フランス人に学ぶお酒との付き合い方 ワインの国といえば、やはりフランス。ワイン生産量、消費量ともにトップランクのこの国では、ワインは食卓に欠かせないもの。日本人にとってのみそ汁のようなものかもしれません。10代の子でも、家で家族と一緒に飲むワインは容認されているのだとか。ほとんどの家にワインのストックがあり、廉価なものは普段の食卓に、高めのものは記念日の食事やよそへの贈り物として活用するのが一般的です。 そして、その飲み方もさすがといえるものがあります。体質的には日本人よりもアルコールに強いフランス人ですが、決してがぶ飲みはせず、ゆっくりと飲むのが常識。日本の居酒屋にいるサラリーマンのように急ピッチで何杯もグラスを傾ける人は滅多にいないそうです。ストレス解消ではなく、楽しみとして飲む、この点はフランス人にぜひ学びたいところです。そうすることで、飲み過ぎや二日酔いも防げます。 ■フランス人に学ぶ、格好良いワインの飲み方 ・すきっ腹で飲むのは禁物。必ず、食事と一緒に飲もう・特に、お酒に弱い人は、食前や食中に水やソフトドリンクを十分に取りながらワインを飲む・銘柄を見ながら、よく味わって飲み、好きな銘柄を発見しよう・他のお酒も飲むときは、飲み過ぎに最も注意 知っておきたいワインの効能 さて、いよいよワインの効能です。赤と白ではだいぶ違いますから、それぞれ紹介します。 ■1:赤ワインの効果 ぶどうの実だけでなく、皮や種を一緒に絞って作る赤ワインには、ポリフェノールがとても多く含まれます。種子や皮のポリフェノールを日々取ることで、血流促進による美肌、冷え性や肩こりの改善、体脂肪の分解、腸内環境やむくみの改善、活性酸素除去(シミやたるみ予防)、などの作用が期待できます。パントテン酸やビオチンなどのビタミンB群も多く含まれるので、肌や粘膜も守ってくれます。ただし、タンニンを含むため、鉄分の吸収を妨げる、血管を収縮させるという作用もあり、貧血気味の人、頭痛持ちの人は飲み過ぎないように注意しましょう。 ■2:白ワインの効果 白ワインは、赤に比べてポリフェノールは少なめですが、複数のミネラルがバランス良く含まれています。特に、辛口の白ワインのほうがミネラル豊富で、食事で取った栄養をスムーズに分解し、むくみやイライラの予防などに効果的です。また、リンゴ酸や酒石酸などの有機酸が含まれていて、腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす作用がありますから、便秘がちの人には白ワインのほうが良いでしょう。 必読!きれいになるワイン活用法 食事と一緒にそのまま飲むだけでなく、さらにおいしく、効果的にワインを活かす術をご紹介します。 ■1:サングリア 赤ワインにフルーツを半日から1日ほど漬け込んで作るのがサングリア。フルーツの産地が多いスペインやギリシャでよく飲まれています。とにかくおいしいというだけでなく、フルーツのビタミンCも加わり、美白にもお勧めの飲み方。適したフルーツは、オレンジ、レモン、ブルーベリー、グレープフルーツなどですが、冬場はいちご、りんご、洋梨などを入れても美味。特に、その年の新酒(ヌーボー)はフレッシュな酵母菌がたっぷり入っているので、ヌーボーのサングリアは美容面でもメリットは多大です。 ■2:スプリッツァー 白ワインを冷えた炭酸水で割ったカクテル。炭酸の量はお好みで。白ワインの有機酸が腸内美化に効果的なだけでなく、炭酸水には胃腸の働きを活発にする効果があり、便秘が気になる方にお勧めです。 ■3:ホットワイン 冬場に必ず試してほしいのが、赤ワインにスパイスを加えて温めたホットワイン。 小鍋にワインとシナモン、八角、カルダモン、クローブ、黒コショウなどのお好みのスパイス適量と、レモンやオレンジのスライスを1枚入れて弱火で5~10分ほど火にかけます。アルコールに弱い人は、加熱時間を長めにしてアルコールを飛ばせば飲みやすくなります。ホットワインは血行を促す作用があり、冷え症の女性にはお勧め。寒い夜でも手足が温まってよく眠れます。 ■4:ワイン風呂 ちょっと大胆な方法ですが、浴槽にワインをボトル半分くらい入れて温まるワイン風呂は古代から貴婦人の贅沢な美容法として知られています。とにかく体がよく温まり、血行促進、お肌すべすべ効果が抜群です。ぜひ、一度トライしてみましょう。ただし、ワインがあまり多すぎると酔います。浴槽に色が付くと困るので白ワインがお勧めです。 いかがでしょうか。ワインがいつもの生活をときめきのあるものにしてくれるはず!今日からワイン美人を目指してみませんか? wellfyより
2018年12月02日