オースティン・バトラーとダーレン・アロノフスキーが初のコンビを組むことになった。犯罪スリラー映画で、タイトルは『Caught Stealing』。原作はチャーリー・ヒューストンの小説。ヒューストン自身が脚色を手がける。バトラーが演じる主人公は、ニューヨークの闇世界に足を踏み入れることになる元野球選手。ソニー・ピクチャーズが製作配給を手がける。バトラーの最近作は『デューン砂の惑星PART 2』。アロノフスキーの最近作は、ブレンダン・フレイザーをオスカーに導いた『ザ・ホエール』。映画『デューン 砂の惑星PART2』公開中(C)2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights ReservedIMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.文=猿渡由紀
2024年03月28日ダーレン・アロノフスキーのデビュー作である映画『π〈パイ〉 デジタルリマスター』が、2024年3月14日(木)よりホワイトシネクイントほかにて公開される。数字に取りつかれた男の妄想、狂気のカルトムービー映画『π』は、『ブラック・スワン』や『ザ・ホエール』も手掛けたダーレン・アロノフスキーが監督を務めた、衝撃のデビュー作。数字に取りつかれた男の妄想を、モノクロームで構築した先鋭的な視覚世界と聴覚を襲うサウンドで表現したカルトムービーだ。サウンドトラックにはマッシヴ・アタックや、エイフェックス・ツイン、ロニ・サイズなどが参加しており、全編にわたり流れるBGMは『π』以降、『レクイエム・フォー・ドリーム』『レスラー』『ブラック・スワン』など多くのアロノフスキー作品を手掛けるクリント・マンセルが担当。緊張感を煽るサウンドが、鬼気迫る映像に拍車をかけている。デジタルリマスターを経てより鮮烈に不安が脳に侵食し、増殖していくかのような狂気を映し出す『π』は1998年のサンダンス映画祭で「デヴィッド・リンチとキューブリックの世界を合わせもつ」と絶賛され、最優秀監督賞を受賞。そんな『π』が、A24によるデジタルリマスターを経て、より鮮烈にスクリーンに蘇る。主人公マックスの変わっていく姿や、目まぐるしく映し出される街、薬、銃、そして数字の描写に注目だ。映画『π〈パイ〉デジタルリマスター』あらすじ天才的IQと数学能力を誇るマックス・コーエン。宗教真理からウォール街の株価予測まで、世界は全て数式で説明できると確信しており、マンハッタン・チャイナタウンの自宅にある自作コンピューターで日々神秘の数字の法則探しにのめり込んでいる。そして、ついに核心に触れると思った瞬間、彼は謎の組織から付け狙われはじめ、そして彼の脳内には異常な変化が起こり始める。【詳細】映画『π〈パイ〉 デジタルリマスター』公開日:2024年3月14日(木)監督:ダーレン・アロノフスキー出演︓ショーン・ガレット、マーク・マーゴリス、スティーヴン・パールマン原題︓π配給︓ギャガ
2024年02月08日A24製作・配給、ダーレン・アロノフスキー監督の最新作にしてブレンダン・フレイザー主演で贈る『The Whale』が、『ザ・ホエール』として2023年4月に公開決定。場面写真が解禁となった。ボーイフレンドのアランを亡くして以来、現実逃避から過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー。アランの妹・看護師のリズの助けを受けながら、オンライン授業でエッセイを教える講師として生計を立てているが、心不全の症状が悪化し命の危険が及んでも病院に行くことを拒否し続けている。しかし、自分の死期がまもなくだと悟った彼は、8年前、アランと暮らすため家庭を捨てて以来別れたままだった娘エリーに再び会おうと決意。彼女との絆を取り戻そうと試みるが、エリーは学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた…。第79回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映時より主演のブレンダン・フレイザーの演技に絶賛の声が寄せられていた本作は、12月9日より北米6館で限定公開。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を凌ぐ2022年公開作品の1クリーンあたりの数字を記録し、BOX OFFICEは合計360,000USドル、1スクリーン平均60,000USドルの興収を上げた。ヴェネチア国際映画祭にてこれは2022年の1スクリーンあたりの興収平均の最高記録、またアロノフスキー監督作品としては『ブラック・スワン』以来最高のオープニング成績を叩き出している。現地12月21日からは拡大公開、さらに2023年1月に超拡大公開を予定しており、期待が寄せられている。アロノフスキー監督の『マザー!』(17)以来5年ぶりの最新作は、劇作家サム・D・ハンターによる舞台劇の映画化。初めて舞台をみたその日から長らく構想を温め続けていた企画が10年余りの時を経て、ブレンダンを主演に迎え、かつてないほどに心を揺さぶる物語を生み出した。自宅のソファからほとんど動かず、引きこもり生活を送り続けた結果、重度の肥満症となったチャーリー。さらに心不全を患い自身の死期が近いことを悟ったことで、過食の原因ともなった長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意。自らが壊してしまった家族、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする彼の最期の5日間を描く。ブレンダン・フレイザーハリウッド外国人記者協会元会長によるセクハラのためハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていたブレンダンが、272キロの巨体の男チャーリーになりきり、全身全霊で挑むその姿は観る者の心を捉えて離さず圧巻の存在感をみせつける。彼が演じるチャーリーは、大きな勇気を持って演じなければならず、容姿、内面とも脆弱な姿を完全にさらけ出すことを求められたという。ブレンダンは「この役を演じるのが怖かった」と明かし、「自分の限界を越えて深く掘り下げ、わたしのすべてを見せたつもりだ。それがこの映画に焼き付いているよ。あまりにハードでパーソナルな経験だったから、撮影の前と後では違う自分になっていた。このチャンスに感謝している」と語る。アロノフスキー監督は「この映画の登場人物たちは善人でも悪人でもない。僕らと同じようにグレーゾーンの中で生きていて複雑だ。それでも皆お互いに対してのエンパシー(思いやり)を抱いている。以前よりも人々が互いに背を向けているような今だからこそ、重要な問いかけだと思う」とコメント。心をえぐるような喪失と絶望、深い悲しみ、複雑で多くの重荷を抱えながらもどこかチャーミングさと温かさ、知性を兼ね備えるチャーリー。世界から断絶せざるをえなくなった彼が、心の奥底で信じ続ける願い。誰しもが抱える人間の弱さを率直に描いていく。娘のエリー役で「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズで“マックス”役を演じているセイディー・シンク、『ザ・メニュー』『ダウンサイズ』と話題作への出演が相次ぐホン・チャウらが脇を固め、本格化する本年度の賞レースを駆け巡る。『ザ・ホエール』は2023年4月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:The Whale 2023年春、全国にて公開
2022年12月21日地中海の島国・マルタ製作の映画としては日本初上陸となる『ルッツ 海に生きる』(原題:LUZZU)の公開が決定。ポスタービジュアルも完成した。景観の美しさから、映画の撮影地としてよく知られているマルタ共和国。マルタには、映像制作への奨励金制度があることから、『グラディエーター』、『モンテクリスト伯』、『トロイ』、『ミュンヘン』など、数多くの映画が撮影されている。そんなマルタ製作映画日本初上陸作となる本作は、マルタ特有の伝統漁船ルッツの漁師ジェスマークを主人公にした人間ドラマ。誇りを持てる漁師という仕事と、家族を養うためにお金を稼がなければならないという現実との狭間で、もがく主人公の苦悩と葛藤を描き、さらには地球温暖化の問題、EUの共通漁業政策、格差問題など社会の不条理に切り込んだ。主演を務めたのは、俳優ではなく、実際ルッツの漁師として働いているジェスマーク・シクルーナ。演技未経験ながら、自然かつ見事な演技を見せ、サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドラマティック部門で俳優賞を受賞。そして、サンダンス映画祭出品以来、映画批評サイト「ロッテントマト」で1年以上にわたり、評価が100%になっている秀作だ(4月25日現在)。併せて公開されたポスタービジュアルは、生まれたばかりの子どもに発育不良が見つかったシーンをデザイン。ジェスマークの苦悩と葛藤を表現した。なお本作は、映画を語るWeb番組として活動してきた「活弁シネマ倶楽部」が初めて共同配給する作品となる。『ルッツ 海に生きる』は6月24日(金)より新宿武蔵野館ほかにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ルッツ 海に生きる 2022年6月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2021 Luzzu Ltd
2022年04月27日『レクイエム・フォー・ドリーム』以来21年、ジャレッド・レトとダーレン・アロノフスキー監督が再び組むことになった。作品は『Adrift』。鈴木光司の『仄暗い水の底から』に含まれる短編小説のひとつで、10年前からレトが映画化を望んでいたものだという。プロデューサーは低予算ホラーをヒットさせることで有名なジェイソン・ブラム。アロノフスキーは次に別の映画を監督する予定で、今作はその後になるようだ。レトの最新作は、22日にアメリカで劇場公開とHBO Maxの同時配信が始まる『The Little Things』。共演はデンゼル・ワシントンとラミ・マレック。その後には『モービウス』が控える。文=猿渡由紀
2021年01月29日1993年製作『ギルバート・グレイプ』でジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオ演じる兄弟の母親役を演じたダーレン・ケイツが亡くなった。69歳だった。ダーレンの姉妹シェリがFacebookで「予期せぬ死だった」と明かしている。「People」誌によると、ダーレンは『ギルバート・グレイプ』の原作の著者で同映画の脚本も担当したピーター・ヘッジスによって見い出された。トーク番組の「Too Heavy to Leave Their House」(太り過ぎて家を出ることができない)というテーマの回に出演し、肥満との闘いを語るダーレンを見て、『ギルバート・グレイプ』のボニー・グレイプ役にキャスティングしたという。この映画は19歳だったディカプリオに初のアカデミー賞ノミネートをもたらした記念すべき作品。母親役を演じたダーレンの訃報を聞いた彼はFacebookで「彼女はいままで一緒に働いてきて誇りに思える、母親役でもっとも優れた人だった」と称え、彼女と家族を気遣うメッセージを送っている。ダーレンはここ数年で約113キロ減量し、今年は映画『Billboard』(原題)にも出演。「IMDb」のステータスでは「ポストプロダクション」(撮影後)となっているため、これが遺作となる可能性が高い。(Hiromi Kaku)
2017年03月29日ジェニファー・ローレンス(26)とダーレン・アロノフスキー監督(47)がニューヨークで夕食を楽しんだ後にキスをしている姿が撮られた。最近、ロサンゼルスでデートをしている姿が何度も目撃されていることで交際が噂されている2人が2日、ニューヨークの街中で手を繋いでキスをしている写真をDailyMail.comが掲載している。ハビエル・バルデムやミシェル・フェイファーらも出演するタイトル未定の新作映画をきっかけに、今年の夏2人は急接近したと言われている。ある関係者はザ・サン紙に対し「ジェニファーとダーレンは周囲に気づかれないように心がけていますが、お互いにとても惹かれあっていますよ」「最近ジェニファーは仕事でへとへとになっていて、ダーレンに支えてもらっていました。連絡を常に取り続けていたようです。2人の愛情は本物のようですね」と語っている。元パートナーのレイチェル・ワイズとの間に10歳の息子ヘンリー君を持つダーレンと交際中のジェニファーは、お互いに私生活への注目を望まないことから、元恋人であるコールドプレイのフロントマン、クリス・マーティンと交際しているときよりもストレスが少ないと感じているそうだ。ある関係者は「クリスと交際していたときジェニファーはとてもストレスを抱えていました。でもダーレンとであればおそらく違うでしょうね」「クリスのようにダーレンは注目を集めることはありませんし、彼は目立ちたがり屋ではありません。セレブとしての立ち位置を楽しむようなタイプではないんですよ。ジェニファーも同じです」と語る。現在のところ、どちらも交際を正式に認めているわけではないが、以前ジェニファーがあるインタビューの中で、理想の男性は自分自身に感銘を与えてくれる人だと明かしていた。(C)BANG Media International
2016年11月06日『ナイロビの蜂』でオスカー助演女優賞候補になったレイチェル・ワイズと、『レスラー』のダーレン・アロノフスキー監督が数か月前に婚約を解消していたことが分かった。2人の間には4歳になる息子、ヘンリー・チャンスくんがいる。9日、彼らの代理人がゴシップ・サイト「TMZ.com」に「レイチェル・ワイズとダーレン・アロノフスキーは数か月前に別れましたが、親しい友人として、共にニューヨークで息子を育てていきます」と語った。破局の理由は明らかにされていない。子育てを大切に考え、互いの仕事のスケジュールを調整し、できる限り家族が一緒に過ごせる努力をしているとレイチェルはかつてインタビュー等で語っていたのだが。2人の交際は9年間に及び、2006年にアロノフスキーはレイチェルを主演に迎えて『ファウンテン永遠につづく愛』を監督している。2人はJFK夫人のジャッキー・ケネディの伝記映画の製作も計画していたが、今回の破局により、この企画が実現するかどうかも微妙になった。(text:Yuki Tominaga)写真は9月。トロント国際映画祭でアロノフスキー監督作『ブラック・スワン』(仮題)が上映された際のもの。■関連作品:ラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved. レスラー 2009年6月13日よりシネマライズ、TOHOシネマズ シャンテ、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© Niko Tavernese for all Wrestler photosファウンテン永遠につづく愛 2007年7月14日より銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2006 Warner Bros. Entertainment Inc. ©2006 Twentieth Century Fox.ブラック・スワン (仮題) 2011年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:金獅子賞はソフィア・コッポラ作品!“元カレ”タランティーノ感激?日本勢は無冠ヴェネチア国際映画祭開幕!ナタリー・ポートマン、過激なシーンも「覚悟してたわ」ナタリー・ポートマンがダークサイドに?主演作がヴェネチアでオープニング上映決定ジョニー&「SATC」4人組…写真でふり返る来日ハリウッドスター2010年上半期悩んだときに励まされる言葉第1位はあのバスケ漫画の名監督のひと言!
2010年11月10日