強面な人が穏やかな人柄をしていたり、か弱そうに見えて実はたくましい性格の持ち主だったりと、見た目と中身は必ずしも一致しているわけではありません。しかし、『生き様は顔に表れる』といった言葉があるように、その人がかもし出す雰囲気や目つきに、よくも悪くもこれまでの人生が反映されることも。それは、人間だけでなく、動物も同じなのかもしれません。野良猫の『ビフォーアフター』に衝撃を受ける人が続出6匹の愛猫との日常をX(Twitter)で発信している、飼い主(@ccchisa76)さん。一番の『新参者』である、くうくんの写真を見て、思い出に浸っていたところ、飼い主ながら衝撃を受けたといいます。「『元ヤンキーがアイドルになりました!』みたいな激変だ…!」元・野良猫であり、半年という長い月日を経て、飼い主さん一家に加わったという、くうくん。飼い主さん宅の庭に現れた時の写真と、すっかり新しい生活に慣れた今の姿を見て、飼い主さんはその凄まじい変化を再認識しました。思わず「本当に同じ猫!?」と疑ってしまうであろう、くうくんのビフォーアフターをご覧ください!野良猫だった頃のくうくんは、飼い主さんやその愛猫たちに強く威嚇(いかく)をしていました。飼い主さんがYouTubeに投稿した動画には、当時のくうくんの姿が。上記の写真と同様に、目を吊り上げ、怒りと警戒の感情をあらわにしています。きっと、この頃のくうくんにとって、人間は『大きくてよく分からない生き物』。飼い主さんを警戒するのも、無理はないでしょう。触れる者すべてを傷付けそうな目つきをしており、『ヤンキー』という表現がピッタリだった、くうくん。しかし半年間、徐々に飼い主さんと距離を縮め、新たな家族の一員となった結果、たくさんの愛と優しさに触れることになったのです。優しい飼い主さんと、先住猫たちに囲まれたことで、くうくんの瞳はキラキラと輝きを放つようになりました!劇的なビフォーアフターに、飼い主さんをはじめ、多くの人が驚いた模様。写真は拡散され、「目を疑った。本当に同じ猫!?」「幸せをつかんだことが伝わってきて、泣いたわ…」といった声が寄せられています。今後、くうくんの瞳から光が失われることはないでしょう。幸せに満ちあふれたビフォーアフターは、たくさんの人を笑顔にしてくれました![文・構成/grape編集部]
2024年01月21日大人気マンガシリーズ、進撃のミカさんの『少女にガラの悪いヤンキーが絡んだ結果』第1話を紹介します。県内で有名なエリート校に通う主人公。将来を約束された主人公が予備校へ向かう道中、ある少女と出会います。その少女はボロボロの服装で手には「たべものをください」と書かれた箱を持っていて…。#1少女にガラの悪いヤンキーが絡んだ結果出典:進撃のミカ少女が箱を抱えて…出典:進撃のミカあの制服は…出典:進撃のミカ地元で有名なヤンキー出典:進撃のミカ運悪く再会してしまった出典:進撃のミカさっそく頼みごとを…出典:進撃のミカ言うことを聞く主人公出典:進撃のミカコンビニでご飯を購入出典:進撃のミカ次回予告出典:進撃のミカイラスト:進撃のミカ※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(CoordiSnap編集部)
2023年10月29日日本版『ダディ・ロング・レッグズ』は2012年の初演以来、井上芳雄と坂本真綾が脚本・演出のジョン・ケアードやスタッフ陣と共に、大切に大切に作り上げてきたガラス細工のような作品だ。何かが1ミリずれただけで別物になってしまうような、精巧で繊細で、それゆえに強度が高く美しいミュージカル。それだけにキャスト変更はないものと思われていたが、おめでたい理由で今回の出演を辞退した坂本に替わって登場した新ジルーシャ、上白石萌音がやってくれた。ガラス細工の形を変えることなく、新しい色で満たすような見事な演技だ。物語はよく知られた「足ながおじさん」。匿名の慈善家から援助の申し出を受けて孤児院から大学に進学した少女ジルーシャと、彼女から手紙を受け取るうちに匿名ではいられなくなっていくジャーヴィスの心の交流が、二人芝居ならぬ二人ミュージカルの形で綴られていく。ケアード版の根幹をなすのは、ピアノ、ギター、チェロのみで演奏されるポール・ゴードン(『ナイツ・テイル』『ジェーン・エア』)の音楽と、本で埋め尽くされたジャーヴィスの書斎とたくさんのトランクから成るデイヴィッド・ファーリーの舞台美術。どちらも重厚でありながら優しく、何より温かい。そんな音楽・セットと、同質の温かみと品を持った俳優でなければこの舞台にはそぐわない。稀有なそれらを井上と坂本と同様に備えた上で、上白石は彼女らしい明るさで作品を塗り替えていく。内に秘めた意志を抑えた演技から浮かび上がらせていた印象のある坂本ジルーシャとは対照的に、喜怒哀楽を素直に表現する上白石ジルーシャを観ていたら、“おきゃん”という少々古風でおどけた語感の言葉が頭に浮かんだ。それは彼女が物語の時代の中に生きていたためであり、また作品に若干のコミカル要素を加えていたためでもあるだろう。おきゃんな上白石ジルーシャに引っ張られるかのように、井上ジャーヴィスも今まで以上にコミカルに見えたのは気のせいだろうか。相手役が実年齢のほぼ同じ坂本から20歳近く離れた上白石になることで、包容力が増して感じられるかと思いきや、どちらかというとジルーシャの掌の上で転がされているように見えるから面白い。とはいえもちろん、その魅力は全く変わらず。温かみと品、喋るように歌える歌唱力、大人の余裕と少年のようなかわいらしさ、そして“ツンデレ感”の全てが味わえるジャーヴィスはやはり、間違いなく井上最大の当たり役のひとつだ。ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』ゲネプロ時カーテンコールより取材・文=町田麻子撮影=川野結李歌
2022年08月15日鈴木伸之が主演する、世話好き年下ヤンキーと内気なアラサー女子の大人の胸キュンピュアラブストーリードラマ「自転車屋さんの高橋くん」が、11月に放送されることが決定した。飯野朋子、略してパン子30歳は、岐阜で一人暮らしをしながら、会社勤めをしている。人付き合いが苦手で自分の意見をはっきりと言えないパン子は、上司から微妙なセクハラを受け、同僚からの誘いを断れずにいて悩む日々。ある日、自転車で街に出かけた朋子は、チェーンが外れたことをきっかけに近所の自転車屋を営む高橋遼平と出会う。ちょっと強引な遼平を怖いと感じる朋子だったが、遼平に徐々に惹かれていく――。本作は、「トーチweb」(リイド社)にて掲載中のオリジナルコミックが原作。「第10回 ananマンガ大賞」準大賞作品に選ばれるほか、「pixivコミックランキング2020『恋愛グルメ部門』」第3位、「このマンガがすごい!2022 オンナ編」13位、「マンガ大賞2022」第10位を獲得し、累計100万部を超えた。鈴木伸之鈴木さんが演じるのは、年下ヤンキー・高橋遼平。「原作を読ませていただいた際、様々な登場人物とのやり取りや行動など、直接的な表現以外でキャラクター各々の人間性が描かれていて、とても素敵な作品だと感じたのを覚えています」と印象を明かした鈴木さんは、「演じるにあたり、寡黙で不器用でありながらも、優しくて心が温かい人間であるという遼平の最大の魅力を、映像を通して皆さんに伝えられるように頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。内田理央また、アラサー女子・飯野朋子を演じるのは、モデルで俳優の内田理央。「ギュッと凝縮された時間が過ごせるかなととても楽しみです。そして大垣で少しでも美味しいものが食べられるといいなと思い、パンフレットを熟読しております(笑)」と撮影に入るのが楽しみな様子。監督・プロデューサーの太田勇は「ドロドロ不倫や激しい恋愛が昨今の深夜ドラマのトレンドですが、その真逆の作品です。中々サビがこない素敵なラブソングのような恋愛ドラマを一緒に楽しんで頂けたらと思います」とメッセージを寄せている。木ドラ24「自転車屋さんの高橋くん」は11月、毎週木曜日深夜0時30分~テレビ東京ほか、毎週火曜日深夜0時~BSテレ東 BSテレ東4Kにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年08月10日ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』の上演が決定。速報ビジュアル、キャストコメントが公開された。2012年の初演以来、幾度もの再演を重ね、多くの人々に愛されてきた本作。 2017年にはシアタークリエ10周年記念作品のひとつとしてタイトルを連ねた。知的で紳士、けれど一風変わった若き慈善家であるジャーヴィス・ペンドルトンと、孤児でありながら溌剌として聡明なジルーシャ・アボットとの心温まる恋の物語。これまでジルーシャ役を務めてきた坂本真綾の出産にともない、新たに上白石萌音が出演。ジャーヴィス役は、初演より務めてきた井上芳雄が演じる。孤児院に暮らす18歳の少女ジルーシャ・アボットは、ある夜、「大学への進学と勉学を保証する」という思いもよらない手紙を受け取る。条件は、月に一度手紙を書くこと。手紙の送り主は、その夜に見た車のヘッドライトに照らされる足長蜘蛛“ダディ・ロング・レッグズ”のような影。影でしか見たことのない相手だったが、ジルーシャは心を躍らせ手紙を送り続けた。影の正体であるジャーヴィス・ペンドルトンもまた、知性ある手紙を送ってくれる彼女に惹かれていくのに時間はかからなかった。 そして、ついにジャーヴィスは、影の正体であることを隠してジルーシャの前に現れる。情報発表にあたり、坂本、井上、上白石より、下記のコメントが寄せられている。坂本真綾「ダディ・ロング・レッグズ」日本公演10年目の今年、ジルーシャとしてみなさまにお会いできることを楽しみにしていましたが、出産にともない誠に勝手ながら出演を辞退させていただきました。大変ご多忙な中、上白石萌音さんがジルーシャ役をお引き受けくださり本当に嬉しく思っています。この夏もたくさんの人の心に「幸せの秘密」が届きますように。公演の大成功を心より願っております。井上芳雄(ジャーヴィス・ペンドルトン役)この作品がお客様に愛されて10周年を迎えられることを、心から嬉しく思います。初演からずっと一緒にやってきた同志である坂本真綾さんが、今回は出産後のため出演を辞退されました。とても残念ですが、新たに上白石萌音さんが参加して下さることになりました。「ナイツ・テイル」以来、また一緒にジョン・ケアードの作品をやれるのが楽しみです。10年分の思いと、これからの希望が詰まった「ダディ・ロング・レッグズ」を皆様にお届けできますように!上白石萌音(ジルーシャ・アボット役)私自身このミュージカルの大ファンで、再演を心待ちにしていたひとりです。それがまさか出演することになるなんて、本当に驚きました。素晴らしい物語、胸を打つ台詞と楽曲の数々、美しい演出…覚えてしまうほど繰り返し観た世界にこれから入っていけるなんてまさに夢のようです。坂本真綾さんがずっと大切に演じ続けてこられたジルーシャが大好きです。しっかりと引き継げるよう、誠心誠意務めさせていただきます。◆◇公演情報◇◆東京(シアタークリエ)公演:8月24日(水)~8月31日(水)チケットお問い合わせ:日比谷シアタークリエ03-3591-2400東京(シアター1010)公演:8月14日(日)~17日(水)大阪(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)公演:8月19日(金)~22 日(月)
2022年05月12日家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキー、学校では制服を着た真面目な高校生、という二重生活を送る主人公を描くドラマ「ナンバMG5」。この度、第4話と第5話に柳俊太郎がゲスト出演することが決定した。「今際の国のアリス」の個性的な“ラスボス”、「ギヴン」のバンドリーダー役などが話題となった柳さんが演じるのは、剛(間宮祥太朗)の家族と家で親しげにくつろぐ謎のヤンキー高校生・陣内一久。陣内は「よ!悪ぃな、いねー時におしかけちまってよ」と剛にあいさつするのだが、剛はこれまで見たことのない男に困惑。すっかり家族と打ち解け食卓を囲んでいる陣内だが、剛だけではなく兄・猛(満島真之介)も同じく不信感を抱いていた…。間宮さんとは「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」で同じ高校の球児を演じて以来、8年ぶりの共演。「熱くて笑える青春ドラマで、陣内のオファーが来たと知った時にはすぐにやりたいと思いました。祥太朗との共演も久しぶりだったのでとてもワクワクしました」とオファーをふり返り、「陣内のダークな部分をいい感じにアクセントとして出せたと思いますので、皆さんに楽しんで頂ければと思います!」と視聴者へメッセージを寄せている。「ナンバMG5」は毎週水曜日22時~フジテレビにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年05月11日筋金入りのヤンキー一家・難破家の次男として生まれ、周囲から恐れられている難破剛(つよし)。県内屈指のヤンキー高校への入学を期待されていたが、“普通の青春を楽しみたい!”という強い憧れから、家族に内緒で、健全な白百合高校へ通うことに。そんな二重生活を送る主人公を、間宮祥太朗さんが演じる。“自分が思うように生きたい”と願う剛の葛藤や思いが伝わるように演じたいです。「剛は屈託のない純粋な人物です。守りたい秘密があるにもかかわらず、大事な家族や友だちがトラブルに巻き込まれると、理性よりも先に情の部分で体が動いてしまう。そうした優しさや正義感の強さ、いい意味でのお節介さが魅力だと思います。今の時代、人の問題に首を突っ込んで火傷をするのが嫌だと思う人も多いじゃないですか」家を出る時は特攻服を着ている剛だが、公園のトイレで学生服に着替え、白百合高校の門をくぐる。「2つの顔があるとはいえ同じ人物には違いありません。剛のスイッチは切り替わるけど、僕が完全に棲み分けて演じるのは違うのかなと考えています。大事にしたいのは特攻服を着た時のヒーロー感。喧嘩シーンで決め台詞を言う時は爽快感が生まれるといいなと思っています」剛の特攻服には「気合」「喧嘩上等」の言葉が踊る。間宮さんなら、どんな文字を入れるかと尋ねると。「えー、なんでしょう。でも、2022年現在で言うと、『虎』『猛虎』は入れるかなと(笑)。ただの阪神ファンですけどね。球場にはそういう服を着た方が結構いて、カッコいいなと思いながら見ています」剛の父を宇梶剛士さん、兄を満島真之介さん、他校の一匹狼であり、バディのような関係になっていく伍代直樹を神尾楓珠さんが演じる。「お気づきかもしれませんが、男性キャストの顔が濃いですよね(笑)。でも、その特濃な感じが迫力があっていいなと思っています」“自分がどう生きたいか”ということを自問自答し、葛藤する剛の姿に共感するところも多いという。「僕も割と常に自問自答しているタイプです。人生という長さが未確定なものを、納得した形で過ごしたいなという気持ちが昔から強いので。信条として持っているのは、楽しんで生きるということ。もちろん、辛く苦い経験も後に財産になっていく大事なものです。ただ、すごく飛躍しますけど、明日人生が終わるとしたら、今日を苦しんでいるより楽しんで生きるほうが絶対にいいなと思うので。今作はヤンキー高校生の話ですが、剛のように、自分の心に素直になって人生の舵を切ることはいつでもできるし、誰にでも訪れる可能性のあること。だからこそ、彼の葛藤や思いがちゃんと伝わるよう、演じたいと思っています」『ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ)』家族の前ではヤンキー、学校では普通の高校生という2つの顔を持つ難破剛。卒業まで誰にもバレずにやり通そうと決意するものの…。原作は小沢としおの漫画『ナンバMG5』『ナンバデッドエンド』。演出は本広克行。毎週水曜22:00~、フジテレビ系で放送中。まみや・しょうたろう1993年6月11日生まれ、神奈川県出身。2008年、俳優デビュー。主人公・瀬川丑松を演じる映画『破戒』が7/8~全国公開。Netflixで配信中の『トークサバイバー!』ドラマパートに出演中。ジャケット¥58,300(MAISON ALTERNATIVE/HEMT PR TEL:03・6721・0882)シャツ¥46,200(LABRUM)パンツ¥118,800(OLUBIYI THOMAS) 共にエスディーアイ TEL:03・6721・1070靴はスタイリスト私物※『anan』2022年5月4‐11日合併号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)スタイリスト・津野真吾(impiger)ヘア&メイク・三宅 茜インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2022年05月09日眉間にしわを寄せ、にらみをきかせているような、『ヤンキー顔』がチャームポイントの、猫のしらたまくん。子猫の頃から、ヤンキー猫の片りんをのぞかせていました。生後約3か月の頃の、しらたまくんがコチラ。眉間のしわは、この頃から確認でき、子猫ながら迫力を感じるヤンキー顔です。そして、10か月が経った現在では、顔だけでなく風貌もヤンキーレベルにみがきがかかっているのだとか…。現在の、しらたまくんの姿をご覧ください!←ヤンキーなりたての頃→あれから10ヶ月 #猫 #スコティッシュフォールド pic.twitter.com/hfIojRqmFJ — 月としらたま (@wataneko_tsuki) April 24, 2022 足を大きく広げてしゃがみこむ、通称『ヤンキー座り』のようなポーズでくつろぐ、しらたまくん。チャームポイントのヤンキー顔もあいまって、「総長!」と呼びたくなるようなオーラを放っています。成長を感じられる、しらたまくんの2枚の写真は反響を呼び、さまざまなコメントが寄せられました。・イケメンならぬイケニャンに成長していますね!・立派になられて…!・貫禄がありすぎる。飼い主(@wataneko_tsuki)さん自身、「いろいろ立派になりました」と、しらたまくんの成長ぶりに感慨深げな様子。すでに貫禄十分なしらたまくんだからこそ、さらに成長したら「親分」と呼ばれるほどになるのでしょうか…。今からしらたまくんの将来が楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2022年04月25日今最も注目される米国演劇界の新星、ジェレミー・O・ハリス作の『ダディ』の日本語版が小川絵梨子演出、中山優馬主演で初上演されることが決定した。東京は7月9日(土)~7月27日(水)東京グローブ座、大阪は8月5日(金)~8月7日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演される。昨年開催された第74回トニー賞で、ストレートプレイでは最多となる12部門にノミネートされた『Slave Play』が大きな話題となり米国の演劇界で一躍脚光を浴びる存在となった、新進気鋭の劇作家ジェレミー・O・ハリス。本作『ダディ』は『Slave Play』以前に書かれた作品で、2019年に映画『チョコレート・ドーナツ』等でも著名なアラン・カミングら米国の実力派の俳優陣が揃い、オフ・ブロードウェイのヴィンヤード劇場で初演。人種、セクシュアリティ、家族、格差社会、モラル、アイデンティティといったテーマをリアルな会話で鋭く描き、大胆で刺激的な内容が非常に魅力的だと話題沸騰で、コロナ禍で延期していたロンドンでの初上演もまもなく開幕を迎える。そしてこの度、日本での初演も決定した。日本語版の演出は、海外作品の翻訳から演出まで手がけ、その精緻な演出に定評のある新国立劇場芸術監督の小川絵梨子が手掛ける。キャストには、主人公のアフリカ系アメリカ人のアーティストであるフランクリン役に、小川演出作品には初参加で、数々の話題作で幅広い役柄をこなし、近年では『ゲルニカ』や『偽義経冥界歌』などでの好演が光る中山優馬。フランクリンのパトロンで、年上の美術コレクターのアンドレ役に、文学座出身で実力派ベテラン俳優の大場泰正。フランクリンの友人であり青年俳優のマックス役に、『リチャード二世』での演技や『両国花錦闘士』での主役抜擢で一躍注目された原嘉孝。さらに2017年から俳優への道をまい進、『バレンタイン・ブルー』での主演、『ネバー・ザ・シナー』での好演も高く評価される前島亜美がSNSインフルエンサーのベラミー役を、実力派俳優の長野里美がフランクリンの才能を見出すアートディーラーのアレッシア役を演じるほか、谷口あかり、菜々香が出演する。また、第27回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した演技派の神野三鈴が、敬虔なクリスチャンで気難しいフランクリンの母親・ゾラ役に決定。小川絵梨子演出とこの実力派俳優陣の組み合わせで、今最も先鋭的といわれるジェレミーの劇作に挑んでいく。キャストコメント中山優馬非常に繊細な作品だと思います。色々な刺激に満ち溢れた作品で、今までの自分が体験した事のないであろう世界に出会える気がしています。この作品が皆様に届く頃には、小川絵梨子さんの演出のもとどんな自分に出会えるのか、どんな作品になるのか?今からとても楽しみです。コロナウイルスが引き続き猛威を振るう中、万全の対策のもと稽古に励みたいと思います。ぜひ劇場で見届けて下さい。大場泰正「ダディ」日本初演に参加できることを大変嬉しく思っています。登場人物達のあいだに、また彼らと私自身とのあいだに、どのような「愛」が成り立ちうるのか?理解することなどできない存在だからこそ、なおさら繋がりたい、出会いたい。「ダディ」という作品世界の海に、素っ裸で飛び込んでいこうと思います。原嘉孝人種差別、セクシュアリティ、政治が生む人間ドラマを生々しく、よりリアルに表現でき、お客さんにお届けできるのが舞台の素晴らしさの1つだと思います。そんな作品が、ニューヨークのオフ・ブロードウェイから日本にも上陸しましたよ!いまから稽古場がすごく楽しみです!是非劇場へお越しください!前島亜美ベラミー役の前島亜美です。この作品に携われること、出会いに心から感謝しています。アートに関わる人物が多く登場しますが、作品の根本的なテーマは、日常を生きる私たちにとっても身近なものであると感じました。「ダディ」という作品の美しさ、芸術を理解していけるよう学び、愛や痛みについてもしっかり目を向けていきたいと思います。谷口あかり様々な人物の、表と裏、喜びと悲しみ、それぞれの叫びが入り乱れる作品。影のシンガーと言う役は物語を大きく動かすことはありませんが、光にも闇にもなり、その場の空気感を作っていったり、誰かの心を代弁しうる存在なのかなと思っています。素晴らしい共演者の皆様の中、この作品の彩りになれるよう、楽しみながら挑戦していきたいと思っています!皆様に劇場でお会い出来るのを楽しみにしております!菜々香この度、影のシンガー役を務めさせていただきます。今回、「ダディ」が日本初上演の作品という事で、携わることが出来て、とても光栄に思います。LGBTがテーマになっている作品が増えている中で、私自身も考える事や感じる事が多くなっていました。その中で今回のこの作品のお話があり、とても興味深く感じました。私が演じる役は、フランクリンをはじめとする登場人物の魂として歌うのですが、私にとって初の試みになります。これから稽古を通してお客様に何を伝えられるのか、キャストの皆様と作品を深めていくのが楽しみです!皆様是非、劇場でお待ちしております!長野里美何から何まで初めて逢うタイプの作品です。たぶん、ビジュアル的に見たことのないような刺激的なものになるのではないかと…。その中で、この「鋭い目を持ったアートディーラー」のアレッシアという、私の役はどんな役割を果たすのか、今はまだ正直まったく分っていません。でも、遭遇したことのない美しさや面白み、そして初めて出会う演出家や共演者との共同作業を、初日までわくわくしながら追い続けたいと思います。神野三鈴小川絵梨子さんと作品を創りたい。熱を孕んだ稽古場でひとつの生き物をみんなで産み落とすような時間にまたこの身を差し出したい。その願いが叶うことに心から感謝しています。こんなに魅力的な仲間と一緒に冒険の旅に出られることに。父親を愛情込めて呼ぶダディ!でもその呼び声は胎内の羊水の中でまだ見ぬ不確かな父の姿を渇望するかのように聞こえる。それは神も同じ、、姿は見えないけど存在し支配、導いてくださるはずの万物の父、神。子の胎動を感じながら母になる。父はいつ父になるのだろう。父性の不在。ゾラが、私が、産まれてから渇望し愛し戦い続けているものに全身全霊で挑みたい。劇場という胎内で。【公演概要】『ダディ』作:ジェレミー・O・ハリス演出:小川絵梨子出演:中山優馬大場泰正原嘉孝前島亜美谷口あかり菜々香 / 長野里美神野三鈴<東京公演>会場:東京グローブ座日程:2022年7月9日(土)~7月27日(水)チケット料金:S席11,000円A席10,000円(全席指定・税込)チケットに関するお問い合わせキョードーインフォメーション0570-200-888(平日・土曜 11:00~16:00)<大阪公演>会場:COOL JAPAN PARK OSAKATTホール日程:2022年8月5日(金)~8月7日(日)チケット料金:11,000円(全席指定・税込)チケットに関するお問い合わせキョードーインフォメーション0570-200-888(平日・土曜 11:00~16:00)
2022年03月22日間宮祥太朗、神尾楓珠、森川葵、森本慎太郎(SixTONES)らが共演する新ドラマ「ナンバMG5」。この度、満島真之介が最強ヤンキー・難破猛役で出演することが分かった。満島さんが演じる猛は、筋金入りのヤンキー一家・難破家の次男だが、実はヤンキーをやめたいと思っている剛(間宮さん)の兄。高校在学中に関東を完全制覇し、地元のヤンキーたちからカリスマとあがめられる最強の男で、ケンカは無敗の剛ですら、全く歯が立たない唯一の相手。しかし、高校卒業後は定職につかず、主な収入源はパチンコ。最強かつ豪快な男ながら、義理人情にも厚く、曲がったことは大嫌い。時におちゃめなキャラクターが見え隠れする。「偶然にも、オファーをいただく前からこの漫画を読んでいたんです」と明かした満島さんは、「まさかまさか自分が難破猛役をやらせていただけるなんて。驚きと喜びで体中が震えています。自分自身フジテレビの連続ドラマに出演するのは約7年ぶり。間宮くん、宇梶剛士さん、鈴木紗理奈さん、原菜乃華さんと共に、最高&最強家族の一員になれることが幸せすぎて、まだまだ震えが止まりません。難破ファミリー、マジで気合い入れていくんで“夜露死苦!”」とコメント。また今回、地毛をリーゼントに決めて、カリスマヤンキー役に挑む満島さん。「全く違和感なかったです。リーゼント姿で衣装合わせをしていたら、本広監督に『普段からこんな感じの髪型なの?』と言われましたからね(笑)」と衣装合わせでヤンキー姿になった感想を語る。プロデューサーも「猛役は最後に決まったのですが、衣装合わせにバッチバチのリーゼント姿で挑んでくださった満島さんを見た瞬間、まさに『役者は揃った!』と震えました」と話す。そして満島さんは、放送を待つ視聴者へ「春が来て少しずつ暖かくなり、心彩る、はじまりの季節。正面からぶつかっていく強さと愛情と温もりであふれるこのドラマが、日本中にパワーを届けます!これからの時代を生きていく上で大切なものは何か、守るべきものは何か、自分らしく生きる喜びをみなさんに伝えていきたい。もう一度人生の原点に戻って、家族や仲間と向き合おう!と思ってもらいたい。水曜日は、1週間の真ん中で憂鬱(ゆううつ)になってしまいがち。そんな夜は、難破家からエナジーをもらって“明日もまた頑張るぞ!”“大丈夫!やれる!”と、“新水10”枠と共に、進んでいこう。あなたらしい人生、ここからはじまる!」と熱いメッセージを寄せている。「ナンバMG5」は4月13日より毎週水曜日22時~フジテレビにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2022年03月15日4月スタートの青春ヤンキードラマ「ナンバMG5」より、間宮祥太朗演じる主人公・難破剛のビジュアルが公開された。本作は、筋金入りのヤンキー一家に生まれた剛が、普通の高校生になりたいと、家族に内緒で健全な高校に入学する、高校逆デビュー物語。家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキー、学校では学ランを着た真面目な高校生、という二重生活を送る剛。今回は、そんな“ヤンキー”バージョンと“シャバい”(ひ弱な、さえない)バージョン、両方のビジュアルが到着。ヤンキーバージョンでは、たてがみのように逆立てた金髪と、素肌に真っ白の特攻服姿で迫力満点。本広克行監督からも「いいねー!」とテンション高めに太鼓判を押され、間宮さんも一安心したという。一方、シャバいバージョンは、まとめられた黒髪に学ラン姿で、さわやかな笑顔を見せている。特攻服を着てみて、間宮さんは「原作にもありますが、トラブルなどを解決していく、ある意味“ヒーローのスーツ”のような印象で、剛のONの状態になり気合が入りました。デザインについては、赤文字に金で統一感もあって、特に“泣いてくれるなおっ母さん”という言葉が気に入っています」と感想を述べる。しかし、素肌に特攻服ということで「嫌でしたね(笑)」と当初をふり返り、「アクションすると、乳首が見え隠れするのではないかな?と。最初はそう思いましたが、割と小さくて離れ気味な乳首なので、隠しやすかったですけどね(笑)!」と話す。そして、剛について「主人公は家族に期待されているレールがあって、でもそこから外れたところに行きたいんです。その思いは、ヤンキーであろうとなかろうと、誰もが10代のころに感じることだと思います。まわりからのイメージや“こうでしょ、こうなってよ”という期待と、自らがどう生きたいか?という自分のアイデンティティーを考えることは、題材をどこにしようとも共通するところだと思うので、その物語の筋みたいなことが伝わればと考えております」とコメントを寄せている。また、ポスター撮影およびティザー動画の撮影に挑んだ際、アクションシーンで張り切りすぎて太ももの裏が伸びてしまい、体の硬さを痛感するというハプニングがあったという。「ナンバMG5」は4月、毎週水曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年02月22日人気漫画『Gメン』が映画化。King & Prince岸優太が、映画初主演を務める。2023年8月25日(金)より全国公開。ヤンキー青春漫画『Gメン』が実写映画化漫画『Gメン』は、2014年から2018年まで秋田書店「週刊少年チャンピオン」にて連載され人気を博した小沢としおの代表作。問題児ばかり集う男子校G組に転校してきた門松勝太が、クラスメイトや上級生ら仲間たちと全力で生きる姿を描くアツいヤンキー青春漫画だ。国内累計発行部数は150万部を突破し、連載終了後も新たなファンを獲得し続けている。原作者・小沢としおは、昨今ヒットが続き、ブームになりつつある不良モノや学園をモチーフにした青春作品を数多く手掛けてきた人物。先日TVドラマ化が発表となった『ナンバMG5』や『ガキ教室』を世に送り出してきたが、『Gメン』が原作者初の映画化となる。キンプリ岸優太が映画初主演!ヤンキー高校生に主人公・門松勝太…岸優太主人公の全くモテない問題児高校生。真っ直ぐで芯の強いキャラクター。4つの女子高に囲まれ、入学すれば“彼女できる率120%”はカタいという名門・私立武華男子高校に、「彼女を作る!」という理由ただ一つで転校してきた。女子には弱いが、仲間は決して裏切らない。全力だけど空回りな“熱きおちこぼれ“ヒーロー。そんな主人公を演じるのは、King & Princeのリーダー岸優太。デビュー前から『劇場版 仮面ティーチャー』『黒崎くんの言いなりになんてならない』『ニセコイ』などに出演し、2021年放送のドラマ「ナイト・ドクター」では岸演じる“深澤先生”が毎回Twitterトレンドにランクイン。「すきすきワンワン!」ではドラマ単独初主演を務めた岸が、映画初主演を飾る。ハードなアクションシーンにも注目だ。SixTONES 森本慎太郎、竜星涼、吉岡里帆が個性豊かな仲間たちに『Gメン』の監督・瑠東東一郎が演出を手がけたドラマ「スタンド UP スタート」にも出演する竜星涼をはじめ、個性豊かな仲間たちを演じるキャストに20代から30代の俳優陣が集結。『ちはやふる』シリーズにも出演する矢本悠馬、芝居・歌・バラエティと多岐にわたる活躍を見せるSixTONESの森本慎太郎、映画初出演となるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。、『ハケンアニメ!』など話題作への出演が続く吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭が出演者に名を連ねている。瀬名拓美…竜星涼武華男子高校・成績トップクラス1年A組のエリートだったが、ある理由から校舎も隔離され教師たちも怯える、問題児集団=1年G組に降格することに。時に天然な一面もあるが、文武両道で性格も良い超絶イケメン。瀬名ガールズと呼ばれる取り巻きが常に追いかけるほどの人気ぶり。肝田茂樹…矢本悠馬武華男子高校1年G組、根っからのオタク。圧倒的熱量で放つ関西弁トークが印象的で、プロレスをこよなく愛し、恋愛を妄想させたら右に出るものはいない。ファッションセンスも独特だが、社交的でG組の問題児とも意外となじんでいる。梅田真大…森本慎太郎武華男子高校1年G組随一の老け顔。サングラスに髭を生やし教師と間違われるほどの見た目で、中身も昭和気質。情に厚く、仲間想いで周囲を和ませるムードメーカー。薙竜二…りんたろー。武華男子高校1年G組、クラスイチの武闘派。「戦争勃発じゃー!」が口癖で常に好戦的。トラブルの香りがするところに薙あり。声と態度と顔の大きさで周囲を引っ張る。上城レイナ…恒松祐里“レディース”「多摩黒天使(ブラック・エンジェル)」のヘッド。勝太たちと一緒に青春を過ごすことになる映画『Gメン』のヒロイン。G組メンバーに真正面から啖呵を切るような強気で大胆な性格の持ち主だが、勝太に密かに恋心を抱きながらもなかなか素直になれないという、恋愛には奥手でピュアな一面も持ち合わせている。雨宮瞳…吉岡里帆教師。勝太たち1年G組の担任。一見清楚でいつも笑顔、生徒にも優しい美人な先生だが、言うことを聞かない生徒に対しては性格が一変。普段の大人しい姿からは想像できないようなおかしなテンションで大暴れすることも。実はプライベートでは元カレとのトラブルを抱えている。伊達薫役…高良健吾私立武華男子高校の2年生。かつて“Gメン”と呼ばれた伝説の不良グループのメンバーで、赤い短髪に革ジャンがトレードマーク。単車を愛し、義理人情に厚く、喧嘩も強い。転校してきた勝太とすぐに打ち解け、一緒に過ごすうちに次第に“恋心”を抱くようになる。加藤侠介…尾上松也刑務所から出所し、勝太たちの前に現れた男。都市伝説と化している凶悪な組織「天王会」のトップでクレイジーなサイコパス。金属バットを手に不気味な笑顔で暴れまくる圧倒的な凶暴性の持ち主。八神紅一…田中圭私立武華男子高校の3年生。伝説の不良グループ“Gメン”最後のヘッドで驚異的な強さを誇る。腕っぷしは強い一方で、自転車で派手に転ぶなどクセの強い一面も。金髪リーゼントがトレードマークで、強さと茶目っ気を併せ持ち何かと訳知り顔で勝太たちを見守る先輩。チーコ…小野花梨レディース集団「多摩黒天使(ブラックエンジェル)」のメンバーで、紫の特攻服がトレードマーク。ヘッドでピュアなレイナとは違い、経験豊富。弾丸トークで恋愛のアドバイスをするレイナの相談役。八代勇一…吉村界人武華男子高校3年E組で、同校のアタマを張っていると言われている。勝太はじめG組メンバーと対立している。渡辺…星田英利武華男子高校の学年主任で、転校してきた勝太をG組に案内する。問題児だらけのG組の存在を疎ましく思っている。友則…落合モトキ瞳の元カレでDV男。別れてからも瞳にしつこく付きまとう。松永…後藤剛範天王会のメンバー。ヘッドの加藤が率いる天王会の名前を盾に、レイナに執拗に迫る。桜井稜…大東駿介武華男子高校のOBで、伝説の不良グループ・Gメンの元メンバー。ある抗争で大怪我を負った過去を持つ。難破剛…間宮祥太朗小沢としおの人気コミック原作のドラマ「ナンバMG5」で主人公・難破剛を演じた間宮祥太朗が同じキャラクターで出演。ノボル…兼近大樹(兼近大樹)ナンパなチャラ男。監督は『おっさんずラブ』瑠東東一郎メガホンを取るのは、『おっさんずラブ』シリーズや「浦安鉄筋家族」、「極主夫道」など、クセのある原作ものを映像化してきた瑠東東一郎監督。脚本は、日本アカデミー賞優秀脚本賞を数多く受賞し、緻密な心情表現を得意とする加藤正人と、自らも俳優として活動し「劇団鹿殺し」の代表を務める新進気鋭の劇作家・丸尾丸一郎のコンビが担当する。映画『Gメン』あらすじ女子に大人気の男子進学校に転校した…はずが、問題児ばかりが集まる1年G組に入ってしまった門松勝太。そこで出会ったクセの強いクラスメイトや上級生らと共に、日々を楽しく全力で生きていきながらも、突如降り掛かってくる巨悪な事件や、誰もが恐れる危険な組織との壮絶な戦いの中で、葛藤し立ち向かいながら成長していく。そして仲間との絆や大切な人を守るため、勝太は立ち上がり壮絶な戦いへと挑んでいく。【作品概要】映画『Gメン』公開日:2023年8月25日(金)※当初2022年秋公開を予定していたが、延期となった。出演:岸優太、竜星涼、恒松祐里、矢本悠馬、森本慎太郎、りんたろー。、吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭、小野花梨、吉村界人、星田英利、落合モトキ、後藤剛範、大東駿介、間宮祥太朗、兼近大樹原作:小沢としお『Gメン』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)監督:瑠東東一郎(『おっさんずラブ』シリーズ、『極主夫道』、「浦安鉄筋家族」)脚本:加藤正人、丸尾丸一郎配給:東映
2022年01月27日小沢としおの人気ヤンキー青春漫画「Gメン」が、映画初主演の「King & Prince」岸優太を迎え、今秋公開されることが決定した。女子に大人気の男子進学校に転校した…はずが、問題児ばかりが集まる1年G組に入ってしまった門松勝太。そこで出会ったクセの強いクラスメイトや上級生らと共に、日々を楽しく全力で生きていきながらも、突如降り掛かってくる巨悪な事件や、誰もが恐れる危険な組織との壮絶な戦いの中で、葛藤し立ち向かいながら成長していく――。2014~18年まで「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)にて連載された「Gメン」は、問題児ばかり集う男子校に転校してきた主人公が、クラスメイトや上級生ら仲間たちと全力で生きる姿を、アツく楽しく描いたヤンキー青春漫画。国内累計発行部数150万部を突破し、連載終了後もなお、新たなファンを獲得し続けている。「Gメン」書影 (C) 小沢としお(秋田書店)2015月9ドラマ「ナイト・ドクター」、スペシャルドラマ「必殺仕事人」への出演が話題となった岸さんが演じるのは、全くモテない問題児高校生・門松勝太。体当たりのアクションに挑戦するため、撮影前からトレーニングで鍛え上げ、フルパワーで役作りに挑む。「お話を頂いた時は本当にビックリしましたが、今はやる気に満ち溢れています!」と心境を明かした岸さんは、「勝太は何事にも100%でぶつかっていく主人公で空回りしてしまうようなところも含めて自分と重なる部分があります」と役柄との共通点を見つけた様子。そして「友情、青春、、、、皆さん誰しもが重なる部分がありますし、瑠東監督やビッグネームな共演者の方々とワンチームで楽しく、笑いに溢れる作品にしたいと思います。フルパワーで臨ませて頂きますので、是非楽しみにお待ち下さい!」とコメントしている。監督は、「おっさんずラブ」シリーズや「浦安鉄筋家族」、「極主夫道」などを手掛けてきた瑠東東一郎。「主人公の勝太は、アツく強く真っ直ぐでちょっとおバカです。その熱量で周りを巻き込み、心を掴んでぐんぐん突き進むヒーローです。そう、岸くん以外考えられないんです。そんなヒーローが今、必要なんです!是非ご期待下さい!」と熱いメッセージを寄せている。『Gメン』は秋、公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:Gメン 2022年秋、全国にて公開予定©️2022「Gメン」製作委員会 ©️小沢としお(秋田書店)2015
2022年01月24日今回は、自身の体験を元にした恋愛エッセイを執筆中のななこ(@nanakoessei)さんの漫画をご紹介! 「村一番のチャラ男に目をつけられた話」第11話です。誰も居ない公園に連れていかれたと思ったら、そこはヤンキーたちの集会場だった!?【#11】<村一番のチャラ男に目をつけられた話>出典:instagramするとヤンキーの一人が…?出典:instagramななこさんの話ばっかり…!?出典:instagramフレンドリーに接してくれて…。
2021年12月22日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。ついにフィナーレを迎えた『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。最終回のサブタイトルは『ふたりでいれば…!』でした。ふたりでいれば…どうなるのか。自分たちの『カタチ』を見つけたユキコ(杉咲花)と森生(杉野遥亮)、そして2人を取り巻く人々がたどり着いた結末が描かれました。1年後の2人舞台はユキコと森生が別れてから1年後。食品関連会社に就職したユキコは、職場の人の理解を得て、自らの業務をしっかりこなしていました。しかし、希望していた調理の仕事ではないため、どこか物足りない様子でした。そんな中、なんと花男(戸塚純貴)とハチ子(生見愛瑠)が結婚!結婚パーティーではユキコが作ったウェディングケーキが振る舞われ、みんなの「美味しい」という声に嬉しそうに笑うユキコ。やはり、誰かに美味しいと言ってもらうのが嬉しいようです。さらに、仕事帰りに立ち寄った元バイト先の『BBバーガー』では、店長の茶尾(古川雄大)から以前ユキコが考案したメニューが人気だと聞いて喜んでいました。一方、鹿児島県に行っていた森生は、再び無職となって地元に戻って来ていました。別れてまで送り出してくれたユキコに合わせる顔がないと、見つからないように彼女を遠くから眺めていましたが、さすがは森生、ユキコの様子を見ているだけで本心に気が付いたようです。コソコソとユキコの後を付けるも、BBバーガーで見つかってしまった森生。お互いの近況を語りつつ、「今も美味しいって言われるのが、一番好きなんじゃないですか」と見事に核心をつきます。ユキコは「やりたいことと出来ることは違う」と言い、自立するためには働く必要があるのだと割り切っていましたが、その表情はどこか暗く、今の仕事を楽しんでいるようには見えませんでした。離れてからの1年間、それぞれの道を歩んできた2人は、行く末に光を見出せなかったようです。しかし、森生が「自分のやりたいことを見つける」と宣言し動き出したことで、事態は好転していくのでした。世界を広げるには…その後、ユキコは森生の言葉に刺激を受けたのか、調理師専門学校のオープンキャンパスに参加します。しかしその学校に視覚障害のある生徒が通った前例はなく、卒業したとしても就職先はないだろうと言われ、再び調理師への道を諦めようとするユキコ。そんなユキコの道を照らしたのは、父・誠二(岸谷五朗)でした。誠二は、自立は1人でできるものではないとユキコを諭し「誰かと一緒だとできることが増えて、世界が広がるだろ。頼れる人がいればいるほど、できることが多くなる気がする」と話します。この誠二の言葉こそが、本作が描きたかった問題の答えなのではないかと思いました。森生と出会って、様々なことにチャレンジし、できることが増え、世界を広げてきたユキコ。彼女は、以前森生から言われた「ユキコさんはどんどん新しい道を切り開く人」という言葉を思い出し、進むべき道を見つけたようでした。一方、森生も宣言していた『やりたいこと』を見つけていました。それは、ユキコと一緒にいること。1年前と変わっていませんね。つまり「森生はとっくに夢を見つけていた」ということなのかもしれません。どこまでもブレない男・森生に、心底感動した瞬間でした。1年前と変わったのは「ユキコと一緒にいるために、どうすればいいか」に辿り着けたこと。森生が見つけた答えは『キッチンカー』でした。ユキコと一緒にキッチンカーで店をやる。それは調理師というユキコの夢を森生が後押しすることで、ユキコと一緒にいることができるという、2人の夢を同時に叶える方法でした。偶然なのか運命なのか、それとも森生と誠二の策略なのか…ユキコも森生と同じようなことを考えていた様子。2人が出した答えは、誠二が言っていた『世界が広がる』生き方でした。ふたりでいれば…!ユキコと森生だけでなく、他の登場人物たちも『それぞれのカタチ』を見つけたようです。ハチ子は専門学校を卒業後、アパレルの会社で服を作るという夢を持ち、花男はバリバリ働きたいハチ子を支えて家事全般を請け負い、子どもができれば子育ても担当すると2人で決めたようでした。そして獅子王(鈴木伸之)は、ついに森生に告白して想いに区切りをつけ、イズミ(奈緒)と共に歩んでいくことを決めました。2人の関係に名前をつけることはできなくても、お互いを大切だと思えて、一緒にいたいと思える素敵な関係です。障害、生い立ち、人間関係、ジェンダーなど、さまざまな問題に苦しみ、自分は普通ではないと思い、苦しんできた人たち。もしかしたらこの先も「それは普通じゃない」「前例がない」と、誰かに言われるのかもしれません。前例のないことをすれば、困難が伴うかもしれません。しかし、ふたりでいれば…!普通とか普通じゃないとか、比べるために誰かと一緒にいるのではなく、世界を広げるために誰かと一緒にいる。みんな違うからこそ、それぞれにできることがあり、支え合って世界が広がる。この物語の登場人物たちは、これからもそんな風に生きていってくれるのでしょう。みんなが「それぞれのカタチ」にたどり着き、最高のハッピーエンドとなりました。これまで、笑いや感動、気づき、いろんなものを与えてくれたこの作品。最後まで優しく温かい世界を見せてくれたことに、心から感謝します。[文・構成/grape編集部]
2021年12月20日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。人生の選択に迫られた時、迷い、悩んで、後ろ髪を引かれるような思いで決断をする。そんな時が誰にでもあると思います。クライマックスを迎えた第9話。ユキコ(杉咲花)と森生(杉野遥亮)の人生のターニングポイントが描かれました。それぞれの想いアルバイトでの働きを評価され、正社員になるチャンスが訪れた森生でしたが、赴任先として告げられたのは鹿児島県。鹿児島県まで、飛行機で2時間。車で17時間。その距離は、ユキコと森生にとってあまりに遠いと感じられました。弱視のユキコが鹿児島県まで行くのは簡単なことではないと、ここまで本作を見てきた視聴者には想像に難くないでしょう。しかし2人ならば、どうにか乗り越えられるのではないかと思ったのですが…。この距離に耐えられなかったのは、森生の方でした。獅子王(鈴木伸之)から正社員登用の話を聞き、考える猶予をもらったにも関わらず、すぐに「行かない」という答えを出してしまいました。理由は、ユキコの側にいたいから。ユキコは、森生の気持ちを嬉しいと思う反面、「いつか後悔するのではないか」「自分が重荷になっているのではないか」と不安を抱えてしまいます。そんな中、ユキコにも転機が。緋山(小関裕太)から連絡が入り、飲食関係の会社に見学に行けることになりました。しかし、会社見学で仕事内容が事務職になると聞き、気を落としてしまいます。「広い意味では食に携われる。必要とされるのは幸せなこと」だと緋山からアドバイス受け、自分を納得させようとするユキコ。そして「誰かに必要とされる幸せを、森生にも味わって欲しい」と考えるようになります。そんな時に、ユキコはアルバイト先の『BBバーガー』で茶尾(古川雄大)がアルバイトから正社員に抜擢されたと聞きます。店長として働いて、この仕事が天職だと思えるようになったという茶尾の話に、ユキコは森生を重ねずにはいれらなかったでしょう。悩んでいる時ほど誰かの何気ない話やアドバイスが、一種のお告げのように聞こえてしまうことはあるもの。緋山と茶尾の言葉が、ユキコには「森生の背中を押せ」と言っているように感じられたのかもしれません。一方、森生から正社員の話を断られた獅子王もまた、悩んでいました。森生が心のどこかで「行きたいと思っているのではないか」と感じていた獅子王でしたが、森生の背中を押してやることができません。何故なら、森生が遠くへ行ってしまうと、側で見守れなくなってしまうから。しかし森生がいつか後悔するのではと、ユキコと同様に複雑な思いの獅子王。それぞれに悩みと不安を抱える中、ユキコと森生はさらにすれ違っていくのでした。ユキコの決断森生の気持ちは終始一貫していました。『ユキコの側にいたい』ただそれだけです。しかし、ユキコの気持ちは複雑でした。どうするのが最善の道なのか、森生の幸せのために多くのことを考え、悩んだに違いありません。そんなユキコに「俺のことなんてどうだっていいんスよ。ユキコさんの人生の方が大事なんで」と話す森生。森生のことを大切に思っているからこそ、ユキコはこの言葉に大きく動揺したようでした。一方の森生が気になっていたのは緋山の存在。調理に携わる仕事を諦めると決めたユキコが、緋山の影響を受けていると感じていました。2人で雪の話をしながら、互いのモノローグが交互に入るシーンが切なかったです。どうしてそれを、ちゃんと言葉にしないのか。お互いが想い合っているのに。そんな、もどかしい気持ちで見ていた視聴者も多かったのではないでしょうか。目が見えても見えなくても、結局人は他人の心の中を見ることは出来ないのだと、痛感させられるシーンでした。互いの気持ちが分からず、心に距離を感じ始めたユキコと森生。そんなある日、森生に最大のピンチが訪れます。緋山がユキコを抱きしめ、好きだと告げたのです。ユキコが緋山に影響されていると感じていた最中、この場面を見てしまった森生。何というタイミング!筆者としては、なぜ森生が昼間のオフィス街をフラついているのかと、口惜しい気持ちでした。そこで「俺のユキコさんに触るな!」とでも言って、2人の間に割って入ってくれればいいものを、森生は目を逸らしてその場を立ち去りました。この行動に、森生の自信のなさと戸惑いが感じられました。「もしかして…」ユキコにそんな疑念を抱いてしまったのかもしれません。ユキコは緋山の告白をすぐに断り、同時に「もし、この先どうなったとしても、私は黒川が好きなんだ」と、不穏な言葉を残しました。この時にはもう決断していたのでしょうか。この直後、ユキコは森生に電話をして2人は会うことに。「私たち、別れよう」ユキコの別れの言葉は虚しいほどにそっけないものでした。緋山との関係を勘繰る森生に、何も語ろうとせず立ち去るユキコ。それは彼女の強い決意の現れだったのか、それとも、話をすれば涙が出てしまいそうだったからなのか。森生と別れたあと、ユキコは泣き崩れました。決断をしたユキコ自身、苦しくて堪らなかったでしょう。後悔も迷いも残っていたかもしれません。様々な人の想いが交錯し、悩み、疑い、思い遣り、そのひとつひとつがパズルのピースのように組み合わさり、ユキコはこの決断に至ったのだと感じました。それがどんな未来につながるのかまだ解らないけれど、必ず意味があると筆者は思っています。そして、森生が彼自身の人生を、自分の足で立って生きるために、必要な何かを得てくれることを期待しています。泣いても笑っても、次が最終回。これまで多くの幸せと笑いを与えてくれた本作だけに、きっと最後は笑顔で終わらせてくれると信じて、希望を胸に待ちたいと思います。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年12月13日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。基本的に、森生(杉野遥亮)は自己肯定感が低いと感じていました。「俺なんか」と自らを卑下するような言葉を使ったり、何かにつけて遠慮がちな言動をすることがあり、気になっていました。「母親に捨てられた」という意識がそうさせているのかもしれません。第8話では、そんな森生の前にユキコ(杉咲花)の幼馴染で初恋の相手でもある緋山(小関裕太)が現れます。ライバルの出現に敵意を燃やす森生でしたが、あまりにもデキる男・緋山のハイスペック攻撃に、コテンパンにされてしまうのでした。森生の自信喪失盲学校の職業支援の講師としてユキコと再会した緋山は、笑顔を見せるたびに『キラーン』と効果音が入るほどの爽やかさ。いつもどんな人にでも優しく、気配り上手で、周囲の女性たちを虜にしていきます。さらに、障害者支援を仕事にしているだけあって視覚障害者の事情に詳しく、ユキコたちへのフォローも完璧。森生は緋山を敵視します。そんな中、ユキコは地域で開催されるクリスマスマーケットに出店する茜(ファーストサマーウイカ)の手伝いをすることになります。緋山も参加すると聞き、手伝いを名乗り出る森生。このクリスマスマーケットの手伝いで、森生は緋山と張り合おうと頑張りますが、全く敵いません。料理では緋山の手際の良さを見せつけられ、森生が荷物を運ぼうとすれば、荷台を用意していた緋山が全て運んでしまい、森生がユキコたちにカイロを渡せば、緋山がストーブを持って来てみんなを喜ばせ…そんな具合に、緋山のスマートさを見せつけられてばかり。空回り、引け目を感じていく森生の表情のひとつひとつが、切なくてたまりませんでした。だからこそ、そんな彼に筆者は言ってあげたい。確かに緋山はデキる男ですが、人間の長所というのは「何かが出来る、出来ない」ということだけで決まるのではありません。森生には森生の良さがあるのだと。何より、森生という男は愛されキャラなのです。逆に、緋山のような完璧な人が、森生のような可愛らしい愛されキャラになるのは難しいでしょう。何ひとつ、森生が負けたことにはならないと思うのですが…。しかし、森生は勝手に焦りを感じ、それに追い討ちをかけるように緋山は高圧的な宣戦布告をするのでした。ユキコと森生が与え合うもの「黒川くんとユキコ、合わないんじゃないかな。ユキコは普通の人を選んだ方がいい」と、緋山は、森生を非難しました。自分の意思で不良の道を歩んだ森生は、自分のせいで目が悪くなったわけではないユキコとは、生きづらさの意味が違うと言うのです。続けて緋山は、自らがユキコを幸せにしたいと森生に宣戦布告をします。このシーンの緋山は、これまで視聴者に与えてきた印象とは異なり、いささか尊大な態度に見えました。これまでのユキコと森生を見守ってきた視聴者からすれば、緋山の『普通』という言葉の使い方には反発を覚えます。森生を「普通ではない」と一蹴する緋山は、色眼鏡で他人を見る人間なのではないかと、そんな不安も抱きました。緋山の辛辣な批判に落ち込んだ森生でしたが、最終的にユキコの言葉によって救われます。緋山に負けじと、免許を取り、勉強をしてユキコの役に立ちたいと言い出した森生を、ユキコは自宅に招き、森生がクリスマスマーケットで食べ損ねたと言っていたメニュー『ナポリタンドッグ』を振る舞います。そして、森生への想いを語りました。一人でバスにも乗れなかったし、洋服も買いに行けなかったし、アルバイトなんてできるわけないと思っていた自分が、それらをできるようになったのは、森生がいたからなのだと。今の森生が好きなのだとユキコに伝えられたことで、森生は自信を取り戻し、前向きになれたようでした。森生の一生懸命さと真摯さは、人の勇気に火を灯す力があると思います。視聴者は、森生に背中を押されて前を向くユキコをずっと見て来ました。今回も、食に関する仕事を諦めていたというユキコに森生がエールを送り、改めて彼はユキコにとって必要な存在なのだと示されました気がします。「俺なんか」であった森生には、弱視というハンデにも負けず様々なことに挑戦するユキコが、自分よりも強い人間に見えるのでしょう。だからこそ尊敬し、恋人になった今でも『さん』付けをして敬語で話してしまう。しかしこのところ、森生は自分を卑下するような言動が減ったと、筆者は思っていました。そして、この第8話では、緋山からどんなに差を見せつけられて自信を失っても、森生は「俺なんか」と言いませんでした。これは森生がユキコと付き合っていく中で、彼女の言葉や思いを受けて、着実に自己肯定感が高まっているからではないでしょうか。森生というのは、非常によく考えられた一貫性のあるキャラクターだと感じます。弱視のユキコが積極的に社会と関わるためには、緋山のようなサポートももちろん必要でしょう。しかし、森生が支えているのは『障害者のユキコ』ではなく『恋人のユキコ』。森生だからこそできる『励まし』が、彼女の原動力になっているのは明白です。ユキコの背中を押して勇気や強さを与える森生と、森生の良さを認めて自信を与えるユキコ。お互いに支え合い、二人でいるから成長できる関係が、微笑ましく、羨ましくも映りました。今回のことを乗り越えて、これからも並んで歩く二人の未来を信じたいところですが…。次回以降も、ユキコの就職に向けてまだまだ緋山が活躍しそうな予感がします。また、ラストでは青野が駅のホームで転落事故を起こしたような描写もあり、彼の安否も気になるところ。第9話も絶対に見逃せません。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年12月08日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。ユキコ(杉咲花)がイズミ(奈緒)の誕生日を祝うため、父・誠二(岸谷五朗)の出張中に森生(杉野遥亮)と獅子王(鈴木伸之)を自宅に招いて、誕生日会を開くというストーリーが展開された第7話。出張が延期になった誠二が帰ってきて森生と獅子王が浴槽に隠れることになったり、お泊まりセットを持ってきていた森生に誠二が意地悪をしたりと、序盤から爆笑とニヤニヤが止まらないドタバタコメディが繰り広げられました。しかしコメディだけで終わらず、深く考えさせられ、気付きを与えてくれるエピソードも紡がれるのが、このドラマの醍醐味。今回は、これまで秘められていた獅子王の内面が描かれました。森生の顔に傷をつけたのは…ドタバタコメディの空気が一変したのは、誕生日会も終わりに近づいた頃。皆さんはお気づきになったでしょうか。誠二と森生が『ユキコクイズ』をしている間、獅子王は酒の一升瓶を抱え込んで直飲みしていたのです。そして唐突に「森生クイズ行きまーす」と陽気に振る舞い始めました。相当酔っ払っていたのでしょう。酔わなければ出来なかった話なのかもしれません。クイズの第3問(実際には4問目)で森生の顔の傷について触れ、「誰が付けた傷でしょう」という問題を出したかと思えば、自ら「正解は自分でーす」と告白。そこから一気にトーンダウンし、森生の顔に傷を残してしまったのに、自分には傷跡ひとつ残っておらず、どんなに森生に殴られても一生チャラにはならないのだと、神妙な面持ちで訴える獅子王。確かに獅子王のやったことは取り返しがつかないことでした。しかし、自分が残した傷が森生の人生にどんな影響を与えてしまったのか、逃げずに見守り続けた彼は、非常に強い人だと感じます。自分の過失に目を向け続けるのは、とてつもなく精神力のいること。森生が何かにつまずくたびに罪悪感に苛まれる。そんな罰をずっと受け続けてきたのです。森生に幸せになってほしいと願い、それが自分の夢だとさえ言ってしまえる獅子王の強い想い。そこにはまだ、隠し続けてきた秘密がありました。獅子王が打ち明けた秘密誕生日会が終わり、獅子王が忘れて帰った鍵を渡しに行ったイズミは、ついに獅子王に想いを打ち明けます。溢れ出した想いに胸が熱くなる真っ直ぐな告白でしたが、残念ながら断られてしまうイズミ。以前からチラついていた獅子王の『思い人』の存在が、ここに来てズッシリと伸し掛かるようでした。ここで獅子王は、「自分は普通ではない」と話し、思い人は男なのだと告げます。そんなことはいちいち言わず、誤魔化すこともできたでしょう。しかしそうはせず、おそらくは誰にも言ったことがないであろう真実を明かしたのは、イズミの真剣な告白に彼なりにきちんと向き合ったからこそ。獅子王の真摯さが垣間見えるシーンでした。魅力的なキャラクターが多い本作の中で、決して出番が多かったわけではない獅子王がこんなにも存在感を放ち、回を追うごとに魅力を増したのは、森生とはまた違った強さと愚直さを持ち合わせているからなのでしょう。獅子王の思い人が森生であるかどうか、彼の口から明かされることはありませんでしたが、森生の写真を持ち歩いていることや、これまでの態度、誕生日会で語られた森生への想いから、そのことは明白です。そしてそれは、程なくイズミに気づかれてしまうのかもしれません。その後、獅子王にフラれたイズミは、彼を『推し』だと思って見守っていくことにしたようです。「推しの幸せは夢ですから」と、笑顔を見せるイズミ。イズミから「最高のファンサ」だと言われた獅子王の笑顔は、心から救われたような、安堵感に満ちていました。森生のことを見守って幸せを願い続けてきた獅子王が、今度はイズミから見守られて幸せを願われるという、このプラスの連鎖。2人とも失恋していることに違いはなく、本来は切ない展開のはずですが、そこに悲壮感はまるでなく、ただただ大切な人の幸せを願うというポジティブさに、見ているこちらまでこの連鎖に巻き込まれたかのような温かさを感じました。それぞれの夢第7話は、『夢』をテーマにまとめられていたことも、強く印象に残りました。視覚障害者が寝る時に見る夢はどんな風に見えるのかという話、そして登場人物たちが各々に思い描く将来の夢や叶えたい夢の話。前述した獅子王とイズミの夢の他にも、ユキコの「森生の顔が見たい」という夢や、誠二の「ユキコに幼い頃の写真を見せたい」という夢のエピソードもありました。森生のホクロを見ることができないというユキコの切ない願いを、写真を拡大するという方法ですぐさま叶えてくれる誠二の大きな大きな父の愛が素敵でした。個人的に気になったのは、ユキコが幼稚園の時に書いたという将来の夢。本人は覚えていないとのことで、具体的には示されませんでしたが、このタイミングで幼い頃の夢について触れられたのは、次回以降のユキコの就職に向けての伏線でしょうか。そしてもうひとつ、森生の夢について。それぞれの夢が何かしらの形で語られる中で、森生だけが『寝ている時の夢』しか出てこず、彼自身の願いや将来の夢については言及されませんでした。ここまで、ユキコの後ばかりを追って来た印象のある森生。ユキコの就職活動を描く展開の中で、森生自身も将来について考える必要に迫られるのかもしれません。2人の歩く未来に何が待ち受けているのか…願わくば、2人が同じ方向を向いて寄り添っていてほしいものですが。次回、ユキコの幼馴染であり初恋の人・緋山(小関裕太)の登場で、波乱の幕開けになりそうな予感がします。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月30日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。ラブコメでありながら、恋愛模様だけでなく視覚障害をテーマとした様々な問題を取り上げ、展開していく本作。ユキコ(杉咲花)と周囲の衝突を描いた第5話に引き続き、第6話でも視覚障害者と健常者との間にある、壁の高さを感じさせるストーリーとなりました。今回スポットが当てられたのは、ユキコの友人・空(田辺桃子)。盲学校で開かれるマラソン大会に向けて特訓中だった空が、放置自転車にぶつかって転倒してしまいます。大きな怪我はなかったものの、誰かが道に障害物を置いて空の練習を阻害していると判明し、ユキコたちは憤りを隠せません。森生(杉野遥亮)が犯人探しをしようと協力を申し出ますが、そこで空が見せたのは『見える人』に対しての激しい憎悪でした。白杖を蹴飛ばされたり、本当に見えないのかと難癖をつけられたり、そんな非情に晒されることがあるのだという話を聞けば、空の憤りにも頷けます。しかし、森生もそんな酷いことをする『見えるやつ』と同類だと罵った空に、さすがの森生も気分を害した様子。2人は大喧嘩になってしまうのでした。同じものを好きになれるということ友人と彼氏が激しく衝突してしまい、このままにしておけないと考えたユキコは、2人を仲直りさせるため一計を案じます。ユキコが考えたこの解決策こそが、第6話のテーマだったように思います。ユキコは、自分の考えたルートを森生と空に走らせることで、見えている人も、見えていない人も、同じものを好きになれて、共感し合えるのだと証明しようとしたのでした。次第に心を開いていく森生と空。ユキコの思惑にハマった2人は、最終的にお互いをリスペクトできる関係になれました。さらに言えば、青野(細田佳央太)と花男(戸塚純貴)たちが、鼻の下を伸ばして共感し合っていたボイスコミック『真珠の肌』でさえも、今回のこのテーマに沿ったものでした。『共通点』というよく聞く言葉は、視聴者にとって身近なもの。それをドラマに取り入れる、効果的なエピソードの作り方に感心させられます。住む世界が違う者同士が分かり合う取っ掛りとして、何かに共感したり何かを共有するというのは、関係性を深める近道の1つ。特に好きなものに共通点があれば、前向きな関係が築けます。森生と空がそうであったように、私たち自身も同じことがいえるのではないでしょうか。生まれも育ちも違う、価値観も違う…しかし、きっとどこかに共通点があるはず。違う世界に生きる人間だと感じても、私たちは同じことで笑い、共感できた時、同じ人間だと実感できます。無意識に作り出した『壁』を壊すのは、そうしたほんのささいなきっかけなのかもしれません。森生と空、2人をよく理解しているユキコだから出来た、優しさと遊び心にあふれたアイディアでした。そして、ユキコが2人の距離を近付けるために考えだしたアイディアは、森生と出会ったことで、彼女自身が徐々に変わりつつあるからのように思えます。「ありがとう」と「すみません」の使い分け話は戻り、空のマラソンの練習を邪魔していたのは、彼女がひと月ほど前に別れたという元カレ・拓己(福山翔大)でした。「できる限りのことをしてあげた」と、やけに上から目線で犯行の動機を語る拓己は、本当に空が好きで付き合い始めたのか、それとも目の不自由な彼女を思いやる優しい彼氏を演じたかっただけなのか…。どちらにしろ、その行為は、おそらく彼が思っていた以上に、空を苦しめるものだったに違いありません。空は、何かあるたびに「すみません」と彼が周囲に謝ることで、常に迷惑をかけているように感じ、劣等感に苛まれていたのでした。実は筆者自身、若い頃にこの「ありがとう」と「すみません」の使い分けについて指摘された経験があったため、非常に心苦しい思いでこの場面を見ておりました。人の好意に対して「すみません」と返すのは、相手に「逆に悪いこと(余計なこと)をしたのでは」と思わせてしまうため失礼であり、良いことをしてもらった時は「ありがとう」と返すべき。そう言われて、それ以降「ありがとう」を使う頻度が圧倒的に増えたのでした。障害のあるなしに関係なく、人の心の奥を気遣い、言葉を選ぶことの大切さに再度気付かされた第6話でした。今回は障害者への悪意ある行為を扱ったシビアな内容だっただけに、全体的に重い雰囲気でしたが、最後にはちゃんとユキコと森生の仲良しぶりも見せつけてくれました。序盤での森生は「あぁ~たこ焼きになりてぇ」なんて可愛いことを考えていたくせに、終盤では空にヤキモチを焼いて拗ねるユキコに不意打ちキス。やるときはやるんだな、森生!「今のなんだった?」というユキコの反応も可愛くて、2人の幸せな姿をいつまでも見ていたいと思える名シーンでした。社会的なテーマとラブコメをうまく組み合わせるところも、このドラマが人気の理由の1つなのかもしれません。次回は、赤座家に森生と獅子王(鈴木伸之)が呼ばれてイズミ(奈緒)の誕生会を開くという、これまた楽しそうなイベントが待ち受けているようです。楽しみすぎて、ニヤニヤが止まりません。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月14日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。アルバイトに馴染み始めたユキコ(杉咲花)が森生(杉野遥亮)に告白し、めでたく結ばれた第5話。2人が付き合い始めて幸せムード溢れる展開になるのかと思いきや、意外にもユキコと様々な人物の、衝突と和解が描かれました。特に、ハチ子(生見愛瑠)と紺野(大友花恋)の、ユキコへの心ない言葉は衝撃的で、見る人の心をえぐります。「障害者はズルい。私だって、この白杖があれば許されるんだから」というハチ子と、紺野の「ちょっと甘えてない?こんなことできなくて当たり前、できなくても許されるって思ってないかな?それって、私には障害があることを利用してるように見えるんだけど」。障害という社会的なハンデを負っている上に、敵意まで向けられる…ユキコと同じ立場にある人にとって、そう珍しくない経験なのかと思うと、胸が痛みます。周囲に敵意を向けられて尚、前向きに行動するユキコの強さに惹かれた1時間でした。障害者はズルい?ユキコは視覚障害があるから、出来ないことがあっても許される。今回、ユキコとトラブルを起こしたハチ子と紺野には、どちらもこの思いが根底にありました。ハチ子は、人付き合いが苦手で上手く立ち回れない自分と、周囲から優しくされるユキコを比べて、ズルいと感じていました。しかし、ユキコだって常にみんなから優しくされているわけではありません。そんな自分の実情や思いを互いに主張し合い、伝え合うことで和解に漕ぎ着けた、ユキコとハチ子。一方、ユキコのアルバイト先の先輩・紺野は、仕事がスムーズに出来ないユキコに腹を立てていました。ポテトの注文をレシートを見て受けるという新しい仕事にトライしたユキコでしたが、インクが薄くて読み取るのに時間がかかり、レシートをためてしまいます。それを紺野は「できなくても許されると思って甘えている」と厳しく責めました。紺野の怒りに対して、ユキコはレシートの文字を大きくするという方法を提案。紺野はレシートの印字に時間がかかると反対しますが、いざやってみるとレシートの文字が読みやすくなり、他のスタッフのミスも減ったのです。ここで意外だったのは、紺野が「スタッフのミスが減った」とユキコに言いに来たこと。紺野の口から謝罪の言葉が出ることは、とうとうありませんでしたが、自分の非はきちんと認め、これからも言いたいことは言って欲しいとユキコに伝え、2人のトラブルはひとまず落着しました。ユキコには出来ないことがある。それは変えようがありません。しかし彼女には、欠点の改善方法を考えて行動に移し、乗り越える力がある…そんなユキコの強さが光ったエピソードでした。言葉は道具この第5話では、もうひとつ衝撃的な出来事がありました。それは、森生の過去を聞きたがるユキコに、森生が「話したくないことだってある」と怒ったこと。あの森生がユキコに向かって口調を荒げるなんて!それほどまでに、出て行った母親のことは、彼の中で蓋をしておきたい記憶だったのでしょう。イルミネーションが煌めく街で、突然姿を消した母を泣きながら探し回る森生少年は、本当に不憫でした。ずっと過去から逃げていた森生でしたが、ユキコの友人や獅子王(鈴木伸之)の言葉で、向き合う決心をします。森生は、ユキコが母親のようにいなくなるのが怖かったのです。それはユキコが好きで、大切に思っているからこその恐怖。ユキコが森生の心に踏み入ろうとしたのも、森生を好きだと思う気持ちからでした。2人はお互いの思いを伝え合って、仲直り。森生の「好きです」に、これまでにない彼の激情を見た気がしました。思えば、今回のユキコをめぐるトラブルは、どれも自分の思いをきちんと言葉にして伝え合うことで和解しています。ユキコは言葉を欲しがる傾向があります。それはユキコの、「ムカついてたけど、はっきりに言ってくれたことは嬉しい」「ストレートに言い合えた方が、お互い後腐れないしね」「前にも言ったよね。私は人の顔色を読むことが難しいから、何でも言葉にして欲しいって」といったセリフにも表れています。耳からの情報を頼りにしているユキコにとって、言葉がどんなに大切なものか、想像に難くありません。しかし、言葉を大切にしなければいけないのは、ユキコだけではないでしょう。ユキコは白杖を「生きていくために必要な道具」だと表現しましたが、言葉もまた、私たちが社会生活を営むために必要な道具だと言えます。人を傷つける凶器にもなれば、お互いを理解し合うためのツールにもなるのです。当然のことのようですが、普段私たちがどれだけその事を意識して生活を送っているのか…。考え直してみる良いきっかけになりそうです。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月09日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。2021年秋ドラマの見どころを紹介していきます。ユキコ(杉咲花)が森生(杉野遥亮)と会っている所をイズミ(奈緒)に見つかって、険悪ムードが漂う赤座姉妹…。10月20日に放送された第3話では、身長差のせいで自分の声がユキコに届きにくいと知った森生が、身長差を埋めるため、ユキコにハイヒールを購入します。しかし、森生はそれをユキコの自宅の玄関先に置いて帰ってしまい、宛名がなかったために、イズミが「元彼からのプレゼントだ」と勘違してしまいます。そしてこのハイヒールをきっかけに、姉妹の喧嘩が激化するのでした。ユキコとイズミの大喧嘩いつものように登校中に森生と会ったユキコ。ハイヒールが森生からのプレゼントだったと知って驚き、イズミから取り返そうと決心します。そんな中、森生たちの溜まり場の喫茶店に獅子王(鈴木伸之)がやって来て、就職が決まったと報告します。この時の森生の全財産は、驚愕の18円。度肝を抜かれる金額です。森生は、獅子王に触発されて就職活動を始めますが、どこからも相手にしてもらえず落ちこんでしまいます。その後、ハイヒールはいつの間にかイズミに捨てられており、焦ったユキコはゴミ置き場を漁ります。ゴミ袋に顔を寄せながら、手探りで探す彼女の姿が健気でした。その姿からも、もうすっかり森生に恋をしている様子のユキコ。ハイヒールを見つけ出したユキコは、森生にお礼の電話をします。ユキコにハイヒールは危ないと気がついた森生でしたが、少しで良いから履いている所を見たいと言います。全力で支えるから、好きなだけつまずいても大丈夫だと。本当に優しい男です。就職活動がうまく行かず落ち込んでいる時に、電話で話すだけで元気を取り戻せるという、2人のあたたかい関係が素敵です。しかしこの直後、ハイヒールが森生からのプレゼントだったとイズミに知られてしまい、イズミは激怒。大喧嘩に発展します。この喧嘩のシーンは強烈でした。杉咲さんと奈緒さん、2人の演技がリアルすぎて本当にハラハラさせられたし、どちらの気持ちにも共感できて、途中から涙が溢れました。イズミは、ユキコのことを自分が一番近くで見てきたと自負していました。「普通の人とは違うユキコ」が傷つくのが心配でたまらないのです。一方のユキコは、イズミの過干渉で自由にできず、不満を持っていました。新しいことができないのは楽しくないと感じていたのです。ユキコは不満を抱きながらも、世話を焼いてもらっている立場の弱さから、自分を押し殺してきたのでしょう。しかし、イズミがユキコを大切に思っていたのは本心。自分のやりたいことを我慢して常に妹のことを考える、優しく責任感の強い姉だったのです。森生が姉妹に与える影響ユキコとの電話で元気を取り戻した森生は、アルバイト募集の張り紙を見てレンタルショップを訪れます。店員がいないのを不審に思いつつ、音声ガイド付きのDVDが多いと気がついてテンションが上がり、ユキコを連れてきた時のシミュレーションを始める、どこまでも可愛くて面白い森生。そんなことをしている内に、セルフレジで困っている年配の女性を手伝うことになります。そこへ突然現れた獅子王が、その女性に親しげに話しかけてきて、森生はキョトン。視聴者もキョトンだったでしょう。その女性は獅子王の祖母で、そのレンタルショップは獅子王の就職した店だと聞いてビックリ。この店の店長になったと話す獅子王は、森生に店の不親切なところを指摘されたことから、森生のアルバイト採用を決めてしまいます。なんと、獅子王が森生の上司に…。驚きの連続です。森生の採用決定をめでたいと思う反面、何かと殴り合いになりそうな二人に、少々不安が残ります。話は変わり、ユキコとイズミの喧嘩は、「お節介を焼いたら感謝された」という森生の話を聞いたユキコが、仲直りの方法を思いついたことで解決へ。ユキコは、ハイヒールに似合う服を買うためにイズミを誘います。いつもイズミについて来てもらっていた買い物に、一人でチャレンジするところを外から見守ってもらいます。一人で買い物をするユキコを見つめて涙を流すイズミ。ずっと世話を焼いていた妹が、独り立ちしていく嬉しさと寂しさが感じることができて、ここでも涙が出ました。買い物を終えたユキコに、イズミは「あいつのおかげかもね」と悔しさを滲ませます。そんなイズミに「強くなれたのはお姉ちゃんのおかげ」と言えるユキコが素晴らしい。世話を焼いてくれた姉への感謝を言葉にして、その上で、もっと色んなことにチャレンジしたいという自分の考えを伝えられて、仲直りとしては最高の形で着地できたのではないでしょうか。思えば、喧嘩のきっかけを作ったのも、仲直りのヒントを与えてくれたのも森生でした。雨降って地固まる。姉妹の絆はより強固なものになったようです。森生は知らず知らずのうちに、この姉妹に大きな影響を与えていますね。後日。森生が働き出したレンタルショップに、ユキコがやってきます。足元には、あの赤いハイヒール。慣れないハイヒールに足元がおぼつかず、くぼみにハマってつまずくユキコを森生が抱き止めます。「履きやすい靴をプレゼントする」と言った森生への、ユキコのセリフにキュンとしました。「この靴は黒川の声を聞くためのものなんだよね?じゃあこれでいいじゃん。だって、これ履くときは、いつもいてくれるんでしょ?」恋です!〜ヤンキー君と白杖ガールーより引用この言葉に、ユキコをギュッと抱きしめる森生。そりゃぁ、嬉しいでしょう。時に偏見の眼差しで見られ、イズミに罵倒されて悩みながらも、一直線にユキコを想って、果敢に前へ進んできたのです。彼の努力が報われたような気がしたシーンでした。森生の愛おしそうなハグにも感動。それを遠くで見守って涙を流すイズミに、もらい泣き(泣くの3回目)。さらに、イズミにさりげなくハンカチを渡す獅子王に大笑い(いつの間に!)。泣いたり笑ったり、忙しいドラマです。獅子王は、DVDを借りる祖母の手伝いをしたり、前にもバス停でユキコを拾ってくれたり、見た目によらず紳士ですね。彼への興味も深まった第3話でした。そして問題のラストシーン。一気に距離を縮めたユキコと森生に、腹を立てたハチ子(生見愛瑠)が不意打ちキス。なんてことをー!!ハチ子の行動に腹を立てつつ、次回、あの森生がどんな反応を示すのか、楽しみなような怖いような…。期待と不安を寄せつつ、第4話を待つことにします。[文・構成/grape編集部]
2021年10月28日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。2021年秋ドラマの見どころを紹介していきます。2021年10月6日、日本テレビ水曜22時放送の連続ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜(以下、恋です!)』がスタートしました。同作は、盲学校高等部に通う弱視の少女・赤座ユキコ(杉咲花)と、喧嘩が強く地元で有名なヤンキー・黒川森生(杉野遥亮)という、まるで共通点のなさそうな2人が繰り広げるラブコメディー。筆者は、白杖ガールとヤンキーの恋という設定に興味を持つ一方で、『恋です!』というタイトルについて疑問を持っていました。「恋です!」なんて、どんなシチュエーションで言うんだろう。「です」って付いてるってことは、誰かのセリフかな?恋をした主人公が、空や海に向かって叫んだりするんだろうか…。そんな勝手なイメージをしたりして。恋を忘れた筆者のような人間には、どうにも純情すぎるタイトルだったのです。第1話では、弱視のユキコが送る生活について触れつつ、2人の出会いが描かれました。仲間とたむろして点字ブロックの上にしゃがみ込んでいる森生に、どいてほしいと伝えるユキコ。すると、気分を害した森生に白杖を掴まれ、焦ったユキコは必死に抵抗し、ユキコが蹴り上げた足は森生の股間にクリーンヒット。最悪の出会いのように見えますが、その一件以来、森生はユキコに恋をしてしまうのです。ユキコの心を動かす森生の一生懸命さユキコは弱視というハンデを背負っていますが、ヤンキーにも物怖じせず、他人にハッキリ自分の意思を伝える姿は、人として凛々しく強く見えました。そんなユキコを尊敬し、慕っていく森生。まずは点字ブロックを塞いでいたことを反省し、視覚障害について勉強してユキコの世界を知ろうと努めます。そして、盲学校の行き帰りに待ち伏せをして、ユキコに「キモい」と言われながらも、会いたかったと素直な気持ちを伝えます。この森生の不器用で愚直な性格が、非常に可愛らしくて魅力的なのです。ただ、優しさや愛情の表現が下手くそなんですね。ユキコから何故会いたかったのかと問われた森生は、ユキコに真剣な想いを伝えるためにラブレターを書くのですが、それが文字ビッシリの便箋20枚を詰め込んだ分厚い封筒なのです。彼はあくまで一生懸命なのですが、どこかズレている…。この分厚いラブレターは、さすがの森生もすぐにユキコには読めないと気付き、書き直してきました。一生懸命で正義感の強い森生の性格がよくわかる場面は、終盤にもあります。森生と仲間たちが駐輪場で騒ぎを起こして警察沙汰になった場面。この出来事を受けてユキコは森生に不信感を抱きますが、後に、この騒ぎの真実を知ります。森生は、点字ブロックの上に停めてあった自転車を駐輪場に移動させていたのでした。しかし、持ち主に見つかって自転車泥棒と間違えられ、騒ぎになってしまったのです。違法駐輪されていた場所は、四季折々の花が咲く公園へと続く道でした。その公園が好きだけど最近は行ってないのだと、寂しそうに話すユキコを見ていた森生は、公園の入り口の点字ブロックの上にたくさんの自転車が停められていることに気が付き、ユキコが公園に行けなくなった理由を悟ったのです。点字ブロックの上にしゃがみ込んでいた森生が、点字ブロックの上の障害物を移動させる…。森生の成長と優しさを感じさせ、2人の出会いの場面が上手く活かされたシーンでした。この森生の行動に心を動かされたユキコは、森生が書き直したラブレターを読みます。封筒を開けると、便箋2枚に大きく「恋です!」の文字。なるほど、ここで見事にタイトルが回収されました。『恋です!』というのは、ユキコの問いに対する森生の答えだったのですね。恋を忘れた筆者も、じんわりと温かい気持ちにさせられたのでした。どちらが普通で、どちらが普通じゃないか印象的なシーンはほかにもあり、それが、ラストの公園での森生とユキコの会話。「自分とユキコとでは住む世界が違うから、もう関わらない方がいい」と言い出す森生。弱視の少女が、相手から「住む世界が違う」と言われると、自分が視覚障害者だから…と思ってしまうでしょう。しかし森生が言いたかったのは、そんなことではありませんでした。「俺は、ガキの頃から反抗ばっかしてて、親にも見捨てられて、高校もすぐにクビになって、学歴もねぇ顔に傷のあるヤンキーなんかどこも雇ってくんねぇし、警察にも何回もお世話になって。それで、今でも誰にも信じてもらえなくて。俺はそういうやつなんです」「それと、私とはもう関わらない方がいいってのは、なんか関係あるの?」「だって、ユキコさんは普通の世界で生きてるじゃないですか」「普通?私が?」恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜ーより引用ちゃんと学校に通って、家族とも他人ともコミュニケーションが取れているユキコは、自分とは違って普通の世界で生きている人。森生にはそう見えていたようです。住む世界が違う。確かにそうでしょう。ユキコは視覚障害という世界で生きていて、森生はヤンキーとして人から疎まれながら生きてきました。住む世界は全然違います。しかし「どちらが普通で、どちらが普通じゃないか」というのは、見る人の主観によって変わるものです。身体的なハンデや社会的な立ち位置、人種、ジェンダー、家庭環境、見た目、性格など、自分が「普通じゃない」と感じる事柄は人それぞれ。自分では「普通じゃない」と思っていても、別の人からは「普通だ」と思われているのかもしれません。しかし自分を「普通じゃない」と思っている以上、こう思わずにはいられません。普通の人とは違う自分を、受け入れてもらえるのか否か…。その不安は人間関係を築く上で、とても辛い障害となるでしょう。全然違う世界にいるかに見えたユキコと森生の、共通点を見つけたような気がしました。これから、互いに知らなかった世界を、互いを通じて知っていくことになるであろう、ユキコと森生。このドラマは、私たちに『知らなかった世界』を教えてくれるラブストーリーになるのかもしれません。どんな世界を見せてくれるのか、2話以降も楽しみです。ただひとつ、この第1話に心残りがあるとすれば。森生の便箋20枚のなっが~いラブレターも読んでみたかったな…。[文・構成/grape編集部]
2021年10月13日『雪の妖精』といわれ親しまれている、北海道の野鳥・シマエナガ。Twitterアカウント『ぼく、シマエナガ。』(@daily_simaenaga)の投稿者さんは、写真や手作りの料理でシマエナガの魅力を発信しています。これまで、投稿者さんはシマエナガをモチーフにした『ヤンキーおにぎり』をTwitterに投稿。その愛らしさが話題となり、たびたび反響が上がっていました。今回、新たに投稿したのは、ヤンキーおにぎりたちがお皿の上で集会しているところをとらえた写真。ヤンキーが大集合していたらちょっと怖いかもしれませんが、シマエナガおにぎりの場合は…。ヤンキーおにぎりが集会してた pic.twitter.com/BgHJYvsxDr — ぼく、シマエナガ。 (@daily_simaenaga) September 27, 2021 むしろ、かわいい…!頭にウインナーソーセージをのせて突っ張っているシマエナガが大集合!若干タレ目なところが、余計に愛らしいですね。【ネットの声】・強そう!エビフライのヤンキーはまた別のところで集会をしているのかな。・かわいすぎる!ギャップ萌えしちゃう。・シマエナガ連合が集会していますね!ヤンキーおにぎりに「おん?食うのか?」といわれたら、委縮してしまうかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年09月28日杉咲花、杉野遥亮、奈緒、鈴木伸之らが出演する新水曜ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」に、古川雄大が出演することが分かった。本作は、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校生ユキコと、喧嘩っ早いけど純粋な不良少年の森生、運命の出会いをした2人が惹かれ合っていく、新世代ラブコメディー。今回新たに出演が決定したのは、「エリザベート」「モーツァルト!」など多くのミュージカル作品に出演する古川さん。今作で演じるのは、ユキコ(杉咲さん)が通う盲学校近くのハンバーガーショップの店長・茶尾。ユキコをはじめクラスメイトの空、青野の3人を温かく見守る、陽気でおしゃべり好きなキャラクターだ。また、「チャオ!」が口癖であり、ゆえにチャオ店長と呼ばれている。「かわいいタッチで純粋な恋愛が描かれていく中で、社会への強いメッセージや人のあるべき姿を胸に訴えかけられ、心が震えました」と原作を読んだ印象を明かした古川さんは、「素敵な作品に杉咲さん、杉野さんをはじめ素晴らしいキャストの皆様とご一緒できてとても幸せです。是非ご覧いただけると嬉しいです」とコメントしている。「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」は10月6日より毎週水曜日22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年09月27日ムロツヨシが役者生活25年・今年45歳を迎えた映画“初”主演作『マイ・ダディ』が、9月23日(木・祝)より公開。初日舞台挨拶が開催され、主演のムロさん、妻役の奈緒、娘役の中田乃愛、永野宗典、金井純一監督が登壇した。冒頭の挨拶でムロさんは笑顔を浮かべながら、「上映後なのでみなさん、作品の世界観に入っているところ申し訳ないのですが、マスコミの取材が入っている(舞台挨拶)なので、今から、ムロ、ふざけます!」宣言。奈緒さんは「私はここからの参加となります。作品の素晴らしさを伝えられるようにがんばります」とニッコリ。中田さんは「映画をご覧になってくださり、本当にありがとうございます。1人でも多くの方に作品をアピールしたいと思います」と微笑みながらも気合十分の様子。永野さんが「早速ですが『マイ・ダディ2』を待っています」と早くも、続編を期待していることを明かし、「本作でやり残したことを、ぜひ、リベンジさせていただきたいと思います。今回以上に気合を入れて役作りをするつもりです」とコメントしたところで、「この人は何を言っているのでしょうか?よくわからない挨拶で始まっていますが、大丈夫ですか?」とムロさんがMCに確認し、開始早々笑いを誘う場面も。映画公開100日前から、作品にまつわる話をTwitterでつぶやいてきた金井監督は「公開初日の前日、昨日のつぶやきは最後の5行の頭文字がムロツヨシになるようにしてみました。でも、残念ながら誰もそれに気づいてくれなかったようで」と寂しそうな様子。「凝りすぎたラブレターを出したのにフラれてしまった、そんな気分です」とうつむきつつも、「今日から100日後が1月1日なので、ぜひ、主演のムロさんには年末の某歌合戦にゲスト出演していただき、そこでも映画を宣伝していただくといういい流れにしたい。それくらい長く上映してほしいと思っています」としっかりアピール。このコメントにムロさんも「まだ(某歌合戦からは)オファーは来ていませんが、出たらしっかりアピールします」と答えていた。◆いつの日にか「本当の満席にしたい」初主演映画についてムロさんは「金井監督の夢から生まれた物語です。企画をし、映画を撮影し、公開された今日までが99。そして、無事公開された映画をお客様が観て、感想が生まれて100になる。ここで100点の映画になるんです。そのことをとてもうれしく思うと同時に悔しい気持ちもあります」と語りながら、1席ずつ空き状態の客席を見渡す。「僕は、“満席”が好きな男です。この状況下ではこれが満席と頭では理解していますが、やっぱり本当の満席ではないのが残念です」とこぼす。「いつか、この状況が落ち着いて、いろいろな宣言が解除され元の状態に戻ったら、どんな手を使ってでも、本当の満席の景色をここにいるキャストみんなに見せてあげたいです」とし、「どんな手を使っても、たとえお金を払ってでも!」とコメントしたところで、「ん?俺、お金払うの?」とおどけつつ、「それでもいいと思えるくらい本当の満席にしたいです。それを実現するために、この映画をロングランにすべく、これからも宣伝活動をしていきます」と宣言。「ここはアツくいかないと!と思っていたので、かなりアツく語らせていただきました」と説明した。◆奈緒、福岡時代からムロツヨシとの縁を感じるエピソード続出初の母親役について奈緒さんは「ずっとやりたかったし、憧れでした。母親役を家族がテーマの映画でやらせていただくことは、緊張もしたけれど、責任を全うしないといけないという気持ちでいっぱいでした」とふり返る。撮影前にムロさんから「(中田)乃愛ちゃんのこと、きっと奈緒ちゃんも好きになると思う、と聞いていました。その言葉通り、3人で会ったとき一瞬で乃愛ちゃん、の虜になりました。そこからはムロさんと2人でずっと(娘に)デレデレでした」とし、「乃愛ちゃん、そして子役の子、“ひかり”を演じた2人に引っ張ってもらって映画の中で母親役として立つことができました」と感謝を述べていた。ムロさんは赤ちゃんが生まれたシーンの撮影をふり返り、「撮影中、すごく印象に残ったシーンでした。自然と奈緒ちゃんとおでことおでこを合わせて心の距離を縮める、そういう演技ができたことがうれしかったです。初日までこの気持ちは言わずにおこうと思っていました。今日、やっと言えてよかったです。ポスターにもなっている素敵なシーンです」と奈緒さんとの夫婦役に大満足の様子。一方、ムロさんとの共演について奈緒さんは「イメージ通り、やさしくておもしろい方でした。本当に会いたかった方なので、初日は少し緊張しすぎて無愛想だったかも」と反省しつつ「柔らかい空気を作ってくれる素敵な方。すぐに打ち解けられたのはムロさんのおかげです」と感謝。さらに奈緒さんからは、撮影スタジオですれ違ったときに同じ撮影組でもないムロさんから「おつかれさまです」と挨拶されたこと、奈緒さんがまだ福岡に住んでいた頃に「muro式.」の千秋楽を見に行っていたこと、その際に客席バックで撮影した写真に奈緒さんが写り込んでいたことなど、縁を感じずにはいられないエピソードもバンバン飛び出した。◆中田乃愛「1人でも多くの人にこの作品が届いてくれたら」最後の挨拶で金井監督は「すごく楽しい時間を過ごせました。今日からがスタートです。この映画を全国に広めていただけたらうれしいです。ムロさん、そしてみなさんと走り続けたいと思います」と力強くコメント。永野さんは出身地・宮崎県での上映館がないことに触れ、「この映画を観た人生と観ない人生では生き方が大きく違ってくると思います。作品からのメッセージを受け取るためにも、宮崎県の上映をお願いいたします!」と懇願。中田さんは「1人でも多くの人にこの作品が届いてくれたら、それだけでとてもうれしいです」と笑顔を浮かべ、奈緒さんは「これからもっともっといろんなところに届くといいなと思っています。みなさんの力を貸してください」と呼びかけた。そしてムロさんは、「この状況下での公開をネガティブに考えず、何かしらプラスにしようと思っています。実現するのが、明日になるのか、1ヶ月後になるのか、1年後になるのか、10年後になるのかわからないけれど、状況が許せば、必ず“本当の満席”にしたいと思っています」と改めて言及。「“ムロは満席好きなんだよな。あいつの作品なら観に行ってもいいかな”と思っていただけるように、これからも頑張っていきます。このような状況下ですが、みなさん、どうか毎日笑って過ごしてください。そして、この作品がロングランになるよう、クチコミで広げてください。ほめてください、けなしてください、みなさまの一言が誰かの“観てみようかな”に繋がります。誰かに繋げてください!」と締めくくっていた。『マイ・ダディ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ダディ 2021年9月23日より全国にて公開(C)2021「マイ・ダディ」製作委員会
2021年09月24日「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM 2016」準グランプリ受賞作品で、ムロツヨシの初主演映画『マイ・ダディ』に小栗旬が出演することが分かった。役者歴25年・今年で45歳を迎えた俳優ムロツヨシが満を持して映画“初”主演をつとめ、愛する娘を救いたい一心で必死に奔走する父親・御堂一男を演じる本作。娘<ひかり>役として新星・中田乃愛が出演し、一男の妻であり、ひかりの母・江津子役は話題作への出演が相次ぐ注目女優、奈緒が演じている。そしてこの度、いままで明かされてこなかった物語のカギを握る探偵役を、主演のムロツヨシと親交のある小栗旬が演じることが明らかとなった。小栗さんは、一人娘のひかりが白血病と告げられ、娘を助けるために本当の父親を探すことを決めた一男が訪れる探偵事務所の探偵・長崎亮太を演じる。小栗さんの出演についてムロさんは「探偵役はどんな人がイメージなのか?を監督と話していた時に『小栗だったらね』と提案したところ『それいいですね』と。その後、直接、映画に出てもらえないか、こういう役があるんだけどって言ったら『もちろん、出させていただきます』って。言ってみるものだなって。出てもらえて嬉しかったですね」と主演であるムロツヨシさん自らがオファーしていたことを明かした。小栗さんは「ムロくんから、初主演をする作品で一ついい役があるんで、もしタイミングさえ合えば出てくれないかみたいな話をされまして。撮影はあっという間でしたが、楽しかったです。かなり苦悩しているムロくんの姿を、少しだけでも垣間見ることができて、そこは非常にいい経験だったと思います」と撮影をふり返る。親交の深い小栗さんでも見たことのないムロさんの姿が本作では見られる様子だ。また併せて解禁となった新予告編では、これまで明かされていなかった一男の妻・江津子への複雑な気持ちも描かれており、本編への期待が高まる映像となっている。『マイ・ダディ』は9月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ダディ 2021年9月23日より全国にて公開(C)2021「マイ・ダディ」製作委員会
2021年09月21日ムロツヨシが再び父を演じる初主演映画『マイ・ダディ』より、スペシャル映像“一男とひかりの親子編”がオンライン限定で公開された。今回到着した映像は、ムロさんが演じる父・御堂一男と、中田乃愛が演じる娘・ひかりにフィーチャーしたもので、少しぶつかりながらも仲良く暮らす様子が映し出されている。スペシャル映像“一男とひかりの親子編”牧師とアルバイトをしながら、男で一つで年頃の娘を育てる一男。約束の時間に遅れ、怒られたひかりが「うるさいなあもう」と、キツめに面倒くさがられる姿や、あえて大勢の前で「ああ言えばこう言う」と嫌みのようにこぼすシーンも登場。さらに映像と併せて、2人が向き合う場面写真も公開された。なお、今回の映像は第1弾となっており、本作をより楽しむことができるオンライン限定特別映像は、今後も公開予定となっている。『マイ・ダディ』は9月23日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ダディ 2021年9月23日より全国にて公開(C)2021「マイ・ダディ」製作委員会
2021年09月18日杉咲花主演の笑って泣けて時々ハッとする新世代ラブコメディ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」より、また新たなキャストが発表された。本作は、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校の女の子ユキコ(杉咲さん)と、喧嘩上等だけど根は純粋なヤンキー森生(杉野遥亮)、ある日出会ってしまった運命の2人は、お互いのことを理解し、惹かれ合っていく――。ギャグとラブコメ要素がふんだんに盛り込まれた、思わず応援したくなる恋の物語。今回新たに、森生のヤンキー仲間として、現在放送されている「漂着者」では刑事を好演中の戸塚純貴と、「FANTASTICS from EXILE TRIBE」の堀夏喜の出演が決定。いつも森生に振り回されているが、小学生時代からの付き合いの森生を放っておけない緑川花男を戸塚さん。喧嘩が強い森生を誰よりもリスペクトしている桃井草介を堀さんが演じる。「自分がいま見えているものが全てではないとこの作品に触れて感じました」と作品の印象を明かした戸塚さんは、「心の目で見るっていろんな場面で凄く難しいけど、とても大切なことだと思っています。この作品のもつ明るい光を皆さんにも感じて頂けたら幸いです」とコメント。堀さんは「森生のヤンキー仲間として、ヤンキーなのにどこか可愛らしくて、真っ直ぐな三人組の空気感を楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います」と意気込んでいる。ほかにも、森生や花男たちの溜まり場となっている喫茶店の店主・橙野茜役でファーストサマーウイカが出演。「茜は漫画原作にはいないキャラクターですが、私の普段のパブリックイメージに近い役をいただいたので、違和感なくご覧いただけるのかな?と思っています」と話している。「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」は10月6日より毎週水曜日22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年09月09日杉咲花主演の新水曜ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」に、鈴木伸之、奈緒、岸谷五朗が出演することが分かった。本作は、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校生ユキコ(杉咲さん)と、喧嘩上等だけど根は純粋なヤンキー・森生(杉野遥亮)が、運命的に出会ってしまったことから始まる、笑って泣けて時々ハッとする新世代ラブコメディ。今回発表された3名が演じるのは、ユキコと森生に関わる重要人物。森生のライバルで隣町の元ボスヤンキー・金沢獅子王を演じる鈴木さんは「杉野君とは『東京リベンジャーズ』でご一緒したものの、その時には同じシーンが無かったので、今回はしっかり絡むことができる予感がして本当に楽しみです!また、僕は『湯を沸かすほどの熱い愛』という作品が大好きなので、杉咲さんという素敵な女優さんとお芝居ができること、光栄に思います!」と今作への参加を喜ぶ。“母親代わり”としてついついユキコに口うるさくしてしまう、超心配性な姉・赤座イズミ役の奈緒さんは「イズミはユキコの幸せを心から願うが故に心配が過ぎて冷静でいられない、かわいらしいお姉さんだなと思いました。優しさに包まれたこの作品の中で、ピュアな2人の恋を見守りながらイズミとしても成長できるようにがんばりたいです」と意気込んでいる。そして「今から、楽しみでなりません」と心境を明かした岸谷さんは、ユキコとイズミの優しい父・赤座誠二を演じる。写真家の父は、イズミとは異なりのほほんとした性格で、強い性格の娘たちにいつもタジタジだが、時に人生経験を感じさせる深い言葉が娘たちや周囲の人の心を打つのだ。岸谷さんは「原作の中にある、登場人物達の素直な心のツッコミが大好きなので、そんな世界観を二人の娘を持つ父親視点から演じられたら!と思っています」とコメントしている。「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」は10月、毎週水曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年08月25日役者生活25年を迎えた俳優・ムロツヨシが、満を持して映画“初”主演をつとめた『マイ・ダディ』の公開を記念してジャパンプレミアイベントが開催され、ムロさんをはじめ、妻役の奈緒や娘役の中田乃愛ほか、毎熊克哉、永野宗典、本作の主題歌を担当する「カーリングシトーンズ」のリーダー・寺岡シトーンこと寺岡呼人、金井純一監督が登壇した。インスタライブ用のカメラにもピースしながら笑顔を浮かべるムロさんは、冒頭から「主演をやらせていただきましたムロツヨシです!このご時世、イベントなどでは声を出して笑ってはいけないという風潮がありますが、笑い声が響かなくても僕がおもしろくないわけではありません。おもしろかったら拍手で気持ちを表現していただければと思います。30分楽しませたいです!」と意気込みを挨拶。奈緒さんは「(コロナ禍で)撮影が止まってしまったこともありましたが、クリスマスシーズンにクリスマスの画が撮れたりできました。結果的に、本当に幸せな映画になったと思います」とニッコリ。また、「この挨拶で何を言おうか考えていたのですが、僕自身、お客様の前での舞台挨拶は、かなり久しぶりです。たくさん写真撮られながら、お客様の前であいさつできるのは、すごくいいことだと思っているところです」と感激の様子の毎熊さんは、準備していた挨拶内容を忘れてしまったと苦笑。第8回「東宝シンデレラ」オーディション ファイナリストの新星俳優・中田さんは「この映画をたくさんの方に、観ていただくために精一杯紹介していきたいです」と深々とお辞儀して挨拶。その様子を、まじまじと見つめていたムロさんは「ちゃんと言えた!ちゃんとあいさつできました。うちの娘です」と胸を張ると、会場は大きな拍手に包まれた。そして、永野さんが「給油を一筋に考えた役を一生懸命やりました」といきなり役へのアプローチを語り出す場面もあり、冒頭の挨拶から会場は和やかなムードに。本作の主題歌「それは愛なんだぜ!」を手掛けた寺岡さんはムロさんと一緒に試写を観たことを明かし、「ラッシュなども観ていたはずなのに、声を出しておいおい泣きました」と告白。さらに「素敵な作品に関われたことをとてもうれしく思っています」と満足の表情。金井監督は「こんな豪華な場所での試写で、たくさんのみなさんに観ていただけうれしいです」と語った。ムロツヨシ、中田乃愛と「親子ごっこのような会話をずっと続けて」中田さんと親子を演じたことについて「父親になったことがないですし、何より嫌われたくない、という気持ちが先走っていました。撮影が延期となったタイミングで、思い切って連絡先を交換して、“父より”“娘より”を文末につけたメール、親子ごっこのような会話をずっと続けていました」とふり返るムロさん。「(メールの中で)お父さんってよんでくれるんですよ」と終始目尻を下げるムロさんに対し、「ムロさんが寄り添ってくださったので、役をまっとうできました」と中田さんが感謝する場面も。途中、ムロさんが「僕と(母親役の)奈緒ちゃんから誕生日プレゼントを“2回”もらったことは言わなくて大丈夫だよ。最初はエプロンだったよね。うんうん」とお礼をおねだりされると「今年は文房具セットをもらいました」と笑いを堪えながら報告していた。ムロツヨシは「改めて孤独が似合う男」、共演多い永野宗典が明かすムロさんとの初共演について奈緒さんは「ムロさん本当に誰も緊張させない座長でいてくださって、思っていることをすべて口に出す方。だからこそ、他のみんなも言いたいことを言えるという雰囲気になっていました。初めてとは思えないくらいのチーム感があった現場です。それはムロさんが作り上げてくださったと思います」とふり返る。一方、ムロさんとの共演が多い永野さんは「今回の映画で、改めて孤独が似合う男だなと思いました。僕たちの前ではいつもファニーで明るいのですが、作中での孤立する姿に嘘がない。佇まいの真実が強烈に印象づけられて、役者としての振り幅を感じました。彼の生き様がそのまま反映された記録映画のように感じました」と、よく知るからこその解説。ムロさんとは2回目の共演という毎熊さんは「前回は優しい先輩、今回は怖いなという印象でした」と言い、役柄上、今回はなれなれしくしないようにと心がけていたそうで、「前回とは違うムロの印象に、ワクワクしました」と明かす。深夜ドラマでの共演後に毎熊さんのファンになったというムロさんは、今作での共演シーンをふり返り「毎熊くんとでないとできない“もぞもぞする”シーンがあります」と独特の表現で解説。「ストーリー上、それほど大事じゃないアイテムにこだわり演じる毎熊くんの姿を観て、“こんな役者好きだな”と改めて思いました」と本編のあるシーンについて語るひと幕もあった。「ある1人の役者が25年かけてたどり着いた作品」主題歌の制作について、寺岡さんは「金井監督から、最後の曲はロックサウンドで明るく終わりたいというオファーがありました。『カーリングシトーンズ』は、シリアスなラブソングは書けないタイプで(笑)。でも、ロックサウンドで明るくという曲はすぐにひらめきました。僕らしかできないラブソングができあがりました!」と胸を張る。金井監督は「オファーを受けてくれたこと自体に現実感がありませんでした。神曲です。今、話しながらも主題歌になっていることを信じられないです」と、レジェンドたちが関わってくれたことに感謝していた。楽曲の配信ジャケットにも登場しているムロさんは「これ以上ない曲が出来上がりました。泣きました」と何度もお辞儀しお礼を伝える場面もあった。そして、最後に「愛の映画です。いろんな愛の形があるということ、愛を提示してくれる映画です。ほんとにおもしろく泣いてしまう映画です」と挨拶をするムロさん。「公開まで1ヶ月を切りました。公開時、世の中がどういう状況になっているか分かりません。“映画館に行って!”とは大声では言えない時代ですが、映画の存在はぜひ知ってほしいです。ある1人の役者が25年かけてたどり着いた初主演した素晴らしい作品です。ムロツヨシ、主演やりました、ありがとうございます!」とまとめると、割れんばかりの大きな拍手が送られ、イベントは幕を閉じた。『マイ・ダディ』は9月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ダディ 2021年9月23日より全国にて公開(C)2021「マイ・ダディ」製作委員会
2021年08月24日