『ももいろクローバーZ』の“ももか”こと有安杏果(22)が、1月21日に行われた幕張メッセのライブをもって卒業した。今年5月17日でグループ結成から10年目を迎えるなか、節目直前のグループ卒業だった。 実は昨年5月、本誌は「有安が“ももクロ卒業”を周囲に相談している」との情報をキャッチしていた。 「有安さんは16年7月に横浜アリーナでソロライブを開催し、1万人以上を動員しました。その際、自ら楽曲制作に携わった『ココロノセンリツ♪ feel a heartbeat』を会場限定CDとしてリリース。その後も作詞作曲を手がけ、昨年10月には初ソロアルバム『ココロノオト』を発売していました。そうしてアイドルの枠を超えて活動していくなかで、彼女は関係者に『“ももクロ”からの卒業を考えている』と漏らしていたんです」(芸能関係者) 電撃卒業のニュースは1月15日に発表された。その後、複数のメディアに登場した有安は「芸能界引退ではなく、あくまで卒業」「普通の女の子の生活を送りたい」と語っている。 「1回距離を置きたいなって。でもそれで『じゃあ1回お休みします』って言うと、確実に復帰しなきゃいけないみたいになっちゃうんで。あくまで1回距離を置いてみて“またやってみたくなるのか、それとも本当に全然違う道に行きたくなるのか”っていうのは、初めて普通の女の子になってみないと分からないなって」 有安は0歳のときに赤ちゃんモデルとしてデビューしてきたからこそ、“普通の生活”に憧れを抱いていたのだろう。今後については何も決まっていないといい、「いままでの22年間で出来なかった普通のことを、少しずついろいろやってみたい」とコメントしている。だが“卒業相談”の際、彼女はこんな将来の夢も明かしていたという。 「大学進学でアイドル活動以外の自己表現にも目覚めた有安さんは、裏方の仕事に興味を持つようになっていました。そのなかで彼女は『プロデュース業をやってみたい』と漏らしていたんです。“ももクロ”での活動経験を生かし、若い女性アーティストに楽曲を提供したいようです。自身もアーティストとしての活動を完全に辞めるわけではないはず。しばらくしたら音楽業界に戻ってくるのではないでしょうか」(前出・芸能関係者) 表現者として周囲を惹きつける有安。再びステージに戻ってくる日を、ファンはきっと待っているはずだ。
2018年01月24日「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家たちが書き下ろした短編小説を、日本映画界を代表する監督たちが映像化するオムニバスドラマ「このミステリーがすごい!~ベストセラー作家からの挑戦状~」。このほど、本作の4本のドラマの世界と視聴者の間をつなぐ“案内人”として登場する異色のコンビ、お笑い芸人・又吉直樹(ピース)と唯一無二の女優・樹木希林からコメントが到着した。12月29日(月)にTBS系にて放送されるこのオムニバスドラマは、“このミス”の愛称で親しまれる、宝島社主催の小説賞「このミステリーがすごい」大賞の受賞作家4人が書き下ろしたもの。豪華寝台特急で起きた密室殺人を軸に、上質のコメディが繰り広げられる「カシオペアのエンドロール」(原作:海堂尊/監督:大谷健太郎/主演:藤原紀香)、天才ピアニストの死をきっかけに明かされる愛憎劇「残されたセンリツ」(原作:中山七里/監督:金子修介/主演:川口春奈)、元役者の父親と家族の愛を描く、新たな“戦隊”ヒューマン・サスペンス「黒いパンテル」(原作:乾緑郎/監督:星護/主演:勝村政信)、大寒波に襲われた東京で夜を過ごすふたりの会社員に迫った「ダイヤモンドダスト」(原作:安生正/監督:古澤健/主演:AKIRA・山本耕史)と、4本のドラマはいずれも見どころ満載。又吉さんと樹木さんは案内役でありながら、それぞれ「気弱なミステリー小説家」と「ベテラン女性編集者」に扮し、ミステリーの“プロ”たちが織りなすドラマの間で2人芝居を繰り広げていくという。その芝居の中に散りばめられた台詞は、これから始まるドラマのテーマを示すという演出もなされており、原稿の締め切りを巡る丁々発止のやり取りなど、今回が初共演とは思えない絶妙なかけあいを見せている。自他ともに認める本好きの又吉さんが演じるのは、「1回だけ売れてそのときの名残で勘違いしているけど、そんなに売れていないミステリー作家」。また、樹木さんは「又吉さん演じる作家は編集者をよく替えるからもう担当になる人がいなくて、年齢が高かったんですけど、しょうがなく私が派遣されたんでしょうね(笑)」と役柄を解説。2人は撮影中もすっかり意気投合した様子で、休憩中にパーソナルな話題で盛り上がるあまり、又吉さんは撮影再開後に台詞を覚えていなかったという場面もあったそう。樹木さんも「美形だからモテるでしょって聞いたら、『モテません』って言うの…寸法が足りないのよね」と休憩中のエピソードを笑いを交えて明かした。また、キングオブコント2010準優勝のコント師・又吉の“演技”に対して樹木さんは、「“笑いをつくろうとしている人たちの才能というのはスゴイな”とずっと思っているんです。又吉さんの場合は、ルックスも含め、生き方がミステリアスな感じがして良いじゃないですか。芝居も非常に気持ちがすぐ伝わってきました」と大絶賛。この仕事を引き受けた決め手は「やっぱり、又吉さんでしょう」と喜ばせたのも束の間、「あと、よしもとの社長と知り合いなんで(笑)」と“樹木さん節”を炸裂させる一幕も。一方で、又吉さんは樹木さんの“笑い”に対して「お芝居が上手いのはプロだからもちろんですが、やっぱり樹木さんの存在そのものが面白い。ふたりでサングラスを掛けているだけで、可笑しくないですか?それって、やっぱり存在感ですよね」とベテラン女優との共演に緊張しながらも、その凄さを目の当たりにして撮影を楽しんだ様子だ。オムニバス形式の4本の作品の中で出演するならどれに出たいか?との質問には、又吉さんは勝村政信主演の『黒いパンテル』を選び、「(ヒーローの)敵役とかだったら、僕ももしかしたら余地あるかもと思いますけど。あとはなかなか…緊張感のあるところに僕が入ると変な感じになっちゃうでしょ」と自虐を交えて回答。一方、樹木さんは「藤原紀香さん主演の『カシオペアのエンドロール』がいい。紀香さんのプロダクションの社長が知り合いだから(笑)」と応じ、負けじと笑いをとっていた。上質なミステリードラマをつなぐ、ふたりの絶妙なやりとりにもぜひ注目してみて。「このミステリーがすごい!~ベストセラー作家からの挑戦状~」は12月29日(月)21時よりTBSほかにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年12月10日ミステリー&エンターテインメント小説の登竜門であり、最高峰とされる「このミステリーがすごい!」大賞(主催:宝島社)。このほど、その大賞受賞作家たちの中でも特に人気の高い4名による“書き下ろし短編小説”を、TBSが年末年始の目玉となるオムニバスドラマ「このミステリーがすごい!~ベストセラー作家からの挑戦状~」として12月29日(月)に放送することが決定。日本映画界で活躍する映画監督たちのもと、藤原紀香、川口春奈、「EXILE」AKIRAら錚々たるキャスト陣が、それぞれ主演を務めることが明らかとなった。2002年の創設以来、「四日間の奇蹟」から「果てしなき渇き」まで映像化された大賞作品は実に6作を数える「このミステリーがすごい!大賞」。数々の名作ミステリーを発掘し、エンタメ界からも、読者からも一目を置かれている“このミス”の大賞受賞作家4名が、今回のためにそれぞれに書き下ろした渾身の短編小説をオムニバスドラマ化。映画化、そしてTVドラマ化もされた「チーム・バチスタの栄光」を皮切りとするシリーズで知られる海堂尊、橋本愛主演で映画化された「さよならドビュッシー」の中山七里、綾瀬はるか×佐藤健がW主演し、黒沢清監督で映画化された「完全なる首長竜の日」(映画タイトルは『リアル~完全なる首長竜の日~』)の乾緑郎、デビュー作の「生存者ゼロ」がいきなり59万部の大ベストセラーを記録した安生正と、人気の大賞作4人が原作を担当。そんな豪華な作家陣が手掛けた短編の映像化に挑むのは、こちらも日本映画界の第一線で活躍する監督たちだ。海堂尊による「カシオペアのエンドロール」を手掛けるのは、映画『NANA』で知られ、今夏公開になった最新作『がじまる食堂の恋』などスタイリッシュな映像に定評のある大谷健太郎。中山七里による「残されたセンリツ」を手掛けるのは、『ガメラ大怪獣空中決戦』などの特撮作品から『DEATH NOTEデスノート』『少女は異世界で戦った』など幅広いジャンルで名作を手掛ける名匠・金子修介。また、『僕と妻の1778の物語』やTVドラマ「僕の生きる道」シリーズなど、その独特な世界観で知られる星護が、乾緑郎の「黒いパンテル」を、そして、現在『クローバー』が大ヒット公開中で、北川景子×深田恭子の怪演が話題になった『ルームメート』などの若手ナンバーワン注目株・古澤健が、安生正の「ダイヤモンドダスト」を担当する。さらに、この珠玉のミステリー4作の案内人となるのは、“読書芸人”として知られる「ピース」の又吉直樹と、名女優の樹木希林。自他ともに認める“活字マニア” コンビが、それぞれ“気弱なミステリー小説家”と“ベテラン女性編集者”に扮し、ふたり芝居で丁々発止のやり取りを繰り広げる。その寸劇の中には、これから始まるミステリードラマのテーマやそれに関するセリフも散りばめられるという心憎い演出も楽しみだ。海堂尊原作×大谷監督「カシオペアのエンドロール」で主演を務めるのは、数々のドラマで主演を務め、ドラマ以外でも幅広く活躍を続ける藤原紀香。そして、女優と歌手の両面で活躍中の川島海荷、90年代トレンディドラマでの活躍を経て現在は社会派ドラマなどでも名演を披露している吉田栄作が出演。中山七里原作×金子監督『残されたセンリツ』には、『好きっていいなよ。』の川口春奈と、演劇界では独り芝居の第一人者とも言われるイッセー尾形が出演。乾緑郎原作×星監督「黒いパンテル」には「HERO」シリーズや「ドクターX」の勝村政信を主演に、若手人気俳優の山本裕典、ドラマ及び映画『SPEC』シリーズでの怪演も記憶に新しい城田優が共演。さらに、安生正原作×古澤監督「ダイヤモンドダスト」には、「EXILE」パフォーマーとしてだけでなく俳優としても確固たる地位を築いたAKIRA、子役時代から活躍する山本耕史がW主演する。「カシオペアのエンドロール」で、主人公の“大女優”役を演じる藤原さんは、「溢れんばかりの絶対的なオーラが必要な役」と手応えも十分。「‘巧妙な会話劇’が見どころのドラマなので、台詞の中の何気ない一言にも、実は理由があり、その後の展開につながっていたりします。表情やリアクションなど、全てが重要となってくるので、難しい役どころですが、やりがいを感じています」とコメントを寄せている。ミステリーの“プロ”とされる、一流の作り手たちがそれぞれタッグを組んだ、2014年を締めくくるにふさわしい至極のエンターテインメント。超豪華なオムニバスを、楽しみにしていて。「このミステリーがすごい!~ベストセラー作家からの挑戦状~」は12月29日(月)21時よりTBSほかにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年12月01日