著者撮影近年、注目を集めているベトナム中部最大の都市・ダナン。海と山、都会が調和する美しい街で、ベトナムにある8つの世界遺産のうち、3つにはダナンから1日観光で訪れることができる。 今回はダナンを訪れたら食べておきたいグルメ4品をおすすめ店と合わせてご紹介! 1.新鮮なシーフード著者撮影海に面していることから、新鮮なシーフードが豊富に獲れるダナン。そのまま焼いて素材の味を楽しんだり、ベトナム風の味付けで調理してもらったりと楽しみ方もさまざまだ。著者撮影ダナンで新鮮なシーフードを味わうなら、ビーチエリアにあるローカル客でにぎわう海鮮バーベキューのお店「クアン・ベーマン(Quan Be Man)」がおすすめだ。著者撮影ここでは、魚介類を選び、調理法と味付けを指定して注文できる。オーダーの仕方が少し難しいので、詳細記事を読んで注文方法やよく使いそうなベトナム語を予習しておこう。————————————「Quan Be Man」の> 2.ミークアン濃いめ・少なめの汁に、きしめんのような平たい麺と具が入った麺料理、ミークアン(Mi Quang)。具は豚肉とエビが一般的で、そこに揚げせんべいやハーブを入れて食べる。「Mi」は小麦粉から作られた麺という意味で、「Quang」は1996年にダナンが中央直轄市になるまでに属していた省(クアンナム省)の名前だ。今回はおすすめの店を2店ご紹介! ■ミークアン1A©TRIPPING!ダナンでミークアンのお店といえば、まず名前が挙がるのが「ミークアン1A」。地元客も多く、ガイドブックなどでも頻繁に取り上げられる名店だ。ミークアンの具は、豚肉とエビ、鶏肉、全部乗せ(SPECIAL)の3種類。いろいろな具を楽しみたい人は全部乗せを選ぼう。©TRIPPING!英語メニューもあり、英語を話せるスタッフもいるので安心して注文できる。もちもちの麺、香ばしいピーナッツ、しっとりとしたせんべいの食感などさまざまな食感を楽しもう。————————————「MI QUANG 1A」の> ■ミークアン・バーヴィー著者撮影ファップラム寺の近くにあるローカル食堂「ミークアン・バーヴィー」のミークアンも美味。具は、鶏肉、牛肉、豚肉とエビ、スペアリブ、雷魚、クラゲ、ミックスと7種類ある。著者撮影こちらも英語メニューがあり、旅行者でも注文しやすい。サイドメニューのひき肉と木耳がぎっしり詰まった細長い揚げ春巻き・Ram cay(ラムカイ)もおいしいのでぜひお試しを。————————————MI QUANG BA VI(ミークアン・バーヴィー)営業時間:6:30~22:00電話番号:(+84)511-3865-651住所:166 Le Dinh Duong , Hai Chau District , Da Nang 3.ブンチャーカー著者撮影新鮮でぷりぷりした食感のさつま揚げがのった麺料理、ブンチャーカー(Bun Cha Ca)。こちらもダナン名物で、魚からダシをとったあっさり味のスープが私たち日本人の口に合う。著者撮影ブンチャーカーを味わうなら、レーホンフォン通りにある「ブンチャーカー・バーフィエン」がおすすめ。早朝から22時まで営業しているので、どんなシーンでも利用できる。————————————「BUN CHA CA BA PHIEN」の> 4.バインミーベトナム全土で食べられる「バインミー」。フランスパンにレバーパテやハム、野菜やハーブをはさんだバゲットサンドだが、「中部のものが一番おいしい」という人は少なくない。ダナンでバインミーを食べるなら「バインミー・バーラン」へ。店名は創業者の名前だろうか、“ランおばさんのバインミー”という意味だ。バイクに乗ったまま買いに来る人も多い。数人の女の子により分担作業で手際よく作られるバインミーは、レバーパテ、ハム、さつま揚げ、胡瓜、青唐辛子(抜くことも可)、わけぎが丸ごと1本入っており、食べ応え十分だ。ところで、ベトナム中部のフランスパンは、小ぶりで先が尖っているのが特徴だ。ホイアンのフランスパンは上の写真(ダナンのフランスパン)よりさらに尖っているのが興味深い。————————————BANH MI BA LAN(バインミー・バーラン)営業時間:16:30~23:00電話番号:(+84)935-646-286住所:166 Le Dinh Duong , Hai Chau District , Da Nang (text & photo:グッチ) ぐるりホーチミン歩き〜美味しいと可愛いを探して〜その他の記事を読む>
2016年09月21日著者撮影今年も引き続き注目されているベトナム中部の港町・ダナン。空港から市街地までタクシーで5~10分、ビーチエリアまでは10~15分といったアクセスの良さも魅力のひとつ!キレイな海が広がるダナンを訪れたら、必ず食べておきたいのが新鮮なシーフード!今回はダナンの海沿いにあるローカルに人気の海鮮バーベキューのお店をご紹介します。 オープンエアの空間で味わう絶品シーフード「Quan Be Man」著者撮影ダナンのビーチ沿いには、新鮮なシーフードをその場で調理してくれるオープンエアのお店が並んでいます。その中でも、ローカルのお客さんで特ににぎわっているのが「Quan Be Man(クアン・ベーマン)」。同じ通り沿いには2号店もあり、そちらも大盛況です。著者撮影まず、空いている席を見つけて席に着きましょう。すると、店員さんが人数分のおしぼりとメニューを持って来てくれます。次に飲み物(おすすめは、ご当地ビールのLARUE(ラルー)!)を注文したら、店内の奥に設置された鮮魚コーナーへと移動します。 おつまみを売りにくる行商の女性も著者撮影テーブルに着くと(又は食事中)、カットフルーツやピーナッツなどのおつまみを持った行商の女性が色々とおすすめしに来てくれます。食べたいものがあれば、注文しましょう。注意点ですが、彼女たちはお店のスタッフではないため、お会計は食事の最後に別会計で支払うということです(席を立つころにテーブルに料金を徴収しに来ます)。著者撮影左:ラルービール右:行商の女性から買ったうずらのゆで玉子(塩コショウつき)1袋 1万VND(約50円) 1.魚介類を選ぶ著者撮影注文後にテーブル番号を聞かれるので、席を立つ前に、自分のテーブル番号を確認しておきましょう。そのあと、鮮魚コーナーをじっくりと見て回って食材を選びます。中には普段から見慣れているお魚や、見たことがないものまであって、見ているだけでも面白いですよ!著者撮影海老だけでも、こんなに種類があります。 種類、大きさによって値段が変わります。著者撮影活きた巨大ロブスターも! 食材が決まったら、鮮魚コーナーのまわりで待機しているスタッフ(若いお兄さん)を呼んで、食べたい魚介類をほしい分だけをとってもらい、重さを計ってもらいましょう。 2.調理方法と味付けを指定する著者撮影普段食べられない珍しい食材にチャレンジするのも旅の一興。壁のメニュー表には魚介類の名前(ベトナム語と中国語)とその日の1kgあたりの価格が書かれています。中には英語が話せるスタッフもいますが、「外したくない!」という人のために、日本人になじみのある魚介類、調理方法と味付けのベトナム語を紹介します。現地の発音に近い読み方をカタカナで表記しましたが、伝わらなければ、メモ(またはこのページの画面)をスタッフに見せてみましょう。筆者の場合、“ヌォン(Nướng、焼くの意味)”のカタカナ発音がまったく伝わらず、結局、英語ができるスタッフのほうが察してくれて「BBQ?」と聞いてくれました。 〇魚介類Mực(ムック)・・・イカGhẹ(ゲー)・・・ワタリガニTôm hùm(トム フム)・・・ロブスターTôm sú(トム スー)・・・ブラックタイガーHàu / Hào(ハウ / ハオ)・・牡蠣Sò huyết(ソー フェット)・・・赤貝Nghêu(ゲウ)・・・ハマグリ 〇調理法Hấp(ハップ)・・・蒸すLuộc(ルォック)・・・ゆでるNướng(ヌォン)・・・焼くXào(サオ)・・・炒めるRang(ラン / ザン)・・・炒る、炙るChiên / Rán(チン / ザン)・・・揚げる 〇味付けMuối(ムォイ)・・・塩Tiêu(ティエウ)・・・胡椒Ớt (オット)・・・唐辛子Bơ(ボー)・・・バターMe(メー)・・・タマリンドDừa(ユア / ズア)・・・ココナッツNước tương(ヌックトゥーン)・・・ベトナムの大豆醤油Sả / Xả(サー)・・・レモングラスPhô mai(フォー マイ)・・・チーズMỡ hành(モー ハン)・・・ネギ油 ※ベトナム料理の名前の付け方は「食材名+調理方法+味付け 」が基本となります。<例>Nghêu(ハマグリ)+ hấp(蒸す)+ sả(レモングラス)=ハマグリのレモングラス蒸し著者撮影奥の厨房からは、つぎからつぎへと出来上がった料理が運ばれてきます。食べてみたいものがあれば、一番カンタンな方法として「あれと同じものをください」というふうに注文するか、スタッフにおすすめを聞いてみるのがいいでしょう。 ラルービールとシーフードで至福のひとときを参考までに、「Quan Be Man」で筆者が食べた料理を紹介します。もし、この中で食べてみたいものがあれば、スタッフに画像を見せて注文するとカンタンかと思います。 ハマグリのレモングラス蒸し(Nghêu hấp sả、ゲウ・ハップ・サー)著者撮影 海老の塩唐辛子焼き(Tôm nướng muối ớt、トム・ヌォン・ムォイオット)著者撮影 大きいハマグリのネギ油焼き(Nghêu nướng mỡ hành、ゲウ・ヌォン・モーハン)著者撮影 こちらは、海鮮料理に欠かせない、ライムの絞り汁+塩+黒コショウを混ぜ合わせたタレ著者撮影 空芯菜のにんにく炒め(Rau muống xào tỏi、ラウムォンサオトーイ)著者撮影 これらの料理の他にビールを数缶頼んで、お会計は合計40万VND(約1,940円)でした。筆者のおすすめはハマグリのネギ油焼き。ネギ油焼き(nướng mỡ hành)は他の貝で食べても絶対おいしいと思いますので、ぜひ一度お試しください。注文方法の難易度が高めではありますが、ダナンに来たら、ぜひ新鮮で安くておいしいシーフードを満喫してほしいところ。オープンエアの開放的な雰囲気で、海風にあたりながら食べる海鮮バーベキューとビールは格別なおいしさですよ。 ※日本円表記は、2016年4月10日の為替レートに準じます。 (text & photo:グッチ) ぐるりホーチミン歩き〜美味しいと可愛いを探して〜その他の記事を読む>
2016年04月11日