ヴァレンティノ(Valentino)は、ダグラス・クープランドと手を携え、彼の作品から引用された示唆に富むメッセージをあしらったスウェットシャツとTシャツのカプセルコレクションを制作しました。商品は、9月9日よりオンライン限定で発売を開始しました。ダグラス・クープランドはカナダ出身の作家であり、ビジュアルアーティストです。1991年に出版された彼の処女作『ジェネレーションX -加速された文化のための物語たち(原題:Generation X: Tales for an Accelerated Culture)』は国際的なベストセラーとなりました。以来、彼は14冊の小説、短編3冊、ノンフィクション8冊を出版した他、舞台や映画、ギャラリーのための作品を手掛けています。2014年、クープランドの、大規模なものとしては初となる単独アートエキシビションがバンクーバー美術館を皮切りに、世界各地の美術館を巡回しました。2021年10月には『Binge』が刊行されました。今年、メゾンとクープランドは、ヴァレンティノの2022-23年秋冬コレクション ‘ピンクPP’ のショーのためにブックレット『Pink PP Seen by Douglas Coupland』を、また国際的に有名な作家たちとコラボレーションしたテキストオンリーの広告キャンペーンの第2章、‘ヴァレンティノ ザ ナラティブ II‘ を制作しました。最新のクープランドとのコラボレーションによるカプセルコレクションでは、トーンオントーンのプリントが施されたコットンスウェットフーディーとTシャツが、ピンクPPカラーとブラックの2色で登場します。それぞれのウエアには、4つの異なるメッセージがあしらわれています。ウエアにプリントされたメッセージ:「WE ALL HAVE SECRET MESSAGES HIDDEN WITHIN US - 僕らはみんな、自分のなかに秘めたメッセージがある」「MY BRAIN FEELS LIKE FRIDGE MAGNET POETRY - 僕の脳は冷蔵庫のマグネットに書かれた詩のよう」「I MISS MY PRE-INTERNET BRAIN - インターネット以前の自分の脳が懐かしい」「BEAUTY HAS KIND OF BECOME AN ACT OF REBELLION - 美はある種の反逆行為になっている」再びメゾン ヴァレンティノは文学界との絆を強め、サイン、コード、アイデンティティとしての ‘ピンクPP’ コレクションを称えます。’ピンクPP’ はパワフルで二つとない、魅力あふれるファッションのステートメントです。VALENTINO.COM特設ページ
2022年09月13日生まれ育ったドイツ作品の翻訳劇を中心に目覚ましく活躍する演出家・小山ゆうなと、演劇界を代表する スターの一人、浦井健治の初顔合わせにより、社会主義体制が永遠に続くかに見えた時代の若者と愛情 の物語を、三部構成で上演することが決定した。本作は、映画「Time Stands Still」(1981年、ハンガリー、ペーテル・ゴタール監督)や、映画「A Time to Love and a Time to Die」(1958年、エリッヒ・マリア・レマルク原作、ダグラス・サーク監督)などからインスピ レーションを受け、ドイツの作家フリッツ・カーターが綴った三部構成の戯曲。東ドイツで生まれ、東ベ ルリンで育った彼は成人後、西ドイツに移住。ベルリンの壁崩壊後、再びベルリンに戻り、創作活動を行う。ベルリンの壁崩壊前の社会主義体制下で青春期を過ごした作家自身の経験を活かし、社会主義国家 の息苦しい日常や反体制運動、西ドイツへの逃亡などを背景に、ときにコミカルに、ときにシリアスに、またときにメランコリックに、普遍的な人間の感情を描いたのが『愛するとき 死するとき』だ。翻訳・演出を手掛けるのはドイツで生まれ育ち、劇団NLTの演出部を経て、現代劇、リーディング、ミュー ジカルと幅広く活躍する小山ゆうな。世田谷パブリックシアター主催公演では『チック』『イザ ぼくの運命の ひと』に続く三作目の演出作品となる。『チック』での複数の演劇賞受賞を機に、様々なジャンルの演出 経験を積み上げた小山にとって、本公演は凱旋公演とも言える。出演者には、ミュージカル、ストレートプレイ、映像作品と他分野で安定した演技力を披露する浦井健治が決定。世田谷パブリックシアター主催公演では、シェイクスピア作『トロイラスとクレシダ』で戦いに翻弄さ れ変わっていくトロイラスを、イプセン作『ペール・ギュント』で幸せを追い求め彷徨うペールを、繊細な演技で体現した。シアタートラムには本公演が初出演となる。『愛するとき 死するとき』は2021年11月~12月にシアタートラムで上演予定。
2021年03月01日テレビ東京で放送されている平日午後の映画番組「午後のロードショー」。本日6月15日(月)は、マイケル・ダグラス、キム・ベイシンガー、キーファー・サザーランドら豪華スターが共演する『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』を放送する。大統領の護衛を務めるシークレット・サービスの有能なエージェントでありながら、大統領夫人サラ(キム・ベイシンガー)と関係を重ねていたピート・ギャリソン(マイケル・ダグラス)。ある日同僚のチャーリーが自宅で殺され、現場にかけつけると、かつての親友であり同僚のデイビッド(キーファー・サザーランド)と顔を合わせるが、ピートと彼の妻が不倫をしていた過去もあり、デイビッドは彼に辛らつな態度をとる。その後ピートは大統領暗殺計画の情報を入手する。どうやらチャーリーもそれに気づいて殺されたようで、シークレット・サービスの中に内通者がいるという。ピートはこの情報を長官に報告、捜索チームの情報管理者には上官からの信望の厚いビル、総指揮者にはピートが指名される。そんな中、ピートの元へ大統領夫人サラとの情事を写した写真が送りつけられる。動揺しながらも呼び出しの場所で相手を待っていたピートだったが、その場所はFBIが張っていた店だったため、事件への関与を疑われ、嘘発見器でもピートが疑わしいという結果が出る。このことを知ったデイビッドはピートに疑いの目を向け、ピートは反逆罪で取り調べを受けることになってしまう…。『ウォール街』でアカデミー主演男優賞を受賞、『氷の微笑』や最近では『アントマン』のハンク・ピムなどで知られるマイケル・ダグラスが主演だけでなく製作も兼ねた本作。共演には『L.A.コンフィデンシャル』でアカデミー、ゴールデングローブの助演女優賞をW受賞したキム・ベイシンガー。「24 -TWENTY FOUR-」シリーズで世界を席捲したキーファー・サザーランドといった面々。監督は『S.W.A.T.』のクラーク・ジョンソン。シークレット・サービスのエージェントたちが繰り広げるサスペンス・アクション『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』は6月15日(月)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年06月15日テレビ東京「午後のロードショー」では、5月13日(水)にマイケル・ダグラス、キャスリーン・ターナーの共演でおくる冒険アドベンチャー『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』を放送する。『ウォール街』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞と2つの主演男優賞を受賞。その後も高倉健、松田優作らと共演した『ブラック・レイン』や『氷の微笑』などが世界的ヒット。近年では『恋するリベラーチェ』でゴールデングローブ賞はじめ数々の賞を受賞したほか、『アントマン』シリーズから『アベンジャーズ/エンドゲーム』とMCU作品にも出演するマイケル・ダグラス。プロデューサーとしても『カッコーの巣の上で』でアカデミー賞作品賞を受賞したほか本作でも製作を兼ね、『フェイス/オフ』や『フラットライナーズ』なども世に送り出し、常にハリウッドの第一線に立ち続けている。本作と『女と男の名誉』で2年連続のゴールデングローブ賞主演女優賞に輝き、『ローズ家の戦争』『私がウォシャウスキー』『シリアル・ママ』などに出演したキャスリーン・ターナー。2人の共演で大ヒットしたのが本作となる。ジョーン・ワイルダー(キャスリーン・ターナー)は売れっ子ロマンス小説家。ある日義兄からの荷物を開けてみると、中には奇妙な地図が。さらに部屋が荒らされ、姉のエレーヌから電話が…。彼女は夫が何者かに殺害され、現地であるコロンビアへ行くも、地図を手に入れようと企む一味に誘拐されていたのだ。ジョーンはエレーヌを救うため単身コロンビアへと向かうのだが、コロンビアでは英語が通じない…エレーヌは騙され目的地のカルタヘナとは違う方向に向かうバスに乗ってしまう。そのバスが衝突事故を起こし、エレーヌは襲われ地図を奪われそうになるが、そこにジャック(マイケル・ダグラス)が現れエレーヌを救う。ジャックは金でカルタヘナへの案内を引き受けるのだが…という物語。続編『ナイルの宝石』も製作されるなど大ヒットした本作。いまやハリウッドを代表する名優となったマイケル・ダグラスの若き日の姿を楽しんで。午後のロードショー『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』は5月13日(水)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年05月13日名優カーク・ダグラスが死去した。享年103。息子のマイケル・ダグラスが、SNSに「今日カーク・ダグラスが他界したことをお知らせするのは、弟たちと私にとって非常に悲しいことです」とつづった。これまでの名優カークの功績を称え、自分や兄弟にとっては普通に父であり、マイケルの妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズにとっては素晴らしい義理の父であったとふり返った。カークの最後の誕生日となった昨年12月9日には、「父さん、大好きだよ。父さんの息子であることを本当に誇りに思うよ」と伝えたという。『チャンピオン』、『悪人と美女』、『炎の人』の3作品でアカデミー主演男優賞にノミネートされた経験を持ち、1996年のアカデミー賞では名誉賞を受賞したカーク。この名誉賞を受賞する前に、深刻な脳梗塞を患い言語障害が残ったが、その後も『グロムバーグ家の人々』などに出演。2011年のアカデミー賞ではプレゼンターを務めるなど、元気な姿を見せていた。カークには、俳優のみならず、「最高年齢のセレブリティ・ブロガー」、「作家」、「慈善家」、「プロデューサー」など多くの顔があった。私生活では1943年に女優のダイアナ・ディルと結婚し、マイケル&ジョエルの2人の子どもをもうけたが1951年に離婚。1954年に慈善家のアン・バイデンスと再婚後、ピーター&エリックの2人の子どもが誕生し、婚姻関係はカークの死去まで続いた。(Hiromi Kaku)
2020年02月06日俳優のカーク・ダグラスさんが米国時間5日夜、103歳の生涯を閉じた。PEOPLE誌の取材に対し、家族が事実と認めた。息子で同じく俳優のマイケル・ダグラス(75)は「兄弟と私にとって、このことをお伝えするのは断腸の思いです。カーク・ダグラスが本日、103歳で旅立ちました。彼は映画の黄金時代を生きた伝説の俳優であり、彼自身が信じる正義と大義への献身によって我々が目指すべきスタンダードを作り上げた人道主義者でした」との声明を同誌に発表。カークさんは第一次大戦中の1916年に生を受けた。第二次大戦時に徴兵され海軍に従軍、負傷による除隊後は役者になる夢を叶えるためにブロードウェイへ。1946年には銀幕デビューを果たし、『OK牧場の決斗』(1957)、『スパルタカス』(1960)、『パリは燃えているか』(1966)など、多数の名作に出演した。昨年12月に103歳の誕生日を迎えた時は、マイケルの妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(50)は、カークさんが自身の膝に乗った写真をシェアし、「私の膝に乗っているこの人、103歳になったのよ!誕生日おめでとうお父さん!心から愛しています」とメッセージを送っていた。
2020年02月06日俳優のマイケル・ダグラス(73)が、32年前の元職員にセクハラ行為をはたらいたとする疑惑が浮上する可能性があると知り、事前にその疑惑を否定した。マイケル・ダグラス(C)BANG Media Internationalマイケルはその女性を触ったり、友人たちと下品な会話をしたり、脅迫したなどという件についてコメントを求められたことを受け、公になる前に自ら否定コメントを出すことが必要だと感じたという。マイケルはデッドラインにこう語った。「その女性からは、まず始めに、僕が彼女に対して、ではなく彼女の前で下品な言葉を使ったと言われた」「2番目に僕が彼女の前でしていた電話の最中、そのプライベートな会話で友人に対していやらしい発言をしていたと」「結局、その女性は仕事ぶりが理由で解雇したんだけど、3番目として彼女は僕がこの業界では2度と仕事がもらえないようにすると自分を脅したと言ってる」「そして4番目、僕が彼女の前で自慰行為を行ったと」マイケルはその女性の前でひどい言葉を使用したことを謝罪したものの、脅迫したことや、自慰行為を行ったことなどないと断言した。「どこから始めればいいかも分からないよ。これは完全な虚偽で、全く持って事実無根だ」ザ・ハリウッド・レポーターからこの件について連絡を受けたというマイケルは「とても心が痛いね。僕は父(ーク)の長年の歴史などは言うまでもなく、この業界での自分の評判に誇りを持っている」「下品な言葉を使った点については認めるよ。でも彼女の前で自慰行為をしただって? そんなの去年に初めて聞いたような話さ。80年代に使われたような表現ではないね。だからおかしいと思った。それでなぜ、こんなことをしようとする人がいるのか考えたよ」「一番辛いことと言えば、こんなことを妻や子供たちと共有しなくちゃいけないことさ。うちの子供たちはすごく落ち込んでいる。僕がセクハラ人間だというニュースが出るんじゃないかと心配しながら学校に通わなければいけないんだから」と話した。妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズとの間に2人と前妻の間に1人の計3人の子供を持つマイケルは、今回自らの潔白を宣言すると共に、セクハラ抗議運動である「#MeToo」を支援すると続けた。(C)BANG Media International
2018年01月11日ギャビー・ダグラス(写真:Shutterstock/アフロ) 2012年のロンドン五輪で、アフリカン・アメリカン女性として初めて女子団体・個人総合で金メダルのダブル受賞を果たしたギャビー・ダグラス(21)。貧しい家庭に生まれながらも、家族の愛と自身の努力で成功を収めたダグラスのサクセスストーリーは映画の題材にもなった。そんな彼女が、チームドクターからのセクハラ被害を訴え、騒動となっている。 事の発端は、ダグラスの元チームメイトであるアレクサンドラ・レイズマンが、医師のラリー・ナサールに性的嫌がらせを受けていたことを告発したことだった。ダグラスはこれを受け、「女性には慎ましい装いをする責任がある。刺激的な服装は、悪い人間を引き寄せる」とTwitterで反応。この発言が被害者を辱めたとして批判の的となり、ダグラスは謝罪に追い込まれた。そして同時に、ダグラス自身も被害に遭っていたことを告白したのだ。 「辱めるような意図はありませんでした。あなたたちが何を着ていようとも、誰かに嫌がらせや虐待を正当化する権利を与えることなど決してないのだから。私達がレオタードを着ていたことが原因で、ラリー・ナサールにセクハラされたわけじゃない。私はこれまで、自分の体験を公にしてきませんでした。長年に渡り、沈黙を守るように飼い慣らされてきたからです。正直に言って、とてつもない痛みを伴う体験もありました。大きな一歩を踏み出したチームメイトたちを、私は心から支えます」 ナサールは15歳だったレイズマンに小物などをプレゼントし、いい人であることを印象付けた。その後遠征先で、16歳だったレイズマンのホテルの部屋に押しかけ、無理矢理マッサージを施すなどのセクハラを繰り返していたという。ナサールは現在、児童ポルノ所持で逮捕、拘禁されており、性的暴行でも起訴されている。
2017年11月22日マイケル・ダグラスの息子で、薬物所持と販売の罪で服役していたキャメロン・ダグラスが約7年ぶりに出所したことがわかった。37歳のキャメロンは2010年、ヘロイン所持とメタンフェタミンなどの薬物を販売した罪で懲役5年を言い渡されたが、その後に獄中でも違法薬物を持ち込んだことを告白し、刑が延長されていた。出所予定は2018年だったが、キャメロンは現在、社会復帰訓練所にいるという。キャメロンはマイケルと前妻のディアンドラ・ルーカーの間に生まれ、1997年に映画デビュー、2003年には父や祖父のカーク・ダグラスと映画『グロムバーグ家の人々』に出演していた。2009年8月のキャメロン逮捕時にマイケルは「非常に動揺し、失望している」とコメントしたが、刑務所へひんぱんに足を運び、服役中の息子と面会していた。キャメロンはハリウッド・スターの孫、息子として育った自身の転落の半生と獄中生活について本を執筆する予定だという。(text:Yuki Tominaga)
2016年08月02日名女優ケイト・ブランシェットと『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラが共演する映画『キャロル』の予告編映像が公開になった。本作はその完成度の高さからすでに多くの映画賞の候補になっているが、90秒の予告編でも、その映像の奥深さ、俳優たちの繊細な演技、心に深く刺さるストーリーの一端を垣間見ることができる。予告編映像本作の主人公は1950年代のニューヨークで暮す女性キャロル(ブランシェット)とテレーズ(マーラ)だ。裕福に暮らし、愛する娘に恵まれるも、夫との関係は冷え切っているキャロルにはどこか影があり、謎めいた雰囲気をまとっている。一方のテレーズはジャーナリストになりたいという夢を抱いているが志半ばで、不機嫌そうな表情を浮かべては高級百貨店の玩具売り場でアルバイトをしている。映画はそんなふたりが偶然に出会い、語り合い、お互いを知り、それぞれが予想もしなかった状況に巻き込まれていく様を繊細なタッチで描いている。公開された予告編は百貨店でのキャロルとテレーズの出会いに始まって、ふたりが距離を縮め、共に旅に出る過程が描かれる。興味深いのは、ふたりは近づくたびに“自分自身と向き合う”シーンが登場していることだ。キャロルは映像の中盤で「自分がわかってる?」と質問されるが「わかっていない」と即答する。しかし、映像の後半では「心に従って生きなければ人生は無意味」だと宣言する。本作は、キャロルとテレーズが出会い、それぞれが変化し、自身にとって本当に必要なものを見出していく過程を描いていくようだ。また、1950年代のニューヨークを描いた映像にも注目だ。本作を手がけたトッド・ヘインズ監督はかつて『エデンより彼方に』で、ダグラス・サーク作品のような美しい1950年代を描いたが、本作では16ミリフィルムを駆使して、陰影のある生々しい映像を追求。予告編でも少し粒子が粗く、淡い色とにじみが印象的な映像を堪能できる。本作はゴールデン・グローブ賞や米アカデミー賞の有力候補という声も多く、今後、本作の名前を目にする機会はさらに増えそうだ。『キャロル』2016年2月11日(木・祝)全国公開(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2015年12月02日マイケル・ダグラスの母ダイアナ・ダグラス・ウェブスターが先週3日、L.A.郊外のウッドランドヒルズで亡くなった。92歳だった。死因はガン。その他の情報ウェブスターはバミューダ生まれ。ニューヨークの演劇学校在学中にカーク・ダグラスと知り合い、1943年に結婚。翌44年に長男マイケル、47年に次男ジョエルをもうけた。夫妻は51年に離婚。その後、ウェブスターは2度再婚している。ウェブスターは、『続・男と女』大災難P.T.A.』などの映画や、『ザ・ホワイトハウス』『ER緊急救命室』などテレビに出演。舞台でも活躍した。葬儀はロサンゼルスで行われる。文:猿渡由紀
2015年07月06日ユダヤ人団体ザ・ジェネシス・プライズ・ファンデーションが、ユダヤ文化に貢献したとして、オスカー俳優マイケル・ダグラスに賞を与えると発表した。ユダヤ系ロシア人のビリオネアらが創設した団体で、年に一度与えられるこの賞は、団体内の委員会が話し合いで選出する。賞金は1億ドル。授賞式は6月にエルサレムで行われる予定。ダグラスが選ばれたことには、保守的なユダヤ人の間から不満の声も聞かれそうだ。父カーク・ダグラスはユダヤ系移民の息子だが、母ダイアナ・ディルはユダヤ人ではなく、ダグラスはユダヤ教徒として育てられていない。妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズもユダヤ人ではないが、最近になって、自分の中に流れるユダヤの血を意識するようになり、ゼタ=ジョーンズとの間に生まれた長男ディランのバル・ミツワー(ユダヤ教徒の成人式)を祝うため、一緒にエルサレムを訪れている。ダグラスの次回作は、マーベルのスーパーヒーロー映画『Ant-Man』。文:猿渡由紀
2015年01月16日スティーヴン・ソダーバーグ監督がメガホンを取り、マイケル・ダグラスとマット・デイモンが恋人同士を演じた話題の『Behind the Candelabra』(原題)が第66回カンヌ映画祭の「コンペティション」部門に選出され、マイケルとマットが5月21日(現地時間)に行われた公式上映の場で再会を果たした。本作は、派手なコスチューム・プレイで人気を博し、“世界が恋したピアニスト”の異名をとった異色のアメリカ人ピアニスト・リベラーチェの生涯を描くもの。マイケルが主人公のリベラーチェを、マットが彼のボーイフレンドであったスコット・ソーソンを演じている。マイケルは先だって行われた会見で、「私は、アメリカ人俳優の中で最もハンサムな一人とキスするというアイディアに決しておじけずかなかった(笑)」と明かし、さらには「それに、マットのキスは下手ではなかったしね。ラブシーンのリハーサルをしたとき、一番スリリングだったのは最初の数分で、私は彼がマットだということを忘れられたことだ。あのときは役に入り込んでいて、私たちはマットとマイク(マイケル)じゃなかったんだよ」とコメントしている。ベン・アフレックが「嫉妬で耐えられなかった」と憤りのコメントを残し話題を集めていたこともあり、自他共に認める濃厚なラブシーンに仕上がっていることは間違いなさそうだ。(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月22日マイケル・ダグラスがインディーズ映画”Reykjavik”(原題)でロナルド・レーガン元アメリカ合衆国大統領を演じるかもしれない。「The Hollywood Reporter」誌によると、同作は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイク・ニューウェル監督の新作で、リドリー・スコットが製作総指揮にあたる。1986年、チェルノブイリ原発事故後にレーガン大統領とソ連のミハイル・ゴルバチョフ書記長がアイスランドの首都レイキャビクで会談した数日間を描くもので、脚本は『ジェイン・オースティン秘められた恋』のケヴィン・フッド。現在、ゴルバチョフ書記長のキャスティングが行われている。撮影は来年3月からドイツで予定されている。ガン治療のため休養していたマイケル・ダグラスだが、実在のピアニスト、リベラーチェを演じたスティーヴン・ソダーバーグ監督の『 Behind the Candelabra』(原題)やコメディ作『Last Vegas』(原題)など、主演作を次々に撮影している。筋金入りの民主党支持者でバラク・オバマ大統領を応援しているダグラスが、俳優から政治家に転身し、共和党の大統領となった保守派のレーガンをどう演じるのか?”Reykjavik”は実現が楽しみな企画だ。(text:Yuki Tominaga)© /AFLO■関連作品:エージェント・マロリー 2012年9月28日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2011 Five Continents Imports, LLC. All rights reserved
2012年08月31日マイケル・ダグラスが、双極性障害(躁うつ病)で入院治療を受けたと公表した妻のキャサリン・ゼタ=ジョーンズの行動を「誇りに思う」とコメントした。マイケル自身も昨夏、咽喉がんを患っていることを公表し、今年1月にがん克服を宣言したが、夫の闘病を支えたキャサリンは精神的ストレスが蓄積していったようだ。4月上旬にコネティカット州の精神保健施設に5日間入所し、同時に双極性障害を患っていることを公表、同じ病に苦しむ人々に「誰にも言わず、ひとりで苦しむ必要はないです」と周囲に助けを求める大切さを訴えた。マイケルは「助けを求めるのは勇気が要ること。キャサリンが自分の状態を好転させようと行動したことを誇りに思います。私たちも前向きで、明るくなれます」とコメントした。キャサリンは20日からルイジアナ州に赴き、ジェラルド・バトラー、ユマ・サーマン、ジェシカ・ビールと共演のコメディ『Playing The Field』(原題)の撮影に参加している。(text:Yuki Tominaga)写真は妻キャサリンをエスコートするマイケル・ダグラス。© Rex Features/AFLO■関連作品:理想の彼氏 2009年11月27日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Rebound Distribution, LLCウォール・ストリート 2011年2月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、躁うつ病治療を受けていた【シネマモード】2010年のオスカー、その後…オリヴァー・ストーン監督インタビュー「お金?危険な麻薬だね(笑)」夏川純「子どもは2人」と“願望”語る、ホリエモンは“強欲”が原動力と力説キャリー・マリガンら実力派俳優陣が紡ぐ哀しい運命『わたしを離さないで』予告編到着
2011年04月22日昨年8月に咽喉がんで闘病中であると公表したマイケル・ダグラスが10日、アメリカのTV番組のインタビューでがんを克服したと語った。NBCの「Today」に出演したダグラスは「気分がよく、安堵している。腫瘍は消えたよ。このタイプのがんに関する自分の知識から言わせてもらえば、私はがんに打ち勝った」と話した。愛妻のキャサリン・ゼタ・ジョーンズは朗報を聞いて涙を流し、「最高の形で新年のスタートが切れたわ」と喜んだという。昨年8月に診断を受けた際は末期に近いステージとも言われたが、8週間の化学療法と放射線治療が功を奏した。「大変な半年だった」とふり返る闘病生活では体重が15キロ近く激減したが、現在は食欲も旺盛で「豚のように食べている」とジョークまじりに語るダグラス。体重は5キロほど戻り、健康を重視してオーガニックな食材を中心に摂るようにしているそうだ。闘病前に撮影した『ウォール・ストリート』が2月4日(金)から日本公開されるが、スティーヴン・ソダーバーグ監督、マット・デイモンと共演予定の新作『Liberace』(原題)の撮影を今夏に控えており、ジムでトレーニングも開始したという。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ウォール・ストリート 2011年2月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:『ウォール街』の続編『ウォール・ストリート』試写会に10組20名様ご招待オリヴァー・ストーン来日結末は「映画を観た人が自分で判断してほしい」アカデミー賞名誉賞授賞式で、巨匠ゴダール、94歳の名優イーライ・ウォラックら受賞チャーリー・シーンの愛車が盗難。今年に入って2度目【カンヌレポート 02】『ウォール・ストリート』シャイア&キャリー揃って登場
2011年01月13日マイケル・ダグラスの息子、キャメロン・ダグラスが20日、ニューヨークの連邦地裁より、違法薬物所持と薬物の大量取り引きの罪で禁固5年の実刑判決を言い渡された。前日に息子の減刑を訴える手紙を公開したマイケルは、前妻でキャメロンの母親であるディアンドラ・ルーカーと傍聴席に座り、「僕の引き起こした悪夢に、家族や愛する人々を巻き込んでしまったことをお詫びしたい」とキャメロンが判事に訴えるのを、必死に涙をこらえながら聞いていた。マイケルと現在の妻でキャメロンの継母にあたるキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、祖父のカーク・ダグラスを含む家族や友人から減刑を求める手紙は判事のもとに37通届けられたという。13歳のときからドラッグに手を染めてきたキャメロンは逮捕後の昨年8月以来、クリーンな状態で過ごしている。判事によれば、手紙を送った人々は「(キャメロンが)ついに中毒から抜け出せる準備ができたと信じている」という。だが、判事は刑務所に入ることが被告にとって「人生を改める最後のチャンスになるはず」として、5年の実刑判決を下した。当初10年と言われていた実刑年数は半減されたが、閉廷後、大勢の取材陣に囲まれながらも無言で連邦地裁を後にしたマイケルの表情は険しいものだった。(text:Yuki Tominaga)裁判所を後にするマイケル・ダグラスと前妻ディアンドラ・ルーカー。© Splash/AFLO■関連作品:ウォール・ストリート 2010年、全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:マイケル・ダグラス、N.Y.の判事に薬物所持で有罪となった息子の減刑を訴えるキャリー・マリガン『17歳の肖像』インタビューオスカー候補24歳の素顔と成長
2010年04月22日マイケル・ダグラスの息子で昨年7月に逮捕され、後に覚せい剤とコカインの売人をしていたと自ら認めたキャメロン・ダグラスに対する判決前日、マイケルが判事に宛てた手紙が公開された。直筆で便せん5枚にもおよぶ手紙でマイケルは「私は息子を愛しています。しかし、彼の行いに目をつむることもしません。彼が壊れていくのを見たくはないのです」と、前妻との間にもうけたキャメロンを断罪しつつも、有名人家庭に育ち、両親の不仲を目の当たりにした息子のつらい生い立ちに言及、「私自身、有名な父親を持ったことで自分探しに苦しむ気持ちは分かります。それが二世代(祖父、父)分となったときの感覚は私にも分からない」と綴った。マイケルはさらに、ドラッグやアルコールの問題もダグラス家とは無縁ではないとして、自身が90年代にアルコール依存でリハビリ施設に入ったこと、弟のエリックが2004年にアルコールと処方せん薬のオーバードーズで亡くなったことを例として挙げている。31歳になるキャメロンは罪を認めており、少なくとも懲役10年が下される可能性があるが、マイケルはこの手紙で息子の減刑を求めている。ドラッグにはまったわが子を救おうとする姿はかつての主演作『トラフィック』を彷彿とさせる。父の真情が息子に確かに伝わっていることを願いたい。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ウォール・ストリート 2010年、全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:キャリー・マリガン『17歳の肖像』インタビューオスカー候補24歳の素顔と成長
2010年04月21日マイケル・ダグラスの息子で、2003年の映画『グロムバーグ家の人々』で父や祖父・カークと共演もしているキャメロン・ダグラスが違法薬物所持で逮捕されたことが、3日に明らかになった。AP通信などの報道によると、現在30歳のキャメロンは大量のメタンフェタミン(覚せい剤)を販売目的で所持しており、先週28日、マンハッタンのホテルで米司法省麻薬取締局(DEA)によって逮捕された。キャメロンは、マイケルと2000年に離婚した前妻・ディアンドラの間に生まれた息子。2007年にもカリフォルニア州でコカイン所持容疑で逮捕されている。今年4月には新作『Ghosts of Girlfriends Past』(原題)のプレミアに息子を連れて出席していたマイケル。息子の更正を願っていた彼はいまどんな気持ちでいるだろうか。現在は国外にいるためコメントは出せない、と彼を古くから知る代理人は話している。(text:Yuki Tominaga)4月にL.A.で開催された『Ghosts of Girlfriends Past』のプレミアに一緒に出席したマイケル・ダグラス、キャメロン・ダグラス父子。© Newscom/AFLO
2009年08月05日