町を描き、滅んでいく産業の中で働く人間が力強く生きていく姿を見事に表現。常磐ハワイアンセンター設立までのエピソードを、フラガールに生まれ変わっていく少女達の笑顔と涙で描き切った。キャストは舞台版の再演にあたり、フレッシュな面々が集結。主演のフラガールのリーダー・谷川紀美子役には、舞台においては単独初主演となる日向坂46一期生の潮紗理菜。かつて都会のダンサーだったにもかかわらず、炭鉱の娘達にフラダンスを指導することになる平山まどか先生役に矢島舞美、そして紀美子の親友でフラガールを目指す木村早苗役は太田夢莉。またフラガールのメンバーに兒玉遥が舞台版オリジナルキャラクターの和美役として登場し、炭鉱を支え続けることが女の生き方と信じて娘紀美子と対立する母親、谷川千代役を有森也実が演じる。総合演出はフジテレビのトレンディドラマの産みの親・河毛俊作、プロデュースと構成演出として現代エンタテイメント演劇の巨匠・岡村俊一が手腕を振るう。<潮紗理菜(日向坂46)・コメント>日向坂46のグループ活動から離れて、ひとりでお仕事することは初めてで、不安な気持ちもありますが、フラガールの主演が決まった時、メンバーのみんながお祝いのメッセージをくれて、本当に勇気が出ました。まだ何もできない私ですが、これから全力でフラガールになれるように頑張ります!■公演情報『フラガール - dance for smile -』2022年5月14日(土)~5月23日(月)上演会場:新国立劇場 中劇場先行販売:3月24日(木)12:00より一般発売開始:4月10日(日) 10:00より公式サイト: チケット情報:
2022年03月24日9月2日(金)より配信される『ロード・オブ・ザ・リング』待望のAmazon Originalシリーズのタイトルが『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』に決定し、タイトル動画も解禁された。世界的な名著で国際幻想文学賞受賞、またプロメテウス賞殿堂賞に輝く『指輪物語』は1999 年に米国でAmazonのユーザーが選ぶ「千年紀で最も好きな本」に選出。2003年には英国・BBCの「歴代で最も愛された本」にも選ばれ、世界で約38か国語に翻訳され1億5千万部以上のセールスを記録している。本作は「中つ国」の歴史上でも伝説的な「第二紀」のヒーローたちを初めて映像化した作品で、J・R・R・トールキンの『ホビット』や『ロード・オブ・ザ・リング』の遥か数千年前を舞台にした壮大な物語。偉大な力の創造、王国の栄枯、ヒーローたちの試練、そして全世界を闇で覆うトールキンが生み出した最強のヴィラン、これらすべてが観るものを「第二紀」の世界に誘う。平和な時代から物語は始まり、お馴染みのキャラクターたちと新たなキャラクターたちが徐々に「中つ国」に再出現する長い恐怖に直面することに。霧ふり山脈の暗闇の奥地からエルフの首都リンドンの雄大な森を抜け、ヌーメノールの息を飲むような島の王国を通って、最果ての地に及ぶまで、この旅で出会う王国や人々は、長く伝説として語り継がれて行くことだろう。本シリーズを率いるクリエイター兼エグゼクティブプロデューサーはJ・D・ペインとパトリック・マッケイ。エグゼクティブプロデューサーとしてリンジー・ウェバー、カラム・グリーン、J・A・バヨナ、ベレン・アティエンサ、ジャスティン・ドブル、ジェイソン・ケイヒル、ジェニファー・ハッチソン、ブルース・リッチモンド、そしてシャロン・タル・イグアドも名を連ねた。またプロデューサーはロン・エイムスとクリストファー・ニューマン。ウェイン・チェ・イップが共同エグゼクティブプロデューサーを務め、J・A・バヨナやシャーロット・ブランドストームと共に監督も務める。発表となった正式タイトル、そのサブタイトルの意味は原作者J・R・R・トールキンのファンは決して忘れないものであり、あの象徴的な指輪の創造を含めてトールキンが作り上げた「第二紀」に起きる壮大な物語の数々を予感させる。何シーズンにも及ぶドラマシリーズとなる本作について、J・D・ペインとパトリック・マッケイは次のように語っている。「これはJ・R・R・トールキンが書いた他の古典の隣に並んでいる本様子が容易に想像できる作品です。『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』は『中つ国』の『第二紀』に起きた全ての主要な出来事を描く物語で、指輪の創造、冥王サウロンの台頭、ヌーメノールの壮大な戦い、そしてエルフと人間との最後の同盟などを含みます。これまでみなさんは映画で『一つの指輪』の物語だけをご覧になっていました。しかし『一つの指輪』の前には多くの指輪が存在し、それらすべての壮大な物語を皆さんと共有できることに非常に興奮しています」さらにドラマの中の多くの要素が手作りされたのと同様、Prime Videoが鍛冶屋の鋳造所で実際にタイトルロゴ動画を制作。また、木版に手彫りされた文字型に燃え盛る溶融金属を流す様子を、スローモーションで動画に収めている。こうしてエルフ文字に模られたシルバーのタイトルロゴが完成した。『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』9月2日(金)よりPrime Videoにて独占配信予定作品ページ:
2022年01月20日東京ディズニーシーの人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」が年明け、期間限定にて「タワー・オブ・テラー“アンリミテッド”」となって戻ってくることが発表となった。これは通常とは異なる落下パターンであり、より一層スリルが増したスペシャルバージョンとなっているもの。2022年1月6日(木)~3月30日(水)の期間限定で、アトラクション体験中のライドショットは実施しないという。また、東京ディズニーリゾートは、学生のゲスト思い出づくりを応援するとして、学生向け特設サイト(開設期間:12/24~3/30)と特別動画を公開。みんなでパークを楽しめるグッズやメニュー、おすすめ撮影スポットなどを紹介している。来園前にWEBや動画をチェックしてみて!(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2021年12月24日田代万里生&平方元基ペアと太田基裕&牧島 輝ペアというWキャストで上演されるミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』が、12月13日に開幕した。ふたつのペアのゲネプロレポートをお届けする。本作は、2009年にブロードウェイで初演され、その後韓国で大ヒットした二人ミュージカル。幼馴染アルヴィンの弔辞を書くために、短編小説家のトーマスが、自分の心の中に広がる空想世界で、アルヴィンとの出会いからの転機を一つひとつ振り返っていく。日本初演は’19年。今回も出演する田代万里生&平方元基ペアが出演し、2役を交互に演じる相互上演が話題を呼んだ。2年ぶりの上演となる今回は、役柄は固定となり、【アルヴィン・田代万里生&トーマス・平方元基】【アルヴィン・太田基裕&トーマス・牧島 輝】という2ペアで上演される。演出は初演から引き続き高橋正徳(文学座)が手掛ける。平方元基(トーマス役)、田代万里生(アルヴィン役)ベルが鳴り、生演奏とふたりの子供の話声から舞台は始まる。「人が死ぬと、良いことを話すんだよね」「弔辞っていうんだよ」――。まず登場するのはトーマス。アルヴィンの弔辞を書こうとしている。アルヴィンについて、「彼は私の親友でした」と書くが、「良き友達」と書き直し、さらに「最も古い友達」と、どんどん遠くなっていく。トーマスはアルヴィンのことを何も知らないと気付き、途方に暮れていた。その空気をパッと晴らすように「君の頭の中には、何千もの物語があるはずだよ!」と語りかけるのがアルヴィンだ。笑顔のアルヴィンは、トーマスをふたりの物語に導いていく。牧島 輝そこから広がっていくのは、アルヴィンとトーマスが小学1年生で出会い、成長し、社会に出て、すれ違い、永遠の別れに至るまでの追憶の旅。アルヴィンは本屋の息子として生まれ、大人になっても地元に留まり、父を継いで本屋の店主になる人物で、たくさんの本を読んでいるぶん、ユニークで繊細で少々変わり者でもある。一方トーマスは、そんなアルヴィンを時に心配し「普通になれ。じゃないといじめられる」と忠告しながらも、実際にいじめられたら助けにいくような人物。進学で地元を出た後は、小説家として名声を手にするベストセラー作家となる。そのふたりが全38曲(!)の楽曲を通し、関係性の転機となるような瞬間を辿っていく。初演も拝見した筆者は、2年前は「ふたりの友情」の物語という印象だったのが、今回はそこに「それぞれの人生」が加わったように見えた。稽古場インタビュー( 太田&牧島() / 田代&平方() )でもトーマスの行いは話題に上がっていたが、彼がなぜそうしたのかが今回とてもよく伝わってきて、物語の印象が変化する。ふたりだけのミュージカルではあるが、当然ふたりだけの世界で生きているわけではないアルヴィンとトーマス。それぞれの人生が混じり合って、この物語は動いていたことに気付いた。開幕に寄せて演出の高橋が、「田代さん、平方さんチームは再演にあたり解釈を掘り下げ、役を研ぎ澄ましていく事で、この作品により深みを与えてくれました。太田さん、牧島さんチームはこの作品に新たな光を当て、稽古場では今までとは違ったトーマスとアルヴィンの関係を発見することが出来ました。同じ戯曲、楽曲でありながら、それぞれのチームの色彩がハッキリとしたものになったと思います」とコメントしていたように、各ペアの違いはこの作品の面白さも教えてくれた。平方元基【田代&平方ペア】は2度目ということもあり、お芝居のひとつひとつ、楽曲の一曲一曲から、ふたりの記憶が滴るほどだったのが印象的。一つひとつの思い出がまぶしく、なんだかんだ言いながらも田代アルヴィンに巻き込まれるのが楽しそうな平方トーマスや、田代アルヴィンのコロコロ変わる表情、相手を見つめる目に宿るもの、歌っていないほうの人物の表情、心が重なった時のハーモニーの素晴らしさ……挙げていくときりがないが、ふたりの感情が鮮やかに客席に流れ込んでくるようだった。田代万里生【太田&牧島ペア】は、牧島がこのようなミュージカル作品に初挑戦であることや、幼馴染を演じるには年齢が離れていることなどが、いい意味で、役の関係性に影響しているように感じた。牧島の必死さは、牧島トーマスが「ベストセラー作家」として大成しながらも必死で作品や社会生活と向き合う姿を際立たせ、そうなると太田アルヴィンも、そんな彼の親友として器が広がり、牧島トーマスをやさしく受け止めているように見えた。そういう印象の違いは衣装からも感じるところであり、田代アルヴィンの衣裳は初演同様、どこか天使を思わせるものであるのに対し、太田アルヴィンの衣裳は人間らしいものだった。だからこそ、ペアによって残るシーンや台詞が全く違う。演出にもそれぞれに細かな違いがあり、特にラストシーンでの違いは、それぞれのペアの関係性が顕著に出ているように感じて印象的であった。太田基裕太田が前述のインタビューで「余白が美しい作品」と述べていたが、2ペアが演じることでその余白がさらに広がったように感じる。大切な人たちと会う機会の多い12月にぴったりなこの作品を、ぜひ堪能してほしい。上演時間は休憩なしの110分。出演者の4人が並ぶことはないが、開演前のアナウンスは4人揃って話しているので、そちらもぜひお聞き逃しなく!取材・文:中川實穗撮影:田中亜紀
2021年12月14日ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』の公開ゲネプロが12日に東京・よみうり大手町ホールにて行われ、太田基裕、牧島輝が登場した。同作は音楽・作詞:ニール・バートラム、脚本:ブライアン・ヒルによって、2009年にブロードウェイで初演され、ドラマ・デスク・アワードにノミネートされた(ミュージカル作品賞、作曲賞、 作詞賞、脚本賞)ミュージカル。故郷を同じくする2人の男、トーマス(平方元基/牧島輝)とアルヴィン(田代万里生/太田基裕)の友情の物語を描く。人気短編小説家のトーマスは幼なじみのアルヴィンの突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へ帰ってくる。しかし言葉が思い浮かばないトーマスの前に死んだはずのアルヴィンが現れ、トーマスの心の奥深くにあるたくさんの物語を紐解くうちに、2人の間に存在したはずの数々の結びつきが明らかになっていく。2019年に迎えた日本初演では、田代と平方が2役を交互に演じる相互上演が話題に。今回は田代&平方ペアに加え、亡くなった幼馴染アルヴィンを太田、小説家トーマスを牧島が演じ、新たな風を吹かせる。公演は東京・よみうり大手町ホールにて12月13日〜25日。○太田基裕 コメントアルヴィンを演じます太田基裕です。2人で紡ぐミュージカル、非常に繊細な道のりだと感じています。僕自身を通したアルヴィンがお客様の心に少しでも届きますよう、トーマス役の牧島さんと積み重ねていきたいと思います。2021年を締め括る美しい作品になりますように。千穐楽までよろしくお願いいたします。○牧島輝 コメントきっとこの作品を観た後、自分が生きてきた中の何気ない時間やくだらないのになんだか楽しかった記憶がとても尊くてかけがえのないものだったのだと感じると思います。僕はそうでした! 笑皆さんが辛い時、ふとこの作品を思い出したら温かい気持ちになったり、そっと寄り添ってくれるようなそんな作品だと思っています。限られた公演数、みなさんとの限られた時間の中で、一つ一つ色んなことを確かめながら、共感しながら素敵な時間を過ごせますように!○演出:高橋正徳(文学座) コメント両チーム共に稽古場で積み重ねてきたものが、劇場という空間で花開くのを感じました。田代さん、平方さんチームは再演にあたり解釈を掘り下げ、役を研ぎ澄ましていく事で、この作品により深みを与えてくれました。太田さん、牧島さんチームはこの作品に新たな光を当て、稽古場までとは違ったトーマスとアルヴィンの関係を発見することが出来ました。同曲でありがなら、それぞれのチームの色彩がはっきりとしたものになったと思います。ミュージカル『ストーリ・オブ・マイ・ライフ』が演出の手を離れ、お客様の元に届き、また成長していくのか、楽しみです。
2021年12月12日ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』の公開ゲネプロが12日に東京・よみうり大手町ホールにて行われ、田代万里生、平方元基が登場した。同作は音楽・作詞:ニール・バートラム、脚本:ブライアン・ヒルによって、2009年にブロードウェイで初演され、ドラマ・デスク・アワードにノミネートされた(ミュージカル作品賞、作曲賞、作詞賞、脚本賞)ミュージカル。故郷を同じくする2人の男、トーマス(平方元基/牧島輝)とアルヴィン(田代万里生/太田基裕)の友情の物語を描く。人気短編小説家のトーマスは幼なじみのアルヴィンの突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へ帰ってくる。しかし言葉が思い浮かばないトーマスの前に死んだはずのアルヴィンが現れ、トーマスの心の奥深くにあるたくさんの物語を紐解くうちに、2人の間に存在したはずの数々の結びつきが明らかになっていく。2019年に迎えた日本初演では、田代と平方が2役を交互に演じる相互上演が話題に。今回の公演では、亡くなった幼馴染アルヴィンを田代万里生が、小説家トーマスを平方元基が固定で演じる。公演は東京・よみうり大手町ホールにて12月13日〜25日。○田代万里生 コメントいよいよ開幕です! クリスマス大定番映画であり、アメリカでは毎年この時期にTV放映もされるという『素晴らしき哉、人生!』(1946年)に出てくる、命を絶とうとする主人公ジョージ・ベイリーと翼のない見習い天使のクラレンスの2人両方をモチーフとしたアルヴィン。時と共に役が染み渡りさらにパワーアップした今回の稽古場では、元基からはスーパーアルヴィン! と呼ばれています。全ての幕が閉じた時、あなたの心には温かなクリスマスプレゼントが…劇場で最高のクリスマスを共に過ごしましょう!○平方元基 コメント初演に続き再演出来ることを大変嬉しく思っています。今回は12月25日のクリスマス当日に千穐楽を迎えられるとのことで喜びも大きいです。「これがプレゼントだよ!」といった大きなプレゼントではないかもしれませんが、皆さまにちっちゃなちっちゃなプレゼントをひとつずつ丁寧にお届けし、自分なりの、自分だけの『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』をお観せしたいと思っています。自分だけの感想を持って頂ける、自分だけの色んな思い出が蘇るような、そんな作品に仕上がっているので、是非そこを楽しんで頂きたいです。僕たちからのささやかなプレゼントだと思って受け取っていただけるように本番公演つとめてまいりますので、最後までどうぞよろしくお願いします。○演出:高橋正徳(文学座) コメント両チーム共に稽古場で積み重ねてきたものが、劇場という空間で花開くのを感じました。田代さん、平方さんチームは再演にあたり解釈を掘り下げ、役を研ぎ澄ましていく事で、この作品により深みを与えてくれました。太田さん、牧島さんチームはこの作品に新たな光を当て、稽古場までとは違ったトーマスとアルヴィンの関係を発見することが出来ました。同曲でありがなら、それぞれのチームの色彩がはっきりとしたものになったと思います。ミュージカル『ストーリ・オブ・マイ・ライフ』が演出の手を離れ、お客様の元に届き、また成長していくのか、楽しみです。
2021年12月12日ブロードウェイと韓国で大ヒットしたミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』が、12月13日に開幕する。’19年の日本初演から2年ぶりに上演される本作は、亡くなった友達アルヴィンの弔辞を書くために、小説家トーマスが、空想世界でアルヴィンと共に記憶の旅に出る、切なくやさしい二人ミュージカル。2度目の上演となる今回は、日本初演ペアの田代万里生&平方元基に加え、新ペアとして太田基裕&牧島輝が出演する。太田&牧島ペア() に続き、今回は日本初演ペアである田代と平方に稽古に入っての感想を聞いた。ふたりは日本初演では、2役を交互に演じる相互上演をしたが、今回は、亡くなった幼馴染アルヴィンを田代万里生、小説家トーマスを平方元基が固定で演じる。“ふたりでひとつ”感は初演よりもさらに――“日本初演ペア”のおふたりは、今日で稽古2日目ということですが、お稽古はどんな感じですか?平方初日から60ページ分くらい進みました。これはものすごいスピードなのですが、楽しいよね(笑)。田代前回はお互い2役演じたし、稽古と同時進行で日本語の台詞や歌詞もブラッシュアップしていくような状況だったんですけど、今回は再演ということで比較的かたまった状態でスタートできています。なので本質をちゃんと見極めながら、一個一個できているんじゃないかなと感じています。――久しぶりの共演はいかがですか?田代やっぱり毎日、元基と会えるので。平方俺もそれ、すごく嬉しい。’19年のあの日々を過ごした仲間というか……当時はこの作品の前に『エリザベート』でも一緒だったから、半年間ずっと一緒にいられたんですよ。そういう、全部を話さなくても何を感じて何を考えているのか理解してくれるような人たちと一緒にやれているので、よりこの作品の親友感は出てくるんじゃないかなと思っています。それに今、あの頃の記憶を辿りながらやれていることは、この作品をイチから構築していくうえでも助かっているとも感じています。田代確かに。トーマスとアルヴィンが幼馴染という設定なので、初演の時よりそのニュアンスは出ているんじゃないかなって感じがしますね。――お芝居ではどう感じられますか?平方万里生くんのこと、2年前も好きでしたけど、よりなんかこう……公開告白みたいだけど(笑)、なんか、目が合っただけですごく安心というか、すごい包容力。田代(笑)平方万里生くんのこの2年での変化があるとしたら、そこなんじゃないかなってすごく思う。この作品はふたりしかいないから、頼るのも相手しかないわけです。それが万里生くんでよかったなって、2年前よりももっと思います。田代この2年間で元基は大きい作品をたくさん担って、初演の時からさらに頼もしくなっている部分を感じるし、アルヴィン(田代)の一言一言がすごくよく染みてくれるっていうか。すごく影響を受けてくれるトーマス(平方)なので、そこはアルヴィンとしても、僕としても嬉しいです。ふたりだから、どちらかが決めつけてお芝居してしまったりすると、無意識のアクリル板みたいなものができちゃいますから。そういう意味では、“ふたりでひとつ”感は初演よりもさらに深まっていくのかなと思っています。言葉をちゃんと、届けるために――2度目だからこそ大事にしたいことはありますか?平方言葉をちゃんと伝えたいな、という気持ちがあります。僕たちが台本を読んで、理解して話すことと、一度しか観られないお客様が耳だけで聴いて、それをどう解釈できるかってところはまた違いますうからね。そこを大事にするためにも、言葉をちゃんと伝えていきたいな、と思いますね。平方元基――田代さんはどうでしょう。田代そうですね……平方元基じゃない?元基のこと大事にしたいんじゃない?(笑)田代(笑)。この作品にはすごく哲学的な、深みのありそうな言葉もあるんですけど、でも伝えたいことはすごくシンプルなんです。難しそうだけど実は簡単、簡単だけど難しいっていう、その相反するところがたくさんある作品で。初演の時よりもっと明確に、お客様にスッと入るような言葉を届けたいと思っています。――言葉をより届けるって、具体的にどのようなことになるのですか?田代今回、台詞でも初演からブラッシュアップされている部分が何カ所かあります。英語から日本語への訳し方についても、演出の高橋(正徳)さんや翻訳の保科(由里子)さんと相談して、僕と元基からもアイデアを出しました。脚本の英語をもう一度見つめ直して、「直訳はこうなるけど、本質はこういうことで、日本人の感性で音で聴いた時にはこっちのほうがいいんじゃないか」とかいろんな相談をしたので、そこでクリアになったこともあるんじゃないかなって。田代万里生平方もちろん台詞は俳優が馴染むようにも持っていかないといけないっていう部分があるんだけど、今回の、ここの擦り合わせができたのはとてもよかったです。やっぱり1回目より2回目ということで、実感を持って舞台上にいられるためにもすごく必要な作業だったと思いました。――高橋さんとは演出について何かお話されましたか?田代(稽古場にいる高橋にzoom画面を向けながら)こちらが高橋さんです!高橋どうも(笑)。今も毎日、相談しながら言葉をブラッシュアップしたり、役者の芝居自体ももう一度見つめ直しながら再構築している感じです。田代以上、現場からでした!一同(笑)――音楽にはどんな魅力がありますか?平方台詞と戯曲と音楽がちゃんと馴染んでいるから、なんでこの音楽がここに入っているんだろうねっていうことがないんですよ。常にアルヴィンやトーマスが感じていることが増幅されてその音が鳴っている。BGMにも必ず意味があって、内側から出てきているものが表現されているんですね。だからすごく自然にいられます。「よし次この曲来るぞ、がんばろう!」みたいなことがなくて、ちゃんと物語を踏んでいけばそのテンションになれるのも、素敵な楽曲ばかりだなと思う理由のひとつです。田代全部が「トーマスとアルヴィンの空気感が音楽になった」というふうになるまで一体化したいですよね。一番明るい“お葬式ミュージカル”――作品自体にはどんな魅力を感じられていますか?田代アルヴィンとトーマスは全然違うタイプの人間と思いきや、きっと観る方はどちらにも共感すると思うんです。自分の中のアルヴィンとトーマスっていう2面性を感じ取ることが、改めて自分を見つめ直すきっかけにもなると思います。あとはやっぱりふたりが6歳くらいの頃から大人になっていく過程を描く話なので、大人になることで選択しなくちゃいけないこと、捨てなくちゃいけないこと、色々なことがテーマとして扱われている。だから観る人を限定しないし、誰もがアルヴィンにもトーマスにもなれる作品だというのが、一番の魅力かなと思います。2019年初演舞台写真撮影:西木義和平方トーマスって一見ずっと悩んでいるし、なんでそんな可哀そうな選択をするんだよ!って人だと思うんです。だけど、どんなふうに生きてきても、置いてきてしまったものとか、見ないふりをしたこととかあると思うんですよ。親友だったのにそういえば今は連絡も取ってないしどこに住んでいるかもわからない友達とか、僕も全然いる。そういうことはきっとみんなあるんじゃないかなって。そしてそのことを、敢えて掘り起こさなくてもいいくらいの浅い問題として捉えている人のほうが多いと思う。この作品は、そういうものを敢えて物語にすることで、皆さんの心に投影できるというか。問題にはしなかったけど、こういうことってあったよねって。2019年初演舞台写真撮影:西木義和だけどこの作品ではその人が亡くなるんですよね。そこで気付かせてもらえるものがある。トーマスにとっても、こういう機会がなければ振り返るような問題じゃなかったと思うんです。みんなそうじゃんっていうようなことだと思うから。この物語は、そういうことを振り返るきっかけとかチャンスを授けてくれるんじゃないかなと思います。――そのトーマスを演じるって、どんな気持ちになるのですか?温かい?辛い?平方温かい気持ちがあったから辛いんですよね。あんなにも自分の青春を構築していた一つひとつのものを置き去りにしてきた自分の人生に突然気付くから。それを気付かせてくれて、また満たしてくれるのもアルヴィンだったっていうことですよね。それも辛いんですけどね。――もう会えないですからね。田代でもこの作品は多分、一番明るい“お葬式ミュージカル”なので。一同(爆笑)平方ほんとそうだ(笑)。だって「弔辞読みます」って言って始まって、「弔辞読みます」って言って終わるからね(笑)――明るいお葬式ミュージカル、楽しみにしています(笑)。取材・文:中川實穗ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』2021年12月13日(月)~2021年12月25日(土)会場:東京・よみうり大手町ホール
2021年12月07日ブロードウエイと韓国で大ヒットしたミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』が、’19年の日本初演から2年ぶりに上演される。亡くなった友達アルヴィンの弔辞を書くために、小説家トーマスが、アルヴィンと共に記憶の旅に出る切なくやさしい二人ミュージカル。今回は、日本初演ペアの田代万里生&平方元基に加え、新ペアとして太田基裕&牧島 輝が出演する。稽古が始まっての心境を、アルヴィン役の太田とトーマス役の牧島に聞いた。アルヴィンとトーマス、それぞれの向き合い方――稽古3日目だそうですが、いかがですか?牧島この2日間は本読みをやっています。僕は今まであまり、こんなふうに座った状態で台本を読むような稽古をしたことがなかったので、この、最初にみんなで「ここはこう思う」と擦り合わせながらできる稽古をすごくいいなと思いました。今は少しずつ理解が深まっているのかなと思います。――太田さんと牧島さんのチームだけでやられているのですか?太田そうです。僕たちと演出の高橋さんとでやっています。最初に一度全部を通して、その後は少しずつ。高橋さんの演出のお話もうかがいながら、「僕はこういう解釈でいます」みたいな話をして、ゆっくりやっていっています。なので今はそれぞれがイメージしているものをちょっとずつ共有しているような段階ですね。――それによって役の理解も深まるのでしょうか?太田というよりも今は、ふたりの関係性のバランスをどんなふうに組み立てたらいいかを考えたり、探っているような感じです。役の理解に関しては、僕は自分が演じるアルヴィンをどういう人物像にしたいかは、正直わからなくていいかなと思っているところもあるかな。――というのは?太田アルヴィンもトーマスも完璧な人間性というわけではないし、実際誰でも自分で自分のことはわかっていなかったりするじゃないですか。だから「アルヴィンはこれです!」とならないようにしたいというか。この作品はそういう哲学的な追及の仕方も必要な気がするので、その辺は大事にしたいなと思っています。――牧島さんは本読みの中でどのようなことを感じられていますか?牧島これは単純に今感じていることですが、みんなが「トーマスはひどいヤツだよね」って言うから、僕はちょっと傷ついています。太田(笑)。ごめん!牧島トーマスは必死なだけだったりするし。もちろん僕もひどいなとは思うことはあるんですけど、よくよく考えると自分もそういう行動を取っちゃってるなと思うこともあったりして。だから「ひどい人だよね」って、自分が言われているような気分になるんですよ。太田昨日、何回も言われてたもんね、「トーマスは本当にひでえヤツだな」って(笑)。牧島でもそれは、みんな俯瞰で見ているからだと思うんですよ。実際に当事者になったらまた違うんじゃないかと思う。自分がトーマスになったつもりで考えてみると……太田必死がゆえに見えなくなることがあるってことだよね。牧島そうなんです。必ず死角ができる。そこがどう見えるかなってことは考えます。角度によって全然見えるものが違ったりするので、面白いなと思いました。――そのトーマスのひどさみたいなところは、アルヴィン役の太田さんはどう感じていますか?太田アルヴィンとしては、思っていたより「ひどい」とは思わなかったです。彼は、トーマスがどういう選択をしても受け入れてあげるのが愛だってことを感じている人だと思うから。もちろんがっかりしたり落ち込んだりはしますけどね。でもそれをすべて彼のせいにするってことはないんじゃないかと思っています。だからこそ彼のことを愛し続けたんだと思うし。だから信じ続けられた、希望の光を失わずにいられた、という部分があると思います。なので、演じていて、そこまで彼を否定するような感覚にはなっていないです。がっかりはあるけど。太田「牧島くんの魅力が炸裂したトーマスと会えそう」牧島「随所に太田さんの魅力を感じています」――楽曲は歌ってみてどうですか?太田難しいです。いと難しい……牧島音たち!太田ね。音たち、いと難しい。オタマジャクシ(音符)が夢に出てきそうです。牧島(深く頷く)――どんな難しさですか?太田楽曲の中でストーリーも展開していくし、心情も見せなきゃいけないので、その空気感をどう紡いでいけばいいのかなっていう難しさがあります。でもそれは地道に積み重ねるしかないなと思っていますけどね。――牧島さんはこういうタイプのミュージカルに出演するのが初めてとなりますが、実際に始まってみていかがですか?牧島大変なことは始まる前からわかっていたので。今は、この新しいことを楽しみながらやりたいなという気持ちでやっています。だから自分的にはすごく楽しめているかな。太田ポジティブ!牧島僕は実の姉に「根暗なポジティブ」と言われていまして。太田(笑)牧島あまり明るくはないけど前向きなんです。だから何周もして楽しいです。――おふたりは演じていて、どういうところにこの作品の魅力があると思われますか?太田余白がすごく美しい作品だなと思っています。言葉で決めつけないですし、答えにも行き着かない。そういう余白の空間で紡いでいく作品だなって。だからお客さんも想像が湧くんじゃないかと思いますし、そうやって「なんだったんだろう」と考える時間が、この作品を観た後のプレゼントというか。そういう余白のある作品だなと思っています。牧島まったくもって同意見です。太田(笑)牧島でも本当に。この余白って幕が開いても埋まることはない部分なんだろうと思うし。――最後に、この作品でお互いのどんな姿が見たいですか?太田このまま稽古が進めばきっと、牧島くんの魅力が炸裂したトーマスと会えそうなので。それが楽しみです。牧島僕はすでに随所に太田さんの魅力を感じています。これが本番に向けてどんどん磨かれて、きっと繊細で美しいアルヴィンができあがるんじゃないかなと思っているので、それが楽しみです。太田なにプレッシャーかけてるの(笑)。牧島それはやっぱり、期待に応えるのが太田さんなので。いつだっていろんな人の期待に応えてきたのが太田さんですから!太田誰だよ(笑)。牧島だからとっても楽しみです!取材・文:中川實穗撮影:杉映貴子ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』2021年12月13日(月)~2021年12月25日(土)会場:東京・よみうり大手町ホール
2021年11月29日『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のビーニー・フェルドスタイン主演『ビルド・ア・ガール』は、高校生・ジョアンナが失敗や挑戦を繰り返しながら、がむしゃらに成長していく青春ストーリー。「ビーニー・フェルドスタインの魅力120%で、最高のエンパワーメント映画」「誰にでも思い当たるちょっとしたことに共感できて、前向きにもなれるハッピーな映画」など共感の声が続出している本作は、1990年代のイギリスが舞台となっており、当時をリアルに再現するためのこだわりが凝縮。名作映画のオマージュやスタッフがこだわり抜いた撮影現場など、本作をさらに楽しめるトリビアを紹介する。トリビア(1)まるでホグワーツの魔法!?主人公の部屋の写真が動き出す大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの魔法学校ホグワーツには、絵の人物が動き出す肖像画が登場し、ときにハリーたちにアドバイスをしていた。本作でジョアンナの良き相談相手となるのが、“GOD WALL(神の壁)”が見どころ。ガンジーやフリーダ・カーロ、ジョン・レノンらの写真は、実際は彼女の想像力によって脳内で話しているのだが、まるで魔法のようにクレオパトラや、エリザベス・テイラーなど壁に張られた偉人や大スターたちが主人公にメイクのアドバイスをするシーンも!仕事がうまくいったときには一緒に喜び、失敗したときに相談に乗ったりと、主人公の“親友”として物語の中でも重要なポジションを担っている。トリビア(2)イギリスの名作映画の主人公の足にドクター・マーチンあり世界中で有名なシューズブランド「ドクター・マーチン(Dr.Martens)」はイギリスを舞台にした映画ではもはや必須アイテム。映画『クルエラ』ではエマ・ストーン演じる主人公が仕事に向かうシーンで見られ、ファッションが可愛いと人気の『ワン・デイ 23年のラブストーリー』では、主演のアン・ハサウェイがフェミニンなワンピースと合わせて話題に。本作でも主人公が辛口音楽ライター“ドリー・ワイルド”に変身するアイテムの一つとして登場する。トリビア(3)あの青春映画のワンシーンをオマージュ?80年代を舞台に、少年の恋と友情をUKサウンドと共に描き出した青春映画の金字塔『シング・ストリート 未来へのうた』の中で、ファンの間でも人気が高いシーンが主人公とその兄がリビングで音楽番組を見ながら批評をする場面。本作でもジョアンナが兄と最新音楽番組を見るシーンが登場し、思わず『シング・ストリート』の兄弟を思い出すようなワンシーンが。いったいどんな批評を繰り広げるのか、注目してほしい。トリビア(4)主人公がつぶやいたのは「若草物語」原作者のあの名言?気鋭のロック・スター、ジョン・カイトへのインタビューのために、初めて飛行機に乗ったジョアンナ。「乱気流が怖い」とブツブツ言いながらも離陸した飛行機から見えたのは真っ青な空と太陽!その後ジョンに「雲の上はいつでも夏なのよ!」と話す可愛いシーンが登場する。実はこのセリフは、本作の原作者キャトリン・モランが大好きな「若草物語」の作者ルイーザ・メイ・オルコットの名言「雲の向こうは、いつも青空」から来ている。トリビア(5)主人公が訪れたのは実在したイギリスの大人気雑誌編集部物語の超重要なシーンで主人公ジョアンナが訪れたのは、デヴィッド・ボウイやロバート・デ・ニーロが表紙を飾り、1980年~1990年代に一大ムーブメントを起こした「THE FACE」の編集部。劇中、編集長を演じるエマ・トンプソンは、同雑誌について「信じられないくらいクールな雑誌だった! あんな雑誌は後にも先にもない」と熱く語り、当時のティーンのマストアイテムだったことが窺える。トリビア(6)主人公が応募した大手音楽雑誌はあの雑誌編集部がモデルとある出来事で人生最大の挫折を味わったジョアンナが一念発起して目指したのは、大手音楽雑誌「D&ME」の音楽ライター。最初は若いからと編集部から相手にされなかったが、彼女らしいアプローチで見事にライターデビューを勝ち取ることとなる。この「D&ME」誌は、ジョン・レノンや「ダフトパンク」をはじめ、伝説のアーティストを表紙に飾ってきた「NME」誌をモデルにしている。ちなみに、原作者のキャトリンはNME最大の競合だった「メロディメイカー誌」で16歳から執筆していた。トリビア(7)90年代に実在した大ヒットバンドの曲が作中に登場ジョアンナが才能と度胸で初めて勝ち取ったライブレポートのアーティストは、なんと90年代を代表する大ヒットバンド“マニックス”こと「Manic Street Preachers」。劇中にも彼らの曲が使われており、当時のリアルな音楽シーンを再現するためにスタッフによるこだわりが垣間見える。さらに別のシーンでは、“マニックス”のツアーTシャツも登場する。トリビア(8)当時の売れっ子カメラマンの写真を使った撮影セットジョアンナがライターデビューする「D&ME」の編集部をリアルに撮影するために、スタッフは90年代に活躍していた売れっ子カメラマンイアンに協力を仰いだ。彼はカート・コバーンや「ニルヴァーナ」などを実際に担当しており、劇中の編集部では当時撮影していた大物バンドの写真が使われている。トリビア(9)“突撃ソング”は『ブックスマート』でも使われたあの曲人気音楽ライター“ドリー・ワイルド”として覚醒したジョアンナ。彼女が「くそったれオブザイヤー」の受賞式に颯爽と登場する場面で使われているのは、「Salt-n-Pepa(ソルト・ン・ペパ)の「Push It」。この曲は、ビーニーがブレイクするきっかけとなった『ブックスマート』でも使われており、同じくパーティー会場に突撃するシーンで流れている。トリビア(10)悩める高校生の愛読書は世界的大ヒットベストセラーもともと作家になることが夢だったジョアンナは、冴えない日々の中で自己を持て余していた。そんなある日、不良少年たちに追いかけられて彼女が落とした本はフェミニズムの活動に大きな影響を与えたベストセラー「去勢された女」。原作者のキャトリンは、「若きジョアンナはフェミニストの代表的な本を読んでいたという理由だけでいじめられる」と語っており、当時も女性の地位向上は簡単なことではなかったことが窺い知れる一幕だ。このように、本作ではイギリスのアイコニックなアイテムや有名な映画のワンシーンを思わせるような場面がいくつも登場する。半分実話な本作は、1990年代をリアルに描こうと細部にまでこだわって撮影されており、どのシーンも臨場感たっぷりな“等身大の女の子ジョアンナ”が描かれていることが多くの共感を集めている理由なのかも。当時の空気感そのままに映し出した本作で、90年代のイギリスを楽しみながらジョアンナの世界を体験してみてほしい。『ビルド・ア・ガール』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビルド・ア・ガール 2021年10月22日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©MONUMENTAL PICTURES, TANGO PRODUCTIONS, LLC,CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, 2019
2021年10月31日ティーンの奮闘を描いた青春エンパワーメントムービー『ビルド・ア・ガール』が現在公開中。文才と想像力を武器に大人社会に飛び込んだ高校生・ジョアンナが、失敗や挑戦を繰り返しながら、がむしゃらに成長していく本作で、エマ・トンプソン演じる女性編集長のメイキング映像が初解禁された。公開を迎えSNSでは「何度でも自分作りにチャレンジしていくジョアンナの姿に元気をもらえた」「人生はスクラップアンドビルド、たとえ間違っても何歳でもまたやり直せばいいんだと背中を押してもらえた」など、ポジティブな感想が続々届いている本作。解禁となったのは、『クルエラ』で非情なカリスマファッションデザイナー・バロネス役を演じたことも記憶に新しいアカデミー賞女優エマ・トンプソン演じる「THE FACE」の編集長アマンダ・ワトソンが、ビーニー・フェルドスタイン演じる主人公のジョアンナに「あなたはこれを書くべき」と、新たな道を指し示すシーン。辛口音楽ライター“ドリー・ワイルド”として目覚ましい活躍を見せるものの、本来の自分を見失っていたジョアンナは編集長アマンダ・ワトソンとの出会いによって、作家としての新しい未来を手に入れていく。監督のコーキー・ギェドロイツはエマについて、「映画の最後に象徴的な人物を登場させたいと思っていました。誰か大物が登場して、主人公に『あなたは素晴らしい。混乱して、間違いを犯し、馬鹿なこともやってしまったけど、それでもあなたは素晴らしい』と言ってほしかったのです」と、エマに重要かつ説得力のある役どころとして起用した背景を明かす。エマ本人も「この映画はとても意味のあるものだと思う。『社会で女性としての振舞い方』を誰もが考えなくてはいけない現代に、これ以上ピッタリな作品はないと思います」とコメント。世界を代表する俳優・脚本家として常にトップランナーとして走り続けてきただけでなく、ハリウッドを取り巻く体制にも声を上げてきた彼女が語る言葉の意味は大きい。さらにメイキング映像では、エマがスタッフやビーニーたちと談笑し、和やかに撮影を進めている様子に加えて、原作者で脚本を手掛けたキャトリン・モランの姿も。エマについて「高級店のチョコレートの箱を持ってセットにやってくると、みんなにチョコをふるまって回ったんです。エマ・トンプソンって、そういうことが自然にできる人。彼女がセットに来た日は“エマ・トンプソンの日”として知られています――もう、まるで聖人ですよ!」と語っている。作中では主人公に新たな道を示すという重要な役を演じ、撮影現場においてもビーニーをはじめ役以上にまわりに多大な影響を与えたエマ。彼女が演じるアマンダによって、失敗から再び立ち上がったジョアンナがどんな新しい道を歩き出すのか注目してほしい。『ビルド・ア・ガール』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビルド・ア・ガール 2021年10月22日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©MONUMENTAL PICTURES, TANGO PRODUCTIONS, LLC,CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, 2019
2021年10月28日今年12月に上演されるミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』のチケットが一般発売後即日完売となった。それを受けて11月1日(月)18:00より追加の注釈付き席の販売が決定。最新PVも初公開となった。本作は、メロディアスな楽曲にのせ110分間ノンストップで描かれるトーマスとアルヴィンの友情の物語。音楽・作詞ニール・バートラムと脚本ブライアン・ヒルの手によって、2009年にブロードウェイで初演され、ドラマ・デスク・アワードにノミネートされた(ミュージカル作品賞・作曲賞・作詞賞・脚本賞)。ブロードウェイ上演の後、2010年に韓国で上演され『スリル・ミー』同様、大ヒットととなり、現在まで幾度も再演を重ねて韓国ミュージカルの定番作品として成長。『ジキル&ハイド』等を上演するOD Musical Companyのプロデュースにより、2011年には同作の映画化がされ、2020年には10周年公演を行っている。2役を交互に演じる相互上演が話題を呼んだ2019年の“日本初演ペア”が、今回の公演では亡くなった幼馴染アルヴィンを田代万里生、小説家トーマスを平方元基が固定で演じる。新しいペアである太田基裕と牧島輝を迎えクリスマスシーズンに合わせ待望の再演。公演は今冬2021年12月13日(月)~12月25日(土)まで東京・よみうり大手町ホールにて上演される。追加の注釈付き席販売は11月1日(月)18:00から先着順となっている。以下、チケット即日完売を受けて初演から引き続き出演する田代、平方ペアよりコメントが到着した。<コメント>■アルヴィン役:田代万里生初演時は連日満員のお客様にこの作品を楽しんで頂きましたが、 なんと今回の再演は、 発売と同時に全公演即完の大快挙!初演時にご観劇下さったお客様が【この作品の大ファン】になって下さったのではないかとアルヴィンはワクワクしながら考察しています。 皆様の期待に応えつつ、 予想を見事に裏切ってさらに素敵な作品をお届け致します。 お楽しみに!!■トーマス役:平方元基多くの方に注目して頂いているミュージカルであることを、 身をもって感じております。応援してくださっている皆さま、 本当にありがとうございます。期待にお応え出来るよう、 これからはじまる稽古に励み、 初演時を超える最高の『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』をお届け出来るように精一杯つとめて参ります。 劇場でお待ちしております。【公演概要】ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』期間:2021年12月13日(月)~12月25日(土)会場:よみうり大手町ホール主催:読売新聞社ぴあホリプロ企画制作:ホリプロお問い合わせ:ホリプロチケットセンター03-3490-4949(平日11:00~18:00 / 土日祝休み)※発売日のみ10:00~13:00<キャスト>アルヴィン:田代万里生トーマス:平方元基アルヴィン:太田基裕トーマス:牧島 輝<スタッフ>作詞・作曲:ニール・バートラム脚本:ブライアン・ヒル演出:高橋正徳(文学座)翻訳・訳詞:保科由里子音楽監督:後藤浩明ステージング:神崎由布子美術:乗峯雅寛照明:柏倉淳一音響:大野美由紀衣裳:小林巨和ヘアメイク:宮内宏明歌唱指導:満田恵子舞台監督:北條 孝、 長沼 仁<注釈付き席販売詳細>注釈付き席:9,000円販売開始日:11月1日(月)18:00~先着順※注釈付き席は、ステージの一部が見えづらい可能性のあるお席です。予めご了承ください。公式HP: 公式Twitter:
2021年10月27日公開中の映画『ビルド・ア・ガール』は1990年代初頭のイギリスを舞台に、ひとりの女性が音楽ジャーナリストになって自身の未来を切り開いていくドラマが描かれるが、原作と脚本を手がけたキャトリン・モランは「音楽やカルチャーは私たちに力を与えてくれる。頭の中で素晴らしい曲が鳴っている時、誰もあなたに手を出すことはできない」と語る。90年代のUKロックに詳しくなくても本作の熱が観客に伝わってくるのはなぜか? モランの発言を見てみよう。本作の主人公は英国郊外で暮らす高校生ジョアンナ。『アニー』の音楽を愛し、図書館で妄想にふけったりしながら郊外の街で冴えない日々を送っている。しかし、家は貧しく、ミュージシャンで成功する夢を諦められない父も頼りにならない。そこで彼女は自身の表現欲求を満たし、成功も手にするべく大手音楽雑誌のライター募集に応募。都会に出て、華やかな音楽の世界に足を踏み入れる。映画はかつて英国の音楽雑誌メロディ・メイカーでロック評論家として活動していたキャトリン・モランの半生に基づいた内容だ。彼女は「映画と同じように、私の父もミュージシャンだった。私は音楽ジャーナリストになったけど、これも映画の中で起こったことと同じ」と振り返る。劇中でジョアンナは音楽ジャーナリスト稼業の第一歩を踏み出すべく、人生で初めてライブハウスに足を踏み入れる。時代はオアシスやブラーがしのぎを削ったブリット・ポップ前夜。ジョアンナはそこでマニック・ストリート・プリーチャーズのライブを目撃するが、原作者のモランが生まれて初めて見たライブはなんと!スマッシング・パンプキンズのイギリスでの初公演だったそうだ。映画の舞台は1993年なのでアルバム『サイアミーズ・ドリーム』が出たかどうかの頃。世界中をニルヴァーナが席巻する中、スマパンが人気を拡大していった時期のステージだ。「私は音楽ジャーナリストして、お金をもらって生まれて初めてのライブに行ったのよ。今思えば、恐ろしいほど不適格だったわ。何が起こっているのかもわからないのに、自分の意見を書いてお金をもらうなんて」モランも、彼女がモデルになったジョアンナもロックが好きな女性ではない。彼女は自身や家族の生活や人生を立て直すために、音楽ジャーナリストになる道を選び、結果として“ある方法”で大成功を収めることになる。しかし、なぜ彼女は家の窮地を救うために工場や金融会社に行かず、ロック雑誌の扉を叩いたのだろうか?「貧乏人にとって、カルチャーだけが逆境を乗り切る上で唯一頼りになるの。私は、お金持ちになってデザイナーズウェアや高級ブーツ、素敵なハンドバッグを買い、ヘアスタイルを整えれば、ようやく自信を持てるようになって、会議に乗り込んで女性のボスになれると信じて育った。実際にそれだけのお金を稼ぐようになって、高い服を買えるようになって着てみたけど全然自信がつかなかった。自信が持てたのは、会議に向かう途中でヘッドフォンをつけて、ジーザス・アンド・メリー・チェインの『Upside Down』を大音量で聴いた時だったわ。音楽やカルチャーは私たちに力を与えてくれる。頭の中で素晴らしい曲が鳴っている時、誰もあなたに手を出すことはできない」本作は、90年代初頭のUKロックシーンを再現したシーンも登場するし、劇中では映画オリジナルナンバーも登場する。しかし、それ以上に本作は時代を超えた“音楽と人の関係”を巧みに描き出している。「私が頭の中で好きな曲を演奏しながら通りを歩く時、誰も近寄ってきたり、面倒なことをしたりしない。なぜなら、カルチャーがバリアを張って私を守ってくれるから。貧しい人に必要なのは熱くて尖った曲。それさえあれば、嫌な一日を乗り越えるエネルギーになるの。音楽は、自分を目的地に連れて行ってくれるロケット燃料のようなもの。悲しい時、疲れた時、心が傷ついた時、ぴったりの曲があなたを立ち直らせ、笑顔をもたらし、元気を与えてくれる。そうして、あなたは女王のように自信満々で部屋から出て行くのよ」その音楽のジャンルが何であれ、モランの言葉に同意する音楽ファンは多いのではないだろうか?『ビルド・ア・ガール』は貧しくて、人生の行き先が見えなくて途方に暮れている主人公が、音楽の力を体感し、成功を手にしたことで自分を見失ったりしながら、最終的に自分が進む道を見つけ出していく。90年代のUKロックが好きな人、同時代を過ごした人は思わずニヤリとする場面があるかもしれない。でも、そんなことをまったく知らなくても音楽が好きな人、音楽があることで少しだけ毎日が楽になった経験がある人も楽しめる内容になっている。『ビルド・ア・ガール』公開中(C)MONUMENTAL PICTURES, TANGO PRODUCTIONS, LLC, CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, 2019
2021年10月26日今回、ご紹介するのは、映画『ビルド・ア・ガール』。文才と想像力を武器に大人社会に飛び込んだ高校生・ジョアンナが、自らの力で未来を切り開いていく青春ストーリーです。劇中でジョアンナが辛口音楽ライターに変身する際の扮装、真っ赤な髪とド派手なタキシードに身を包んだゆりやんレトリィバァさんにお話をうかがいました。【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 93「ジョアンナのように行動して夢をかなえたいです」イギリスの作家・コラムニストのキャトリン・モランの半自伝的小説『How To Build A Girl』を『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズのプロデューサーが映画化した『ビルド・ア・ガール』。冴えない女子高生ジョアンナが、髪を赤く染め、奇抜でセクシーなファッションに身を包み、辛口音楽ライター“ドリー・ワイルド”として、人気爆発。数々の失敗を経験しながらも、困難に立ち向かう姿を描いた青春映画です。ジョアンナを演じるのは、『ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー』や『レディ・バード』での名演技で強烈な印象を残した新星ビーニー・フェルドスタイン。ジョアンナが初めて恋するロック・スターのジョン・カイトを演じるのは、アルフィー・アレン。人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のシオン・グレイジョイ役で注目を集めたイケメン俳優が、ミステリアスな雰囲気と大人の包容力を備えた、ヒロインに寄り添う紳士を好演しています。さらに主人公の運命を左右する重要な役どころでオスカー女優のエマ・トンプソンが登場!オアシス、ブラーなどの人気バンドが旋風を巻き起こした90年代前半のUKロックシーンを舞台に物語が展開するだけあって、当時のロック・ジャーナリズム業界の裏事情もうかがい知ることができ、幅広い世代が楽しめる作品となっています。『R-1グランプリ2021』で優勝した大人気のお笑い芸人、ゆりやんレトリィバァさんも本作に魅了されたひとり。ーー『ビルド・ア・ガール』を初めて鑑賞された際のお気持ちを教えてください。ゆりやんさんジョアンナに勇気をもらいました。どんなタイミングであっても遅いことはないので、彼女のように行動して夢をかなえたいと強く思いました。ーージョアンナと同じ衣装を着てみて、いかがですか?ゆりやんさん映画を観て憧れた方に変身することができて嬉しいです。ーー彼女のどのようなところを魅力に感じましたか?ゆりやんさん彼女はライターなので、もともとたくさん本を読んでいる方だと思います。ですから、学校でもどんなときでも自分の世界を言葉で表現することができる。そこが素敵だなと思いました。それと、なりたい自分になるために突き進むところ、セックスしたがっているところ(笑)、天狗になって大切なものを見失ってしまうところ、失敗して落ち込むところなど、彼女の状況を自分に置き換えて共感することができました。ーーご自身が16歳の時は?ゆりやんさん16歳の頃も芸人になる夢を抱き、映画好きから海外への憧れの気持ちもありましたが、こういうふうになりたいというイメトレをするだけで、実際に行動へ移すことはありませんでした。ーーその時はどういう芸人になりたいと思っていましたか?ゆりやんさん正統派の芸人になりたいと思っていました。このような結果になりましたが(笑)。ーー印象に残ったシーンは?ゆりやんさんお金を稼げるようになったジョアンナが、家族を養っている気持ちになってしまうシーンです。自分ができるようになったことを掲げたい気持ちはわかるけれど、これまで育ててもらった恩を忘れて、大切なものを見失ってはいけないなと。自分も親に高級なお肉を贈ったことがあるので(笑)、偉そうにしていないか、反省しなければいけないなと思いました。ーー劇中、ジョアンナは辛口の音楽ライター“ドリー・ワイルド”の仕事にのめり込んでいきます。いま、ゆりやんさんが、ハマっていることを教えてください。ゆりやんさんトレーニングに熱中しています。でも本音は恋愛に熱中したくて。相手を探しています。ーー理想の恋愛は?ゆりやんさん私は好きな人を追いかけたい、尽くしたいと思っているんですが、みんなが言うには、追いかけさせたほうが良いと言うんです。そこで、先輩として大好きな、マヂカルラブリーの村上さんを追いかける練習相手にさせていただいていて(笑)。ご本人にもバレていて、「なんでいつも口説こうとするん?」と言われています。いつの日か、村上さんが本気になったときに、「何、本気にしてんの」と言ってみたいと思っています(笑)。ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。ゆりやんさんこの映画を観たら、絶対にできることがひとつ増えると思います。何かに絶望している人、していない人、すべての方に観ていただきたいです。インタビューのこぼれ話11月1日に31歳を迎えるゆりやんさん。もし、誕生日を誰かと一緒に過ごすとしたら?「誕生日の午後をザック・エフロンと過ごしたいです。彼の出演作で一番のお気に入りは、『セブンティーン・アゲイン』です。彼のことが最高に大好きなので、結婚したいですね(笑)」。どんどん夢を叶えていくゆりやんさんだけに、本当に実現していまうかも!Information映画『ビルド・ア・ガール』10月22日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国公開出演:ビーニー・フェルドスタイン、パディ・コンシダイン、サラ・ソルマーニ、アルフィー・アレン、フランク・ディレイン、クリス・オダウド、エマ・トンプソン配給:ポニーキャニオン、フラッグ©Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019撮影・山本嵩文・田嶋真理 スタイリスト・小出えり(株式会社マハロ)ヘアメイク・菅野典子(株式会社マハロ)撮影・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・小出えり(株式会社マハロ) ヘアメイク・菅野典子(株式会社マハロ)
2021年10月22日映画『ビルド・ア・ガール』は、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のビーニー・フェルドスタイン主演、文才と想像力を武器に大人社会に飛び込んだ高校生・ジョアンナが、失敗や挑戦を繰り返しながらがむしゃらに成長していく青春エンパワーメントムービー。常に前向きに一生懸命な主人公の等身大の姿を描き、年齢にかかわらずいつでも人生をやり直せる!と元気をもらえる作品です。本タイアップ企画は、映画公開を記念し主人公ジョアンナの元気に輝く姿にちなんで、主人公と同じように"自分らしく挑戦する女性"を応援するというメッセージがあるfru:Cをプレゼントするキャンペーンとなっています。キャンペーン概要【キャンペーン名】映画『ビルド・ア・ガール』×fru:C(フルーシー)プレゼントキャンペーン映画の公開を記念して、主人公と同じように"自分らしく挑戦する女性を応援する"というメッセージを持つfru:Cを7名様にプレゼント!【期間】2021年10月22日(金)~2021年10月24日(日)【応募方法】①映画『ビルド・ア・ガール』の公式Twitterをフォロー②映画をご覧になった感想をコメント③映画『ビルド・ア・ガール』公式Twitterの該当投稿を引用RTして感想を投稿詳細は公式Twitter( )もしくはキャンペーンページ( )をご覧ください。映画『ビルド・ア・ガール』についてわたしはわたし、がむしゃらに輝け!1993年、イギリス郊外に家族7人で暮らすジョアンナは、底なしの想像力と文才に長けた16歳の高校生。だが学校では冴えない子扱い。そんな悶々とした日々を変えたい彼女は、大手音楽情報誌「D&ME」のライターに応募。単身で大都会ロンドンへ乗り込み、仕事を手に入れることに成功する。だが取材で出会ったロック・スターのジョンに夢中になってしまい、冷静な記事を書けずに大失敗。編集部のアドバイスにより“嫌われ者”の辛口批評家として再び音楽業界に返り咲くジョアンナ。過激な毒舌記事を書きまくる“ドリー・ワイルド”へと変身した彼女の人気が爆発するが、徐々に自分の心を見失っていき……。公開:2021年10月22日(金)原作:キャトリン・モラン著「How to Build a Girl」脚本:キャトリン・モラン監督:コーキー・ギェドロイツ出演: ビーニー・フェルドスタイン、パディ・コンシダイン、サラ・ソルマーニ、アルフィー・アレン、フランク・ディレイン、クリス・オダウド、エマ・トンプソン公式サイト: 公式TW/IG:@buildagirl_jp( / )#ビルド・ア・ガール、#ビルドアガールR-15作品配給:ポニーキャニオン、フラッグ© Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019fru:C美容液についてfru:Cは、厳しい自然の中でもみずみずしく力強く輝くフルーツから着想を得たビタミンC美容液ブランド。フルーツのように一つとして同じ形はなくそれぞれの輝きで、「自分らしく挑戦する」女性を応援したいという想いからfru:Cは誕生しました。またフルーツの成分を取り扱うブランドとして植樹活動を行うなど、自然環境の保護にも取り組んでいます。【製品詳細】名称:fru:C 美容液(フルーシー美容液)容量 :28ml (約1か月分)販売価格:通常価格 5,445円(税込)定期価格 4,356円(税込)URL: 【会社概要】株式会社エクラ代表取締役会長本多智史〒160-0023東京都新宿区西新宿7-9-18第三雨宮ビル4階03-6721-5793URL: ▼本製品・プレスリリースに関するお問い合わせ先株式会社エクラ担当者:進藤連絡先:03-6721-5793(平日10:00〜17:00) a.shindo@eclat-inc.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月22日『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のビーニー・フェルドスタインが主演を務める映画『ビルド・ア・ガール』が22日(金)から公開になる。本作はイギリスの郊外で暮らす17歳の主人公が、音楽ライターとして活動を始め、自身の未来を切り開いていくドラマが描かれるが、本作はよくある“冴えない主人公が自分の道を見つけ出す青春ドラマ”ではないとフェルドスタインは語る。本作はどこかユニークなのか? 本作はなぜ、2021年の観客に刺さる映画なのか? フェルドスタインに話を聞いた。本作の舞台は、レディオヘッドが最初のアルバム『パブロ・ハニー』をリリースし、オアシスがクリエイションと契約してデビューに向けて準備を進めていた1993年の英国。本作の主人公ジョアンナはそんな音楽と関係なく、『アニー』の音楽を愛し、図書館で妄想にふけったりしながら郊外の街で冴えない日々を送っている。しかし彼女はある日、何かを表現したい欲求を満たすべく兄の勧めで大手音楽雑誌のライター募集に応募。押せ押せモードで職を得て、やがて音楽家の悪口記事を書きまくることで人気記者になっていく。先ほどジョアンナは“冴えない日々を送っている”と紹介したが、彼女を演じたフェルドスタインは「ジョアンナは、自分の人生が冴えないとは思っていないんじゃないかな」と分析する。「この映画が他の作品といろいろな意味で違うのは、ジョアンナがもっと何かを求めてクールになりたいと思っているわけではなく、クールになることを必要としているところじゃないかな。家族を貧困から救うためにお金が要る。だから、郊外のウォルヴァ―ハンプトンから出て、何者かにならなければいけない。そのために自分の背中を押す必要がある。それは美しいことでもあると思う。もちろんその後、彼女が夢中になってしまうような生活が待っているわけだけど、最初は原始的な必要性に駆られていたと思う。家族を貧困に追い込んでしまったのは自分だから、そこから抜け出せるようにしなければいけない。兄弟が食べ物に困らないようにしなければいけないし、親が自分に対して怒りを抱かないようにしたいし、(貧困ゆえ撤去されてしまった)TVも取り戻さない。そういう原始的なレベルの“必要”が物語が進むと、クールにならなければいけないという“必要”に取って変わっていく。キャトリン(本作のモデルであり脚本も執筆したキャトリン・モラン)はそのあたりの力学をとても興味深い形で考察していると思う」彼女が語る通り、主人公ジョアンナは有名になりたいわけでも、意識の高い若者でもない。ただただ“自分の中にある表現欲求を爆発させたい”女の子、貧しい暮らしを何とかしたい若者として登場する。そこで彼女は別に好きなわけでも、詳しいわけでもないロックの世界に足を踏み入れるが、そこで華やかな世界に立ち会ったり、有名人と知り合いになる中で彼女の“必要=目指す場所”は変質していく。この映画は夢を持ってブレない主人公を描く物語ではない。主人公はブレにブレまくる。だからこそ愛らしい。だからこそ身近に感じる。もし、彼女が少しイヤなやつに見える瞬間があったら、少し立ち止まってみてほしい。どんな状況にあってもジョアンナには必ず“さびれた郊外で暮らしていた純粋でどんクサい時の彼女”の片鱗が残っている。「冒頭のジョアンナにすごく直感的に共感することができた。私の方が少し年上だけど、彼女と同じように『アニー』やABBAを聴いていたし(笑)。全然問題なく彼女の“ダサい”側面にコネクトできた。だって基本的にそれって私だから(笑)。でも本当に私とジョアンナを結び付けてくれたのは、小さい頃から人生で何をやりたいかわかっていたことだと思う。私は幼い頃から歌やダンスや演技に夢中で、ずっと前から役者になりたいんだって自分でわかっていた。幸運にも他の興味や趣味もあるけど、“役者になりたい”という唯一無二の気持ちはずっとはっきりとしていた。そしてジョアンナもその“何か”がわかった瞬間、自分のもうひとつの側面が解き放たれ、そのことにフォーカスしていく。若い人のそういう資質って今まで映画で祝福されているのを観たことがなかったと思う」『ビルド・ア・ガール』は他の映画とはちょっと違う『ビルド・ア・ガール』私にはやりたいことがある。私には進みたい道がある。そんな想いを胸に突き進む主人公の姿をフェルドスタインはテンション高く演じているが、同時に彼女のちょっとした感情の変化や置かれている立場を繊細な演技で表現していることも見逃せない。特に本作でフェルドスタインはセリフに頼ることなく“視線”のちょっとした動きや変化で、ジョアンナの内面を見事に描き出している。「シアーシャ・ローナンと『レディ・バード』で共演した時。彼女が“セリフはない方がいい”って言っていたのをよく覚えてる。演劇出身の私からするとそれは本当に興味深い言葉だった。舞台だと場合によっては遠く離れた席に座っている人には表情が見えないから、セリフはコミュニケーションのツールになる。コミュニケーションについて考える時も多分最初に言葉でのコミュニケーションを思い浮かべる人が多いんじゃないかな?だから、私が映像のメディアで仕事をする時の喜びは、言葉ではないコミュニケーションや、よりフィジカルなコミュニケーションを掘り下げること。カメラで撮った時により感情を喚起させられるような、より直感的な演技を今まさに学んでいる途中だと思っている。キャトリンの言葉は誰もが思う多くのことを代弁してくれているし、この作品の大きな一部分だけど、映画の仕事をしている時は、舞台では使わない別のツールが道具箱にある状態だから、それを使いたいと思っているの」主人公のジョアンナは、素朴で前向きで、フェルドスタインの言うところの“ダサい側面”を抱えたまま、全速力で前進し、時に目的を見失って迷走し、気づかないうちに自分で掘った落とし穴に自分から落ち、そこから這い上がってまた前進していく。その姿は、理想的なヒロイン像ではない。だからこそ多くの人の心を捉え続けることになるだろう。「この作品は根性のある映画だと思うし、私も以前から自分のことをそういう風に形容してきたので、そういう姿勢を持つこの作品がずっと愛され続けることになったら嬉しい。『ビルド・ア・ガール』は他とはちょっと違う。90年代を舞台にした音楽系の映画を観たことがあっても、ウォルヴァ―ハンプトン出身の16歳のちょっとぽっちゃりした女子の視点からは観たことがないと思うし(笑)、音楽シーンの中で彼女が越えなければいけないハードルも新しく感じてもらえるじゃないかな。とにかく、めちゃくちゃ笑えるし、ユーモアたっぷりで突飛。それでいて感動もあって、90年代のUK音楽シーンをユニークな形でユニークな視点で捉えた映画だと思う」『ビルド・ア・ガール』10月22日(金)公開(C)Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019
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