前回 からのあらすじ(【子どもが恋人モンスター】全3回)夫の育児参加を拒否し、話しかけるのはお金が欲しいときだけとなった妻は…亜由美は、夫との関係になどまったく関心がないように見えていきます。夫が、夜ベッドで誘えば、「隣で子どもが寝てるのに、信じられない」という、軽蔑に満ちたまなざしを向ける妻。敬二は、産後十分な期間待ったつもりでも、何度も冷たく断られ、次第に夜の生活は遠のいていきます。そんなある日…その後、亜由美さんと敬二さんは冷戦状態に突入しました。離婚も考えたという敬二さんですが、「妻は絶対に親権を譲らないでしょうし、子どもを置いて働きに出ることも考えないでしょう。離婚した場合、僕は毎月いくら、妻と息子に払い続けるのか…」と八方ふさがりの状態だといいます。育児、教育に関する情報も徹底リサーチし、「わが子のことを一番よく理解しているのも、わが子にとってなにが良いかを知っているのも自分」と信じて疑わない妻。本当は、最高の相談相手であるべき夫が隣に座っているのに。「今は子どものことしか考えられない」というあなたも、もう少し先の夫婦の生活を考えてみてはいかがでしょうか?※この漫画は、男女にまつわる数々のお悩みを受ける「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美が、妻の中に見出した“モンスター”の実際の事例を分類し、リアル・エピソードをべースにしたフィクションです。\「モンスターワイフ」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪イラスト・ 山口しずか
2020年07月06日「すごく大切な人や作品との出会い、思い出が詰まったいい20年でした。ターニングポイントになる作品は数々あったと感じていますが、いつでも、そのとき挑んでいる作品がいちばん好きで、いちばん大事だと思えるようにやっていきたいです」そう語るのは、今年、芸能生活20周年を迎える田中圭(35)。主演映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(近日公開)では、長野五輪のスキージャンプ団体の金メダルに貢献したテストジャンパーを演じているが、田中自身を支えてきたものは?「スタッフたちがいなければ作品もできないし、今の自分もないです。僕らよりも大変だと思って、感謝しています。なので今回、裏方にスポットが当たる作品に携わることができたのはうれしかったです」’18年のドラマ『おっさんずラブ』での大ブレーク後、自身でも変化を感じているという。「主役をやることが多くなりましたし、露出も増えて以前とは見られ方も大きく変わりました。それを受け入れたい気持ち半分、受け入れたくないような反抗心もあったりします(笑)。僕自身、それぞれの作品、役柄に対して思い入れがあるので、自分がいま役者としてやれることをやっていこう、と思っています。後輩たちのためにもいい意味で守りに入らず、攻めていきたいです」「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月27日いよいよ突入する2020年下半期。人気占い師の水晶玉子さんとゲッターズ飯田さんに人間関係や働き方も大きなターニングポイントを迎えている今、私たちが時代を生き抜くヒントを伺いました。水晶:新しい時代の流れとしては、5Gや自動運転のような、テクノロジーの発展にはさらに拍車がかかるでしょう。すでに「会社に行かなくても仕事ができる」と多くの人が気づいているように、地方にいながら仕事をする人はこれからますます増えていくはず。そういう意味でも、’20年は自分の働き方や生き方の価値観について考える節目となりそうです。飯田:占い的にも、今年の後半は「大きいものから小さなものへ」という流れが出ているので、たとえば「東京から地方へ」だったり、「大企業から個人事業主へ」といった傾向が強くなることが予想されます。イメージとしては、大きなものから小さなものがいくつも発生してくるような。水晶:今年は子年でもありますし、ゲッターズさんの言うように、地域発の小さな魅力を発見するには絶好の機会かもしれませんね。新しい芽があちこちでたくさん育つ中から、自分の興味ある分野にいろいろチャレンジしてみるのもいいと思います。変化をプラスにできるかは、あなたの行動次第。飯田:全体運で言うと、5月、6月は運気が下がっている人も、夏以降になると徐々に回復していくので安心してください。水晶:今年の前半は辛い思いをしたり、金銭面で将来が心配になった人も多いと思いますが、変化の時は誰でも不安になるものです。その変化を「いい変化」にするか「悪い変化」にするかは、その後のそれぞれの行動にかかってくると私は思います。飯田:まさにその通り。僕なんかは、「嵐が来ているから楽しい」くらいの感覚でしかないですが…。水晶:それは、ゲッターズさんが申酉天中殺(さるとりてんちゅうさつ)の人だからじゃないかしら(笑)。動乱に強いタイプだから。こういう時期はそういう人に頼るのもありです。飯田:「状況を軽視しろ」というわけではないですが、楽観的であることも、ある意味大切なこと。こういう時こそ発想を転換して、プラスに考えることが大事なんだと思います。水晶:逆に「これを絶対に変えたくない」と頑なになってしまうと、運気が下がりやすいので注意が必要ですね。飯田:ちなみに、’20年の下半期の出来事で言うと、年末年始にかけて、大きな動きがありそうです。たとえば政治的な発表があるか、自然に関するものかもしれません。水晶:それは、私の占いにも出ています。具体的なことは言えませんが、社会情勢の変化は可能性としてありそうですね。飯田:それとは別に、女性の若いリーダーが出るという運気も出ています。現在20代、もしくは30代前半くらいの若いリーダーが、これからの時代を引っ張っていく存在になるはず。水晶玉子さん占い師。東洋・西洋の枠を超えて、数々の占術を研究。『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ366日メッセージつき 開運暦2020』(集英社)が発売中。ゲッターズ飯田さん占い師。6万人以上を占った膨大なデータを元に、独自の「五星三心占い」を確立。著書『ゲッターズ飯田の運命の人の増やし方』(朝日新聞出版)など。※『anan』2020年6月17日号より。イラスト・いいあい取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2020年06月14日波乱の展開となった2020年上半期。人間関係や働き方も大きなターニングポイントを迎えている今、私たちが時代を生き抜くヒントとは?いよいよ突入する下半期に向けての心構えを、人気占い師の水晶玉子さんとゲッターズ飯田さんに伺います。水晶:ゲッターズさんとは、もう何年も前から「’20年は大きな変化が起こる」という話をしていたんですよね。でもまさか、ここまで劇的に状況が変わるとは。正直、私も驚きました。飯田:僕らに医学的な知識があるわけではないので、具体的にコロナを予想することはできませんからね。ただ一つ大切なのは、この変化は始まりにすぎないということです。水晶:そう、ここから革命的なことが数年かけて’24年ぐらいまでに起きる感じですね。ちなみに’20年は六十干支(ろくじっかんし)では「庚子(かのえね)」で、新しい流れができる運気の変わり目の年とされています。日本で1600年に起こった「関ヶ原の戦い」も実は庚子だったんですよ。飯田:なるほど。関ヶ原の戦いの後も、実際に幕府が開かれるまでは数年かかりましたからね。そういう意味でも、今年は歴史がひとつの方向に向かって舵を切るような転換期と思っていい。水晶:急速な社会の変化に対して、いかに柔軟についていけるかが、今後の運気を大きく左右するポイントになりそうですね。物の価値から働き方まで、すべてがガラリと変化。飯田:僕の五星三心占いで言うと、’20年は「庶民」と「忍耐」がキーワードです。特に上半期はSNSやYouTubeを中心に活躍する一般人の姿が注目を集めましたよね。下半期では人間関係のあり方がさらに変化して、「人とのつながり」を重視する傾向がより強く出てきそうです。水晶:最近話題の「オンライン飲み」も、まさに人間関係の大きな変化ですね。「こんなに人と会わない経験は初めて」という人も多かったはずです。飯田:僕は以前から、「新しい形のホームパーティが流行る」と言っていたのですが、なるほどこういうことかと(笑)。オンラインによって懐かしい人とのつながりが復活することは、運気的にもいい流れになるはずです。水晶:庶民感覚を大切にするという意味では、じっくり時間をかけて料理をしたり、お裁縫をして古いものをリメイクしたりと、家の中に目を向けることも大事ですよね。私はここに“自然回帰”のキーワードをプラスします。いろいろ変わる中で、変わらない自然が支えになることも。自宅で植物を育てることもおすすめです。飯田:「家の中でできること」といえば、断捨離もその一つです。星座の動きが「土」の時代から「風」の時代に入るため、これまで重要とされていた“物”の価値はどんどん下がっていくはず。水晶:「風」は目に見えないものを意味しますから、より形のないもの…たとえば思想や情報、智恵が尊重されるでしょうね。なので、これからの時代は「持っている」ことよりも「知っている」ことのほうがより価値がある、という流れになっていくはずです。飯田:とはいえ、伝統や文化を大切にする流れも残っているので、断捨離で見つけた「古くて質のいいもの」をメンテナンスして再利用することは、大いに賛成です。その時は、年長者の知恵を借りると運を味方にできそうです。水晶玉子さん占い師。東洋・西洋の枠を超えて、数々の占術を研究。『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ366日メッセージつき 開運暦2020』(集英社)が発売中。ゲッターズ飯田さん占い師。6万人以上を占った膨大なデータを元に、独自の「五星三心占い」を確立。著書『ゲッターズ飯田の運命の人の増やし方』(朝日新聞出版)など。※『anan』2020年6月17日号より。イラスト・いいあい取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2020年06月13日人生はターニングポイントの連続です。その中でも結婚は大きな分岐点の1つ。どんな相手と結婚するかで、その後の人生が大きく変わることもあります。そんな結婚を目前に、結婚すること自体を迷うような相手の本音を知ってしまったら、あなたはどうしますか。「結納も終わってしまったし、後戻りはできない」「まだ籍は入れてないから間に合う」どう思うか、人それぞれですね。Youtubeチャンネル『平成の雄叫び』には、結婚目前で婚約者の本性を知ってしまった女性が、思い切った行動をとる動画がアップされています。婚約者浩司が出した結婚の条件とは婚約者の浩司と数か月後に結婚する予定の洋子。大学時代からの付き合いだったこともあり、結婚にむけて順調に進んでいました。そんなある日、一人暮らしの洋子の家に、浩司がひどく酔っぱらった状態で訪ねてきて、信じられないことをいい始めるのです。「俺との結婚条件、守れないなら結婚しない!」どや顔で突き付けてきた驚きの条件とは…。浩司が提示した条件と衝撃の結末をご覧ください。人には長所があれば短所もあるので、結婚をする相手に多少の妥協は必要なことだと思います。しかし、「これだけは!」と思うポイントは妥協してはいけないと、再確認できる動画でしたね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年05月31日23日はふたご座の新月です。ふたご座はコミュニケーションやインターネット、SNSを象徴する星座なので、おうち時間を充実させる中で恋が進展しそう。新月がある週末は新しい出会いが期待できたり、好きな人との関係に動きが起こったりするかもしれません。5/18~5/24の恋愛運を12星座別に詳しく見ていきます。■ おひつじ座(3月21日~4月19日生まれ)言葉が恋を動かす18日と19日は、何気ない一言で相手をドキッとさせそうです。好きな人と直接会えなくても、LINEや電話でマメに言葉を交わすようにしましょう。アプリやネット婚活でマッチングした相手とは、遠慮しないほうがメッセージのやり取りが盛り上がるはずです。23日以降は、ちょっとした会話をきっかけに関係が動き出すかもしれません。好きな人がもともと友人や同僚であれば、特にその傾向が出やすいので発言は慎重に。また、伝えたいことがあるなら週末に話すきっかけを作ると良さそうです。■ おうし座(4月20日~5月20日生まれ)素直に振る舞う20日と21日は気分が変わりやすくなるでしょう。ちょっとした気まぐれが好きな人との関係を変えるかもしれません。男友達や職場の人に片思いする場合は、普段はしないような言動が恋を動かすきっかけになりそう。軽率な失言は注意が必要ですが、思いついたことは遠慮しないでLINEや電話で伝えてみると良さそうです。23日は、「こうなりたい」という気持ちを素直に表現して。良かれと思って妥協や我慢をしても、かえって損をしてしまうでしょう。自分の気持ちを正直に表すことは自信にもつながるはずです。■ ふたご座(5月21日~6月21日生まれ)魅力アップ!今週は、かわいらしさと聡明さを程良くミックスしたアピールができるでしょう。無意識のうちに小悪魔的な発言をしていたり、メイクやファッションで男性を思わずドキッとさせたりするかもしれません。23日をすぎると、いっそう魅力が高まって自信が満ちてくるはず。イメチェンをするにも良いタイミングです。好きな人と会えない人は、オンラインデートをするならオシャレには積極的に。上半身だけでも完璧に仕上げておきましょう。■ かに座(6月22日~7月22日生まれ)見えないところが見えてくる20日までは好きな人との関係がフランクで楽しいでしょうが、21日以降は気まぐれに振る舞いやすくなるので気をつけて。交際中の恋人には、ついワガママを言ってしまいそう。自分にそのつもりがなくても、彼氏がひそかにカチンと来ているかもしれません。23日をすぎると、彼氏の裏の顔や気になる男性の素顔が見えてくるはず。今まで気づかなかった部分を知って、恋に対するスタンスが変わる可能性もあります。■ しし座(7月23日~8月22日生まれ)親近感がカギフリーの人は、20日までは身近なところに出会いがありそう。SNSや友だちの友だちといった距離感にドキドキがひそんでいるはずです。ただ、遊びの恋や軽率なお誘いも入り乱れるようなので判断は厳しめに。好きな人がいるなら、21日以降は自分から積極的になって。とはいえ、色気で迫るのはかえって引かれるかもしれません。友情の延長上でさわやかに関係を深めたほうが仲良くなりやすいようです。23日をすぎると、特にそうしたアプローチが功を奏するはず。親しみやすさがカギになるでしょう。■ おとめ座(8月23日~9月22日生まれ)いろんな意味でアクティブに好きな人がいるなら、いろんな意味で関係が盛り上がりやすい一週間です。相手との距離感がグングン近づき、片思いが一気に成就へ突き進むかもしれません。フリーの人も将来を見据えた出会いが期待できそう。ただ、つまらないことからケンカをする可能性もあります。付き合いの長いカップルや、仕事が理由で会えなくなっている人たちはバチバチやり合うかもしれません。LINEや電話のやり取りは慎重に、愚痴や不満を伝えるときは丁寧に言葉を選ぶといいでしょう。■ てんびん座(9月23日~10月23日生まれ)攻めのスタンスを取る18日と19日は、受け身にならないほうがいいかもしれません。フリーの人は、「いいな」と思う人には自分から歩み寄って接点を作りましょう。好きな人がいるなら、LINEをひたすら待つのは時間がもったいないはず。用がなくても近況報告をしたり、「元気?」といったメッセージを送ったりしてみては?自分の最終ゴールを決めて動くと理想的な流れが作れそうです。23日以降は、自分の魅力を再確認したり、好きな人から褒められたりするかもしれません。恋愛に集中することで自信がつくでしょう。■ さそり座(10月24日~11月21日生まれ)他人任せにしない恋愛運がグンとアップ中。好きな人との関係をガラッと変えるのも難しくないはずです。20日まではなりゆき任せにしないで、主体的に動くといいでしょう。フリーの人は、23日すぎに家族やごく親しい友人から、「いい人がいる」と紹介されるかもしれません。自分をよく知る人の紹介だと、それほど的外れではないでしょうが、最後に決めるのはあなたです。焦らず無理のない判断を心がけて。■ いて座(11月22日~12月21日生まれ)重くならず軽やかに18日と19日は進展が期待できそう。フリーの人は、条件を少し緩くすると「いいな」と思える男性が見つけられそう。マッチングアプリやネット婚活では厳選しすぎないほうがいいかもしれません。片思い中の人はあまり深刻に考えないで。面白い動画や画像を共有するなど、友だち感覚でノリ良くやり取りできれば仲良くなれるはずです。23日は、好きな人との関係がステップアップするタイミング。積極的にLINEや電話でコミュニケーションを取りましょう。他愛ないおしゃべりをするだけでも、心の距離は縮まるはずです。■ やぎ座(12月22日~1月19日生まれ)週半ばは慎重に20日までは運気の後押しが期待できるはず。良かれと思って遠慮すると損をするので、ガツガツするくらいがちょうど良いでしょう。ただ、週の半ばは恋の状況がコロコロ変わりやすく、翻弄されてしまう可能性も。曖昧な態度を取ると好きな人に誤解されるので、恥ずかしいと思っても意思表示はハッキリさせたほうが良いでしょう。フリーの人は意外なところで魅力的な男性を見つけそうです。SNSのフォロワーや昔の知り合いが彼氏候補に急上昇…となるかもしれません。■ みずがめ座(1月20日~2月18日生まれ)新しい恋の始まり21日から恋愛運がアップします。楽しい時期がしばらく続くので、ステイホームを守るとしてもアクティブに恋を求めて。23日を過ぎると新しい恋が始まるかもしれません。「好きな人と結ばれたい」「恋がしたい」と強く望む人ほど、願いを叶えられるはずです。真剣な恋愛を純粋に望めば、自然と手に入れる道筋ができ上がるでしょう。逆に、遊びの関係で構わないと考えるならチャンスは通りすぎてしまいます。浮気や腐れ縁にはそろそろ潮時のサインが見えてくるかも。■ うお座(2月19日~3月20日生まれ)思うがままにやる気は高まるけれど、恋愛以外にエネルギーを注ぐことになりそうです。実家住まいの人や、友人と部屋をシェアしている人は、恋愛より家のことに目を向けるかもしれません。何か問題を抱えるなら、見て見ぬふりをしないでしっかり解決したほうがいいでしょう。20日前後はチャーミングな天然発言で注目を集めるはず。「こんなこと言ったら引かれるんじゃないか?」と思っても、頭に浮かんだ言葉を言ってみると良さそう。面白かわいいキャラとして、誰かが見初めるかもしれません。(沙木貴咲/占い師)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年05月17日●幼少期の記憶「吉本入る!」歌手・女優・モデル・芸術家としての顔を持つ、“創作あーちすと”のん。約5年半ぶりの実写映画『星屑の町』(3月6日公開)には多方面での経験値が注ぎ込まれ、彼女にとっては「今まで積み重ねてきたことが集結しているような作品」となった。演じるヒロイン・久間部 愛は、一度は歌手を夢見て上京するも、ある理不尽な出来事によって東北の田舎町に戻ってきた女性。夢破れて自暴自棄……になるかと思いきや彼女はひたすらに前を向き、地元を訪れたコーラスグループ・ハローナイツとの出会いによって輝きを取り戻し始める。笑いあり、歌あり、涙あり。キャッチコピーの「人生は、いつだって輝ける」は、のん自身とも重なり合う。この役柄について、のんは「すごく似ている」とうれしそうに話す。彼女のモチベーションや仕事の原動力、そして生きる源となっているものは一体何なのか。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第10回は、固定概念にとらわれない唯一無二の肩書き“創作あーちすと”のルーツに迫る。○■“自由”を共有した人物「今思うと、無敵な二人」――約5年半ぶりの実写映画。オファーがあった時、率直にどのように思われましたか?コメディのお話を頂いたことがまずはうれしくて。ベテランの名優の方々がここまで集結する作品も珍しいと思いますので、そこに加えて頂けることはすごく幸せなことだと感じました。それから、役者としては修行にもなるかなと。――個人的に引き込まれたのが、「新宿の女」の弾き語り。ハローナイツに入ることを認めてもらうため、メンバーに歌声を披露するシーンでした。ありがとうございます。愛ちゃんが初めて歌うシーンなので、役柄としては熱い気持ちが一番高まっているところ。撮影に備えて、藤圭子さんの歌声をボイトレの先生と聴きながら参考にさせて頂いて、練習を重ねてから本番に臨みました。――のんさんにとって、「役として歌うこと」とは?物語には感情の流れがあって、いろいろな条件によって「どのように歌うのか」が決まります。そこを構築していくのは、自分自身で歌うよりは考えることが多いというか、定まって歌うことができると思います。その役が物語の中でどのように感じて、どのように生きているのか。そこを捉えて現場に臨んでいますが、監督との擦り合わせも必要なので現場で変更することもあります。――そうした中で愛の人柄をどのように受け止めたんですか?超ポジティブな人だと思います。挫折して暗い気持ちになってて、そこから徐々に元気と自信を取り戻していく人なのかなと思って台本を読んでいたんですけど、監督とお会いして本読みをした時に、「台風の目になってほしい」と言われて。周囲を巻き込んでいく存在であることが最初に理解できて、劇中のような愛ちゃんになりました。幼なじみの星一さんが、「愛ちゃん、全然へこたれてない」というシーンがありますが、本当にそのままの人。東京で挫折して地元に帰ってきているのに、全く希望を失っていない。本当に超ポジティブな人なんです。――人前では落ち込んでいるところを見せないタイプなのかもしれませんね。そうですね。落ち込んでも自信は失わない人。何よりも自分の歌に自信があって、自惚れてる(笑)。愛ちゃんは、そこが原動力になっていると思います。ちょっとの自惚れも大事なのかもしれないですね。――ご自身と比べていかがですか?何があっても、「自分には才能がある」と信じ切っているところはすごく似ていると思います。自惚れているところも、共感してしまいます(笑)。――幼い頃から?物心ついた時から根拠のない自信がありました(笑)。子どもの頃って、みなさんそうですよね。夢に対して、根拠のない自信や希望がある。それが年齢を重ねるごとにいろいろなことを知って、根拠のない自信は消えていくものだと思いますが、それがずっと持続しています。これは何かで身につけたものではなくて、生まれた時から(笑)。――何が影響してそうなったのか……(笑)。分からないんですよね……気がついたら鏡の前でポーズとったりして、そんな自分の姿が好きで。お母さんも気分を乗せてくれるので、それで調子に乗っちゃったのかもしれません(笑)。あと、同い歳のいとこが隣の家に住んでいて、小さい頃からずっと一緒に遊んでいました。今思うと、無敵な二人(笑)。お互い乗せ合って、調子に乗った蓄積が今も生きているんだと思います。――今も交流はあるんですか?その時と関係性は変わりましたが、今でもめちゃめちゃ仲良いです。一度は疎遠になって、二人とも社会人になってから再会すると、やっぱり居心地が良くて。波長が合っていると改めて感じました。――そういう関係性も含めて、親御さんの教育からも良い影響を受けたのかもしれないですね。私が二人姉妹で、いとこが三人きょうだいだったんですけど、お母さんは5人で遊びに行くことをいつも勧めてくれて。そうやって、「子どもたちだけの世界」を作ってくれたので、いつも探検することが楽しかったですし、たくましさも養われました。田んぼに入ったり、山登ったり。自分たちの足でどこへでも行けるワクワクがありました。――そこから芸能界への憧れが芽生え始めるんですか?子どもの頃は全然なくて。そもそも、「芸能界」というものを認識していなかったんです、「テレビの中に入りたい」「芸能人になりたい」みたいな願望もなく。私は関西の兵庫県出身で生まれながらのお調子者(笑)。小学生の頃、いとこと友達と3人で、「吉本入る!」「お笑い芸人になる!」と盛り上がってトリオを組んで、コントを作ったこともありました(笑)。――吉本を目指していたとは(笑)。ということは、「人を楽しませること」がのんさんのルーツになっているんですかね。そうだと思います。コメディ大好きです。コメディの作品にどんどん出ていきたいと思っているので、今回のオファーもすごくうれしかったです。●“創作あーちすと”最大の転機とは――“創作あーちすと”の肩書きは、おそらく世界中でのんさんお一人のものだと思います。“創作あーちすと”と名乗り始めてから3年。ご自身にとって、転機となる出来事は何ですか?『この世界の片隅に』に参加できたのは、すごく大きな出来事でした。自分にとって、「変化」というよりは、この作品と出会って「深めることができた」というか。これから役者をやっていく上で、すごく重要な作品になると思って、「絶対に自分がやりたい」と思っていました。その願いが叶ってすずさんを演じることができて、たくさんの人に広がって。劇場に足を運んでくださった方々が制作チームの一員のようにSNSでも口コミを拡散してくださいました。送り出す側と受け取ってくださる側とで共鳴し合って大きく膨れ上がっていく感覚、一体感。こんなに観る人に支えてもらえる映画に参加できて……自分が役者をやっていて本当に良かったと思えた出来事でした。これからも愛し、愛される映画を送り出す側にずっといたいです。――数々の映画賞を受賞したことは、それだけ多くの人に届き、心を動かした証しとも言えると思います。劇場に来てくださった方の声と作品を評価する賞を頂けたことは、「これでいいんだ」という思いに繋がりました。――『この世界の片隅に』で「深めることができた」こともそうだと思いますが、のんさんが働く上での喜びとは?どのように解釈して演じると、観る人の心をつかむことができるんだろう。そうやって擦り合わせて組み立てていくので、「伝わった」という手応えは働く上で原動力になります。ファンになってくださったり、応援してくださったりそういう方々がいてくれることで、「がんばろう」「やめられない」という励みにもなります。役者は、観てくれる人がいてこそ成立するものだと思います。――幅広い分野での活動も、根本は同じということですか?そうですね。歌手の場合は主体性が問われます。どのようなメッセージを届けたいのか、とか。自分で考えて組み立てていくので、根本は同じでもそれぞれの活動によって違ったアプローチができます。役者の場合と違って、自分自身のメッセージを込めないといけないので大変というか、恥ずかしい作業でもありますけど(笑)。でも、何よりもそうやって新しいことに挑戦できるのは楽しいです。――『星屑の町』で演じた愛にも、のんさんのそういう部分が映し出されていると思います。今回の『星屑の町』は歌もあって、演技もあって、笑いもあって。今まで積み重ねてきたことが集結しているような作品なので気合いも入りました。本当に素敵で心が温まる良い映画です。歌が全体を包んで、人と人を繋げてくれる。それから、家族は時にすごく面倒くさい存在でも、家族がいるからこそ踏ん張れることもある。そこも描かれているので、老若男女どの世代の人も、生きているすべての人に観て欲しい作品です。――そろそろお時間です。貴重なお話ありがとうございました。今回の作品は多くの人の“夢”が描かれています。最後に、のんさんの“夢”をうかがってインタビューを終えたいと思います。これからもっといろいろな表現を高めていって、たくさんの人に作品や思いを伝えていけたらと思います。ずっと一生、自由にまっすぐ。子ども心を忘れずに。そして、近々の“夢”は『星屑の町』が一人でも多くの人に届くことです。■プロフィールのん1993年7月13日生まれ。兵庫県出身。2016年公開の『この世界の片隅に』でアニメーション映画初主演。第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞をはじめ、多数の映画賞を受賞した。また、自ら代表を務める新レーベル『KAIWA(RE)CORD』を発足し、「創作あーちすと」としてアートを展開するなど活動は多岐にわたる。YouTube Originals『のんたれ(I AM NON)』では映画監督デビューも果たした。■映画『星屑の町』大手レコード会社の社員だった山田修(小宮孝泰)をリーダーに、歌好きの飲み仲間、市村敏樹(ラサール石井)と込山晃(渡辺哲)、青木五郎(有薗芳記)をコーラスに、大阪ミナミでくすぶっていた歌手の天野真吾(大平サブロー)をボーカルに迎えて結成されたハローナイツ。途中から参加した西一夫(でんでん)は、ハローナイツの借金を肩代わりするのを条件に、博多の焼き鳥屋と4人の子どもを女房にまかせてメンバーになった。これといったヒット曲もなく、ベテラン女性歌手・キティ岩城(戸田恵子)と地方を回りながら細々と活動を続けていたある日、東北の田舎町で、東京から出戻り、再び歌手になる日を夢見る愛(のん)と出会う。 愛が突然、ハローナイツに入りたいと直訴して、大騒動に発展、すったもんだの末に、愛はハローナイツに加入することとなり、状況が一変する。たちまち人気者となり、思いがけず夢を叶えたかに見えたメンバーだったが─―。
2020年03月12日女優の上白石萌歌が、2月28日に20歳を迎えた。この歳で芸歴はすでに10年。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションで史上最年少の10歳でグランプリを獲得し、審査員特別賞を受賞した姉・萌音と共に芸能界入りを果たした。近年では、『義母と娘のブルース』(18・TBS)、『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(19・日テレ)、『いだてん~東京オリムピック噺~』(19・NHK)など話題作への出演が続くが、デビュー間もない頃はオーディションに落ち続けて自信を失い、姉・萌音の活躍を羨ましく思ってしまう時期も。20歳の記念に発売する写真集のタイトル『まばたき』(宝島社)には、「19歳から20歳への移ろいも、まばたきするみたいに無意識なんだろうな。そんな無意識ななかでも何かを丁寧に刻めたら」という思いが込められているという。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第9回。上白石萌歌はデビュー間もない挫折、そして姉がライバルという特殊な環境をどのように乗り越えてきたのか。そこには、教師である両親からの言葉が深く関わっていた。○■人前で話すことも苦手な幼少期――写真集の発売日が20歳の誕生日。一生の思い出になる1冊ですね。このような取材の時に、成人になっての目標や「これからどんな大人になりたいか」と聞かれることが増えているので、20歳になる実感が少しずつ湧いています。私にとっての「20歳」は大人のイメージでしたが、今の自分が間近に控えていると思うと、すごく不思議です。――発売決定時に、「お話をいただいた時は、自分にそんな日が来てもいいものだろうかと驚きました」とコメントを出されていたのが印象的でした。めくってもめくっても「自分」でいいんだろうかと……(笑)。ありがたいことに、SNSでもたくさんのメッセージをいただきました。――芸能界入りして間もなく、『ピチレモン』で専属モデルデビュー。写真を撮られることは最初から抵抗ありませんでしたか?デビュー前は人見知りが激しくて、人前で話すことが苦手で、あいさつもままならない状態でした。写真を撮られること以前に、「人前で何かをする」ことができなかったので、そこから考えるとお芝居や写真を撮られることも、それこそ「私でいいんだろうか」という不思議な気持ちで……。今回、東京祐(あずま・きょうすけ)さんに撮って頂いたのですが、呼吸するように撮ってくださるので気取らずに自然体でいることができました。初めてご一緒させていただいて、近すぎず、遠すぎずの良い距離感で撮っていただけたことは、とてもありがたかったです。撮影クルーのみなさんも、私の好きな方ばかり。何も難しいことは考えず、家族旅行みたいな感じで、私にとってはご褒美のような時間でした。○■デビュー直後の挫折「悔しかった」――デビューからの10年間は、上白石さんにとってどのような時間でしたか?あっという間ですね。自分の性格的に1年後、3年後、5年後と先を見据えて動けるようなタイプではなくて。“今”を消化していって気づいたら、これだけの時間が経っていたという感じです。人前で話せない子だったので、そこからのスタート。そんな私が、『A-Studio』でサブMCを務めさせて頂くなんて、当時を知る人はビックリしていると思います(笑)。でも、昔から表現することは好きで、お芝居が好きというのもずっと変わらないところです。――苦手なことにも果敢に挑戦して、今があるんですね。小さい頃は、どちらかというと苦手なことから逃げるタイプでした。小学5年生でデビューして、普通では味わえないことを経験させてもらえたり、役の中で新しい感情に出会ったり、そういう中で自分が少しずつ成長していけるのが楽しかったです。――最も大きな壁は?デビューしてしばらくはオーディションも受からなくて。オーディションは巡り合わせともいいますが、それでも悔しかったし、自分の力不足を実感しました。そういう葛藤みたいなものがずっとあって、姉の活躍ぶりを羨ましく思ってしまうこともあって。でも姉は姉で、同じように思ってた時期もあったみたいですけどね(笑)。――それがどのあたりで好転するようになったんですか?いろいろな作品が分岐点になりましたが、最近では『義母と娘のブルース』(18・TBS系)が私にとって大きな作品となりました。街中で役名で呼んでもらえることはそれまでなくて、自分の名前で呼ばれるよりもうれしいんですよね(笑)。――そこから、『3年A組』(日本テレビ系)、『いだてん』(NHK)と反響のある作品が続きましたね。ここ2年くらいはとっても濃い日々で。大河では、役柄のために水泳のトレーニングをして、食事の量を増やしながら7kgぐらい体重を増やしたので結構大変でした(笑)。「死ぬ以外のことは何でもやる」と心に決めて、日サロにも行って。見た目から役柄にアプローチするのは初めての経験でしたが、『いだてん』を経験して役作りに対する考え方が変わりましたし、「できるところまでやりきる」という気持ちにもなれました。○■日本アカデミー賞新人俳優賞で母から思わぬ一言――先程、デビュー間もない頃のお話をされていましたが、そういう不遇の時代の中で、心に残っている言葉はありますか?何だろう……一番近くで母親がかけてくれた言葉はすごく励みになりました。とっても厳しい親ですが、愛情のある厳しさで。絶対に、私たち姉妹を見放したりしない。オーディションに落ち続けていた時も、「何事もご縁。それまでは自分を磨けばいい」と言ってくれましたし、今のように役を頂いている状況でも、「風向きが良い時、人は恩を忘れてしまうから、絶対に忘れてはいけない」と、いつも冷静でいてくれます。すごく鮮明に覚えているのが、第42回日本アカデミー賞の新人俳優賞を頂いた夜、「浮つかないように」とも言われました。もし自分が親の立場だったら、きっと興奮して寝られないはず(笑)。地に足をつけさせてくれる存在が近くにいて、本当にありがたいです。――そうやって冷静に見守ってくださっているんですね。母はもう辞めましたが両親共に教師で、まさか娘二人がこういう活動するなんて夢にも思ってなかったでしょうね。父の言葉で覚えているのが、「結局どの仕事も、苦しいのは同じ。みんな行き着く先は同じだから、悔いなく自分を捧げることができる仕事と巡り会えるといいね」。すごく、先生っぽい言葉ですね(笑)。心配だから束縛するのではなく、習い事も好きなことをやらせてもらえる環境にいたのは、本当にありがたいことだと思っています。両親も姉にも、感謝しかないです。――ご家族は最近のご活躍を喜んでいらっしゃるでしょうね。まだまだですが、これからも少しずつ恩返しをしていけたらと思います。このような写真集はなかなか出せるものではないですし、両親にもですが、今まで支えてくださって応援してくださった方々にも見てもらいたいと思います。――そろそろお時間です。最後におうかがいしたいのが、「今年の目標」について。インスタグラムで、「主張と妥協」というテーマを掲げていましたが、どのような思いが込められているのでしょうか?妥協は悪い意味じゃなくて、「一歩下がって受け入れる」みたいなニュアンスで考えていて。お仕事をする上で、10代は「受け身で頂いたお仕事を一生懸命こなす」みたいな感じでやってきたのですが、20代は「これが私はしたくて、こういうふうに考えています」というのをきちんと提示できるような人になりたくて。もちろん、そこには責任と自覚は必ず必要だと思います。それが私にとっての「二十歳になること」です。■プロフィール上白石萌歌2000年2月28日生まれ。鹿児島県出身。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞し芸能界デビュー。近年の出演に『義母と娘のブルース』(18・TBS)、『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(19・日テレ)、『いだてん~東京オリムピック噺~』(19・NHK)などのドラマ、映画は『羊と鋼の森』(18)、『3D彼女 リアルガール』(18)、『未来のミライ』(18)などがある。現在、テレビ東京系ドラマ『僕はどこから』が放送中で、6月には主演映画『子供はわかってあげない』の公開が控える。
2020年02月28日映画『Red』の公開記念舞台あいさつが22日、都内で行われ、夏帆、妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗、三島有紀子監督が出席した。現代女性の恋愛心理描写で女性から支持を得ている直木賞作家・島本理生が新境地を開いた『Red』を、三島有紀子監督により映画化された本作。誰もがうらやむ夫の真(間宮祥太朗)と何も問題のない生活を過ごしていたはずの村主塔子(夏帆)だったが、かつて愛した鞍田秋彦(妻夫木聡)と10年ぶりに再会を果たし、誰もが想像しなかった選択をする。公開初日を前日に迎えたということで、この日は公開記念舞台あいさつ。主人公の塔子を演じた夏帆は「過去に三島さんとはご一緒しましたが、今回は今までで見たことがない顔が見たいとおっしゃっていただき、そこを出すにはどうしたらいいのか悩みました。できる範囲内でお芝居をするのはダメだと思い、一歩踏み出そうと現場では常に葛藤していましたが、この作品のために自分ができることは何でもやってやろうと思いながら現場にいました」と覚悟を持って撮影に臨んだという。夏帆が演じた塔子は、夫の真、10年ぶりに再会した蔵田、そして蔵田が勤める設計事務所の小鷹の3人に愛される中で誰と愛して生きていくのかを選択する。妻夫木は「僕は蔵田として接していましたが、何とも言えないですね。監督は『この2人は宿命』と仰って腑に落ちましたが、僕自身はできれば行きたくない世界ではあります。(夫婦の)お互いの小さな我慢の積み重ねがこういう状態を生んでしまっていると思うので、僕はそうならないように努力したいなと思っています」と話した。夏帆も3人の男性について言及し「難しいですね(笑)」と苦笑いも「蔵田さんに惹かれてしまう塔子の気持ちも分かりますが、刹那的であるからこその魅力もあるし、実際に私だったら自分が自分でいられなくなる危うさを感じます。小鷹さんは1番等身大でいられるという気はしますね。真くんはすごい良い夫で彼なりに大切にしてくれます。1番安心感があるのは真くんなのかなと思います」とコメント。そんな彼女に男性キャストと三島監督がバラの花束を手渡し、涙が溢れ出そうだった夏帆は「中々自分で消化しきれてないですが、本当にここのいる皆さんとご一緒でき、この作品と出会えて良かったと思います。私にとって30代に向けてのターニングポイントになる作品だったし、ちゃんと悩む時間を許してもらえたのはありがたかったです」と感謝の言葉を口にしながら「これを糧にまた皆さんとご一緒できたらと思います」と再会を願っていた。
2020年02月22日講談社「モーニング」で不定期連載されている、大ヒット歴史漫画「チェーザレ 破壊の創造者」(作:惣領冬実、監修:原基晶、講談社刊)が2020年4月、明治座(東京都中央区)にてミュージカル化される。15世紀のルネッサンス期イタリアを舞台に、欧州統一の夢を抱きながら32歳の若さで亡くなった、軍人であり政治家のチェーザレ・ボルジアの人生を描く。今回、主人公のチェーザレ役を演じる中川晃教に、作品の見どころや意気込みを聞いた。【チケット情報はこちら】年明け早々からミュージカル『フランケンシュタイン』に出演し、多忙を極める中川だが、合間を縫って、この『チェーザレ』の製作発表会見や取材のための予習は決して怠らない真面目さを見せる。「どんな風にお客様に喜んでいただけるのか。まだ稽古も始まっていないが、今ある台本や、(物語の背景となる)膨大な歴史の時間の中に、身を投じている。なかなか寝つけない夜もあるが、そんな時間も楽しい」と笑う。本作が上演される明治座では、1873年の創業以来、初となるオーケストラピットが稼働し、正統派ミュージカルとして新たな作品が作り上げられることになる。中川は「この作品は、いろいろな意味で、ターニングポイントになるのかなと思う」と語る。ひとつ目のターニングポイントは、日本のミュージカル界において。中川自身はこれまでミュージカルに出演する中で、「オリジナルミュージカルを作っていかないといけない。流行に乗るだけではなくて、確かなものを残していかなくてはいけない。ミュージカルが浸透していけば浸透していくほど、その価値というものを考えるようになった」という。本作が取り扱うのは、決して分かりやすい題材ではないが、現代の社会情勢と重ね合わせることができる部分もあるといい、「日本のミュージカル界に爪痕を残せる作品になるのではないか」と話す。そして、本作が中川の転機ともなりうることを示唆する。来年がデビュー20周年となる中川は、今回、座長という立場になる。「座長は、どんと構えつつも、気を使う立場。共演者の方々は錚々たるメンバーで、それぞれのフィールドで頑張っておられる方ばかり。ひとつの作品で巡り会えるのは奇跡みたいなこと。その信じあえる仲間たちと一緒に、枠にはまらない、チェーザレを演じたい」と意気込んだ。脚本は荻田浩一、演出は小山ゆうな、音楽は島健。その他の出演者は、宮尾俊太郎(Kバレエカンパニー)/松田凌、平野良、井澤勇貴、鈴木勝吾/山崎大輝、風間由次郎、近藤頌利(劇団Patch)、木戸邑弥/藤岡正明/今拓哉、丘山晴己、横山だいすけ/岡幸二郎/別所哲也ほか。日程は4月13日(月)~5月11日(月)明治座にて。チケットぴあにて二次先行受付中。取材・文:五月女菜穂
2020年01月31日アイドルグループ・乃木坂46の白石麻衣が第1回「野間出版文化賞」の特別賞を受賞し17日、都内ホテルで行われた贈呈式に出席。受賞のきっかけとなった2ndソロ写真集『パスポート』の大ヒットを振り返った。「野間出版文化賞」は、講談社が創業110周年を迎えるにあたり記念事業の一環として今年から新設された賞で、出版にまつわるすぐれた表現活動を行った個人・団体などを顕彰することが目的。記念すべき第1回は、映画監督の新海誠氏、作家の東野圭吾氏、漫画雑誌『なかよし』(講談社)と『りぼん』(集英社)が受賞し、さらに特別賞に乃木坂46の白石麻衣と生田絵梨花が選出された。白石と生田は、男女問わず支持される新しい写真集のかたちを提示し、写真集マーケットを活性化させるなど出版文化に大いに貢献したとして受賞。白石は、2017年に発売された2ndソロ写真集『パスポート』(講談社)が女性ソロ写真集として初めて週間売り上げ10万部を突破し、いまなお増刷中で2019年9月に27刷37万部と、写真集市場では異例の大ヒットとなった。生田は、2019年に発売された2ndソロ写真集『インターミッション』(講談社)が現在4刷30万部を記録している。白石は「写真集『パスポート』は、3年前にアメリカのロサンゼルスで撮影しました。女性目線でも楽しんでもらえるものになったらいいなという私の意見も取り入れていただき、衣装やロケ地を一緒に考えて私も本当に満足のいく作品になりました」と撮影を振り返り、「この本をきっかけにさまざまな現場で男女問わずたくさんの方から声をかけていただくことが増えました。私の活動の中でも大きなターニングポイントとなったとても大切な1冊になりました」と語った。そして、「この賞を励みにこれからますます頑張っていきたいと思っています」とさらなる活躍を誓い、「本日は舞台の本番で会場に来られなかった生田絵梨花ちゃんと一緒にこの喜びを分かち合いたいなと思います」と笑顔を見せた。
2019年12月17日11月14日、15日に執り行われる「大嘗祭」。天皇陛下が皇位継承に際して行う祭祀の時期は、運気の潮目になるターニングポイントだと江原啓之さんは言います。そこで、新しい時代を前に、自らを浄化するための“自宅でできる儀式”を伝授。今こそ謙虚な気持ちを取り戻し、感謝を込めて神様をお迎えしましょう。「今日本に住んでいるすべての人に、国籍や宗教観にかかわらず、『大嘗祭』が執り行われる2日間を大切に過ごしてほしいと思います。これは神様をお迎えする儀式であり、私たち国民のための祭祀でもあるのです」こう話すのは、かつて東京・世田谷の北沢八幡宮で神職として奉職した江原啓之さん。いよいよ11月14〜15日に執り行われる大嘗祭は、天皇一代につき一度きりの祭祀。来るべき日に向けて、皇居・東御苑には大嘗宮が建設され、亀卜(亀の甲を焼いて生じた亀裂を見て占う方法)で選ばれた東西の2カ所の土地で栽培された新米を準備。さらに、儀式に供えられる海の幸・山の幸が全国から献上されている。「日本は稲作文化の国ですから、天皇陛下は毎年秋、その年の収穫に感謝し、翌年の豊穣を祈願する祭儀『新嘗祭』を行ってくださっています。そして即位後初めて迎える新嘗祭を『大嘗祭』としているのです。数十年に一度しか行われないだけに、『何をする儀式なの?』という人も多いかもしれないですね」今回、江原さんにこの儀式「大嘗祭」をいかに過ごすべきかの心得をうかがった。昨今は洋食中心の家庭も増えているが、江原さんは大嘗祭の時季だからこそ、和の心を大切にした弁当作りを勧める。「ご家庭ではぜひ祈りを込めて、お弁当をこしらえてみてください。大嘗祭でも供えられる日本各地の農林水産物、“海川山野のためつもの”を参考にした料理を詰め込み、これを携え、神社にお参りに行くのもよき日の過ごし方です」江原さんお勧めの「大嘗祭弁当」の内容とその意味を紹介。【鮭の由庵焼き】勢いよく遡上する鮭は、みなぎるエネルギーの象徴。栄養価が高く、体を温めるともいわれる食材を食べて、生命力を高めたい。【ほうれん草の磯辺焼き】栄養価の高い冬場のほうれん草を使った一品。古代の文書は“巻き物”が多かったことから、のり巻きも文化発展を願う縁起物とされる。【結びこんにゃくの煮物】馬の手綱のような形の結びこんにゃく。「手綱を締める」というように、心を引き締め、戦いに備えるという意味を。【梅肉れんこん】れんこんは、複数の穴があることから「見通しが利く」という意味を持つ開運食材。極楽浄土で咲く花も蓮だ。【さつまいもとりんごの甘煮】黄金色に輝く財宝に見立てたさつまいもとりんごを、爽やかにアレンジ。実り豊かな御代になることを願って。【たたきごぼう】地中にしっかりと根を張り、細く長くまっすぐ伸びていくごぼうは縁起材料の代表格。食物繊維やアルギニンを多く含み、栄養も満点。【五穀米の俵おにぎり】「五穀豊穣」の意味も込めて、五穀米を俵形に。羽生結弦選手も俵形のおにぎりで縁起をかつぎ、ソチ五輪の前に食べたそう。【白米の俵おにぎり】「米」という漢字は「八十八」からできたといわれており、「八」には末広がりの意味が、のりを巻くことで良縁を結ぼう。「使う食材は、大嘗祭にちなみ、御代の安寧、招福、ご縁の広がりの象徴となるものを。神様へのお供えもの『神饌』として使われる米、酒、野菜、魚、乾物、果物を意識して取り入れるのもよし。実りの時期への感謝が、自然と湧いてくるでしょう」(江原さん)
2019年11月13日11月14日、15日に執り行われる「大嘗祭」。天皇陛下が皇位継承に際して行う祭祀の時期は、運気の潮目になるターニングポイントだと江原啓之さんは言います。そこで、新しい時代を前に、自らを浄化するための“自宅でできる儀式”を伝授。今こそ謙虚な気持ちを取り戻し、感謝を込めて神様をお迎えしましょう。「今日本に住んでいるすべての人に、国籍や宗教観にかかわらず、『大嘗祭』が執り行われる2日間を大切に過ごしてほしいと思います。これは神様をお迎えする儀式であり、私たち国民のための祭祀でもあるのです」こう話すのは、かつて東京・世田谷の北沢八幡宮で神職として奉職した江原啓之さん。いよいよ11月14〜15日に執り行われる大嘗祭は、天皇一代につき一度きりの祭祀。来るべき日に向けて、皇居・東御苑には大嘗宮が建設され、亀卜(亀の甲を焼いて生じた亀裂を見て占う方法)で選ばれた東西の2カ所の土地で栽培された新米を準備。さらに、儀式に供えられる海の幸・山の幸が全国から献上されている。「日本は稲作文化の国ですから、天皇陛下は毎年秋、その年の収穫に感謝し、翌年の豊穣を祈願する祭儀『新嘗祭』を行ってくださっています。そして即位後初めて迎える新嘗祭を『大嘗祭』としているのです。数十年に一度しか行われないだけに、『何をする儀式なの?』という人も多いかもしれないですね」今回、江原さんにこの儀式「大嘗祭」をいかに過ごすべきかの心得をうかがった。大嘗祭で重要な役目を果たすのが、稲作文化の象徴であるお米。自宅での儀式でも、重要な役割を果たすと江原さんは語る。「日本で暮らすすべての人にとってお米は最高のパワーフード。大嘗祭の間は1日3食、ご飯を食べることをおすすめします。そして、大切なのが「米とぎ」。お米を炊く際の基本的なこの行為が、じつはあなたの心をとぐことにつながります。日本人は毎日お米をとぎ、悪い気を自ら浄化してきました。この2日間で、食事の機会は6回あります。家族みんなで順番に、たまった悪しき想念や業をこすり出すようにといで、お米についたぬかとともに洗い出してしまいましょう」いわば米とぎは禊の儀式。丁寧にとぎ、心身を浄化しよう。「米とぎの心得」と「正しい米のとぎ方&コツ」は次のとおり。■「米とぎ」の心得3(1)“自然への感謝”を込めてとぐ。(2)優しく“心のアク”を流し出すようにとぐ。(3)“とぎ汁にも感謝”して、心を込めて流す。■正しい米のとぎ方&コツ(1)きっちり計量した米をお釜に入れ、水を一気に入れて2回くらい混ぜてすぐに捨てる。(2)手を軽く握り、軽くシャカシャカと10回ぐらい混ぜ、水を注ぎ入れて2回軽く混ぜ、とぎ汁を捨てる。これをもう一度繰り返す。(3)釜に入れ、目盛りまで水を注ぐ。※優しく、手早く、1分から1分半ぐらいでとぎ終わるようにするとよい。浸水時間は夏30分、冬は1時間ぐらい。米をとぐことで自分の中にたまっていた悪い想念をすっかり出しきれたら、その際に出る「とぎ汁」は捨ててしまわないこと。いわば、自分の悪しき部分と向き合い、役立てることが、新たな自分に生まれ変わるための第一歩なのだと江原さんは言う。とぎ汁の再利用法は、根菜類の下ゆで、豚肉や鶏肉のアク取りなど、いろいろある。次のレシピを参考に「浄霊おかず」としてよみがえらせてみよう。■心を浄化する「ふろふき大根」の田楽【材料】2人分大根…1/3本(4切れ分12cm程度)A(塩小さじ…1/2、だし昆布…5cm)B(味噌…50g、砂糖40g、酒大さじ2、みりん大さじ1)いりごま…少々とぎ汁…適量【作り方】(1)大根を3cmぐらいの輪切りにして、十字に隠し包丁を入れる。(2)大根がかぶるくらいにとぎ汁とAを入れ、煮立ったらアクを取り、やわらかくなるまで40〜50分コトコト煮る。(3)Bの材料を耐熱容器に入れて混ぜ、電子レンジで約2分30秒加熱して混ぜる。(4)大根の上に(3)の味噌をかけ、いりごまを散らす。〈意味〉雅子さまがご成婚時に、得意料理として挙げた「ふろふき大根」。腸内の浄化作用のある大根を食べて、体も心もきれいに。■「身欠きにしんとごぼう」の甘露煮【材料】2人分身欠きにしん(ソフトタイプ)…2本ごぼう…50g(10cm程度)A(水…1カップ、酒…大さじ3、みりん…大さじ1、砂糖…大さじ2、醤油…大さじ2)針しょうが…適宜とぎ汁…適量【作り方】(1)とぎ汁に身欠きにしんを入れ、2〜3分ゆでて冷まし、頭、背びれ、うろこ、腹骨を取り、4等分に切る。(2)ごぼうは棒状に切り、とぎ汁で3分ゆでる。(3)Aと(1)(2)を鍋に入れ、煮立ったら火を弱めて煮汁がなくなるまで15分くらい煮含める。(4)器に盛りつけ、好みで針しょうがを散らす。〈意味〉ニシンの語源は「二親」ともいわれ、子孫繁栄の意味を持つ縁起食材。地中にしっかり根を張るごぼうも縁起がいいとされている。「とぎ汁をリサイクルできれば、悪しき想念もまったくの無駄ではなかったということ。人は誰しもがそれぞれ罪を背負って生きています。それを糧にすることで自らのステージをひとつ上げることができるのです」(江原さん)
2019年11月13日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル、女優の中村里帆さんです。初表紙の夢を叶えたことが人生のターニングポイントに!14歳の時にティーン誌でモデルデビュー、今年で6年目。最近、専属モデルを務める『Ray』で初表紙を飾ったことがターニングポイントに。「今までで一番反響が大きくて、気が引き締まりました。さらに表情やポージングの練習をして、この洋服を着せたいと思われるような“自分の色”を身につけたいです」。女優業にも意欲的。「約2年、演技レッスンに通っています。今後はもっとお芝居にも挑戦したいですね」。実は意外な一面も。「白米&お漬物やあん肝が好きで、ずっと食べちゃいます!」海外のイケメンたちが眼福すぎて……!写真は映画で知ったティモシー・シャラメ。色白で、華奢な人がタイプ!久しぶりに食べたらドはまりしました!卵かけごはん、毎日食べています。今度、卵の専門店に行ってみたいな!クローゼットの7割がワンピースです!季節問わず着ちゃいます。柄物やフリルがついたガーリーなデザインが好み。なかむら・りほ1999年生まれ。14歳でモデルデビューし、現在は雑誌『Ray』で専属モデルを務める。11月20~24日、演劇集団Z‐Lion第11回公演『裏からGood Schoolへ』に出演。※『anan』2019年11月13日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2019年11月08日ヴェネチア国際映画祭にて最高賞・金獅子賞を受賞し、「本年度アカデミー賞最有力」の呼び声高い『ジョーカー』。実はアカデミー賞3度のノミネートを誇る名優ホアキン・フェニックスでさえ、超難役として知られる“ジョーカー”を演じるにあたり、撮影中に行き詰ることがあったという。そんな彼のスランプ脱出の鍵は、なんと“音楽”。ホアキンは「あの曲から掴んだインスピレーションが大きなターニングポイントになった」と明かしている。映画史上最も有名な悪役のひとりで、圧倒的な人気を誇る反面、そのキャラクターの複雑さから俳優にとっては演じ甲斐のある難役といえるジョーカー。演技派として名高いホアキンでさえ演技に行き詰ってしまったというが、ある音楽に引き寄せられるかのようにホアキンのもとに“ジョーカーが降臨した”というべき誕生秘話を、ホアキンと監督のトッド・フィリップスが明かした。撮影中、主人公アーサーがジョーカーに変貌していくにあたっての表現方法で行き詰ってしまったというホアキンとフィリップス監督。スランプを脱する手段のひとつとして、ホアキンは作曲家が用意していた劇中の音楽を試しに聴いてみたという。その時のことについて、「作曲家からもらった素晴らしい曲が効果抜群だった。曲を聴いてすぐ、『ジョーカーのキャラクターを少し掴めるかもしれない』と言ったら、トッドは『僕がいたら邪魔になるだろうから、あとは任せた』と一言だけ残して去っていった。スランプを脱したんだ。撮影前にいろんな研究や練習もしたけど、あの曲から掴んだインスピレーションが大きなターニングポイントになったよ」とふり返り、音楽を聴いた瞬間に“ジョーカーが降臨した”という衝撃の事実を明かした。さらにフィリップス監督も、「アイデアが尽きかけたときに作曲家からもらった曲をホアキンに聴いてもらったら、彼もとても気に入って、曲に合わせてスローダンスを始めたんだよ。すると突然、アーサーから余裕のある一面が出てきた。ジョーカーの部分が現れたんだ。あの瞬間が変貌の始まりになったんだ」と語り、ジョーカー誕生の瞬間を目の当たりにしたという。その音楽を生み出したのは、エミー賞ノミネートの海外ドラマ「チェルノブイリ」や『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』などを手掛けてきたヒルドゥル・グーナドッティル。彼は「アーサーは素朴だけど多面性があって、素直な子供のような人物。必死で社会に馴染もうとしているのにそれを実現できない彼の鬱屈した心情を音で表現したら、ごく簡素で単調なメロディになると思いました」と語り、ジョーカー降臨のきっかけに大きく貢献した音楽について明かした。ジョーカーはインパクト大のルックスと劇場型の犯罪で人々の心をむしばんでいく、唯一無二の悪役。だが、その誕生の物語は謎めいていた。しかし本作では、これまで明かされることのなかった、ひとりの孤独な男アーサーが“悪のカリスマ”ジョーカーになるまでの生い立ちや内面にスポットが当てられる。この新たなジョーカーは、第76回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、8分間のスタンディング・オベーションが巻き起こり話題をさらうと、最高賞となる金獅子賞を受賞した。世界三大映画祭でアメコミ作品が最高賞を受賞するのは初の快挙。すでにアカデミー賞最有力と言われ、その完成度の高さは証明されている。『ジョーカー』は10月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年09月22日多くのご家庭にとって、家計費のなかでいちばんの支出は住居費(家賃)なのではないでしょうか? 人生100年時代、たとえば平均して10万円の家賃を30歳から100歳まで払い続けるならば、その総額は8400万円!(※)元の金額が大きいだけに、住居費を賢く節約できれば、節約効果は絶大なはず! でも、そんなことはできるのでしょうか? 子育て中のママがどう住宅を選べばいいのか、住居費に詳しいファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんにお話を伺いました。竹下(たけした)さくらさんCFP®(国際ライセンス)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。自らの生活者としての経験を踏まえた、家計の見直しや、教育資金設計のご相談のほか、講演、執筆活動等を行っている。2児の母。※住居費の総額8400万円=(10万円×12ヶ月)×70年■家賃を下げてもらうのは、意外と簡単!?「同じ住まいを長く借りている人は、大家さんや仲介業者にひとこと言えば、月々5,000円分程度の家賃を下げてもらうのは、意外と簡単なんです」と、竹下さんは言います。なぜなら、住んでいる間にその物件は古くなっていくから。借りた時よりも古くなっている物件の家賃を下げてもらうことは、さほど無理なお願いでもないのです。筆者は住居費関連の取材で「家の更新時、家賃を下げてもらう交渉は、やるのがあたり前」といった論調を何度か耳にしました。大切なことは、こういった話を「知っていること」です。とかくお金のことは、「知っている」「知っていない」が、明暗を分けるのです。■30代で「家を買うこと」を本気で考える理由では、知っている人になるためには、どうしたら良いのでしょうか? これについては、お金のアンテナを立ててみるのが早道。アンテナを立てれば情報は自然と入ってきます。 けれども、「どうしてもお金のことは苦手で」という人も多いものです。そんな人は、“家を買うことを自分事として意識”してみてはいかがでしょうか?竹下さんは言います。「私は、『30代になったら、一度は家の購入を意識すること』をご提案することがあります。賃貸と購入で、何が違ってくるかというと、家計の引き締め度なんです。多くの家計相談にのってきて感じるのは、家を買おうと意識するだけで、家計が引き締まり、お金のアンテナも立つということです。現実を直視し、『このままじゃいけないな』と思われる方が多いからです。ずっと賃貸だと、そういう節目がない。それが、賃貸と購入の、お金のやりくり上手に差が付く一番の違いだと思います」■家購入のターニングポイントは、小学校入学前家を買うとなると。そのタイミングが気になるところです。「最初のお子さんの小学校入学が視野に入ってきた時期は、家を買うひとつのターニングポイントかもしれません。小学校の場合、受験をして私立などに行くのは、全体の2%。残りの98%は地域の小学校に通いますが、いじめの評判なども加味して、小学校に入る前に引っ越しておこうと考える親御さんは多いですね」(竹下さん)■住宅購入で気になる! 小学校の学区問題小学校となると、学区の問題も気がかりです。たとえば、評判のよい小中学区では越境禁止にしていて所定の地域内に住んでいることを求められます。せっかく引っ越すならいっそのこと買ってしまおうという流れで踏み切ると、予算がオーバーしてしまうというような場合も。そこで次の2択をどう考えれば良いのか竹下さんに教えてもらいます。Q.マイホーム購入の際、学区はどう考えればいいですか?□学区優先で、生活を切り詰める□学区を妥協し、無理なく生活する「はじめてのお子さんを持つ親にとって、小学校の学区が気になる気持ちは、すごくわかるんです。園時代のお友だちとの関係を重視するというケースも、気になるのは最初だけで、小学校に入ってしまえば人間関係も変わっていきます。実際のところ、学区に縛られるのは、小学校、中学校くらいまで。家を購入する際は、少し俯瞰(ふかん)した視点を持って欲しいのです。子どもが二人いたとしても、その子たちが小中学生なのは、せいぜい10年前後。一方で住宅ローンは35年で組むことが多く、子どもが巣立ったあとも支払いは続きます。学区を優先したばかりに、子どもが巣立ったあとも高額な住宅ローン返済に追われる生活になるのは避けたいところです」(竹下さん) 竹下さんは、さらに続けて教えてくれました。「子どもの教育を中心に住宅購入を検討するのであれば、最優先すべきは子どもの教育費にしわ寄せのこない物件価格です」(竹下さん)。子どもの教育費にしわ寄せのこない物件価格!?それって、いくらなのでしょうか? 次回は、そのあたりのお話しを、しっかりと伺いましょう。■今回のお話を伺った竹下さくら先生のご著書 『書けばわかる! わが家にピッタリな住宅の選び方・買い方』 (竹下さくら著/翔泳社 本体1,500円(税抜き))
2019年08月25日15日は水瓶座で満月が起こります。恋がターニングポイントを迎えたり、何かに気づいたり、余計なものを手放したりとハッとさせられる日になりそうです。小さなことにも目を向けられる人ほど大切な発見があるでしょう。感性のアンテナを鋭く立てておいてください。そんな8/12~8/18の恋愛運を12星座別に詳しく見ていきます。■ おひつじ座(3月21日~4月19日生まれ)のびのびと魅力を発揮自由に振る舞えそうな一週間。モテテクや周囲の目を気にしないで、やりたいように振る舞いましょう。ありのままの魅力が伝わって、好きな人をドキッとさせたり、興味を持ってくれる男性が現れたりするかもしれません。15日の満月は、人間関係が整理されるターニングポイント。復縁が難しい元彼や脈ナシの片思い相手には、そろそろ見切りをつけたほうが良いようです。■ おうし座(4月20日~5月20日生まれ)恋が進展しにくいお盆の時期だからか…家族や身内など、恋愛以外のことに目を向けることになりそう。フリーの人は、両親と会って「結婚はまだ?」「彼氏いないの?」と聞かれるとカチンと来てしまうかも。上手にスルーして。15日の満月以降は、仕事のターニングポイントを迎えるはず。何もしなければ色気のない一週間になりそうなので、早く恋人が欲しいなら気合を入れて。交際中の人は、彼氏と会えない日が続いても、マメにLINEを入れてフォローをしっかり。■ ふたご座(5月21日~6月21日生まれ)会話がきっかけにおしゃべりを楽しむことで関係が進展していきそうです。あまり計算しないで、自分が楽しいと思う会話を大切にして。そうすれば好きな人と心が重なる瞬間があるでしょうし、婚活パーティーや合コンに参加するとしても男性から「魅力的な人」と思われるはず。15日の満月は、どんな恋愛を望んだらいいかという理想が具体的になるでしょう。漠然と「恋がしたい」と思っていた人は、ハッとさせられたり、今後の方針が固まったりするようです。■ かに座(6月22日~7月22日生まれ)計算高くならないように「恋よりお金」になりがちな一週間。損得勘定からアプローチしたり、デートでがめつい一面を見せたりするかもしれません。仕事でラクをするための色仕掛けは、するだけ損をする可能性が。誠実に相手の内面に注目できれば、15日の満月ではステキな「ギフト」がもらえるはず。うわべだけの条件にあまりこだわらないようにしましょう。■ しし座(7月23日~8月22日生まれ)関係が進展する。深まるお誕生日を迎えているしし座さん、おめでとうございます!今はまさに「私が主役!」といえる時期。今週いっぱいはノリと勢いでガンガン進めるので、好きな人にアプローチしたり、出会い探しをしたりすると収穫があるはず。15日の満月は特に、関係が一歩進んで恋の進展を実感できそうです。ただ、好調なだけに夏休みで好きな人と会えないとか、帰省して顔を合わせるのは家族ばかり…という状態になるともったいないかも。■ おとめ座(8月23日~9月22日生まれ)理屈より直感で集中力が高まって直感が冴える一週間。理屈で考えるより、パッと思いついたことや第一印象などを大事にしましょう。あまり深く考えすぎると杞憂が高まり、身動きが取りにくくなるかもしれません。満月が起こる15日前後は、自分磨きの成果があらわれるタイミング。ダイエットや肌ケアなどをするなら、うれしい発見がありそうです。■ てんびん座(9月23日~10月23日生まれ)15日にその後の方針が決まる関係が盛り上がりやすい時期です。恋人募集中の人は、同窓会や地元の友人との飲み会に誘われたらぜひ参加してみて。久しぶりに会う人の中に彼氏候補がいるかもしれません。夏休み中で好きな人に会えない場合は自分磨きに精を出して。一方的にLINEを連投するより、自分のことに集中したほうが良さそうです。15日の満月は、これまでがんばった人にはご褒美を、努力が足りなかった人には新しい課題を与えるでしょう。■ さそり座(10月24日~11月21日生まれ)恋か仕事か?夏休み中だとしても、お盆中も仕事をするとしても、「恋愛<仕事」になりそうです。気になる案件があるのか、なかなか恋に集中できないはず。好きな人がいるなら、14日は特に八方塞がりになりやすいので気をつけて。いざという時は変に気を遣ったりしないで、自分がどうしたいかを優先してみましょう。満月が起こる15日は、恋における自分の立ち位置を再確認することになるかも。■ いて座(11月22日~12月21日生まれ)自分が進む道を確認する目指すべき恋の理想がハッキリしてくる一週間。とにかく「恋人が欲しい」と思っていたり、好きな人へのアプローチに迷っていたりするなら、具体的な方向性が定まりそうです。またそれは、15日の満月をすぎたころに、友人との恋バナやSNSへの投稿をするなかで自覚するようになっていくはず。夏休み中で恋の進展がないならば、今週は自分と向き合って心の整理をすると良いのかも。■ やぎ座(12月22日~1月19日生まれ)自分らしく「こうしなきゃいけない」という思い込みから解放される一週間。モテファッションや定番の恋テクに翻弄されることなく、自分らしさを大切にしてください。やぎ座さんならではの個性と魅力を発揮できれば、結果はあとからついてくるはず。満月が起こる15日は、恋愛よりも気になることが出てきそう。お盆明けの週末にデートや合コンの予定を入れているなら、テンションを上げて白けた態度を取らないように。■ みずがめ座(1月20日~2月18日生まれ)自分を正しく知る15日の満月をすぎると、自分の魅力を再確認したり、余計なこだわりを手放せたりするかもしれません。自分をどう見せれば相手が興味を持ってくれるのかがわかると、今まで以上に行動しやすくなるはず。あるいは、いらないプライドや思い込みがなくなることで、気持ちがラクになりそうです。好きな人がいるなら、今は揺さぶりをかけやすい時期。関係を進展させるには、自分からきっかけを作ることが大事です。■ うお座(2月19日~3月20日生まれ)エネルギー充電期間恋愛よりも優先しなければいけないものが出てきそう。お盆の間は実家に帰省するとか、好きな人が夏休みを取ってしばらく会えないという場合、恋をお休みしてもいいかもしれません。自分磨きをしたり、いつお家デートをしてもいいように部屋の片づけをしたりするには良いタイミングでしょう。満月が起こる15日はまでを有意義に過ごせたなら、恋に向かっていくエネルギーが高まって自信も湧いてくるはず。(沙木貴咲/占い師)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年08月12日■今日のあなたの運勢をチェックしよう!【牡羊座】ターニングポイントになりそうな日です。それは、なにげなく耳に入ってきた言葉からかもしれません。まるであなたへのお告げのように、必要な言葉としてするっと入ってくるはずです。目の前にある選択肢について、どちらを選んだほうがよかったかなんて誰にもわからないことです。しかしひとつだけ言えることは、あなたの未来への生き方次第で過去の選択肢を「正解」にすることはできます。ですからそのチョイスは、きっと間違ってなんかいません。自信をもって進んでいきましょう。恋愛面では、今日は年下に縁がある日になりそうです。余裕と落ち着きのあるお姉さんを装いましょう。☆★ラッキーカラー★☆若草色【牡牛座】これまでやってきたことへの達成感を感じる日です。もちろんまわりもあなたのことを認めているのですが、それよりも自分自身に対しての充実感が大きいことでしょう。日々成長していても、なかなか自分ではその変化は気づかないものです。それが、例えば何かの目標をクリアしたとか、以前は苦手だと思っていたことを克服して逆に長所として褒められたりとか、きっかけがあることで人はこれまでの道のりを再認識します。今日、なにかわかりやすいご褒美のような形で結果を手にすることができるはずです。出会い面では、同じ志や目標を共有できる人と深い話をすることでお互いにとって離れがたい存在になれるでしょう。☆★ラッキーカラー★☆マジェンタ【双子座】出会いの質が高まる日です。今後いい関係を築けていきそうな人脈ができる可能性もあります。あなたが今後どうなっていきたいかのビジョンを語ることで、今後手を貸してもらえそうな人を紹介してもらえることもありそうです。もちろん恋愛面でも、紹介からの出会いに期待ができそうです。家庭的な異性との出会いの兆しが出ています。真面目に将来を考えられるような相手です。片思い中の人は、場を盛り上げようとするよりも癒し系を目指したほうが相手の心には響くでしょう。カップルの人は、定番デートに出かけるよりも、家や落ち着くお店でまったりと過ごしたほうがラブラブ度は上がりそうです。☆★ラッキーカラー★☆黄緑【蟹座】古いなにかに対して、ケジメをつけるべきタイミングです。必要なものといらないもの、実現可能なものと難しいもの、自分にとってプラスになる付き合いとマイナスでしかない付き合い、のように今まではなんとなく曖昧できてしまった部分を、きちんとジャッジしなければいけない時期にさしかかっています。それは今すぐ捨てたほうがいいということではありません。ごちゃごちゃになっているものを整理して線引きをして、頭に留めておく必要があるということです。樹木も余分な枝を切ることで、幹は立派に育ちます。白黒つけることで、今後のあなたの幹がすくすくと育っていくはずです。☆★ラッキーカラー★☆ブラック【獅子座】何やら急にロマンティックな雰囲気になりそうです。誰かから好意を示されるとか、素敵な出会いがあるのかもしれません。カップルの人は、ラブラブなやりとりを期待できそうです。あなたの中でしばらく眠っていた乙女な部分がトントンと肩を叩かれて目が覚めることでしょう。出会いを求めるのなら、ラグジュアリーで大人な雰囲気の場所がラッキースポットです。カップルで結婚願望のある人は、料理をつくったり洋服をたたんであげるなど、結婚後の生活がイメージしやすいことを積極的にすると急展開の可能性もあります。片思い中の人も、今日はドキドキするような展開が待ち受けているかもしれません。☆★ラッキーカラー★☆ジャスミン【乙女座】海外との縁が深まるときです。なんとなくテレビで海外のことを取り上げていて気になったり、趣味に関することで外国の文化が気になってくるということもあるかもしれません。これは自分の幅を広げるチャンスとも言えます。気になったことは徹底的に調べてみましょう。今は何かの勉強を始めることにも適した運気です。スポンジ並みの吸収力で頭に入っていくことでしょう。調べきれなかったことは、次に長期に休めそうなときに現地に出向くのもアリです。恋愛は、相手が既婚者だったり女遊びの噂が絶えない人だったり、ちょっと危険な恋に走りそうな予感があります。先が傷つくとわかっている恋は、あまり本気になりすぎないほうがいいかもしれません。☆★ラッキーカラー★☆藍色【天秤座】今ある人間関係の中で、気持ちを改めたいなと思うことがでてくるかもしれません。今まで誤解してきた人にもその誤解が解けたり、そこまで気に留めていなかった間柄の人に「守りたい」という決意が芽生えたり、ということもあるでしょう。あなたが相手に対して抱く思いが変わってくれば、関係性も変わってくるはずです。一見あなたにデメリットがあるように感じることでも、今は損して得をとる時期でもあります。見返りを求めずに尽くせば、タイムラグはあったとしてもその何倍にもなって利益が返ってくるはずです。恋愛面でも、合コンの幹事をしていたらその様子を見て好きになってくれる男性が現れるなんてこともあるかもしれません。☆★ラッキーカラー★☆アイボリー【蠍座】「復活」がテーマになりそうな一日です。忘れられない人がいるのなら、今日がチャンスです。まずは、相手の状況を探るような連絡をしてみてはいかがでしょう。一回終わったと思っていたことが形を変えて始まったり、なんとなく遠のいていた人から急に連絡がきたりといった可能性があります。全くの新規のことよりも、一度はダメだったり諦めていたことのほうが確率が高そうです。昔追いかけていた夢を、ブログや動画コンテンツでできることから始めてみたりというのもアリです。人生は過去にダメだったとしても、今どうなるのかはわからないものなのです。☆★ラッキーカラー★☆ヴァイオレット【射手座】物事の流れは順調だけれど、少しずつなにかに対する難しさのようなものを理解してくる日でしょう。決して後ろ向きなことではなく、知れば知るほどその大変さがわかるということなのではないでしょうか。でもそれはゴールが決して遠くなったわけではなく、本質に近づいてきたからこそなのです。そんな日だからこそ、なにか目標をたててみてはいかがでしょう。いつまでにどうなっていたいか、そのためにはどういう経過を経て、今どうすべきなのかを組み立てていくと、今やるべきことが明確になるはずです。そして今、あなたの持っている能力は十分に生かせているかを問いかけてみましょう。☆★ラッキーカラー★☆グレー【山羊座】やるべきことがいっぱいの一日になりそうです。「あれもやりたい、これもやりたい」という前向きな充足感であふれているのではないでしょうか。あっという間に一日が終わりそうです。もちろんその中には楽しいことばかりではないですが、今はすべてを肯定的に捉えることができるほどのパワーがみなぎっているでしょう。気をつけてほしいのは、あなたに好意を寄せられている兆しがあるのに、あなたがそれに気づいていないことです。一度まわりを見渡してみてください。今日のラッキースポットは、神社や仏閣に足を運ぶことです。近所や会社の近くで探してみましょう。そこで、願い事を唱えるのではなくて、目標を宣言するのです。その際に、いつまでにという期限も忘れずに伝えましょう。☆★ラッキーカラー★☆ブルー【水瓶座】自分の才能に気づく日になりそうです。「なんとなく昔から得意ではあったけど、これってそんなにすごいことなの?」とあなたは驚くかもしれません。確かに、あなたは最初から難なくできてしまっていたし、好きだからこそ逆に特別に思っていなかったということが大きいようです。しかしそのことが大きな自信になるはずですし、可能性がぐっと広がるでしょう。自分のことはいくつになっても意外と気づかないものですが、自覚することはとても大切なことです。将来について悩む人は、玄関のお掃除を徹底的にしてみましょう。玄関に置いていい靴の数は、住んでいる人の人数分までです。☆★ラッキーカラー★☆ホワイト【魚座】誰かと心が深く通じ合う日です。それはそのまま恋愛の可能性もありますが、身のまわりの人間関係の中で言わなくても通じたり、誰にもわかってもらえないだろうと思っていたことをさらっと理解してもらえたり、ということもあるでしょう。そんなまるでミラクルに近い瞬間を、今日は味わうことになりそうです。出会いを探している人も、今日はビビッとくるような体験をするかもしれません。まわりが驚くような急展開もあり得るときです。ただ、それにはあなたの心がガードしてしまっていたら感度が鈍ってしまいます。直感をキャッチしやすくするには、あなたの心をオープンにする必要があるのです。☆★ラッキーカラー★☆ミントグリーン
2019年07月04日こんにちは、はな@まるママです!わが家の3歳児まるが幼稚園へ通い始めて、早2ヶ月となりました。最近では幼稚園に行くことにもずいぶん慣れてきた様子で、朝から大泣きということはすっかりなくなったのですが、最初の3週間ほどは試行錯誤、闘いの日々でした…そんなまるが幼稚園へ通うことに慣れるまでの様子と、私の中で感じた“ターニングポイント”について書いていきたいと思います。■大泣きで大暴れの2日目初日は緊張した面持ちで、でも泣くことなく幼稚園バスへ乗ったまる。幼稚園に着いてからも楽しく遊べた様子を先生とまる本人からも聞けて、安心していたのですが…次の日の朝はというと、布団に引きこもり、大泣き、大暴れ…着替えさせることもまともに出来ない状態に。何とかなだめて外へ出て、泣き顔のまるを抱っこしながら幼稚園バスを待ちますが、いざバスが来るとまた大泣きでジタバタ…これはバスに乗らないと大暴れするかも…どうしても乗れなければ、やはりバスを諦めて送っていくべきか…等という考えも頭を過ぎりました。しかし…■先生の華麗な職人技に圧巻先生の何ともスムーズな対応であっという間にバスに乗車…!抱っこバトンタッチからシートベルト装着まで本当にあっという間でした!いやはや、素早く丁寧で、まさに匠の技ですね。ありがたい…ただ一つ、大泣きしながら小さく手を振るまるが見えて、結果的にまるをなだめて連れ出した時の言葉、『どうしてもダメなら乗らなくても良いから、その時はママが送っていくから…』は全くそれを選択する余地はなく、まるにとって嘘になってしまったかなぁという想いが私の中に残りました。もちろんその場しのぎのつもりで言ったつもりではなかったわけですが、結果的にあまり良くなかったなぁとちょっぴり反省したり。…と、そんな具合で何とかまるを送り出した後に思い出したのは、入園式での先生の言葉…頼もしく素敵な言葉を思い出せばこそ、お友達がいる事や、遊んだり楽しい事が大好きなまるはきっと大丈夫だなと。まるが帰ってきたら笑顔で迎えて、今朝頑張ってちゃんとバスに乗れた事も含めて褒めよう!と心に決めて。そしてその日帰ってきたまるに、楽しかった?と聞くと『うん!』と、なかなか良い笑顔で、ほっと一安心したのでした。幼稚園2日目にして朝大泣き大暴れの洗礼を受けて、正直次の日からの登園にも不安を感じつつも、朝さえ何とか穏送り出せれば大丈夫そうだ…と考えた私。次の日からは何とかして朝の準備を穏便に進めるための作戦を始める事になるのですが……続きはまた次回に…!
2019年05月28日なんだか最近彼氏としっくりこない。そもそも彼って最初からこんな人だったっけ?彼もはじめは気を使ってカッコよく見せてたとしても、いつか必ず元に戻ります。あなたが彼に違和感を感じたときは、彼氏が元の自分に戻ったときなのかも。カッコつけずに素を出してくれるのは嬉しいものの、彼氏の素に違和感を持ったらちょっと考えたいポイントをご紹介します。■ 既婚者だった!?彼と付き合ってしばらく経つけど、なんだか違和感が……。よくあるパターンかもしれませんが、二股だったという次元を飛び越えて既婚者だったということがあります。その場合の違和感は、・仕事以外で連絡がつかない時間帯がある・家に呼ばない(実家住まいといいつつ、実家の近くにも行かない)・何も共有しようとしない(SNSもつなげない)などがあります。こういうのは続けていても泥沼にしかなりません。健全な恋愛をしたいなら早めに見切りをつけましょう。■ 生活習慣が自分と違い過ぎるたとえば朝ごはんひとつにしても、彼は食べない。夏でもお風呂は朝しか入らない。という彼だと、一緒に生活していたらかなり違和感が出てくるのではないでしょうか?この場合は、布団はきれいになった体で入る場所という認識の彼女と、朝風呂に入って綺麗な体で会社に行きたいという彼の認識が違ってるのです。彼自身はずっと朝シャワーを浴びるという生活習慣が定番なので、夜に風呂に入ってという彼女とケンカになることもあるでしょう。小さな違和感は、やがて積み重なって重荷になります。他人から見たらしょうもないようなことでも、我慢していたらその分だけ許せない気持ちも大きくなるでしょう。言っても改善してくれない、お互いどうしても譲り合えないことであれば、早めにお別れした方が自分がラクです。きっと他にもいい人がいますよ!■ 小さな選択が微妙にズレてきた私は絶対にこれがいいと思うのに、彼は私がいいと思うものを選ばない。例えば、新幹線で絶対に混むのがわかってるときに「指定席を取ろうよ」と言っても、彼は嫌だと言い張る。紺色のシャツが似合うと言っているのに、彼はあえて水色のシャツを買う。前はいつも同じ気持ちで、同じ選択をしていたような気がするのに、なんだか最近違和感があるなーと思うなら、もしかすると二人の間に“思いやり”がなくなってきているのかも。仲良くなって二人の間に遠慮がなくなり、自分の意見ばかりを押し通そうとしていませんか?あなたが自分の意見を押し通そうとすると、相手だって反撃して自分の意見を通そうとするでしょう。付き合いが長くなると、多少の選択がズレてくるのは当たり前です。でも、あまりに大きな違和感は、付き合いたての頃のようにお互いが相手を思いやれなくなっている証拠。お互いか、一方の愛情が冷めてきているのかもしれません。そんなときは、付き合いを見直すタイミングでしょう。■ 違和感はすぐに口に出して話し合おう違和感は、相手が自分のメリットを優先させて、勝手なことをしているときに覚えるもの。彼との間にそんな違和感を抱えていても、言葉にできないから、嫌われたくないから……とそのままにしてもいいことはひとつもありません。放置していても、彼が変わることはありませんから。違和感を持ったら早めに口に出して、ひとつひとつ納得するまでふたりで話し合いましょう。それでも解消されない、話し合いすらできない仲ならば、付き合い続けるのは困難です。早めに見切りをつけて、お別れすることも考えてみてくださいね。(只野/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年05月23日●『カノ嘘』を観て「うわー……」大原櫻子の取材に備えて、今さらながらデビュー作を観た。2013年に公開された『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は、主演を佐藤健が務め、その相手役となるヒロインをオーディションで選ぶという意欲作だった。大原は5,000人の中からその才能を見出されてスクリーンデビュー。瑞々しい演技の中で際立つ美声に、鳥肌が立った方も多いのではないか。戸田恵梨香とダブル主演を務める映画『あの日のオルガン』(2月22日公開)は、彼女の真骨頂である「歌」が鍵となる作品だ。戦時下の日本を舞台に、子どもたちの命を守るために日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話が描かれ、保母たちのリーダーで責任感の強い板倉楓役を戸田が、天真爛漫で音楽好きの保母・野々宮光枝役を大原が演じている。『カノ嘘』から約5年。“映画の歌声”は、どのような進化を遂げているのか。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第7回。「歌も芝居」と語る大原櫻子の根底には、「ゴールを作らない」生き方と職業観があった。○■ピアノは弾けてもオルガンは「格闘」――映画化決定のニュースで、「楽しんで演じられると思います」というコメントを出されていましたね。戦時中ですが、子どもたちの笑顔も多い作品なので、変に重くなりすぎないように。光枝の天真爛漫さが周囲を明るくする場面もあるので、楽しい撮影になると感じていました。それから直感で、光枝の役柄がすごく自分に合っているんじゃないかなと。この腕白さとか、楓さんに怒られている感じとか、自分にもあったような気がします。結構、人に迷惑をかけて「ごめんなさい!」と謝ることもありましたので、似ているところが比較的多いかなと(笑)。――「自分に近いような遠い役」ということも書かれていましたね。光枝は、何事もピュアに感情が出るタイプ。その喜怒哀楽の激しさは、自分にはありません。撮影期間中は、つらいときもありました。というのも、オルガンを弾かなければいけなくて。この映画は撮り終わって音を乗せたりするようなことは、一切ないんですよ。生音で撮影することが前提だったので、そのオルガンの難しさと格闘しました。ピアノは弾けるんですけど、オルガンは足を常にパタパタさせて空気を入れないと音が鳴らなくなっちゃうんですよ。ピアノとは全く別の楽器に触れている感覚でした。休憩時間があったらスタッフルームに行って、練習していました。――そういえば、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』をご自身でご覧になった時、「こんな演技してたっけ」と後悔も感じたそうですね。その後に出演した作品で変わっていくものですか。感想は変わらないです。いつも、「うわー……」って思ってます。『カノ嘘』に関しては「うおー……」です。これ、文字で伝わりませんよね(笑)。『カノ嘘』の時は、何にも知らない状態ですから。マイクの付け方すら分からず、演技って何? みたいな感じだったので。●「あんた、人生で傷ついたことないでしょ!」で傷心――でも、共通する部分もありますよね? 大原さんが歌うと、演技とはまた違う引き込む力があるというか。演じるのと、演じながら歌うのに違いはありますか?自分の歌で、演じていない時はありません。私はシンガーソングライターではないので、脚本をいただいて歌っている感覚です。映画では、光枝が歌っている感覚なので歌いやすかったです。撮影では、歌にあまり焦点を当てていませんでした。歌も芝居なので。監督からは「間違えても使うから」と言われていたんですよ。間違える覚悟で歌ったら、一発でOKでした(笑)。――スタッフには、山田組でお馴染みの方が揃っていたそうですね。撮影部の近森眞史さん、実は大学の先生なんですよ(笑)。卒業制作の審査員だったんです。こうしてご一緒するのは、今回が初めてでした。録音部にも日芸出身の方がいらっしゃいます。ちなみに、撮影中に卒業を迎えました。出席したかったけど、仕方がないですね(笑)。――戸田恵梨香さん演じる楓は、管理職的な立場から、光枝やほかの先生を厳しく束ねる役目でした。どのような方でしたか?初対面で「戸田さんでよかった!」と思いましたし、すごく単純な話、気が合うと思いました。光枝と楓は真逆だけど、子どもを愛する心はふたりの共通点です。心が通じていく中では気が合わなかったらつらいものがあると思うんですけど、とってもすばらしい先輩でした。――インスタには監督と3人で会食した時の写真がアップされていましたね。監督の頭をかじって、とても楽しそうでした(笑)。映画の話もたくさんしました(笑)。やっぱりこの映画は、ただの娯楽として観てほしい作品ではなくて。今の時代と重なるというか、時代は違いますが、どこかリンクしているところがあって、今だからこそ伝えたいメッセージも含まれています。○■「悔しかったし、ムカついたし、悲しかった」――楓は、戦時下でも「文化的生活」を維持することを目指します。この「文化的生活」について、どのような印象を抱いていますか?光枝を表していると思います。今の大人が忘れがちなこと、というか。この時代の女性たちの生き方が強く、大人に見えるのは、「文化的生活」をとても大切にしているからではないかと思います。でも、光枝自身はそういう言葉をあまり深く考えてないので、演じる上でも意識しないようにしていました。――今回、大原さんのターニングポイントをうかがいたいのですが、『Quick Japan』(2017年8月発売号)には、決定的に変わった瞬間は「まだない」と書かれていました。あえて挙げるとするのであれば、「ソロデビュー」と『水球ヤンキース』(14・フジ系)だと。そこから変わってます。1年前に小川絵梨子さん演出の『ファン・ホーム』という舞台に出させていただきました。これは、大きな転機になりましたね。小川さんから、稽古中に同じシーンも何回もやらされて、「なんで私のシーンばかり」と思っていたら、「あんた、人生で傷ついたことないでしょ!」と言われたんです。正直、あの時は「は?何も知らないくせに」と(笑)。でも、すごく見抜く方で、本当にその通りだったんですよね。私は本当に恵まれているので……。ある意味、そこですっごく傷つきました。悔しかったし、ムカついたし、悲しかった。でも、そこでガラッと芝居が変わって、私の中の壁を壊していただいた言葉でした。●父の金言「明日歌えるだけで、幸せと思いなさい」――そこまで踏み込まれたことはなかったんですか?そんなになかったと思います。あったとしても……小川絵梨子さんほどの言葉は投げかけられなかった。だって、芝居を見て、私の人生のことを言うんですよ?家族を傷つけられた気持ちになって、 「何を知ってんだ!」と腹が立って。でも、愛情があるからこそ、そこまで言ってくれたんですよね。――言われてすぐに思い直せたんですか。実は、稽古中にインフルエンザにかかりまして、お休みをいただいたんです。休んだらすっごく元気になって、めちゃくちゃ芝居が良くなったんです。そこですごく褒められて、私も一皮むけた気がして。ひょっとして、ただ疲れていただけなのかなとか言ってたんですけど(笑)、言われて1~2週間後ぐらいには小川さんの言葉を思い出しました。――大原さんが感謝していること、小川さんには伝わってますかね。たぶん、ネットもあまり見ない方なので……でもいいんです。私が大好きなので(笑)。会うといつもハグからはじまるんです。○■「悲しいとか悔しいとかでは、あまり泣かない」――それから、『Quick Japan』のインタビューでは、大原家には「どんな出来事があっても大きなものとして捉えない」「ゴールを作らない」という考え方があると。『カノ嘘』の出演が決まった時、とびきりうれしかったと同時に、別にそれがゴールじゃないから、「やったー!」という感じではないんですよ。私の中では「勝ち」「負け」で終わるものではないし、「正解」か「不正解」かなんてやってみないと分からない。『カノ嘘』にお客さんが全然入らないとか、撮影中に大怪我してしまうとか、いろいろなことが起こる可能性がある。だから、「ゴールを作らない」と常に考えています。――今も変わらないんですか?変わりません。だから、光枝ほど感情がそこまで表に出ないんだと思います。泣かないですもん。感動して泣くことはあっても、悲しいとか、悔しいとかでは、あまり泣かないですね。――ゴールをあえて作らない中で、大原さんは何のために働いてますか? 職業観は人それぞれ違うと思いますけど。それこそ重たい話になるかもしれないですが……『カノ嘘』のオーディションが目前に迫っている時、父に「緊張する」と弱音を吐いていたんです。すると、父が「地球のどこかでは戦争をしている国もあるんだよ。明日歌えるだけで、幸せと思いなさい。緊張している場合じゃない」と。そう言われてから、生きているだけで幸せなんだ、甘えちゃいけないんだと思うようになりました。それがずっと残っているので、いつも「がんばろう!」じゃなくて、「感謝しなくちゃいけない!」という思いになるんです。1つ1つの仕事に、感謝しなければいけない。きれいごとに聞こえるかもしれませんけど、実際にそう思っています。――ミュージカル『アニー』を見て、この業界を目指したそうですね。憧れを抱いたあの日から芽生えた、「歌う幸せ」や「演じる幸せ」さえあれば続けられると。そうですね。私がライブ大好きなのは、お客さんの笑顔を生で見れるから。あの笑顔は、普通じゃ見れないですよ。なんでそんな笑顔を私に向けてくれるの! というぐらい、キラキラしてるんですよ。すごく幸せなことです。――『あの日のオルガン』は、運命的な作品ですね。だからこそ、台本を読んだ瞬間に「絶対にやりたい」と思いました。どなたが出演するかも何も知らされていなかったんですが、迷いはありませんでした。■プロフィール大原櫻子1996年1月10日生まれ。東京都出身。A型。2013年、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のヒロインオーディションで5,000人の中から選ばれ、スクリーンデビュー。演技は未経験ながら、日本映画批評家大賞新人賞を受賞した。また、2014年11月には、歌手としてシングル「サンキュー」でソロデビューを果たし、翌年には第66回NHK紅白歌合戦に初めて出場。そのほか、『水球ヤンキース』(14・フジ系)、『恋仲』(15・フジ系)、『好きな人がいること』(16・フジ系)などのドラマ、『舞妓はレディ』(14)、『チア☆ダン』(17)などの映画に出演。数々の舞台にも挑み、2018年には『新感線☆RS「メタルマクベス」disc2』でマクベス夫人を好演した。(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会
2019年02月22日●『サムライマラソン』の「難しい役」今から約5年前、小松菜奈は長編映画デビュー作『渇き。』での演技が高く評価され、第38回日本アカデミー賞で池松壮亮、上白石萌音、登坂広臣、能年玲奈(その後、のんに改名)、福士蒼汰と共に新人俳優賞を受賞した。授賞式のスピーチでは、このような言葉を残している。「新人の時にしかもらえないこんな素敵な賞をいただけて本当にうれしく思います。今までに感じたことのないプレッシャーだったり、不安だったり、また、新しい良い刺激を受けることができました。あらためてこの新人賞をいただけて、とても幸せです」その後の活躍は、多くの人の知るところ。『渇き。』以降、13作に出演し、あらゆる役柄に身を投じてきた。なぜ、彼女は映画界でここまで求められ続ける存在になれたのか。15作目に巡って来た『サムライマラソン』(2月22日公開)でも、佐藤健、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、豊川悦司、長谷川博己というそうそうたる顔ぶれのなかでも異彩を放っている。幕府が開国を迫られる中、安中藩主・板倉勝明(長谷川博己)は危機感を抱き、藩士たちの心と身体を鍛えるために十五里(約58km)の徒歩競争を開催。「優勝者はどんな願いも叶えられる」と聞いて藩士たちが色めき立つ中、城を抜け出した勝明の娘・雪姫(小松菜奈)は男装で身を潜めるも、競技に参加することを決意する。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第6回は女優・小松菜奈。『渇き。』から多くの作品を経て、彼女の中には一体何が蓄積されているのか。約4年半ぶりのインタビューで、その変化と成長を探った。○■男装役・熊之助を演じる工夫――こうしてお話をうかがうのは、『渇き。』(14)以来です。ありがとうございます。――タイトル通り、「走る」ことが大きなテーマとなっている作品です。すごくつらそうな表情もストーリー展開に絡んで、観客を独特の興奮状態に引き込むようなが画力がありました。演技のみならず、求められる領域が広かった作品だったのではないでしょうか。そうですね。とにかくずっと走って(笑)。監督(バーナード・ローズ)は、雪姫という一人の女性を、海外の人が見ても「かっこいい」と思える女性として描きたいと。雪姫は好奇心にあふれていて、自ら外の世界に飛び出し、江戸や西洋で絵画を学びたいという夢を抱いています。父はそれに猛反対しているので、余計に反発する思いもあって。男装して熊之助と名乗り、外の世界に飛び出すと多くの人との出会いが待っていました。初めて人が斬られるところを目の前で見たり、そういうつらい体験もありますが、やっぱり何事にも飛び込んでいく勇気はかっこいいですし、人間味があってとても魅力的な人物です。熊之助は、一人の人間として、雪姫とは違う部分が伝わればいいなと思って、監督とも話し合いました。――監督が「難しい役」とおっしゃっていたのは、つまりはそういうことですか。撮影前からプレッシャーみたいなものはすごく感じていました。雪姫が大事な役どころでもあるので……その上、そうそうたる方々が出演されています。●「役者は役者を育てる」の真意――しかも、海外との共同制作。そうなんですよね。だからもう、あまり考え込まずに、「大丈夫」と言い聞かせながら(笑)。所作に気をつけて、雪姫の凛とした美しさを意識しつつ、熊之助になると、大胆に動いてみるとか。そういう違いを見せられたらいいのかなと思いながらの撮影でした。男性だけではなく、女性の所作も教えていただいて。それぞれを叩き込みつつ、熊之助にちょっと女性の所作が残っていてもいいのかな、とか。熊之助はそれまで男性として生きたことはないわけですから、女性の所作が残っていても自然ですよね。監督は、熊之助になった時の「汚れメイク」をすごく気にされていました。やっぱり、男の子っぽく見えないとダメなので。衣装合わせのときでも、結構細かくメイクテストを重ねました。そういう細かいところにもこだわりがありました。――汚れることやハプニング、アドリブもOKの現場だったんですよね。そうなのですが、私は高級な着物を着ていたので、スタッフさんからは「一枚しかないから、汚さないで」と言われていたのですが、監督は「そんなの気にしなくていいんだよ!」と(笑)。どちらも考えつつ、でも自由にやることも意識しました。アドリブも「どんどんやってほしい」という現場だったのですが、竹中(直人)さんがとにかくすごくて(笑)。竹中さんのアドリブがいつ飛び出すのか、気になっちゃいました(笑)。――確かにすごかったです(笑)。面白いですよね。ほかにも濃いキャラクターがたくさん出てくるので、そこにも注目してほしいです。――演じる上で刺激にもなりそうですね。そうですね。竹中さんに負けないよう、他の方とも「がんばりましょう!」と励まし合っていました(笑)。そういう、良い意味でのライバル意識みたいなものはありましたし、その中でもとにかく自分を出してそのキャラクターを際立たせなきゃみたいな気持ちで臨んでいました。○■主要キャストの中で紅一点――シンプルなストーリーなのですが、後半にいくにつれて、役者の方々のエネルギーに引き込まれました。小松さんは過去に「役者が役者を育てる」ということもおっしゃっていましたよね(公式サイトのインタビューより)。まさにそういう現場だったのでは?今回も一人ひとりの役のプロセスは、現場で決めていく感じだったのですが、もちろん台本もあって、そこと向き合って現場に入るということはもちろんですが、それとは別にあの環境下でもあるので、野性的なエネルギーを感じながらというか。――しかも、男だらけ(笑)。そうなんですよね。すごくパワーにあふれる現場でした。私、お兄ちゃんが2人いて育ったので全然違和感がなくて、すごく楽しくて(笑)。みんなで役に対しての話もしましたし、もちろん違う話も。1カ月半ほど、ずっと山形での撮影でした。ホテルに泊まって、東京と行き来する方もいましたが、私はずっと山形にいました。●『渇き。』の本音「なぜ泣かないといけない?」――そうやって、撮影期間は現場にしっかり入り込みたいタイプですか。そうですね。地方ロケということもあって、他の仕事ができないというのもありますが、撮影がはじまったら、その作品にどっぷりと浸かりたい。しっかり入り込めるので、地方ロケは好きなんです。都内の場合は自宅に帰ってリラックスしちゃって、気持ちも変わってきちゃったりするので。だったら、地方でガッツリ、みなさんと一緒にとことん追い込んでいくのが一番好きです。――その分、終わった時の喪失感もありそうですね。めちゃくちゃ寂しいんですよ! 現場ではいろいろな出来事が巻き起こっていたので、みなさんいろいろな思いがあるはずです(笑)。全員で駆け抜けた疾走感というか、達成感をすごく感じました。――実際に走ってましたもんね(笑)。結構走りました! 最後はみんな吐きそうになって(笑)。1日1日が濃い撮影だったので、いろいろなことが心に残る作品になりました。○■最近ようやく感じる「おもしろい」――ちなみに、「演技で蓄積されているもの」と聞いて何を思い浮かべますか? 『渇き。』は長編映画デビュー作となる、「女優・小松菜奈」にとっては“はじまり”の作品です。まっさらな状態で取材をさせていただいてから、約4年半が経ちました。当時のご自身と比較して、何が蓄積されていると思いますか。「感情移入」です。もちろん、生の感情なので、ただ単に「涙を流すこと」ではなくて。実は、いつもその「感情」の部分で苦労してきたんです。昔は、泣くお芝居になると違うことを想像して泣いたりするのかなと思ってたんです。でも、それだと「感情」とは全然違うから、やっぱりいけないと思って。『渇き。』の時は、「なぜ泣かないといけないんだろう」って思うこともあったんです。自分自身は悲しくもないのに泣いたり、怒りたくもないのに怒ったり。役者さんってすごいなと思っていて。でも、役を演じている中でスッと瞬間的にその気持ちに入ることができたり、相手役の方のお芝居を見ても新鮮な気持ちになれることもあったり。自分が台本を読んでいる中では「ここは泣けない」とか、そういう感情にならないのに、その人が演じることによって、役が物語に吹き込まれていく。自分が演じる中でも、相手のお芝居を見ていく中でも、そういうことをすごく感じることがこれまで何度もありました。お芝居の仕事は、それをすごく近くで見ることができるので、「おもしろい」と思えた。お芝居をしているんですけど、周りの方のお芝居をすごく見ちゃうんですよね。役として現場にいますけど、自分としても相手の役をつい見てしまう。だからこそ、「役者は役者を育てる」と思っています。その人のセリフのおかげで、自分の役の気持ちが成立している。それってすごいことなんですが、それを「おもしろい」とも最近ようやく感じることができるようになりました。だからこそ、その役としての感情でいることができて、その役の感情が自然と溢れ出てくる。――終わりというか、明確なゴールがないからこそ、難しくも魅力的な仕事ですね。そうですね。新しい作品に出させていただくと、そこには新たな出会いが待っています。――特定の作品によって、大きく変化したということでもなさそうですね。作品を重ねるにつれて、次第に変化していったというか。いろんな現場をやっていく中で……例えばセッティング中でも感情を続けないといけない。現場ではそうやって、どうしても感情を続けられない時が必ずあります。でも、もとの感情に引き戻す、持続する集中力も試される……というか、もちろんその集中力がないといけない。それを昔はできなかったのですが、「のめり込む瞬間」を感じた時、「昔の自分と変わった」と実感しました。別の作品では、3時間待ちの時もありました。それでも役の感情は続いているから、そこに持っていかないといけない。そのためには、エネルギーというかものすごいパワーが必要で。本番でそれを出しきれなかったりすると後悔するので、休憩中も必死に高めています。■プロフィール小松菜奈1996年2月16日生まれ。東京都出身。身長168cm。2008年からモデルとして雑誌を中心に活動し、多数のCMやPVに出演。役所広司が主演を務めた映画『渇き。』で長編映画デビューを飾り、第38回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞。その後も、『近キョリ恋愛』(14)、『予告犯』(15)、『バクマン。』(15)、『黒崎くんの言いなりになんてならない』(16)、『ヒーローマニア -生活-』(16)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『溺れるナイフ』(16)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16)、『沈黙 -サイレンス-』(16)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17)、『坂道のアポロン』(18)、『恋は雨上がりのように』(18)、『来る』(18)に出演。公開待機作には『さよならくちびる』(2019年5月公開)、『閉鎖病棟(仮)』(2019年11月公開)がある。
2019年02月21日ある決定的なターニングポイントが、運命を変えるきっかけに。アイドル活動10年目での引退を決意した、でんぱ組.inc・夢眠ねむさんに引退への思いとその後の展望を聞きました!秋葉原にあるライブ&バーの店「ディアステージ」から始まったアイドルグループ、でんぱ組.incの一員として活躍してきた夢眠ねむさん。先日、2019年1月でグループを卒業し、3月には芸能界を引退することを発表した夢眠さんに、今の心境とこれからのことを聞きました。――引退を決めてメンバーに伝えたのは2017年5月だったんですね。皆さんの反応はどんな感じでしたか?改まって「話があります!」って言ったら、最初はみんな「えー!」「やだやだ、こわいー!」とか言ってたんですけど。私がちゃんと話したら、みんな「そうだよね…」って納得してくれました。――でも、特に未鈴さん(古川未鈴)や梨紗さん(相沢梨紗)など初期メンバーにとっては衝撃的だったんじゃないですか。さみしい、って言ってくれたんですけど、結局「ねむの人生だから」って応援してくれるのがありがたくて。日本人の気質かもしれないですけど、迷惑をかけるかもしれないから好きなことができない、っていう人もいっぱいいる中、私はすごく仲間に恵まれたな、と思ってます。――ねむさんがでんぱ組.incに加入して、来年でちょうど10年なんですね。はい。メンバーの中では、「うちら、結構長く頑張ったよね」っていうのが共通認識としてあるんです。でんぱ組.incって、最初はPCゲームの主題歌を歌うために結成されたグループで、もしかしたらその1曲で終わっていてもおかしくなかった。最初に「一生続けられるように頑張ろう!」って全員で肩を組んで始めていたなら違うと思うんですけど。そこからメンバー変動とかも結構経て、自分たちだけでというよりは、いろいろな人のおかげでここまできたというのがすごくあるんです。最初のきっかけがそんな感じだったにしては、すごく愛されて、いいグループになって良かった、と思ってます。――2017年12月には2人の新メンバーも加わりましたね。それがとっても心強くて。普通の会社だったら、後を任せられる人が入ってくれた、みたいな感じ。引退を決めてから1年ちょっと経った今、結構状況が変わって、より安心してハッピーに引退できるな、と思っています。今は本当にメンバーみんなが涙ぐみながらも「心配しないで大丈夫だよ!」って言ってくれる状況になったので、それはすごくありがたいです。――メンバーさん、みんなすごくやさしいですよね。やさしい。メンバーとは今まで、友だちとか家族ともまた違って、「仲間」っていう感じでやってきたので。何か困ってたら助けたいし、私も元でんぱ組.incとして恥ずかしくない活動をしなきゃいけないな、と思います。――2019年3月に引退した後は本屋さんになるんですね。はい。ちっちゃい頃から本だったら買ってもらえる家で、本を読むのが大好きだったんです。高校生の頃は本屋さんでアルバイトもしていました。2015年からは、日販さんのWEBで、私が書店を開店するために本屋さんや出版社さん、作家さんなどにお話を伺うという連載「夢眠書店開店日記」をさせていただいたりもして。ポップアップショップみたいのを何回かやったりもしたんです。――それでは満足いかなかった?本当の本屋さんじゃないから、これじゃない、みたいのはちょっとあって。私、なんでもやるんだったら本腰入れてやりたい、というところがあるので、引退したら本屋さんをやろう、というのはずっと思っていたんです。――どんな本屋さんにするか、もう決まっているんですか?今、着々と準備しています。新刊もですけど、古本も置きたくて。「こういう店にしたい」というよりは、本が普通に生活の中にあるように、戻したいんです。私、デジタル否定派ではないんですけど、やっぱり手元にあっていいもの、っていうのがもちろんあると思うし。「行ったら何か出合える」みたいな店にしたくて。もちろん、音楽もやってきたから、インストアイベントができたり、カフェがたまにあったりとか、仲間同士のサロンっぽくなるのもいいな、と思ってます。――盛りだくさん!今までやりたかったことを、とりあえず全部やってみたい、というのはあります。場所としておもしろくなるといいな。「発信するおもしろい人」の溜まり場になるといいな、っていうのもなんとなく考えていて。自分がアイドルになったときも思ったんですけど、周りのオタクがおもしろければ、そのアイドルは売れると思うんです。同じように、仲のいい編集者さんの話を聞いていても、編集者さんがおもしろかったら本は流行ると思う。そういう自分の好きな人たちで、ワーワー新しいことやりたいなー、みたいな。手間がかかっているものがいいな、と改めて思うので、人間の熱がある場所がつくれたらいいですね。――今までにない場所になりますね。そういう場所を自分の力でつくってみたいんです。あと、自分のファンの方たちが今出産ラッシュで、周りにおちびがいっぱいいるんですね。お母さん方を見てると、気軽に遊びにいけていないので、子どもが泣いていてもいい場所、お母さんが自分の時間を作れる場所など、リアルな環境に足りていない遊び場が作れるといいなとも思います。――喜ぶお母さんがたくさんいそう。ねむさんも今後、ママ友仲間に入るかもしれないですしね。すごく変な話なんですけど、今はもうちょっと老けたい。普通に生きてて若くいるのはいいんですけど、「若っぽくする」のは嫌だな、というのがあって。今は自分のモードでちゃんと年を取りたい。老後に向けて楽しく生きた方がいいな、って思ってます。夢眠ねむさんの運命が動いた瞬間年表受験生時代:秋葉原のメイド喫茶でアイドルライブを観る。勉強の息抜きにアイドルユニット「完全メイド宣言」のライブに行き、衝撃を受ける。大学生時代:秋葉原ディアステージのバイト時代、オーディションを受けてでんぱ組.incに入る。PCゲームの主題歌を歌うアイドルオーディションに受かってでんぱ組.incメンバーに。2010年:髪を切り、自分の好きな音楽や漫画の趣味を人前で話すようになる。ロングだった髪を現在のボブに。自分の趣味を話すようになったらファンが増え始める。2011年:ヒャダイン氏が編曲した『Future Diver』をリリース。ヒャダインさん編曲を喜ぶ一方、自分たちの価値が釣り合わないことに焦る。2012年:小沢健二氏の『強い気持ち・強い愛』をカバーする。ずっと大好きだった曲をカバー。自分が活躍すれば、好きな人と関われると実感。2014年:グループの夢だった武道館公演が実現。←ターニングポイント武道館で約1万人を動員。自分たちの活動について聞かれた時、説明がしやすくなる。2015年:『ミュージックステーション』に初出演。すごい出演者と並び、こんなところまでやってこられたんだということに誇りを感じる。2019年:でんぱ組.incを卒業。芸能界を引退。今後はキャラクタープロデュースをしたり、ずっとやりたかった書店を開く予定。ゆめみ・ねむ1stソロアルバム『夢眠時代』が好評発売中。12/20には著作第2弾、『まろやかな狂気2 夢眠ねむ遺言集』(マーキー・インコーポレイティド)が発売に。スウェット¥29,000(ミドラ/アルディム TEL:03・6447・0193)※『anan』2018年12月12日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・シェイク☆村瀬ヘア&メイク・小板橋沙紀インタビュー、文・古屋美枝(by anan編集部)
2018年12月10日今年、直木賞受賞作『ファーストラヴ』が話題となった作家・島本理生さんに、運命が動いた瞬間、自身のターニングポイントについてお聞きしました。17歳で作家デビュー、若い女性を中心に幅広い支持を得、今年は『ファーストラヴ』で見事直木賞を受賞した島本理生さん。――人生の分岐点で、自分で選択をしてきた、という自覚はありますか?はい。子どもの頃から集団行動が苦手で、小説を書く時間だけが楽しくて。作家になると決めてから、そのための努力は常に必死でやってきたと思います。――作家になりたいと思ったのはいつ?小学校高学年の文集には将来の夢に「作家」と書いていました。中学生で投稿を始めて、15歳の時に短編の賞をもらい、「書く力があるかもしれない」と思えました。今思えば、それが一つ目の転機でした。――目標は立てるタイプ?その都度、先のことを考えますね。たとえば20歳で野間文芸新人賞を受賞した『リトル・バイ・リトル』は「もっと広く読まれる」ことを目標に、意図的に幅広い年齢層の人物が登場する家族の話にしました。『アンダスタンド・メイビー』を発表した時は、もう自分一人の人生で書けるものは全部書き終えたと感じたので、「次は子どもだ!」と(笑)。そして育児休暇後に、「次は大人の女性に読んでもらえるものを書こう」と決めて書いたのが『Red』でした。これで島清恋愛文学賞を受賞した時は本当に嬉しかったですね。――でも、そこで満足はしなかった、と。前は賞をもらうとそこで一旦安心してしまっていたので、新たに目標を持たないと駄目だ、と思って。変わらないといけないと思うことを手帳に何十項目も書き出して、実行したんです。たとえば「人前でうまく喋れるようになろう」と話し方教室や表情教室に通ったり、「外見も作風に近づけよう」とヘアメイクを習ったり。他ジャンルの人とも積極的な交流を心がけました。映像化も目標のひとつでした。『ナラタージュ』の映像化が決まった時は「ここから波に乗るぞ!」と思って。20代の頃、自分の経験値が足りなくて波をつかみきれなかった。それで、次こそは、と取材や直しを何度も重ねて仕上げたのが、直木賞を受賞した『ファーストラヴ』でした。――現在、目標としていることは?これまでは気後れして海外の仕事を断っていましたが、今年から受けよう、と英会話教室に通い、初めて韓国のシンポジウムに参加しました。叶わないこともあるけれど、願うことで始まることもたくさんある。そう思って先を考えています。島本理生さんの運命が動いた瞬間年表15歳:「ヨル」が『鳩よ!』掌編小説コンクールで受賞。プロの編集者に認められ、作家になろうという夢は単なる思い込みでないと実感できた。17歳:「シルエット」が第44回群像新人文学賞の優秀作に選ばれる。本を刊行するもあまり話題にならなかったため、「売れるものを書こう」と決意。21歳:短期間で一気に書き上げた『生まれる森』が第130回芥川龍之介賞候補になる。結果は選外で、「もっと大きな話を書かなくては」と思い『ナラタージュ』に着手。22歳:『ナラタージュ』が発売後すぐに重版する大ヒットとなる。一気に忙しくなったがそれに自分が追いつけず、ここから苦しい時期が続くことに。27歳:『アンダスタンド・メイビー』で第145回直木三十五賞候補に。力を入れた作品だったが選外で、落胆。ただ、今の自分が書けることは書き切ったと感じた。27歳~28歳:産休を取り、一時世間から離れる。次第に「子どもも産んだし、大人の女性に読んでもらえるものを書こう」と思うように。31歳:『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。←ターニングポイント「若手作家」を卒業し、新たな代表作を出すつもりで書いたので、受賞は嬉しかった!32歳:『夏の裁断』が第153回芥川龍之介賞候補に。結果は選外。だがこれで、純文学は卒業し、エンタメ小説を書いていこうと決心がついた。35歳:『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞受賞。波に乗っかる気持ちで、照準を合わせて書いた作品だったので、受賞にほっと一安心。しまもと・りお1983年生まれ、東京都出身。作家。’01年「シルエット」でデビュー。’17年『ナラタージュ』が映像化。今年、『ファーストラヴ』で初の直木賞受賞。※『anan』2018年12月12日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・イワタユイナインタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2018年12月08日発育の遅れを指摘されてから、どうしても気になる他の子の様子娘に発育の遅れがあると指摘されたのは、2歳5か月の頃。初めて「この子は発育が遅れている」と言われた時、本当にショックでした。まさか自分の子が?なんで?と暗い気持ちになったのです。当時の私は、よく娘のことで落ち込むことがありました。私の場合、それは、娘と他の子を比べてしまう時でした。Upload By SAKURAUpload By SAKURA「あの子はできるのに、なんでうちの子はできないんだ」私の中に、他の子と同じようにできてほしい、恥ずかしいという思いが無意識に出てくるのです。落ち込む日々の中で気づいたことしかし、何度か同じことで落ち込むなかで、だんだんと私の考え方は変わってきました。Upload By SAKURA私がそう思っても、娘のプラスになることは一つもない…と気がついたのです。今、私が他の子と娘を比べることは、娘にとっても私にとっても負担にしかなりません。大事なのは、今…ではなく、これから先のこと。これから先のために、今できることは療育私と主人の目標は、「娘が大人になって社会へ出た時、自分でお金を稼ぎ、自分で生活できるようになること」でした。私たちは、ずっとそばにいて助けてあげることはできません。いつかは一人で考え、一人で行動しなければならない時が娘にもやってきます。その時が来るまで…その時が来ても娘が困らないために、私たちが娘にしてあげられることが、療育なのです。今はまだ、その過程でしかない、そう考えていたからです。Upload By SAKURA過程の段階で、他の子と比べたり、競ったりしても仕方ないとわかりました。それを自分の中で完全に消化できた時、私は娘の発育状態のことで、落ち込むことが少なくなりました。考え方を変えたら見えてきた「できること」それから不思議と、娘ができないことよりも、できることが、私の目に留まるようになりました。あぁ…こんなことができるんだ!すごいな~!と思いながら、私は、心から娘の個性を認めることができるようになったと感じました。Upload By SAKURAみんな得意があって苦手がある。娘の得意なことは伸ばしてあげればいいし、苦手なことはサポートしていけばいいのです。そう考えながら接することで、私は今、前を向いていられるのかもしれません。
2018年11月28日8日は、ラッキースター木星が一年ぶりに星座を変えて射手座に入る日。それだけでなく、蠍座で新月が起こります。これからの中長期的な運気と短期的な運気が、どちらも8日に切り替わることになるんです。自分を取り巻く空気が変わると感じる人もいるかもしれません。「特に何もないけど……」という人もいるでしょうが、幸運の恩恵はすべての人に与えられるわけではないんです。取りこぼしのないように、直感を研ぎ澄ましていきましょう!そんな11/5~11/11の一週間の運勢を詳しく見ていきます。■ 牡羊座(3月21日~4月19日生まれ)新しい流れを受け入れる今週、恋は新しい展開を迎える予感。それは一見すると、すれ違いや衝突に感じるかもしれません。でも、好きな人の本性を知るきっかけになったり、新たな出会いにつながったりするので、あまり心配しなくても大丈夫。交際中の人は、恋人とのケンカに注意。険悪ムードになったら共通の友人を交えて、二人きりにならないように。■ 牡牛座(4月20日~5月20日生まれ)8日以降にいったん立ち止まって8日以降に、『仕切り直し』をすることになりそう。好きな人とどんな関係を築きたいのか、自分にとって理想の恋人関係とはどういうものかを考えると、アプローチの方針や出会いの探し方は変わるはず。場合によっては、今まで求めていた恋のカタチに魅力を感じなくなる可能性も。「恋愛と仕事、どっちが大事?」という優先順位が入れ替わるかもしれません。■ 双子座(5月21日~6月21日生まれ)誰とどう関わるのかを再確認これから2カ月ほどは、好きな人とのパートナーシップが大切な課題となりそう。とにかく恋がしたい! 楽しくなりたい! ではなく、「誰とどういう関係性を築くのか?」を真剣に考える場面があるのかも。運命的な出会いがあったり、「この人はやっぱり大切だった」と再認識できる人と再会したりする可能性も。今月の下旬にはいろいろと停滞する部分が出てくるはずなので、決断や方向転換は早めにしておくと後悔がないでしょう。■ 蟹座(6月22日~7月22日生まれ)ターニングポイントは8日8日をすぎると、新しい決意を固めることになるかも。逆転、大きく進展を望むなら、アプローチの仕方を根本的に変えてみては? あるいは、どうにも関係が進まない恋は諦めて、別の人に目を向けるというのもアリ。また、自分だけが我慢しなければならない不倫やセフレの関係は、そろそろ卒業したほうが良さそうです。明るい未来が思い浮かぶ恋こそ、成就の可能性が高まるでしょう。■ 獅子座(7月23日~8月22日生まれ)好調期がスタート!今週、明るい見通しが立つようになって、自分のスタンスを見直すことになりそう。それによって好きな人と噛み合わなくなっても、「いま必要な摩擦」だと思って。良い意味での相手の本音が見えてくるはず。8日以降は、恋愛運がグッと底上げされます。しばらくくすぶっていた感があったなら、自分の魅力をようやく発揮できる時期が来たと感じるはず。遠慮しないで、思いっきりいきましょう!■ 乙女座(8月23日~9月22日生まれ)積極的に言葉を交わす言葉を交わすことで恋が進展する予感。受け身になると、何もなく一週間がすぎてしまうはず。自分からLINEするとか、声をかけるといったアクションが大事。特に8日以降は、話した分だけ片思いの相手や、新しく知り合った男性と親密になれそうです。聞き役になるよりは、話し手になってどんどんアピールしていきましょう!■ 天秤座(9月23日~10月23日生まれ)ちょっとした言葉が恋を進展させる7日と8日は、本気で恋に向かうターニングポイント。好きな人の特別な存在になったり、復縁を望む人は愛の復活がかなったりするかもしれません。8日以降は特に、愛情表現にバリエーションが出て、男性の気を引きやすくなるはず。ちょっとした一言が相手の心を揺さぶり、関係が一気に進展する……という可能性もありそう。■ 蠍座(10月24日~11月21日生まれ)7日「新しい自分」が生まれる7日をすぎると、「新しい自分」を見つけられそうです。それは、去年末からの一年間で魅力的に成長した自分。新しく出会う男性の中には、彼女候補として見初めてくれる人もいるはずです。また、コミュニケーションの取り方を工夫すると、恋がスムーズに進展するでしょう。今まで自分がしてこなかった声のかけ方、話し方を試してみては?■ 射手座(11月22日~12月21日生まれ)12年に一度の飛躍期!8日から、新しい運気の波がやってきます。ずっと停滞気味だった片思いや、出会いに恵まれなかった婚活などに、動きが出てきそう。来月はクリスマスがあるので焦るかもしれませんが、新しい運気の恩恵は今後約一年続きます。片思いを成就させるにしても、新しい出会いを求めるにしても、はたまた結婚を決めるにしても、「早く」より「着実」を求めましょう!■ 山羊座(12月22日~1月19日生まれ)変化に乏しい一週間7日以降、良くも悪くも運気は穏やかになっていくはず。うれしくないバタバタが続いていたなら、ホッと一息つけますが、好きな人ができて良い関係が築けているなら、停滞してしまうかも。交際中の人はマンネリに注意。一緒にいても彼氏が退屈そうにする場合、サプライズを仕込んだり、初デートのコースをもう一度めぐったりしてみて。新鮮な恋心を取り戻しましょう。■ 水瓶座(1月20日~2月18日生まれ)出会い運がアップ8日をすぎると、人間関係が少しずつ広がりを見せるはず。仕事での人脈が拡大する可能性もありますが、恋愛につながりそうな出会いもあるでしょう。彼氏候補を見つけたいなら、飲み会や人が集まるイベントには積極的に足を運んで。片思いをしている人は、一対一を狙うだけでなく、共通の友人も交えたごはん会を提案してみては? 人数が多い方が、好きな人と打ち解けられそうです。■ 魚座(2月19日~3月20日生まれ)恋よりも仕事・お金が気になる今週は、恋よりも気になることが出てきそう。お金に対する貪欲さや、仕事をする上でのポジションアップに興味が湧いて、恋愛は後回しになるかも。運気的にも、自分が動かない限りは目立った進展がない感じ。急ぐ理由がないなら、今週は恋をお休みしても良いかもしれません。ムリしないように。(沙木貴咲/占い師)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年11月05日7月13~29日(17・24日は休演)に東京・よみうり大手町ホールで上演される舞台『アンナ・クリスティ』の公開稽古が12日、同所で行われ、主演の篠原涼子、佐藤隆太が登場した。アメリカ近代演劇を築いた作家ユージン・オニールが1921年に発表した傑作戯曲を、日本を代表する演出家の栗山民也の演出により日本で初めて上演される同舞台。映画版でハリウッドの名女優グレタ・ガルボが演じた主役アンナ・クリスティを、13年振りの舞台に挑戦する篠原涼子が、ロンドン公演でジュード・ロウが演じたアンナの恋人マット・バーク役を佐藤隆太が務め、たかお鷹をはじめとする実力派のキャストたちが繰り広げる濃密な人間ドラマを舞台上で繰り広げる。主人公となるアンナ・クリスティ役の篠原は「アンナとマッチョ、クリスという家族と恋人との絆を深めるお話となっています。恋愛ドラマであり、家族と親子の絆をどう深めていくのかということをテーマにし、いろんなことが起きます」と内容を紹介。舞台は13年ぶりの出演で、初めての主演となる篠原だが、出演に至る経緯を「栗山さんや制作会社さんからお話をいただき、是非やりたいと思いました。舞台は元々憧れがあって勉強になると思ったし、挑戦したいなと思っていて。自分にとってターニングポイントになると思ってお受けしました」と説明し、同舞台では20代のアンナ・クリスティを演じるが「最初は無理やり若そうにやりましたが、栗山さんの演出プランがそうでもなく、『アンナは苦労した女性だから、若さに惑わされなくていいよ』と言われて安心しました。20代だけど20代ではない感じでやってこうという感じでやっています」とキャラクターとの年齢差は意に介していないようだった。また、座長として篠原は「私は初主演でこんなんでいいのかな? と毎日考えさせられていますが、佐藤さんはじめ皆さんが支えてくれますので、すごく助かっていますね。心強い気持ちで感謝しています」と隣にいた佐藤や共演者に感謝しきり。そんな篠原について佐藤は「大先輩でもありますので涼子さんの相手役が自分に務まるのかなと思いましたが、非常に柔らかい先輩です。お芝居の面でもそれ以外でも僕に限らず演者がやりやすいようにしてくださる座長さんですね」と称賛し、「一緒に初日をドキドキしながら迎えられたらうれしいです」と初日公演が待ちきれない様子だった。
2018年07月13日「ネプチューン」がMCを務め、今年人生が変わった芸能人のターニングポイントなった言葉や発言の真相をとことん掘り下げる「ザ・発言Xあの言葉で人生が劇的に動いた!!」が、注目の俳優・森崎ウィンらが出演して6月20日(水)今夜オンエアされる。「ネプチューン」と日本テレビアナウンサー・桝太一が進行する本番組。多数のゲストを迎えるなかでも特に注目は先日公開された映画『レディ・プレイヤー1』でメインキャストに抜擢され、一躍ワールドワイドな俳優となった森崎さん。ミャンマー出身、音楽ユニット「PrizmaX」では作曲も手がけるなど音楽的な才能を開花させると同時に、俳優としても活動をはじめ2010年公開の『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』や『天国からのエール』をはじめ、2014年公開の『シェリー』では映画初主演。『レディ・プレイヤー1』の出演に当たっては、2015年から1年に及ぶオーディションが行われたといい、日本でのビデオ審査やLAでのスピルバーグ監督自らによる審査の末、見事ダイトウ役に抜擢。撮影を通して監督からは「日本で1番」と絶賛を受けたという。森崎さんが生まれ育ったミャンマーから日本にやってきたのは10歳の時。これまで誰にも言えなかった日本での苦悩や葛藤と、10年間の俳優生活を経てつかみとったアメリカンドリーム。そのなかで森崎さんの人生を劇的に変えた「発言X」とは!?さらに番組では先月下旬、故郷ミャンマーに凱旋帰国した森崎さんに独占密着。森崎さんを10歳まで手塩にかけて育てた80歳の祖母と再会。祖母が明かす新事実に大号泣する森崎さん。その理由とは!?今回は森崎さんのほか風間俊介、佐藤仁美、滝沢カレン、ヒロミ、丸山桂里奈らがゲスト出演する。「ザ・発言Xあの言葉で人生が劇的に動いた!!」は6月20日(水)21:00~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2018年06月20日私が香りにこだわる理由香りはさまざまな効果をもたらします。特に、天然の成分が放つパワーには目を見張るモノがあります。質のいい香りを上手に取り入れること、その重要性をあらためて感じ、私のモノづくりのターニングポイントともなった「日本最古のハーブ園」との出会いをご紹介します。化粧品の香りにも役割がある私は、最初のオリジナル化粧品ブランド「穂 mi.no.ri.」(みのり)を開発するにあたり、香りの専門家として、肌の健康にも香りが絶対に役に立つはずという漠然とした思いを持っていました。自分を含め、現代女性の肌荒れは肌環境によるだけではなく、ストレスの影響や、それによるホルモンバランスの乱れが大きな原因となっています。癒しやリフレッシュのためにアロマテラピーやハーブを活用している方も多いのでは?毎日のスキンケアに質のいい香りを取り入れることができたら、忙しい日々をサポートする化粧品を作れるのではないか?と思ったのです。2年前の秋、そんな思いで国産素材を探し求めていたときに訪れた日本最古のハーブ園で、運命の出会いがありました。頑固なモノづくり精神に支えられた国産の香り鹿児島県は薩摩半島、その最南端にある指宿市。温泉好きには有名な場所です。薩摩富士と呼ばれる美しい開聞山のふもとに、70年以上の歴史を持つ日本最古のハーブ園「開聞山麓香料園」があります。園内の蒸留工場に、戦前から使用されているという蒸留釜が並ぶ姿は圧巻です。そこで採れた精油……レモングラス、ローズマリー……その香りは市販のものとはまったく異なり、複雑で、立体感があり質の高いエネルギーを感じる素晴らしいものでした。この土地で大事に育てられたエネルギーあふれる植物の恵みを、自分が開発するスキンケア商品に配合し、絶対にお客様に届けようと心に決めた訪問でした。芳樟との出会いこのハーブ園の目玉である芳樟(ホウショウ)。クスノキの仲間で、葉から精油が取れます。その精油には、高い鎮静効果を持つ成分「リナロール」が、ラベンダーの倍以上含まれていました!この芳樟に含まれるリナロールは、非常に上質なもので、フランスに輸出されていた時代もあったそうです。すべて手作業~芳樟の収穫・蒸留を体験芳樟の枝から若い枝と葉っぱだけを手摘みで集めていきます。質の高いリナロールを抽出するための大変な作業ですが、葉を手摘みしているときから、優しい香りに癒されるのを感じました。約500kgもの芳樟の葉を釜の中に男性3人がかりで詰めていきます。このときの詰め方が良い精油を採る鍵であり、企業秘密だそうです。蒸留が始まり、しばらくすると白いスチームがうわーっと釜から出てきます。その瞬間から芳樟の香りが一気に工場内に広がります。この香りを文章では伝えられないのが本当に本当にもどかしい。水蒸気とともに出てくる最初の香りはとてもフレッシュで、からだの中から綺麗になるような清々しいものでした。一通りの作業が終わると蒸留で出た水は廃棄しますが、捨てる前に作業場でその水を使った足湯を楽しませていただきました。芳樟の豊かな香りに包まれ、微量に残っているオイルでサラサラの肌になって一連の作業を終えました。東京でのハードワークに、少し疲れた顔をして現地入りした私も、葉を手摘みするところから、蒸留、足湯と芳樟の香りとパワーをたっぷり浴びて、すっかり元気な顔で写真に写っています。生き生きとした力強いエネルギーにあふれた素晴らしい場所です。芳樟オイルを使った美容クリームを作るこの日500kgの葉を蒸留し、採れるオイルはたったの3Lほど!この希少で大切に生産された芳樟オイルを、穂 mi.no.ri.のプレミアムクリームに配合しました。クリームの香りは、つけた瞬間ふわっとやさしく広がり、思わず深呼吸したくなる香りに仕上がりました。それでいて、すーっと上品に消えていく……さすが品質を誇る国産香料です。エネルギーに溢れ、歴史ある場所やモノが日本各地にはたくさんあります。身をもって体験し、感動したそのパワーを、「穂 mi.no.ri.」(みのり)の化粧品ブランドを通して、お客様の美容と健康のためにお届けしていきます。
2018年06月07日俳優の山崎賢人(23)が7月12日スタートのフジテレビ系ドラマ「グッド・ドクター」で主演を務めると、一部スポーツ紙で報じられた。 同ドラマは、韓国で13年に放送された同名ドラマが原作。山崎が演じるのは「自閉症スペクトラム障害」を抱え、特定分野で優れた能力を発揮する「サヴァン症候群」の主人公。偏見や困難を乗り越え、小児外科医として成長する姿を描く。 山崎にとって同局系ドラマに主演するのは初めて。さらに医師役も初めてとなる。 「放送される木曜午後10時枠は吉岡秀隆さん主演の『Dr.コトー診療所』、坂口憲二さん主演の『医龍-Team Medical Dragon-』が放送された時間帯。いずれも高視聴率でシリーズ化されただけに、山崎さんには関係者から多大なる期待が寄せられています」(フジテレビ関係者) 山崎といえばこれまで高校生役を演じた映画「orange」(15年)、「四月は君の嘘」(16年)、「一週間フレンズ。」(17年)が立て続けにヒット。制服姿がすっかり板についていた。しかし昨年ヒットしたドラマ「陸王」、今年の主演ドラマ「トドメの接吻」では完全に“脱制服”路線を歩んでいる。 「公開を控えた映画『羊と鋼の森』ではピアノの調律師役を演じています。同作と『グッド・ドクター』の役が当たれば、幅広い役柄を演じられる俳優として大きくステップアップできそうです。今年はターニングポイントといえるでしょう」(芸能記者)
2018年05月28日