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映画『VORTEX ヴォルテックス』が、2023年12月8日(金)に公開される。監督はギャスパー・ノエ。ギャスパー・ノエ監督映画『VORTEX ヴォルテックス』映画『VORTEX ヴォルテックス』は、『カノン』『アレックス』『エンター・ザ・ボイド』『CLIMAX クライマックス』など、実験的な試みと過激描写で問題作を生み出してきた監督ギャスパー・ノエが手掛ける群像劇。嫌悪、蔑み…と人間たちの難しい感情を描き続けてきた鬼才だが、本作『VORTEX ヴォルテックス』では、“人はどう死んでいくのか?”という誰もが目を背けたくなるような現実を真正面から見つめ、冷徹なまでに描いている。映画『VORTEX ヴォルテックス』では、認知症を患う妻と心臓病を抱える夫の人生最期の日々を、スプリットスクリーンの画面分割により、夫婦それぞれの視点から同時進行で映し出していく。次第に日常が崩れ去り、迫りくる“逃れられない運命”により、静かに、しかし確実にゆっくりと破滅へと向かう人々の人間模様が描かれる。心が通わない家族、不測の出来事、やがて訪れる死など、暴力なき恐怖の渦に吸い込まれ、老夫婦が“死ぬまで”を追体験できる映画となっている。主演はダリオ・アルジェント&フランソワーズ・ルブラン主演を務めるのは、1977年の『サスペリア』をはじめ『サスペリアPART2』『ダークグラス』などを手がけ、ホラー映画の帝王とも称された80歳にして初主演を飾るダリオ・アルジェントと、『ママと娼婦』の娼婦役で鮮烈な映画デビューを飾ったフランソワーズ・ルブラン。死よりも恐ろしい“現実”をまざまざと感じさせる、不穏な空気感を生み出す演技に注目だ。夫...ダリオ・アルジェント作家であり心臓病を患っている。日に日に重くなる妻の認知症に悩まされ、やがて、日常生活に支障をきたすようになる。妻...フランソワーズ・ルブラン元精神科医。徐々に認知症が進行していく。息子...アレックス・ルッツふたりの息子。両親を心配しつつも、家を訪れ金を無心する。映画『VORTEX ヴォルテックス』あらすじ作家である夫と元精神科医で認知症を患う妻。離れて暮らす息子は2人を心配しながらも、家を訪れ金を無心する。心臓に持病を抱える夫は、日に日に重くなる妻の認知症に悩まされ、やがては日常生活に支障をきたすように。そして、ふたりに人生最期の時が近づいていた…。【作品詳細】映画『VORTEX ヴォルテックス』公開日:2023年12月8日(金)監督・脚本:ギャスパー・ノエ出演:ダリオ・アルジェント、フランソワーズ・ルブラン、アレックス・ルッツ原題:VORTEX字幕翻訳:横井和子配給:シンカ提供:キングレコード、シンカ
2023年09月28日ギャスパー・ノエ監督最新作『VORTEX ヴォルテックス』が12月8日(金)より全国公開されることが決定。ポスタービジュアルと予告編が解禁された。作家である夫と元精神科医で認知症を患う妻。離れて暮らす息子は2人を心配しながらも、家を訪れ金を無心する。心臓に持病を抱える夫は、日に日に重くなる妻の認知症に悩まされ、やがて、日常生活に支障をきたすようになる。そして、2人に人生最期の時が近づいていた…。新作を発表するたび、その実験的な試みと過激な描写で物議を醸してきたギャスパー・ノエ監督の最新作は、「病」と「死」をテーマに自身の経験を経て描く老夫婦の物語。昨年の「フランス映画祭2022 横浜」で上映され、大きな話題を呼んだ。主演は、80歳にして初主演を果たしたホラー映画の帝王ダリオ・アルジェントと、『ママと娼婦』の娼婦役で鮮烈な映画デビューを飾り伝説的な女優となったフランソワーズ・ルブラン。演技とは思えない奇跡の名演で、次第に破滅へと向かっていく老いた夫婦を体現した。解禁された予告編では、本作を象徴するスプリットスクリーンのシーンが盛り込まれており、心臓病を患う“夫”と認知症が進行する“妻”という、余命いくばくもない2人と、離れて暮らす“息子”(アレックス・ルッツ)の姿がとらえられている。一見仲睦まじい夫婦の日常を描いていくのかと思いきや、次第に日常が崩れ去り、誰もが目を背けている【逃れられない運命】が無情にも迫りくる…。静かに、しかし確実にゆっくりと破滅へと向かっていく人々の人間模様を予感させる予告編となっている。本作で映画初主演および本格的な演技初挑戦となった、ホラーの巨匠ことダリオ・アルジェントの姿にも注目だ。併せてポスタービジュアルも解禁。薔薇が敷き詰められ、まるで“棺桶”を連想させるような枠の中で瞳を閉じる夫(ダリオ・アルジェント)と、妻(フランソワーズ・ルブラン)の老夫婦が映し出されている。「人生は、夢の中の夢」という意味深なキャッチコピーも添えられ、2人を待ち受ける逃れられない老いや孤立、死…そしてギャスパー・ノエ監督が本作で描く、死よりも恐ろしい「現実」を否が応でも感じさせる不穏に満ちたものへと仕上がった。『VORTEX ヴォルテックス』は12月8日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年09月25日ダリオ・アルジェント監督10年ぶりの最新作『ダークグラス』より、メイキングもおさめたインタビュー映像が解禁された。本作は、『サスぺリア』『フェノミナ』などの名作を生み出してきたダリオ・アルジェント監督最新作。2000年代初頭に脚本を執筆しながらも、製作サイドの事情で中止を余儀なくされた幻の企画を実現させ、原点となるジャッロへと回帰した。この度解禁されたのは、主人公ディアナ役のイレニア・パストレッリとダリオ・アルジェントの娘アーシア・アルジェントのインタビュー映像。プロデューサーとしても名を連ねるダリオ・アルジェントの娘、アーシア・アルジェントは、『トラウマ/鮮血の叫び』や『サスペリア・テルザ 最後の魔女』などアルジェント作品にも度々出演してきたが、本作では出演に加えプロデューサーも兼任。アーシアは、「父がこの脚本を書いたのは『スタンダール・シンドローム』直後でしたがプロデューサーとの問題で製作の話はなしに」と本作がお蔵入りになっていたことを告白。時を経て、本作についてふと思い出したアーシアが、「ダークグラスは?」とアルジェント監督へ問いかけたことをきっかけに、脚本のコピーを1冊持っていた共同脚本家フランコ・フェリーニとアルジェント監督の2人で90年代前半だった舞台設定を手直しした後、配給会社に読んでもらったと、プロジェクト再始動の経緯を語った。主人公ディアナ役を演じたイレニア・パストレッリは、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』に出演し話題となった注目のイタリア人女優。アルジェント作品のヒロインに抜擢されたイレニアは、突然目が見えなくなるという人物を演じる上で、「感情を理解することが重要でした」と語る。演じる上で一番難しかったシーンは失明したことを知る病室のシーンだと語り、「感情の面でどう演じるか理解する必要がありました。目を開いたら突然、暗闇の中なのですから」と教えてくれた。またアーシアは、「ある意味光栄に感じます。父の映画で演じられて。つまり…感情を放つ手助けができて。父の中にある恐怖、言うのもはばかられる父の隠された感情をね」とアルジェント監督の娘として作品に参加できたことへの心境も語っている。また各界の著名人からのコメントも到着し、漫画家の伊藤潤二は「切れ味鋭い映像美と音楽」と本作のアルジェント作品らしさを賞賛、グラフィックデザイナー大島依提亜は「するりと喉越しの良い物語は、喉元に突きつけられた刃物と等価だ」と、82歳にして完成させた本作への恐怖を語った。『ダークグラス』パンフレットさらに、小説家の吉本ばななや作家の平山夢明のほか、ダリオ・アルジェント監督愛に溢れた寄稿者が名を連ねるパンフレットの発売も決定。極彩色が美しい作品スチル、監督のディレクターズノートなど、10年ぶりの最新作公開にふさわしい、読み応え抜群の内容となっている。『ダークグラス』は4月7日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダークグラス 2023年4月7日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋⾕、池袋シネマ・ロサほか全国にて公開Copyright 2021 © URANIA PICTURES S.R.L. e GETAWAY FILMS S.A.S.
2023年04月04日ダリオ・アルジェント監督・脚本の映画『ダークグラス』が、2023年4月7日(金)より公開される。ホラーの帝王 ダリオ・アルジェント監督10年ぶりの作品1977年の『サスペリア』をはじめ『サスペリアPART2』『フェノミナ』などを手がけ、“ホラー映画の帝王”と称されるダリオ・アルジェント監督の10年ぶりとなる映画『ダークグラス』が公開へ。現代まで長く愛されあらゆる映画人に影響を与え続けているアルジェントのホラー作品。2018年には、ルカ・グアダァニーノが『サスペリア』をリメイクしヒットさせたことでも話題を呼んだ。そんなアルジェント自身の作品へのオマージュともいえる原点回帰となった『ダークグラス』は、脚本をフランコ・フェリーニと共同執筆した、完全オリジナルのイタリアン・ホラー。2000年代初頭に脚本を執筆しながらも、中止を余儀なくされた幻の企画がついに実現を果たす。イタリア・ローマを舞台に、盲目の娼婦と中国人の少年がサイコパスの殺人鬼から執拗に追いかけ回され、殺されないよう逃げ続ける物語だ。アルジェントらしい鮮やかな色彩と不穏な音楽、そして狂気な演出が恐怖心を掻き立てる作品になっている。デビュー作『歓びの毒牙』の連続殺人鬼を彷彿とさせる人影や、“鮮血の魔術師”とも呼ばれるアルジェントの十八番である血みどろに横たわる女性の姿など、随所に見られる自身の過去作へのオマージュにも注目だ。主演は『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』のイレニア・パストレッリ主人公である盲目の娼婦・ディアナには、2015年の『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』でイタリアのアカデミー賞と呼ばれるダヴィド・ディ・ドナテッロ賞の主演女優に輝いたイレニア・パストレッリ。そしてアルジェントの娘、アーシア・アルジェントがディアナを支える歩行訓練士役を演じ、アソシエイトプロデューサーを兼任した。主人公・ディアナ…イレニア・パストレッリコールガール。ある夜、車を衝突させられ大事故に遭い、一命は取り留めるも両目の視力を失う。チンディアナと同じ事故で両親を亡くした中国人の少年。ディアナとの間に絆が生まれ、一緒に暮らすこととなる。リータ…アーシア・アルジェントディアナを献身的に支える歩行訓練士。ダリオ・アルジェント特集上映も映画『ダークグラス』の公開を記念して、ダリオ・アルジェント監督の特集上映を開催。『サスペリア』、『サスペリアPART2』、『フェノミナ』の3作品を、2023年3月31日(金)から4月6日(木)までの1週間限定でヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館の2館で上映する。作品はローテーションで1日1回の上映となる。映画『ダークグラス』あらすじイタリア・ローマで娼婦ばかりを狙った猟奇的な連続殺人事件が発生。その4人目のターゲットにされたコールガールのディアナもまた殺人鬼に執拗に追いかけられ、事故によって両目の視力を失ってしまう。同じ事故で両親を亡くした中国人の少年チンとディアナは一緒に暮らすこととなるが、サイコパスの殺人鬼はその後もしつこくディアナたちを殺害しようとつけ狙う。【作品詳細】映画『ダークグラス』公開日:2023年4月7日(金)原題:Occhiali neri監督:ダリオ・アルジェント脚本:ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリーニ出演:イレニア・パストレッリ、アーシア・アルジェント、シンユー・チャン■ダリオ・アルジェント特集上映期間:2023年3月31日(金)〜4月6日(木)場所:ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館上映作品:『サスペリア』『サスペリアPART2』『フェノミナ』※1日1回のローテーションで上映。詳細は劇場ホームページを確認。Copyright 2021 © URANIA PICTURES S.R.L. e GETAWAY FILMS S.A.S.
2023年02月19日2022年ベルリン国際映画祭にてプレミア上映されたダリオ・アルジェント監督、10年ぶりの最新作『Occhiali neri(原題)』が邦題『ダークグラス』として4月7日(金)より公開されることが決定。場面写真とアルジェント監督からのコメントが到着した。『サスぺリア』(77)で驚異的大ヒットを記録し、『フェノミナ』(84)や『サスペリアPART2』(75)など数々の名作を生み出してきた《ホラーの帝王》ダリオ・アルジェント監督。70年代後半、『ゾンビ』(78)のジョージ・A・ロメロや『キャリー』(76)のブライアン・デ・パルマらと肩を並べ、世界中で熱狂的ファンを獲得し、ジェームズ・ワン、クエンティン・タランティーノ、エドガー・ライトら名だたるシネフィル監督たちもこぞって敬愛を口にする巨匠だ。近年では『ボーンズ アンド オール』(22)、『君の名前で僕を呼んで』(17)のルカ・グァダニーノ監督が、『サスぺリア』を大胆にリメイクし大ヒットしたことも記憶に新しい。アルジェント作品は現代まで愛され、あらゆる映画人に影響を与え続けた“ホラー映画の原点”といっても過言ではない。そんな御年82歳のレジェンド監督の最新作が、『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』(12)以来10年ぶりにスクリーンで上映される。待望の最新作は、自身のルーツであるジャッロに立ち返ったイタリアン・ホラーだ。2000年代初頭にフランコ・フェリーニとの共同で脚本を執筆しながらも、製作サイドの事情で中止を余儀なくされた幻の企画がついに実現した。ローマを舞台に、盲目のセックスワーカーと中国人の少年が、サイコパスの殺人鬼から執拗に追いかけられ続け、とにかく殺されないよう逃げ惑う物語となっている。自身の作品へのオマージュともいえる原点回帰となった本作は、狂気と鮮血、鮮やかな色彩、不穏な音楽とファン垂涎のアルジェント節全開で、2022年ベルリン国際映画祭のプレミアでお披露目されるや、海外メディアから「堪能すべき、素晴らしい復帰作!―moviefreak. com」、「かつてのアルジェントらしさが溢れている―Hollywood Reporter」、「アルジェント史上最も奇怪で、奇妙なほど美しい―Los Angeles Times」と全盛期の復活に歓喜の声が上がっている。主人公である盲目のセックスワーカー・ディアナを演じたのは、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(15)でイタリアのアカデミー賞と呼ばれるダヴィド・ディ・ドナテッロ賞の主演女優賞を受賞したイレニア・パストレッリ。そしてアルジェントの娘、アーシア・アルジェントがディアナを支える歩行訓練士役を演じ、アソシエイトプロデューサーを兼任。ノスタルジックなムード漂う音楽は『BPM ビート・パー・ミニット』(17)でセザール賞を受賞したアルノー・ルボチーニが手掛けた。この度、ダークグラスをかけたディアナを捉えた場面写真一点とともに、ダリオ・アルジェント監督のコメントも到着。幻の脚本を、決して現代的にするのではなく、自身のスタイルを貫いたアルジェントの集大成として完成させたことを明言している。<ダリオ・アルジェント監督/コメント全文>『ダークグラス』は、数年前に想像したものの、制作することができなかった作品です。でも頭から離れることはありませんでした。バイオレンスでくだらない作品を求める市場での需要に左右されることが難点でした。一方で、ようやく自分の悪夢との和解を経験することができました。それ故に、私の恐怖の扉を開き、突き進もうと決めたのです。幼少期からエドガー・アラン・ポーに影響を受けていた私にとって、『ダークグラス』は、運命に刻まれた作家としての旅路の集大成です。そして時代が変わったからといって、物語の本質も解釈のスタイルも裏切りたくはないのです。ダリオ・アルジェント『ダークグラス』は4月7日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダークグラス 2023年4月7日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋⾕、池袋シネマ・ロサほか全国にて公開
2023年02月16日イタリア人女優で脚本家のダリア・ニコロディが亡くなった。70歳。娘アーシア・アルジェントがインスタグラムで明らかにしたもの。ニコロディは、夫ダリオ・アルジェントと『サスペリア』(1977)の脚本を共同執筆した。出演もする予定だったが、撮影前にケガをして断念している。他に、アルジェントが監督する『インフェルノ』(1980)、『フェノミナ』(1984)、『オペラ座/血の喝采』(1988)などに出演した。最近では2018年のルカ・グァダニーノ監督版『サスペリア』に出演している。1950年フィレンツェ生まれ。60年代にローマに移住し、テレビ出演を経て映画に進出。1973年、彫刻家マリオ・セロリとの間に長女アナを授かるも破局。1974年にアルジェントと出会い、1975年、アーシアを授かった。アルジェントとは1985年に破局。長女アナは1994年に車の事故で亡くなっている。文=猿渡由紀
2020年11月27日映画『ゾンビ-日本初公開復元版-』が、2019年11月29日(金)にヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開される。“ゾンビ映画の金字塔”が再びスクリーンに!ジョージ・A・ロメロによる映画『ゾンビ』は、低予算ながらも世界中に“ゾンビブーム”を巻き起こしたゾンビ映画の金字塔。日本初公開から40周年を迎える2019年、メモリアルイヤーを祝して、そんな人気映画が大スクリーンにカムバック。ファンの間では“幻バージョン”とまで囁かれた「日本初公開版」が復元される。幻の「日本初公開版」とは…?「日本初公開版」とは、非英語圏の配給権を得たダリオ・アルジェントが監修を務めたバージョンに、当時の日本の配給会社が“ゾンビ”発生の説明を加え、1979年時に過激とみなされた描写に独自の編集を施した日本限定バージョンのこと。当時話題になった名シーンを忠実に復元した本作は、“あの頃”の興奮を鮮明に思い出させてくれるはずだ。■ストーリー惑星から降り注いだ光線によって地球上の死者が“ゾンビ”として復活。その群れは生者に襲いかかり、噛みつかれた者もまたゾンビへと変貌する。生ける屍たちは瞬く間 に世界を覆いつくした。テレビ局員のフラン、彼女の恋人スティーヴン、そして SWAT 隊員のロジャーとピーターはヘリコプターで脱出し、郊外の巨大ショッピングモールにたどり着く。彼ら はモール内のゾンビを排除し、何不自由の無い楽園を手に入れた。だが彼らの前に物資を狙う暴走族の一団が現れ、扉をこじ開け乱入してきた。ゾンビ、暴走族、フランたちの三つ巴の殺戮戦がはじまり、血しぶきが壁を染め、肉塊が床を埋めつくす。夜明けとともに生き残るのは果たして……。【詳細】映画『ゾンビ-日本初公開復元版-』公開日:2019年11月29日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか監督・脚本:ジョージ・A・ロメロ製作:クラウディオ・アルジェント、アルフレッド・クオモ、リチャード・P・ルビンスタインキャスト:デヴィッド・エムゲ、ケン・フォリー、スコット・H・ライニガー、ゲイラン・ロス、トム・サヴィーニ原題:Dawn of the Dead/2019年(オリジナル版:1978年)R15+配給:ザジフィルムズ前売券情報価格:1400円(税込)特典:“日本公開40周年記念ステッカー”4枚セット販売場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 劇場窓口、映画前売鑑賞券のネット 販売専門サイト・メイジャー※数量限定※本券は全国共通特別鑑賞券
2019年09月17日トラウマ・ホラーの代名詞『マーターズ』で監督を務め、ホラー・ファンに一躍その名を轟かせたフランスの鬼才パスカル・ロジェ監督が6年ぶりにメガホンをとった『GHOSTLAND』が邦題を『ゴーストランドの惨劇』とし、日本公開することが決定。併せて、メイン写真が解禁となった。■ストーリー人里離れた叔母の家を相続し、そこに移り住むことになったシングルマザーのポリーンと双子の娘。姉のヴェラは奔放で現代的な少女。一方、妹のベスはラヴクラフトを崇拝する内向的な少女で、双子の姉妹ながら性格は正反対だった。新居に到着したその日の夜、2人の暴漢が家に押し入り、突然の惨劇が一家を襲う。娘を守ろうとする母は必死に反撃。そして姉妹の目の前で暴漢たちをメッタ刺しにしてしまう。惨劇から16年後、ベスは小説家として成功したが、ヴェラは精神を病み、いまもあの家で母と暮らしていた。久しぶりに実家に戻ったベスを母は迎え入れるが、ヴェラは地下室に閉じこもっていた。そして、ベスに向かって衝撃の言葉をつぶやく――。■トラウマ・ホラーの鬼才が仕掛ける“絶望のトリック”本作で監督を務めるのは、フランスの鬼才パスカル・ロジェ監督。2009年に渋谷の劇場で公開された作品『マーターズ』の壮絶な内容は、『サスペリア』のダリオ・アルジェント監督も絶賛。瞬く間にホラー・ファンの間で話題沸騰となり、公開から10年経った現在もトラウマ・ホラーの代名詞として名前が挙がるほど。本作は、2012年の『トールマン』を経て、6年ぶりにロジェ監督が撮り上げた待望の長編作品。主人公の姉妹が絶望的な惨劇に巻き込まれる様は、女性2人を主役に据えた『マーターズ』と通じるものがある。本作ではさらに全編に張り巡らせた伏線と罠に、観る者は巧みに翻弄され、ロジェ監督が作り上げた“狂気の迷宮”に迷い込んでいく。今回解禁となったメイン写真は、暗い部屋から覗く緊迫した表情の1人の女性が写し出されている。彼女の正体は?顔の傷と涙で潤んだ瞳が意味するものとは?好奇心を掻き立てられる1枚となっている。凄惨な恐怖描写は2度と見たくないが、罠にはまったあなたは必ず2回観たくなる――。映画史上最も不快なトラウマ映画に引き続き注目したい。『ゴーストランドの惨劇』は8月9日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月23日『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督の最新作『サスペリア』。本作で主演を務めたダコタ・ジョンソンが、重要な鍵を握る“ダンス”シーンの最中に大怪我をしていたことが分かった。イタリアン・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督による、1977年の伝説のホラー映画をグァダニーノ監督が再構築した本作。1977年のベルリン、世界に有名な舞踏団“マルコス・ダンス・カンパニー”に入団するため、スージー・バニヨン(ダコタ・ジョンソン)は夢と希望を胸にアメリカのボストンからやってくる。やがて、彼女の周りでは不可解な出来事が頻発、舞踏団のダンサーが次々と失踪する、という不可解な出来事が起こるのだ。アルジェント監督の『サスペリア』ではバレエ学校だった設定が、本作ではコンテンポラリー・ダンスの舞踏団となっている。グァダニーノ監督は「僕はダンスを、一瞬の動きが美しい、ただの光景にしたくなかったんだ。僕にとって、コンテンポラリー・ダンスのラジカリズム(急進主義)が最も重要だった。映画の中のダンスは、登場人物たちの肉体に深く根付いている。僕はダンスを、登場人物の一部、彼女たちの行動にしたかった」と告白。再構築するにあたり、1977年ドイツ赤軍によるテロが街中で頻発していたベルリンを舞台にしたことと深く関わっていると明かす。そんな本作の“第二の言語”ともいえる重要なダンスを習得するため、主演のダコタは『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の撮影でバンクーバーにいた頃からダンスのトレーニングを始めたという。彼女が演じるスージーは専門のトレーニングも受けずに育ち、舞踏団では他のダンサーと比べると場違いに思えるキャラクターであるため、ダコタは自身が演じるスージーと同様、参考にできるものならどんなドキュメンタリーやショーからも貪欲にダンスについて吸収しようとしていたという。「昔、約10年ダンスをしていたの。幸運なことに少しはバックグラウンドがあったから、体の筋肉もダンスを覚えていたようね」と語り、ダンスにすべてをかけていた彼女だが、実は本作で最も衝撃的ともいえるダンスシーンの撮影中に緊急治療室に運ばれるほどの大怪我をしていたことが判明。当時の様子を「そのシーンの最後の最後の撮影で、私はひどく腰を痛めたの。まるで、胴体から脚が切り離されたような気さえしたわ。繊細さがないのよね…無理なことをやっていて。ダンサーでもないのに、プロのダンサーのように突然ふるまって」とふり返ってはいるものの、そのダンスシーンは身震いしてしまうほどの完成度に仕上がっている。“史上最も美しいホラー”といわれ、早くも中毒者続出中の本作。圧巻のダンスシーンも必見だ。『サスぺリア』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サスペリア(2018) 2019年1月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC All Rights Reserved
2019年01月27日ダリオ・アルジェント監督の伝説のホラー映画を、『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が再構築した『サスペリア』。この度、物語冒頭を飾るクロエ・グレース・モレッツが、新生『サスペリア』を語るコメントがシネマカフェに到着した。■撮影をふり返り…「ワクワクするような経験」『キック・アス』シリーズや『フィフス・ウェイブ』などで知られるクロエだが、これまで『モールス』や『キャリー』など、ホラー映画のリメイクにも多く出演。今作では、“舞踏団からの第一の失踪者”で、心理療法士・クレンペラー博士のもとへ逃げ込むダンサーのパトリシア役を熱演している。クロエは、実際にベルリンでロケを行ったという冒頭のシーンをふり返り、「凍えそうな寒さだったわ。ベルリンで外のシーンを撮影した時、かつらの下に氷の結晶ができていたのよ。余りにも寒くて、水が凍ってしまったの。本当に寒かったわ。でも、設定に合っていたと思う」と相当寒い時期の撮影だったと明かす。また、演じたパトリシアはドイツ人という設定。「ドイツ語訛りの英語で台詞を喋らなければいけなかったことは、忘れがたい経験になった」と語るクロエは、「説得力あるものにするのが大変だったわ。思い切ってドイツ人を演じることは、私にとってワクワクするような経験だった」と苦労しつつも良い経験になったという。■ホラー映画好きのクロエ、“闇”がお好き!?さらに「幼い頃からジャンル映画やオカルト映画に夢中だったの」とホラー映画好きだと話す彼女は、「昔から、闇の世界に興味があった。闇が光を生み出す、あの複雑さにも興味があるし、光と闇と愛と憎しみと恐怖が詩的に絡み合う瞬間も好き。それが上手く映画の中で描かれれば、芸術的に満たされる作品になるだけではなく、自分の想像に反して意外な感情が刺激されるようなこともある。それは、少なくとも私にとっては、完璧な組み合わせだと思うわ」と熱弁。■映画を観て大興奮! 「今まで見たことが無いような映画」そして初めて完成した本作を観て、「凄く興奮したわ。今まで見たことが無いような映画だったから」と絶賛。『2001年宇宙の旅』(’68)や『シャイニング』(’80)など数々の名作を残した巨匠スタンリー・キューブリックの名前を出し、「キューブリック以来、キューブリックに一番近い映画だと思った」と大興奮。しかし、一方で「『サスペリア』は単独で独自のスタイルを確立している映画だから、過去の他の映画と比較することはできない。でも、凄くエキサイティングで、強烈なジェットコースターのような作品よ」と、ほかとは違う独特な映画だと語っている。最後にクロエは「この暗闇と苦痛の中に自分をうずめる覚悟を」と呼びかけており、本作を観る際にはぜひ、覚悟を持って恐怖を体感しに行ってほしい。『サスぺリア』は1月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:サスペリア(2018) 2019年1月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC All Rights Reserved
2019年01月21日現代ホラーの頂点にしてトラウマ級の恐怖を与えると話題の映画『へレディタリー/継承』。昨年は『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』や『ゲット・アウト』などホラージャンルの映画が大ヒットとなったが、こうしたホラーブームが今年も到来。しかも、いずれも映像センスがピカイチの奇才な監督たちが作り出す傑作ホラー映画ばかりとなっている。最近のホラー映画怒涛の公開ラッシュの中でも、『ヘレディタリー/継承』はその怖さ、そしてクオリティの高さでも群を抜き、「今年最恐」「近年流行のホラーとは一線を画している」と批評家の間で話題を呼んでいる。物語の始まりから不穏な雰囲気に満ち、じわじわとした心理的な恐怖を観客の脳裏に刻んでいく。そして、全てのシーンもセリフも、画面に映る一切がラストへの伏線。「もう止めてくれ…」と思うほど恐ろしいのに、もう一度観ないではいられない、恐怖のリピーター体験が観る者を待つといわれる。監督・脚本を務めたのは、本作が長編映画監督デビュー作となるアリ・アスター。天才的な発想と演出、全てのシーンがラストへの恐怖の伏線となる計算し尽された脚本と異常なまでの完成度は、ホラー映画の新たな到達点となったと称賛の嵐。注目すべきは、彼のように映像センスの高さが評価され、注目を浴びる天才クリエイターたちが、いまこぞってホラー映画を撮っていること。例えば、『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督がホラー映画の金字塔『サスペリア』を、『告白』『渇き。』などで常にブームを牽引する中島哲也監督が『来る』を、それぞれの監督の独特な世界観を持って形成させた。こうした奇才が作り出すホラー作品といえば、古くを遡れば、スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』(80)や、ダリオ・アルジェント監督のオリジナル版『サスペリア』(77年)が挙げられるだろう。映像センスの塊のような天才クリエーターが、映画史に残る完成度の高いホラー映画を作るのは必然といえそうだ。■中島哲也『来る』“得体のしれない脅威”の王道と“人間の恐ろしさ”描く「第22回日本ホラー小説大賞」で宮部みゆきらの大絶賛コメントを浴びて大賞を受賞した、澤村伊智による小説「ぼぎわんが、来る」を映画化。“得体のしれない脅威”が忍び寄る“王道の恐ろしさ”を持ち合わせながらも、「いままで正義だと思っていた人間が、角度を変えて見たときに全くの別人に変わる」という“人間の恐ろしさ”も持ち合わせたエンターテインメント。中島監督は1年以上を費やして本作の脚本を執筆。本作は中島監督にとって、『渇き。』以来5年ぶりとなる待望の新作で、主演にはかつてない役柄となった「V6」の岡田准一、共演には黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら豪華な顔ぶれを迎えている。12月7日(金)より全国にて公開。■ルカ・グァダニーノ『サスペリア』決してひとりでは見ないでください…1977年公開のダリオ・アルジェント監督『サスペリア』の大ファンだというグァダニーノ監督が、オリジナルの設定やキャラクターを基に、新しい物語として再構築したホラー。ダコタ・ジョンソンを主演に迎え、1970年代ドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニーに巣食う禁断の秘密を、オリジナルとは異なる視点で予測不可能な展開で大胆にアレンジ。オリジナル版に続き、本作でも使用されたキャッチコピー「決してひとりでは見ないでください。」の忠告に期待が高まる。2019年1月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。■アリ・アスター『ヘレディタリー/継承』全てのシーン、セリフが伏線!本作が長編映画デビュー作品であるアスター監督。この映画は、血筋を無理やり受けつがせようとする邪悪な力と闘う一家の物語で、これは呪いにも似た不運が長い間続いた監督自身の家族の経験から生まれたものという。アスター監督の繊細なテクニックと想像力で、この鮮烈なデビュー作は60年代や70年代の傑作ホラー映画に並ぶ評価を獲得。また、これまでの短編作品やクラシック映画を思わせる雰囲気を持つサイコドラマも、各映画祭やインターネットで高い評価を受けている。家族のしきたりや伝統をテーマに毒を混ぜることで、馴染みのある題材でありながら、ブラックコメディや抑えのきかない恐怖を産出。さらにそのプロットの完成度は、テンポ、構成、視覚的表現のどれもが計算しつくされており、生まれながらの映画監督ともいうべき仕事ぶりである。本作同様に彼の作品は、独自の予想がつかない方法で、家族間の力関係をあぶり出していく!11月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:来る 2018年12月7日より全国にて公開©2018「来る」製作委員会へレディタリー/継承 2018年11月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018 Hereditary Film Productions, LLCサスペリア(2018) 2019年1月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©Courtesy of Amazon Studios
2018年12月01日映画『サスペリア』が、2019年1月25日(金)に全国の劇場で公開される。『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督最新作『君の名前で僕を呼んで』で一夏の瑞々しい恋を描き、世界の映画ファンを魅了したルカ・グァダニーノ監督による最新作は、なんと伝説のホラー映画のリメイク。70年代ドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー「マルコス」に巣食う禁断の秘密を描いたダリオ・アルジェント監督による映画『サスペリア』を原作に、同作の大ファンだという監督が、オリジナルとは異なる視点で大胆にアレンジ。オリジナル版の監督であるダリオ・アルジェントは、本作に太鼓判を押しているほか、ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映されると、上映後は観客総立ちの約8分間のスタンディングオベーションが発生。一方で、41年前のオリジナル版『サスペリア』公開時と同じ「決してひとりでは見ないでください。」というメインコピーが裏切らない衝撃的な内容から、各国で賛否両論の声が巻き起こっているという。主演ダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、クロエ・モレッツら出演主演を務めるのは、ダコタ・ジョンソン。そのほか、ティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツ、ミア・ゴス、ルッツ・エバースドルフ、ジェシカ・ハーパーら豪華キャストが脇を固めている。なお、ティルダ・スウィントンは、カリスマ振付師マダム・ブランと82歳の男性・心理療法士クレンペラ―博士を含む3役を演じている。トム・ヨークが初の劇伴を担当オリジナル版では、ダリオ・アルジェントと多くのコラボレーションを果たしているイタリアのプログレッシブロックバンド、ゴブリンが手がけていた音楽を全プロデュースしたのが、劇判初となるレディオヘッドのトム・ヨーク。時に呪文の様に重なり合う音楽や、恐怖や哀愁を伝えるメロディーで、作品の中に漂う不穏な空気により一層の深みを与えている。ヒグチユウコ手掛ける日本版ポスター登場画家・ヒグチユウコ手掛ける日本限定イラストポスターが登場。これまでグッチやラデュレといった有名ブランドともコラボレートした経験を持つヒグチだが、今回は『サスペリア』の為に2種類のオリジナルイラストを描き下ろした。モチーフに選ばれたのは、劇中の主人公・スージー・バニヨンと、カリスマ振付師マダム・ブラン。いずれも血を彷彿させる赤を使用したダークな仕上がりで、その世界観にグァダニーノ監督も称賛の声を送っているという。CA4LAとのコラボレーションハット『サスペリア』の公開を記念して、CA4LA(カシラ)とのコラボレーションハットが登場。1月25日(金)より、アウトレットを除く全国のCA4LAとオンラインストアにて発売される。帽子は黒いバケットハットとなっており、オリジナル版『サスペリア』から続く映画のキャッチコピー"Do Not watch Alone(決してひとりでは見ないでください。)"が書かれたピンバッジと、作品内に登場するキーワード"A mother is a woman who can take the place of all others but whose place no one else can take.(母はあらゆる者の代わりになれる存在であるが、何者も母の代わりにはなれない)"のプリントが目を惹くデザインとなっている。作品情報映画『サスペリア』公開時期:2019年1月25日(金)監督:ルカ・グァダニーノ『君の名前で僕を呼んで』音楽:トム・ヨーク(レディオヘッド)出演:ダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、ミア・ゴス、ルッツ・エバースドルフ、ジェシカ・ハーパー、クロエ・グレース・モレッツ■CA4LAとのコラボレーションハット(SUSPIRIA × CA4LA DO NOT WATCH ALONE HAT)発売日:2019年1月25日(金)販売店舗:アウトレットを除く全国のCA4LAとオンラインストア価格:6,400円+税サイズ:1サイズカラー:ブラック問い合わせ先:CA4LA ショールームTEL 03-5775-3433
2018年11月01日『君の名前で僕を呼んで』で世界の映画ファンを魅了したルカ・グァダニーノ監督の最新作『サスぺリア』が、来年日本公開されることが決定。ティザーポスタービジュアルも到着した。■あの『サスペリア』を再構築!オスカー女優ティルダ・スウィントン、レイフ・ファインズ、ダコタ・ジョンソン、マティアス・スーナールツが危うい四角関係を織りなす『胸騒ぎのシチリア』で高い評価を得、アーミー・ハマーとティモシー・シャラメが主演し、17歳と24歳の青年の初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた『君の名前で僕を呼んで』も大きな話題となったグァダニーノ監督。今回監督が挑戦したのは、あの伝説の傑作『サスペリア』(’77)の再構築。今作においてもタイトルはそのままに決定した。70年代ドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー<マルコス>に巣食う禁断の秘密を、オリジナルとは異なる視点で大胆にアレンジした本作は、本年度のヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映されるや、上映後は観客総立ちの約8分間という圧巻のスタンディングオベーションとなるも、予想を超えるほどの衝撃的すぎる内容ゆえ、歓声と怒号の入り混じる賛否両論が巻き起こり、レビューサイトでも様々な議論が飛び交うなど、大きな話題に。また、オリジナル版の監督であるダリオ・アルジェントも本作を絶賛し、試写でいち早く観たクエンティン・タランティーノ監督は、その完成度の凄さに涙しながらグァダニーノ監督にハグしたほど。そして、全米では先週10/26より2館で限定公開され、館アベレージ8.9万ドル(1館平均)の特大ヒットを記録!今年2018年公開の全映画の中でも群を抜いてのNO.1スタートとなった。来週末には250館の拡大公開となり、更なる注目が集まっている。■「決してひとりでは見ないでください。」到着したティザーポスタービジュアルは、真っ赤に染まった空間の中に、タイトルの頭文字“S”が毒々しく浮かび上がり、すでに恐ろしい雰囲気が漂った一枚に。またメインコピーの「決してひとりでは見ないでください。」は、41年前のオリジナル版公開時と全く同じものを採用。今回は文字が逆になるなどいびつな表現がされており、何かを表すものなのか、とても気になる。■ダコタ・ジョンソン&クロエ・グレース・モレッツが出演!キャストには、『フィフティ・シェイズ』シリーズのダコタ・ジョンソン、『ナルニア国物語』シリーズのティルダ・スウィントン、オリジナル版の主演を務めたジェシカ・ハーパー、『キック・アス』シリーズや『フィフス・ウェイブ』のクロエ・グレース・モレッツ、ミア・ゴス、ルッツ・エバースドルフが参加。劇判初となるレディオヘッドのトム・ヨークが音楽を全プロデュースしている。なお、本作公開前の12月にはグァダニーノ監督の来日も決定。プロモーションでの来日は今回が初となる。『サスぺリア』は2019年1月よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年10月29日5年前、当時未成年で17歳だった俳優のジミー・ベネットに性行為を強要し、今年1月に約4,200万円の和解金を支払っていたことがわかったアーシア・アルジェント。この事件が明るみになり、アーシアは「ジミーとはセクシャルな関係は結んでいない」、「和解金は経済的に困っている彼を助けるため。また、当時付き合っていた故アンソニー・ボーディンが自分と私に悪評が立つのを恐れて支払った」とメディアに訴えたが、この後、驚きの事実が明らかに…。「TMZ.com」は、アーシアと友人のメールのやりとりのスクリーンショットを入手。そこにはアーシアによって「彼とはセックスしたわ。変な感じがした。ゆすりの手紙が来るまで、あのとき彼が未成年だっただなんて知らなかったのよ」とジミーと性交渉を持ったことがはっきりと綴られていた。カリフォルニア州の性的同意年齢は18歳のため、アーシアの行為は違法となる。しかし、アーシアは「レイプじゃなかった。私は固まっちゃったけどね。彼が上になって。終わった後、彼に12歳の頃から私を性的な対象として見ていたって言われたわ」と性的暴行を否定している。その後、アーシアは損害賠償を要求された昨年11月まで、ジミーから執拗にヌード写真やラブレターが送られてきたことも友人に話していた。「TMZ.com」はジミーのそうしたラブレターや、アーシア&ジミーのベッド写真も掲載。アーシアが言い逃れ出来ない事態に発展している。(Hiromi Kaku)
2018年08月24日「#Me Too」運動を支え、セクハラ被害者の女性を励ます存在だったアーシア・アルジェントが、未成年に対する性的暴行で訴えられていたことが明らかになった。親子役で共演して以来、「息子」と呼んでかわいがってきた子役出身のジミー・ベネットから「5年前に性行為を強要された」として昨年11月に訴えられたアーシア。事件が明るみになった先日、今年1月に4,200万円の和解金を支払っていたことが伝えられたが、アーシアは性的暴行については完全否定。しかし、和解金については当時交際していた有名シェフのアンソニー・ボーディン(今年6月に死去)が支払ったことを認めた。アーシアがジャーナリストのヤシャール・アリに送った声明文によれば、10月にハーヴェイ・ワインスタインによるレイプ被害を公表したところ、翌月にジミーに「(性的暴行を受けたとして)法外な金銭を要求されたことから友情が終わった」という。ジミーは経済的に困窮しており、アーシアに賠償金を求める前にはなんと自身の家族にも損害賠償を請求していた。そういった状況にあったジミーに対し、アンソニーは同情するとともに、長引いて脅されたり自身とアーシアに悪評が立ったりすることを懸念し、まとまったお金でジミーを「助ける」ことにしたのだそうだ。それで全てが終わったと思っていたアーシアにとって、今回の件は「本当にショックで傷付いている。だって、記事は完全に間違っているから。ジミーとセクシャルな関係を持ったことは1度もない!」と報じられているセクハラ事件を否定した。(Hiromi Kaku)
2018年08月22日「#Me Too」運動をけん引してきた1人のアーシア・アルジェントが、未成年に対する性的暴行で訴えられていたことが明らかになった。「New York Times」紙が報じた。アーシアは、昨年10月に「過去レイプされた」とハーヴェイ・ワインスタインを告発し、多くの女性たちに「#Me Too」と声を上げる勇気を与えた。被害者側だったアーシアが、その勇気ある行動からわずか1か月後の11月、子役出身のジミー・ベネットに性的暴行の訴えを起こされていたのだった。現在22歳ジミーは、17歳のときにホテルでアーシアから性的暴行を受けたという。それがトラウマとなり、俳優のキャリアが台無しになったとして約3億8000万円の損害賠償を求めた。ジミーは性的暴行を受ける2013年までは、5年間で約3億円を稼いでいたが、事件以降は1年あたりの収入が約660万円に激減。それは、アーシアとの一件による精神的なダメージのせいだと主張した。アーシア側は今年1月に約4,200万円の支払いで合意したとのこと。ジミーは7歳のときにアーシア監督・出演作の『サラ、いつわりの祈り』でアーシア演じるサラの息子役を演じた。アーシアは性的暴行が起きたとされる2013年5月、ホテルでジミーと撮影した2ショットをSNSに数枚載せ、「私の息子、私のかわいい子」とキャプションを添えた。ジミーの表情は笑顔だった。(Hiromi Kaku)
2018年08月21日グッチ(GUCCI)から、2018年プレフォール コレクションをテーマにした写真集『Disturbia』が登場。ドーバー ストリート マーケット ギンザ、代官山T-SITEにて販売される。発行部数1,000部限定の『Disturbia』は、アーティストでフォトグラファーのピーター・シュレシンジャーがローマで撮影した写真で構成される。都会の風景、夜景、建築物、暗い室内などと、グッチ2018年プレフォール コレクションのピースを身に纏ったモデルを組み合わせ、独特の世界観へと誘う写真の数々が収められている。ローマでは、ジョージ・イーストマン歯科病院の講堂 アウラ・マグナやコッペデ地区などで撮影が行われた。イタリア人監督 ダリオ・アルジェントが手掛けたホラー映画『インフェルノ』や『歓びの毒牙』に登場するロケーションが選ばれており、映画のシーンを思い起こさせるショットや、映画へのオマージュを感じさせる写真が撮影された。また、『インフェルノ』のシナリオが写真とともに掲載されているページもある。その他にも、ホテル メディテラーネオや、フクロウの家と呼ばれるカシーナ・デッレ・チヴェッテなどで撮影が行われた。【詳細】グッチ限定写真集『Disturbia』8,500円<発行部数1,000部限定>主な取扱店舗と発売予定日:・ドーバー ストリート マーケット ギンザ(東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館) 2018年5月5日(土)・代官山T-SITE(東京都渋谷区猿楽町16-15) 5月18日(金)・IDEAオンラインショップ■代官山T-SITE『Disturbia』刊行記念フェア会期:5月18日(金)~5月31日(木) 7:00~翌2:00会場:代官山 蔦屋書店(東京都渋谷区猿楽町17-5) 2号館1階 ブックフロア【問合せ先】グッチ ジャパン カスタマーサービスTEL:0120-88-1921
2018年05月11日マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)の2018-19年秋冬コレクションは、数シーズン振りに同ブランドらしいストリート感溢れるコレクションとなった。ミラノファッションウィークにラグジュアリーストリートの流れを巻き起こした張本人でもあるマルセロだが、この数シーズンはモードの舞台を意識したせいか、落ち着いたコレクションを展開してきた印象が強かった。前回はランウェイにHIPHOP系シンガーのライブを取り入れるなどシーンの広がりを分かりやすく翻訳させたが、今シーズンはピッティ・ウオモでのデビューシーズンを思い出せるエクストリームスポーツで幕を開けた。BMXの技が象徴する過激さや危険さは、レーシングパンツやボンバージャケットのディテールにつながっていく。赤×黒のバッファローチェックやゴシックフォント、グラフィカルに配置されたロゴやタロットカードと、ストリートのアイコンの配置は絶妙。パーカやスウェットに用いられているイタリアの映画監督、ダリオ・アルジェント(Dario Argent)のホラー映画のモチーフも、ラップクルー、ギャングスタといった同ブランドの強烈なキャストとカップリングさせなくても、十分に魅力的だ。アメリカのメジャーリーグの MLB、アメリカのプロバスケットボールリーグのNBAとともに、今回のコラボレーションされたティンバーランド(Timberland)のブーツには、インダストリアルタグが付けられ、シーンの立役者である本領が随所に見られた。Text: Tatsuya Noda
2018年02月11日日本映画が生んだ2大ホラー巨頭の激突を描く『貞子vs伽椰子』が6月18日(土)についに公開。山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、田中美里、甲本雅裕、安藤政信、白石晃士監督、そして“総選恐”の勝者となった貞子が舞台挨拶に登壇した。呪いのビデオの貞子、呪いの家の伽椰子と俊雄、それぞれの呪いにとり憑かれた女子大生の有里と女子高生の鈴花は霊媒師の指示に従い、貞子と伽椰子を直接ぶつけ合い同時消滅させることを画策するが…。山本さんは、映画を見終えたばかりの観客が座る客席を見渡し「やっとこの日が来たという感じです。現場でお会いして以来という方もいて、(映画から)飛び出してきたみたい(笑)。満席で嬉しいです!」と満面の笑みを浮かべた。ほかのキャスト、そして白石監督も満員の客席にほっとしたようだが、過激な発言で喜びを口にしたのは安藤さん。「(出演作の)『GONIN サーガ』も『セーラー服と機関銃 -卒業-』も2週間で打ち切りで悲しかったので、これは入ってほしい!どっちも角川だったので、角川のひともそう思ってると思います(笑)!」と語り、会場を笑いに包む。安藤さんは、撮影エピソードに関するトークでも、自身が演じた霊媒師について「インチキくさい役で、監督も『テキトーにやってりゃいいよ』って感じでした」と語り、これには白石監督もたまらず「そんなことないよ(苦笑)!」と抗議!安藤さんは「“テキトーを真剣に”やってくれたらということ(笑)」と言葉足らずな部分を補足。そして「学生時代からホラー映画ばかり見て育ってきたので、ジョージ・ロメロやダリオ・アルジェントとか大好きだったし、ホラー映画に出られて嬉しかった」としみじみと喜びを口にしていた。また、本作公開前には総選挙ならぬ“総選恐”と称して、貞子と伽椰子の人気投票を開催し、勝者は初日舞台挨拶への出席ができ、逆に敗者は罰ゲームとしてゴミ拾いということで話題を呼んでいたが、ついに結果が判明!66,478票対65,797票で僅差ながら貞子が勝利を収めた。舞台挨拶に登壇した貞子は静かに万歳をし会場をわかす。一方、敗者の伽椰子は俊雄を伴い、渋谷の街に妙になじみながらゴミ拾いをする様子がスクリーンに映し出され、しかも敏雄は「I LOVE 伽椰子」と書かれたTシャツを着ており、会場は愛に包まれた。『貞子vs伽椰子』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月18日エマーソン・レイク・アンド・パーマーの結成メンバーでキーボードのキース・エマーソンの死が、自殺によるものだとロサンゼルスの検死機関が判断した。10日にサンタモニカの自宅で亡くなっているところを発見されていたが、38口径の銃で頭部を撃って自らの命を絶ったと検案書が出された。さらに、同市の福祉保険局の広報担当は、死亡時にキースは心臓病やお酒による気分の落ち込みも患っていたと明かした。長年のパートナーであるカワグチ・マリは以前インタビューの中で、キースは右手の神経にダメージを受けたことでキーボードの演奏に影響が出ており、予定されていたツアーを前に精神的に苦しめられ続けていると話していた。「キースは悪い部分の筋肉を摘出する手術を数年前に受けました。ですが、右手の痛みと神経の問題は悪くなる一方でした。彼はファンをがっかりさせたくなかったのです。完璧主義者でしたし、その完璧に演奏しようとする考えが、彼の気分を落ち込ませ、ナーバスにさせ、不安にさせたのです」カワグチがサンタモニカの自宅マンションに帰宅した際に、キースが死亡しているところを発見。バンドで長きに渡り時を共に過ごしたカール・パーマーがキースの死を公にし、友のために追悼コンサートを開催するつもりだとも発表していた。「キースは今後も唯一無二の存在として君臨するキーボードプレイヤーとして音楽への愛、パフォーマンスへの情熱をもった優しい魂の持ち主です。パイオニアであり革新者であった彼の音楽はロック、クラシック、ジャズの世界で全ての人の心をつかみました」とカールのウェブサイトに声明が出されていた。1970年に結成されたエマーソン・レイク・アンド・パーマーは『カルカス』『恐怖の頭脳改革』などを含むアルバム9枚、ライブアルバム17枚を世に送り出している。2010年にハイ・ボルテージ・フェスティバルでバンド結成40周年を記念してバンドとして最後となるライブを行った。バンド活動をしつつも、キースはソロでも音楽を発表しており、ソロアルバムを出したり、1980年ダリオ・アルジェント監督作『インフェルノ』や1981年シルヴェスター・スタローン主演作『ナイトホークス』で映画音楽も手掛けたりしていた。生涯の伴侶となったカワグチとは、2人の息子をもうけている。(C)BANG Media International
2016年03月17日日本で海外の映画が公開される場合、タイトルを日本人向けにアレンジして付け直すことがあります。これを邦題といいます。最近の邦題はある程度、原題を尊重したものになっていますが、ひと昔前は本当にムチャクチャ。特にホラーやサスペンスの邦題はヒドイものでした(笑)。今回はそんなトンでもない邦題たちを紹介します。●バタリアン1985年に公開されたホラー映画。有名な作品なので、あまり映画に詳しくない人でも、このインパクトのあるタイトルだけは聞いたことがあるかもしれません。原題は『Return of the Living Dead』。直訳すれば『ゾンビの帰還』みたいな感じでしょうか?バタリアンというのは英語で大群という意味で、この邦題がきっかけで『オバタリアン』という流行語は生まれたそうな。●悪魔のゴミゴミモンスターロバート・L・バーリル監督が町おこしのために作ったというSF映画。原題は『MILPITAS MONSTER(ミルピタスモンスター)』。とりあえずモンスターという部分は合っている。巨大なハエがミルピタスという街を襲うストーリーだが、お粗末なデキだったため日本では劇場公開はされず、ビデオが発売されたのみとなった。ハエだからゴミゴミ……ちょっと強引。●夜霧のジョギジョギモンスター1987年に制作されたインドネシアの映画。原題は『PENGABDI SETAN』、英題では『SATAN’S SLEEP』とされているので、直訳すると『サタンの眠り』という感じでしょうか。内容は神様を信じない一家を魔女が襲い、次々と家族をゾンビに変えていくというもの。だけど邦題の自由奔放さが内容を食っちゃってる感じがします(笑)。●ホラー喰っちまったダ!もう出オチ感ありまくりのタイトル。原題は『MICROWAVE MASSACRE』なので、『虐殺の電子レンジ』ぐらいが適当かもしれませんが、そうは問屋がおろさなかったようで(笑)。内容が人食い殺人鬼の話なのでそのへんからインスパイアしたんでしょうけど……ちょっと斜め上でした。●悪魔のかつら屋1967年のホラー映画。原題は『THE GRUESOME TWOSOME』なので直訳すれば『陰湿なふたり』になります。しかし邦題化の洗礼を受けた本作は見事に内容がひと目でわかるタイトルになりました。内容は本当にタイトルのまま。かつら屋の親子ふたりがかつら用の髪の毛を調達するために人間を襲うというもの。72分しかない上に、あまり必要のないシーンが詰め込まれている本作。カルト映画のになるのもうなづけます。●サスペリア2イタリアのホラーの名匠、ダリオ・アルジェント監督の傑作ホラー映画ですが、原題はまったく違います。原題は『Profondo(イタリア語で深紅)』なのでサスペリアとは全く関係ありません。『サスペリア』(こちらは原題もSuspiria)という作品は別にあり、こちらが日本で公開されて大ヒットしたので、サスペリアとは全く関係ない本作を急きょ"2"に仕立てて公開にもちこんだのです。しかもサスペリアよりも前に製作、公開された映画なのに。無茶苦茶です(笑)。●超能力学園Z化学実験の失敗によって超能力に目覚めた高校生が、その力を使って様々なイタズラをするという1982年制作のSFコメディ映画。原題は全然違う『Zapped!(やっちゃったぜ!)』。超能力と学園までは非常にその通りなのですが、最後の"Z"がよくわかりません。ちなみに続編『Zapped Again!』も作られましたが、あえなく邦題化の洗礼に遭い『超能力学園Z PART2 パンチラ・ウォーズ』という欲張りすぎ感満載のタイトルでテレビ放映されました。●武装強盗団/俺たちに明日はない2『俺たちに明日はない(原題:Bonnie and Clyde)』はアカデミー賞10部門にノミネートされるほどの名作として知られているが、その名作の続編っぽいタイトルがつけられた本作は超がつくほどのカルト映画。しかも『俺たちに明日はない』よりも前に制作されていたにも関わらず、"2"がついている。ここまでくるとちょっと意味不明です。●沈黙の陰謀有名な沈黙シリーズですが、沈黙がつけられているのは邦題だけ。沈黙の陰謀は『The Patriot』、沈黙の要塞は『On Deadly Ground』、沈黙の戦艦は『Under Siege』といった感じでなにひとつ原題は沈黙していません。●ベルリン忠臣蔵1985年制作の西ドイツの映画。原題は『SUMMER OF SAMURAI(夏の侍)』。現代のドイツに大石内蔵助が蘇り、悪い事をする会社の人間を成敗していくという内容からしてトンでもな作品。大石内蔵助=忠臣蔵ということでつけられた邦題なのですが、作品の舞台はハンブルグでベルリンはまったく関係なし(笑)。70年~80年代にはこういったインパクトのあるハチャメチャな邦題がつけられていました。当時は勇気と勢いのある映画マンや宣伝マンが多かったことがうかがえます(笑)。これら以外にもおもしろい邦題がつけられた作品は多くありますので、気になる人は調べてみるのもいいかもしれませんね!(貫井康徳@dcp)
2012年10月21日開催中のヴェネチア国際映画祭において、昨年に続いて2度目の試みとなる「3D映画部門」のグランプリ発表に、この部門の審査委員長を務める清水崇監督が登場!つい2日前にクランクアップしたばかりの新作3Dホラー『ラビット・ホラー3D』の一部が会場で上映され、喝采を浴びた。昨年の映画祭では、新設されたこの部門のプレゼンターを務めた清水監督だが、今年は審査委員長に就任。映画祭エグゼクティブ・ディレクターのマルコ・ミューラーの紹介を受けて威厳たっぷりに登場!…と思いきや、清水監督は新作に登場するウサギの被り物を着けたまま姿を現し、これには現地の観客は大喜び!フッテージ上映された『ラビット・ホラー3D』は、いまだスタッフさえも観ていないというもので、正真正銘に“世界初上映”。世界的な撮影監督クリストファー・ドイルをスタッフに迎え、満島ひかり、香川照之、大森南朋といった実力派キャストで描く3Dホラーで、夜な夜な現れる不気味なウサギの着ぐるみと退治する姉弟の姿を描いている。まだVFXなどが全く施されていないながらも、スリルに満ちあふれた映像に、客席からは拍手がわき起こった。そして、「3D映画部門」の発表。15本のノミネート作品の中から清水監督をはじめとする審査員たちが選んだのは『アバター』と『ヒックとドラゴン』の2本。異例の2作同時受賞について清水監督は「全く違う視点で作られているのが面白い」と説明。さらに3D映画の今後について「数年前までは自分も3Dにさほど興味があったわけではなかった。だが、実際に自分で作ってみて、考えを改めた。しかもそんな新しい分野をこの世界で最も歴史ある映画祭がいち早く取り上げたこと、それ自体が映画の可能性を示している。3Dというといまだにどうしても『こけおどしの子供向け』というイメージが強いが、それが変わってほしいと思う。今後もクリエイターとして、技術に操られるのではなく、技術を使って素晴らしい映画を作って行かなければという気にさせられた」と決意と共にその可能性の広がりを訴えた。ちなみに、会場にはホラー映画巨匠ダリオ・アルジェントも姿を見せ、清水監督と握手を交わした。『ラビット・ホラー3D』の日本公開は2011年を予定。■関連作品:ヒックとドラゴン 2010年8月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved. アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedラビット・ホラー3D 2011年公開予定第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:『十三人の刺客』にスタンディングオベーション7分!金獅子に三池監督手応えアリ?三池崇史監督、SMAP稲垣の“悪役”起用を説明『ラビット・ホラー3D』撮影終了!「怖いのは苦手」な満島ひかり、リアル恐怖体現劇中では赤ジャージのカトリーヌ・ドヌーヴ、華麗なドレスでヴェネチア降臨清水崇が満島ひかり×香川照之×大森南朋で3Dホラー再挑戦!ヴェネチアで一部を上映
2010年09月11日