タレントのタモリが、30日(22:00~24:00)に放送されるニッポン放送のラジオ番組『タモリのオールナイトニッポンGOLD Song&BOSS スペシャル』のパーソナリティを担当することが16日、明らかになった。昨年に続き、今年も年末の同番組に登場するタモリ。このほど行われた収録のオープニングトークでは、32年間にわたって放送されてきたフジテレビ系『笑っていいとも!』が終了してから、「勤務体制」が変わって忙しくなったそうで、今年は東京にいない日も多く、「新人時代を思い出しています」と語る。東京12チャンネル(現・テレビ東京)の『チャンネル泥棒!快感ギャグ番組! 空飛ぶモンティ・パイソン』がデビューだと言われるタモリは、2016年が芸能生活40周年というメモリアルイヤーのはずだが、アシスタントの能町みね子に「メモリアルイヤーとかお嫌いなんですよね?」と聞かれると「そうなんだよ」と即答。そのデビュー間もない頃、今年亡くなった永六輔から「顔に特徴がないから」とサングラスをかけるようになった経緯を明かす。当時あったサングラスをかけてテレビに出ることへの批判に対して、永は「タモリはサングラスをかけてるから良いんだ」とかばってくれたそうで、タモリは「永さんがいなかったら、NHKには出られなかった」と感謝する。収録後、インタビューに応じたタモリは「みねちゃん(能町)とは知り合いだから、今年も楽しかったね。安心して話せるからね」と本番もリラックして臨んだ様子。芸能ニュースが豊作だった1年だったが、「興味がなくて全然知らないんだよなあ…」と疎いようで、『いいとも!』レギュラーだったピース・綾部祐二の渡米発表も知らず、「何を勘違いしているのかな(笑) 1日も早く帰って来い!」と呼びかけた。
2016年12月16日タレントのタモリが、フジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』の次週19日(22:00~23:24)に、看板コーナー「ビストロSMAP」最後のゲストとして出演することが、12日放送のエンディングで発表された。12日のエンディングで、SMAPの代表曲「ありがとう」をBGMに、次週予告で発表。中居正広が迎え入れるシーンや、メンバー5人と笑顔でのトーク、そして全員がビールで乾杯する様子が、静止画で次々に映し出された。タモリは、『笑っていいとも!』のレギュラーだった中居正広、香取慎吾、草なぎ剛をはじめ、SMAPのメンバーとゆかりがあることで有名。長年お昼の顔として出ていたフジテレビに出演するのも久しぶりで、最後の「ビストロ」でどんなトークが繰り広げられるのか、注目だ。なお、この日の「S・LIVE」のゲストには、椎名林檎が番組初出演。これまで、「真夏の脱獄者」「華麗なる逆襲」をSMAPに楽曲提供してきたが、今回満を持して『SMAP×SMAP』での共演が実現する。SMAPと披露するのは、椎名作詞作曲の「青春の瞬き」で、ステージにすっと立つ和装の椎名林檎を中心に、SMAPがフォーメーションを描く形で、パフォーマンスを繰り広げる。同番組は、今月末でのSMAPの解散に伴い、きょう12日が最後のレギュラー放送。19日が30分の拡大版で、フィナーレの26日は18時30分から23時18分までの約5時間のスペシャルとなり、20年9カ月という歴史に幕を下ろす。
2016年12月12日2016年12月26日をもって終了となるSMAPの冠番組『SMAP×SMAP』の人気コーナーである“ビストロSMAP”の最後の収録が、同月8日に行われました。『デイリースポーツ』によると、“ビストロSMAP”の最後のゲストはお笑いタレントのタモリさん(71)だったとのこと。タモリさんはSMAPのメンバーと公私ともに親交が深いと言われており、5人に『お疲れさま』とこれまでのSMAPの25年をねぎらう言葉を送ったそうです。『第67回NHK紅白歌合戦』にスペシャルゲストとして出演することが決定して話題となっているタモリさんですが、このタイミングで“ビストロSMAP”へ出演したことで、ファンからはさまざまな声が上がっています。●最後のビストロSMAPにタモリ出演でファンは歓喜!?『もうSMAPの紅白出演は諦めてたけど、ビストロ最後がタモリってなんかありそうって思っちゃう』『こういう情報が入るとどうしても期待しちゃうなぁ』『タモリって紅白にスペシャルゲストとして出るんでしょ?SMAPも一緒にサプライズで出たりして』『これ放送される頃には、SMAPの紅白出演決定が発表されてたりして』『紅白出る出ないは置いといて、最後がタモリで本当に良かった』『5人全員から慕われてるタモリを最後にチョイスしたのは正解。これがさんまだったら叩かれまくっただろうな』『タモリだったら5人の自然な笑顔が見れそう』『タモさんは絶対言わないだろうけど、冗談でも「解散しないで」って引き留めてほしい』『本当は最後森くんが良かったけど、タモさんなら納得』などなど、最後の“ビストロSMAP”にタモリさんが出演することを受け、ファンからはさまざまな声が飛び交っています。いよいよ解散まで残り1か月を切ったSMAP。いまだに紅白出演を希望するファンは多いですが、今後の動向に注目したいですね。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2016年12月09日「嵐」相葉雅紀と女優の有村架純が司会を務める第67回NHK紅白歌合戦に、タモリとマツコ・デラックスの2人がスペシャルゲストとして共演することが決定した。年末の風物詩である「NHK紅白歌合戦」では、2016年大晦日放送の「第67回NHK紅白歌合戦」から、オリンピックイヤーを目前にした2019年「第70回紅白歌合戦」までの4年間、「夢を歌おう」をテーマに掲げることを発表。オリンピック・パラリンピック開催までの歩みを「歌の力」で応援していくという。第1弾となる今年の「紅白」には、宇多田ヒカル、大竹しのぶ、「欅坂46」、「PUFFY」、桐谷健太、「KinKi Kids」、「THE YELLOW MONKEY」、「RADWIMPS」、「RADIO FISH」ら話題のアーティストが初出場する。そして、スペシャルゲストとしてタモリさんとマツコさんの出演が決定。2014年に「笑っていいとも!」が放送終了を迎えた後も、「タモリ倶楽部」「ブラタモリ」「ミュージックステーション」と長寿テレビ番組に出演し続けるタモリさんと、「5時に夢中!」「ホンマでっか!?TV」「マツコ&有吉の怒り新党」「月曜から夜ふかし」「マツコの知らない世界」…と各局でレギュラー番組を持つ売れっ子となったマツコさん。テレビで幅広く活躍し、さまざまな世代の心をとらえている2人が、どんな共演を見せるのか期待が高まる。「第67回NHK紅白歌合戦」は12月31日(土)19時15分~NHK総合、ラジオ第1にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年12月07日NHKは7日、大みそかの『第67回NHK紅白歌合戦』にタレントのタモリとマツコ・デラックスがスペシャルゲストとして出演することを発表した。公式サイトでは、「タモリさんとマツコ・デラックスさんのお二人をスペシャルゲストとしてお迎えし、共演していただくことが決定しました!」と発表。「テレビで幅広く活躍し、さまざまな世代の心をとらえているお二人。大みそかの当日、いったい何がおきるのか? お楽しみに!」としている。今年のテーマは「夢を歌おう」。紅組司会を有村架純、白組司会を嵐の相葉雅紀、そして、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。
2016年12月07日『M-1グランプリ』12代目チャンピオンとなったお笑いコンビ・銀シャリ。4日の優勝会見で、翌日に大阪で5本撮りのロケが控えていることを明かした。今大会の決勝戦は、ABC・テレビ朝日系で生放送されたが、会見には他系列である日本テレビの情報番組『PON!』のスタッフも出席。翌日の同番組への出演をオファーしたが、橋本直は大阪の番組ロケがあることを明かし、「商店街で一番高いのをクイズで出すっていう企画なんです。この番組は、6年前からお世話になってるんで」と、丁重に断った。『PON!』からは、今後出てみたいテレビ番組も聞かれたが、橋本は「『タモリ倶楽部』にすごい出たかったんですよ」と回答。鰻(うなぎ)和弘は「僕は『イッテQ』」と答え、M-1の放送局と質問する放送局の両局を立てた。また、日本に6人しかいないという名字を持つ鰻は「変わった名字の人を、顔で当てることができるんです」と特技を明かし、集まった報道陣の中から選ぶことに。橋本も「超能力なんです」と持ち上げ、鰻は「いろいろ感じるもんがあるんです」「変わった名字だとイジられたりするんで、顔に苦労感が出てくるんです」と自信満々だったが、「メガネのお兄さん、間違いないです」と指名すると、「山崎です」とありふれた名字を当ててしまった。これには、会場も爆笑。鰻は「ちょっと今(M-1優勝で)舞い上がってしまってるんで」、橋本も「平常心じゃないんで」と、コンビそろって弁解していた。○『M-1グランプリ2016』決勝戦・結果●ファーストラウンドアキナ:オール巨人92点+中川家・礼二89点+博多大吉89点+松本人志87点+上沼恵美子89点=計446点カミナリ:オール巨人91点+中川家・礼二90点+博多大吉90点+松本人志89点+上沼恵美子81点=計441点相席スタート:オール巨人87点+中川家・礼二88点+博多大吉87点+松本人志84点+上沼恵美子90点=計436点銀シャリ:オール巨人96点+中川家・礼二91点+博多大吉93点+松本人志95点+上沼恵美子95点=計470点…◎スリムクラブ:オール巨人85点+中川家・礼二89点+博多大吉88点+松本人志90点+上沼恵美子89点=計441点ハライチ:オール巨人91点+中川家・礼二88点+博多大吉89点+松本人志85点+上沼恵美子93点=計446点スーパーマラドーナ:オール巨人90点+中川家・礼二95点+博多大吉92点+松本人志89点+上沼恵美子93点=計459点…◎さらば青春の光:オール巨人87点+中川家・礼二90点+博多大吉90点+松本人志90点+上沼恵美子91点=計448点和牛(敗者復活):オール巨人95点+中川家・礼二95点+博多大吉91点+松本人志93点+上沼恵美子95点=計469点…◎◎…最終決戦進出者●最終決戦スーパーマラドーナ:1票(中川家・礼二)和牛:1票(松本人志)銀シャリ:3票(オール巨人、博多大吉、上沼恵美子)
2016年12月04日歌手の桑田佳祐が、25日放送のテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』(毎週金曜20:00~20:54)に出演し、新曲の歌詞に、タモリ・ビートたけし・明石家さんまの"お笑いBIG3"の名前を入れたことを明かした。この歌詞が入っているのは、最新曲「君への手紙」のカップリングとして収録されている「メンチカツ・ブルース」。桑田はギターで弾き語りを披露し、「♪俺が"さんま"焼いたのは 一度"たけし"かねえ(コマネチドゥーワップ) 魚釣れたら添える 網は"タモリ"じゃねえ」と歌い上げた(※「タモ」は網の一種)。この歌詞を書いた理由について、桑田は「さんまを食べたいという歌にしようと思って書いてたんですけど、そしたらたけしさんが出てきて、これじゃあタモリさんが絶対欲しいということで、名前を拝借しました」と説明。番組MCのタモリは、笑顔で「ありがたいですね、これは」とご満悦の表情だった。
2016年11月25日TOKIOの松岡昌宏が、テレビ朝日系主演ドラマ『家政夫のミタゾノ』(毎週金曜23:15~24:15)でのスーパー家政夫・三田園薫の姿で、25日放送の同局系音楽番組『ミュージックステーション』(毎週金曜20:00~20:54)に出演した。この日の『Mステ』にはTOKIOが出演し、ドラマ主題歌の「愛!wanna be with you...」を披露。そんな中、番組のエンディングで、女性のみの観客席に、ひときわ異彩を放つ背の高いエプロン姿の三田園が着席していることが発覚した。これには近くに座っていた観客も、ゲストの桑田佳祐ら出演アーティストも騒然。三田園が「今夜11時15分、痛み入ります」とドラマを告知すると、HKT48の指原莉乃は「まさか、あんなカワイイお客さんが居るとは気づかなかったですね」と驚き、MCのタモリは「一段と背が高いな(笑)」と異様な光景を笑っていた。『家政夫のミタゾノ』は、三田園が、掃除・洗濯・料理などの家事だけでなく、派遣された家庭を崩壊させ、再生へと導く活躍を描くもの。三田園これまで、頑なにゆるふわミディアムヘアのカツラをかぶり続けてきたが、とあることから同僚・えみり(清水富美加)に敵対視され、その大切なヅラがはぎ取られてしまう。
2016年11月25日年末恒例のテレビ朝日系大型音楽特番『ミュージックステーションスーパーライブ2016』が、12月23日(19:00~23:10)に放送されることが18日、明らかになった。今年は、クリスマスSPとして放送され、豪華アーティストが共演。出演アーティストやスペシャルメドレー、コレボレーションなどについては、今後発表される。MCはタモリと、テレビ朝日の弘中綾香アナウンサー。
2016年11月18日●エーススタッフのバラエティが日テレを包囲『ザ!鉄腕!DASH!!』を擁し、視聴率トップを独走する日本テレビ打倒を掲げ、各局がエース級のスタッフと大物タレントで相次ぎ新番組を投入した。2016年秋に勃発したこの"日7戦争"を、数多くのコラムや著書でテレビバラエティを分析してきた、てれびのスキマ氏はどう見ているのか――。○ついにゴールデン進出のテレ朝、狂っていたTBS「ストレートに見たい人は日テレ見りゃいいんですよ、敵わないもん、映像で」古舘伊知郎は、フジテレビでそう堂々と言い放った。11月6日に始まった新番組『フルタチさん』での一幕だ。この『フルタチさん』の開始で、いよいよ"日7戦争"が本格的に開戦した。日曜夜7時といえば圧倒的に日本テレビの『ザ!鉄腕!DASH!!』が強い時間帯だ。TOKIOがさまざまなことに挑戦するこの番組は、古舘の言うとおり、映像の説得力が絶大だ。その後の時間帯に控える『世界の果てまでイッテQ!』と併せ、他局を圧倒する高視聴率を出し続けている。そんな日曜7時が、この秋の改編で大きく注目されるようになった。テレビ朝日では『日曜もアメトーーク!』がスタート。その名の通り、これまで局を代表する人気番組にもかかわらず、木曜深夜にとどまり続けていた『アメトーーク!』が、ついに日曜ゴールデンタイムに進出したのだ。しかも、木曜深夜を残したまま。演出はもちろん、テレ朝バラエティ班のエース・加地倫三である。このところ"狂った"ような編成をしているTBSは、やはり狂っていた。なんとあの伝説の下世話番組『クイズ☆タレント名鑑』を、『クイズ☆スター名鑑』とタイトルを変え復活させたのだ。熱いファンに支持されていた番組とはいえ、当時も決して視聴率を取れる番組とは言い難かった番組。無謀ともいえる挑戦の演出はやはりTBSのエース・藤井健太郎だ。テレビ東京は、引き続き伊藤隆行プロデューサーによる『モヤモヤさまぁ~ず2』。この10月から、アシスタントを狩野恵里アナウンサーから、3代目の福田典子アナウンサーに変更したことで話題になった。このように、各局のエーススタッフによるお笑いバラエティが日テレを包囲したのだ。かつてないほど人気番組がひしめき合うこととなった。それにフジテレビの『フルタチさん』が加わった。なお、NHK総合では『NHKニュース7』『ダーウィンが来た!』という盤石の流れ。Eテレでは「感動ポルノ」批判などで大きな話題となった『バリバラ』が放送されている。○初回から日テレの牙城は崩せず"日7戦争"の火ぶたが切られたのは、『スター名鑑』と『アメトーーク』が初回スペシャルを組み、『モヤさま』もスペシャルで狩野アナの卒業と、新アシスタントの発表をした10月16日だった。迎え撃つ日テレも『鉄腕!DASH!!』と『イッテQ』のコラボレーション企画という、これ以上ない強力な企画で対抗。結果、視聴率は『DASH×イッテQ』が20.5%で圧勝。『日曜もアメトーーク!』は9.3%、『クイズ☆スター名鑑』は5.1%、『モヤさま』は6.8%にとどまった。そして『フルタチさん』が始まった11月6日は、城島茂と山口達也がサメ退治を学びに宮古島に行った『鉄腕DASH』が19.4%で揺るがず、「マイナー部活芸人」の『アメトーーク!』(8.0%)、伝統の「北」シリーズ「北赤羽」の『モヤさま』(7.1%)、『スター名鑑』を休止して放送された『ピラミッド・ダービー』スペシャル(7.6%)を寄せ付けなかった。新番組『フルタチさん』も8.2%で、日テレ、NHKに次ぐ3位と健闘したものの、日テレの牙城を崩すことはできなかった。●異質に映る『フルタチさん』○腹をくくる古舘伊知郎『フルタチさん』は、「世の中でひっかかること」を「通りすぎず、ちゃんと引っかかっていく番組」だという。初回では「トランプタワーがセントラルパークの眺望を独占できる理由」や「どうやって教科書の歴史は変わるのか?」といった「ひっかかる」疑問を解説したり、古舘自身が「Yahoo!ニュース」の編集部に潜入。「ヤフトピ」がどうやってできていくのかをレポートした。また、「おしゃべりモンスター」といわれる古舘伊知郎の脳を最新のMRIで検証したりもした。まだまだ手探りながら、「ケーキ戦争が渦巻いている中で、銀座で古ーい言問だんごのお店を開く」と番組開始前に語っていたように、純お笑い系の番組が重なっているこの時間帯の中で差別化するという戦略は成功しているといえるだろう。何より異質に映るのは、スタッフの"発注"通り役割をこなす司会者が多い昨今のバラエティ番組の中で、古舘伊知郎は自らが前面に立って、自らの色をハッキリと打ち出し、責任をまっとうしているように見えることだ。その腹のくくり方は12年間ため込んだ知識と鬱憤(うっぷん)の賜物だろう。「破れかぶれになってますね」『フルタチさん』で開口一番、古舘が言ったように、日テレに挑む民放各局は"負け戦"必至だ。だが、「ぶつかりながら、へこたりながらやっていきたい」という古舘の言葉は他の局の番組も同じ思いだろう。『スター名鑑』も『アメトーーク』も『モヤさま』も、視聴率至上主義に迎合されることなく、自ら「面白い」と思えることを表現している。『鉄腕!DASH!!』も同じだ。加えて言えば『イッテQ』も、ここに来てなお、みやぞんのような新たな"スター"を作り上げている。○かつての"土8戦争"のようにきょう13日放送の『フルタチさん』では、無声映画に弁士として古舘が実況に挑戦するという。『スター名鑑』は「クイズ!あいつ今ネタ何してる?」といういかにも『スター名鑑』らしい悪意を漂わせた新クイズが行われるようだ。『モヤさま』も、さまぁ~ずが「田舎エロス」と形容し、「出だしたか?」と言う新アシスタント・福田アナのキャラクターが徐々に発揮されてきた。面白い番組が重なってしまうのは視聴者としてはうれしい悲鳴だ。ちょっと分散してくれればいいのに、と正直思う。だが、かつて"土8戦争"の盛り上がりとともにテレビが活気づいたのと同じように、"日7戦争"がもっともっと盛り上がり、各局がしのぎを削っていけばまたテレビが活気を取り戻すはずだ。古舘伊知郎は『フルタチさん』の中で、自らをも鼓舞するように言った。「テレビよ、奮起せよ!」視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。戸部田誠(てれびのスキマ)1978年生まれ。テレビっ子。ライター。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『コントに捧げた内村光良の怒り』(コア新書)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)などがある。
2016年11月13日●強力裏番組への対抗策は"合掌"!?フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、6日からスタートするフジテレビ系新番組『フルタチさん』(毎週日曜19:00~20:54)で、久々にレギュラーバラエティ番組のMCを務める。12年にわたって出演した『報道ステーション』(テレビ朝日系)を今年3月で卒業し、しばしの充電期間をへてバラエティ復帰すると、キャスター時代にため込んでいた分、堰(せき)を切ったようにあふれ出てくる"おしゃべり"。これを全力で受け止めるべく、フジテレビが用意した器は、毎週2時間という異例のレギュラーバラエティだ。それに応え、日曜ゴールデンという最激戦区でフジと"心中"する覚悟も見せる古舘は、この大きな器でどんな番組を目指しているのか。そして久々のバラエティの現場は、彼の目にどう映っているのか――。――毎週2時間のレギュラーという異例の番組ですが、しゃべるネタが尽きてしまうという不安はありませんか?それはもうスタッフの方がたくさんいるので、テーマやネタなどいろんなきっかけを与えてもらえれば、私の場合はしゃべりがどんどん増殖していきますから、そういう不安はないですね。――放送枠は、各局人気番組や新番組を投入する激戦区になります。裏番組の研究などはされているのですか?研究まではできていませんが、ただ1つ直感的なことも含めて思うことは、例えば『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)という番組は、強烈なビジュアルのメディアであるテレビの原点だなというのを感じます。やっぱり、自分がやりたくてもできない、怖くてやる気もさらさらないことをアウトソーシングして、タレントさんが委託されてやっているのを、日曜の夜に「よくやるなぁ」と思いながらボーっと見るというのは、最高の気分だと思うんですよ。自分はむいた梨を秋口にシャリシャリ食いながら、向こうはコモドオオトカゲと向き合ってるんですよ!? この構図こそ、テレビですよ!――日テレさんだと19時台の『ザ!鉄腕!DASH!!』もそうですね。本格的にカルガモ農法なんかやってない人や、家庭菜園すらやってない人が、自分がやった気になって『鉄腕!DASH!!』を見るんですよね。これはビジュアルのメディアとして最強だと思うんですよ。そういうことを考えてるんで、この枠を僕がやるというのは大変なことだと思って、今、怖気づいてます(笑)――そうした強力な裏番組と対決するにあたっての対策はなんですか?やっぱり自分を信じること、スタッフを信じること。そして必ず視聴率至上主義に陥らないことですね。かといって、「今後のテレビバラエティを切り拓いていくための捨て石として、視聴率なんて無視して超実験的なことだけやりたい!」なんてわがままもない。両方を含めた"合掌"ですね。――"合掌"ですか!?人間がなぜ手を合わせるのかというと、仏教的な解釈の1つに、例えば左手が欲望まみれで地が丸出しの等身大の自分、右手が自分の心の中に少し灯っているかもしれない仏性、つまり仏の心。これがちょうど中央で出会って「南無」と手を合わせるという捉え方があるんです。だから、先ほど言った両極端の考えを真ん中で合わせる役目を、僕が担ってると思ってるんです。これは"合掌番組"ですね。●昔のテレビは「子供・グルメ・動物・タモリ」でOKだった――以前『第四学区』(フジ系)など一緒に番組もやられていた、とんねるずの石橋貴明さんがインタビューで「閉塞感が全てにおいてテレビをつまんなくしちゃっている気がします」(日刊スポーツ、10月3日付)と話し、他にも、最近のテレビは規制が厳しくなってきたという声を聞きます。古舘さんは『報道ステーション』のキャスターを12年間務め、久々にバラエティ復帰されたわけですが、実際に戻ってきて、そうした傾向を感じますか?貴明みたいにお笑いの世界でズッポリやってた人間が、どんな心境にあるのかはちょっと分からないけど、僕は報道番組の規制の中で生きてきたので、最近バラエティ番組に出させてもらっている過程で、「うわー閉塞感につながる規制がある!」とは、一度も思ったことはないですね。ただ、"閉塞感"という言葉でいうなら、僕が感じるのは、今のテレビは高度になっちゃったなぁということですね。――"高度"とは?つまり、マーケティングがすごいということです。昔が良いとは言いませんけど、数字が悪かったりスポンサーが降りたりして、プライムタイムに空き枠があってどうする?となって放送作家に振りますよね。すると、昔のテレビは結構行き当たりばったりで、「数字取るには司会はタモリさんかなぁ、かわいい子供や動物がいて、おいしそうなもん出そうかぁ…」ってなって、「子供・グルメ・動物・タモリよろしく!」と、この4つでOKというパッケージができた時代だったんです。その感覚は今や全く消え失せ、コンピューター、なんなら将棋囲碁を戦ってきたAI(人工知能)にかけて、ヒットする番組はこういうビジュアルを入れる、ラーメンのアップはこういう撮り方をする、といったいろんな分析解析をやって、深夜でシミュレートして、あげくにようやくプライムに上がってきました!となる。すでに新番組にして旧番組ですよね。そういうのがひしめき合ってるから、そんなにひどい視聴率の番組がない代わりに、突出する番組も一握りで、あとはどっこい、みたいな。その辺に"閉塞感"はあるかもしれないです。――番組制作のシステム化ですね。でも、それはそれで産業としての有りようだと思うんです。洋服屋さんでも売れ筋を分析して仕入れたり、本屋さんも出版社も何が売れて何が売れないで返品されるのか、そうやってせめぎ合ってやってるから、どこの業界も一緒だと思うんですよ。でも僕なんか、開局して20年もたってないテレビ局にアナウンサーとして入れてもらってるので、テレビが花形になる前のもっといい加減な状態を引きずっちゃってるから、理屈では今は高度ですばらしいと認めつつ、一方で「だからつまんないんだ」「どれを見ても同じなんだ」と思ってしまうんです。――視聴者もそのように感じているのではないか、と。テレビが面白くなくなったとか、テレビは見ない人だからとカッコつける人が、この30年くらいずっと増えてますよね。「俺ってテレビ見ないじゃん?」って言われると、「じゃん?」って聞かれても知らねーよとか、ましてやおまえ横浜出身じゃないだろと思って二重三重に腹立つんだけど…それは置いといて(笑)。でも、テレビを見ないと言ってる人は、面白い番組をたまたまみていない不幸ですよ。ヒット番組で視聴率が良くて、なおかつ面白い番組はあるんです。ただ、マーケティングが行き過ぎて、デザイナーチャイルドやアンドロイドみたいな番組が多いなと、感じるということですね。●新番組は"ケーキ戦争の銀座で開く言問だんご屋"――そうして高度になってきた現在のテレビの中で始まる『フルタチさん』ですが、古舘さんはどんな番組にしていきたいと思っていますか?そうですねぇ。例えば夕方に各局やってるニュースの横並び特集で、「銀座、新たなケーキ戦争勃発」というのが組まれたりしますよね。パティシエの高木さんと青木さんと鎧塚さんがひしめき合っちゃって、再開発のビルでケーキ戦争…もう夕方のニュースは戦争が大好きですよ。だったらシリアの戦争ももうちょっと取り上げろ!と言いたくなるけど、それは置いといて…。――新番組のイメージの話です(笑)そうそう。僕がやるからには、ケーキ戦争が渦巻いている中で、銀座で古ーい言問だんごのお店を開くんですよ。それが、故きを温ねて新しきを知るなのか、テレビの里帰り感覚で見てくれる人が少なからずいてくれるのか、素通りされちゃうのかの勝負だと思ってるんです。だから、裏でビジュアルのすごい番組がある一方で、こっちにバンジージャンプ的な派手さな無いんですよ。それよりも、普段見過ごしていること、聞き逃していること、聞き過ごしていることとか、そういうところに立ち止まって、日曜の夜にポワーンと考えてみませんか?と。時折、答えが出そうで出ないところで終わるケースもあると思うんですけど、そういうフワーンとした番組をやらせてもらいたいなと思ってます。トークに関しては過激さみたいなものを失っちゃいけないんだけど、企画の中にほんわり感がないと、せっかく『サザエさん』の後に『フルタチさん』なんだから、猛り狂ってもしょうがないので。――古舘さんが体験取材するコーナーもあると聞きました。そんなことやるつもりはさらさら無かったんですよ! 2時間のバラエティで軽ーく司会やるくらいなんて甘い考えでいたら、全然そんなんじゃなくて騙されたと思ってるんで、今からでも引き返したい(笑)。しゃべりの舌先の筋肉だけは衰えてないつもりですけど、60歳過ぎて体力も衰えてきてる人間をいろんなところに連れて行って、恥かかせようとしてるんですよ。いじわるなスタッフがいるんです。――未知の経験をしてもらおうとしてるわけですね。そう。初回はYahoo!ニュースのオフィスに行きます。僕はテレビのニュースを12年やったから、そっちは多少かじって知ってるつもりだけど、Yahoo!ニュースの作り方は知らない。どうして見出しはこんなに扇情的なのに、中身がつまんないんだとか思ってる訳ですよ。だから、ものすごい野次馬根性で好奇心がうずいてるんですけど、実際に行くとするじゃないですか。そうすると、たぶん若い人が無言でコンピューター画面に向き合って、会話も肉声では一切なくパソコンで繰り広げられてるんでしょう。そこに、武器もツールも全部おしゃべりの僕がリポートするんで、若い連中に「うるさいな」と思われるんでしょうね。60過ぎの変なうるせー空気の読めないオヤジに水を差されるんですから。すると、視聴者の人たちも「なんだこのオヤジ。行かなくていいじゃん」と思って、結局僕は老醜をさらすことになる思うんです。そういうのをスタッフは狙ってやがる!――でも、自らの裸をさらけ出そうという気持ちも、少しはあるんじゃないですか?ちょっとある(笑)。その悪魔のささやきに乗ってしまうんですよ。そうなると、実はいろんなところに行こうと思ってるんです。――他にはどんな体験取材をしてみたいですか?テレビショッピングにチャレンジしたいですね。ネット上で仮想商店街が成される時代になって、実際の商店街がシャッター街になってしまってるっていう切なさが充満しつつ、その間で、CSやBSのみならず地上波も含めて、過剰なまでにテレビショッピングをやってるじゃないですか。僕、そこのしゃべりが好きなんですよ。報道ではとてもそういうことはできなかったけど、今ならそういう店頭販売的な、人の気持ちを引きつけるあざとい感じのしゃべりができるんで、そういうのにチャレンジしたいですね。――なんだか期待と不安が半分半分のようですね(笑)60過ぎて、桜の門をくぐっていく入学生のような気分なんてなかなか味わえないですから、うれしいですね。僕がずっと局のアナウンサーでやらせていただいていたら、もう定年過ぎてるんですよ! もしかしたらハワイアンキルトとか、ボトルシップの趣味を生かして、そればっかりやってたかもしれないのに。仕事でこんなことになってるというのは、とってもうれしいですね。――レギュラーバラエティの復帰をフジテレビで決めたのは、最初に声をかけてくれたからと聞きましたが、フジの宮道治朗編成局次長は「この番組にテレビマン人生を賭けています」とまで言っていました。それはウソだと思いますよ~。――えっ(笑)本当にテレビマン人生を賭けてたら「テレビマン人生賭けてる」なんて言わないし、「社運を賭けた」とかいう大型ドラマや映画でも、本当に社運を賭けた試しもないし、60年以上生きてきて潰れたテレビ局なんて見たことないし、「全米が泣いた」って映画も全米が泣いてるの見たことないですからね。それは全くのウソだということは、自信を持って断定できます!――でも、オファーはうれしかったんですね(笑)それはうれしいですよ。もう番組始まる前からフジテレビ大好きになっちゃって!■プロフィール古舘伊知郎(ふるたち・いちろう)1954年生まれ、東京都出身。立教大学卒業後、1977年にテレビ朝日にアナウンサーとして入社し、『ワールドプロレスリング』などを担当。プロレス実況で独特の"古舘節"を確立し、1984年に同局を退社。フリーとなった後は『F1グランプリ』『夜のヒットスタジオDELUXE』(いずれもフジ)、『おしゃれカンケイ』(日テレ)などに出演し、2004年4月から2016年3月まで『報道ステーション』(テレ朝)のキャスターを務めた。
2016年11月04日こんにちは、ライターの月極姫です。8年半ぶりの発売となった、宇多田ヒカルさんの新アルバム『Fantôme』(ファントーム)が、すごいことになっているのをご存知でしょうか?国内では、2016年9月27日付けのオリコンデイリーランキングで1位を獲得し、ダウンロード販売スタート後はレコチョク、Amazon等の各サイトで軒並み1位に。また、iTunesのアルバムランキングでは世界31か国でランクインし、全米では6位(女性ソロでは日本人初)に食い込んでいます。殊に全米ランキングに関しては、国内では一流とされる名だたるアーティストたちが次々と敗退する難関中の難関。久しぶりに「またやってくれたな」感が半端ない活動再開となりました。現在33歳、妻であり母である宇多田さん。毎年ビデオリサーチ社が行っている『女性タレントイメージ調査』でも、再びじわじわと順位を上げており、今後の活動への注目度を物語っています。約6年間にわたる「人間活動のための活動休止」が、見事プラスの形で結実したといってもいいかもしれません。●衝撃的なデビューから18年、色あせず深みを増す才能狭い室内で独特のダンスを踊り歌っていた、わずか15歳の、しかし驚異的な歌唱力と表現力を持つ女の子。瞬く間に話題となったPVが、今も脳裏に焼き付いて離れないという方も少なくないのではないでしょうか。98年にシングル『Automatic/time will tell』でデビュー後、TBS系ドラマ『魔女の条件』の主題歌入りで99年に発売されたファーストアルバム『First Love』は約800万枚を売り上げます。多くの同業者の度肝を抜き、某週刊誌はアメリカ出身の天才歌手の登場を『B29の来襲』と比喩。小室哲哉さんが「ヒカルちゃんが僕を終わらせた感じ」と言ったという噂が流れるなど、まさに衝撃的なデビューでした。じつは宇多田さんの名前が全米チャートに載るのは初めてではなく、2009年に「Utada」名義で出した『This is One』が19位にランクインしています。当時日本のアーティストが100位以内に入るのは初 でした。さらに宇多田さんの歴史を知り深めたいならば、最初の全米チャレンジで出した『EXODUS』も余さず聴き直すことで、作風の変遷も見えてきておもしろいと思います。筆者の手元にも、最新アルバム『Fantôme』がありますが、驚くべきは、とくに英語圏でのウケを狙った要素が無いにも関わらず、世界各国で高評価を得ているところです。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌『花束を君に』、日本テレビ系報道番組『NEWS ZERO』のテーマ『真夏の通り雨』も含まれていますが、むしろ日本的な情景を想起させる曲がかえって海外のファンの心に届いたのでしょうか。声そのものに宿る、否応なく癒す力。深く自分の内面を洞察した人でないと書けない、凄みすら感じさせる楽曲。かつ深遠なテーマを、ちゃんと誰にでも理解できるように翻訳する 腕前がすごいですね。●“遠過ぎる存在”から癒しの聖母へ。さらに広がるファン層アメリカ出身の宇多田さんは、ニューヨークの小学校で2年生から4年生に飛び級し、日本に帰国後はASIJ(アメリカン・スクール・イン・ジャパン)に通い、ここでも1年飛び級してコロンビア大学に進学しています(その後中退)。稀有な音楽的才能の持ち主というだけではなく、10代だったデビュー当時から勉強もスポーツもそつなくこなす様子が報道されており、“何をやってもスゴい人”というイメージで、一般人にとってはもちろん遠い遠い存在でした。その後最初のご結婚、離婚、再婚と出産……紆余曲折を経て、ファンが抱くイメージにも少なからず変化があったと思われます。ただ、アラサーの母となってもヒットを飛ばす宇多田さんに対し、主婦層の評価はダダ上がり の模様です。『婦人科系の病気で手術されたというニュースを今も覚えているけれど、無事元気な赤ちゃんが産まれたんでしょう?しかも最近のアルバムヒット。本当に良かったと思う。ヒカルちゃん子育てがんばれ!』(28歳主婦/北海道)『久しぶりにテレビに出てタモリさんとお話してたけど、メイクも薄目で、変に美魔女狙いとか若作りした感じがなくて、落ち着いたお母さんになったって雰囲気が好き。仕事をやりつつ、子どものこともちゃんとやっていそうな安心感がある』(36歳保育士/東京)『旦那さんが大金持ちや有名人じゃなくて普通の人って感じなのがミソですよ。だってそういうことこそ、人間活動でしょ。天才的な才能に惚れるとか、財産目当てとかじゃなくて、やっぱり人間、ごく平凡の人と普通に愛しあって暮らせるようじゃないと』(41歳会社経営/東京)旦那様のフラチェスコ・カリアーノさんが一般人で年下であるというだけで、一部では「ヒモ夫」などという心無い評価も囁かれました。しかし、宇多田さんが「とにかく誠実で真面目、多くの人に愛される好青年」とその人柄を評価しているように、謙虚で質問に丁寧に答えようとする姿勢、そして自分が一般人だからといって変に卑屈にならない態度が報道陣にも好評であるようです。相手の人間性を高く評価 してのご結婚は、むしろ普通の家庭を営む多くの女性たちにとって共感できるものかもしれませんね。人間的魅力も奥行を増して、今後のご活躍が楽しみな宇多田ヒカルさん。慈しみと希望に溢れた癒しの歌声、まだ未体験の方はぜひ聴いてみてください。【参考文献】・『1998年の宇多田ヒカル』宇野維正・著・『点 ーtenー』宇多田ヒカル・著●ライター/月極姫(フリーライター)●イラスト/あさごま
2016年11月03日ニュースの疑問をオリジナルドラマで解説する日本テレビの単発バラエティ番組『ドラマちっくニュース』が、きょう29日(13:30~15:30)に放送される。第3弾となる今回は、2時間の拡大版。いずれも、朝の情報番組に出演するバナナマンの設楽統と、日テレの桝太一アナウンサーがMCを務め、生徒役のゲストとして、鈴木福、藤田ニコル、井森美幸、あばれる君が登場する。ラインナップは、蛭子能収が出演する「もしも年金制度がなくなったら」。コージー冨田がタモリ風にストーリーテラーを務め、日テレに眠る取材映像から知られざる"奇妙な映像"を公開する「世にも奇妙な昔話」。さらに、選挙におけるタレント候補を「中学校の生徒会選挙」に置き換えて解説するドラマや、救命病院を舞台にニュースで耳にする病気を取り上げる作品、国の借金といったテーマも放送される。
2016年10月29日お笑いタレントの明石家さんまが、18日に放送された日本テレビ系トーク番組『踊る!さんま御殿!!』(毎週火曜19:56~20:54)で女優の河北麻友子からタメ口を使われ、思わず「俺、ビッグ3!」と主張した。今回、「生意気イマドキ女子VSウルサイおじさん&おばさん」として、世代が違う有名人が激突。お互いの理解できない言動などをぶつけ合った。その中で菊地亜美は、事務所の社長とLINEをしていることを告白。また、社長とのLINEについて40代の男性マネージャーは抵抗を感じているということも明かし、目上の人とのLINEのやりとりについてどう思うか意見を求めた。さんまがほかの出演者に、事務所の社長のLINEを知っているか聞くと、「知らない」という声が相次ぎ、さんまは「菊地だけやわ、社長のLINE知ってるの。俺でもよしもとの社長のLINE知らんもん。電話番号しか知らないわ」と発言。河北が「電話番号知ってるんだ?」と言うと、さんまは「俺、よしもと的にはすごいんだよ!」と主張した。そして、河北が「ごめんごめん」とタメ口で謝ると、さんまは笑いながら「バカヤロー! 俺、ビッグ3!」と、タモリ、ビートたけしとともに"お笑い界のビッグ3"と称されていることをアピール。それに対し、河北はさらに「自分で言うな!」とタメ口でツッコんでいた。
2016年10月18日俳優の坂上忍さん(49)がネット上で大炎上しています。炎上のきっかけとなったのは、2016年9月29日放送の『バンキング』(フジテレビ系)内で坂上さんがとったある行動。番組の中では、前日28日に開かれた女優の藤原紀香さん(45)と歌舞伎俳優の片岡愛之助さん(44)の披露宴で列席者に贈られた豪華な引き出物が紹介される一幕がありました。フランクミューラーの絵皿やオーダーメイドの水素生成器、銀座和光のバームクーヘンなどが紹介されたのですが、坂上さんは突然バームクーヘンの袋を開封。引き出物を持ってきた榎並大二郎アナウンサー(30)は、「先輩から借りてきたもの」と説明し必死に止めますが、坂上さんは「もう開けたんだから」と強引に中身を食べてしまう暴挙に出ました。この一連の坂上さんの行動を見ていた視聴者からは、多くのバッシングが飛び交っています。●坂上忍の横暴ぶりに視聴者はあきれ顔『人の物を許可なく食べるとか幼稚園児以下だな』『最近調子に乗りすぎてキモい』『何でもかんでも「俺が正しい」って顔でイライラする』『どうせなら紀香の水素生成器を「こんなん効果ねぇよ」ってイジってほしかったわ。無難なとこで暴走したね』『この人本番前にお酒飲んでるんでしょ?こんな奴がお昼の顔って日本終わってるわ』『アル中なんだから人の言うことなんて聞かないよ。早く降板させてよ』『こいつのムカつくとこは、逆に自分の物を若手俳優が勝手に食べたら烈火の如く怒るだろうってとこ』『人には好き勝手説教するくせに、自分はやりたい放題とか老害以外の何者でもないな』『なんでタモリの次がコイツなの?落差ありすぎて見てられん。タモリに戻して』などなど、ネット上では非常識な坂上さんの行動に嫌悪感を抱いた人が続出しています。少し前にはEXILEメンバーへの飲酒強要が噂されていた坂上さん。今やお昼の顔として定着していますが、それにふさわしい常識ある行動を取るようにしてほしいですね。【画像出典元リンク】・坂上忍オフィシャルブログ「綺麗好きでなにが悪い!」 Powered by Ameba/(文/パピマミ編集部)
2016年09月30日笑福亭鶴瓶と森川葵が司会を務め、ゲストの友人や関係者への徹底取材からその素顔に迫るトークバラエティー「A-Studio」の9月23日(金)放送回に、ミュージシャンで俳優の浜野謙太が登場する。「在日ファンク」のボーカル&リーダーという音楽アーティストとしての顔はもちろん、そのタレント性をかわれ「タモリ倶楽部」や「めちゃ×2イケてるッ!」などのバラエティでも活躍。さらに俳優としても映画『婚前特急』で第33回ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞を受賞、その後も『体脂肪計タニタの社員食堂』『リアル~完全なる首長竜の日~』、昨年放送されたドラマ「ナポレオンの村」など様々な作品に出演。今年に入ってからもNHK連続テレビ小説 「とと姉ちゃん」やドラマ「ディアスポリス 異邦警察」とその劇場版『ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-』、月9「好きな人がいること」と話題作に立て続けに出演している。鶴瓶さんいわく浜野さんは「ものすごくナルシスト」だそう。番組では2人の初対面でのエピソードをはじめモデルとして活躍する浜野さんの妻にも取材。多才な顔を持つ浜野さんの“素顔”が明かされていく。そんな浜野さんが出演する映画『闇金ウシジマくん Part3』が現在全国にて公開中。累計発行部数1,000万部を超える真鍋昌平のベストセラーコミックを原作に2010年にドラマ「Season1」が放送され、その後映画化されスマッシュヒットすると2014年には綾野剛らも参加したドラマ「Season2」と劇場版2作目となる『闇金ウシジマくん Part2』が好評を博した本シリーズ。今年7月から放送され先日最終回を迎えたドラマ「Season3」も大きな注目を集めた。今回の劇場版『Part3』では情報商材業界で成りあがろうとする若者らとウシジマたちの物語が展開。ネットビジネス界での成功を目指す派遣労働者・沢村真司役に本郷奏多、二股不倫の末、キャバクラ嬢に入れあげるゲス男・加茂役に「オリエンタルラジオ」藤森慎吾、加茂が入れあげるキャバクラ嬢・花蓮役に筧美和子、そして、ウシジマの過去を知る男、鰐戸三兄弟の長男として安藤政信らが出演。浜野さんは怪しいネットビジネス・マルチ商法のカリスマ・天生を熱演している。本シリーズは、この後ラストを飾る『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』が10月22日(土)より全国にて公開される。「A-Studio」は9月23日(金)23時からTBS系で放送。(笠緒)
2016年09月23日アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本光一が、アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也と近所に住んでいることを、19日放送のテレビ朝日系特別音楽番組『ミュージックステーション ウルトラFES 2016』内で明かした。放送では「ジャニーズウルトラヒットメドレー」として、TOKIO、V6、KinKi Kidsの3組がEX THEATER ROPPONGIに集結。MCのタモリが中継でグループを超えての交流について尋ねると、長瀬は「最近光一くんの家に、箸をいただきに行きました」とエピソードを披露した。長瀬が「今、ご近所なんですよ」と説明すると、会場に集まっていたファンからも驚きの声が。光一は「(長瀬が)『箸をちょうだい』って」と話し、「共同玄関のカメラあるじゃないですか。あいつ背が高いもんだから口しか映ってないんです」と状況を振り返った。そして長瀬は「なぜだか二膳くれた」と、光一からもらった箸について語った。また、TOKIO・国分太一は「どうしても(V6)森田剛が電話番号を教えてくれないんですよ」とクレーム。森田が「タモリさん、僕、(国分が)嫌いなんです」と冗談を言うと、国分が「なんだこのやろう!! 電話番号教えろっつんだよ!!」と森田に殴りかかり、乱闘騒ぎとなった。この騒ぎに、松岡昌宏が「やめろよお前! 城島(茂)が泣いてるじゃねえかよ」となだめると、TOKIOのリーダーである城島が白いハンカチで涙をぬぐう姿が映った。「泣いてる泣いてる!」(井ノ原快彦)、「なんで泣いてんだよ」(長野博)とツッコミが入る中、長瀬が「ケンカはやめえや!」と城島の心の声を代弁すると、何事もなかったかのように事態が収束。ベテラングループたちのコンビネーションに会場も大盛り上がりだった。
2016年09月20日タレントのタモリを模したCGキャラクターが17日、テレビ朝日系大型音楽特番『30周年記念特別番組 MUSIC STATION ウルトラFES 2016』(19日12:00~21:48)のPRで、東京・新宿駅前のアルタビジョンに登場した。タモリが、フジテレビ系『笑っていいとも!』で32年にわたって通ってきたアルタに、今回は、CGキャラクター・ダンシングタモリとなって"凱旋(がいせん)"。多くの人が行き来するスポットで、キレキレのダンスを披露している。この映像は、19日20時までの3日間限定で上映される。このダンシングタモリは、同特番の本番で、三代目J Soul Brothersとコラボレーション。さらに、スマートフォンにダンシングタモリを取り込めるARダンシングタモリ企画も実施される。
2016年09月17日19日(12:00~21:48)に10時間にわたって放送されるテレビ朝日系大型音楽特番『30周年記念特別番組 MUSIC STATION ウルトラFES 2016』で、「ジャニーズウルトラヒットメドレー」が披露されることになった。このメドレーは3ブロックに分かれ、まずは、ジャニーズWEST「ええじゃないか」A.B.C-Z「Za ABC~5stars~」、Sexy Zone「Sexy Zone」。次に、Kis-My-Ft2「SHE! HER! HER!」「Everybody Go」、Hey! Say! JUMP「Ultra Music Power」「Ride With Me -2016-」、関ジャニ∞「浪花いろは節」「無責任ヒーロー」、NEWS「希望~Yell~」「ONE -for the win-」。そして、KinKi Kids「硝子の少年」「Anniversary」、V6「MUSIC FOR THE PEOPLE」「Darling」、TOKIO「AMBITIOUS JAPAN!」「LOVE YOU ONLY」というラインナップになっている。また今回は、生放送と連動してスマホでCGのタモリが踊り出す「ARダンシングタモリ」アプリを展開。アプリを起動させ、CM明けのテーマ音楽が流れ始めると、その音に反応して画面に踊る金の「ダンシングタモリ」が出現する。ARダンシングタモリのバリエーションは、全部で20体あり、すべてを「ダンシングタモリ図鑑」に登録すると、番組特製グッズのプレゼントに応募できる。今回の番組テーマは「日本に影響を与えた曲」で、東京・六本木からの多元中継によるライブや、アーカイブ映像を活用した「日本に影響を与えた曲ベスト100」も発表。ここでは、石原裕次郎「BEYOND THE REEF」、植木等「スーダラ節」映画『上を向いて歩こう』(1962年)での坂本九の歌唱シーンなどをマスタリングした4K画質の映像が放送される。
2016年09月16日テレビ朝日の音楽番組「ミュージックステーション」では、今年も9月19日(月・祝)に「ウルトラFES 2016」を10時間の生放送でお届けする。その出演を記念して今回、ミッキーマウスとミニーマウスがタモリと3ショット写真を撮影した。今年で放送30周年という節目を迎える「ミュージックステーション」。今回放送する「30周年記念特別番組 MUSIC STATION ウルトラFES 2016」は、「日本に影響を与えた曲」を番組テーマに、ヒット曲だけの10時間でお届けする。先日、宇多田ヒカルや福山雅治ら出演アーティスト第2弾が発表されたが、同時にMステのスタジオにミッキーマウスとディズニーの仲間たちが初登場し、ディズニースペシャルメドレーを披露することも決定している。また、「ウルトラFES」だけの特別企画として、東京ディズニーシーの人気エンターテインメントショー「ビッグバンドビート」とJUJU・山崎育三郎の夢のコラボショーも実現する。そんな人気エンターテイナーたちによる1日限りの豪華パフォーマンスが繰り広げられる前に、ミッキーマウスとミニーマウスは一足早くタモリさんと対面!そしてその記念に、少し照れているようにも見える笑顔のタモリさんを挟んで3ショット写真をパチリ。豪華アーティストたちの出演はもちろん、ディズニーの仲間たちの出演にますます期待が高まるようだ。「30周年記念特別番組 MUSIC STATION ウルトラFES 2016」は9月19日(月・祝)12時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年09月14日タレントのタモリがこのほど、ミッキーマウスとミニーマウスとの3ショット写真を撮影し、14日に公開された。これは、19日(12:00~21:48)に10時間にわたって放送されるテレビ朝日系大型音楽特番『30周年記念特別番組 MUSIC STATION ウルトラFES 2016』で、ミュージックステーション初出演となるミッキーマウスとディズニーの仲間たちが、スペシャルメドレーを披露するのを記念して撮影されたもの。同特番ではほかにも、東京ディズニーシーのエンターテインメントショー「ビッグバンドビート」と、JUJU・山崎育三郎のコラボショーが予定されている。この番組は昨年、『Mステ』として初の10時間放送を実施し、プライム帯で18.3%の視聴率(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を獲得。今回のテーマは「日本に影響を与えた曲」で、東京・六本木からの多元中継によるライブや、アーカイブ映像を活用した「日本に影響を与えた曲ベスト100」も発表される。○『MUSIC STATION ウルトラFES 2016』出演アーティスト(9月14日現在)AI、aiko、嵐、E-girls、YEN TOWN BAND、いきものがかり、宇多田ヒカル、ウルフルズ、HKT48、AKB48、A.B.C-Z、SKE48、NMB48、尾崎裕哉、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、木村カエラ、きゃりーぱみゅぱみゅ 、桐谷健太、Kiroro、KinKi Kids、ゴールデンボンバー、Cocco、THE YELLOW MONKEY、三代目 J Soul Brothers、GENERATIONS、ジャニーズWEST、JUJU、スキマスイッチ、SEKAI NO OWARI、Sexy Zone、TOKIO、西野カナ、NEWS、乃木坂46、秦基博、back number、PUFFY、Perfume、浜崎あゆみ、BEGIN、平井堅、V6、福山雅治、Hey! Say! JUMP、星野源、ポルノグラフィティ、My Little Lover、槇原敬之、松本孝弘、観月ありさ、miwa、モーニング娘。’16、ももいろクローバーZ、森高千里、森山直太朗、森山良子、矢野顕子、山崎育三郎※五十音順
2016年09月14日この度、今月放送の超大型音楽プログラム「MUSIC STATION ウルトラFES 2016」の第2弾出演アーティストが発表!宇多田ヒカルや浜崎あゆみ、福山雅治らが決定した。テレビ朝日の音楽番組「ミュージックステーション」。今年で放送30周年という節目を迎え、「30周年記念特別番組 MUSIC STATION ウルトラFES 2016」の放送が決定。「日本に影響を与えた曲」を番組テーマに、ヒット曲だけの10時間でお届けする。今回発表されたのは、2010年末に音楽活動を休止し、5年半ぶりに今年4月より復帰をした宇多田さんが、活動再開後テレビ初出演、そしてMステ8年ぶりの出演を果たすほか、Mステ初出演の尾崎裕哉が父・尾崎豊の名曲「I LOVE YOU」を披露。ほか、「桜坂」を披露した昨年のウルトラFES以来1年ぶりの出演となる福山雅治、浜崎あゆみ。そして、Mステのスタジオにミッキーマウスとディズニーの仲間たちが初登場し、ディズニースペシャルメドレーを披露!また、東京ディズニーシーの人気エンターテイメントショー「ビッグバンドビート」とJUJU・山崎育三郎がコラボする。そして、「ウルトラFES 2016」ならではの夢のコラボ企画では、CGキャラクター、ダンシングタモリが登場し、「三代目J Soul Brothers」とコラボ。さらに、2大アニメ「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」とのコラボでは、Mステ史上初アニメ化!タモリ・miwa・弘中綾香アナがアニメになってドラえもんと共演し、クレヨンしんちゃんはAR(拡張現実)になって、きゃりーぱみゅぱみゅと共演が実現されるようだ。「30周年記念特別番組 MUSIC STATION ウルトラFES 2016」は9月19日(月・祝)12時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年09月09日歌手の宇多田ヒカルが、19日(12:00~21:48)に10時間にわたって放送されるテレビ朝日系大型音楽特番『30周年記念特別番組 MUSIC STATION ウルトラFES 2016』に出演することが9日、発表された。活動再開後初のテレビ出演で、『Mステ』には8年ぶりの出演となる。ほかにも、福山雅治が昨年の『ウルトラFES』以来となる1年ぶりの出演。Mステ初出演の尾崎裕哉が、父・尾崎豊の名曲「I LOVE YOU」を披露するほか、浜崎あゆみの出演も発表された。さらに、ミッキーマウスとディズニーの仲間たちが初登場し、「ディズニースペシャルメドレー」を披露。東京ディズニーシーの人気ショー「ビッグバンドビート」とJUJU・山崎育三郎がコラボレーションも展開される。コラボ企画は他にも、CGキャラクター「ダンシングタモリ」と三代目J Soul Brothersによるパフォーマンスも実施。タモリ・miwa・弘中綾香アナがアニメになってドラえもんと共演し、AR(拡張現実)となったクレヨンしんちゃんと、きゃりーぱみゅぱみゅの共演も予定されている。この番組は昨年、『Mステ』として初の10時間放送を実施し、プライム帯で18.3%の視聴率(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を獲得。今回のテーマは「日本に影響を与えた曲」で、東京・六本木からの多元中継によるライブや、アーカイブ映像を活用した「日本に影響を与えた曲ベスト100」も発表される。○『MUSIC STATION ウルトラFES 2016』出演アーティスト(9月9日現在)AI、aiko、嵐、E-girls、YEN TOWN BAND、いきものがかり、宇多田ヒカル、ウルフルズ、HKT48、AKB48、A.B.C-Z、SKE48、NMB48、尾崎裕哉、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、木村カエラ、きゃりーぱみゅぱみゅ 、桐谷健太、Kiroro、KinKi Kids、ゴールデンボンバー、Cocco、THE YELLOW MONKEY、三代目 J Soul Brothers、GENERATIONS、ジャニーズWEST、JUJU、スキマスイッチ、SEKAI NO OWARI、Sexy Zone、TOKIO、西野カナ、NEWS、乃木坂46、秦基博、back number、PUFFY、Perfume、浜崎あゆみ、BEGIN、平井堅、V6、福山雅治、Hey! Say! JUMP、星野源、ポルノグラフィティ、My Little Lover、槇原敬之、松本孝弘、観月ありさ、miwa、モーニング娘。’16、ももいろクローバーZ、森高千里、森山直太朗、森山良子、矢野顕子、山崎育三郎※五十音順写真提供:テレビ朝日
2016年09月09日(Photo by Flickr)何かを改善しようとするとき、一般的には何かしらの方法を探し出す。 しかし、「何もしない」ということも、一つの方法なのかもしれない。 「お風呂に入らない」ことは、最高の「美容法」(Photo by Flickr)「タモリ式入浴法」というものをご存じだろうか。 これは、あの芸能人のタモリが実践している入浴法で、毎日のお風呂をシャンプーやボディーソープなど石鹸類は一切使わず「ぬるま湯」につかるだけで済ませるというものだ。 清潔を好む私たちにとって、この方法はなんだか「不潔」という印象を受けるが実はその真逆。 石鹸類を使わないことによって、より皮膚が健康的になるというのだ。 この効果は何人かの学者によって実証済。 彼らの話によるとシャンプーやボディーソープは体を守るバクテリアを殺してしまい、皮膚の免疫力を低下させてしまうそう。 研究者たちは、体を洗わないことは自然に生きるようにできている人間の本来の姿であるという。 タモリの他にも福山雅治やローラもこの入浴法の愛好家。 彼らも「肌がモチモチになった」、「保湿効果がアップした」などの感想を述べている。 「40種」の実がなる「木」(Photo by Flickr)この入浴法に見るように、自然界でもあえて手を加えないことが生命力を上げているようだ。 当たり前のことではあるが、1本の木の種類はもちろん1種類。 しかし、この1本の木に40種類もの実や花をつけることに成功した人物がいる。 この木をつくり出したのは、現代美術家で米シラキュース大学の教授のサム・ヴァン・エイケン氏 彼はモモやアンズなど実がなる時期が違う種類の木を1本の木に結合させ、1年を通して木のどこか一部分が色づくという、年間を通して楽しめる木をつくったのだ。 科学的な計算や根拠が必要そうに見えるこの取り組みだが、この木の制作は至って簡単。 1本の木に別の木をテープで留めていっただけ。 それだけで木同士が自然にくっついていった。 この木をつくったサムも、科学に基づいた様々な実験を繰り返したのだが、答えは見つからず。 結局は何もせず自然に任せることが一番いいという結論に至ったそうだ。 「非武装」で立ち向かう「コスタリカ」(Photo by Flickr)「何もしない」選択をしているのは、人間や自然だけに限らない。 日本からはあまりなじみのない国かもしれないが、コスタリカは国を守るためにあえて「何もしない」ことを選んだ国家である。 コスタリカは「非武装こそ最大の防衛力だ」という確信を持ち、警察官でさえも銃を持たないという徹底した平和武装をしている国。 もちろん軍は持たず、日本の自衛隊のようなものもない。 だからといって各国の圧力がないかといえばそうではない。 地政学的に言って、アメリカの強力な政治的、経済的、軍事的影響から逃れられるような甘い場所ではないのだ。 実際に、過去に何度もアメリカはコスタリカに圧力をかけて来た。 アメリカからの経済支援がなければ国を立て直しできない時もあったが、その時も一貫して「NO」を貫いた。 支援をされて仮を作ろうともしなかったし、決して軍を持って対抗しようともしなかった。 もちろん、アメリカの基地設置も拒否したのだ。 軍で対抗することを選ばず、軍を捨てて国を守るコスタリカ。 それでも独自の外交能力を生かし、アメリカを含めた諸外国と友好関係を保っている。 「何もしない」がもたらすこと(Photo by Flickr)人間の体も、自然も、政治も何もせずに自然のままにいることが最大の防御なのかもしれない。 よくするためにあえて何かをすること、それによりかえって問題は複雑化してしまうのであろう。 体を洗わなければ自然と免疫力が上がり、違う種類の木を再生したければ、自然に任せて放っておけば一つの芸術が完成する。 さらに、国を守るためにも、脅威となるものもつくらなければそれが最強の防御となるのだ。 日本では今「軍事予算の増額」と「武器輸出3原則の緩和」が叫ばれており、国家もそれに忠実に答えようとしている。 また、日本の軍事予算も他国に比べて少額ではあるものの、年々増額に向かっている。 しかし、何かを守りたかったら、あえてそのままにしておくという選択肢もある。 そしてそれこそが、自然の原理であるということも忘れてはならない。 via. The Atlantic, Mail Online, The Huffington Post, National Geographic , なんとかしなきゃ!, Harbor Business Online, Harbor Business Online②, ギャザリー, BLOGOSこの記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!丹羽順子に聞く。呼吸で見つける「ホントの平和」。 手に握りしめるプラカードには、“WAR IS OVER”、“PEACE NOT WAR”のメッセージ。そんなメッセージを考えたのは、戦争を強く反対し、平和を切望した... ーBe inspired!
2016年08月31日中島ヒロトと高橋みなみがMCを務める新感覚音楽情報番組「ミュージャック」。今夜8月12日(金)放送のゲストには、名古屋発の人気急上昇中メンズユニット「BOYS AND MEN」を迎えお届けする。“ボイメン”こと「BOYS AND MEN」は、男性版の宝塚歌劇団を目指し、東海地方出身者で結成されたメンズユニット。学ランを身にまとったヤンキースタイルがトレードマークで、現在名古屋でテレビ・ラジオなどレギュラー番組10本以上を抱える人気ぶりだ。今回はそんな「BOYS AND MEN」のメンバーから4人が登場する。MC・中島さんはメンバーたちに、「ご当地の男性アーティストで一気に全国区になるのはボイメンが初めてなんじゃない?」と感心。それを聞いた辻本達規が「男性では初めてです!」と大声で答え、中島さんから「あの子、ちょっとウザいかも…」と厳しいツッコミも。 そんな元気いっぱいの辻本さんが、体操のお兄さんとして名古屋の朝を元気にしているというVTRを公開。そして、MC2人は辻本さんと共にVTRで踊っていた“ボイメン体操”に挑戦!また、ボイメンメンバーはそれぞれが特技を使った自己紹介を披露。リーダー・水野勝は、格闘技のシュートボクシングをしながら自己紹介。「上半身に自信があります」と豪語する田中俊介は、自慢の筋肉を上着を脱ぎアピール…など、それぞれのメンバーの特技やキャラクターを紹介していく。そのほか、メンバーと交友の“ある人気女優”がボイメンの素顔&マル秘話を大暴露したり、人気占い師・ゲッターズ飯田が、「2016年下半期BOYS AND MENメンバーの運勢」をランキング形式で発表していく。そして、音ネタ芸人バトル「音-1グランプリ」は、お笑いコンビの「パニーニ」が「タモリ倶楽部」の空耳アワーのコーナーでありそうな作品表現したり、ピン芸人・とくこは、営業慣れしすぎている柏原芳恵のモノマネで審査員を沸かせる。今週の音-1チャンピオンは一体誰になるのか?「BOYS AND MEN」ゲストの「ミュージャック」は8月12日(金)深夜2時5分~フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2016年08月12日テレビ朝日にて放送中の「タモリ倶楽部」が、恒例の“お尻オープニング映像”を6年ぶりにリニューアルすることが決定。8月26日(金)放送の回では、その新しいお尻を決めるべく、平成生まれ限定の「お尻オーディション」を開催することも分かった。「毎度おなじみ流浪の番組…」というタモリのオープニングトークでおなじみの「タモリ倶楽部」。そのオープニングトーク同様、長年にわたって番組のオープニングを飾っているのが、「The Royal Teens」の楽曲「Short Shorts」に合わせて登場するのが女性のお尻。本放送で決定する新オープニング公開は9月2日(金)を予定しており、いまのオープニングもこの日で見納めとなるという。そして審査員には、“お尻好き”を自任するミュージシャン斉藤和義と星野源。平成生まれに限定しているというだけに、オーディションに参加する女性は最年長でも28歳。2人のお尻好きミュージシャンは、どんなお尻を「タモリ倶楽部」のオープニングを飾るお尻として選ぶのか?今回エントリーしたのは、高校・大学と剣道でお尻を鍛えてきたという「武道尻」さん、スノーボードが得意という「スノボ尻」さん、日系ペルー人の「ペルー尻」さん、高校時代はチアリーダーだった「チア尻」さん、ダンサーで倒立が得意という「逆さ尻」さん…などなど個性的なお尻が登場。タモリさんと審査員は、それぞれが勝負下着をつけたお尻をモニタでチェック。それぞれの特徴を表す動きを披露してもらったり、お尻のコンディションを「なでる・もむ・つまむ…」などの項目から1つ選び、本人にチェックしてもらうコンディションチェックなど厳正(?)な審査が行われるようだ。もちろん「Short Shorts」に合わせて実際にお尻を振ってもらうテストも。そして審査員のミュージシャンはお尻のリズム感をチェック! さらに新メンバーによるオープニング撮影風景も大公開される模様。果たして、どんなお尻が選ばれるのか?タモリ倶楽部「次回から鮮度バツグン映像でスタート 平成生まれONLY!お尻オーディション」は8月26日(金)深夜0:20~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年08月09日テレビ朝日系バラエティ番組『タモリ倶楽部』(毎週金曜24:20~24:50)の"お尻オープニング"映像が6年ぶりにリニューアルされることになった。このお尻を選ぶオーディションの模様が、26日に放送される。34年の長寿番組で、長年にわたって女性のお尻が、名曲「Short Shorts」に合わせて揺れる同番組のオープニングだが、9月2日の放送からリニューアルされることが決定。このため、対象を平成生まれに限定したお尻のオーディションを行い、お尻好きを自認する斉藤和義と星野源という2人のミュージシャンが、審査員として参加する。エントリーしたのは、高校・大学と剣道でお尻を鍛えてきたという「武道尻」、スノーボードが得意という「スノボ尻」、日系ペルー人の「ペルー尻」、高校時代にチアリーダーだった「チア尻」、ダンサーで倒立が得意という「逆さ尻」など。タモリと審査員たちは、それぞれが勝負下着をつけたお尻をモニタでチェックし、特徴的な動きを披露してもらったり、お尻のコンディションを「なでる・もむ・つまむ」などの項目から本人にチェックしてもらうコンディションチェックをしたりと、厳正な審査を行っていく。さらに、実際に「Short Shorts」に合わせてお尻を振ってもらうテストも敢行。斉藤・星野は、ミュージシャンらしくリズム感をチェックする。この日の放送では、新お尻メンバーたちによるオープニング撮影の様子も公開される。
2016年08月09日昨年話題となったタモリ氏原案の「山名屋浦里」を磨き上げ、今年も落語家・笑福亭鶴瓶が独演会の舞台に立つ。江戸時代の吉原を舞台とする、人気ナンバー1花魁と実直な武士との人情噺だが、昨年演じたものには「なにかが足りなかった」と笑福亭鶴瓶は言う。JRA笑福亭鶴瓶落語会 チケット情報「僕、遅刻をするのが嫌いなのに、今日の現場では遅れてしまったんです。というのも、飛行機に乗っていたら『山名屋浦里』のある場面の言葉が降りてきまして。ちょうど、飛行機も空港へ降りようとしていて、でも、座席前のテーブルをおろしてメモしていたから、客室乗務員の方には注意されながら『ごめんなさい。あとちょっとだけ』言うて(笑)。そのメモをちゃんと清書したくて、今日の入り時間に遅れてしまったんですけど、この噺には、浦里という花魁が酒井という武士を助ける場面がある。でも、昨年の噺を聞いてくれた人のなかには、なぜ彼女が酒井を助けるのかがよくわからないという意見があったんですね。聞いた人それぞれで想像するのが落語のおもしろさなのにとも思ったんですけど、なにかが足りないのかもしれないと自分のなかで宿題にしていたものでした」笑福亭鶴瓶は、テレビの視聴者も落語の観客も突き放さない。徹底的に寄り添う。では、『山名屋浦里』で付け加えられた描写とはなにか。それは、浦里という美しき花魁の悲哀や情を、肩書きではなくひとりの人間として描くということ。「『山名屋浦里』は、タモリさんがブラタモリで知った実話をもとに僕が落語にさせてもらったものやけど、(中村)勘九郎が歌舞伎にしたいと言うて実現する。そのこと自体はものすごくうれしかったんですけど、一方で歌舞伎との戦いが始まったとも言える。歌舞伎版『山名屋浦里』を見てくれた人が、鶴瓶の落語も聞いてみようかとなってもチンケなものだったら意味がわからないでしょ。そうじゃなくて、落語はすごいなぁと感じてもらいたい。あと、歌舞伎と比べればチケット代も安いなぁとかね(笑)。最近、ひとつのことを考え続けられる幸せってあるんやなぁと思うんです。『山名屋浦里』のことをずっと考えていなければ、飛行機での言葉も降りてきてはくれなかったと思いますから」飛行機での言葉たちを紡いだ場面を、取材現場で実際に演じてくれた笑福亭鶴瓶。圧倒的なサービス精神を持つ話芸の達人は、同作だけでなく“あの”『鶴瓶版・死神』をも改訂し、今年の独演会にかける予定だと言う。JRA笑福亭鶴瓶落語会は9月22日(木・祝)から25日(日)大阪・森ノ宮ピロティホール、9月27日(火)福岡・キャナルシティ劇場、10月28日(金)から30日(日)まで東京・赤坂ACTシアターにて。東京公演のチケット一般発売は8月20日(土)午前10時より、チケットぴあではインターネット先行も受付中。取材・文:唐澤和也
2016年08月09日タレントの藤田ニコルが2日、東京・渋谷モディでデビューシングル「Bye Bye」の発売記念イベントを行った。藤田は、3日にデビューシングル「Bye Bye」をリリース。発売前日となったこの日は、若者が集う渋谷モディで発売記念イベントに登場し、デビュー曲「Bye Bye」とカップリング曲「E.E.O!」を公の場で初披露して訪れたファンを魅了した。初めて人前で歌声を披露したことに「いや~歌う人って大変だと思いました。テレビも台本読まないぐらい緊張しないし、普段は緊張を知らない人だったんですけど、歌を歌うってこんなに緊張するんだと思いました」と明かしながら「点数は60点ぐらいですかね。だいたい感じが分かったので、明日から成長します!」と自身の伸びしろに期待。歌手としてデビューしたことで、年末の『NHK紅白歌合戦』などの話題が出ると「オファーが来たら出たいですね。赤と白じゃなくてピンクとかで。桃組でやりたいです」と色気を見せながら、テレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』の出演にも乗り気で「タモリさんの横に座ってみたい!(出演者が)もっとタモリさんと絡めるのに、と思いながら見ているので、タモちゃんと絡みたいです」と話していた。元カレと別れた体験を歌詞に込めたという新曲について「ハッピーなテンションなんですけど失恋ソング。実体験を入れてみました。大人には分からないと思いますが、"ウサギ系女子"は寂しいと死んじゃうぐらい病んじゃうんです」と説明。そんな藤田に最近の恋愛事情を問うと「こうやってすぐ喋っちゃうからモテないんですよね。彼氏が出来たら『出来た!』って言っちゃうし、好きな人が出来たら出来たと言っちゃうのでモテないんですよ。今は元カレと終わったばかりだからいないですよ」と寂しげだったが、元彼に対して「歌詞の中にも『次は負けられない』とあるので、負けてられません」と宣言するなど、新たな恋に意欲を見せていた。
2016年08月03日●多くの関係者もショック今月23~24日にわたって放送されたフジテレビ系大型バラエティ特番『FNS27時間テレビフェスティバル!』の全平均視聴率が、過去最低の7.7%に終わった。これまでのワーストは2013年の9.8%で、昨年も10.4%を記録していただけに、まさに急落と言える。さらに、時間帯別の最高視聴率も、古舘伊知郎をゲストに迎えた『ホンマでっか!?TV』の13.3%にとどまるなど、「番組が盛り上がるヤマ場がなかった」という現実にショックを受けている関係者は多い。このところジリジリと視聴率が下がっていたとはいえ、1987年のスタートから、30年にわたって"夏の国民的イベント"と言われた番組に、何が起きているのだろうか。○リレー方式のMCと番組の物足りなさ今年は、メインMCを立てず、コーナーごとに異なる"MCリレー"方式を採用したが、まずこれが、『27時間テレビ』ならではのお祭りムードを奪っていた。大物タレントが27時間無理をしたり、めったに出ない番組で暴れたり、だんだん疲れていったりするから面白いのだが、今回はそれがなかったのだ。そのため、「2時間前後の特番を続けて放送しているだけ」という印象が強く、明石家さんまがSMAP騒動について中居正広に切り込み、ベッキーと生電話で話したこと以上のトピックスはなかった。しかも、MCたちが司会を務める各番組(『痛快TVスカッとジャパン』『ホンマでっか!?TV』『さんまのお笑い向上委員会』『いただきハイジャンプ』『キスマイBUSAIKU!?』『バイキング』『ネプリーグ』)が、人気があるとは言えない状況だけに、『27時間テレビ』に組み込まれたところで、毎週放送されている他局のレギュラー番組に勝つのは難しい。また、『スカッとジャパン』を両日に放送し、『サザエさん』とコラボさせるなど、それなりの軸に据えていたが、27時間を任せるほどの大胆さもなかった。そもそも、『27時間テレビ』という番組自体が、視聴率が好調のときにやるべきものと言える。たとえば、現在トップをひた走る日本テレビなら、『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』『踊る!さんま御殿!!』などの高視聴率番組をリレーしてもいいし、どれか1つをメインにしてもいいだろう。フジが現在不振なら、放送中の番組をベースにせず、「全く異なる新たな番組で挑む」くらいの大胆な策が必要ではないか。ともあれ、今回は腹をくくって奮闘する大物MCも、軸になる人気番組も、両方がないところに、現状の苦しさが表れていた。○お祭りムードも対抗意識もなし「番組を引っ張る存在がいない」寂しさは、他のコーナーにも表れていた。目玉企画の1つ、『ナオトの!27時間でみんなと一緒に100曲歌うフェス』は、7月7日に亡くなったばかりの永六輔さんが作詞した「上を向いて歩こう」を歌ったラストこそ感動があったが、「なぜナオト・インティライミなの?」「27時間で100曲ってキツイの?」などの放送前から指摘されていた疑念は消えず…。ナオトとコラボしたアーティストの顔ぶれには、大物も旬もいなかった。同様に、芸人のネタ見せトーナメント『笑わせたもん勝ちトーナメントKYO-ICHI』でも、M-1やR-1の優勝者もベテランの大物もいないなど、多くの視聴者を巻き込む華に欠けた。一方、FNSの系列局を生かした企画は例年1つだが、今年は『FNS全国高校生スーパーダンク選手権』『FNS全国そっくりキャラ選手権』の2つを放送。しかし、前者は2度目であり、後者は『笑っていいとも!』の定番企画だったものだけに、目新しさがない分、視聴者をクギづけにすることができなかった。何より、各地の局員や名物市民がハジけまくるお祭り感や、「他局には負けられない」という秘めた対抗意識が見られなかったのが寂しい。dボタンで視聴者が参加するデータ放送も、「例年の2倍採用した」というが、当然ながら各コーナーに対する視聴者の関心が高くなければ、一部ファンへのサービスにすぎず、起爆剤とはならなかった。●ここで打ち切ってしまうべきなのか○課題が露呈したエンディングもう1点、大きな課題を露呈したのが、番組のエンディングだ。通常、長時間番組は、終盤に向けて盛り上がりが増し、クライマックスを迎えるエンディングでの感動が約束されているようなものだが、今年はそれもなし。『スーパーダンク選手権』の出場チームに、Hey! Say! JUMPのメンバーを加えた27人が同競技に挑戦したのだが、アイドルたちが次々に失敗。エンドロールが流れる間の"泣きの一回"でも、高校生が2度失敗したが、それをなかったことにして、最後の1人が強引にシュートを決め、「成功」のテロップを出して締めくくった。当然ながら、27時間走り切った感動や達成感はなく、あるのは「アイドルと高校生にズルをさせた」という後味の悪さだけ。本来、スタッフと出演者が、失敗を笑いに変えて終わらせるものだが、それができないところに同番組の苦境がある。思えば、1987年のスタート当初は、『24時間テレビ 愛は地球を救う』のパロディであり、"笑い"という太い軸でエンディングまで大笑いさせてくれた。しかし、2000年代後半ごろから笑いの要素が減り、感動にフィーチャーすることが増え、今年は両方ともほとんど感じられなかった。今後、『27時間テレビ』はどうなってしまうのだろうか…。○亀山社長と松本人志の本音昨年10月、フジテレビの亀山千広社長が「検証というか、もう一度しっかり考えるところに来ている」「やめるという決断は勇気のいることだと思う」と"見直し"の検討に入っていることを明かしていた。同様に、ダウンタウンの松本人志も同局系『ワイドナショー』で、「毎年やらないといけないのかな。休んでみてもいいのでは?」と提案していた。大型イベントだからこそ、スタッフの勤続疲労や義務感によるモチベーション低下もあるだろうし、今回の視聴率を見ても、多くの視聴者から支持されていないのは明白だ。視聴者、出演者、スタッフが望んでいないのであれば、打ち切りもやむをえないのだが、果たして本当にそうなのか…。番組を打ち切るのは簡単だが、その後は『笑っていいとも!』のように、毎年失ったものの大きさに気づかされるかもしれない。分わかっているのは、"見る人"と"出る人"のモチベーションを上げるためには、"作る人"がもっと頑張るしかないということだ。来年、復活を遂げた『27時間テレビ』が見られることを、切に願っている。○『FNSの日』(27時間テレビ)歴代視聴率1987年:19.9%(総合司会:タモリ、明石家さんま)1988年:14.0%(タモリ、笑福亭鶴瓶)1989年:14.7%(タモリ、明石家さんま)1990年:11.7%(須田哲夫アナ、河野景子アナ)1991年:11.7%(桂三枝、八木亜希子アナ、有賀さつきアナ)1992年:19.0%(ビートたけし、逸見政孝)1993年:17.9%(ビートたけし、逸見政孝)1994年:13.8%(ビートたけし)1995年:15.1%(ビートたけしほか)1996年:14.4%(ビートたけしほか)1997年:11.6%(ダウンタウン)1998年:12.1%(中居正広)1999年:13.3%(中居正広)2000年:13.9%(中居正広)2001年:11.4%(※MCリレー)2002年:11.6%(みのもんた)2003年:10.3%(みのもんた)2004年:16.9%(ナインティナイン、中居正広)2005年:13.0%(笑福亭鶴瓶)2006年:12.6%(中居正広)2007年:12.4%(香取慎吾)2008年:13.8%(明石家さんま)2009年:13.8%(島田紳助)2010年:12.6%(島田紳助)2011年:14.0%(ナインティナイン、中居正広)2012年:14.1%(タモリ)2013年: 9.8%(女芸人イレブン)2014年:13.1%(SMAP)2015年:10.4%(ナインティナイン、中居正広)2016年: 7.7%(※MCリレー)(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区)■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2,000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016年07月27日